JP6101953B2

JP6101953B2 - バイオコンテナバッグ用の支持体

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Publication number: JP6101953B2
Application number: JP2016031003A
Authority: JP
Inventors: ビー．シールマイケル; クラークポール
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Filing date: 2016-02-22
Publication date: 2017-03-29
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Description

発明の背景

[0001]バイオコンテナバッグは、配管およびコネクタと共にパッケージジングされることができる。いくつかのバイオコンテナバッグは、大きく（例えば、約１０００Ｌ以上）ならびに／または取扱い、移送、および／もしくは組付けが困難である。

[0002]本発明は、従来技術の欠点の少なくともいくつかの改善を実現する。本発明のこれらおよび他の利点は、以下に明記する説明から明らかであろう。

[0003]本発明の実施形態は、トート（収容体）内に配置されるインペラを含むバイオコンテナバッグ用の支持体であって、（ａ）互いに対向する側部と前端部と後端部とを有するとともに、ほぼ中央に位置する第１の開口部と、前端部付近に位置するオフセットされた第２の開口部とを含む基板であって、第１の開口部が第１の直径を有し、オフセットされた第２の開口部が第２の直径を有し、第２の直径が第１の直径よりも小さく、基板が後端部に切り欠きを更に備え、切り欠きがトートとの整合を可能にし、基板が、トート内に配置されたときに、高点と低点とを与える水平軸線を有し、低点が、オフセットされた第２の開口部に位置する、基板と、（ｂ）基板のそれぞれの互いに対向する側部にヒンジ連結された、第１および第２の互いに対向する側壁であって、各側壁が、上部と下部と、上部と下部との間に水平に配設されたヒンジとを有するとともに、側壁を把持するのに好適な少なくとも１つの開口部を含み、ならびに／またはバイオコンテナバッグをトートにおよび／もしくはトートから移送する一方で支持体を搬送するためのストラップを含む、側壁とを備えるバイオコンテナバッグ用の支持体を提供する。

ほぼ中央に位置する第１の開口部と、オフセットされた第２の開口部と、第１および第２の互いに対向する側壁と、前壁とを有する基板を備える、本発明の実施形態による支持体であって、支持体が平らに広げられており、支持体が、第１および第２の互いに対向する側壁にそれぞれ取り付けられた、第１および第２のストラップを更に備える、支持体の上面図である。前壁と基板との間のヒンジ連結と、互いに対向する側壁の上部と下部との間のヒンジ連結とを示す、図１に示す支持体の斜視図である。側壁の下部と基板とのヒンジ連結と、前壁の上部と下部とのヒンジ連結とをも示す、前壁上のタブを側壁におけるスロットに係合させた後の、図１に示す支持体の部分的に組み立てられた図である。外形ストリップを含み、その結果、支持体がトート内（外形ストリップの上）に配置されたときに、基板が、高点と低点とをもたらす水平方向軸線を有し、低点が、オフセットされた第２の開口部に位置する、トートの図である。チューブ官理システムのチューブ支持体をも示す、バイオコンテナバッグとチューブ支持体とを備えるバイオコンテナチューブ官理システムで使用する部分的に組み立てられた支持体の図である。、バイオコンテナチューブ官理システムのチューブ支持体が、互いに対向する側壁の上部に保持される、図５に示す組み立てられた支持体の前面斜視図である。互いに対向する側壁の上部と下部の両方に係合させた、後部保持壁をも示す、図６に示す組み立てられた支持体の後面斜視図である。（インペラを含む）部分的に膨張したバイオコンテナバッグと、本発明の実施形態による支持体での使用に好適な、チューブ支持体とを備える、例示的なバイオコンテナチューブ官理システムの図である。図８に示すバイオコンテナチューブ官理システムを収納する組み立てられた支持体の前方上面斜視図である。支持体の基板における第１および第２の開口部を通って突出する、インペラハウジング組立体の下部とバイオコンテナバッグの排出ポートとをも示す、図８に示すバイオコンテナチューブ官理システムを収納する組み立てられた支持体の底面斜視図である。

