JP6094276B2 - 情報処理装置、方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、映像および音声の通信を行う通信システムに関し、より詳細には、複数の拠点間で映像および音声の通信を行う情報処理装置、方法およびプログラムに関する。
従来、インターネット等の高速データ通信が可能なネットワークの普及に伴い、遠隔地の複数の拠点間で映像や音声を相互に配信して会議等を行うテレビ会議システムが利用されている。
このようなテレビ会議システムを実現する映像信号処理装置の一例として、特許文献1は、カメラやコンピュータ等の出力装置から受信した映像信号を処理し、電気通信回線を通じて出力する映像信号処理装置を開示する。この映像信号処理装置は、予め映像信号とパラメータセットとを対応付けて記憶しておき、ユーザが選択した映像信号に対応付けられたパラメータセットを用いて映像信号を処理する。
しかしながら、特許文献1が開示する映像信号処理装置は、HDMIコネクタやS端子等の入力端子毎に設定されたパラメータセットを使用して映像信号を処理するため、解像度や転送フレームレート、動画圧縮形式、色温度等の性能の異なる出力装置を同一の入力端子に接続した場合、性能の異なる出力装置の映像信号を同一のパラメータセットを用いて処理してしまう。このため、各出力装置の性能に応じて映像信号を処理することができず、出力装置の性能を充分に活かすことができないという問題があった。
本発明は上述した課題を解決するものであり、映像や音声を提供する出力装置の性能に応じて画像データや音声データを生成し、出力装置の性能を充分に活かすことができる情報処理装置、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、映像信号および音声信号の少なくとも一方を出力する出力装置の性能を示すデバイス情報と、判断基準情報とに基づいて、画像データおよび音声データの少なくとも一方の生成に使用するパラメータを決定する。そして、本発明の情報処理装置は、当該パラメータに基づいて、映像信号および音声信号の少なくとも一方から画像データおよび音声データの少なくとも一方を生成する。
本発明の情報処理装置は、上記手段を採用することにより、映像や音声を提供する出力装置の性能に応じて画像データや音声データを生成し、出力装置の性能を充分に活かすことができる。
本発明の通信システムの一実施形態を示す図。 本発明のクライアント端末のハードウェア構成図の一実施形態を示す図。 本発明のクライアント端末および出力装置の機能構成の一実施形態を示す図。 本発明のクライアント端末が実行する処理を示すシーケンス図。 本発明のクライアント端末が実行するパラメータ決定処理の一実施形態を示すフローチャート。 図5に示すパラメータ決定処理で使用されるデバイス情報と、当該パラメータ決定処理の処理結果の一実施形態を示す図。 本発明のクライアント端末が実行するパラメータ決定処理の別の実施形態を示すフローチャート。 本発明のクライアント端末が実行するパラメータ決定処理の他の実施形態を示すフローチャート。 優先モード判定テーブルの一実施形態を示す図。 図8に示すパラメータ決定処理で使用されるデバイス情報と、当該パラメータ決定処理の処理結果の一実施形態を示す図。 本発明のクライアント端末が実行するパラメータ決定処理の他の実施形態を示すフローチャート。
以下、本発明について実施形態をもって説明するが、本発明は後述する実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の通信システムの一実施形態を示す図である。通信システム100は、出力装置122aが接続されるクライアント端末120aと、出力装置122bが接続されるクライアント端末120bと、出力装置122cが接続されるクライアント端末120cとが、ネットワーク110を介して接続されたシステムである。
クライアント端末120a,120b,120cは、他拠点のクライアント端末との間で画像および音声を相互に通信する情報処理装置である。クライアント端末120a,120b,120cは、自拠点および他拠点の出力装置122a,122b,122cが提供する画像を表示装置に表示すると共に、他拠点のクライアント端末が提供する音声を再生する。図1に示す実施形態では、クライアント端末としてデスクトップ型のパーソナルコンピュータを示すが、ノートPC、iPad(登録商標)などのタブレット型PCなども使用することができる。
出力装置122a,122b,122cは、クライアント端末120a,120b,120cに映像や音声を提供する装置である。本実施形態では、出力装置としてビデオカメラやマイク等の装置を採用することができる。
