JP6062126B1 - 撮像ユニット及び内視鏡 - Google Patents

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Abstract

撮像ユニット30は、固定レンズ56a,56bと移動レンズ66とを含む焦点切替方式の観察光学系33と、固定レンズ56a,56bを保持する固定枠55,57と、観察光学系33の撮影光軸Oに沿った方向へ進退移動自在となるよう配設され、移動レンズ66を保持する移動枠65と、固定枠55,57内で固定され、移動枠65を進退自在に収容して、移動枠65との当接によって撮影光軸Oの一方向への移動を規制するストッパ60を備え、観察光学系33の一方の焦点距離を実現するように微調整自在な補正枠47と、を具備する。

Description

本発明は、観察光学系の光学特性を変更させることが可能な撮像ユニット及びこの撮像ユニットが設けられた内視鏡に関する。
周知の如く、内視鏡は、生体の体内(体腔内)の観察、処置などまたは工業用のプラント設備内の検査、修理などのため広く用いられている。
近年、この種の内視鏡においては、撮影像のピント調整またはワイド/テレなどの倍率調整を行うズーミング機能のため、観察光学系を撮影光軸方向に移動することで焦点距離を変更することができる撮像ユニットが用いられているものがある。なお、このように焦点距離を変更できる撮像ユニットの技術は、内視鏡に限らず、種々の撮影機に用いられている。
例えば、日本国特開2004−16337号公報に開示されるように、観察光学系内に設けられた移動レンズユニット(移動レンズ枠)を駆動させて焦点切替方式のためのアクチュエータを備えた撮像ユニットが知られている。
このような焦点切替方式の撮像ユニットにおいて、各レンズ枠、各対物レンズなどの加工公差がある場合にも、適切な合焦状態を実現するため、一般に、移動レンズ枠の進出位置は、撮像ユニットの組立時に、各固定レンズ枠などの相対位置を微調整する必要がある。
そのため、例えば、日本国特開2009−300761号公報には、部品の加工公差、レンズ枠に嵌合する移動レンズ枠のクリアランスのバラツキがあっても、設定した所定の画角への微調整を簡単に行える撮像装置の技術が開示されている。
ところで、最近の撮像装置では、撮像素子の画像ピッチのシュリンク化に伴って対物光学系の組み付け精度の飛躍的な向上が必要とされる。
しかしながら、日本国特開2009−300761号公報に開示されるような光学的微調整を行う技術において、調整部材が移動レンズ枠の連結桿の端部と当接する位置を微調整するため、移動レンズ枠が傾いたりして軸ズレが生じるという課題がある。その結果、高品質な撮像画像が得られないという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、移動レンズ枠の軸ズレを防止すると共に、焦点切替方式の観察光学系において高品質な撮像画像を得ることができる撮像ユニットおよび内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の一態様による撮像ユニットは、固定レンズと移動レンズとを含む観察光学系と、前記固定レンズを保持する固定枠と、前記観察光学系の撮影光軸に沿った方向へ進退移動自在となるよう配設され、前記移動レンズを保持する移動枠と、前記固定枠内で固定され、前記移動枠を進退自在に収容して、前記移動枠との当接によって前記撮影光軸の一方向への移動を規制するストッパを備え、前記観察光学系の一方の焦点距離を実現するように調整自在な補正枠と、を具備する。
また、本発明の一態様による内視鏡は、固定レンズと移動レンズとを含む観察光学系と、前記固定レンズを保持する固定枠と、前記観察光学系の撮影光軸に沿った方向へ進退移動自在となるよう配設され、前記移動レンズを保持する移動枠と、前記固定枠内で固定され、前記移動枠を進退自在に収容して、前記移動枠との当接によって前記撮影光軸の一方向への移動を規制するストッパを備え、前記観察光学系の一方の焦点距離を実現するように調整自在な補正枠と、を具備する撮像ユニットが被検体内に挿入される挿入部の先端部に備えている。
