JP6066882B2 - 情報処理装置、情報端末、情報通信システムおよび情報送信方法 - Google Patents

情報処理装置、情報端末、情報通信システムおよび情報送信方法 Download PDF

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本発明は、情報処理装置、情報端末、情報通信システムおよび情報送信方法に関する。
近年の自動車では、複数の表示装置が搭載される場合がある。例えば、運転席正面、運転席と助手席との間および助手席正面に、表示装置が配置される。また、後席用の表示装置が前席のヘッドレストに配置される場合がある。
なお、特許文献1には、モバイル機器内に在るAV(Audio-Visual)コンテンツを、車内の複数のモニタのうちのいずれかで視聴するための技術が開示されている。具体的には、モバイル機器のユーザが車内の複数のモニタのうちのいずれかを選択すると、複数のモニタを制御する車載システムが、モバイル機器からコンテンツデータを受信し、選択されたモニタにコンテンツを表示する。モニタを選択する際、車内の複数のモニタの位置がモバイル機器の画面に表示される。また、特許文献1には、車内の複数のモニタの位置を検出する技術が開示されている。
特開2010−93515号公報
ところで、自動車等の移動体内では、人々の間のコミュニケーションを取りにくい場合がある。例えば、AVコンテンツを楽しんでいる人は、話しかけられても、気が付かないかもしれない。また、例えば、運転者に話しかけること、および、運転者の視線を大きくそらせることは、控えた方がよい。
また、例えば、大型車、マイクロバス、列車、飛行機、船舶、等の移動体においては、離れた人どうしが会話するのは困難である。また、お互いが近くに居ても、他の人の声等が邪魔になる場合もある。
なお、コミュニケーションの妨げとなる要因は上記の例に限られるものではない。また、人々のコミュニケーションがなされる環境は移動体内に限られるものではない。
本発明は、人々のコミュニケーションに関して有用な技術、例えば直感的な操作によってメッセージを送信可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に関する情報処理装置は、通信環境管理部と、送信先候補表示制御部と、メッセージ送信処理部とを含む。通信環境管理部は、第1の情報端末の通信相手となる1つ以上の第2の情報端末の存在を確認する。送信先候補表示制御部は、第1の情報端末に表示されたメッセージの送信先候補を第1の情報端末に表示させるための送信先候補呼び出し操作が、第1の情報端末によって検出された場合、1つ以上の第2の情報端末に対応する1つ以上のアイコンを、送信先候補アイコンとして、第1の情報端末に表示させる。メッセージ送信処理部は、送信先候補呼び出し操作に連続して、メッセージの表示位置から1つ以上のアイコンのいずれかに向けて軌跡を描く第1のジェスチャ操作が、第1の情報端末によって検出された場合に、軌跡の方向に位置するアイコンに対応する第2の情報端末に、メッセージを送信する。
特に、通信環境管理部は、第1の情報端末と1つ以上の第2の情報端末との配置位置関係に関する端末配置情報を取得し、送信先候補表示制御部は、第1の情報端末に表示されているメッセージの表示位置を第1の情報端末の位置に対応付けて、且つ、端末配置情報に基づき第1の情報端末と1つ以上の第2の情報端末との相対位置に合わせて、1つ以上のアイコンを、第1の情報端末の画面上に配置する。
あるいは、通信環境管理部は、1つ以上の第2の情報端末の端末属性情報を取得し、メッセージを送信するためのジェスチャ操作の割り当てが端末属性情報を元に定められている。
あるいは、第1の情報端末は移動体の運転者用に設けられ、メッセージを送信するためのジェスチャ操作の割り当てが移動体の移動速度に応じて異なる。
本発明によれば、ジェスチャ操作によって、送信対象であるメッセージを指定可能であるとともに、メッセージの送信先を指定可能である。このため、直感的な操作によって、メッセージを送信することができる。
本発明の目的、特徴および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1について、情報通信システムの第1の構成例を説明するブロック図である。 実施の形態1について、情報通信システムの第2の構成例を説明するブロック図である。 実施の形態1について、情報端末の第1の構成例を説明するブロック図である。 実施の形態1について、情報通信システムが自動車に搭載された例を説明する図である。 実施の形態1について、送信側端末においてメッセージを作成する様子を説明する図である。 実施の形態1について、送信側端末の画面に送信先候補アイコンが表示された様子を説明する図である。 実施の形態1について、メッセージを送信先候補アイコンにドラッグする様子を説明する図である。 実施の形態1について、情報処理部の構成例を説明するブロック図である。 実施の形態1について、メッセージ送信機能部の動作例を説明するフローチャートである。 実施の形態2について、送信選択規則を説明する図である。 実施の形態3について、ジェスチャ操作と端末属性との関連付けの例を説明する図である。 実施の形態3について、ジェスチャ操作と車速との関連付けの例を説明する図である。 実施の形態4について、送信対象となるメッセージの第2例を説明する図である。 実施の形態4について、送信対象となるメッセージの第3例を説明する図である。 実施の形態5について、携帯型の情報端末の位置を特定する技術の第1例を説明する図である。 実施の形態5について、携帯型の情報端末の位置を特定する技術の第2例を説明する図である。 実施の形態6について、携帯型の情報端末が車外に存在する場合の情報通信システムを説明する図である。 実施の形態7について、情報端末の第2の構成例を説明するブロック図である。 実施の形態8について、情報通信システムの第3の構成例を説明するブロック図である。 実施の形態9について、メッセージ変換の第1例として翻訳処理を説明する図である。 実施の形態9について、メッセージ変換の第2例として音声変換処理を説明する図である。 実施の形態9について、メッセージ変換の第3例としてテキスト変換処理を説明する図である。 実施の形態9について、メッセージ変換機能部の構成例を説明するブロック図である。 実施の形態9について、メッセージ変換機能部の動作例を説明するフローチャートである。 実施の形態9について、メッセージ変換機能部が送信側端末に搭載された例を説明するブロック図である。 実施の形態9について、メッセージ変換機能部が受信側端末に搭載された例を説明するブロック図である。 実施の形態9について、メッセージ変換機能部がシステム全体制御装置に搭載された例を説明するブロック図である。 実施の形態9について、メッセージ変換処理の実行選択の例を説明する図である。 実施の形態9について、メッセージ変換処理の実行選択および種類を端末属性情報に応じて選択する例を説明する図である。 実施の形態9について、メッセージ変換処理の実行選択および種類を車速に応じて選択する例を説明する図である。
<実施の形態1>
<情報通信システム>
図1に、実施の形態1について、情報通信システム10の第1の構成例を説明するブロック図を示す。図1に示すように、情報通信システム10は複数の情報端末装置11を含んでいる。但し、情報端末装置11の数は図1の例に限定されるものではない。なお、情報端末装置11を情報端末11、端末11、等と呼ぶ場合もある。
情報端末11は視覚的情報および聴覚的情報をユーザに提供する。また、情報端末11はユーザによる情報入力を受け付ける。また、各情報端末11は通信機能を有しており、他の情報端末11と通信を行う。
通信機能は無線通信、有線通信またはそれらの組み合わせによって実現可能である。以下では、全ての情報端末11が送信機能と受信機能の両方を有する例を挙げる。但し、情報通信システム10は送信専用の情報端末11を含んでもよいし、あるいは、受信専用の情報端末11を含んでもよい。
情報端末11は、上記のように送信機能と受信機能の両方を有するので、送信側の情報端末11として動作する場合もあるし、受信側の情報端末11として動作する場合もある。また、情報通信システム10では一対一通信と一対多通信の両方を採用している。但し、いずれか一方の通信形態のみを採用することも可能である。
なお、送信側として動作する場合の情報端末11を送信側情報端末11、送信側端末11、第1の情報端末11、第1の端末11、等と呼ぶ場合もある。同様に、受信側として動作する場合の情報端末11を受信側情報端末11、受信側端末11、送信先端末11、第2の情報端末11、第2の端末11、等と呼ぶ場合もある。
図2に、情報通信システム10の第2の構成例を説明するブロック図を示す。図2の例では、情報通信システム10を全体的に制御するシステム全体制御装置12が追加されている。システム全体制御装置12は、通信機能を有しており、各情報端末11と通信を行う。通信機能は無線通信、有線通信またはそれらの組み合わせによって実現可能である。
システム全体制御装置12は、例えば、情報端末11間の通信を中継する情報通信中継装置として機能する。つまり、各情報端末11はシステム全体制御装置12を経由して通信を行う。かかる中継機能は一般的なルーティング機能によって実現可能である。
ここで、各情報端末11およびシステム全体制御装置12には固有の識別情報(以下、IDと呼ぶ場合もある)が予め与えられている。当該IDは、例えば情報の発信元および送信先を特定するために利用される。以下では、説明を簡単にするために、当該IDを通信だけでなく他の処理においても共用するものとする。
<情報端末>
図3に、情報端末11の構成例を説明するブロック図を示す。図3の例によれば、情報端末11は情報処理部21と記憶部22と情報出力部23とを含んでいる。ここでは、情報出力部23は表示部24と音声出力部25とを含んでいる。情報端末11はさらに、情報入力部26と外部通信部27とを含んでいる。
