JP6093659B2 - 情報処理装置、および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、および情報処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6093659B2
JP6093659B2 JP2013132047A JP2013132047A JP6093659B2 JP 6093659 B2 JP6093659 B2 JP 6093659B2 JP 2013132047 A JP2013132047 A JP 2013132047A JP 2013132047 A JP2013132047 A JP 2013132047A JP 6093659 B2 JP6093659 B2 JP 6093659B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information processing
information
tactile
factor
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013132047A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015007836A (ja
Inventor
誠悟 伊藤
誠悟 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2013132047A priority Critical patent/JP6093659B2/ja
Publication of JP2015007836A publication Critical patent/JP2015007836A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6093659B2 publication Critical patent/JP6093659B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は、情報伝達に触覚効果を利用する情報処理装置、および情報処理プログラムに関する。
コンピューターテクノロジの分野では、従来から振動などの触覚を用いて利用者へ情報を伝達する技術が知られている。近年、触覚を用いた情報伝達は使用される用途が増えているため、利用者の触覚を介して種々の情報を的確に伝えることが難しくなっている。
例えば、いわゆるスマートフォンにおいては、ゲーム機、音楽機器、および、電話機器の機能が一つの筐体内で動作可能となっている。これらの機能が筐体上の振動を用いて情報伝達を行う場合、異なる機能に対応した複数種類の振動を単純に合成してしまうと、利用者は種類の異なる情報を区別して認知することが困難になる。
上記のような問題を解決する手段として、特許文献1には、第1周波数とは約180度位相のずれた第2周波数を有する第2アクチュエータ信号を生成することが記載されている。
特表2008−521597号公報(2008年 6月26日公開)
しかしながら、上述のような従来技術には、複数種類の情報処理に基づく振動が生成された場合に、いずれの情報処理に基づく振動かを利用者が区別して認識することが困難であるという問題がある。例えば、電話着信または時刻を通知するアラームなど、利用者が特に必要とする情報を通知する情報処理と、ゲームまたは音楽再生などに伴って娯楽性を高める情報処理とを区別することができないことがある。すなわち、触覚により利用者が重要な情報を認識することが困難である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数種類の情報処理に基づく情報を、触覚を介して利用者に伝達する場合に、伝達された情報の弁別を容易にする情報処理技術を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、利用者に触覚を生じさせる因子である触覚因子を生成する触覚因子生成部と、上記触覚因子生成部に触覚因子を、情報処理に基づき、生成させる情報出力制御手段と、を備えた情報処理装置であって、上記情報出力制御手段が第1の情報処理に基づき、上記触覚因子生成部に第1の触覚因子を生成させている最中に、第2の情報処理の実行命令を受けた場合に、上記情報出力制御手段は、該第1の情報処理および第2の情報処理のどちらの優先度が高いかを判断し、該第1の情報処理よりも該第2の情報処理の優先度が高い場合に、上記情報出力制御手段は、該第1の触覚因子を減衰させるように、上記触覚因子生成部を制御する。
本発明の一態様によれば、利用者に対し触覚による情報伝達を行う場合に、第1の情報処理より優先度の高い第2の情報処理を、第1の情報処理から利用者が弁別しやすくなる、という効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る情報処理装置の構成を概略的に示すブロック図である。 上記情報処理装置において、触覚因子としての振動の生成を制御する手順を示すフローチャートである。 上記情報処理装置の各部の有機的な動作を詳細に示すシーケンス図である。 上記情報処理装置において、第1の情報処理と第2の情報処理との優先度を判断するための条件テーブルを示す図である。 上記条件テーブルを用いた上記優先度の判断処理の一例を示す図である。 上記情報処理装置において、第1の情報処理と第2の情報処理との優先度を判断する変形例で用いる条件テーブルを示す図である。 図6に示す条件テーブルを用いた上記判断処理の変形例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 図8に示す情報処理装置において、触覚因子としての振動の生成を制御する手順を示すフローチャートである。 図8に示す情報処理装置の各部の有機的な動作を詳細に示すシーケンス図である。 本発明の実施形態3に係る触覚因子としての振動の生成を制御する手順を示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について、図1〜5を参照して説明する。
はじめにマルチモーダル知覚について説明する。触覚を用いる情報伝達は、「マルチモーダル知覚」という現象を利用すると、情報伝達の効果を高めることができる。「マルチモーダル知覚」とは視覚、触覚、聴覚等の複数の感覚器官からの情報が整合性を取ると、利用者が短時間で情報を知覚できるという現象である。
例えば、利用者が携帯端末で音楽を聞いている最中に電話の着信があった場合、利用者は明確に電話の着信を知覚し反応することを望んでいると考えられる。このため、音楽再生を直ちに止め、電話の着信を知らせる音およびグラフィックを提示することで、着信音のみで電話の着信を知らせる場合より短時間で、利用者は着信情報を知覚することができる。
一方で、振動は触覚に対して行う情報伝達であるが、これは視覚または聴覚に比べると分別が難しい。それには、2つの理由があると考えられる。1つは、知覚を処理する脳の部位が、視覚または聴覚に比べて触覚では少ないことである。具体的には、2つの体性感覚野が、全身という広い範囲における触覚、圧覚、温覚、冷覚、痛覚など多くの情報を取り扱っている。これに対し、視覚は5つの視覚野で処理され、聴覚は3つの聴覚野で処理されている。
もう1つは感覚の分解能が、視覚または聴覚に比べて触覚では低いことである。特に時間分解能については、聴覚では1KHzで連続性を感じる、言い換えると、1KHzまで不連続を聞き分けることができ、視覚では60Hzまで不連続を見分けることができる。これに対し、触覚では痛みを伴う場合に100Hzまで不連続を感じ分けるものの、10Hz程度が触覚効果を与える適正レベルと考えられている。このことから、振動情報を適切に伝えるためのメカニズムは他の感覚情報以上に適切に取り扱うことが望ましい。
