JP6106091B2 - 草刈り機用回転刃およびこれを用いた草刈り機 - Google Patents

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Description

本発明は、草刈り機用回転刃およびこれを用いた草刈り機に関する。
田畑の土手等に生育する雑草等を除去するための器具として、携帯型動力草刈り機がある。この草刈り機は、刈払機とも呼ばれるタイプのものであり、小型エンジンによって発生させられる回転動力を操作管の先端に支持させた回転刃に伝えるように構成されており、作業者は、スロットルレバーによってエンジンないしこれによって回転させられる回転刃の回転を制御しつつ、操作管を振回して所望の草刈り作業を行なう。
この種の携帯型動力草刈り機に適した回転刃として、特許文献1に示されたものがある。同文献に示された回転刃は、ナイロンコード(コード状切断部材)式の回転刃であり、草刈り機の回転刃取付け軸に取付けられて、回転刃取付け軸とともに回転し、コード状切断部材を保持する保持部材に加え、この保持部材に対してその回転軸を中心として回転可能に支持されたガイド部材を装備している点に特徴づけられる。
上記構成を備える特許文献1の回転刃においては、ガイド部材には回転刃取付け軸からの回転力が伝達されないので、たとえば、ガイド部材が地面に接した状態においてはこのガイド部材が回転せず、保持部材のみが高速回転をする。そして、雑草等の切断対象は、ガイド部材により、このガイド部材の外周よりも内方への進入が阻止されるので、高速旋回するコード状切断部材の先端部分によって効率的に切断されるという優れた機能を有する。
また、特許文献1の回転刃においては、コード状切断部材の延出長さを調節できるように、このコード状切断部材は、保持部材に内装されたリールに巻かれた状態で保持部材に保持され、その基端が回転操作可能な操作部材に連結されている。
しかしながら、リールは、操作部材に直接連携されているわけではないので、この回転刃の実際の使用にあたっては、回転刃の高速回転にともなう遠心力によって、リールに巻かれたコード状切断部材が繰り出されてしまうことが判明した。このような事態を防止するためには、リールを保持部材に対して固定状態とする対策を講じるほかはなく、特許文献1の回転刃は、コード状切断部材の延出長さを調節できる機構の操作性において難点があった。
国際公開WO2007/023758号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、コード状切断部材の延出長さ調節機構を備えた草刈り機用回転刃において、コード状切断部材の長さ調整の操作性を向上させることをその課題としている。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用した。
本発明の第1の側面によって提供される草刈り機用回転刃は、草刈り機の回転刃取付け軸に取付けられて回転させられる保持部材と、上記保持部材の内部に基端側が保持され、先端側が当該保持部材に設けた導出孔から半径方向外方に導出させられるコード状切断部材と、を備えた草刈り機用回転刃であって、上記保持部材は、上記取付け軸に連結されてこの取り付け軸と一体回転する本体部と、上記本体部に対して上記取付け軸の軸方向に所定のストロークで移動可能かつ上記取付け軸周りに相対回転操作可能に組み合わされ、かつ、上記コード状切断部材の基端側を巻回保持する操作部と、上記操作部を上記軸方向の上方に向けて付勢する弾性部材と、上記操作部が上記弾性部材の弾力によって上記ストロークにおける上動位置にあるときこの操作部と上記本体部との相対回転を阻止するとともに、上記操作部が上記弾性部材の弾力に抗して上記上動位置から下動位置に移動させられたときこの操作部と上記本体部との相対回転を許容するクラッチ機構と、を備えており、上記クラッチ機構は、上記本体部において、上記取付け軸周りに環状に配列され、かつ下向きに突出し、頂面が平坦な複数の第1係合凸部と、上記操作部において、上記取付け軸周りに環状に配列され、上向きに突出するとともに頂面が平坦であり、上記複数の第1係合凸部と係合可能な複数の第2係合凸部と、を備えており、かつ、上記複数の第1係合凸部と、上記複数の第2係合凸部とは、それらが相互に当接する側面が、下方に向かうほど上記保持部材の回転方向にずれるように傾斜していることを特徴とする。
好ましい実施の形態では、上記保持部材の下位において、当該保持部材に対してその回転軸心を中心として相対回転可能なガイド部材をさらに備える。
