JP6083101B1 - 情報処理装置、方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、方法およびプログラム Download PDF

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【課題】個人情報の有用性を保ちながら、匿名性を十分に担保した二次データを生成することができる情報処理装置を提供すること。【解決手段】個人情報が含まれる一次データを入力する一次データ入力部11と、一次データ入力部11により入力された一次データを解析して、一次データに含まれている情報を項目ごとに特定する特定部12と、予め設定されている項目ごとの評価値に基づいて、一次データに含まれる各情報の総評価値を評価する評価部13と、評価部13の評価結果に基づいて、総評価値が所定の閾値を超えないように、各情報を変更または削除した二次データを生成する二次データ生成部14とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、個人情報を扱う情報処理装置、方法およびプログラムに関する。
近年、様々なサービスにおいて、個人情報が情報処理装置に蓄積されるようになっている。このような個人情報として、例えば、ECサイトにおいて買い物をしたときの履歴情報や、銀行口座を開設する際の資料や、ヘルスケア(健康管理)に関するデータなどが挙げられる。このような個人情報は、法制度により情報の管理および利用の制限を受ける。
一方、個人情報は、有益性の高い情報として活用することができる。例えば、個人情報を匿名化して二次データを生成し、当該二次データを第三者に提供する。第三者は、二次データを分析したり、研究を行ったりして、その分析結果又は研究結果を用いて、新たなサービスに利用する。この新たなサービスは、情報提供者に利益をもたらす可能性がある。
特許文献1では、匿名化の手段としてk−匿名化を利用する技術が記載されている。具体的には、特許文献1に記載された技術は、ユーザ端末から受信したデータを、暗号化などを用いて変換してから格納し、格納したデータを復号してからk−匿名性を満たすよう加工して、サービス提供者のサーバに送信する。
特開2011−180839号公報
ところで、特許文献1に開示されているk−匿名化によれば、kの数値を大きくすれば匿名性は担保されるが、有用性のある情報にならない可能性になり、kの数値を小さくすれば有用性のある情報になるが、匿名性が担保できない可能性がある。また、氏名や生年月日以外の行動履歴等の情報であっても、複数の情報の組み合わせにより特定の個人が識別される可能性がある。どの情報が個人情報に当たるかは、複数の情報の組み合わせによって変わり得るものであり、また時代や技術レベルによっても変化する。よって、個人情報の有用性を保ちながら、匿名性を十分に担保した二次データを生成したい要望がある。
本発明では、個人情報の有用性を保ちながら、匿名性を十分に担保した二次データを生成することができる情報処理装置、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様における情報処理装置は、個人情報が含まれる一次データを入力する一次データ入力部と、前記一次データ入力部により入力された一次データを解析して、一次データに含まれている複数の情報を項目ごとに特定する特定部と、予め設定されている項目ごとの評価値に基づいて、一次データに含まれる各情報の合計である総評価値を評価する評価部と、前記評価部の評価結果に基づいて、総評価値が所定の閾値を超えないように、各情報を変更または削除し、一次データの各項目の情報を組み合わせ、項目の組み合わせが異なる複数の二次データを生成する二次データ生成部とを備える。
また、本発明の一態様における情報処理装置では、前記二次データ生成部は、単独で前記所定の閾値以上の評価値となる情報を削除する構成でもよい。
また、本発明の一態様における情報処理装置では、前記二次データ生成部は、第二の閾値以上の評価値の情報を他の情報と連結させる場合は、当該情報を抽象化することよって評価値を低減する構成でもよい。
また、本発明の一態様における情報処理装置では、前記二次データ生成部により生成された複数の二次データに基づいて、機械学習により各二次データを関連付け、仮想人格モデルを生成する仮想モデル生成部を備える構成でもよい。
