JP6102621B2 - 情報処理装置、機器・コンセント間対応付け方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、機器・コンセント間対応付け方法およびプログラム Download PDF

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Description

本技術は、情報処理装置、機器・コンセント間対応付け方法およびプログラムに関する。
近年、家庭やオフィスで用いられる電力配電盤やタップなどから電力計測を行って、消費電力を管理する電力センシングシステムの普及が進んでいる。
電源コンセントに接続される機器の電力を計測し、その機器を利用している個人の電力消費量を把握することで、例えば、エネルギーマネジメントや人の行動センシングを行うことができる。
このようなシステムでは、利用者が使用している機器と、その機器が接続されているコンセントとの対応付けが行われるが、機器とコンセントとの対応付けを人手で行ったのでは手間がかかる。このため、機器とコンセントの対応付けを自動で行う仕組みが考えられている。
従来技術として、機器の負荷状況と、コンセントから供給される電力との間の相関係数を計算し、相関係数が閾値以上であるコンセントを機器に対応付ける技術が提案されている。
特開2013−048520号公報
上記の相関係数は、ある期間の範囲内で、機器の負荷状況と、コンセントから供給される電力との相関性(類似度)を数値化したものである。相関係数にもとづく、機器とコンセントとの間の対応付け判定処理では、該期間である相関期間を設定して相関係数が算出される。
この場合、相関期間を長くとればそれだけ相関性を比較する対象が増えるので、判定率の精度も上昇するが、相関期間を適切に設定しないと、機器とコンセントとの間の対応付け判定処理に時間がかかってしまうことになる。
1つの側面では、本発明は、機器とコンセントの間の対応付けの判定処理時間の短縮化を図った情報処理装置、機器・コンセント間対応付け方法およびプログラムを提供することを目的とする。
1つの案では、情報処理装置が提供される。情報処理装置は、機器の負荷を示す負荷情報を取得する負荷情報取得手段と、複数のコンセントそれぞれから供給された電力を示す電力情報を取得する電力情報取得手段と、機器の負荷情報と、コンセントの電力情報とにもとづき、機器の負荷とコンセントから供給された電力との間の相関係数を、機器と該機器が接続されたコンセントとの相関係数である正対応相関係数と、機器と該機器が接続されていないコンセントとの相関係数である誤対応相関係数とに分けて算出する計算手段と、正対応相関係数と誤対応相関係数とにもとづき、機器とコンセントとの間の対応付け判定処理を行う際の判定期間である相関期間を検出する検出手段とを有する。
1態様によれば、機器とコンセントとの間の対応付けの判定処理時間を短縮化することが可能になる。
第1の実施の形態のシステム構成例を示す図である。 機器とコンセントとの対応付けの一例を示す図である。 情報処理装置の構成例を示す図である。 機器・コンセント既知対応テーブルの構成例を示す図である。 相関期間パラメータテーブルの構成例を示す図である。 電力情報テーブルの構成例を示す図である。 負荷情報テーブルの構成例を示す図である。 正対応相関テーブルの構成例を示す図である。 誤対応相関テーブルの構成例を示す図である。 機器数パラメータテーブルの構成例を示す図である。 正対応相関係数と誤対応相関係数との変化を示す図である。 第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 第4の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 第5の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 第6の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 第7の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 情報処理システムの構成例を示す図である。 情報処理システムの電力認証動作を示すフローチャートである。 本実施の形態に用いるコンピュータのハードウェアの一構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、各実施の形態は、矛盾のない範囲で複数の実施の形態を組み合わせて実施することができる。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態は、機器の負荷とその機器の消費電力とに相関関係が存在することを利用して、機器とコンセントとの対応付け判定処理を行う際の、判定期間および判定精度の最適化を図るための較正処理(calibration)を行う。また、該較正処理の結果にもとづいて、機器とコンセントとの対応付け判定処理を行う。
図1は第1の実施の形態のシステム構成例を示す図である。情報処理装置1には、電源タップ2、3や、無線通信のアクセスポイント5がネットワークを介して接続されている。
電源タップ2は、複数のコンセント2a、2bを有する。電源タップ2は、複数のコンセント2a、2bそれぞれを介して供給された電力を測定することができる。また電源タップ2は、情報処理装置1からの要求に応じて、複数のコンセント2a、2bそれぞれを介して供給された電力を示す電力情報を、情報処理装置1に送信する。
電源タップ3は、複数のコンセント3a、3bを有する。電源タップ3は、複数のコンセント3a、3bそれぞれを介して供給された電力を測定することができる。また電源タップ3は、情報処理装置1からの要求に応じて、複数のコンセント3a、3bそれぞれを介して供給された電力を示す電力情報を、情報処理装置1に送信する。
複数の機器4a、4b、4c、4dは、それぞれコンセント2a、2b、3a、3bに接続されている。各機器には、接続先のコンセントから電力が供給されている。機器4a、4b、4c、4dは、例えばコンピュータである。また機器4a、4b、4c、4dは、情報処理装置1と通信する機能を備えている。例えば機器4a、4b、4c、4dは、無線通信によってアクセスポイント5との間で通信を行い、アクセスポイント5経由で情報処理装置1と通信する。
情報処理装置1は、負荷情報取得手段1a、電力情報取得手段1b、記憶手段1c、計算手段1d、検出手段1e、対応付け手段1f、および表示手段1gを有する。
負荷情報取得手段1aは、所定の期間内のいずれかの機器の負荷を示す負荷情報を取得する。例えば負荷情報取得手段1aは、電源が投入された機器から、電源投入より数分経過後に、過去数分間の負荷の変動を示す負荷情報を取得する。負荷情報取得手段1aは、取得した負荷情報を記憶手段1cに格納する。
電力情報取得手段1bは、複数のコンセント2a、2b、3a、3bそれぞれから該所定の期間内に供給された電力を示す電力情報を取得する。例えば電力情報取得手段1bは、負荷情報取得手段1aがいずれかの機器から負荷情報を取得した場合、電源タップ2、3から、過去数分間の供給電力の変動を示す電力情報を取得する。
また電力情報取得手段1bは、電源タップ2、3から定期的に電力情報を取得するようにしてもよい。また電力情報取得手段1bは、取得した電力情報を記憶手段1cに格納する。
