JP6091726B1 - 挿入装置 - Google Patents

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Abstract

挿入装置は、挿入部(110)と、スパイラルチューブ(132)を回転させるモータ(150)と、モータ(150)に駆動電流を供給してモータ(150)の駆動を制御する駆動制御部(202)と、スパイラルチューブ(132)に設けられ、スパイラルチューブ(132)の温度を検知する温度センサ(118)と、温度センサ(118)の検知結果からスパイラルチューブ(132)の近傍の温度を測定する温度測定部(204)と、加温するためのヒータ(119)と、温度測定部(204)の測定結果が予め定められた温度より低かったときヒータ(119)により加温する加温制御部(205)とを備える。

Description

本発明は、回転自走式の挿入装置に関する。
一般に、内視鏡装置等の挿入装置は、管腔内に挿入される。この種の挿入装置のうち、回転自走式等と呼ばれる挿入装置が知られている。回転自走式の内視鏡装置では、例えば挿入部の外周面に螺旋形状のフィンが形成されたスパイラルチューブ等と呼ばれる回転筐体が設けられている。回転筐体が回転すると、回転筐体に形成されたフィンが管腔内壁に接触して摩擦力を発生させる。この摩擦力により、挿入部は、挿入方向又は抜去方向に自走する。この種の回転自走式の挿入装置に関する提案は、例えば日本国特開2014−064686号公報においてなされている。
一般の挿入装置は、回転筐体を回転させるためのモータの駆動電流が閾値以上となったときにモータの回転を停止させるトルクリミット機能を有している。ここで、回転筐体を回転させる回転部と回転筐体との間にはゴム製の伝達部材が配置される。ゴムは、周囲の温度変化により硬さが変化する特性を有する。回転部の硬さが変化すると、スパイラルチューブの動作に影響が与えられる。
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたもので、周囲温度によらずに安定してスパイラルチューブを動作させることができる挿入装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の一態様の挿入装置は、細長形状の挿入部と、前記挿入部の外周面に長手軸周りに回転可能に設けられる回転筐体と、前記回転筐体を回転させるモータと、前記モータに駆動電流を供給して前記モータの駆動を制御する駆動制御部と、記回転筐体の近傍の温度を測定する温度測定部と、前記回転筐体に設けられ加温するための加温素子と、前記温度測定部の測定結果が予め定められた温度より低かったとき前記加温素子により加温する加温制御部とを具備する。
図1は、本発明の一実施形態に係る挿入装置の一例としての内視鏡システムの構成の概略を示す図である。 図2は、回転部を拡大して示した断面図である。 図3は、回転制御のフローチャートである。 図4は、温度制御のフローチャートである。 図5は、変形例1の内視鏡システムの構成を示す図である。 図6は、トルクリミット設定テーブルの例である。 図7は、トルクリミット値の補正制御について示すフローチャートである。 図8は、変形例2の内視鏡システムの構成を示す図である。 図9は、変形例3の回転部の付近の拡大図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る挿入装置の一例としての内視鏡システムの構成の概略を示す図である。この図に示すように、内視鏡システム1は、内視鏡100と、制御ユニット200と、回転操作ユニット360とを有している。
内視鏡100は、回転自走式の内視鏡であって、挿入部110を有している。挿入部110は、細長形状であり、生体内に挿入されるように構成されている。また、内視鏡100は、挿入部110に取り付けられ、内視鏡100の各種操作を行うための操作部160を有している。操作部160は、使用者によって保持される。内視鏡100の操作部160と制御ユニット200とは、ユニバーサルケーブル190によって接続されている。以下では、挿入部110の先端の側を先端側と称する。また挿入部110の操作部160が設けられている側を基端側と称する。挿入部110の先端側から基端側に沿った方向を長手方向とする。
挿入部110は、先端硬性部112と、湾曲部114と、蛇管部116とを有する。先端硬性部112は、挿入部110の最先端の部分であり、湾曲しないような構成を有している。
先端硬性部112は、撮像素子120を有している。撮像素子120は、例えば挿入部110の先端側の被写体像に基づく画像信号を生成する。撮像素子120で生成された画像信号は、挿入部110及びユニバーサルケーブル190を通る画像信号線を介して制御ユニットの画像処理部201に伝送される。湾曲部114は、先端硬性部112の基端側に形成されている部分であり、操作部160に設けられた図示しない操作部材の操作に応じて能動的に湾曲するように構成されている。蛇管部116は、湾曲部114の基端側に形成されている部分であり、外力によって受動的に湾曲する。
