JP6104618B2 - X線診断装置及び制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、X線診断装置及び制御プログラムに関する。
一般撮影時において、RIS(Radiology Information System)接続が無い場合、操作者は撮影時に撮影部位毎にX線条件や画像処理条件が設定された大量に登録されたデータから所望の部位を選択する。このとき操作者は、例えば肩関節を撮影する場合、まず「頭部」「胸部」「下肢」等の大分類を選択し、その後「肩関節」といった中分類を選択することにより、肩関節を撮影するにあたり好適な条件で撮影を行う。細かく分けられた中分類は数十分類程あるため、操作者にとって部位を選択する作業は煩雑なものとなっている。また一般撮影時は、部位を変更して複数枚撮影するケースもあるため、その都度上記作業を行う負担は操作者にとって軽視できるものではない。そして操作に未熟な操作者の場合はこの作業に時間を要してしまい、その結果スループットの低下にも繋がる。
特開2003−159240号公報 特開2006−34452号公報
本発明が解決しようとする課題は、X線撮影のポジショニングを行うだけで、X線条件や画像処理条件が自動的に決まるX線診断装置及び制御プログラムを提供することである。
上記の課題を解決するために、一実施形態のX線診断装置は、被検体に対してX線を照射するX線発生部と、前記X線を検出するX線検出部と、前記被検体を撮影する撮影部と、被検体の身体的特徴が示されたモデルデータと前記撮影部によって撮影された画像データとを比較する比較部と、前記比較の結果に基づいて決定された前記X線が照射される部位に基づいた制御を行う制御部と、を有し、前記撮影部は、その撮影範囲が前記X線の照射範囲と略重なる第1撮影部と、被検体の略全身が撮影範囲に入るように設けられる第2撮影部とを有し、前記比較部は、前記第1撮影部によって撮影された第1画像データ及び前記第2撮影部によって撮影された第2画像データを用いてパターンマッチングを行うことを特徴とする。
第1の実施形態における、X線診断装置の一例を示す概略図である。 第1の実施形態における、撮影部による撮影範囲及びX線源によるX線照射範囲を示す概略図である。 第1の実施形態における、被検体、撮影部による撮影範囲、及びモデルデータを示す概略図である。 第1の実施形態における、X線診断装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態における、X線診断装置の一例を示す概略図である。 第2の実施形態における、撮影部による撮影範囲及びX線源によるX線照射範囲を示す概略図である。 第2の実施形態における、被検体及び撮影範囲を示す概略図である。 第2の実施形態における、X線診断装置の動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態における、表示部の表示例を示す概略図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本実施形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるX線診断装置の一例を示す概略図である。
X線診断装置1は、被検体Pに対してX線を曝射するX線源10と、X線を検出するX線検出部12と、撮影部13と、絞り部11と、コンソール20とを有する。コンソール20は、システム制御部21と、条件設定部22と、記憶部23と、画像生成部24と、画像処理部25と、比較部26と、第1表示部27とを有する。
撮影部13は、例えばカメラであり、被検体Pのカメラ画像データを生成するために備わる。
絞り部11は、X線源10から照射されるX線の照射範囲、及び撮影部13による撮影範囲を制御する。このとき、X線の照射範囲及び撮影範囲が重なるように、X線源10及び撮影部13が配置される。
システム制御部21は、X線源10からのX線照射、撮影部13による被検体の撮影、第1表示部27における表示、後述する第2表示部30における表示等を制御する。
条件設定部22は、撮影部位毎のX線条件及び画像処理条件等の各種条件を設定する。X線条件とは例えば管電圧/管電流の条件であり、画像処理条件とは例えば階調の条件である。
