JP6079357B2 - 情報処理装置、仮想pc型シンクライアントシステム、ログイン負荷軽減方法、及びログイン負荷軽減プログラム - Google Patents

情報処理装置、仮想pc型シンクライアントシステム、ログイン負荷軽減方法、及びログイン負荷軽減プログラム Download PDF

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本発明は、ユーザのログイン技術に関し、特に、ログイン負荷の軽減を行う技術に関する。
近年、情報漏えい対策の観点から、PC(Personal computer)のOS・アプリケーション・データなどすべてを仮想化してサーバに集約し、PCにはデータを一切保存しない、仮想PC型シンクライアントシステムが注目されている。
一般にPC等の情報処理装置にログインを行おうとする際、その情報処理装置は、ユーザIDやパスワードなどの認証情報をユーザに要求する。
これらの認証情報が予め情報処理装置に登録された内容と符合する場合に、ログインは許可され、ユーザは情報処理装置を利用可能となる。
PCへのログイン時には、ユーザプロファイルに保存されているユーザ単位の設定情報をシステムに読み込む処理や、アプリケーションの自動起動処理などが行われる。
ログアウト時には、アプリケーションで使用していたデータの保存やアプリケーションの終了、ユーザプロファイルの保存およびアンロードなどの処理が行われる。
一般に、近年のOS(Operating System,)では、サーバであってもPC(クライアント)であっても、複数のユーザが同時にログインできる機能を備えている。例えば、クライアントOSではマイクロソフト社Windowsのセカンダリーログオン機能が知られている。
一方、一般に、クライアントOS用に作られたアプリケーションは、サーバOSでの動作に対応していなかったり、クライアントOSでもセカンダリーログオン機能に対応していなかったり、制限があったりするものが多い。この点、PCを仮想化してサーバに集約する仮想PC型シンクライアントシステムでは、PCでのソフトウェアがそのまま運用できることが強く要望される。
また、仮想PC型シンクライアントシステムのように比較的多数のPCをサーバに集約している場合、たとえば企業での始業時間帯など、ユーザが同じ時間帯にPCにログインを行おうとすると、ログイン処理の集中によりサーバへの負荷が高騰してしまうという問題が生じることが知られている。
すなわち、各ユーザが比較的短時間の間にログインを集中的に行おうとするため、認証処理、ユーザプロファイルの読み込み処理、アプリケーションの起動処理などが重なり、サーバに負担がかかり、処理が遅延するという問題が発生する。また、処理が遅延するため、待機するユーザにはストレスとなるという問題が発生する。
仮想PCの起動準備までは、スケジュール的に事前配備しておくなどの方法で負荷を平準化することは一般に容易である。しかしながらログインやログアウトの契機はユーザの利用に依る。特に企業では複数の社員が定刻に一斉始業することを契機にログインが集中し負荷が高騰してしまうという避けがたい傾向があり、この低減が課題となっている。
一方、ログアウトはログインと比較して個々のユーザの都合に依り分散されるため、然程の課題としては扱われていない傾向にある。
ログインが集中し負荷が高騰する課題に対して、事前にキャッシュメモリなどの高速な記憶装置に必要な情報を格納しておく技術が例えば特許文献1に開示されている。
また、ユーザプロファイルの読み込み負荷を低減する方法としては、ユーザプロファイルが必要となる時点で動的に読み込んだり紐付けしたりする例が、Citrix社・VMware社、マイクロソフト社などから提案されている。しかしながら、ユーザプロファイルの読み込みについての機会や量を低減する方法ではない。
また、ユーザの行動を検知したり予測したりすることで、ログインを事前に処理しておく方法が、例えば特許文献2に開示されている。
また、ログイン待ちと待ったユーザの情報をサーバが記憶することで、当該ユーザの再ログイン要求時に、優先的にログインを認める技術が特許文献3に開示されている。
また、関連技術として、検出された入出力機器を何れかの仮想計算機に割り当てさせる技術が特許文献4に開示されている。
特開2003−030037号公報 特開2009−93512号公報 特開2010−067004号公報 再特WO2010−113248号公報
近年ではSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)のように記憶装置に半導体メモリを用いたストレージを活用する手段が知られているが、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)を用いたストレージに比べて容量が少なく、容量あたりの単価が高いといった課題がある。このため、特許文献1や特許文献3に開示の技術では、コスト面で課題がある。
また、特許文献2に開示の技術は、ログインの集中やサーバへの負荷を低減させる効果はあるものの、平準化させるまでの効果や、ログインによる負荷自体を無くすまでの効果には至っていないことや、検知や予測を行うためには装置やシステムの追加が必要となるといった課題がある。
(発明の目的)
本発明の目的は、上述の課題を解決し、ログイン負荷を軽減させる情報処理装置、仮想PC型シンクライアントシステム、ログイン負荷軽減方法、及びログイン負荷軽減プログラムを提供することである。
本発明の第1の情報処理装置は、ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行手段と、疑似ログアウト後にユーザよりログイン要求があった場合に、疑似ログアウトをしたユーザとログイン要求をしているユーザとが一致するかどうかを確認するログイン要求処理手段とを備え、ログイン要求処理手段は、疑似ログアウトしているユーザとログイン要求しているユーザが異なる場合、疑似ログアウトしているユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理をOSに依頼する。
