本明細書中で使用する「喫煙品 」なる用語は、タバコ、タバコ派生品、膨張タバコ、再生タバコまたはタバコ代替え品をベースにしているかに関係なく紙巻きタバコ、シガーおよびシガリロなどの喫煙可能な製品および発熱するが燃焼しない製品(即ち 喫煙材を燃焼させずに熱を加えることによって喫煙材から風味が発生する製品)などのその他の非燃焼性タバコまたはニコチン製品を含む。
本明細書中で使用する「喫煙品の部材」なる用語は、タバコロッド、フィルター、フィルターセクションまたはマウスピースまたはこれらを組み合わせたものなどの喫煙品のあらゆる構成部材部分を含む。1つ以上の喫煙品の部材がラッパーで囲まれる。ラッパーは、2つの部材を接続する、1つ以上の部材を構造的に支持する、1つ以上の部材を喫煙品の別の部分に対して可動にする、喫煙品の特性(例えば換気)を調節するまたはほかのあらゆる機能の内の1つ以上の機能を有する。
図1〜3は延伸可能な喫煙品10を示している。延伸可能な喫煙品10は、第1部材11および第2部材12を含み、第1および第2部材は互いに対して可動である。本例では第1部材11は喫煙材ロッド13、この場合にはシガレットペーパーなどのラッパー材14に包まれたタバコを含む。第1フィルターセクション15は、第1プラグラッパー(図示せず)に包まれるが、包まれていないセクションであってもよい。第1フィルターセクション15は、チッピング材16、この例ではチッピング紙によってタバコロッド13に接続されている。第2部材12は円筒形のスリーブ20である。本例ではさらに第2部材12は、第2のプラグラッパー22に包まれた第2フィルターセクション21を含む。第2フィルターセクション21は、スリーブ20内で、この例では喫煙品10の吸い口端で固定されている。第1および/または第2フィルターセクション15、21はセルロースアセテートトウで作製してもよい。
第2部材12のスリーブ20は第1部材11の周りを延びている。第1部材11のタバコロッド13および第1フィルターセクション15は、ユニットとしてスリーブ20内を長手方向にスライドするように寸法が決められている。タバコロッド13および第1フィルターセクション15をタバコユニットまたは喫煙品の芯部材と称してもよい。
チッピング紙16は比較的高重量の紙、例えば40〜120gsmまたは特定の実施態様において60〜100gsmの紙で作製してもよい。タバコロッド13、第1フィルターセクション15およびチッピング紙16は、通常の紙巻きタバコと同じような方法で形成してもよい。しかしながら、タバコロッド13の長さは、本例では通常の紙巻きタバコのタバコロッドより短い48mmである。さらに第1および第2フィルターセクション15、21は、通常の紙巻きタバコフィルターより硬くてもよい。一部の実施態様では喫煙品10は、タバコロッド13の端部に第1フィルターセクション15またはなんらかの別の比較的硬質の物質を含む。
第1部材11および第2部材12が互いに対して移動できる範囲は、使用の際、第2部材12の第2係合面23と係合する第1部材11の第1係合面17によって少なくとも1つの方向において制限される。
本例ではタバコロッド13と第1フィルターセクション15を接続するシート材16が第1部材11の第1係合面17を画定する。シート材16は、端面、この例ではユーザーの口から離れている方の端部を有し、これが第1係合面17を形成する。第1係合面17は喫煙材源13から半径方向外方に延び、喫煙品10の吸い口端から軸方向に離れた方向を向いている。
チェンバー24が第1フィルターセクション15および第2フィルターセクション21の間でスリーブ20内に形成されている。チェンバー24は、第1部材11を円筒状スリーブ20内で軸方向にスライドさせると、長さが変わり、よって容積が変化する。チェンバー24の長さはゼロから所定の最大長さまで変化する。本例では第1および第2部材11、12、即ち スリーブ20およびタバコロッド13の最大長さを超える相対移動は、第1および第2係合面17、23によって妨げられる。
図2は、第1部材11のタバコロッド13および第1フィルターセクション15が第2部材12の第2フィルターセクション21まで移動して格納された状態の喫煙品10を示している。チェンバー24の長さはゼロにまで減少している。喫煙品10はその全長が最も短い状態にある。喫煙品10は使用前に格納された状態で箱詰めしてもよい。喫煙品10はタバコロッド13がある程度または完全に燃焼したら使用後格納された状態に戻してもよい。
図3は第1部材11のタバコロッド13および第1フィルターセクション15が第2部材の第2フィルターセクション21から可能な限り離れて移動した延伸された状態の喫煙品10を示している。チェンバー24の長さは最大に増加している。喫煙品10は、第1部材11の第1係合面17が第2部材12の第2係合面23と係合し、第1および第2部材11、12の軸方向の移動を制限しているその最大長さの状態にある。喫煙品10は、使用中は延伸された状態にあってもよい。第1部材11のタバコロッド13および第1フィルターセクション15は、格納および延伸された状態の間であらゆる延伸した位置に位置するようにスリーブ20内で連続的に位置決めされる。
第1部材のタバコロッド13およびこれに取り付けられた第1フィルターセクション15は、チッピング紙16によって連結されると説明されている。チッピング紙16は、標準的なチッピング紙、または比較的厚手の窪みのあるチッピング紙、または板紙様のチッピング紙であってもよい。これとは別にあらゆる材料で形成された管で第1フィルターセクション15を喫煙材源13に取り付けてもよい。特にこのような管は、プラスチック材、例えばトウモロコシスターチから作製されたプラスチックで作製してもよい。これとは別に管をセラミック材から作製してもよい。これとは別に管を箔、金属または金属化された紙から形成してもよい。他の例では第1部材11は、フィルターセクション15を含まず、第1係合面17は、タバコロッド13と第1フィルターセクション15を接続する役割を果たさないラッパーまたは他の材料によって形成される。
図4はスリーブ20の斜視断面図である。スリーブ20は、第1端部25、この例では喫煙品の吸い口端から遠い方の端部を有し、組み立てられた際にタバコロッド13を囲む。スリーブ20は喫煙品の吸い口端に第2端部26を有し、本例では第2フィルターセクション12を収容し、喫煙品10の吸い口端を形成する。
スリーブ20はシート材、特に紙材から形成してもよい。特にスリーブ20は、比較的高重量の紙および/または多層紙または1つ以上の層に形成される別のラッパー材、例えば40〜120gsmまたは特定の実施態様において60〜100gsmの重量を有する紙で形成してもよい。
スリーブ20の第1端部25で係合部分27は、半径方向内方に延びている。係合部分27は、重なり部を形成するために第1端部25でスリーブ材を内方に折り曲げることによって形成される。特に係合部分27は、スリーブ20の材料を半径方向内方に折り曲げることによって形成され、これにより折り曲げられたシート材は、スリーブ20の内方面に隣接する。係合部分27は、約180度度折り曲げてもよい。
第2部材12の第2係合面23は、係合部分27に形成される。第2係合面23は、円筒状スリーブ20から半径方向内方に延び、軸方向においてスリーブ20の第2端部26に向いた面である。第2係合面23は、円筒状スリーブ20内にある。
