JP6089078B1 - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品 Download PDF

Info

Publication number
JP6089078B1
JP6089078B1 JP2015170895A JP2015170895A JP6089078B1 JP 6089078 B1 JP6089078 B1 JP 6089078B1 JP 2015170895 A JP2015170895 A JP 2015170895A JP 2015170895 A JP2015170895 A JP 2015170895A JP 6089078 B1 JP6089078 B1 JP 6089078B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
absorbent
skin side
width direction
absorber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015170895A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017046786A (ja
Inventor
工藤 淳
淳 工藤
健太 谷口
健太 谷口
紗恵子 秋山
紗恵子 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uni Charm Corp
Original Assignee
Uni Charm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uni Charm Corp filed Critical Uni Charm Corp
Priority to JP2015170895A priority Critical patent/JP6089078B1/ja
Priority to PCT/JP2016/066557 priority patent/WO2017038182A1/ja
Priority to KR1020187007760A priority patent/KR101871143B1/ko
Priority to CN201680050007.1A priority patent/CN107920929B/zh
Priority to MYPI2018700371A priority patent/MY166650A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6089078B1 publication Critical patent/JP6089078B1/ja
Publication of JP2017046786A publication Critical patent/JP2017046786A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/45Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
    • A61F13/47Sanitary towels, incontinence pads or napkins
    • A61F13/472Sanitary towels, incontinence pads or napkins specially adapted for female use
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/53Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the absorbing medium
    • A61F13/531Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the absorbing medium having a homogeneous composition through the thickness of the pad
    • A61F13/532Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the absorbing medium having a homogeneous composition through the thickness of the pad inhomogeneous in the plane of the pad
    • A61F13/533Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the absorbing medium having a homogeneous composition through the thickness of the pad inhomogeneous in the plane of the pad having discontinuous areas of compression

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

【課題】吸収体がよれにくく、かつフィット性が良好な吸収性物品を提供する。【解決手段】吸収性コア21及びカバーシート22を有する吸収体2と、トップシート3と、バックシート4とを備えたナプキン1であって、吸収性コア21はパルプを含んでおり、吸収体2とトップシート3との間には表面接着剤51が設けられ、吸収性コア21とカバーシート22との間には吸収体接着剤52が設けられており、吸収体2は、幅方向の中央部において長手方向に沿って設けられ、肌側に折れ曲がるように誘導する折り曲げ誘導部23を有し、少なくとも吸収性コア21及びカバーシート22は、複数の点状圧搾部24を有し、表面接着剤51が設けられた領域の面積は、吸収体接着剤52が設けられた領域の面積よりも小さい。【選択図】図3

