JP6065821B2 - セルの充放電電力/電流制限装置、組電池の充放電電力/電流制限装置及び組電池 - Google Patents

セルの充放電電力/電流制限装置、組電池の充放電電力/電流制限装置及び組電池 Download PDF

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Description

本発明は、アクティブセルバランス制御されている各セル(電池)の充放電電力/電流が、充放電電力/電流の制限電力/電流値を超えないように制御するセルの充放電電力/電流制限装置、組電池の充放電電力/電流制限装置及びこの装置を備えた組電池に関する。
複数のセルが直列接続された組電池において、セル間で電流容量(以下「容量」という。)ばらつきが存在する場合、組電池の容量は、最も容量の少ないセルの容量と同じになる。これに対し、組電池の実効容量を増やす技術として、セルの充電状態を均衡(セルバランス)させるために、隣接するセル間でインダクタンスを介して電力/電流をやりとりするアクティブセルバランス制御が行われている。
アクティブセルバランス制御に関し、特許文献1には、組電池を構成する各セルのセル電圧VC1、VC2、・・・、VCnから最高のセル電圧VCmaxと最低のセル電圧VCmin及びこれらの電位差VDrを求め、次いで組電池の充電状態SOCに基づいて電圧均等化閾値VDdを演算し、VDdとVDrとを比較してVDd<VDrのときに各セルの電圧均等化を行い、VDd≧VDrのときに均等化を停止することが記載されている。
又、アクティブバランス制御に関するものではないが、各セル毎に充電電流の補正を行う技術として、特許文献2には、複数の電池D1、D2、D3の現在の電圧を基準電圧と比較し、特定の電池を基準電圧と比較し、特定の電池の電圧が基準電圧よりも高い場合には、現在の個別充電電流Icから所定の補正値Δαを減じて新たな個別充電電流Icとし、基準電圧より低い場合には現在の個別充電電流Icに補正値Δαを加算して新たな個別充電電流Icとすることが記載されている。
特開2009−71936号公報 特開2007−143373号公報
従来のアクティブセルバランス制御、充放電制御方法は、充放電中にアクティブセルバランス制御は行われておらず、組電池としての充放電電力制限とセルバランス制御において隣接するセル間で授受されるセルバランス電力とは、それぞれ独立に制御されていた。そのため、組電池を外部から充放電する際には、組電池内のアクティブセルバランス制御の終了後に、充放電する必要があり、組電池を使用できる時間はアクティブセルバランス制御が行われていない時間に限られていた。一方、アクティブセルバランス制御の有無にかかわらず、組電池をいつでも使用したいという要請がある。
しかしながら、アクティブセルバランス制御を行っている組電池内では、セルバランス電力を供給するセルと供給されるセルとが発生するが、従来の充放電電力制限では、各セルの充放電電力制限値にセル間で授受されるセルバランス電力が反映されない。そのため、アクティブセルバランス制御中の組電池において、外部との間で充放電を行うと、セルに対する充放電電力がセルの定格電力を超えてしまう可能性があった。セルに対する充放電電力がセルの定格電力を超えてしまうと、セルの劣化に繋がる。
そこで、本発明は、アクティブセルバランス制御中の組電池に対し、外部との間で充放電を行う場合に、セルの充放電電力制限値をセル間で授受されるセルバランス電力に応じて補正することで、充放電電力がセルの定格電力を超えないように制御する充放電電力制限装置を提供することを目的とする。
本発明の内の第1発明のセルの充放電電力/電流制限装置は、複数のセルが直列接続されて構成され、セルバランス電力/電流の授受を行ってセル間の端子間電圧を均等化するアクティブセルバランス制御が行われている組電池内のセルの充放電電力/電流制限装置であって、前記アクティブセルバランス制御により、前記セルバランス電力/電流の供給を受けているセルを充電セル、前記セルバランス電力/電流を供給しているセルを放電セルとしたとき、前記充電セルにおける充電許容電力/電流値を、前記充電セルの充電制限電力/電流値から、前記セルバランス電力/電流値を減じた値に制限することを特徴とする。
上記セルの充放電電力/電流値制限装置によれば、アクティブセルバランス制御中に外部から充電しても、セルの充電制限電力/電流値から、セル間で授受されるセルバランス電力/電流値を減算した値を充電許容電力/電流値としているので、セルに供給される充電電力/電流が該セルの定格電力/電流を超えることがなく、セルが劣化しないといった効果がある。
