JP6069370B2 - Headrest - Google Patents
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Description
本発明は、車両用シートに設けられるヘッドレストに関する。 The present invention relates to a headrest provided on a vehicle seat.
車両用シートのヘッドレストは、シート着座時における快適性の向上と、車両衝突時の頭部支持による安全性の向上等のために設けられている。
ヘッドレストにより得られる快適性や安全性は、ヘッドレストが乗員の頭部に対して適切な位置であることが重要となる。そこで、ヘッドレストピラーによるヘッドレストの高さ調整だけでなく、前後方向の位置も調整できる技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術は、ヘッドレストピラーの横軸部に、横軸部よりも小径のコイルバネを挿着し、コイルバネの他端を、中空状のヘッドレストフレーム(以下、ヘッドレスト本体)の内壁面に係止したものである。また、ヘッドレスト本体は、このヘッドレスト本体を貫通するヘッドレストピラーの横軸部に対して前後方向に回動自在に取り付けられている。
The headrest of the vehicle seat is provided for improving the comfort when seated and for improving the safety by supporting the head when the vehicle collides.
For the comfort and safety obtained by the headrest, it is important that the headrest is in an appropriate position with respect to the head of the occupant. Thus, a technique has been developed that can adjust not only the height of the headrest by the headrest pillar but also the position in the front-rear direction (see, for example, Patent Document 1).
In the technique described in
ところで、特許文献1に記載のヘッドレスト本体は、前側カバーと後側カバーとに分割され、これら前側カバーと後側カバーの左右側壁に、ヘッドレストピラーの横軸部を挿通させる孔が形成されている。ヘッドレスト本体をヘッドレストピラーに取り付ける際は、横軸部が左右側壁の孔の位置に合うようにしながら、この横軸部を前側カバーと後側カバーとで挟み込むようにする。さらに、上下4か所をボルト留めしている。
ところが、このような取付方法では、横軸部に対してヘッドレスト本体を確実に取り付けできるものの、横軸部を左右側壁の孔に位置合わせしたり、その状態を保持した状態で前側カバーと後側カバーとを接合しなければならないため手間がかかる。
Incidentally, the headrest body described in
However, in such a mounting method, the headrest body can be securely attached to the horizontal shaft portion, but the front cover and the rear side are aligned while the horizontal shaft portion is aligned with the holes on the left and right side walls or the state is maintained. This is troublesome because the cover must be joined.
本発明の課題は、ヘッドレスト本体を、ヘッドレストピラーに対して簡易かつ確実に取り付けることが可能なヘッドレストを提供することを目的とする。 The subject of this invention aims at providing the headrest which can attach a headrest main body easily and reliably with respect to a headrest pillar.
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、左右に配置される横軸部を有するヘッドレストピラーと、
前記横軸部に固定されるロックブラケットと、
乗員の頭部を受ける前面壁部と、この前面壁部の背面側に一体に形成された状態となっており、かつ前記ロックブラケットを包囲する包囲部とを有しており、この包囲部によって、前記ロックブラケットを包囲した状態で、前記横軸部に対して前後方向に回動自在に取り付けられるヘッドレスト本体と、
前記ヘッドレスト本体を、前記ロックブラケットに対して複数の傾斜角度でロックするロック機構と、を備えており、
前記ヘッドレスト本体は、このヘッドレスト本体の下部に設けられるとともに下方に向かって開放され、この開放部に前記横軸部およびロックブラケットが差し込まれた状態となっているとともに該横軸部を把持する把持部を有しており、
前記横軸部には、前記ヘッドレスト本体を前記ヘッドレストピラーの前記横軸部側に引き寄せる方向に付勢する付勢部材を取り付けるための取付部が設けられており、
前記取付部は、前記把持部と隣り合って設けられており、
前記付勢部材は、上下方向に伸長するとともに、前記包囲部の左右方向の外側に設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のヘッドレストにおいて、
前記包囲部における左右の壁部は上下方向に伸長しており、前記付勢部材と前記包囲部の左右の壁部は平行の位置関係にあることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のヘッドレストにおいて、
前記ロックブラケットは、前記付勢部材と、前記包囲部における左右の壁部と、に対して平行の位置関係にあることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のヘッドレストにおいて、
前記把持部は、前記包囲部と同一平面上にあることを特徴とする。
In order to solve the above problems, the invention according to
A lock bracket fixed to the horizontal shaft portion;
A front wall portion that receives the head of the occupant and a surrounding portion that is integrally formed on the back side of the front wall portion and that surrounds the lock bracket. A headrest body that is rotatably attached to the horizontal shaft portion in the front-rear direction in a state of surrounding the lock bracket;
A lock mechanism that locks the headrest body at a plurality of inclination angles with respect to the lock bracket;
The headrest body is provided in an lower part of the headrest body is opened downwardly, you grip the transverse shaft with the transverse shaft part and the locking bracket to the open portion is in the state of being inserted It has a bunch lifting unit,
The horizontal shaft portion is provided with a mounting portion for mounting a biasing member that biases the headrest body in a direction to draw the headrest main body toward the horizontal shaft portion of the headrest pillar.
The attachment portion is provided adjacent to the grip portion,
The urging member extends in the vertical direction and is provided on the outer side in the left-right direction of the surrounding portion.
The invention according to
The left and right wall portions in the surrounding portion extend in the vertical direction, and the biasing member and the left and right wall portions of the surrounding portion are in a parallel positional relationship.
Moreover, invention of
The lock bracket has a parallel positional relationship with the urging member and the left and right wall portions of the surrounding portion.
Also, the invention according to
The grip portion is on the same plane as the surrounding portion.
本発明によれば、把持部の開放部分に差し込まれるヘッドレストピラーの横軸部およびロックブラケットのうち、横軸部だけを把持部によって把持し、ロックブラケットは、包囲部の下端部に形成された差込口から包囲部の内部に差し込むことができる。したがって、ヘッドレスト本体を、ヘッドレストピラーの横軸部に対して取り付ける際は、ヘッドレスト本体を、ロックブラケットおよび横軸部に対して上から被せるようにして取り付けることができる。また、ロックブラケットを、包囲部の下端部の差込口から包囲部の内部に差し込むことで、ヘッドレスト本体を横軸部に対して正確に取り付けることができる。すなわち、包囲部の下端部に形成された差込口がヘッドレスト本体を取り付ける際のガイドとなる。
これによって、例えば横軸部を左右側壁の孔に位置合わせしたり、その状態を保持した状態で前側カバーと後側カバーとを接合したりせずに済むので、ヘッドレスト本体を、ヘッドレストピラーに対して簡易かつ確実に取り付けることが可能となる。
According to the present invention, of the horizontal shaft portion and the lock bracket of the headrest pillar inserted into the open portion of the grip portion, only the horizontal shaft portion is gripped by the grip portion, and the lock bracket is formed at the lower end portion of the enclosure portion. It can be inserted from the insertion port into the enclosure. Therefore, when the headrest body is attached to the horizontal axis portion of the headrest pillar, the headrest main body can be attached so as to cover the lock bracket and the horizontal axis portion from above. Moreover, a headrest main body can be correctly attached with respect to a horizontal-axis part by inserting a lock bracket into the inside of an enclosure part from the insertion port of the lower end part of an enclosure part. That is, the insertion port formed in the lower end part of the surrounding part serves as a guide when the headrest body is attached.
