JP6058503B2 - 名前解決システム及びキャッシュ制御方法 - Google Patents

名前解決システム及びキャッシュ制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6058503B2
JP6058503B2 JP2013171679A JP2013171679A JP6058503B2 JP 6058503 B2 JP6058503 B2 JP 6058503B2 JP 2013171679 A JP2013171679 A JP 2013171679A JP 2013171679 A JP2013171679 A JP 2013171679A JP 6058503 B2 JP6058503 B2 JP 6058503B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cache
dns
domain name
query request
dns server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013171679A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015041870A (ja
Inventor
義和 中村
義和 中村
泰 鶴田
泰 鶴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2013171679A priority Critical patent/JP6058503B2/ja
Publication of JP2015041870A publication Critical patent/JP2015041870A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6058503B2 publication Critical patent/JP6058503B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は、名前解決システム及びキャッシュ制御方法に関する。
従来、ドメイン名とIPアドレス(Internet Protocol Address)とを対応させる名前管理システム(DNS:Domain Name System)が知られている。名前管理システムは、一般的には、権威DNSサーバ装置群とキャッシュDNSサーバ装置とから構成される。
例えば、各権威DNSサーバ装置は、階層的な木構造を有する名前空間(「ドメイン名前空間」等とも呼ばれる)の中にある特定のゾーンを管理する。キャッシュDNSサーバ装置は、DNSクライアント装置からの名前解決の依頼(DNSクエリ要求)に応じて、権威DNSサーバ装置群に名前解決のための問い合わせを行い、かかる問い合わせに応じて権威DNSサーバ装置群から回答データ(DNSクエリ応答)が送信される。
ここで、名前管理システムにおいて、名前解決できない場合には、そのドメイン名を名前解決できないという情報(ネガティブキャッシュ)として、キャッシュDNSサーバに一定期間保存する。そして、同一の問合せについてキャッシュを参照して解決NGを返送することで権威DNSサーバにおいて無効な問合せによる負荷が生じないようにすることができる。
"DNS Prefetching"、[online]、[平成25年8月14日検索]、インターネット<http://www.chromium.org/developers/design-documents/dns-prefetching>
しかしながら、従来の技術では、ネガティブキャッシュを保存する期間が一定であるため、適切な期間だけネガティブキャッシュを保存することができないという課題があった。また、ネガティブキャッシュを保存する期間が一定であるため、ネガティブキャッシュが用いられない場合には、メモリが一定期間無駄に占有されてしまうという課題があった。
例えば、近年Webブラウザ等のプリフェッチ機能により、キャッシュDNSサーバへのDNSクエリ数が増大しており、検索バーやアドレスバーにユーザが入力する際、入力途中のワードに対して自動的にプリフェッチし、DNSクエリを送信する場合がある。このような入力途中のワードを元にプリフェッチ機能により送信されたDNSクエリは、存在しないドメインへの問合せであることがほとんどで、多くが無効なクエリになっている。そのため、今後プリフェッチをするブラウザが普及するに比例して、無効なクエリも増大していくものと考えられる。
そこで、この発明は、適切な期間だけネガティブキャッシュを保存することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、名前解決システムは、DNS(Domain Name System)クライアント装置と、権威DNSサーバ装置と、前記DNSクライアント装置と前記権威DNSサーバ装置との間に設けられたキャッシュDNSサーバ装置とを備えた名前解決システムであって、前記権威DNSサーバ装置は、ドメイン名ごとに、DNSクエリ要求に応答するための応答情報を記憶する記憶部と、前記DNSクエリ要求を受信し、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が前記記憶部に記憶されていない場合には、名前解決できない旨の応答を前記キャッシュDNSサーバ装置に送信する応答送信部と、を備え、前記キャッシュDNSサーバ装置は、前記DNSクライアント装置からDNSクエリ要求を受信する受信部と、前記DNSクエリ要求を受信した場合に、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が名前解決できないドメイン名としてキャッシュ記憶部に記憶されているか否かを判定する判定部と、前記判定部によって前記DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が前記キャッシュ記憶部に記憶されていないと判定された場合には、該DNSクエリ要求を前記権威DNSサーバ装置に送信する要求送信部と、前記権威DNSサーバ装置から前記名前解決できない旨の応答を受信した場合には、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名をキャッシュするキャッシュ期間を決定する決定部と、前記権威DNSサーバ装置から前記名前解決できない旨の応答を受信した場合には、前記DNSクエリ要求に含まれるドメイン名を名前解決できないドメイン名として前記キャッシュ記憶部に格納するとともに、該ドメイン名に対応付けて前記決定部によって決定されたキャッシュ期間を前記キャッシュ記憶部に格納する格納部と、前記判定部によって前記DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が前記キャッシュ記憶部に記憶されていると判定された場合には、前記キャッシュ記憶部に記憶された該ドメイン名に対応する前記キャッシュ期間を延長する設定部と、を備えたことを特徴とする。