図2は、本発明のクライアント端末のハードウェア構成図の一実施形態を示す図である。以下、図2を参照して、クライアント端末120aのハードウェア構成について説明する。なお、クライアント端末120b,120cのハードウェア構成は、クライアント端末120aと同様であるため、説明を省略する。
クライアント端末120aは、CPU(Central Processing Unit)200と、ROM(Read Only Memory)201と、RAM(Random Access Memory)202と、HDD(Hard Disc Drive)203と、ネットワークインタフェース(I/F)204と、外部装置I/F205と、表示装置I/F206とを含んで構成される。
CPU200は、クライアント端末120a全体の動作を制御するプロセッサである。ROM201は、本発明のプログラムが記憶される記憶装置である。RAM202は、プログラムの実行空間を提供する記憶装置である。HDD203は、本発明のプログラム等の種々のデータを持続的に保存可能な記憶装置である。
クライアント端末120aは、WINDOWS(登録商標)シリーズ、Mac(登録商標)OS(Operating System)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)などのOSの管理下で、HDD203から本発明のプログラムを読み出し、RAM202に展開して実行することにより、後述する機能手段をクライアント端末120a上に実現する。本発明のプログラムは、アセンブラ、C、C++、Java(登録商標)、JavaScript(登録商標)、PERL、RUBY、PYTHONなどのプログラム言語で記述することができる。
ネットワークI/F204は、クライアント端末120aとネットワーク110との物理インタフェースであり、ネットワーク110を介して種々のデータを他拠点のクライアント端末120b,120cと通信する。外部装置I/F205は、クライアント端末120aと出力装置122aとの物理インタフェースであり、出力装置122aから画像データおよび音声データを受信する。表示装置I/F206は、クライアント端末120aと表示装置との物理インタフェースであり、当該表示装置に画像を出力して表示させる。
図3は、本発明のクライアント端末および出力装置の機能構成の一実施形態を示す図である。以下、図3を参照して、クライアント端末120aおよび出力装置122aの機能構成について説明する。なお、クライアント端末120b,120cおよび出力装置122b,122cの機能構成は、クライアント端末120aおよび出力装置122aと同様であるため、説明を省略する。
出力装置122aは、デバイス情報記憶部300と、インタフェース301とを備えている。デバイス情報記憶部300は、出力装置122aのデバイス情報を保存する記憶手段である。デバイス情報は、出力装置122aの性能に関する情報である。デバイス情報は、例えば、映像出力装置の解像度(n×m)、フレームレート(fps)、動画圧縮形式(YUY2やMJPG等)および色温度(k)や、音声出力装置の入力感度(db)、集音可能な周波数帯域(Hz)等の性能情報である。
インタフェース301は、クライアント端末120aとの通信を制御する論理インタフェースであり、出力装置122aが生成する映像信号や音声信号、デバイス情報をクライアント端末120aに提供する。インタフェース301は、クライアント端末120aの要求に応じてクライアント端末120aとの通信を確立し、映像信号や音声信号、デバイス情報をクライアント端末120aに提供する。
クライアント端末120aは、接続処理部303と、インタフェース304と、デバイス情報取得部305と、パラメータ決定部306と、判断基準記憶部307と、出力データ生成部308とを備える。
接続処理部303は、クライアント端末120aに接続された出力装置との通信を確立する手段である。接続処理部303は、ユーザが選択した出力装置122aに対し、インタフェース304を介して接続要求を送信し、出力装置122aとの通信を確立する。
インタフェース304は、出力装置122aとの通信を制御する論理インタフェースである。インタフェース304は、接続処理部303からの接続要求に応じて、出力装置122aとの通信を確立する。
また、インタフェース304は、デバイス情報取得部305のデバイス情報の取得要求に応じて、出力装置122aにデバイス情報を要求する。インタフェース304は、出力装置122aからデバイス情報を取得すると、デバイス情報取得部305にデバイス情報を提供する。また、インタフェース304は、当該デバイス情報と共に受信した映像信号を出力データ生成部308に提供する。
