JP6075955B2 - 生体情報取得装置、生体情報取得システム及び生体情報取得装置の駆動方法 - Google Patents

生体情報取得装置、生体情報取得システム及び生体情報取得装置の駆動方法 Download PDF

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本発明は、生体内の情報を取得可能な生体情報取得装置、生体情報取得システム及び生体情報取得装置の駆動方法に関するものである。
医療分野における生体情報取得装置は、生体内の観察等の用途において従来用いられている。そして、前述した生体情報取得装置の種類の1つとして、被検者が嚥下することにより体腔内に配置され、蠕動運動に伴って体腔内を移動しつつ被写体の像を撮像し、撮像した被写体の像を無線信号として外部へ送信可能なカプセル内視鏡が近年提案されている。
そして、前述のような構成のカプセル内視鏡を具備して構成されたシステムとしては、例えば、特許文献1に開示されている体内観察システムが挙げられる。
具体的には、特許文献1には、カプセル内視鏡及び磁界発生装置を具備して構成された体内観察システムであって、カプセル内視鏡から送信される無線信号を磁界発生装置において受信することができたか否かに基づき、カプセル内視鏡が既に起動状態にある場合には、カプセル内視鏡の起動指示に応じた交流磁界信号を磁界発生装置から送信させないような制御が行われ、カプセル内視鏡が既に停止状態にある場合には、カプセル内視鏡の停止指示に応じた交流磁界信号を磁界発生装置から送信させないような制御が行われる、という構成が開示されている。
しかし、特許文献1に開示された構成によれば、カプセル内視鏡の起動開始の直後から一定時間が経過するまでは磁界発生装置へ無線信号が送信されないことに起因し、前述の制御を適正に実施できない期間が生じてしまう、という問題点がある。
また、特許文献1に開示された構成によれば、例えば、カプセル内視鏡から送信される無線信号の周波数が、磁界発生装置から送信される交流磁界信号の周波数に比べてかなり高く設定されるような場合(例えば数百MHzの無線信号がカプセル内視鏡から送信され、かつ、数MHzの交流磁界信号が磁界発生装置から送信されるような場合)において、カプセル内視鏡と磁界発生装置との間における通信環境が悪化すると、カプセル内視鏡から送信される無線信号を磁界発生装置が正常に受信できないことに起因し、前述の制御を適正に実施できない状況が生じてしまう、という問題点がある。
そして、特許文献1によれば、前述の2つの問題点を解決するための方策について特に言及されておらず、すなわち、電力を供給する状態にしてカプセル内視鏡を動作モードとするか、電力供給を遮断した状態にしてカプセル内視鏡を停止モードとするかという電源状態について、術者等の所望の電源状態に遷移させることができない場合がある、という課題が生じている。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、所望の電源状態に確実に遷移させることが可能な生体情報取得装置、生体情報取得システム及び生体情報取得装置の駆動方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様の生体情報取得装置は、被検体の内部の生体情報を取得可能な生体情報取得部を具備する生体情報取得装置であって、前記生体情報取得部を駆動させるための電力を供給可能な電源部と、前記電源部から前記生体情報取得部への電力の供給を実施するまたは遮断する制御を行う電源供給制御部と、前記生体情報取得装置の外部において発せられた第1の出力回数を具備するバースト状の第1の交流磁界信号を検知した際に第1の検知信号を出力するとともに、前記生体情報取得装置の外部において発せられた前記第1の出力回数よりも大きな第2の出力回数を具備するバースト状の第2の交流磁界信号を検知した際に第2の検知信号を出力するように構成された制御信号検知部と、前記制御信号検知部から出力される前記第1の検知信号及び前記第2の検知信号をそれぞれ検波してパルス信号を出力する検波部を具備し、さらに、前記検波部から出力されるパルス信号の出力時間及び出力回数に基づき、前記第1の出力回数に一致する出力回数の第1のパルス信号が第1の時間内に出力された後で前記第1の出力回数未満の出力回数の第2のパルス信号が前記第1の時間よりも長い第2の時間内に出力された場合、及び、前記第2の出力回数に一致する出力回数の第3のパルス信号が前記第2の時間内に出力された後で前記第2のパルス信号が前記第1の時間内に出力された場合において、前記電源供給制御部の制御状態を維持させるように動作し、前記第1のパルス信号が第1の時間内に出力された後で前記第3のパルス信号が前記第2の時間内に出力された場合、及び、前記第3のパルス信号が前記第2の時間内に出力された後で前記第1のパルス信号が前記第1の時間内に出力された場合において、前記電源供給制御部の制御状態を変化させるように動作する状態切替制御部と、を有する。
本発明の一態様の生体情報取得装置は、被検体の内部の生体情報を取得可能な生体情報取得部を具備する生体情報取得装置であって、前記生体情報取得部を駆動させるための電力を供給可能な電源部と、前記電源部から前記生体情報取得部への電力の供給を実施するまたは遮断する制御を行う電源供給制御部と、前記生体情報取得装置の外部において発せられたバースト状の交流磁界信号を検知する際の共振周波数を相互に異なる第1の共振周波数または第2の共振周波数のいずれかに切り替え可能であるとともに、前記第1の共振周波数に一致する第1の周波数を具備する第1の交流磁界信号を検知した場合において、前記第1の交流磁界信号の出力回数に一致する出力回数を具備する第1の検知信号を出力する動作と前記共振周波数を前記第1の共振周波数から前記第2の共振周波数へ切り替える動作とを行い、前記第2の共振周波数に一致する第2の周波数を具備する第2の交流磁界信号を検知した場合において、前記第2の交流磁界信号の出力回数に一致する出力回数を具備する第2の検知信号を出力する動作と前記共振周波数を前記第2の共振周波数から前記第1の共振周波数へ切り替える動作とを行うように構成された制御信号検知部と、前記制御信号検知部からの各検知信号の出力状態に基づき、前記第1の検知信号及び前記第2の検知信号がいずれも出力されない場合において、前記電源供給制御部の制御状態を維持させるように動作し、前記第1の検知信号または前記第2の検知信号のいずれかが出力された場合において、前記電源供給制御部の制御状態を変化させるように動作する状態切替制御部と、を有する。
本発明の一態様の生体情報取得装置の駆動方法は、被検体の内部の生体情報を取得可能な生体情報取得部と、前記生体情報取得部を駆動させるための電力を供給可能な電源部と、前記電源部から前記生体情報取得部への電力の供給を実施するまたは遮断する制御を行う電源供給制御部と、を有する生体情報取得装置の駆動方法であって、制御信号検知部が、前記生体情報取得装置の外部において発せられた第1の出力回数を具備するバースト状の第1の交流磁界信号を検知した際に第1の検知信号を出力するとともに、前記生体情報取得装置の外部において発せられた前記第1の出力回数よりも大きな第2の出力回数を具備するバースト状の第2の交流磁界信号を検知した際に第2の検知信号を出力するステップと、状態切替制御部が、前記制御信号検知部から出力される前記第1の検知信号及び前記第2の検知信号をそれぞれ検波してパルス信号を出力する検波部から出力されるパルス信号の出力時間及び出力回数に基づき、前記第1の出力回数に一致する出力回数の第1のパルス信号が第1の時間内に出力された後で前記第1の出力回数未満の出力回数の第2のパルス信号が前記第1の時間よりも長い第2の時間内に出力された場合、及び、前記第2の出力回数に一致する出力回数の第3のパルス信号が前記第2の時間内に出力された後で前記第2のパルス信号が前記第1の時間内に出力された場合において、前記電源供給制御部の制御状態を維持させるように動作し、前記第1のパルス信号が第1の時間内に出力された後で前記第3のパルス信号が前記第2の時間内に出力された場合、及び、前記第3のパルス信号が前記第2の時間内に出力された後で前記第1のパルス信号が前記第1の時間内に出力された場合において、前記電源供給制御部の制御状態を変化させるように動作するステップと、を有する。