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
従来、吸収性物品として、生理用ナプキンが知られている。例えば、特許文献1には、使用者の肌と当接する側から、液透過性シート(トップシート)、経血等の液体を吸収する吸収体(吸収性手段)、及び液不透過性シート(バックシート)を含む積層体からなる生理用ナプキンが開示されている。
この生理用ナプキンは、幅方向の中央部に、長手方向に沿った折り曲げ誘導部(線状の曲げヒンジ)を有している。当該折り曲げ誘導部は、生理用ナプキンの着用時において、使用者の肌側に向かって突出するように折れ曲がることにより凸形をなし、膣口(陰部)にフィットする構造となっている。
特開平2−11138号公報
折り曲げ誘導部を備えた生理用ナプキンを長時間に亘って使用すると、吸収体がよれてしまい経血等の排泄液が外部に漏れてしまう可能性があったため、例えば吸収体を構成する吸収性コア及び当該吸収性コアの非肌側面を保護するカバーシートを接着剤により接着させると共に、複数の点状圧搾部により厚さ方向に一体化することにより、吸収体のよれを抑制している。この場合において、吸収体と液透過性シートとを接着するための接着剤が設けられた面積を吸収性コアとカバーシートとを接着する接着剤が設けられた面積と同じにすると、折り曲げ誘導部が肌側に向かって折れ曲がりにくくなり、膣口へのフィット性が悪くなる。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、吸収体がよれにくく、かつフィット性が良好な吸収性物品を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、長手方向、幅方向、及び厚さ方向を備え、吸収性コア、及び前記吸収性コアよりも前記厚さ方向の非肌側に配置されたカバーシートを有する吸収体と、前記吸収体よりも前記厚さ方向の肌側に配置された液透過性シートと、前記吸収体よりも前記非肌側に配置された液不透過性シートと、を備えた吸収性物品であって、前記吸収性コアはパルプを含んでおり、前記吸収体と前記液透過性シートとの間には第1接着剤が設けられ、前記吸収性コアと前記カバーシートとの間には第2接着剤が設けられており、前記吸収体は、前記幅方向の中央部において前記長手方向に沿って設けられ、前記肌側に折れ曲がるように誘導する折り曲げ誘導部を有し、少なくとも前記吸収性コア及び前記カバーシートは、複数の点状圧搾部を有し、前記第1接着剤が設けられた領域の面積は、前記第2接着剤が設けられた領域の面積よりも小さいことを特徴とする吸収性物品である。本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、吸収体がよれにくく、かつフィット性が良好となる。
本発明の実施形態に係るナプキンを厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。 ナプキンを厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。 図1のIII−III線断面図である。 ナプキンの使用態様、及び着用時におけるナプキンの状態について説明する説明図である。 吸収体を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。 吸収体を幅方向に沿って切断した場合における折り曲げ誘導部周辺の拡大模式図である。 吸収体を厚さ方向の非肌側から見た場合における折り曲げ誘導部周辺の拡大模式図である。 折り曲げ誘導部の形成過程を示す説明図であり、図8Aは吸収体を装置に設置した状態を示し、図8Bは折り曲げ誘導部を形成している状態を示し、図8Cは折り曲げ誘導部が形成された後の吸収体を示している。 表面接着剤が設けられた状態について示す概略平面図である。 吸収体接着剤が設けられた状態について示す概略平面図及び一部拡大図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
長手方向、幅方向、及び厚さ方向を備え、吸収性コア、及び前記吸収性コアよりも前記厚さ方向の非肌側に配置されたカバーシートを有する吸収体と、前記吸収体よりも前記厚さ方向の肌側に配置された液透過性シートと、前記吸収体よりも前記非肌側に配置された液不透過性シートと、を備えた吸収性物品であって、前記吸収性コアはパルプを含んでおり、前記吸収体と前記液透過性シートとの間には第1接着剤が設けられ、前記吸収性コアと前記カバーシートとの間には第2接着剤が設けられており、前記吸収体は、前記幅方向の中央部において前記長手方向に沿って設けられ、前記肌側に折れ曲がるように誘導する折り曲げ誘導部を有し、少なくとも前記吸収性コア及び前記カバーシートは、複数の点状圧搾部を有し、前記第1接着剤が設けられた領域の面積は、前記第2接着剤が設けられた領域の面積よりも小さい吸収性物品が明らかとなる。
このような吸収性物品によれば、吸収体が複数の点状圧搾部を有すると共に、吸収性コアとカバーシートとが第2接着剤により接着されているため、吸収性物品の長時間の使用による吸収体のよれを抑制することができる。さらに、吸収体と液透過性シートとの間における第1接着剤が設けられた領域の面積を第2接着剤が設けられた領域の面積よりも小さくすることにより、吸収体よりも肌側において剛性が高くなり過ぎず、折り曲げ誘導部の折れ曲がり形状を安定的に維持することが可能となる。
かかる吸収性物品であって、前記点状圧搾部は、少なくとも一部が前記第2接着剤が設けられた領域に重なっていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、第2接着剤が設けられた領域に点状圧搾部の少なくとも一部が必ず重なるため、吸収性コアとカバーシートとが点状圧搾部のみで接合されている場合や第2接着剤のみで接着されている場合と比べて、吸収性コアとカバーシートとの結合が当該重なり部分において強くなりやすく、吸収性物品を長時間使用しても吸収体がよれにくい。
かかる吸収性物品であって、前記長手方向に沿った帯状の領域に設けられた前記第2接着剤が、前記幅方向に複数並んでおり、前記点状圧搾部の前記幅方向の寸法が、前記第2接着剤が設けられた領域の前記幅方向の間隔よりも大きいことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、点状圧搾部における幅方向の領域のいずれかに第2接着剤が設けられた領域が配置されることによって吸収性コアとカバーシートとの結合がより強くなり、吸収体のよれをさらに抑制することができる。