本発明の一態様に係り、内視鏡の全体構成を示す説明図 同上、先端部及び湾曲部の内部構成を示す断面図 同上、移動レンズユニットが前方の進出位置に移動した状態の撮像ユニットの構成を示す断面図 同上、移動レンズユニットが後方の退避位置に移動した状態の撮像ユニットの構成を示す断面図 同上、一方向から見た移動レンズ位置補正枠の構成を示す斜視図 同上、他方向から見た移動レンズ位置補正枠の構成を示す斜視図 同上、移動レンズ位置補正枠および移動レンズユニットが収容された前群レンズユニットおよび後群レンズユニットが組み付けられた状態を示す斜視図 同上、移動レンズ位置補正枠および移動レンズユニットが収容された前群レンズユニットおよび後群レンズユニットが組み付けられた状態を示す側面図 同上、図8のIX−IX線断面図 同上、後群レンズ枠の構成を示す斜視図
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図1は本発明の一態様の内視鏡の全体構成を示す説明図、図2は先端部及び湾曲部の内部構成を示す断面図、図3は移動レンズユニットが前方の進出位置に移動した状態の撮像ユニットの構成を示す断面図、図4は移動レンズユニットが後方の退避位置に移動した状態の撮像ユニットの構成を示す断面図、図5は一方向から見た移動レンズ位置補正枠の構成を示す斜視図、図6は他方向から見た移動レンズ位置補正枠の構成を示す斜視図、図7は移動レンズ位置補正枠および移動レンズユニットが収容された前群レンズユニットおよび後群レンズユニットが組み付けられた状態を示す斜視図、図8は移動レンズ位置補正枠および移動レンズユニットが収容された前群レンズユニットおよび後群レンズユニットが組み付けられた状態を示す側面図、図9は図8のIX−IX線断面図、図10は後群レンズ枠の構成を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の電子内視鏡システム(以下、単に内視鏡システムという)1は、内視鏡としての電子内視鏡装置(以下、単に内視鏡という)2と、光源装置3と、ビデオプロセッサ4と、カラーモニタ5と、が電気的に接続されて構成されている。
内視鏡2は、挿入部9と、この挿入部9が延設された操作部10と、を有し、操作部10から延出するユニバーサルコード17がスコープコネクタ18を介して、光源装置3に接続されている。
また、スコープコネクタ18からは、コイル状のスコープケーブル19が延設されている。そして、このスコープケーブル19の他端側には、電気コネクタ部20が設けられ、この電気コネクタ部20がビデオプロセッサ4に接続されている。
挿入部9は、先端側から順に、先端部6と、湾曲部7と、可撓管部8と、が連設されて構成されている。先端部6の先端面には、周知の先端開口部、観察窓、複数の照明窓、観察窓洗浄口および観察物洗浄口が配設されている(全て不図示)。
観察窓の背面側には、先端部6内に、後述する撮像ユニットが配設されている。また、複数の照明窓の背面側には、図示しないライトガイドバンドルの先端側が配設されている。
このライトガイドバンドルは、挿入部9から操作部10を経てユニバーサルコード17の内部に挿通配置され、スコープコネクタ18が光源装置3に接続されているとき、当該光源装置3からの照明光を照明窓まで伝送することが可能となっている。
観察窓洗浄口および観察物洗浄口は、先端部6からユニバーサルコード17の内部に挿通する、図示しない2つの洗浄チューブの開口部を構成している。
これら洗浄チューブは、洗浄水が貯留された洗浄タンク、及びコンプレッサ(何れも図示せず)と光源装置3側で接続されている。
操作部10には、挿入部9が延出する折れ止部11と、下部側の側部に配設される鉗子口12と、中途部のグリップ部を構成する操作部本体13と、上部側に設けられた2つの湾曲操作ノブ14,15からなる湾曲操作部16と、送気送水制御部21と、吸引制御部22と、複数のスイッチから構成された主に撮像機能を操作するスイッチ部23と、後述の撮像ユニット内に設けられた移動レンズを進退操作して、例えば、ピント調整のフォーカシング機能またはワイド/テレなどの倍率調整を行うズーミング機能を操作するための操作レバー24と、が設けられている。