また、本発明の一態様における情報処理装置では、前記仮想モデル生成部は、ユーザの情報と前記仮想人格モデルに基づいて、ユーザにレコメンドを行うレコメンド部とを備える構成でもよい。
上記目的を達成するために、本発明の一態様における情報処理方法は、一次データ入力部により、個人情報が含まれる一次データを入力する一次データ入力工程と、特定部により、前記一次データ入力工程により入力された一次データを解析して、一次データに含まれている複数の情報を項目ごとに特定する特定工程と、評価部により、予め設定されている項目ごとの評価値に基づいて、一次データに含まれる各情報の合計である総評価値を評価する評価工程と、二次データ生成部により、前記評価工程の評価結果に基づいて、総評価値が所定の閾値を超えないように、各情報を変更または削除し、一次データの各項目の情報を組み合わせ、項目の組み合わせが異なる複数の二次データを生成する二次データ生成工程を備える。
上記目的を達成するために、本発明の一態様における情報処理プログラムは、個人情報が含まれる一次データを入力する一次データ入力工程と、前記一次データ入力工程により入力された一次データを解析して、一次データに含まれている複数の情報を項目ごとに特定する特定工程と、予め設定されている項目ごとの評価値に基づいて、一次データに含まれる各情報の合計である総評価値を評価する評価工程と、前記評価工程の評価結果に基づいて、総評価値が所定の閾値を超えないように、各情報を変更または削除し、一次データの各項目の情報を組み合わせ、項目の組み合わせが異なる複数の二次データを生成する二次データ生成工程と、をコンピュータによって実現するための情報処理プログラムである。
本発明によれば、個人情報の有用性を保ちながら、匿名性を十分に担保した二次データを生成することができる。
情報処理装置の構成を示すブロック図である。 個人の一次データを評価する評価DBの一例を示す図である。 法人の一次データを評価する評価DBの一例を示す図である。 一次データから二次データを生成する手順についての説明に供する図である。 情報処理装置の動作の流れについての説明に供するフローチャートである。 レコメンド装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態に係る情報処理装置、方法およびプログラムについて図面を参照しながら説明する。なお、実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
以下では、個人情報が含まれる一次データを個人情報の有用性を保ちながら、匿名性を十分に担保した二次データを生成する情報処理装置1の構成と動作について説明する。また、情報処理装置1は、生成した二次データを用いて、レコメンドやマーケット調査などに利用する。また、本実施例において「個人情報」とは、氏名などのように単独で個人を識別し得る情報や、単独では個人を識別できなくても、連結することにより個人を識別し得る情報も含む概念である。
情報処理装置1は、図1に示すように、一次データ入力部11と、特定部12と、評価部13と、二次データ生成部14と、記憶部15とを備える。
一次データ入力部11は、個人情報が含まれる一次データを入力する。一次データ入力部11は、入力した一次データを記憶部15に保存する。ところで、一次データが申し込み用紙や帳票などの書類をスキャナ等で画像化した画像データである場合には、一次データ入力部11は、OCR(Optical Character Recognition)機能により文字認識を行ってテキストデータに変換し、変換後のテキストデータを一次データとして記憶部15に保存する。
特定部12は、一次データ入力部11により入力された一次データを解析して、一次データに含まれている情報を項目ごとに特定する。特定部12は、特定した項目ごとのデータを記憶部15に保存する。項目とは、氏名などの個人を識別し得る情報や、個人を識別し得る情報ではないが、他の情報と連結して識別し得る情報をいう。
評価部13は、予め設定されている項目ごとの評価値に基づいて、一次データに含まれる各情報の総評価値を評価する。例えば、評価部13は、記憶部15に記憶されている評価DBに予め設定されている項目ごとの評価値に基づいて、一次データに含まれる各情報の総評価値を評価する。評価値とは、個人を識別し得る程度を示す値である。また、総評価値は、一次データに含まれる各情報の評価値の合計である。
