JP6051733B2 - 制御システム、制御方法、及び、制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、制御システム等に関する。
バッチ処理は、所定のタイミングで処理を開始し、その後、所定のデータに対して、繰り返す処理である。分散並列処理は、複数のサーバ(コンピュータ、計算処理装置、情報処理装置、計算処理システム、情報処理システムなどとも表現する。)が大容量のデータを処理する方式である。
コンテキストハッシュ法や分散ハッシュテーブルを利用する方法等は、複数の計算処理ノード(情報処理ノード、以降、「ノード」と表す)を有するコンピュータにおいて、分散してデータを配置する手法である。例えば、コンテキストハッシュ法において、データ配置用のハッシュキーを仮想ノードに割り当てる方法は、分散並列コンピュータにおける任意のノードに、特定のデータを配置する方法である。
マルチタスクオペレーティングシステム(Operating System、以降、「OS」と表す)は、プロセスごとに仮想メモリ空間と物理メモリ空間とを関連付け、上述した2つのメモリ空間におけるアドレス変換、ページングの制御等、メモリを管理する機能(以降、「メモリ管理機能」と表す)を有する。マルチタスクOSは、メモリ管理機能を、OSカーネル、および、プロセッサが提供するメモリ管理ユニット(Memory Management Unit、以降「MMU」と表す)により実現する。
メモリ管理機能は、プロセスからメモリへのアクセスする要求(以降、「アクセス要求」と略記する)を処理する。メモリ管理機能により、プログラマは、プロセスからメモリへのアクセス先が物理メモリであるか、あるいは、仮想メモリであるかを意識する必要がない。
ガベッジコレクション(Garbage_Collection、以降、「ガベッジコレクタ」、あるいは、「GC」と表す)は、メモリリークを抑制する仕組み、あるいは、プログラミング技法である。それゆえ、GCは、プログラマが明示的にメモリ領域を解放する手間を軽減すると共に、プログラマが行うメモリ領域の確保と解放とに関するシステムコールを実行する負荷を軽減する。また、GCは、プロセスが確保したメモリ領域のうち、不要なメモリ領域を判別し、不要と判別したメモリ領域を回収する。それにより、プロセスは、GCが回収したメモリ領域を再利用することが可能になる。その結果、GCは、メモリ領域を確保するシステムコールと、メモリ領域を解放するシステムコールを低減する。
マークアンドスウィープモデルは、GCを実装するモデルの一例である。マークアンドスウィープモデルは、マークフェーズと、スウィープフェーズとから構成される。マークフェーズは、全てのオブジェクトに対して有効な参照からメモリ領域を辿ることができるかをそれぞれチェックし、有効な参照から辿ることができるオブジェクトをマークする、即ち、所定のマークフラグ用メモリ領域を更新する処理である。スウィープフェーズは、マークされていない、即ち、他から有効に参照されない不要なオブジェクトに割り当てられたメモリ領域を解放する処理である。不要なオブジェクトに割り当てられたメモリ領域は、システムに点在する。メモリ管理機能は、システムにおける処理性能を向上させるため、スウィープフェーズ後に断片的にデータが存在するメモリをデフラグすることもある。
ジャバ(以降、「Java(登録商標)」と表す)やドットネット(以降「.Net」と表す)等のプログラミング言語において、それを実行する環境、例えば、Java_Virtual_Machine(以降、「JVM」と表す)や.Net_Framework_Runtime等の実行環境は、予めGCを実行する機能を有する。例えば、JVMにおいて、GCは、ヒープメモリを監視する。即ち、GCは、マークアンドスウィープモデルにより、JVMに割り当てられたヒープメモリにおける不要なメモリ領域を回収する。その後、メモリ管理機能は、断片化した領域をデフラグする。
上述した説明において、メモリ領域を回収することは、必ずしもJVMに割り当てられたメモリ領域をOSに返すことを意味しない。メモリ領域を回収することは、例えば、mallocとfreeによるメモリ管理モデルにおいて、freeされたメモリ領域をOSに返さずに、次に、malloc関数が呼び出された場合に、再利用される領域となることを意味する。
上述したようなバッチ処理を、分散並列処理にて実現する方法について説明する。
バッチ処理を実行する日時に関する情報等を定義する制御情報は、予め定められバッチ実行基盤に存在する。バッチ実行基盤は、その制御情報に従い、所定の日時に、バッチ処理を開始する。バッチ実行基盤にてバッチを処理する方法には、上述したような制御情報に従う方法の他に、クライアントがバッチ実行基盤にバッチ処理を開始する指示を方法もある。
図15を参照しながら分散バッチ実行基盤30にて行う処理について説明する。図15は、本発明に関連する分散バッチ実行基盤30におけるシステムの構成を示すブロック図である。
分散並列システム32は、分散バッチ実行基盤30と、分散データストア31とを有する。分散バッチ実行基盤30は、1つ以上のジョブを、処理する機能を有する。分散バッチ実行基盤30は、並行しながら、あるいは、擬似的に並行しながら、複数のジョブを処理する。分散バッチ実行基盤30を、ネットワークを介して接続する複数のコンピュータに実現することもできる。
分散バッチ実行基盤30は、バッチ実行管理機構部34を備えることにより、ローカルノードがジョブを処理する機能(以降、「バッチ実行機能」と表す)を管理するとともに制御する。バッチ実行管理機構部34は、各ノードにおけるバッチ実行管理機構部34、構成情報、及び、リソース情報を共有する。バッチ実行管理機構部34は、ノードが相互に通信することにより、バッチを処理する機能全体を管理するとともに、制御を行う。