[0014]本発明の実施形態によれば、トート内に配置されるインペラを含むバイオコンテナバッグ用の支持体であって、（ａ）互いに対向する側部と前端部と後端部とを有するとともに、ほぼ中央に位置する第１の開口部と、前端部付近に位置するオフセットされた第２の開口部とを含む基板であって、第１の開口部が第１の直径を有し、オフセットされた第２の開口部が第２の直径を有し、第２の直径が第１の直径未満であり、基板が後端部に切り欠きを更に備え、切り欠きがトートとの整合を可能にし、基板が、トート内に配置されたときに、高点と低点とを与える水平軸線を有し、低点が、オフセットされた第２の開口部に位置する、基板と、（ｂ）基板のそれぞれの互いに対向する側部にヒンジ連結された、第１および第２の互いに対向する側壁であって、各側壁が、上部と下部と、上部と下部との間に水平に配設されたヒンジとを有するとともに、側壁を把持するのに好適な少なくとも１つの開口部を含み、ならびに／またはバイオコンテナバッグをトートにおよび／もしくはトートから移送する一方で支持体を搬送するためのストラップを含む、側壁とを備えるバイオコンテナバッグ用の支持体が提供される。

[0015]好ましい実施形態において、支持体は、基板の前端部にヒンジ連結された、前壁を更に備える。所望であれば、前壁は、上部と下部と、上部と下部との間に水平に配設されたヒンジとを有する。前壁はタブを有してもよく、かつ側壁は各々受入スロットを有してもよく、前壁と側壁とを適所で互いに一時的に係合させるために、前壁上のタブが受入スロット内に挿入可能である。典型的には、前壁は、バイオコンテナバッグ配管、プローブ支持体、ならびに／またはポートを収容するための複数のスロットおよび／もしくは開口部を有する。

[0016]支持体の好ましい実施形態において、側壁および／または前壁は、一体構造として基板に取り付けられる。

[0017]典型的には、支持体は、第１および第２の互いに対向する側壁にそれぞれ取り付けられた、第１および第２のストラップを更に備える。

[0018]実施形態において、支持体は、バイオコンテナバッグとチューブ支持体とを備えるバイオコンテナチューブ官理システムを支持するのに好適であり、第１および第２の互いに対向する側壁の各々の上部が各々、チューブ支持体に係合するための少なくとも２つのスロットを含む。

[0019]別の実施形態では、バイオコンテナバッグを移送するための方法であって、バイオコンテナバッグを支持体の基板上に配置するステップと、第１および第２の互いに対向する壁の少なくとも下部を略垂直位置に移動させるステップと、バイオコンテナを所望の位置に移送するステップとを含む方法が提供される。いくつかの実施形態において、方法は、水平に配設されたヒンジを介して上部を内側に移動させることを更に含む。

[0020]方法の実施形態は、バイオコンテナバッグを所望の位置に移送する前に、前壁上のタブを側壁の受入スロット内に挿入し、前壁と側壁とを互いに一時的に係止するステップを更に含むことができる。

[0021]好ましい実施形態において、方法は、支持体をトート内に配置するステップを更に含み、トートのバッフルが基板における切り欠き内に位置する。

[0022]好適には、バイオコンテナバッグを使用の前後により容易に移送することができ、かつバッグの設置面積を低減することができる。追加的に、または代替的に、配管に折り目を付けるまたは配管を折り曲げる可能性を最小限に抑える一方で、支持体の一部が配管を収容することができる。

[0023]本発明の実施形態は、任意の容積を有する種々のバイオコンテナバッグ（またはバイオリアクタバッグまたはバイオプロセシングコンテナ）を支持しかつ／または移送するのに使用するのに好適であり、ならびに、より大きな容積を備えた（例えば、少なくとも約５００Ｌの、または少なくとも約１０００Ｌの、またはそれよりも大きな容積を有する）バッグに特に好適である。バイオリアクタバッグは、任意の好適な形状（円筒形（例えば、単一の連続した側壁を有する）、正方形、矩形など）を有することができ、かつ、図８では、複数の側壁を備えた略直方体形状を有するものとして図示されている。好ましくは、バイオコンテナバッグは、可撓性を有する（例えば、プラスチック材料を含むように作られる）。