画像生成部24は、X線検出部12によって検出されたX線に基づいて、被検体PのX線画像データを生成する。
記憶部23は、条件設定部22にて設定された各種条件、過去に撮影したモデルデータ、被検体Pのカメラ画像データ、被検体PのX線画像データ等を記憶する。モデルデータは、過去に撮影部13によって撮影された、カメラ画像データ又はX線画像データである。モデルデータは、被検体Pの各部位におけるカメラ画像データ又はX線画像データでもよいし、被検体Pの例えば全体が写し出されたカメラ画像データ又はX線画像データでもよい。また、ここで用いるモデルデータは、これから撮影を行おうとしている被検体Pではなく、被検体Pとは異なる被検体P’の過去のカメラ画像データ又はX線画像データでもよい。
画像処理部25は、条件設定部22によって設定された階調条件等に基づいて画像処理を行う。
比較部26は、記憶部23にて記憶されたモデルデータと、撮影部13によって撮影されたカメラ画像データとの比較を行う。ここでの比較とは、例えばモデルデータとカメラ画像データとのパターンマッチングである。この比較に基づき、比較部26は撮影部13によって撮影された被検体Pの部位を特定する。詳細は図3を用いて後述する。
第1表示部27は、画像生成部24によって生成された被検体PのX線画像データに基づいた表示を行う。
図2は、撮影部13による撮影範囲及びX線源10によるX線照射範囲を示す概略図である。
上述のとおり撮影部13による撮影範囲及びX線源10によるX線照射範囲が重なるように、例えば撮影部13はX線源10近傍に設けられ、絞り部11によって撮影範囲が絞られることが好ましい。従って図2に示すように、絞り部11を挟んで被検体Pと対置するようにX線源10及び撮影部13が設けられる。図2において立位撮影の例を示したが、被検体Pが寝台(図示なし)に載置されて撮影を行う臥位撮影においても同様である。また、撮影部13が図2(b)のように絞り部11の外側に設けられている場合でも本実施形態は適用される。その場合、システム制御部21が、絞り部11の絞り情報(即ち、X線照射範囲の情報)に基づいて撮影部13を制御し、撮影部13による撮影範囲を制御する。
なお、必ずしもカメラである撮影部13の撮影範囲と、X線照射範囲とを重ねるようにしなくてもよい。例えば被検体の体厚等を考慮することによってX線の照射範囲及び撮影場所を推定してもよい。
第2表示部30は、X線条件や各種画像データ等を表示させる。また第2表示部30は、例えばタッチパネルを有しており、操作者のタッチ操作に基づいて各種表示制御が行われてもよい。
次に、図3を用いて、パターンマッチングの例を説明する。
図3は、被検体、撮影部13による撮影範囲、及びモデルデータを示す概略図である。
撮影部13によって「範囲1」が撮影されたケースを例にとって説明する。
比較部26は、撮影部13によって撮影された「範囲1」のカメラ画像データと、予め記憶部23に記憶させておいたモデルデータとを比較する。図3は「右肩」「胸部」「手」のモデルデータを用いる例を示している。
比較部26は、カメラ画像データとモデルデータとの間で順次パターンマッチングを行い、部位毎に紐付けられたモデルデータとのマッチング度を取得する。そしてこのマッチング度が高いモデルデータと紐付けられた部位がこれからX線撮影を行おうとしている部位であるため、システム制御部21は、その部位におけるX線条件においてX線撮影を行うようにX線源10を制御する。なお、2画像間におけるパターンマッチングは既知技術であるため詳細は省略する。
次に、図4を用いて本実施形態におけるX線診断装置の動作を説明する。
図4は、本実施形態におけるX線診断装置の動作を示すフローチャートである。
(ステップS1)
検査を開始するため、操作者はX線源10を被検体Pの撮影部位に対してX線照射可能な位置に配置する。そして被検体P及びX線源10が撮影場所にポジショニングされる。
(ステップS2)
操作者による操作部(図示なし)の操作に基づき、撮影部13は被検体Pのカメラ画像データを取得する。
(ステップS3)
比較部26は、ステップS2で得られたカメラ画像データと、記憶部23に記憶されたモデルデータとのパターンマッチングを行う。
(ステップS4)