As a result, for example, it is not necessary to align the horizontal shaft part with the holes on the left and right side walls or to join the front cover and the rear cover while maintaining the state, so that the headrest body is attached to the headrest pillar. Can be easily and reliably attached.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
<第1の実施の形態>
本実施の形態において符号1は、ヘッドレストを構成するヘッドレストピラーを示す。このヘッドレストピラー1は、図1および図2に示すように、左右に離間する一対の支柱1a,1aと、これら一対の支柱1a,1aの上端部間に架設される横軸部1bと、を有する。
これら一対の支柱1a,1aと横軸部1bとは一体形成されており、これら一対の支柱1a,1aと横軸部1bとの中間に位置する部位は屈曲形状を成している。
また、前記一対の支柱1a,1aと横軸部1bとのうち、少なくとも横軸部1bは断面正円状に形成されている。
<First Embodiment>
In the present embodiment,
The pair of
Of the pair of
また、前記横軸部1bには、ロック機構を構成するためのロックブラケット4が、前方に傾斜して固定されている。
このロックブラケット4は金属製の板状体であり、図8〜図10に示すように、基端部4cから上端部4dに向かうにつれて前後方向に広がるように形成されている。また、上端部4dには、複数のロック用孔20…が形成されている。
また、基端部4cに、アーチ型の軸受け面を形成することによって、前記横軸部1bを把持するようにして該横軸部1bに設けられている。また、この基端部4cは横軸部1bに対して溶接等により強固に接合固定されている。
A
The
Further, by forming an arch-shaped bearing surface at the
また、前記横軸部1bには、図2および図3に示すように、付勢部材3を取り付けるための取付部2,2が固定されている。なお、本実施の形態において、これら取付部2,2は、前記ロックブラケット4の左右両側に、該ロックブラケット4から離間し、かつ該ロックブラケット4から等しい間隔で配置されている。
なお、前記付勢部材3はコイルバネとされている。このため、前記取付部2,2は、フック状に形成されており、コイルバネ3の下端部を引掛けることができる。このコイルバネである付勢部材3は、後述するヘッドレスト本体5を横軸部1b側に引き寄せる方向に付勢する引張バネである。
また、取付部2,2は、横軸部1bに対して溶接等により強固に接合固定されている。
Further, as shown in FIGS. 2 and 3, mounting
The
Further, the
さらに、前記横軸部1bには、図1〜図11に示すように、ヘッドレストを構成するヘッドレスト本体5が、この横軸部1bに対して前後方向に回動自在となるように取り付けられている。すなわち、前記ヘッドレストピラー1の横軸部1bの軸心が、前記ヘッドレスト本体5の回動中心軸とされている。
また、このヘッドレスト本体5は樹脂製とされており、軽量化に貢献できるようになっている。さらに、このヘッドレスト本体5には、クッションパッドおよび表皮(いわゆるカバー)が被せられるようになっている。
このようなヘッドレスト本体5は、前面壁部6と、周面壁部7と、包囲部8と、把持部9と、保持部10と、を有している。続いて、このヘッドレスト本体5の構成について説明する。
Furthermore, as shown in FIGS. 1-11, the headrest
The
Such a headrest
前記前面壁部6は、図4および図5に示すように、上下方向中央付近で前方に湾曲しており、湾曲部分よりも上方の前面壁部6上部は、下方の前面壁部6下部よりも幅広になるように形成されている。そして、湾曲部分よりも上方の前面壁部6上部が乗員の頭部を受ける部位とされる。また、前面壁部6下部は前方に傾斜して配置されており、これによって、前記前面壁部6上部を、前記ヘッドレストピラー1の横軸部1bよりも前方に配置させることができる。
また、前面壁部6には、この前面壁部6を厚さ方向に貫通する開口部6aが、この前面壁部6の中央付近から下部にかけて形成されている。
さらに、この前面壁部6は、図2および図3に示すように、補強部6b,6bと、補強部6cと、抱持部6dと、支持部6eと、取付部6f,6fと、を備えている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
In addition, an
Further, as shown in FIGS. 2 and 3, the
補強部6b,6bは前面壁部6を補強するためのものであり、図1〜図3に示すように、乗員の頭部を受ける部分の背面側に設けられている。すなわち、前記前面壁部6上部の背面側に設けられている。
これら補強部6b,6bは、前記前面壁部6の背面側から後方に突出するようにして形成されており、例えばビードやリブ等のように前面壁部6の背面側から突出することから、該前面壁部6の補強機能を備える。
なお、これら補強部6b,6bは、ヘッドレスト本体5の製造段階で、前面壁部6と一体に成形されており、これに伴って、該補強部6b,6bが位置する部位の前面壁部6の正面側には、それぞれ凹部が形成された状態となっている。
The
These reinforcing
These reinforcing
補強部6cは前面壁部6を補強するためのものであり、図2〜図6に示すように、前面壁部6の湾曲部分の背面側に配置され、後述する周面壁部7と包囲部8との間に架設されている。
この補強部6cは、前記前面壁部6の背面側から後方に突出するようにして形成されており、例えばビードやリブ等のように前面壁部6の背面側から突出することから、該前面壁部6の補強機能を備える。また、この補強部6cの内部には、該補強部6cを左右方向に貫通するとともに、前記周面壁部7を厚さ方向に貫通する貫通孔21aが形成されている。この貫通孔21aには、後述するロックピン部22aの先端部が挿入される。
なお、この補強部6cは、ヘッドレスト本体5の製造段階で、前面壁部6と一体に成形されており、これに伴って、該補強部6cが位置する部位の前面壁部6の正面側には凹部が形成された状態となっている。
The reinforcing
The reinforcing
In addition, this
抱持部6dは、図2,図3,図6,図7に示すように、前記前面壁部6の背面側に、前記補強部6cおよび包囲部8よりも上方に位置するようにして設けられている。
また、この抱持部6dは、前記前面壁部6の背面側から後方に突出するとともにアーチ型に形成されている。この抱持部6dのアーチの内側には、後述するシャフト部22bが挿入される。すなわち、シャフト部22bは、この抱持部6dによって抱持されたような状態となる。
なお、この抱持部6dは、ヘッドレスト本体5の製造段階で、前面壁部6と一体に形成されている。また、この抱持部6dが設けられる箇所には、前記前面壁部6を厚さ方向に貫通する開口部が形成されている。この抱持部6dは、この開口部の上縁と下縁との間でアーチ型に形成されており、シャフト部22bを左右方向に挿入することができる。
また、この抱持部6dも、上述のように前記前面壁部6の背面側から後方に突出するようにして形成されているため、前記補強部6bや補強部6cと同様に、前記前面壁部6の補強機能を有しているものとする。
As shown in FIGS. 2, 3, 6 and 7, the holding
Further, the holding
The holding
Since the holding
支持部6eは、図3,図6,図7に示すように、前記前面壁部6の背面側に、前記補強部6cおよび包囲部8よりも上方に位置するようにして設けられている。また、前記抱持部6dと隣り合うようにして配置されている。
また、この支持部6eは、前記前面壁部6の背面側から後方に突出するようにして形成されている。この支持部6eの突出方向側端面は、突出方向とは反対の方向に凹む曲面となるように形成されるとともに、この曲面は左右方向(シャフト部22bの長さ方向)に連続しており、この曲面に沿ってシャフト部22bを配置することができる。すなわち、支持部6eによってシャフト部22bを支持することができる。また、この支持部6eに隣り合う前記抱持部6dでは、シャフト部22bを抱持しているため、これら支持部6eと抱持部6dとでシャフト部22bを挟み込んだ状態となっている。
なお、この支持部6eは、ヘッドレスト本体5の製造段階で、前面壁部6と一体に成形されている。また、この支持部6eの正面側には開口部および凹部が形成されていないが、適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、この支持部6eも、上述のように前記前面壁部6の背面側から後方に突出するようにして形成されているため、前記補強部6bや補強部6cと同様に、前記前面壁部6の補強機能を有しているものとする。
As shown in FIGS. 3, 6, and 7, the
The
The
Further, since the
取付部6f,6fは、前記付勢部材3を取り付けるためのものであり、図2および図3に示すように、前記前面壁部6下部の背面側に設けられている。
また、取付部6f,6fは、前記前面壁部6の背面側から後方に突出するとともにアーチ型に形成されており、前記付勢部材3の上端部を引掛けることができる。
なお、これら取付部6f,6fは、ヘッドレスト本体5の製造段階で、前面壁部6と一体に成形されている。また、これら取付部6f,6fが設けられる箇所には、前記前面壁部6を厚さ方向に貫通する開口部が形成されており、これら取付部6f,6fは、開口部の上縁と下縁との間でアーチ型に形成されている。
また、これら取付部6f,6fも、上述のように前記前面壁部6の背面側から後方に突出するようにして形成されているため、前記補強部6bや補強部6cと同様に、前記前面壁部6の補強機能を有しているものとする。
The
Further, the
The
In addition, since the
なお、これら取付部6f,6fは、前記取付部2,2の上方にそれぞれ位置しており、上下方向に配置された取付部2と取付部6fとの間に付勢部材3が架け渡されている。すなわち、コイルバネである付勢部材3の下端部が前記取付部2に取り付けられており、上端部が前記取付部6fに取り付けられている。
そして、このように、横軸部1bに固定された取付部2,2と、ヘッドレスト本体5の前面壁部6の背面側に設けられた取付部6f,6fとの間に、付勢部材3,3がそれぞれ架設されているので、これら付勢部材3,3によって、可動部分であるヘッドレスト本体5を後方付勢することができる。すなわち、ヘッドレスト本体5は、前後方向への回動がロックされない状態においては常に後方に戻るように設定されている。
These
In this manner, the urging