また、キャッシュ制御方法は、DNS(Domain Name System)クライアント装置と、権威DNSサーバ装置と、前記DNSクライアント装置と前記権威DNSサーバ装置との間に設けられたキャッシュDNSサーバ装置とを備えた名前解決システムによって実行されるキャッシュ制御方法であって、前記権威DNSサーバ装置は、ドメイン名ごとに、DNSクエリ要求に応答するための応答情報を記憶する記憶部を備え、前記キャッシュDNSサーバ装置が、前記DNSクライアント装置からDNSクエリ要求を受信する受信工程と、前記キャッシュDNSサーバ装置が、前記DNSクエリ要求を受信した場合に、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が名前解決できないドメイン名としてキャッシュ記憶部に記憶されているか否かを判定する判定工程と、前記キャッシュDNSサーバ装置が、前記判定工程によって前記DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が前記キャッシュ記憶部に記憶されていないと判定された場合には、該DNSクエリ要求を前記権威DNSサーバ装置に送信する要求送信工程と、前記権威DNSサーバ装置が、前記DNSクエリ要求を受信し、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が前記記憶部に記憶されていない場合には、名前解決できない旨の応答を前記キャッシュDNSサーバ装置に送信する応答送信工程と、前記キャッシュDNSサーバ装置が、前記権威DNSサーバ装置から前記名前解決できない旨の応答を受信した場合には、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名をキャッシュするキャッシュ期間を決定する決定工程と、前記キャッシュDNSサーバ装置が、前記権威DNSサーバ装置から前記名前解決できない旨の応答を受信した場合には、前記DNSクエリ要求に含まれるドメイン名を名前解決できないドメイン名として前記キャッシュ記憶部に格納するとともに、該ドメイン名に対応付けて前記決定工程によって決定されたキャッシュ期間を前記キャッシュ記憶部に格納する格納工程と、前記キャッシュDNSサーバ装置が、前記判定工程によって前記DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が前記キャッシュ記憶部に記憶されていると判定された場合には、前記キャッシュ記憶部に記憶された該ドメイン名に対応する前記キャッシュ期間を延長する設定工程と、を含んだことを特徴とする。
本願に開示する名前解決システム及びキャッシュ制御方法は、適切な期間だけネガティブキャッシュを保存することが可能である。
図1は、第一の実施形態に係るDNSサーバクライアントシステムの構成の一例を示す図である。 図2は、第一の実施形態に係る権威DNSサーバの構成を示すブロック図である。 図3は、第一の実施形態に係る権威DNSサーバの応答情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図4は、第一の実施形態に係るキャッシュDNSサーバの構成を示すブロック図である。 図5は、第一の実施形態に係るキャッシュDNSサーバのDNSキャッシュ情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図6は、ネガティブキャッシュTTLを延長する処理を説明する図である。 図7は、最初の問い合わせ時にネガティブキャッシュTTLを設定する処理を説明する図である。 図8は、SOAレコードのネガティブキャッシュTTLを超えた場合にネガティブキャッシュTTLを設定する処理を説明する図である。 図9は、第一の実施形態に係るキャッシュDNSサーバにおけるキャッシュ制御処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図10は、キャッシュ制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下に図面を参照して、この発明に係る名前解決システム及びキャッシュ制御方法の実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[第一の実施形態]
以下の実施形態では、第一の実施形態に係る名前解決システム及びキャッシュ制御方法による処理の流れを順に説明し、最後に第一の実施形態による効果を説明する。
[システムの構成]
まず、第一の実施形態に係るDNSサーバクライアントシステム100の構成の一例を説明する。図1は、第一の実施形態に係るDNSサーバクライアントシステムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、DNSサーバクライアントシステム100は、名前解決システムであって、権威DNSサーバ10、キャッシュDNSサーバ20およびユーザ端末30を有する。なお、図1のシステムの例では、権威DNSサーバ10、キャッシュDNSサーバ20およびユーザ端末30について1台ずつ設けているが、これに限定されるものではなく、複数台を設けてもよい。
権威DNSサーバ10は、例えば、ドメイン名とIPアドレスとを対応付けた変換表(リソースレコードファイル)を管理している。また、権威DNSサーバ10は、階層的な木構造を有する名前空間の中にある特定のゾーンを管理している。そして、権威DNSサーバ10は、キャッシュDNSサーバ20からDNSクエリ要求を受信すると、変換表から対応するリソースレコードを検索し、検索結果としてのリソースレコードをDNSクエリ応答としてキャッシュDNSサーバ20に返信する。
キャッシュDNSサーバ20は、例えば、ドメイン名とIPアドレスとを対応付けた変換表(リソースレコード)がキャッシュされたキャッシュメモリを有する。そして、キャッシュDNSサーバ20は、ユーザ端末30からクエリ要求を受信すると、クエリ要求に対応するリソースレコードがキャッシュされているか否かを判定する。この結果、キャッシュDNSサーバ20は、クエリ要求に対応するリソースレコードがキャッシュされている場合には、キャッシュされているリソースレコードをDNSクエリ応答として、ユーザ端末30に返信する。また、キャッシュDNSサーバ20は、クエリ要求に対応するリソースレコードがキャッシュされていない場合には、権威DNSサーバ10に対してDNSクエリ要求を送信する。
ユーザ端末30は、ユーザが利用するDNSクライアント装置である。例えば、ユーザ端末30は、ユーザによってドメイン名が入力された場合に、入力されたドメイン名に対応するIPアドレスを問い合わせるDNSクエリ要求をキャッシュDNSサーバ20に送信する。また、ユーザ端末30は、キャッシュDNSサーバ20からDNSクエリ応答を受信した場合に、受信したDNSクエリ応答に含まれているIPアドレスを用いて目的のサーバ装置と通信を行う。
[権威DNSサーバの構成]