ジョブ制御部35は、分散バッチ実行基盤30におけるバッチ実行管理機構部34と通信しながら、ジョブの処理を開始してから、ジョブの処理を終了するまでの間、ジョブを制御する。ジョブ制御部35は、ジョブリポジトリ38を有する。ジョブリポジトリ38は、ジョブを実行する制御と、ジョブを実行した履歴と、ジョブを実行する状態とに関する情報を関連付けて記憶する。
バッチアプリケーションは、1つ以上のジョブ定義と、バッチプログラムとを有する。ジョブ定義は、予め、バッチ処理における処理内容と、処理対象のデータとについて定義する。また、バッチプログラムは、バッチ処理を実行する際の、データ配置計画を定義する。データ配置計画は、分散データストア31において、データのやり取りにおけるオーバーヘッドを低減するデータを配置する状態について定義する。ジョブ定義は、バッチプログラム、および、データ配置計画を有していても、有していなくても良い。
ジョブ定義は、ジョブと、ジョブにおける一部の処理を表すステップ(Step)とに関する定義、ジョブと該ステップとを実行する順序、ジョブが処理するデータ、該データの所在を示すパス名、該データのフォーマット、該データのプロパティ情報、及び、ジョブと上述したステップとを制御する定義に関する情報を含む。
ジョブ定義は、ジョブと、ステップとを実施する際の前処理、及び、後処理等、ジョブ制御が提供するハンドリングポイントにおいて実行する処理に関する定義を含んでもよい。また、上述したステップに関する定義は、分散バッチ実行機能上で分散並列実行するためのポリシ(処理方法)と、分散並列実行した分割ステップの処理が完了した際の同期に関するポリシ(処理方法)とに関する情報を含んでもよい。また、ジョブ定義は、上述した項目を必ずしも含んでいなくとも良い。
バッチ実行管理機構部34は、管理インターフェース36を介して、バッチアプリケーションを複数の分散バッチ実行基盤30に配置する。アプリケーション管理部33は、バッチ実行管理機構部34が配置したバッチアプリケーションを、アプリケーションリポジトリ37に格納するとともに管理する。アプリケーションリポジトリ37は、バッチアプリケーションと、該バッチアプリケーションに関する管理情報(いつ、だれが、どのバッチアプリケーションを、どのような設定で配置するかという記録等を関連付けて記憶する)とを有する。アプリケーションリポジトリ37には、異なるバッチアプリケーションが複数存在しても良い。
さらに、アプリケーション管理部33は、バッチアプリケーションを解析する機構と、妥当性を検証する機構を備えることもできる。
ジョブは、分散バッチ実行基盤30においてバッチアプリケーションを実行可能なバッチ処理プログラムである。ジョブは、該処理において、上述したようなステップを含む。ジョブは、ステップとして、単独の処理だけではなく、複数の処理を含んでも良い。
次に、分散データストアを実現する方法について説明する。
ジョブにおけるステップは、分散データストア31における入出力インターフェースを介して、分散データストア31が有するデータを、読み込み、書き込み、更新、削除などに関する処理を定義する。
分散データストア31は、通信ネットワーク(以降、「ネットワーク」と表す)を介して接続する複数のコンピュータにおける1つ以上のデータストアを含む。分散データストア31におけるデータは、メタデータと関連付けされている。該メタデータは、データにアクセスするのに必要なキー情報、データを格納する格納先に関する情報、及び、データを利用する状況を表すアクセス情報等を有する。分散データストア31を構成する1つ以上のノードは、メタデータを共有する。クライアントは、入出力インターフェースを介して、データを記憶するノードを意識することなく、ローカルノード、あるいは、リモートノードにおけるデータをアクセスする。
データ管理部39は、ローカルノードにおける分散データストア31が記憶するデータと関連付けされたメタデータを管理する。図16を参照しながら、データ管理部39がメタデータを管理する処理について説明する。図16は、本発明に関連するデータ管理部39が管理するメタデータの一例を概念的に表す図である。メタデータは、該メタデータが表すデータと、配置に関する情報と、アクセスに関する情報とを関連付けする。
配置に関する情報は、データを持つマスターノードと、該データのコピーを持つコピーノードとに関する情報を有する。アクセス情報は、優先度を表す「priority」と、回数を表す「count」と、計算時間の長さを表す「time」とに関する情報を有する。例えば、ノード「2」は、「Y」が表すデータを有し、ノード「1」は、該データのコピーを有する。該データの優先度は「Mid.」であり、該データは100回参照され、該データにおける計算時間は、「long」である。
データ管理部39は、リモートノードにおけるデータ管理部39と協調(連動)する。クライアントは、データ管理部39が協調しながら処理を行うことにより、分散データストアの入出力インターフェースを介して、データが実際に存在するノードを意識することなく、データにアクセスすることができる。例えば、データ管理部39は、Java_Virtual_Machine(以降、「JVM」と表す)において動作する。
次に、分散データストア31について説明する。分散データストア31は、データの生成、読み込み、更新、削除が行えるデータの保持先であり、即ち、バッチ処理にて処理する対象データを記憶する。該対象データを記憶する格納先は、例えばハードディスクやメモリ(主記憶装置、メインメモリ)等、ローカルのコンピュータリソース、あるいは、ファイルシステム、データベース、オンメモリ型データストア等のデータ管理ソフトウェアとネットワークを介して利用可能なリモートのコンピュータリソースである。上述した格納先に関わらず、クライアントは、データが存在する格納先を意識せずに、透過的に格納先を利用することができる。以降、分散データストア31は、1つの計算処理システムにおいて実現されるデータストアも含むものとする。