図5a〜5hは、喫煙品10の第1部材11の内方ラッパー16に対応する内方ラッパー(または第1係合面17を形成する他のラッパー)に形成するために準備された種々の実施態様によるブランク材を示す。各ブランク材は、喫煙品10の第1部材11の芯部材の周囲で円筒に形成される。芯部材はタバコロッド13および第1フィルターセクション15、または喫煙品のあらゆる他の部材を含んでもよい。この例では芯部材は、第1フィルターセクション15と長手方向に位置合わせされたタバコロッド13およびタバコロッド13と第1フィルターセクション15を接続するために使用される内方ラッパーを含む。
図6a〜6fは、喫煙品10の第2部材12のスリーブ20に対応するスリーブに形成されるように準備された種々の実施態様によるブランク材を示す。各ブランク材は、喫煙品10の第2フィルターセクション21および第1部材11の少なくとも一部の周りで円筒に形成される。
図5aは、図1〜3に例示した喫煙品10の内方ラッパー16に対応する内方ラッパーを形成するためのブランク材150の平面図である。ブランク150は、第1端部151、この例では使用の際ユーザーの口から最も遠くなり、組み立てられた際にタバコロッド13を囲む端部を有する。ブランク150は、使用の際ユーザーの口に最も近くなり、組み立てられた際に第1フィルターセクション15を囲む第2端部152を有する。接着剤153を本例ではブランクの第2端部152の領域に亘って延びるブランク材150の一部に塗布し、内方ラッパーを第1部材11の芯部材に貼り付け、内方ラッパーを使用してタバコロッド13と第1フィルターセクション15を接続することができる。
ブランク150の第1端部151にある係合部分154は接着剤が塗布されない。図1〜3に例示した内方ラッパー16として内方ラッパーを形成するために使用する場合、係合部分154は第1部材11に接着されない。係合部分154は、複数の歯部155を形成している。本例では歯部155の形状は、実質的に三角形、特に実質的に二等辺三角形である。ブランク150が円筒に形成されると、ブランク150の第1端部151の三角形の歯部155の側縁部156a、156bが第1係合面を形成する。縁部156は、ブランク材150を横方向に横断して延びる線に対して角度を付けて延びており、縁部156の長さの合計、従って第1係合面は、ブランク150の横幅より大きくなる。縁部156はブランク150の第1端部151から長手方向に離れるように延びている。縁部156の長手方向の幅は、係合部分154の長さより短く、これにより係合部分154の支持セクション158が残り、これが複数の歯部155を支持する。
歯部155の突端157は、図1〜3の内方ラッパー16などの内方ラッパーがブランク材150から形成される際にタバコロッド13の面から離れて位置してもよい。歯部155の縁部156a、156bは、係合部分154の支持セクション158から歯部155の突端157へと延びている。一部の例では縁部156によって形成された第1係合面は、従ってタバコロッド13から半径方向外方に角度をつけて延びている。第1係合面の半径方向の幅は、図1〜3の内方ラッパー16の係合面17より喫煙品10の第1部材11の芯部材から半径方向外方に延びている係合部分の分大きくなっている。ブランク150が円筒状の第1部材11の周りで形成されると、三角形の歯部155の側縁部156によって形成された係合面が第1部材11の外面の周囲を延び、円経路以外の形状の経路をたどる。この場合この経路は、図1〜3の内方ラッパー16の係合面17と比較した場合、係合面の長さを長くできる第1部材11の長さに沿って少なくとも部分的に延びた経路である。
図6aは、図1〜3に例示したスリーブに対応する喫煙品10のスリーブ20に形成されるブランク材160の平面図である。ブランク160は、第2フィルターセクション21の周囲で円筒に形成されるように構成されている。ブランク材160は、組み立てられた際にユーザーの口から最も遠くなり、第1部材11を囲む第1端部161を有する。ブランク160は、組み立てられた際に喫煙品10の吸い口端を形成し、本例では第2フィルターセクション21を囲む第2の端部162を有する。本例ではスリーブ20に対応するスリーブを形成するためにシート材を円筒に形成した際に継ぎ目として機能するブランク160の一縁部に沿って長手方向に延びたブランク160の一部に接着剤163を塗布することができる。
ブランク160をスリーブに組み立てた際にブランク160を横方向に横断して延びる折り曲げ線169は、図1〜4のスリーブ20の第1端部25に対応するスリーブの端部を形成する。折り曲げられたセクションは、ブランク160の折り曲げ線169と第1端部161の間を延びる係合部分164を形成する。係合部分164はスリーブ20の半径方向内方に折り曲げられる。本例では係合部分164は約180度折り曲げられる。
ブランク160の係合部分164は複数の歯部165を形成する。本例では歯部165の形状は、実質的に三角形、特に実質的に二等片三角形である。ブランク160の第1端部161の三角形の歯部165の側縁部166a、166bは、本実施態様ではブランク160が円筒に形成された際、第2係合面を形成し、これはスリーブ20の第2係合面23に対応する。縁部166はブランク材160を横方向に横断して延びる線に対して角度を付けて延びている。縁部166は、ブランク160の第1端部161から長手方向に離れるように延びている。縁部166の長手方向の幅は、係合部分164の長さより短く、これにより係合部分164の支持セクション168が残り、これが複数の歯部165を支持する。
歯部165の突端167は、図1〜4のスリーブ20などのスリーブがブランク160から形成された際、スリーブの内面から離れて位置してもよい。歯部165の縁部166は、支持セクション168から歯部165の突端167へと延びている。いくつかの例では縁部166によって形成された第2係合面は、従ってスリーブ20の内面から半径方向内方に角度を付けて延びている。第2係合面の半径方向の幅は、従って図1〜4のスリーブ20と比較した場合、スリーブの内面から半径方向内方に延びている係合部分の分大きくなっている。ブランク160が円筒状の第2部材12のスリーブ20に形成されると、三角形の歯部165の側縁部166によって形成された係合面は、第2部材12の内面の周囲で延び、円経路以外の形状の経路をたどる。この場合この経路は、図1〜3のスリーブ20の係合面23と比較した場合、係合面の長さを長くできる第2部材12の長さに沿って少なくとも部分的に延びた経路である。
図7は延伸可能な喫煙品170の斜視図である。この例では喫煙品170の第1部材171は、シガレットペーパー174に包まれたタバコロッド173および第1フィルターセクション175を含む。第1フィルターセクション175は、図1の内方ラッパー16に対応するが、異なる第1係合面を有する図5aを参照して説明した内方ラッパーを形成するブランク材150に包まれている。ブランク150は第1フィルターセクション175およびタバコロッド173に接着され、タバコロッド173はブランク材150によって第1フィルターセクション175に接続される。ブランク150の第1端部151は、喫煙品170の吸い口端から遠い方の端部である。係合部分154はタバコロッド173に接着されず、実質的に図5aを参照して説明したような複数の三角形の歯部155を形成している。
喫煙品170の第2部材172は、第2フィルターセクション181を含む。第2フィルターセクション181は、図1の外方スリーブ20に対応する外方スリーブを形成する図6aを参照して説明したようなブランク材160に包まれるが、このブランク材は異なる第2係合面を有する。ユーザーの口から遠い方の端部であるスリーブ160の第1端部161は、ブランク材160の折り目169によって形成されている。係合部分164は、スリーブ160の半径方向内方に折り曲げられ、実質的に図6aを参照して説明したような複数の三角形の歯部165を形成している。