デバイス情報取得部305は、出力装置122aからデバイス情報を取得する手段である。デバイス情報取得部305は、パラメータ決定部306によるデバイス情報の取得指示に応じて、インタフェース304を介して、デバイス情報の取得要求を出力装置122aに送信し、出力装置122aからデバイス情報を取得する。
パラメータ決定部306は、クライアント端末120aの出力データである画像データおよび音声データの少なくとも一方の生成に使用するパラメータを決定する手段である。パラメータ決定部306は、出力装置122aのデバイス情報と、判断基準記憶部307に保存されている判断基準情報とを使用してパラメータを決定する。パラメータ決定部306が実行する処理(以下、「パラメータ決定処理」とする。)については、図5および図7を参照して詳述する。
判断基準記憶部307は、判断基準情報が保存される記憶手段である。判断基準情報は、出力データの生成に使用するパラメータの値や形式を指定する情報である。判断基準情報は、出力装置の性能を最大限利用可能なパラメータの値や種類、すなわち、例えば、映像出力装置の最大の解像度、最大のフレームレート、動画圧縮形式、最大の色温度や、音声出力装置の最大の入力感度、最大の周波数帯域等を指定することができる。
出力データ生成部308は、パラメータ決定部306が決定したパラメータに基づいて出力データを生成する手段である。出力データ生成部308は、パラメータ決定部306の指示により、当該パラメータを使用して出力データである画像データおよび音声データの少なくとも一方を生成する。
図4は、本発明のクライアント端末が実行する処理を示すシーケンス図である。クライアント端末120aは、ユーザの操作によって接続先の出力装置122aが指定されると、接続処理部303が、ユーザの指定した出力装置122aに対し、インタフェース304を介して接続要求を送信する。
出力装置122aは、クライアント端末120aから接続要求を受信すると、クライアント端末120aと通信可能であれば、接続成功を示す応答を送信する。クライアント端末120aの接続処理部303は、インタフェース304を介して、出力装置122aから接続成功を示す応答を受信すると、接続完了通知をパラメータ決定部306に送信する。
パラメータ決定部306は、パラメータ決定部306から接続完了通知を受信すると、デバイス情報取得部305に対しデバイス情報の取得を指示し、デバイス情報取得部305が、インタフェース304を介して、出力装置122aにデバイス情報の提供要求を送信する。
出力装置122aは、デバイス情報の提供要求を受信すると、クライアント端末120aにデバイス情報を送信すると共に、映像信号および音声信号の少なくとも一方の供給を開始する。クライアント端末120aのインタフェース304は、出力装置122aから受信したデバイス情報をデバイス情報取得部305に送信すると共に、映像信号および音声信号の少なくとも一方を出力データ生成部308に送信する。デバイス情報取得部305は、当該デバイス情報をパラメータ決定部306に提供する。
パラメータ決定部306は、デバイス情報を受信すると、判断基準記憶部307から判断基準情報を取得し、当該デバイス情報および判断基準情報を使用して、図5および図7に示すパラメータ決定処理を実行する。パラメータ決定部306は、パラメータを決定すると、出力データの生成要求と共に、当該パラメータを出力データ生成部308に送信する。出力データ生成部308は、パラメータ決定部306が決定したパラメータと、出力装置122aが提供する映像信号および音声信号の少なくとも一方とを使用して出力データを生成する。
図5は、本発明のクライアント端末が実行するパラメータ決定処理の一実施形態を示すフローチャートである。以下、図5を参照して、出力装置122aが映像出力装置である場合に実行するパラメータ決定処理について説明する。なお、図5に示す実施形態では、判断基準情報により、映像出力装置の最大の解像度、最大のフレームレート、圧縮率の低い圧縮形式および最大の色温度が指定されているものとする。
図5の処理は、ステップS500から開始し、ステップS501では、クライアント端末120a,120b,120cのパラメータ決定部306が、デバイス情報および判断基準情報を用いて、出力装置122aである映像出力装置の最大の解像度を判断する。ステップS502では、パラメータ決定部306は、デバイス情報および判断基準情報を用いて、映像出力装置の最大のフレームレートを判断する。ステップS503では、パラメータ決定部306は、デバイス情報および判断基準情報を用いて、映像出力装置が採用する圧縮率の低い圧縮形式を判断する。ステップS504では、パラメータ決定部306は、デバイス情報および判断基準情報を用いて、映像出力装置の最大の色温度を判断する。
