JP6090017B2 - コンピュータシステム - Google Patents

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Description

本発明は、コンピュータシステムに関する。
PCI(Peripheral Component Interconnect)バスは、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、サーバ、オフィスコンピュータ等の拡張カードを増設するための標準バスとして広く採用されている。PCIバスは、当初32ビットや64ビットのパラレルインタフェースとして登場したが、高速化の要求に従い、PCI−Expressへと発展している。
PCI−Expressでは、1つのホストコンピュータ(パーソナルコンピュータ、ワークステーション、サーバ等のコンピュータ機器)を頂点とし、PCI−Expressスイッチにて階層間を繋ぐ階層構造をとる。PCI−Expressスイッチでは通常、2つ以上のポートを有し、ホストコンピュータ側と接続するポートをUpstreamport(上流ポート)、拡張先となるエンドポイントと接続するポートをDownstreamport(下流ポート)という。また、各エンドポイントは各々領域を持っており、1つのPCI空間内に各々の領域を割り当てられている。
ホストコンピュータは起動の際の初期化時に、各エンドポイントの領域を、PCI空間内に割り当てる。この初期化時のPCI空間割り当て作業をPCIコンフィグレーション(PCI Configuration)という。また、各エンドポイントの割り当てを行うためのアクセスを、コンフィグレーションアクセスという。コンフィグレーションアクセスを行うのは、ホストコンピュータのみである。
他方、連続紙で供給する高速なプリンタのコントローラは、要求するハードウェア仕様として、PCI−Expressのアドインカードを多く必要としている。両面4色刷りの場合、そのコントローラは各色と表裏用に対応して、4色×2(表裏)=8台のサーバ(ホストコンピュータ)を用意する必要がある。これらのコントローラからPCI−Express拡張は、コスト面と物理的スペース面の問題がある。
図8に、プリントシステムの概略構成を示す。両面4色刷りの場合、コントローラとして、YMCK4色分の表面のサーバ4台と、YMCK4色分の裏面のサーバ4台の合計8台のサーバが設けられ、これらのサーバから高速プリンタ2に印字データが供給され印刷される。ハイエンドなプリントシステムでは、PCI−Expressのハードウェアアクセラレータボードを追加することで、高性能化を実現することができる。
しかしながら、サーバの形状等の制約により、十分にPCI−Expressのスロットを確保できない場合も多く、この場合には外部の拡張Box40が必要となる。必要なスロット数は性能のレベルに応じて増設されるが、例えば最大5スロットが必要となる。図8において、拡張Box40の5スロットが示されている。
特開2005−317021号公報 特開2008−171327号公報
ところで、図8のように8台の各サーバからPCI−Expressを拡張したい場合には、それぞれのサーバに対してそれぞれ拡張Box40を用意しなければならない。この場合、1つのサーバに対して2スロットのみ拡張する場合には、未使用となるスロットが増えてハードウェア構成上無駄が多くなる。
図9に、一例として、2台のサーバ10,11のそれぞれに拡張Box40,41をそれぞれ用意する場合を示す。それぞれのサーバ10,11において2スロットのみ拡張するものとすると、サーバ10,11でそれぞれ3つのスロットが無駄となる(図において、×印が無駄となるスロットを示す)。従って、上記のように、YMCK4色分の表面のサーバ4台と、YMCK4色分の裏面のサーバ4台の合計8台のサーバが設けられるシステムでは、8台×3スロット=24スロットが未使用となってしまい、電力面でもスペース面でも非効率となる問題がある。もちろん、このような問題は、サーバ数が増大するに従い顕著となる。
本発明の目的は、ホストコンピュータの数に依らずに無駄なスロットを削減して効率的なシステム構成を可能とするコンピュータシステムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、ホストコンピュータと、前記ホストコンピュータに接続されるPCI−Express拡張部と、前記ホストコンピュータが1台で動作するモードであるか複数台で動作するモードであるかを切替設定する設定手段と、前記設定手段での設定に応じ、PCI−Express拡張部のリセット信号と基準クロック信号と初期化ROM信号を連動して同時にそれぞれのモード用に切り替える制御手段とを備えるコンピュータシステムである。