前記周面壁部7は、図1〜図5に示すように、前記前面壁部6の外周縁部に沿って設けられるとともに、該前面壁部6と一体形成されている。また、この周面壁部7は、前記前面壁部6の背面側から後方に突出して形成されている。したがって、この周面壁部7も、前記補強部6bや補強部6cと同様に、前記前面壁部6の補強機能を有しているものとする。
また、この周面壁部7には、図2,図5,図6に示すように、後述するロック部材22を挿通させるための挿入スリット7aが形成されている。
また、この周面壁部7には、上述のように前記貫通孔21aが形成されるとともに、図2に示すように、シャフト部22bの端部側を挿通させるための貫通孔7bが形成されている。なお、このシャフト部22bの端部は、貫通孔7bに挿通されて、前記周面壁部7から外側に突出して設けられることになる。このように前記周面壁部7から突出するシャフト部22bの端部には、図1〜図4に示すように、ボタン11が取り付けられている。
As shown in FIGS. 1 to 5, the
Further, as shown in FIGS. 2, 5, and 6, an
In addition, the through-
前記包囲部8は、図2〜図6,図8〜図11に示すように、前記ロックブラケット4を包囲するものであり、前記前面壁部6の背面側に、該背面側から後方に突出するようにして一体形成されている。つまり、前記ヘッドレスト本体5は、この包囲部8によってロックブラケット4を包囲した状態で、前記横軸部1bに対して前後方向に回動自在に取り付けられている。
この包囲部8は、一対の補強リブ8a,8aと、ストッパー部8b,8c,8cと、を含んで構成されている。
As shown in FIGS. 2 to 6 and FIGS. 8 to 11, the surrounding
The surrounding
一対の補強リブ8a,8aは、前記前面壁部6の背面側から後方に向かって突出し、前記ロックブラケット4の左右両側面にそれぞれ対向している。
また、これら一対の補強リブ8a,8aは、前記前面壁部6の中央付近から下部にかけて形成された開口部6aの左右側縁部から後方に向かって突出して形成されている。したがって、これら一対の補強リブ8a,8aは、前記開口部6aの左右側縁部の形状に沿って形成されている。さらに、これら一対の補強リブ8a,8aが、前記開口部6aの左右側縁部に沿って設けられるため、開口部6aから前記ロックブラケット4を前方に露出させることができる。
なお、これら一対の補強リブ8a,8aのうち、一方の補強リブ8a側に前記補強部6cが設けられており、他方の補強リブ8a側に、後述するピン貫通孔21が形成されている。
The pair of reinforcing
The pair of reinforcing
Of the pair of reinforcing
ストッパー部8b,8c,8cは、前記ヘッドレスト本体5の回動時に、前記ロックブラケット4の前端4aと後端4bにそれぞれ当接するものであり、包囲部8の前側および後側に設けられている。なお、本実施の形態において、後側のストッパー部8cは複数設けられている。
前側のストッパー部8bは、前記一対の補強リブ8a,8aの前面壁部6側端部間に架設されるとともに、前記前面壁部6と一体形成されている。すなわち、この前側のストッパー部8bは、前記開口部6aを左右に横切るようにして前面壁部6と一体形成されている。
また、後側のストッパー部8c,8cは、前記一対の補強リブ8a,8aの後方突出側端部間に架設されるとともに、該一対の補強リブ8a,8aと一体形成されている。後側のストッパー部8c,8cのうち、一方のストッパー部8cは、背面視において包囲部8の中央付近に設けられており、他方のストッパー部8cは、背面視において包囲部8の下端部に設けられている。
The
The front-
The
包囲部8は、上述のように一対の補強リブ8a,8a間に複数のストッパー部8b,8c,8cを架設することによって形成されている。
また、前記一対の補強リブ8a,8aは、前記開口部6aの左右側縁部から後方に向かって突出して形成されているため、これら一対の補強リブ8a,8a間には隙間が形成されている。
また、この隙間は、前記ストッパー部8c,8cによって複数に区切られている。そのうち、包囲部8の下端部に位置する隙間は、ロックブラケット4を、包囲部8の内部に差し込むための差込口8dとされている。また、上方の後側のストッパー部8cと下方の後側のストッパー部8cとの間に位置する隙間は符号8eで示されており、上方の後側のストッパー部8cよりも上方の隙間は符号8fで示されている。これら差込口8dおよび隙間8e,8fからは、前記ロックブラケット4が露出している。
The surrounding
Further, since the pair of reinforcing
Further, the gap is divided into a plurality of portions by the
前記把持部9は、図1〜図5,図8,図10,図11に示すように、前記横軸部1bを把持するためのものであり、前記ヘッドレスト本体5の下端部に設けられており、下方に向かって開放されている(開放部9a)。また、この開放部9aには、前記横軸部1bおよびロックブラケット4が差し込まれている。
また、この把持部9の上方には、前記包囲部8が配置されている。また、この把持部9に差し込まれたロックブラケット4は、この把持部9を通過して、前記包囲部8の差込口8dから包囲部8内部に差し込まれる。
As shown in FIGS. 1 to 5, 8, 10, and 11, the
Further, the surrounding
なお、把持部9は、前記ヘッドレスト本体5の前面壁部6および周面壁部7の下端部を含んだ状態で構成されている。すなわち、周面壁部7の下端部に、前記横軸部1bおよびロックブラケット4を差込可能な形状のスリットを形成したものが前記開放部9aとされている。
より詳細には、このスリットである開放部9aは、前記周面壁部7のうち、左右いずれか一方側に位置する周面壁部7の下端部から、前面壁部6の下端部に沿って設けられる周面壁部7を介し、左右いずれか他方側に位置する周面壁部7の下端部まで形成されている。そして、左右両側の周面壁部7,7の下端部にて前記横軸部1bを把持している。
また、把持部9は、前記開放部9aの一部として該開放部9aの中央に、該開放部9aの開放広さを拡張するための拡張部9bを備えている。この拡張部9bによって開放部9aの中央付近の開放広さが拡張されることによって、前記ロックブラケット4を確実に把持部9および前記差込口8dに差し込むことができるようになっている。
The
More specifically, the
Moreover, the holding
また、把持部9は、この把持部9を構成する左右両側の周面壁部7,7間の位置に、前記横軸部1bを把持するアーチ型把持片9c,9cを有している。また、これらアーチ型把持片9c,9cは、前記取付部2,2よりも内側に、かつ該取付部2,2にそれぞれ隣接するようにして配置されている。
アーチ型把持片9c,9cは、把持部9を構成する周面壁部7の下端面のうち、前記開放部9aであるスリットの前面壁部6側に位置する部位と、後方側に位置する部位との間にアーチ型に架設形成されている。
なお、アーチ型把持片9c,9cは、ヘッドレスト本体5の製造段階で、前面壁部6および周面壁部7と一体に成形されている。アーチ型把持片9c,9cの前面壁部6側端部は、前面壁部6よりも肉厚に形成されており、該アーチ型把持片9c,9cの肉厚部分が位置する部位の前面壁部6の正面側には、それぞれ凹部が形成された状態となっている。なお、本実施の形態の肉厚部分は略L字型に形成されており、前面壁部6の正面側に形成される凹部も略L字型となっている。
Further, the
The arch-shaped
The arch-shaped
また、把持部9は、前記横軸部1bの長さ方向に沿って該横軸部1bの外周面を受けるとともに、継目のない状態で構成された軸受け面9d…を備えている。
これら軸受け面9d…は、前記周面壁部7のうち、前記横軸部1bを把持する左右両側の周面壁部7,7の下端部に位置する開放部9aの内側面と、前記アーチ型把持片9c,9cの内側面とを指している。したがって、これら軸受け面9d…は、前記横軸部1bの長さ方向に沿って間隔をあけて配置された状態となっている。
Further, the
These bearing surfaces 9d are the inner surface of the
前記保持部10は、後述する付勢部材23を保持するためのものであり、この付勢部材23はコイルバネが採用されている。なお、このコイルバネである付勢部材23は、該付勢部材23を圧縮する方向に移動するロック部材22(後述する)を、押し返す方向に付勢する押しバネである。
この保持部10は、図2および図3,図6,図7に示すように、前記前面壁部6の背面側に、前記包囲部8および抱持部6d付近に位置するようにして設けられている。また、保持部10は、ヘッドレスト本体5の製造段階で、前面壁部6と一体に成形されており、これに伴って、該保持部10が位置する部位の前面壁部6の正面側には凹部が形成された状態となっている。なお、この凹部の後端、すなわち保持部10の前面壁部6からの突出端部には開口部が形成されており、この開口部を挟んで上方および下方に、後述する支持部10a,10aがそれぞれ配置されている。
また、この保持部10は、支持部10a,10aと、当接部10bと、引掛部10cと、連結板部10dと、を備えている。
The holding
As shown in FIGS. 2, 3, 6, and 7, the holding
The holding
支持部10a,10aは、前記前面壁部6の背面側から後方に突出するようにして一体形成されており、コイルバネである前記付勢部材23の外径部23aに当接するものである。そして、該付勢部材23を前記前面壁部6から離間した位置に位置している。
すなわち、支持部10aの突出方向側端面は、前記付勢部材23の外径部23aに合わせて凹む曲面となるように形成されるとともに、この曲面は左右方向(付勢部材23の伸縮方向)に連続しており、この曲面に沿って付勢部材23を配置することができる。
なお、前記連結板部10dは、これら支持部10a,10a間に架設されており、これら支持部10a,10aを部分的に連結している。連結板部10dによって支持部10a,10aを部分的に連結することができるので、これら支持部10a,10aの剛性を向上させることができるので好ましい。
The
That is, the end surface in the protruding direction of the
The connecting
当接部10bは、前記支持部10a,10aと対向するとともに、前記コイルバネである付勢部材23の伸縮方向に沿って設けられている。また、この当接部10bは、前記付勢部材23の内径部23bに当接している。なお、この当接部10bの付勢部材23側面は、図7に示すように、付勢部材23の内径部23b側に膨らむ曲面となるように形成されており、前記付勢部材23の内径部23bに密接する構成とされている。
より詳細には、この当接部10bは棒状体であり、平面視において前記2つの支持部10a,10a間の隙間の延在方向に沿って設けられており、この当接部10bによって、前記コイルバネである付勢部材23を、前記支持部10a,10a間の隙間に向かって押さえているような状態となっている。