第2発明の組電池の充放電電力/電流制限装置は、前記組電池の充電許容電力/電流値を、前記充放電電力/電流制限装置により制限されるセルの充電許容電力/電流値の内の最小値に基づいて算出した値に制限し、前記組電池の放電許容電力値を、前記セルの充放電電力/電流制限装置により制限されるセルの放電許容電力/電流値の内の最小値に基づいて算出した値に制限することを特徴とする。
上記組電池の充放電電力/電流制限装置によれば、アクティブセルバランス制御中に外部から組電池に充電しても、前記組電池の充電許容電力/電流値を、前記充放電電力/電流制限装置により制限されるセルの充電許容電力/電流値の内の最小値に基づいて算出した値に制限し、前記組電池の放電許容電力値を、前記セルの充放電電力/電流制限装置により制限されるセルの放電許容電力/電流値の内の最小値に基づいて算出した値に制限しているので、組電池に供給される充電電力/電流が該組電池を構成するセルの定格電力/電流を超えることがなく、組電池が劣化しないといった効果がある。
第3発明の組電池は、直列接続された複数のセルと、セルバランス電力の授受を行ってセル間の端子間電圧を均等化するアクティブセルバランス回路と、前記組電池の充放電電力/電流制限装置と、を備える組電池であって、前記組電池の充放電電力/電流制限装置により、組電池の充電許容電力/電流値が各セルの前記充電許容電力/電流値の内の最小値に基づいた値に制限され、組電池の放電許容電力値が各セルの前記放電許容電力/電流値の内の最小値に基づいた値に制限されることを特徴とする。
上記組電池によれば、アクティブセルバランス制御中の組電池に外部から充放電しても、組電池の充電許容電力値を、組電池を構成するセルの充電許容電力値の最小値としているので、組電池が劣化しないといった効果がある。
本発明によれば、セルの充電許容電力値を充電セルの充電制限電力/電流値からアクティブセルバランス制御によってセル間で授受されるセルバランス電力/電流値を減じた値としている。そのため、アクティブバランス制御中のセルに対して外部から充電する場合にも、充電電力/電流がセルの定格電力/電流を超えることがなく、セルの劣化を防ぐことができる。
また、組電池の充電許容電力値を、組電池を構成するセルの充電許容電力値の最小値に基づいた値としている。そのため、セルバランス制御中の組電池に外部から充電する場合にも、充電電力/電流が組電池を構成するいずれのセルの定格電力/電流を超えることがなく、組電池の劣化を防ぐことができる。
電圧均等化装置の構成例を示す図である。 (a)は、アクティブセルバランス制御しない場合のセル及び組電池の充放電電力/電流制限を説明する図、(b)は、本実施形態のセル及び組電池の充放電電力/電流制限装置の構成及び動作を説明する図である。 本実施形態の組電池の充放電電力/電流制限装置及び組電池の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態の構成)
図1は、電圧均等化装置の構成例を示す図である。電圧均等化装置は、組電池と電圧均等化回路とを有する。組電池は複数のセル3a〜3dが直列に接続されている回路である。電圧均等化回路は、制御部1、記憶部2、電圧計測部4a〜4d、電流計測部5a〜5c、コイルL1〜L3、スイッチSW1〜SW6を有している。
図1に示したアクティブ方式の電圧均等化回路は、スイッチSW1〜SW6を制御部1がPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御することにより、コイルL1〜L3を用いてセル3a〜3dの端子間電圧を均等にする。
電圧均等化装置の構成について説明する。
図1の制御部1は、Central Processing Unit(CPU)、マルチコアCPU、プログラマブルなデバイス(Field Programmable Gate Array(FPGA)、Programmable Logic Device(PLD)など)を用いることが考えられる。制御部1は、図示しない判定部、パルス幅変調部などを有している。
記憶部2は、例えばRead Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)などのメモリやハードディスクなどが考えられる。なお、記憶部2にはパラメータ値、変数値などのデータを記録してもよいし、実行時のワークエリアとして用いてもよい。
セル3a〜3dは二次電池などを用いることが考えられる。二次電池として、例えば、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池などが考えられる。なお、本例では4つの電池を用いて説明しているが4つに限定されるものではない。