本実施形態では、触覚情報を適切に伝えることができる情報処理装置について説明する。そのような情報処理装置では、振動などの触覚と視覚または聴覚とを整合させた場合のマルチモーダル知覚効果を的確に高めることができる。
〔1.情報処理装置1の構成〕
図1は、本実施形態に係る情報処理装置1の概略構成を示している。図1に示す通り、情報処理装置1は、入力部10、演算部20、出力部30、通信部40、タイマー50、振動部60(触覚因子生成部)、記憶部70を含んでいる。
入力部10は、例えばタッチパネルとして構成され、利用者の操作を受け付け、電気信号に変換し、演算部20へ出力する。
出力部30は、音声および画像の少なくともいずれか一方の出力であるAV出力を行う。本実施形態の出力部30は、図1に示す通り、表示部31および音声出力部32を含んでいる。
通信部40は、有線接続先、またはIEEE802.11やLTEなどの無線接続先との通信を行う。また、通信部40に外部から電話の着信があった場合、通信部40は演算部20へ当該着信を通知する。
タイマー50は、演算部20からの要求に応じて、特定の時刻を設定し、特定の時刻となった時点で、演算部20へ割り込み処理を発生させる。なお、タイマー50は演算部20に含まれていてもよい。
振動部60は、演算部20からの要求に応じて、振動(触覚因子)を発生させる。この振動により、情報処理装置1の筐体が振動し、利用者に触覚効果を与えることができる。振動部60はボイスコイルモーターおよび当該ボイスコイルモーターを駆動する駆動回路などにより実現される。
記憶部70は、情報処理の条件、条件の種類および優先値との対応関係を表す図4に示すようなテーブルである優先度テーブル(後で詳述)、音楽データ、電話の着信を示す画像データ等を記憶している。
演算部20は、図1に示す通り、情報出力制御部21(情報出力制御手段)および時刻設定部22(時刻設定手段)を含んでいる。演算部20(情報出力制御部21)は、入力部10および通信部40からの入力、並びにタイマー50からの割り込み処理に応じて情報処理を行う。また、演算部20(情報出力制御部21)は、当該情報処理に基づき、出力部30へ画像情報および音声情報を出力し、振動部60の振動を制御し、また時刻設定部22に割り込み時刻を設定させる。また、当該情報処理において、演算部20(情報出力制御部21)は記憶部70を参照する。時刻設定部22は、情報出力制御部21からの要求に応じて、割り込み処理が必要な時刻を算出し、当該時刻に割り込み処理を行うようにタイマー50を設定する。
〔2.音楽再生中に電話の着信があった場合の処理フロー〕
情報処理装置1において音楽再生中に、電話の着信があった場合に、振動部60が発生する振動を制御する処理フローを、図2および図3に基づき説明する。
(事前準備(音楽再生))
まず、図3に示すように利用者が入力部10に備わる音楽再生ボタンを押した場合、入力部10は利用者のタッチ位置を演算部20へ通知する。演算部20は、当該タッチ位置が音楽再生ボタンの座標であることを検知し、記憶部70から音楽データの読み出しを行う。情報出力制御部21は、当該音楽データを音声出力部32へ出力し、図2にも示すように、当該音楽データの再生命令を行う(ステップ101;以後、ステップは単にSと表す)。
また、S101において、情報出力制御部21は、当該音楽データ(第1の触覚情報)に合わせた振動命令(第1の触覚因子の生成命令)を振動部60へ出力する。さらに、情報出力制御部21は、当該音楽データに合わせた振動命令を振動部60へ出力した後、その時点で実行している処理、すなわち上記音楽再生に係る情報処理(第1の情報処理)、以外の振動を発生させる情報処理(第2の情報処理)である割り込みがあるか否かについて、割り込みがあるまで繰り返して判断する(S102 Noのループ)。
S102で第2の情報処理の割り込みがあった場合(S102 Yes)、図3に示すように情報出力制御部21は、記憶部70に記憶された優先度テーブル(後で詳述)を参照し、当該第2の情報処理が、上記音楽再生に係る第1の情報処理より優先度が高いか否かについて判断する(S103)。S103の具体的な処理は後述する。
割り込んだ第2の情報処理が第1の情報処理より優先度が高くないと判断された場合(S103 No)、処理はS102に戻る。一方、第2の情報処理が第1の情報処理より優先度が高いと判断された場合(S103 Yes)、結果として、音楽データに合わせた振動(第1の触覚因子)を減衰させる。このときに演算部20が行う処理については後で詳述する。
一方、振動部60は、最初に情報出力制御部21からの振動開始命令の有無を、振動開始命令を受けるまで繰り返して判断する(S201 Noのループ)。
振動部60は、上記振動命令を受けた場合、当該振動命令に応じて振動(第1の触覚因子の生成)を開始する(S202)。特に当該振動命令が上記の音楽データに合わせた振動命令である場合、図3に示すように、振動部60は、音声出力部32から音楽データを取得し、スピーカの振動板の振動と同様に、当該音楽データの示す音楽に合わせた振動を発生させる。
上記の処理により、利用者が情報処理装置1の音楽再生ボタンを押すと、情報処理装置1は、音楽を再生すると共に音楽に合わせた振動を行っている音楽再生状態となる。
なお、音楽再生状態において、振動部60は、上記振動を開始した後、情報出力制御部21からの振動停止命令があるか否かについて、振動停止命令を受けるまで繰り返して判断する(S203 Noのループ)。振動部60が、情報出力制御部21からの振動停止命令があると判断した場合(S203 Yes)、音楽に合わせた振動を徐々に減衰させる。この処理については後で詳述する。
(音楽再生中 着信割り込み)
上記音楽再生状態におけるS103において、割り込んだ第2の情報処理が上記音楽再生に係る第1の情報処理より優先度が高いと判断された場合(S103 Yes)、情報出力制御部21は、音声出力部32へ音声の再生を停止させる音声再生停止命令を行うと共に、振動部60に振動の停止をさせる振動停止命令を行う(S104)。また、情報出力制御部21は、時刻設定部22に、上記振動停止命令により振動部60の振動が停止するまでの時間(振動停止完了時間)を算出させ、当該時間経過後の時刻に第2の情報処理を実行するようタイマー50へ設定させる(S105)。
例えば、割り込みが電話の着信であった場合は、図3に示すように情報出力制御部21は、記憶部70から着信音および着信を示す振動(第2の触覚因子)を表す着信鳴動データ(第2の触覚情報)を取得する。情報出力制御部21は、当該着信鳴動データに基づき、音声出力部32に着信音を出力させる着信音鳴動命令を行うと共に、振動部60に着信を示す振動をさせる着信音振動命令(第2の触覚因子の生成命令)を行う(S106)。
情報出力制御部21は、図3に示すように着信画像を記憶部70から読み出し、当該着信画像を表示用に変換する(S107)。また、情報出力制御部21は、一定時間待機し(S108)、その後にS105において設定したタイマー50による割り込みが発生したか否かを、その割り込みが発生するまで繰り返し判断する(S109 Noのループ)。タイマー50による割り込みが発生した場合(S109 Yes)に情報出力制御部21が行う処理については後述する。
一方、上記音楽再生状態におけるS203において、振動部60は、演算部20(情報出力制御部21)からの振動停止命令があると判断すると(S203 Yes)、音楽再生(第1の情報処理)に伴った振動部60の振動(第1の触覚因子)を徐々に停止させる振動停止処理を行う(S204)。その後、振動部60は一定時間待機し(S205)、情報出力制御部21から、電話着信(第2の情報処理)に伴った振動開始命令があるか否かを、その振動開始命令を受けるまで繰り返し判断する(S206 Noのループ)。