第1部材171の第1係合面を形成する内方ラッパー150の三角形の歯部155の縁部156は、第2部材の第2係合面を形成する外方スリーブ160の三角形の歯部165の縁部166と係合するように構成されている。第1および第2係合面が係合することによって、第1および第2部材171、172の相対移動が最大長さを越えるの妨げている。
第1係合面はタバコロッド173の外面から半径方向外方に歯部156の突端157へと延びている。第2係合面はスリーブ160の内面から半径方向内方に歯部166の突端167へと延びている。第1および第2係合面の半径方向の幅は、第1部材171および第2部材172の位置合わせされる領域が大きくなるように大きくなっている。従って、第1および第2部材171、172はより確実に共に接続される。
図7は図5aを参照して説明した内方ラッパーと図6aを参照して説明したスリーブとの組み合わせを示している。これとは別に図5aを参照して説明した内方ラッパーは図6a〜6fに示した(以下でより詳しく説明するように)あらゆる他の実施態様とまたは必要であれば図1〜4を参照して説明したスリーブなどのスリーブ20と組み合わせて使用してもよい。図6aを参照して説明したようなスリーブを図5a〜5hに示したあらゆる他の実施態様とまたは必要であれば図1〜3を参照して説明したような内方ラッパー16と組み合わせて使用してもよい。
図5bは図1〜3に例示した喫煙品10の内方ラッパー16に対応する内方ラッパーを形成するための別のブランク材250の平面図である。ブランク250は、この例ではユーザーの口から遠い方の端部であり、組み立てられた際にタバコロッド13を囲む第1端部251を有する。ブランク250は、組み立てられた際に第1フィルターセクション15を囲み、本例ではユーザーの口に最も近くなる端部に第2端部252を有する。接着剤253が本例ではブランクの第2端部252の領域に亘って延びたブランク材250の一部に塗布され、内方ラッパーが第1部材11の芯部材に貼り付けられ、タバコロッド13が内方ラッパーによって第1フィルターセクション15に接続される。
ブランク250の第1端部251では図5aを参照して上述した係合部分154と同じように係合部分254に接着剤が塗布されない。
係合部分254は、第1端部251に形成された複数のスリットを有し、これらは複数の歯部255を形成する。本例では歯部255は実質的にひし形である。ブランク250の第1端部251で歯部の側縁部256は、歯部255の端縁部257に対して角度を付けて延びている。側縁部256がブランク250の第1端部251から長手方向に離れるように延びている。側縁部256の長手方向の幅は、係合部分254の長さより短く、これにより係合部分254の支持セクション258が残り、これが複数の歯部255を支持する。
歯部255の端縁部257は、ブランク250が円筒に形成されると、第1係合面を形成し、これは図1〜3を参照して説明したような内方ラッパー16の第1係合面17に対応する。歯部255の端縁部257は、内方ラッパーがブランク材250から形成されると、タバコロッド13の面から離れるように延びてもよい。歯部255の側縁部256は、係合部分254の支持セクション258から歯部255の端縁部257へと延びている。一部の例では端縁部257によって形成された第1係合面はタバコロッド13から半径方向外方に角度を付けて延びている。従って、第1係合面の半径方向の幅は、喫煙品10の第1部材11の芯部材から半径方向外方に延びることによって大きくなる。ブランク250が円筒状の第1部材11の周囲に形成されると、歯部255の端縁部257によって形成された係合面が第1部材11の外面の周囲で延び、円経路以外の形状の経路をたどる。この場合この経路は、実質的に第1部材11の外面に対して接線方向に延びた経路であり、図1〜3の内方ラッパー16の係合面17と比較した場合半径方向の幅を大きくすることができ、従って係合面の係合力を増強させる。歯部255の端縁部257によって形成された係合面もまたブランク250を形成するシート材単独の厚みより大き半径方向の幅を有する。
図6bは図1〜3の喫煙品10のスリーブ20に対応するスリーブに形成されるように準備されたブランク材260の平面図である。ブランク材260はユーザーの口から最も遠く、組み立てられた際に第1部材11を囲む第1端部261を有する。ブランク260は、本例では喫煙品10の吸い口端を形成する第2端部262を有し、これは組み立てられた際に第2フィルターセクション21を囲む。本例ではスリーブ20に対応するスリーブを形成するためにシート材を円筒に形成した際に継ぎ目として機能するブランク260の一縁部に沿って長手方向に延びたブランク260の一部に接着剤263を塗布することができる。
ブランク260を横方向に横断して延びた折り曲げ線269が、使用の際、図1〜4のスリーブ20の第1端部25に対応するスリーブの第1端部を形成する。折り曲げられたセクションは折り曲げ線269とブランク260の第1端部261の間を延びる係合部分264を形成する。係合部分264は組み立てられた際にスリーブの半径方向内方に折り曲げられる。本例では係合部分264は約180度度折り曲げられる。
ブランク260の係合部分264は複数の歯部265を形成している。本例では歯部265は実質的にひし形であり、図5bのブランク250の歯部255に対応する。ブランク260の第1端部261の歯部の側縁部266は歯部265の端縁部267に対して角度を付けて延びている。側縁部266はブランク260の第1端部261から長手方向に離れるように延びている。側縁部266の長手方向の幅は、係合部分264の長さより短く、これにより係合部分264の支持セクション268が残り、これが複数の歯部265を支持する。
歯部265の端縁部267は、ブランク260が円筒状に形成されると、第2係合面を形成し、これはスリーブ20の第2係合面23に対応する。歯部265の端縁部267は、形成されるとスリーブの内面から離れるように延びる。本実施態様では端縁部267によって形成された第2係合面は、組み立てられたスリーブの内面から半径方向内方に角度をつけて延び、スリーブ20と比較した場合第2係合面の半径方向の幅を大きくする。ブランク260が円筒状の第2部材12に形成されると、歯部265の端縁部267によって形成される係合面は、第2部材12の内面の周囲を延び、円経路以外の形状の経路をたどることができる。この場合この経路は、第2部材12の内面に対する接線に平行な方向に少なくとも部分的に延びている経路であり、半径方向の幅を大きくすることができ、従って図1〜3のスリーブ20の係合面23と比較した場合、係合面の係合力を増強させる。歯部265の端縁部267によって形成された係合面もまたブランク260を形成するシート材単独の厚みより大きい半径方向の幅を有する。
図8は図7を参照して説明した喫煙品170とほぼ類似する延伸可能な喫煙品270の斜視図である。喫煙品270の第1部材271は、シガレットペーパー274に包まれたタバコロッド273および第1フィルターセクション275を含む。第1部材271は、図5bを参照して説明したブランク材250に包まれている。ブランク250は、図1の内方ラッパー16に対応する内方ラッパーを形成する。ブランク250は、第1フィルターセクション275およびタバコロッド273に貼り付けられ、タバコロッド273は、ブランク材250によって第1フィルターセクション275に接続される。ブランク250の第1端部251は、喫煙品の吸い口端から遠い方の端部270である。係合部分254はタバコロッド273に接着されず、実質的に図5bを参照して説明したような複数のひし形の歯部255を形成する。