電圧計測部4a〜4dは、セル3a〜3dの各々の電圧を計測するものであり、例えば、電圧計などが考えられる。また、電圧計測部4a〜4dが計測したデータは制御部1に出力される。
電流計測部5a〜5cは電流を計測するものであり、例えば、電流計などが考えられる。また、電流計測部5a〜5cが計測したデータは制御部1に出力される。
なお、図1の例ではセル3a〜3d各々に充放電時に流れる電流を、電流計測部5a〜5cの計測した電流を用いて求めているが、セル3a〜3d各々に流れる電流の求め方は上記方法に限定されるものではない。例えば、セル3a〜3d各々の負極側に電流計をそれぞれ直列に接続して、セル3a〜3d各々に流れる電流を計測して求めてもよい。
コイルL1〜L3は、各組ごとの放電するセルから放電された電力がコイルL1〜L3に蓄積され、その後コイルL1〜L3に蓄積された電力を充電するセルに供給して充電するために用いる。
スイッチSW1〜SW6は、電圧均等化処理を行うために用いられるスイッチである。スイッチSW1〜SW6は、例えば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)やリレーを用いる。
電圧均等化装置の接続について説明する。
図1の電圧均等化装置は、セル3a〜3dの両端には電圧計測部4a〜4dがそれぞれ接続されている。
セル3aの負極端子とセル3bの正極端子と電流計測部5aの一方の端子が接続され、電流計測部5aの他方の端子はコイルL1の一方の端子に接続されている。コイルL1の他方の端子はスイッチSW1、SW2の一方の端子に接続され、スイッチSW1の他方の端子はセル3aの正極端子に接続される。スイッチSW2の他方の端子はセル3bの負極端子に接続される。
セル3bの負極端子とセル3cの正極端子と電流計測部5bの一方の端子が接続され、電流計測部5bの他方の端子はコイルL2の一方の端子に接続されている。コイルL2の他方の端子はスイッチSW3、SW4の一方の端子に接続され、スイッチSW3の他方の端子はセル3bの正極端子に接続される。スイッチSW4の他方の端子はセル3cの負極端子に接続される。
セル3cの負極端子とセル3dの正極端子と電流計測部5cの一方の端子が接続され、電流計測部5cの他方の端子はコイルL3の一方の端子に接続されている。コイルL3の他方の端子はスイッチSW5、SW6の一方の端子に接続され、スイッチSW5の他方の端子はセル3cの正極端子に接続される。スイッチSW6の他方の端子はセル3dの負極端子に接続される。
次に、図1の電圧均等化装置の動作、即ち、アクティブセルバランス制御の動作について説明する。
例えば、セル3aの電圧がセル3bの電圧よりも高い場合、スイッチSW1、SW2のオン、オフを制御するための制御信号のデューティ比が調整されて、セル3aの放電エネルギーがスイッチSW1及びインダクタL1を介してセル3bへ供給される。これにより、セル3aが放電するとともにセル3bを充電するため、セル3aの電圧が下降するとともにセル3bの電圧が上昇する。そして、セル3a,3bのそれぞれの電圧が互いに等しくなると、スイッチSW1、SW2のオン、オフ制御が停止される。これにより、セル3a,3bの各電圧が均等化される。同様に、セル3b、3cの各電圧、及びセル3c、3dの各電圧も、スイッチSW3、SW4、SW5、SW6のオン、オフ制御により均等化される。また、スイッチンSW1〜SW6のうち隣り合うスイッチは共通のセルを含んでいるため、スイッチングSW1〜SW6のそれぞれの間でもエネルギーの授受が行われる。そのため、スイッチSW1〜SW6を同時にオン、オフ制御し続けることにより、セル3a〜3dの各電圧がそれぞれセル3a〜3dの各端子間電圧の平均電圧Vaveに近づいていき均等化される。
上述したアクティブセルバランス制御は、セル3a〜3dからなる組電池の内部においてセル間でセルバランス電力の授受を行う制御であり、組電池の外部に対しての充放電は行われていない。従来、組電池に対して充放電を行う場合には、組電池におけるアクティブセルバランス制御の終了を待ってから外部との間で充放電を行っていた。
しかし、アクティブセルバランス制御の終了を待たずに、外部に対して充放電できれば、いつでも組電池の充放電が行えるので、組電池を使用できる時間が大幅に増し、有用である。
図2(a)は、アクティブセルバランス制御しない場合のセルと組電池の充放電電力/電流制限を説明する図であり、図2(b)は、本実施形態のセル及び組電池の充放電電力/電流制限装置の構成及び動作を説明する図であり、図1と共通の要素には共通の符号が付されている。