次に、図2を用いて、図1に示した権威DNSサーバ10の構成を説明する。図2は、第一の実施形態に係る権威DNSサーバの構成を示すブロック図である。図2に示すように、権威DNSサーバ10は、通信処理部11、制御部12および記憶部13を有する。
通信処理部11は、接続されるキャッシュDNSサーバ20との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。例えば、通信処理部11は、キャッシュDNSサーバ20からDNSクエリ要求を受信し、DNSクエリ要求に対するDNSクエリ応答をキャッシュDNSサーバ20に送信する。
記憶部13は、図2に示すように、応答情報記憶部13aを有する。記憶部13は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置などである。
応答情報記憶部13aは、ドメイン名ごとに、DNSクエリ要求に応答するための応答情報を記憶する。具体的には、応答情報記憶部13aは、ドメイン名とIPアドレスとを対応付けて記憶するとともに、ネガティブキャッシュTTL等の情報を記憶する。
図3は、第一の実施形態に係る権威DNSサーバの応答情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。ここで、権威DNSサーバ10は、example.comゾーンに関する情報を記憶しているものとする。図3に示すように、応答情報記憶部13aは、ホストのIPアドレスが設定された「Aレコード(Address Record)」、ドメインのDNSサーバ名を指定する「NSレコード(Name Server record)」を記憶する。
また、応答情報記憶部13aは、example.comゾーンに関するオーソリティ情報が規定された「SOAレコード」において、ドメインのDNSサーバ名「tacom.example.com」、ドメイン管理者のメールアドレス「nic.example.com」を記憶する。また、応答情報記憶部13aは、「SOAレコード」において、シリアル番号(Serial)「2013022501」、更新間隔(refresh)「10800」、転送再試行時間(retry)「3600」、レコード有効時間(expire)「864000」、ネガティブキャッシュTTL(Negative Cache TTL)「86400」を記憶する。図3に示すように、「Aレコード」および「NSレコード」ともに、ネガティブキャッシュTTLとして、「86400」秒が設定されている。
図2に戻って、制御部12は、DNSクエリ応答送信部12aを有する。ここで、制御部12は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路やASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路である。
DNSクエリ応答送信部12aは、DNSクエリ要求を受信し、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が応答情報記憶部13aに記憶されていない場合には、名前解決できない旨の応答をキャッシュDNSサーバ20に送信する。
具体的には、DNSクエリ応答送信部12aは、キャッシュDNSサーバ20から受信したDNSクエリ要求に対応するドメイン名の応答情報を応答情報記憶部13aから検索する。そして、DNSクエリ応答送信部12aは、DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が応答情報記憶部13aに記憶されている場合には、ドメイン名に対応する応答情報を取得する。その後、DNSクエリ応答送信部12aは、取得した応答情報を含めたDNSクエリ応答を、キャッシュDNSサーバ20に送信する。例えば、DNSクエリ応答送信部12aは、応答情報としての「Name」、「Type」及び「RDATA」等を含めたDNSクエリ応答をキャッシュDNSサーバ20に送信する。
また、DNSクエリ応答送信部12aは、DNSクエリ要求を受信し、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が応答情報記憶部13aに記憶されていない場合には、名前解決できない旨の応答にNegative Cache TTLを含めてキャッシュDNSサーバ20に送信する。例えば、DNSクエリ応答送信部12aは、DNSクエリ要求をキャッシュDNSサーバ20から受信し、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が応答情報記憶部13aに記憶されていない場合には、名前解決できない旨の応答であるNXDOMAIN応答にNegative Cache TTL「86400」を含めてキャッシュDNSサーバ20に送信する。
[キャッシュDNSサーバの構成]
次に、キャッシュDNSサーバ20の構成について、図4を用いて説明する。図4は、第1の実施形態に係るキャッシュDNSサーバ20の構成の一例を示す図である。例えば、キャッシュDNSサーバ20は、図4に示すように、通信処理部21、制御部22および記憶部23を有する。
通信処理部21は、接続される権威DNSサーバ10およびユーザ端末30との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。例えば、通信処理部21は、権威DNSサーバ10にDNSクエリ要求を送信し、DNSクエリ要求に対するDNSクエリ応答を権威DNSサーバ10から受信する。また、通信処理部21は、ユーザ端末30からDNSクエリ要求を受信し、DNSクエリ要求に対するDNSクエリ応答をユーザ端末30に送信する。
記憶部23は、図4に示すように、DNSキャッシュ情報記憶部23aを有する。記憶部23は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置などである。
DNSキャッシュ情報記憶部23aは、後述する制御部22によって格納されるネガティブキャッシュ情報を記憶する。具体的には、DNSキャッシュ情報記憶部23aは、図5に示すように、ドメイン名ごとに、現在のネガティブキャッシュTTLの値を示す「TTL」と、ネガティブキャッシュTTLの上限値として使用される「SOAレコードのネガティブキャッシュTTL」と、DNSクエリ要求のたびに増加するネガティブキャッシュTTLの値である「変数」とを対応付けて記憶する。図5は、第一の実施形態に係るキャッシュDNSサーバのDNSキャッシュ情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
図5の例を挙げて説明すると、DNSキャッシュ情報記憶部23aは、ドメイン名「example.com」に対応付けてTTL「800」、SOAレコードのネガティブキャッシュTTL「86400」および変数「864」を記憶する。