喫煙品270の第2部材272は、第2フィルターセクション281を含む。第2フィルターセクション281は、図4を参照して説明した外方スリーブ20に対応する外方スリーブ280を形成するブランク材に包まれている。ユーザーの口から遠い方の端部であるスリーブ280の第1端部285は、ブランク材の折り曲げ線289によって形成されている。係合部分287は、スリーブ280の半径方向内方に折り曲げられる。第2部材272の第2係合面283は、係合部分287に形成される。第2係合面283は、円筒状スリーブ280から半径方向内方に延び、喫煙品270の第2端部272の方へと軸方向に向いた面である。
第1部材271の第1係合面を形成する内方ラッパー250の歯部255の端縁部257は、第2部材272の第2係合面283と係合するように構成されている。第1および第2係合面257、283が係合することによって、第1および第2部材271、272の相対移動が最大長さを越えるの妨げている。
第1係合面はタバコロッド273の外面から半径方向外方に歯部256の端部257へと延びている。第2係合面283はスリーブ280の内面から半径方向内方に延びている。第1係合面257の半径方向の幅は、第1部材271および第2部材272間の位置合わせされる領域が大きくなるように大きくなっている。従って、第1および第2部材271、272はより確実に共に接続される。
図8は図5bを参照して説明した内方ラッパーと図1〜4を参照して説明したスリーブ20とを組み合わせた例を示している。これとは別に図5bを参照して説明した内方ラッパーは、図6a〜6fに示したスリーブブランクなどのあらゆる他の実施態様の他のスリーブと組み合わせて使用してもよい。
図5cは、図1〜3の喫煙品10の内方ラッパー16に対応する内方ラッパーを形成するためのブランク材350の平面図である。ブランク350は第1端部351を有し、この例ではこの端部はユーザーの口から遠い方の端部であり、組み立てられた際にタバコロッド13を囲む。ブランク350は、第2端部352を有し、本例ではこの端部はユーザーの口に最も近くなる端部であり、組み立てられた際に第1フィルターセクション15を囲む。接着剤353が本例ではブランクの第2端部352の領域に亘って延びたブランク材350の一部に塗布され、内方ラッパーが第1部材11の芯部材に貼り付けられ、タバコロッド13が内方ラッパーによって第1フィルターセクション15に接続されている。
図5aを参照して上述した係合部分154と同じようにブランク350の第1端部351の係合部分354には接着剤が塗布されない。
係合部分354は、それに形成された複数のスリットを有し、これは複数の歯部355を形成する。本例では歯部355の形状は実質的に台形である。ブランク350の第1端部351で歯部355の側縁部356は、歯部355の端縁部357に対して角度を付けて延びている。各歯部355の第1および第2側縁部356a、356bが延びている角度は、第1の組の交互に間隔をおいて配された歯部355aが第2の組の交互に間隔をおいて配された歯部355bに対して反対に配向されるように端縁部357に対して同じ角度であるが向きは反対である。第1の組の歯部355aの第1端縁部357aは、第2の組の歯部355bの第2端縁部357bより長い。側縁部356a、356bは、ブランク350の第1端部351から長手方向に離れるように延びている。側縁部356a、356bの長手方向の幅は、係合部分354の長さより短く、これにより係合部分354の支持セクション358が残り、これが複数の歯部355a、355bを支持する。
歯部355a、355bの第1および第2端縁部357aおよび357bは、ブランク350が円筒に形成されると、第1係合面を形成し、これは内方ラッパー16の第1係合面17に対応する。第1および第2の組の歯部355aおよび355bの第1および第2端縁部357aおよび357bは、内方ラッパー16がブランク材350から形成されると、タバコロッド13の面から離れるように延びてもよい。歯部355a、355bの第1および第2側縁部356a、356bは、係合部分354の支持セクション358から歯部355a、355bの第1および第2端縁部357aおよび357bへと延びている。一部の例では端縁部357a、357bによって形成された第1係合面はタバコロッド13から半径方向外方に角度を付けて延びている。第1係合面の半径方向の幅は、喫煙品10の第1部材11の芯部材から半径方向外方に延びることによって内方ラッパー16の第1係合面と較べて大きくなる。ブランク350が円筒状の第1部材11の周囲で形成されると、歯部355の端縁部357によって形成された係合面は、第1部材11の外面の周囲で延び、円経路以外の形状の経路をたどる。この場合この経路は、特に交互に位置する第1縁部357aに関して言えば、実質的に第1部材11の外面に対して接線方向に延びた経路であり、図1〜3の内方ラッパー16の係合面17と比較した場合半径方向の幅を大きくすることができ、従って係合面の係合力を増強させる。歯部355の端縁部357によって形成された係合面もまたブランク350を形成するシート材単独の厚みより大きい半径方向の幅を有する。
図6cは喫煙品10の第2部材12のスリーブ20に対応するスリーブを形成するためのブランク材360の平面図である。ブランク360は、第2フィルターセクション21の周囲で円筒に形成されるように配置される。ブランク材360は、第1端部361を有し、これはユーザーの口から遠い方の端部であり、組み立てられた際に第1部材11を囲む。ブランク360は、第2の端部362を有し、これは本例では喫煙品10の吸い口端を形成し、組み立てられた際に第2フィルターセクション21を囲む。本例ではスリーブ20に対応するスリーブを形成するためにシート材を円筒に形成した際に継ぎ目として機能するブランク360の一縁部に沿って長手方向に延びたブランク360の一部に接着剤363を塗布することができる。
スリーブ20の第1端部は、ブランク360を横方向に横断して延びた折り曲げ線369によって形成され、これは形成されるとスリーブ20の周囲で円周方向に延びる。折り曲げられたセクションは、折り曲げ線369とブランク360の第1端部361の間を延びる係合部分364を形成する。係合部分364は、スリーブ20の半径方向内方に折り曲げられる。本例では係合部分364は約180度度折り曲げられる。
ブランク360の係合部分364は、複数の歯部365を形成する複数のスリットを有する。本例では歯部365の形状は実質的に台形である。ブランク360の第1端部361で歯部365の側縁部366は、歯部365の端縁部367に対して角度を付けて延びている。各歯部365の第1および第2側縁部366a、366bが延びている角度は、第1の組の交互に間隔をおいて配された歯部365aが第2の組の交互に間隔をおいて配された歯部365bに対して反対に配向されるように端縁部367に対して同じで角度で向きが反対である。第1の組の歯部365aの第1端縁部367aは、第2の組の歯部365bの第2端縁部367bより長い。側縁部366a、366bは、ブランク350の第1端部351から長手方向に離れるように延びている。側縁部356a、356bの長手方向の幅は、係合部分354の長さより短く、これにより係合部分354の支持セクション358が残り、これが複数の歯部355a、355bを支持する。