次に、図2(a),(b)に基づいて、本実施形態の原理を説明する。
図2(a)において、容量10Ahのセル3aと容量20Ahのセル3bとが直列接続されて組電池が構成されている。この場合、セル3a,3bで構成される組電池の容量は、セル3a,3bの内の容量の小さいセル3aの容量と同じになるため、10Ahとなる。
ここで、セル3a,3bの充放電定格電流を8Aとし、セル3a,3bは、リチウムイオン二次電池であるとする。リチウムイオン二次電池の1セル当たりの公称電圧は、3.6〜3.7Vであるので、セル3a,3bの充放電定格電力(以下「定格電力」という。)は、8×3.6=28.8W≒(30.0W、以降、セル3a,3bの充放電定格電力=30.0Wとして話を進める。
図2(a)では、セル3a,3b間でアクティブセルバランス制御が行われていないので、セル3a,3bの外部に対する充放電制限電力は、定格電力の30.0Wとなる。又、セル3a,3bの外部に対する充放電制限電流は、定格電流8Aとなる。
組電池の制限電力値は、組電池を構成する直列接続されたセル3aの制限電力値とセル3bの制限電力値との和となるため、60.0Wとなる。一方、組電池の制限電流値は、直列接続された2つのセルの3a,3bを貫く電流が同一であるので、充放電定格電流8Aと等しい電流値となる。
図2(b)において、組電池は、容量10Ahのセル3aと容量20Ahのセル3bとが直列接続され、セル3a,3b間でアクティブセルバランス制御がされている。
図2(b)において、充放電電力/電流制限装置は、図1と同様の制御部1と、記憶部2と、セル3a,3bと、スイッチSW1,SW2と、コイルL1と、電圧計測部4,4bと、電流計測部5aとに、新たにセルバランス電力/電流検出手段6と、充放電許容電力/電流算出手段7と、充放電電力/電流制限手段8とが追加された構成である。
セルバランス電力/電流検出手段6は、アクティブセルバランス制御されているセル3a,3b間で授受されるセルバランス電力/電流を検出し、充放電許容電力/電流算出手段7へ出力するものである。充放電許容電力/電流算出手段7は、アクティブセルバランス制御されている組電池におけるセルと組電池の充放電許容電力/電流を算出し、充放電電力/電流制限手段8へ出力するものである。充放電電力/電流制限手段8は、外部と組電池間での充放電電力/電流を充放電許容電力/電流算出手段7で算出された充放電許容電力/電流以内に制限するものである。
(実施形態の動作)
本発明の実施形態の動作について、(I)セルの充放電電力/電流制限装置と、(II)組電池の充放電電力/電流制限装置と、に分けて説明する。
(I)セルの充放電電力/電流制限装置
図2(b)において、2つのセル3a,3bは直列接続されており、同一の電流が流れるため、セル3a,3b間でアクティブセルバランス制御をしない場合には、未充電状態(容量0)から充電されることを考えると、容量の小さいセル3aの方が容量の大きいセル3bよりも速く端子間電圧が高くなる。セル3a,3bの端子間電圧をそれぞれVa,Vbとすると、Va>Vbとなる。そのため、セル3a,3b間でアクティブセルバランス制御を行うと、端子間電圧の高いセル3aから端子間電圧の低いセル3bへセルバランス電流が流れる。
以降、アクティブセルバランス制御により、セルバランス電力/電流の供給を他のセルから受けているセルを充電セル、セルバランス電力/電流を他のセルに供給しているセルを放電セルと呼ぶこととする。セル3aからセル3bへセルバランス電力を供給しているので、セル3aは放電セルであり、セル3bは充電セルとなる。
セルの充放電電力/電流制限装置について、充電セル3bの充電許容電力/電流、放電セル3aの充電許容電力/電流、充電セル3bの放電許容電力/電流、及び放電セル3aの放電許容電力/電流の順に説明する。
図2(b)において、セル3aからセル3bへ電流計5aを流れるセルバランス電流をIabとすると、供給されるセルバランス電流は、Iabであり、セル3aからセル3bへ供給されるセルバランス電力は、Iab×Vbとなる。
図2(b)の充電セル3bに着目し、充電セル3bに外部から充電し得る充電許容電力/電流について考える。
外部から充電セル3bへセル3bの定格電力30.0Wを充電すると、充電セル3bは、外部から供給される30.0Wと放電セル3aから供給されるセルバランス電力Iab×Vbの合計のIab×Vb+30.0Wが供給されることになり、充電セル3bへ供給される充電電力がセル3bの定格電力30.0Wを超えてしまい、セル3bを劣化させるおそれがある。