ステップS505では、パラメータ決定部306は、ステップS501〜ステップS504の判断結果を用いて、画像データの生成に使用するパラメータを決定し、ステップS506で処理が終了する。
図6は、図5に示すパラメータ決定処理で使用されるデバイス情報と、当該パラメータ決定処理の結果の一実施形態を示す図である。クライアント端末120a,120b,120cは、デバイス情報600,601,602を入力情報として、上述したパラメータ決定処理を実行し、当該パラメータ決定処理で決定したパラメータを示す処理結果610,611,612を出力する。
デバイス情報600,601,602は、出力装置122a,122b,122cが提供するデバイス情報である。図6に示すデバイス情報600,601,602は、映像出力装置のデバイス情報である。デバイス情報600,601,602には、映像出力装置が対応可能な解像度、フレームレート、および動画圧縮形式を示すフォーマットが示されている。
デバイス情報600は、当該映像出力装置が最大で1920×1080の解像度の映像信号を提供可能であることを示す。また、デバイス情報600は、当該映像出力装置が最大で60fpsのフレームレートで映像信号を出力可能であることを示す。さらに、デバイス情報600は、当該映像出力装置がフォーマットとしてYUY2およびMJPGを利用可能であることを示す。
処理結果610は、デバイス情報600を入力情報とするパラメータ決定処理の結果である。処理結果610には、当該映像出力装置が最大の解像度およびフレームレートを示す「1080@60」と、当該映像出力装置が利用可能な非圧縮のフォーマットを示す「YUY2」が含まれる。
デバイス情報601は、当該映像出力装置が最大で1280×720の解像度の映像信号を提供可能であることを示す。また、デバイス情報601は、当該映像出力装置が最大で30fpsのフレームレートで映像信号を出力可能であることを示す。さらに、デバイス情報601は、当該映像出力装置がフォーマットとしてYUY2およびMJPGを利用可能であることを示す。
処理結果611は、デバイス情報601を入力情報とするパラメータ決定処理の結果である。処理結果611には、当該映像出力装置が最大の解像度およびフレームレートを示す「720@30」と、当該映像出力装置が利用可能な非圧縮のフォーマットを示す「YUY2」が含まれる。
デバイス情報602は、当該映像出力装置が最大で640×480の解像度の映像信号を提供可能であることを示す。また、デバイス情報602は、当該映像出力装置が最大で15fpsのフレームレートで映像信号を出力可能であることを示す。さらに、デバイス情報602は、当該映像出力装置がフォーマットとしてYUY2を利用可能であることを示す。
処理結果612は、デバイス情報602を入力情報とするパラメータ決定処理の結果である。処理結果612には、当該映像出力装置が最大の解像度およびフレームレートを示す「VGA@15」と、当該映像出力装置が利用可能な非圧縮のフォーマットを示す「YUY2」が含まれる。
本実施形態では、出力装置の性能を最大限利用可能なパラメータの値や種類、すなわち、最大の解像度やフレームレート、非圧縮のフォーマットを、画像データを生成するパラメータとして採用する。他の実施形態では、ユーザが判断基準情報を生成して、パラメータの任意の値や種類を指定することができる。例えば、中程度の解像度やフォーマット、一定のフレームレート等、様々な条件を指定することができる。これにより、ユーザの意図に即したパラメータ設定が可能となる。
図7は、本発明のクライアント端末が実行するパラメータ決定処理の別の実施形態を示すフローチャートである。以下、図7を参照して、出力装置122aが音声出力装置である場合に実行するパラメータ決定処理について説明する。なお、図7に示す実施形態では、判断基準情報により、音声出力装置の最大の入力感度および最大の周波数帯域が指定されているものとする。
図7の処理は、ステップS700から開始し、ステップS701では、クライアント端末120a,120b,120cのパラメータ決定部306が、デバイス情報および判断基準情報を用いて、出力装置122aである音声出力装置の最大の入力感度を判断する。ステップS702では、パラメータ決定部306は、デバイス情報および判断基準情報を用いて、音声出力装置の最大の周波数帯域を判断する。ステップS703では、パラメータ決定部306は、ステップS701およびステップS702の判断結果を用いて、音声データの生成に使用するパラメータを決定し、ステップS704で処理が終了する。