歯部365a、365bの第1および第2端縁部367a、367bは、ブランク360が円筒に形成されると、内方ラッパー16の第1係合面17に対応する第1係合面を形成する。第1および第2の組の歯部365a、365bの第1および第2端縁部367a、367bは、形成されると、スリーブ20の内面から離れるように延びる。歯部365a、365bの第1および第2側縁部366a、366bは、支持セクション368から歯部365a、365bの第1および第2端縁部367a、367bへと延びている。いくつかの例では端縁部367a、367bによって形成された第2係合面は、スリーブ20の内面から半径方向内方に角度を付けて延びている。第2係合面の半径方向の幅は、例えば図1〜4のスリーブ20の第2係合面と比較した場合、スリーブの内面から半径方向内方に延びることによって大きくなる。ブランク360が円筒状の第2部材12に形成されると、歯部365の第1および第2端縁部 367a、367bによって形成された係合面は、第2部材12の内面の周囲を延び、特に交互に延びた第1端縁部367aに関して言えば円経路以外の形状の経路をたどることができる。この場合この経路は、第2部材12の内面に対する接線に平行な方向に少なくとも部分的に延びている経路であり、半径方向の幅を大きくすることができ、従って図1〜3のスリーブ20の係合面23と比較した場合、係合面の係合力を増強させる。歯部365a、365bの端縁部367a、367bによって形成された係合面もまたブランク360を形成するシート材単独の厚みより大きい半径方向の幅を有する。
図5dは、喫煙品10の第1部材11の内方ラッパー16に対応する内方ラッパーを形成するためのブランク材450の平面図である。ブランク450は、第1部材11の芯部材の周囲で円筒に形成されるように配置される。ブランク450は第1端部451を有し、この例ではこれはユーザーの口から遠い方の端部であり、組み立てられた際にタバコロッド13を囲む。ブランク450は本例ではユーザーの口に近い方の端部に第2の端部452を有し、これは組み立てられた際に第1フィルターセクション15を囲む。接着剤453が本例ではブランクの第2端部452の領域に亘って延びたブランク材450の一部に塗布され、内方ラッパーが第1部材11の芯部材に貼り付けられ、タバコロッド13が内方ラッパーによって第1フィルターセクション15に接続される。
図5aを参照して上述した係合部分154のようにブランク450の第1端部451の係合部分454には接着剤が塗布されない。
係合部分454は、複数のスリットを有し、これらは複数の歯部455を形成する。本例では歯部455の形状は、実質的に矩形である。ブランク450の第1端部451で歯部の側縁部456は、歯部455の端縁部457に対して直角に延びている。側縁部456は第1端部451から長手方向に離れるように延びている。側縁部456の長手方向の幅は、係合部分454の長さより短く、これにより係合部分454の支持セクション458が残り、これが複数の歯部455を支持する。
歯部455の端縁部457は、ブランク450が円筒に形成されると、第1係合面を形成し、これは内方ラッパー16の第1係合面17に対応する。歯部455の端縁部457は、内方ラッパー16がブランク材450から形成されると、タバコロッド13の面から離れるように延びてもい。歯部455の側縁部456は、係合部分454の支持セクション458から歯部455の端縁部457へと延びている。一部の例では端縁部457によって形成された第1係合面は、タバコロッド13から半径方向外方に角度を付けて延びる。第1係合面の半径方向の幅は、喫煙品10の第1部材11の芯部材から半径方向外方に延びることによって大きくなる。ブランク450が円筒状の第1部材11の周囲に形成されると、歯部455の端縁部457によって形成された係合面は、第1部材11の外面の周囲で延び、円経路以外の形状の経路をたどる。この場合この経路は、第1部材11の外面に対して実質的に接線方向に延びた経路であり、図1〜3の内方ラッパー16の係合面17と比較した場合半径方向の幅を大きくすることができ、従って係合面の係合力を増強させる。歯部455の端縁部457によって形成された係合面もまたブランク450を形成するシート材単独の厚みより大き半径方向の幅を有する。
図6dは図1〜3の喫煙品10のスリーブ20に対応するスリーブに形成されるように準備されたブランク材460の平面図である。ブランク460は、第2フィルターセクション21の周囲で円筒に形成されるように配置される。 ブランク材460は第1端部461を有し、これはユーザーの口から最も遠く、組み立てられた際に第1部材11を囲む。ブランク460は、第2の端部 462を有し、これは本例では喫煙品10の吸い口端を形成し、組み立てられた際に第2フィルターセクション21を囲む。本例ではスリーブ20に対応するスリーブを形成するためにシート材を円筒に形成した際に継ぎ目として機能するブランク460の一縁部に沿って長手方向に延びたブランク460の一部に接着剤463を塗布することができる。
スリーブの第1端部は、ブランク460を横方向に横断して延びる折り曲げ線469によって形成され、これは形成されるとスリーブ20の周囲を円周方向に延びる。折り曲げられたセクションは、折り曲げ線469とブランク460の第1端部461の間の延びる係合部分464を形成する。係合部分464は、スリーブ20の半径方向内方に折り曲げられる。本例では係合部分464は約180度折り曲げられる。
ブランク460の係合部分464は、複数の歯部465を形成している。本例では歯部465の形状は実質的に矩形である。ブランク460の第1端部461で歯部の側縁部466は、歯部465の端縁部467に対して直角に延びている。側縁部466は、第1端部461から長手方向に離れるように延びている。側縁部466の長手方向の幅は、係合部分464の長さより短く、これにより係合部分464の支持セクション468が残り、これが複数の歯部465を支持する。
歯部465の端縁部467は、ブランク460が円筒に形成されると、第1係合面を形成し、これは内方ラッパー16の第1係合面17に対応する。歯部465の端縁部467は、形成されるとスリーブ20の内面から離れるように延びてもよい。歯部465の側縁部466は、支持セクション468から歯部465の端縁部467へと延びる。いくつかの例では端縁部467によって形成された第2係合面は、スリーブ20の内面から半径方向内方に角度を付けて延びる。第2係合面の半径方向の幅は、スリーブ20の内面から半径方向内方に延びることによって大きくなる。ブランク460が円筒状の第2部材12に形成されると、歯部465の端縁部467によって形成された係合面は、第2部材12の内面の周囲を延び、円経路以外の形状の経路をたどることができる。この場合この経路は、第2部材12の内面に対する接線に平行な方向に少なくとも部分的に延びている経路であり、半径方向の幅を大きくすることができ、従って図1〜3のスリーブ20の係合面23と比較した場合、係合面の係合力を増強させる。歯部465の端縁部467によって形成された係合面もまたブランク450を形成するシート材単独の厚みより大きい半径方向の幅を有する。
図5eは図1〜3の喫煙品10の内方ラッパー16に対応する内方ラッパーを形成するためのブランク材550の平面図である。ブランク550は第1端部551を有し、この例ではこれはユーザーの口から遠い方の端部であり、組み立てられた際にタバコロッド13を囲む。ブランク550は第2端部552を有し、本例ではユーザーの口に近い方の端部であり、組み立てられた際に第1フィルターセクション15を囲む。接着剤553がブランク材550に塗布される。この例では接着剤553aの第1の領域は、ブランク550の第2端部552上を延び、これにより内方ラッパーが第1部材11の第1フィルターセクション15に貼り付けられる。接着剤553bの第2の領域は、ブランク550の第1端部551上を延び、これにより内方ラッパーが第1部材11のタバコロッド13に貼り付けられる。