本発明の第2の側面によって提供される草刈り機は、動力源と、この動力源の動力によって回転駆動される回転刃取付け軸と、を備え、上記回転刃取付け軸には、上記第1の側面に係る草刈り機用回転刃が取付けられていることを特徴とする。
本発明に係る草刈り機用回転刃によれば、保持部材における操作部自体がコード状切断部材の基端側を巻回保持しているので、クラッチ機構が保持部材の本体部に対する操作部の相対回転を阻止する限りにおいて、コード状切断部材が不用意に繰り出されることはない。したがって、操作部の本体部に対する相対回転が許容される状態となったときのみ、コード状切断部材の延出長さを調節することができ、コード状切断部材の延出長さ調節の操作性が向上する。
本発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に説明する実施形態の説明から、より明らかとなろう。
本発明の一実施形態に係る草刈り機用回転刃およびこれを用いた草刈り機の一例の全体斜視図である。 図1の要部拡大図である。 本発明の一実施形態に係る草刈り機用回転刃の縦断面図である。 クラッチ機構の説明用の周方向に沿う要部縦断面図である 図3に示す草刈り機用回転刃の作用説明用縦断面図である。 クラッチ機構の作用説明用の図4と同様の図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図6は、本発明に係る草刈り機用回転刃およびこれが用いられた草刈り機の一実施形態を示している。図1によく表れているように、草刈り機Bにおいては、操作管12の基端側には、駆動源としての小型エンジン11が連結されており、その回転出力が、操作管12に内挿された伝動軸13を介して操作管12の先端部に伝達される構成となっている。小型エンジン11としては、作業者の携帯性を考慮して、たとえば排気量が25cc程度のものが用いられる。操作管12の基端には小型エンジン11が直接的に取り付けられる場合もあるし、フレシキブルな伝動軸を介してたとえば背負い枠に搭載されるエンジンが連結される場合もある。図2および図3によく表れているように、操作管12の先端部のギヤケース16には、回転刃取付け軸14が支持され、この回転刃取付け軸14と伝動軸13とは、ベベルギヤ機構(図示略)によって連携されている。回転刃取付け軸14には、その外周にスプラインが形成されているとともに、軸端には、軸方向に延びるねじ穴14aが形成されている。回転刃取付け軸14には、金属製の回転刃押さえ17がスプライン嵌合させられている。
上記回転刃取付け軸14には、本発明によって特徴づけられる回転刃Aが取り付けられる。
この回転刃Aは、図2および図3によく表れているように、上記回転刃取付け軸14に取付けられて回転させられ、かつ、コード状切断部材の一例としてのナイロンコード切断刃4aを保持する保持部材100と、この保持部材100に対してその回転軸心(回転刃取付け軸14と同一軸心)を中心として相対回転可能なガイド部材200とを備えている。
本実施形態では、保持部材100は、本体部100aと、操作部100bとを備える。本体部100aはまた、支持ピース110と、ナイロンコード収容ケース120とを備える。
支持ピース110は、回転刃押さえ17の下部円形膨出部17aに嵌合しうる中心孔111aをもつボス部111と、このボス部111から半径方向外方に延びるフランジ部112とを有し、樹脂によって形成される。このフランジ部112の下面には、後記するクラッチ機構160を構成する第1係合凸部161が形成されるが、これについては後述する。
ナイロンコード収容ケース120は、中心孔121aを有するボス部121と、このボス部121の外周につながる環状のハウジング部122とを備え、たとえば樹脂一体成形によって形成される。ボス部121は、支持ピース110のボス部111の外径と同一外径を有し、上面には、支持ピース110の中心孔111aに嵌合する円形膨出部121bが形成されている。このボス部121の下面には、筒部121cが一体延出させられている。ハウジング部122は、円筒状の内周壁122a、この内周壁122aの下端から水平に延びるドーナツ円板状の底壁122b、およびこの底壁122bの外周部から垂直上方に延びる円筒状の外周壁122cによって囲まれており、上方が開放する溝状とされている。