蛇管部116には、回転部130が取り付けられている。また、回転部130の先端側には、回転筐体であるスパイラルチューブ132が取り付けられている。図2は、回転部130を拡大して示した断面図である。図2に示すように、回転部130は、本体130aと、駆動ギア130bと、駆動シャフト130cと、回転伝達ゴム130dとを有している。本体130aは、円筒形状の本体であり、操作部160に内蔵されたモータ150の回転に伴って回転する部分である。駆動ギア130bは、本体130aと係り合って、駆動シャフト130cから伝達されるモータ150の駆動力を本体130aに伝達する。駆動シャフト130cは、モータ150に接続されており、モータ150の回転に伴って回転することにより、モータ150の駆動力を駆動ギア130bに伝達する。回転伝達ゴム130dは、本体130aの外装を覆うような円筒形状をしており、本体130aの回転に伴って回転することにより、モータ150の駆動力をスパイラルチューブ132まで伝達する駆動力伝達部材である。
スパイラルチューブ132は、例えばゴムや樹脂等の軟性材料により筒形状に形成されている。このスパイラルチューブ132の外周面には、スパイラルチューブ132の長手軸に沿って螺旋形状のフィン134が設けられている。なお、スパイラルチューブ132は、回転部130から取り外し可能に構成されていても良い。
また、挿入部110の回転部130の近傍には温度検知部としての温度センサ118が設けられている。温度センサ118は、回転部130の内部、より好ましくは回転部130の回転伝達ゴム130dの温度を検知するためのセンサである。温度センサ118の出力信号は、挿入部110及びユニバーサルケーブル190を通るセンサ信号線を介して制御ユニット200の温度測定部204に伝送される。温度センサ118としては、例えば熱電対やサーミスタといった接触式の温度センサ、放射温度計といった非接触式の温度センサが用いられる。接触式の温度センサは、図2に示すように回転伝達ゴム130dと接触するように配置される。非接触式の温度センサは、回転伝達ゴム130dの付近に配置される。本実施形態における温度センサ118は、回転伝達ゴム130dの近傍の温度を検知できれば特定の構造のセンサに限られるものではない。また、図2の例では、温度センサ118は、回転伝達ゴム130dの1箇所の温度を測定するように配置されている。これに対し、温度センサ118は、回転伝達ゴム130dの複数箇所の温度を測定するように配置されていても良い。この場合、複数箇所の温度の平均値等が回転伝達ゴム130dの温度になる。
さらに、挿入部110の回転部130の近傍には加温素子としてのヒータ119が設けられている。ヒータ119は、回転部130の内部、より好ましくは回転部130の回転伝達ゴム130dを加温するための加温素子である。ヒータ119は、例えば図2に示すように、回転部130の内部に設けられている。そして、ヒータ119は、挿入部110及びユニバーサルケーブル190を通るヒータ信号線を介して制御ユニット200の加温制御部205に接続されている。そして、ヒータ119は、加温制御部205の制御に従って回転部130を加温する。ヒータ119としては、ニクロム等の金属抵抗膜に電流を流すことで熱を発生させるもの等が用いられる。なお、ヒータ119は、室温程度から回転部130の使用環境温度である体温付近まで回転部130を加温できるものであれば特に限定されるものではない。例えば、図2のヒータ119は、回転部130を非接触で加温する加温素子であるが、回転部130に接触して加温するような構成であっても良い。
モータ150は、操作部160及びユニバーサルケーブル190を通るアクチュエータ電流信号線を介して制御ユニット200の駆動制御部202に接続されている。
また、モータ150は、回転操作ユニット360を用いた操作によって動作する。モータ150の回転力は、回転部130に伝達される。その結果、スパイラルチューブ132に設けられたフィン134は、長手軸周りに回転する。フィン134が例えば管腔内壁といった壁部に接した状態で回転すると、挿入部110を自走させるような摩擦力が発生する。例えば小腸や大腸においては、小腸や大腸の内壁に存在する襞をフィン134が接触することによって挿入部110に摩擦力が作用する。この摩擦力によって挿入部110が自走する。挿入部110が自走することにより、使用者による挿入部110の挿入作業及び抜去作業が補助される。また、モータ150は、パルス発生部を有している。パルス発生部は、モータ150の回転速度に応じたパルス信号(回転速度信号)を生成し、回転速度信号を、ユニバーサルケーブル190を通る回転速度信号線を介して制御ユニット200に入力する。この回転速度信号によってモータ150の回転速度が制御される。