そこで、充放電許容電力/電流算出手段7は、充電セル3bの充電制限電力30.0Wからセルバランス電力Iab×Vbを減算して、充電セル3bの充電許容電力30.0−Iab×Vb(W)を算出する。充放電電力/電流制限手段8は、充電セル3bを外部から充電する際、充電セル3bへの充電許容電力を定格電力30.0−Iab×Vb(W)以内に制限する。
次に、アクティブセルバランス制御で、セル3bにセルバランス電力を供給している放電セル3aに着目し、放電セル3aに外部から充電し得る充電許容電力/電流について考える。
外部から放電セル3aに対して、充電電力30.0Wを供給しても、セル3aの定格電力30.0Wを超えることはなく、セルバランス電力Iab×Vb分の電力の供給が可能である。
そこで、充放電許容電力/電流算出手段7は、放電セル3aに対して外部から充電する場合には、アクティブセルバランス制御により他のセルへセルバランス電力を供給している放電セル3aの充電制限電力30.0Wにセルバランス電力Iab×Vbを加算して、充電セル3aの充電許容電力30.0+Iab×Vb(W)を算出する。充放電電力/電流制限手段8は、セルを外部から充電する際、放電セル3aへの充電電力を充電許容電力30.0+Iab×Vb(W)以内に制限する。
ここまでは、セルバランス制御されているセル3a,3bに、外部から充電する際のセルの充電許容電力について述べてきました。
次に、セルバランス制御されているセル3a,3bから外部へ放電する際のセルの放電許容電力について説明します。
図2(b)において、直列接続されている2つのセル3aとセル3bから外部に放電する場合、セル3bの容量は20Ahであり、セル3aの容量10Ahより容量が大きいため、同一の電流で放電を続けると、容量の小さいセル3aの方が容量の大きいセル3bより速く電圧が低下する。そのため、外部へ放電する際のセル3a,3bの端子間電圧Va,Vbの大小関係は、Va<Vbとなる。従って、アクティブセルバランス制御によりセル3bからセル3aへセルバランス電力Iab×Vb(W)が供給される。この場合、セル3aが充電セルに相当し、セル3bが放電セルとなる。
ここで、充電セル3aに着目すると、充電セル3aから外部に定格電力30.0(W)を放電しても、充電セル3aはセル3bからセルバランス電力Iab×Vb(W)が供給されているので、更に、セルバランス電力Iab×Vb(W)の放電が可能である。
そこで、充電セル3aから外部へ放電する場合、充放電許容電力/電流算出手段7は、放電許容電力値を充電セル3aの充電制限電力30.0Wに、セル3bから供給を受けているセルバランス電力Iab×Vbを加算して、充電セル3aの充電許容電力30.0+Iab×Vb(W)を算出する。充放電電力/電流制限手段8は、充電セル3aから外部へ放電する際は、充電セル3aへの放電許容電力をIab×Vb+30.0(W)以内に制限する。
次に、放電セル3bに着目すると、放電セル3bから外部に定格電力30.0(W)を放電すると、放電セル3bはセル3aにセルバランス電力Iab×Vb(W)を供給しているので、放電セル3bから放電される電力は、Iab×Vb+30.0(W)となり、セル3bの放電制限電力を超えてしまう。
そこで、放電セル3bから外部へ放電する場合、充放電許容電力/電流算出手段7は、放電許容電力値を充電セル3aの充電制限電力30.0Wから、セル3aへ供給しているセルバランス電力Iab×Vbを減じて、放電セル3bの放電許容電力30.0−Iab×Vb(W)を算出する。充放電電力/電流制限手段8は、放電セル3bから外部へ放電する際は、放電セル3bへの放電許容電力を30.0−Iab×Vb(W)以内に制限する。
ここまで、セルの充放電電力の制限に着目して述べてきたが、セルの充放電電流の制限についても同様のことが言えるので、略述する。
図2(b)において、外部から充電される場合の充電セル3bの充電許容電流値は、充電セル3bの充電制限電流、例えば、8(A)からアクティブセルバランス制御におけるセルバランス電流Iabを減じた電流値に制限される。又、外部から充電される場合の放電セル3aの充電許容電流値は、放電セル3aの充電制限電流、例えば、8(A)にアクティブセルバランス制御におけるセルバランス電流Iabを加えた電流値に制限される。
外部へ放電する場合の充電セル3aの放電許容電流は、充電セル3aの放電制限電流、例えば、8(A)にアクティブセルバランス制御におけるセルバランス電流Iabを加えた電流値に制限される。又、外部へ放電する場合の放電セル3bの放電許容電流は、放電セル3bの放電制限電流、例えば、8(A)からアクティブセルバランス制御におけるセルバランス電流Iabを減じた電流値に制限される。
