JP6080866B2

JP6080866B2 - ネットワーク文書の１つまたは複数の動的視覚オブジェクトをマッピングするコンピュータ化された方法、システム、およびコンピュータ・プログラム

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Publication number: JP6080866B2
Application number: JP2014553828A
Authority: JP
Inventors: ローゼンバーグ、ボリス; ゴッホマン、イゴール
Original assignee: International Business Machines Corp
Current assignee: International Business Machines Corp
Priority date: 2012-01-26
Filing date: 2013-01-11
Publication date: 2017-02-15
Anticipated expiration: 2033-01-11
Also published as: CN104081393A; US20130198603A1; JP2015512076A; CN104081393B; DE112013000393T5; GB2513778A; US8966359B2; GB201414340D0; WO2013111028A1

Description

本発明は、そのいくつかの実施形態において、ネットワーク・コンテンツ適合に関するものであり、より詳細には、ただし排他的にではなく、ウェブ・アプリケーション・コンテンツ・マッピング、およびウェブ・アプリケーション・コンテンツ・マッピングを使用するコンテンツ調整に関するものである。

ここ数年の間に、ウェブ・アプリケーションとしても知られている、インターネットなどのネットワークを介してアクセスされる数百万のアプリケーションが、開発され公開されてきた。つい先ごろでは平均的なウェブ・アプリケーションは、ウェブ・サーバにより動的に生成される完全なウェブページに基づいていた。各々の完全なウェブページが、ハイパーテキスト・マークアップ言語（ＨＴＭＬ）の形で提供される、単一のハイパーテキスト転送プロトコル（ＨＴＴＰ）メッセージとしてウェブ・ブラウザに送出され、ウェブ・ブラウザが、それをレンダリングし、ユーザに提示していた。そのようなＨＴＴＰメッセージは、ウェブページに関係付けられユーザにより提供される、スクリプト、スタイル・シート、および画像などの視覚要素もまた包含していた。閲覧するユーザがそのようなウェブページ上でアクションを遂行する時、完全なウェブページのすべての視覚要素を含む新しいＨＴＴＰメッセージが、以前の表示を新しいもので置き換えるためにブラウザに送出される。

今日では、現代のウェブ・アプリケーションは、非同期Ｊａｖａ（Ｒ）ＳｃｒｉｐｔおよびＸＭＬ（asynchronous JavaScript and XML）（ＡＪＡＸ）などの、ウェブページ・コンテンツの非同期ローディングに基づく。

非同期ローディングは、複数のＨＴＴＰメッセージからウェブページを組み立てることに必然的に伴う、プレゼンテーション層からのデータの分離をもたらした。通常そのようなウェブページがロードされる時、表示されることになるコンテンツに対する１つまたは複数の要求がウェブ・サーバに送出される。応答してウェブ・サーバは、いくつかのＨＴＴＰメッセージに入った状態で、要求されたコンテンツを送出する。ブラウザは、例えばＪａｖａ（Ｒ）Ｓｃｒｉｐｔ実行によるオン・ザ・フライで、以前にロードされたコンテンツに対する更新として、または創出される新しいエントリとしてのいずれかで、ロードされたウェブページ内の視覚要素内にコンテンツを挿入する。上記の処理を、ユーザがウェブページ上でのアクション、例えばボタン上でのクリックを遂行した後に遂行することが可能である。その後は、非同期更新を使用することによって、新しいコンテンツでウェブページのすべてのコンテンツを置き換える代わりに、ウェブページ上の対象とされる情報を変更することが可能である。

本発明のいくつかの実施形態によれば、ネットワーク文書の１つまたは複数の動的視覚オブジェクトをマッピングするコンピュータ化された方法が提供される。方法は、クライアント端末のブラウザによる、複数の動的視覚オブジェクトを有するネットワーク文書をロードすることおよび修正することの少なくとも１つの間に送信される複数のウェブ・メッセージを監視するステップと、複数の動的視覚オブジェクトの別のものを各々が指示する複数のモデル要素を有する動的モデルを用意するステップと、複数のウェブ・メッセージの第１のものが複数の動的視覚オブジェクトの第１のものに影響を与えることを識別するために、動的モデルに対する変更を監視するステップと、プロセッサを使用して、第１のウェブ・メッセージの供給源によって、第１の動的視覚オブジェクトと、第１のウェブ・メッセージとの間で自動的にマッピングするステップとを含む。

本発明のいくつかの実施形態によれば、ネットワーク文書の１つまたは複数の動的視覚オブジェクトをマッピングするシステムが提供される。システムは、プロセッサと、ブラウザにより、複数の動的視覚オブジェクトを有するネットワーク文書をロードすることおよび修正することの少なくとも１つの間に送信される複数のウェブ・メッセージを監視するウェブ・メッセージ監視モジュールと、複数の動的視覚オブジェクトの別のものを各々が指示する複数のモデル要素を有する動的モデルをホストするメモリと、複数のウェブ・メッセージの第１のものが複数の動的視覚オブジェクトの第１のものに影響を与えることを識別するために、動的モデルに対する変更を監視し、プロセッサを使用して、第１のウェブ・メッセージの供給源によって、第１の動的視覚オブジェクトと、第１のウェブ・メッセージとの間で自動的にマッピングするマッピング・モジュールとを備える。

別段の定義がない限り、本明細書で使用するすべての技術用語または科学用語あるいはその両方は、本発明が属する技術分野の当業者により共通に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書で説明するものと同様または均等な方法および材料を、本発明の実施形態の実施または試験において使用することが可能であるが、例示的な方法または材料あるいはその両方を下記で説明する。矛盾する場合には、定義を含む特許明細書が統制することになる。加えて材料、方法、および例は、単に例示のものであり、必ずしも限定的であることは意図されていない。