図4に戻って、制御部22は、受信部22a、判定部22b、要求送信部22c、決定部22d、格納部22e、削除部22f、設定部22gおよび応答送信部22hを有する。ここで、制御部22は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路やASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路である。
受信部22aは、ユーザ端末30からDNSクエリ要求を受信する。具体的には、受信部22aは、ユーザ端末30からDNSクエリ要求を受信すると、該DNSクエリ要求を判定部22bに通知する。
判定部22bは、DNSクエリ要求を受信した場合に、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が名前解決できないドメイン名としてDNSキャッシュ情報記憶部23aに記憶されているか否かを判定する。
要求送信部22cは、判定部22bによってDNSクエリ要求に含まれるドメイン名がDNSキャッシュ情報記憶部23aに記憶されていないと判定された場合には、該DNSクエリ要求を権威DNSサーバ10に送信する。
決定部22dは、権威DNSサーバ10から名前解決できない旨の応答を受信した場合には、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名をキャッシュするキャッシュ期間であるネガティブキャッシュTTLを決定する。例えば、決定部22dは、権威DNSサーバ10から名前解決できない旨の応答であるNXDOMAIN応答を受信した場合には、初期値として、SOAレコードのネガティブキャッシュTTLの値の100分の1の値を設定する。なお、初期値は、固定値であってもよいが、その初期値がSOAレコードのネガティブキャッシュTTLよりも大きい場合には、TTLにはSOAレコードのネガティブキャッシュTTLとして決定する。
格納部22eは、権威DNSサーバ10から名前解決できない旨の応答を受信した場合には、DNSクエリ要求に含まれるドメイン名を名前解決できないドメイン名としてDNSキャッシュ情報記憶部23aに格納するとともに、該ドメイン名に対応付けて決定部22dによって決定されたネガティブキャッシュTTLをDNSキャッシュ情報記憶部23aに格納する。
削除部22fは、ネガティブキャッシュのキャッシュ期間が終了した場合には、該キャッシュ期間に対応するドメイン名をDNSキャッシュ情報記憶部23aから削除する。具体的には、削除部22fは、ネガティブキャッシュTTLの値が0になったか否かを判定し、ネガティブキャッシュTTLの値が0になったと判定した場合には、該キャッシュ期間に対応するドメイン名をDNSキャッシュ情報記憶部23aから削除する。
設定部22gは、判定部22によってDNSクエリ要求に含まれるドメイン名がDNSキャッシュ情報記憶部23aに記憶されていると判定された場合には、DNSキャッシュ情報記憶部23aに記憶された該ドメイン名に対応するネガティブキャッシュTTLを延長する。
具体的には、設定部22gは、受信部22aによってDNSキャッシュ情報記憶部23aに記憶された名前解決できないドメイン名を含むDNSクエリ要求を受信するたびに、決定部22dによって決定されたキャッシュ期間を基に延長する期間を決定し、DNSキャッシュ情報記憶部23aに記憶されたキャッシュ期間に延長する期間を加算したキャッシュ期間を設定する。
また、設定部22gは、受信部22aによってDNSキャッシュ情報記憶部23aに記憶された名前解決できないドメイン名を含むDNSクエリ要求を受信するたびに、決定部22dによって決定されたキャッシュ期間を基に延長する期間の2倍の期間を算出し、該算出した期間をキャッシュ期間としてDNSキャッシュ情報記憶部23aに設定する。
また、設定部22gは、受信部22aによってDNSキャッシュ情報記憶部23aに記憶された名前解決できないドメイン名を含むDNSクエリ要求を受信するたびに、決定部22dによって決定されたキャッシュ期間を基に延長する期間を決定し、該決定した期間が権威DNSサーバ10により予め定められた期間であるSOAレコードのネガティブキャッシュTTLよりも長いか判定し、該予め定められた期間よりも長いと判定した場合には、該予め定められた期間をネガティブキャッシュTTLとしてDNSキャッシュ情報記憶部23aに設定する。
ここで、図6を用いてネガティブキャッシュTTLの延長について具体例を挙げて説明する。図6は、ネガティブキャッシュTTLを延長する処理を説明する図である。なお、図6の例では、SOAレコードのネガティブキャッシュTTLが200秒であるものとする。図6に例示するように、キャッシュDNSサーバ20は、最初のネガティブキャッシュTTL「100」を変数として保持しており、最初のDNSクエリ要求(図6では、「1発目のクエリ)と記載)を受信した場合には、ネガティブキャッシュTTLに100秒を設定する。
そして、キャッシュDNSサーバ20は、図6に例示するように、40秒経過後に2発目のクエリを受信した場合には、この時点において、ネガティブキャッシュTTLが60秒まで減少している。そして、キャッシュDNSサーバ20は、直前の変数の値「100」に予め設定された係数「2」を乗算する「100×2=200」を計算し、変数の増加分として、100秒をネガティブキャッシュTTLの値に追加する。つまり、現状のネガティブキャッシュTTL「60」秒に追加分の「100」秒を加算することで、ネガティブキャッシュTTLの値が「160」秒となる。
そして、キャッシュDNSサーバ20は、図6に例示するように、100秒経過後に3発目のクエリを受信した場合には、直前の変数の値「200」に予め設定された係数「2」を乗算する「200×2=400」を計算する。ここで、計算された変数「400」秒は、SOAレコードのネガティブキャッシュTTLである「200」秒を超えてしまうため、TTLの追加を行わない。
応答送信部22hは、権威DNSサーバ10から受信したDNSクエリ応答に基づいて、DNSクエリ要求を送信したDNSクライアント装置であるユーザ端末30に対してDNSクエリ応答を送信する。例えば、応答送信部22hは、権威DNSサーバ10から受信したDNSクエリ応答に含まれるドメイン名が名前解決できないドメイン名である場合には、NXDOMAIN応答をユーザ端末30に送信する。
ここで図7、図8を用いて、第一の実施形態に係るDNSサーバクライアントシステム100において、問い合わせ時にネガティブキャッシュTTLを設定する処理を説明する。図7は、最初の問い合わせ時にネガティブキャッシュTTLを設定する処理を説明する図である。図7に例示するように、キャッシュDNSサーバ20は、DNSクエリ要求として、ドメイン名「www2.example.com」のAレコードの問い合わせをユーザ端末30から受信し(ステップS1)、ドメイン名「www2.example.com」に関する情報がキャッシュされていない場合には、該DNSクエリ要求を権威DNSサーバ10に送信する(ステップS2)。
