JP6084945B2 - 引張試験機および点検方法 - Google Patents
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Description
図1,図2に示すように、本実施の形態に係る引張試験機は、支線100に対して引張試験を行う移動可能な引張試験機である。この引張試験機は、基台1と、支線100に取り付けられたクランプ機構2と、クランプ機構2を基台1から離間する方向に移動させる移動機構3と、クランプ機構2と基台1とを接続する接続機構4と、この接続機構4に設けられるひずみゲージ5と、このひずみゲージ5の測定結果に基づいて支線100の状態を検出する状態検出装置6を備えている。
通常、踏み板31およびリンク32bは水平方向に沿った状態であるが、リンク32cは斜めに、すなわち開放端が回動軸32aよりも上方に位置している。これにより、ユーザが踏み板31上に載るなどして踏み板31に下方への荷重がかけられると、踏み板31が回動軸31a回りに回動し、その踏み板31の開放端が下方に移動する。すると、この踏み板31の開放端に接続されているリンク32bの開放端も下方に移動するので、このリンク32bが固定された回動軸32aが回動し、この回動軸32aに固定されたリンク32cが上方に移動する。これにより、このリンク32cが固定されたクランプ機構2も上方、すなわち、基台1から離間する方向に移動することとなる。
2つの支持部材41は、基台1の縁部近傍に所定間隔離間して固定されており、それぞれ上端近傍に対応する接続部材42の一端が固定され、この接続部材42の他端は他方の支持部材41に向かって略水平方向に沿って延在している。
接続部材42は、中央部に貫通孔42aが形成された棒状の部材であり、弾性変形可能な材料で構成されている。このような接続部材42の一端は、支持部材41の上端に固定され、他端は、クランプ機構2の棒部材21の下端近傍に固定されている。これにより、クランプ機構2は、一対の接続部材42および一対の支持部材41を介して基台1に接続されることとなる。そして、接続部材42は、クランプ機構2が移動機構3によって移動させられるとき、この移動を阻害せず、その移動に伴って弾性変形するように配設されている。
次に、上述した本実施の形態に係る引張試験機により支線の点検方法について図3を参照して説明する。
このとき、支線100の材料をSS400とすると、図4に示すように降伏点応力が約235N/mm2であり、この値はφ13mmの丸棒では約3×104N/mm2に相当する。上降伏点ひずみは3.63%である。測定者による荷重を上述したように約980Nとすると、引張試験の範囲は降伏点の約1/30の荷重なのでひずみは約0.1%以下となるので、支線100の引張試験の有効長さを0.5mとすると、0.5mmのひずみを生じる範囲まで引張試験を実施することができる。
なお、上述したような整地では、980Nの荷重で150μm程度沈む可能性を指摘したが、これは大きな誤差要因になることが分かる。よって、整地した上で厚めの鉄板を敷くなどして、地面の沈み量を1μm程度にすることによって、高精度なひずみの測定が可能となる。
そこで、評価部64は、比較部63による比較結果に基づき、測定値と基準値が近いか否かによって支線100の状態を評価する。例えば、評価部64は、比較部63が比較値と基準値との差を算出した場合、評価部64は、比較値と測定値の差が所定のしきい値の範囲内の場合には支線100は劣化していないと評価する。一方、比較値と測定値との差が所定のしきい値の範囲内にない場合には、支線100は劣化していると評価する。なお、この場合には、そのしきい値を予め記憶部62に記憶させておくようにすればよい。
Claims (3)
- 地面に固定される基台と、
一部が地中に埋設される支線の一部に取り付けられる取付部材と、
弾性変形可能な材料で構成され、前記取付部材と前記基台とを接続する接続部材と、
外部からの荷重に応じて前記取付部材を前記基台から離間する方向に移動させる移動機構と、
前記接続部材に設けられたひずみゲージと
前記ひずみゲージの状態を検出する状態検出装置と
を備え、
前記状態検出装置は、
前記ひずみゲージの測定値を取得する取得部と、
予め測定された劣化していない状態の前記支線の前記ひずみゲージの測定値を基準値として記憶する記憶部と
前記取得部が取得した測定値と前記基準値とを比較する比較部と
前記比較部による比較結果に基づいて前記支線の状態を評価する評価部と
を備える
ことを特徴とする引張試験機。 - 請求項1記載の引張試験機を用いた点検方法であって、
前記基台を前記地面に固定する設置ステップと、
前記支線のうち地上に露出した部分を前記取付部材に取り付ける取付ステップと、
前記取付ステップにより前記支線が取付られた前記取付部材を、前記基準値を測定した時と同一の荷重をかけて、前記移動機構により移動させる移動ステップと、
前記移動ステップにより前記取付部材が移動させられたときの前記ひずみゲージの測定値を取得し、前記取得された測定値と前記基準値との比較結果に基づいて前記支線の状態を評価する評価ステップと
を有することを特徴とする点検方法。 - 前記記憶部は、前記支線が劣化していると評価するための前記取得された測定値と前記基準値との差のしきい値を予め記憶し、
前記評価ステップでは、前記取得された測定値と前記基準値との差が、前記しきい値の範囲内にない場合には、前記支線が劣化していると評価すること
を特徴とする請求項2記載の点検方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014063320A JP6084945B2 (ja) | 2014-03-26 | 2014-03-26 | 引張試験機および点検方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014063320A JP6084945B2 (ja) | 2014-03-26 | 2014-03-26 | 引張試験機および点検方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015184244A JP2015184244A (ja) | 2015-10-22 |
JP6084945B2 true JP6084945B2 (ja) | 2017-02-22 |
Family
ID=54350917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014063320A Active JP6084945B2 (ja) | 2014-03-26 | 2014-03-26 | 引張試験機および点検方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6084945B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5947846U (ja) * | 1982-09-24 | 1984-03-30 | 産機興業株式会社 | アンカ−施工試験器 |
JP2002202214A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-19 | Nippon Telegraph & Telephone East Corp | ねじの引留め力測定器 |
-
2014
- 2014-03-26 JP JP2014063320A patent/JP6084945B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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JP2015184244A (ja) | 2015-10-22 |
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