本発明のいくつかの実施形態を、付随する図面を参照して、単に例として本明細書で説明する。次に詳細に図面を具体的に参照するが、示す事項は例としてのものであり、本発明の実施形態の例示の考察の目的でのものであるということを強調しておきたい。この点に関して、図面を用いて行う説明によって、本発明の実施形態をどのように実施することが可能であるかが当業者に明らかになる。

本発明のいくつかの実施形態による、ネットワークを介して、識別された供給源（複数可）から、複数のクライアント端末のいずれかに送出される、ウェブ・メッセージ内のウェブ・アプリケーション・コンテンツを調整するように設計されるプロキシ・システムの概略例図である。本発明のいくつかの実施形態による、ウェブ・メッセージ内で符号化され、ネットワーク文書内で提示のために指定されるコンテンツを適合させるためにプロキシを使用する方法のフローチャートである。本発明のいくつかの実施形態による、ウェブ・メッセージと、ウェブ・アプリケーションの動的視覚オブジェクトとの間での自動マッピングの方法のフローチャートである。本発明のいくつかの実施形態による、ウェブ・メッセージの、ウェブ・アプリケーションの動的視覚オブジェクトへの自動マッピングのシステムの概略例図である。

本発明のいくつかの実施形態によれば、ブラウザ使用可能クライアントで、ウェブページなどのネットワーク文書を修正することまたはロードすることあるいはその両方のために処理されるように設計されるウェブ・アプリケーション・コンテンツを含むウェブ・メッセージに、視覚オブジェクトをマッピングする方法およびシステムが提供される。メッセージは、同期的または非同期的であり得、例えば、非同期Ｊａｖａ（Ｒ）Ｓｃｒｉｐｔおよび拡張可能マークアップ言語（ＸＭＬ）（ＡＪＡＸ）の要求または応答あるいはその両方であり得る。これらの方法およびシステムによって、包括的な様式で、ウェブ・アプリケーションの供給源を変更することなく、本明細書では動的視覚オブジェクトとも呼ばれる、ウェブ・アプリケーションのユーザに提示される画面構成要素に対するウェブ・アプリケーション・コンテンツを含むウェブ・メッセージの自動識別を可能にするデータセットを生成することが可能になる。そのような様式ではマッピングは、クライアントまたはブラウザあるいはその両方の外側で自動的に要素のコンテンツを変更することを可能にし、レガシーなウェブ・アプリケーションに対して、これらのウェブ・アプリケーションを更新することなく、または他の方法で変更することなく、ユーザに提示されるウェブページを更新／修正するために適用され得る。

随意には使用時には、プロキシまたは任意の他の中間ネットワーク・ノードは、ウェブ・メッセージ内のウェブ・アプリケーション・コンテンツを、それらのウェブ・メッセージの供給源（複数可）、および随意にはそれらのウェブ・メッセージ内のウェブ・アプリケーション・コンテンツのロケーションによって識別するためにデータセットを使用する。次いでウェブ・アプリケーション・コンテンツは、１つまたは複数の規則によって調整される。例えば規則は、変換ファンクション、解析処理、あるいは静的もしくは動的またはその両方の様式でウェブ・アプリケーション・コンテンツを調整する任意の他のルーチン、あるいはそのすべてを規定し得る。

本発明のいくつかの実施形態によれば、複数の動的視覚オブジェクトを有する対象ウェブページの動的モデル、例えば文書オブジェクト・モデル（ＤＯＭ）の変更を監視することにより、視覚オブジェクトを自動マッピングする方法およびシステムが提供される。使用時には、対象ウェブページをロードすることまたは修正することあるいはその両方の間に送信される複数のウェブ・メッセージが監視される。随意には各々のウェブ・メッセージ、例えばＡＪＡＸメッセージなどの非同期データ・メッセージに関して、そのウェブ・メッセージが処理される前および後の動的モデルのバージョン間の変更が検出される。これらの変更は、この処理に応答して調整されている動的視覚オブジェクト（複数可）を指示する。このことによって、ウェブ・メッセージと、１つまたは複数の関係付けられた動的視覚オブジェクトとの間のマッピングが可能になる。マッピングは、ウェブ・メッセージの出所（供給源）を使用して遂行される。随意には、ウェブ・メッセージ内のウェブ・アプリケーション・コンテンツが識別され、動的モデルにおいて指示されたそれぞれの変更とマッチングされる。そのような様式では、対応するメッセージ内のウェブ・アプリケーション・コンテンツの正確なロケーションが自動的に識別され、例えばユーザまたはローカル・ルーチンによる、ローカルに発生させられる活動または修正は、フィルタリングされ得るとともに、マッピング中は考慮され得ない。これらの実施形態では、ユーザに提示される各々の画面構成要素に対するデータ供給源を自動的に識別することが可能である。

本発明の少なくとも１つの実施形態を詳細に解説する前に理解されたいのは、本発明は本発明の適用において、以下の説明において記載される、あるいは、図面もしくは実施例またはその両方において例示される、あるいはその両方である、コンポーネントまたは方法あるいはその両方の構築および配置構成の詳細に必ずしも限定されないということである。本発明は、他の実施形態が可能であり、または、様々な方途で実施もしくは履行され得る。

当業者により十分認識されるように、本発明の態様を、システム、方法、またはコンピュータ・プログラム製品として実施することが可能である。したがって本発明の態様は、本明細書ではすべてが一般的に「回路」、「モジュール」、または「システム」と呼ばれ得るものである、全体的にハードウェアの実施形態、（ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む）全体的にソフトウェアの実施形態、または、ソフトウェアおよびハードウェアの態様を組み合わせる実施形態の形式をとり得る。さらに本発明の態様は、その上にコンピュータ可読プログラム・コードが実施された１つまたは複数のコンピュータ可読媒体（複数可）の形で実施されるコンピュータ・プログラム製品の形式をとり得る。