請求項2記載の発明は、前記制御手段は、前記ホストコンピュータが1台で動作する場合の設定情報を記憶する第1ROMの出力と、前記ホストコンピュータが複数台で動作する場合の設定情報を記憶する第2ROMの出力を切替出力する手段を備え、前記設定手段での設定が、前記ホストコンピュータが1台で動作するモードの場合に前記第1ROMの設定情報を切替出力し、前記ホストコンピュータが複数台で動作するモードの場合に前記第2ROMの設定情報を切替出力する請求項1記載のコンピュータシステムである。
請求項3記載の発明は、前記第1ROMの設定情報は、前記PCI−Express拡張部の備える複数のスロットのうちのいずれかを上流とし、他のスロットを下流とする設定情報を含み、前記第2ROMの設定情報は、前記PCI−Express拡張部の備える複数のスロットのうちのいずれか複数を上流とし、他のスロットを下流とする設定情報を含む請求項2記載のコンピュータシステムである。
請求項1記載の発明によれば、ホストコンピュータの数に応じてPCI−Express拡張部の機能を適応的かつ簡易に切り替えることができ、未使用スロットが排除され得る。
請求項2記載の発明によれば、さらに、ホストコンピュータの数に応じてPCI−Express拡張部を容易に初期化し得る。
請求項3記載の発明によれば、さらに、ホストコンピュータの数に応じてPCI−Express拡張部の各スロットの上流/下流を容易に設定し得る。
実施形態のシステム構成図である。 実施形態のシステム構成図である。 CPLDの構成図である。 リセットI/Oコントロール回路の構成図である。 リファレンスクロックOEコントロール回路の構成図である。 EEPROMセレクタの構成図である。 実施形態の処理フローチャートである。 プリントシステムの構成図である。 従来のPCI−Express拡張Boxのスロット説明図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。なお、本実施形態のコンピュータシステムは、例えば図8に示すようなハイエンドのプリントシステムに適用することができるが、これに限定されるわけではない。
図1及び図2に、本実施形態におけるコンピュータシステムのシステム構成を示す。図1は、PCI−Express拡張部として、1台の拡張Box40に1台のサーバを接続する場合であり、図2は、1台の拡張Box40に2台のサーバを接続する場合である。
ホストサーバ10には、アドインカード12を介して拡張Box40が接続される。拡張Box40に内蔵されるPCI−Expressスイッチ14から、スロット(Slot)1〜スロット6の合計6個のスロットが設けられ、そのうちのスロット1にアドインカード12が挿入されてホストサーバ10が接続される。
拡張Box40には、CPLD(Complex Programmable Logic Device)16が内蔵接続され、このCPLD16から各種の設定信号が制御されることで、拡張Box40の各スロット1〜6の機能を切替設定する。CPLD16には、2つのROMであるEEPROM24,26、ディップスイッチ28、及びクロックバッファ30が接続される。
EEPROM24,26には、それぞれ設定情報が格納され、CPLD16に設定情報を供給する。第1ROMとしてのEEPROM24には、図1に示すように1台のホストサーバに拡張Box40が接続される構成の場合の設定情報が格納されており、第2ROMとしてのEEPROM26には、図2に示すような2台のホストサーバに拡張Box40が接続される構成の場合の設定情報が格納される。
ディップスイッチ28は、ユーザ操作可能な切替スイッチであり、1台のホストサーバか2台(複数台)のホストサーバかを切り替えるスイッチである。
CPLD16は、プログラム可能な論理回路であり、EEPROMセレクタ18と、リセットI/Oコントロール回路20と、リファレンスクロックOE(Output Enable)コントロール回路22とを含む。
EEPROMセレクタ18は、EEPROM24からの設定情報A(1台のホストサーバ用の設定情報)と、EEPROM26からの設定情報B(2台のホストサーバ用の設定情報)を切り替えて初期化ROM信号として出力する。図1に示す構成では、EEPROM24から出力される設定情報AをPCI−Expressスイッチ14に切替出力する。設定情報Aは、1台のホストサーバ用の設定情報であって、シングルパーティション、つまり複数のスロットを単一のパーティションで区切る設定情報を含む。シングルパーティションでは、拡張Box40の6個のスロットは、1個の上流(アップストリーム)スロットと5個の下流(ダウンストリーム)スロットに区切られる。また、設定情報Bは、2台のホストサーバ用の設定情報であって、マルチパーティション、つまり複数のスロットを複数のパーティションで区切る設定情報を含む。マルチパーティションでは、拡張Box40の6個のスロットは、複数(本実施形態では2個)の上流(アップストリーム)スロットとそれぞれの上流スロットに対応する下流(ダウンストリーム)スロットに区切られる。
