JP6057969B2 - 陰圧操作トレーニング具 - Google Patents

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Description

本発明は、陰圧操作トレーニング具に関する。
例えば、癌の化学療法に関わる薬剤師にとって、抗癌剤の注射器による調製作業を適正に行うスキルは必須と言える。
注射器による抗癌剤の調製作業は、注射器にバイアルやアンプルから薬液を抜取り、注射器のシリンジ内の空気を抜き、他のバイアルに薬液を注入して、注射針を抜針するという一連の流れで行われる。この際、バイアル内を常に陰圧状態に保ちつつバイアルから薬液を吸引又はバイアルに薬液を注入する操作(以下、陰圧操作と言う)を行う必要があった。薬剤師は、正しく陰圧操作が出来るように繰返し練習し陰圧操作を確実に習得しておくのが、薬物汚染のリスクの低減を図る上で望ましい。
陰圧操作を習得するための実習では、注射器の扱いに不慣れな経験の浅い薬剤師、あるいは、薬剤師の卵が注射器を扱う為、例えば、バイアルから注射針を抜く際に薬液が飛散したり、注射器の空気を抜く際に薬液が滴下したりすることがあった。
そこで、無害の実習用薬液を使用する、陰圧操作のトレーニング用教材としての実習キットが提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−205009号公報
陰圧操作を確実に行える薬剤師の育成が急務であり、熟練度の高いベテラン薬剤師が指導者となり、経験の浅い薬剤師、あるいは、薬剤師の卵を指導している。しかし、ベテラン薬剤師は、1人で多数(時として20人〜40人)の実習生を指導しなければならず、ベテラン薬剤師の指導が実習生全員に十分に行き届かないこともあった。実習生は、自分自身が陰圧操作を正しく行えているか判断できず、実習生の技術が向上しないという欠点があった。
そこで、本発明は、陰圧操作の訓練を効率よく行える陰圧操作トレーニング具を提供することを目的とする。
本発明に係る陰圧操作トレーニング具は、バイアルのゴム栓に刺し通してバイアル内の圧力状態を検出するための差込針と、該差込針に取着される圧力検出用チューブと、該圧力検出用チューブを介してバイアル内の圧力状態を検出する圧力センサを備えた圧力検出手段と、所定の設定圧力領域を記憶する設定記憶手段と、上記設定圧力領域と上記圧力検出手段からの圧力情報を比較する比較手段と、上記バイアル内の圧力状態を表示する表示手段とを、有し、さらに、上記バイアル内が陽圧状態となったことを聴覚及び/又は視覚に訴える陽圧報知手段を有し、全体が、携帯可能な一体状のユニットとして構成されているものである。
また、上記バイアル内の圧力変遷を記憶する圧力記憶手段を備え、該圧力記憶手段の圧力変遷情報を取出し可能としたものである。
また、上記設定記憶手段に設定圧力領域を入力するための圧力設定手段を有しているものである。
本発明の陰圧操作トレーニング具によれば、練習者が陰圧操作の練習をする際にバイアル内が陰圧状態に保たれているか耳や目で確認できる。指導者が練習者に付き添っていなくても、1人で、正しく陰圧操作が行えているか判断することができる。従って、多数の練習者が同時に陰圧操作の練習を行える。練習者が、合同実習以外の場でも陰圧操作の練習を行うことができ、いつでも陰圧操作の練習をすることができ、空き時間を有効活用できる。
本発明の実施の一形態を示した斜視図である。 本発明の陰圧操作トレーニング具の使用状態を示した平面図である。 本発明の陰圧操作トレーニング具の使用状態を示した側面図である。 ブロック図である。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図2と図3に示すように、本発明の陰圧操作トレーニング具Zは、使用状態で、練習者Eが手に持っているバイアルBのゴム栓に差込針21を刺し通してバイアルB内の圧力状態を検出し、バイアルB内の圧力状態をケーシング1に設けた表示部3に数値として同時に(リアルタイムで)表示する。