かかる吸収性物品であって、前記折り曲げ誘導部は、前記肌側に向かって窪んだ窪みを前記非肌側に有している線状の圧縮部であることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、折り曲げ誘導部における肌側に向かって窪んだ窪みが形成される際にカバーシートが肌側に向かって引っ張られる。また、本吸収性物品の着用時において、下着を引き上げる動作時に折り誘導部が肌側に突出するように誘導される。このとき、カバーシートが引っ張られている方向と折り曲げ誘導部の誘導方向とが肌側方向で一致しているため、折り曲げ誘導部の肌側に突出しようとする動きが阻害されにくくなる。また、折り曲げ誘導部が線状の圧縮部であるため、長手方向に沿った折り目を付けることにより折り曲げ誘導部を形成した場合と比べて、安定して折れ曲がり形状が維持されるため、吸収性物品を長時間使用した場合であっても折れ曲がり形状が崩れにくくなる。
かかる吸収性物品であって、複数の前記点状圧搾部は、前記吸収体の前記長手方向の一端から他端に亘って設けられ、かつ前記幅方向の一端から他端に亘って設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、複数の点状圧搾部が吸収体の長手方向の全体及び幅方向の全体に亘って設けられているため、経血等の液体が吸収体の端まで拡散しやすくなり、折り曲げ誘導部に液体が溜まってしまうことを抑制することができ、折り曲げ誘導部の折れ曲がり形状を維持することが可能となる。
かかる吸収性物品であって、前記点状圧搾部は、前記幅方向の寸法が前記折り曲げ誘導部の前記幅方向の寸法よりも小さく、複数の前記点状圧搾部のうち少なくとも一部の前記点状圧搾部は、前記折り曲げ誘導部の前記幅方向の領域内に設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、折り曲げ誘導部の幅方向の寸法よりも小さい幅方向の寸法を有する点状圧搾部が折り曲げ誘導部の幅方向の領域内に設けられていることにより、当該折り曲げ誘導部内に粗密が形成される。これにより、経血等の液体が流動するための流路が圧縮部内に確保されて液体が長手方向に拡散しやすくなり、圧縮部に液体が溜まってしまうことを抑制して折れ曲がり形状を維持することが可能となる。
===実施形態===
本発明の実施形態に係る吸収性物品の一例として、生理用ナプキン1(以下では、単にナプキン1とする)について説明する。なお、当該吸収性物品には、所謂おりものシート(例えばパンティライナー)等も含まれており、生理用ナプキンに限定されるものではない。
<ナプキン1の構成>
まず、ナプキン1の構成について、図1〜図3を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るナプキン1を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。図2は、ナプキン1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。図3は、図1のIII−III線断面図である。
ナプキン1は、図1及び図2に示すように、平面視縦長形状のシート状部材であり、長手方向、幅方向、及び厚さ方向を備える。以下の説明において、「長手方向」とは、ナプキン1の製品の長手方向を示し、「厚さ方向」とは、ナプキン1の製品が有する厚みの方向を示し、「幅方向」とは、長手方向及び厚さ方向に直交する短手方向を示す。なお、長手方向において、ナプキン1の使用時における使用者の腹側の方向を「前方」とし、使用者の背側の方向を「後方」とする。また、厚さ方向は、ナプキン1の使用時において使用者の肌と接する側となる「肌側」と、その反対側となる「非肌側」とを有する。
ナプキン1は、図3に示すように、吸収体2、トップシート3、及びバックシート4を備え、厚さ方向の肌側から非肌側へ向かってトップシート3、吸収体2、バックシート4の順に積層されている。すなわち、トップシート3は吸収体2よりも厚さ方向の肌側に配置され、バックシート4は吸収体2よりも厚さ方向の非肌側に配置されている。
吸収体2とトップシート3との間には表面接着剤51が設けられており、本実施形態では、当該表面接着剤51によって吸収体2とトップシート3とが接着されている。なお、必ずしも吸収体2とトップシート3とが直接接着されている必要はなく、例えば吸収体2とトップシート3との間に所謂セカンドシートが設けられていてもよい。また、吸収体2とバックシート4との間には裏面接着剤53が設けられており、当該裏面接着剤53によって吸収体2とバックシート4とが接着されている。
トップシート3は、経血等の液体を厚さ方向の肌側から非肌側に透過させる透過性シートの一態様であり、ナプキン1の使用時において使用者の肌に当接する。図1に示すように、トップシート3は、平面視において吸収体2よりも大きく形成され、厚さ方向の肌側から吸収体2を覆っている。
トップシート3は、吸収体2よりも長手方向及び幅方向の外側に位置した外周部31(図1において砂地で示す)と、長手方向の略中央において幅方向の両側に張り出した一対の張り出し部32とを有している。なお、図1では、吸収体2を破線で示し、外周部31の内側の縁を二点鎖線で示している。
なお、トップシート3は、液透過性の柔軟なシート部材であればよいが、吸収体2よりも密度が低い不織布(例えばエアスルー不織布等)であるとより望ましい。この場合、毛管現象を利用することができ、トップシート3から吸収体2へ液体が浸透しやすくなる。ここで、「毛管現象」とは、液体中に入れた細い管の内部や固体壁間の隙間等で液面が外側の自由表面より上昇する現象をいい、この作用は隙間が狭いほど強くなる。
本実施形態において、液体はトップシート3内に形成された繊維の隙間や吸収体2内に形成された繊維の隙間を流動して各部材に浸透する。そして、隙間が狭いほど液体の浸透速度が速まるため、トップシート3の密度よりも吸収体2の密度が高い(隙間が狭い)場合にはトップシート3側から吸収体2側へと液体が浸透しやすくなる。これにより、液体がトップシート3の表面(肌側面)上を流れてしまうといった問題や、吸収体2の内部に吸収された液体がトップシート3の表面上に逆流(液戻り)してしまうといった問題を回避することができる。
吸収体2は、経血等の液体を吸収して内部に保持する部材であり、図3に示すように、パルプを含む吸収性コア21と、吸収性コア21よりも厚さ方向の非肌側に配置されたカバーシート22とを有している。