なお、この当接部10bは、保持部10の包囲部8側端部から周面壁部7側に向かって突出している。この当接部10bの突出長さは、突出方向側端部が、前記付勢部材23が最も圧縮した状態の包囲部8側端部の位置と略等しくなるか、または最も圧縮した状態の包囲部8側端部よりも若干、周面壁部7側よりとなるように設定されている。すなわち、付勢部材23が最も圧縮した状態となっても、該付勢部材23が当接部10bから外れない程度の長さに設定されている。
The
More specifically, the
The
引掛部10cは、前記周面壁部7に、前記当接部10bと対向するようにして設けられており、該周面壁部7から当接部10b側に若干突出するようにして形成されている。そして、この引掛部10cは、前記付勢部材23の周面壁部7側端部に引っ掛かった状態となっており、前記付勢部材23の周面壁部7側端部が外れることを防ぐことができる。
なお、この引掛部10cも前記当接部10bと同様に、前記付勢部材23の内径部23bに当接しており、この引掛部10cと前記支持部10a,10aとの間に付勢部材23のコイルが挟み込まれたような状態となっている。
The
The hooking
なお、前記保持部10を構成する支持部10a,10aおよび当接部10bは、該保持部10の包囲部8側端部を基端部として一体形成されている。また、この保持部10の基端部は、包囲部8と一体形成されている。
また、前記引掛部10cは、前記周面壁部7と一体形成されている。
また、前記連結板部10dは、前記支持部10a,10aと一体形成されている。
以上のようにしてヘッドレスト本体5が構成されている。
The
The hooking
The connecting
The
続いて、ヘッドレストを構成し、前記ヘッドレスト本体5を、前記ロックブラケット4に対して複数の傾斜角度でロックするロック機構について説明する。
ロック機構は、図2〜図10に示すように、複数のロック用孔20…と、ピン貫通孔21と、ロック部材22と、前記付勢部材23と、付勢ストッパー部24とを有している。
Next, a lock mechanism that constitutes a headrest and locks the headrest
As shown in FIGS. 2 to 10, the locking mechanism includes a plurality of locking
前記複数のロック用孔20…は、図8〜図10に示すように、それぞれ、後述するロックピン部22aが挿入されるものであり、前記ロックブラケット4の上端部4dに、該ロックブラケット4を、左右の厚さ方向に貫通して形成されている。また、これら複数のロック用孔20…は、前記ヘッドレスト本体5の回動方向に沿って並設されている。
なお、本実施の形態において、これら複数のロック用孔20…は、前記ロックブラケット4に対して4つ形成されている。
As shown in FIGS. 8 to 10, each of the plurality of locking
In the present embodiment, four of the plurality of locking
前記ピン貫通孔21は、図2および図3,図5〜図7に示すように、後述するロックピン部22aが挿入されるものであり、前記ヘッドレスト本体5の包囲部8のうち、前記並設された複数のロック用孔20…上を通過する位置に形成されている。また、このピン貫通孔21は、前記包囲部8を構成する一対の補強リブ8a,8aのうち、前記補強部6cが設けられる補強リブ8aとは反対側の補強リブ8aに形成されている。
すなわち、この包囲部8に形成されたピン貫通孔21と、包囲部8によって包囲されたロックブラケット4の各ロック用孔20…とは、前記ヘッドレスト本体5の傾斜角度に応じて、互いに重なり合うように設定されている。
なお、ピン貫通孔21は、前記補強部6cの内部に形成された貫通孔21aと、前記包囲部8を介して連続するようにして配置されている。つまり、これらピン貫通孔21と貫通孔21aとの間に、前記複数のロック用孔20…が位置するように設定されており、これらピン貫通孔21と、ロック用孔20と、貫通孔21aとに対して同時に、後述するロックピン部22aが挿入されることになる。
As shown in FIGS. 2, 3, and 5 to 7, the pin through-
That is, the pin through
The pin through
前記ロック部材22は、図2および図3,図5〜図7,図9に示すように、ロックピン部22aと、シャフト部22bと、連結部22cと、から構成されている。
また、これらロックピン部22aと、シャフト部22bと、連結部22cとは一体形成されており、略J字型となるように構成されている。すなわち、ロック部材22は、一本の金属棒を屈曲加工することにより形成されている。
また、このロック部材22は、前記周面壁部7に形成された挿入スリット7aから挿入される。
なお、本実施の形態では、ロック部材22を一体形成したが、これに限られるものではなく、ロックピン部22aと、シャフト部22bと、連結部22cとを別体として形成した上で、これら各部材を適宜組み合わせるようにしても良い。
As shown in FIGS. 2, 3, 5 to 7, and 9, the
Moreover, these
The
In the present embodiment, the
ロックピン部22aは、前記ピン貫通孔21を貫通した状態を保持しつつ、先端部が、前記複数のロック用孔20…に抜き差しされるものである。すなわち、このロックピン部22aの先端部は、ロック用孔20から引き抜かれた際であっても、前記ピン貫通孔21に挿入された状態となっており、差し込まれた際には、ピン貫通孔21と、ロック用孔20と、貫通孔21aとに挿入された状態となる。
The
シャフト部22bは、前記ロックピン部22aと平行に配置されるとともに該ロックピン部22aを操作するためのものである。また、このシャフト部22bは、前記ロックピン部22aよりも長尺に設定されている。
このシャフト部22bは、ロック部材22自体を前記挿入スリット7aから挿入してから、前記抱持部6dのアーチの内側にも挿入されるとともに、前記支持部6eの突出方向側端面の曲面に載せられる。さらに、シャフト部22bの端部が、前記挿入スリット7aが形成された周面壁部7と対向する周面壁部7の貫通孔7bに挿入される。
なお、このシャフト部22bの端部は、前記貫通孔7bを貫通した状態を保持しており、このシャフト部22bの端部に、前記ボタン11が取り付けられている。
The
The
The end portion of the
連結部22cは、前記ロックピン部22aとシャフト部22bとを連結するためのものである。この連結部22cは、前記ロックピン部22aの軸心と、シャフト部22bの軸心とを結ぶ直線に沿って設けられている。
また、この連結部22cは、前記付勢部材23に当接するとともに、この付勢部材23に付勢された状態で、後述する付勢ストッパー部24に当接している。
The connecting
The connecting
ここで、図9に示すように、前記シャフト部22bの軸心と、前記ロックピン部22aの軸心とを結ぶ直線の延長線上に、前記ヘッドレストピラー1の横軸部1bの軸心が配置されている。なお、このヘッドレストピラー1の横軸部1bの軸心は、上述のように前記ヘッドレスト本体5の回動中心軸とされている。
図9に示すように、ヘッドレスト本体5には、クッションパッドおよび表皮が被せられており、ヘッドレスト本体5の傾斜角度に応じて、乗員の後頭部に対するクッションパッドおよび表皮の接触部位が変化するように設定されている。また、クッションパッドおよび表皮の形状に応じても接触部位が変化する場合がある。このような場合であっても、各軸心が一直線上に配置されるという位置関係は変わらないように設定されているため、ヘッドレスト本体5に加えられた外力を、ロックブラケット4を介して一直線に横軸部1bに伝達できるようになっている。
なお、図9において、乗員の後頭部とクッションパッドおよび表皮との間に記載された「○」で示す4ヶ所の部位が、乗員の後頭部に対するクッションパッドおよび表皮の接触部位となっている。
Here, as shown in FIG. 9, the axis of the
As shown in FIG. 9, the
In FIG. 9, four portions indicated by “◯” written between the occupant's back head, the cushion pad, and the epidermis are the contact portions of the cushion pad and the epidermis with respect to the occupant's back head.
また、前記複数のロック用孔20…は、図9に示すように、前記横軸部1bよりも前方に配置されている。したがって、前記包囲部8に形成されたピン貫通孔21と、横軸部1bとともに一直線上に配置されるシャフト部22bおよびロックピン部22aを有するロック部材22も、前記横軸部1bよりも前方に配置されることになる。
Further, as shown in FIG. 9, the plurality of locking
前記付勢部材23は、前記保持部10によって、前記前面壁部6の背面側に保持されるとともに前記ロック部材22の連結部22cに当接し、この連結部22cを、前記ロックピン部22aが前記ピン貫通孔21および複数のロック用孔20…に差し込まれる方向に付勢するものである。また、この付勢部材23によって、前記シャフト部22bも付勢されており、前記貫通孔7bから抜けないように設定されている。
また、この付勢部材23は、上述のようにコイルバネであり、特に、該コイルバネ23が圧縮する方向に移動する前記ロック部材22を、押し返す方向に付勢する押しバネである。
コイルバネ23を形成する複数のコイルの外径部分を、コイルバネ23の外径部23aと称し、複数のコイルの内径部分を、コイルバネ23の内径部23bと称する。
The urging
Further, the urging
The outer diameter portions of the plurality of coils forming the
前記付勢ストッパー部24は、前記付勢部材23による付勢方向の先に設けられることによって、前記付勢部材23によって押し返された連結部22cが当接するものである。前記連結部22cを挟んで、前記付勢部材23とは反対側の位置に配置されている。すなわち、前記付勢部材23によって付勢される連結部22cが、この付勢部材23によって付勢された方向に過剰に移動することを防ぐためのストッパーである。
また、この付勢ストッパー部24は、前記保持部10の基端部と一体形成されており、前記連結部22cが当接する面は、この連結部22cの外径部に合わせて凹んだ曲面とされている。
前記ヘッドレスト本体5を、ロック機構によってロックしている状態においては、前記連結部22cは、前記付勢部材23によって付勢ストッパー部24に当接するように付勢されている。一方、前記シャフト部22bを操作して、前記ロックピン部22aの先端部をロック用孔20から抜き、ヘッドレスト本体5をアンロックしている状態においては、前記連結部22cは、前記付勢ストッパー部24から離間しており、前記付勢部材23は圧縮した状態となる。
以上のようにしてロック機構が構成されている。
The urging
Further, the biasing
In a state where the
The lock mechanism is configured as described above.