本発明の第1の仮想PC型シンクライアントシステムは、1つ以上の仮想PCを含む1つ以上の仮想PCサーバと、1つ以上のシンクライアント端末と、シンクライアント端末からログイン要求があった場合に、ユーザを割り当てる仮想PCを選択するコネクションブローカーとを備え、仮想PCは、ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行手段を備え、コネクションブローカーは、シンクライアント端末から仮想PCへのログイン要求があった場合に、ログイン要求を行ったユーザが、何れかの仮想PCにおいて疑似ログアウト状態であるか否かを確認するログイン要求処理手段と、ユーザを割り当てる仮想PCを選択する割り当て手段とを備え、割り当て手段は、ログイン要求処理手段により、ログイン要求を行ったユーザが何れの仮想PCにおいても疑似ログアウト状態でないと判定された場合に、他のユーザについて疑似ログアウト状態である仮想PCを優先的に割り当て、当該仮想PCに対し、疑似ログアウト状態のユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理を依頼する。
本発明の第1のログイン負荷軽減方法は、情報処理装置によるログイン負荷軽減方法であって、疑似ログアウト実行手段が、ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行ステップと、ログイン要求処理手段が、疑似ログアウト後にユーザよりログイン要求があった場合に、疑似ログアウトをしたユーザとログイン要求をしているユーザとが一致するかどうかを確認するユーザ確認ステップとを備え、ユーザ確認ステップで、疑似ログアウトしているユーザとログイン要求しているユーザが異なる場合、疑似ログアウトしているユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理をOSに依頼する。
本発明の第2のログイン負荷軽減方法は、1つ以上の仮想PCを含む1つ以上の仮想PCサーバと、1つ以上のシンクライアント端末と、シンクライアント端末からログイン要求があった場合に、ユーザを割り当てる仮想PCを選択するコネクションブローカーとを備える仮想PC型シンクライアントシステムにおけるログイン負荷軽減方法であって、仮想PCが備える疑似ログアウト実行手段が、ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行ステップと、コネクションブローカーが備えるログイン要求処理手段が、シンクライアント端末から仮想PCへのログイン要求があった場合に、ログイン要求を行ったユーザが、何れかの仮想PCにおいて疑似ログアウト状態であるか否かを確認するユーザ確認ステップと、コネクションブローカーが備える割り当て手段が、ユーザを割り当てる仮想PCを選択する割り当てステップとを有し、割り当てステップで、ユーザ確認ステップにより、ログイン要求を行ったユーザが何れの仮想PCにおいても疑似ログアウト状態でないと判定された場合に、他のユーザについて疑似ログアウト状態である仮想PCを優先的に割り当て、当該仮想PCに対し、疑似ログアウト状態のユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理を依頼する。
本発明の第1のログイン負荷軽減プログラムは、情報処理装置を構成するコンピュータ上で動作するログイン負荷軽減プログラムであって、疑似ログアウト実行手段に、ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行処理を実行させ、ログイン要求処理手段に、疑似ログアウト後にユーザよりログイン要求があった場合に、疑似ログアウトをしたユーザとログイン要求をしているユーザとが一致するかどうかを確認するユーザ確認処理を実行させ、ユーザ確認処理で、疑似ログアウトしているユーザとログイン要求しているユーザが異なる場合、疑似ログアウトしているユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理をOSに依頼する。
本発明の第2のログイン負荷軽減プログラムは、1つ以上の仮想PCを含む1つ以上の仮想PCサーバと、1つ以上のシンクライアント端末と、シンクライアント端末からログイン要求があった場合に、ユーザを割り当てる仮想PCを選択するコネクションブローカーとを備える仮想PC型シンクライアントシステム上で動作するログイン負荷軽減プログラムであって、仮想PCが備える疑似ログアウト実行手段に、ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行処理を実行させ、コネクションブローカーが備えるログイン要求処理手段に、シンクライアント端末から仮想PCへのログイン要求があった場合に、ログイン要求を行ったユーザが、何れかの仮想PCにおいて疑似ログアウト状態であるか否かを確認するユーザ確認処理を実行させ、コネクションブローカーが備える割り当て手段に、ユーザを割り当てる仮想PCを選択する割り当て処理を実行させ、割り当て処理で、ユーザ確認処理により、ログイン要求を行ったユーザが何れの仮想PCにおいても疑似ログアウト状態でないと判定された場合に、他のユーザについて疑似ログアウト状態である仮想PCを優先的に割り当て、当該仮想PCに対し、疑似ログアウト状態のユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理を依頼する。
本発明によれば、ログイン負荷を軽減させることができる。