本発明の一態様の生体情報取得装置の駆動方法は、被検体の内部の生体情報を取得可能な生体情報取得部と、前記生体情報取得部を駆動させるための電力を供給可能な電源部と、前記電源部から前記生体情報取得部への電力の供給を実施するまたは遮断する制御を行う電源供給制御部と、を有する生体情報取得装置の駆動方法であって、制御信号検知部が、前記生体情報取得装置の外部において発せられたバースト状の交流磁界信号を検知する際の共振周波数を相互に異なる第1の共振周波数または第2の共振周波数のいずれかに切り替え可能であるとともに、前記第1の共振周波数に一致する第1の周波数を具備する第1の交流磁界信号を検知した場合において、前記第1の交流磁界信号の出力回数に一致する出力回数を具備する第1の検知信号を出力する動作と前記共振周波数を前記第1の共振周波数から前記第2の共振周波数へ切り替える動作とを行い、前記第2の共振周波数に一致する第2の周波数を具備する第2の交流磁界信号を検知した場合において、前記第2の交流磁界信号の出力回数に一致する出力回数を具備する第2の検知信号を出力する動作と前記共振周波数を前記第2の共振周波数から前記第1の共振周波数へ切り替える動作とを行うステップと、状態切替制御部が、各検知信号の出力状態に基づき、前記第1の検知信号及び前記第2の検知信号がいずれも出力されない場合において、前記電源供給制御部の制御状態を維持させるように動作し、前記第1の検知信号または前記第2の検知信号のいずれかが出力された場合において、前記電源供給制御部の制御状態を変化させるように動作するステップと、を有する。
本発明における生体情報取得装置、生体情報取得システム及び生体情報取得装置の駆動方法によれば、所望の電源状態に確実に遷移させることができる。
本発明の第1の実施例に係る生体情報取得装置を含む生体情報取得システムの要部の構成を示す図。 第1の実施例に係る制御信号検知部及び状態切替制御部の構成の一例を示す図。 第1の実施例に係る検波部の具体的な構成の一例を示す図。 第1の実施例に係る生体情報取得装置及び磁界発生装置の動作の一例を説明するためのタイミングチャート。 本発明の第2の実施例に係る生体情報取得装置を含む生体情報取得システムの要部の構成を示す図。 第2の実施例に係る制御信号検知部及び状態切替制御部の構成の一例を示す図。 第2の実施例に係る共振周波数切替部の具体的な構成の一例を示す図。 第2の実施例に係る生体情報取得装置及び磁界発生装置の動作の一例を説明するためのタイミングチャート。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しつつ説明を行う。
(第1の実施例)
図1から図4は、本発明の第1の実施例に係るものである。図1は、本発明の実施例に係る生体情報取得装置を含む生体情報取得システムの要部の構成を示す図である。
生体情報取得システム1は、図1に示すように、生体情報取得装置10と、生体情報取得装置10の外部に配置され、生体情報取得装置10の起動及び停止に係る指示を行うための交流磁界信号(以下、単に「交流磁界」または「磁界信号」とも称する)を発する磁界発生装置20と、を具備して構成されている。
生体情報取得装置10は、例えばカプセル内視鏡のような、被検者の体腔内に配置可能な寸法及び形状等を有する装置として構成されている。
また、生体情報取得装置10は、被検者の体腔内の被写体を照明するための照明光を発するLED等の発光素子を備えた照明部11と、照明部11により照明された被写体を撮像して画像データを取得する撮像部12と、撮像部12により取得された画像データを無線信号に変調して外部へ送信する無線送信部13と、を備えた主機能部14を内部に有している。すなわち、本実施例における生体情報取得部は、照明部11及び撮像部12を具備して構成されている。
さらに、生体情報取得装置10は、生体情報取得装置10の各部を駆動させるための電力を供給可能なバッテリ等を備えた電源部15と、電源部15から主機能部14の各部への電力の供給状態を制御する電源供給制御部16と、磁界発生装置20において発せられた交流磁界を制御信号として検知する制御信号検知部17と、制御信号検知部17による交流磁界信号の検知結果に基づいて電源供給制御部16の制御状態の切替えに係る動作を行う状態切替制御部18と、を内部に有している。
電源供給制御部16は、電源部15から主機能部14の各部への電力供給を遮断する制御を行っている場合において、第1の信号レベル(例えばHレベル)の出力信号を状態切替制御部18へ出力するように構成されている。
また、電源供給制御部16は、電源部15から主機能部14の各部への電力供給を実施する制御を行っている場合において、第2の信号レベル(例えばLレベル)の出力信号を状態切替制御部18へ出力するように構成されている。
ここで、制御信号検知部17及び状態切替制御部18の具体的な構成について説明する。図2は、第1の実施例に係る制御信号検知部及び状態切替制御部の構成の一例を示す図である。
制御信号検知部17は、例えば図2に示すように、コイルL1及びコンデンサC1からなる共振回路として構成されており、共振周波数f1の交流磁界信号を受信できるように調整されている。また、制御信号検知部17は、磁界発生装置20において発せられた交流磁界信号の検知結果に応じた磁界検知信号を状態切替制御部18へ出力するように構成されている。
状態切替制御部18は、図2に示すように、検波部18aと、タイマ部18bと、カウント値切替部18cと、カウンタ部18dと、を有して構成されている。図3は、第1の実施例に係る検波部の具体的な構成の一例を示す図である。
検波部18aは、図3に示すように、制御信号検知部17から出力される磁界検知信号を整流して出力するダイオードD1と、ダイオードD1からの出力信号を平滑化するコンデンサC2と、電源供給制御部16から出力される出力信号の信号レベルに応じてオンまたはオフするスイッチング素子M1と、スイッチング素子M1がオンした際にコンデンサC2に対して並列接続されるコンデンサC3と、コンデンサC2(及びコンデンサC3)に充電された電荷を放電する抵抗R1と、を具備して構成されている。
スイッチング素子M1は、例えば図3に示すように、ソースがダイオードD1の出力側に接続され、ドレインがコンデンサC3に接続され、ゲートが電源供給制御部16に接続されたP−MOSトランジスタ(Pチャネル型FET)として構成されている。
すなわち、以上に述べたような検波部18aの構成によれば、スイッチング素子M1がオフされている際には、ダイオードD1の出力側とコンデンサC3とが電気的に遮断されることにより、制御信号検知部17から出力される磁界検知信号の出力間隔が、コンデンサC2の容量と抵抗R1の抵抗値との積により定められる時定数τ1以上である場合において、制御信号検知部17から出力される磁界検知信号を適切に検波できるように構成されている。