続いて、ヘッドレストを構成し、前記ヘッドレスト本体5の回動に伴ってクリック感を生起するクリック機構について説明する。
クリック機構は、図10および図11に示すように、突起部30,32と、凹凸係合部31,33と、を有している。なお、これら突起部30,32と凹凸係合部31,33とのうちの一方が、前記ヘッドレスト本体5に設けられており、他方が、前記ヘッドレストピラー1の横軸部1bまたはロックブラケット4に設けられている。
Next, a click mechanism that constitutes a headrest and causes a click feeling as the
As shown in FIGS. 10 and 11, the click mechanism includes
図10においては、前記ヘッドレスト本体5の包囲部8とロックブラケット4との間にクリック機構が設けられる形態を示している。すなわち、前記突起部30と凹凸係合部31とのうちの一方が、前記包囲部8に設けられており、他方は、前記ロックブラケット4に設けられている。
FIG. 10 shows a form in which a click mechanism is provided between the surrounding
図10(a)に示すクリック機構においては、前記突起部30が、前記包囲部8に設けられている。また、この突起部30は、前記包囲部8から前記ロックブラケット4に向かって突出するようにして形成されている。
すなわち、前記突起部30は、この突起部30を包囲部8に取り付けるための天井部30aと一体形成されている。そして、前記包囲部8の上端部に形成された隙間8fの位置に、前記突起部30と一体形成された天井部30aが、前記包囲部8と一体形成されるようにして設けられている。これによって、前記突起部30を前記包囲部8に設けることができるようになっている。
In the click mechanism shown in FIG. 10A, the
That is, the
前記凹凸係合部31は、前記突起部30が係合する複数の凹凸部31a,31bを前記ヘッドレスト本体5の回動方向に沿って連続して形成してなるものであり、前記ロックブラケット4の上端部4dに設けられている。
すなわち、凹凸係合部31は、連続する凸部31aと凹部31bとをロックブラケット4の上端部4dに一体形成することによって構成されている。
The concavo-convex
That is, the concave-convex
図10(b)に示すクリック機構においては、前記突起部30が、前記ロックブラケット4の上端部4dに設けられている。すなわち、突起部30は、前記ロックブラケット4の上端部4dに一体形成されており、このロックブラケット4の上端部4dから上方に向かって突出している。
In the click mechanism shown in FIG. 10B, the
前記凹凸係合部31は、前記包囲部8に設けられている。また、この凹凸係合部31は、前記包囲部8から前記ロックブラケット4側に、凸部31aおよび凹部31bを向けるようにして形成されている。
すなわち、前記凹凸係合部31は、この凹凸係合部31を包囲部8に取り付けるための天井部30aと一体形成されている。そして、前記包囲部8の上端部に形成された隙間8fの位置に、前記凹凸係合部31と一体形成された天井部30aが、前記包囲部8と一体形成されるようにして設けられている。これによって、前記凹凸係合部31を前記包囲部8に設けることができるようになっている。
The concave / convex engaging
That is, the concave / convex engaging
図10(a)および(b)に示すクリック機構のいずれにおいても、前記突起部30が、前記凹凸係合部31の複数の凸部31a…を乗り越えて、この凸部31aに隣接する凹部31bに係合するように動くことになる。そして、これに伴って、クリック感が生起するように構成されている。
また、このようなクリック機構は、前記ロック機構によってヘッドレスト本体5の回動にロックがかかる際に、前記突起部30が、前記凹凸係合部31の凸部31aを乗り越えて凹部31bに係合するように設定されている。つまり、クリック機構とロック機構とが連動することになり、前記突起部30が凹部31bに係合する際に、ロックピン部22aを、複数のロック用孔20…に差し込ませることができる。
In any of the click mechanisms shown in FIGS. 10A and 10B, the
Further, in such a click mechanism, when the rotation of the
図11においては、前記ヘッドレスト本体5の把持部9とヘッドレストピラー1の横軸部1bとの間にクリック機構が設けられる形態を示している。すなわち、前記突起部32と凹凸係合部33とのうちの一方が、前記把持部9に設けられており、他方は、前記ヘッドレストピラー1の横軸部1bに設けられている。
FIG. 11 shows a form in which a click mechanism is provided between the
図11(a)に示すクリック機構においては、前記突起部32が、前記把持部9の軸受け面9dに設けられている。また、この突起部32は、前記把持部9の軸受け面9dから前記横軸部1bに向かって突出するようにして形成されている。なお、この突起部32は、把持部9の軸受け面9dに一体形成されている。
In the click mechanism shown in FIG. 11A, the
前記凹凸係合部33は、前記突起部32が係合する複数の凹凸部33a,33bを前記横軸部1bの周方向、すなわち、ヘッドレスト本体5の回動方向に沿って連続して形成してなるものであり、前記横軸部の外周面に設けられている。なお、この凹凸係合部33は、横軸部1bの外周面に一体的に設けられている。
The concave-convex
図11(b)に示すクリック機構においては、前記突起部32が、前記横軸部1bの外周面に設けられている。すなわち、突起部32は、前記横軸部1bの外周面に一体的に設けられており、この横軸部1bの外周面から凹凸係合部33に向かって突出している。
In the click mechanism shown in FIG. 11B, the
前記凹凸係合部33は、前記把持部9の軸受け面9dに設けられている。また、この凹凸係合部33は、前記把持部9の軸受け面9dから前記横軸部1b側に、凸部33aおよび凹部33bを向けるようにして形成されている。なお、この凹凸係合部33は、把持部9の軸受け面9dに凹凸部33a,33bを形成することによって、該軸受け面9dに設けられている。
The
図11(a)および(b)に示すクリック機構のいずれにおいても、前記突起部32が、前記凹凸係合部33の複数の凸部33a…を乗り越えて、この凸部33aに隣接する凹部33bに係合するように動くことになる。そして、これに伴って、クリック感が生起するように構成されている。
また、このようなクリック機構は、前記ロック機構によってヘッドレスト本体5の回動にロックがかかる際に、前記突起部32が、前記凹凸係合部33の凸部33aを乗り越えて凹部33bに係合するように設定されている。つまり、クリック機構とロック機構とが連動することになり、前記突起部32が凹部33bに係合する際に、ロックピン部22aを、複数のロック用孔20…に差し込ませることができる。
なお、軸受け面9dは、把持部9に対して複数備えられているため、前記突起部32および凹凸係合部33は、これら複数の軸受け面9d…のうち、少なくとも一つの軸受け面9dに設けられているものとする。
以上のようにしてクリック機構が構成されている。また、以上のようにしてヘッドレストが構成されている。
なお、本実施の形態においては、図11(a)に示すクリック機構を採用する。ただし、これに限られるものではなく、適宜変更可能であることは言うまでもない。
In any of the click mechanisms shown in FIGS. 11 (a) and 11 (b), the protruding
Further, in such a click mechanism, when the rotation of the
In addition, since the
The click mechanism is configured as described above. In addition, the headrest is configured as described above.
In this embodiment, a click mechanism shown in FIG. However, it is not limited to this, and needless to say, it can be changed as appropriate.
次に、ヘッドレスト本体5を、ヘッドレストピラー1の横軸部1bに取り付ける方法について説明する。
図8(b)に示すように、前記ヘッドレストピラー1の横軸部1bには、前記ロックブラケット4および取付部2,2が予め取り付けられている。なお、これらロックブラケット4および取付部2,2は、上述のように溶接等により、横軸部1bに対して強固に接合固定されている。
前記ヘッドレスト本体5には、前記ロック部材22および付勢部材23が取り付けられていない状態となっている。これに伴って、前記ボタン11も取り付けられていない状態となっている。
Next, a method for attaching the
As shown in FIG. 8B, the
The
まず、このようなヘッドレスト本体5を、前記ヘッドレストピラー1の横軸部1bに対して取り付ける。すなわち、ヘッドレスト本体5の下端部に設けられるとともに下方(横軸部1b側)に向かって開放する開放部9aに、前記横軸部1bおよびロックブラケット4を差し込むようにして、ヘッドレスト本体5を横軸部1bに取り付ける。
この時、ロックブラケット4を、前記包囲部8の下端部に形成された差込口8dから包囲部8内部に差し込むようにする。
また、前記開放部9aに差し込まれた横軸部1bは、この開放部9aを含んで構成された把持部9によって把持された状態となる。すなわち、把持部9に備えられた軸受け面9d…によって、前記横軸部1bの長さ方向に沿って該横軸部1bの外周面を受けるようにする。
First, such a
At this time, the
Further, the
続いて、前記周面壁部7に形成された挿入スリット7aから、前記ロック部材22を挿入する。
前記シャフト部22bは、前記抱持部6dのアーチの内側に挿入するとともに、前記支持部6eの突出方向側端面に載せるようにする。さらに、端部を差し込んでいき、周面壁部7に形成された貫通孔7bに挿通させる。
これと同時に、前記ロックピン部22aを、前記ピン貫通孔21および複数のロック用孔20…のいずれかに差し込むようにする。
そして、前記連結部22cを付勢ストッパー部24に当接させた状態まで、前記ロックピン部22aおよびシャフト部22bを深く差し込むようにする。
Subsequently, the
The
At the same time, the
Then, the
続いて、コイルバネである付勢部材23を保持部10によって保持する。まず、付勢部材23の連結部22c側端部を、該付勢部材23を圧縮させたり弾性的に屈曲させたりしながら、前記一対の支持部10a,10aと当接部10bとの間に差し込む。また、付勢部材23の周面壁部7側端部を前記引掛部10cに引掛ける。
なお、本実施の形態においては、前記付勢部材23の連結部22c側端部を取り付けてから、周面壁部7側端部を取り付ける手順としているが、これに限られるものではなく、周面壁部7側端部から取り付けるようにしても良い。また、その他の方法を採用して付勢部材23を取り付けても良く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
Subsequently, the urging
In addition, in this Embodiment, it is set as the procedure which attaches the peripheral
続いて、前記横軸部1bに取り付けられた取付部2,2と、前記ヘッドレスト本体5の前面壁部6の背面側に設けられた取付部6f,6fとの間に、前記付勢部材3,3を取り付ける。すなわち、付勢部材3,3の上端部を、前記取付部6f,6fにそれぞれ引掛けるとともに、下端部を、前記取付部2,2にそれぞれ引掛ける。
なお、本実施の形態においては、付勢部材3よりも先に付勢部材23を取り付ける手順を採用したが、これに限られるものではなく、付勢部材3から取り付ける手順を作用しても良いものとする。
以上のようにしてヘッドレスト本体5を、前記ヘッドレストピラー1の横軸部1bに取り付けることができる。
Subsequently, the urging
In the present embodiment, the procedure for attaching the urging
The
次に、以上のように構成されたヘッドレストの動作について説明する。
ヘッドレストの動作は、図9に示すように、前記ヘッドレストピラー1の横軸部1bに対して前後方向に回動自在に取り付けられたヘッドレスト本体5の前後方向への回動に基づくものである。
また、ヘッドレスト本体5は、前記付勢部材3,3によって、該ヘッドレスト本体5をヘッドレストピラー1の横軸部1b側に引き寄せる方向に付勢されている。したがって、ヘッドレスト本体5が後方に引き寄せられるとともに、前記ロックピン部22aが、複数のロック用孔20…のうちの最も後方にあるロック用孔20に挿入された状態が、ヘッドレスト本体5の前後方向への回動の通常位置とされている。
Next, the operation of the headrest configured as described above will be described.