本発明の第1の実施の形態による情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による情報処理装置の疑似ログアウトの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態による情報処理装置の再ログイン時の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態による仮想PC型シンクライアントシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の情報処理装置の最小限の構成を示すブロック図である。 本発明の情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
本発明の上記及び他の目的、特徴及び利点を明確にすべく、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を以下に詳述する。なお、上述の本願発明の目的のほか、他の技術的課題、その技術的課題を解決する手段及びその作用効果についても、以下の実施形態による開示によって明らかとなるものである。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
本発明では、PCのOSへのログアウト要求を監視しログアウトをキャンセルする機能と、ログアウトを完全に行わずログインセッションとユーザプロファイルのロードを保持したままPCをロックする疑似的ログアウト状態を提示する機能とを有するソフトウェアを、PCのOSに適用することで、ログアウトおよび再ログイン時に発生する負荷を低減することを特徴とする。
OSへのログアウト要求が発生すると、該ソフトウェアのログアウト要求監視部が検知し、実行中アプリケーションの終了、ユーサープロファイルの保存までを行った後、ログアウト処理をキャンセルさせるとともに、ユーザプロファイルやログインセッションは保持したまま状態で、以降のユーザ操作や画面の閲覧を禁止しロックすることで、疑似的なログアウト状態をユーザに提示する。
再ログイン要求時には、該ソフトウェアのログイン要求処理部が、認証情報をもとに、疑似ログアウトしたユーザと、ログイン要求しているユーザとが、一致するかどうかを確認する。一致する場合は、疑似ログアウト状態を解除する。必要に応じて、予めログイン時に自動起動するよう設定されているアプリケーションの自動起動を行う。一致しない場合は、疑似ログアウトしていたユーザのログアウト処理を行った後に、ログイン要求しているユーザのログイン処理を行う。
疑似的なログアウト状態は、ユーザからはログアウト状態に見えるものの、実際にはログアウトを行わないため、ユーザの体感を従来から変えることなく、ログアウトおよび再ログインにかかるユーザプロファイルの保存・読み込み処理による負荷が低減することができる。
一般に、OSは、特定の箇所にユーザ独自の処理を追加できる、フックとよばれる仕組みが用意されており、例えばWindowsではメッセージフックやAPIフックなどの技術が公開されている。本発明でのログアウト要求の監視についても前記技術を活用すればよいので、説明を省略する。
また、OSへのログインや認証の方法も、ユーザ独自の処理に置換したりカスタマイズしたりすることができる仕組みが用意されており、例えばWindowsではGINAやCredential Providerと呼ばれる置換可能なモジュールを活用する技術が知られている。本発明でのログイン要求や認証の処理についても前記技術を活用すればよいので、説明を省略する。
OSへのログアウト要求を監視しログアウトをキャンセルする機能と、疑似的なログアウト状態と認証インタフェースを提供する機能とを有するソフトウェアを、PCのOSに適用することで、ログアウトおよび再ログイン時に発生する負荷を低減する。
次に、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態による情報処理装置10の構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、情報処理装置10は、疑似ログアウト処理部110と、ログイン要求処理手段120と、OS130とを備える。
疑似ログアウト処理部110は、ログアウト要求監視手段111と、疑似ログアウト実行手段112と、疑似ログアウト解除手段113とを備える。
ログアウト要求監視手段111は、ユーザの操作によるログアウト要求を検知する機能を有する。また、ログアウト要求監視手段111は、ログアウト要求を検知した場合、その旨を疑似ログアウト実行手段112に通知する機能を有する。
疑似ログアウト実行手段112は、ログアウト要求監視手段111からの通知を受け取ると、擬似的なログアウトを実行する。具体的には、まず、疑似ログアウト実行手段112は、実行中アプリケーションの終了、ユーサープロファイルの保存を行う。次いで、疑似ログアウト実行手段112は、ユーザの操作により発生したログアウトの処理をキャンセルさせる。当該処理では、OSに対してログアウト処理のキャンセルを指示する。
その後、疑似ログアウト実行手段112は、ユーザプロファイルやログインセッションを保持したままの状態で、以降のユーザ操作や画面の閲覧ができないようにロックをかける。これにより、ログアウト処理はキャンセルされているものの、ユーザは外観上ログアウト状態になったと認識する。
ログイン要求処理手段120は、疑似ログアウト後のログイン要求において、疑似ログアウトしたユーザとログイン要求しているユーザとが一致するかどうかを確認する機能を有する。また、ログイン要求処理手段120は、ユーザが一致する場合に、その旨を疑似ログアウト解除手段113に通知する機能を有する。
また、ログイン要求処理手段120は、疑似ログアウト後のログイン要求において、疑似ログアウトしているユーザとログイン要求しているユーザが異なる場合、疑似ログアウトしているユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理をOS130に依頼する機能を有する。
疑似ログアウト解除手段113は、疑似ログアウト状態の解除を行う機能を有する。このとき、疑似ログアウト解除手段113は、必要に応じて、予めログイン時に自動起動するよう設定されているアプリケーションの自動起動を行う。
