JP6055538B1 - 食品飾り - Google Patents
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Abstract
Description
加えて、特許文献1に示すように、ピンを備え、かつ壁面を有するベースと、該ベースに移動可能に位置を調整できる燭台等加熱手段を備えたケーキ用装飾用品は知られている。
このようなケーキ用装飾用品は加熱手段と壁面のメッセージ表示手段が必須であって、使用後において例えば加熱手段をベースから分離して収集したり展示したりして楽しむことまでを意図していないし、そもそもベースには一体化されている壁面を有するので、指で加熱手段を取り外す際に該壁面が指の動きの障害となり、ベースから簡単に加熱手段を取り外せるものではない。
そして、該ベースに加熱手段を移動自在に一体化させることからみて、使用前にベースに固定して一体化させるものではなく、また、使用後に加熱手段を取り外すものではなく、さらに燭台等に設けられている蝋燭は、使用後において頂部付近を中心に一部溶融した形状を有するのであって、このような使用後の蝋燭や燭台は廃棄されるものではあっても、決して取り外して保管、展示、遊び等をするものではない。
そこで、本発明はケーキ等の食品飾りにおいて使用後に装飾部を別に取り外して展示や保管できるようにすることを課題とする。
2.基台の上面の着脱機構はガイドであり、該ガイドに装飾部の底面を嵌合させてなる1に記載の食品飾り。
3.基台の上面の着脱機構は、装飾部の底面を剥離可能に接着又は粘着させる機構である1に記載の食品飾り。
4.該基台は平板状である1〜3のいずれかに記載の食品飾り。
そして食品を食べて、食品飾りを使用した後においてはこれを棄てることなく、基台から装飾部を取り外し、個人等が収集や展示等をして楽しむものである。
装飾部は基台に対して着脱可能に一体化されて固定されていてもよい。基台は装飾部を支持するための部材であり、基台の特に基台にガイド機構を設け、このガイド機構に沿って装飾部を固定させることができる。ガイド機構としては、凹部や溝部、又は凸部を設け、この凹凸表面に沿って装飾部のスライド、あるいは嵌合することによって、固定する機構を採用しても良い。使用後に基台から装飾部を分離するときにはガイド機構に沿って装飾部をスライドして分離することもできる。ここでいう装飾部を基台に対して固定させるとは、本発明の食品飾りを使用する前から使用後にかけて、基台に対して固定化するものである。
また、装飾部の底面と基台の上面とは剥離可能となるように粘着剤や接着剤によって固定させる機構を採用することもできる。
そして基台の上面であり装飾部を固定させる部分は、略平面であって、使用後に装飾部を分離する際に手指の動きの障害となるような装飾や投影面となるような大きさの立壁状の部分を有しないことにしてもよい。
ピンの形状は、縦断面が円錐や角錐、横断面が星形等の不定形等の錐形状や筒状でもよく、あるいは2本以上に分岐したフォーク状であってもよい。基台の上に固定した装飾部を確実に支持し、かつこの装飾部を食品に固定できるだけの強度を備えることが必要である。
このため、装飾部、基台及びピンとしては、樹脂、陶器、金属、木材、竹材、紙等の、仮に口にしても安全な材料から、使用される食品の種類や装飾部の形状、重さ、素材等を考慮して選択できる。
装飾部の装飾は公知のジャンルのもので良く、クリスマス、正月、バレンタインデー等の年中行事、誕生日、運動会、遠足、入学式、卒業式、イースター、ハロウィン、ひな祭り、端午の節句、七夕、月見、結婚式、結婚記念日、開店記念、開業記念、還暦、法事、神事、神話、寓話、童話、小説、漫画、テレビ番組、映画、歌等に登場又は関連する、人物、動物、建物、風景、場面、乗り物、衣服、靴、家具、道具等を表現したものであっても良い。もちろんこれらのイベントとは関連がないテーマのものでもよい。また国、都道府県や市町村、あるいは地域、スポーツチーム、団体、を代表する旗、キャラクター、建物、風景、動物、文字、図形等を表現したものでもよい。またこれらの装飾は立体形状でも良く二次元の形状でもよい。つまり装飾としては特に限定されるものではない。