記憶手段1cは、少なくとも負荷情報と電力情報とを記憶する。計算手段1dは、機器の負荷情報と、複数のコンセントのうちの少なくとも1つのコンセントの電力情報とにもとづいて、その機器の負荷と、コンセントから供給された電力との間の相関係数を計算する。
相関係数とは、2つの確率変数の間の相関(類似性の度合い)を示す統計学的指標である。負荷と電力との間の相関係数は、例えば所定の相関対象期間に計測された負荷を示す負荷情報と、その相関対象期間に測定された電力を示す電力情報とにもとづいて計算される。
また計算手段1dは、較正処理時には、機器と該機器が接続されたコンセントとの相関係数である正対応相関係数と、機器と該機器が接続されていないコンセントとの相関係数である誤対応相関係数とに分けて算出する。
すなわち、計算手段1dは、機器とコンセントとの対応関係が正しい場合の相関係数である正対応相関係数と、機器とコンセントとの対応関係が誤っている場合の相関係数である誤対応相関係数とに分けて算出する。なお、正対応相関係数を算出する場合、計算手段1dは、機器とコンセントとの対応関係が既知の少なくとも一組の機器コンセント対から、正対応相関係数を算出する。
検出手段1eは、較正処理時において、正対応相関係数と誤対応相関係数とにもとづき、機器とコンセントとの間の対応付け判定処理を行う際の判定期間である相関期間を検出する。また、検出手段1eは、較正処理時において、機器とコンセントとの間の対応付け判定処理を行う際に用いる閾値も検出する。なお、検出手段1eで検出される相関期間と閾値とは、較正処理時に求められるパラメータである。
対応付け手段1fは、検出手段1eで検出された相関期間で算出された、機器の負荷とコンセントの電力との間の相関係数が、検出手段1eで検出された閾値以上となるコンセントを、その機器に対応付ける。例えば対応付け手段1fは、相関係数が該閾値以上であるコンセントが1つだけの場合にのみ、そのコンセントを機器に対応付ける。
表示手段1gは、機器に対応付けられたコンセントから供給された電力の総量をその機器の消費電力とし、機器の消費電力をモニタに表示する。例えば表示手段1gは、記憶手段1cに格納されている電力情報にもとづいて、機器に対応付けられたコンセントから供給された電力の総量を表示する。
次に相関係数について説明する。情報処理装置1では、機器の負荷とその機器の消費電力とに相関関係が存在することを利用して、機器とコンセントとの対応付けを行う。
この場合、情報処理装置1は、機器の負荷情報と、複数のコンセントのうちの少なくとも1つのコンセントの電力情報とにもとづいて、その機器の負荷と、コンセントから供給された電力との間の相関係数を計算する。なお、相関係数を算出するために、相関性の比較を行う相関対象期間が相関期間となる。
相関係数としては、例えばピアソンの積率相関係数(Pearson product-moment correlation coefficient)が用いられる。負荷と電力との間の相関係数は、所定の相関期間に計測された負荷を示す負荷情報と、その相関期間に測定された電力を示す電力情報とにもとづいて計算される。
図2は機器とコンセントとの対応付けの一例を示す図である。図2では、機器の負荷情報6をグラフで表示している。負荷情報6のグラフは、横軸が時間、縦軸が負荷である。
また、図2の例では、複数のコンセント2a、2b、3a、3bそれぞれの電力情報7a、7b、7c、7dのうち、コンセント2aの電力情報7aをグラフで表示している。電力情報7aのグラフは、横軸が時間、縦軸が電力である。
このような負荷情報6と、複数の電力情報7a、7b、7c、7dそれぞれとの相関係数が計算される。計算結果表8には、相関係数の計算結果が示されている。なお、機器4aの識別情報は「機器1」、コンセント2a、2b、3a、3bの識別情報は、それぞれ「C1」、「C2」、「C3」、「C4」であるものとする。
図2の例では、機器4aの負荷情報6とコンセント2aの電力情報7aとの相関係数は「0.2」である。機器4aの負荷情報6とコンセント2bの電力情報7bとの相関係数は「0.8」である。
また機器4aの負荷情報6とコンセント3aの電力情報7cとの相関係数は「0.3」である。機器4aの負荷情報6とコンセント3bの電力情報7dとの相関係数は「0.1」である。
ここで機器とコンセントとの間の対応付け判定処理の閾値が「0.6」であるものとすると、閾値以上の相関係数となるのは、コンセント2bのみとなる。そこで、識別情報「機器1」の機器4aに、識別情報「C2」のコンセント2bが対応付けられることになる。
なお、機器4aに対応付けられたコンセント2bの電力情報7bにもとづいて、機器4aの消費電力が計算できるので、図2に示すように、情報処理装置1において機器4aの消費電力を示す消費電力画面9を表示してもよい。
次に情報処理装置1の較正処理について以降詳しく説明する。図3は情報処理装置の構成例を示す図である。情報処理装置1−1は、相関係数算出部11、制御部12および情報保持部13を備える。
なお、相関係数算出部11は、図1の計算手段1dの機能を含む。制御部12は、図1の負荷情報取得手段1a、電力情報取得手段1b、検出手段1e、対応付け手段1fおよび表示手段1gの機能を含む。情報保持部13は、図1の記憶手段1cの機能を含む。
相関係数算出部11は、正対応相関係数と誤対応相関係数を算出する。正対応相関係数は、機器とコンセントとの接続が正しい対応関係(既知の対応関係)にあるときの相関係数である。誤対応相関係数は、機器とコンセントとの接続が誤っている対応関係にあるときの相関係数である。
制御部12は、較正処理時に、相関期間と、機器とコンセントとの対応が正しいか否かを判定するための閾値とを求める。また制御部12は、外部機器との通信インタフェース制御や画面表示などに関するユーザインタフェース制御なども行う。情報保持部13は、較正処理や機器とコンセントとの対応付け判定処理を行う際の各種情報を保持する。
次に情報保持部13が保持するテーブル情報について図4〜図10で説明する。情報保持部13は、例えば、機器・コンセント既知対応テーブル、相関期間パラメータテーブル、電力情報テーブル、負荷情報テーブル、正対応相関テーブル、誤対応相関テーブルおよび機器パラメータテーブルの各種テーブルを備える。
図4は機器・コンセント既知対応テーブルの構成例を示す図である。機器・コンセント既知対応テーブルT1は、機器とコンセントとの既知の対応関係(正しい接続の対応関係)が登録されるテーブルであり、機器IDとコンセントIDの項目を有する。
機器IDの欄には、コンセントに接続されて動作している機器の識別情報が設定される。コンセントIDの欄には、機器が接続されたコンセントの識別情報が設定される。
例えば、機器IDには、PC1と記され、コンセントIDにはC1と記されている。よって、コンセントIDがC1のコンセントに、機器IDがPC1の機器が接続する状態が正しい対応関係であることがわかる。
図5は相関期間パラメータテーブルの構成例を示す図である。相関期間パラメータテーブルT2は、相関期間のパラメータが登録されるテーブルであって、パラメータとして最小時間、ステップ時間および最大時間の項目を有している。