１つまたは複数のコンピュータ可読媒体（複数可）の任意の組み合わせを利用することが可能である。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体であり得る。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、もしくは半導体の、システム、装置、またはデバイス、あるいは前述のものの任意の適した組み合わせであり得るが、それらに限定され得ない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例（非網羅的な列挙）は、以下のもの、すなわち、１つもしくは複数の電線を有する電気的接続、ポータブル・コンピュータ・ディスケット、ハード・ディスク、ランダム・アクセス・メモリ（ＲＡＭ）、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ（ＥＰＲＯＭまたはフラッシュ・メモリ）、光ファイバ、ポータブル・コンパクト・ディスク読み出し専用メモリ（ＣＤ−ＲＯＭ）、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、あるいは前述のものの任意の適した組み合わせを含むことになるであろう。本文書の文脈においてコンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、もしくはデバイスによる、またはそれらと接続しての使用のために、プログラムを包含または記憶することが可能である任意の有形媒体であり得る。

コンピュータ可読信号媒体は、例えばベースバンドの中に、または搬送波の一部として、コンピュータ可読プログラム・コードがその中に実施された伝搬データ信号を含み得る。そのような伝搬信号は、電磁気、光学、またはそれらの任意の適した組み合わせを含む、ただしそれらに限定されない、種々の形式の任意のものをとり得る。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体ではない、かつ、命令実行システム、装置、もしくはデバイスによる、またはそれらと接続しての使用のために、プログラムを伝達する、伝搬させる、または伝送することが可能である、任意のコンピュータ可読媒体であり得る。

コンピュータ可読媒体上で実施されるプログラム・コードを、ワイヤレス、有線、光ファイバ・ケーブル、ＲＦ等、または前述のものの任意の適した組み合わせを含む、ただしそれらに限定されない、任意の適切な媒体を使用して送信することが可能である。

本発明の態様に対しての動作を履行するためのコンピュータ・プログラム・コードを、Ｊａｖａ（Ｒ）、Ｓｍａｌｌｔａｌｋ（Ｒ）、Ｃ＋＋等々のようなオブジェクト指向プログラミング言語、および、「Ｃ」プログラミング言語または同様のプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語を含む、１つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせの形で記述することが可能である。プログラム・コードは、全体的にユーザのコンピュータ上で、部分的にユーザのコンピュータ上で、スタンドアローン・ソフトウェア・パッケージとして、部分的にユーザのコンピュータ上および部分的にリモート・コンピュータ上で、または、全体的にリモート・コンピュータもしくはサーバ上で実行することが可能である。後者のシナリオではリモート・コンピュータを、ローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）もしくは広域ネットワーク（ＷＡＮ）を含む任意のタイプのネットワークによってユーザのコンピュータに接続することが可能であり、または接続を、外部コンピュータに対して（例えば、インターネット・サービス・プロバイダを使用してインターネットによって）行うことが可能である。

本発明の態様を、本発明の実施形態による方法、装置（システム）、およびコンピュータ・プログラム製品の、フローチャート例図またはブロック図あるいはその両方を参照して下記で説明する。フローチャート例図またはブロック図あるいはその両方の各々のブロック、および、フローチャート例図またはブロック図あるいはその両方の中のブロックの組み合わせを、コンピュータ・プログラム命令により実装することが可能であるということが理解されよう。これらのコンピュータ・プログラム命令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラマブル・データ処理装置のプロセッサに提供して、コンピュータまたは他のプログラマブル・データ処理装置のプロセッサによって実行する命令が、フローチャートまたはブロック図あるいはその両方の、ブロックまたは複数のブロックにおいて指定される機能／行為を実装するための手段を創出するようにマシンを生み出すことが可能である。

これらのコンピュータ・プログラム命令を、コンピュータ可読媒体内に記憶される命令が、フローチャートまたはブロック図あるいはその両方の、ブロックまたは複数のブロックにおいて指定される機能／行為を実装する命令を含む製造品を生み出すように、特定の様式で機能するようにコンピュータ、他のプログラマブル・データ処理装置、または他のデバイスに指図することが可能であるコンピュータ可読媒体内に記憶することもまた可能である。

コンピュータ・プログラム命令を、コンピュータ、他のプログラマブル・データ処理装置、または他のデバイス上にロードして、そのことによって、コンピュータ、他のプログラマブル装置、または他のデバイス上で遂行されることになる一連の動作ステップが、コンピュータまたは他のプログラマブル装置上で実行する命令が、フローチャートまたはブロック図あるいはその両方の、ブロックまたは複数のブロックにおいて指定される機能／行為を実装するための処理を提供するように、コンピュータで実装される処理を生み出すようにすることもまた可能である。

次に、本発明のいくつかの実施形態による、インターネットなどのネットワーク１０５を介して、任意のネットワーク・ノードであり得、本明細書では供給源と呼ばれ得る、識別されたウェブ・アプリケーション・コンテンツ供給源１０２から、複数のクライアント端末１０１のいずれかに送出される、ウェブ・メッセージ内のウェブ・アプリケーション・コンテンツを調整するためにマッピング・データセットを使用するプロキシ１００の概略例図である図１を参照する。

例えばネットワーク・ノードは、ホスト、サーバ、ワークステーション、またはネットワーク・データベースあるいはそのすべてであり得、クライアント端末は、ラップトップ、シン・クライアント、デスクトップ、タブレット、スマートフォン、インタラクティブ・テレビ、または任意のブラウザ使用可能デバイスであり得る。ウェブ・アプリケーション・コンテンツは、テキスト・コンテンツ、例えばビデオ・ファイルおよび画像などの視覚コンテンツ、グラフィカル・コンテンツ、音楽ファイルなどの可聴コンテンツ、または閲覧するユーザに提示されるように設計される任意の他のコンテンツ、あるいはそのすべてを含み得る。

