JP6075647B2 - 機器制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、機器制御装置に関する。
機器制御装置は、制御対象機器を制御する装置である。機器制御装置は、一般的に、画像を表示する表示部、ユーザが操作するためのユーザインタフェース部、各部が動作する電力を供給するための電源部などから構成される。
表示部、ユーザインタフェース部、電源部などの構成部品群は筐体に収容され、それによって、機器制御装置は、一体的に構成されて建物の壁などに設置されることが多い。このとき、建物の構造などによっては、機器制御装置の設置スペースを十分に確保することが困難なことがあるため、機器制御装置の小型化が望まれている。
また、電源部は動作時に熱を発することが多く、この熱のために、例えばユーザインタフェース部、制御部などの構成部品が熱くなることがある。ユーザインタフェース部が熱くなると、ユーザが操作する時に不安感を抱くなど、快適な操作が阻害されるおそれがある。また、制御部が熱くなると、制御部内で使用している電子部品が故障するおそれがある。
特許文献1には、室内機及び室外機を制御する装置であって、コンバータ部と専用のU/I部とを備えるものが開示されている。コンバータ部は、AC/DC電源、DC/DC電源などを含む。専用のU/I部は、表示部、操作部、レギュレータ、CPUなどを含む。
コンバータ部では、AC/DC電源が交流電源を基に第1直流電圧を生成し、DC/DC電源が第1直流電圧を降圧して第2直流電圧を生成する。第2直流電圧は、専用のU/I部に供給される。専用のU/I部では、レギュレータにより第2直流電圧をさらに降圧しかつノイズが小さい安定化した電圧を動作電圧としている。特許文献1によれば、第1直流電圧よりも低い第2直流電圧を専用のU/I部のレギュレータに供給するので、レギュレータの発熱を抑制できるとされる。
特開2004−251467号公報
特許文献1に記載の技術によって、レギュレータの発熱を抑制できたとしても、AC/DC電源などの電源部の発熱が抑制されるわけではない。そのため、例えば特許文献1に記載のコンバータ部と専用のU/I部とを筐体に収容し、機器制御装置として一体的に構成した場合、電源部の発熱によって、専用のU/I部の操作部、制御部などが熱くなるおそれがある。
これを防ぐために、電源部を冷却するヒートシンクを設けること、またはACアダプタの適用などによって電源部の一部又は全部と他の構成部品とを別体に構成することなどが考えられる。
しかしながら、ヒートシンクを設けると、機器制御装置が大型化してしまう。また、電源部の一部又は全部と他の構成部品とを別体に構成すると、これらを一体的に構成する場合よりも、建物の壁などへの設置作業に手間が掛かることになる。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、大型化を抑えつつ、電源部の発熱による周囲の構成部品の温度上昇を抑制することが可能な機器制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る機器制御装置は、制御対象機器を制御するための電力を供給する電源部と、電源部が内部に収容された電装箱と、電装箱が内部に配設される筐体とを備える。電装箱は、電源部の上下左右を囲む胴部に第1開口部と第2開口部と、胴部の後端に接続した後壁部とを有する。第2開口部は、第1開口部よりも上方に位置する。筐体は、後壁部が外部に露出するように胴部が貫通する露出口部を有する。
本発明によれば、第2開口部は、第1開口部よりも上方に位置する。そのため、電源部が動作時に発熱すると、自然対流によって第1開口部から第2開口部へ空気が流れるので、電源部を冷却するためのヒートシンクなどを追加的に設けなくても、電源部を冷却することができる。従って、機器制御装置の大型化を抑えつつ、電源部の発熱による周囲の構成部品の温度上昇を抑制することが可能になる。