また食品を製造又は販売する会社や店舗、製造者、食品自体を示す表示やキャラクターや、二次元バーコード、その食品の材料や調理法等を表現したものでもよい。
さらに、不規則な形状のもの、あるいは反射面を中心とする表面を有するものを装飾部とすることもできる。
なお、人用の食品に限らず、犬や猫等のペット用の食品にも使用することができる。
但し、蝋燭のように、食品飾りとして使用する際に消費する用途のものを装飾部としないこともできる。
このような装飾部を有する食品飾りを食品に刺して販売等した場合、購買者がこの食品を食べた後に、必要に応じて食品飾りを洗浄等して綺麗にし、次いで、手で基台から装飾部をはずして、収集又は展示等を行うことができる。
そして、使用する食品によって基台及びピンの形状や構造、大きさを選択することができ、さらに装飾部に関しても、使用する食品にちなんだ事項を表現する装飾部とすることもできる。例えばクリスマスケーキであれば、サンタクロース、もみの木、そり、トナカイ、ヒイラギ等である。
また食品の材料や素材を表現したもの等とすることもでき、さらに、基台や装飾部の基台と接する面等に、食品を製造及び/又は販売する会社や店舗、あるいは個人が有するウェブサイトを示す二次元バーコード等を記載することにより、メールマガジンや販売促進、バーゲンセール等のイベント等の告知、或いはポイント付与等を行うことも可能となる。
図1は本発明の食品飾り1の全体図である。食品飾り1は食品の上部に位置することになる装飾部2を有する。図1においてはサンタクロースを模した立体形状であるが、サンタクロースに限定されるものではなく、上記にて示した装飾を任意に採用することができる。
また装飾部2を支持するための基台3は、装飾部を固定、保持するために必要な強度を備えた材料及び構造を有しており、その底部にはピン4を下方に向けて設けている。また、基台の形状は柱状、板状等でもよいが、平板状等の板状基台の表面から略垂直方向に伸びる壁部を設けないほうが、基台から装飾部を分離することが容易であるため好ましい。ピン4は本発明の食品飾りを食品の上部等に固定するために、食品内に差し込むためのものであり、食品内に差し込んで装飾部2を食品の上部等に固定できる程度の強度、太さ、長さを有する。
図2において、サンタクロースの立体形状を備えた装飾部2の底部5は、サンタクロースの足を支える正方形の板となっている。この底部5の側部には正方形の板の上面に対して傾斜した傾斜面6が形成されている。
一方基台3は該底部5を嵌合し支持できるように、例えば3方に壁7が形成されている。壁7の内部側の側面8は、該基台3の上面9に対して傾斜されて形成されている。
そして装飾部2を基台3に一体化して固定するために、該傾斜面6を側面8を合わせながら、底部5の裏面を該上面9にするようにして挿入する。
この結果、該底部5は該上面9に対して密着し固定される。
この結果、片手の操作だけで簡単に、基台3の上面9に対して装飾部2を相対的に移動させることができ、次いで装飾部2を基台3から分離することができる。
同様に図5に示すように、片手でピン4を握るようにもち、その状態で例えば親指の先を使って、装飾部2を押すことによって、基台3から装飾部2を分離することもできる。
2・・・装飾部
3・・・基台
4・・・ピン
5・・・底部
6・・・傾斜面
7・・・壁
8・・・側面
9・・・上面
Claims (2)
- 基台と装飾部を着脱可能に一体化させてなり、該基台はその底部にピンを設けており、基台の上面には装飾部の底部を着脱可能に一体化させる着脱機構として、ガイドを設け、該装飾部は食品飾りとして使用する際に消費されるものではなく、該ガイドに装飾部の底面を嵌合させてなるか、又は装飾部の底面を剥離可能に接着又は粘着させる食品飾り。
- 該基台は平板状である請求項1に記載の食品飾り。
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