操作部100bは、ナイロンコード収容ケース120のハウジング部122の上方開放部分を塞ぐように位置するカバー部130と、ナイロンコード4を巻回保持するためのコード保持部140とを一体的に有し、支持ピース110のボス部111の外周ないしナイロンコード収容ケース120のボス部121の外周に回転可能かつ上下方向スライド移動可能に嵌合している。操作部100bは、樹脂成形により形成することができるが、本実施形態では、成形の都合上、カバー部130とコード保持部140とを別々に成形した後、一体化している。
カバー部130は、全体としてドーナツ円盤状をした樹脂製であり、内周側上面に段落ち部131が形成され、この段落ち部131の上面に、上記した第1係合凸部161と協働してクラッチ機構160を構成する第2係合凸部162が形成されている。このカバー部130の外周部は、操作部100bが下動する余裕を残して、ハウジング部122の外周壁122cの上方から外側に回り込む薄肉状の防塵壁132としてある。また、この防塵壁132の外周上部にはローレット133が形成されており、このローレット133が操作部100bを回転操作する際の滑りを防止する。
コード保持部140は、カバー部130の内周寄りの下面に上端が接続される筒胴部141と、この筒胴部141の下端につながる外向フランジ部142とを有し、カバー部130の下面と協働して、横方向に開放する環状溝の形態をしたコード巻回部143を形成している。このコード保持部140は、その上部をカバー部130の内周に形成した筒部134に外嵌させて、カバー部130と一体化させられている。また、コード保持部140の筒胴部141の内周面とハウジング部122の内周壁122aの外周面との間に形成された環状空間に、上端がコード保持部140の適部に、下端がハウジング部122の底壁122bに弾接するようにして圧縮コイルバネ150が組みこまれており、これにより、操作部100bは、常時上方に向けて付勢されている。
クラッチ機構160は、上記したように、支持ピース110に設けた複数の第1係合凸部161と、カバー部130に設けた複数の第2係合凸部162とによって形成される。第1係合凸部161は、第2係合凸部162が嵌まり込みうる空間をあけて環状に配列されており、第2係合凸部162は、第1係合凸部161の形成領域と上下方向に重なる環状領域に配列されている。さらに、第1係合部161と第2係合凸部162の相互に当接する側面161a,162aは、図4に示すように傾斜させられている。この側面161a,162aの傾斜の方向は、第1係合凸部161aについていえば、先端に向かうほど(下方に向かうほど)図4にNで示す回転駆動方向にずれる方向とされる。また、第1係合凸部161の頂面161bと第2係合凸部162の頂面162bは、水平な平坦面とされており、図6に示すように両頂面161b,162bどうしが当接した状態において、相互に弾接状態で摺動して、支持ピース110に対して操作部100bが相対回動しうるようにしてある。
ハウジング部122の外周壁122cには、ナイロンコード導出孔123がハウジング部122の直径方向に対向する2箇所に形成されている。この実施形態では、外周壁122cに開けた孔124に、耐磨耗性に優れた硬質材料でできたカラー125を嵌め込んで形成している。ハウジング部122の底壁122bには、この底壁122bとコード保持部140の外向フランジ部142との間の隙間にナイロンコード4が入り込むのを阻止するための環状凸部126が形成されている。
図3に表れているように、カバー部130の適所には、周方向に隣接する一対の孔1135が形成されており、ナイロンコード4は、その中心付近がこれら孔135に通され、実質的に2本となったナイロンコード4が溝状のコード巻回部143に巻回されることにより、ナイロンコード収容ケース120のハウジング部122に収容されている。2本のナイロンコード4の先端側は、ナイロンコード収容ケース120にその直径方向に対向するように2箇所開けたナイロンコード導出孔123からそれぞれ外部に導出され、このように導出された部分の先端側が、ナイロンコード切断刃4aとして機能することになる。