システム制御部21は、ステップS3で得られたパターンマッチングの結果に基づいて、撮影部位に対応する適切なX線条件にてX線源10を制御する。
X線検出部12は、このシステム制御部21の制御によって適切なX線条件にてX線曝射された被検体Pを透過したX線を検出する。
(ステップS5)
画像生成部24は、ステップS5にてX線検出部12が検出したX線のデータに基づき、被検体PのX線画像データを生成する。そして画像処理部25は、そのX線画像データに対して、ステップS3で得られたパターンマッチングの結果に基づいて、撮影部位に対応する階調条件等に基づいて画像処理を行う。
(ステップS6)
第1表示部27は、ステップS6にて生成され画像処理されたX線画像データを用いた表示を行う。
なお、本実施形態においてモデルデータ等を記憶部23に記憶させておく例を示したが、モデルデータ等はX線診断装置に備わる記憶部23ではなく、外部のサーバー上に記憶させておいてもよい。
また、本実施形態において、操作者による操作部の操作に基づいてカメラ画像データを取得する例を示したが、これに限ることは無い。例えば被検体P及びX線源10が撮影場所にポジショニングされたとき、撮影部13は、自動的に被検体Pのカメラ画像データを取得してもよい。その場合、その後比較部26は、そのカメラ画像データと記憶部23に記憶されたモデルデータとのパターンマッチングを行う。そしてシステム制御部21は、操作者による操作部の操作に起因して、比較部25にて得られたパターンマッチングの結果に基づいて、撮影部位に対応する適切なX線条件にてX線源10を制御する。
また、第2表示部30は、比較部26によって得られたパターンマッチングの結果を表示してもよい。その場合操作者は、例えば、「右肩」等の撮影部位を示す表示や、管電圧値・管電流値を示す表示を表示部27にて確認することにより、パターンマッチングの結果が妥当か否かを確認する。
以下、本実施形態における効果を説明する。
本実施形態によると、被検体に対してX線撮影を行う前に、撮影部であるカメラが被検体を撮影する。そして比較部26は、この撮影部によって撮影された例えばカメラ画像データと、予め記憶させておいたモデルデータとを比較することにより、これからX線撮影を行おうとしている部位を特定することができる。これにより、従来X線撮影前にX線条件・画像処理条件等の設定のために必要としていた煩雑な作業は不要になる。即ちX線撮影時のワークフロー中に被検体のカメラ画像データを一枚取得するだけで、X線撮影を行う部位に応じた好適なX線条件及び画像処理条件にてX線撮影及び画像生成を行うことができる。これは操作者の負担軽減につながるのみならず、スループットの向上にもつながる。
(第2の実施形態)
本実施形態は第1の実施形態と比較し、X線診断装置において、撮影部が少なくとも2つ(第1撮影部、第2撮影部)備わり、部位検出部、算出部が備わる点が相違する。本実施形態は、第1撮影部によって撮影された画像から被検体Pの撮影部位が特定できなかった場合に、第2撮影部を用いた画像から検出された被検体Pの顔の位置に基づいて撮影部位を特定する。以下、第1の実施形態との相違点を説明する。
図5は、本実施形態におけるX線診断装置を示す概略図である。
図6は、本実施形態における、第1撮影部及び第2撮影部による撮影範囲、及びX線源によるX線照射範囲を示す概略図である。
第1撮影部14は、第1の実施形態における撮影部と同様の構成である。即ち第1撮影部14は、第1撮影部14による撮影範囲(以下、第1撮影範囲)とX線源10から照射されるX線照射範囲とが重なるように配置される。そして第1撮影部14は、X線撮影前に被検体Pを撮影し、第1カメラ画像データを取得する。
第2撮影部15は、第1撮影部14と同様に例えば光学カメラが適用され、例えば図6に示すような位置に配置される。第2撮影部15は、被検体Pの略全身を撮影することが可能となるような範囲(第2撮影範囲)を有する。そして第2撮影部15は、X線撮影前に被検体Pの略全身を撮影し、第2カメラ画像データを取得する。
比較部26は、第1カメラ画像データと第2カメラ画像データとを用いてパターンマッチングを行う。そして比較部26は、第2カメラ画像データ中における第1カメラ画像データの位置情報(以下、第1位置情報)を取得する。詳細は図7を用いて後述する。
