JP6107245B2 - テレビ会議機能を有する電話主装置 - Google Patents

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Description

本発明は、映像データを配信する機能を有する電話主装置に関する。
多数のテレビ会議端末からの映像データを合成処理して各テレビ会議端末へ配信する、多地点テレビ会議装置に関わる技術が知られている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、この種の技術は、一般的に、多地点テレビ会議に専用の制御装置に関わる技術であって、ビジネスホン等の電話システムとの連携を前提にしていない。このため、テレビ会議システムを導入しようとする事業者は、電話システムとは別に多地点テレビ会議システムを導入する必要があり、初期投資が高価であり、また、テレビ会議を開催していない時間帯は無駄な設備であるので、テレビ会議の開催頻度が低い事業者にとっては非効率なシステムとなっていることが多い。
これに対し、電話システムを構成する電話主装置は、IP(Internet Protocol)化の進展と共に、映像データを含むマルチメディア化が進展しており、監視カメラやインターホン等の映像を配信できるものもある。
特開平11−234643号公報
そこで、本発明の課題は、テレビ会議用の映像データとテレビ会議以外のモニター用の映像データを効率的に配信処理できるテレビ会議機能を有する電話主装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、1以上の外線と複数の内線を収容し、1以上の映像配信元から受信した映像データを、テレビ会議に係る映像データおよびまたはテレビ会議に係らない映像データとして配信する、電話システムを構成する電話主装置であって、1以上の映像配信元から映像データを受信する映像データ受信手段と、複数の映像データを合成する映像データ合成手段と、前記受信した映像データまたは前記合成した映像データを所定の配信先へ配信する映像配信手段と、映像データの配信元を識別するN個の配信元IDと映像データの配信元または配信先に係るアドレス情報を対応付けて記憶すると共に、前記配信元IDの内の特定のM個(M<N)の配信元IDをテレビ会議用配信元IDとして管理する配信元ID管理手段と、を有し、前記テレビ会議用配信元IDのいずれかを指定する映像データ配信要求を受信した場合に、前記指定された配信元IDに対応するアドレス情報に基づいて1以上の映像配信元にアクセスし、受信した映像データまたは受信した複数の映像データを合成した映像データを、テレビ会議に係る映像データとして当該配信元IDに対応付けられた1以上の配信先へ配信し、前記テレビ会議用配信元ID以外の配信元IDのいずれかを指定する映像データ配信要求を受信した場合に、前記指定された配信元IDに対応するアドレス情報に基づいて映像配信元へアクセスし、受信した映像データを、テレビ会議に係らない映像データとして当該配信元IDに対応付けられた配信先へ配信することを特徴とする。





本発明によれば、テレビ会議用の映像データとテレビ会議以外の映像データを効率的に配信処理できるテレビ会議機能を有する電話主装置を提供することができる。
本発明によるテレビ会議機能を有する電話主装置は、テレビ会議を開催していない状態であっても、監視カメラやカメラ付きインターホンからの映像データを所定の内線端末に配信できるので、映像配信が多用途で効率的である。しかも、内線端末IDと配信元カメラIDは同一である必要がないので、共用カメラを一時的に自席に移動することにより、自身を撮像するカメラを内蔵していない内線端末の利用者も、自席からテレビ会議に参加することが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る電話主装置1を含む全体構成図および電話主装置1の内部ブロック構成図である。 図2は、配信元ID管理部18の記憶内容の一例である。 図3は、電話主装置1と各内線端末との間のシーケンス例である。 図4は、電話主装置1の動作フローチャート例である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電話主装置(以下、本装置)1を含む全体構成図および本装置1の内部ブロック構成図である。