振動部60が、電話着信に伴った上記振動開始命令があると判断した場合(S206 Yes)、振動部60は、音楽再生に伴った振動の停止が完了したか否かを判断する振動停止完了待ち状態となる(S207)。
なお、振動部60は、S105において設定したタイマー50による割り込みがS109で発生したことを、情報出力制御部21から通知されることによって、音楽再生に伴った振動の停止が完了したと判断する。あるいは、振動部60は、情報出力制御部21から電話着信に伴った振動開始命令を受けたときに、音楽再生に伴った振動の停止が完了したと判断してもよい。
振動部60が、音楽再生に合わせた振動の停止が完了したと判断した(S207 Yes)後に、振動部60が行う処理については後述する。
(着信音、振動、画面を同時に変化させる)
上記振動完了待ち状態において、タイマー50による割り込みが発生した場合(S109 Yes)、情報出力制御部21は表示部31へS107において作成(変換)した着信画像を転送し、表示部31に該着信画像を表示させる(S110)。さらに、情報出力制御部21は、音声出力部32へ着信音鳴動命令を与え、音声出力部32に着信音を出力させる。これらの処理は、時刻設定部22が算出した振動停止完了時間が経過した時刻に行われる。
一方、振動部60は、上記振動完了待ち状態におけるS207において、振動部60が振動停止完了を判断した場合(S207 Yes)、振動部60は着信を示す振動(第2の触覚因子)の発生を開始する(S208)。
上記の処理により、情報処理装置1は、上記振動完了待ち状態において、振動が完了した時点で、着信画像の表示、着信音の出力、および着信を示す振動を連動させて行うことができる。また、着信画像の表示は、着信を示す振動と厳密には同時とならない場合があるが、マルチモ−ダル知覚の効果を高めるためには、これらの処理の時間差は700ms以内であることが好ましく、200ms以内であることがより好ましい。
〔3.情報処理の優先度について〕
上記のS103における2つの情報処理のいずれが、優先度が高いか否かを判断する方法について、図4および5に基づき説明する。図4は、情報処理の種類、判断条件の種類および優先値との対応関係を表すテーブルである優先度テーブルを表している。また、図5は、上記優先度テーブルを用いた条件判断の集計結果を示す図である。
例えば、図5によると“音楽再生”という情報処理は、図4に示す優先度テーブルの条件種類として、“アプリケーション”という命令モジュールに対応付けられているとともに、“音楽再生”というアプリケーション種類、“使用中データ”という呼び出し契機、および“音楽から自動生成”という振動データに対応付けられている。
また、“音楽再生”という情報処理に関する上記4つの条件種類には、それぞれ優先値として、“1”、“1”、“1”、“0”が割り当てられている。したがって、“音楽再生”という情報処理の優先値の合計は、図5の最下行に示す通り3になる。同様に“電話着信”という情報処理の優先値の合計は11になる。
上記情報出力制御部21は、上記のS103における2つの情報処理のいずれが、優先度が高いか否かについて、各情報処理の優先値を優先度テーブルを参照することによって算出し、第1の情報処理の実行中に割り込んだ第2の情報処理が、第1の情報処理よりも高い優先度を持つかどうかを判断する。
その結果、第2の情報処理の優先度が第1の情報処理の優先度より高い場合に、第1の情報処理に伴って発生させていた振動(第1の触覚因子)を減衰させ、続いて第2の情報処理に伴った振動(第2の触覚因子)を発生させる。
これにより、利用者は、第2の触覚因子を第1の触覚因子から容易に弁別することができる。
また、上記第1の触覚因子を減衰させる場合、第1の触覚因子の時間に対する減衰割合が、利用者に認識しづらい減衰割合に設定されている。例えば、上記第1の触覚因子を、メルケル細胞が認識可能な30db(1.0μm基準)までは短時間で弱めさせ、10dbまで5秒程度かけて弱めるとよい。これにより、利用者は第1の触覚因子の消失を唐突であると感じることなく、第2の触覚因子による触覚を明確に認識することができる。
第2の情報処理の優先度が第1の情報処理の優先度より高くない場合には、第1の情報処理に伴って発生させていた振動(第1の触覚因子)と、第2の情報処理に伴った振動(第2の触覚因子)とを合成してもよい。
なお、優先度テーブルにおいて、条件種類が“システム”という命令モジュールであるとき、大きな値の優先値(例えば10)が割り当てられているのは、次の理由による。例えば携帯端末のような情報処理装置1が本来の動作をしなくなるような緊急事態になった場合に、そのことを利用者に通知する処理を最優先させる必要がある。上記緊急事態とは、例えば、電池容量が閾値を下回り0に近くなる事態や、メールの受信容量がフルになり、新規受信ができなくなる事態などである。
このような緊急事態における処理を最優先させることができるように、“システム”という命令モジュールに、他の種類の命令モジュールにおける優先値の合計を必ず上回る優先値を割り当てておく。そのような優先値が、例えば10ということである。
また、図4に示す優先度テーブルでは、条件種類の呼び出し契機として、入力部10が受け付けた操作(ユーザー入力)に対する応答以外の情報処理(モデム割り込み、タイマー割り込み等)に高い優先値を割り当てている。この呼び出し契機の優先値を用いれば、入力部10が受け付けた操作に対する応答以外の情報処理を、優先度の高い第2の情報処理であると判断することができる。
これにより、利用者は予期しない触覚因子に起因する触覚を、明確に認識することができる。
〔変形例〕
上記実施形態における変形例について、図6および図7に基づき説明する。
この変形例では、情報出力制御部21が、前記表示部31に描画命令を与え、描画命令に応じた情報を表示させる場合に、描画命令によって割り込み処理の優先度を判断する例を説明する。
この場合、上記S103で情報出力制御部21が用いる優先度テーブルとして、条件種類が命令モジュールのみで構成された図6に示す優先度テーブルを用意してもよい。
例えば、利用者がゲーム(第1の情報処理)の実行中に、ダイアログボックス(ユーザに何らかの入力を促すために表示されるウインドウ)を表示する描画命令、もしくはディスプレイのZ軸上一番上の階層に表示を行う描画命令を、情報出力制御部21が表示部31に与える場合に、情報出力制御部21は、その描画命令を優先度の高いユーザーインターフェース処理(第2の情報処理)として扱う。
具体的には、図7によると“ゲーム”という情報処理は、図6に示す優先度テーブルの条件種類として、“アプリケーション”という命令モジュールに対応付けられているのに対し、“ダイアログ表示”は、“ユーザーインターフェース”という命令モジュールに対応付けられている。
さらに、図7に示すように、“ユーザーインターフェース”という情報処理の優先値は5であり、“ゲーム”という情報処理の優先値は1である。そのため、S103において、ダイアログ表示はゲームよりも優先度が高い情報処理であると情報出力制御部21により判断される。
これにより、情報処理の分類に応じて優先度を判断することができる。例えば、ユーザーインターフェースに分類される(条件に合致する)情報処理であれば、アプリケーションに分類される(条件に合致する)情報処理より必ず優先度が高いものとして扱うことができる。すなわち、触覚効果を発生させるどのようなアプリケーションが実行されている場合でも、ダイアログ等のユーザーインターフェースに分類される情報処理にともなう触覚を、利用者は容易に弁別することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図8〜図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
〔1.情報処理装置2の構成〕