また、以上に述べたような検波部18aの構成によれば、スイッチング素子M1がオンされている際には、ダイオードD1の出力側とコンデンサC3とが電気的に接続されることにより、制御信号検知部17から出力される磁界検知信号の出力間隔が、コンデンサC2及びC3の合成容量と抵抗R1の抵抗値との積により定められる時定数τ2以上である場合において、制御信号検知部17から出力される磁界検知信号を適切に検波できるように構成されている。
また、以上に述べたような検波部18aの構成によれば、スイッチング素子M1がオフされている際の時定数τ1と、スイッチング素子M1がオンされている際の時定数τ2と、の間において、τ1<τ2という大小関係が成立する。
そして、検波部18aは、制御信号検知部17から出力される磁界検知信号を適切に検波できた場合において、磁界発生装置20からバースト状に出力される交流磁界信号の出力回数(制御信号検知部17から出力される磁界検知信号の出力回数)に一致する数のパルス信号を、タイマ部18b及びカウンタ部18dへ連続的に出力する。
タイマ部18bは、検波部18aがパルス信号を出力し始めた際に時間の計測を開始するとともに、所定の時間が経過した際に時間の計測を終了するように構成されている。
また、タイマ部18bは、電源供給制御部16から出力される出力信号の信号レベルに応じ、計時動作の開始から終了までの時間を所定の計測時間S1またはS2のいずれかに設定できるように構成されている。
具体的には、タイマ部18bは、電源供給制御部16から出力される出力信号の信号レベルが第1の信号レベルである場合には、計時動作の開始から終了までの計測時間をS1に設定する。また、タイマ部18bは、電源供給制御部16から出力される出力信号の信号レベルが第2の信号レベルである場合には、計時動作の開始から終了までの計測時間をS2に設定する。
さらに、タイマ部18bは、計時動作を終了する際に、カウンタ部18dのカウント値を0にリセットさせるように動作する。
カウント値切替部18cは、電源供給制御部16から出力される出力信号の信号レベルに応じ、カウンタ部18dの動作により得られるカウント値の閾値を所定の閾値N1またはN2のいずれかに設定できるように構成されている。(なお、本実施例においては、N1<N2であることが望ましい。)
具体的には、カウント値切替部18cは、電源供給制御部16から出力される出力信号の信号レベルが第1の信号レベルである場合には、カウンタ部18dの動作により得られるカウント値の閾値をN1に設定する。また、カウント値切替部18cは、電源供給制御部16から出力される出力信号の信号レベルが第2の信号レベルである場合には、カウンタ部18dの動作により得られるカウント値の閾値をN2に設定する。
カウンタ部18dは、タイマ部18bの計時動作が行われている最中において、検波部18aから出力されるパルス信号の入力回数を1ずつカウントすることによりカウント値を得るように構成されている。
また、カウンタ部18dは、タイマ部18bの計時動作が行われている最中において得られたカウント値がカウント値切替部18cにより設定された閾値(N1またはN2)に達したことを検知した際に、電源供給制御部16の制御状態を切り替えるためのトリガ信号を出力するように構成されている。
なお、タイマ部18bの計時動作が行われている最中において得られたカウント値がカウント値切替部18cにより設定された閾値(N1またはN2)に達しなかった際には、電源供給制御部16の制御状態を切り替えるためのトリガ信号がカウンタ部18dから出力されないことに起因し、電源供給制御部16の制御状態が(現状のまま)維持される。
一方、磁界発生装置20は、図1に示すように、術者等の操作に応じて生体情報取得装置10を起動させる旨の指示信号を出力する起動スイッチ(以下、「起動SW」とも称する)21と、術者等の操作に応じて生体情報取得装置10を停止させる旨の指示信号を出力する停止スイッチ(以下、「停止SW」とも称する)22と、起動SW21及び停止SW22から出力される指示信号に応じた制御を行う磁界発生制御部23と、磁界発生制御部23の制御に応じた交流磁界信号を発生する磁界発生部24と、を具備して構成されている。
磁界発生制御部23は、起動SW21から指示信号が出力されたことを検知した際に、バースト状の交流磁界信号として、例えば、周波数f1の交流磁界の連続出力期間W1が周期T1毎に全3回分繰り返されるような第1の交流磁界信号を発生させるための制御を磁界発生部24に対して行う。また、本実施例の磁界発生制御部23は、前述の第1の交流磁界信号を発生させるための制御を行う際に、連続出力期間W1と周期T1との比が1:2になるように設定する。すなわち、本実施例の第1の交流磁界信号は、バースト出力期間W1、バースト出力期間W1の周期=T1、バースト出力回数=3回、かつ、バースト出力期間W1中に出力される交流磁界の周波数=f1のバースト状の交流磁界信号である。
また、磁界発生制御部23は、停止SW22から指示信号が出力されたことを検知した際に、バースト状の交流磁界信号として、例えば、周波数f1の交流磁界の連続出力期間W1が周期T2毎に全5回分繰り返されるような第2の交流磁界信号を発生させるための制御を磁界発生部24に対して行う。また、本実施例の磁界発生制御部23は、前述の第2の交流磁界信号を発生させるための制御を行う際に、連続出力期間W1と周期T2との比が1:4になるように設定する。すなわち、本実施例の第2の交流磁界信号は、バースト出力期間W1、バースト出力期間W1の周期=T2、バースト出力回数=5回、かつ、バースト出力期間W1中に出力される交流磁界の周波数=f1のバースト状の交流磁界信号である。
なお、本実施例では、時定数τ1及びτ2と、周期T1及びT2と、の間において、τ1<T1<τ2<T2という関係が成立するように各部が構成されているものとする。
ここで、本実施例の生体情報取得装置及び磁界発生装置の動作について、図4のタイミングチャートを参照しながら説明を行う。図4は、第1の実施例に係る生体情報取得装置及び磁界発生装置の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。
なお、図4のタイミングチャートに関する説明においては、簡単のため、計測時間S1<S2であり、閾値N1=3であり、かつ、閾値N2=5である場合を例に挙げて述べる。
まず、時刻t1以前の期間においては、電源部15から主機能部14の各部への電力供給を遮断する制御が電源供給制御部16により行われていることに起因し、第1の信号レベルを具備する出力信号が検波部18a、タイマ部18b及びカウント値切替部18cの各部へ出力される。従って、時刻t1以前の期間においては、検波部18aの時定数がτ1に設定され、タイマ部18bの計測時間がS1に設定され、カウント値切替部18cの閾値がN1に設定される。
そして、時刻t1において、例えば、磁界発生装置20に設けられた起動SW21が術者等によりオンされると、第1の交流磁界信号のうちの1回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられる。
また、時刻t1において、第1の交流磁界信号のうちの1回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられるに伴い、当該磁界信号の検知結果に応じた磁界検知信号が制御信号検知部17から出力され、制御信号検知部17からの磁界検知信号を検波して得られたパルス信号が検波部18aからタイマ部18b及びカウンタ部18dへ出力され、計測時間S1を計測するための計時動作がタイマ部18bにおいて開始される。さらに、このような動作が時刻t1において行われるに伴い、カウンタ部18dのカウント値が1に更新される。