部位検出部28は、第2カメラ画像データ中に存在する被検体Pの例えば顔を検出し、その位置情報(以下、第2位置情報)を取得する。顔検出に関しては既知技術のため説明は省略する。
算出部29は、第1位置情報及び第2位置情報に基づいて、これからX線撮影を行おうとしている部位がどの部位なのかを特定するための算出を行う。詳細は図7を用いて説明する。
図7は、本実施形態における、第1カメラ画像データ及び第2カメラ画像データを用いたパターンマッチングの一例を示す概略図である。
比較部26は、図7に示すように、パターンマッチング技術を用いて第1位置情報(x1,y1)を取得する。また部位検出部28は、顔認識技術を用いて第2位置情報(x2,y2)を取得する。
算出部29は、第1位置情報(x1,y1)と第2位置情報(x2,y2)に基づき、第1撮影範囲が被検体Pのどの部位を撮影しているかを特定するための算出を行う。このときの算出とは、第1位置情報(x1,y1)と第2位置情報(x2,y2)との位置関係がわかるような四則演算である。そして算出部29は、例えば第1撮影範囲は顔の位置(X2,Y2)から(-15, -10)ずれた位置にあるということを算出し、これからX線撮影を行おうとしている部位は「右肩」であると特定する。なお、顔と各部位との位置関係は、例えば、「顔の位置に対して(-13〜-17, -8 〜 12)ずれた位置は右肩である」などの情報を、予め記憶部23が記憶しておく。
なお、ここで記憶部23が予め記憶しておく顔と各部位との位置関係の情報は、例えばカメラ画像データの拡大率、または被検体PとX線源10との距離を考慮した情報でもよい。これらの情報を用いることにより、算出部29は、第1撮影範囲が被検体Pのどの部位を撮影しているかを特定するための算出を行う。また、記憶部23は、顔と各部位との位置関係を、例えば年齢、性別、身長、体型等に依存するように記憶しておいてもよい。その場合、操作者が診断を開始するにあたって被検体Pの年齢、性別、身長、体型等の情報を入力(/選択)することに起因して、システム制御部21は、その情報に応じた制御を行う。被検体Pの身長や体型は、予め記憶部23に記憶されていてもよいし、カメラ画像データから検出されてもよい。
その他、被検体Pの顔と各部位との位置関係を特定するための種々の手段が適用される。
被検体Pのどの部位をX線撮影するかが算出部29によって特定された後、システム制御部21は、その部位におけるX線条件にてX線源10を制御する。また画像処理部25は、その部位における画像処理条件にて画像処理を行う。
図8は、本実施形態におけるX線診断装置の動作を示すフローチャートである。
(ステップS11)
検査を開始するため、操作者はX線源10を被検体Pの撮影部位に対してX線照射可能な位置に配置する。そして被検体Pが撮影場所にポジショニングされる。
(ステップS12)
操作者による操作部(図示なし)の操作に基づき、第1撮影部14及び第2撮影部15は、それぞれ被検体Pの第1カメラ画像データ及び第2カメラ画像データを取得する。
(ステップS13)
比較部26は、ステップS12で得られた第1カメラ画像データと、記憶部23に記憶されたモデルデータとのパターンマッチングを行う。
(ステップS14)
比較部26は、ステップS13で行われたパターンマッチングの結果に基づき、ステップS2で得られたカメラ画像データと記憶部23に記憶されたモデルデータとがマッチするか否かを判断する。マッチする場合(YES)は、これからX線撮影を行おうとしている部位が特定され、ステップS17へ移る。マッチしない場合(NO)はステップS15へ移る。
(ステップS15)
比較部26は、ステップS12で得られた第1カメラ画像データと、第2カメラ画像データとのパターンマッチングを行い、第1位置情報(x1,y1)を取得する。
部位検出部28は、この第2カメラ画像データにおける被検体Pの顔を検出し、第2位置情報(x2,y2)を取得する。
(ステップS16)
算出部29は、ステップS15で得られた第1位置情報(x1,y1)と第2位置情報(x2,y2)とに基づいて、被検体Pの顔とX線照射範囲の位置関係がわかるような算出を行う。そして算出部29は、この算出の結果に基づいて、これからX線撮影を行おうとしている部位を特定する。
(ステップS17)