本明細書で使用される場合、ウェブ・メッセージは随意には、１つまたは複数のウェブ・アプリケーションを有するウェブページなどのアクティブ・ネットワーク文書の、修正またはローディングあるいはその両方の間に送信される、ＡＪＡＸ技法の要求または応答あるいはその両方である。ウェブ・メッセージは随意には、ハイパーテキスト・マークアップ言語（ＨＴＭＬ）の形で規定されるハイパーテキスト転送プロトコル（ＨＴＴＰ）メッセージである。ウェブ・アプリケーション・コンテンツは、ウェブ・アプリケーションを閲覧するユーザに提示されるように設計されるデータを含む。ウェブ・アプリケーションは、例えばＪａｖａ（Ｒ）アプレットのように、ブラウザにより制御される環境内でホストされるようにロードされる、または、例えばＪａｖａ（Ｒ）Ｓｃｒｉｐｔのように、ＨＴＭＬのようなブラウザによりレンダリングされるマークアップ言語と組み合わされ、ブラウザによりサポートされる言語でコード化される、あるいはその両方であって、かつアプリケーションを実行可能にするために一般的なウェブ・ブラウザに依存しているアプリケーションとして理解される。

随意には修正するプロキシ・サーバ、例えば説明するように、Ｓｑｕｉｄプロキシ、または、インターネット・コンテンツ適合プロトコル（ＩＣＡＰ）によって規定されるプロキシ、あるいはその両方であるプロキシ１００は、クライアント端末１０１に送信されるウェブ・メッセージをインターセプトする監視モジュール１０４を含む。プロキシ１００はさらに、例えば本明細書では調整レコードと呼ばれるレコード内に、１つまたは複数の規則をホストする、データベース１０６を含む、またはデータベース１０６に接続される。各々の規則は、あるウェブ・アプリケーション・コンテンツ供給源１０２からウェブ・メッセージに入った状態で受信されるウェブ・アプリケーション・コンテンツに対する調整を規定する。ウェブ・メッセージへの規則のマッピングは、随意には、下記で図３および図４を参照して説明するように生成されるマッピング・データセットを使用して遂行される。

規則は随意には、ある供給源に関連する、あるウェブ・アプリケーション・コンテンツに適用される調整、変更、または交換あるいはそのすべてを規定する、ファンクションまたは命令あるいはその両方を含む。例えば規則は、変換ファンクション、翻訳アルゴリズム、画像フィルタ、グラフィカル・オブジェクト追加などのコンテンツ追加、ビデオ・フィルタ、ウェブ・アプリケーション・コンテンツをそのウェブ・アプリケーション・コンテンツの解析、例えば意味解析によって調整する解析処理、または類似するものあるいはそのすべてであり得る。例示的な規則は、言語翻訳、華氏から摂氏への、もしくはユーロからドルへの転換、それぞれのウェブ・アプリケーションを再設計もしくは変更することのない取り扱いに注意を要する情報のコンテキスト依存ルール・ベースの削減、または、画像にウォーターマークもしくはデジタル著作権管理（ＤＲＭ）タグを追加する画像フィルタ、あるいはそのすべてを遂行するための命令を含むファンクションを含む。

あるウェブ・アプリケーション・コンテンツ供給源１０２は随意には、レコード内の一意的識別子、例えば指示的なユニフォーム・リソース・ロケータ（ＵＲＬ）として文書化される。随意には規則、例えばレコードは、ウェブ・アプリケーション・コンテンツが記憶されるウェブ・メッセージ内のロケーションへのポインタ、例えばフィールドを含む。プロキシ１００は、例えば下記で説明するように、プロセッサ１０９を使用して、データベース１０６内に記憶される規則の１つをどの監視されるウェブ・メッセージ（複数可）に関して適用すべきかを算出および決定し、それに応じて規則を適用する調整モジュール１０７をさらに含む。このプロキシ１００は、それぞれのクライアント端末１０１（複数可）にコンテンツが調整されたメッセージを転送するためのインターフェース１０８をさらに含む。

このプロキシ１００によって、ウェブ・メッセージの、それらのウェブ・メッセージのウェブ・アプリケーション・コンテンツ供給源１０２による自動識別、および、それらのウェブ・メッセージ内のそれぞれのウェブ・アプリケーション・コンテンツの調整が、包括的な様式で、アプリケーションを変更することなく、それらのウェブ・メッセージがクライアント側でロードされる前に可能になる。プロキシ１００を、ウェブ・アプリケーション（複数可）に対するいかなる変更もなく、レガシーなグラフィカル・ユーザ・インターフェース（ＧＵＩ）を有するウェブ・アプリケーションの、更新または修正あるいはその両方を行うために、自動的にウェブ・アプリケーション・コンテンツを変更するために使用することが可能である。

さらに、本発明のいくつかの実施形態による、ウェブ・メッセージ内で符号化され、１０１などのクライアント端末のブラウザによりロードされるアクティブ・ネットワーク文書内で提示のために指定されるコンテンツを適合させるために、１００などのプロキシを使用する方法のフローチャート２００である図２も参照する。プロキシ１００としてのフローチャート２００によって、ウェブ・アプリケーションのコードを変更することなく、ウェブ・アプリケーションにより創出されるウェブページなどのネットワーク文書を自動的に更新すること、または修正すること、あるいはその両方が可能になる。

最初に２０１に示すように、ウェブ・アプリケーション内の動的視覚オブジェクトが、そのウェブ・アプリケーション内で表示されるように指定されるウェブ・アプリケーション・コンテンツを調整するための１つまたは複数の規則に関連付けられる。関連付けを、例えばハッシュ・テーブルを使用する、任意のマッピング方法により遂行することが可能である。例えば各々の動的視覚オブジェクトを、前述の規則の１つまたは複数に関連付けることが可能である。各々の規則は随意には、下記で図３を参照して説明するように生成される。