その後、時刻t2において、第1の交流磁界信号のうちの3回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられるに伴い、当該磁界信号の検知結果に応じた磁界検知信号が制御信号検知部17から出力され、制御信号検知部17からの磁界検知信号を検波して得られたパルス信号が検波部18aからタイマ部18b及びカウンタ部18dへ出力される。さらに、このような動作が時刻t2において行われるに伴い、カウンタ部18dのカウント値が3に更新される。
そして、カウンタ部18dは、時刻t2において、カウント値が閾値N1に達したことを検出すると、電源供給制御部16の制御状態を切り替えるためのトリガ信号を出力する。
電源供給制御部16は、カウンタ部18dから出力されるトリガ信号に応じ、電源部15から主機能部14の各部への電力供給を実施する制御を開始する。そして、このような電源供給制御部16の動作により、時刻t2において、主機能部14の各部に電力が供給され、主機能部14の各部が動作を開始する(電源状態がオンの状態となる)。
また、時刻t2において、電源部15から主機能部14の各部への電力供給を実施する制御が開始されたことに起因し、電源供給制御部16から出力される出力信号の信号レベルが第1の信号レベルから第2の信号レベルへ遷移する。そして、このような信号レベルの遷移に応じ、検波部18aの時定数がτ2に設定されるとともに、カウント値切替部18cの閾値がN2に設定される。
タイマ部18bは、時刻t2の後の時刻t3において、計測時間S1の計測を終了するとともに、カウンタ部18dのカウント値を0にリセットさせるように動作する。
また、タイマ部18bは、時刻t3において、第2の信号レベルを具備する出力信号が電源供給制御部16から出力されていることを検知すると、計時動作の開始から終了までの計測時間をS2に設定する。
一方、時刻t3の後の時刻t4において、例えば、磁界発生装置20に設けられた起動SW21が術者等により再度オンされると、第1の交流磁界信号のうちの1回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられる。
また、時刻t4において、第1の交流磁界信号のうちの1回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられるに伴い、当該磁界信号の検知結果に応じた磁界検知信号が制御信号検知部17から出力され、制御信号検知部17からの磁界検知信号を検波して得られたパルス信号が検波部18aからタイマ部18b及びカウンタ部18dへ出力され、計測時間S2を計測するための計時動作がタイマ部18bにおいて開始される。
しかし、時刻t4においては、検波部18aの時定数がτ2に設定されており、制御信号検知部17から出力される磁界検知信号を適切に検波することができないため、第1の交流磁界信号に追従するようなパルス信号がカウンタ部18dに入力されなくなる。その結果、タイマ部18bによる計測時間S2の計測が終了する時刻t5に至った時点において、カウンタ部18dにより得られたカウント値が閾値N2に達しないまま0にリセットされる。
そして、以上に述べたような時刻t4からt5までの動作によれば、カウンタ部18dから電源供給制御部16にトリガ信号が出力されないため、電源部15から主機能部14の各部への電力供給を実施する制御が維持される。
一方、時刻t5の後の時刻t6において、例えば、磁界発生装置20に設けられた停止SW22が術者等によりオンされると、第2の交流磁界信号のうちの1回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられる。
また、時刻t6において、第2の交流磁界信号のうちの1回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられるに伴い、当該磁界信号の検知結果に応じた磁界検知信号が制御信号検知部17から出力され、制御信号検知部17からの磁界検知信号を検波して得られたパルス信号が検波部18aからタイマ部18b及びカウンタ部18dへ出力され、計測時間S2を計測するための計時動作がタイマ部18bにおいて開始される。さらに、このような動作が時刻t6において行われるに伴い、カウンタ部18dのカウント値が1に更新される。
その後、時刻t7において、第2の交流磁界信号のうちの5回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられるに伴い、当該磁界信号の検知結果に応じた磁界検知信号が制御信号検知部17から出力され、制御信号検知部17からの磁界検知信号を検波して得られたパルス信号が検波部18aからタイマ部18b及びカウンタ部18dへ出力される。さらに、このような動作が時刻t7において行われるに伴い、カウンタ部18dのカウント値が5に更新される。
そして、カウンタ部18dは、時刻t7において、カウント値が閾値N2に達したことを検出すると、電源供給制御部16の制御状態を切り替えるためのトリガ信号を出力する。
電源供給制御部16は、カウンタ部18dから出力されるトリガ信号に応じ、電源部15から主機能部14の各部への電力供給を遮断する制御を開始する。そして、このような電源供給制御部16の動作により、時刻t7において、主機能部14の各部への電力供給が遮断され、主機能部14の各部が動作を停止する(電源状態がオフの状態となる)。
また、時刻t7において、電源部15から主機能部14の各部への電力供給を遮断する制御が開始されたことに起因し、電源供給制御部16から出力される出力信号の信号レベルが第2の信号レベルから第1の信号レベルへ遷移する。そして、このような信号レベルの遷移に応じ、検波部18aの時定数がτ1に設定されるとともに、カウント値切替部18cの閾値がN1に設定される。
タイマ部18bは、時刻t7の後の時刻t8において、計測時間S2の計測を終了するとともに、カウンタ部18dのカウント値を0にリセットさせるように動作する。また、タイマ部18bは、時刻t8において、第1の信号レベルを具備する出力信号が電源供給制御部16から出力されていることを検知すると、計時動作の開始から終了までの計測時間をS1に設定する。
一方、時刻t8の後の時刻t9において、例えば、磁界発生装置20に設けられた停止SW22が術者等により再度オンされると、第2の交流磁界信号のうちの1回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられる。
また、時刻t9において、第2の交流磁界信号のうちの1回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられるに伴い、当該磁界信号の検知結果に応じた磁界検知信号が制御信号検知部17から出力され、制御信号検知部17からの磁界検知信号を検波して得られたパルス信号が検波部18aからタイマ部18b及びカウンタ部18dへ出力され、計測時間S1を計測するための計時動作がタイマ部18bにおいて開始される。
しかし、第2の交流磁界信号の周期T2が第1の交流磁界信号の周期T1の2倍であることに起因し、時刻t9において開始された計測時間S1の計測が終了する時刻t10に至った時点において、カウンタ部18dにより得られたカウント値が閾値N1に達しないまま0にリセットされる。