システム制御部21は、ステップS14又はステップS16にて特定された部位に応じた適切なX線条件にてX線源10を制御する。
X線検出部12は、システム制御部21に制御され適切なX線条件にて曝射され被検体Pを透過したX線を検出する。
(ステップS18)
画像生成部24は、ステップS17にてX線検出部12が検出したX線のデータに基づき、被検体PのX線画像データを生成する。そして画像処理部25は、そのX線画像データに対して、ステップS14又はステップS16にて特定された部位に応じて設定された階調条件等に基づいて画像処理を行う。
なお、本実施形態において部位検出部28が第2カメラ画像データにおける顔の位置を検出する例を示したが、これに限ることは無い。いずれか特定の部位を検出するにあたり顔を検出することが好適だが、その他の部位を検出することによってX線撮影を行おうとしている部位を特定してもよい。
以下、本実施形態における効果を説明する。
本実施形態において、比較部が第1カメラ画像データ及び第2カメラ画像データを用いてパターンマッチングを行い、第1位置情報を取得する。そして検出部が第2カメラ画像データにおける被検体の顔の位置を検出し、第2位置情報を取得する。そして算出部がこれら第1位置情報及び第2位置情報に基づいて、これからX線撮影を行おうとしている部位を特定する。これにより、例えば診断着等の衣類を着用していて第1撮影部のみでは部位の特定が困難な被検体に対しても、着衣の影響が少ない被検体の顔を検出することにより、好適な条件にてX線撮影及び診断を行うことができる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、システム制御部21が、第1の実施形態におけるステップS3、又は第2の実施形態におけるステップS13におけるパターンマッチングの結果に基づいた表示制御を行う。これからX線撮影を行おうとしている部位が、例えば「胸部」と特定されるケースを説明する。
比較部26によるパターンマッチングによって撮影部位が「胸部」と特定されたとしても、これだけではまだ「肺野」を撮影したいのか「肋骨」を撮影したいのかが不明である。そこでシステム制御部21は、第1表示部27又は第2表示部30に図9に示すような画面を表示させる。
なお、第2の実施形態においては、「比較部26によるパターンマッチング」 or 「比較部26によるパターンマッチング+部位検出部28による顔検出」によって撮影部位が「胸部」であると特定する。
図9は、例えば撮影部位が「胸部」として特定されたときに表示部27に表示される画面の一例である。操作者はポインティングデバイス等を操作することにより、これからX線撮影を行う部位は「胸部」のうち、「肺野」なのか「肋骨」なのかを選択する。そしてシステム制御部21は、選択された部位に基づいたX線条件にてX線源10を制御する。そして画像処理部25は、選択された部位に基づいた階調処理を行う。
以上、図9を用いて、X線源10及び被検体Pのポジションが同一の場合において異なるX線条件にてX線撮影を行う例、そして「胸部」に関して異なる階調処理を行う例を説明したが、本実施形態はその他の部位に対しても適用することができる。
以下、本実施形態における効果を説明する。
本実施形態において、システム制御部が図9に示すような画面を表示部に表示させる。これにより、X線源及び被検体のポジションが同一の場合においても、操作者は状況に応じて好適にX線条件を選択し、診断を行うことができる。
幾つかの実施形態を説明したが、これら実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
P 被検体
1 X線診断装置
10 X線源
11 絞り部
12 X線検出部
13 撮影部
21 システム制御部

Claims (14)

  1. 被検体に対してX線を照射するX線発生部と、
    前記X線を検出するX線検出部と、
    前記被検体を撮影する撮影部と、
    前記被検体の身体的特徴が示されたモデルデータと前記撮影部によって撮影された画像データとを比較する比較部と、
    前記比較の結果に基づいて決定された前記X線が照射される部位に基づいた制御を行う制御部と、を有し、
    前記撮影部は、その撮影範囲が前記X線の照射範囲と略重なる第1撮影部と、被検体の略全身が撮影範囲に入るように設けられる第2撮影部とを有し、