[0024]ここで、本発明の構成要素の各々を以下により詳細に説明し、この説明では、類似の構成要素が類似の参照番号を有する。

[0025]図１は、平らに広げられた、支持体１０００の実施形態を示している。図示の支持体は、互いに対向する側部１、２と前端部３と後端部４とを有するとともに、ほぼ中央に位置する第１の開口部５０と、前端部付近に位置するオフセットされた第２の開口部５１とを含む基板１０を備える。基板はまた、（例えば、支持体をトート内により良好に位置決めし、トートのバッフルを切り欠きに嵌め込むための）切り欠き５を後端部に有する。第１および第２の互いに対向する側壁１１、１２は、ヒンジ１１Ｃ、１２Ｃを介して基板のそれぞれの対向する側に連結される。各側壁は、上部と下部との間に水平に配設されたヒンジ１１Ｄ、１２Ｄを備え、下部１１Ａ、１２Ａと上部１１Ｂ、１２Ｂとを有する。

[0026]図示の実施形態はまた、ヒンジ１３Ｃを介して基板の前端部に連結された前壁１３を含む。図示の前壁は、上部と下部との間に水平に配設されたヒンジ１３Ｄを備え、下部１３Ａと上部１３Ｂとを有する。

[0027]バイオコンテナバッグに接触する壁および基板の表面は滑らかなものとして示されているが、バッグにおける排出を補助するための、例えばリブなどを含むことができる。

[0028]好ましくは、側壁および前壁は、ボルト、ねじ、またはリベットなどの追加の構造を介して別々に取り付けられるのではなく、ヒンジを介して（例えば、基板および壁と同じ材料から作られた「一体ヒンジ」を使用して）基板に一体に取り付けられる。同様に、壁の上部と下部とを連結するヒンジは、好ましくは一体ヒンジである。壁および基板を提供する（例えば、好適に剛性の支持体を提供する）のに使用するのに、種々の材料が好適である。好適な材料の１つの例として、高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）が挙げられる。

[0029]好ましくは、図１に示すように、前壁１３は前壁の対向する側部にタブ３１、３２を有し、かつ側壁１１、１２は受入スロット４１、４２をそれぞれ有し、（例えば、図３に示すように）前壁と側壁とを適所で互いに一時的に係合させるために、タブが受入スロット内に挿入可能である。所望であれば、タブ３１、３２はまた、スロット３１Ａおよび３２Ａを含むことができ、（例えば、保持具３２Ｂを示す、図５および図６に示すように）前壁と側壁とを互いにより確実に（但し、所望であれば一時的に）係止するために、保持具（例えば、ストラップ、クリップ、または可撓性のタイ）がスロット内に配置されることを可能にする。

[0030]任意選択的に、図１に示すように、側壁１１、１２は、タブ２１、２２とスロット２１Ｃ、２２Ｃとをそれぞれ含むことができ、例えば、支持体が、スロット２１Ｃ、２２Ｃに係合する後壁１４を更に備え、かつ後壁がスロット１４Ａ、１４Ｂを含み、その結果、タブ２１、２２が（例えば、図６および図７に示すように）スロット１４Ａ、１４Ｂにそれぞれ係合する。所望であれば、タブ２１、２２はまた、スロット２１Ａおよび２２Ａを含むことができ、（例えば、図７に示すように）後壁と側壁とを互いにより確実に（但し、所望であれば一時的に）係止するために、保持具がスロット内に配置されることを可能にする。