図8は、本発明のクライアント端末が実行するパラメータ決定処理の他の実施形態を示すフローチャートである。以下、図8を参照して、出力装置122aが映像出力装置である場合に実行するパラメータ決定処理の別の実施形態について説明する。なお、図8に示す実施形態では、判断基準情報により、映像出力装置の最大の解像度、最大のフレームレート、圧縮率の低い圧縮形式および最大の色温度が指定されているものとする。
図8の処理は、ステップS800から開始し、ステップS801では、クライアント端末120a,120b,120cのパラメータ決定部306が、デバイス情報および判断基準情報を用いて、出力装置122aである映像出力装置の最大の解像度を判断する。ステップS802では、パラメータ決定部306は、デバイス情報および判断基準情報を用いて、映像出力装置の最大のフレームレートを判断する。ステップS803では、パラメータ決定部306は、デバイス情報および判断基準情報を用いて、映像出力装置が採用する圧縮率の低い圧縮形式を判断する。ステップS804では、パラメータ決定部306は、デバイス情報および判断基準情報を用いて、映像出力装置の最大の色温度を判断する。
ステップS805では、パラメータ決定部306は、優先すべきパラメータを特定可能な情報である優先モード判定テーブルを参照し、デバイス情報および帯域幅情報を使用して優先モードを判断する。帯域幅情報は、通信システム100の転送速度(kbps)を示す情報である。帯域幅情報は、ユーザがクライアント端末120a,120b,120cに任意の値を入力することによって生成することができる。また、クライアント端末120a,120b,120cが、通信システム100の転送速度を検知して、帯域幅情報を生成してもよい。
図9は、優先モード判定テーブルの一実施形態を示す図である。優先モード判定テーブルは、優先すべきパラメータを特定可能なデータテーブルであり、優先モードと、判断基準と、優先順位とが関連付けて登録される。
優先モードとは、出力データの生成に使用するパラメータを決定する際に、デバイス情報のいずれの情報を優先すべきかを指定する情報である。本実施形態の優先モードには、解像度を優先する解像度優先モードと、フレームレートを優先するフレームレート優先モードと、帯域幅を優先する帯域幅優先モードとがある。
判断基準は、上述した優先モードを判断する際に使用する条件を示す。本実施形態では、デバイス情報が示す解像度が「720p」すなわち、「1280×720」以上であれば、解像度優先モードが選択される。また、デバイス情報が示すフレームレートが「60fps」以上であれば、フレームレート優先モードが選択される。さらに、これらのいずれにも該当しない場合、または帯域幅情報が示す帯域幅が「500kbps」以下であれば、帯域幅優先モードが選択される。
これら複数の条件に該当する場合には、優先順位によって既定される優先度で優先モードが選択される。図9に示す実施形態では、フレームレート、解像度、帯域幅の順に優先順位が付けられているが、他の実施形態では、任意の優先順位を採用することができる。
ステップS806では、パラメータ決定部306は、ステップS801〜ステップS804の判断結果と、ステップS805で決定した優先モードとを用いて、画像データの生成に使用するパラメータを決定し、ステップS807で処理が終了する。
具体的には、解像度優先モードが選択されている場合、パラメータ決定部306は、出力装置の性能を最大限利用可能な値、すなわち、デバイス情報が示す最大の解像度を採用する。フレームレート優先モードが選択されている場合、パラメータ決定部306は、出力装置の性能を最大限利用可能な値、すなわち、デバイス情報が示す最大のフレームレートを採用する。帯域幅優先モードが選択されている場合、パラメータ決定部306は、帯域幅を圧迫しない既定の解像度、フレームレート、圧縮形式、色温度の少なくとも1つを採用する。
図10は、図8に示すパラメータ決定処理で使用されるデバイス情報と、当該パラメータ決定処理の処理結果の一実施形態を示す図である。クライアント端末120a,120b,120cは、デバイス情報1000,1010を入力情報として、上述したパラメータ決定処理を実行し、処理結果1001〜1003,1011〜1013を出力する。
デバイス情報1000,1010は、出力装置122a,122b,122cが提供するデバイス情報である。図10に示すデバイス情報1000,1010は、映像出力装置のデバイス情報である。デバイス情報1000,1010には、映像出力装置が対応可能な解像度、フレームレートおよびフォーマットが示されている。
デバイス情報1000は、当該映像出力装置が最大で1920×1080の解像度の映像信号を提供可能であることを示す。また、デバイス情報1000は、当該映像出力装置が最大で60fpsのフレームレートで映像信号を出力可能であることを示す。さらに、デバイス情報1000は、当該映像出力装置がフォーマットとしてYUY2およびMJPGを利用可能であることを示す。