    前記比較部は、前記第1撮影部によって撮影された第1画像データ及び前記第2撮影部によって撮影された第2画像データを用いてパターンマッチングを行う、X線診断装置。
  2. 前記制御部は、予め設定された部位毎に異なるX線条件に基づいて前記X線発生部を制御する請求項1記載のX線診断装置。
  3. 前記X線検出部にて検出したX線に基づいてX線画像を生成する画像生成部と、
    予め設定された部位毎に異なる画像処理条件に基づいて、前記X線画像における画像処理を行う画像処理部と、
    を更に有する請求項1又は2記載のX線診断装置。
  4. 前記撮影部による撮影範囲及び前記X線発生部から照射されるX線の照射範囲が略重なるように絞るための絞り部を更に有する請求項1乃至3いずれか一項に記載のX線診断装置。
  5. 前記比較部は、被検体の部位に対応して予め用意された複数の前記モデルデータと、前記撮影部であるカメラによって撮影された前記画像データとのパターンマッチングを行うことによって、前記X線が照射される部位を特定し、
    前記制御部は、前記X線が照射される部位に応じた制御を行う請求項1又は2記載のX線診断装置。
  6. 前記パターンマッチングの結果を表示する表示部を更に有する請求項3記載のX線診断装置。
  7. 前記制御部は、前記パターンマッチングの結果が前記表示部に表示された後、操作者による操作に基づいてX線を前記被検体に対して照射させるように前記X線発生部を制御する請求項記載のX線診断装置。
  8. 前記表示部は、前記パターンマッチングの結果に基づいて、前記X線が照射される部位に応じた表示を行う請求項又は記載のX線診断装置。
  9. 前記表示部は、前記X線が照射される部位において、複数あるX線条件のうちいずれのX線条件にてX線撮影を行うかを操作者に選択させるための表示を行う請求項8記載のX線診断装置。
  10. 前記表示部は、前記X線が照射される部位が胸部だった場合に、肺野又は肋骨のうちいずれの部位のX線撮影を行うかを操作者に選択させるための表示を行う請求項9記載のX線診断装置。
  11. 前記第2画像データにおける前記第1画像データと対応する範囲の位置情報、及び前記第2画像データにおける被検体の顔の位置情報を検出する検出部を更に有し、
    前記制御部は、前記第1画像データと対応する範囲の位置情報及び前記顔の位置情報に基づいて特定された部位に依存した制御を行う請求項記載のX線診断装置。
  12. 被検体に対してX線を照射するX線発生部と、
    前記X線の照射範囲と略等しくなるように撮影範囲が決められ、第1画像データを取得するための第1撮影部と、
    前記被検体の撮影が可能となるように設けられ、第2画像データを取得するための第2撮影部と、
    前記第2画像データにおける前記第1画像データと対応する範囲の第1位置情報、及び前記第2画像データにおける第2位置情報を検出する検出部と、
    前記第1位置情報及び第2位置情報に基づいて特定された部位に応じた制御を行う制御部と、
    を有するX線診断装置。
  13. 前記第2撮影部は、前記被検体の顔を撮影可能に設けられ、
    前記検出部は、前記第2画像データにおける被検体の顔の位置である第2位置情報を検出する請求項1記載のX線診断装置。
  14. X線診断装置の、
    X線発生部に、被検体に対してX線を照射させ、
    X線検出部に、前記X線を検出させ、
    撮影部に、前記被検体を撮影させ、
    比較部に、被検体の身体的特徴が示されたモデルデータと前記撮影部によって撮影された画像データとを比較させ、
    制御部に、前記比較の結果に基づいて決定された前記X線が照射される部位に基づいた制御を行わせ
    撮影範囲が前記X線の照射範囲と略重なる第1撮影部に、第1画像データを撮影させ、
    被検体の略全身が撮影範囲に入るように設けられる第2撮影部に、第2画像データを撮影させ、
    前記比較部に、前記第1撮影部によって撮影された前記第1画像データ及び前記第2撮影部によって撮影された前記第2画像データを用いてパターンマッチングを行わせる制御プログラム。
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