[0031]図１に図示する実施形態において、支持体はまた、側壁１１および１２にそれぞれ取り付けられたストラップ１２１、１２２を含む。任意選択的に、図１に示すように、各側壁はまた、少なくとも１つの開口部１１’および１２’（種々の形状が好適であるが、長円形状を有するものとして図示されている）を含む。ストラップおよび／または開口部の使用は、バイオコンテナをトートにおよび／またはトートから移送するのに有効である可能性がある（例えば、作業者が開口部を介して側壁を把持しかつ／またはストラップを介して支持体を搬送することができる）。

[0032]図１に図示する実施形態において、側壁１１および１２はまた各々、複数の「山形状の」開口部１１”、１２”として示す、少なくとも１つの追加の開口部を含む。追加の開口部は、伝熱を最大にするために使い捨てバイオコンテナバッグがトートの側部に接触することを可能にする開放領域を提供するのに有効である可能性がある。そのような追加の開口部が含まれる場合、それら開口部は、種々の形状を有することができ、かつ任意の好適な数とすることができる。山形状の使用は、トート内への装填ための方向指示を作業者に与えるために望ましい可能性がある。

[0033]図５〜図７および図９に関して以下により詳細に説明するように、第１および第２の側壁１１、１２は、それぞれの側壁スロット２２１Ａ、２２１Ｂ、２２２Ａ、および２２２Ｂを含むことができる。

[0034]支持体の実施形態は、配管、プローブ支持体、および／またはポートを含むバイオコンテナバッグセットを移送するのに特に有用である。例えば、図１に示す前壁部１３Ａおよび１３Ｂは、バイオコンテナバッグセットを移送する間の損傷を低減するために、バッグセット配管を支持するためのならびに／またはバイオコンテナに取り付けられたプローブ支持体および／もしくはポートが壁を貫通して延びることを可能にする複数のスロットおよび開口部を有する。追加的に、または代替的に、参照のために例えば図３を用いるに、下部１３Ａと上部１３Ｂとの間のヒンジ１３Ｄは、それら部分が異なるように配向されることを可能にし、基板の前端部３にかつ部分１３Ａの内部に作られた領域内に配設された配管のための「区画」を作り出し、これにより、配管に折り目を付けるまたは配管を折り曲げる可能性を低減し、その一方で、部分１３Ｂにおけるスロットを貫通して延びるポートおよび／または配管のより良好な支持のために部分１３Ｂをより垂直に配設することができる（例えば、図９および図１０に示すように、部分１３Ｂにおけるスロット、および部分１３Ａにおける開口部が、バイオコンテナバッグポートを支持する）。

[0035]参照のために図１〜図３および図１０を用いるに、様々なヒンジの使用は、インペラが第１の開口部５０よりも上に位置し（第１の開口部が（図１０により詳細に示すように）インペラハウジングの下部が開口部を貫通することを可能にする第１の直径を有し）かつバイオコンテナバッグにおける排出ポートが第２の開口部５１の上に位置する（第２の開口部が第１の直径未満である第２の直径を有し、第２の直径が（図１０により詳細に示すように）排出ポートを収容するのに十分である）ように、作業者が、インペラを収納するバイオコンテナバッグを基板上に配置した後に、バイオコンテナの周囲の支持体の側部を折り曲げることを可能にする。側部が好適に配設された時点で、作業者は、例えば、側壁における孔および／またはストラップを使用して、支持体を把持し、かつ所望によりバイオコンテナを、例えば、トートにおよびトートから移送することができる。

[0036]支持体は、好ましくは、基板が、トート内に配置されたときに、高点と低点とを与える水平軸線を有し、低点が、バイオコンテナバッグにおける改善された排出のための、オフセットされた第２の開口部に位置するように、トート内に装填される。図４に示すように、トート５００（図示しないトートバッフル）は、支持体がトート内に装填されたときに、低点が、オフセットされた第２の開口部に位置するように、角度の付いた「外形ストリップ」５１０（例えば、オフセットされた第２の開口部付近でより薄く、第１の開口部付近でより厚みのある）を含むことができる。代替的に、支持体の基板の底面が外形ストリップ（図示せず）を含むことができる。当技術分野で知られているように、高点と低点との間の所望の角度を選択することができる。