(第1の実施の形態の動作の説明)
次に、本実施の形態による情報処理装置10の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施の形態による情報処理装置10の疑似ログアウトの動作を示すフローチャートである。
図2を参照すると、まず、ユーザの操作によりログアウト要求が発生すると(ステップS201)、疑似ログアウト処理部110のログアウト要求監視手段111が検知し、疑似ログアウト実行手段112に通知する(ステップS202)。
次いで、疑似ログアウト実行手段112は、実行中アプリケーションの終了、ユーサープロファイルの保存までを行い(ステップS203)、次いで、ログアウト処理をキャンセルさせる(ステップS204)。そして、ユーザプロファイルやログインセッションを保持したままの状態で、以降のユーザ操作や画面の閲覧ができないようにロックをかけることで、疑似的なログアウト状態をユーザに提示する(ステップS205)。
図3は、疑似ログアウト状態においてログインを要求した場合の動作を示すフローチャートである。
図3を参照すると、まず、ユーザの操作によりログイン要求が発生すると(ステップS301)、ログイン要求処理手段120が、認証情報をもとに、疑似ログアウトしたユーザとログイン要求しているユーザとが一致するかどうかを確認する(ステップS302)。
次いで、ログイン要求処理手段120は、ユーザが一致する場合(ステップS303”YES”)、疑似ログアウト解除手段113にその旨を通知する(ステップS304)。
ログイン要求処理手段120から通知を受けた疑似ログアウト解除手段113は、疑似ログアウト状態の解除を行う(ステップS305)。このとき、疑似ログアウト解除手段113は、必要に応じて、予めログイン時に自動起動するよう設定されているアプリケーションの自動起動を行う。
ユーザが一致しない場合(ステップS303”YES”)、ログイン要求処理手段120は、疑似ログアウトしているユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理をOS130に依頼する(ステップS306)。
(第1の実施の形態による効果)
本実施の形態によれば、PCのOSへのログアウト要求を監視しログアウトをキャンセルする機能と、ログアウトを完全に行わずログインセッションとユーザプロファイルのロードを保持したままPCをロックする疑似的ログアウト状態を提示する機能とを有するとで、ログアウトおよび再ログイン時に発生する負荷を低減することができる。
ここで、本発明の課題を解決できる最小限の構成を図5に示す。情報処理装置10が、ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行手段112と、疑似ログアウト後にユーザよりログイン要求があった場合に、疑似ログアウトをしたユーザとログイン要求をしているユーザとが一致するかどうかを確認するログイン要求処理手段120とを備え、ログイン要求処理手段120は、疑似ログアウトしているユーザとログイン要求しているユーザが異なる場合、疑似ログアウトしているユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理をOS130に依頼することで、上述した本発明の課題を解決することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明を行う。
図4は、本発明の第2の実施の形態による仮想PC型シンクライアントシステム1000の構成を示すブロック図である。
図4を参照すると、仮想PC型シンクライアントシステム1000は、仮想PCサーバ20(20−1〜20−l)と、シンクライアント端末30(30−1〜30−k)と、コネクションブローカー40とを備える。k、lは任意の整数である。
仮想PCサーバ20−1は、仮想PC201(201−1〜201−n)と、仮想化基盤ソフトウェア202とを備える。ここで、nは任意の整数である。また、他の仮想PCサーバ20−2〜20−lも同様の構成であり、各仮想PCサーバ20においては、それぞれ仮想PC201の台数が異なっても良い。
仮想PC201の内部構成は、第1の実施の形態に示す情報処理装置10と同様であるため、詳細を省略する。
コネクションブローカー40は、ユーザに割り当てる仮想PC201を効率的に選択する機能を有し、仮想PC201、シンクライアント端末30、およびユーザを、紐づけて管理する。
シンクライアント端末30を介して仮想PC201にログインしているユーザが、仮想PC201からのログアウト要求を行うと、第1の実施の形態に示す情報処理装置10の動作と同様に、仮想PC201は疑似ログアウト状態になる。このとき疑似ログアウトしたユーザと仮想PC201の情報の管理をコネクションブローカー40が行う。当該管理は、管理テーブルを用いて行っても良いし、他の方法であってもよい。
疑似ログアウト状態においてシンクライアント端末30より仮想PC201へのログインが要求されるとき、コネクションブローカー40が備えるログイン要求処理手段401が、ログイン要求をしたユーザが、以前に仮想PC201から疑似ログアウトしていたかどうかの確認を行う。
ログイン要求をしたユーザが以前に仮想PC201から疑似ログアウトしていた場合は、その仮想PCへ再接続し、疑似ログアウトを解除させるよう誘導する。疑似ログアウトの解除動作については第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
一方、ログイン要求をしたユーザが以前にどの仮想PC201からも疑似ログアウトしていなかった場合、いずれかの仮想PC201の中から疑似ログアウト状態のものを優先して選択し、疑似ログアウトしていたユーザのログアウト処理を行った後に、ログイン要求しているユーザのログイン処理を行う。これにより、仮想PC201の空きが枯渇していて、いずれかの仮想PC201をログアウトさせなければならない場合においても、効率的に仮想PCへユーザを割り当てることができる。