処理結果1001,1002,1003は、デバイス情報1000を入力情報とし、フレームレート優先モードが選択された場合に実行されるパラメータ決定処理の結果である。処理結果1001,1002,1003に示すように、優先すべきパラメータであるフレームレートは、出力装置の性能を最大限利用可能な値、すなわち、デバイス情報1000の最大のフレームレートを示す「60」が選択されている。
パラメータ決定部306は、帯域幅情報が示す帯域幅に応じて、優先すべきフレームレート以外のパラメータを調整する。本実施形態では、帯域幅が十分な場合には、パラメータ決定部306は、処理結果1001に示すように、総てのパラメータについて、出力装置の性能を最大限利用可能な値や形式、すなわち、最大のフレームレート、最大の解像度および非圧縮のフォーマットを採用する。
帯域幅が不足する場合には、パラメータ決定部306は、処理結果1002に示すように、優先すべきパラメータであるフレームレートについては、出力装置の性能を最大限利用可能な値を採用し、優先すべきパラメータ以外のパラメータである解像度およびフォーマットについては、既定の中程度の解像度および非圧縮のフォーマットを採用する。
帯域幅が過度に不足する場合には、パラメータ決定部306は、処理結果1003に示すように、優先すべきパラメータであるフレームレートについては、出力装置の性能を最大限利用可能な値を採用し、優先すべきパラメータ以外のパラメータである解像度およびフォーマットについては、帯域幅を圧迫しない既定の解像度および非圧縮のフォーマットを採用する。
デバイス情報1010は、当該映像出力装置が最大で1280×720の解像度の映像信号を提供可能であることを示す。また、デバイス情報1010は、当該映像出力装置が最大で30fpsのフレームレートで映像信号を出力可能であることを示す。さらに、デバイス情報1010は、当該映像出力装置がフォーマットとしてYUY2およびMJPGを利用可能であることを示す。
処理結果1011,1012,1013は、デバイス情報1010を入力情報とし、解像度優先モードが選択された場合に実行されるパラメータ決定処理の結果である。処理結果1011,1012,1013に示すように、優先すべきパラメータである解像度は、出力装置の性能を最大限利用可能な値、すなわち、デバイス情報1010の最大の解像度を示す「720p」が選択されている。
パラメータ決定部306は、帯域幅情報が示す帯域幅に応じて、優先すべき解像度以外のパラメータを調整する。本実施形態では、帯域幅が十分な場合には、パラメータ決定部306は、処理結果1011に示すように、総てのパラメータについて、出力装置の性能を最大限利用可能な値や形式、すなわち、最大の解像度、最大のフレームレートおよび非圧縮のフォーマットを採用する。
帯域幅が不足する場合には、パラメータ決定部306は、処理結果1012に示すように、優先すべきパラメータである解像度については、出力装置の性能を最大限利用可能な値を採用し、優先すべきパラメータ以外のパラメータであるフレームレートおよびフォーマットについては、既定の中程度のフレームレートおよび非圧縮のフォーマットを採用する。
帯域幅が過度に不足する場合には、パラメータ決定部306は、処理結果1013に示すように、優先すべきパラメータである解像度については、出力装置の性能を最大限利用可能な値を採用し、優先すべきパラメータ以外のパラメータであるフレームレートおよびフォーマットについては、帯域幅を圧迫しない既定の最小のフレームレートおよび非圧縮のフォーマットを採用する。
本実施形態では、帯域幅が不足する場合、フォーマットとして非圧縮の圧縮形式を採用するが、他の実施形態では、圧縮率の高い圧縮形式を採用してもよい。
図11は、本発明のクライアント端末が実行するパラメータ決定処理の他の実施形態を示すフローチャートである。以下、図11を参照して、出力装置122aが音声出力装置である場合に実行するパラメータ決定処理の別の実施形態について説明する。なお、図11に示す実施形態では、判断基準情報により、音声出力装置の最大の入力感度および最大の周波数帯域が指定されているものとする。
図11の処理は、ステップS1100から開始し、ステップS1101では、クライアント端末120a,120b,120cのパラメータ決定部306が、デバイス情報および判断基準情報を用いて、出力装置122aである音声出力装置の最大の入力感度を判断する。ステップS1102では、パラメータ決定部306は、デバイス情報および判断基準情報を用いて、音声出力装置の最大の周波数帯域を判断する。