[0037]バイオプロセシングが完了した時点で、バイオコンテナバッグをトートから取り外し、所望の位置に移送し、支持体の側壁と前壁が係止解除され広げられた後に支持体から取り外すことができる。

[0038]本発明の実施形態は、多種多様なバイオコンテナおよび配管を含むバイオコンテナセットで使用するのに好適であるが、バイオコンテナバッグと配管とチューブ支持体とを備えるバイオコンテナチューブ官理システムに特に好適である。例えば、図８は、インペラ８００を収納する可撓性のバイオコンテナバッグ１００であって、その内側容積部（内部の中空部）を提供する、上壁１０１と、底壁１０２と、互いに対向する側壁１０３、１０４、１０５、１０６とを備える、バッグと、複数のスロット２１５Ａに加えて、タブ２１１Ａ、２１１Ｂ、２１２Ａおよび２１２Ｂを含むプレート２１０を備えるチューブ支持体２００であって、バッグの壁（側壁１０６に取り付けられた状態で示す）に取り付けられるチューブ支持体と、バッグに取り付けられるとともにバッグの内側容積部と流体連通した状態にある複数の中空チューブ２１６Ｂであって、チューブ支持体のスロット内に保持されるチューブとを備える、例示的なバイオコンテナチューブ官理システム２０００を示している。

[0039]参照のために図５〜図７および図９を用いるに（図５〜図７は残りのバイオコンテナチューブ官理システムなしにプレート２１０のみを示しており、かつ図９はプレート２１０を備えたバイオコンテナチューブ官理システムを示している）、タブ２１１Ａ、２１１Ｂ、２１２Ａおよび２１２Ｂを、それぞれの側壁スロット２２１Ａ、２２１Ｂ、２２２Ａおよび２２２Ｂに係合させることができ、ならびに、所望であれば、タブは、例えば、側壁とプレートとを互いにより確実に（但し、所望であれば一時的に）係止するために、保持具がスロット内に配置されることを可能にするための、上で説明したタブ３１、３２、２１および２２に関して説明したものと同様のスロットを含むことができる。バイオコンテナチューブ官理システムを上で説明したように移送することができる。

[0040]バイオコンテナバッグは、任意の好適な数および位置の追加のポート、例えば、以下のポート（すなわち、液体入口ポート、ガス入口ポート、ガス出口ポート、粉体入口ポート、酸／塩基入口ポート、プローブポート、試料ポートおよび／またはプローブ支持ポート）のいずれかの１つまたは複数を有することができる。例えば、図９および図１０に示すバイオコンテナバッグ１００は、複数のポートを含む。バイオコンテナバッグにより、種々の流体を処理および／または調製（混合を含む）することができる。用途としては、例えば、細胞培養（例えば、懸濁および接着細胞株のバッチおよび流加処理を含む）、ならびに、薬品、ワクチン、および静脈内輸液、抗体および／またはタンパク質含有流体、および／または食品・飲料産業用の流体を含む、医薬品産業および／またはバイオ医薬品産業用の無菌流体の調製が挙げられる。本発明の実施形態に従って混合された流体を、例えば、培地および／またはクロマトグラフィー緩衝液などの緩衝液として使用することができる。

[0041]本明細書に引用された刊行物、特許出願、および特許を含む全ての参考文献は、あたかも、各参考文献が、参照により本明細書に組み込まれるべく個別におよび具体的に示されており、かつその全体が本明細書に述べられているのと同程度に、参照により本明細書に組み込まれる。