以上で、セルの充放電電力/電流制限装置の動作説明を終了する。
(II)組電池の充放電電力/電流制限装置
次に、複数のセルが直列接続して構成されている組電池の充放電電力/電流制限装置についての動作を説明する。
図2(b)に基づいて、セルの充放電電力/電流制限装置の動作について上述しましたが、直列接続された2つのセル3a,3bを1つの組電池として捉えることもできる。そこで、2つのセル3a,3bを1つの組電池として捉えた場合の組電池の充放電電力/電流制限装置の動作について説明する。
先ず、組電池を外部から充電することを考えると、組電池の充電許容電力値は、セル3a,3bの充電許容電力の最小値に基づいて算出した値にする必要がある。この場合、放電セル3aの充電許容電力は、30.0+Iab×Vb(W)であり、充電セル3bの充電許容電力は、30.0−Iab×Vb(W)であるので、充電セル3bの充電許容電力30.0−Iab×Vb(W)に基づいて、組電池の充電許容電力値を算出することになる。
図2(b)において、セル3a,3bの端子間電圧をそれぞれVa,Vbとすると、セル3bの充電許容電力が30.0−Iab×Vb(W)であるので、セル3bの充電許容電流は、(30.0−Iab×Vb)/Vb(A)となる。なお、放電セル3bの充電許容電流は、充電制限電流からセルバランス電流を減算した値、8−Iab(A)でも良い。セル3a,3bは直列接続であるので、セル3aにも同じ電流が流れる。
従って、組電池の充電許容電力は、
組電池の充電許容電力
=セル3aの端子間電圧×充電許容電流+セル3bの充電許容電力
=Va×(30.0−Iab×Vb)/Vb+30.0−Iab×Vb
=(30.0−Iab×Vb)×(Va+Vb)/Vb
により算出される。
即ち、組電池の充電許容電力は、組電池を構成するセルの充電許容電力の最小値に、組電池の端子間電圧(Va+Vb)(組電池全体の電圧)を充電許容電力値が最小値のセル3bの端子間電圧Vbで割った値を乗じて算出される。
尚、組電池の充電許容電流は、セルの充電許容電流の最小値、即ち、充電セル3bの充電許容電流値(30.0−Iab×Vb)/Vb(A)、または、8−Iab(A)となる。
次に、組電池から外部へ放電することを考えると、組電池の放電許容電力値は、セル3a,3bの放電許容電力の最小値に基づいて算出した値にする必要がある。この場合、放電セル3bの放電許容電力は、30.0−Iab×Vb(W)であり、充電セル3aの放電許容電力は、30.0+Iab×Vb(W)であるので、放電セル3bの放電許容電力30.0−Iab×Vb(W)に基づいて、組電池の放電許容電力値を算出することになる。
図2(b)において、セル3a,3bの端子間電圧をそれぞれVa,Vbとすると、セル3bの放電許容電力が30.0−Iab×Vb(W)であるので、セル3bの放電許容電流は、(30.0−Iab×Vb)/Vb(A)、または、8−Iab(A)となる。セル3a,3bは直列接続であるので、セル3aにも同じ電流が流れる。
従って、組電池の放電許容電力は、
組電池の放電許容電力
=セル3aの端子間電圧×放電許容電流+セル3bの放電許容電力
=Va×(30.0−Iab×Vb)/Vb+30.0−Iab×Vb
=(30.0−Iab×Vb)×(Va+Vb)/Vb
により算出される。
即ち、組電池の放電許容電力は、組電池を構成するセルの放電許容電力の最小値に、組電池の端子間電圧(Va+Vb)(組電池全体の電圧)を充電許容電力値が最小値のセル3bの端子間電圧Vbで割った値を乗じて算出される。
尚、組電池の放電許容電流は、セルの放電許容電流の最小値、即ち、放電セル3bの放電許容電流値(30.0−Iab×Vb)/Vb(A)、または、8−Iab(A)となる。
上記説明を包括すると、組電池の充放電許容電力値は、組電池を構成するセルの充放電許容電力値の最小値に、組電池全体の端子間電圧を充放電許容電力値が最小値のセルの端子間電圧で割った値を乗じて算出されることになる。
組電池の充放電許容電力値を、組電池を構成するセルの充放電許容電力値の最小値に基づいて算出する別法として、セルの充放電許容電力値の最小値に組電池を構成するセル数を乗じて算出してもよい。
図3は、本実施形態の組電池の充放電電力/電流制限装置及び組電池の構成例を示す図であり、図1と共通の要素には共通の符号が付されている。
図3に基づいて、4つのセル3a,3b,3c,3dが直列接続され、アクティブセルバランス制御されている組電池における組電池の充放電電力/電流制限装置について説明する。