情報処理部21は、情報端末11における各種の処理を行う装置である。このため、情報処理部21を情報処理装置21と呼んでもよい。上記各種処理には、例えば、記憶部22、情報出力部23、情報入力部26および外部通信部27の制御が含まれる。また、上記各種処理には、例えば、情報出力部23に供給するデータの生成と、情報入力部26を介して取得されるユーザ操作の解析とが含まれる。
ここでは、情報処理部21が、中央演算処理部(例えば1つまたは複数のマイクロプロセッサ回路で構成される)と、主記憶部(例えばROM、RAM、フラッシュメモリ等の1つまたは複数の記憶装置で構成される)とによって、構成される場合を例示する。この例によれば、主記憶部に格納された各種プログラムを中央演算処理部が実行することによって、各種処理が実行される。各種処理は並列的に実行させることも可能である。各種処理によって、それに対応した各種機能が実現される。
中央演算処理部が実行するプログラムは、主記憶部に予め格納されていてもよいし、あるいは、実行時に補助記憶部(ここでは記憶部22)から読み出されて主記憶部に格納されてもよい。主記憶部は、プログラムだけでなく各種データの格納にも利用される。また、主記憶部は、中央演算処理部がプログラムを実行する際の作業領域を提供する。また、主記憶部は、表示部24に表示する画像を書き込むため画像保持部を提供する。画像保持部はビデオメモリまたはグラフィックメモリと呼ばれる場合もある。
ここでは情報処理部21の各種機能がソフトウェアによって実現されるが、それらの各種機能の全部または一部がハードウェア(例えば、特定の演算を行うように構成された演算回路等)によって実現されてもよい。
記憶部22は、各種情報を格納する。ここでは、記憶部22は、情報処理部21が利用する補助記憶部として設けられている。記憶部22は、例えば、ハードディスク装置、書き換え可能かつ不揮発性の半導体メモリ、光ディスク装置、等の記憶装置の1つ以上を利用して構成可能である。
記憶部22に格納される情報として、画像データ(アイコン等のオブジェクト、地図データ、等)、音声データ(操作音、通知音、効果音、ガイダンス音声、等)、AVデータ、等が挙げられる。
表示部24は、視覚的情報をユーザに提供する。ここでは、表示部24が液晶表示装置によって構成される場合を例示し、以下では表示部24を液晶表示装置24または表示装置24と呼ぶ場合もある。但し、表示部24を他の種類の表示装置によって構成することも可能である。表示部24は例えば、情報処理部21から供給される画像データに基づいて、表示動作を行う。
音声出力部25は、聴覚的情報をユーザに提供する。音声出力部25は、スピーカ、オーディオアンプ、等を含む音声出力装置によって実現可能である。例えば、情報処理部21から供給された音声データは、オーディオアンプによってアナログ電気信号に変換され、スピーカから音声として出力される。
情報入力部26(以下、入力部26とも呼ぶ場合もある)は、情報端末11に対して行われる入力操作を受け付け、その入力操作を、情報処理部21が処理可能な信号によって、情報処理部21に引き渡す。
ここでは、入力部26が接触型のタッチパネルによって構成される場合を例示する。このため、以下では、入力部26をタッチパネル26と呼ぶ場合もある。但し、非接触型のタッチパネルを採用することも可能である。なお、タッチパネルはタッチパッドと呼ばれる場合もある。また、接触型は2次元(2D)型と呼ばれ、非接触型は3次元(3D)型と呼ばれる場合もある。
また、タッチパネル26が液晶表示装置24の画面上に重ねられた構造を例示する。これによれば、ユーザは、画面に表示されたアイコン等に触れる感覚で、入力操作を行うことができる。但し、タッチパネル26が液晶表示装置24の画面上に重ねられていない構造を採用することも可能である。この場合、タッチパネル26は液晶表示装置24の画面上とは異なる場所で使用される。
また、タッチパネル26に対して入力を行う指示物として、ユーザの指(より具体的には指先)を例示する。但し、例えばスタイラスペン(タッチペンとも呼ばれる)等の道具を指示物として利用してもよい。
なお、タッチパネルに代えてまたは加えて、マウス等のポインティングデバイスを入力部26として利用してもよい。また、各種のセンサ、カメラ等によってユーザの動作を認識する、いわゆるモーションキャプチャ装置を利用してもよい。
外部通信部27は、情報処理部21と端末外部に存在する外部装置との間で通信信号を仲介する回路である。外部装置は、図1の例では他の情報端末11が対応し、図2の例ではシステム全体制御装置12が対応する。
具体的に外部通信部27は、送信するデータを情報処理部21から取得し、その送信データを、予め採用された通信規格の送信信号に変換し、その送信信号を情報端末11の外部へ出力する。逆に、外部通信部27は、情報端末11の外部から到来した信号を受信し、その受信信号に含まれるデータを、予め採用された通信規格に従って抽出し、得られた受信データを情報処理部21へ引き渡す。
情報端末11の構成は図3の例に限定されるものではない。例えば、聴覚的情報の出力を利用しない場合、音声出力部25を省略してもよい。また、外部入力部を設けることによって、視覚的情報と聴覚的情報の一方または両方を情報端末11の外部から取り込むようにしてもよい。
また、情報端末11の現在位置の情報を取得する位置情報取得部が設けられてもよい。位置情報取得部は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信アンテナと、GPS受信アンテナによって受信したGPS衛星からの情報に基づいて情報端末11の現在位置を検出するGPS受信装置と、によって構成可能である。但し、位置情報取得部の構成はこの例に限定されるものではない。
<情報伝達の概要>
より具体的な構成例を説明する前に、情報端末11間の情報伝達の概要を説明する。その説明を分かりやすくするために、ここでは図4に示すように情報通信システム10が自動車に搭載された例を挙げる。図4は自動車の上面図であり、説明のために自動車の天井部分の図示を省略している。
但し、情報通信システム10は、自動車以外の車両(例えば鉄道車両)に搭載されてもよいし、車両以外の移動体(例えば飛行機、船)に搭載されてもよい。また、情報通信システム10の利用は移動体内に限定されるものではない。
図4の例によれば、各座席用に情報端末11が配置されている。具体的には、運転席(ここでは前右席)用の情報端末11の表示画面は、ダッシュボードの運転席正面部分に配置されており、例えば統合インストルメントパネルとして具現化される。なお、統合インストルメントパネルとは、例えば、メータ(速度計、回転計、等)、警告灯、表示灯、ナビゲーション画像、各種装置(AV(Audio-Visual)機器等)の動作状況、車載カメラによる撮像画像を、統合的に表示可能な表示盤である。統合インストルメントパネルは、メータクラスタ、等と呼ばれる場合もある。
また、助手席(ここでは前左席)用の情報端末11の表示画面は、ダッシュボードの助手席正面部分に配置されている。後右席用の情報端末11の表示画面は運転席背面に配置され、例えば運転席のヘッドレスト部分に配置されている。後左席用の情報端末11の表示画面は助手席背面に配置され、例えば助手席のヘッドレスト部分に配置されている。
なお、図2の構成例に関して、システム全体制御装置12は車内の任意の場所に配置可能である。
図5〜図7に、情報通信システム10における情報送信操作の一例を説明するための図を示す。図5〜図7は送信側端末11の画面表示の例である。
まず、送信側端末11のユーザが、送信側端末11を使って、送信対象の情報として、メッセージ31を作成する(図5参照)。ここでは、メッセージ31は文字(換言すればテキストデータ)とし、文字の入力はソフトウェア・キーボード等の一般的な入力操作を利用するものとする。
なお、図5〜図7ではメッセージ31が地図画像上に表示されている場合、換言すればメッセージ31の背景が地図画像である場合を例示しているが、メッセージ31を作成する状況はこの例に限定されるものではない。
メッセージ31の作成後、メッセージ31をタッチすると、送信側端末11の画面に3つのアイコン32が表示される(図6参照)。ここでのタッチは1点タッチ(すなわち1指によるタッチ)とする。図6ではタッチの様子を黒塗り円で概念的に図示している。
上記アイコン32はメッセージ31の送信先候補となる情報端末11を表している。このため、アイコン32を送信先候補アイコン32と呼んでもよい。図6は、送信側端末11が助手席用端末11である場合を例示しており、運転席用、後右席用および後左席用の情報端末11にそれぞれ対応したアイコン32が表示される。
そして、メッセージ31をいずれかの送信先候補アイコン32までドラッグすると(図7参照)、そのアイコン32に対応する情報端末11にメッセージが送信される。すなわち、ドラッグによって、送信先端末11の指定とメッセージ送信指示とを行うことができる。ここでのドラッグは1点ドラッグ(すなわち1指によるドラッグ)とする。図7ではドラッグの様子を黒塗り矢印で概念的に図示している。なお、ドラッグの代わりにフリックを使ってもよい。
受信側端末11では、受信したメッセージ31が、画面中の予め設定された位置に表示される。なお、受信したメッセージ31に対して、予め割り当てられたジェスチャ操作をすることによって、メッセージ31を受信したことを送信側端末11に通知するようにしてもよい。
<メッセージ送信機能>
図8に、メッセージ31の送信に関して、情報処理部21の構成例を説明するブロック図を示す。図8の例によれば、情報処理部21はメッセージ送信機能部40を含み、メッセージ送信機能部40は通信環境管理部41と、メッセージ作成部42と、送信先候補表示制御部43と、メッセージ送信処理部44とで構成されている。
<通信環境管理部>
通信環境管理部41は、自端末11の通信相手となる情報端末11、すなわち他端末11の存在を確認する。他端末11の確認処理は、通信分野の一般的な技術によって実行可能である。