また、個人の情報から構成される評価DBは、図2に示すように、氏名などの単独で個人を識別し得る項目と、単独で個人を識別し得る項目ではないが、他の項目と連結したり、周知の情報などを補って識別し得る項目とにより構成されている。また、評価値は、個人を識別し得る可能性が高い情報ほど高い数値が設定されている。
図2では、番号1の「氏名」を10ポイント、番号2の「氏」を5ポイント、番号3の「名」を5ポイント、番号19の「メールアドレス(個人名含む)」を10ポイント(当該項目は、例えば、tokkyo_taro@tokkyo.co.jpのようにどこの誰かを特定できるアドレスが該当する)として評価値を例示している。なお、個人を識別し得る可能性は、時代や技術レベルによっても変化するため、各項目の評価値は、定期的に変更されるものである。
また、法人の情報から構成される評価DBは、図3に示すように、代表者名などの単独で社長などの個人を識別し得る項目と、単独で個人を識別し得る項目ではないが、他の項目と連結したり、周知の情報を補って識別し得る項目とにより構成されている。また、評価値は、個人を識別し得る可能性が高い情報ほど高い数値が設定されている。
図3では、番号5の「代表者名」を10ポイントとして評価値を例示している。なお、法人を識別し得る可能性は、時代や技術レベルによっても変化するため、各項目の評価値は、定期的に変更されるものである。
二次データ生成部14は、評価部13の評価結果に基づいて、総評価値が所定の閾値を超えないように、一次データの各情報を変更または削除して、二次データを生成する。二次データ生成部14は、生成した二次データを記憶部15に保存してもよい。
所定の閾値は、任意に設定が可能である。一般的に、所定の閾値が大きいほど二次データの有用性が高くなり、所定の閾値が小さいほど二次データの匿名性が高くなる。よって、所定の閾値は、二次データの利用目的などに応じて設定される。
ここで、一次データが「特許太郎が2016年8月20日、7時11分にコンビニA(渋谷店)でチキンを買った」の場合を一例として、情報処理装置1の動作について図4を参照しながら説明する。なお、評価部13は下記条件にしたがって評価を行い、二次データ生成部14は下記条件を満たすような二次データを作成するものとする。
条件1:単独で10ポイント以上の情報は削除する。
条件2:5ポイント以上10ポイント未満の情報が他の情報と連結せずに単独の場合には、そのまま利用する。ただし、5ポイント以上10ポイント未満の情報が他の情報と連結する場合には、抽象化して評価値を3ポイントないしは1ポイントに低減する。
条件3:総評価値は、10ポイント以下である。
また、上記条件は、一例であって、条件を変更(例えば、複数の情報を連結することによって個人を識別し得る場合は、削除する、など)してもよいし、他の条件を追加してもよい。また、二次データ生成部14は、上記条件を満たす範囲で、出来るだけ多くの項目の情報を組み合わせ(連結させ)、最大の数の二次データを作成すると、より好適である。
一次データ入力部11には、「特許太郎が2016年8月20日、7時11分にコンビニA(渋谷店)でチキンを買った」(図4中のA)が入力される。
特定部12は、一次データに対して形態素解析を行い、「特許太郎」、「2016年8月20日7時11分」、「コンビニA(渋谷店)」、「チキン」、「買った」(図4中のB)に分割し、一次データに含まれている情報を項目ごとに特定する。
評価部13は、「特許太郎」について、氏名なので10ポイントと評価する。評価部13は、「2016年8月20日7時11分」と「コンビニA(渋谷店)」について、それぞれ5ポイントであるが、連結することにより個人を識別し得る情報であるので、連結不可能であると評価する。評価部13は、「チキン」と「買った」について、それぞれ1ポイントであると評価する。
二次データ生成部14は、「特許太郎」について、10ポイントであるため、条件1に基づいて削除する。二次データ生成部14は、「2016年8月20日7時11分」と「コンビニA(渋谷店)」は、それぞれ5ポイントであり、条件1に該当しないが、条件2に該当するので、「2016年8月20日7時11分」を「2016年夏午前」に抽象化し、「コンビニA(渋谷店)」を「コンビニ」に抽象化する。なお、「2016年夏午前」と「コンビニ」は、それぞれ2ポイントである。二次データ生成部14は、「チキン」と「買った」は、条件1.および条件2.に該当しないので、そのまま利用する。