第1接着剤553aおよび第2接着剤553bの間では係合部分554に接着剤が塗布されない。図1〜3に例示した喫煙品10の第1部材11の内方ラッパー16を形成するために使用する場合、係合部分554は第1部材11の芯部材に接着されない。係合部分554は、複数の歯部555を形成するために切り込まれたスリットを有する。本例では歯部555の形状は実質的に三角形である。歯部555の端縁部556は、縁部分557を含み、これはブランク550を横方向に横断し、第1端部551に対して平行に延び、ブランク550が円筒に形成されると内方ラッパー16の第1係合面17に対応する第1係合面を形成する。歯部555の側縁部分557は、内方ラッパー16がブランク材550から形成されると、タバコロッド13の面から離れるように延びてもよい。歯部555の側縁部556は、係合部分554から歯部555の側縁部分557へと延びている。
側縁部分557によって形成された第1係合面は、タバコロッド13から半径方向外方に角度をつけて延びることができる。第1係合面の半径方向の幅は、喫煙品10の第1部材11の芯部材から半径方向外方に延びることによって大きくなる。ブランク550が円筒状の第1部材11の周囲で形成されると、歯部555の側縁部分557によって形成された係合面は、第1部材11の外面の周囲を延び、円経路以外の形状の経路をたどる。この場合この経路は、第1部材11の外面に対して実質的に接線方向に延びた経路であり、図1〜3の内方ラッパー16の係合面17と比較した場合半径方向の幅を大きくすることができ、従って係合面の係合力を増強させる。歯部555の側縁部分557によって形成された係合面もまたブランク550を形成するシート材単独の厚みより大きい半径方向の幅を有する。
図9は延伸可能な喫煙品570一部の切り欠き側面図である。図10は同じ延伸可能な喫煙品570の斜視図である。この例では喫煙品570の第1部材571は、シガレットペーパー574に包まれたタバコロッド573および第1フィルターセクション575を含む。第1フィルターセクション575は、図5eを参照して説明したようなブランク材550に包まれている。ブランク550は、図1の内方ラッパー16に対応する内方ラッパー576を形成する。内方ラッパー576は、第1フィルターセクション575およびタバコロッド573に貼り付けられ、これによりタバコロッド573が内方ラッパー576によって第1フィルターセクション575に接続される。内方ラッパー576の第1端部551は、喫煙品の吸い口端から遠い方の端部570である。係合部分554は第1部材571に接着されず、実質的に図5eを参照して説明したような複数の三角形状の歯部555を形成する。
喫煙品570の第2部材572は、第2フィルターセクション581を含む。第2フィルターセクション581は、図4を参照して説明した外方スリーブ20に対応する外方スリーブ580を形成するブランク材に包まれる。ユーザーの口から遠い方の端部であるスリーブ580の第1端部585は、ブランク材の折り曲げ線589によって形成される。係合部分587は、スリーブ580の半径方向内方に折り曲げられる。第2部材572の第2係合面583は、係合部分587によって形成される。 第2係合面583は、円筒状スリーブ580から半径方向内方に延び、喫煙品570の第2端部572の方へと軸方向に向いた面である。
第1部材571の第1係合面を形成する内方ラッパー576の歯部555の側縁部分557は、第2部材572の第2係合面583と係合するように構成されている。第1および第2係合面577、583が係合することによって、第1および第2部材571、572の相対移動が最大長さを越えるの妨げている。
第1係合面577は、タバコロッド573の外面から半径方向外方に歯部555の突端へと延びている。第2係合面583はスリーブ580の内面から半径方向内方に延びている。第1係合面577の半径方向の幅は、第1部材571および第2部材572間の位置合わせされる領域が大きくなるように大きくなっている。従って、第1および第2部材571、572はより確実に共に接続される。
図9および図10は、図5eを参照して説明したような内方ラッパー550と図1〜4を参照して説明したスリーブ20の組み合わせ使用した例を示している。これとは別に 図5eを参照して説明した内方ラッパー550と図6a〜6fに示したスリーブブランクのあらゆる他の実施態様と組み合わせて使用してもよい。
図5fは図1〜3の喫煙品10の内方ラッパー16に対応する内方ラッパーを形成するためのブランク材650の平面図である。ブランク650は第1端部651を有し、この端部はこの例では ユーザーの口から遠い方の端部であり、組み立てられた際にタバコロッド13を囲む。ブランク650は、本例ではユーザーの口に近い方の端部に第2端部652を有し、これは組み立てられた際に第1フィルターセクション15を囲む。接着剤653が、本例ではブランクの第2端部652に亘って延びたブランク材650の一部に塗布され、内方ラッパーが第1部材11の芯部材に貼り付けられ、これによりタバコロッド13が内方ラッパーにより第1フィルターセクション15に接続される。
ブランク650の第1端部651では図5aを参照して上述した係合部分154と同様に係合部分654に接着剤が塗布されない。
第1係合部分654aおよび第2係合部分654bは、ブランク650を横方向に横断して延びる折り曲げ線657によって形成される。使用の際、第1係合部分654aは、折り曲げ線657に沿って第2係合部分654b上に折り曲げられ、内方ラッパー16の第1係合面17に対応する第1係合部分になる。第1係合部分654aは、本例では内方ラッパーの半径方向外方に折り曲げられるが、これとは別に半径方向内方に折り曲げてもよい。本例では第2係合部分654bは約180度折り曲げられる。
係合部分654の折り曲げ線657は、内方ラッパー16がブランク材650から形成されると、タバコロッド13の面から離れるように延びる。折り曲げられた第1係合部分654aは、係合部分654の厚みを大きくする。第1係合面の半径方向の幅は、喫煙品10の第1部材11の芯部材から半径方向外方延びる係合部分654の増えた厚みによって増加する。ブランク650が円筒状の第1部材11の周囲に形成されると、縁部657によって形成された係合面は、第1部材11の外面の周囲を延び、ブランク650を形成するシート材単独の厚みより大きい半径方向の幅を有する。
図6eは、図1〜3の喫煙品10のスリーブ20に対応するスリーブに形成されるように準備されたブランク材660の平面図である。ブランク660は、第2フィルターセクション21の周囲で円筒に形成されるように配置される。ブランク材660は、第1端部661を有し、これはユーザーの口から最も遠い端部であり、組み立てられた際に第1部材11を囲む。ブランク660は、本例では喫煙品10の吸い口端を形成する第2の端部662を有し、これは組み立てられた際に第2フィルターセクション21を囲む。本例ではスリーブ20に対応するスリーブを形成するためにシート材を円筒に形成した際に継ぎ目として機能するブランク660の一縁部に沿って長手方向に延びたブランク660の一部に接着剤663を塗布することができる。
スリーブの第1端部は、ブランク660を横方向に横断して延びた第1折り曲げ線669aによって形成され、スリーブが形成されるとスリーブ20の周囲で円周方向に延びている。折り曲げられたセクションは、ブランク660の折り曲げ線669aと第1端部661の間で延びた係合部分664を形成する。係合部分664は、スリーブ20の半径方向内方に折り曲げられる。本例では係合部分664は2度折り曲げられ、それぞれ約180度折り曲げられる。