最小時間の欄には、相関期間の最小値を示す時間が設定される。ステップ時間の欄には、前回設定した時間に対して加算していく時間刻み幅が設定される。最大時間の欄には、相関期間の最大値を示す時間が設定される。
この例では、最小時間が5秒となっているので、例えば、相関係数(正対応相関係数および誤対応相関係数)の当初算出には、相関期間5秒で相関係数が算出されることになる。
また、算出した相関係数が、後述の一定条件を満たさないような場合には、最小時間5秒にステップ時間5秒が累積加算される。このように、所定の処理によって求められた値が一定条件を満たすまで、ステップ時間が累積された相関期間が設定される。
なお、ステップ時間の累積上限値として最大時間180秒と設定されているので、累積時間が180秒に達しても一定条件を満たさない場合には、対象としている機器とコンセントとの組み合わせに対する所定の処理は終了することになる。
図6は電力情報テーブルの構成例を示す図である。電力情報テーブルT3−1、T3−2は(総称する場合は、電力情報テーブルT3とする)、コンセント個々の消費電力に関する情報が登録されるテーブルであり、1つのコンセントIDに対して時刻と電力の項目が設けられている。
時刻の欄には、コンセントの消費電力の計測時刻が設定される。電力の欄には、コンセントから供給された単位時間当たりの消費電力が設定される。
電力情報テーブルT3の同じ行に設定された時刻と電力との組からなるレコードが、1つのコンセントの特定の時刻の電力情報である。例えば、電力情報テーブルT3−1のコンセントID=C1のコンセントに対して、時刻10:10:00には、消費電力22.1が計測されている。
図7は負荷情報テーブルの構成例を示す図である。負荷情報テーブルT4−1、T4−2、・・・は(総称する場合は、負荷情報テーブルT4とする)、機器個々の負荷に関する情報が設定されるテーブルであり、1つの機器IDに対して時刻と負荷率の項目が設けられている。
時刻の欄には、機器の負荷率の測定時刻が設定される。負荷率の欄には、例えば、CPU(Central Processing Unit)負荷率が設定される。
負荷情報テーブルT4の同じ行に設定された時刻と負荷率との組からなるレコードが、1つの機器の特定の時刻の負荷情報である。例えば、負荷情報テーブルT4−1の機器ID=PC1の機器に対して、時刻10:10:00には、負荷率10.1が計測されている。
図8は正対応相関テーブルの構成例を示す図である。正対応相関テーブルT5は、正対応相関係数に関する情報が登録されるテーブルであり、相関期間と最小相関係数の項目が設けられている。
相関期間の欄には、正対応相関係数を算出する際の相関期間が設定される。最小相関係数は、該当の相関期間の時刻における正対応相関係数の最小値が設定される。正対応相関係数の最小値とは、実際は正しく接続されているのに、誤って接続されていると誤判定しまう可能性が高い数値である。
図9は誤対応相関テーブルの構成例を示す図である。誤対応相関テーブルT6は、誤対応相関係数に関する情報が登録されるテーブルであり、相関期間と最大相関係数の項目が設けられている。
相関期間の欄には、誤対応相関係数を算出する際の相関期間が設定される。最大相関係数は、該当の相関期間の時刻における誤対応相関係数の最大値が設定される。誤対応相関係数の最大値とは、実際は誤って接続されているのに、正しく接続されていると誤判定してしまう可能性が高い数値である。
図10は機器数パラメータテーブルの構成例を示す図である。機器数パラメータテーブルT7は、機器数、期間(秒)および閾値の項目を有する。
機器数の欄には、機器がコンセントに接続している数(稼働数)が設定される。期間の欄には、該当の機器数に応じて、較正処理により求められた相関期間が設定される。閾値の欄には、該当の機器数に応じて、較正処理により求められた閾値が設定される。
次に較正処理により相関期間と閾値とを決定するまでの動作について具体例を挙げて説明する。なお、以降の説明では、較正処理により求まる相関期間を最適相関期間、較正処理により求まる閾値を最適閾値とも呼ぶ。
今、3台の機器PC1〜PC3と、3つのコンセントC1〜C3とがあるとする。また、機器PC1とコンセントC1、機器PC2とコンセントC2、および機器PC3とコンセントC3の各組み合わせが既知で正しい接続であり、これらの組み合わせで現在接続されているとする。
相関係数算出部11は、機器PC1〜PC3の負荷情報と、コンセントC1〜C3との電力情報とにもとづき、一定時刻毎に(相関期間毎に)相関係数を算出する。
例えば、相関係数算出部11は、機器PC1とコンセントC1との相関係数、機器PC2とコンセントC2との相関係数、および機器PC3とコンセントC3との相関係数を算出する。
機器PC1とコンセントC1、機器PC2とコンセントC2、および機器PC3とコンセントC3の各組み合わせは、正しい接続の組み合わせなので、このとき算出される相関係数は、正対応相関係数である。
相関係数算出部11は、機器PC1とコンセントC2との相関係数と、機器PC1とコンセントC3との相関係数とを算出する。さらに相関係数算出部11は、機器PC2とコンセントC1との相関係数と、機器PC2とコンセントC3との相関係数とを算出する。さらにまた相関係数算出部11は、機器PC3とコンセントC1との相関係数と、機器PC3とコンセントC2との相関係数とを算出する。
これら機器PC1とコンセントC2、C3、機器PC2とコンセントC1、C3、および機器PC3とコンセントC1、C2の各組み合わせは、誤った接続の組み合わせである。
したがって、上記のような、機器PC1とコンセントC2、C3との相関係数、機器PC2とコンセントC1、C3との相関係数、および機器PC3とコンセントC1、C2との相関係数は、誤対応相関係数となる。
一方、制御部12は、相関係数算出部11により、このような正対応相関係数と誤対応相関係数が算出されると、相関期間t1、t2、t3、t4・・・の各時刻における複数の正対応相関係数の中から最小値を検出する。また、制御部12は、相関期間t1、t2、t3、t4・・・の各時刻における複数の誤対応相関係数の中から最大値を検出する。
そして、制御部12では、正対応相関係数の最小値が誤対応相関係数の最大値を上回るときの相関期間を検出し、検出した相関期間を最適相関期間と決定する。例えば、相関期間t4で正対応相関係数の最小値が誤対応相関係数の最大値を上回るならば、相関期間t4が最適相関期間となる。
また制御部12は、正対応相関係数の最小値が誤対応相関係数の最大値を上回るときの、当該最小値と当該最大値との平均値を最適閾値と決定する。この例でいえば、最適相関期間t4のときの正対応相関係数の最小値と、誤対応相関係数の最大値との平均値が最適閾値となる。
図11は正対応相関係数と誤対応相関係数との変化を示す図である。縦軸は相関係数、横軸は相関期間である。点線のグラフg1max、g1minは、正対応相関係数の変化を示し、実線のグラフg2max、g2minは、誤対応相関係数の変化を示している。
グラフg1maxは、機器PC1とコンセントC1に関する正対応相関係数、機器PC2とコンセントC2に関する正対応相関係数、および機器PC3とコンセントC3に関する正対応相関係数に対して、相関期間tにおける最大値をプロットしたものである。
また、グラフg1minは、機器PC1とコンセントC1に関する正対応相関係数、機器PC2とコンセントC2に関する正対応相関係数、および機器PC3とコンセントC3に関する正対応相関係数に対して、相関期間tにおける最小値をプロットしたものである。