本実施形態に係る情報処理装置2の構成を図8に基づき説明する。本実施形態に係る図8に示すように、情報処理装置2は、入力部10、演算部120、出力部30、タイマー50、振動部160(触覚因子生成部)、および記憶部170を含む。
演算部120は、図8に示す通り、情報出力制御部121(情報出力制御手段)および時刻設定部122(時刻設定手段)を含んでいる。情報出力制御部121は、入力部10からの入力に応じて、ゲームに係る情報処理(第1の情報処理)を行う。情報出力制御部121は、当該情報処理に伴い、出力部30へ画像情報および音声情報を出力すると共に振動部160へ振動情報(第1の触覚情報)を出力する。
また、演算部120は、タイマー50による割り込み処理に基づき、出力部30へ画像情報および音声情報を出力し、また振動部160へ振動情報を出力する。演算部120は、情報処理に応じて記憶部170から情報を取得する。
時刻設定部122は、入力部10からの入力により所定の時刻を取得した場合、記憶部170から振動部161の振動(第1の触覚因子)が減衰するに十分な時間である減衰可能時間を取得する。時刻設定部122は、当該所定の時刻よりも上記減衰可能時間前の時刻に、タイマー50が情報出力制御部121に対し割り込み処理を発生させるように設定する。
振動部160は、図8に示す通り振動制御部161(情報出力制御手段)を含む。振動制御部161は情報出力制御部121から受け取った振動情報に基づき振動部160を振動させる。特に当該振動情報に、先頭の所定期間は振動させないことを示す情報が含まれている特定振動情報(第2の触覚情報)である場合は、振動制御部161は、その特定振動情報を生成した情報処理の優先度が高いと判断し、振動部160で既に実行中の振動(第1の触覚因子)を減衰させる。この処理により振動部160の振動が減衰した時点で、振動制御部161は振動部160の振動が減衰したことを演算部120へ通知すると共に、当該特定振動情報に基づき振動部160に新たな振動(第2の触覚因子)の発生を開始させる。振動部161の詳細な動作については〔2.ゲーム中にアラームによる割り込みがある場合のフロー〕にて後述する。
記憶部170は、振動部160が振動の停止を開始してから、振動部160の振動の減衰が完了するために十分な時間の値を記憶している。また、所定の時刻となったことを表すアラームのための振動を示す振動情報(振動ファイル)、およびアラームのための画像を表すファイルであるアラーム画像、ならびにゲームのプログラム等を記憶している。記憶部170は、演算部120からの要求に応じて上記の各情報を出力する。
〔2.ゲーム中にアラームによる割り込みがある場合のフロー〕
情報処理装置2において、利用者がゲーム(第1の情報処理)を行っている最中にアラーム(第2の情報処理)による割り込みがある場合の処理フローを、図9および図10に基づき説明する。
(事前準備)
図9および図10に示すように、利用者が入力部10により、アラームを鳴動させることを希望する時刻であるアラーム時刻を設定した場合、当該アラーム時刻は入力部10から時刻設定部122へ出力される。時刻設定部122が当該アラーム時刻を受け取ると、記憶部170から上記減衰可能時間を取得する。時刻設定部122は、上記アラーム時刻よりも上記減衰可能時間前の時刻(以下、所定時刻と表す)に、タイマー50が情報出力制御部121に対し、情報処理装置2にアラームを生じさせるための割り込み処理であるアラーム割り込みを発生させるように設定する(S301)。
また、利用者が入力部10により、ゲームの開始を表す入力を行った場合、入力部10は、演算部120に当該入力があったことを通知する。演算部120は記憶部170からゲームのプログラムを読み出し、ゲームに係る情報処理(第1の情報処理)を開始する(S302)。演算部120がゲームに係る情報処理を実行している間、情報出力制御部121は、当該ゲームに係る情報処理に応じて振動部160へ振動命令を行う(S303)。情報出力制御部121は、上記アラーム割り込みを生じているか否かについて、アラーム割り込みが発生するまで繰り返し判断する(S304 Noのループ)。アラーム割り込みが生じていた場合(S304 Yes)に演算部120が実行する処理については後述する。
一方、振動制御部161は、情報出力制御部121から振動情報(第1の触覚情報)が出力されたか否かについて、振動情報が出力されるまで繰り返し判断する(S401 Noのループ)。
情報出力制御部121から振動情報が出力された場合(S401 Yes)、振動制御部161は当該振動情報(以下、第1の振動情報と表す)に基づき、振動部160を振動させる(S402)。その後、振動制御部161は、情報出力制御部121から第1の振動情報以外の振動情報(第2の触覚情報;以下、第2の振動情報と表す)が出力されたか否かについて、第2の振動情報が出力されるまで繰り返し判断する(S404 Noのループ)。
情報出力制御部121から第2の振動情報が出力されていた場合(S404 Yes)に振動部160が行う処理については後述する。
上記の処理により、情報処理装置2は、利用者の操作により、アラームの設定がされ、また、ゲームを開始し、ゲームに係る処理に合わせて振動する。
(アラームの鳴動処理)
情報処理装置2にアラームの設定がされ、かつ、情報処理装置2がゲームに係る処理を実行している状態において、時刻が上記所定時刻になったことにより、タイマー50から情報出力制御部121に対するアラーム割り込みが生じた場合(S304 Yes)、情報出力制御部121は、記憶部170から上記第2の振動情報(振動ファイル)を取得する(S305)。
また、情報出力制御部121は、振動部160へ、当該第2の振動情報の出力および振動開始命令(第2の触覚因子の生成命令)を行う(S306)。さらに、情報出力制御部121は、図10に示すように、記憶部170から上記アラーム画像を取得し、当該アラーム画像を表示部131が表示可能な形式に変換する(S307)。その後、情報出力制御部121は待機する(S308)。
さらにその後、情報出力制御部121は、振動部160から、振動部160の振動(第1の触覚因子)の減衰が完了し、振動部160が新たに振動することが可能となったことを示す振動可能通知があったか否かについて、振動可能通知があるまで繰り返し判断する(S309 Noのループ)。振動部160から振動可能通知があった場合(S309 Yes)に、演算部120が行う処理については後述する。
一方、情報処理装置2にアラームの設定がされ、かつ、情報処理装置2がゲームに係る処理を実行している状態において、時刻が上記所定時刻になったことにより、情報出力制御部121から上記第2の振動情報が出力されていた場合(S404 Yes)、振動部160は当該第2の振動情報(振動ファイル)を解析する(S405)。振動部160は、当該第2の振動情報を解析することにより、第2の振動情報に、先頭の所定期間は振動させないことを示す情報が含まれているか否かを判断する(S406)。
先頭の所定期間は振動させないことを示す情報が、第2の振動情報に含まれていなかった場合(S406 No)、振動部160は継続して第1の振動情報に基づき振動を行う。この場合、振動制御部161は、第1の振動情報と第2の振動情報を合成した情報に基づき、振動部160を振動させてもよい。
先頭の所定期間は振動させないことを示す情報が、第2の振動情報に含まれていた場合(S406 Yes)、振動制御部161は振動部160の振動(第1の触覚因子)を減衰させる(S407)。振動制御部161は、減衰させた振動が一定の閾値以下となったか否かを確認することで、振動部160の振動の減衰が完了したか否かを確認する(S408)。振動部160の振動の減衰が完了していない場合(S408 No)、振動制御部161は、再度、振動部160の振動を減衰させる(S407)。振動部160の振動の減衰が完了していた場合(S408 Yes)における、振動部160が行う処理については後述する。