オンメモリ型データストアは、データの格納先がメモリ等のデータストアを表し、ディスク型データストアは、データの格納先がハードディスクディスク等のデータストアを表す。オンメモリ型データストアにおけるデータ処理は、ディスク型データストアよりも、データの生成、読み込み、更新、削除がより高速に行うことが可能である。
さらに、分散データストア31は、ネットワークを介して、複数台のコンピュータに存在するデータストアが協調動作することにより、クライアントからは単一のデータストアであるかのように振舞うデータストアを表す。
特許文献1が開示するシステムは、ジョブ特性と入力データの件数から、そのジョブの実行にかかる時間を予測し、その時間の範囲全体で各実行サーバの負荷状況を予測し、それにもとづいてジョブを実行させる実行サーバを選択する。該システムは、上述した処理により、複数の実行サーバにおいて、ジョブの実行に要する時間を短縮する。
特許文献2が開示するGC方式は、ポインタが指し示すデータの状況を判断することにより、ループを形成する参照関係にある不要なメモリ領域を回収する。
特許文献3が開示するデバイスは、GCにおいて、メモリ使用状況を表すプロファイルを生成し、該プロファイルからメモリ領域が不足する可能性を予測する。
特開2007−249491号公報 特開平04−352254号公報 特開2007−157131号公報
GCは、特定のプロセスがメモリ領域を参照する予定があるとしても、プロセスが参照していないと判断する場合には、該メモリ領域を回収する。そのため、プロセスが該メモリ領域におけるデータを処理する場合に、メモリ管理機能は、再び、ディスクから該メモリ領域にデータを読み込む。プロセスとGCとの間において競合が発生するため、システムの処理性能は、劣化する。
図17と図18とを参照しながら、プロセスとGCとの間において競合が発生することに起因する性能劣化の例について説明する。図17は、本発明に関連する分散データストアが有するデータの一例を概念的に表す図である。図18は、本発明に関連するジョブに関する定義の一例を概念的に表す図である。
分散データストアは、処理すべきデータ(以降、「処理データ」と表す)を有する。
図17において、処理データは、A、B、C、V、W、X、Y、及び、Zである。各ノードは、入出力インターフェースを介して、処理データを保持する。
また、分散システムは、1つのデータを、複数のノードにおいて重複して保持することもできる。その場合、分散システムは、あるノードにおいて障害が発生する場合でも、リモートノードが保持するデータから、自ノードにデータを復元する。この例において、分散システムは、1つのデータに対して、1つの複製データを保持する。
図17において、データ(A)は、処理データAの複製であることを表す。即ち、Node−3(ノード−3)におけるディスク型データストアは、処理データAの複製と、処理データBの複製とを記憶する。以下の説明においては、オリジナルのデータ(例えば、データセットA)をマスターデータと表し、複製したデータ(例えば、データセット(A))を複製データと表すこともある。
データセットA、B、Cは、バッチ処理の処理対象データであり、それぞれのデータ間に依存関係が無いとする。例えば、データセットA、B、Cは、店舗エリアA、店舗エリアB、店舗エリアCにおける商品の取引データである。以下の説明において、データセットA、B、及び、Cが、データセットX、Y、及び、Zに依存するとする。例えば、データセットAがデータセットXに依存し、データセットBがデータセットX、及び、Yに依存し、データセットCがデータセットX、Y、及び、Zに依存するとする
データセットA、B、Cのデータサイズは、それぞれ、図17におけるNode−1乃至Node−3のオンメモリ型データストアが確保可能なメモリサイズを総和した値よりも極めて大きいとする。ただし、データセットA、B、及び、Cのデータサイズは、ディスク型データストアが確保可能なディスク容量の総和よりは十分に小さいとする。
データセットX、Y、及び、Zは、それぞれのデータ間に依存性が無いとする。例えば、データセットX、Y、及び、Zは、商品マスターデータのデータセットである。
さらに、データセットX、Y、Z、V、及び、Wのデータサイズを総和したサイズは、Node−1乃至Node−3におけるオンメモリ型データストアが確保可能なメモリサイズの総和よりも大きく、かつ、全てのデータは、オンメモリ型データストアに配置できないとする。さらに、本例では、データセットXとYとを合わせたデータサイズは、各ノードにおける各々のオンメモリ型データストアが格納可能な上限サイズであるとする。
図17を参照すると、オンメモリ型データストア(図17における「メモリ」の列にある値が記憶するデータを表す)は、データセットX、Yを有し、ディスク型データストア(図17における「ディスク」の列にある値が記憶するデータを表す)は、データセットZ、V、Wを有する。
ジョブ制御は、図18に示すjob1のジョブ定義に基づき、job1に含まれるstep1(図18におけるstep1−1と、step1−2と、step1−3とを合わせた処理と等価)の処理をNode−1と、Node−2と、Node−3とに振り分ける。ジョブ制御は、分散データストアが保持するデータの配置情報を参照することにより、可能な限り処理対象のデータが存在するノードに、分割する処理を割り当てる。