なお、操作部10の鉗子口12は、先端部6の先端開口部まで主に挿入部9内に挿通配置された図示しない処置具チャンネルの開口部を構成している。
次に、主に内視鏡2の先端部6の構成について、図2に基づいて説明する。
図2に示すように、先端部6の内部には、撮像ユニット30が配設されている。
この撮像ユニット30は、硬質な先端硬性部材25に嵌挿配置され、側面方向からセットビス27により先端硬性部材25と固定されている。
また、撮像ユニット30の先端側の外周部には、先端硬性部材25との水密を確保するためのOリング28が配設されている。先端硬性部材25の先端側には、先端部6の先端面を構成する先端カバー25aが接着固定されている。
なお、先端カバー25aに形成される孔部である先端開口部は、上述したように、先端部6内の処置具チャンネル12bの開口部を構成する。
また、先端硬性部材25の基端側には湾曲部7を構成する複数の湾曲駒26が連設され、これら先端硬性部材25および湾曲駒26の外周は、先端挿入部ゴム部材12aによって一体的に被覆されている。この先端挿入部ゴム部材12aの先端外周部は、糸巻接着部29により、先端硬性部材25に固定されている。
なお、先端部6に配設される洗浄チューブ、照明用のライトガイドバンドルなどの部材については、従来から周知な構成のため、それらの説明を省略する。
次に、撮像ユニット30の詳細な構成について、図3から図5に基づいて説明する。
図3および図4に示すように、本実施形態の撮像ユニット30は、固体撮像素子ユニット31と、この固体撮像素子ユニット31の先端側に連設された観察光学系ユニット32と、を有して構成されている。
固体撮像素子ユニット31は、固体撮像素子保持枠35を有し、この固体撮像素子保持枠35には、CCD、CMOSなどからなる固体撮像素子チップ37の前面側が、カバーガラスなどの光学部材36を介して保持されている。
また、固体撮像素子チップ37の背面側には積層基板38が図示しないFPCなどを介して電気的に接続されている。
さらに、積層基板38には、ケーブル39から分岐した複数の通信線が接続されている。このケーブル39は、内視鏡2の内部に挿通配置されており、電気コネクタ部20を介して、ビデオプロセッサと電気的に接続される。
また、固体撮像素子保持枠35の基端外周部には補強枠40が連設され、この補強枠40の外周には、ケーブル39の先端部分まで被覆する熱収縮チューブ41が設けられている。
なお、固体撮像素子保持枠35の基端部分から補強枠40および熱収縮チューブ41にて形成された空間内には、固体撮像素子ユニット31を水密保持するとともに、保護するための接着剤などの保護剤42が充填されている。
本実施形態の観察光学系ユニット32は、内部のレンズを進退移動させて光学特性(焦点距離)を変更することによりフォーカシング機能またはズーミング機能を実現する2焦点式の観察光学系33を有して構成されている。
より具体的に説明すると、観察光学系ユニット32は、先端側に位置する前群レンズユニット45と、この前群レンズユニット45の基端側に連設する後群レンズユニット46と、これら前群レンズユニット45と後群レンズユニット46との間に介装された移動レンズ位置補正枠47と、この移動レンズ位置補正枠47内を撮影光軸O方向に進退移動可能な移動レンズユニット48と、この移動レンズユニット48を進退動作させるアクチュエータ49と、を有して構成されている。
なお、観察光学系ユニット32は、後群レンズユニット46に固体撮像素子ユニット31の固体撮像素子保持枠35が外嵌しており、後群レンズユニット46および固体撮像素子保持枠35が接着剤35aによって固定されている。
前群レンズユニット45は、固定枠である前群レンズ枠55と、この前群レンズ枠55に保持された複数の固定レンズからなる前群レンズ56aと、を有して構成されている。
後群レンズユニット46は、先端側が前群レンズ枠55に外嵌して接着剤55aによって固定される固定枠の後群レンズ枠57と、この後群レンズ枠57の基端側において撮影光軸O上に保持された複数の固定レンズからなる後群レンズ56bと、を有して構成されている。