上記の処理により、情報処理装置2は、上記所定時刻から振動の減衰を開始し、振動の減衰の完了を待機する状態となる。
(アラームの実際の鳴動タイミング)
情報処理装置2が、上記所定時刻から振動の減衰を開始し、振動の減衰の完了を待機する状態において、振動制御部161から情報出力制御部121に対して振動可能通知があった場合(S309 Yes)、情報出力制御部121は表示部31が表示可能なように変換を行ったアラーム画像を、表示部31へ出力する。
一方、情報処理装置2が、上記所定時刻から振動の減衰を開始し、振動の減衰の完了を待機する状態において、振動部160の振動の減衰が完了していた場合(S408 Yes)、振動制御部161は振動可能通知を情報出力制御部121へ出力すると共に上記第2の振動情報に基づき振動を開始する(S410)。
上記の処理により、情報処理装置2は、ゲームに係る情報処理(第1の情報処理)に基づく振動(第1の触覚因子)を、その振動を減衰させるために十分な時間前の時刻から減衰させる。また、情報処理装置2は、振動の減衰が完了した時点、すなわちアラーム時刻に、アラーム画像を表示すると共にアラーム(第2の情報処理)に伴う振動(第2の触覚因子)の生成を開始する。これにより、利用者はゲームによる振動がある場合においても、アラームを示す振動を素早く、明確に認識することができる。
また、アラームを示す振動が、ゲームに係る情報処理に基づく振動を減衰させて行われることは、アラームを示す振動を表す第2の振動情報(振動ファイル)に、先頭の所定期間は振動させないことを示す情報が含まれていたことによりなされている。すなわち、第2の振動情報を解析したことにより、アラームを示す振動を表す第2の振動情報が、ゲームに係る情報処理に基づく第1の振動情報より優先度が高いものとして扱われている。これにより、情報処理の優先度を判断するためのデータベースを用意することなく、情報処理装置の簡素化を図ることができる。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について、図8、10、11に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施形態に係る情報処理装置2の構成は、図8に示す上記実施形態2に係る情報処理装置2の構成と同様の構成であり、図11に示す下記の処理においてのみ異なる。すなわち、本実施形態における特徴的な処理の概要は、例えばアラームまたは電話着信に対して、利用者がバイブレーションをオフに設定していた場合であっても、第1の情報処理に伴って生成していた振動(第1の触覚因子)を減衰させるというものである。
図11は本実施形態における処理の流れを示すフローチャートである。図9におけるフローチャートと異なる点は、(I)S304の処理の後に、演算部120が振動によるアラームの通知機能が有効であるか否かを判断し(S501)、振動によるアラームの通知機能が有効である場合は(S501 Yes)、情報出力制御部121は前記第2の振動情報(振動ファイル)を取得し(S305)、振動によるアラームの通知機能が有効でない場合は(S501 No)、情報出力制御部121は無振動を示す振動ファイルを取得する(S502)点、(II)S405の後に、振動制御部161は、振動ファイルが無振動を示す振動ファイルであるか否かを判断し(S601)、振動ファイルが無振動を示す振動ファイルである場合は(S601 Yes)、振動制御部161は振動の減衰を開始し、振動ファイルが無振動を示す振動ファイルではない場合は(S601 No)、振動制御部161は継続して振動する(S402)点である。
これにより、本実施形態に係る情報処理装置2は、振動(第2の触覚因子)によるアラーム(第2の情報処理)の通知機能が無効となっていた場合に、ゲームに係る第1の情報処理に基づく振動(第1の触覚因子)がアラーム時刻までに減衰する。そのため、ゲームに係る情報処理から、アラームに係る情報処理に切り替わったことを利用者は容易に認識することができる。
〔変形例〕
上記実施形態3において、記憶部170は、情報処理と当該情報処理の振動による通知機能が有効であるか否かを示すテーブルを記憶していてもよい。これにより、情報出力制御部121は、S501において当該テーブルを参照することで、情報処理の振動が有効であるか否かについて判断することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
情報処理装置1および2の制御ブロック(特に演算部20・120および振動制御部161)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、情報処理装置1および2は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報処理装置(1,2)は、利用者に触覚を生じさせる因子である触覚因子を生成する触覚因子生成部(振動部60,160)と、上記触覚因子生成部に触覚因子を、情報処理に基づき、生成させる情報出力制御手段(情報出力制御部21,121)と、を備えた情報処理装置であって、上記情報出力制御手段が第1の情報処理に基づき、上記触覚因子生成部に第1の触覚因子を生成させている最中に、第2の情報処理の実行命令を受けた場合に、上記情報出力制御手段は、該第1の情報処理および第2の情報処理のどちらの優先度が高いかを判断し、該第1の情報処理よりも該第2の情報処理の優先度が高い場合に、上記情報出力制御手段は、該第1の触覚因子を減衰させるように、上記触覚因子生成部を制御する。
上記の構成によれば、上記情報出力制御手段は、第1の情報処理に基づき、上記触覚因子生成部に第1の触覚因子を生成させている最中に、第2の情報処理の実行命令を受けた場合に、第1の情報処理および第2の情報処理のどちらの優先度が高いかを判断する。
さらに、上記情報出力制御手段は、第1の情報処理よりも第2の情報処理の優先度が高いと判断すると、上記触覚因子生成部を制御して、上記第1の触覚因子を減衰させる。
これにより、相対的に優先度の高い第2の情報処理を実行する場合には、その前に実行中であった、相対的に優先度の低い第1の情報処理に基づく第1の触覚因子を減衰させるので、利用者は、第2の情報処理を第1の情報処理から弁別しやすくなる。
なお、情報出力制御手段が、第1の情報処理および第2の情報処理のどちらの優先度が高いかを判断する処理のことを、情報出力制御手段が、第1の情報処理より第2の情報処理を優先させる条件を満たしているかを判断する処理と言い換えてもよい。
本発明の態様2に係る情報処理装置における上記情報出力制御手段が、上記態様1において、上記第1の情報処理よりも上記第2の情報処理の優先度が高いと判断しており、かつ上記情報出力制御手段が、上記第2の情報処理について、第2の触覚因子の生成が関連付けされていることを認識した場合、上記情報出力制御手段は、上記第1の触覚因子を減衰させた後に、第2の触覚因子を生成させるように、上記触覚因子生成部を制御してもよい。
上記の構成によれば、第2の情報処理について、第2の触覚因子の生成が関連付けされている場合には、上記情報出力制御手段は、上記触覚因子生成部を制御して、上記第1の触覚因子を減衰させた後に、第2の触覚因子を生成させる。
これにより、優先度の高い情報処理に基づく触覚因子と、当該触覚因子が生じるより前に生じていた優先度の低い情報処理に基づく触覚因子と、を利用者は明確に弁別することができ、優先度の高い情報処理に基づく触覚因子に、利用者は、より早く気付くことができる。あるいは、優先度の高い情報処理に基づく触覚因子に対する利用者の応答速度が向上する。
特に、第1の触覚因子と第2の触覚因子とが、例えばどちらも振動であるといった同種の触覚因子である場合に、上述した効果の度合いが向上する。