吸収性コア21とカバーシート22との間には吸収体接着剤52が設けられており、本実施形態では、当該吸収体接着剤52によって吸収性コア21とカバーシート22とが接着されている。なお、必ずしも吸収性コア21とカバーシート22とが直接接着されている必要はなく、吸収性コア21とカバーシート22との間に他のシート部材等が設けられていてもよい。
本実施形態では、ナプキン1を低コストにて製造すべく、吸収性コア21はパルプのみからなっているが、これに限らず、吸収性コア21としてパルプ等の液体吸収繊維に加えて高吸収性ポリマー(所謂SAP)等の液体吸収性粒状物を加えたものを用いてもよい。
図1及び図2に示すように、吸収体2は、幅方向の中央部において長手方向に沿って設けられ厚さ方向の肌側に折れ曲がるように誘導する折り曲げ誘導部23を有している。ここで、「幅方向の中央部」とは、ナプキン1を着用した状態において、使用者の膣口等の排泄口に接触する部分をいう。図1及び図2では、折り曲げ誘導部23を一点鎖線で示している。
折り曲げ誘導部23は、製造段階において吸収体2を予め折ることによって形成されたものであってもよいし、例えばエンボス加工やスリット状の溝(ヒンジ)等によって形成されたものであってもよい。本実施形態における折り曲げ誘導部23の構成については、後述することとする。
また、図3に示すように、吸収体2において、少なくとも吸収性コア21及びカバーシート22は、複数の点状圧搾部24を有している。この「圧搾部」では、少なくとも吸収性コア21及びカバーシート22が厚さ方向に圧搾された状態となっている。すなわち、吸収性コア21とカバーシート22とは、吸収体接着剤52の他に、複数の点状圧搾部24により厚さ方向に接合された状態で一体化されている。図3では、点状圧搾部24を破線で示している。
ここで、「点状」とは、面積を有しない任意の点の周囲に形成される領域を含むものであり、所定の形状及び面積を有している。この点状圧搾部24では、吸収体2に対して厚さ方向に圧力を加えることによって、吸収性コア21及びカバーシート22の厚みが薄くなっており、密度が周囲よりも高い状態となっている。
これにより、吸収性コア21を構成するパルプの層間が剥離しにくくなるため、吸収性コア21の層間剥離によって吸収体2がよれやすくなってしまうといった事態を抑制することが可能となる。そして、複数の点状圧搾部24及び吸収体接着剤52により、吸収性コア21とカバーシート22との接合強度が高まり、吸収性コア21を構成するパルプの層間が剥離しにくくなるため、吸収体2のよれをさらに抑制することができる。
本実施形態における複数の点状圧搾部24では、吸収性コア21及びカバーシート22が厚さ方向に圧搾された状態となっているが、少なくとも吸収性コア21及びカバーシート22が厚さ方向に圧搾された状態となっていればよく、この他にも例えば、吸収性コア21、カバーシート22、及びトップシート3が厚さ方向に圧搾された状態となっていてもよい。換言すれば、吸収性コア21及びカバーシート22(吸収体2)並びにトップシートが、複数の点状圧搾部24を有していてもよい。
このように、複数の点状圧搾部24により吸収性コア21及びカバーシート22に加えてトップシート3も厚さ方向に接合された状態で一体化することで、吸収体2のよれをさらに抑制することができる。
図1及び図3に示すように、吸収体2とトップシート3とは、複数の線状圧搾部33により厚さ方向に接合された状態で一体化されている。点状圧搾部24と同様に、線状圧搾部33では、吸収体2及びトップシート3に対して厚さ方向に圧力を加えることによって、吸収体2及びトップシート3の厚みが薄くなっており、密度が周囲よりも高い状態となっている。複数の線状圧搾部33は、吸収体2の外縁に沿って連なって設けられており、全体として長手方向の細長い環状をなしている。図3では、線状圧搾部33を破線で示している。
バックシート4は、防漏機能を有する液不透過性シートの一態様であり、例えばポリエチレン(PE)等の樹脂フィルムを用いることができる。すなわち、バックシート4は、ナプキン1の使用時において、トップシート3を透過して吸収体2に吸収された液体が下着等の着衣(非肌側)に染み出すことを抑制するものである。
図2に示すように、バックシート4は、トップシート3と同様に、平面視において吸収体2よりも大きく形成されている。バックシート4は、吸収体2よりも長手方向及び幅方向の外側に位置した外周部41(図2おいて砂地で示す)と、長手方向の略中央において幅方向の両側に張り出した一対の張り出し部42とを有している。なお、図2では、吸収体2を破線で示し、外周部41の内側の縁を二点鎖線で示している。
ナプキン1は、前述したトップシート3の外周部31(図1参照)とバックシート4の外周部41とが接着又は溶着により接合されて、吸収体2がトップシート3とバックシート4との間に保持される構造となっている。また、トップシート3の一対の張り出し部32(図1参照)とバックシート4の一対の張り出し部42とが接合されることにより、ナプキン1を下着等に載置固定するための所謂ウイングが構成されている。
図2に示すように、バックシート4の非肌側面には、長手方向に沿った帯状の本体粘着部541が折り曲げ誘導部23にあたる部分の幅方向両側にそれぞれ4つずつ設けられていると共に、長手方向に長辺を有する長方形状のウイング粘着部542が一対の張り出し部42にそれぞれ2つずつ設けられている。
ナプキン1を使用する際には、本体粘着部541を下着等の股下部の内側に貼り付けると共に、一対のウイング(一対の張り出し部32,42)を非肌側に向かって折り曲げて一対のウイング粘着部542を股下部の外側に貼り付けてナプキン1を下着等に固定する。
<ナプキン1の使用態様について>
次に、ナプキン1の使用態様について、図4を参照して説明する。
図4は、ナプキン1の使用態様、及び着用時におけるナプキン1の状態について説明する説明図である。
使用者6がナプキン1を装着する際には、ナプキン1を下着の股下部に固定させた状態で下着を使用者6の股間60側に引き上げる。このとき、ナプキン1の吸収体2には折り曲げ誘導部23が設けられているため、ナプキン1は、幅方向の中央部が肌側(図4における上側)に突出するように折れ曲がった状態で引き上げられると共に、幅方向の両端部が下着のゴムによって引き上げられる。
ナプキン1が使用者6の股間60に装着された状態においては、状態Bに示すように、折り曲げ誘導部23が膣口等の排泄口60aが存在する陰唇に接触する。これにより、ナプキン1の良好なフィット性を使用者6に感じさせると共に、経血等の排泄液を外部に漏らすことなく吸収体2に吸収させることが可能となる。