本発明の実施の形態1に係る機器制御装置を前方から見た図である。 実施の形態1に係る機器制御装置を後方左下から見た場合の筐体の内部の構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係る機器制御装置の、図1に示すA−A線における断面図である。 電源部に内蔵される回路構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る機器制御装置を前方から見た図である。 実施の形態2に係る機器制御装置を後方左下から見た斜視図である。 実施の形態2に係る機器制御装置の、図5に示すB−B線における断面図である。 本発明の変形例1に係る機器制御装置を後方右下から見た場合の筐体の内部の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。全図を通じて同一の要素には同一の符号を付す。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る機器制御装置100は、図1に示すように、空調機101を制御するための装置である。機器制御装置100は、通信回線102により空調機101と接続されており、この通信回線102を通じて空調機101との間で制御信号などを送受信する。通信回線102は、例えば、有線回線、無線回線又はこれらを適宜組み合わせた回線である。
さらに、機器制御装置100の内部構成を示す斜視図である図2と、機器制御装置100の断面図である図3とを参照する。機器制御装置100は、図1〜図3に示すように、情報を画面に表示する表示部103と、ユーザが操作する操作部としてのタッチパネル104及び電源ボタン105と、電源部106が収容された電装箱107と、空調機101、機器制御装置100自身などを制御する制御部108と、操作部(タッチパネル104及び電源ボタン105)を電源部106から断熱する断熱板109と、構成部品群103〜109が配設される筐体110とを備える。
表示部103は、例えば、フルドットカラー液晶表示パネル、液晶を駆動する駆動回路、カラーフィルタ、光源などから構成され、概ね矩形の平板状である。表示部103は、一方の主面に、制御対象機器を制御するための情報を提示する画面と、それを囲む枠とを有する。画面は、典型的には概ね矩形である(図1参照)。
なお、表示部103には、任意の表示パネルが採用されてよく、例えば、モノクロ液晶表示パネル、セグメント方式液晶表示パネルなどであってもよい。
タッチパネル104は、図1及び図3に示すように、表示部103の画面の前方を覆うように画面に重ねて設けられる部材であって、概ね矩形のシート状である。
タッチパネル104は、透光性を有し、透明なものが望ましい。これにより、表示部103に表示された情報は、タッチパネル104と表示窓111とを通じて筐体110の外部へ表示される。
表示部103とタッチパネル104とは、筐体110の表示窓111に対応付けて配設される。詳細には、筐体110には、図1に示すように、表示部103に表示された情報を外部へ表示するための概ね矩形の表示窓111が設けられている。表示部103とタッチパネル104とは、画面の表示方向に表示窓111が位置するように、筐体110の内部に配設される(図1及び図3参照)。
タッチパネル104は、ユーザが主面をタッチした場合に、タッチされた位置を示す信号を出力する。タッチパネル104には、抵抗膜方式、静電容量方式など任意の方式が採用されてよい。
ここで、機器制御装置100において、表示部103の表示方向を「前方」、その反対の方向を「後方」とする。すなわち、図1は、機器制御装置100を前方から見た図である。そして、同図に示されるように、機器制御装置100は、予め定められた設置状態で建物の壁などに設置される。すなわち、「設置状態」とは、設置時の配設方向として予め定められた方向に機器制御装置100を向けた状態である。本実施の形態での「設置状態」は、表示部103の画面を鉛直方向と平行にし、さらに、表示部103に表示される情報を正しく見ることができるように画面の上下を予め定められた方向に向けた状態である。本実施の形態での機器制御装置100の上方、下方及び側方(左方及び右方)は、それぞれ、機器制御装置100を設置状態で前方から見た場合の上下左右に従うものとする(図1〜図3参照)。
空調機101を制御するための情報(制御情報)は、例えば現在の設定を示す設定情報、ユーザがタッチパネル104を操作するための操作情報などを含む。
図1において、設定情報は、「設定温度」が「28.0℃」であること、「風量」が「自動」であること、「運転モード」が「冷房」であることを示すものである。