第1係合部分664aと第2係合部分664bは、第1折り曲げ線669aに対して実質的に平行に延びた第2折り曲げ線669bによって分離されている。第2係合部分664bは、最初に第2折り曲げ線669bに沿って、スリーブに形成された際に半径方向内方に位置するように第1係合部分664a上に折り曲げられ、その後ブランク660は、第1折り曲げ線669aに沿って、スリーブに形成された際に半径方向内方に位置するように再度スリーブの半径方向内方に折り曲げられる。係合部分664の第2折り曲げ線669bは、ブランク660が円筒に形成されると、第2係合面667を形成し、これはスリーブ20の第2係合面23に対応する。
第2折り曲げ線669bは、スリーブに形成された際に、スリーブの内面から間隔が空けられてもよい。折り曲げられた第2係合部分664bは、係合部分664の厚みを大きくする。第2係合面の半径方向の幅は、スリーブの内面から半径方向内方に延びた係合部分664の大きくなった厚みによって増加する。ブランク660が円筒状の第2部材12に形成されると、縁部667によって形成された係合面は、第2部材12の内面の周囲を延び、ブランク650を形成するシート材単独の厚みより大きい半径方向の幅を有する。
図5gは図1〜3の喫煙品10の内方ラッパー16に対応する内方ラッパーを形成するためのブランク材750の平面図である。ブランク750は第1端部751を有し、この例ではこの端部はユーザーの口から遠い方の端部であり、組み立てられた際にタバコロッド13を囲む。ブランク750は、本例ではユーザーの口から遠い方の端部に第2の端部752を有し、これは組み立てられた際に第1フィルターセクション15を囲む。接着剤753が、本例ではブランクの第2端部752に亘って延びたブランク材750の一部に塗布され、内方ラッパーが第1部材11の芯部材に貼り付けられ、これによりタバコロッド13が内方ラッパーにより第1フィルターセクション15に接続される。
ブランク750の第1端部751では図5aを参照して上述したように係合部分154と同じように係合部分754には接着剤が塗布されない。
係合部分754はブランク750を横方向に横断して延び、第1および第2係合部分領域754a、754bを分離する第1および第2の非直線状の弱化された線757a、757bを含む。本例では第1および第2の弱化された線757a、757bは、ブランク750を横断して波状に延びている。第1の弱化された線757aは、第2の弱化された線757bを鏡に映したように配置され、これにより複数の領域755が第1および第2の弱化された線757a、757bの間でほぼ楕円形に形成される。第1および第2の弱化された線757a、757bは、本例ではブランク750にしわとして形成されているが、これらはブランク750に刻みをつける、ブランクを燃やす、パンチする、穿孔するまたは部分的に切断するなどの他の方法で形成することができる。
使用の際、第1係合部分領域754aは、第2係合部分領域754b上に折り曲げられる。第1係合部分754aは、内方ラッパーの半径方向外方に折り曲げられるが、これとは別に半径方向内方に折り曲げることもできる。本例では 第1係合部分754aは約180度折り曲げられる。領域755は、ブランク750が円筒に形成されると、内方ラッパー16の第1係合面17に対応する第1係合面を形成する。
領域755は、内方ラッパー16がブランク材750から形成されると、タバコロッド13の面から離れるように延びる。本例では領域755によって形成された第1係合面は、タバコロッド13から半径方向外方に延びる。第1係合面の半径方向の幅は、図1〜3を参照して説明した内方ラッパー16の第1係合面17と比較して、喫煙品10の第1部材11の芯部材から半径方向外方に延びることによって大きくなる。
他の実施態様では領域755は、ブランク材750に形成することができるあらゆる他の一般的な形状を有してもよい、例えば領域755の形状は、ほぼ矩形、台形または三角形であってもよい。
図6fは図1〜3の喫煙品10のスリーブ20に対応するスリーブを形成するために準備されたブランク材760の平面図である。ブランク材760は、第1端部761を有し、これはユーザーの口から最も遠い端部であり、組み立てられた際に第1部材11を囲む。ブランク760は、本例では喫煙品10の吸い口端を形成する第2の端部762を有し、これは組み立てられた際に第2フィルターセクション21を囲む。本例ではスリーブ20に対応するスリーブを形成するためにシート材を円筒に形成した際に継ぎ目として機能するブランク760の一縁部に沿って長手方向に延びたブランク760の一部に接着剤763を塗布することができる。
係合部分764は、ブランク760を横方向に横断して延び、第1および第2係合部分領域764a、764bを分離する第1および第2の非直線状の弱化された線767a、767bを含む。本例では第1および第2の弱化された線767a、767bは、ブランク760横断して波状に延びる。第1の弱化された線767aは、第2の弱化された線767bを鏡に映したように配置され、これにより複数の領域765が第1および第2の弱化された線767a、767bの間でほぼ楕円形に形成される。第1および第2の弱化された線767a、767bは、本例ではブランク760にしわとして形成されているが、これらはブランク760に刻みをつける、ブランクを燃やす、パンチする、穿孔するまたは部分的に切断するなどの他の方法で形成することができる。
使用の際、第1係合部分領域764aは、第2係合部分領域764b上に折り曲げられる。第1係合部分764aは、スリーブの半径方向内方に折り曲げられる。本例では第1係合部分764aは、約180度折り曲げられる。領域765は、ブランク760が円筒に形成されると、内方ラッパー16の第1係合面17に対応する第1係合面を形成する。
領域765は、ブランク材760から形成されると、スリーブの内面から離れるように延びる。本例では領域765によって形成された第2係合面は、スリーブの内面から半径方向内方に延びる。第2係合面の半径方向の幅は、図1〜3を参照して説明したスリーブ20の第2係合面23と比較して喫煙品10の内面から半径方向内方に延びることによって大きくなる。
他の実施態様では領域765は、ブランク材760にあらゆる他の一般的な形状に形成することができる。例えば、領域765は、ほぼ矩形、台形または三角形の形状であってもよい。
図11は図5gを参照して説明したような内方ラッパーブランク750と、 図6fを参照して説明したようなスリーブブランク760とを組み合わせて使用した延伸可能な喫煙品770の斜視図である。この例では喫煙品770の第1部材771は、シガレットペーパー774に包まれたタバコロッド773と第1フィルターセクション775を含む。第1フィルターセクション775は、実質的に図5gを参照して説明したようなブランク材750に包まれている。ブランク750は、図1の内方ラッパー16に対応する内方ラッパーを形成している。ブランク750は、第1フィルターセクション775およびタバコロッド773に貼り付けられ、これによりタバコロッド773は、ブランク材750によって第1フィルターセクション775に接続されている。係合部分754は、喫煙品770の吸い口端から遠い方の端部であり、タバコロッド773に接着されず、実質的に図5gを参照して説明したような複数の領域755を形成している。
喫煙品770の第2部材772は、プラグラッパー782に包まれた第2フィルターセクション781と実質的に図6fを参照して説明したようなブランク材760を含む。ブランク760は、図1の外方スリーブ20に対応する外方スリーブを形成する。ユーザーの口から遠い方の端部であるブランク760の第1端部761は、ブランク材760の折り曲げ線769によって形成されている。係合部分764は、スリーブ780の半径方向内方に折り曲げられ、実質的に図6fを参照して説明したような複数の領域765を形成する。