ここで、機器PC1とコンセントC1に関する正対応相関係数の値をa1、機器PC2とコンセントC2に関する正対応相関係数の値をa2、および機器PC3とコンセントC3に関する正対応相関係数の値をa3とする。
このとき例えば、相関期間t4において、a1<a2<a3であったならば、グラフg1maxのプロットp1は、機器PC3とコンセントC3に関する正対応相関係数の値a3となる。また、相関期間t4において、グラフg1minのプロットp2は、機器PC1とコンセントC1に関する正対応相関係数の値a1となる。
一方、グラフg2maxは、機器PC1とコンセントC2、C3に関する誤対応相関係数、機器PC2とコンセントC1、C3に関する誤対応相関係数、および機器PC3とコンセントC1、C2に関する誤対応相関係数に対して、相関期間tにおける最大値をプロットしたものである。
また、グラフg2minは、機器PC1とコンセントC2、C3に関する誤対応相関係数、機器PC2とコンセントC1、C3に関する誤対応相関係数、および機器PC3とコンセントC1、C2に関する誤対応相関係数に対して、相関期間tにおける最小値をプロットしたものである。
ここで、機器PC1とコンセントC2、C3に関する誤対応相関係数の値をそれぞれb1、b2、機器PC2とコンセントC1、C3に関する誤対応相関係数の値をそれぞれb3、b4、および機器PC3とコンセントC1、C2に関する誤対応相関係数の値をそれぞれb5、b6とする。
このとき例えば、相関期間t4において、b1<b2<b3<b4<b5<b6であったならば、グラフg2maxのプロットp3は、機器PC3とコンセントC2に関する誤対応相関係数の値b6となる。また、相関期間t4において、グラフg2minのプロットp4は、機器PC1とコンセントC2に関する誤対応相関係数の値b1となる。
図11において、正対応相関係数の最小値が誤対応相関係数の最大値を上回る最短の時刻は、相関期間t4の場合である。したがって、相関期間t4が最適相関期間と決定される。
また最適相関期間t4のときの正対応相関係数の最小値と、誤対応相関係数の最大値との平均値が最適閾値となる。すなわち、この例の場合では、最適相関期間t4のときの正対応相関係数の最小値はa1、誤対応相関係数の最大値はb6であるから、(a1+b6)/2の値が最適閾値となる。
次にフローチャートを用いて動作を説明する。図12は第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
〔S1〕制御部12は、機器から送信される負荷情報を受信して、受信した負荷情報を負荷情報テーブルT4に登録する。機器には、リソース状況計測プログラムがインストールされており、制御部12の指示にもとづいて、リソース状況計測プログラムが稼働する。
リソース状況計測プログラムが稼働すると、自機器の負荷状況が一定時刻毎に計測されて、計測時刻と計測結果である負荷率とを含む負荷情報が情報処理装置1−1へ送信される。
なお、リソース状況計測プログラムでは、システムで設定される最大相関期間(相関期間パラメータテーブルT2の最大時間の項目に設定されている時間)の間、負荷状況を計測して情報処理装置1−1への報告を行う。
〔S2〕制御部12は、負荷情報を受信している期間内で、システム内の全コンセントの消費電力を一定時刻毎に取得し、測定時刻と消費電力とを含む電力情報を電力情報テーブルT3に登録する。
〔S3〕制御部12は、負荷情報の送信元となっている少なくとも1つの機器が、機器とコンセントとの対応関係があらかじめ既知である組み合わせの中の機器であるか否かを判断する。
すなわち、制御部12は、該送信元機器のIDが機器・コンセント既知対応テーブルT1に登録されている機器か否かを判断する。登録されていない場合は処理を終了し、登録されていればステップS4へ行く。
〔S4〕相関係数算出部11は、相関期間パラメータテーブルT2から相関期間のパラメータ情報を取得して相関期間を設定する。この場合、相関係数算出部11は、1回目の算出処理の場合では、相関期間パラメータテーブルT2の最小時間の項目に設定されている時間を取得して、この時間を相対期間とする。
また、2回目以降の算出処理を行う場合では、相関係数算出部11は、相関期間パラメータテーブルT2のステップ時間の項目に設定されている時間を取得し、この取得した時間と、前回の算出処理で使用した相対期間とを加算して、累積加算結果の値を相関期間とする。
〔S5〕制御部12は、ステップS4で設定された相関期間が、最大相関期間を超えるか否かを判断する。最大相関期間を超える場合は処理を終了し、超えない場合はステップS6へ行く。
〔S6〕相関係数算出部11は、ステップS4で設定された相関期間で正対応相関係数と誤対応相関係数とを算出し、制御部12は、該相関期間における、正対応相関係数の最小値と誤対応相関係数の最大値とを求める。
正対応相関係数の最小値をRcmin、誤対応相関係数の最大値をRwmax、ステップS4で設定された相関期間をDと表記すれば、制御部12により、相関期間Dにおける、正対応相関係数の最小値Rcmin(D)と、誤対応相関係数の最大値Rwmax(D)とが求められる。
〔S7〕制御部12は、ステップS6で求めた、正対応相関係数の最小値と誤対応相関係数の最大値とを比較する。正対応相関係数の最小値が誤対応相関係数の最大値よりも小さいか等しい場合は(Rcmin(D)≦Rwmax(D))、ステップS4へ戻る。また、正対応相関係数の最小値が誤対応相関係数の最大値よりも大きい場合は(Rcmin(D)>Rwmax(D))、ステップS8へ行く。
〔S8〕制御部12は、正対応相関係数の最小値が誤対応相関係数の最大値よりも上回る場合に、その正対応相関係数と誤対応相関係数との算出に使用した相関期間を最適相関期間と決定する。
また、制御部12は、正対応相関係数の最小値が誤対応相関係数の最大値よりも上回る場合に、その正対応相関係数の最小値と、誤対応相関係数の最大値との平均値を求めて、これを閾値として決定する。
ここで、最適相関期間をDadequate、最適閾値をTHadequateと表記すれば、制御部12により、Dadequate=Dと、THadequate=(Rcmin(D)+Rwmax(D))/2とが求められることになる。
以上のような手順により、最適相関期間と最適閾値とを求めておき、ある機器のコンセントへの対応付け判定処理を行う際には、これらの最適相関期間と最適閾値とを採用する。
例えば、最適相関期間Dadequateと、最適閾値THadequateとがすでに求まっており、機器PC0とコンセントC0との対応関係を調べるとする。この場合、機器PC0とコンセントC0との相関係数を算出することになるが、この相関係数を算出する場合に用いられる相関期間には、最適相関期間Dadequateが使用される。
そして、算出後の相関係数に対する判定閾値には、最適閾値THadequateが使用され、算出した相関係数が最適閾値THadequate以上であるならば、機器PC0とコンセントC0とが正しく対応付けられると判定されることになる。
ここで、相関期間を伸長して相関係数を算出すれば、相関対象の標本数が増えるため、機器とコンセントとの対応付け判定処理の精度は向上するが、相関期間を単に伸長しただけでは、判定結果を得るまでの待ち時間が長くなってしまう。