また、使用者6の股を閉じる力がナプキン1に働いた際に、折り曲げ誘導部23及び任意の点状圧搾部24(図3参照)が起点となり、ナプキン1はW字に折り畳まれやすくなる。これにより、使用者6の股間60にナプキン1がよりフィットしやすくなるため、例えば使用者6が12時間以上という長時間に亘ってナプキン1を繰り返し使用するような環境下であっても、吸収体2がよれてしまう(型崩れしてしまう)ことを抑制することができる。
<吸収体2の構成>
次に、吸収体2の構成について、図5〜図8を参照して説明する。
図5は、吸収体2を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。なお、図5では、トップシート3及びバックシート4の外縁を二点鎖線で示している。図6は、吸収体2を幅方向に沿って切断した場合における折り曲げ誘導部23周辺の拡大模式図である。図7は、吸収体2を厚さ方向の非肌側から見た場合における折り曲げ誘導部23周辺の拡大模式図である。図8A〜Cは、折り曲げ誘導部23の形成過程を示す説明図であり、図8Aは吸収体2を装置に設置した状態を示し、図8Bは折り曲げ誘導部23を形成している状態を示し、図8Cは折り曲げ誘導部23が形成された後の吸収体2を示している。
(点状圧搾部24の構成)
まず、点状圧搾部24の構成について、図5〜図7を参照して説明する。
図5に示すように、平面視において円形状を有した複数の点状圧搾部24が、吸収体2の長手方向の一端から他端に亘って設けられ、かつ幅方向の一端から他端に亘って設けられている。複数の点状圧搾部24の間には、吸収性コア21及びカバーシート22が厚さ方向に圧搾されずに、点状圧搾部24における密度よりも低い密度を有する部分が存在し、当該部分が液体の流路となる(図7参照)。
したがって、吸収体2に吸収された液体は、複数の点状圧搾部24の間に形成された当該流路を流動して吸収体2の長手方向の両端及び幅方向の両端まで拡散される。これにより、折り曲げ誘導部23に液体が溜まってしまうことを抑制して折り曲げ誘導部23の折れ曲がり形状を維持し、ナプキン1のフィット性を良好に保つことが可能となる。
また、吸収体2内において密度の高い部分と低い部分とが存在することにより、すなわち粗密が形成されることにより、前述した毛管現象を有効に利用して液体をすばやく拡散させることが可能となっている。したがって、複数の点状圧搾部24は、隣り合う点状圧搾部24が重ならない程度に間隔をできる限り狭くし、吸収体2の長手方向及び幅方向に亘って多くの点状圧搾部24が設けられていることが望ましい。
本実施形態では、カバーシート22の幅方向の寸法が吸収性コア21の幅方向の寸法よりも大きく、点状圧搾部24はカバーシート22の長手方向の一端から他端に亘って設けられ、かつ幅方向の一端から他端に亘って設けられている。図5では、吸収性コア21を破線で示し、折り曲げ誘導部23を一点鎖線で示している。
なお、複数の点状圧搾部24は、必ずしも吸収体2の長手方向の一端から他端に亘って設けられ、かつ幅方向の一端から他端に亘って設けられている必要はなく、少なくとも吸収性コア21及びカバーシート22が圧搾されたものであればよい。
図6に示すように、点状圧搾部24では、吸収体2(カバーシート22)が非肌側から圧搾された状態となっている。点状圧搾部24の形成方法としては、例えば吸収体2の肌側面を平坦な台上に置き、非肌側面から台に向かってピンを押し付けて圧搾する所謂エンボス加工が挙げられる。図6において矢印で示すように、点状圧搾部24が形成された際、カバーシート22は肌側に向かって引っ張られた状態となる。
点状圧搾部24は、肌側に向かって窪んだ第1の窪み241を非肌側に有している。この第1の窪み241の肌側では、吸収性コア21及びカバーシート22が厚さ方向に圧搾された状態となっている。第1の窪み241は、具体的には、非肌側に開口し、カバーシート22の非肌側面が圧搾された被圧搾面241aを肌側に有している。なお、点状圧搾部24は、非肌側に向かって窪んだ第2の窪み242を肌側に有する場合がある。この第2の窪み242の非肌側では、吸収性コア21が厚さ方向に圧搾された状態となっている。
本実施形態では、断面が円形状のピンを用いて点状圧搾部24を形成しているため、図5及び図7に示すように、点状圧搾部24は平面視において円形状を有しているが、必ずしも平面視において円形状である必要はなく、例えば平面視において星形や矩形状、楕円形状であってもよい。
また、点状圧搾部24では、必ずしも吸収体2(吸収性コア21及びカバーシート22)が非肌側から圧搾された状態である必要はなく、吸収体2(吸収性コア21)が肌側から圧搾された状態であってもよい。この場合、点状圧搾部24は、第1の窪み241を肌側に有し、第2の窪み242を非肌側に有することとなる。
図7に示すように、点状圧搾部24は、幅方向の寸法W1が折り曲げ誘導部23の幅方向の寸法W2よりも小さく(W1<W2)、複数の点状圧搾部24のうち少なくとも一部(図7では3つ)の点状圧搾部24は、折り曲げ誘導部23の幅方向の領域内に設けられている。図7において、3つの点状圧搾部24は、一点鎖線で示す折り曲げ誘導部23の幅方向の領域の外側にはみ出していない。
これにより、折り曲げ誘導部23内において粗密が形成されると共に、液体が流動するための流路が確保される。よって、折り曲げ誘導部23において液体が長手方向に拡散しやすくなり、特に使用者6の排泄口60a(図4参照)に当たる部分に液体が溜まってしまうことを抑制することができ、折り曲げ誘導部23の折れ曲がり形状を維持することが可能となる。
なお、必ずしも点状圧搾部24の幅方向の寸法W1は、折り曲げ誘導部23の幅方向の寸法W2よりも小さい必要はなく、必ずしも折り曲げ誘導部23の幅方向の領域内に点状圧搾部24が設けられている必要もない。
(折り曲げ誘導部23の構成)
次に、折り曲げ誘導部23の構成について、図6及び図8A〜Cを参照して説明する。
図6及び図8Cに示すように、折り曲げ誘導部23は、肌側に向かって窪んだ中央窪み231を非肌側に有している線状の圧縮部である。この圧縮部では、吸収性コア21及びカバーシート22が厚さ方向に圧縮された状態となっている。当該圧縮部は、図8A及び図8Bに示すように、凸部710を備えた凸型71及び凹部720を備えた凹型72によって形成される。
具体的には、図8Aに示すように、平らに広がった状態(平面状態)の吸収体2を凸型71と凹型72との間に配置する。このとき、吸収体2の厚さ方向の非肌側面側に凸型71が位置し、吸収体2の肌側面側に凹型72が位置している。なお、凸型71と凹型72との間に配置される吸収体2は、予め複数の点状圧搾部24が設けられた状態のものである。