次に２０２に示すように、上記のウェブ・アプリケーションを伴うウェブページをロードする、または、ウェブ・アプリケーションを修正する、あるいはその両方であるブラウザをホストするクライアント端末に送信されるウェブ・メッセージが、例えば前述のプロキシ１００により使用して、監視され、随意にはインターセプトされる。

２０３に示すように、プロキシ１００で監視されるウェブ・メッセージが、それらを発生させる供給源によって識別される。そのような識別を容易にするために、下記で説明するように生成されるマッピング・データセットが使用される。

２０４に示すように、ウェブ・メッセージの一部またはすべての中で符号化されるウェブ・アプリケーション・コンテンツが、識別された発生させる供給源によって選択されるそれぞれの規則によって調整される。随意にはウェブ・アプリケーション・コンテンツのロケーションが、データベース１０６内のそれぞれのレコード内で指定されるポインタによって識別される。

２０５に示すように、上記のことによって、クライアントに、それぞれの規則によって調整されるウェブ・アプリケーション・コンテンツを伴うウェブ・メッセージを転送することが可能になる。

次に、本発明のいくつかの実施形態による、ウェブ・メッセージの出所に基づく、随意には非共時的（asynscronic）であるウェブ・メッセージの、ウェブページ内の１つまたは複数のウェブ・アプリケーションの複数の動的視覚オブジェクトへの自動マッピングの方法３００のフローチャートである図３を参照する。マッピングによって、例えば上記で説明したように、規則によるウェブ・メッセージ内で符号化されるウェブ・データ・コンテンツの自動調整が可能になる。

方法３００によって、ある動的視覚オブジェクトを同期または非同期の様式で更新するために使用されるウェブ・アプリケーション・コンテンツの供給源を識別することが可能になる。下記でさらに説明するように、このことによって、入来するウェブ・メッセージの結果である修正（ネットワークにより発生させられる修正）と、例えばユーザまたはローカル・ルーチンによる、ローカルに発生させられる活動または修正の結果である修正との間で区別することが可能になる。ローカルに発生させられる活動の例は、タイマ・イベントを基に、またはユーザ入力に応答してアクティブ化されるＪａｖａ（Ｒ）Ｓｃｒｉｐｔオブジェクトにより創出または修正される新しい画面構成要素であり、これらは入来するウェブ・メッセージの処理とともに同時に起こり得る。随意には方法３００はさらに、ウェブ・メッセージ内部のウェブ・アプリケーション・コンテンツのロケーションを自動的に識別する。

下記でさらに説明するように方法３００は、ＤＯＭなどのウェブページの動的モデルの変更を監視し、それに応じて、例えば上記で概説し下記で説明するように、どのウェブページの修正が、例えばウェブ・メッセージから発生させられる、ネットワークにより発生させられる変更であるかを、ローカルに発生させられる変更をフィルタリングで除去しながら識別する。監視することは随意には、修正される動的モデルの要素、例えばＤＯＭ要素を識別することに基づく。これらの修正される要素は、ウェブページ内の動的視覚オブジェクトの変更を引き起こしたメッセージ内部のデータにマッピングするために使用される。

方法３００は、対象ウェブ・アプリケーション（複数可）を変更すること、または、それらのコードにアクセスすること、あるいはその両方なしに、例えば供給源識別子、および随意にはそのウェブ・メッセージ内のウェブ・アプリケーション・コンテンツのロケーションによって、ウェブ・メッセージに視覚オブジェクトを自動的にマッピングし、したがって開発および試験の時間を削減することに留意されたい。さらに方法３００によるマッピングは、人間の専門家の関与を必要としない。方法３００を、例えば修正するプロキシまたはブラウザ使用可能デバイスにより、状況に応じてウェブ・アプリケーションをロードおよび修正するブラウザに送信されるウェブ・メッセージを監視することが可能であり、ブラウザおよび随意にはそれぞれのユーザ入力をエミュレートすることが可能である、クライアント端末または任意のネットワーク・ノードにより実装することが可能である。

随意にはさらに、本発明のいくつかの実施形態による、視覚オブジェクトとウェブ・メッセージとの間でマッピングするシステム４００の概略例図である図４を参照する。ネットワーク１０５に接続され、例えば上記で説明したようなウェブ・アプリケーション・コンテンツ供給源と通信するシステム４００は、随意には図３に示した方法を実装する。システム４００は、プロセッサ４０９と、ブラウザまたはエミュレートされるブラウザによる、動的視覚オブジェクトを有するネットワーク文書をロードすることまたは修正することあるいはその両方の間に送信されるウェブ・メッセージを監視するウェブ・メッセージ監視モジュール４０４とを含む。ウェブ・メッセージ監視モジュール４０４は随意には、上記で説明した監視モジュール１０４と同様である。システム４００はさらに、ＤＯＭなどの動的モデルをホストするメモリを含むか、またはそのメモリに接続される。動的モデルは、動的視覚オブジェクトを指示するモデル要素を有する。システム４００は、動的視覚オブジェクトの１つまたは複数に影響を及ぼすウェブ・メッセージ（複数可）を識別するために、動的モデルに対する変更を監視するマッピング・モジュール４０７をさらに含む。マッピング・モジュール４０７は、影響を及ぼすウェブ・メッセージの供給源によって、影響を受ける動的視覚オブジェクト（複数可）と、ウェブ・メッセージ（複数可）との間で自動的にマッピングする。