ガイド部材200は、中心筒部211およびこの中心筒部211の下端から延出する円板部220を備え、円板部220は、保持部材100の外周と対応する付近までは水平に延び、それより外周側は、上方に変位させられている。この実施形態においては、中心筒部211および円板部220の内周部は金属によって形成され、円板部220のその余の部分は樹脂によって形成されている。金属部分と樹脂部分の一体化は、インサート成形法によって行うことができる。このガイド部材200における中心筒部211の内面には、軸方向に重ねた2個のベアリング230がその外輪231を圧入することにより保持されている。このガイド部材200は、上側のベアリング230の内輪232をナイロンコード収容ケース120の筒部121cの下面に当接させた状態で、これらベアリング230およびナイロンコード収容ケース120のボス部121の中心孔121aを通したボルト15を回転刃取付け軸14のねじ穴14aにねじ込むことにより、当該ボルト15に対し、その軸線(回転刃取付け軸14の軸線)を中心として相対回転可能に支持される。このボルト15の締め込みにより、支持ピース110とナイロンコード収容ケース120とが、回転刃取付け軸14と一体化させられる。
図3および図4に示すように、クラッチ機構160の第1係合凸部161と第2係合凸部162とが係合した状態では、保持部材100の本体部100aと操作部100bとの相対回転は阻止される。操作部100bは、圧縮コイルバネ150により常時上向きに付勢されているので、このような第1係合凸部161と第2係合凸部162との相互係合状態は、安定的に維持される。しかも、第1係合凸部161と第2係合凸部162は、図4に示すように相互当接側面161a,162aが傾斜しているので、この傾斜が第1係合凸部161が駆動方向に回転するとき、第2係合凸部162との離脱を阻止する作用をし、このことによっても、第1係合凸部161と第2係合凸部162との相互係合状態は安定的に維持される。また、このとき、図3に示すように、コード保持部140の外向フランジ部142とハウジング部122の底壁122bとの間に隙間ができているが、この隙間に巻回状態から緩んだナイロンコード4が入り込むことは、環状凸部126により阻止され、操作部100bが下動できなくなるといった事態は起こらない。
ナイロンコード切断刃4aは、磨耗によって次第に短くなる。この場合には、次のようにしてナイロンコード切断刃4aの延出長さを延長することができる。すなわち、操作部100bを圧縮コイルバネ150の付勢力に抗して押し下げて第1係合凸部161と第2係合凸部162との係合を解き、操作部100bをナイロンコード4の繰り出し方向に所望量回転させた後、圧縮コイルバネ150の弾力によって操作部100bを上動させて第1係合凸部161と第2係合凸部162とを係合させる。これにより、コード巻回部143から繰り出された分、ナイロンコード切断刃4aの延出長さが延長される。
なお、本実施形態では、上記したように、第1係合凸部161と第2係合凸部162の側面161a,162aが傾斜させられていることから、次のような操作でナイロンコード切断刃4aの延出長さを延長することができる。すなわち、操作部100bを下方に向けて押し込むと、第1係合凸部161と第2係合凸部162との相互当接側面161a,162aの斜面効果により、操作部100bは、本体部100a(支持ピース110)に対して相対回転しながら下動する。そして、第1係合凸部161と第2係合凸部162の係合が解けるまで下動させた後押圧力を緩めると、圧縮コイルバネ150の回転方向の復帰弾力により操作部100bがわずかに逆転し、図6に示すように、第2係合凸部162の頂面162bが第1係合凸部161の頂面161bに載った状態となる。この状態でコード状切断部材4aを外方に向けて引っ張ると、第1係合凸部161と第2係合凸部162の頂面161b,162bどうしが滑って操作部100bが回転し、やがて圧縮コイルバネ150の弾力により、第1係合凸部161と第2係合凸部162とが自動的に係合するのである。これにより、操作部100bが回転してナイロンコード4が繰り出される分、ナイロンコード切断刃4aの延出長さが延長される。
草刈り機Bを用いて草刈り作業を行う際には、たとえば、スロットルレバーを操作するなどしてエンジン11のスロットルの開度を上げると、エンジン11の回転出力により、回転刃Aのうち、保持部材100ないしナイロンコード切断刃4aが回転させられる。エンジン11のスロットルの開度を調節することにより、ナイロンコード切断刃4aの回転数を調節することができる。エンジン11の回転出力は、伝動軸13からギヤケース16内のベベルギヤ(図示略)により減速され、回転刃取付け軸14を介して保持部材100ないしナイロンコード切断刃4aへと伝えられる。保持部材100ないしナイロンコード切断刃4aの回転数は、たとえば5,000〜6,300rpmに達する。回転刃Aの外径(ガイド部材200の外径)をたとえば300mmとすると、ナイロンコード切断刃4aの先端部の周速は優に350km/hに達する。この回転刃Aを地面に沿って移動させてゆくと、雑草等の比較的軟質細状の物体は、ガイド部材200によってそれ以上の半径方向内方への進入を阻止され、高速で旋回するナイロンコード切断刃4aによる横方向からの強烈な衝突を受け、その衝撃によって難なく切断される。ナイロンコード切断刃4aは、直径が高々3mm程度であり、かつ軽量であるが、先端部の周速が上記のようにきわめて高速であるため、軟質である雑草等の茎を切断するのには十分な運動エネルギを有しているのである。