また、同図において、操作情報は、タッチ領域112〜118である。タッチ領域112〜114は、空調機101の運転モードを「除湿」、「暖房」及び「自動」のそれぞれに変更するためにタッチすべき、タッチパネル104の領域を示す。タッチ領域115〜118は、設定温度及び風量を変更するためにタッチすべき、タッチパネル104の領域を示す。
例えば、タッチ領域112,113,114のそれぞれがタッチされると、運転モードが「除湿」、「暖房」及び「自動」のそれぞれに変更される。例えば、タッチ領域115,116のそれぞれがタッチされると、設定温度が予め定められた刻み(例えば、0.5度)で増加又は減少する。
例えば、タッチ領域117がタッチされると、設定された風量が予め定められた順序(例えば、「弱」→「中」→「強」→「自動」)で変更される。タッチ領域118がタッチされると、設定された風量が上述とは逆の順序で変更される。
電源ボタン105は、空調機101を操作するためにユーザが押下するボタンである。電源ボタン105が押下されると、空調機101の運転(ON)と停止(OFF)とが切り替わる。
制御部108は、タッチパネル104又は電源ボタン105からユーザの操作に基づく信号を受け付け、その信号に基づいて空調機101、表示部103などを制御する。また、制御部108は、図示しない各種センサからの信号を受け付け、それに基づいて空調機101、表示部103などを制御してもよい。センサの例として、温度センサ、湿度センサ、人の存否を検知する人感センサなどがある。
制御部108は、空調機101、表示部103などを制御するためのプログラムが組み込まれたマイコンなどから構成される。また、制御部108は、必要に応じて、各種データを記憶する記憶部を含んでもよい。
電源部106は、電力を入力するための入力配線119と電力を出力するための出力配線120が接続される。電源部106は、電源プラグ121(図1参照)及び入力配線119を介して入力した電力を変換する。そして、電源部106は、その変換により得られた電力を、出力配線120を介して出力する(図2参照)。
電源部106は、図4に例示する電気回路122を構成する平滑コンデンサ123a,123b、整流ダイオード124a,124b、トランス125、スイッチングトランジスタ126、コイル127などの電気部品を基板に実装することで構成される。なお、電源部106にて電気部品により構成される電気回路122は、図4に示すものに限られず、適宜選択されてよい。
図4に示す電気回路122は、電源プラグ121及び入力配線119を介して入力した交流の電力を、制御部108、表示部103、タッチパネル104などが動作するための直流の電力に変換する。電気回路122は、その変換によって得られた電力を、出力配線120を介して制御部108へ出力する。
詳細には、図4に示す電気回路の場合、入力した交流電源を、ノイズ低減用のコイル127を介して接続された整流ブリッジ124aと平滑コンデンサ123aにより直流電源に変換する。その直流電源は、安定化されて、図示しない制御回路の制御下で動作するスイッチングトランジスタ126により、所定の周波数の交流電源に変換される。その交流電源は、トランス125によって変圧され、整流ダイオード124bと平滑コンデンサ123bにより直流電源に変換され、制御部108へ出力される。
本実施の形態では、表示部103、タッチパネル104の動作電源は、電源部106から供給された電源から制御部108に設けたレギュレータなどの電源回路を使用して変換し、制御部108に接続された接続配線128を介して供給される(図2参照)。なお、電源部106が出力電源を、表示部103、タッチパネル104に直接供給させてもよい。
平滑コンデンサ123a,123bは、設置状態において、平滑コンデンサ123a,123b以外の特に発熱量が大きい電気部品(整流ダイオード124a,124b、トランス125、スイッチングトランジスタ126など)よりも下方に位置する。
電装箱107は、電源部106が収容された箱状の部材である。電装箱107は、本実施の形態では金属、難燃性を有する樹脂などを素材として作られており、電源部106の異常故障により発火した場合に、電装箱107から外部への延焼を防いで、火災に対する安全性を確保するために使用する。