内方ラッパー750の領域755は、第1部材771の第1係合面783を形成し、第2部材772の第2係合面784を形成する外方スリーブ760の領域765のように構成されている。第1および第2係合面783、784は、係合し、これにより第1および第2部材771、772の最大長さを越える相対移動が妨げられる。
第1係合面783は、タバコロッド773の外面から半径方向外方に延びている。第2係合面784は、スリーブ760の内面から半径方向内方に延びている。第1および第2係合面783、784の半径方向の幅は、第1部材771および第2部材772間の位置合わせされる領域が大きくなるように大きくなっている。従って、第1および第2部材571、572はより確実に共に接続される。
図11は、図5g参照して説明したような内方ラッパーブランク750を図6fを参照して説明したようなスリーブブランク760と組み合わせて使用した例を示している。これとは別に図5gを参照して説明したような内方ラッパーブランク750を図6a〜6fに示したあらゆる他の実施態様とまたは必要であれば図1〜4を参照して説明したスリーブ20と組み合わせて使用してもよい。図6fを参照して説明したようなスリーブブランク760を図5a〜5hに示したあらゆる他の実施態様とまたは必要であれば図1〜4を参照して説明したような内方ラッパー16と組み合わせて使用してもよい。
図5hは図1〜3の喫煙品10の内方ラッパー16に対応する内方ラッパーを形成するためのブランク材850の平面図である。
ブランク850は、この例では組み立てられた際にユーザーの口から遠い方の端部であり、タバコロッド13を囲む第1端部851を有する。ブランク850は、ユーザーの口に最も近くなる端部に第2の端部852を有し、本例ではこの端部は組み立てられた際に第1フィルターセクション15を囲む。
ブランク850は、第1部材11の芯部材の周囲で円筒に形成されるように配置される。しかしながら、本例ではブランク850は、タバコロッド13および第1部材11の第1フィルター15の円周の約2倍に相当する長さを有する。ブランク850の第1の半部850aは、第1接着部分853aを含み、これは使用の際、タバコロッド13および第1フィルター15の円周の周囲に巻かれ、タバコロッド13を第1フィルター15に接着する。ブランク850の第2の半部850bは、第2端部852に第2接着部分853bを含み、これに接着剤が塗布され、使用の際、ブランク850の第1の半部850aに接着される。またブランク850の第2の半部850bは、ブランク850の第1端部851に係合部分854を含み、これには上述の係合部分と同様に接着剤が塗布されない。
使用の際、ユーザーの口から離れるように向いた第1端部851にあるブランク850の縁部は、ブランク850が円筒に形成されると、内方ラッパー16の第1係合面17に対応する第1係合面857を形成する。タバコロッド13に接着し、周りに係合部分854が巻かれた第1接着部分853aは、喫煙品10の第1部材11の芯部材から半径方向外方に延びている第1係合面 857の半径方向の幅を大きくする。ブランク850が円筒状の第1部材11の周囲に形成されると、係合面857は、第1部材11の外面の周囲を延び、ブランク850を形成するシート材単独の厚みより大きい半径方向の幅を有する。この場合接着剤部分853aの厚さを含むことで、係合面の半径方向の幅は、ブランク850を形成するシート材の厚さ2倍大きくなる。
本発明の実施態様をここで説明してきたが、これら実施態様に限定されることを意図するものではない。例えば、これとは別の実施態様ではここで説明した歯部は、ブランク材に形成される他の輪郭を有してもよい。例えば、歯部は二等辺三角形以外の例えば正三角形または鋭角三角形などの三角形状に実質的に形成されてもよい。一部の実施態様では各歯部の縁部は、それらが形成される対応するブランクを横方向に横断して延びる線から離れるように非対称に延びてもよい。一部の例では各歯部の第1および第2縁部が延びる角度は、同じまたは対角であってもよい。これとは別に歯部は、矩形、台形、または凹んでまたは選択的に出っ張って湾曲した縁部を有してもよい。ここで説明した歯部は、これらが形成されるブランク材をパンチするまたは切断することによって形成してもよい。ブランク材は、刻みをつける、パンチするまたは穿孔することによって形成された歯部の側縁部を形成する弱化された線を有するように準備されてもよい。歯部は、これらが形成されるブランクを追加で折り曲げるまたはエンボスすることによって第1部材11の芯部材または第2部材12の表面から分離しやすくしてもよい。
上述した実施態様は、スリーブ20の第2端部27bに第2フィルターセクション13を有するとして説明した。これとは別にスリーブ20は、第2フィルターセクション13含まなくてもよい。これとは別に第2フィルターセクション13を染み結合剤に代えてもよい。喫煙品10は、第1フィルターセクション12がなくてもよい。上述の実施態様は、少なくとも1つの喫煙材源11およびスリーブ20の第2端部27bの一方または両方に取り付けられたフィルターセクションを有してもよい。これとは別に喫煙品10は、フィルターセクションを全く含まなくてもよい。
第1および第2フィルターセクション12、13の1つ以上は、フィルター材からなる単独のセグメントまたは複数のセグメントで形成してもよい。複数のセグメントで形成されたフィルターセクションは、異なる材料で作製されたまたは異なるろ過特性を有するセグメントを含んでもよい。特にフィルターセクションは、セルロースアセテートトウからなる標準的なセグメントおよびさらにチャコールを含むろ過材のセグメントを含んでもよい。これとは別にフィルターセクションは、チャコールを組み込んだ単独のセグメントであってもよい。
1種類以上の添加剤または風味剤(地域の規制がそのような風味剤の使用を認める場合)を第1または第2フィルターセクション12、13の一方または第1および第2フィルターセクションの両方に含ませてもよい。特に第2フィルターセクション13だけがチャコールを含んでもよく、第1フィルターセクション12はチャコールを含まなくてもよい。これとは別に第1フィルターセクション12だけがチャコールを含み、第2フィルターセクション13は、チャコールを含まなくてもよい。これとは別にタバコロッド10を第1または第2フィルターセクション12、13囲むシート材は、タバコを含んでもよい。
種々の問題の対処と技術の発展のため、本開示全体は種々の実施形態を例示的に示しており、これらの実施形態では特許請求された発明が実践され、優れたフィルター、フィルターの製造方法、喫煙品およびフィルター製造装置を提供することができる。本開示の利点および特徴は実施形態の単なる代表的な具体例であり、包括的でも排他的でもない。これらは特許請求された特徴の理解と教示の単なる補助に提供されている。当然だが、本開示の利点、実施形態、具体例、機能、特徴、構造、および/または他の側面は本開示を特許請求の範囲に規定されたとおりに限定するあるいは特許請求の範囲の均等物に限定すると考えるべきではなく、本開示の範囲および/または思想から乖離することなく他の実施形態を利用しても改変してもよいと考えるべきである。種々の実施形態は、開示された構成要素、成分、特徴、部品、工程、手段他の組合せを適切に備えても、これらで構成されても、基本的にこれらで構成されてもよい。また本開示は、現在は特許請求されていないが将来特許請求される可能性がある他の発明を含む。