この後群レンズ枠57の基端側には、固体撮像素子保持枠35が外嵌されて接着剤35aにより固定されることで、固体撮像素子ユニット31と観察光学系ユニット32とが連結されている。
また、後群レンズ枠57には、その内周側と外周側とを貫通するスリット57aが設けられている。このスリット57aは、撮影光軸O方向と同方向に延在されており、このスリット57aの先端側は後群レンズ枠57の先端において開放されている。
また、後群レンズ枠57には、スリット57aの基端側において外径方向に突出する保持桿57bが設けられ、この保持桿57bには撮影光軸Oと同軸方向に貫通するアクチュエータ保持孔57cが設けられている。
なお、後群レンズ枠57の外周部には、側面方向から先端硬性部材25と固定するセットビス27を受けるビス受けである凹部58aが形成されている。
また、後群レンズ枠57には、移動レンズユニット48の撮影光軸O方向の基端側の停止位置決めを精度良く行うための調整リング59が介装されている。
この調整リング59は、撮影光軸O方向の幅が周方向に沿って線形的に変化するCリング状の部材によって構成されており、ここでは基端が保持桿57bに当接するよう配置されている。
そして、この調整リング59は、後群レンズ枠57の外周面に沿って撮影光軸O周りに回動されることにより、移動レンズ枠65と保持桿57bとの相対位置を変化させる。
その結果、移動レンズ枠65の後群レンズ枠57上における撮影光軸O方向の位置を調整する。
移動レンズ位置補正枠47は、前群レンズ枠55の外周側と後群レンズ枠57の内周側との間に介装されている。
なお、移動レンズ位置補正枠47は、その外径が後群レンズユニット46の後群レンズ枠57内に導入配置される前群レンズユニット45の前群レンズ枠55の中途から基端部分の外径よりも大きく、さらに移動レンズユニット48の移動レンズ枠65を収容して進退移動を直進ガイドする略筒状部材である。
この移動レンズ位置補正枠47の先端側には、外径方向に突出する前側ストッパ60が設けられている。
この前側ストッパ60は、後方側で開口するバネ受部60aが凹設されており、バネ受部60a内に一端が保持された圧縮バネであるリターンスプリング68が巻装されている。
移動レンズ位置補正枠47には、その内周側と外周側とを貫通するスリット61が設けられている。このスリット61は、後群レンズ枠57のスリット57aに重畳するよう撮影光軸O方向と同方向に延在されている。
このスリット61の基端側は、移動レンズ位置補正枠47の基端において開放されている。なお、移動レンズ位置補正枠47の先端開口部分には、内径方向に延設されたリブ47aが形成されている。
この移動レンズ位置補正枠47は、移動レンズユニット48の撮影光軸O方向の先端側の停止位置決めを精度良く行うためのものであり、前群レンズユニット45の前群レンズ枠55と接着剤60bによって固定されている。
移動レンズユニット48は、移動枠である移動レンズ枠65と、この移動レンズ枠65に保持された移動レンズ66と、を有して構成されている。
本実施形態において、移動レンズ枠65は、固定枠である後群レンズ枠57内に移動レンズ位置補正枠47を介して配設され、撮影光軸Oに沿った方向へ進退移動が可能となっている。
この移動レンズ枠65には、外周方向に突出する操作桿65aが設けられている。この操作桿65aは、後群レンズ枠57のスリット57aおよび移動レンズ位置補正枠47のスリット61を介して後群レンズ枠57の外周側に突出されている。
そして、操作桿65aは、前側ストッパ60および保持桿57bの間に配置されている。この操作桿65aには、前側ストッパ60との対向面側に、バネ受部60aに対向する軸受部65bが設けられている。
この軸受部65bにはバネ受部60a内のリターンスプリング68内に突出する軸部材67が保持されている。そして、操作桿65aは、リターンスプリング68の付勢力によって基端側である保持桿57b側に付勢されている。
なお、保持桿57b、前側ストッパ60および操作桿65aの突端側には、スリット57a,61を水密に閉塞するためのカバー69が設けられている。
アクチュエータ49は、先端側が保持桿57bのアクチュエータ保持孔57cに保持されたガイド管70を有する。