(第2の実施の形態による効果)
本実施の形態によれば、コネクションブローカーが疑似ログアウト状態の仮想PCを優先的に選択して割り当てることにより、仮想PCの空きが枯渇していて、いずれかの仮想PCをログアウトさせなければならない場合においても、効率的に仮想PCへユーザを割り当てることができる。
また、本実施の形態によれば、仮想PC型シンクライアントシステムで、仮想PCを共用利用する場合、仮想PCを利用するユーザが交代する度にログアウト・ログインが発生するが、本実施の形態によれば、ユーザ交代時にはユーザがアプリケーションで使用していたデータの保存、アプリケーションの終了、ユーザプロファイルデーターの保存、および以降の操作が禁止(ロック)されればよく、ユーザプロファイルのアンロードやログアウトまでは必要とされなくなる。
また、本実施の形態によれば、ログアウトを疑似的に行いユーザプロファイルのアンロードやリロードが発生しないため、同時に接続利用される仮想PCの台数が大規模であっても、負荷の低減やユーザへのストレス低減が期待できる。
次に、本発明の情報処理装置10のハードウェア構成例について、図6を参照して説明する。
図6を参照すると、本発明の情報処理装置10は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成であり、CPU(Central Processing Unit)801、RAM(Random Access Memory)等のメモリからなる、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部802、ネットワークを介してデータの送受信を行う通信部803、入力装置805や出力装置806及び記憶装置807と接続してデータの送受信を行う入出力インタフェース部804、上記各構成要素を相互に接続するシステムバス808を備えている。記憶装置807は、例えば、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置等で実現される。
本発明の情報処理装置10の各機能は、プログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品である回路部品を実装することにより、その動作をハードウェア的に実現することは勿論として、その機能を提供するプログラムを、記憶装置807に格納し、そのプログラムを主記憶部802にロードしてCPU801で実行することにより、ソフトウェア的に実現することも可能である。
また、本発明の仮想PCサーバ20も、上記のようなハードウェア構成を有し、仮想PCサーバ20が有する各機能をハードウェア的又はソフトウェア的に実現する。
以上、好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施する時には、その複数の手順の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
さらに、上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、これに限定されない。
(付記1)
ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行手段と、
疑似ログアウト後にユーザよりログイン要求があった場合に、疑似ログアウトをしたユーザとログイン要求をしているユーザとが一致するかどうかを確認するログイン要求処理手段とを備え、
前記ログイン要求処理手段は、
疑似ログアウトしているユーザとログイン要求しているユーザが異なる場合、疑似ログアウトしているユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理をOSに依頼する
ことを特徴とする情報処理装置。
(付記2)
ユーザによるログアウト要求を検知するログアウト要求監視手段を備える
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記ログイン要求処理手段により、疑似ログアウトをしたユーザとログイン要求をしているユーザとが一致すると判断された場合、疑似ログアウト状態の解除を行う疑似ログアウト解除手段を備える
ことを特徴とする付記1又は付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記疑似ログアウト解除手段は、
疑似ログアウト状態の解除に際して、ログイン時に自動起動するように設定されているアプリケーションの自動実行を行う
ことを特徴とする付記3に記載の情報処理装置。
(付記5)
1つ以上の仮想PCを含む1つ以上の仮想PCサーバと、
1つ以上のシンクライアント端末と、
前記シンクライアント端末からログイン要求があった場合に、ユーザを割り当てる仮想PCを選択するコネクションブローカーとを備え、
前記仮想PCは、
ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行手段を備え、
前記コネクションブローカーは、
前記シンクライアント端末から前記仮想PCへのログイン要求があった場合に、ログイン要求を行ったユーザが、何れかの前記仮想PCにおいて疑似ログアウト状態であるか否かを確認するログイン要求処理手段と、
前記ユーザを割り当てる仮想PCを選択する割り当て手段とを備え、
前記割り当て手段は、
ログイン要求処理手段により、ログイン要求を行ったユーザが何れの前記仮想PCにおいても疑似ログアウト状態でないと判定された場合に、他のユーザについて疑似ログアウト状態である前記仮想PCを優先的に割り当て、当該仮想PCに対し、疑似ログアウト状態のユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理を依頼する
ことを特徴とする仮想PC型シンクライアントシステム。