本装置1は、外線2を介して電話網を含むWAN(Wide Area Network)3と接続され、また、内線としてのLAN(Local Area Network)4を介してネットワークカメラ5,カメラ付内線端末6,内線端末7,共用カメラ8と接続されている。WAN3およびLAN4は、例えば、IPネットワークである。なお、ネットワークカメラ5,カメラ付内線端末6,内線端末7,共用カメラ8の設置数は、本装置1が許容する範囲で任意である。
ネットワークカメラ5は、LAN4に接続される監視カメラ等であり、撮像している映像データを映像BOX51に蓄積する。映像BOX51に蓄積された映像データは、本装置1側から映像BOX51にアクセスして取り出す。
なお、図1において、映像BOX51は、ネットワークカメラ5に内蔵されている例を図示しているが、この映像BOX51は、ネットワークカメラ5とローカル接続された外部の機器であってもよいし、ネットワークを介して接続されるファイルサーバ等であってもよい。
カメラ付内線端末6は、端末カメラ62を内蔵している内線端末である。操作/表示部61は、内線端末7の操作/表示部61と同等であり、映像関係以外の機能は内線端末7と同等である。端末カメラ62は、撮像している映像データを映像BOX61に蓄積する。映像BOX61に蓄積された映像データは、本装置1側から映像BOX61にアクセスして取り出す。
なお、図1において、映像BOX61は、カメラ付内線端末6に内蔵されている例を図示しているが、この映像BOX61は、カメラ付内線端末6とローカル接続された外部の機器であってもよいし、ネットワークを介して接続されるファイルサーバ等であってもよい。
内線端末7は、本装置1に帰属する内線端末であり、例えばボタン電話機である。映像関係以外の機能はカメラ付内線端末6と同等である。ただし、操作/表示部71における表示デバイスは、カメラ付内線端末6の操作/表示部61と同等であり、映像データの表示が可能である。従って、内線端末7は、LAN4を介してネットワークカメラ5にアクセスし、監視映像を表示することが出来る。また、テレビ会議(仮想会議室と称することもある)やテレビ電話において、相手の映像データを表示することも出来る。
共用カメラ8は、LAN4に接続出来る場所であれば、任意の場所に移動できる可搬型の映像カメラであって、撮像している映像データを映像BOX81に蓄積する。映像BOX81に蓄積された映像データは、本装置1側から映像BOX81にアクセスして取り出す。本実施形態においては、この共用カメラ8は、内線端末7の近傍に配置されていて、テレビ会議に参加している内線端末7の使用者(仮想会議室に入室している会議参加者)を撮像しているものとする。
なお、図1において、映像BOX81は、共用カメラ8に内蔵されている例を図示しているが、この映像BOX81は、共用カメラ8とローカル接続された外部の機器であってもよいし、ネットワークを介して接続されるファイルサーバ等であってもよい。
次に、本装置1の内部ブロック構成について説明する。本装置1は、外線インタフェース部11,内線インタフェース部12,通話路スイッチ13,音声合成部14,制御部15,映像合成部16,映像受信配信部17,配信元ID管理部18,配信用映像BOX19から構成される。
外線インタフェース部11は、外線2を介して繋がるWAN3と、本装置1内の各部との間で、発着信に係る制御データ,音声データ,映像データを中継する手段である。
内線インタフェース部12は、内線としてのLAN4を介して繋がる、ネットワークカメラ5,カメラ付内線端末6,内線端末7と、本装置1内の各部との間で、発着信または端末制御に係る制御データ,音声データ,映像データを中継する手段である。
通話路スイッチ13は、制御部15からの指示に従って、外線インタフェース部11と内線インタフェース部12との間で、自通話路スイッチ13内の各通話路(図示せず)を流れる音声データの交換を実行する手段である。また、制御部15からの指示に従って、通話路を流れる複数の音声データを、音声合成部14へ出力すると共に、音声合成部14から合成された音声データを入力し、制御部15が指示した通話路へ出力する。