このガイド管70内には、その先端から突没自在なプッシュロッド71が設けられ、このプッシュロッド71の先端には、操作桿65aに対して接離可能に当接する当接部材としてのヘッド部72が固設されている。
プッシュロッド71には、ガイド管70内に挿通された駆動ワイヤ73の先端側が連結され、この駆動ワイヤ73の基端側には、形状記憶合金からなる形状記憶素子74が連結されている。
さらに、ガイド管70内において、駆動ワイヤ73の外周側には、リターンスプリング68よりも強い付勢力にてプッシュロッド71を前側ストッパ60側に付勢するためのプッシュスプリング75が巻装されている。
形状記憶素子74は、例えば、加熱時に収縮され、且つ、冷却時に伸張するよう設定されており、ガイド管70内において伸縮可能な状態にて保持されている。また、形状記憶素子74には図示しないペルチェ素子等の熱源が併設されており、この熱源は、操作レバー24に対する操作状態に応じて、形状記憶素子74を加熱或いは冷却することが可能となっている。
なお、形状記憶素子74は、ペルチェ素子等の熱源を用いた加熱或いは冷却によって伸縮させる方式のものに限定されることなく、例えば、通電によって形状記憶合金を加熱し、収縮させる方式等を採用することも可能である。
そして、形状記憶素子74は、冷却によって伸張すると、プッシュスプリング75の付勢力を解放する方向(すなわち、撮影光軸Oに沿う先端側の方向)に駆動ワイヤ73を動作させる。
これにより、プッシュロッド71の先端側は、ガイド管70から突出され、圧縮バネであるリターンスプリング68の付勢力に抗して操作桿65aを押圧する。
したがって、操作桿65aは前側ストッパ60に当接する位置まで移動する。この操作桿65aの移動に伴い、移動レンズ枠65は、予め設定された第1の焦点距離(例えば、ワイドの第1の光学特性)を実現するための進出位置まで移動レンズ66を移動させる(図3参照)。
一方、形状記憶素子74は、加熱によって収縮すると、プッシュスプリング75の付勢力に抗する方向(すなわち、撮影光軸Oに沿う基端側の方向)に駆動ワイヤ73を動作させる。
これにより、プッシュロッド71の先端側は、ガイド管70内に退避される。したがって、操作桿65aは、リターンスプリング68に付勢されて調整リング59に当接する位置まで移動する。
この操作桿65aの移動に伴い、移動レンズ枠65は、予め設定された第2の焦点距離(例えば、テレの第2の光学特性)を実現するための退避位置まで移動レンズ66を移動させる(図4参照)。
ここで、このように構成された撮像ユニット30において、第1の焦点距離を実現するための移動レンズ66の進出位置は、例えば、固体撮像素子ユニット31および観察光学系ユニット32の組立時に、各固定枠などの相対位置が調整されると共に、移動レンズ位置補正枠47によって微調整される。
具体的には、先ず、後群レンズユニット46の後群レンズ枠57内に予め移動レンズ位置補正枠47および移動レンズユニット48が組み込まれると共に、後群レンズ枠57の外周に調整リング59が嵌め込まれた状態で、所定の設計値に基いた光学特性を確認しながら前群レンズユニット45と後群レンズユニット46の互いの相対位置が図示しない治具などによって位置決めされて嵌合される。
なお、このとき移動レンズ位置補正枠47は、図示しない治具などによって移動レンズユニット48の前方側の停止位置である設計上の設定された第1の焦点距離(例えば、ワイドの第1の光学特性)を実現するための進出位置で動かないように保持される。
加えて、前群レンズユニット45と後群レンズユニット46は、図示しない治具によって、それぞれが保持しているレンズ群56a,56bが有するレンズパワーが大きいため、撮影光軸Oに沿った光学的中心軸が一致するように軸合わせも行われた状態で保持される。
この状態から前群レンズユニット45の前群レンズ枠55と後群レンズユニット46の後群レンズ枠57は、互いが接着剤55aによって固着される。
なお、前群レンズユニット45は、後群レンズユニット46との嵌合時に後群レンズユニット46内でクリアランスを有する外径を備え、後群レンズユニット46と前群レンズユニット45との間に形成されるクリアランス内に移動レンズユニット48および移動レンズ位置補正枠47が配置される。