また、時刻t10の後の時刻t11において、第2の交流磁界信号のうちの3回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられるに伴い、当該磁界信号の検知結果に応じた磁界検知信号が制御信号検知部17から出力され、制御信号検知部17からの磁界検知信号を検波して得られたパルス信号が検波部18aからタイマ部18b及びカウンタ部18dへ出力され、計測時間S1を計測するための計時動作がタイマ部18bにおいて再度開始される。
しかし、第2の交流磁界信号の周期T2が第1の交流磁界信号の周期T1の2倍であることに起因し、時刻t11において開始された計測時間S1の計測が終了する時刻t12に至った時点において、カウンタ部18dにより得られたカウント値が閾値N1に達しないまま0にリセットされる。
また、時刻t12の後の時刻t13において、第2の交流磁界信号のうちの5回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられるに伴い、当該磁界信号の検知結果に応じた磁界検知信号が制御信号検知部17から出力され、制御信号検知部17からの磁界検知信号を検波して得られたパルス信号が検波部18aからタイマ部18b及びカウンタ部18dへ出力され、計測時間S1を計測するための計時動作がタイマ部18bにおいて再度開始される。
しかし、第2の交流磁界信号の周期T2が第1の交流磁界信号の周期T1の2倍であることに起因し、時刻t13において開始された計測時間S1の計測が終了する時刻t14に至った時点において、カウンタ部18dにより得られたカウント値が閾値N1に達しないまま0にリセットされる。
そして、以上に述べたような時刻t9からt14までの動作によれば、カウンタ部18dから電源供給制御部16にトリガ信号が出力されないため、電源部15から主機能部14の各部への電力供給を遮断する制御が維持される。
すなわち、本実施例の状態切替制御部18によれば、磁界検知信号が所定の時間(計測時間S1またはS2)内に所定の回数(閾値N1またはN2)制御信号検知部17から出力されたか否かに基づき、第1の交流磁界信号及び第2の交流磁界信号のうち、前回検知された一方の交流磁界信号が今回再度検知されたか否かを判定することができる。さらに、本実施例の状態切替制御部18によれば、前回検知された一方の交流磁界信号が今回再度検知されたとの判定結果が得られた場合には、電源供給制御部16の制御状態を維持させるように動作し、前記一方の制御信号とは異なる他方の制御信号が今回検知されたとの判定結果が得られた場合には、電源供給制御部16の制御状態を変化させるように動作することができる。
従って、本実施例によれば、生体情報取得装置の現在の電源状態を磁界発生装置に知らせるための信号のやり取り(生体情報取得装置から磁界発生装置へのフィードバック)が行われずとも、生体情報取得装置の電源状態を、磁界発生装置に設けられた起動SW及び停止SWの操作に応じた電源状態とすることができる。また、本実施例によれば、例えば、磁界発生装置に設けられた起動SW及び停止SWのうちの一方のスイッチが連続的に操作されるような状況が発生したとしても、次に他方のスイッチが操作されるまでの間において、当該一方のスイッチの指示に応じた生体情報取得装置の電源状態を維持することができる。そのため、本実施例によれば、生体情報取得装置の電源状態を所望の電源状態に確実に遷移させることができる。
なお、本実施例によれば、電源供給制御部16の現在の制御状態に応じ、検波部18aの時定数と、タイマ部18bの計測時間と、カウンタ部18dにより取得されるカウント値の閾値と、の3種類のパラメータが全て変更されるように構成したものに限らず、当該3種類のパラメータのうちの1種類または2種類のみが変更されるように構成してもよい。
また、本実施例によれば、起動SW21が操作された場合に出力される(第1の)交流磁界信号と、停止SW22が操作された場合に出力される(第2の)交流磁界信号との間において、連続出力期間の周期を相互に異ならせるように構成したものに限らず、例えば、バースト出力される交流磁界の周波数を相互に異ならせるように構成してもよく、バースト出力される交流磁界の位相を相互に異ならせるように構成してもよい。さらに、本実施例によれば、前述の3つの要素のうちの2つ以上を併せて異ならせることにより、起動SW21が操作された場合に出力される(第1の)交流磁界信号と、停止SW22が操作された場合に出力される(第2の)交流磁界信号とを相互に異ならせるようにしてもよい。
(第2の実施例)
図5から図8は、本発明の第2の実施例に係るものである。
なお、本実施例においては、第1の実施例と同様の構成等を有する部分に関する詳細な説明を省略するとともに、第1の実施例と異なる構成等を有する部分に関して主に説明を行う。図5は、本発明の第2の実施例に係る生体情報取得装置を含む生体情報取得システムの要部の構成を示す図である。
生体情報取得システム1Aは、図5に示すように、生体情報取得装置10Aと、磁界発生装置20と、を具備して構成されている。
本実施例の生体情報取得装置10Aは、照明部11、撮像部12及び無線送信部13を備えた主機能部14と、電源部15と、電源供給制御部16と、制御信号検知部17Aと、状態切替制御部18Aと、を内部に有している。図6は、第2の実施例に係る制御信号検知部及び状態切替制御部の構成の一例を示す図である。
制御信号検知部17Aは、図6に示すように、コイルL1及びコンデンサC1からなる共振回路17aと、共振周波数切替部17bと、を有して構成されている。図7は、第2の実施例に係る共振周波数切替部の具体的な構成の一例を示す図である。
共振周波数切替部17bは、図7に示すように、電源供給制御部16から出力される出力信号の信号レベルに応じてオンまたはオフするスイッチング素子M2と、スイッチング素子M2がオンした際に共振回路17aのコンデンサC1に対して並列接続されるコンデンサC4と、を具備して構成されている。
スイッチング素子M2は、例えば図7に示すように、ソースが共振回路17aの出力側に接続され、ドレインがコンデンサC4に接続され、ゲートが電源供給制御部16に接続されたP−MOSトランジスタ(Pチャネル型FET)として構成されている。
以上に述べたような制御信号検知部17Aの構成によれば、スイッチング素子M2がオフされている際には、共振回路17aの出力側とコンデンサC4とが電気的に遮断されることにより、コイルL1及びコンデンサC1からなる共振周波数f1の共振回路Z1が選択されるとともに、当該共振回路Z1における交流磁界信号の検知結果に応じた磁界検知信号を生成して状態切替制御部18Aの検波部18fへ出力することができるように構成されている。
また、以上に述べたような制御信号検知部17Aの構成によれば、スイッチング素子M2がオンされている際には、共振回路17aの出力側とコンデンサC4とが電気的に接続されることにより、コイルL1、コンデンサC1及びコンデンサC4からなる共振周波数f2の共振回路Z2が選択されるとともに、当該共振回路Z2における交流磁界信号の検知結果に応じた磁界検知信号を生成して状態切替制御部18Aの検波部18fへ出力することができるように構成されている。
すなわち、制御信号検知部17Aは、第3の交流磁界信号または第4の交流磁界信号のいずれか一方を選択的に検知して磁界検知信号を出力することが可能な機能を備えて構成されている。
一方、以上に述べたような制御信号検知部17Aの構成によれば、スイッチング素子M2がオフされている際の共振回路Z1の共振周波数f1と、スイッチング素子M2がオンされている際の共振回路Z2の共振周波数f2と、の間において、f1>f2という大小関係が成立する。