よって、二次データ生成部14は、図4中のCに示すように、「2016年夏午前」、「コンビニ」、「チキン」、「買った」という二次データを生成する。当該二次データは、総評価値が6ポイントであり、条件3を満たす。
このようにして、情報処理装置1は、個人情報の有用性を保ちながら、匿名性を十分に担保した二次データを生成することができる。
また、二次データ生成部14は、評価部13の評価結果に基づいて、総評価値が所定の閾値を超えないように一次データの各情報を組み合わせ、複数の二次データを生成する構成でもよい。
例えば、一次データが「33歳の特許太郎が2016年8月20日、7時11分にコンビニA(渋谷店)でチキンとチーズを買った」の場合、二次データ生成部14は、「30代前半」、「2016年夏午前」、「コンビニ」、「チキン」、「チーズ」、「買った」という二次データA1を生成する。
二次データ生成部14は、下記のように、二次データA1から複数の二次データA2,A3を生成する。なお、二次データA2,A3は、それぞれ、総評価値が所定の閾値を超えないものとする。
二次データA2:「30代前半」、「コンビニ」、「チキン」、「チーズ」、「買った」
二次データA3:「2016年夏午前」、「コンビニ」、「チキン」、「チーズ」、「買った」
このようにして、情報処理装置1は、一つの一次データから複数の二次データを生成することができ、一次データの数が少なくても、個人情報の有用性を保ちながら、匿名性を十分に担保した大量の二次データを生成することができる。
また、情報処理装置1は、図1に示すように、仮想モデル生成部16と、レコメンド部17とを備える。
仮想モデル生成部16は、二次データ生成部14により生成された複数の二次データに基づいて、機械学習により各二次データを関連付け、仮想モデルを生成する。例えば、仮想モデル生成部16は、学習を繰り返しながら行動パターンが似ている二次データを関連付けて、仮想モデルを生成する。また、仮想モデル生成部16は、生成した仮想モデルを記憶部15に保存してもよい。仮想モデルとは、仮想の人格(ペルソナ)をモデル化した仮想人格モデルや、仮想の場所をモデル化した仮想エリアモデルなどである。
レコメンド部17は、ユーザの情報と仮想人格モデルに基づいて、ユーザにレコメンドを行う。
ここで、仮想モデル生成部16とレコメンド部17の具体的な動作について説明する。なお、以下では、二次データ生成部14により二次データB1,B2,B3,B4が生成された場合を想定して説明する。
二次データB1:「渋谷」、「女性20代」、「ワイン」、「買った」
二次データB2:「渋谷」、「男性30代」、「チキン」、「買った」
二次データB3:「目黒」、「女性20代」、「ワイン」、「買った」
二次データB4:「渋谷」、「女性30代」、「ワイン」、「買った」
仮想モデル生成部16は、例えば、二次データB1,B3,B4の各情報を紐づけて、「ワイン」を「買った」のは、「女性20代、30代」で、「渋谷」または「目黒」に在住している者である、という仮想モデルを生成する。
そして、レコメンド部17は、「目黒」、「女性30代」のユーザ情報に対して、上述の仮想モデルに基づいて、「目黒」在住の「女性30代」は「ワイン」を買うだろうと推測し、ユーザに「ワイン」を購入することをレコメンドする。
このようにして、情報処理装置1は、例えば、ユーザが具体的な商品を選択する前に、ユーザの情報(例えば、住所、性別など)に基づいて、ユーザが興味を示す商品などを推測してレコメンドすることができる。
また、情報処理装置1は、例えば、二次データ生成部14で二次データを生成したときに、当該二次データの元になった一次データを削除する構成でもよい。当該構成によれば、情報処理装置1は、個人を特定し得る一次データを永続的に保持し続けないので、一次データの管理の手間を省くことができ、一次データの漏洩の可能性を排除することができる。また、ユーザは、個人情報が含まれる一次データが情報処理装置1側に保存され続けない安心がある。