即ち、前群レンズユニット45の前群レンズ枠55は、後群レンズユニット46の後群レンズ枠57、移動レンズユニット48の移動レンズ枠65および移動レンズ位置補正枠47のそれぞれの内径よりも小さな外径を有している。
次に、後群レンズユニット46の後群レンズ枠57と固体撮像素子ユニット31の固体撮像素子保持枠35が所定の設計値に基いた光学特性を確認しながら互いの相対位置が図示しない治具などによって位置決めされて嵌合される。
この状態から後群レンズユニット46の後群レンズ枠57と固体撮像素子保持枠35は、互いが接着剤35aによって固着される。
次に、図示しない治具などによって保持された移動レンズ位置補正枠47は、光学特性を確認しながら設定された第1の焦点距離(例えば、ワイドの第1の光学特性)を実現するための進出位置と合っている場合、その位置で前群レンズユニット45の前群レンズ枠55と接着剤60bによって固着される。
なお、移動レンズ位置補正枠47は、光学特性の確認によって、設定された第1の焦点距離(例えば、ワイドの第1の光学特性)を実現するための進出位置とずれていた場合、撮影光軸Oに沿って前後に微調整されて、前群レンズユニット45の前群レンズ枠55と接着剤60bによって固着される。
即ち、移動レンズユニット48の操作桿65aが移動レンズ位置補正枠47の前側ストッパ60に当接された状態において、光学特性を確認しながら前群レンズ枠55と移動レンズ位置補正枠47が接着剤60bを介して固定される。
ところで、移動レンズ位置補正枠47は、前群レンズ枠55以外に、後群レンズ枠57とも接着剤によって固定される。
移動レンズ位置補正枠47は、図5および図6に示すように、前側ストッパ60から基端方向にスリット61に沿って延設された移動レンズユニット48の移動レンズ枠65を直進ガイドするための板状のガイド部60cを両側部分に有し、これらガイド部60cの外表面に樹脂(接着剤)ポッティング用の凹部47bが形成されている。
移動レンズ位置補正枠47のガイド部60cに形成された凹部47bは、図7および図8に示すように、前群レンズユニット45の前群レンズ枠55と後群レンズユニット46の後群レンズ枠57は、互いが接着剤55aによって固着された状態において、後群レンズ枠57によって隠れることなく露出した状態となっている。なお、図7および図8では、固体撮像素子ユニット31の固体撮像素子保持枠35を図示していない状態である。
そして、移動レンズ位置補正枠47のガイド部60cに形成された凹部47bに接着剤57b(図9参照)がポッティングされる。この凹部47bにポッティングされた接着剤57bは、図9に示すように、移動レンズ位置補正枠47の外周面と後群レンズ枠57の内周面の間に形成される微細な隙間に入り込み、毛細管現象によって図中矢印で示すように流れて、移動レンズ位置補正枠47および後群レンズ枠57の間において円筒部周方向に充填される。
これにより、通常、外側から見える部分だけを接着固定する構造、つまり、ここでは移動レンズ位置補正枠47と前群レンズ枠55間の外側から見える部分だけを接着固定する構造に比して、移動レンズ位置補正枠47と後群レンズ枠57の外側から見えない部分も接着剤57bが充填されて接着固定することができる。
したがって、本実施の形態の撮像ユニット30は、移動レンズ位置補正枠47を前群レンズ枠55および後群レンズ枠57に強固に接合することができる。その結果、撮像ユニット30は、組立中の負荷によって生じる移動レンズ位置補正枠47の位置ズレおよびユーザー使用時の荷重による移動レンズ位置補正枠47の位置ズレを防止することができ、組立時および使用時の設定された光学特性のズレを防止することができる。
次に、移動レンズユニット48の後方側の停止位置である予め設定された第2の焦点距離(例えば、テレの第2の光学特性)を実現するための退避位置に微調整して光学特性を確認しながら調整リング59が回動操作されることによって位置決めされ、接着剤などを介して固定される。
即ち、移動レンズユニット48の操作桿65aが調整リング59に当接された状態において、後群レンズ枠57に対して調整リング59が回動操作されて、光学特性を確認しながら移動レンズユニット48の退避位置が位置決めされ、接着剤などを介して後群レンズ枠57に調整リング59が固定される。