逆に、相関期間を短縮して相関係数を算出すれば、判定結果を得るまでの待ち時間は短くなるが、相関期間を単に短縮しただけでは、機器とコンセントとの対応付け判定処理の精度は低下してしまう。例えば、短い相関期間で相関性が偶然に一致する場合があり、その状態で判定される可能性がある等の理由からである。
このようなトレードオフの状況に対し、本技術では、機器とコンセントのペアをあらかじめ設定しておき、正しい対応における相関係数と、誤った対応における相関係数とを分けて計算し、相関期間を短い値から徐々に長くして双方の相関係数を求める。
そして、正しい対応の相関係数の最小値が、誤った対応の相関係数の最大値を上回った時点での相関期間を最適相関期間とし、このときの正誤2つの相関係数それぞれの最小値と最大値との平均値を最適閾値として採用する。
機器・コンセント間対応付け判定処理を行う前に、このような較正処理をあらかじめ行って最適相関期間と最適閾値とを求めておく。これにより、上記のようなトレードオフの状況に対して、機器とコンセントとの対応付け判定精度の低下を最小限に抑えつつ、できるだけ相関期間を短くすることが可能になり、また、最適な相関期間と閾値とを効率よく設定することが可能になる。
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態では、機器とコンセントとの既知の対応関係に対して、その既知の対応関係が再度得られる確率(正解率)を求め、基準正解率と、算出された正解率との比較結果にもとづき、最適相関期間および最適閾値を決定するものである。
図13は第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
〔S11〕制御部12は、機器から送信される負荷情報を受信して、受信した負荷情報を負荷情報テーブルT4に登録する。
〔S12〕制御部12は、負荷情報を受信している期間内で、システム内の全コンセントの消費電力を一定時刻毎に取得し、測定時刻と消費電力とを含む電力情報を電力情報テーブルT3に登録する。
〔S13〕制御部12は、負荷情報の送信元となっている少なくとも1つの機器のIDが、機器・コンセント既知対応テーブルT1に登録されている機器か否かを判断する。登録されていない場合は処理を終了し、登録されていればステップS14へ行く。
〔S14〕相関係数算出部11は、相関期間パラメータテーブルT2から相関期間のパラメータ情報を取得して相関期間を設定する。この場合、1回目の算出処理の場合では、相関期間パラメータテーブルT2の最小時間の項目に設定されている時間を取得して、この時間を相対期間とする。
また、2回目以降の算出処理の場合では、相関期間パラメータテーブルT2のステップ時間の項目に設定されている時間を取得し、この取得した時間と、前回の算出処理で使用した相対期間とを加算して、累積加算結果の値を相関期間とする。
〔S15〕制御部12は、ステップS14で設定された相関期間が、最大相関期間を超えるか否かを判断する。最大相関期間を超える場合は処理を終了し、超えない場合はステップS16へ行く。
〔S16〕相関係数算出部11は、ステップS14で設定された相関期間Dで正対応相関係数の最小値であるRcmin(D)を求める。また、相関係数算出部11は、相関期間Dの誤対応相関係数Rw(D)を求める。相関期間DにN個の誤対応相関係数があるとすれば、Rw(D)={Rw1(D)、Rw2(D)、・・・、Rwn(D)}である。
〔S17〕制御部12は、相関期間DのN個の誤対応相関係数Rw1(D)、Rw2(D)、・・・、Rwn(D)の中で、相関期間Dにおける正対応相関係数の最小値Rcmin(D)よりも大きな値となる誤対応相関係数の出現回数nを検出する。nは、誤対応相関係数の内、誤って対応関係有りと判定される相関係数の数であり、1≦n≦Nの範囲内の自然数である。
〔S18〕制御部12は、機器とコンセントとの既知の対応関係に対して、その既知の対応関係が再度得られる正解率Pを(1−(n/(Nc+N)))で算出する。なお、Ncは、相関期間Dにおける正対応相関係数の個数である。
また、制御部12は、基準正解率Prefと、算出した正解率Pとを比較する。算出した正解率Pが基準正解率Prefを超える場合はステップS19へ行き、超えない場合はステップS14へ戻る。
〔S19〕制御部12は、ステップS18のPref<(1−(n/(Nc+N)))を満たすときの相関期間Dを最適相関期間と決定する。また、正対応相関係数の最小値Rcmin(D)より大きくなるn個の誤対応相関係数の内の最小の値を最適閾値と決定する。
このように、第2の実施の形態では、正対応相関係数の最小値を超える誤対応相関係数が算出された回数にもとづき、機器とコンセントとの接続関係が正しく判定される正解率を算出する。
そして、正解率が基準正解率を超える場合の相関係数の計算対象期間を相関期間として検出する。また、正解率が基準正解率を超える場合、正対応相関係数の最小値を上回る最小の誤対応相関係数を最適閾値と決定する。
これにより、あらかじめ設定した基準値を超える正解率が得られる最適相関係数と最適閾値とを常に維持することが可能になる。なお、上記では、正対応相関係数の最小値Rcmin(D)より大きくなるn個の誤対応相関係数の内の最小の値を閾値として選択したが、正対応相関係数の最小値Rcmin(D)を閾値に選択してもよい。
〔第3の実施の形態〕
第3の実施の形態では、機器とコンセントとの現状の対応関係に対する、その既知の対応関係が再度得られる正解率が、基準正解率から一定値を減算した値以下となる場合には、第2の実施の形態の較正処理フローを行って、あらためて最適相関係数と最適閾値を求めるものである。
図14は第3の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
〔S21〕制御部12は、機器とコンセントとの対応関係の判定結果を取得する。
〔S22〕制御部12は、基準正解率Prefを取得する。
〔S23〕制御部12は、ステップS21で得た判定結果にもとづく正解率が、基準正解率に対して一定値(α)を減算した値以下となるか否かを判断する。該正解率が(基準正解率−α)以下の場合はステップS24へ行き、該正解率が(基準正解率−α)を超える場合は、ステップS21へ戻る。
〔S24〕制御部12は、第2の実施の形態の較正処理フローを実施する。
このように、第3の実施の形態では、較正処理を行った後、正解率を再度算出したときに、該正解率が基準正解率から一定値を減算した値以下となる場合は、較正処理を再度実行する。これにより、あらかじめ設定した基準正解率の近傍に位置する正解率が得られる最適相関係数と最適閾値とを常に維持することが可能になる。
〔第4の実施の形態〕
第4の実施の形態では、機器とコンセントとの現状の対応関係に対して、その既知の対応関係が再度得られる正解率が、基準正解率から一定値を加算した値以上となる場合には、第2の実施の形態の較正処理フローを行って、あらためて最適相関係数と最適閾値を求めるものである。
図15は第4の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
〔S31〕制御部12は、機器とコンセントとの対応関係の判定結果を取得する。
〔S32〕制御部12は、基準正解率Prefを取得する。