ステップS1103では、パラメータ決定部306は、優先モード判定テーブルを参照し、デバイス情報および帯域幅情報を使用して優先モードを判断する。本実施形態では、優先モードとして、入力感度優先モード、周波数帯域優先モードおよび帯域幅優先モードを採用する。入力感度優先モードは、入力感度が所定の入力感度以上の場合に選択される。周波数帯域優先モードは、周波数帯域が所定の周波数帯域以上の場合に選択される。帯域幅優先モードは、これら以外の場合、または帯域幅が所定の値以下の場合に選択される。
ステップS1104では、パラメータ決定部306は、ステップS1101およびステップS1102の判断結果と、ステップS1103で決定した優先モードとを用いて、音声データの生成に使用するパラメータを決定し、ステップS1105で処理が終了する。
具体的には、入力感度優先モードが選択されている場合、パラメータ決定部306は、出力装置の性能を最大限利用可能な値、すなわち、デバイス情報が示す最大の入力感度を採用する。周波数帯域優先モードが選択されている場合、パラメータ決定部306は、出力装置の性能を最大限利用可能な値、すなわち、デバイス情報が示す最大の周波数帯域を採用する。帯域幅優先モードが選択されている場合、パラメータ決定部306は、帯域幅を圧迫しない既定の入力感度および周波数帯域の少なくとも一方を採用する。
これまで本実施形態につき説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の構成要素を変更若しくは削除し、または本実施形態の構成要素を他の構成要素を追加するなど、当業者が想到することができる範囲内で変更することができる。いずれの態様においても本発明の作用効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100…通信システム、110…ネットワーク、120a,120b,120c…クライアント端末、122a,122b,122c…出力装置
特開2009−038604

Claims (7)

  1. 映像信号および音声信号の少なくとも一方を処理する情報処理装置であって、
    映像信号および音声信号の少なくとも一方を出力する出力装置の性能を示すデバイス情報を取得するデバイス情報取得手段と、
    画像データおよび音声データの少なくとも一方の生成に使用するパラメータの値または形式を指定する判断基準情報と、前記デバイス情報とに基づいてパラメータを決定するパラメータ決定手段と、
    前記パラメータに基づいて、前記映像信号および音声信号の少なくとも一方から画像データおよび音声データの少なくとも一方を生成する出力データ生成手段と
    を備える、情報処理装置。
  2. パラメータ決定手段は、優先すべきパラメータを特定可能な情報を参照して優先すべきパラメータを判断し、前記優先すべきパラメータの値または形式を、前記出力装置の性能を最大限利用可能な値または形式とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. デバイス情報は、出力装置の解像度、フレームレート、動画圧縮形式、色温度、入力感度、集音可能な周波数帯域の少なくとも1つである、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 映像信号および音声信号の少なくとも一方を処理する情報処理装置が実行する方法であって、前記方法は、前記情報処理装置が、
    映像信号および音声信号の少なくとも一方を出力する出力装置の性能を示すデバイス情報を取得するステップと、
    画像データおよび音声データの少なくとも一方の生成に使用するパラメータの値または形式を指定する判断基準情報と、前記デバイス情報とに基づいて、画像データおよび音声データの少なくとも一方の生成に使用するパラメータを決定するステップと、
    前記パラメータに基づいて、前記映像信号および音声信号の少なくとも一方から画像データおよび音声データの少なくとも一方を生成するステップと
    を含む、方法。
  5. 前記決定するステップは、
    優先すべきパラメータを特定可能な情報を参照して、優先すべきパラメータを判断するステップと、
    前記優先すべきパラメータの値または形式を、前記出力装置の性能を最大限利用可能な値または形式とするステップと
    を含む、請求項4に記載の方法。
  6. デバイス情報は、出力装置の解像度、フレームレート、動画圧縮形式、色温度、入力感度、集音可能な周波数帯域の少なくとも1つである、請求項4または5に記載の方法。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の方法を情報処理装置が実行するための装置実行可能なプログラム。
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