また、操作部160には固有データ記憶部170が設けられている。固有データ記憶部170は、トルクリミット値等の内視鏡100に固有なデータを記憶している。固有データ記憶部170は、例えば不揮発性メモリによって構成される。なお、トルクリミット値は、トルクリミット機能を動作させるための駆動電流の閾値ある。固有データ記憶部170に記憶されているトルクリミット値は予め定められた設定温度(例えば体温(40度程度))におけるトルクリミット値であり、固有データ記憶部170は、この設定温度も併せて記憶している。設定温度は、回転伝達ゴム130dの温度特性やモータ150の温度特性といった種々の条件によって決定されることが望ましい。
回転操作ユニット360は、例えばフットスイッチである。フットスイッチは、使用者が、ペダルを操作し、ペダルの踏み込み量に応じた指令信号を発する。
制御ユニット200は、内視鏡システム1の各部を制御する。制御ユニット200は、画像処理部201と、駆動制御部202と、トルクリミット値保持部203と、温度測定部204と、加温制御部205とを有する。
画像処理部201は、撮像素子120で生成された画像信号を挿入部110及びユニバーサルケーブル190を介して画像処理部201に入力された画像信号に対して画像処理を施す。また、画像処理部201は、処理した画像信号を図示しない表示ユニットに入力することで表示ユニットに内視鏡画像を表示させる。
駆動制御部202は、例えばASICによって構成され、回転操作ユニット360で生成された指令信号を取り込んで指令値に変換する。また、駆動制御部202は、モータ150の回転速度信号を取得する。そして、駆動制御部202は、指令値と回転速度信号とに基づいて駆動電力を生成する。さらに、駆動電力をモータ150に供給してモータ150を駆動する。また、駆動制御部202は、駆動電流検出部2021を有し、駆動電流値とトルクリミット値保持部203に保持されているトルクリミット値とを比較し、駆動電流がトルクリミット値以上になったときにモータ150の回転を停止させる。このようなトルクリミット機能により、モータ150の過度なトルクの発生が抑制される。このため、管腔内壁に不要な力がかかるおそれを低減することが可能である。
トルクリミット値保持部203は、固有データ記憶部170からトルクリミット値を読み出し、読み出したトルクリミット値を保持する。トルクリミット値保持部203は、例えば揮発性メモリによって構成される。
温度測定部204は、温度センサ118の出力から回転部130の温度を測定する。例えば、温度測定部204は、温度センサ118において検知される温度に比例して発生する信号を取り込み、取り込んだ信号を温度に変換する。
加温制御部205は、ヒータ119用の電源を有している。この加温制御部205は、温度測定部204で測定された温度と固有データ記憶部170に記憶されている設定温度とを比較し、測定された温度が設定温度を下回っている場合に、ヒータ119によって回転部130を加温する。一般に、ゴムは、温度変化によってその硬さを変化させる特性を有している。回転部130の硬さが変化すると、スパイラルチューブ132の動作にも影響が与えられ、これによってトルクリミット機能等が正常に動作しない可能性が生じる。例えば、トルクリミット機能を動作させなければならないときにトルクリミット機能が動作しなかったり、逆にトルクリミット機能を動作させる必要がないときにトルクリミット機能が動作してしまったりする。このため、本実施形態では、回転部130の回転伝達ゴム130dの温度を設定温度に保つことによって同じ使用環境で回転部130やスパイラルチューブ132が動作するようにする。
以下、本実施形態の内視鏡システム1の動作を説明する。図3は、内視鏡100のモータ150の回転制御のフローチャートである。図4は、回転部130の温度制御のフローチャートである。図3及び図4の制御は、例えば非同期に行われる。勿論、図3及び図4の制御は、同期して行われても良い。
まず、回転制御について図3を参照して説明する。図3の処理は、駆動制御部202によって行われる。例えば、内視鏡システム1の回転操作ユニット360が操作されると、図3の処理が開始される。ステップS101において、駆動制御部202は、回転操作ユニット360から指令信号を受け取り、この指令信号に基づいて、使用者による回転操作ユニット360のペダルの踏み込みに応じた回転速度の指令値を生成する。
ステップS102において、駆動制御部202は、モータ150のパルス発生部からの回転速度信号に基づく回転速度の現在値と指令値との偏差に応じてモータ150を駆動する。
ステップS103において、駆動制御部202は、現在の駆動電流値Tiを取得する。ステップS104において、駆動制御部202は、駆動電流値Tiとトルクリミット値保持部203に保持されているトルクリミット値Tlimitとを比較し、Tlimit<Tiであるか否かを判定する。ステップS104においてTlimit<Tiでないと判定された場合に、処理はステップS101に戻る。ステップS104においてTlimit<Tiであると判定された場合に、処理はステップS105に移行する。