そして、権威DNSサーバ10は、問い合わされたドメイン名「www2.example.com」が応答情報記憶部13aに存在しない場合には、名前解決できない旨の応答であるNXDOMAIN応答にSOAのネガティブキャッシュTTL「86400」を含めてキャッシュDNSサーバ20に送信する(ステップS3)。
続いて、キャッシュDNSサーバ20は、DNSキャッシュ情報記憶部23aにSOAのネガティブキャッシュTTL「86400」を格納する。また、キャッシュDNSサーバ20は、初期の変数について、SOAのネガティブキャッシュTTLの「1/100」と規定されており、86400の1/100である「864」を変数としてDNSキャッシュ情報記憶部23aに格納する。
その後、キャッシュDNSサーバ20は、NXDOMAIN応答をユーザ端末30に送信する(ステップS4)。ここで、ユーザ端末30への応答には、権威DNSサーバ10から受信したSOAのネガティブキャッシュTTL「86400」を送信するものとする。
そして、キャッシュDNSサーバ20は、NXDOMAIN応答を送信してから864秒以内(例えば、10秒後)にドメイン名「www2.example.com」のAレコードの問い合わせをユーザ端末30から受信する(ステップS5)。この場合には、キャッシュDNSサーバ20は、その時点の変数「864」を2倍した「1728」を変数として設定し、その時点のネガティブキャッシュTTL「854」に変数の増加分である「864」を加算した「1718」を新しいネガティブキャッシュTTLとして設定し、NXDOMAIN応答をユーザ端末30に送信する(ステップS6)。
図8は、SOAレコードのネガティブキャッシュTTLを超えた場合にネガティブキャッシュTTLを設定する処理を説明する図である。図8に示すように、キャッシュDNSサーバ20は、変数が「55296」となっている。つまり、図7においてネガティブキャッシュTTLを設定した後、キャッシュDNSサーバ20が、ドメイン名「www2.example.com」のAレコードの問い合わせを6回受信し、初期の変数「864」を2倍する処理を6回行った結果、変数が「55296」となっている。そして、ネガティブキャッシュTTLを最初に設定してから100秒が経過して現時点のネガティブキャッシュTTLが「55196」となっているものとする。
このような状況において、キャッシュDNSサーバ20は、ドメイン名「www2.example.com」のAレコードの問い合わせをユーザ端末30から受信する(ステップS11)。この場合に、キャッシュDNSサーバ20は、その時点の変数「55296」を2倍した「110592」がSOAのネガティブキャッシュTTL「86400」を超えるため、変数にはSOAのネガティブキャッシュTTL「86400」から100を減算した「86300」を設定し(ネガティブキャッシュTTLを最初に設定してから100秒が経過しているため)、NXDOMAIN応答をユーザ端末30に送信する(ステップS12)。
[キャッシュDNSサーバによる処理]
次に、図9を用いて、第一の実施形態に係るキャッシュDNSサーバ20による処理を説明する。図9は、第一の実施形態に係るキャッシュDNSサーバにおけるキャッシュ制御処理の流れを説明するためのフローチャートである。
図9に示すように、キャッシュDNSサーバ20は、キャッシュDNSサーバ20の受信部22aがユーザ端末30から名前解決の問い合わせとしてDNSクエリ要求を受信すると(ステップS101)、該DNSクエリ要求に含まれるデータがキャッシュに格納されているか否かを判定する(ステップS102)。
そして、要求送信部22cは、DNSクエリ要求に含まれるデータがキャッシュに格納されていないと判定された場合には(ステップS102否定)、該DNSクエリ要求を権威DNSサーバ10に送信する(ステップS103)。
その後、決定部22dは、DNSクエリ応答を受信すると(ステップS104)、DNSクエリ応答がNXDOMAIN応答であるか否かを判定する(ステップS105)。この結果、決定部22dがDNSクエリ応答がNXDOMAIN応答でない場合には(ステップS105否定)、キャッシュDNSサーバ20は、通常のキャッシュを用いたDNSクエリ応答処理を実施する(ステップS114)。つまり、問い合わせのあったドメイン名が権威DNSサーバ10の応答情報記憶部13aに記憶されていた場合には、キャッシュDNSサーバ20は、従来のDNSと同様の処理を行う。
また、決定部22dは、DNSクエリ応答がNXDOMAIN応答である場合には(ステップS105肯定)、ネガティブキャッシュTTLの値に初期値を設定する(ステップS106)。例えば、決定部22dは、SOAレコードのネガティブキャッシュTTLの値の100分の1の値を設定する。
そして、格納部22eは、名前解決できないドメイン名およびネガティブキャッシュTTLに関する情報をDNSキャッシュ情報記憶部23aに格納する(ステップS107)。ここで、ネガティブキャッシュTTLに関する情報とは、図5に例示する「TTL」、「SOAレコードのネガティブキャッシュTTL」、「変数」のことである。
そして、応答送信部22hは、DNSクエリ要求を送信したユーザ端末30に対してDNSクエリ応答を送信し(ステップS108)、処理を終了する。また、ステップS102の処理に戻って、キャッシュDNSサーバ20は、DNSクエリ要求に含まれるデータがキャッシュに格納されていると判定された場合には(ステップS102否定)、ネガティブキャッシュとして格納されているかを判定する(ステップS109)。
この結果、ネガティブキャッシュとして格納されていないと判定した場合には(ステップS109否定)、設定部22gは、キャッシュDNSサーバ20は、通常のキャッシュを用いたDNSクエリ応答処理を実施する(ステップS114)。また、ネガティブキャッシュとして格納されている場合には(ステップS109肯定)、設定部22gは、直前のネガティブキャッシュTTLの値にネガティブキャッシュTTLの増加分を加算する(ステップS110)。
そして、設定部22gは、加算したネガティブキャッシュTTLの値がSOAのネガティブキャッシュTTLを超えたかを判定する(ステップS111)。この結果、設定部22gは、加算したネガティブキャッシュTTLの値がSOAレコードのネガティブキャッシュTTLを超えていないと判定した場合には(ステップS111否定)、加算したネガティブキャッシュTTLを設定する(ステップS112)。そして、応答送信部22hは、DNSクエリ要求を送信したユーザ端末30に対してDNSクエリ応答を送信し(ステップS108)、処理を終了する。
また、設定部22gは、加算したネガティブキャッシュTTLの値がSOAのネガティブキャッシュTTLを超えていると判定した場合には(ステップS111肯定)、SOAレコードのネガティブキャッシュTTLを設定し(ステップS113)、そして、応答送信部22hは、DNSクエリ要求を送信したユーザ端末30に対してDNSクエリ応答を送信し(ステップS108)、処理を終了する。
[第一の実施形態の効果]