本発明の態様3に係る情報処理装置は、上記態様2において、音声および画像の少なくともいずれか一方の出力であるAV出力を行う出力部(30,130)を備え、上記情報出力制御手段は、上記第2の情報処理に基づき、上記触覚因子生成部に上記第2の触覚因子を生成させることと、上記出力部にAV出力を行わせることとを連動させてもよい。
上記の構成によれば、利用者は、生成された第2の触覚因子と連動したAV出力を知覚することができる。一般に、例えば触覚と共に、当該触覚と関連付けられた視覚または聴覚への刺激が連動して与えられると、当該触覚、および、当該視覚または聴覚への刺激、に対する応答速度が向上することが知られている。よって、上記の構成により、優先度の高い情報処理に基づく触覚因子に、利用者は、より一層早く気付くことができる。あるいは、優先度の高い情報処理に基づく触覚因子に対する利用者の応答速度が一層向上する。
なお、上記第2のAV出力と第2の触覚因子の生成との時間差は700ms以内であることが好ましく、200ms以内であることが、より好ましい。
本発明の態様4に係る情報処理装置では、上記態様2または3において、上記情報出力制御手段が、上記第2の情報処理において、上記触覚因子を生成する基となる触覚情報を取得した場合に、上記触覚因子生成部に上記触覚情報に基づく触覚因子を生成させ、かつ該触覚情報に、触覚因子の先頭の所定期間は、第2の触覚因子を生成しないことを示す情報が含まれている場合、上記情報出力制御手段は、上記第1の情報処理よりも上記第2の情報処理の優先度が高いと判断してもよい。
上記の構成によれば、上記情報出力制御手段は、第1の情報処理に対応した第1の触覚因子の生成中に、該第1の情報処理と優先度が同等の第2の情報処理の実行命令を受けることがある。この場合には、情報出力制御手段は、触覚因子生成部に、新たな触覚因子を生成させたとしても、その新たな触覚因子を第1の触覚因子と合成する。
これに対し、情報出力制御手段は、第1の情報処理とは別の第2の情報処理において、先頭の所定期間は触覚因子を生成しないことを示す情報が含まれている触覚情報を取得した場合に、第1の情報処理よりも上記第2の情報処理の優先度が高いと判断するので、情報処理の優先度を判断するためのデータベースを用意する必要がない。したがって、より簡易な構成の情報処理装置を提供することができる。
本発明の態様5に係る情報処理装置では、上記態様2から4において、上記触覚因子生成部が上記第2の触覚因子を生成する特定の時刻を設定する時刻設定手段(時刻設定部22,122)をさらに備え、上記情報出力制御手段は、上記時刻設定手段が設定した特定の時刻までに、上記触覚因子生成部に上記第1の触覚因子を減衰させ、該特定の時刻に、上記触覚因子生成部に上記第2の触覚因子の生成を開始させてもよい。
上記の構成によれば、上記情報処理装置は設定された特定の時刻までに上記第1の触覚因子を弱め、該特定の時刻に、上記第2の触覚因子を生成させ始める。
これにより、上記第1の触覚因子に起因する触覚と混同することなく、上記第2の触覚因子に起因する触覚を、利用者は認識できるため、特定の時刻となったことを、利用者は明確に認識することができる。
本発明の態様6に係る情報処理装置は、上記態様2から5において、上記第1の触覚因子を減衰させる場合、第1の触覚因子の強さに閾値が設定されており、上記情報出力制御手段は、上記触覚因子生成部に上記第1の触覚因子を生成する強さを上記閾値まで減衰させた後に、上記触覚因子生成部に上記第2の触覚因子を生成させてもよい。
上記の構成によれば、上記情報出力制御手段は、上記触覚因子生成部に上記第1の触覚因子を生成する強さを所定の閾値まで弱めさせた後に、上記触覚因子生成部に上記第2の触覚因子を生成させる。これにより、利用者は第2の触覚因子による触覚を、唐突なものと感じることなく明確に認識することができる。
本発明の態様7に係る情報処理装置は、上記態様2から6において、上記第1の触覚因子を減衰させる場合、第1の触覚因子の時間に対する減衰割合が、利用者に認識しづらい減衰割合に設定されており、上記情報出力制御手段は、上記触覚因子生成部に、上記減衰割合に従って上記第1の触覚因子の強さを減衰させた後に、上記触覚因子生成部に上記第2の触覚因子を生成させてもよい。
上記の構成によれば、上記情報出力制御手段は、上記触覚因子生成部に、利用者が認識することが困難な減衰割合に従って、上記第1の触覚因子の強さを徐々に弱めさせた後に、上記触覚因子生成部に上記第2の触覚因子を生成させる。例えば、上記情報出力制御手段は、上記触覚因子生成部に、上記第1の触覚因子を、メルケル細胞が認識可能な30db(1.0μm基準)までは短時間で弱めさせ、10dbまで5秒程度かけて弱めさせ、その後に上記触覚因子生成部に上記第2の触覚因子を生成させる。
これにより、利用者は上記第1の触覚因子の消失を唐突であると感じることなく、第2の触覚因子による触覚を明確に認識することができる。
本発明の態様8に係る情報処理装置は、上記態様1から7において、利用者の操作を受け付ける入力部(10)をさらに備え、上記情報出力制御手段は、上記入力部が受け付けた操作に対する応答以外の情報処理を、上記第2の情報処理とし、かつ該第2の情報処理は上記第1の情報処理よりも優先度が高いと判断してもよい。
上記の構成によれば、上記情報出力制御手段は、上記入力部が受け付けた操作に対する応答以外の触覚情報(以下、イベントによる触覚情報)を、上記第2の触覚情報とする。すなわち、利用者が予期しない触覚情報が第2の触覚情報とされる。よって、情報処理装置は、第1の触覚因子を弱めたのちに、イベントによる触覚情報に基づき触覚因子を生成する。
これにより、利用者は予期しない触覚因子に起因する触覚を、明確に認識することができる。
本発明の態様9に係る情報処理装置では、上記態様1から8のいずれかにおいて、上記情報出力制御手段は、情報処理において、上記触覚因子を生成する基となる触覚情報を取得した場合に、上記触覚因子生成部に上記触覚情報に基づく触覚因子を生成させ、かつ上記情報処理装置は、第2の触覚情報に分類される触覚情報を記憶している記憶部(記憶部70,170)をさらに備え、上記情報出力制御手段は、情報処理において上記記憶部を参照し、上記第2の触覚情報を取得したことを検知した場合は、該情報処理を上記第2の情報処理とし、該第2の情報処理は上記第1の情報処理より優先度が高いと判断してもよい。
上記の構成によれば、上記情報処理装置は、上記第1の情報処理に分類される情報処理と、上記第2の情報処理に分類される情報処理とを記憶している記憶部をさらに備えている。これにより、上記情報出力制御手段が行う情報処理が、上記第1の情報処理であるか、上記第2の情報処理であるかを、記憶部を参照することによって判別して処理することができる。よって、情報処理について、第1の情報処理であるか、第2の情報処理であるかを示す情報を付加することなく、上記各構成に係る効果を享受することができる。
本発明の態様10に係る情報処理装置では、上記態様1から9のいずれかにおいて、上記触覚因子生成部は、上記情報処理装置を振動させ、または上記情報処理装置を帯電させることにより、上記触覚因子を発生させてもよい。
上記構成によれば、上記触覚因子生成部は、上記情報処理装置を振動させ、または上記情報処理装置を帯電させることにより、上記触覚因子を発生させる。すなわち、上記触覚因子生成部は、利用者に、振動または電気による刺激による触覚を与える。
これにより、利用者は、第1の情報処理において振動または電気による刺激を受けている場合に、第2の情報処理における振動または電気による刺激を容易に弁別することができる。
本発明の態様11に係る情報処理装置は、上記態様1から10のいずれかにおいて、上記第2の情報処理には第2の触覚因子が対応づけられており、かつ、上記触覚因子生成部に上記第2の触覚因子を生成させない設定がされている場合であっても、上記情報出力制御手段は、第1の触覚因子を減衰させるように、上記触覚因子生成部を制御してもよい。