つぎに、情報処理装置1の動作について図5に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS1において、一次データ入力部11は、個人情報が含まれる一次データを入力する。
ステップS2において、特定部12は、ステップS1の工程により入力された一次データを解析して、一次データに含まれている情報を項目ごとに特定する。
ステップS3において、評価部13は、予め設定されている項目ごとの評価値に基づいて、一次データに含まれる各情報の総評価値を評価する。
ステップS4において、二次データ生成部14は、ステップS3の工程による評価結果に基づいて、総評価値が所定の閾値を超えないように、各情報を変更または削除した二次データを生成する。
このようにして、情報処理装置1は、個人情報の有用性を保ちながら、匿名性を十分に担保した二次データを生成することができる。
つぎに、情報処理装置1の適用例について説明する。以下では、ECサイトにレコメンド機能を提供するレコメンド装置2に情報処理装置1を適用した場合の構成と動作について説明する。レコメンド装置2は、図6に示すように、データ取得部21と、検索部22と、データクリーニング部23と、第1記憶部24と、仮想人格生成部25と、第2記憶部26と、行動予測部27とを備える。
なお、データ取得部21は、情報処理装置1の一次データ入力部11に相当する。データクリーニング部23は、情報処理装置1の特定部12、評価部13、二次データ生成部14に相当する。第1記憶部24および第2記憶部26は、情報処理装置1の記憶部15に相当する。仮想人格生成部25は、情報処理装置1の仮想モデル生成部16に相当する。検索部22と行動予測部27は、情報処理装置1のレコメンド部17に相当する。
データ取得部21は、ECサイトに訪問したユーザの情報(例えば、商品購入情報や、サイト内の移動情報など)を一次データとして取得する。
データクリーニング部23は、データ取得部21で取得した一次データに対してデータクリーニングを行って情報の匿名化処理を行い、二次データを生成する。データクリーニング部23は、図4を用いて説明した手順により一次データに匿名化処理を行って二次データを生成してもよいし、ECサイトの閲覧履歴情報を一次データとして取得し、当該一次データに匿名化処理を行って二次データを生成してもよい。なお、閲覧履歴情報とは、例えば、「誕生日 自宅 ワイン」で検索し、Aページを見て、Bページへ移動した、などの情報である。
第1記憶部24は、データクリーニング部23で生成した二次データを記憶する。
仮想人格生成部25は、第1記憶部24に記憶されている二次データに基づいて、仮想人格モデルを生成する。
第2記憶部26は、仮想人格生成部25により生成された仮想人格モデルを記憶する。
検索部22は、データ取得部21で取得したユーザの情報(例えば、住所、性別など)に近い仮想人格モデルを第2記憶部26に記憶されている仮想人格モデルの中から検索する。
行動予測部27は、検索部22で検索したユーザに近い仮想人格モデルから、当該ユーザの次の行動(例えば、興味を示す商品選択)を予測し、予測結果を当該ユーザに示す。
このようにして、情報処理装置1の各機能を活用したレコメンド装置2は、例えば、ユーザがあるECサイトにアクセスしたときに、具体的な商品を選択する前に、ユーザの情報(例えば、住所、性別など)に基づいて、ユーザが興味を示す商品を推測してレコメンドすることができる。
また、本実施例では、主に、個人情報の有用性を保ちながら、匿名性を十分に担保した二次データを生成することができる情報処理装置1の構成と動作について説明したが、これに限られず、各構成要素を備え、個人情報の有用性を保ちながら、匿名性を十分に担保した二次データを生成するための方法、およびプログラムとして構成されてもよい。
また、情報処理装置1を構成する各機能を実現するためのプログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、指示することによって実現してもよい。
具体的には、当該プログラムは、個人情報が含まれる一次データを入力する一次データ入力工程と、一次データ入力工程により入力された一次データを解析して、一次データに含まれている情報を項目ごとに特定する特定工程と、予め設定されている項目ごとの評価値に基づいて、一次データに含まれる各情報の総評価値を評価する評価工程と、評価工程の評価結果に基づいて、総評価値が所定の閾値を超えないように、各情報を変更または削除した二次データを生成する二次データ生成工程と、をコンピュータによって実現するためのプログラムである。