図8Bに示すように、凸型71と凹型72とが組み合わされて、凸部710が凹部720に嵌合することにより吸収体2が厚さ方向に圧縮される。このとき、凸部710の先端面710aが吸収体2の非肌側面に当接し、吸収体2の肌側面が凹部720の底面720aに当接するように、凸部710が吸収体2を凹部720内に向かって押し付ける。
これにより、図6及び図8Cに示すように、吸収体2には、凸部710の形状に応じた中央窪み231及び凸部710の先端面710aに応じた被圧縮面231aが非肌側に形成される。
図6において矢印で示すように、中央窪み231(圧縮部)が形成された際、カバーシート22は肌側に向かって引っ張られた状態となる。また、前述したように、ナプキン1を着用する際において下着を股間60側に引き上げる動作時に折り曲げ誘導部23が肌側に向かって突出するように誘導される(図4参照)。この場合において、カバーシート22が引っ張られている方向と折り曲げ誘導部23の誘導方向(図6において矢印で示す)とが肌側方向で一致しているため、折り曲げ誘導部23の肌側に向かって突出しようとする動きが阻害されにくくなる。
また、折り曲げ誘導部23が線状の圧縮部であるため、例えば長手方向に沿った折り目を付けることにより折り曲げ誘導部23を形成した場合と比べて、復元力によって吸収体2が平面状態に戻ってしまうことを抑制することができる。これにより、折り曲げ誘導部23の折れ曲がり形状が安定して維持されるため、ナプキン1を長時間使用した場合であっても折れ曲がり形状が崩れにくくなる。
<表面接着剤51、吸収体接着剤52、及び点状圧搾部24の関係>
次に、表面接着剤51、吸収体接着剤52、及び点状圧搾部24の関係について、図9及び図10を参照して説明する。
図9は、表面接着剤51が設けられた状態について示す概略平面図である。なお、図9ではトップシート3を二点鎖線で示している。図10は、吸収体接着剤52が設けられた状態について示す概略平面図及び一部拡大図である。なお、図10では、トップシート3及びバックシート4を二点鎖線で示している。
表面接着剤51は、図9に示すように、トップシート3の長手方向の一端から他端、かつ吸収性コア21の幅方向の一端から他端に亘る領域内において、例えばΩパターンやスパイラルパターン等を描いて設けられている。なお、図9では、Ωパターンやスパイラルパターン等が設けられた領域を斜線で示している。
一方、吸収体接着剤52は、図10に示すように、吸収性コア21の幅方向の一端から他端に亘って複数並んでおり、吸収性コア21及びカバーシート22の長手方向に沿った帯状の領域52aに設けられている。
表面接着剤51が設けられた領域の面積は、吸収体接着剤52が設けられた領域52aの総面積よりも小さい。本実施形態では、吸収体接着剤52は長手方向に沿った帯状(線状)に設けられているため、前述したようなΩパターンやスパイラルパターン等を描いて設けられた表面接着剤51と比べて幅方向に密に設けることが可能となり、吸収体接着剤52が設けられた領域52aの総面積を表面接着剤51が設けられた領域の面積よりも大きくすることができる。
このように、ナプキン1の厚さ方向の肌側(表面側)に位置する表面接着剤51が設けられた領域の面積を吸収体2の内部に位置する吸収体接着剤52が設けられた領域52aの総面積よりも小さくすることにより、ナプキン1全体として吸収体2よりも肌側において剛性が高くなり過ぎないため、折り曲げ誘導部23が使用者の肌側に向かって突出しようとする変形が妨げられにくくなり、変形した折り曲げ誘導部23が膣口等の排泄口にフィットしやすくなる。
したがって、ナプキン1では、複数の点状圧搾部24及び吸収体接着剤52によって吸収体2のよれを抑制するという機能を担保しながらも、表面接着剤51が設けられた領域の面積を吸収体接着剤52が設けられた領域52aの総面積よりも小さくすることによって折り曲げ誘導部23の変形が阻害されることを抑制してフィット性を向上させるという機能も同時に担保している。
なお、表面接着剤51及び吸収体接着剤52の設け方(塗布パターン)については特に制限はなく、表面接着剤51が設けられた領域の面積が吸収体接着剤52が設けられた領域の面積よりも小さくなっていればよい。本実施形態では、吸収体接着剤52が設けられた領域52aが複数存在しているため、「吸収体接着剤52が設けられた領域52aの面積」を「吸収体接着剤52が設けられた領域52aの総面積」と表現している。
図10における一部拡大図で示すように、点状圧搾部24は、少なくとも一部が吸収体接着剤52が設けられた領域52aに重なっている。これにより、吸収体接着剤52が設けられた領域52aに点状圧搾部24の少なくとも一部が必ず重なるため、吸収性コア21とカバーシート22とが点状圧搾部24のみで接合されている場合や吸収体接着剤52のみで接着されている場合と比べて、吸収性コア21とカバーシート22との接合が当該重なり部分において強くなり、ナプキン1を長時間使用した場合であっても吸収体2がよれにくくなる。
そして、本実施形態では、点状圧搾部24の幅方向の寸法W1が、吸収体接着剤52が設けられた領域52aの幅方向の間隔W3よりも大きい(W1>W3)。例えば、吸収体接着剤52が設けられた領域52aの幅方向の間隔W3が1.3mmであるのに対して、点状圧搾部24の幅方向の寸法W1は1.4mmである。したがって、点状圧搾部24の幅方向の領域のいずれかに吸収体接着剤52が設けられた領域52aが配置される。なお、点状圧搾部24は必ずしも吸収体接着剤52が設けられた領域52aに重なっている必要はない。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
上記実施形態に係るナプキン1では、パルプ製の吸収性コア21及びカバーシート22からなる吸収体2、液透過性シートとしてのトップシート3、及び液不透過性シートとしてのバックシート4のみから構成されており、吸収体2がよれにくく、かつフィット性が良好なナプキンを最低コストで提供するものである。しかしながら、ナプキン1は、必ずしも当該構成に限定されない。
1…ナプキン(吸収性物品)
2…吸収体
3…トップシート(液透過性シート)
4…バックシート(液不透過性シート)
21…吸収性コア
22…カバーシート
23…折り曲げ誘導部
24…点状圧搾部
51…表面接着剤(第1接着剤)
52…吸収体接着剤(第2接着剤)
231…中央窪み(窪み)