上記の構成によれば、上記情報処理装置は優先度の高い第2の情報処理において第2の触覚因子を生成させない場合であっても、より優先度の低い第1の情報処理において生成していた第1の触覚因子を減衰させた後に当該第2の情報処理を実行する。
これにより、優先度が低い情報処理から優先度が高い情報処理に切り換わったことを利用者は容易に認識することができる。
本発明の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置が備える各手段として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、振動または帯電により利用者の触覚を用いて情報を通知することのできるスマートフォン、ゲーム機、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置に利用することができる。
1、2 情報処理装置
10 入力部
21、121 情報出力制御部(情報出力制御手段)
30、130 出力部
60、160 振動部(触覚因子生成部)
70、170 記憶部
122 時刻設定部(時刻設定手段)
161 振動制御部(情報出力制御手段)

Claims (12)

  1. 利用者に触覚を生じさせる因子である触覚因子を生成する触覚因子生成部と、上記触覚因子生成部に触覚因子を、情報処理に基づき、生成させる情報出力制御手段と、を備えた情報処理装置であって、
    上記情報出力制御手段が第1の情報処理に基づき、上記触覚因子生成部に第1の触覚因子を生成させている最中に、第2の情報処理の実行命令を受けた場合に、上記情報出力制御手段は、第1の情報処理および第2の情報処理のどちらの優先度が高いかを判断し、
    第1の情報処理よりも第2の情報処理の優先度が高い場合に、上記情報出力制御手段は、第1の触覚因子を減衰させるように、上記触覚因子生成部を制御することを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記情報出力制御手段が、上記第1の情報処理よりも上記第2の情報処理の優先度が高いと判断しており、かつ上記情報出力制御手段が、上記第2の情報処理について、第2の触覚因子の生成が関連付けされていることを認識した場合、上記情報出力制御手段は、上記第1の触覚因子を減衰させた後に、上記第2の触覚因子を生成させるように、上記触覚因子生成部を制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記情報処理装置は、音声および画像の少なくともいずれか一方の出力であるAV出力を行う出力部を備え、
    上記情報出力制御手段は、上記第2の情報処理に基づき、上記触覚因子生成部に上記第2の触覚因子を生成させることと、上記出力部にAV出力を行わせることとを連動させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 上記情報出力制御手段は、上記第2の情報処理において、上記触覚因子を生成する基となる触覚情報を取得した場合に、上記触覚因子生成部に上記触覚情報に基づく触覚因子を生成させ、かつ該触覚情報に、触覚因子の先頭の所定期間は、触覚因子を生成しないことを示す情報が含まれている場合、
    上記情報出力制御手段は、上記第1の情報処理よりも上記第2の情報処理の優先度が高いと判断すること特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 上記情報処理装置は、上記触覚因子生成部が上記第2の触覚因子を生成する特定の時刻を設定する時刻設定手段をさらに備え、
    上記情報出力制御手段は、上記時刻設定手段が設定した特定の時刻までに、上記触覚因子生成部に上記第1の触覚因子を減衰させ、該特定の時刻に、上記触覚因子生成部に上記第2の触覚因子の生成を開始させることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 上記第1の触覚因子を減衰させる場合、第1の触覚因子の強さに閾値が設定されており、
    上記情報出力制御手段は、上記触覚因子生成部に上記第1の触覚因子を生成する強さを上記閾値まで減衰させた後に、上記触覚因子生成部に上記第2の触覚因子を生成させることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 上記第1の触覚因子を減衰させる場合、第1の触覚因子の時間に対する減衰割合が、利用者に認識しづらい減衰割合に設定されており、
    上記情報出力制御手段は、上記触覚因子生成部に、上記減衰割合に従って上記第1の触覚因子の強さを減衰させた後に、上記触覚因子生成部に上記第2の触覚因子を生成させることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 上記情報処理装置は、利用者の操作を受け付ける入力部をさらに備え、
    上記情報出力制御手段は、上記入力部が受け付けた操作に対する応答以外の情報処理を、上記第2の情報処理とし、該第2の情報処理は上記第1の情報処理より優先度が高いと判断することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 上記情報出力制御手段は、情報処理において、上記触覚因子を生成する基となる触覚情報を取得した場合に、上記触覚因子生成部に上記触覚情報に基づく触覚因子を生成させ、かつ上記情報処理装置は、第2の触覚情報に分類される触覚情報を記憶している記憶部をさらに備え、
    上記情報出力制御手段は、情報処理において上記記憶部を参照し、上記第2の触覚情報を取得したことを検知した場合は、該情報処理を上記第2の情報処理とし、該第2の情報処理は上記第1の情報処理より優先度が高いと判断することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 上記触覚因子生成部は、上記情報処理装置を振動させ、または上記情報処理装置を帯電させることにより、上記触覚因子を発生させることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 上記第2の情報処理には第2の触覚因子が対応づけられており、かつ、上記触覚因子生成部に上記第2の触覚因子を生成させない設定がされている場合であっても、上記情報出力制御手段は、第1の触覚因子を減衰させるように、上記触覚因子生成部を制御することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるための情報処理プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための情報処理プログラム。
JP2013132047A 2013-06-24 2013-06-24 情報処理装置、および情報処理プログラム Expired - Fee Related JP6093659B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013132047A JP6093659B2 (ja) 2013-06-24 2013-06-24 情報処理装置、および情報処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013132047A JP6093659B2 (ja) 2013-06-24 2013-06-24 情報処理装置、および情報処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015007836A JP2015007836A (ja) 2015-01-15