図1に示すように、本発明の陰圧操作トレーニング具は、ケーシング1によって、携帯可能な一体状のユニットとして構成されている。ケーシング1から引き出された可撓管から成る圧力検出用チューブ20の先端取付部20Aに差込針21が取着され、表示部3としての液晶ディスプレイをケーシング1の上面に有している。ケーシング1の側壁には、後述の陽圧報知手段7が発する警報音を通過させるための窓部17と、USBケーブルの端子を差込むための孔部18とを有している。また、チューブ20を介してバイアルB内の圧力状態を検出する圧力センサと、圧力センサからのアナログ信号をデジタル信号に変換する電子回路を有するアナログ・デジタル変換装置を備える圧力検出手段2を内有している。
図4に示すように、圧力検出手段2は、圧力センサによって検出したバイアルB内の圧力状態を、変換装置によってデジタル化して圧力情報Dとし、その圧力情報Dを、比較手段5と表示手段6と圧力記憶手段8に入力する。
表示手段6は、圧力検出手段2からの圧力情報Dを再変換し、数値として表示部3に表示する。使用状態では、表示部3にバイアルB内の圧力状態に対応する数値が(リアルタイムで)表示され、練習者Eは注射器Sを操作しつつバイアルB内部の圧力状態を目で見て確認できる(図2参照)。
比較手段5は、設定記憶手段4から入力された設定圧力領域と、圧力検出手段2から入力された圧力情報Dを比較して、バイアルB内の圧力状態が設定圧力領域のどの状態にあるのかを判定する。設定記憶手段4は、予め所定の設定圧力領域の閾値(数値)が入力されて、記憶装置に記憶している。本発明に於て、所定の設定圧力領域とは、バイアルBの外部圧力(大気圧)に対し、バイアルB内の圧力の差圧が0kPa未満となる状態を「陰圧状態」とし、差圧が0kPa以上になる状態を「陽圧状態」として設定している。なお、設定記憶手段4に設定圧力領域を入力するための圧力設定手段9を有していても良い。圧力設定手段9によって、設定圧力領域の閾値を任意の値に設定することが可能となる。
比較手段5は、バイアルB内の圧力状態が、「陰圧状態」か「陽圧状態」であるかを判定し、その結果を評価情報Dとして、陽圧報知手段7に入力する。
陽圧報知手段7は、警報音を発するブザーを有し、図2のように、バイアルB内が陽圧状態になると、ブザーを鳴らして練習者Eに知らせる。なお、表示部3に、バイアルB内の圧力状態に応じて長さ寸法が変化する棒グラフ15を表示しても良く、「陰圧状態」と「陽圧状態」に対応して棒グラフ15を2色に色分けして表示するも好ましい。なお、図示省略するが、ケーシング1に複数色に点灯するLED(RGBLED)を取着して、「陰圧状態」を緑とし、「陽圧状態」を赤として点灯させても良い。即ち、陽圧報知手段7は、練習者Eの聴覚と視覚の両方、あるいは、少なくとも聴覚と視覚のどちらか一方に訴えかける方法で、バイアルB内の圧力状態が陽圧になったことを知らせる。
圧力記憶手段8は、圧力検出手段2からの圧力情報Dを、時間軸と共に圧力変遷情報Dとして、ケーシング1内の記憶装置に保存する。圧力変遷情報Dは、USBケーブルやメモリーカードを用いて外部のコンピュータに取り出して確認することが可能である。図1に示す孔部18にUSBケーブルの端子を差し込んで、ケーシング1内の記憶装置と外部のコンピュータに電気的に接続することで、コンピュータの画面にてバイアルB内の圧力変遷(圧力状態の移り変わり)を確認することができる。なお、本発明の陰圧操作トレーニング具は、ケーシング1内に電池10を備え、家庭用電源から電力供給を受けられない状況でも使用可能である。
上述した本発明の陰圧操作トレーニング具の使用方法(作用)について説明する。
図3に示すように、バイアルBのゴム栓に差込針21を刺通して、次に、注射器Sの針をバイアルBのゴム栓に刺し、予めバイアルBに入れた練習用の薬液を吸引し抜き取る、又は、バイアルBに注射器Sに入れた薬液を注入する。図2に示すように、表示部3は、バイアルB内の圧力状態を数値として表示し、練習者Eは、注射器Sを操作しつつバイアルBの内部が陰圧状態に保たれているか目で見て確認できる。
バイアルB内の薬液を吸引又は注入する過程で、バイアルBの内部が陽圧状態になった際には、陽圧報知手段7によってブザーを鳴らし、練習者EにバイアルB内が陽圧状態になったことを知らせる。陽圧報知手段7による警報音は、ケーシング1の窓部17から外部に良く聞こえる為、指導者の耳に届き、警報音を聞いた指導者が練習者Eに付き添って指導する。