また、通信環境管理部41は、情報通信システム10に属する情報端末11の配置位置関係に関する端末配置情報を取得する。端末配置情報は例えば、各情報端末11(IDによって区別可能である)の配置位置をまとめた情報である。端末配置情報から自端末11と他端末11との相対位置の情報を取得可能であり、かかる相対位置の情報は送信先候補アイコン32(図6参照)の配置に利用される。
図4の例では4つの情報端末11の配置場所は固定されているので、各情報端末11の配置位置は既知である。このため、端末配置情報を予め作成しておく、例えば情報通信システム10を自動車に搭載する際に作成しておくことが可能である。また、その端末配置情報を各情報端末11の記憶部(例えば、記憶部22または情報処理部21の主記憶部)に予め格納しておけばよい。これによれば、通信環境管理部41は、端末配置情報が予め格納された記憶部から端末配置情報を取得する処理(第1の端末配置情報取得処理と呼ぶことにする)を実行することによって、端末配置情報を取得可能である。
あるいは、各情報端末11に自身の配置位置の情報を予め与えておき、その配置位置の情報を自身のIDと関連付けて他端末11に配信してもよい。換言すれば、各情報端末11が他端末11からIDおよび配置位置の情報を収集してもよい。これによれば、通信環境管理部41は、他端末11との通信を利用した情報収集によって端末配置情報を取得する処理(第2の端末配置情報取得処理と呼ぶことにする)を実行することによって、端末配置情報を取得可能である。
なお、第1の端末配置情報取得処理と第2の端末配置情報取得処理との両方を採用してもよい。
また、通信環境管理部41は、他端末11の端末属性情報を取得する。端末属性情報は例えば、その情報端末11(IDによって区別可能である)が運転席用、助手席用、後右席用および後左席用のいずれであるかの区別に関する情報である。この例示の端末属性情報は、その情報端末11が運転席用(換言すれば運転者用)であるか否かを示す情報であるとも言える。なお、情報端末11が運転者用であるか否かを示す端末属性情報は、2値状態(例えばTrueとFalse)を利用することによって構成してもよい。
端末属性情報は例えば、送信先候補アイコン32(図6参照)に表示される。
図4の例では情報通信システム10に4つの情報端末11が属することは既知である。このため、自端末11および他端末11の端末属性情報を、各情報端末11の記憶部(例えば、記憶部22または情報処理部21の主記憶部)に予め格納しておけばよい。これによれば、通信環境管理部41は、端末属性情報が予め格納された記憶部から端末属性情報を取得する処理(第1の端末属性情報取得処理と呼ぶことにする)を実行することによって、他端末11の(さらには自端末11の)端末属性情報を取得可能である。
あるいは、各情報端末11が自身の端末属性情報を他端末11に配信してもよい。換言すれば、各情報端末11が他端末11から端末属性情報を収集してもよい。これによれば、通信環境管理部41は、他端末11との通信を利用した情報収集によって端末属性情報を取得する処理(第2の端末属性情報取得処理と呼ぶことにする)を実行することによって、端末属性情報を取得可能である。
なお、第1の端末属性情報取得処理と第2の端末属性情報取得処理との両方を採用してもよい。
通信環境管理部41は上記の各種処理を、予め設定されたタイミングで実行する。かかるタイミングは例えば、情報端末11の起動時と、稼働中の定期的なタイミングと、他端末11を検出したタイミングと、メッセージ31の送信直前と、のうちの少なくとも1つを含む。
なお、端末属性情報は、情報端末11のユーザに関する情報、例えばユーザ名、性別、年齢、年齢層(例えば子供か大人かの区別)等の情報であってもよい。ユーザに関する情報は、例えば、情報端末11に事前に登録しておけばよい。
<メッセージ作成部>
メッセージ作成部42は、メッセージ31の作成環境をユーザに提供する。例えば、メッセージ31の作成環境を要求する操作として、メッセージ作成用のアイコンをタッチする操作が行われた場合、メッセージ作成部42は自端末11の画面にソフトウェア・キーボードの画像を表示し、メッセージ31の入力を受け付ける。また、メッセージ作成部42は、作成途中および作成後において、メッセージ31を画面に表示する。
<送信先候補表示制御部>
送信先候補表示制御部43は、メッセージ31の送信先候補を表す送信先候補アイコン32を、自端末11の画面に表示させる。図4の例では3つの他端末11が存在するので、図6に示すように3つの送信先候補アイコン32が表示される。
送信先候補アイコン32の表示は、自端末11に対して送信先候補呼び出し操作が行われることによって、実行される。送信先候補呼び出し操作は例えば、上記のようにメッセージ31をタッチする操作である。あるいは、例えば、専用のアイコンすなわち送信先候補呼び出しアイコンをタッチする操作を、送信先候補呼び出し操作に割り当ててもよい。
送信先候補アイコン32の表示に際して、送信先候補表示制御部43は、通信環境管理部41が取得した端末配置情報に基づいて、自端末11と他端末11との相対位置に合わせて、送信先候補アイコン32を自端末11の画面上に配置する(図6参照)。
より具体的に図6の例では、助手席用の情報端末11が自端末11であり、メッセージ31の表示位置を自端末11の配置位置に対応させている。このため、運転席用の情報端末11に対応する送信先候補アイコン32は、メッセージ31の右横に配置されている。また、後左席用の情報端末11に対応する送信先候補アイコン32は、メッセージ31の下側に配置されている。また、後右席用の情報端末11に対応する送信先候補アイコン32は、メッセージ31の右斜め下に配置されている。
上記のように図6の例ではメッセージ31の表示位置を自端末11の配置位置に対応させている。但し、自端末11の位置を画面上のどの位置に対応させるかは、この例に限定されるものではない。
また、送信先候補表示制御部43は、各アイコン32に、対応する他端末11の端末属性情報(図6の例では座席の区別)を表示する。端末属性情報は上記のように、通信環境管理部41によって取得される。
<メッセージ送信処理部>
メッセージ送信処理部44は、予め規定された第1のジェスチャ操作が自端末11に対して行われた場合に、メッセージ31の送信処理を実行する。第1のジェスチャ操作は、メッセージ31の表示位置から送信先候補アイコン32のいずれかに向けて軌跡を描くジェスチャ操作である。軌跡を描くジェスチャ操作として上記のように、ドラッグとフリックが例示される。
また、第1のジェスチャ操作が送信先候補呼び出し操作に連続して行われることが、メッセージ送信処理の実行条件として要求される。ここで、ユーザ操作が連続するとは、先の操作の終了から、予め設定された時間間隔以内に、後の操作が開始されることを言う。なお、3つ以上のユーザ操作が連続する場合も同様に理解される。
ここで、第1のジェスチャ操作は、送信先候補呼び出し操作でメッセージ31にタッチした指示物をタッチパネル26から離すことなく、そのまま開始することが可能である。あるいは、送信先候補呼び出し操作でメッセージ31にタッチした指示物をタッチパネル26から一旦離した後に、第1のジェスチャ操作を開始してもよい。
メッセージ送信処理は、送信先選択処理と、送信オブジェクト選択処理とを含む。送信先選択処理は、メッセージ31の送信先に設定する他端末11を選択する処理である。送信オブジェクト選択処理は、自端末11の画面に表示されている表示オブジェクトから送信オブジェクトを選択する処理である。
実施の形態1の送信先選択処理では、第1のジェスチャ操作の軌跡の方向に位置するアイコン32に対応する情報端末11が、送信先に選択される。また、実施の形態1の送信オブジェクト選択処理では、第1のジェスチャ操作の軌跡の始点に位置する表示オブジェクトであるメッセージ31が送信オブジェクトに選択される。
メッセージ送信処理部44は、選択した送信先端末11のIDをヘッダに含むとともにメッセージ31をペイロードに含む送信データを生成し、その送信データを外部通信部27(図3参照)に引き渡す。それにより、メッセージ31が送信先端末11に送信される。
<動作例>
図9に、メッセージ送信機能部40の動作例を説明するフローチャートを示す。図9に例示の動作フローST10によれば、ステップST11において通信環境管理部41が他端末11の存在を確認する。他端末11の存在が確認できなければ、動作フローST10は終了する。
ステップST11において他端末11の存在を確認できた場合、通信環境管理部41は、ステップST12において端末配置情報を取得し、ステップST13において他端末11の端末属性情報を取得する。なお、ステップST13をステップST12よりも先に実行してもよい。
その後、ステップST14において、メッセージ作成部42がメッセージ31の入力を受け付ける。
そして、ステップST15において、送信先候補呼び出し操作が行われるのを待つ。送信先候補呼び出し操作が情報処理装置21の入力解析部によって検出された場合、ステップST16において送信先候補表示制御部43が、送信先候補アイコン32を表示装置24に表示させる。
次に、ステップST17において、第1のジェスチャ操作が行われるのを待つ。但し、図9では、送信先候補呼び出し操作の終了から、予め設定された時間間隔以内に第1のジェスチャ操作が検出されない場合、動作フローST10を終了するものとしている。
ステップST17によって、第1のジェスチャ操作が送信先候補呼び出し操作に連続して行われたことを情報処理装置21の入力解析部が検出した場合、ステップST18においてメッセージ送信処理部44が上記のように第1のジェスチャ操作に基づいてメッセージ31を送信する。
<効果>
実施の形態1によれば、ジェスチャ操作によって、送信対象であるメッセージ31を指定可能であるとともに、メッセージ31の送信先を指定可能である。このため、直感的な操作によって、メッセージ31を送信することができる。
また、送信先候補呼び出し操作にメッセージ31をタッチする操作を割り当てた場合、メッセージ31とは別の位置に表示された送信先候補呼び出しアイコンをタッチする操作に比べて、メッセージ送信指示である第1のジェスチャ操作を連続して行い易い。すなわち、良好な操作性を提供できる。