(付記6)
前記仮想PCが、
ユーザによるログアウト要求を検知するログアウト要求監視手段を備える
ことを特徴とする付記5に記載の仮想PC型シンクライアントシステム。
(付記7)
前記割り当て手段は、
ログイン要求処理手段により、ログイン要求を行ったユーザが何れかの前記仮想PCにおいて疑似ログアウト状態であると判定された場合に、当該仮想PCを割り当て、疑似ログアウト状態の解除を依頼し、
前記仮想PCは、
疑似ログアウト状態の解除を行う疑似ログアウト解除手段を備える
ことを特徴とする付記5又は付記6に記載の仮想PC型シンクライアントシステム。
(付記8)
前記疑似ログアウト解除手段は、
疑似ログアウト状態の解除に際して、ログイン時に自動起動するように設定されているアプリケーションの自動実行を行う
ことを特徴とする付記7に記載の仮想PC型シンクライアントシステム。
(付記9)
情報処理装置によるログイン負荷軽減方法であって、
疑似ログアウト実行手段が、ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行ステップと、
ログイン要求処理手段が、疑似ログアウト後にユーザよりログイン要求があった場合に、疑似ログアウトをしたユーザとログイン要求をしているユーザとが一致するかどうかを確認するユーザ確認ステップとを備え、
前記ユーザ確認ステップで、
疑似ログアウトしているユーザとログイン要求しているユーザが異なる場合、疑似ログアウトしているユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理をOSに依頼する
ことを特徴とするログイン負荷軽減方法。
(付記10)
ログアウト要求監視手段が、ユーザによるログアウト要求を検知するログアウト要求監視ステップを有する
ことを特徴とする付記9に記載のログイン負荷軽減方法。
(付記11)
疑似ログアウト解除手段が、前記ユーザ確認ステップにより、疑似ログアウトをしたユーザとログイン要求をしているユーザとが一致すると判断された場合、疑似ログアウト状態の解除を行う疑似ログアウト解除ステップを有する
ことを特徴とする付記9又は付記10に記載のログイン負荷軽減方法。
(付記12)
前記疑似ログアウト解除ステップで、
疑似ログアウト状態の解除に際して、ログイン時に自動起動するように設定されているアプリケーションの自動実行を行う
ことを特徴とする付記11に記載のログイン負荷軽減方法。
(付記13)
1つ以上の仮想PCを含む1つ以上の仮想PCサーバと、1つ以上のシンクライアント端末と、前記シンクライアント端末からログイン要求があった場合に、ユーザを割り当てる仮想PCを選択するコネクションブローカーとを備える仮想PC型シンクライアントシステムにおけるログイン負荷軽減方法であって、
前記仮想PCが備える疑似ログアウト実行手段が、ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行ステップと、
前記コネクションブローカーが備えるログイン要求処理手段が、前記シンクライアント端末から前記仮想PCへのログイン要求があった場合に、ログイン要求を行ったユーザが、何れかの前記仮想PCにおいて疑似ログアウト状態であるか否かを確認するユーザ確認ステップと、
前記コネクションブローカーが備える割り当て手段が、前記ユーザを割り当てる仮想PCを選択する割り当てステップとを有し、
前記割り当てステップで、
ユーザ確認ステップにより、ログイン要求を行ったユーザが何れの前記仮想PCにおいても疑似ログアウト状態でないと判定された場合に、他のユーザについて疑似ログアウト状態である前記仮想PCを優先的に割り当て、当該仮想PCに対し、疑似ログアウト状態のユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理を依頼する
ことを特徴とするログイン負荷軽減方法。
(付記14)
前記仮想PCが備えるログアウト要求監視手段が、ユーザによるログアウト要求を検知するログアウト要求監視ステップを有する
ことを特徴とする付記13に記載のログイン負荷軽減方法。
(付記15)
前記割り当てステップで、
ユーザ確認ステップにより、ログイン要求を行ったユーザが何れかの前記仮想PCにおいて疑似ログアウト状態であると判定された場合に、当該仮想PCを割り当て、疑似ログアウト状態の解除を依頼し、
前記仮想PCが備える疑似ログアウト解除手段が、疑似ログアウト状態の解除を行う疑似ログアウト解除ステップを有する
ことを特徴とする付記13又は付記14に記載のログイン負荷軽減方法。
(付記16)
前記疑似ログアウト解除ステップで、
疑似ログアウト状態の解除に際して、ログイン時に自動起動するように設定されているアプリケーションの自動実行を行う
ことを特徴とする付記15に記載のログイン負荷軽減方法。
(付記17)
情報処理装置を構成するコンピュータ上で動作するログイン負荷軽減プログラムであって、
疑似ログアウト実行手段に、ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行処理を実行させ、
ログイン要求処理手段に、疑似ログアウト後にユーザよりログイン要求があった場合に、疑似ログアウトをしたユーザとログイン要求をしているユーザとが一致するかどうかを確認するユーザ確認処理を実行させ、
前記ユーザ確認処理で、
疑似ログアウトしているユーザとログイン要求しているユーザが異なる場合、疑似ログアウトしているユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理をOSに依頼する
ことを特徴とするログイン負荷軽減プログラム。
(付記18)
ログアウト要求監視手段に、ユーザによるログアウト要求を検知するログアウト要求監視処理を実行させる
ことを特徴とする付記17に記載のログイン負荷軽減プログラム。
(付記19)