音声合成部14は、制御部15からの指示に従って、通話路スイッチ13から入力される複数の音声データを合成すると共に、合成した音声データを通話路スイッチ13へ出力する手段である。なお、この音声合成はテレビ会議に参加する多地点の参加者からの音声を合成し、会議音声として各参加者に配信するためである。この処理は、一般的な電話会議に係る処理と同様であり、詳細な説明は割愛する。
制御部15は、本装置1内の各部を制御して、電話発着信に係る制御や、テレビ会議またはテレビ会議以外の映像データの配信制御を実行する手段である。映像データの配信に係る制御については後述する。
映像合成部16は、制御部15を介して配信元ID管理部18を参照し、映像受信配信部17から入力する複数の映像データを縮小多画面に合成し、一つの映像データとして映像受信配信部17へ出力する手段である。
映像受信配信部17は、制御部15を介して配信元ID管理部18を参照し、外線インタフェース部11または内線インタフェース部12を介して、配信元ID管理部18に記載されているカメラの各映像BOXへアクセスして、各映像BOXに蓄積されている映像データを収集(ダウンロード)し、配信用映像BOX19に蓄積する手段である。ここで、テレビ会議用の複数の映像データは、映像合成部16へ出力し、映像合成部16で合成された映像データを、配信用映像BOX19の所定の箇所に蓄積する。
配信元ID管理部18は、配信元の各映像BOXを識別する配信元ID(アドレスであってもよい)と、その映像BOXに対応する映像リソース(カメラやテレビ会議に参加しているカメラ)を示すIPアドレスと、を対応付けて記憶する手段である。詳細は後述する。
配信用映像BOX19は、映像受信配信部17内にあり、映像受信配信部17が収集した映像データ、または映像合成部16からの合成された映像データを、映像受信配信部17からの指示に従って、所定の箇所に蓄積する手段である。配信用映像BOX19に蓄積されている映像データは、各内線端末側からアクセスして取り出す。
ところで、本実施例において、各映像データの配信は、配信を要求する側から各映像BOXにアクセスして、目的の映像データをダウンロードするプル型の映像配信として説明しているが、各映像データの配信元から配信を要求する側へアクセスして映像データを送信するプッシュ型の映像配信であってもよい。
図2は、配信元ID管理部18が記憶している内容の一例を示す図である。本実施例において、列201は映像データの配信元を識別する、M(=3)個の仮想会議室を含むN(=63)個の配信元IDが登録されている。具体的には、図2における配信元IDは、01〜63の範囲の値で、その内、01〜14までをネットワークカメラ5に、21〜34を内線端末6,7に、61〜63を仮想会議室(テレビ会議用)に割当ている。なお、この例では、内線端末Bと共用カメラ8を一時的に対応させている。
列202は、内線端末6,7がアクセスしてくる配信用映像BOX19のポート番号である。なお、ポート01〜63は変数であって、実際のポート番号は変動する(固定でもよい)。列202において、配信元ID=01〜14の行は、本装置1が、列203を参照してアクセスした、ネットワークカメラ5から取得した映像データのポート番号であり、内線端末はこのポート番号のいずれかにアクセスして、所望の映像データを取得する。
列202において、配信元ID=21〜34の行は、本装置1が、列203を参照してアクセスした、内線端末に対応する端末カメラ62または共用カメラ8から取得した映像データのポート番号であり、テレビ電話をする内線端末6,7はこのポート番号のいずれかにアクセスして、相手の映像データを取得する。
列202において、配信元ID=61〜63の行は、本装置1が、列203を参照してアクセスした、テレビ会議に参加している内線端末に対応する端末カメラ62または共用カメラ8から取得し、テレビ会議に参加している内線端末からの映像を合成(縮小多画面)した映像データにアクセスするポート番号であり、テレビ会議に参加する各内線端末6,7はこのポート番号のいずれかにアクセスして、合成されたテレビ会議の映像データを取得する。
列203は、各配信元IDに対応する映像データ取得先の映像BOXのアドレス(本装置1がアクセスして映像データを取得してくる先のIPアドレスもしくはURI(Uniform Resource Identifier))である。列203において、配信元ID=01〜34に対応する行には、各カメラの映像BOX51,63,81のアドレスが予め登録されている。