ステップS105において、駆動制御部202は、トルクリミット機能を作動させて、モータ150への電力を停止し、モータ150の駆動を停止させる。
ステップS106において、駆動制御部202は、回転操作ユニット360の操作が解除されたか否かを判定する。ステップS106において回転操作ユニット360の操作が解除されていないと判定された場合には、処理は待機される。この場合には、モータ150は停止したままである。ステップS106において回転操作ユニット360の操作が解除されたと判定された場合には、処理はステップS101に戻る。この場合、トルクリミット機能は解除される。
次に、温度制御について図4を参照して説明する。図4の処理は、加温制御部205によって行われる。例えば、内視鏡システム1の電源がオンされると、図4の処理が開始される。ステップS201において、加温制御部205は、温度測定部204を介して内視鏡100の固有データ記憶部170に記憶されている設定温度Ttを取得する。
ステップS202において、加温制御部205は、温度センサ118の出力から温度測定部204によって測定された回転部130の温度trを取得する。
ステップS203において、加温制御部205は、設定温度Ttと回転部温度trとを比較し、tr>Ttであるか否かを判定する。ステップS203においてtr>Ttでないと判定された場合に、処理はステップS204に移行する。ステップS203においてtr>Ttであると判定された場合に、処理はステップS205に移行する。
ステップS204において、加温制御部205は、ヒータ119による回転部130の加温を行う。その後、処理はステップS201に戻る。
ステップS205において、加温制御部205は、現在、ヒータ119による回転部130の加温中であるか否かを判定する。ステップS205において加温中でないと判定された場合に、処理はステップS201に戻る。ステップS205において加温中であると判定された場合に、処理はステップS206に移行する。
ステップS206において、加温制御部205は、ヒータ119による回転部130の加温を停止する。その後、処理はステップS201に戻る。
以上説明したように本実施形態によれば、回転部130の温度が設定温度を下回っている場合に回転部130を加温することにより、トルクリミット機能の動作等を安定して行うことが可能である。
なお、本実施形態では、回転部130を加温だけする例が示されている。前述したように、トルクリミット機能を安定して動作させるためには、設定温度を下回った場合に加温するだけでなく、設定温度を上回った場合の冷却も必要になることが考えられる。しかしながら、内視鏡100の使用環境で考えた場合、内視鏡100は、20℃程度の室温から体内(36℃程度)に挿入されることになる。このため、通常は、冷却の必要はあまりないと考えられる。勿論、設定温度を上回った場合に回転部130を冷却する冷却機構が内視鏡システム1に設けられていても良い。
[変形例1]
以下、本実施形態の変形例について説明する。図5は、変形例1の内視鏡システムの構成を示す図である。なお、図5において図1と同一の部分については図1と同一の参照符号を付すことで説明を省略する。
変形例1の固有データ記憶部170には、トルクリミット設定テーブルが記憶されている。トルクリミット設定テーブルは、回転部130の温度とトルクリミット値とを対応付けたテーブルである。図6は、トルクリミット設定テーブルの例である。図6に示すように、トルクリミット設定テーブルは、0.5℃単位や1℃単位といった予め定められた測定点毎のトルクリミット値tlimitを対応付けたテーブルである。なお、トルクリミット設定テーブルにおけるトルクリミット値tlimitは、例えば実測によって得られるものであって、図6の値はあくまでも一例である。また、図6で示した測定点の間の温度についてのトルクリミット値tlimitは、その温度よりも高温側及び低温側の近傍の2つの測定点のトルクリミット値tlimitを用いた補間演算によって算出される。
また、変形例1の制御ユニット200には、トルクリミット値補正部206が設けられている。トルクリミット値補正部206は、温度測定部204で測定された温度に応じたトルクリミット値tlimitをトルクリミット設定テーブルから取得してトルクリミット値保持部203の設定を書き換えるように補正する。
図7は、トルクリミット値の補正制御について示すフローチャートである。図7の処理は、トルクリミット値補正部206によって行われる。また、図7の処理は、例えば図3、図4の処理と非同期に行われる。例えば、内視鏡システム1の電源がオンされると、図7の処理が開始される。ステップS301において、トルクリミット値補正部206は、温度センサ118の出力から温度測定部204によって測定された回転部130の温度trを取得する。
ステップS302において、トルクリミット値補正部206は、温度測定結果に応じたトルクリミット値tlimitを内視鏡100の固有データ記憶部170に記憶されているトルクリミット設定テーブルから取得する。