図17を参照すると、例えば、処理データセット(以降、単に「データセット」と表す)AのマスターデータがNode−2に存在するため、Node−2は、step1−2が処理を開始する。Node−1は、データセットBのマスターデータを有するため、step1−1を処理する。Node−2は、データセットCのマスターデータを有する一方で、Node−1は、データセットCの複製(コピー)データを有する。しかしながら、Node−1は、step1−1を処理し、Node−2は、step1−2を処理する。負荷分散のため、Node−3は、残りのstep1−3を処理する。
しかしながら、Node−3は、分散データストアにデータセットCを持たないため、マスターデータを有するNode−2から、ネットワークを介して、データセットCをコピーする。
Node−2は、step1−2において、ディスク型データストアからデータセットAを読み取る。次に、Node−2は、データセットAがデータセットXに依存するため、読み込んだデータセットAと、Node−2のオンメモリ型データストアにおけるデータセットXとを結合し、結合したデータを処理する。
Node−1は、step1−1において、Node−1のディスク型データストアからデータセットBを読み取る。次に、Node−1は、step1−1において、データセットBがデータセットXとYとに依存するため、読み込んだデータセットAと、Node−1のオンメモリ型データストアにおけるデータセットX、Yとを結合し、結合したデータを処理する。しかしながら、Node−1におけるオンメモリ型データストアは、データセットYを有さないため、ネットワークを介して、Node−3にあるデータセットYを参照する。
Node−3は、step1−3において、Node−3のディスク型データストアからデータセットCをと読み取る。次に、Node−3は、step1−3において、データセットCがデータセットX、Y、及び、Zに依存するため、読み取ったデータセットCと、Node−3のオンメモリ型データストアが有するデータセットX、Y、及び、Zとの結合処理を行う。しかしながら、Node−3におけるオンメモリ型データストアは、データセットZを有さない。
そのため、Node−3は、step1−3において、データセットZに含まれるデータに対するアクセスが発生するたびに、Node−3のディスク型データストアからデータを読み込む。そのため、Node−3は、step1−3において処理性能が劣化し、その結果、job1全体の処理性能も劣化する。
さらに、Node−3は、データセットZの全てを、オンメモリ型データストアに保持できない。加えて、Node−3は、オンメモリ型データストアに、データセットXおよびYを既に有する。そのため、Node−3のオンメモリ型データストアは、データセットZを記憶する空き容量を持たない。その結果、Node−3は、データセットZを、空き容量が存在するNode−1のオンメモリ型データストアに格納する。
データ管理部は、データセットY、または、Zに含まれるデータの中で、参照時刻が最も古いデータを、ディスク型データストアにパージする。しかしながら、該データを処理するノードは、パージされたデータを読み込むこともある。その処理は、追加的にディスクに対する入出力を伴うため、step1−3およびjob1の処理性能は、劣化する。
上述した説明においては、分散データストアを実現する方法として、各ノードは、1つのハッシュキーに関連付けされている。しかしながら、コンテキストハッシュ法における分散ハッシュテーブルによって、複数のノードが、1つのハッシュキーを共有することもある。
そこで、本発明の主たる目的は、処理性能の劣化を低減する制御システム等を提供することである。
前述の目的を達成するために、本発明に係る制御システムは、以下の構成を備えることを特徴とする。
即ち、本発明に係る制御システムは、
ジョブが参照する参照データと、記憶装置において回収される領域における第1データとが一致する場合に該第1データを前記記憶装置に読む第1命令を行い、一致しない場合には前記第1命令を行わないという実施判断を行う命令部を
備えることを特徴とする。
また、本発明の他の見地として、本発明に係る制御方法は、
ジョブが参照する参照データと、記憶装置において回収される領域における第1データとが一致する場合に該第1データを前記記憶装置に読む第1命令を行い、一致しない場合には前記第1命令を行わないことを特徴とする。
本発明に係る制御システム等によれば、処理性能の劣化を低減することできる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係る制御システム1が有する構成と、制御システム1が行う処理とについて、図1と図2とを参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る制御システム1の構成を示すブロック図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係る制御システム1における処理の流れを示すフローチャートである。
図1を参照すると、第1の実施形態に係る制御システム1は、参照データと第1データとの比較結果に応じて読み込み命令を発する命令部2を有する。計算処理システム(情報処理システム)6は、制御システム1と、ガベッジコレクタ3と、メモリ4(記憶装置、メインメモリ、オンメモリ型データストア)を有する。
ガベッジコレクタ3は、背景技術にて説明したように、マークアンドスウィープモデル等の処理方法によって、メモリ4において、不要なオブジェクトに割り当てられたメモリ領域を決定する。次に、メモリ管理部5は、ガベッジコレクタ3が決定したメモリ領域を回収(パージ、ガベッジコレクト、ガベッジコレクション、GC)する。