上述してきたように、第一の実施形態にかかるDNSサーバクライアントシステム100では、キャッシュDNSサーバ20が、ユーザ端末30からDNSクエリ要求を受信する。そして、キャッシュDNSサーバ20が、DNSクエリ要求を受信した場合に、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が名前解決できないドメイン名としてDNSキャッシュ情報記憶部23aに記憶されているか否かを判定する。そして、キャッシュDNSサーバ20が、DNSクエリ要求に含まれるドメイン名がDNSキャッシュ情報記憶部23aに記憶されていないと判定された場合には、該DNSクエリ要求を権威DNSサーバ10に送信する。続いて、権威DNSサーバ10が、DNSクエリ要求を受信し、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が応答情報記憶部13aに記憶されていない場合には、名前解決できない旨の応答をキャッシュDNSサーバ20に送信する。そして、権威DNSサーバ10から名前解決できない旨の応答を受信した場合には、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名をキャッシュするキャッシュ期間を決定する。そして、キャッシュDNSサーバ20が、権威DNSサーバ10から名前解決できない旨の応答を受信した場合には、DNSクエリ要求に含まれるドメイン名を名前解決できないドメイン名としてDNSキャッシュ情報記憶部23aに格納するとともに、該ドメイン名に対応付けて決定されたキャッシュ期間をDNSキャッシュ情報記憶部23aに格納する。そして、キャッシュDNSサーバ20が、DNSクエリ要求に含まれるドメイン名がDNSキャッシュ情報記憶部23aに記憶されていると判定された場合には、DNSキャッシュ情報記憶部23aに記憶された該ドメイン名に対応するキャッシュ期間を延長する。
例えば、最初のネガティブキャッシュTTLを小さな値とし、同一の無効な問合せが到着するごとに、ネガティブキャッシュTTLを暫増させることで、ネガティブキャッシュによる使用メモリを効率化する。つまり、1回しか問合せのないドメイン名に対応するネガティブキャッシュTTLを短くしておき、複数回問合せのあるドメイン名に対応するネガティブキャッシュTTLはその都度長くしていく。これにより、適切な期間だけネガティブキャッシュを保存することが可能である。
[システム構成等]
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、受信部22aと判定部22bとを統合してもよい。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
[プログラム]
また、上記実施形態において説明したDNSサーバクライアントシステム100における各装置が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。例えば、第一の実施形態に係るDNSサーバクライアントシステム100における各装置が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したキャッシュ制御プログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータがキャッシュ制御プログラムを実行することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、かかるキャッシュ制御プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたキャッシュ制御プログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記第一の実施形態と同様の処理を実現してもよい。
図10は、キャッシュ制御プログラムを実行するコンピュータ1000を示す図である。図10に例示するように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有し、これらの各部はバス1080によって接続される。
メモリ1010は、図10に例示するように、ROM(Read Only Memory)1011及びRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、図10に例示するように、ハードディスクドライブ1031に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、図10に例示するように、ディスクドライブ1041に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1041に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、図10に例示するように、例えばマウス1051、キーボード1052に接続される。ビデオアダプタ1060は、図10に例示するように、例えばディスプレイ1061に接続される。
ここで、図10に例示するように、ハードディスクドライブ1031は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、上記のキャッシュ制御プログラムは、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュールとして、例えばハードディスクドライブ1031に記憶される。
また、上記実施形態で説明した各種データは、プログラムデータとして、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1031に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1031に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出し、各種処理手順を実行する。
なお、キャッシュ制御プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1031に記憶される場合に限られず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、キャッシュ制御プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
10 権威DNSサーバ
11 通信処理部
12 制御部
12a DNSクエリ応答送信部
13 記憶部
13a 応答情報記憶部
20 キャッシュDNSサーバ
21 通信処理部
22 制御部
22a 受信部
22b 判定部
22c 要求送信部
22d 決定部
22e 格納部
22f 削除部
22g 設定部
22h 応答送信部
23 記憶部
23a DNSキャッシュ情報記憶部
30 ユーザ端末
100 DNSサーバクライアントシステム

Claims (7)