状態切替制御部18Aは、図6に示すように、検波部18fと、タイマ部18gと、カウンタ部18hと、を有して構成されている。
検波部18fは、共振回路Z1またはZ2から出力される磁界検知信号の出力間隔が時定数τ1以上である場合において、当該磁界検知信号を適切に検波できるように構成されている。そして、検波部18fは、共振回路Z1またはZ2から出力される磁界検知信号を適切に検波できた場合において、磁界発生装置20からバースト状に出力される交流磁界信号の出力回数(共振回路Z1またはZ2から出力される磁界検知信号の出力回数)に一致する数のパルス信号を、タイマ部18g及びカウンタ部18hへ連続的に出力する。
タイマ部18gは、検波部18fがパルス信号を出力し始めた際に所定の計測時間S3の計時動作を開始するとともに、当該計測時間S3が経過した際に計時動作を終了するように構成されている。
また、タイマ部18gは、計時動作を終了する際に、カウンタ部18hのカウント値を0にリセットさせるように動作する。
カウンタ部18hは、タイマ部18gの計時動作が行われている最中において、検波部18aから出力されるパルス信号の入力回数を1ずつカウントすることによりカウント値を得るように構成されている。
また、カウンタ部18hは、タイマ部18gの計時動作が行われている最中において得られたカウント値が所定の閾値N1に達したことを検知した際に、電源供給制御部16の制御状態を切り替えるためのトリガ信号を出力するように構成されている。
なお、タイマ部18gの計時動作が行われている最中において得られたカウント値が所定の閾値N1に達しなかった際には、電源供給制御部16の制御状態を切り替えるためのトリガ信号がカウンタ部18hから出力されないことに起因し、電源供給制御部16の制御状態が(現状のまま)維持される。
一方、本実施例の磁界発生装置は、前述の第1及び第2の交流磁界信号を発生させるための制御を行う代わりに、以下に述べるような第3及び第4の交流磁界信号を発生させるための制御を行うように構成されている。
具体的には、本実施例の磁界発生制御部23は、起動SW21から指示信号が出力されたことを検知した際に、バースト状の交流磁界信号として、例えば、周波数f1の交流磁界の連続出力期間W3が周期T3毎に全3回分繰り返されるような第3の交流磁界信号を発生させるための制御を磁界発生部24に対して行う。また、本実施例の磁界発生制御部23は、前述の第3の交流磁界信号を発生させるための制御を行う際に、連続出力期間W3と周期T3との比が1:2になるように設定する。すなわち、本実施例の第3の交流磁界信号は、バースト出力期間W3、バースト出力期間W3の周期=T3、バースト出力回数=3回、かつ、バースト出力期間W3中に出力される交流磁界の周波数=f1のバースト状の交流磁界信号である。
また、本実施例の磁界発生制御部23は、停止SW22から指示信号が出力されたことを検知した際に、バースト状の交流磁界信号として、例えば、周波数f2の交流磁界の連続出力期間W3が周期T3毎に全3回分繰り返されるような第4の交流磁界信号を発生させるための制御を磁界発生部24に対して行う。また、本実施例の磁界発生制御部23は、前述の第4の交流磁界信号を発生させるための制御を行う際に、連続出力期間W3と周期T3との比が1:2になるように設定する。すなわち、本実施例の第4の交流磁界信号は、バースト出力期間W3、バースト出力期間W3の周期=T3、バースト出力回数=3回、かつ、バースト出力期間W3中に出力される交流磁界の周波数=f2のバースト状の交流磁界信号である。
なお、本実施例においては、第3の交流磁界信号においてバースト出力される交流磁界の周波数及び共振回路Z1の共振周波数として設定される周波数f1が、第4の交流磁界信号においてバースト出力される交流磁界の周波数及び共振回路Z2の共振周波数として設定される周波数f2の2倍以上であることが望ましい。
また、本実施例では、時定数τ1と周期T3との間において、τ1<T3という関係が成立するように各部が構成されているものとする。
ここで、本実施例の生体情報取得装置及び磁界発生装置の動作について、図8のタイミングチャートを参照しながら説明を行う。図8は、第2の実施例に係る生体情報取得装置及び磁界発生装置の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。
なお、図8のタイミングチャートに関する説明においては、簡単のため、閾値N1=3である場合を例に挙げて述べる。
まず、時刻t21以前の期間においては、電源部15から主機能部14の各部への電力供給を遮断する制御が電源供給制御部16により行われていることに起因し、第1の信号レベルを具備する出力信号が共振周波数切替部17bへ出力される。従って、時刻t21以前の期間においては、共振周波数f1の共振回路Z1が選択された状態となっている。
そして、時刻t21において、例えば、磁界発生装置20に設けられた起動SW21が術者等によりオンされると、第3の交流磁界信号のうちの1回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられる。
また、時刻t21において、第3の交流磁界信号のうちの1回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられるに伴い、当該磁界信号の検知結果に応じた磁界検知信号が共振回路Z1から出力され、共振回路Z1からの磁界検知信号を検波して得られたパルス信号が検波部18fからタイマ部18g及びカウンタ部18hへ出力され、計測時間S3を計測するための計時動作がタイマ部18gにおいて開始される。さらに、このような動作が時刻t21において行われるに伴い、カウンタ部18hのカウント値が1に更新される。
その後、時刻t22において、第3の交流磁界信号のうちの3回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられるに伴い、当該磁界信号の検知結果に応じた磁界検知信号が共振回路Z1から出力され、共振回路Z1からの磁界検知信号を検波して得られたパルス信号が検波部18fからタイマ部18g及びカウンタ部18hへ出力される。さらに、このような動作が時刻t22において行われるに伴い、カウンタ部18hのカウント値が3に更新される。
そして、カウンタ部18hは、時刻t22において、カウント値が閾値N1に達したことを検出すると、電源供給制御部16の制御状態を切り替えるためのトリガ信号を出力する。
電源供給制御部16は、カウンタ部18hから出力されるトリガ信号に応じ、電源部15から主機能部14の各部への電力供給を実施する制御を開始する。そして、このような電源供給制御部16の動作により、時刻t22において、主機能部14の各部に電力が供給され、主機能部14の各部が動作を開始する(電源状態がオンの状態となる)。
また、時刻t22において、電源部15から主機能部14の各部への電力供給を実施する制御が開始されたことに起因し、電源供給制御部16から出力される出力信号の信号レベルが第1の信号レベルから第2の信号レベルへ遷移する。そして、このような信号レベルの遷移に応じて共振周波数切替部17bのスイッチング素子M2がオフからオンへ切り替わることにより、共振周波数f2の共振回路Z2が選択される。
タイマ部18gは、時刻t22の後の時刻t23において、計測時間S3の計測を終了するとともに、カウンタ部18hのカウント値を0にリセットさせるように動作する。
一方、時刻t23の後の時刻t24において、例えば、磁界発生装置20に設けられた起動SW21が術者等により再度オンされると、第3の交流磁界信号のうちの1回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられる。