列203において、配信元ID=61〜63に対応する行には、各仮想会議室に入室している内線端末6,7に対応する映像BOX63,81のアドレスが、テレビ会議が開催されている期間だけ登録される。即ち、いずれの内線端末も仮想会議室に入室していない場合は値がクリアされていて、仮想会議室が空いている状態である。そして、いずれかの内線端末が仮想会議室に入室する毎に、その内線端末に対応する映像BOXのIPアドレスもしくはURIを登録し、内線端末が仮想会議室から退室する毎に、その内線端末に対応するカメラの映像BOXのアドレスをクリアする。
例えば、図2の行261では仮想会議室Aに3台の内線端末が参加している状態、行262では仮想会議室Bに4台の内線端末が参加している状態を、行263では仮想会議室Cが空いている状態を示している。
なお、仮想会議室の数や一つの仮想会議室に入室できる内線端末の数は、音声データや映像データの合成処理能力やシステム的な制限条件に応じて上限が決まる。
図2を用いた映像配信の具体例として、まず、内線端末A(いずれかの内線端末6)により、ネットワークカメラA(いずれかのネットワークカメラ5であり、例えば、入口に設置されている監視カメラ)が撮像している映像をモニターする場合の動作について説明する。
内線端末Aは、配信元ID=01を指定する特定操作(例えば、内線#01)により、ネットワークカメラAを指定した映像配信を要求する呼設定要求を本装置1へ送信する。呼設定要求を受信した本装置1は、配信元ID管理部18を参照して配信元ID=01に対応するカメラの映像BOX51のアドレス(図2における行201の列203の値“192.168.1.101”)へアクセスし、当該ネットワークカメラAの映像BOX51から映像データを取得する(ダウンロード)。取得した映像データは、配信用映像BOX19のポート01に対応する箇所に蓄積する。そして、内線端末Aは、そのポートにアクセスして、本装置1がダウンロードした映像データを取得し、取得した映像データを復元して、内線端末Aの表示部61に表示する。
なお、内線端末Aの表示部61に表示される映像は、各映像BOXを経由しているので、遅延が発生するが、映像データを高速に入出力処理すれば、リアルタイム映像に近づけることが出来る。
また、複数の内線端末から同一のネットワークカメラ5の映像データの配信要求があった場合であっても、本装置1が代表してネットワークカメラ5から映像データを取得するので、ネットワークカメラ5と本装置1の映像データの伝送速度は、1対1の通信速度に対応すればよく、ネットワークカメラ5が多対地に配信する場合に比べて効率的である。
次に、内線端末同士での映像を伴うテレビ電話を行う場合の動作について説明する。例えば、配信元ID=21に対応するカメラ付の内線端末Aが、相手先の内線端末B(配信元ID=22に対応する共用カメラ8を使用する)へ発信(内線呼出)する際に、呼設定要求に相手先の内線番号と自内線端末の映像データの配信元ID=21を付加して本装置1に通知し、この呼設定要求を受信した本装置1は、着信側となる内線端末Bに対して発信側の内線端末Aから通知された配信元IDを含む呼設定要求を通知する。着信側の内線端末Bで応答操作が行われると、内線端末Bは、本装置1に対して自内線端末側の映像データ送信に用いる共用カメラ8に対応する配信元ID=22を含む応答を返信する。着信側からの応答を受信した本装置1は発信側の内線端末Aに対して着信側の内線端末Bから通知された配信元IDを含む応答を通知すると共に、通話路スイッチ13を制御して、それぞれの内線端末の通話路を接続する。
そして、本装置1は、配信元ID管理部18を参照し、受信した配信元ID=21,22に対応するカメラのIPアドレス(図2の行221及び行222に対応する列203の値)を抽出し、当該IPアドレスのカメラの映像BOX63,81から映像データを取得し、その取得した映像データを配信用映像BOX19内のポート21,ポート22に対応する箇所に蓄積する。
内線端末A,Bの各々は、本装置1の配信用映像BOX19のポート22,ポート21へアクセスし、本装置1が取得した相手の映像データを取得し、取得した映像データを自端末の表示部61,71に表示する。これによって、内線端末Aと内線端末Bとの間で、テレビ電話による通話が実現される。
なお、内線端末Aと内線端末Bとの間で、直接的に映像データを授受することも可能であるが、各内線端末側の映像BOXへのアクセスを本装置1に限定することにより、不正アクセスを防止できる効果がある。
ところで、共用カメラ8は、内線端末の外部に独立して設置されたカメラで、カメラを内蔵しない内線端末7や、端末カメラ62を使用せず別の画角からの映像を送信したいカメラ付内線端末6の傍に移動して用いられる。
次に、複数の内線端末がテレビ会議に参加(仮想会議室に入室)する場合の動作について、図3を併用して説明する。
図3は、内線端末A,B,Cによるテレビ会議(仮想会議室A)に係る本主装置1と各内線端末との間のシーケンス例である。
仮想会議室Aに最初に入室する内線端末Aは、仮想会議室Aを指定する特定操作をし(例えば、内線番号961をダイヤル)、内線端末Aの映像BOX63に対応する配信元ID=21と仮想会議室Aへの接続要求を意味する内線番号(=961)を含む呼設定要求を本装置1へ送信する(S311)。
当該呼設定要求を受信した本装置1は、内線端末Aが仮想会議室Aへの仮想会議室Aへの入室を要求していると判断し、仮想会議室Aに入室可能であれば、配信元ID管理部18を参照し、指定された仮想会議室Aの配信用映像BOXのポート61(図2の行261に対応する列202)を許可応答に含めて内線端末Aに通知する(S312)。
そして、本装置1は、配信元ID管理部18を参照して、内線端末から通知された配信元ID=21に対応する映像BOXのアドレスを行261の列203に書き込むと共に、映像受信配信部17を制御して、当該映像BOXのアドレスへアクセスし、映像データを取り出し(S313)、映像合成部16で他の映像(ここではまだ他の内線端末は居ないので無し)と合成した映像データを仮想会議室Aの配信用映像BOXのポート61の箇所に蓄積する。また通話路スイッチ13に指示して内線端末Aの通話路を音声合成部14に接続する。
内線端末Aは、本装置1から通知されたポート61にアクセスして配信用映像BOX19から仮想会議室Aのテレビ会議の映像データを取り出し(S314)、自内線端末の表示部61に表示する。これによって、仮想会議室Aには内線端末Aが入室し、更に他の内線端末が入室するのを待っている状態となる。
以下、同様にして、内線端末Bが仮想会議室Aに入室し(S321〜S324)、内線端末Aと内線端末Bによるテレビ会議が開始される。さらに内線端末Cが仮想会議室Aに入室し(S331〜S334)、内線端末A,B,Cによるテレビ会議が開始される。
テレビ会議中、映像合成部16は、映像受信配信部17が各内線端末の映像BOXへ常時アクセスして取得した映像データを、テレビ会議用の縮小多画面の映像に合成し、映像受信配信部17は合成されたテレビ会議の映像データを、常時、配信用映像BOX19のポート61の箇所に蓄積する。
また、テレビ会議中、制御部15は、通話路スイッチ13を制御して、仮想会議室に入室している各内線端末からの音声データを音声合成部14で合成してテレビ会議用の音声として、各内線端末へ配信する。ここで、各内線端末へ配信する合成された音声データは、配信先におけるハウリングまたはエコーを抑止するために、配信先の内線端末毎に、当該内線端末が本装置1へ送信してきた音声データの成分を減じたものである。この音声データの合成に係る処理は、通常の音声会議と同様の処理である。
なお、仮想会議室からの退室は、退室する内線端末が本装置1へ呼切断要求を送信し、本装置1は、呼切断処理を実行すると共に、配信元ID管理部18に登録されている当該内線端末の映像BOXのアドレス(図2の仮想会議室の行の列203)を削除する。
図4は、本装置1の動作フローチャートである。本フローチャートは、電源が投入された待機状態からスタートする(S400)。待機状態において、本装置1は、仮想会議室Kへの入室要求の有無(S410)、内線端末からの発信/内線端末への着信の有無(S420)、電話通話中の映像配信元ID/URI受信の有無(S430)、映像モニター要求の有無(S440)、仮想会議室Kからの退室の有無(S450)、通話終了またはモニター終了の有無(S460)を巡回して監視している。
S410において、いずれかの内線端末から仮想会議室Kへの入室を要求されると(S410,YES)、仮想会議室Kへの入室を要求してきた内線端末を仮想会議室Kに入室させ、仮想会議室Kに割り振られたテレビ会議用配信元IDと入室した内線端末側の映像配信元IDに対応する映像BOXアドレスとを関連付けて配信元ID記憶部18に記憶する(S411)。