また、送信先候補アイコン32の利用によれば、送信先端末11の認識および指定が容易になる。
ここで、全ての送信先候補アイコン32を画面の予め設定された場所(例えば画面下側)に配置してもよい。しかし、上記のように自端末11と他端末11との相対位置に合わせて送信先候補アイコン32を配置することによって、メッセージ31を送信したい情報端末11と第1のジェスチャ操作の方向とが一致する。このため、直感的な操作性を提供することができる。
また、送信先候補アイコン32に端末属性情報(上記の例では座席の区別)が表示されていることも、良好な操作性に貢献する。
<実施の形態2>
実施の形態1では、メッセージ31の送信操作を1指で行う場合を説明した。実施の形態2では、複数指による操作例を説明する。
図10に、送信選択規則を説明する図を示す。送信選択規則は、送信先選択処理において、送信先端末11をどのように選択するかについて、規定している。また、送信選択規則は、送信オブジェクト選択処理において、送信側端末11に表示されている表示オブジェクトからどのように送信オブジェクトを選択するかについて、規定している。送信選択規則は予め規定され、情報処理部21が利用可能な形式(参照テーブル、プログラムの条件式、等)によって情報処理部21に与えられている。
図10に例示の送信選択規則は、複数の軌跡を同時に同じ方向に描く第2のジェスチャ操作が、送信先候補呼び出し操作に連続して、送信側端末11に対して行われた場合の規則を規定している(規則(iii)〜(vi)参照)。ここで、軌跡を描くジェスチャ操作として、ドラッグとフリックが例示される。なお、図10には、実施の形態1で説明した1指操作に関する規則も図示している(規則(i)〜(ii)参照)。
具体的に、第2のジェスチャ操作に関する送信選択規則は、上記複数の軌跡の始点に位置する表示オブジェクトの種類と、上記複数の軌跡の方向と、送信先端末11と、送信オブジェクトと、の関係を予め規定している。
規則(iii)は、第2のジェスチャ操作が2本の軌跡を描き、当該2本の軌跡の始点の両方がメッセージ31上に位置する場合について規定している。この場合、メッセージ31を送信オブジェクトとして選択する。また、軌跡の方向に関係なく、全ての他端末11を送信先端末11として選択する。
規則(iv)は、第2のジェスチャ操作が2本の軌跡を描き、当該2本の軌跡の始点が、メッセージ31上と、メッセージ31以外の表示オブジェクト上に位置する場合について規定している。ここでは図5の例を参照し、メッセージ31以外の表示オブジェクトが、メッセージの背景画像(より具体的には地図画像)である場合を例示する。この場合、送信オブジェクトとして、メッセージ31と背景画像の両方を選択する。また、送信先端末11として、2本の軌跡の方向に位置する送信先候補アイコン32に対応する情報端末11を選択する。
なお、規則(v)によれば、メッセージ31の送信処理は実行されない。具体的には、規則(v)は、第2のジェスチャ操作が2本の軌跡を描き当該2本の軌跡の始点の両方が、メッセージ31上ではなく、背景画像上に位置する場合について規定している。この場合、予め規定された処理、例えば背景画像のスクロールが実行される。
規則(vi)は、第2のジェスチャ操作が3本の軌跡を描く場合について規定している。但し、規則(vi)は当該3本の軌跡の始点の位置に関連する条件を含んでいない。規則(vi)によれば、送信オブジェクトとして、送信側端末11に表示されている全ての表示オブジェクト(すなわち、メッセージ31と背景画像)を選択する。また、軌跡の方向に関係なく、全ての他端末11を送信先端末11として選択する。
なお、メッセージ31の送信処理を実行しない規則(ii),(v)を、送信選択規則から省略してもよい。
図10を再び参照すると、規則(i),(iv)は、ジェスチャ操作の1指がメッセージ31上に置かれ、当該ジェスチャ操作の方向に位置する他端末11が送信先端末11として選択される。これに対し、規則(iii)では、2指がメッセージ31上に置かれ、全ての他端末11が送信先端末11として選択される。このため、規則(i),(iii),(iv)に鑑みると、図10の送信選択規則は、1指による第1のジェスチャ操作および2指による第2のジェスチャ操作について、メッセージ31上に位置するジェスチャ操作の始点の数に応じて、送信先端末11を選択するという規則(規則(vii)と呼ぶことにする)も規定している。
また、上記では第2のジェスチャ操作は複数の軌跡を、同時に描く例を説明した。これに対し、複数の軌跡を、順番に描く場合も想定される。例えば、メッセージ31をフリックし、続いて背景画像をフリックした場合にも、図10の規則(iv)を適用してもよい。ここで、送信先端末11はメッセージ31のフリック方向によって選択されるものとすれば、背景画像のフリック方向はメッセージ31のフリック方向と同じである必要はない。これらに鑑みると、次の規則(規則(viii)と呼ぶことにする)を規定できる。
すなわち、規則(viii)は、メッセージ31の表示位置から送信先候補アイコン32のいずれかに向けて軌跡を描くジェスチャ操作(すなわち既述の第1のジェスチャ操作)が行われ、続けて、メッセージ31以外の表示オブジェクト上から任意の方向に軌跡を描くジェスチャ操作(第3のジェスチャ操作と呼ぶことにする)が行われる場合について、規定している。なお、送信先候補呼び出し操作と、第1のジェスチャ操作と、第3のジェスチャ操作とはこの順序で、連続して行うものとする。規則(viii)では、送信先端末11として、実施の形態1と同様に、第1のジェスチャ操作によって指定された他端末11を選択する。また、送信オブジェクトとして、メッセージ31と、予め規定された表示オブジェクト(ここではメッセージ31の背景画像)とを選択する。
また、上記では第2のジェスチャ操作は複数の軌跡を、同じ方向に描く例を説明した。これに対し、複数の軌跡を、異なる方向に描くことも可能である。例えばピンチアウト、ピンチインである。かかる点に鑑み、例えば、ピンチアウトが行われた場合にはメッセージ31を全ての他端末11に送信する、という規則を採用してもよい。
ここで、上記では規則(iii)等において送信先として全ての他端末11選択する例を説明した。これに対し、例えば、端末属性情報に応じて、一部の他端末11を送信先から除外してもよい。これによれば、例えば、運転者用端末11を除く、あるいは、予め設定された年齢以下のユーザの情報端末11を除く、といった条件付きで送信先を選択可能である。かかる条件は、規則(i)等のようにジェスチャ方向によって送信先が指定される場合にも適用可能である。
実施の形態2によれば、多様な操作を提供することができる。
<実施の形態3>
メッセージ送信指示のジェスチャ操作は、端末属性情報と関連付けてもよい。図11に、ジェスチャ操作と端末属性情報との関連付けを説明する図を示す。図11の例によれば、送信先端末11(すなわち受信側端末11)が運転者用端末であるか否かによって、メッセージ送信指示のジェスチャ操作の割り当てが異なる。
具体的には、送信先端末11が運転者用端末でない場合、上記の第1〜第3のジェスチャ操作としてドラッグとフリックが割り当てられている。これに対し、送信先端末11が運転者用端末である場合、上記の第1〜第3のジェスチャ操作としてドラッグのみが割り当てられている。
なお、図11の例とは逆に、フリックのみを、運転者用端末11宛てのメッセージ送信に割り当てることも可能である。また、ジェスチャ操作の種類および割り当ては図11の例に限定されるものではない。
図11の例によれば、送信先端末11が運転者用端末である場合、受け付けられるジェスチャ操作の数が、より少なく設定されている。したがって、送信側ユーザは、受け付けられるジェスチャ操作の種類を意識し、それによりメッセージ送信操作を慎重に行う、と考えられる。このため、例えば運転中の運転者に今、メッセージ31を送信するのが適切か否かの配慮を、送信側ユーザに気付かせることが可能である。また、仮に、受け付けられないジェスチャ操作(図11ではフリック)を行った場合であっても運転者用端末11にはメッセージ31が届かないので、運転者が受信メッセージ31に気を取られることがない。
ここで、フリックは、ドラッグと比較して、気軽な操作である。逆に言えば、ドラッグは、フリックと比較して、慎重な操作である。なぜならば、ドラッグは、操作の開始前から終了時まで、操作そのものを意識すると考えられるからである。かかる点に鑑みると、ドラッグは、送信先への配慮を気付かせるきっかけを与えることが可能である。したがって、図11の例のようにドラッグを運転者宛てメッセージ31の送信に割り当てることは、より好ましいと考えられる。
図12に、送信側端末11が運転者用である場合において、ジェスチャ操作と車速との関連付けを説明する図を示す。図12の例によれば、情報通信システム10が搭載された自動車の速度に応じて、メッセージ送信指示のジェスチャ操作の割り当てが異なる。
具体的には、車速が予め設定されたジェスチャ関連閾値未満の場合(停車状態を含む)、上記の第1〜第3のジェスチャ操作としてドラッグとフリックが割り当てられている。これに対し、車速が上記ジェスチャ関連閾値以上の場合、上記の第1〜第3のジェスチャ操作としてフリックのみが割り当てられている。なお、ジェスチャ操作の種類および割り当ては図12の例に限定されるものではない。
上記のように、ドラッグは、ユーザの意識を操作そのものに向かわせやすい、と考えられる。このため、運転中の運転者が、ドラッグ操作を行うのは好ましくない。かかる点に鑑み、図12の例では、車速がジェスチャ関連閾値以上である場合、運転者が実行可能なジェスチャ操作をフリックのみに制限しているのである。それにより、運転者に配慮した操作性を提供することができる。
<実施の形態4>
実施の形態1では、メッセージ31は文字で構成される例を説明した。しかし、メッセージ31は例えば画像(換言すれば画像データ)であってもよい。また、実施の形態1では、メッセージ31をユーザが作成する例を説明した。しかし、メッセージ31の作成元は人に限られるものではない。すなわち、各種のハードウェアまたはソフトウェアが生成するメッセージを送信することも可能である。
例えば、ユーザがタッチパネル26を使って描画した画像、および、ユーザが記憶部22から読み出した画像をそれぞれ、送信対象のメッセージ31として扱うことも可能である。
また、例えば、図13に示すように、ナビゲーション機能を利用している場合に適時表示される誘導画像を、送信対象のメッセージ31として扱うことも可能である。また、図14に例示するように、自動車の状態に関連して表示される通知画像(警告灯、表示灯等の画像)を、送信対象のメッセージ31として扱うことも可能である。なお、通知画像は図14の例に限定されるものではない。
これによれば、様々なメッセージ31を送信することができる。
なお、図13および図14の例のようにメッセージ31がユーザによって作成されない場合、メッセージ31の作成環境をユーザに提供するメッセージ作成部42(図8参照)は動作しない。また、ユーザがメッセージ31を作成する機能を省略することも可能であり、その場合、メッセージ作成部42を設ける必要はない。
<実施の形態5>
実施の形態1では、各情報端末11が自動車内の予め定められた位置に固定されている例を説明した。しかし、携帯型の情報端末(以下、携帯端末と呼ぶ場合もある)11も、情報通信システム10に適用可能である。携帯端末11は例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等のPDA(Personal Digital Assistant)である。また、携帯端末11は例えば、PND(Portable Navigation Device)等の特定用途向けの装置であってもよい。
なお、以下では携帯端末11が無線通信によって他端末11と通信する場合を想定する。但し、例えば車内に予め設けられた配線に携帯端末11を接続することによって、有線通信を利用することも可能である。
携帯端末11は配置位置が不定である。このため、携帯端末11がメッセージ31の受信側(換言すればメッセージ31の送信先)として動作する場合、携帯端末11に対応する送信先候補アイコン32は例えば、送信側端末11の画面の予め設定された場所(例えば画面下側)に配置すればよい。この場合、携帯端末11のIDまたは端末属性情報(例えばユーザ名)を送信先候補アイコン32に表示すれば、送信側ユーザは携帯端末11を識別することが可能である。
これに対し、実施の形態で述べたように、送信先候補アイコン32を自端末11(すなわち送信側端末11)と他端末11との相対位置に合わせて表示すれば、直感的な操作によってメッセージ31を送信可能である。そのためには、携帯端末11の位置情報を端末配置情報に登録する必要がある。携帯端末11の位置は例えば次のようにして特定可能である。
例えば、図15に示すように、各座席用に端末検出部13を予め配置しておき、端末検出部13が携帯端末11を検出することによって、携帯端末11が端末配置情報に登録される。すなわち、端末検出部13は予め定められた場所に固定されているので、端末検出部13の配置位置を携帯端末11の配置位置として利用するのである。
より具体的には、端末検出部13は、接触方式または非接触方式によって携帯端末11を検出可能に構成されている。例えば、自動改札機、万引き防止システム、等の技術を応用すれば、端末検出部13を構成可能である。
端末検出部13には自身の配置位置の情報を予め与えておく。端末検出部13は携帯端末11を検出したならば、その携帯端末11に端末検出部13の配置位置の情報を送信する。携帯端末11は、端末検出部13の配置位置の情報を、携帯端末11自身のIDと関連付けて他端末11に配信する。換言すれば、他端末11は携帯端末11からIDおよび配置位置の情報を収集する。
あるいは、携帯端末11が自身のIDを端末検出部13に送信し、端末検出部13が自身の配置位置の情報と携帯端末11のIDとを関連付けて他端末11に配信してもよい。
すなわち、各情報端末11の通信環境管理部41(図8参照)は、端末検出部13を利用して端末配置情報を取得する処理(第3の端末配置情報取得処理と呼ぶことにする)を実行することによって、端末配置情報を取得可能である。但し、端末検出部13の利用は上記の例に限定されるものではない。
なお、図15に関する前者の例は、自端末11が他端末11との通信を利用して端末配置情報を取得する既述の第2の端末配置情報取得処理にも該当する。
また、携帯端末11の位置をユーザが入力してもよい。例えば、図16に示すように、ユーザが、位置入力操作画面として自動車の上面図の画像を呼び出し、ユーザ自身が座っている席をタッチする。それにより、携帯端末11は、タッチされた席の配置位置の情報を、携帯端末11自身のIDと関連付けて他端末11に配信する。換言すれば、他端末11は携帯端末11からIDおよび配置位置の情報を収集する。なお、位置入力操作画面は、携帯端末11を検出した他端末11またはシステム全体制御装置12によって呼び出されてもよい。
これによれば、携帯端末11が自動車の外部に在る場合(次に説明する実施の形態6を参照)にも対応可能である。
なお、図16に関する当該例は、自端末11が他端末11との通信を利用して端末配置情報を取得する既述の第2の端末配置情報取得処理に分類される。
また、例えば、携帯端末11を含む全ての情報端末11が、自端末11の現在位置の情報を取得する位置情報取得部を有する場合、各情報端末11は、通信によって収集した他端末11の位置情報と、自端末11の位置情報とから、端末配置情報を取得可能である(第2の端末配置情報取得処理を参照)。
また、特許文献1に紹介された技術等の既存技術を利用して、携帯端末11の位置を特定してもよい。
このように、実施の形態5によれば、情報通信システム10の適用を拡大することができる。
<実施の形態6>
実施の形態5では情報通信システム10が携帯端末11を含む例を説明した。無線通信型の携帯端末11によれば、携帯端末11が自動車の外部に存在していても、携帯端末11は自動車の内部に存在する情報端末11と通信可能である。したがって、自動車の内部と外部とでメッセージ31の送受信が可能である。なお、自動車の内部に存在する情報端末11は携帯型と備え付け型のいずれであってもよい。
ここで、自動車の外部には多くの携帯端末11が存在しうる。このため、自動車の内部に存在する情報端末11と通信できる、換言すれば情報通信システム10に参加できる、携帯端末11を制限することが考えられる。
例えば、IDが情報通信システム10に予め登録されている携帯端末11は、自動車の外部に存在する場合であっても、情報通信システム10に参加する資格を有するものとする。具体的には、自動車の内部に存在する備え付け型の情報端末11またはシステム全体制御装置12が、事前登録情報の管理および照合を行う。
この状況について図17の概念図を参照する。図17の例において、自動車の内部が情報通信システム10の基幹エリア51になる。すなわち、自動車の内部に存在する情報端末11は、基幹エリア51に存在することになる。
また、図17中のエリア52は、自動車の外部に存在する携帯端末11の通信エリア(より具体的には、通信エリアのうちで自動車の外部に存在する部分)を示している。但し、情報通信システム10への参加が許可された携帯端末11の通信エリア52を実線で示し、情報通信システム10への参加が許可されていない携帯端末11の通信エリア52を破線で示している。なお、携帯端末11の位置および数は図17の例に限定されるものではない。
この場合、情報通信システム10の利用エリアは、基幹エリア51だけでなく、情報通信システム10への参加が許可された携帯端末11の通信エリア52も含むことになる。すなわち、そのような通信エリア52は基幹エリア51と同一視されている、と考えることができる。換言すれば、基幹エリア51がそのような通信エリア52まで拡張されている、と考えられる。かかる点に鑑み、基幹エリア51と同一視された通信エリア52を拡張エリア52と呼ぶことにする。
但し、拡張エリア52は常に存在するとは限らない点、および、情報通信システム10の主たる利用エリアは基幹エリア51である点に鑑みると、拡張エリア52内のみでメッセージ31の送信と受信の両方が行われる状況を除外してもよい。すなわち、メッセージの送信と受信の少なくとも一方は基幹エリア51内で行われることを、情報通信システム10の利用条件としてもよい。例えば、送信先選択処理において端末配置情報を参照すれば、送信先端末11の位置を識別可能である。
また、拡張エリア52の形成に条件を課してもよい。例えば、携帯端末11が自動車の内部から外部へ移動した場合にのみ、拡張エリア52を認めるようにする。かかる条件の適用には、図15の例で説明した端末検出部13を応用することが考えられる。例えば、自動車に入る際および自動車から出る際に、ユーザが携帯端末11のIDを端末検出部13に認識させるのである。これによれば、偶数回目のID認識によって、携帯端末11が自動車から出ることを検出可能である。
また、拡張エリア52の形成に時間的な条件を課してもよい。例えば、携帯端末11が自動車から出てから、予め設定された時間長さだけ、拡張エリア52を認めるようにする。
このように、実施の形態6によれば、情報通信システム10の適用を拡大することができる。
<実施の形態7>
実施の形態1〜6では、図3に示すように、情報端末11に1つの情報出力部23と1つの情報入力部26とが設けられている例を説明した。これに対し、図18の例では、2つの情報出力部23a,23bと、2つの情報入力部26a,26bとが設けられている。但し、3つ以上の情報出力部23と、3つ以上の情報入力部26とを設けることも可能である。
図18の例によれば、2つの表示部24a,24bが存在するので、2つの表示画面が存在することになる。2つの表示画面は物理的に別々の表示装置によって提供可能である。かかる構成は、デュアルディスプレイ、デュアルモニタ、マルチディスプレイ、マルチモニタ、等と呼ばれる場合がある。
また、2つの表示画面を単一の表示装置によって提供することも可能である。この場合、2つの表示部24a,24bが単一の表示装置によって実現される。
例えば、当該単一の表示装置の表示画面を左右に2分割することによって、左画面と右画面とを表示部24a,24bの表示画面として利用する。かかる構成は画面分割方式等と呼ばれる場合がある。
また、例えば、上記単一の表示装置がいわゆるスプリットビューに準拠した構成を有していてもよい。すなわち、スプリットビューは表示画面を見る方向によって、見える画像が異なり、スプリットビュー用の表示画面は左方向から見える画像を提供する部分と、右方向から見える画像を提供する部分とを有する。このため、これら2つの部分によって、表示部24a,24bの表示画面が提供される。
画面分割方式およびスプリットビュー方式の表示装置の表示画面は、例えば、ダッシュボード中央、すなわち運転席正面と助手席正面の間に配置される。この場合、運転席用(すなわち運転者用)画面と助手席用画面とが提供される。また、例えば携帯端末11に画面分割方式またはスプリットビュー方式が採用されてもよい。
同様に、2つの音声出力部25a,25bを、別々の音声出力装置で構成してもよいし、単一の音声出力装置で構成してもよい。
また、2つの情報入力部26a,26bを、別々のタッチパネルで構成してもよいし、1つのタッチパネルで構成してもよい。
ここで、情報端末11が2つの情報出力部23a,23bを有する場合、一方の表示部24aまたは24bに表示されたメッセージ31を、他方の表示部24bまたは24aに送信するといった使い方も想定される。この場合、情報出力部23aと情報入力部26aとを含む情報端末11a(図18参照)と、情報出力部23bと情報入力部26bとを含む情報端末11b(図18参照)との間で、メッセージ31が送受信される、と理解できる。なお、図18の例では、情報処理部21と記憶部22と外部通信部27とは、2つの情報端末11a,11bによって共用されている。
<実施の形態8>
実施の形態1〜7ではメッセージ送信機能部40(図8参照)が情報端末11に設けられている例を説明した。これに対し、図19に示すように、メッセージ送信機能部40をシステム全体制御装置12の情報処理部に設けてもよい。かかる構成によっても、上記の各種効果が得られる。
<実施の形態9>
実施の形態9では、メッセージ31の変換処理を説明する。メッセージ変換処理として、翻訳処理、音声変換処理、テキスト変換処理が例示される。
翻訳処理によれば、メッセージ31が他言語に翻訳されて受信側端末11において出力される(図20参照)。また、音声変換処理によれば、メッセージ31が受信側端末11において音声メッセージとして出力される(図21参照)。また、テキスト変換処理によれば、ユーザのジェスチャ操作によって生成されたメッセージ31が、受信側端末11では、対応するテキストメッセージによって出力される(図22参照)。なお、図20〜図22中の符号33は変換済みメッセージを示している。
翻訳処理と音声変換処理とテキスト変換処理とのうちの2つ以上を組み合わせることも可能である。例えば、翻訳処理の後に音声変換処理を行えば、メッセージ31は最終的に他言語の音声に変換される。また、テキスト変換処理によって得られたテキストメッセージを、翻訳してもよいし、あるいは、音声に変換してもよい。また、テキスト変換処理によって得られたテキストメッセージを、翻訳した上で、音声に変換してもよい。
以下でもこの3種類のメッセージ変換処理を例示するが、メッセージ変換処理の種類はこの例に限定されるものではない。例えば、点滅表示等の表示形態の変換を採用することも可能である。
図23に、メッセージ変換処理を行うメッセージ変換機能部60の構成例を説明するブロック図を示す。また、図24に、メッセージ変換機能部60の動作例を説明するフローチャートを示す。
なお、後述のように、メッセージ変換機能部60は情報端末11の情報処理部21等に設けられる。また、実施の形態6(図17参照)で説明したようにメッセージ31は、基幹エリア51内、または、基幹エリア51と拡張エリア52との間で、送受信されるので、メッセージ変換機能部60は基幹エリア51または拡張エリア52に存在する。
図23の例によれば、メッセージ変換機能部60は、変換対象取得部61と、メッセージ変換部62と、メッセージ送信処理部63とを含んでいる。
変換対象取得部61は、変換対象メッセージを取得する(図24に例示の動作フローST30のステップST31を参照)。ここでは、変換対象メッセージは生成当初のメッセージ31とする。
メッセージ変換部62は、変換対象メッセージを、予め定められたメッセージ変換処理に従って変換して、変換済みメッセージを取得する(ステップST32参照)。ここで、予め定められたメッセージ変換処理は、図20〜図22の例に倣えば、翻訳処理と音声変換処理とテキスト変換処理とのうちの少なくとも1つであり、これらの処理のうちの2つ以上が組み合わされてもよい。
翻訳処理は、既存技術を利用して実行可能である。メッセージ変換部62自体が翻訳機能を有してもよいし、あるいは、メッセージ変換部62は、自動車の外部に(例えばインターネット上に)に設けられた翻訳サーバを利用することによって、翻訳処理を実行してもよい。具体的には、メッセージ変換部62は、インターネット上の翻訳サーバに外部通信部(図3の外部通信部27を参照)を使ってアクセスし、翻訳サーバに変換対象メッセージを送信し、翻訳サーバから翻訳済みメッセージを受信する。なお、翻訳後の言語は、予め設定されるものとするが、ユーザによって適時、設定可能であってもよい。
音声変換処理は、既存技術を利用して実行可能である。例えば、テキスト読み上げ技術を利用すれば、テキストメッセージ(すなわちテキストデータ)を音声メッセージ(すなわち音声データ)に変換可能である。
テキスト変換処理は、例えば、複数の定型テキストメッセージを記憶部(図3の記憶部22または情報処理部21の主記憶部を参照)に格納しておき、その複数の定型テキストメッセージの中から、ユーザのジェスチャ操作に対応するものを選択することによって、実行可能である。
より具体的には、ナビゲーション機能を利用している場合に、図22に例示するようにユーザが曲がりくねった道路をなぞる(換言すればドラッグする)とする。当該なぞった軌跡が、ユーザによって作成された変換対象メッセージになる。メッセージ変換部62は、例えば、変換対象メッセージである上記軌跡が曲がりくねった道路上に存在すること、当該軌跡が地図上で現在位置よりも前方に存在すること、等を識別する。そして、その識別結果から、メッセージ変換部62は、ユーザ操作に対応する定型テキストメッセージとして「しばらくカーブが続きます」を選択する。
但し、テキスト変換処理はこの例に限定されるものではなく、他の技術によって実行してもよい。
メッセージ変換部62は、変換済みメッセージを受信側端末11に送信する(ステップST33参照)。
ここで、メッセージ変換処理は、当初のメッセージ31が送信側で生成されてから受信側でユーザに提供されるまでの間に、実行されればよい。このため、メッセージ変換機能部60は送信側端末11または受信側端末11に設けられる。また、図2の構成例においては、メッセージ変換機能部60をシステム全体制御装置12(換言すれば情報通信中継装置12)に設けることも可能である。
図25に、メッセージ変換機能部60が送信側端末11に搭載された例を説明するブロック図を示す。図25の例によれば、変換対象取得部61は、メッセージ作成部42から、ユーザが作成したメッセージ31を変換対象メッセージとして取得する。
また、図25の例では、メッセージ変換機能部60のメッセージ送信処理部63は、メッセージ送信機能部40のメッセージ送信処理部44によって実現される。すなわち、変換済みメッセージを、メッセージ送信機能部40のメッセージ送信処理部44に引き渡すことによって、変換済みメッセージが送信される。
図26に、メッセージ変換機能部60が受信側端末11に搭載された例を説明するブロック図を示す。図26の例によれば、変換対象取得部61は、他端末11から受信したメッセージ31を変換対象メッセージとして取得する。
また、図26に示すように、受信側端末11ではメッセージ送信処理部63が省略される。但し、受信側端末11が送信側端末11としても動作する場合、メッセージ送信処理部63は省略されないが、受信メッセージ31に対しては動作しない。
図27に、メッセージ変換機能部60がシステム全体制御装置12(換言すれば情報通信中継装置12)の情報処理部71に搭載された例を説明するブロック図を示す。なお、情報処理部71は、情報端末11の情報処理部21と同様に構成可能である。
図27の例によれば、変換対象取得部61は、送信側端末11から受信したメッセージ31を変換対象メッセージとして取得する。また、図27の例では、メッセージ送信処理部63は変換済みメッセージを、受信メッセージ31で送信先に設定されていた情報端末11に送信する。
これにより、システム全体制御装置12(換言すれば情報通信中継装置12)は、送信側端末11から送信されたメッセージ31を変換対象メッセージとして取得するとともに変換済みメッセージを受信側端末11に送信することによって、メッセージ31を中継する際にメッセージ変換処理を行う。
ここで、メッセージ変換機能部60を、送信側端末11と、受信側端末11と、システム全体制御装置12(換言すれば情報通信中継装置12)とのうちの2つ以上に設けてもよい。
これによれば、例えば、次のような利用が考えられる。まず、送信側端末11はテキスト変換処理を行い、得られたテキストメッセージ(すなわち変換済みメッセージ)を送信する。そして、受信側端末11は、受信したテキストメッセージを変換対象メッセージとして翻訳処理を行う。
あるいは、情報通信中継装置12が、受信したテキストメッセージを変換対象メッセージとして翻訳処理を行い、得られた翻訳済みメッセージ(すなわち変換済みメッセージ)を送信する。そして、受信側端末11は、受信した翻訳済みメッセージを変換対象メッセージとして音声変換を行う。
このように、送信側で生成されてから受信側でユーザに提供までの間に、変換対象メッセージがメッセージ変換処理に従って変換される。このため、人々のコミュニケーションに多様な形式を提供可能である。
ここで、実施の形態4において、メッセージ31の作成元は、各種のハードウェアまたはソフトウェアであってもよいことを説明した。このため、例えば、ナビゲーション機能を利用している場合に適時表示される誘導画像(図13参照)、自動車の状態に関連して表示される通知画像(図14参照)、等も変換対象メッセージとなりうる。
これについては例えば、上記のテキスト変換処理を応用可能である。すなわち、各種のハードウェアおよびソフトウェアが作成するメッセージ31は、基本的に、予め準備された画像オブジェクト、または、当該画像オブジェクトの組み合わせ、または、当該画像オブジェクトの変形によって構成される。このため、各画像オブジェクトに定型テキストメッセージを関連付けておけば、テキスト変換処理を実行可能である。
ところで、メッセージ変換処理を実行するか否かを選択できれば、より好ましい。かかる実行選択は例えばメニュー画面において設定することが考えられる。
また、ユーザがメッセージ31を送信する際に、ユーザがメッセージ変換処理の実行を選択するようにしてもよい。例えば、図28に示すように、メッセージ31中の予め定められた部分(図28では中央部)がタッチされた場合、メッセージ変換部62はメッセージ変換処理を実行する。これに対し、メッセージ31中の予め定められた別の部分(図28では周辺部)がタッチされた場合、メッセージ変換部62はメッセージ変換処理を実行しない。
あるいは、メッセージ31中の予め定められたオブジェクト(図28では右折を示す矢印オブジェクト)がタッチされた場合、メッセージ変換部62はメッセージ変換処理を実行する。これに対し、メッセージ31中の背景部分がタッチされた場合、メッセージ変換部62はメッセージ変換処理を実行しない。
なお、図28の例において上記タッチ操作は例えば、送信先候補呼び出し操作である。あるいは、第1のジェスチャ操作等の始点へのタッチを、上記タッチ操作として扱ってもよい。あるいは、これらとは別の操作を上記タッチ操作として定義してもよい。
メッセージ変換部62は、受信側端末11の端末属性情報に応じて、メッセージ変換処理の実行を選択するようにしてもよい。また、メッセージ変換部62は、受信側端末11の端末属性情報に応じて、メッセージ変換処理の種類を選択するようにしてもよい。例えば、図29に示すように、受信側端末11が運転者用である場合には音声変換処理が選択される。これに対し、その他の受信側端末11については、予め設定された種類のメッセージ変換処理が選択される。あるいは、その他の受信側端末11については、メッセージ変換処理を実行しない。
また、メッセージ変換部62は、メッセージ変換処理を実行するか否かの選択およびメッセージ変換処理の種類を、車速に応じて決定してもよい。例えば、図30に示すように、車速が予め設定された変換関連閾値以上の場合、音声変換処理が選択される。これに対し、車速が上記変換関連閾値未満の場合(停車状態を含む)、予め設定された種類のメッセージ変換処理が選択される。あるいは、車速が上記変換関連閾値未満の場合、メッセージ変換処理を実行しない。
図29および図30の例によれば、予め設定された条件下では、メッセージ31の内容を音声で知ることができ、画面を見なくても済む。特に図29と図30の組み合わせによれば、運転者は、上記変換関連閾値以上の車速で運転している最中に、画面を見なくても、メッセージ31の内容を知ることができる。
メッセージ変換処理を実行するか否かの選択およびメッセージ変換処理の種類は、移動体の移動環境に応じて決定されてもよい。移動環境は道路状態、天候等である。具体的には、道路状態が悪く自動車が揺れる場合には、メッセージ31を画面表示よりも音声によって出力した方が、乗り物酔いを防止または軽減できるかもしれない。また、風雨が騒音になる場合には、音声変換処理を実行せずに、画面表示を利用した方がよいかもしれない。なお、道路状態の情報は地図データ、情報センター、自動車に搭載された振動センサ、等から取得可能であり、天候の情報は放送、情報センター等から取得可能である。
メッセージ変換処理を実行するか否かの選択およびメッセージ変換処理の種類は、受信側端末11の表示状態に応じて決定されてもよい。具体的には、受信側端末11が地図画像、AVコンテンツ等を出力している場合には、受信側端末11においてメッセージ31を音声によって提供する。これに対し、受信側端末11が音楽コンテンツ等を出力しているとともにそれの操作画像を表示している場合、音声変換処理を実行せずに、メッセージ31を操作画像に重ねて表示する。これによれば、メッセージ31によって表示内容により高い重要度を有する情報が隠されることがない。
なお、受信側端末11にメッセージ変換機能部60が設けられている場合、そのメッセージ変換機能部60は受信側端末11の表示状態を容易に知ることができる。これに対し、受信側端末11にメッセージ変換機能部60が設けられていない場合、受信側端末11が自身の表示状態を他端末11に通知すればよい。
メッセージ変換処理を実行するか否かの選択およびメッセージ変換処理の種類は、各種条件(上記に例示の条件に限定されない)の組み合わせに応じて決定されてもよい。
ここで、実施の形態2で述べたように、受信側端末11の端末属性情報に応じて、メッセージ(ここでは変換済みメッセージ)の送信先を選択してもよい。これによれば、メッセージ送信処理部63は受信側端末11の端末属性情報に応じて、例えば、運転者用端末11に変換済みメッセージを送信するか否かを決定する。また、例えば、予め設定された年齢以下のユーザの情報端末11に、変換済みメッセージを送信するか否か、が決定される。
上記ではメッセージ変換機能部60をメッセージ送信機能部40と組み合わせる例を説明した。しかし、メッセージ変換機能部60は、メッセージ送信機能部40と組み合わせなくても、利用可能である。そのような例によれば、例えば、変換対象取得部61が変換対象メッセージを取得した場合、ユーザが特定の送信操作をしなくても、変換済みメッセージを送信可能である。
<変形例>
本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 情報通信システム、11 情報端末、12 システム全体制御装置(情報通信中継装置)、13 端末検出部、21 情報処理部(情報処理装置)、31 メッセージ、32 送信先候補アイコン、33 変換済みメッセージ、40 メッセージ送信機能部、41 通信環境管理部、43 送信先候補表示制御部、44 メッセージ送信処理部、51 基幹エリア、52 拡張エリア、60 メッセージ変換機能部、61 変換対象取得部、62 メッセージ変換部、63 メッセージ送信処理部、ST10,ST30 動作フロー、ST11〜ST18,ST31〜ST33 処理ステップ。

Claims (23)

  1. 第1の情報端末の通信相手となる1つ以上の第2の情報端末の存在を確認する通信環境管理部と、
    前記第1の情報端末に表示されたメッセージの送信先候補を前記第1の情報端末に表示させるための送信先候補呼び出し操作が、前記第1の情報端末によって検出された場合、前記1つ以上の第2の情報端末に対応する1つ以上のアイコンを、送信先候補アイコンとして、前記第1の情報端末に表示させる送信先候補表示制御部と、
    前記送信先候補呼び出し操作に連続して、前記メッセージの表示位置から前記1つ以上のアイコンのいずれかに向けて軌跡を描く第1のジェスチャ操作が、前記第1の情報端末によって検出された場合に、前記軌跡の方向に位置する前記アイコンに対応する前記第2の情報端末に、前記メッセージを送信する、メッセージ送信処理部と
    を備え
    前記通信環境管理部は、前記第1の情報端末と前記1つ以上の第2の情報端末との配置位置関係に関する端末配置情報を取得し、
    前記送信先候補表示制御部は、前記第1の情報端末に表示されている前記メッセージの表示位置を前記第1の情報端末の位置に対応付けて、且つ、前記端末配置情報に基づき前記第1の情報端末と前記1つ以上の第2の情報端末との相対位置に合わせて、前記1つ以上のアイコンを、前記第1の情報端末の画面上に配置する、
    情報処理装置。
  2. 前記通信環境管理部は、
    前記端末配置情報が予め格納された記憶部から前記端末配置情報を取得する第1の端末配置情報取得処理と、
    前記1つ以上の第2の情報端末と通信することによって前記端末配置情報を取得する第2の端末配置情報取得処理と、
    情報端末を検出可能に構成され予め定められた場所に配置された端末検出部を利用することによって、前記端末配置情報を取得する第3の端末配置情報取得処理と
    のうちの少なくとも1つを行う、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の情報端末および前記1つ以上の第2の情報端末が移動体内で利用される場合、前記第1の情報端末および前記1つ以上の第2の情報端末のうちの少なくとも1つの情報端末の位置が、前記少なくとも1つの情報端末が利用される座席の位置である、請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通信環境管理部は、前記1つ以上の第2の情報端末の端末属性情報を取得する、請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記送信先候補表示制御部は、前記端末属性情報を前記アイコンに表示する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記通信環境管理部は、
    前記端末属性情報が予め格納された記憶部から前記端末属性情報を取得する第1の端末属性情報取得処理と、
    前記1つ以上の第2の情報端末から前記端末属性情報を取得する第2の端末属性情報取得処理と
    のうちの少なくとも1つを行う、請求項4または請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 第1の情報端末の通信相手となる1つ以上の第2の情報端末の存在を確認する通信環境管理部と、
    前記第1の情報端末に表示されたメッセージの送信先候補を前記第1の情報端末に表示させるための送信先候補呼び出し操作が、前記第1の情報端末によって検出された場合、前記1つ以上の第2の情報端末に対応する1つ以上のアイコンを、送信先候補アイコンとして、前記第1の情報端末に表示させる送信先候補表示制御部と、
    前記送信先候補呼び出し操作に連続して、前記メッセージの表示位置から前記1つ以上のアイコンのいずれかに向けて軌跡を描く第1のジェスチャ操作が、前記第1の情報端末によって検出された場合に、前記軌跡の方向に位置する前記アイコンに対応する前記第2の情報端末に、前記メッセージを送信する、メッセージ送信処理部と
    を備え
    前記通信環境管理部は、前記1つ以上の第2の情報端末の端末属性情報を取得し、
    前記メッセージを送信するためのジェスチャ操作の割り当てが前記端末属性情報を元に定められている、
    情報処理装置。
  8. 前記端末属性情報は、前記第2の情報端末が移動体の運転者用端末であるか否かに関する情報を含み、
    前記メッセージを送信するためのジェスチャ操作の割り当てが前記運転者用端末であるか否かによって異なる、
    請求項4から請求項7のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1の情報端末は移動体の運転者用に設けられ、前記メッセージを送信するためのジェスチャ操作の割り当てが前記移動体の移動速度に応じて異なる、請求項1から請求項8のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 第1の情報端末の通信相手となる1つ以上の第2の情報端末の存在を確認する通信環境管理部と、
    前記第1の情報端末に表示されたメッセージの送信先候補を前記第1の情報端末に表示させるための送信先候補呼び出し操作が、前記第1の情報端末によって検出された場合、前記1つ以上の第2の情報端末に対応する1つ以上のアイコンを、送信先候補アイコンとして、前記第1の情報端末に表示させる送信先候補表示制御部と、
    前記送信先候補呼び出し操作に連続して、前記メッセージの表示位置から前記1つ以上のアイコンのいずれかに向けて軌跡を描く第1のジェスチャ操作が、前記第1の情報端末によって検出された場合に、前記軌跡の方向に位置する前記アイコンに対応する前記第2の情報端末に、前記メッセージを送信する、メッセージ送信処理部と
    を備え
    前記第1の情報端末は移動体の運転者用に設けられ、前記メッセージを送信するためのジェスチャ操作の割り当てが前記移動体の移動速度に応じて異なる、
    情報処理装置。
  11. 前記送信先候補呼び出し操作に連続して、複数の軌跡を同時に同じ方向に描く第2のジェスチャ操作が、前記第1の情報端末によって検出された場合、
    前記メッセージ送信処理部は、前記1つ以上の第2の情報端末から送信先端末を選択する送信先選択処理と、前記第1の情報端末に表示されている表示オブジェクトから送信オブジェクトを選択する送信オブジェクト選択処理とを、前記複数の軌跡の始点に位置する前記表示オブジェクトの種類と、前記複数の軌跡の方向と、前記送信先端末と、前記送信オブジェクトと、の関係が予め規定された送信選択規則に従って行う、
    請求項1から請求項10のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記複数の軌跡は2本の軌跡であり、
    前記送信選択規則は、前記2本の軌跡の前記始点の両方が前記メッセージ上に位置する場合には、前記メッセージを前記送信オブジェクトとして選択するとともに、前記1つ以上の第2の情報端末の全てを前記送信先端末として選択することを規定している、
    請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記複数の軌跡は2本の軌跡であり、
    前記送信選択規則は、前記2本の軌跡の前記始点が前記メッセージ上と前記メッセージ以外の前記表示オブジェクト上に位置する場合には、前記メッセージと前記始点が位置する前記表示オブジェクトとの両方を前記送信オブジェクトとして選択するとともに、前記2本の軌跡の方向に位置する前記アイコンに対応する前記第2の情報端末を前記送信先端末として選択することを規定している、
    請求項11または請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記送信選択規則は、前記複数の軌跡が3本の軌跡である場合には、前記第1の情報端末に表示されている全ての表示オブジェクトを前記送信オブジェクトとして選択するとともに、前記1つ以上の第2の情報端末の全てを前記送信先端末として選択することを規定している、
    請求項11から請求項13のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. 前記送信処理部は、前記送信先候補呼び出し操作に連続して行われるジェスチャ操作について前記メッセージ上に位置する始点の数に応じて前記送信先端末を選択する、請求項11に記載の情報処理装置。
  16. 前記送信先候補呼び出し操作に連続して、前記第1のジェスチャ操作と、前記メッセージ以外の表示オブジェクト上から任意の方向に軌跡を描く第3のジェスチャ操作とが連続して行われたことが前記第1の情報端末によって検出された場合、
    前記メッセージ送信処理部は、前記第1のジェスチャ操作によって選択された前記第2の情報端末に、前記メッセージと予め規定された表示オブジェクトとを送信する、
    請求項1から請求項15のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  17. 前記送信先候補呼び出し操作は前記メッセージをタッチする操作である、請求項1から請求項16のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  18. 請求項1から請求項17のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置を備え、前記第1の情報端末として機能する情報端末。
  19. 請求項18に記載の情報端末を前記第1の情報端末として備えるとともに、前記1つ以上の第2の情報端末を備える、情報通信システム。
  20. 請求項1から請求項17のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置と、
    前記第1の情報端末と、
    前記1つ以上の第2の情報端末と
    を備える情報通信システム。
  21. (a)第1の情報端末の通信相手となる1つ以上の第2の情報端末の存在を確認するステップと、
    (b)前記第1の情報端末に表示されたメッセージの送信先候補を前記第1の情報端末に表示させるための送信先候補呼び出し操作が、前記第1の情報端末によって検出された場合、前記1つ以上の第2の情報端末に対応する1つ以上のアイコンを、送信先候補アイコンとして、前記第1の情報端末に表示させるステップと、
    (c)前記送信先候補呼び出し操作に連続して、前記メッセージの表示位置から前記1つ以上のアイコンのいずれかに向けて軌跡を描く第1のジェスチャ操作が、前記第1の情報端末によって検出された場合に、前記軌跡の方向に位置する前記アイコンに対応する前記第2の情報端末に、前記メッセージを送信するステップと
    を備え
    前記ステップ(a)では、前記第1の情報端末と前記1つ以上の第2の情報端末との配置位置関係に関する端末配置情報を取得し、
    前記ステップ(b)では、前記第1の情報端末に表示されている前記メッセージの表示位置を前記第1の情報端末の位置に対応付けて、且つ、前記端末配置情報に基づき前記第1の情報端末と前記1つ以上の第2の情報端末との相対位置に合わせて、前記1つ以上のアイコンを、前記第1の情報端末の画面上に配置する、
    情報送信方法。
  22. (a)第1の情報端末の通信相手となる1つ以上の第2の情報端末の存在を確認するステップと、
    (b)前記第1の情報端末に表示されたメッセージの送信先候補を前記第1の情報端末に表示させるための送信先候補呼び出し操作が、前記第1の情報端末によって検出された場合、前記1つ以上の第2の情報端末に対応する1つ以上のアイコンを、送信先候補アイコンとして、前記第1の情報端末に表示させるステップと、
    (c)前記送信先候補呼び出し操作に連続して、前記メッセージの表示位置から前記1つ以上のアイコンのいずれかに向けて軌跡を描く第1のジェスチャ操作が、前記第1の情報端末によって検出された場合に、前記軌跡の方向に位置する前記アイコンに対応する前記第2の情報端末に、前記メッセージを送信するステップと
    を備え
    前記ステップ(a)では、前記1つ以上の第2の情報端末の端末属性情報を取得し、
    前記メッセージを送信するためのジェスチャ操作の割り当てが前記端末属性情報を元に定められている、
    情報送信方法。
  23. (a)第1の情報端末の通信相手となる1つ以上の第2の情報端末の存在を確認するステップと、
    (b)前記第1の情報端末に表示されたメッセージの送信先候補を前記第1の情報端末に表示させるための送信先候補呼び出し操作が、前記第1の情報端末によって検出された場合、前記1つ以上の第2の情報端末に対応する1つ以上のアイコンを、送信先候補アイコンとして、前記第1の情報端末に表示させるステップと、
    (c)前記送信先候補呼び出し操作に連続して、前記メッセージの表示位置から前記1つ以上のアイコンのいずれかに向けて軌跡を描く第1のジェスチャ操作が、前記第1の情報端末によって検出された場合に、前記軌跡の方向に位置する前記アイコンに対応する前記第2の情報端末に、前記メッセージを送信するステップと
    を備え
    前記第1の情報端末は移動体の運転者用に設けられ、前記メッセージを送信するためのジェスチャ操作の割り当てが前記移動体の移動速度に応じて異なる、
    情報送信方法。
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