しかし、時刻t24においては、共振周波数f2の共振回路Z2が選択されており、周波数f1の交流磁界がバースト出力される第3の交流磁界信号を検知することができないため、検波部18fへの磁界検知信号の出力が行われない。その結果、時刻t24においては、検波部18fからのパルス信号の出力が行われず、タイマ部18gによる計時動作が開始されず、カウンタ部18hによるカウント値の取得が開始されない(カウント値が0のまま維持される)。
そして、以上に述べたような時刻t24の動作によれば、カウンタ部18hから電源供給制御部16にトリガ信号が出力されないため、電源部15から主機能部14の各部への電力供給を実施する制御が維持される。
一方、時刻t24の後の時刻t25において、例えば、磁界発生装置20に設けられた停止SW22が術者等によりオンされると、第4の交流磁界信号のうちの1回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられる。
また、時刻t25において、第4の交流磁界信号のうちの1回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられるに伴い、当該磁界信号の検知結果に応じた磁界検知信号が共振回路Z2から出力され、共振回路Z2からの磁界検知信号を検波して得られたパルス信号が検波部18fからタイマ部18g及びカウンタ部18hへ出力され、計測時間S3を計測するための計時動作がタイマ部18gにおいて開始される。さらに、このような動作が時刻t25において行われるに伴い、カウンタ部18hのカウント値が1に更新される。
その後、時刻t26において、第4の交流磁界信号のうちの3回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられるに伴い、当該磁界信号の検知結果に応じた磁界検知信号が共振回路Z2から出力され、共振回路Z2からの磁界検知信号を検波して得られたパルス信号が検波部18fからタイマ部18g及びカウンタ部18hへ出力される。さらに、このような動作が時刻t26において行われるに伴い、カウンタ部18hのカウント値が3に更新される。
そして、カウンタ部18hは、時刻t26において、カウント値が閾値N1に達したことを検出すると、電源供給制御部16の制御状態を切り替えるためのトリガ信号を出力する。
電源供給制御部16は、カウンタ部18hから出力されるトリガ信号に応じ、電源部15から主機能部14の各部への電力供給を遮断する制御を開始する。そして、このような電源供給制御部16の動作により、時刻t26において、主機能部14の各部への電力供給が遮断され、主機能部14の各部が動作を停止する(電源状態がオフの状態となる)。
また、時刻t26において、電源部15から主機能部14の各部への電力供給を遮断する制御が開始されたことに起因し、電源供給制御部16から出力される出力信号の信号レベルが第2の信号レベルから第1の信号レベルへ遷移する。そして、このような信号レベルの遷移に応じて共振周波数切替部17bのスイッチング素子M2がオンからオフへ切り替わることにより、共振周波数f1の共振回路Z1が選択される。
タイマ部18gは、時刻t26の後の時刻t27において、計測時間S3の計測を終了するとともに、カウンタ部18hのカウント値を0にリセットさせるように動作する。
一方、時刻t27の後の時刻t28において、例えば、磁界発生装置20に設けられた停止SW22が術者等によりオンされると、第4の交流磁界信号のうちの1回目の磁界信号が磁界発生部24から発せられる。
しかし、時刻t28においては、共振周波数f1の共振回路Z1が選択されており、周波数f2の交流磁界がバースト出力される第4の交流磁界信号を検知することができないため、検波部18fへの磁界検知信号の出力が行われない。その結果、時刻t28においては、検波部18fからのパルス信号の出力が行われず、タイマ部18gによる計時動作が開始されず、カウンタ部18hによるカウント値の取得が開始されない(カウント値が0のまま維持される)。
そして、以上に述べたような時刻t28の動作によれば、カウンタ部18hから電源供給制御部16にトリガ信号が出力されないため、電源部15から主機能部14の各部への電力供給を遮断する制御が維持される。
すなわち、本実施例の状態切替制御部18Aによれば、磁界検知信号が所定の時間(計測時間S3)内に制御信号検知部17Aから出力されたか否かに基づき、第3の交流磁界信号及び第4の交流磁界信号のうち、前回検知された一方の交流磁界信号が今回再度検知されたか否かを判定することができる。さらに、本実施例の状態切替制御部18Aによれば、前回検知された一方の交流磁界信号が今回再度検知されたとの判定結果が得られた場合には、電源供給制御部16の制御状態を維持させるように動作し、前記一方の制御信号とは異なる他方の制御信号が今回検知されたとの判定結果が得られた場合には、電源供給制御部16の制御状態を変化させるように動作することができる。
従って、本実施例によれば、生体情報取得装置の現在の電源状態を磁界発生装置に知らせるための信号のやり取り(生体情報取得装置から磁界発生装置へのフィードバック)が行われずとも、生体情報取得装置の電源状態を、磁界発生装置に設けられた起動SW及び停止SWの操作に応じた電源状態とすることができる。また、本実施例によれば、例えば、磁界発生装置に設けられた起動SW及び停止SWのうちの一方のスイッチが連続的に操作されるような状況が発生したとしても、次に他方のスイッチが操作されるまでの間において、当該一方のスイッチの指示に応じた生体情報取得装置の電源状態を維持することができる。そのため、本実施例によれば、生体情報取得装置の電源状態を所望の電源状態に確実に遷移させることができる。
なお、本実施例によれば、起動SW21が操作された場合に出力される(第3の)交流磁界信号と、停止SW22が操作された場合に出力される(第4の)交流磁界信号と、のうち、電源供給制御部16の現在の制御状態を変化させる一方の交流磁界信号のみを生体情報取得装置で検知できるように構成したものに限らず、第1の実施例にて述べたように、検波部18fの時定数と、タイマ部18gの計測時間と、カウンタ部18hにより取得されるカウント値の閾値と、の3種類のパラメータのうちの少なくとも1つを電源供給制御部16の現在の制御状態に応じて変更するように構成してもよい。
なお、本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や応用が可能であることは勿論である。
1 生体情報取得システム
10 生体情報取得装置
11 照明部
12 撮像部
13 無線送信部
14 主機能部
15 電源部
16 電源供給制御部
17 制御信号検知部
17a 共振回路
17b 共振周波数切替部
18,18A 状態切替制御部
18a,18f 検波部
18b,18g タイマ部
18c カウント値切替部
18d,18h カウンタ部
20 磁界発生装置
21 起動スイッチ
22 停止スイッチ
23 磁界発生制御部
24 磁界発生部
特開2010−240252号公報

Claims (7)

  1. 被検体の内部の生体情報を取得可能な生体情報取得部を具備する生体情報取得装置であって、
    前記生体情報取得部を駆動させるための電力を供給可能な電源部と、
    前記電源部から前記生体情報取得部への電力の供給を実施するまたは遮断する制御を行う電源供給制御部と、