指導者が練習者Eの行った操作を後でチェックする際、あるいは、練習者E自身が自分で行った陰圧操作を復習する際は、圧力記憶手段8によって保存された圧力変遷情報Dをコンピュータの画面に表示して確認する。指導者となるベテランの薬剤師は、自分の都合の良い時に、練習者Eの操作をいつでもチェックできる。また、練習者Eは、陰圧操作トレーニング具を持ち出して、自分の時間が空いた時に、いつでも陰圧操作の練習をすることができる。そして、指導者が練習者Eを指導する際に、圧力変遷情報Dをコンピュータの画面に表示して確認しながら操作の改善点を指摘して、どのように操作を改善すれば正しい陰圧操作が行えるかを指導でき、良い陰圧操作の例と悪い陰圧操作の例を何回でも繰返し確認することができる。
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、ケーシング1及び表示部3の形状やサイズ、数値の表示位置等の変更は自由である。また、ケーシング1の孔部18は、メモリーカードを差込可能として形成しても良い。
以上のように、本発明に係る陰圧操作トレーニング具は、バイアルB内の圧力状態を検出する圧力検出手段2と、所定の設定圧力領域を記憶する設定記憶手段4と、設定圧力領域と圧力検出手段2からの圧力情報Dを比較する比較手段5と、バイアルB内の圧力状態を表示する表示手段6とを、有し、さらに、バイアルB内が陽圧状態となったことを聴覚及び/又は視覚に訴える陽圧報知手段7を有し、表示部3を有するケーシング1によって、携帯可能な一体状のユニットとして構成されているので、練習者Eが陰圧操作の練習をする際にバイアルB内が陰圧状態に保たれているか耳や目で確認できる。指導者が練習者Eに付き添っていなくても、1人で、正しく陰圧操作が行えているか判断することができる。多数の練習者Eが同時に陰圧操作の練習を行える。練習者Eが、合同実習以外の場でも陰圧操作の練習を行うことができ、いつでも陰圧操作の練習をすることができ、空き時間を有効活用できる。装置の持ち運びが容易となり、いつでもどこでも陰圧操作の練習をすることができる。
また、バイアルB内の圧力変遷を記憶する圧力記憶手段8を備え、圧力記憶手段8の圧力変遷情報Dを取出し可能としたので、指導者が練習者Eの行った操作を後でいつでもチェックできる。指導者は、自分の都合の良い時間を有効に活用できる。
また、設定記憶手段4に設定圧力領域を入力するための圧力設定手段9を有しているので、設定圧力領域の閾値を任意の値に設定することができる。
1 ケーシング
2 圧力検出手段
3 表示部
4 設定記憶手段
5 比較手段
6 表示手段
7 陽圧報知手段
8 圧力記憶手段
9 圧力設定手段
B バイアル
圧力情報
圧力変遷情報

Claims (3)

  1. バイアル(B)のゴム栓に刺し通してバイアル(B)内の圧力状態を検出するための差込針(21)と、該差込針(21)に取着される圧力検出用チューブ(20)と、該圧力検出用チューブ(20)を介してバイアル(B)内の圧力状態を検出する圧力センサを備えた圧力検出手段(2)と、所定の設定圧力領域を記憶する設定記憶手段(4)と、上記設定圧力領域と上記圧力検出手段(2)からの圧力情報(D)を比較する比較手段(5)と、上記バイアル(B)内の圧力状態を表示する表示手段(6)とを、有し、さらに、上記バイアル(B)内が陽圧状態となったことを聴覚及び/又は視覚に訴える陽圧報知手段(7)を有し、
    全体が、携帯可能な一体状のユニットとして構成されていることを特徴とする陰圧操作トレーニング具。
  2. 上記バイアル(B)内の圧力変遷を記憶する圧力記憶手段(8)を備え、該圧力記憶手段(8)の圧力変遷情報(D)を取出し可能とした請求項1記載の陰圧操作トレーニング具。
  3. 上記設定記憶手段(4)に設定圧力領域を入力するための圧力設定手段(9)を有している請求項1又は2記載の陰圧操作トレーニング具。
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