命令部2は、計算処理システム6が処理しているジョブ、計算処理システム6が将来処理するジョブ、あるいは、その両者が、参照するデータ(以降、これらのデータを総称して「参照データ」と表す)と、ガベッジコレクタ3がパージすると決定したメモリ4における第1データとを比較する(ステップS3)。命令部2は、第1データと参照データとが一致すると判断する場合(ステップS3にてYESと判断)、該第1データをメモリ4に読み込むことを命じる(ステップS4)。命令部2は、第1データと参照データとが一致しないと判断する場合(ステップS3にてNOと判断)、メモリ4に読み込む命令を行わない。
上述した説明において、処理しているジョブ、あるいは、将来実行するジョブの特定する機能は、例えば、図3に示すジョブスケジュールと、図4Aと図4Bとに示すジョブ実行状態とを参照することなどにより実現できる。
図3を参照しながら、本発明の第1の実施形態における参照データを特定するデータの一例となるジョブスケジュールについて説明する。図3は、本発明の第1の実施形態における参照データを特定する元となるデータの一例を概念的に示す図である。ジョブスケジュールは、ジョブを実行するための所定のスケジュールに関する情報(以降、「所定のスケジュール情報」と表す)である。所定のスケジュール情報は、ジョブを実行する日時(図3における「実行日」と「時刻」)と、ジョブ識別子(以降、「ID」と表す)と、ジョブを処理するのに必要なパラメタと、ジョブに関する制約条件と、ジョブを処理する実行先と、ジョブを実行する優先度等とを関連付けする。
背景技術にて説明した分散バッチ実行機能は、あるジョブ識別子を有するジョブを、ジョブスケジュールにおいて該ジョブ識別子と関連付けされた日時、実行先、制約条件、優先度等の諸条件を満たす場合に、該ジョブを実行する。例えば、図3において、分散バッチ実行機能は、「job1」というジョブIDを有するジョブを、YYYY/MM/DDという日の22:00:000という時刻に、パラメタをA,B、Cとして、Endoftimeという制約条件の下で、Normalという優先度において、JJという実行先にて実行を開始する。
ジョブスケジュールは、上述した値を必ずしも全て含んでいる必要はなく、また、他の値を含んでいても良い。例えば、命令部2は、将来実行するジョブと、該ジョブに関連付けされたパラメタとを読み取ることにより、一部の参照データを読み取る。命令部2が参照データを得る方法は、上述した方法には限定されない。
命令部2は、例えば、図4Aと図4Bとに示すジョブ実行状態表を読み取ることにより、ジョブの状態を判断できる。図4Aと図4Bとを参照しながら、本発明の第1の実施形態における参照データを特定する元となるデータの一例となるジョブ実行状態表について説明する。図4Aと図4Bとは、本発明の第1の実施形態における参照データを特定する元となるデータの一例を概念的に示す図である。
ジョブ実行状態表は、各ジョブの状態と、各ジョブにおける各ステップの状態との2つの状態について表す。図4Aを参照すると、ジョブ実行状態表は、ジョブ識別子と、ジョブを実行する実行先と、ジョブの状態とを関連付けする。図4Bを参照すると、各ジョブにおける各ステップの状態は、ジョブIDと、ステップIDと、ジョブを実行する実行先と、ジョブの状態と、ジョブの実行先と、ジョブにおける処理済みの件数とを関連付けする。例えば、命令部2は、ジョブIDと関連付けされたジョブの状態を読み取ることにより、ジョブの状態を判断する。ジョブ実行状態表は、上述した値を必ずしも全て含んでいる必要はなく、また、他の値を含んでいても良い。
また、上述した説明において、命令部2は、ガベッジコレクタ3が回収したメモリ領域を参照することにより、処理を行うとしたが、ガベッジコレクタ3が、GCを実施することについて通知する通知部(図1において不図示)を有していても良い。例えば、通知部が、ガベッジコレクションにおけるマークフェーズにて通知するとしても良い。その場合、命令部2が、ステップS3にてNOと判断する場合に、GCを実施する命令を発し、ステップS3にてYESと判断する場合に、当該GCを実施しないことによっても、上述した機能を実現することができる。通知部により、さらに、ディスクからメモリに読み込む処理を、減らすことができる。
上述した説明において、本発明の第1の実施形態に係る制御システム1の動作を、ガベッジコレクタ3を有する計算処理システム6の例を使って説明したが、例えば、制御システム1をオンメモリ型データストアに適用しても良い。その場合、命令部2は、分散バッチ実行基盤が処理しているジョブ、分散バッチ実行基盤が将来処理するジョブ、あるいは、その両者が、参照するデータと、オンメモリ型データストアにおいて、ディスク型データストアにパージされる領域における第1データとを比較する(ステップS3に相当)。
命令部2は、第1データと参照データとが一致すると判断する場合(ステップS3にてYESと判断することに相当)、該第1データをオンメモリ型データストアに読み込むことを命じる(ステップS4に相当)。命令部2は、第1データと参照データとが一致しないと判断する場合(ステップS3にてNOと判断することに相当)、オンメモリ型データストアに読み込む命令を行わない。
特許文献2、あるいは、特許文献3が開示するシステムは、ジョブの参照データに関係なく、実行しているジョブが参照していないメモリ領域を回収する。そのため、当該システムは、ジョブが後処理において参照するメモリ領域であっても、参照されていない場合に、該メモリ領域を回収する。その場合、当該システムは、ジョブを処理するために、ディスクなどの処理速度の低い記憶媒体から、再度、メモリ4にデータを読み込む。その結果、特許文献2あるいは特許文献3が開示するシステムによれば、ジョブの処理性能は劣化する。