疑似ログアウト解除手段に、前記ユーザ確認ステップにより、疑似ログアウトをしたユーザとログイン要求をしているユーザとが一致すると判断された場合、疑似ログアウト状態の解除を行う疑似ログアウト解除処理を実行させる
ことを特徴とする付記17又は付記18に記載のログイン負荷軽減プログラム。
(付記20)
前記疑似ログアウト解除処理で、
疑似ログアウト状態の解除に際して、ログイン時に自動起動するように設定されているアプリケーションの自動実行を行う
ことを特徴とする付記19に記載のログイン負荷軽減プログラム。
(付記21)
1つ以上の仮想PCを含む1つ以上の仮想PCサーバと、1つ以上のシンクライアント端末と、前記シンクライアント端末からログイン要求があった場合に、ユーザを割り当てる仮想PCを選択するコネクションブローカーとを備える仮想PC型シンクライアントシステム上で動作するログイン負荷軽減プログラムであって、
前記仮想PCが備える疑似ログアウト実行手段に、ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行処理を実行させ、
前記コネクションブローカーが備えるログイン要求処理手段に、前記シンクライアント端末から前記仮想PCへのログイン要求があった場合に、ログイン要求を行ったユーザが、何れかの前記仮想PCにおいて疑似ログアウト状態であるか否かを確認するユーザ確認処理を実行させ、
前記コネクションブローカーが備える割り当て手段に、前記ユーザを割り当てる仮想PCを選択する割り当て処理を実行させ、
前記割り当て処理で、
ユーザ確認処理により、ログイン要求を行ったユーザが何れの前記仮想PCにおいても疑似ログアウト状態でないと判定された場合に、他のユーザについて疑似ログアウト状態である前記仮想PCを優先的に割り当て、当該仮想PCに対し、疑似ログアウト状態のユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理を依頼する
ことを特徴とするログイン負荷軽減プログラム。
(付記22)
前記仮想PCが備えるログアウト要求監視手段に、ユーザによるログアウト要求を検知するログアウト要求監視処理を実行させる
ことを特徴とする付記21に記載のログイン負荷軽減プログラム。
(付記23)
前記割り当て処理で、
ユーザ確認処理により、ログイン要求を行ったユーザが何れかの前記仮想PCにおいて疑似ログアウト状態であると判定された場合に、当該仮想PCを割り当て、疑似ログアウト状態の解除を依頼し、
前記仮想PCが備える疑似ログアウト解除手段に、疑似ログアウト状態の解除を行う疑似ログアウト解除処理を実行させる
ことを特徴とする付記21又は付記22に記載のログイン負荷軽減プログラム。
(付記24)
前記疑似ログアウト解除処理で、
疑似ログアウト状態の解除に際して、ログイン時に自動起動するように設定されているアプリケーションの自動実行を行う
ことを特徴とする付記23に記載のログイン負荷軽減プログラム。
10:情報処理装置
110疑似ログアウト処理部
111:ログアウト要求監視手段
112:疑似ログアウト実行手段
113:疑似ログアウト解除手段
120:ログイン要求処理手段
130:OS
20(20−1〜20−l):仮想PCサーバ
201:仮想PC
202:仮想化基盤ソフトウェア
30(30−1〜30−k):シンクライアント端末
40:コネクションブローカー
601:CPU
602:主記憶部
603:通信部
604:入出力インタフェース部
605:入力装置
606:出力装置
607:記憶装置
608:システムバス

Claims (10)

  1. ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行手段と、
    疑似ログアウト後にユーザよりログイン要求があった場合に、疑似ログアウトをしたユーザとログイン要求をしているユーザとが一致するかどうかを確認するログイン要求処理手段とを備え、
    前記ログイン要求処理手段は、
    疑似ログアウトしているユーザとログイン要求しているユーザが異なる場合、疑似ログアウトしているユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理をOSに依頼する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記ログイン要求処理手段により、疑似ログアウトをしたユーザとログイン要求をしているユーザとが一致すると判断された場合、疑似ログアウト状態の解除を行う疑似ログアウト解除手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 1つ以上の仮想PCを含む1つ以上の仮想PCサーバと、
    1つ以上のシンクライアント端末と、
    前記シンクライアント端末からログイン要求があった場合に、ユーザを割り当てる仮想PCを選択するコネクションブローカーとを備え、
    前記仮想PCは、
    ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行手段を備え、
    前記コネクションブローカーは、
    前記シンクライアント端末から前記仮想PCへのログイン要求があった場合に、ログイン要求を行ったユーザが、何れかの前記仮想PCにおいて疑似ログアウト状態であるか否かを確認するログイン要求処理手段と、
    前記ユーザを割り当てる仮想PCを選択する割り当て手段とを備え、
    前記割り当て手段は、
    ログイン要求処理手段により、ログイン要求を行ったユーザが何れの前記仮想PCにおいても疑似ログアウト状態でないと判定された場合に、他のユーザについて疑似ログアウト状態である前記仮想PCを優先的に割り当て、当該仮想PCに対し、疑似ログアウト状態のユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理を依頼する
    ことを特徴とする仮想PC型シンクライアントシステム。
  4. 前記仮想PCが、