図3において、セル3a,3b,3c,3dの容量がそれぞれ10Ah,20Ah,15Ah,20Ahであり、各セルの充放電制限電力はいずれも30.0W、各セルの充放電制限電流は8Aであるとして、以下説明する。
組電池を未充電状態(容量0)から充電されることを考えると、容量の小さいセルの端子間電圧から高くなる。従って、4つのセル3a,3b,3c,3dの各々の端子間電圧Va,Vb,Vc,Vdの大小関係は、Va>Vc>Vb=Vdとなる。
この場合、セル3aと3cが放電セル、セル3bと3dが充電セルだとすると、各セル3a,3b,3c,3dの充電許容電力は、
セル3aの充電許容電力=30.0+Iab×Vb
セル3bの充電許容電力=30.0−Iab×Vb−Ibc×Vb
セル3cの充電許容電力=30.0+Ibc×Vb+Icd×Vd
セル3dの充電許容電力=30.0−Icd×Vd
となる。
従って、組電池を構成するセルの充電許容電力の最小値は、セル3bの充電許容電力30.0−Iab×Vb−Ibc×Vb(W)となる。
従って、図3に示された組電池の充電許容電力値は、
組電池の充電許容電力
=(30.0−Iab×Vb−Ibc×Vb)×(Va+Va+Vc+Vd)/Vb
により算出される。
尚、組電池の充電許容電流値は、
組電池の充電許容電流
=(30.0−Iab×Vb−Ibc×Vb)/Vb
により算出される。組電池の充電許容電流値は、8−Iab−Ibcでも良い。
次に、組電池から外部へ放電することを考えると、容量の小さいセルの端子間電圧から低くなる。従って、4つのセル3a,3b,3c,3dの各々の端子間電圧Va,Vb,Vc,Vdの大小関係は、Vb=Vd>Vc>Vaとなる。
この場合、セル3aと3cが充電セル、セル3bと3dが放電セルだとすると、各セル3a,3b,3c,3dの放電許容電力は、
セル3aの放電許容電力=30.0+Iab×Vb
セル3bの放電許容電力=30.0−Iab×Vb−Ibc×Vb
セル3cの放電許容電力=30.0+Ibc×Vb+Icd×Vd
セル3dの放電許容電力=30.0−Icd×Vd
となる。
従って、組電池を構成するセルの放電許容電力の最小値は、セル3bの放電許容電力30.0−Iab×Vb−Ibc×Vb(W)となる。
従って、図3に示された組電池の放電許容電力値は、
組電池の放電許容電力
=(30.0−Iab×Vb−Ibc×Vb)×(Va+Va+Vc+Vd)/Vb
により算出される。
尚、組電池の放電許容電流値は、
組電池の放電許容電流
=(30.0−Iab×Vb−Ibc×Vb)/Vb
により算出される。組電池の充電許容電流値は、8−Iab−Ibc(A)でも良い。
組電池の充放電電力/電流制限装置の説明を以上で終了する。
最後に、図3に示されたものは、全体として組電池として捉えることができる。即ち、図3に示された組電池は、直列接続されて2つのセル3a〜3dと、制御部1、記憶部2、4つの電圧計4a〜4d、3つの電流計5a〜5c、3つのコイルL1〜L3、及び6つのスイッチSW1〜SW6から構成され、セル間でセルバランス電力の授受を行ってセル間の端子間電圧を均等化するセルバランス回路と、セルバランス電力/電流検出手段6a、充放電許容電力/電流算出手段7a、及び充放電電力/電流制限手段8aからなる充放電電力/電流制限装置と、を備えている。
図3に示された組電池は、上述したように、組電池の充放電電力/電流制限装置を備えているので、組電池を構成するセル間でアクティブセルバランス制御が行われている最中に、外部に対し充放電を行っても、セルの充放電許容電力/電流を超えることがなく、セル及び組電池を劣化させない効果がある。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、以上に述べた実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成又は実施形態を取ることができる。
本実施形態によれば、アクティブセルバランス制御中の組電池をいつでも外部に対し充放電することができる。アクティブセルバランス制御中に外部から充電しても、セルバランス電力が供給されている充電セルの充電許容電力がセルの充電制限電力からセルバランス電力を減じた値に制限されるので、充電セルに対して供給される充電電力がセルの定格電力を超えることがなく、充電セルが劣化しない。
更に、アクティブセルバランス制御中に外部へ放電する場合には、セルバランス電力が供給されている充電セルの放電許容電力がセルの放電制限電力にセルバランス電力を加算した値になるため、セルバランス制御しない場合に較べ、セルバランス電力分だけ多くの電力を取り出すことが可能になる。
1 制御部
2 記憶部
3a,3b,3c,3d セル
4a,4b,4c,4d 電圧計測部