As shown in FIG. 9, the operation of the headrest is based on the rotation of the
The
ヘッドレスト本体5を前後方向に回動させる際は、前記ロック部材22を操作する。すなわち、前記ロックピン部22aを、ピン貫通孔21を貫通した状態を保持しつつ、先端部をロック用孔20から抜くようにする。これによって、ロックが解除された状態となり、ヘッドレスト本体5を前後方向に回動させることができる。
ロックピン部22aの先端部をロック用孔20から抜く際には、前記シャフト部22bのボタン11が取り付けられる端部を、該シャフト部22bの軸方向に沿って付勢部材23が圧縮する方向に押し込む。これによって、ロックピン部22aの先端部をロック用孔20から抜くことができる。
この時、付勢部材23は保持部10に保持された状態で圧縮する。ボタン11を押し込む操作を止めると、付勢部材23によって連結部22cが押し戻され、これに伴って、ロックピン部22aはロック用孔20に差し込まれる方向に移動し、シャフト部22bも元に戻ろうとする。
When the
The direction in which the biasing
At this time, the urging
ロックピン部22aを最後方のロック用孔20から抜き、ヘッドレスト本体5を、通常位置よりも後方に回転させた時には、ヘッドレスト本体5の前側のストッパー部8bが、ロックブラケット4の前端4aに当接する。これによって、ヘッドレスト本体5の後方への回転を規制できるようになっている。
When the
ヘッドレスト本体5を前方に一段階回転させるに際し、ロックピン部22aが最後方のロック用孔20に差し込まれている状態から、二番目に後方に位置するロック用孔20に差し込む場合は、まず、前記シャフト部22bのボタン11が取り付けられた端部を押し込み、ロックピン部22aの先端部を、最後方のロック用孔20から抜く。
続いて、ヘッドレスト本体5を前方へ回転させる。
この時、図11(a)に示すクリック機構の突起部32が、前記凹凸係合部33の凸部33aを乗り越えて、この凸部33aに隣接する凹部33bに係合するように動き、これに伴って、クリック感が生起する。
また、このクリック機構とロック機構は連動しているため、前記突起部32が、凸部33aを乗り越えるのと同時に、ロックピン部22aの先端部は、最後方のロック用孔20と二番目に後方のロック用孔20との間を移動する。さらに、前記突起部32が、凹部33bに係合するのと同時に、ロックピン部22aの先端部は、二番目に後方のロック用孔20に差し込まれることになる。
この時、前記ロック部材22の連結部22cは、前記付勢部材23によって付勢されているため、前記シャフト部22bを操作せずとも、前記ロックピン部22aを付勢部材23の付勢力によって自動的にロック用孔20に差し込むことができる。
When the
Subsequently, the
At this time, the
In addition, since the click mechanism and the lock mechanism are interlocked, the
At this time, since the connecting
このようにしてヘッドレスト本体5を前方に一段階回転させることができる。
ロックピン部22aを、二番目に後方のロック用孔20から、三番目に後方のロック用孔20(すなわち、前方から二番目のロック用孔20)に差し込む場合も同様であり、この三番目に後方のロック用孔20から、最前方のロック用孔20に差し込む場合も同様の動作となる。
In this way, the
The same applies to the case where the
ロックピン部22aを最前方のロック用孔20から抜き、ヘッドレスト本体5を、より前方に回転させた時には、ヘッドレスト本体5の後側のストッパー部8c,8cが、ロックブラケット4の後端4bに当接する。これによって、ヘッドレスト本体5の前方への回転を規制できるようになっている。
When the
一方、ヘッドレスト本体5を後方に一段階回転させるに際し、ロックピン部22aが最前方のロック用孔20に差し込まれている状態から、二番目に前方に位置するロック用孔20に差し込む場合は、まず、前記シャフト部22bのボタン11が取り付けられた端部を押し込み、ロックピン部22aの先端部を、最前方のロック用孔20から抜く。
続いて、ヘッドレスト本体5を後方へ回転させる。
この時、図11(a)に示すクリック機構の突起部32が、前記凹凸係合部33の凸部33aを乗り越えて、この凸部33aに隣接する凹部33bに係合するように動き、これに伴って、クリック感が生起する。
また、このクリック機構とロック機構は連動しているため、前記突起部32が、凸部33aを乗り越えるのと同時に、ロックピン部22aの先端部は、最前方のロック用孔20と二番目に前方のロック用孔20との間を移動する。さらに、前記突起部32が、凹部33bに係合するのと同時に、ロックピン部22aの先端部は、二番目に前方のロック用孔20に差し込まれることになる。
この時、前記ロック部材22の連結部22cは、前記付勢部材23によって付勢されているため、前記シャフト部22bを操作せずとも、前記ロックピン部22aを付勢部材23の付勢力によって自動的にロック用孔20に差し込むことができる。
On the other hand, when the
Subsequently, the
At this time, the
In addition, since the click mechanism and the lock mechanism are interlocked, the
At this time, since the connecting
このようにしてヘッドレスト本体5を後方に一段階回転させることができる。
ロックピン部22aを、二番目に前方のロック用孔20から、三番目に前方のロック用孔20(すなわち、後方から二番目のロック用孔20)に差し込む場合も同様であり、この三番目に前方のロック用孔20から、最後方のロック用孔20に差し込む場合も同様の動作となる。
以上のようにして、ヘッドレスト本体5を前後方向に回動操作して、ヘッドレストを動作させることができる。
In this way, the
The same applies to the case where the
As described above, the
本実施の形態によれば、前記把持部9の開放部分9aに差し込まれるヘッドレストピラー1の横軸部1bおよびロックブラケット4のうち、前記横軸部1bだけを把持部9によって把持し、前記ロックブラケット4は、前記包囲部8の下端部に形成された差込口8dから包囲部8の内部に差し込むことができる。したがって、前記ヘッドレスト本体5を、前記ヘッドレストピラー1の横軸部1bに対して取り付ける際は、前記ヘッドレスト本体5を、前記ロックブラケット4および横軸部1bに対して上から被せるようにして取り付けることができる。また、前記ロックブラケット4を、前記包囲部8の下端部の差込口8dから包囲部8の内部に差し込むことで、前記ヘッドレスト本体5を横軸部1bに対して正確に取り付けることができる。すなわち、前記包囲部8の下端部に形成された差込口8dがヘッドレスト本体5を取り付ける際のガイドとなる。
これによって、例えば前記横軸部1bを左右側壁の孔に位置合わせしたり、その状態を保持した状態で前側カバーと後側カバーとを接合したりせずに済むので、前記ヘッドレスト本体5を、前記ヘッドレストピラー1に対して簡易かつ確実に取り付けることが可能となる。
According to the present embodiment, of the
Thereby, for example, it is not necessary to align the
また、前記軸受け面9d…は継目のない状態で構成されているので、前記軸受け面9d…を、前記横軸部1bの周方向に沿って凹凸なく密接させることができるとともに、前記軸受け面9d…に荷重がかかった際に継目が開いてしまうようなことを確実に防ぐことができる。また、この軸受け面9d…は、前記横軸部1bの長さ方向に沿って該横軸部1bの外周面を受けるので、前記軸受け面9d…を、前記横軸部1bに対して広い範囲で当接させることができる。これによって、前記ヘッドレスト本体5をどの角度に傾斜させていても、前記ヘッドレスト本体5にかかる荷重を、前記軸受け面9d…を介して横軸部1bへと確実に、かつ効率良く伝達することができるので、乗員の頭部を確実に支持することができる。
Further, since the bearing surfaces 9d are configured in a seamless state, the bearing
また、前記ヘッドレスト本体5は、前記付勢部材3,3によって横軸部1b側に引き寄せられるので、前記ヘッドレスト本体5が、前記横軸部1bから外れてしまうことを確実に防ぐことができる。
また、前記付勢部材3,3は、前記ヘッドレストピラー1の横軸部1bと、前記ヘッドレスト本体5の前面壁部6の背面との間に設けられているので、この付勢部材3,3によってヘッドレスト本体5を後方に付勢することができる。
Further, since the headrest
Further, since the urging
<第2の実施の形態>
次に、図面を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1の実施の形態とは異なる構成部分のみについて説明する。
<Second Embodiment>
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. For convenience of explanation, only components that are different from the above-described first embodiment will be described.
図12はヘッドレストの一例を示す分解斜視図である。
本実施の形態のヘッドレストは、ヘッドレストピラー1と、ロックブラケット4と、ヘッドレスト本体50と、ロック機構と、クリック機構と、を備えている。
なお、本実施の形態のヘッドレストは、クッションパッドである樹脂を、型枠内で、前記ヘッドレスト本体50と一体的になるように発泡成形させるものであり、このヘッドレスト本体50は、樹脂が内部に浸入しないような構成となっている。
また、ヘッドレスト本体50は、ヘッドレストピラー1の横軸部1bに対して前後方向に回動自在に取り付けられるものであり、乗員の頭部を受ける前面壁部51と、背面壁部52と、底面カバー部53,53と、を有している。
FIG. 12 is an exploded perspective view showing an example of a headrest.