電装箱107は、設置状態における電源部106の上下左右を囲む胴部129と、胴部129の前端に接続した前壁部130と、胴部129の後端に接続した後壁部131とで構成される。
胴部129は、例えば、前後に延びた筒状(本実施の形態では、中空の四角柱状)をなす。図2及び図3に示すように、胴部129のうち、設置状態における電源部106の下方に位置する部分に第1開口部132が設けられる。入力配線119は、第1開口部132を通過して電源部106に接続される。
また、胴部129のうち、設置状態における電源部106の上方及び側方を覆う部分に第2開口部133が設けられる。本実施の形態では、図2に示すように、第2開口部133は、設置状態における電源部106に対して、制御部108が配設される方向である左方に設けられる。出力配線120は、第2開口部133を通過して設けられており、電源部106と制御部108とに接続される。電源部106に対して制御部108と同じ方向に第2開口部133を設けることによって、電源部106と制御部108とを短い出力配線120で接続することができる。また、第2開口部133から流出する熱は、自然対流により上方へ移動するので、制御部108と間隔を設けることによって、制御部108は、第2開口部133から流出する熱の影響をほとんど受けない。
なお、第2開口部133は、胴部129のうち、電源部106に対して制御部108とは異なる方向に設けられてもよい。これによれば、第2開口部133から流出する熱の制御部108への影響をほとんどなくすことができる。
断熱板109は、図2及び図3に示すように、表示部103と電装箱107との間に配置された平板状の部材である。断熱板109は、樹脂(例えば、プラスチック)、ゴムなどの断熱性を有する材料で作られる。
筐体110は、樹脂などの材料で作られる概ね箱状の部材である。筐体110は、図2及び図3に示すように、上述の表示窓111と、入力配線119を通過させるための電力取込口部134と、電源ボタン105を前面に露出させる開口であるボタン配設口部135を有する。各構成部品(表示部103、電装箱107、制御部108、断熱板109、タッチパネル104、電源ボタン105)は、少なくとも一部が筐体110の内部に位置を固定して配設される。これによって、機器制御装置100は一体に構成されるので、機器制御装置100を設置する現場などでの組立作業が不要になり、設置作業を容易にすることが可能になる。
以上、本発明の実施の形態1について説明した。しかし、本実施の形態は、次のように変形されてもよい。
例えば、実施の形態1では、機器制御装置100による制御の対象となる機器(制御対象機器)が空調機である場合を例に説明した。しかし、制御対象機器は、照明、床暖房機、給湯器などであってもよい。また、制御対象機器は、複数であってもよく、例えば空調機と照明などの異なる種類の機器であってもよい。
例えば、タッチパネル104が、操作部として採用されずに、例えば、電源ボタン105のようなボタン群が操作部として採用されてもよい。
本実施の形態では、第1開口部132は、胴部129のうち、設置状態における電源部106の下方に位置する部分に設けられることとした。また、第2開口部133は、胴部129のうち、設置状態における電源部106の上方及び側方を覆う部分に設けられることとした。これに限らず、第2開口部133は、設置状態で、第1開口部132よりも上方に位置するように設けられればよい。
これによれば、電源部106が動作時に発熱すると、自然対流によって第1開口部132から第2開口部133へ空気が流れる。そのため、ヒートシンクなどを追加的に設けなくても、電源部を冷却することができる。従って、機器制御装置のサイズが大型化することを抑制しつつ、電源部106の発熱による周囲の構成部品(表示部103、タッチパネル104、制御部108など)の温度上昇を抑制することが可能になる。
本実施の形態では、入力配線119は第1開口部132を通過して電源部106に接続され、出力配線120は第2開口部133を通過して電源部106と制御部108とを接続することとした。しかし、入力配線119は第2開口部133を通過して電源部106に接続され、出力配線120は第1開口部132を通過して電源部106と制御部108とを接続してもよい。