JP6093659B2 true JP6093659B2 (ja) 2017-03-08

Family

ID=52338089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013132047A Expired - Fee Related JP6093659B2 (ja) 2013-06-24 2013-06-24 情報処理装置、および情報処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6093659B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013069396A1 (ja) * 2011-11-09 2013-05-16 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び情報記憶媒体
CN115963922A (zh) 2014-09-02 2023-04-14 苹果公司 用于可变触觉输出的语义框架
US9619034B2 (en) * 2015-02-25 2017-04-11 Immersion Corporation Overlaying of haptic effects
DK179489B1 (en) 2016-06-12 2019-01-04 Apple Inc. Devices, methods and graphical user interfaces for providing haptic feedback
DK179823B1 (en) 2016-06-12 2019-07-12 Apple Inc. DEVICES, METHODS, AND GRAPHICAL USER INTERFACES FOR PROVIDING HAPTIC FEEDBACK
DK201670720A1 (en) 2016-09-06 2018-03-26 Apple Inc Devices, Methods, and Graphical User Interfaces for Generating Tactile Outputs
DK201770372A1 (en) 2017-05-16 2019-01-08 Apple Inc. TACTILE FEEDBACK FOR LOCKED DEVICE USER INTERFACES
WO2019163283A1 (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム
WO2019220495A1 (ja) * 2018-05-14 2019-11-21 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 情報処理装置
JP2022047419A (ja) * 2020-09-11 2022-03-24 菱洋エレクトロ株式会社 触覚フィードバックシステム及びアクチュエータの動作調整方法
CN113110748B (zh) * 2021-06-10 2022-06-07 武汉市聚芯微电子有限责任公司 触觉效果控制方法和装置及电子设备

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011062895A2 (en) * 2009-11-17 2011-05-26 Immersion Corporation Systems and methods for increasing haptic bandwidth in an electronic device
US8570296B2 (en) * 2012-05-16 2013-10-29 Immersion Corporation System and method for display of multiple data channels on a single haptic display
US9519346B2 (en) * 2013-05-17 2016-12-13 Immersion Corporation Low-frequency effects haptic conversion system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015007836A (ja) 2015-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6093659B2 (ja) 情報処理装置、および情報処理プログラム
JP7274527B2 (ja) ウェアラブルデバイスの状態に基づいたコンパニオン通信デバイスの動作の変更
CN104871069B (zh) 眼镜设备和用于控制眼镜设备的方法、音频设备和用于提供音频信号的方法以及显示设备
CN110493678A (zh) 耳机的控制方法和装置
US11565172B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and information processing apparatus-readable recording medium
JP6350544B2 (ja) 電子機器、および振動情報生成装置
US20120087516A1 (en) System and methods for dynamically controlling atleast a media content with changes in ambient noise
US10238964B2 (en) Information processing apparatus, information processing system, and information processing method
CN109429132A (zh) 耳机系统
JP2018014090A (ja) ケースを介して触覚フィードバックを提供するためのシステム及び方法
WO2009063413A1 (en) Portable hands-free device with sensor
JP2020042799A (ja) イヤーセット制御方法およびシステム
WO2024125487A1 (zh) 音频播放方法、装置及终端设备
CN107749306B (zh) 一种振动优化的方法及移动终端
CN113542963B (zh) 声音模式控制方法、装置、电子设备及存储介质
WO2019163283A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム
CN110809219B (zh) 播放音频的方法、装置、设备及存储介质
CN105472128B (zh) 一种通话控制方法及装置
JP7172999B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP6405964B2 (ja) 音声制御システム、車載装置、音声制御方法
WO2020026797A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
EP3854107B1 (en) Methods and devices for controlling audio parameters
JP6433217B2 (ja) 音量制御装置、音量制御システム、及びプログラム
CN109831583B (zh) 一种音频播放控制方法及终端设备
US20240123340A1 (en) Haptic fingerprint of user's voice

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6093659

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees