JP6066599B2 - 軽量樹脂製フィルムの洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばビニールハウス等に使用することにより、土、泥、肥料、農薬等(以下、異物という。)が付着して汚れた農業用の合成樹脂製フィルム、或いは土木作業の現場で使用することにより異物が付着した合成樹脂製フィルムで、特にポリエチレンのように比重の小さい軽量の合成樹脂製フィルムを洗浄して再使用を可能にする軽量樹脂製フィルムの洗浄装置に関する。
ビニールハウスや苗の囲い、その他各種の農作業に使用する合成樹脂製フィルムは、裾部分を地中に埋設することによる泥の付着、散水や降雨による泥跳ね、肥料や農薬の散布による被着等により異物に汚染されることから、これまでは廃棄処分にすることが行われて来た。しかし、近年は環境汚染の防止、資源の再利用、そして経費の節減の目的から、洗浄して再利用することが行われるようになっている。合成樹脂製フィルムを再利用するには、固着している異物を洗浄して除去する必要がある。
この洗浄手段として、水面の上方150〜190mmの高さに水車の回転軸を配置し、回転軸に設けた半径約200mmの穴開き鉄製羽根の先端側約35mmを水中で毎分2回転の速度で回転させ、汚染フィルムを撹拌し、また擦ることで洗浄を行う洗浄方法が提案されている。
また、内部に回転する羽根車を有し、上面に散水用のシャワー装置および下部に排水口を有する円筒タイプのドラム型をした農業用ビニールフィルム廃棄物の洗浄装置が提案されている(特許文献1)。
実用新案登録第3145603号公報
上述した従来の洗浄方法は、洗浄水の抵抗を小さくするために羽根の水中に没する長さを短くしており、洗浄水に作用する羽根の長さは直径の8%程度であることから、羽根が汚染フィルムと接触する、或いは擦る面積が小さいという欠点があるし、水面付近での洗浄動作であるために十分な洗浄効果を得られないという欠点がある。
また、羽根を回転させるエネルギーや羽根自体の損傷、摩耗を抑えるために毎分2回転の低速で回転させているため、汚染フィルムを洗浄槽の入口から出口側に送る速度が遅く、洗浄作業に長い時間を要するという欠点がある。しかも、水面及び水中に入っている羽根の面積は全水面の面積の10%以下であるので、水流を加味しても洗浄作業に長い時間を要している。
他方、特許文献1の技術は、上部からシャワー状の散水を行うことによりフィルムの表面に付着している異物を取り除く方法であるが、フィルムには強固に付着している異物もあり、シャワー状の散水で異物を完全に除去することは困難であって、擦るといった方法を行うのでなければ綺麗に洗浄できないという欠点がある。
更に、従来の洗浄装置は比重が小さくて水に浮く軽量の合成樹脂製フィルムを効率的に洗浄するのには不適であり、効率的に洗浄可能な技術は知られていないという問題がある。
本発明は上述した従来技術の未解決の問題点に鑑みなされたもので、比重が小さく水面近くで浮遊する軽量樹脂製フィルムを洗浄するのに好適で、フィルムに固着している泥、肥料、農薬等の異物を確実に除去することにより再利用できるようにする軽量樹脂製フィルムの洗浄装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために構成した請求項1に係る本発明の手段は、内部に洗浄水を蓄え、長手方向基端側から汚染フィルムを投入する長尺の洗浄槽と、前記汚染フィルムを該洗浄槽内で叩打しながら洗浄する複数基のフィルム洗浄機構と、前記洗浄槽の先端側に配設され、洗浄済フィルムを該洗浄槽外に排出するフィルム排出機構とからなり、前記フィルム洗浄機構の各々は、前記洗浄槽の長手方向に離間して横架し、駆動源により回転駆動される複数の回転軸と、平板状の弾性材からなり、該回転軸に周方向に離間して基端側を固着することにより、中間部から自由端である先端側が回転時にしなって水面を叩打する複数のフィルム洗浄羽根とから構成し、前記フィルム排出機構は、前記洗浄槽の先端側に横架し、駆動源により回転駆動される回転軸と、平板状の弾性材からなり、該回転軸に径方向に突設されて先端側が自由端となったフィルム掻揚げ羽根と、前記洗浄槽内に配設され、該フィルム掻揚げ羽根の先端側を斜め上方に摺動させながら案内することにより、洗浄済フィルムを前記洗浄槽の外部に排出するようにした羽根誘導部とから構成し、前記フィルム洗浄羽根は、回転方向に突出するフィルム係合片を先端側に設けて汚染フィルムを係止するようにすると共に錘部にするとよい
また、請求項2に係る本発明を構成する手段は、内部に洗浄水を蓄え、長手方向基端側から汚染フィルムを投入する長尺の洗浄槽と、前記汚染フィルムを該洗浄槽内で叩打しながら洗浄する複数基のフィルム洗浄機構と、前記洗浄槽の先端側に配設され、洗浄済フィルムを該洗浄槽外に排出するフィルム排出機構とからなり、前記フィルム洗浄機構の各々は、前記洗浄槽の長手方向に離間して横架し、駆動源により回転駆動される複数の回転軸と、平板状の弾性材からなり、該回転軸に周方向に離間して基端側を固着することにより、中間部から自由端である先端側が回転時にしなって水面を叩打する複数のフィルム洗浄羽根とから構成し、前記フィルム排出機構は、前記洗浄槽の先端側に横架し、駆動源により回転駆動される回転軸と、平板状の弾性材からなり、該回転軸に径方向に突設されて先端側が自由端となったフィルム掻揚げ羽根と、前記洗浄槽内に配設され、該フィルム掻揚げ羽根の先端側を斜め上方に摺動させながら案内することにより、洗浄済フィルムを前記洗浄槽の外部に排出するようにした羽根誘導部とから構成し、前記フィルム洗浄羽根は、先端側を膨出させて汚染フィルム係合部にすると共に錘部にするとよい。
そして、前記洗浄槽内の下部に、前記汚染フィルムから除去される泥を外部に排出するための泥排出機構を設けるとよい。
また、前記泥排出機構は、前記洗浄槽の下部開口に連通して設けられ、先端側に排出口を有する樋状体と、該樋状体内に駆動源により回転可能に配設され、樋状体内の泥を前記排出口に向けて押出す泥排出用スクリューコンベヤとから構成するとよい。
また、前記フィルム洗浄羽根は、前記回転軸に固着する取付け部と、弾性材料からなり、基端側が該取付け部に支持され、叩打面に多数の水抜け穴を形成してある羽根本体とから構成するとよい。
更に、請求項1又は2記載の軽量樹脂製フィルムの洗浄装置は、前記洗浄槽の先端外側に設けられ、前記フィルム排出機構により排出される洗浄済フィルムを収容するフィルム回収筒と、該フィルム回収筒内に設けられて該洗浄済フィルムを排出方向に移動させる作動体と、該作動体を駆動する駆動源とから構成するフィルム回収機構を設けた構成にするとよい。
本発明は叙上の如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
(1)洗浄槽内でフィルム洗浄羽根は中間から先端側が鞭のように撓って回転し、洗浄水と共に汚染フィルムを叩打するようにしたから、洗浄水に浮く軽量の樹脂製フィルムを確実に叩き洗いすることができる。
(2)洗浄槽の先端側に、洗浄済フィルムを洗浄槽の外部に自動的に排出するフィルム排出機構を設けたから、洗浄作業を効率的に行うことができるし、作業員の負担を軽減することができる。
(3)汚染フィルムから除去される泥は洗浄槽の下部に設けた泥排出機構により外部に排出するから、洗浄槽内に泥が溜まって洗浄水が汚れたり、フィルム洗浄羽根の回転が阻害される事態を可及的に防止できるし、洗浄槽内から泥を除去する作業を不要にできる。
(4)フィルム洗浄羽根は、洗浄水と汚染フィルムが当る叩打面に多数の水抜け穴を形成したから、回転時の水の抵抗を減少させて駆動源への負荷を可及的に小さくすると共に、水抜け穴の開口縁が汚染フィルムの表面を擦ることで異物を効率的に除去することができる。
(5)フィルム洗浄羽根は、回転方向に突出するフィルム係合片を先端側に設け、又は先端側を膨出させて汚染フィルム係合部にすると共に錘部にすることより、フィルム洗浄羽根は撓った後の反発力により汚染フィルムと洗浄水を強く叩打することで強固に付着している異物を除去することができるし、汚染フィルムを洗浄水中で攪拌させることで汚れを除去することができるので洗浄効率に優れている。
(6)フィルム排出機構により洗浄槽から排出される洗浄済フィルムは、フィルム回収筒に収容して作動体により外部の排出方向に移動させるようにしたから、洗浄済フィルムの後処理作業を容易に行うことができる。
図1は本実施の形態に係る軽量樹脂製フィルムの洗浄装置の正面図である。 軽量樹脂製フィルムの洗浄装置の背面図である。 軽量樹脂製フィルムの洗浄装置の平面図である。 軽量樹脂製フィルムの洗浄装置の左側面図である。 フィルム洗浄羽根の一部を破断にして示す斜視図である。 フィルム洗浄羽根の回転状態の説明図である。 フィルム掻揚げ羽根の斜視図である。 フィルム掻揚げ羽根の作動説明図である。 他の実施例に係るフィルム洗浄羽根の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。図において、1は鋼材を組んで構成した架台、2は該架台1に搭載した鋼板製の洗浄槽を示す。該洗浄槽2は上部側が垂直面に、下部側が内向きに屈曲して傾斜面になった略く字状の左右一対の側板2A、2Aと、該一対の側板2A、2Aの長手方向両端を閉塞する後端板2B、前端板2Cとから上方が開放した長尺の槽体に構成してあり、一対の側板2A、2Aの下部中央には前後に長い泥排出穴2Dが形成してある。
3は前記洗浄槽2の泥排出穴2Dに対応して側板2A、2Aの下部側に長手方向に沿って設けた泥排出機構を示す。該泥排出機構3は後端が閉塞して前後方向に長尺の樋状体3Aと、該樋状体3Aの先端に形成した泥排出口3Bと、樋状体3Aに回動可能に設けられて泥排出口3Bを開閉する蓋体3Cと、該樋状体3Aの上方に配設したスクリューコンベアからなる排出機3Dと、該排出機Dを駆動する駆動モータ3Eとから構成してあり、洗浄により排出されて沈降する泥や異物を洗浄槽2の前方外部に押出して泥排出口3Bから外部に排出するものである。
4、4、・・は洗浄槽2に設けた複数基のフィルム洗浄機構を示す。5は該各フィルム洗浄機構4を構成する回転軸で、該回転軸5は洗浄槽2の長手方向に所定の間隔で軸受5Aを介して洗浄槽2に横設し、一側の軸端には駆動モータ6が設けてある。
7、7、・・は回転軸5に周方向に離間して径方向に突設し、矢示イ方向に回転する4枚のフィルム洗浄羽根を示す。該各フィルム洗浄羽根7は回転軸5に固着した横長の金属板からなる取付け板7Aと、該取付け板7Aの先端側に固着され、回動範囲が約150度のヒンジ7Bと、該ヒンジ7Bに基端側が固着され、先端側が自由端になったゴム製の羽根本体7Cと、該羽根本体7Cに形成した円形の穴からなる複数の水抜け穴7D、7D、・・と、羽根本体7Cの先端に固着され、先端側を回転方向に突出させた略L字状の金属片からなるフィルム係合片7Eとから構成してある。
ここで、該フィルム係合片7Eは先端縁に複数の半円状切欠き7Eと複数の爪7Eを形成することにより、各切欠き7Eから洗浄水が後方に抜けることで回転時の洗浄水による抵抗を小さくすると共に、洗浄水が横方向に流れて汚染フィルムが横方向に逃げないようにし、しかも各爪7Fが汚染フィルムに確実に係止して回転させるようになっている。なお、フィルム洗浄羽根7は構成は同じであるが幅広と幅狭のものがあり、3〜4枚を1組として4組を回転軸5に設けてある。また、フィルム洗浄羽根7、7間に位置して回転軸5に斜めに設け、フィルム洗浄羽根7と一体に回転する幅細の金属板7Hは、塊状の汚染フィルムをバラシテ均一にするための板である。
8は洗浄槽2の前端側に配設したフィルム排出機構を示す。9は該フィルム排出機構8を構成し、洗浄槽2に軸受9Aを介して横架した回転軸で、該回転軸9は一側軸端に設けた駆動モータ10により駆動されるようになっている。11は回転軸9に周方向に180度離間して径方向に突設した2枚のフィルム掻揚げ羽根を示す。該各フィルム掻揚げ羽根11は回転軸9に固着した金属製の取付け板11Aと、基端側が該取付け片11Aに固着され、先端側が自由端になったゴム製の羽根本体11Bと、該羽根本体11Bの先端に先端縁を矢示イ方向の回転方向に突出させて固着した略L字状の金属板からなる掻揚げ片11Cとから構成してあり、矢示イ方向に回転するようになっている。
12は洗浄槽2の先端側に内設した羽根誘導板を示す。該羽根誘導板12は洗浄槽2の側板2Aから前端板2Cにかけて斜め上方に向けて配設してあり、フィルム掻揚げ羽根11の回転に伴って前記掻揚げ片11Cを下方から斜め上方に向けて摺動させることで、洗浄済フィルムを洗浄槽2から後述するフィルム排出機構13側に掻き出すように誘導するものである。
更に、13は洗浄が完了し、前記フィルム排出機構8により洗浄槽2から排出される洗浄済の軽量フィルムを回収するためのフィルム回収機構を示す。14は該フィルム回収機構13を構成するフィルム回収筒で、該フィルム回収筒14は長手方向後端が閉塞し、長手方向先端と上方が開放した略U字状をなしている。15は該フィルム回収筒14に内設したスクリューコンベアからなる作動体を示し、該作動体15はフィルム回収筒14に支持させた駆動モータ16により回転駆動するようになっている。
本実施の形態は上述の構成からなるが、次にその作動について説明する。洗浄槽2には図示しない給水源から洗浄水が逐次供給され、後端側から前端側に流動している。洗浄漕2の上流側に投入した比重の小さい汚染フィルムは洗浄水の水面W側を浮遊状態で流れ、矢示イ方向に回転するフィルム洗浄羽根7が水面Wと共に汚染フィルムを強く叩打することで、汚染フィルムに強固に付着している異物も衝撃で剥離させることができる。また、フィルム洗浄羽根7の回転により形成される水流によって汚染フィルムを揉み洗いすることでも汚れを除去することができる。
ここで、フィルム洗浄羽根7による汚染フィルムの洗浄作用について、図5及び図6を参照しつつ詳述する。フィルム洗浄羽根7は羽根本体7Cを弾性材料のゴムで形成し、先端に係止機能と錘機能を持たせるフィルム係合片7Eを設けた構成からなり、基端側はヒンジ7Bによって約150度の範囲で回動自在になっている。今、水中から空中に飛出したフィルム洗浄羽根7は駆動モータ6による回転力に加え、先端側の重量によって重力が働き、回転方向イとは逆方向に鞭が撓るように後方に一旦大きく撓んだ矢示Aの状態になる。
更に回転して垂直線を超える矢示Bの位置になると、フィルム洗浄羽根7は先端側が重力によって回転軸5の回転速度に加速度が付加され、これにゴムの反力によって落下し、矢示Cに示すように略水平の状態で水面W及び浮遊する汚染フィルムを強く叩打することで汚染フィルムの洗浄が行われる。
水面Wを叩打したフィルム洗浄羽根7は、複数の水抜け穴7Dから洗浄水が抜けた分だけ抵抗が減少して水面W下に没入するが、水の抵抗によりヒンジ7Bから羽根本体7Cが回転方向イとは逆方向に屈曲した矢示Dの状態で回転し、水中での抵抗を減少させて駆動モータ6に掛る負荷を小さくしてある。そして、回転に伴って洗浄水の抵抗が次第に減少すると、弾性力によってフィルム洗浄羽根7は矢示Aの状態になる。
また、フィルム洗浄羽根7はフィルム係合片7Eに複数の切欠き7Eを形成し、洗浄水が矢示イ方向の回転方向とは逆方向の後方に抜けるようにしたので、洗浄水が横方向に流れて汚染フィルムも横方向に逃げる事態を解消している。
フィルム洗浄羽根7が鞭打ちのように水面Wを強打し、しかも羽根本体7Cが水面Wを平面状態で叩打することで、水面Wに大きな衝撃を加えて衝撃波を発生させる。この衝撃波が水中を伝搬して汚染フィルムを微振動させることで、例えば細かい襞や折り返し部位等に付着している異物も除去することができる。
また、羽根本体7Cに形成した複数の水抜け穴7Dの口縁がエッジとなって汚染フィルムに付着している異物を削り取ることもできる。
次に、フィルム排出機構8による洗浄済フィルムの排出作用について、図7及び図8を参照しつつ詳述する。洗浄済フィルムが洗浄槽2の前端側に流動すると、矢示イ方向に回転しているフィルム掻揚げ羽根11は、洗浄済フィルムを掻き込んだ状態で羽根誘導板12上を掻揚げ片11Cが下方から上方に摺動する。この間、羽根本体11Bは図8に示すように回転方向に凸湾曲状に撓んだ状態で掻揚げ片11Cを羽根誘導板12上に弾性力で押え付けているから、掻揚げ片11Cは洗浄済フィルムを確実に上方に掻き揚げることができる。そして、掻揚げ片11Cが羽根誘導板12の上端から開放されると、羽根本体11Bの弾性力の反力によって洗浄済フィルムをフィルム回収筒14内に飛ばして入れる。
図9は他の実施の形態に係るフィルム洗浄羽根21の構成を示す。回転軸5に固着した取付け板21Aにヒンジ21Bが設けてあり、該ヒンジ21Bに基端側を固定してゴム製の羽根本体21Cが設けてある。羽根本体21Cには全面に多数の水抜け穴21Dが形成してあり、先端側には回転方向に突出する略三角形の膨出部21Eが一体に形成してある。該膨出部21Eには長手方向に複数の切込み21Eと爪部21Eが交互に形成してある。この膨出部21Eは汚染フィルムを係止して回転させると共に錘部として機能し、切込み21Eと爪部21Eは洗浄水の逃げと汚染フィルムの係合に機能するものであって、フィルム係合片7Eと同じ働きをするものである。羽根本体21Bに膨出部21Eを一体成形するので、製造コストを削減できるし、耐久性の点でも優れている。
2 洗浄槽
3 泥排出機構
3A 排出口
3B 樋状体
3C 泥排出機
4 フィルム洗浄機構
5 回転軸
6 駆動モータ
7 フィルム洗浄羽根
7A 取付け部
7C 羽根本体
7D 水抜き穴
7E フィルム係合片
8 フィルム排出機構
9 回転軸
10 駆動モータ
11 フィルム掻揚げ羽根
12 誘導板
13 フィルム回収機構
14 フィルム回収筒
15 作動体
21 フィルム洗浄羽根
21E 膨出部

Claims (6)