リセットI/Oコントロール回路20は、拡張Box40の6個のスロットそれぞれの入出力を設定する。図1の場合、スロット1を入力設定とし、スロット2〜スロット6を出力設定とする。
リファレンスクロックOEコントロール回路22は、クロックバッファ30を介して拡張Box40の6個のスロットそれぞれの基準クロック信号を設定する。図1の場合、スロット1は入力に設定されるためクロックを停止し、スロット2〜スロット6についてクロックを出力する。また、PCI−Expressスイッチ14に対してもスイッチング動作のクロック信号を出力する。
以上のように、CPLD16は、拡張Box40に対して、リセット信号と、基準クロック信号と、初期化ROM信号を出力して、1台のホストサーバ10に接続される構成での各スロット1〜スロット6の機能を設定する。
図2に、2台のホストサーバ10,11に拡張Box40が接続される場合の構成を示す。スロット1にアドインカード12を用いてホストサーバ10が接続され、スロット4にアドインカード13を用いてホストサーバ11が接続される。ホストサーバ10,11は互いに別個のサーバであり、例えばホストサーバ10をメインのホストサーバとし、ホストサーバ11をサブのホストサーバとする。
この場合、CPLD16は、ユーザ操作可能なディップスイッチ28からの切替信号に応じて拡張Box40に2台のホストサーバ10,11が接続されることを認識し、EEPROM24から出力される設定情報Aに代えて、EEPROM26から出力される設定情報Bを選択して初期化ROM信号としてPCI−Expressスイッチ14に切替出力する。
すなわち、CPLD16内のEEPROMセレクタ18は、EEPROM24からの設定情報Aと、EEPROM26からの設定情報Bを入力し、EEPROM26から出力される設定情報Bを選択してPCI−Expressスイッチ14に切替出力する。
また、CPLD16内のリセットI/Oコントロール回路20は、ディップスイッチ28からの切替信号に応じて拡張Box40の各スロットの入出力をリセットする。具体的には、スロット1を入力設定とし、スロット2及びスロット3を出力設定とする。スロット1〜スロット3で1つのパーティション、つまり1個の上流スロットと2個の下流スロットを構成する。さらに、スロット4を入力設定とし、スロット5及びスロット6を出力設定とする。スロット4〜スロット6で他のパーティションを構成する。
また、CPLD16内のリファレンスクロックOEコントロール回路22は、クロックバッファ30を介して拡張Box40の6個のスロットそれぞれの基準クロック信号の出力/遮断を設定する。図2の場合、スロット1及びスロット4は入力に設定されるためクロックを停止し、スロット2、スロット3、スロット5、スロット6についてはクロックを出力する。また、PCI−Expressスイッチ14に対してもスイッチング動作のクロック信号を出力する。
以上のように、1つのディップスイッチ28での切り替えに連動して、CPLD16により拡張Box40の各スロット(各ポート)の入出力を設定するためのリセット信号、拡張Box40の各スロットでデータを送受信するための基準クロック信号、及び各スロットの上流/下流等を設定するための初期化ROM信号が同時に切り替わり、拡張Box40の全てのスロット1〜スロット6の機能が設定される。
従来のように、1台のホストサーバのみに拡張Box40を接続する場合、リセット信号、基準クロック信号、及び初期化ROM信号はいずれも固定値でよいが、2台のホストサーバに拡張Box40を接続する場合に、これらリセット信号、基準クロック信号、及び初期化ROM信号を個別に切り替えるのは煩雑であるところ、本実施形態では1つのディップスイッチ28に連動させてこれらの信号を同時に切り替える構成であるため、極めて簡単な操作で済む。また、このような構成とすることで、2台のホストサーバ10,11がある場合に、それぞれのホストサーバ10,11に個別に拡張Box40を接続する必要はなく、2台のホストサーバ10,11に1台の拡張Box40を共通に接続してCPLD16で拡張Box40の機能を切替設定すればよいことになる。そして、2台のホストサーバ10,11に1台の拡張Box40を共通に接続することで、未使用のスロットがなくなり、効率的なシステム構成が得られる。
図3に、CPLD16の詳細な回路構成を示す。CPLD16は、既述したように、EEPROMセレクタ18と、リセットI/Oコントロール回路20と、リファレンスクロックOEコントロール回路22を含むが、これに加え、さらに、判定部16aと、制御部16bを備える。
判定部16aは、ディップスイッチ28からのモード切替信号が入力され、このモード切替信号に応じて動作モードを制御部16bに通知する。「動作モード」は、1台のホストサーバで動作するか、あるいは複数台(本実施形態では2台)のホストサーバで動作するかのいずれかである。図1の構成では、判定部16aは、1台のホストサーバで動作するモードを制御部16bに通知する。図2の構成では、判定部16aは、2台のホストサーバで動作するモードを制御部16bに通知する。
制御部16bは、判定部16aから通知された動作モードに応じて、EEPROMセレクタ18、リセットI/Oコントロール回路20、及びリファレンスクロックOEコントロール回路22を連動して制御する。
すなわち、制御部16bは、EEPROMセレクタ18に対して、動作モードに応じてEEPROMセレクタ18のスイッチを切り替える。具体的には、動作モードが1台のホストサーバで動作するモードの場合、EEPROM24からの設定情報Aが初期化ROM信号としてPCI−Expressスイッチ14に供給されるようにEEPROMセレクタ18を切り替える。また、動作モードが2台のホストサーバで動作するモードの場合、EEPROM26からの設定情報Bが初期化ROM信号としてPCI−Expressスイッチ14に供給されるようにEEPROMセレクタ18を切り替える。
また、制御部16bは、リセットI/Oコントロール回路20に対して、スロット1〜スロット6のリセット信号を切り換える。具体的には、動作モードが1台のホストサーバで動作するモードの場合、スロット1に対応するスイッチは入力側に切り替え、スロット2〜スロット6に対応するスイッチは出力側に切り替える。動作モードが2台のホストサーバで動作するモードの場合、スロット1及びスロット4に対応するスイッチは入力側に切り替え、スロット2、スロット3、スロット5、スロット6に対応するスイッチは出力側に切り替える。なお、制御部16bは、スロット1のリセット信号を基準とし、このスロット1のリセット信号を他の下流スロットに分配して出力する。
さらに、制御部16bは、リファレンスクロックOEコントロール回路22に対して、スロット1〜スロット6のイネーブル信号をLow(イネーブル)あるいはHi(ディスイネーブル)のいずれかに切り替える。具体的には、動作モードが1台のホストサーバで動作するモードの場合、スロット1のイネーブル信号をHi(ディスイネーブル)としてクロック信号を停止し、スロット2〜6のイネーブル信号をLow(イネーブル)として基準クロック信号を出力する。動作モードが2台のホストサーバで動作するモードの場合、スロット1及びスロット4のイネーブル信号をHi(ディスイネーブル)としてクロック信号を停止し、その他のスロットのイネーブル信号をLow(イネーブル)として基準クロック信号を出力する。
このように、制御部16bは、判定部16aから通知された動作モードに応じてEEPROMセレクタ18、リセットI/Oコントロール回路20、リファレンスクロックOEコントロール回路22を連動して同時に制御するので、ユーザは、リセット信号、基準クロック信号、及び初期化ROM信号を個別に切り替える必要がない。
次に、本実施形態におけるリセット信号、基準クロック信号、初期化ROM信号についてさらに説明する。
図4に、リセット信号を出力するリセットI/Oコントロール回路20を模式的に示す。図1、図2に示す拡張Box40のスロット1〜スロット6に対応する回路である。
PCI−Express規格では、リセット信号は、3.3Vのシングルエンド信号であり、Lowレベルがアクティブ(負論理)の信号である。制御部16bは、論理ゲートに対してOE信号を出力してリセット信号の出力を許可/遮断を制御する。
1台のホストサーバで動作するモードの場合、制御部16bは、スロット2〜スロット6のOE信号をイネーブルとしてリセット信号の出力を許可する。スロット2〜スロット6のリセット信号は、スロット1で入力されるリセット信号が分配される。他方、2台のホストサーバで動作するモードの場合、スロット2、スロット3、スロット5、スロット6に対してはOE信号をイネーブルとしてリセット信号の出力を許可するが、スロット1、スロット4に対してはOE信号をディスイネーブルとしてリセット信号の出力を遮断する。これにより、スロット1、スロット4に関しては、出力B側がハイインピーダンスとなり、ホストサーバからのリセット信号が入力される。スロット2、スロット3のリセット信号は、スロット1で入力されるリセット信号が分配され、スロット5、スロット6のリセット信号は、スロット4で入力されるリセット信号が分配される。
図5に、基準クロック信号を出力するリファレンスクロックOEコントロール回路22を模式的に示す。PCI−Express規格では、基準クロック信号は、+/−の2本対になった差動信号であり、周波数は100MHzである。制御部16bは、クロックバッファ(差動クロックバッファ)30に対して、スロット1〜スロット6のクロックOE信号を出力してクロック信号の出力を許可/遮断を制御する。クロックバッファ30には、スロット1に接続されたホストサーバから供給されるクロックが入力される。
1台のホストサーバで動作するモードの場合に、制御部16bは、スロット1に対応するクロックOE信号(CLK1 OE)は非アクティブとし、その他のスロットに対応するクロックOE信号(CLK2 OE等)はアクティブとしてクロックバッファ30からの差動クロックの出力を許可する。なお、図では、便宜上、スロット1〜スロット4に対応するクロックOE信号、及びクロック信号CLK1〜CLK4のみを示す。図において、[P/N]は、+及び−の2本対になった差動信号であることを示す。他方、2台のホストサーバで動作するモードの場合に、制御部16bは、スロット1に対応するクロックOE信号(CLK1 OE)及びスロット4に対応するクロック信号(CLK2 OE)は非アクティブとし、その他のスロットに対応するクロックOE信号(CLK2 OE等)はアクティブとしてクロックバッファ30からの差動クロックの出力を許可する。すなわち、スロット1及びスロット4にはクロックは停止し、その他のスロットにはクロックが出力される。
図6に、初期化ROM信号を出力するEEPROMセレクタ18を模式的に示す。EEPROM24及びEEPROM26は、例えばI2C(Inter Integrated Circuit)のEEPROMである。EEPROM24には、設定情報Aとして、スロット1に対応するポートを上流、スロット2〜スロット6に対応するポートを下流とする情報が含まれる。また、EEPROM26には、設定情報Bとして、スロット1に対応するポートを上流、スロット2及びスロット3にそれぞれ対応するポートを下流(スロット1に対する下流)とし、スロット4に対応するポートを上流、スロット5及びスロット6にそれぞれ対応するポートを下流(スロット4に対する下流)とする情報が含まれる。なお、これは一例であり、設定情報Bとして、スロット1に対応するポートを上流、スロット2、スロット3、スロット4にそれぞれ対応するポートを下流、スロット5に対応するポートを上流、スロット6に対応するポートを下流とする情報としてもよく、任意に設定し得る。
1台のホストサーバで動作するモードの場合、EEPROMセレクタ18は、EEPROM24から出力された設定情報AをPCI−Expressスイッチ14に切替出力して各ポートを設定する。他方、2台のホストサーバで動作するモードの場合、EEPROMセレクタ18は、EEPROM26から出力された設定情報BをPCI−Expressスイッチ14に切替出力して各ポートを設定する。
なお、何らかの理由により1台のホストサーバのみで動作することが明らかな場合には、EEPROM24から出力された設定情報Aのみを初期化ROM信号としてPCI−Expressスイッチ14に出力すればよく、EEPROM26は不要となる。また、2台のホストサーバのみで動作することが明らかな場合には、EEPROM26から出力された設定情報Bのみを初期化ROM信号としてPCI−Expressスイッチ14に出力すればよく、EEPROM24は不要となる。これに対し、ある場合には1台のホストサーバで動作し、別の場合には2台のホストサーバで動作する場合のように、システムに要求される性能が変化し得る場合には、このように2つのEEPROM24,26を設け、複数の設定情報を適宜動作モードに応じて切り替えて用いる構成とするのが好適である。本実施形態では、2つのEEPROM24,26を用いているが、必要に応じて3つ以上のEEPROMを用いてもよい。
図7に、本実施形態の動作フローチャートを示す。
まず、ホストサーバ及びデータ転送装置(CPLD16)の電源をONする前に、ユーザは、ディップスイッチ28を切替設定する(S101)。ディップスイッチ28は、1台のホストサーバで動作するモードと、2台のホストサーバで動作するモードを選択的に切り替える。
ディップスイッチ28をいずれかのモードに切り替えた後、ユーザは、ホストサーバ(ホストPC)とデータ転送装置の電源をONする(S102)。
電源がONされると、CPLD16は、ディップスイッチ28での動作モード設定に応じて、リセット信号、基準クロック信号、初期化ROM信号を所定の設定とする(S103)。すなわち、動作モードが1台のホストサーバで動作するモードの場合、EEPROM24からの設定情報Aを14に出力し、スロット1を入力設定としてその他のスロットを出力設定とし、スロット1のクロックを停止してその他のスロットをクロック出力設定とする。また、動作モードが2台のホストサーバで動作するモードの場合、EEPROM26からの設定情報Bを14に出力し、スロット1及びスロット4を入力設定としてその他のスロットを出力設定し、スロット1及びスロット4のクロックを停止してその他のスロットをクロック出力設定とする。
その後、スロット1のクロックを基準としてその他のスロットに基準クロック信号を分配し(S104)、通信の物理リンク層を確立する(S105)。そして、リセットの解除と分配を行い(S106)、拡張Box40,つまりPCI−Expressスイッチが設定情報A,Bのいずれかにより初期化される(S107)。初期化された後、ホストサーバからPCI−Expressコンフィグが実行され(S108)、各エンドポイントの領域をPCI空間内に割り当てる。PCI−Expressのエンドポイント、つまり下流スロットに接続された各デバイスが認識されてホストサーバのアドレスマップに割り付け、ホストサーバからのアクセスが可能となる(S109)。
動作モードが1台のホストサーバで動作するモードの場合、スロット1に接続されたホストサーバ10は、スロット2〜6に接続された各デバイスに対してアクセス可能となり、動作モードが2台のホストサーバで動作するモードの場合、スロット1に接続されたホストサーバ10は、スロット2及びスロット3に接続された各デバイスに対してアクセス可能で、スロット4に接続されたホストサーバ11は、スロット5及びスロット6に接続された各デバイスに対してアクセス可能となる。
従って、YMCK4色分の表面のサーバ4台と、YMCK4色分の裏面のサーバ4台の合計8台のサーバが設けられるシステムにおいても、例えばY色の表面のサーバと裏面のサーバに1台の拡張Boxを共通に接続する構成とし、他の色についても同様に表面と裏面のサーバに1台の拡張Boxを共通に接続する構成として、それぞれのサーバが2スロットを用いる構成とすることで、合計4台の拡張Boxのみを使用すればよく、かつ、未使用のスロットもなくなるので、電力面でもスペース面でも効率的なシステム構成が得られる。従来のシステム構成における、8台の拡張Boxが必要であり、かつ、未使用のスロットが24個存在することを踏まえると、本実施形態の効果は明らかであろう。
本実施形態では、ホストサーバにPCI−Express拡張Box40を接続してシステムを拡張する構成であるが、サーバコンピュータに限らず、PC、ワークステーション等にも適用し得る。
また、複数のホストサーバが存在する場合に、ある1台のホストサーバには1台のPCI−Express拡張Box40を接続し、別の2台のホストサーバには1台のPCI−Express拡張Box40を共通に接続する等のシステム構成も可能である。このような場合においても、ディップスイッチ28の動作モードを切り替えることで極めて容易に対応し得る。
10,11 ホストサーバ、14 PCI−Expressスイッチ、16 CPLD、18 EEPROMセレクタ、20 リセットI/Oコントロール回路、22 リファレンスクロックOEコントロール回路、24,26 EEPROM、28 ディップスイッチ、30 クロックバッファ、40 拡張Box。

Claims (3)

  1. ホストコンピュータと、
    前記ホストコンピュータに接続されるPCI−Express拡張部と、
    前記ホストコンピュータが1台で動作するモードであるか複数台で動作するモードであるかを切替設定する設定手段と、
    前記設定手段での設定に応じ、PCI−Express拡張部のリセット信号と基準クロック信号と初期化ROM信号を連動して同時にそれぞれのモード用に切り替える制御手段と、
    を備えるコンピュータシステム。
  2. 前記制御手段は、前記ホストコンピュータが1台で動作する場合の設定情報を記憶する第1ROMの出力と、前記ホストコンピュータが複数台で動作する場合の設定情報を記憶する第2ROMの出力を切替出力する手段を備え、前記設定手段での設定が、前記ホストコンピュータが1台で動作するモードの場合に前記第1ROMの設定情報を切替出力し、前記ホストコンピュータが複数台で動作するモードの場合に前記第2ROMの設定情報を切替出力する請求項1記載のコンピュータシステム。
  3. 前記第1ROMの設定情報は、前記PCI−Express拡張部の備える複数のスロットのうちのいずれかを上流とし、他のスロットを下流とする設定情報を含み、前記第2ROMの設定情報は、前記PCI−Express拡張部の備える複数のスロットのうちのいずれか複数を上流とし、他のスロットを下流とする設定情報を含む請求項2記載のコンピュータシステム。
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