一方、本発明における第1の実施形態に係る制御システム1は、ジョブの参照データを参照することにより、ジョブを処理するのに必要なデータを、あらかじめ、メモリ4に読み込む。その結果、本発明における第1の実施形態に係る制御システム1によれば、データをメモリ4に読むことに起因する、ジョブ処理性能の劣化を低減することができる。
即ち、本発明における第1の実施形態に係る制御システムによれば、処理性能の劣化を低減することができる。
<第2の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする第2の実施形態について説明する。
以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図5と図6とを参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る制御システム7が有する構成と、制御システム7が行う処理とについて説明する。図5は、発明の第2の実施形態に係る制御システム7の構成を示すブロック図である。図6は、本発明の第2の実施形態に係る制御システム7における処理の流れを示すフローチャートである。
図5を参照すると、制御システム7は、命令部8と記憶部9とを有する。計算処理システム10は、制御システム7を有する。記憶部9は、ジョブと、該ジョブが参照する参照データとを関連付けして記憶する。図7を参照しながら、記憶部9が関連付けして記憶するデータの一例について説明する。図7は、本発明の第2の実施形態に係る記憶部9におけるデータの一例を概念的に示す図である。図7を参照すると、記憶部9は、ジョブを一意に表すジョブ識別子(以降、「ジョブID」と表す)と、該ジョブIDと関連付いた参照データとを関連付けて記憶する。例えば、図7において、ジョブIDが「1」のジョブは、参照データAと関連付けされているため、該ジョブは、参照データAを参照する。
以降の説明において、ジョブは、計算処理システムが処理を行っているジョブ、あるいは、計算処理システムが処理を行う予定のジョブ、あるいは、その両者を表す。命令部8は、記憶部9から、ジョブと関連付いた特定の参照データを読み取る(ステップS2)。次に、命令部8は、本発明の第1の実施形態にて説明したような、ステップS3とステップS4との処理を行う。
上述した説明において、命令部8は、記憶部9から、図7に示すようなデータを読み取るとしたが、例えば、図8に示すような、ジョブを実行した履歴データ(以降、「ジョブ実行履歴」と表す)から読み取ることもできる。
図8を参照しながら、ジョブ実行履歴について説明する。図8は、本発明の第2の実施形態に係る記憶部におけるジョブ実行履歴の一例を概念的に示す図である。ジョブ実行履歴は、ジョブIDと、ステップIDと、該ジョブを実行するのに必要なパラメタと、ジョブを処理した実行先と、該ジョブを処理することにより得られる結果等とを関連付けする。ジョブ実行履歴は、該ジョブを開始した日時と、該ジョブの処理を終了した日時等、上述した項目以外の項目と関連付けされていても良い。
例えば、図8の2行目は、Node−1というノードが、「1」のジョブのstep1−1を、Aを参照することにより処理し、該処理結果がOKであるという状況を表す。即ち、図8における例において、「1」のジョブは、Aというデータと関連付けされている。
本発明の第2の実施形態は、本発明の第1の実施形態と同様の構成を有するため、本発明の第2の実施形態は、本発明の第1の実施形態と同様の効果を享受することができる。さらに、本発明の第2の実施形態によれば、記憶部9からジョブと関連付いた特定の参照データを読み取ることにより、外部のデータを参照する回数を減らすことができる。
即ち、本発明における第2の実施形態に係る制御システムによれば、処理性能の劣化を低減することができる。
<第3の実施形態>
次に、上述した第2の実施形態を基本とする第3の実施形態について説明する。
以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第2の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図9と図10とを参照しながら、本発明の第3の実施形態に係る制御システム11が有する構成と、制御システム11が行う処理とについて説明する。図9は、発明の第3の実施形態に係る制御システム11の構成を示すブロック図である。図10は、本発明の第3の実施形態に係る制御システム11における処理の流れを示すフローチャートである。
図9を参照すると、制御システム11は、命令部12と、記憶部13と、解析部14とを有する。計算処理システム15は、制御システム11と、ガベッジコレクタ3と、メモリ4と、メモリ管理部5とを有する。解析部14は、回収されるメモリ領域(メモリ4における一部の領域)が記憶するデータを、所定の解析手順により解析することにより、第1データを特定する。
解析部14は、回収されるメモリ領域が記憶するデータを、所定の解析手順により解析することにより、第1データを特定する(ステップS1)。次に、命令部12は、記憶部13から、ジョブと関連付いた特定の参照データを読み取る(ステップS2)。あるいは、解析部14は、命令部12が行うステップS2における処理の後に、ステップS1における処理を行っても良く、また、それらの処理を、並行して、あるいは、擬似的に並行して行っても良い。次に、命令部12は、計算処理システム15が処理しているジョブ、計算処理システム15が将来処理するジョブ、あるいは、その両者が参照するデータ(以降、これらのデータを総称して「参照データ」と表す)と、ガベッジコレクタ3がパージすると決定したメモリ領域(上述の、「回収されるメモリ領域」)に存在する第1データとを比較する(ステップS3)。