[0042]本発明を説明する文脈（特に以下の特許請求の範囲の文脈）における「ａ」および「ａｎ」および「ｔｈｅ」および「少なくとも１つ（ａｔｌｅａｓｔｏｎｅ）」という用語ならびに同様の指示対象の使用は、本明細書に別段の指示がない限り、または文脈と明らかに矛盾しない限り、単数と複数の両方を包含すると解釈されるものとする。１つまたは複数の物品の列記が続く「少なくとも１つ」という用語（例えば、「ＡおよびＢのうちの少なくとも１つ」）の使用は、本明細書に別段の指示がない限り、または文脈と明らかに矛盾しない限り、列記された物品から選択される１つの物品（ＡもしくはＢ）または列記された物品の２つ以上の任意の組み合わせ（ＡおよびＢ）を意味すると解釈されるものとする。用語「備える（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」「有する（ｈａｖｉｎｇ）」「含む（ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ）」「包含する（ｃｏｎｔａｉｎｉｎｇ）」は、別段の断りのない限り、制限のない用語（すなわち、「含むが、それに限定されない」ことを意味する）と解釈されるものとする。本明細書における値の範囲の列挙は、本明細書に別段の指示がない限り、その範囲内にある各個別の値を個々に参照する簡便な方法として役立つように意図されたものにすぎず、各個別の値は、あたかもそれが本明細書に個々に列挙されているかのように本明細書に組み込まれる。本明細書で説明する全ての方法は、本明細書に別段の指示がない限り、または文脈と明らかに矛盾しない限り、任意の好適な順序で実施することができる。本明細書で提供するあらゆる例または例示的な言い回し（例えば、「など（ｓｕｃｈａｓ）」）は、本発明をより良く解説するように意図されたものにすぎず、特許請求の範囲に別段の記載がない限り、本発明の範囲に制限を課すものではない。本明細書中のいかなる言い回しも、請求項に記載されていない要素を、本発明の実施に不可欠であるものとして示すものとは解釈されるべきではない。

[0043]本発明を実行するための本発明者らに既知の最良の形態を含む、本発明の好ましい実施形態を本明細書で説明する。それらの好ましい実施形態の変形例は、前述の説明を読めば、当業者に明らかになるであろう。本発明者らは、当業者がそのような変形例を必要に応じて用いることを期待しており、また、本発明者らは、本発明が、本明細書で具体的に説明されているものとは別の方法で実施されることを意図している。よって、本発明は、準拠法によって許可されるように、本明細書に添付された特許請求の範囲に列挙された主題の全ての変更形態および均等物を含む。その上、全ての可能な変形例における上記要素の任意の組み合わせが、本明細書に別段の指示がない限り、または文脈と明らかに矛盾しない限り、本発明に含まれる。

１、２…互いに対向する側部、３…前端部、４…後端部、５…切り欠き、１０…基板、１１、１２…第１および第２の互いに対向する側壁、１１’、１２’…開口部、１１”、１２”…開口部、１１Ａ、１２Ａ、１３Ａ…下部、１１Ｂ、１２Ｂ、１３Ｂ…上部、１１Ｃ、１１Ｄ、１２Ｃ、１２Ｄ、１３Ｃ、１３Ｄ…ヒンジ、１３…前壁、１４…後壁、１４Ａ、１４Ｂ、２１Ａ、２１Ｃ、２２Ａ、２２Ｃ、３１Ａ、３２Ａ、２１５Ａ…スロット、２１、２２、３１、３２、２１１Ａ、２１１Ｂ、２１２Ａ、２１２Ｂ…タブ、４１、４２…受入スロット、５０…第１の開口部、５１…第２の開口部、１００…バイオコンテナバッグ、１０１…上壁、１０２…底壁、１０３、１０４、１０５、１０６…互いに対向する側壁、１２１、１２２…ストラップ、２００…チューブ支持体、２１０…プレート、２１６Ｂ…中空チューブ、２２１Ａ、２２１Ｂ、２２２Ａ、２２２Ｂ…側壁スロット、５００…トート、８００…インペラ、１０００…支持体、２０００…バイオコンテナチューブ官理システム。