次に、図３に示すブロックに対する参照を行う。３０１に示すように、対象ウェブページのＤＯＭなどの動的モデルは、自動的に生成され、または他の方法で取得され、随意にはメモリ４０６内に記憶される。例えばＤＯＭは、それぞれのＨＴＭＬメッセージを捕捉し、スクリプト・タグを除去し、複数のＤＯＭ要素を有する、本明細書ではＤｔと示す一時性ＤＯＭを創出することにより生成される。随意には、Ｄｔ内の各々のＤＯＭ要素に対して、エントリが、本明細書ではＨｔと示すハッシュ・テーブル内に創出され、ここでキーはＤＯＭ要素自体であり、値は、元のＨＴＴＰメッセージの出所のユニフォーム・リソース・ロケータ（ＵＲＬ）と、例えばＸＭＬパス言語（ＸＰａｔｈ）において規定する、メッセージ内部のデータのロケーションとの組み合わせである。

３０２に示すように、随意には非同期的である、複数のウェブ・メッセージ、例えばＡＪＡＸの要求および応答が、例えばウェブ・メッセージ監視モジュール４０４を使用して、ブラウザにより行われるページ・ローディングまたはページ修正あるいはその両方の間にインターセプトされる。随意にはインターセプトすることは、ウェブ・ブラウザにより提供されるネイティブのXMLHTTPRequest Ｊａｖａ（Ｒ）Ｓｃｒｉｐｔオブジェクトのアプリケーション・プログラミング・インターフェース（ＡＰＩ）を上書きし、「send」メソッドおよび「onreadystatechange」イベント・ハンドラにスニッフィング機能性を追加することにより実装される。動的モデルは、ページ・ローディングまたはページ修正あるいはその両方によって適合される。

３０３に示すように、動的モデルは、複数のモデル要素のどれが、いずれかのウェブ・メッセージの成果として編集されているか、例えば、更新されている、修正されている、または追加されている、あるいはそのすべてであるかを識別するために、例えばマッピング・モジュール４０７により監視される。例えば、ＡＪＡＸメッセージなどの非同期ウェブ・メッセージが検出される時、ＤＯＭが記録され、ＡＪＡＸが完了した後のＤＯＭのバージョンと比較される。

次に３０４に示すように、ウェブページ内の複数の動的視覚オブジェクトの１つまたは複数が、例えばマッピング・モジュール４０７により、選択されマッピングされる。選択される動的視覚オブジェクト（複数可）は、編集されたモデル要素により指示され、ウェブ・メッセージの１つまたは複数に入った状態で受信されるウェブ・アプリケーション・コンテンツを含む。そのような様式では、ローカルに調整される動的視覚オブジェクトは、監視されるウェブ・メッセージのいずれかにより影響を受ける動的視覚オブジェクトとしては識別されない。

例えばS_Candidatesは、上記のマッチングにより識別される編集されたＤＯＭ要素の集合を示す。S_Candidates内の各々のＤＯＭ要素ｅ_ｎはおそらくは、ウェブ・メッセージから値を受信するか、あるいは、Ｊａｖａ（Ｒ）Ｓｃｒｉｐｔもしくはホストするブラウザまたはその両方により創出される、あるいは修正される、あるいはその両方である値を受信するか、あるいはその両方である。随意にはテキスト型である、ウェブ・アプリケーション・コンテンツが、各々のｅ_ｎ内で識別され、ウェブ・メッセージ（複数可）内で探索される。S_Verifiedは、S_Verified内の各々のＤＯＭ要素ｅ_ｍが、監視されるウェブ・メッセージ（複数可）内に現れるコンテンツを有するような、S_Candidatesの部分集合を示す。S_Verified内の各々のＤＯＭ要素に対して、ハッシュ・テーブルＨｔ内のエントリが、創出され、または修正され、あるいはその両方であり、ここでキーはＤＯＭ要素自体であり、値は、この要素に対するウェブ・アプリケーション・コンテンツを包含するメッセージの供給源の一意的識別子、例えばＵＲＬと、メッセージ内部のウェブ・アプリケーション・コンテンツのロケーションとの組み合わせである。ＵＲＬが一意的でない（いくつかの異なるメッセージが同じＵＲＬから来る）場合には、任意の他のタイプの一意的メッセージ識別子を使用することが可能であり、例えばGET／POSTパラメータを、一意的メッセージ識別子を形成するためにＵＲＬとともに考慮することが可能である。

随意には、ローカルに修正される動的視覚オブジェクトが識別される。例えばＤｆは、ページがロードされた後に結果として得られるＤＯＭを示し、LocalSetCandidates＝ｄｉｆｆ（Ｄｆ，Ｄｔ）は、ローカルに修正された候補、および、ＡＪＡＸメッセージなどのウェブ・メッセージにより修正された要素の集合を示す。LocalSetCandidates内の各々の要素ｅに対して、ハッシュ・テーブルＨｔ内にエントリＨｔ［ｅ］が存在し、Ｈｔ［ｅ］．ＵＲＬがページ出所ＵＲＬに等しくないならば、ｅはLocalSetCandidatesから除去される。削減されたLocalSetCandidates内の各々のＤＯＭ要素ｅ_ｎに対して、Ｈｔ内のエントリが創出または修正され、ここでキーはＤＯＭ要素自体であり、値は、ＵＲＬ値「localhost」とロケーション値「null」との組み合わせである。

上記の結果によって、ウェブ・アプリケーション・コンテンツの供給源と、ウェブ・アプリケーション・コンテンツを提示する動的視覚オブジェクトとの間のマッピングが可能になる。例えばハッシュ・テーブルＨｔはここで、ユーザに提示される視覚要素と、これらの要素のデータを包含するウェブ・メッセージ、随意にはＨＴＴＰメッセージとの間のマッピングをもたらす。図１を参照して上記で説明したように、マッピングを、ウェブ・アプリケーション・コンテンツがユーザに提示される前にウェブ・アプリケーション・コンテンツを修正するために使用することが可能である。例えば３０５に示すように、ウェブ・アプリケーション・コンテンツを調整すること、または、そのことから新しいウェブ・アプリケーション・コンテンツを生成すること、あるいはその両方のための、１つまたは複数の規則が、各々の動的視覚オブジェクトに関連付けられ、そのことによって、ある供給源から発生させられるメッセージが、それぞれのウェブページの更新、修正、またはロードあるいはそのすべての間に識別される時、それぞれの規則が適用され、ユーザに対する提示が調整される。追加的または代替的に、対象ウェブページの動的視覚オブジェクトとウェブ・メッセージとの間でマッピングするデータセット、例えばテーブルまたはベクトルが、例えば３０６に示すように、随意にはインターフェース４０８を使用して出力される。そのようなデータセットを、トラフィック解析、動的もしくは静的またはその両方のフィルタリング、または類似するものあるいはそのすべてのために使用することが可能である。