    ユーザによるログアウト要求を検知するログアウト要求監視手段を備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の仮想PC型シンクライアントシステム。
  5. 前記割り当て手段は、
    ログイン要求処理手段により、ログイン要求を行ったユーザが何れかの前記仮想PCにおいて疑似ログアウト状態であると判定された場合に、当該仮想PCを割り当て、疑似ログアウト状態の解除を依頼し、
    前記仮想PCは、
    疑似ログアウト状態の解除を行う疑似ログアウト解除手段を備える
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の仮想PC型シンクライアントシステム。
  6. 前記疑似ログアウト解除手段は、
    疑似ログアウト状態の解除に際して、ログイン時に自動起動するように設定されているアプリケーションの自動実行を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の仮想PC型シンクライアントシステム。
  7. 情報処理装置によるログイン負荷軽減方法であって、
    疑似ログアウト実行手段が、ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行ステップと、
    ログイン要求処理手段が、疑似ログアウト後にユーザよりログイン要求があった場合に、疑似ログアウトをしたユーザとログイン要求をしているユーザとが一致するかどうかを確認するユーザ確認ステップとを備え、
    前記ユーザ確認ステップで、
    疑似ログアウトしているユーザとログイン要求しているユーザが異なる場合、疑似ログアウトしているユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理をOSに依頼する
    ことを特徴とするログイン負荷軽減方法。
  8. 1つ以上の仮想PCを含む1つ以上の仮想PCサーバと、1つ以上のシンクライアント端末と、前記シンクライアント端末からログイン要求があった場合に、ユーザを割り当てる仮想PCを選択するコネクションブローカーとを備える仮想PC型シンクライアントシステムにおけるログイン負荷軽減方法であって、
    前記仮想PCが備える疑似ログアウト実行手段が、ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行ステップと、
    前記コネクションブローカーが備えるログイン要求処理手段が、前記シンクライアント端末から前記仮想PCへのログイン要求があった場合に、ログイン要求を行ったユーザが、何れかの前記仮想PCにおいて疑似ログアウト状態であるか否かを確認するユーザ確認ステップと、
    前記コネクションブローカーが備える割り当て手段が、前記ユーザを割り当てる仮想PCを選択する割り当てステップとを有し、
    前記割り当てステップで、
    ユーザ確認ステップにより、ログイン要求を行ったユーザが何れの前記仮想PCにおいても疑似ログアウト状態でないと判定された場合に、他のユーザについて疑似ログアウト状態である前記仮想PCを優先的に割り当て、当該仮想PCに対し、疑似ログアウト状態のユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理を依頼する
    ことを特徴とするログイン負荷軽減方法。
  9. 情報処理装置を構成するコンピュータ上で動作するログイン負荷軽減プログラムであって、
    疑似ログアウト実行手段に、ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行処理を実行させ、
    ログイン要求処理手段に、疑似ログアウト後にユーザよりログイン要求があった場合に、疑似ログアウトをしたユーザとログイン要求をしているユーザとが一致するかどうかを確認するユーザ確認処理を実行させ、
    前記ユーザ確認処理で、
    疑似ログアウトしているユーザとログイン要求しているユーザが異なる場合、疑似ログアウトしているユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理をOSに依頼する
    ことを特徴とするログイン負荷軽減プログラム。
  10. 1つ以上の仮想PCを含む1つ以上の仮想PCサーバと、1つ以上のシンクライアント端末と、前記シンクライアント端末からログイン要求があった場合に、ユーザを割り当てる仮想PCを選択するコネクションブローカーとを備える仮想PC型シンクライアントシステム上で動作するログイン負荷軽減プログラムであって、
    前記仮想PCが備える疑似ログアウト実行手段に、ユーザによりログアウトの要求がされた場合に、当該ログアウトの処理をキャンセルさせるとともに、ログインセッションを保持したままの状態で、ユーザ操作及び画面の閲覧をロックすることにより擬似的なログアウト状態を創出する疑似ログアウト実行処理を実行させ、
    前記コネクションブローカーが備えるログイン要求処理手段に、前記シンクライアント端末から前記仮想PCへのログイン要求があった場合に、ログイン要求を行ったユーザが、何れかの前記仮想PCにおいて疑似ログアウト状態であるか否かを確認するユーザ確認処理を実行させ、
    前記コネクションブローカーが備える割り当て手段に、前記ユーザを割り当てる仮想PCを選択する割り当て処理を実行させ、
    前記割り当て処理で、
    ユーザ確認処理により、ログイン要求を行ったユーザが何れの前記仮想PCにおいても疑似ログアウト状態でないと判定された場合に、他のユーザについて疑似ログアウト状態である前記仮想PCを優先的に割り当て、当該仮想PCに対し、疑似ログアウト状態のユーザのログアウト処理と、ログイン要求しているユーザのログイン処理を依頼する
    ことを特徴とするログイン負荷軽減プログラム。

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