このような実施形態によれば、前後において、移動レンズ位置補正枠47の前側ストッパ60および調整リング59と操作桿65aとの当接によって移動レンズ枠65の撮影光軸Oに沿った進出側および退避側への移動を規制して、第1の焦点距離および第2の焦点距離を実現する位置に移動レンズユニット48の移動を停止させることにより、移動レンズ枠65に保持された移動レンズ66の設定された光学的移動位置および軸ズレを防止して高品質な撮像画像を得ることができる。
即ち、本実施の形態の撮像ユニット30は、移動レンズユニット48が後群レンズユニット46内に設けられた移動レンズ位置補正枠47内で進退移動する構成となっており、この移動レンズ位置補正枠47の前側ストッパ60に移動レンズユニット48の操作桿65aが面接触するように当接する。
そのため、撮像ユニット30は、特に、例えば、ワイドの第1の光学特性を実現するための進出位置において、移動レンズユニット48の移動レンズ枠65が傾いたりして移動レンズ66の軸ズレが防止されるため画像劣化を防止することができる。
さらに、撮像ユニット30は、前群レンズユニット45の前群レンズ枠55と後群レンズユニット46の後群レンズ枠57が接着剤55aによって固着された後に、移動レンズ位置補正枠47の前側ストッパ60および調整リング59によって移動レンズ枠65の撮影光軸Oに沿った進出側および退避側への移動を規制する位置を微調整して補正することができる。
これにより、撮像ユニット30は、前群レンズユニット45の前群レンズ枠55と後群レンズユニット46の後群レンズ枠57を固着する接着剤55aの硬化時のピントズレ、および後群レンズ枠57と固体撮像素子枠35を固着する接着剤の硬化時のピントズレが生じても、所定の光学特性を満足するように、移動レンズ位置補正枠47および調整リング59を微調整して移動レンズユニット48を停止させる進出位置および退避位置を容易に設定することができる。
さらに、撮像ユニット30は、固体撮像素子チップ37の画像ピッチの縮小化(シュリンク化)などに伴って、前群レンズユニット45、後群レンズユニット46および固体撮像素子ユニット31の組み付け精度が要求されても、所定の光学特性を満足するように、移動レンズ位置補正枠47および調整リング59を微調整して移動レンズユニット48を停止させる進出位置および退避位置を容易に設定することができる。その結果、撮像ユニット30は、歩留りも向上する。
以上の説明により、本実施の形態の撮像ユニット30および内視鏡2は、移動レンズユニット48の移動レンズ枠65(移動レンズ66)の軸ズレを防止して高品質な撮像画像を得ることができる構成となる。
撮像ユニット30は補正枠による移動枠の当接位置をズレが生じた場合の僅かな位置補正だけに使っており、画質調整に移動枠を使う場合に比べ光学系のパワーバランスが崩れず、即ち、画角、収差などの画質に影響が生じることも防止することができる。
また、移動レンズ位置補正枠47は、先端開口部分に内径方向に延設されたリブ47aが形成されることで、強度が増大するため、後群レンズユニット46が治具の固定時、セットビス27による先端硬性部材25への固定時によって側方から生じる変形を抑制することができる。
さらに、リブ47aを形成することで、撮像ユニット30の完成後の接着剤55aが後工程における高温環境下で移動レンズ枠65側へ流れ出し、移動レンズ66の前側での当接不良、摺動不良などを起こすことを防止できる。
これにより、移動レンズ位置補正枠47内で摺動する移動レンズユニット48をスムーズに進退させることができる。
さらに、移動レンズ位置補正枠47のリブ47aは、前側ストッパ60に移動レンズユニット48の操作桿65aが面接触して当接する位置に合わせて、移動レンズユニット48の先端と当接するように形成してもよい。
これにより、第1の焦点距離の進出位置で移動レンズユニット48が軸ズレすることなく、より確実に停止することができる。
(変形例)
ところで、後群レンズ枠57は、図10に示すように、外周部に側面方向から先端硬性部材25と固定するセットビス27を受けるビス受けである凹部58aが形成されている。