上記で説明したような方法は、集積回路チップの製作において使用される。

図内のフローチャートおよびブロック図は、本発明の様々な実施形態による、システム、方法、およびコンピュータ・プログラム製品の可能な実装形態の、アーキテクチャ、機能性、および動作を例示する。この点に関して、フローチャートまたはブロック図内の各々のブロックは、指定される論理機能（複数可）を実装するための１つまたは複数の実行可能な命令を含む、モジュール、セグメント、またはコードの一部分を表し得るものである。ある種の代替的な実装形態では、ブロックに記した機能は図に記した順序から外れて行われ得るということにもまた留意されたい。例えば連続的に示す２つのブロックを、実際には実質的に並行的に実行することが可能であり、またはブロックを時には、関与する機能性に応じて逆の順序で実行することが可能である。ブロック図またはフローチャート例図あるいはその両方の各々のブロック、および、ブロック図またはフローチャート例図あるいはその両方の中のブロックの組み合わせを、指定される機能もしくは行為を遂行する専用ハードウェア・ベースのシステム、または、専用ハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせにより実装することが可能であるということもまた留意されよう。

本発明の様々な実施形態の説明は、例示の目的で提示されているが、網羅的であること、または開示した実施形態に限定されることは意図されていない。多くの変更形態および変形形態が、説明した実施形態の範囲および趣旨から逸脱することなく当業者には明らかとなろう。本明細書で使用する専門用語は、実施形態の原理、実用的な用途、もしくは、市場において見出される技術に対しての技術的な改善を最良に解説するために、または、他の当業者が本明細書で開示する実施形態を理解することを可能にするために選定されたものである。

本出願から成熟する特許の存続期間の間に、多くの関係のある方法およびシステムが発展することが予測され、クライアント端末、ネットワーク、クライアント・ネットワーク、および供給源という用語の範囲は、演繹的にすべてのそのような新しい技術を含むことが意図されている。

本明細書では、用語「約」は±１０％を指す。

用語「備える」、「備えている」、「含む」、「含んでいる」、「有している」、およびそれらの活用形は、「含む、ただしそれらに限定されない」を意味する。この用語は、用語「からなる」および「から本質的になる」を内包する。

語句「から本質的になる」は、組成物または方法が、追加的な構成要素またはステップあるいはその両方を含み得るが、ただし、その追加的な構成要素またはステップあるいはその両方が、特許請求する組成物または方法の基本および新規な特性を実質的に変えない場合に限られることを意味する。

本明細書では単数形「ａ」、「ａｎ」、および「ｔｈｅ」は、文脈で別様であると明確に定めない限りは複数の言及を含む。例えば用語「化合物」または「少なくとも１つの化合物」は、複数の化合物を、それらの混合物を含めて含み得る。

単語「例示的」を本明細書では、「例、実例、または例示として役立つ」ということを意味するように使用する。「例示的」として説明されるいずれの実施形態も、必ずしも、他の実施形態に対して好ましい、もしくは有利であると解釈されることにはならず、または、他の実施形態からの特徴の組み込みを排除することにはならず、あるいはその両方である。

単語「随意には」を本明細書では、「いくつかの実施形態では提供され、他の実施形態では提供されない」ということを意味するように使用する。本発明のいずれの個別の実施形態も、複数の「随意の」特徴を、そのような特徴の矛盾がない限り含み得る。

本出願の全体を通して、本発明の様々な実施形態を範囲方式で提示する場合がある。範囲方式での説明は、単に利便性および簡潔性のためであり、本発明の範囲に関する柔軟性を欠く限定と解釈されるべきではないということを理解されたい。したがって範囲の説明を、すべての可能な部分範囲、および、その範囲内の個々の数値を具体的に開示したものと考えるべきである。例えば１から６までのような範囲の説明を、１から３まで、１から４まで、１から５まで、２から４まで、２から６まで、３から６まで等のような部分範囲、ならびに、その範囲内の個々の数、例えば１、２、３、４、５、および６を具体的に開示したものと考えるべきである。このことは、範囲の幅に関係なく適用される。

数の範囲が本明細書で指示されるときは常に、その数の範囲は、指示される範囲内の任意の引用される数字（小数または整数）を含むことが意図される。第１の指示数と第２の指示数との「間に範囲が及んでいる／及ぶ」、および、第１の指示数「から」第２の指示数「までに範囲が及んでいる／及ぶ」という語句は、本明細書では互換的に使用され、第１および第２の指示される数、ならびに、それらの数の間のすべての小数および整数を含むことが意図される。

明確性のために別々の実施形態の文脈において説明されている本発明のある特徴を、単一の実施形態において組み合わせて提供することもまた可能であることが十分認識される。逆に、簡潔性のために単一の実施形態の文脈において説明されている本発明の様々な特徴を、別々に、または任意の適した部分的組み合わせの形で、または本発明の任意の他の説明した実施形態において適しているように提供することもまた可能である。様々な実施形態の文脈において説明されているある特徴を、実施形態がそれらの要素なしでは動作不能であるという場合を除いては、それらの実施形態の本質的な特徴と考えるべきではない。