  1. DNS(Domain Name System)クライアント装置と、権威DNSサーバ装置と、前記DNSクライアント装置と前記権威DNSサーバ装置との間に設けられたキャッシュDNSサーバ装置とを備えた名前解決システムであって、
    前記権威DNSサーバ装置は、
    ドメイン名ごとに、DNSクエリ要求に応答するための応答情報を記憶する記憶部と、
    前記DNSクエリ要求を受信し、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が前記記憶部に記憶されていない場合には、名前解決できない旨の応答を前記キャッシュDNSサーバ装置に送信する応答送信部と、
    を備え、
    前記キャッシュDNSサーバ装置は、
    前記DNSクライアント装置からDNSクエリ要求を受信する受信部と、
    前記DNSクエリ要求を受信した場合に、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が名前解決できないドメイン名としてキャッシュ記憶部に記憶されているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が前記キャッシュ記憶部に記憶されていないと判定された場合には、該DNSクエリ要求を前記権威DNSサーバ装置に送信する要求送信部と、
    前記権威DNSサーバ装置から前記名前解決できない旨の応答を受信した場合には、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名をキャッシュするキャッシュ期間を決定する決定部と、
    前記権威DNSサーバ装置から前記名前解決できない旨の応答を受信した場合には、前記DNSクエリ要求に含まれるドメイン名を名前解決できないドメイン名として前記キャッシュ記憶部に格納するとともに、該ドメイン名に対応付けて前記決定部によって決定されたキャッシュ期間を前記キャッシュ記憶部に格納する格納部と、
    前記判定部によって前記DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が前記キャッシュ記憶部に記憶されていると判定された場合には、前記キャッシュ記憶部に記憶された該ドメイン名に対応する前記キャッシュ期間を延長する設定部と、
    を備えたことを特徴とする名前解決システム。
  2. 前記設定部は、前記受信部によって前記キャッシュ記憶部に記憶された名前解決できないドメイン名を含む前記DNSクエリ要求を受信するたびに、前記決定部によって決定されたキャッシュ期間を基に延長する期間を決定し、前記キャッシュ記憶部に記憶されたキャッシュ期間に延長する期間を加算したキャッシュ期間を設定することを特徴とする請求項1に記載の名前解決システム。
  3. 前記設定部は、前記受信部によって前記キャッシュ記憶部に記憶された名前解決できないドメイン名を含む前記DNSクエリ要求を受信するたびに、直前に設定されたキャッシュ期間に事前に設定した係数を掛けた期間を算出し、該算出した期間を前記キャッシュ期間として前記キャッシュ記憶部に設定することを特徴とする請求項1または2に記載の名前解決システム。
  4. 前記設定部は、前記受信部によって前記キャッシュ記憶部に記憶された名前解決できないドメイン名を含む前記DNSクエリ要求を受信するたびに、前記決定部によって決定されたキャッシュ期間を基に延長する期間を決定し、該決定した期間が前記権威DNSサーバ装置により予め定められた期間よりも長いか判定し、該予め定められた期間よりも長いと判定した場合には、該予め定められた期間を前記キャッシュ期間として前記キャッシュ記憶部に設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の名前解決システム。
  5. 前記応答送信部は、名前解決できない旨の応答として、NXDOMAIN応答を前記キャッシュDNSサーバ装置に送信し、
    前記決定部は、前記権威DNSサーバ装置から前記名前解決できない旨の応答として、前記NXDOMAIN応答を受信した場合には、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名をキャッシュするキャッシュ期間を決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の名前解決システム。
  6. 前記キャッシュ期間が終了した場合には、該キャッシュ期間に対応するドメイン名を前記キャッシュ記憶部から削除する削除部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の名前解決システム。
  7. DNS(Domain Name System)クライアント装置と、権威DNSサーバ装置と、前記DNSクライアント装置と前記権威DNSサーバ装置との間に設けられたキャッシュDNSサーバ装置とを備えた名前解決システムによって実行されるキャッシュ制御方法であって、
    前記権威DNSサーバ装置は、ドメイン名ごとに、DNSクエリ要求に応答するための応答情報を記憶する記憶部を備え、
    前記キャッシュDNSサーバ装置が、前記DNSクライアント装置からDNSクエリ要求を受信する受信工程と、
    前記キャッシュDNSサーバ装置が、前記DNSクエリ要求を受信した場合に、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が名前解決できないドメイン名としてキャッシュ記憶部に記憶されているか否かを判定する判定工程と、
    前記キャッシュDNSサーバ装置が、前記判定工程によって前記DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が前記キャッシュ記憶部に記憶されていないと判定された場合には、該DNSクエリ要求を前記権威DNSサーバ装置に送信する要求送信工程と、
    前記権威DNSサーバ装置が、前記DNSクエリ要求を受信し、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が前記記憶部に記憶されていない場合には、名前解決できない旨の応答を前記キャッシュDNSサーバ装置に送信する応答送信工程と、
    前記キャッシュDNSサーバ装置が、前記権威DNSサーバ装置から前記名前解決できない旨の応答を受信した場合には、該DNSクエリ要求に含まれるドメイン名をキャッシュするキャッシュ期間を決定する決定工程と、
    前記キャッシュDNSサーバ装置が、前記権威DNSサーバ装置から前記名前解決できない旨の応答を受信した場合には、前記DNSクエリ要求に含まれるドメイン名を名前解決できないドメイン名として前記キャッシュ記憶部に格納するとともに、該ドメイン名に対応付けて前記決定工程によって決定されたキャッシュ期間を前記キャッシュ記憶部に格納する格納工程と、
    前記キャッシュDNSサーバ装置が、前記判定工程によって前記DNSクエリ要求に含まれるドメイン名が前記キャッシュ記憶部に記憶されていると判定された場合には、前記キャッシュ記憶部に記憶された該ドメイン名に対応する前記キャッシュ期間を延長する設定工程と、