The headrest of the present embodiment includes a
Note that the headrest of the present embodiment is a foam-molded resin that is a cushion pad so as to be integrated with the
The
前記前面壁部51および背面壁部52は、図12および図13に示すように、これら前面壁部51と背面壁部52とで一組となるものであり、前記前面壁部51の背面側に背面壁部52を結合して組み合わせることで、これら前面壁部51と背面壁部52の内部に空洞ができるように構成されている。この空洞内には、前記前面壁部51の背面側に設けられる包囲部8等の各部と、前記ヘッドレストピラー1の横軸部1bおよび一対の支柱1a,1aの上端部とを収容し、被覆することができる。
なお、これら前面壁部51および背面壁部52との間には、互いに組み合わせて一体化した際の樹脂の浸入を防ぐためのシール手段が設けられている。
As shown in FIGS. 12 and 13, the
In addition, between the
また、前面壁部51および背面壁部52の底面部51a,52aには、前記底面カバー部53,53がそれぞれ差し込まれる差込口を形成するための差込口用切欠部51b,52bが切欠形成されている。
差込口用切欠部51b,52bも、これら差込口用切欠部51bと差込口用切欠部52bの2つで一組となるものであり、これら差込口用切欠部51bと差込口用切欠部52bとを組み合わせることで開口部とすることができ、この開口部を、前記底面カバー部53,53を差込可能な差込口とすることができる。
差込口は、前記ヘッドレストピラー1の一対の支柱1a,1aに対応して、前記底面部51a,52aの2ヶ所に配置されている。すなわち、前記差込口用切欠部51bは、前記前面壁部51の底面部51aの2ヶ所に形成されており、前記差込口用切欠部52bは、前記背面壁部52の底面部52aの2ヶ所に形成されている。
The
The
The insertion ports are arranged at two locations on the
また、前面壁部51および背面壁部52の一側部には、ロック部材22のシャフト部22bの端部に取り付けられるボタン55と、このボタン55の周縁を装飾する装飾縁部54とを取り付けるためのボタン取付部51c,52cが、側方に突出するようにして形成されている。
これらボタン取付部51c,52cの突出方向側端部には、前記装飾縁部54およびボタン55が差し込まれるボタン差込口を形成するためのボタン差込口用切欠部51d,52dが形成されている。
ボタン差込口用切欠部51d,52dも、これらボタン差込口用切欠部51dとボタン差込口用切欠部52dの2つで一組となるものであり、これらボタン差込口用切欠部51dとボタン差込口用切欠部52dとを組み合わせることで開口部とすることができ、この開口部を、前記装飾縁部54およびボタン55を差込可能なボタン差込口とすることができる。
Further, a
The button
前記前面壁部51および背面壁部52には、前記底面部51a,52aに形成された底面カバー部53,53用の差込口と、前記ボタン取付部51c,52cに形成されたボタン差込口とを除いて開口部は形成されない構成となっている。すなわち、第1の実施の形態とは異なり、開口部6aは設けられていない状態となっている。
したがって、前記差込口およびボタン差込口からの樹脂の浸入を防ぐようにしてクッションパッドの成形を行うことによって、前面壁部51と背面壁部52との内部空洞部に樹脂が浸入することを防ぐことができる。
The
Therefore, the resin enters the internal cavity of the
前記前面壁部51の背面側には、図13に示すように、補強部6b,6bや抱持部6d、取付部6f、包囲部8、把持部9、保持部10、ロック機構等が設けられている。
なお、本実施の形態においては、第1の実施の形態とは異なり、補強部6cや支持部6eを始めとする各部が設けられていないものとするが、適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、本実施の形態においては、第1の実施の形態の挿入スリット7aに該当するものはなく、前面壁部51の左右側の壁部の後方への突出長さを短く設定することによって、ロック部材22を取り付けやすいようにしている。
As shown in FIG. 13, reinforcing
In the present embodiment, unlike the first embodiment, each part including the reinforcing
Further, in the present embodiment, there is nothing corresponding to the insertion slit 7a of the first embodiment, and by setting the protruding length to the rear of the left and right side wall portions of the
また、第1の実施の形態とは異なり、前記補強部6b,6bや抱持部6d、取付部6f等の正面側に、凹部や開口部も設けられていないものとする。
なお、このように、前面壁部6には前記補強部6b,6bや抱持部6d、取付部6f等の正面側に開口部や凹部はないとしたが、図12に示すように、凹部51eが形成されているものとする。本実施形態においては、この凹部51eの背面側には、この凹部51eに対応する凸部が形成されていないが、適宜、凸部を形成してもよい。このように、前面壁部51に凹凸を形成することによって、前面壁部51の剛性を向上できるので、好ましい。
Further, unlike the first embodiment, it is assumed that no recesses or openings are provided on the front side of the reinforcing
As described above, the
本実施の形態の包囲部8は、第1の実施の形態の包囲部8と略同様の構成となっているが、上述のように前面壁部51に補強部6cが設けられていない。このため、ロックピン部22aの先端部を挿通させるための挿通孔56が、一対の補強リブ8a,8aのうち、ピン貫通孔21が形成される補強リブ8aとは反対側の補強リブ8aに形成されている。
この挿通孔56は、前記ピン貫通孔21と、前記包囲部8を介して連続するようにして配置されている。つまり、これらピン貫通孔21と挿通孔56との間に、ロックブラケット4の複数のロック用孔20…が位置するように設定されており、これらピン貫通孔21と、ロック用孔20と、挿通孔56とに対して同時に、ロックピン部22aが挿入されることになる。
また、前記前面壁部51の正面側には、上述のように開口部6aが設けられていないため、この包囲部8の前側に設けられるストッパー部8bはなく、前面壁部51自体が、前記ロックブラケット4の前端4aに当接するストッパーとして機能する。
Although the
The
Further, since the
本実施の形態の把持部9は、第1の実施の形態の把持部9と略同様の構成となっているが、上述のように前面壁部51と背面壁部52とは組み合わされるものであることから、他の部位よりも後方に突出する拡張部9bは、本実施の形態の把持部9には備えられていないものとする。
本実施の形態においては、第1の実施の形態で拡張部9bがあった部分は、開放部9aであるスリットを後方に向かって開放する間隙とされており、ロックブラケット4の差し込みに支障がない状態となっている。
なお、本実施の形態の把持部9は、前記ヘッドレスト本体50の前面壁部51の背面側の下端部に設けられるとともに、左右側壁部と、これら左右側壁部の下端部に架設される下側壁部とによって構成された本体部を含んで構成されている。そして、この本体部に、前記横軸部1bおよびロックブラケット4を差込可能な形状のスリットが形成されており、このスリットが、前記開放部9aとされている。
The
In the present embodiment, the portion where the expanded
The
前記底面カバー部53,53は、図12および図14に示すように、互いに結合された状態の前記前面壁部51と背面壁部52との底面部51a,52aに、前記ヘッドレストピラー1の一対の支柱1a,1aの位置に対応して設けられるとともに、該支柱1a,1aが挿通されるスリット53a,53aが形成されたものである。
また、この底面カバー部53は、前記スリット53aと、周壁部53bと、鍔部53cと、を備えている。
As shown in FIGS. 12 and 14, the
The
スリット53aは、前後方向に長くなる長孔状に形成されている。
このスリット53aが、前記前面壁部51および背面壁部52の底面部51a,52aに形成されることによって、前記ヘッドレスト本体50をスムーズに前後方向に回動させることができる。
The
By forming the
周壁部53bは、前記スリット53aの周縁に配置されるとともに、該スリット53aを形成するものであり、前記底面部51a,52aに形成された差込口に差し込まれて嵌合される。
なお、この周壁部53bには、図示はしないが、前記底面部51a,52aに引っ掛かる爪部等の嵌合手段が設けられているものとする。
The
In addition, although not shown in figure, this
鍔部53cは、前記周壁部53bの下端部に一体形成されており、前記底面部51a,52aに当接するものである。
すなわち、この鍔部53cは、前記底面部51a,52aに形成された差込口よりも大径となるように形成されており、底面カバー部53が該差込口から、前面壁部51と背面壁部52との空洞部に没入することを防ぐことができる。
The
That is, the
また、前記装飾縁部54は、この装飾縁部54周縁の鍔部54aが前記ボタン取付部51c,52cに形成されたボタン差込口よりも大径に形成されたものであり、ボタン差込口に差し込まれるとともに嵌合されている。
なお、この装飾縁部54には、前記ボタン取付部51c,52cの内部に引っ掛かる爪部等の嵌合手段が設けられているものとする。
Further, the
The
前記ボタン55は、前記装飾縁部54中央の装着孔部54bに、該装着孔部54bの延在方向に沿って進退自在に差し込まれている。
また、このボタン55は、前記装飾縁部54の装着孔部54b内で引っ掛かるストッパー板部55aを有している。これによって、装飾縁部54から外側に露出する外側端面は、装飾縁部54の鍔部54aの外側面よりも外側に突出しない構成となっている。
The
The
なお、前記ロック機構は、第1の実施の形態のロック機構と略同様の構成となっているが、前記ボタン55の外側端面が、装飾縁部54の鍔部54aの外側面よりも外側に突出しない構成となっているため、付勢ストッパー部24は設けられていない。
すなわち、付勢ストッパー部24がなくても、前記ストッパー板部55aが代わりに機能するようになっている。
The lock mechanism has substantially the same configuration as the lock mechanism of the first embodiment, but the outer end surface of the
That is, even if the biasing
前記クリック機構は、前記ヘッドレスト本体50の回動に伴ってクリック感を生起するものである。
本実施の形態のクリック機構は、図14に示すように、前記ヘッドレストピラー1の一対の支柱1a,1aと、凹凸係合部60と、を有している。
The click mechanism causes a click feeling as the
As shown in FIG. 14, the click mechanism of the present embodiment includes a pair of
前記一対の支柱1a,1aは、図12および図13に示すように、左右に離間して配置されており、これら一対の支柱1a,1aの上端部間に前記横軸部1bが架設されるとともに一体形成されている。
本実施の形態のクリック機構としては、これら一対の支柱1a,1aのうち、少なくとも一方の支柱1aを用いる。
As shown in FIGS. 12 and 13, the pair of
As the click mechanism of the present embodiment, at least one of the pair of
前記凹凸係合部60は、図14に示すように、前記一対の底面カバー部53,53のうち、少なくとも一方の底面カバー部53のスリット53a周縁部に対して設けられるとともに、前記少なくとも一方の支柱1aが係合する複数の凹凸部60a,60bを前記ヘッドレスト本体50の回動方向に沿って連続して形成してなるものである。
すなわち、この凹凸係合部60は、前記底面カバー部53の周壁部53bのスリット53a側面に設けられている。
As shown in FIG. 14, the concave and convex engaging
That is, the concave and convex engaging
凹部60bは、前記支柱1aの外周面に合わせて凹む曲面とされており、この曲面は、前記支柱1aの延在方向に連続している。そして、前記支柱1aの延在方向に沿って、この曲面である凹部60bを係合できるようになっている。
また、凹部60bは、図14(b)に示すように複数設けられており、これら複数の凹部60b…は、前記ヘッドレスト本体50の傾斜角度に応じて段階的に傾斜するように配置されている。
凸部60aは、これら複数の凹部60b…間に複数配置されている。また、これら複数の凸部60a…と複数の凹部60b…とは一体形成されている。
The
Further, a plurality of
A plurality of
本実施の形態のクリック機構は、前記ヘッドレスト本体50が前後方向に回動されることにより、前記少なくとも一方の底面カバー部53に設けられた凹凸係合部60が、前記少なくとも一方の支柱1aに対してクリック感を伴いながら移動するように構成されている。すなわち、前記複数の凸部60a…が、前記少なくとも一方の支柱1aを乗り越え、前記凹部60bが、前記少なくとも一方の支柱1aに係合するように設定されている。
また、前記ロック機構によってヘッドレスト本体50の回動にロックがかかる際に、前記複数の凸部60a…が、前記少なくとも一方の支柱1aを乗り越え、前記凹部60bが、前記少なくとも一方の支柱1aに係合するように設定されており、クリック機構とロック機構とを連動させることができる。
以上のようにしてクリック機構が構成されている。また、以上のようにしてヘッドレストが構成されている。
In the click mechanism of the present embodiment, when the
Further, when the rotation of the
The click mechanism is configured as described above. In addition, the headrest is configured as described above.