次に、入室した内線端末に、仮想会議室Kのテレビ会議用配信元IDを通知し(S412)、通話路スイッチ13と音声合成部14に指示して、仮想会議室Kに入室中の各内線端末からの音声データを合成し、合成した音声データを各内線端末に配信する(S413)。このとき配信先の内線端末から送信された音声成分は合成音声データに含まれない。
次に、制御部15は、映像受信配信部17と映像合成部16を制御して、仮想会議室Kに入室中の各内線端末側の映像BOXへアクセスして映像データを取得し、取得した各映像データをテレビ会議用に合成し、合成した映像データを配信用映像BOX19のテレビ会議用のポート番号に対応する箇所へ蓄積(アップロード)を開始し(S414)、S410に戻る。仮想会議室に入室中の各内線端末は、このポート番号でアクセスして合成された映像データを取り出し、各内線端末の表示部に表示し、テレビ会議を行う。
S420において、いずれかの内線端末からの発信や内線端末への着信を検知すると(S420,YES)、制御部15は、発信処理もしくは着信処理を行い、通話路スイッチ13を制御して当該内線端末間の通話路を接続し(S421)、S422へ進む。
S422において、発信側または着信側から映像データの配信元ID(相手が外線の場合はURI)を受信した場合には(S422,YES)、発信側または着信側の内線端末に、相手側の映像データの配信元ID(相手が外線の場合はURI)を通知し(S423)、S424へ進む。S422でNOであれば、S423とS424をスキップしてS410に戻る。
S424において、制御部15は、映像受信配信部17を制御して、各内線端末側の映像BOXから映像データを取り出し、配信用映像BOX19の配信元IDに対応するポート番号の箇所へ蓄積(アップロード)する処理を開始し(S424)、S410に戻る。この配信用映像BOXにアップロードされた映像データを各内線端末が取り出し、表示部に表示させることによって、映像データを伴うテレビ電話による通話が実現される。
S430において、内線端末が映像を伴わない通常の電話通話を開始した後に、映像データを伴う通話(テレビ電話)への切り替えを要求する特定の操作(例えば、通話中に#〇〇を押下)による、映像配信に係る配信元IDまたはURI(外線の場合)を受信した場合(S430,YES)、S423へ進み、上述したテレビ電話に係る処理を実行する。これにより、電話の途中からでもテレビ電話に切り替えることが可能となる。
S440において、外線または内線端末からのネットワークカメラ5によるモニター映像の配信要求を検知した場合(S440,YES)、許容された要求元であれば(S441,YES)、要求元から指定されたネットワークカメラ5を起動し(稼働中で無ければ)、映像BOX51へアクセスして、映像データ(モニター映像)を取り出して、配信用映像BOX19の所定の箇所(ネットワークカメラ5に対応するポート番号の箇所)に蓄積(アップロード)する処理を開始し(S444)、S450へ進む。これにより、モニター映像の配信要求をした内線端末は、配信用映像BOX19へアクセスし、蓄積されているモニター映像データを取り出し、表示部に表示する。S441でNOであれば、S444をスキップしてS450へ進む。
S450において、内線端末からテレビ会議の退室要求を検知した場合(S450,YES)、配信元ID管理部18に一時的に登録している、退室を要求した内線端末に対応する映像BOXのアドレスをクリアし、当該内線端末の映像BOXへのアクセス,当該内線端末からの音声の合成等を停止し(S451)、S460へ進む。
S460において、内線端末から通話の終了またはカメラ映像モニターの終了要求を検知した場合(S460,YES)、制御部15は、通話路スイッチ13を制御して当該内線端末の通話路を解放し、当該内線端末が要求した映像データの取り出しや映像BOXへの映像データのアップロードを終了し(S461)、S410に戻る。
S410に戻った後は、内線端末からの新たな操作またはイベント操作を待つ(S410,S420,S430,S440,S450,S460を巡回する待機状態)。
なお、本実施形態において、各内線端末がアクセスする本装置1の配信用映像BOX19はポート番号で区分けしているが、多数のIPアドレスを利用できるならば(例えば、IPv6)、ポート番号ではなく、配信用映像BOX19の区分けした箇所の各々に、異なるIPアドレスを付与し、配信元のアドレスを全てIPアドレスで統一してもよい。