5a,5b,5c 電流計測部
6,6a セルバランス電力/電流検出手段
7,7a 充放電許容電力/電流算出手段
8,8a 充放電電力/電流制限手段
L1,L2,L3 コイル
SW1〜SW6 スイッチ

Claims (10)

  1. 複数のセルが直列接続されて構成され、セルバランス電力/電流の授受を行ってセル間の端子間電圧を均等化するアクティブセルバランス制御が行われている組電池内のセルの充放電電力/電流制限装置であって、
    前記アクティブセルバランス制御により、前記セルバランス電力/電流の供給を受けているセルを充電セル、前記セルバランス電力/電流を供給しているセルを放電セルとしたとき、
    前記充電セルにおける充電許容電力/電流値を、前記充電セルの充電制限電力/電流値から、前記セルバランス電力/電流値を減じた値に制限することを特徴とするセルの充放電電力/電流制限装置。
  2. 前記放電セルにおける充電許容電力/電流値を、前記放電セルの充電制限電力/電流値に、前記セルバランス電力/電流値を加えた値に制限することを特徴とする請求項1に記載のセルの充放電電力/電流制限装置。
  3. 前記充電セルにおける放電許容電力/電流値を、前記充電セルの放電制限電力/電流値に、前記セルバランス電力/電流値を加えた値に制限することを特徴とする請求項1又は2に記載のセルの充放電電力/電流制限装置。
  4. 前記放電セルにおける放電許容電力/電流値を、前記放電セルの放電制限電力/電流値から、前記セルバランス電力/電流値を減じた値に制限することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のセルの充放電電力/電流制限装置。
  5. 前記アクティブセルバランス制御によりセル間で授受が行われているセルバランス電力/電流を検出するセルバランス電力/電流検出手段と、
    各セルの充放電許容電力/電流値を算出する充放電許容電力/電流算出手段と、
    セルの充放電電力/電流を前記充放電許容電力/電流算出手段により算出された充放電許容電力/電流値に制限する充放電電力/電流制限手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のセルの充放電電力/電流制限装置。
  6. 前記組電池の充電許容電力/電流値を、請求項1又は2に記載のセルの充放電電力/電流制限装置により制限されるセルの充電許容電力/電流値の内の最小値に基づいて算出した値に制限し、
    前記組電池の放電許容電力値を、請求項3又は4に記載のセルの充放電電力/電流制限装置により制限されるセルの放電許容電力/電流値の内の最小値に基づいて算出した値に制限することを特徴とする組電池の充放電電力/電流制限装置。
  7. 前記組電池の充電許容電力値を、
    前記セルの充電許容電力値の最小値に前記組電池を構成するセル数を乗じて算出した値に制限し、
    前記組電池の放電許容電力値を、
    前記セルの放電許容電力値の最小値に前記組電池を構成するセル数を乗じて算出した値に制限することを特徴とする請求項6に記載の組電池の充放電電力制限装置。
  8. 前記組電池の充電許容電力値を、
    前記セルの充電許容電力値の内の最小値に、前記組電池全体の電圧を前記充電許容電力値が最小値のセルの端子間電圧で割った値を乗じて算出した値に制限し、
    前記組電池の放電許容電力値を、
    前記セルの放電許容電力値の内の最小値に、前記組電池全体の電圧を前記放電許容電力値が最小値のセルの端子間電圧で割った値を乗じて算出した値に制限することを特徴とする請求項6に記載の組電池の充放電電力制限装置。
  9. 前記組電池の充電許容電流を、前記組電池を構成するセルの充電許容電流値の最小値に制限し、前記組電池の放電許容電流を、前記組電池を構成するセルの放電許容電流値の最小値に制限することを特徴とする請求項6に記載の組電池の充放電電流制限装置。
  10. 直列接続された複数のセルと、
    セルバランス電力の授受を行ってセル間の端子間電圧を均等化するアクティブセルバランス回路と、
    請求項6に記載の組電池の充放電電力/電流制限装置と、を備える組電池であって、
    前記組電池の充放電電力/電流制限装置により、組電池の充電許容電力/電流値が各セルの前記充電許容電力/電流値の内の最小値に基づいた値に制限され、組電池の放電許容電力値が各セルの前記放電許容電力/電流値の内の最小値に基づいた値に制限されることを特徴とする組電池。
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