所定の解析手順には、例えば、記憶するデータがJavaオブジェクトであれば、解析部14は、バイト配列を解析することにより、Javaオブジェクトを取り出す方法がある。その場合、解析部14は、取り出したJavaオブジェクト解析することによって、データがメタデータであることを判別する。解析部14は、該メタデータのオブジェクトを第1データとする。
本発明の第3の実施形態は、本発明の第2の実施形態と同様の構成を有するため、本発明の第3の実施形態は、本発明の第2の実施形態と同様の効果を享受することができる。さらに、本発明の第3の実施形態によれば、解析部14は、回収されるメモリ領域が記憶するデータを、所定の解析手順により解析するため、一層、効果的に処理を行うことができる。
即ち、本発明における第3の実施形態に係る制御システムによれば、処理性能の劣化を低減することができる。
<第4の実施形態>
次に、上述した第2の実施形態を基本とする第4の実施形態について説明する。
以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第2の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図11と図12とを参照しながら、本発明の第4の実施形態に係る制御システム16が有する構成と、制御システム16が行う処理とについて説明する。図11は、本発明の第4の実施形態に係る制御システム16の構成を示すブロック図である。図12は、本発明の第4の実施形態に係る制御システム16における処理の流れを示すフローチャートである。
図11を参照すると、制御システム16は、メモリ領域(メモリ4における一部の記憶領域)の割り当てを論理的に変更することにより、GCにおいて回収されるメモリ領域を管理する管理部17を更に有する。計算処理システム18は、制御システム16と、ガベッジコレクタ3と、メモリ4と、メモリ管理部5とを有する。
管理部17は、GCにおいて回収されるメモリ領域を参照することにより、該メモリ領域を解析する(ステップS5)。次に、管理部17は、解析した結果を表すデータを作成する(ステップS6)。解析した結果を表すデータの一例として、バイト配列を挙げることができる。次に、管理部17は、GCにおいて回収されるメモリ領域への論理的な割り当てを変更することにより、当該メモリ領域を管理する(ステップS7)。
図13を参照しながら、ステップS7における処理について説明する。図13は、本発明の第4の実施形態に係る管理部17における処理の概念図である。図13における矢印は、メモリ空間における参照関係を表す。図13を参照すると、例えば、GCにより、あるプロセスが参照する物理的なメモリ領域(図13における点線の矢印)は、回収される。該物理的なメモリ領域は、上述したような分散処理環境におけるデータストアにより実現されていても良い(以降、データストアを含めて、「物理的なメモリ領域」と表す)。管理部17は、その物理的なメモリ領域への論理的な割り当てを変更する(図13における実線の矢印)ことにより、当該物理的なメモリ領域を管理する。
上述した、管理部17がGCにより物理的なメモリ領域を管理する場合であっても、物理的なメモリ領域におけるデータは変化しない。本発明の第4の実施形態に係る管理部17によれば、データ通信を実施しないため、極めて低コストに、GC対象におけるメモリに存在するデータを参照することができる。
本発明の第4の実施形態は、本発明の第3の実施形態と同様の構成を有するため、本発明の第4の実施形態は、本発明の第3の実施形態と同様の効果を享受することができる。
即ち、本発明における第4の実施形態に係る制御システムによれば、処理性能の劣化を低減することができる。
(ハードウェア構成例)
上述した本発明の各実施形態における制御システムを、1つの計算処理装置(情報処理装置、コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。但し、係る制御システムは、物理的または機能的に少なくとも2つの計算処理装置を用いて実現してもよい。また、係る制御システムは、専用の装置として実現してもよい。
図14は、本発明の第1の実施形態乃至本発明の第4の実施形態に係る計算検索装置を実現可能な計算処理装置のハードウェア構成を概略的に示す図である。計算処理装置20は、中央処理演算装置(Central Processing Unit、以降「CPU」と表す)21、メモリ22、ディスク23、不揮発性記録媒体24、入力装置25、および、出力装置26を有する
不揮発性記録媒体24は、コンピュータが読み取り可能な、例えば、コンパクトディスク(Compact Disc)、デジタルバーサタイルディスク(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク(Blu−ray Disc)、ユニバーサルシリアルバスメモリ(USBメモリ)などを指しており、電源を供給しなくても係るプログラムを保持し、持ち運びを可能にする。不揮発性記録媒体24は、上述した媒体に限定されない。また、不揮発性記録媒体24の代わりに、通信ネットワークを介して係るプログラムを持ち運びしても良い。
即ち、CPU21は、ディスク23が記憶するソフトウェア・プログラム(コンピュータ・プログラム:以下、単に「プログラム」と称する)を、実行する際にメモリ22にコピーし、演算処理を実行する。CPU21は、プログラム実行に必要なデータをメモリ22から読み込む。表示が必要な場合には、CPU21は、出力装置26に出力結果を表示する。外部からプログラムを入力する場合、CPU21は、入力装置25からプログラムを読み取る。CPU21は、メモリ22にある制御プログラム(図2、図6、図10、図12)を解釈し実行する。CPU21は、上述した本発明の各実施形態において説明した処理を順次行う。