Claims (6)

  1. 長手方向、幅方向、及び厚さ方向を備え、
    吸収性コア、及び前記吸収性コアよりも前記厚さ方向の非肌側に配置されたカバーシートを有する吸収体と、
    前記吸収体よりも前記厚さ方向の肌側に配置された液透過性シートと、
    前記吸収体よりも前記非肌側に配置された液不透過性シートと、
    を備えた吸収性物品であって、
    前記吸収性コアはパルプを含んでおり、
    前記吸収体と前記液透過性シートとの間には第1接着剤が設けられ、
    前記吸収性コアと前記カバーシートとの間には第2接着剤が設けられており、
    前記吸収体は、前記幅方向の中央部において前記長手方向に沿って設けられ、前記肌側に折れ曲がるように誘導する折り曲げ誘導部を有し、
    少なくとも前記吸収性コア及び前記カバーシートは、複数の点状圧搾部を有し、
    前記第1接着剤が設けられた領域の面積は、前記第2接着剤が設けられた領域の面積よりも小さい
    ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記点状圧搾部は、少なくとも一部が前記第2接着剤が設けられた領域に重なっている
    ことを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品であって、
    前記長手方向に沿った帯状の領域に設けられた前記第2接着剤が、前記幅方向に複数並んでおり、
    前記点状圧搾部の前記幅方向の寸法が、前記第2接着剤が設けられた領域の前記幅方向の間隔よりも大きい
    ことを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記折り曲げ誘導部は、前記肌側に向かって窪んだ窪みを前記非肌側に有している線状の圧縮部である
    ことを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    複数の前記点状圧搾部は、前記吸収体の前記長手方向の一端から他端に亘って設けられ、かつ前記幅方向の一端から他端に亘って設けられている
    ことを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記点状圧搾部は、前記幅方向の寸法が前記折り曲げ誘導部の前記幅方向の寸法よりも小さく、
    複数の前記点状圧搾部のうち少なくとも一部の前記点状圧搾部は、前記折り曲げ誘導部の前記幅方向の領域内に設けられている
    ことを特徴とする吸収性物品。
JP2015170895A 2015-08-31 2015-08-31 吸収性物品 Active JP6089078B1 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015170895A JP6089078B1 (ja) 2015-08-31 2015-08-31 吸収性物品
PCT/JP2016/066557 WO2017038182A1 (ja) 2015-08-31 2016-06-03 吸収性物品
KR1020187007760A KR101871143B1 (ko) 2015-08-31 2016-06-03 흡수성 물품
CN201680050007.1A CN107920929B (zh) 2015-08-31 2016-06-03 吸收性物品
MYPI2018700371A MY166650A (en) 2015-08-31 2016-06-03 Absorbent article