  1. 内部に洗浄水を蓄え、長手方向基端側から汚染フィルムを投入する長尺の洗浄槽と、前記汚染フィルムを該洗浄槽内で叩打しながら洗浄する複数基のフィルム洗浄機構と、前記洗浄槽の先端側に配設され、洗浄済フィルムを該洗浄槽外に排出するフィルム排出機構とからなり、前記フィルム洗浄機構の各々は、前記洗浄槽の長手方向に離間して横架し、駆動源により回転駆動される複数の回転軸と、平板状の弾性材からなり、該回転軸に周方向に離間して基端側を固着することにより、中間部から自由端である先端側が回転時にしなって水面を叩打する複数のフィルム洗浄羽根とから構成し、前記フィルム排出機構は、前記洗浄槽の先端側に横架し、駆動源により回転駆動される回転軸と、平板状の弾性材からなり、該回転軸に径方向に突設されて先端側が自由端となったフィルム掻揚げ羽根と、前記洗浄槽内に配設され、該フィルム掻揚げ羽根の先端側を斜め上方に摺動させながら案内することにより、洗浄済フィルムを前記洗浄槽の外部に排出するようにした羽根誘導部とから構成し、前記フィルム洗浄羽根は、回転方向に突出するフィルム係合片を先端側に設けて汚染フィルムを係止するようにすると共に錘部にしてあることを特徴とする軽量樹脂製フィルムの洗浄装置。
  2. 内部に洗浄水を蓄え、長手方向基端側から汚染フィルムを投入する長尺の洗浄槽と、前記汚染フィルムを該洗浄槽内で叩打しながら洗浄する複数基のフィルム洗浄機構と、前記洗浄槽の先端側に配設され、洗浄済フィルムを該洗浄槽外に排出するフィルム排出機構とからなり、前記フィルム洗浄機構の各々は、前記洗浄槽の長手方向に離間して横架し、駆動源により回転駆動される複数の回転軸と、平板状の弾性材からなり、該回転軸に周方向に離間して基端側を固着することにより、中間部から自由端である先端側が回転時にしなって水面を叩打する複数のフィルム洗浄羽根とから構成し、前記フィルム排出機構は、前記洗浄槽の先端側に横架し、駆動源により回転駆動される回転軸と、平板状の弾性材からなり、該回転軸に径方向に突設されて先端側が自由端となったフィルム掻揚げ羽根と、前記洗浄槽内に配設され、該フィルム掻揚げ羽根の先端側を斜め上方に摺動させながら案内することにより、洗浄済フィルムを前記洗浄槽の外部に排出するようにした羽根誘導部とから構成し、前記フィルム洗浄羽根は、先端側を膨出させて汚染フィルム係合部にすると共に錘部にしてあることを特徴とする軽量樹脂製フィルムの洗浄装置。
  3. 前記洗浄槽内の下部に、前記汚染フィルムから除去される泥を外部に排出するための泥排出機構を設けてあることを特徴とする請求項1又は2記載の軽量樹脂製フィルムの洗浄装置。
  4. 前記泥排出機構は、前記洗浄槽の下部開口に連通して設けられ、先端側に排出口を有する樋状体と、該樋状体内に駆動源により回転可能に配設され、樋状体内の泥を前記排出口に向けて押出す泥排出用スクリューコンベヤとから構成してあることを特徴とする請求項記載の軽量樹脂製フィルムの洗浄装置。
  5. 前記フィルム洗浄羽根は、前記回転軸に固着する取付け部と、弾性材料からなり、基端側が該取付け部に支持され、叩打面に多数の水抜け穴を形成してある羽根本体とから構成してあることを特徴とする請求項1又は2記載の軽量樹脂製フィルムの洗浄装置。
  6. 請求項1又は2記載の軽量樹脂製フィルムの洗浄装置は、前記洗浄槽の先端外側に設けられ、前記フィルム排出機構により排出される洗浄済フィルムを収容するフィルム回収筒と、該フィルム回収筒内に設けられて該洗浄済フィルムを排出方向に移動させる作動体と、該作動体を駆動する駆動源とから構成するフィルム回収機構を設けてあることを特徴とする軽量樹脂製フィルムの洗浄装置。
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