次に、ヘッドレスト本体50を、ヘッドレストピラー1の横軸部1bに取り付ける方法について説明する。
まず、第1の実施の形態と同様に、また図13に示すように、前記横軸部1bを把持部9によって把持するとともに、ロックブラケット4を包囲部8によって包囲できるように、ヘッドレスト本体50の前面壁部51を、前記ヘッドレストピラー1に装着させる。また、ロック部材22や付勢部材23、付勢部材3も取り付ける。
Next, a method for attaching the
First, as in the first embodiment and as shown in FIG. 13, the headrest
その後、前記装飾縁部54およびボタン55も、前記前面壁部51のボタン取付部51cのボタン差込口用切欠部51dに嵌め込んでおく。
そして、前記背面壁部52を、前記前面壁部51に対して結合させるようにする。この時、背面壁部52のボタン取付部52cのボタン差込口用切欠部52dを、前記前面壁部51のボタン取付部51cのボタン差込口用切欠部51dと組み合わせる。これによって、前記装飾縁部54およびボタン55を、ボタン取付部51c,52cに取り付けることができる。
Thereafter, the
Then, the
次に、予め凹凸係合部60が周壁部53bのスリット53a側に設けられた底面カバー部53,53を、前記前面壁部51および背面壁部52の底面部51a,52aに取り付ける。すなわち、2つの差込口用切欠部51bと、2つの差込口用切欠部と52bを組み合わせることで形成された2つの差込口に、前記底面カバー部53,53をそれぞれ差し込んで嵌合する。
また、この時に、底面カバー部53のスリット53aに、前記ヘッドレストピラー1の支柱1aを挿通させるようにする。
以上のようにしてヘッドレスト本体50を、前記ヘッドレストピラー1の横軸部1bに取り付けることができる。
Next, the
At this time, the
The
次に、以上のように構成されたヘッドレストの動作について説明する。
ヘッドレストの動作は、第1の実施の形態と同様に、前記ヘッドレストピラー1の横軸部1bに対して前後方向に回動自在に取り付けられたヘッドレスト本体50の前後方向への回動に基づくものである。
なお、ヘッドレスト本体50の前後方向への回動およびロック機構の動作は、第1の実施の形態と略同様であるため、説明を省略する。
Next, the operation of the headrest configured as described above will be described.
The operation of the headrest is based on the rotation of the
The
本実施の形態のヘッドレストの動作において、クリック機構は以下のように動作する。
すなわち、ヘッドレスト本体50を前方に一段階回転させるに際し、ロックピン部22aが最後方のロック用孔20に差し込まれている状態から、二番目に後方に位置するロック用孔20に差し込む場合は、まず、前記シャフト部22bのボタン55が取り付けられた端部を押し込み、ロックピン部22aの先端部を、最後方のロック用孔20から抜く。
続いて、ヘッドレスト本体50を前方へ回転させる。
この時、図14に示すクリック機構の凹凸係合部60の凸部60aが、前記支柱1aを乗り越えて、前記凹部60bが、この支柱1aに係合するように動き、これに伴って、クリック感が生起する。
また、このクリック機構とロック機構は連動しているため、前記凸部60aが支柱1aを乗り越えるのと同時に、ロックピン部22aの先端部は、最後方のロック用孔20と二番目に後方のロック用孔20との間を移動する。さらに、前記凹部60bが支柱1aに係合するのと同時に、ロックピン部22aの先端部は、二番目に後方のロック用孔20に差し込まれることになる。
In the operation of the headrest of the present embodiment, the click mechanism operates as follows.
That is, when the
Subsequently, the
At this time, the
Further, since the click mechanism and the lock mechanism are interlocked, the tip of the
なお、本実施の形態では、ロックピン部22aが最後方のロック用孔20に差し込まれている状態から、二番目に後方に位置するロック用孔20に差し込む場合について説明している。
このような動作は、ロックピン部22aを、二番目に後方のロック用孔20から、三番目に後方のロック用孔20(すなわち、前方から二番目のロック用孔20)に差し込む場合も同様であり、この三番目に後方のロック用孔20から、最前方のロック用孔20に差し込む場合も同様である。
In the present embodiment, the case where the
Such an operation is the same when the
一方、ヘッドレスト本体50を後方に一段階回転させるに際し、ロックピン部22aが最前方のロック用孔20に差し込まれている状態から、二番目に前方に位置するロック用孔20に差し込む場合は、まず、前記シャフト部22bのボタン11が取り付けられた端部を押し込み、ロックピン部22aの先端部を、最前方のロック用孔20から抜く。
続いて、ヘッドレスト本体5を後方へ回転させる。
この時、図14に示すクリック機構の凹凸係合部60の凸部60aが、前記支柱1aを乗り越えて、前記凹部60bが、この支柱1aに係合するように動き、これに伴って、クリック感が生起する。
また、このクリック機構とロック機構は連動しているため、前記凸部60aが支柱1aを乗り越えるのと同時に、ロックピン部22aの先端部は、最前方のロック用孔20と二番目に前方のロック用孔20との間を移動する。さらに、前記凹部60bが支柱1aに係合するのと同時に、ロックピン部22aの先端部は、二番目に前方のロック用孔20に差し込まれることになる。
On the other hand, when the
Subsequently, the
At this time, the
In addition, since the click mechanism and the lock mechanism are interlocked, the tip of the
なお、本実施の形態では、ロックピン部22aが最前方のロック用孔20に差し込まれている状態から、二番目に前方に位置するロック用孔20に差し込む場合について説明している。
このような動作は、ロックピン部22aを、二番目に前方のロック用孔20から、三番目に前方のロック用孔20(すなわち、後方から二番目のロック用孔20)に差し込む場合も同様であり、この三番目に前方のロック用孔20から、最後方のロック用孔20に差し込む場合も同様である。
以上のようにしてクリック機構を動作させることができる。
In the present embodiment, the case where the
Such an operation is the same when the
The click mechanism can be operated as described above.
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同じように、前記ヘッドレスト本体50を、前記ヘッドレストピラー1に対して簡易かつ確実に取り付けることができるので、好ましい。
また、第1の実施の形態とは異なるクリック機構を採用しても、第1の実施の形態と同じように、ヘッドレスト本体50を前後方向に回動させる際にクリック感を得ることができるので、好ましい。
According to the present embodiment, the
Further, even if a click mechanism different from that of the first embodiment is adopted, a click feeling can be obtained when the
1 ヘッドレストピラー
1a 支柱
1b 横軸部
3 付勢部材
4 ロックブラケット
5 ヘッドレスト本体
6 前面壁部
6a 開口部
7 周面壁部
8 包囲部
8a 補強リブ
8b ストッパー部
8c ストッパー部
8d 差込口
9 把持部
9a 開放部
9d 軸受け面
10 保持部
10a 支持部
10b 当接部
20 ロック用孔
21 ピン貫通孔
22 ロック部材
22a ロックピン部
22b シャフト部
22c 連結部
23 付勢部材
30 突起部
31 凹凸係合部
31a 凸部
31b 凹部
32 突起部
33 凹凸係合部
33a 凸部
33b 凹部
50 ヘッドレスト本体
51 前面壁部
51a 底面部
51b 差込口用切欠部
52 背面壁部
52a 底面部
52b 差込口用切欠部
53 底面カバー部
53a スリット
53b 周壁部
53c 鍔部
60 凹凸係合部
60a 凸部
60b 凹部
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記横軸部に固定されるロックブラケットと、
乗員の頭部を受ける前面壁部と、この前面壁部の背面側に一体に形成された状態となっており、かつ前記ロックブラケットを包囲する包囲部とを有しており、この包囲部によって、前記ロックブラケットを包囲した状態で、前記横軸部に対して前後方向に回動自在に取り付けられるヘッドレスト本体と、
前記ヘッドレスト本体を、前記ロックブラケットに対して複数の傾斜角度でロックするロック機構と、を備えており、
前記ヘッドレスト本体は、このヘッドレスト本体の下部に設けられるとともに下方に向かって開放され、この開放部に前記横軸部およびロックブラケットが差し込まれた状態となっているとともに該横軸部を把持する把持部を有しており、
前記横軸部には、前記ヘッドレスト本体を前記ヘッドレストピラーの前記横軸部側に引き寄せる方向に付勢する付勢部材を取り付けるための取付部が設けられており、
前記取付部は、前記把持部と隣り合って設けられており、
前記付勢部材は、上下方向に伸長するとともに、前記包囲部の左右方向の外側に設けられていることを特徴とするヘッドレスト。 A headrest pillar having a horizontal axis portion arranged on the left and right;
A lock bracket fixed to the horizontal shaft portion;
A front wall portion that receives the head of the occupant and a surrounding portion that is integrally formed on the back side of the front wall portion and that surrounds the lock bracket. A headrest body that is rotatably attached to the horizontal shaft portion in the front-rear direction in a state of surrounding the lock bracket;
A lock mechanism that locks the headrest body at a plurality of inclination angles with respect to the lock bracket;
The headrest body is provided in an lower part of the headrest body is opened downwardly, you grip the transverse shaft with the transverse shaft part and the locking bracket to the open portion is in the state of being inserted It has a bunch lifting unit,
The horizontal shaft portion is provided with a mounting portion for mounting a biasing member that biases the headrest body in a direction to draw the headrest main body toward the horizontal shaft portion of the headrest pillar.
The attachment portion is provided adjacent to the grip portion,
The headrest is characterized in that the urging member extends in the vertical direction and is provided on the outer side in the left-right direction of the surrounding portion.
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JP5421543B2 (en) * | 2008-03-28 | 2014-02-19 | 東海化成工業株式会社 | Retractable headrest |
-
2015
- 2015-01-05 JP JP2015000459A patent/JP6069370B2/en active Active
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