即ち、このような場合、本発明は、係る制御プログラムによっても成し得ると捉えることができる。更に、係る制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体によっても、本発明は成し得ると捉えることができる。
本発明の第1の実施形態に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における参照データを特定する元となるデータの一例を概念的に示す図である。 本発明の第1の実施形態における参照データを特定する元となるデータの一例を概念的に示す図である。 本発明の第1の実施形態における参照データを特定する元となるデータの一例を概念的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る制御システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る記憶部におけるデータの一例を概念的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る記憶部におけるジョブ実行履歴の一例を概念的に示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る制御システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る制御システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る管理部における処理の概念図である。 本発明の各実施形態に係る制御システムを実現可能な計算処理装置のハードウェア構成を、概略的に示すブロック図である。 本発明に関連する分散バッチ実行基盤におけるシステムの構成を示すブロック図である。 本発明に関連するデータ管理部が管理するメタデータの一例を概念的に表す図である。 本発明に関連する分散データストアが有するデータの一例を概念的に表す図である。 本発明に関連するジョブに関する定義の一例を概念的に表す図である。
1 制御システム
2 命令部
3 ガベッジコレクタ
4 メモリ
5 メモリ管理部
6 計算処理システム
7 制御システム
8 命令部
9 記憶部
10 計算処理システム
11 制御システム
12 命令部
13 記憶部
14 解析部
15 計算処理システム
16 制御システム
17 管理部
18 計算処理システム
20 計算処理装置
21 CPU
22 メモリ
23 ディスク
24 不揮発性記録媒体
25 入力装置
26 出力装置
30 分散バッチ実行基盤
31 分散データストア
32 分散並列システム
33 アプリケーション管理部
34 バッチ実行管理機構部
35 ジョブ制御部
36 管理インターフェース
37 アプリケーションリポジトリ
38 ジョブリポジトリ
39 データ管理部

Claims (10)

  1. ジョブが参照する参照データと、記憶装置において回収される領域における第1データとが一致する場合に該第1データを前記記憶装置に読む第1命令を行い、一致しない場合には前記第1命令を行わないという実施判断を行う命令部を
    備える制御システム。
  2. 前記ジョブと、前記ジョブが参照する参照データとを関連付けて記憶する記憶部を更に備え、
    前記命令部は、前記記憶部から、前記ジョブと関連付けされた特定の参照データ読み取ることにより、前記実施判断を行う
    請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記領域における第2データを所定の解析手順により解析することにより、前記第1データを特定する解析部を更に備える
    請求項1または請求項2に記載の制御システム。
  4. 前記領域を管理する管理部を更に備え、
    前記解析部は、前記管理部が管理する前記領域を参照することにより、前記第2データを読み取る、
    請求項3に記載の制御システム。
  5. 前記記憶装置は、オンメモリ型データストアである
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の制御システム。
  6. 前記解析部は、前記所定の解析手順において、バイト配列を解析することによりJavaオブジェクトを取り出し、該Javaオブジェクトにおけるメタデータを判別する、
    請求項3または請求項4に記載の制御システム。
  7. ジョブが参照する参照データと、記憶装置において回収される領域における第1データとが一致する場合に該第1データを前記記憶装置に読む第1命令を行い、一致しない場合には前記第1命令を行わない制御方法。
  8. ジョブが参照する参照データと、記憶装置において回収される領域における第1データとが一致する場合に該第1データを前記記憶装置に読む第1命令を行い、一致しない場合には前記第1命令を行わないという実施判断を行う命令機能を
    コンピュータに実現させる制御プログラム。
  9. 前記命令機能は、前記ジョブと、前記ジョブが参照する参照データとを関連付けて記憶する記憶部から、前記ジョブと関連付けされた特定の参照データ読み取ることにより、前記実施判断を行う
    請求項8に記載の制御プログラム。
  10. 前記領域における第2データを所定の解析手順により解析することにより、前記第1データを特定する解析機能を、
    さらにコンピュータに実現させる請求項8、または、請求項9に記載の制御プログラム。
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