〔S33〕制御部12は、ステップS31で得た判定結果にもとづく正解率が、基準正解率に対して一定値(α)を加算した値以上となるか否かを判断する。該正解率が(基準正解率+α)以上の場合はステップS34へ行き、該正解率が(基準正解率+α)を超えない場合は、ステップS31へ戻る。
〔S34〕制御部12は、第2の実施の形態の較正処理フローを実施する。
このように、第4の実施の形態では、較正処理を行った後、正解率を再度算出したときに、該正解率が基準正解率に一定値を加算した値以上となる場合は、較正処理を再度実行する。これにより、あらかじめ設定した基準正解率の近傍に位置する正解率が得られる最適相関係数と最適閾値とを常に維持することが可能になる。
〔第5の実施の形態〕
第5の実施の形態では、機器とコンセントとの既知の対応関係に対して、その既知の対応関係が再度得られる正解率を求め、基準正解率と、算出された正解率とを比較する。そして、算出された正解率が基準正解率を上回る場合に、誤対応相関係数と正対応相関係数との差が一定値以上であるか否かを判断し、判断結果にもとづき、最適相関期間および最適閾値を決定するものである。
図16は第5の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
〔S41〕制御部12は、機器から送信される負荷情報を受信して、受信した負荷情報を負荷情報テーブルT4に登録する。
〔S42〕制御部12は、負荷情報を受信している期間内で、システム内の全コンセントの消費電力を一定時刻毎に取得し、測定時刻と消費電力とを含む電力情報を電力情報テーブルT3に登録する。
〔S43〕制御部12は、負荷情報の送信元となっている少なくとも1つの機器のIDが、機器・コンセント既知対応テーブルT1に登録されている機器か否かを判断する。登録されていない場合は処理を終了し、登録されていればステップS44へ行く。
〔S44〕相関係数算出部11は、相関期間パラメータテーブルT2から相関期間のパラメータ情報を取得して相関期間を設定する。この場合、1回目の算出処理の場合では、相関期間パラメータテーブルT2の最小時間の項目に設定されている時間を取得して、この時間を相対期間とする。
また、2回目以降の算出処理の場合では、相関期間パラメータテーブルT2のステップ時間の項目に設定されている時間を取得し、この取得した時間と、前回の算出処理で使用した相対期間とを加算して、累積加算結果の値を相関期間とする。
〔S45〕制御部12は、ステップS44で設定された相関期間が、最大相関期間を超えるか否かを判断する。最大相関期間を超える場合は処理を終了し、超えない場合はステップS46へ行く。
〔S46〕相関係数算出部11は、ステップS44で設定された相関期間Dで正対応相関係数の最小値であるRcmin(D)を求める。また、相関係数算出部11は、相関期間Dの誤対応相関係数Rw(D)を求める。相関期間DにN個の誤対応相関係数があるとすれば、Rw(D)={Rw1(D)、Rw2(D)、・・・、Rwn(D)}である。
〔S47〕制御部12は、相関期間DのN個の誤対応相関係数Rw1(D)、Rw2(D)、・・・、Rwn(D)の中で、相関期間Dにおける正対応相関係数の最小値Rcmin(D)よりも大きな値となる誤対応相関係数の出現回数nを検出する。nは、誤対応相関係数の内、誤って対応関係有りと判定される相関係数の数であり、1≦n≦Nの範囲内の自然数である。
〔S48〕制御部12は、機器とコンセントとの既知の対応関係に対して、その既知の対応関係が再度得られる正解率Pを(1−(n/(Nc+N)))で算出する。なお、Ncは、相関期間Dにおける正対応相関係数の個数である。
また、制御部12は、基準正解率Prefと、算出した正解率Pとを比較する。算出した正解率Pが基準正解率Prefを超える場合はステップS49へ行き、超えない場合はステップS44へ戻る。
〔S49〕制御部12は、正対応相関係数の最小値を上回る最大の誤対応相関係数Rw1(D)から正対応相関係数の最小値Rcmin(D)を減算して差分値Rdiffを求める。
〔S50〕制御部12は、差分値Rdiffが一定値Rを超えるか否かを判断する。差分値Rdiffが一定値Rを超える場合はステップS44へ戻り、差分値Rdiffが一定値Rを超えない場合はステップS51へ行く。
〔S51〕制御部12は、最適相関期間Dadequate=Dと、最適閾値THadequate=Rwn(D)とを求める。
このように、第5の実施の形態では、正対応相関係数の最小値を超える誤対応相関係数が算出された回数にもとづき、機器とコンセントとの接続関係が正しく判定される正解率を算出する。
そして、正解率が基準正解率を超え、かつ正対応相関係数の最小値を上回る最大の誤対応相関係数と、正対応相関係数の最小値との差分値が一定値を超える場合の相関係数の計算対象期間を相関期間として検出する。また、正解率が基準正解率を超える場合、正対応相関係数の最小値を上回る最小の誤対応相関係数を閾値として検出する。
これにより、あらかじめ設定した基準値を超える正解率が得られる最適相関係数と最適閾値とを常に維持することが可能になる。なお、上記では、正対応相関係数の最小値Rcmin(D)より大きくなるn個の誤対応相関係数の内の最小の値を閾値として選択したが、正対応相関係数の最小値Rcmin(D)を閾値に選択してもよい。
〔第6の実施の形態〕
第6の実施の形態では、稼働している機器数ごとに最適な相関期間と閾値とを保持しておき、現在の機器の稼動数に応じた相関期間と閾値とを取得して、機器の稼動数に応じた最適相関期間と最適閾値を短時間で求めるものである。
図17は第6の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
〔S61〕制御部12は、機器とコンセントとの現在接続されている対応関係を取得する。
〔S62〕制御部12は、現在稼働している機器の数(N)を検出する。
〔S63〕制御部12は、機器数パラメータテーブルT7(図10)を参照して、機器数Nに最も近いエントリを検出する。例えば、N=9ならば、図10の場合では、機器数パラメータテーブルT7の機器数の項目に“10”が設定されているテーブルエントリを検出することになる。
〔S64〕制御部12は、検出したエントリにパラメータの値、すなわち、相関期間および閾値の値が登録されているか否かを判断する。登録されている場合はステップS65へ行き、どちらか一方でも未登録の場合はステップS66へ行く。
〔S65〕制御部12は、機器数パラメータテーブルT7に設定されている相関期間と閾値とのそれぞれの値を、最適相関期間と最適閾値として採用する。
〔S66〕制御部12は、第2の実施の形態の較正処理フローを実施する。
〔S67〕制御部12は、ステップS66で得た最適相関係数と最適閾値とを機器数パラメータテーブルT7に設定・更新する。
このように、第6の実施の形態では、機器数に応じた相関期間と閾値とが登録された機器数パラメータテーブルT7にもとづき、現在稼働している機器数に最も近いエントリを該テーブルから検出し、エントリに示される相関期間と閾値を、最適相関期間と最適閾値として採用する。これにより、機器の稼動数に応じた最適な相関期間と判定閾値を即時に決定することが可能になる。
〔第7の実施の形態〕