    前記生体情報取得装置の外部において発せられた第1の出力回数を具備するバースト状の第1の交流磁界信号を検知した際に第1の検知信号を出力するとともに、前記生体情報取得装置の外部において発せられた前記第1の出力回数よりも大きな第2の出力回数を具備するバースト状の第2の交流磁界信号を検知した際に第2の検知信号を出力するように構成された制御信号検知部と、
    前記制御信号検知部から出力される前記第1の検知信号及び前記第2の検知信号をそれぞれ検波してパルス信号を出力する検波部を具備し、さらに、前記検波部から出力されるパルス信号の出力時間及び出力回数に基づき、前記第1の出力回数に一致する出力回数の第1のパルス信号が第1の時間内に出力された後で前記第1の出力回数未満の出力回数の第2のパルス信号が前記第1の時間よりも長い第2の時間内に出力された場合、及び、前記第2の出力回数に一致する出力回数の第3のパルス信号が前記第2の時間内に出力された後で前記第2のパルス信号が前記第1の時間内に出力された場合において、前記電源供給制御部の制御状態を維持させるように動作し、前記第1のパルス信号が第1の時間内に出力された後で前記第3のパルス信号が前記第2の時間内に出力された場合、及び、前記第3のパルス信号が前記第2の時間内に出力された後で前記第1のパルス信号が前記第1の時間内に出力された場合において、前記電源供給制御部の制御状態を変化させるように動作する状態切替制御部と、
    を有することを特徴とする生体情報取得装置。
  2. 被検体の内部の生体情報を取得可能な生体情報取得部を具備する生体情報取得装置であって、
    前記生体情報取得部を駆動させるための電力を供給可能な電源部と、
    前記電源部から前記生体情報取得部への電力の供給を実施するまたは遮断する制御を行う電源供給制御部と、
    前記生体情報取得装置の外部において発せられたバースト状の交流磁界信号を検知する際の共振周波数を相互に異なる第1の共振周波数または第2の共振周波数のいずれかに切り替え可能であるとともに、前記第1の共振周波数に一致する第1の周波数を具備する第1の交流磁界信号を検知した場合において、前記第1の交流磁界信号の出力回数に一致する出力回数を具備する第1の検知信号を出力する動作と前記共振周波数を前記第1の共振周波数から前記第2の共振周波数へ切り替える動作とを行い、前記第2の共振周波数に一致する第2の周波数を具備する第2の交流磁界信号を検知した場合において、前記第2の交流磁界信号の出力回数に一致する出力回数を具備する第2の検知信号を出力する動作と前記共振周波数を前記第2の共振周波数から前記第1の共振周波数へ切り替える動作とを行うように構成された制御信号検知部と、
    前記制御信号検知部からの各検知信号の出力状態に基づき、前記第1の検知信号及び前記第2の検知信号がいずれも出力されない場合において、前記電源供給制御部の制御状態を維持させるように動作し、前記第1の検知信号または前記第2の検知信号のいずれかが出力された場合において、前記電源供給制御部の制御状態を変化させるように動作する状態切替制御部と、
    を有することを特徴とする生体情報取得装置。
  3. 前記生体情報取得装置は、カプセル内視鏡であることを特徴とする請求項1または2に記載の生体情報取得装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の生体情報取得装置と、
    前記生体情報取得装置を起動させるための指示を行うことが可能な第1のスイッチと、前記生体情報取得装置を停止させるための指示を行うことが可能な第2のスイッチと、前記第1のスイッチにおいてなされた指示に基づいて前記第1の交流磁界信号を発生させる制御を行うとともに、前記第2のスイッチにおいてなされた指示に基づいて前記第2の交流磁界信号を発生させるための制御を行う制御信号発生制御部と、を備えた外部制御装置と、
    を有することを特徴とする生体情報取得システム。
  5. 被検体の内部の生体情報を取得可能な生体情報取得部と、前記生体情報取得部を駆動させるための電力を供給可能な電源部と、前記電源部から前記生体情報取得部への電力の供給を実施するまたは遮断する制御を行う電源供給制御部と、を有する生体情報取得装置の駆動方法であって、
    制御信号検知部が、前記生体情報取得装置の外部において発せられた第1の出力回数を具備するバースト状の第1の交流磁界信号を検知した際に第1の検知信号を出力するとともに、前記生体情報取得装置の外部において発せられた前記第1の出力回数よりも大きな第2の出力回数を具備するバースト状の第2の交流磁界信号を検知した際に第2の検知信号を出力するステップと、
    状態切替制御部が、前記制御信号検知部から出力される前記第1の検知信号及び前記第2の検知信号をそれぞれ検波してパルス信号を出力する検波部から出力されるパルス信号の出力時間及び出力回数に基づき、前記第1の出力回数に一致する出力回数の第1のパルス信号が第1の時間内に出力された後で前記第1の出力回数未満の出力回数の第2のパルス信号が前記第1の時間よりも長い第2の時間内に出力された場合、及び、前記第2の出力回数に一致する出力回数の第3のパルス信号が前記第2の時間内に出力された後で前記第2のパルス信号が前記第1の時間内に出力された場合において、前記電源供給制御部の制御状態を維持させるように動作し、前記第1のパルス信号が第1の時間内に出力された後で前記第3のパルス信号が前記第2の時間内に出力された場合、及び、前記第3のパルス信号が前記第2の時間内に出力された後で前記第1のパルス信号が前記第1の時間内に出力された場合において、前記電源供給制御部の制御状態を変化させるように動作するステップと、
    を有することを特徴とする生体情報取得装置の駆動方法。
  6. 被検体の内部の生体情報を取得可能な生体情報取得部と、前記生体情報取得部を駆動させるための電力を供給可能な電源部と、前記電源部から前記生体情報取得部への電力の供給を実施するまたは遮断する制御を行う電源供給制御部と、を有する生体情報取得装置の駆動方法であって、
    制御信号検知部が、前記生体情報取得装置の外部において発せられたバースト状の交流磁界信号を検知する際の共振周波数を相互に異なる第1の共振周波数または第2の共振周波数のいずれかに切り替え可能であるとともに、前記第1の共振周波数に一致する第1の周波数を具備する第1の交流磁界信号を検知した場合において、前記第1の交流磁界信号の出力回数に一致する出力回数を具備する第1の検知信号を出力する動作と前記共振周波数を前記第1の共振周波数から前記第2の共振周波数へ切り替える動作とを行い、前記第2の共振周波数に一致する第2の周波数を具備する第2の交流磁界信号を検知した場合において、前記第2の交流磁界信号の出力回数に一致する出力回数を具備する第2の検知信号を出力する動作と前記共振周波数を前記第2の共振周波数から前記第1の共振周波数へ切り替える動作とを行うステップと、
    状態切替制御部が、各検知信号の出力状態に基づき、前記第1の検知信号及び前記第2の検知信号がいずれも出力されない場合において、前記電源供給制御部の制御状態を維持させるように動作し、前記第1の検知信号または前記第2の検知信号のいずれかが出力された場合において、前記電源供給制御部の制御状態を変化させるように動作するステップと、
    を有することを特徴とする生体情報取得装置の駆動方法。
  7. 前記生体情報取得装置は、カプセル内視鏡であることを特徴とする請求項5または6に記載の生体情報取得装置の駆動方法。
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