このように、本実施の形態では、入力配線119と出力配線120とを通過させるために電装箱107に設けられる開口を、電源部106の動作時に自然対流によって電装箱107の中で空気を流通させるために利用する。そのため、電装箱107の中で空気を流通させるための開口を電装箱107に追加的に設けなくてもよい。従って、電装箱107に加工するコストの増加を抑制することが可能になる。
電源部106の平滑コンデンサ123a,123bには、安価で高耐圧と高容量に対応可能な電解コンデンサを使用することが多い。電解コンデンサは、使用時間の経過に伴い容量が減少する特徴があり、正常に動作可能な寿命時間が製品ごとに規定されている。電解コンデンサの寿命時間は、コンデンサの平均周囲温度に依存し、平均周囲温度が10度上昇するごとにコンデンサ寿命時間は、例えば半減する。
上述のように、平滑コンデンサ123a,123bが、電気回路122を構成する特に発熱の大きい電気部品(整流ダイオード124a,124b、トランス125、スイッチングトランジスタ126)よりも、設置状態における下方に位置する。
これにより、平滑コンデンサ123a,123b以外の電気部品が動作時に熱を発したとしても、その熱が、自然対流で上方へ流れるため、平滑コンデンサ123a,123bへ伝わることを抑制することができる。そのため、平滑コンデンサ123a,123bの温度上昇を抑制して、電源部106の長寿命化や故障の低減を図ることが可能になる。
本実施の形態では、機器制御装置100の小型化を図るために、電源部106を収容した電装箱107が表示部103の後方に配設される。そのため、電源部106が動作時に発した熱は、電装箱107を介してタッチパネル104に伝わることがある。タッチパネル104が採用される場合、タッチパネル104は、ユーザによって比較的頻繁に操作されることが多い。
本実施の形態では、電装箱107が有する前壁部130によって、電源部106から表示部103を介してタッチパネル104へ伝わる熱を抑制することができる。そのため、タッチパネル104の温度の上昇は抑制される。従って、タッチパネル104の快適な操作が阻害されるおそれを低減することが可能になる。
本実施の形態では、操作部(タッチパネル104及び電源ボタン105)と電装箱107との間に断熱性を有する断熱板109が配設される。これによって、電装箱107から表示部103を介して操作部へ伝わる熱を抑制することができる。そのため、操作部の温度の上昇は抑制される。従って、操作部の快適な操作が阻害されるおそれを低減することが可能になる。
このように、タッチパネル104を快適に操作することを可能とするために、断熱板109は、前方から見て、表示部103と電装箱107との少なくとも一方を覆う大きさが望ましい。また、断熱板109は、表示部103と電装箱107との両方を覆う大きさであることがより望ましい。
本実施の形態では、電装箱107が、断熱性を有する。これにより、電源部106が動作時に発する熱が周囲の構成部品(表示部103、タッチパネル104、制御部108など)へ伝わり難くなる。従って、機器制御装置100のサイズが大型化することを抑制しつつ、電源部106の発熱による周囲の構成部品の温度上昇を抑制することが可能になる。
実施の形態2.
実施の形態1では、電装箱107の全体が、筐体110の内部に収容される例を説明した。本実施の形態では、電装箱の後部が、筐体の外部へ露出しており、設置時には取付盤に当接する。取付盤は、建物の壁などの設置箇所に機器制御装置を設置するための部材である。例えば、熱を良く伝達する材料で取付盤を作ることによって、取付盤を介して電源部106の熱を放熱することができる。
本実施の形態に係る機器制御装置200は、図5に示すように、実施の形態1に係る機器制御装置100の構成部品に加えて、建物の壁などの設置箇所に機器制御装置200を設置するために筐体210が固定される取付盤236を備える。また、機器制御装置200は、図6及び図7に示すように、実施の形態1に係る機器制御装置100の電装箱107と筐体110に代わる、電装箱207と筐体210とを備える。これらを除いて、機器制御装置200の構成は、機器制御装置100の構成と概ね同様である。
電装箱207は、実施の形態1に係る胴部129と後壁部131とに代わる、胴部229と後壁部231とを有する。
胴部229は、後方へ向けて筐体210を貫通することを除いて、実施の形態1に係る胴部129と同様に構成される。