Claims

トート内に配置されるインペラを含むバイオコンテナバッグ用の支持体であって、
（ａ）互いに対向する側部と、前端部と、後端部とを有するとともに、ほぼ中央に位置する第１の開口部と、前記前端部付近に位置するオフセットされた第２の開口部とを含む基板であって、前記第１の開口部が第１の直径を有し、前記オフセットされた第２の開口部が第２の直径を有し、前記第２の直径が前記第１の直径よりも小さく、前記基板が前記後端部に切り欠きを更に備え、前記切り欠きがトートとの整合を可能にし、前記基板が、前記トート内に配置されたときに、高点と低点とを与える水平軸線を有し、前記低点が、前記オフセットされた第２の開口部に位置する、基板と、
（ｂ）前記基板のそれぞれの互いに対向する側部にヒンジ連結された、互いに対向された第１の側壁および第２の側壁であって、該第１の側壁および該第２の側壁のそれぞれが、上部と下部と、前記上部と前記下部との間に水平に配設されたヒンジとを有するとともに、該第１の側壁および該第２の側壁を把持するのに好適な少なくとも１つの開口部を含み、および／または、前記バイオコンテナバッグを前記トートにおよび／もしくは前記トートから移送する一方で前記支持体を搬送するためのストラップを含む、第１の側壁および第２の側壁と
を備える、バイオコンテナバッグ用の支持体。
前記基板の前端部にヒンジ連結された前壁を更に備える、請求項１に記載のバイオコンテナバッグ用の支持体。
前記前壁がタブを有し、前記第１の側壁および前記第２の側壁のそれぞれが受入スロットを有し、前記前壁と前記第１の側壁および前記第２の側壁とを適所で互いに一時的に係合させるために、前記前壁上のタブが前記受入スロット内に挿入可能である、請求項１または２に記載のバイオコンテナバッグ用の支持体。
前記前壁が、バイオコンテナバッグ配管、プローブ支持体、および／またはポートを収容するための複数のスロットおよび／または開口部を有する、請求項１〜３のいずれか一項に記載のバイオコンテナバッグ用の支持体。
前記前壁が、上部と下部と、前記上部と前記下部との間に水平に配設されたヒンジとを有する、請求項１〜４のいずれか一項に記載のバイオコンテナバッグ用の支持体。
前記第１の側壁および前記第２の側壁および／または前記前壁が、一体構造として前記基板に取り付けられる、請求項１〜５のいずれか一項に記載のバイオコンテナバッグ用の支持体。
互いに対向する前記第１の側壁および前記第２の側壁にそれぞれ取り付けられた、第１のストラップおよび第２のストラップを更に備える、請求項１〜６のいずれか一項に記載のバイオコンテナバッグ用の支持体。
前記バイオコンテナバッグとチューブ支持体とを備えるバイオコンテナチューブ官理システムを支持するための請求項１〜７のいずれか一項に記載の支持体であって、互いに対向する前記第１の側壁および前記第２の側壁の各々の前記上部が各々、前記チューブ支持体に係合するための少なくとも２つのスロットを含む、バイオコンテナバッグ用の支持体。
バイオコンテナバッグを移送するための方法であって、前記バイオコンテナバッグを請求項１〜８のいずれか一項に記載の前記支持体の前記基板上に配置するステップと、前記第１および第２の互いに対向する壁の少なくとも前記下部を略垂直位置に移動させるステップと、前記バイオコンテナを所望の位置に移送するステップとを含む方法。
前記水平に配設されたヒンジを介して前記上部を内側に移動させるステップを含む、請求項９に記載の方法。
前記バイオコンテナバッグを所望の位置に移送する前に、前記前壁上の前記タブを前記第１の側壁および前記第２の側壁の前記受入スロット内に挿入し、前記前壁と前記第１の側壁および前記第２の側壁とを互いに一時的に係止するステップを更に含む、請求項９または１０に記載の方法。
前記支持体を前記トート内に配置するステップを更に含み、前記トートのバッフルが前記基板における前記切り欠き内に配置される、請求項９〜１１のいずれか一項に記載の方法。