第7の実施の形態では、ある機器とコンセントとの組み合わせが、条件(既知判定条件)を満たす場合には、これら機器とコンセントとの組み合わせが既知の対応関係(正しい接続関係)にあるものと認識するものである。なお、既知判定条件とは、規定時間の間に、規定値以上の相関係数が、規定回数以上得られるという内容の条件である。
図18は第7の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
〔S71〕制御部12は、機器・コンセント既知対応テーブルT1のエントリが既知判定条件を満たすか否かを判断する。既知判定条件を満たす場合はステップS73へ行き、条件を満たさない場合はステップS72へ行く。
〔S72〕制御部12は、既知判定条件を満たさないエントリを機器・コンセント既知対応テーブルT1から削除する。
〔S73〕制御部12は、すべての機器とすべてのコンセントとの組み合わせに対する相関係数を算出する。
〔S74〕制御部12は、ステップS73で求めた相関係数に対して、既知判定条件を満たす組み合わせがあるか否かを判断する。既知判定条件を満たす相関係数があればステップS75へ行き、既知判定条件を満たす相関係数がなければステップS71へ戻る。
〔S75〕制御部12は、既知判定条件を満たす相関係数に該当する機器とコンセントとの組み合わせを、機器・コンセント既知対応テーブルT1に追加する。
このように、第7の実施の形態では、相関係数が規定時間内で規定値以上、規定回数を超えるような機器とコンセントのペアは、既知対応関係にあるものとして機器・コンセント既知対応テーブルT1に追加する。また、機器・コンセント既知対応テーブルT1に登録されているペアで、これら条件を満たさない場合は、機器・コンセント既知対応テーブルT1から削除する。これにより、機器とコンセントとの最新の対応関係を取得することができる。
次に本技術を利用して情報処理システムへの不正なアクセスを検出する場合の例について説明する。不正アクセスとしては、例えば、正当なコンセントに接続されていないクライアント端末からログインが認められる場合などが該当する。
図19は情報処理システムの構成例を示す図である。情報処理システム20は、サーバ21、クライアント端末22、ルータ23を備え、ルータ23は、ネットワーク200と接続している。また、情報処理システム20は、電源タップ24を有し、クライアント端末22は、電源タップ24のコンセントに接続して電源が供給される。
ここで、電源タップ24は、複数のコンセントを備えている。電源タップ24は、コンセント毎にコンセントを識別するコンセントIDが付され、コンセントID毎の電力情報をサーバ21へ送信する。
クライアント端末22は、電力認証要求として端末ID、負荷情報およびIP(Internet Protocol)アドレスをサーバ21へ送信する。
サーバ21は、電源タップ24から送信された電力情報と、クライアント端末22から送信された電力認証要求メッセージとから、機器・コンセント間対応付け判定処理を行う。そして、サーバ21は、求めた対応関係が許可コンセントテーブルT8に登録されているか否かを判断する。登録されている場合、サーバ21は、当該クライアント端末22の電力認証を許可し、通信許可設定として、クライアント端末22のIPアドレスをルータ23に通知する。
なお、許可コンセントテーブルT8は、端末IDと許可コンセントIDの項目を有し、クライアント端末が接続してよい電源タップ24のコンセントが登録されるテーブルである。クライアント端末22は、サーバ21によって電力認証の許可を受けると、ルータ23を介してネットワーク200と通信することが可能になる。
図20は情報処理システムの電力認証動作を示すフローチャートである。
〔S81〕サーバ21は、クライアント端末22から送信された電力認証要求メッセージを受信する。
〔S82〕サーバ21は、電源タップ24から送信された電力情報と、クライアント端末22から送信された電力認証要求メッセージとから、機器・コンセント間対応付け判定処理を行う。
〔S83〕サーバ21は、求めた対応関係が許可コンセントテーブルT8に登録されているか否かを判断する。登録されている場合はステップS84へ行き、未登録の場合はステップS86へ行く。
〔S84〕サーバ21は、クライアント端末22の電力認証を許可し、通信許可設定として、クライアント端末22のIPアドレスをルータ23に通知する。
〔S85〕サーバ21は、クライアント端末22へ電力認証許可応答を通知する。
〔S86〕サーバ21は、クライアント端末22へ電力認証不許可応答を通知する。
このように、情報処理システム20において、サーバ21では、本技術の較正処理によって求められた短縮化された相関期間(最適相関期間)を用いて、クライアント端末22と電源タップ24のコンセントとの対応付け判定処理を行う。これにより、クライアント端末22からのアクセスが正当なものか不当なものかを早期に検出することが可能になる。
次に本技術をコンピュータによって実現する場合について説明する。上記に示した処理機能は、コンピュータによって実現可能である。
図21は本実施の形態に用いるコンピュータのハードウェアの一構成例を示す図である。図1の情報処理装置1内のコンピュータ100は、CPU101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス108を介してRAM(Random Access Memory)102と複数の周辺機器が接続されている。
RAM102は、コンピュータ100の主記憶装置として使用される。RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。
バス108に接続されている周辺機器としては、HDD(Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、光学ドライブ装置106、および通信インタフェース107がある。
HDD103は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD103は、コンピュータ100の二次記憶装置として使用される。HDD103には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、二次記憶装置としては、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置104には、モニタ104aが接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ104aの画面に表示させる。モニタ104aとしては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
入力インタフェース105には、キーボード105aとマウス105bとが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード105aやマウス105bから送られてくる信号をCPU101に送信する。なお、マウス105bは、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