ナイロンコード切断刃4aは、使用を継続することによって、先端部において摩耗や切損等が起こり、ナイロンコード導出孔123からの延出長さが次第に短くなっていく。このような場合には、エンジン11を停止して、保持部材100における操作部100bを押し下げて第1係合凸部161と第2係合凸部162との係合を解き、操作部100bをナイロンコード4の繰り出し方向に回転させて再び第1係合凸部161と第2係合凸部162とを係合させるだけで、容易にナイロンコード切断刃4aの延出長さを延長できることは、上述したとおりである。また、操作部100bがコード巻回部143を一体的に有しているため、回転刃Aの高速回転中、不用意にナイロンコード切断刃4aが繰り出されてしまうことがないことも、上述したとおりである。
もちろん、この発明の範囲は上述した実施形態に限定されることはなく、各請求項に記載した範囲内でのあらゆる変更は、すべて本発明の範囲に包摂される。
回転刃Aにおいては、操作部100bを下動させることにより、クラッチ機構160を解除するようちしているが、操作部を上動させることによりクラッチ機構を解除するようにしてもよい。要するに、操作部とコード巻回部とが一体的に構成されていればよい。
回転刃Aにおいてはまた、保持部材100ないし回転刃取付け軸14に対して相対回転可能なガイド部材200を設けているが、このガイド部材200を設けるかどうかは、選択事項である。
さらに、本発明の回転刃Aが取付けられて使用される草刈り機は、図1に示したような操作管12の先端に回転刃取付け軸14を備える構成のものに限定されず、車輪を有して地面を移動可能なフレームに、エンジン等の動力源およびこの動力源によって回転駆動される回転刃取付け軸を有する、いわゆる自走式の草刈り機にも本発明の回転刃を取り付けて使用することができる。

Claims (3)

  1. 草刈り機の回転刃取付け軸に取付けられて回転させられる保持部材と、
    上記保持部材の内部に基端側が保持され、先端側が当該保持部材に設けた導出孔から半径方向外方に導出させられるコード状切断部材と、を備えた草刈り機用回転刃であって、
    上記保持部材は、上記取付け軸に連結されてこの取り付け軸と一体回転する本体部と、
    上記本体部に対して上記取付け軸の軸方向に所定のストロークで移動可能かつ上記取付け軸周りに相対回転操作可能に組み合わされ、かつ、上記コード状切断部材の基端側を巻回保持する操作部と、
    上記操作部を上記軸方向の上方に向けて付勢する弾性部材と、
    上記操作部が上記弾性部材の弾力によって上記ストロークにおける上動位置にあるときこの操作部と上記本体部との相対回転を阻止するとともに、上記操作部が上記弾性部材の弾力に抗して上記上動位置から下動位置に移動させられたときこの操作部と上記本体部との相対回転を許容するクラッチ機構と、を備えており、
    上記クラッチ機構は、
    上記本体部において、上記取付け軸周りに環状に配列され、かつ下向きに突出し、頂面が平坦な複数の第1係合凸部と、
    上記操作部において、上記取付け軸周りに環状に配列され、上向きに突出するとともに頂面が平坦であり、上記複数の第1係合凸部と係合可能な複数の第2係合凸部と、
    を備えており、かつ、
    上記複数の第1係合凸部と、上記複数の第2係合凸部とは、それらが相互に当接する側面が、下方に向かうほど上記保持部材の回転方向にずれるように傾斜していることを特徴とする、草刈り機用回転刃。
  2. 上記保持部材の下位において、当該保持部材に対してその回転軸心を中心として相対回転可能なガイド部材をさらに備える、請求項1に記載の草刈り機用回転刃。
  3. 動力源と、この動力源の動力によって回転駆動される回転刃取付け軸と、を備え、
    上記回転刃取付け軸には、請求項1または2に記載の草刈り機用回転刃が取付けられていることを特徴とする、草刈り機。
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