    を含んだことを特徴とするキャッシュ制御方法。
JP2013171679A 2013-08-21 2013-08-21 名前解決システム及びキャッシュ制御方法 Active JP6058503B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013171679A JP6058503B2 (ja) 2013-08-21 2013-08-21 名前解決システム及びキャッシュ制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013171679A JP6058503B2 (ja) 2013-08-21 2013-08-21 名前解決システム及びキャッシュ制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015041870A JP2015041870A (ja) 2015-03-02
JP6058503B2 true JP6058503B2 (ja) 2017-01-11

Family

ID=52695803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013171679A Active JP6058503B2 (ja) 2013-08-21 2013-08-21 名前解決システム及びキャッシュ制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6058503B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6339538B2 (ja) * 2015-08-06 2018-06-06 日本電信電話株式会社 権威dnsサーバ装置、dnsクエリ処理方法およびdnsクエリ処理プログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006191468A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd パケット中継方法及びパケット中継装置
US8935428B2 (en) * 2009-06-24 2015-01-13 Broadcom Corporation Fault tolerance approaches for DNS server failures
JP5842128B2 (ja) * 2011-07-19 2016-01-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信システム、機器通信サーバ、クライアント機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015041870A (ja) 2015-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11909639B2 (en) Request routing based on class
US10757068B2 (en) Enhanced domain name translation in content delivery networks
JP6410280B2 (ja) ウェブサイト・アクセス方法、装置、およびウェブサイト・システム
JP5404766B2 (ja) ルーティングをリクエストするための方法とシステム
US9800539B2 (en) Request routing management based on network components
US9160703B2 (en) Request routing management based on network components
JP5646451B2 (ja) コンテンツ管理するための方法とシステム
JP5828760B2 (ja) キャッシュを最適化するための方法とシステム
US8239571B2 (en) Request routing using network computing components
US11044262B2 (en) Method, apparatus and system for anti-attacking in domain name system (DNS)
JP7056893B2 (ja) アプリケーションプログラミングインタフェースapi要求を伝送するための方法、装置、apiゲートウェイ、及びプログラム
US20080320003A1 (en) Scaling network services using dns
WO2021007752A1 (zh) 内容分发网络中的回源方法及相关装置
US11323414B2 (en) Managing domain name system (DNS) record cache across multiple DNS servers using multicast communication
EP3066577B1 (en) Content node selection using network performance profiles
WO2015039475A1 (zh) 一种域名解析方法、服务器及系统
CN108494870B (zh) 基于cdn的动态数据加载方法及装置
JP6734804B2 (ja) キャッシュサーバおよびキャッシュ方法
JP6058503B2 (ja) 名前解決システム及びキャッシュ制御方法
KR101524733B1 (ko) Ip 네트워크를 통해 웹사이트에 접속하는 단말기 및 단말기의 웹사이트 접속 시간 단축 방법
JP2009230662A (ja) ウェブサイト判定装置及びウェブサイト判定プログラム
JP2002358229A (ja) キャッシュ装置及びコンピュータプログラム
JP6782219B2 (ja) データ活用支援装置、データ活用支援システム、及びデータ活用支援方法
JP2017123040A (ja) サーバー装置、分散ファイルシステム、分散ファイルシステム制御方法、および、プログラム
US10659424B2 (en) Determining status of domain name registration

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150715

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20151001

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20151005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6058503

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150