光学ドライブ装置106は、レーザ光などを利用して、光ディスク106aに記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク106aは、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク106aには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(Rewritable)などがある。
通信インタフェース107は、ネットワーク110に接続されている。通信インタフェース107は、ネットワーク110を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。また、コンピュータで本実施の形態の処理機能を実現する場合、図1の情報処理装置1が有する機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。
そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM/RWなどがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto Optical disk)などがある。なおプログラムを記録する記録媒体には、一時的な伝搬信号自体は含まれない。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)などの電子回路で実現することもできる。
以上説明したように、本技術によれば、機器とコンセントとの対応付け判定処理に際して、誤判定率を最小限に抑えて、短い期間での判定処理が可能になる。このため、グループウェアなどにおける利用者位置の検出時間が短縮化されることになる。また、判定処理時間が短縮化されることで、システム全体の処理負荷も低減することが可能になる。
以上、実施の形態を例示したが、実施の形態で示した各部の構成は同様の機能を有する他のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。
1 情報処理装置
1a 負荷情報取得手段
1b 電力情報取得手段
1c 記憶手段
1d 計算手段
1e 検出手段
1f 対応付け手段
1g 表示手段
2、3 電源タップ
2a、2b、3a、3b コンセント
4a、4b、4c、4d 機器
5 アクセスポイント

Claims (11)

  1. 機器の負荷を示す負荷情報を取得する負荷情報取得手段と、
    複数のコンセントそれぞれから供給された電力を示す電力情報を取得する電力情報取得手段と、
    機器の負荷情報と、コンセントの電力情報とにもとづき、機器の負荷とコンセントから供給された電力との間の相関係数を、機器と該機器が接続されたコンセントとの相関係数である正対応相関係数と、機器と該機器が接続されていないコンセントとの相関係数である誤対応相関係数とに分けて算出する計算手段と、
    正対応相関係数と誤対応相関係数とにもとづき、機器とコンセントとの間の対応付け判定処理を行う際の判定期間である相関期間を検出する検出手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記検出手段は、相関係数の計算対象期間を漸増させ、正対応相関係数の最小値が誤対応相関係数の最大値を超えるときの計算対象期間を相関期間として検出することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記検出手段は、検出した前記相関期間における正対応相関係数の最小値と、検出した前記相関期間における誤対応相関係数の最大値との平均値を求め、該平均値を前記対応付け判定処理を行う際に用いる閾値とすることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記検出手段は、
    正対応相関係数の最小値を超える誤対応相関係数が算出された回数にもとづき、機器とコンセントとの接続関係が正しく判定される正解率を算出し、
    前記正解率が基準正解率を超える場合の相関係数の計算対象期間を相関期間として検出する較正処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記検出手段は、前記較正処理を行った後、正解率を再度算出したときに、該正解率が前記基準正解率から一定値を減算した値以下となる場合は、前記較正処理を実行することを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記検出手段は、前記較正処理を行った後、正解率を再度算出したときに、該正解率が前記基準正解率に一定値を加算した値以上となる場合は、前記較正処理を実行することを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  7. 前記検出手段は、
    正対応相関係数の最小値を超える誤対応相関係数が算出された回数にもとづき、機器とコンセントとの接続関係が正しく判定される正解率を算出し、
    前記正解率が基準正解率を超え、かつ正対応相関係数の最小値を上回る最大の誤対応相関係数と、正対応相関係数の最小値との差分値が一定値を超える場合の相関係数の計算対象期間を相関期間として検出する較正処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  8. 前記検出手段は、機器の稼働数毎に相関期間を検出することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  9. 前記検出手段は、機器とコンセントとの組み合わせに対して、規定時間の間に、規定数以上の相関係数が規定回数以上出現したことを検出すると、当該機器が当該コンセントに接続されていると認識して登録することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  10. コンピュータが、
    機器の負荷を示す負荷情報を取得し、
    複数のコンセントそれぞれから供給された電力を示す電力情報を取得し、
    機器の負荷情報と、コンセントの電力情報とにもとづき、機器の負荷とコンセントから供給された電力との間の相関係数を、機器と該機器が接続されたコンセントとの相関係数である正対応相関係数と、機器と該機器が接続されていないコンセントとの相関係数である誤対応相関係数とに分けて算出し、
    正対応相関係数と誤対応相関係数とにもとづき、機器とコンセントとの間の対応付け判定処理を行う際の判定期間である相関期間を検出する、
    ことを特徴とする機器・コンセント間対応付け方法。
  11. コンピュータに、
    機器の負荷を示す負荷情報を取得し、
    複数のコンセントそれぞれから供給された電力を示す電力情報を取得し、
    機器の負荷情報と、コンセントの電力情報とにもとづき、機器の負荷とコンセントから供給された電力との間の相関係数を、機器と該機器が接続されたコンセントとの相関係数である正対応相関係数と、機器と該機器が接続されていないコンセントとの相関係数である誤対応相関係数とに分けて算出し、
    正対応相関係数と誤対応相関係数とにもとづき、機器とコンセントとの間の対応付け判定処理を行う際の判定期間である相関期間を検出する、
    処理を実行させるプログラム。
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