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015170895A JP6089078B1 (ja) 2015-08-31 2015-08-31 吸収性物品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6089078B1 true JP6089078B1 (ja) 2017-03-01
JP2017046786A JP2017046786A (ja) 2017-03-09

Family

ID=58186017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015170895A Active JP6089078B1 (ja) 2015-08-31 2015-08-31 吸収性物品

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP6089078B1 (ja)
KR (1) KR101871143B1 (ja)
CN (1) CN107920929B (ja)
MY (1) MY166650A (ja)
WO (1) WO2017038182A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7532203B2 (ja) 2020-10-22 2024-08-13 花王株式会社 吸収性物品

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11299827A (ja) * 1998-04-20 1999-11-02 Uni Charm Corp 吸収性物品
JP4324375B2 (ja) * 2002-12-27 2009-09-02 ユニ・チャーム株式会社 圧縮溝と可撓部とを備えた吸収性物品
JP4459013B2 (ja) * 2004-10-20 2010-04-28 花王株式会社 吸収性物品
JP2006141721A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Kao Corp 吸収性物品
MY164278A (en) * 2010-12-21 2017-11-30 Kao Corp Absorptive article
JP5727246B2 (ja) * 2011-01-31 2015-06-03 大王製紙株式会社 吸収性物品
KR102003079B1 (ko) * 2011-07-07 2019-07-23 카오카부시키가이샤 흡수성 물품

Also Published As

Publication number Publication date
KR20180034675A (ko) 2018-04-04
CN107920929B (zh) 2018-12-11
KR101871143B1 (ko) 2018-06-25
JP2017046786A (ja) 2017-03-09
WO2017038182A1 (ja) 2017-03-09
CN107920929A (zh) 2018-04-17
MY166650A (en) 2018-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5258379B2 (ja) 吸収性物品
KR101782772B1 (ko) 흡수성 물품
JP4484765B2 (ja) 吸収性物品
JP5317685B2 (ja) 吸収性物品
JP4771756B2 (ja) 吸収性物品
KR20120112434A (ko) 흡수성 물품 및 흡수성 물품 패키징
KR20020069174A (ko) 일회용 체액 흡수성 물품
JP6101779B1 (ja) 吸収性物品
WO2016157637A1 (ja) 吸収性物品
KR20160065125A (ko) 흡수성 물품
KR20130045250A (ko) 흡수성 물품
JP6377523B2 (ja) 吸収性物品
JP2017118923A (ja) 吸収性物品、及び、吸収性物品の製造方法
KR102478357B1 (ko) 흡수성 물품
JP5297785B2 (ja) 吸収性物品の製造方法
JP2015066357A (ja) 吸収性物品及びその製造方法
JP6089078B1 (ja) 吸収性物品
JP6051285B1 (ja) 吸収性物品
WO2018123303A1 (ja) 吸収性物品
JP5451358B2 (ja) 吸収性物品
JP6101730B2 (ja) 吸収性物品
WO2018123305A1 (ja) 吸収性物品
JP6111304B1 (ja) 吸収性物品
JP2015188737A (ja) 体液吸収シート
JP7532203B2 (ja) 吸収性物品

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6089078

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250