本発明をその具体的な実施形態に連関して説明したが、多くの代替形態、変更形態、および変形形態が当業者に明らかになることは明白である。したがって本発明は、添付の特許請求の範囲の趣旨および広い範囲に含まれる、すべてのそのような代替形態、変更形態、および変形形態を包容することが意図されている。

本明細書において述べたすべての刊行物、特許、および特許出願は、各々の個々の刊行物、特許、または特許出願が、具体的に、および個々に、参照により本明細書に組み込まれるように指示されている場合と同じ限りで、本明細書内への参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。加えて、本出願においてのいかなる参照文献の引用または特定も、そのような参照文献が本発明に対する先行技術として利用可能であると自認するものとして解釈されないものとする。セクションの見出しが使用される限りでは、それらの見出しを必ずしも限定的であると解釈すべきではない。

Claims

ネットワーク文書の１つまたは複数の動的視覚オブジェクトを、ウェブ・メッセージにマッピングするコンピュータ化された方法であって、
複数の動的視覚オブジェクトを有するネットワーク文書をロードすることおよび修正することの少なくとも１つの間に、前記ウェブ・メッセージの供給源からクライアント端末のブラウザに送信される複数のウェブ・メッセージを監視するステップと、
前記複数の動的視覚オブジェクトの各々をそれぞれ示す複数のモデル要素を有する、前記ネットワーク文書の動的モデルを用意するステップと、
前記複数のウェブ・メッセージによる前記動的モデルに対する変更を監視して、前記複数のウェブ・メッセージの任意の１つ（第１のウェブ・メッセージ）が前記複数の動的視覚オブジェクトの何れか（第１の動的視覚オブジェクト）に影響を与えることを識別するステップと、
プロセッサを使用して、前記識別された前記第１の動的視覚オブジェクトと、前記第１のウェブ・メッセージとの間で自動的にマッピングするステップと
を含む方法。
前記複数のウェブ・メッセージが複数の非同期データ・メッセージである、請求項１に記載の方法。
前記複数の非同期データ・メッセージが、非同期Ｊａｖａ（Ｒ）Ｓｃｒｉｐｔおよび拡張可能マークアップ言語（ＸＭＬ）（ＡＪＡＸ）技法の要求または応答である、請求項２に記載の方法。
各々の前記ウェブ・メッセージが、前記ブラウザにより提示されるように指定されるウェブ・アプリケーション・コンテンツを符号化する、請求項１に記載の方法。
前記第１のウェブ・メッセージ内の前記第１の動的視覚オブジェクトに対して指定されるウェブ・アプリケーション・コンテンツのロケーションを識別するステップと、前記ロケーションを、前記第１の動的視覚オブジェクトを参照してマッピングするステップとをさらに含む、請求項１に記載の方法。
前記動的モデルが文書オブジェクト・モデル（ＤＯＭ）である、請求項１に記載の方法。
前記マッピングするステップが、前記供給源の一意的識別子を抽出するステップを含む、請求項１に記載の方法。
前記監視するステップが、前記クライアント端末上で実行されるローカル・ファンクションから発生させられる前記動的モデルに対する変更をフィルタリングするステップを含む、請求項１に記載の方法。
前記供給源からウェブ・メッセージに入った状態で受信されるウェブ・アプリケーション・コンテンツを調整するための少なくとも１つの規則を生成するステップと、前記マッピングするステップによって前記少なくとも１つの規則を適用するプロキシ内に前記少なくとも１つの規則を記憶するステップとをさらに含む、請求項１に記載の方法。
前記少なくとも１つの規則が、前記ウェブ・アプリケーション・コンテンツ内の値を変換するための変換ファンクションを含む、請求項９に記載の方法。
前記少なくとも１つの規則が、前記ウェブ・アプリケーション・コンテンツを、前記プロキシ上での前記ウェブ・アプリケーション・コンテンツの解析によって調整するための解析ファンクションを含む、請求項９に記載の方法。
前記少なくとも１つの規則が、それぞれの前記第１のウェブ・メッセージ内の前記ウェブ・アプリケーション・コンテンツのロケーションへのポインタを含む、請求項９に記載の方法。
前記複数のウェブ・メッセージが、ページ再ロードを強制することなく前記ネットワーク文書を動的に更新するように設定される、請求項１に記載の方法。
監視するステップが、前記第１のウェブ・メッセージが受信され処理される前および後の前記動的モデルをマッチングするステップと、前記動的視覚オブジェクトを指示する少なくとも１つのモデル要素を識別するステップとを含む、請求項１に記載の方法。
前記供給源の一意的識別子によって、前記複数の動的視覚オブジェクトの少なくとも１つと、前記少なくとも１つの動的視覚オブジェクト内で提示されるように指定されるウェブ・アプリケーション・コンテンツを調整するための少なくとも１つの規則とを関連付けるステップと、
プロセッサを有するプロキシで、前記ネットワーク文書を提示するブラウザをホストするクライアント端末に送信される複数の追加的なウェブ・メッセージをインターセプトするステップと、
前記一意的識別子によって、前記供給源から前記プロキシで受信される前記複数の追加的なウェブ・メッセージの少なくとも１つを識別するステップと、
前記プロセッサを使用して、前記少なくとも１つの規則によって、前記少なくとも１つの追加的なウェブ・メッセージに記憶されるウェブ・アプリケーション・コンテンツを調整するステップと、
前記クライアント端末に、前記調整されるウェブ・アプリケーション・コンテンツを伴う前記少なくとも１つのウェブ・メッセージを転送するステップと
をさらに含む、請求項１に記載の方法。
請求項１ないし１５のいずれかに記載の方法のすべてのステップを実施するシステム。
コンピュータ・システム上で実行される時に、請求項１ないし１５のいずれかに記載の方法のすべてのステップをコンピュータ・システムに実施させるコンピュータ・プログラム。