ステップS303において、トルクリミット値補正部206は、トルクリミット値保持部203に保持されているトルクリミット値TlimitとステップS302で取得したトルクリミット値tlimitとが異なっているか否かを判定する。ステップS303においてトルクリミット値Tlimitとトルクリミット値tlimitとが異なっていないと判定された場合には、処理はステップS301に戻る。この場合には、トルクリミット値保持部203にそれまで保持されているトルクリミット値で図3の回転制御が行われる。ステップS303においてトルクリミット値Tlimitとトルクリミット値tlimitとが異なっていると判定された場合には、処理はステップS304に移行する。ステップS304において、トルクリミット値補正部206は、トルクリミット値Tlimitをトルクリミット値tlimitに置き換える補正を行う。その後、処理はステップS301に戻る。この場合には、置き換え後のトルクリミット値で図3の回転制御が行われる。
以上説明したような変形例1では、回転部130の温度制御に加えて、温度に応じてトルクリミット値を補正することにより、より安定してトルクリミット機能を動作させることが可能である。
[変形例2]
次に変形例2を説明する。図8は、変形例2の内視鏡システムの構成を示す図である。なお、図8において図1と同一の部分については図1と同一の参照符号を付すことで説明を省略する。
変形例2においては、ヒータ119は例えば金属板等である。ヒータ119は、周囲が断熱材で被覆された金属線119aに接続されている。金属線119aは、スイッチ180を介してモータ150に接続されている。また、スイッチ180は、信号線を介して加温制御部205に接続されており、加温制御部205からの制御信号に応じてヒータ119とモータ150との間を伝熱状態又は断熱状態にする。
このような構成において、加温制御部205は、回転部130の温度が設定温度を下回っている場合にスイッチ180をオンしてヒータ119とモータ150との間を伝熱状態にする。このとき、モータ150の駆動によって発生した熱は、金属線119aを介してヒータ119に伝達される。そして、例えば金属板であるヒータ119が熱せられて回転部130が加温される。
このような変形例2によれば加温制御部205はヒータ119用の電源を有していなくても良い。
[変形例3]
次に変形例3を説明する。図9は、変形例3の回転部130の付近の拡大図である。変形例3では、ヒータ119は、回転部130を含むスパイラルチューブ132の全体を加温可能に設けられている。このような構成により、回転部130を含むスパイラルチューブ132の全体の温度を設定温度に制御することが可能である。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。また、前述の各動作フローチャートの説明において、便宜上「まず」、「次に」等を用いて動作を説明しているが、この順で動作を実施することが必須であることを意味するものではない。
また、上述した実施形態による各処理は、コンピュータとしてのCPU等に実行させることができるプログラムとして記憶させておくこともできる。この他、メモリカード、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の外部記憶装置の記憶媒体に格納して配布することができる。そして、CPU等は、この外部記憶装置の記憶媒体に記憶されたプログラムを読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行することができる。

Claims (5)

  1. 細長形状の挿入部と、
    前記挿入部の外周面に長手軸周りに回転可能に設けられる回転筐体と、
    前記回転筐体を回転させるモータと、
    前記モータに駆動電流を供給して前記モータの駆動を制御する駆動制御部と、
    記回転筐体の近傍の温度を測定する温度測定部と、
    前記回転筐体に設けられ加温するための加温素子と、
    前記温度測定部の測定結果が予め定められた温度より低かったとき前記加温素子により加温する加温制御部と、
    を具備する挿入装置。
  2. 前記回転筐体に設けられ該回転筐体の温度を検知する温度検知部をさらに具備する請求項1に記載の挿入装置。
  3. 前記駆動電流を検知する駆動電流検知部と、
    前記駆動電流に応じて設定されたトルクリミット値を保持するトルクリミット値保持部と、
    前記駆動電流が前記トルクリミット値以上になったときに、前記モータの回転を停止させる駆動制御部と、
    をさらに具備する請求項1に記載の挿入装置。
  4. 前記モータは、前記加温素子としての金属部材を介して前記回転筐体と接続され、前記金属部材を介して前記回転筐体に加温エネルギーを供給する請求項1に記載の挿入装置。
  5. 前記加温素子は、前記回転筐体が装着される範囲に内蔵されている請求項1に記載の挿入装置。
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