また、配信元IDを、ネットワークカメラの映像のモニター、内線端末同士での任意のカメラ映像を伴う通話(テレビ電話)、複数の内線端末によるテレビ会議のサービスの各サービス用に割り振って説明したが、この他、ビデオメールやビデオアーカイブ(映像データベース)の閲覧などのサービスに割り振ることも可能である。
ところで、以上説明した実施形態におけるテレビ会議に参加する端末は、内線としてのLAN4を介して接続される、複数のカメラ付内線端末6または内線端末7を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。即ち、配信元ID管理部18において、映像データ取得先の映像BOXのアドレス(図2の列203)に、外線2およびWAN3を介して接続される所定の端末(例えば、カメラ付内線端末6と同等なテレビ電話端末やパーソナルコンピュータ)や映像データベース(サーバ等)のグローバルIPアドレスもしくはURIを記憶し、映像受信配信部17が、これらWAN3側からも映像データを取得して配信用映像BOX19へ蓄積すると共に、外線2およびWAN3を介して接続される所定の端末へも、配信用映像BOX19へのアクセスを許容することで、本装置1は、外線2およびWAN3を介して接続される所定の端末も含むテレビ会議(仮想会議室)の実行が可能である。
以上説明した通り、本発明によれば、テレビ会議用の映像データとテレビ会議以外の映像データを効率的に配信処理できるテレビ会議機能を有する電話主装置を提供することができる。
本発明によるテレビ会議機能を有する電話主装置は、テレビ会議を開催していない状態であっても、監視カメラやカメラ付きインターホンからの映像データを所定の内線端末に配信できるので、映像配信が多用途で効率的である。しかも、内線端末IDと配信元カメラIDは同一である必要がないので、共用カメラを一時的に自席に移動することにより、自身を撮像するカメラを内蔵していない内線端末の利用者も、自席からテレビ会議に参加することが可能である。
1・・・電話主装置
2・・・外線
3・・・WAN
4・・・LAN
5・・・ネットワークカメラ
6・・・カメラ付内線端末
7・・・内線端末
8・・・共用カメラ
11・・・外線インタフェース部
12・・・内線インタフェース部
13・・・通話路スイッチ
14・・・音声合成部
15・・・制御部
16・・・映像合成部
17・・・映像受信配信部
18・・・配信元ID管理部
19・・・配信用映像BOX
51,63,83・・・映像BOX
61,71・・・操作/表示部
62・・・端末カメラ

Claims (1)

  1. 1以上の外線と複数の内線を収容し、1以上の映像配信元から受信した映像データを、テレビ会議に係る映像データおよびまたはテレビ会議に係らない映像データとして配信、電話システムを構成する電話主装置であって、
    1以上の映像配信元から映像データを受信する映像データ受信手段と、複数の映像データを合成する映像データ合成手段と、前記受信した映像データまたは前記合成した映像データを所定の配信先へ配信する映像配信手段と、映像データの配信元を識別するN個の配信元IDと映像データの配信元または配信先に係るアドレス情報を対応付けて記憶すると共に、前記配信元IDの内の特定のM個(M<N)の配信元IDをテレビ会議用配信元IDとして管理する配信元ID管理手段と、を有し、
    前記テレビ会議用配信元IDのいずれかを指定する映像データ配信要求を受信した場合に、前記指定された配信元IDに対応するアドレス情報に基づいて1以上の映像配信元にアクセスし、受信した映像データまたは受信した複数の映像データを合成した映像データを、テレビ会議に係る映像データとして当該配信元IDに対応付けられた1以上の配信先へ配信し、
    前記テレビ会議用配信元ID以外の配信元IDのいずれかを指定する映像データ配信要求を受信した場合に、前記指定された配信元IDに対応するアドレス情報に基づいて映像配信元へアクセスし、受信した映像データを、テレビ会議に係らない映像データとして当該配信元IDに対応付けられた配信先へ配信することを特徴とするテレビ会議機能を有する電話主装置。
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