これに加えて、後群レンズ枠57は、外周部に治具固定用の治具受けである凹部58bおよびケガキなどの切欠き58cを設けてもよい。なお、ビス受けである凹部58も、治具受けとして利用してもよい。
このように、後群レンズ枠57に凹部58a,58b、切欠き58cなどを設けることで、後群レンズ枠57治具による固定が簡単となり、前群レンズ枠55、固体撮像素子保持枠35などへの組み付け位置をより正確に行える。
なお、治具受けは、凹部状に限定されることなく、面状など治具による固定が行い易い形状であればよい。
さらに、切欠き58cを画角の異なる撮像ユニット30の種々製品を区別する指標部としてもよい。これにより、作業者が撮像ユニット30の組立時に、製造ラインに流れてくる観察光学系ユニット32の種別を容易に把握することができる。
なお、本発明は、以上説明した各実施形態及び各変形例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲内である。例えば、上述の各実施形態及び各変形例の構成を適宜組み合わせてもよいことは勿論である。
また、上述の各実施形態等においては、撮像ユニットを内視鏡に適用した一例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の電子機器等に対しても適用が可能であることは勿論である。
本発明の撮像ユニットおよび内視鏡によれば、移動レンズ枠の軸ズレを防止すると共に、焦点切替方式の観察光学系において高品質な撮像画像を得ることができる。
本出願は、2015年7月23日に日本国に出願された特願2015−145972号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲に引用されるものとする。

Claims (8)

  1. 固定レンズと移動レンズとを含む観察光学系と、
    前記固定レンズを保持する固定枠と、
    前記観察光学系の撮影光軸に沿った方向へ進退移動自在となるよう配設され、前記移動レンズを保持する移動枠と、
    前記固定枠内で固定され、前記移動枠を進退自在に収容して、前記移動枠との当接によって前記撮影光軸の一方向への移動を規制するストッパを備え、前記観察光学系の一方の焦点距離を実現するように調整自在な補正枠と、
    を具備することを特徴とする撮像ユニット。
  2. 前記固定枠が所定の光学特性を有する位置で互いが固定された前群レンズを保持する前群レンズ枠および後群レンズを保持する後群レンズ枠であって、
    前記前群レンズ枠、前記後群レンズ枠のいずれかもしくは双方と固定され、前記後群レンズ枠内で前記撮影光軸に沿った方向に進退自在な前記補正枠を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像ユニット。
  3. 前記前群レンズ枠は、前記後群レンズ枠、前記移動枠および前記補正枠の内径よりも小さな外径を有して前記後群レンズ枠内に導入されて固定されることを特徴とする請求項2に記載の撮像ユニット。
  4. 前記補正枠が前記観察光学系の一方の焦点距離を実現する位置で前記固定枠と接着剤で固定されていることを特徴とする請求項に記載の撮像ユニット。
  5. 前記固定枠の外周には、組立時の固定用の治具受けが形成されていることを特徴とする請求項に記載の撮像ユニット。
  6. 前記補正枠には、前記ストッパによって前記移動枠の移動を規制する位置に合わせて、前記移動枠と当接する内径方向に延設されたリブを有していることを特徴とする請求項1に記載の撮像ユニット。
  7. 前記補正枠には、前記移動枠を直進ガイドするガイド部を有し、
    前記ガイド部に前記補正枠と前記固定枠を接着する樹脂ポッティング用の凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像ユニット。
  8. 被検体内に挿入される挿入部の先端部に、請求項に記載の撮像ユニットを備えたことを特徴とする内視鏡。
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