さらに、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータで読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータで読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
1 情報処理装置、2 レコメンド装置、11 一次データ入力部、12 特定部、13 評価部、14 二次データ生成部、15 記憶部、16 仮想モデル生成部、17 レコメンド部、21 データ取得部、22 検索部、23 データクリーニング部、24 第1記憶部、25 仮想人格生成部、26 第2記憶部、27 行動予測部。

Claims (7)

  1. 個人情報が含まれる一次データを入力する一次データ入力部と、
    前記一次データ入力部により入力された一次データを解析して、一次データに含まれている複数の情報を項目ごとに特定する特定部と、
    予め設定されている項目ごとの評価値に基づいて、一次データに含まれる各情報の合計である総評価値を評価する評価部と、
    前記評価部の評価結果に基づいて、総評価値が所定の閾値を超えないように、各情報を変更または削除し、一次データの各項目の情報を組み合わせ、項目の組み合わせが異なる複数の二次データを生成する二次データ生成部とを備える情報処理装置。
  2. 前記二次データ生成部は、単独で前記所定の閾値以上の評価値となる情報を削除する請求項記載の情報処理装置。
  3. 前記二次データ生成部は、単独で第二の閾値以上の評価値の情報を他の情報と連結させる場合は、当該情報を抽象化することによって評価値を低減する請求項1または2記載の情報処理装置。
  4. 前記二次データ生成部により生成された複数の二次データに基づいて、機械学習により各二次データを関連付け、仮想人格モデルを生成する仮想モデル生成部を備える請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記仮想モデル生成部は、ユーザの情報と前記仮想人格モデルに基づいて、ユーザにレコメンドを行うレコメンド部とを備える請求項に記載の情報処理装置。
  6. 一次データ入力部により、個人情報が含まれる一次データを入力する一次データ入力工程と、
    特定部により、前記一次データ入力工程により入力された一次データを解析して、一次データに含まれている複数の情報を項目ごとに特定する特定工程と、
    評価部により、予め設定されている項目ごとの評価値に基づいて、一次データに含まれる各情報の合計である総評価値を評価する評価工程と、
    二次データ生成部により、前記評価工程の評価結果に基づいて、総評価値が所定の閾値を超えないように、各情報を変更または削除し、一次データの各項目の情報を組み合わせ、項目の組み合わせが異なる複数の二次データを生成する二次データ生成工程を備える情報処理方法。
  7. 個人情報が含まれる一次データを入力する一次データ入力工程と、
    前記一次データ入力工程により入力された一次データを解析して、一次データに含まれている複数の情報を項目ごとに特定する特定工程と、
    予め設定されている項目ごとの評価値に基づいて、一次データに含まれる各情報の合計である総評価値を評価する評価工程と、
    前記評価工程の評価結果に基づいて、総評価値が所定の閾値を超えないように、各情報を変更または削除し、一次データの各項目の情報を組み合わせ、項目の組み合わせが異なる複数の二次データを生成する二次データ生成工程と、をコンピュータによって実現するための情報処理プログラム。
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JPN6016039925; 新井 健介 他2名: '"TF-IDF法によるユーザへの情報推薦のための匿名化処理"' 電子情報通信学会技術研究報告 Vol.115 No.38, 20150514, 51-56, 一般社団法人 電子情報通信学会 *

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