後壁部231は、胴部229が筐体110を貫通する結果、筐体210の外部に露出する。後壁部231は、熱を良く伝導する材料で作られる。胴部229が断熱性の材料で作られる場合、後壁部231は、例えば溶接、ネジ止めなどで、胴部229の後端に接続して固定されるとよい。後壁部231の後面は、図7に示すように、平らであることが望ましい。
筐体210は、実施の形態1に係る筐体110の構成に加えて、後壁部231が外部に露出するように胴部229が貫通する露出口部237を後方に有する。これにより、機器制御装置200の構成部品(表示部103、電装箱207、制御部108、断熱板109、タッチパネル104、電源ボタン105など)を筐体210に組み付けると、露出口部237を通じて後壁部231が筐体210の外部に露出する。
取付盤236は、例えば金属板を加工することで形成される部材であって、機器制御装置200が嵌め込まれる凹部238と、取付盤236を設置箇所に固定するための固定部239とを有する。本実施の形態では、固定部239は、凹部238の周辺(本実施の形態では、左右それぞれ)に形成された延設部240に設けられたネジ穴である。固定部239にネジが挿設されることによって、取付盤236は、設置箇所である建物の壁などに固定される。なお、機器制御装置200は、図示しないネジ穴を通じたネジ止め、接着剤などにより取付盤236に固定されるとよい。
取付盤236は、図7に示すように、前面の一部に当接部241を有する。当接部241は、機器制御装置200が取付盤236に固定された場合に、筐体210から後方へ突き出た後壁部231の後面が当接する部分である。当接部241も、後壁部231の後面と同様に平らであることが望ましい。
本実施の形態によれば、熱を伝導する後壁部231が、露出口部237を通じて筐体210の外に露出する。そのため、電源部106が動作時に発する熱を、後壁部231を介して放出することができる。これにより、電源部106を冷却することができるので、電源部106の発熱による周囲の構成部品(表示部103、タッチパネル104、制御部108など)の温度上昇を抑制することが可能になる。また、筐体210に露出口部237を設けて後壁部231を露出させるだけなので、機器制御装置200のサイズを大型化させることもほとんどない。従って、機器制御装置200のサイズが大型化することを抑制しつつ、電源部106の発熱による周囲の構成部品(表示部103、タッチパネル104、制御部108など)の温度上昇を抑制することが可能になる。
本実施の形態によれば、取付盤236は、筐体110が固定された状態で後壁部131に当接する当接部241を有する。そのため、電源部106が動作時に発する熱を、後壁部231を介して取付盤236へ放出することができる。また、取付盤236は、金属製であるので放熱部材として機能して、固定された壁、空気中などに熱を放出する。取付盤236は、機器制御装置200を建物の壁などに設置する際に使用されるものであるため、機器制御装置200を大型化させることもない。従って、機器制御装置200のサイズが大型化することを抑制しつつ、電源部106の発熱による周囲の構成部品(表示部103、タッチパネル104、制御部108など)の温度上昇を抑制することが可能になる。
また、後壁部231の後面と当接部241の前面とが平らであることによって、後壁部231と当接部241とを広い面で接触させることができる。これにより、電源部106が動作時に発する熱を、後壁部231を介して取付盤236へ効率良く放出することができる。従って、機器制御装置200のサイズが大型化することを抑制しつつ、電源部106の発熱による周囲の構成部品の温度上昇を抑制することが可能になる。
本実施の形態によれば、電装箱207の後壁部231を除いた部分、すなわち胴部229及び前壁部130は、実施の形態1の胴部129及び前壁部130と同様に断熱性の材料で作られる。従って、実施の形態1と同様に、機器制御装置200のサイズが大型化することを抑制しつつ、電源部106の発熱による周囲の構成部品の温度上昇を抑制することが可能になる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、次のように変形されてもよい。そして、本発明は、各実施の形態に限定されるものではなく、各実施の形態及び変形例を適宜組み合わせた形態、それに種々の変更を加えた形態を含む。
変形例1.
実施の形態1及び2では、電源部106が収容された電装箱107と、制御部108とが左右に並んで配置される例により説明した。しかし、図8に示すように、電源部106が収容された電装箱107と、制御部108とが上下に並べて配置されてもよい。
すなわち、本変形例に係る機器制御装置300では、機器制御装置300をコンパクトにするために、実施の形態1及び2と同様に、電源部106が収容された電装箱107と、制御部108とが表示部103の後方に配置される。
そして、本変形例では、上述のように、電源部106が収容された電装箱107と、制御部108とが上下に並べて配置される。ここで、同図に示すように、電源部106が収容された電装箱107が、設置状態では、表示部103の後方に配置される他の構成である制御部108よりも上方に位置するように配設される。
これにより、電源部106が発する熱が、電装箱107を介して自然対流により、制御部108へ移動して制御部108を熱することを防ぐことができる。
また、特に、設置状態で、第1開口部132又は第2開口部133の上方に制御部108が位置すると、第1開口部132又は第2開口部133から流出する熱が、制御部108に伝わりやすくなる。
しかし、本変形例では、上述のように、設置状態で、制御部108よりも上方に、電源部106が収容された電装箱107が位置する。そのため、設置状態で、制御部108が、第1開口部132及び第2開口部133の上方に位置することはなくなる。そのため、電源部106の動作により発する熱が、第1開口部132及び第2開口部133から流出して、制御部108へ伝わることはほとんどなくなる。
また、例えば表示部103が上下に長いような場合には、本変形例の構成を採用することによって、機器制御装置300が大型化することはほとんどない。
従って、機器制御装置の大型化を抑えつつ、電源部の発熱による周囲の構成部品の温度上昇を抑制することが可能になる。
100,200,300 機器制御装置、103 表示部、104 タッチパネル、105 電源ボタン、106 電源部、107,207 電装箱、108 制御部、109 断熱板、110,210 筐体、119 入力配線、120 出力配線、122 電気回路、123a,123b 平滑コンデンサ、124a,124b 整流ダイオード、125 トランス、126 スイッチングトランジスタ、127 コイル、129,229 胴部、130 前壁部、131,231 後壁部、132 第1開口部、133 第2開口部、236 取付盤、237 露出口部、238 凹部、239 固定部、240 延設部、241 当接部。

Claims (6)

  1. 制御対象機器を制御するための電力を供給する電源部と、
    前記電源部が内部に収容された電装箱と
    前記電装箱が内部に配設される筐体とを備え、
    前記電装箱は、前記電源部の上下左右を囲む胴部に第1開口部と第2開口部と、前記胴部の後端に接続した後壁部とを有し、
    前記第2開口部は、前記第1開口部よりも上方に位置し、
    前記筐体は、前記後壁部が外部に露出するように前記胴部が貫通する露出口部を有する
    器制御装置。
  2. 前記第1開口部は、前記胴部のうち、前記電源部の下方に位置する部分に設けられており、
    前記第2開口部は、前記胴部のうち、前記電源部の上方及び側方を覆う部分に設けられている
    求項1に記載の機器制御装置。
  3. 前記電源部へ電力を入力するための入力配線と、
    前記電源部から電力を出力するための出力配線とをさらに備え、
    前記入力配線は、前記第1開口部と前記第2開口部とのいずれか一方を通過して前記電源部に接続され、
    前記出力配線は、前記第1開口部と前記第2開口部との他方を通過して前記電源部に接続される
    求項1又は2に記載の機器制御装置。
  4. 前記電源部は、平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサ以外の電気部品とを含み、
    前記平滑コンデンサは、前記平滑コンデンサ以外の電気部品よりも、設置状態における下方に位置する
    求項1から3のいずれか1項に記載の機器制御装置。
  5. ユーザが操作する操作部と、
    前記操作部と前記電装箱との間に配置された断熱板をさらに備える
    求項1から4のいずれか1項に記載の機器制御装置。
  6. 設置箇所に設置するために前記筐体が固定される部材であって、固定された前記筐体の前記後壁部が当接する当接部を有する金属製の取付盤をさらに備える
    求項1から5のいずれか1項に記載の機器制御装置。
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