JP6051234B2 - アクティブ型ロードノイズ制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、アクティブ型ロードノイズ制御システム及び車輌におけるロードノイズ制御方法に関する。本発明の態様は、システム、車輌、及び方法に関する。
陸上型車輌が高速道路及び他の路面を走行すると、ロードノイズとして知られている低周波ノイズを発生する。ホイールが路面上を走行するとき、このようなロードノイズは、少なくとも部分的に構造的なものである。即ち、ロードノイズは、タイヤ、ホイール、ハブ、シャーシ部品、サスペンション制御アーム又はウィッシュボーン(wishbone)、ダンパ、耐回転又は耐揺動バーなどのサスペンション部品のような車輌部品、及び車体を介して伝達され、車室内に聞こえる。
車室内の乗員が体感するロードノイズを低減することが好ましい。
本発明は、車輌部品の振動を低減することにより、車室内の乗員が体感するロードノイズを低減することを目的とする。
本発明は、従来技術の問題を克服又は少なくとも軽減することを目的とする。
本発明の態様として、添付図面に記載のシステム、車輌、及び方法を提供する。
保護を求める本発明の一態様によれば、車室及び路面と回転接触する1つ又はそれ以上のホイールを有する車体を備える車輌が提供され、1つ又はそれ以上のホイールは、シャーシによって車体に連結されており、少なくとも1つの慣性アクチュエータが、車体又は車室内に伝わる前に上記の回転接触から生じる振動又はノイズを抑制又は解消するために、シャーシに取り付けられている。
これに関する1つの利点は、ホイールを車体に接続しているシャーシの振動又はノイズが車体に伝わる前に抑制又は低減されることである。
振動は車輌を介して部品から部品へと伝播するので、振動は一般的にさらに複雑になる。このため、源で振動を解消することは有利である。シャーシの単一の軸の振動は、複数点で車体に伝達され、車体で複雑な複数の軸の振動を生成する。これは、シャーシと車体との間の複雑な接続の部分で起こる。同様に、シャーシの振動方向は、比較的予測可能であり、予想される方向の振動を最も低減するように慣性アクチュエータを装着できる。
任意的には、少なくとも1つのアクチュエータは、500Hz未満の周波数の振動又はノイズを低減又は抑制するように配置される。
任意的には、少なくとも1つのアクチュエータは、20Hzを越える周波数の振動又はノイズを低減又は抑制するように配置される。
これに加えて又はこれに代えて、1つ又はそれ以上の慣性アクチュエータは、車体の支持部又は制御アームと、車体との間の連結部又は接合部に隣接して車体に配置される。
一実施形態では、シャーシは、車体にホイールを連結する1つ又はそれ以上の部品を備え、慣性アクチュエータは、車体に直接接続された1つ又はそれ以上又は全ての部品に配置されている。これには、車輌内に伝達又は伝送される前に、シャーシに存在する振動を抑制、低減、又は除去するという有利な点がある。
任意的には、車輌は、自動車、バンやトラックなどの陸上型車輌である。
他の実施形態では、車輌は、支持要素に取り付けられた2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータを備える。2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータのそれぞれは、互いに対する角度関係で配置されており、支持要素は、車輌シャーシ又は車体部品に固定されている。
任意的には、2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータは、互いに対して垂直に配置され、支持要素に直交する面上に取り付けられている。
保護を求める本発明の別の態様によれば、
シャーシによって車体に連結される1つ又はそれ以上のホイールを有する車輌を準備し、シャーシは連結又は接合により車体に連結されており、
質量体を有する1つ又はそれ以上の慣性アクチュエータを、シャーシ及び/又は連結部又は接合部若しくはそのそれぞれに隣接して車体の一部に固定し、
トランスデューサを有する慣性アクチュエータの質量体を動作させることにより、シャーシ及び/又は車体に力を付加することで、シャーシ及び/又は車体の1つ又はそれ以上の部品の振動を低減するか又は抑制する
ことを含む車室内で聞こえる構造起因のロードノイズを低減する方法が提供されている。
保護を求める本発明の他の態様によれば、車室及び路面と回転接触する1つ又はそれ以上のホイールを有する車体を備える車輌が提供され、1つ又はそれ以上のホイールは、1つ又はそれ以上の支持部によって車体に可動式に連結されており、車体内に伝達される振動又はノイズを低減し、これにより車室内に聞こえるロードノイズを低減するように、少なくとも1つの慣性アクチュエータが、少なくとも1つの又は上記の1つ又はそれ以上の支持部のそれぞれに取り付けられている。
任意的には、1つ又はそれ以上の慣性アクチュエータは、1つ又はそれ以上の支持部と車体との間の連結部又は接合部に隣接して車体に配置されている。
保護を求める本発明のさらに別の態様によれば、車室及び路面と回転接触する1つ又はそれ以上のホイールを有する車体を備える車輌用のアクティブ型ロードノイズ低減システムが提供され、1つ又はそれ以上のホイールは、シャーシによって車体に連結され、車体又は車室に伝達される前に回転接触により生じるシャーシの振動又はノイズを抑制又は解消するために、システムは、少なくとも1つの慣性アクチュエータがシャーシに取り付けられることを含む。
本出願の範囲内では、前述までの段落、特許請求の範囲及び/又は以下の説明並びに図面において、特にその個々の特徴では、記載されている種々の態様、実施形態、実施例及びこの代替物は、独立に又は任意の組み合わせを取られてもよいことは明白に意図されている。例えば、一実施形態に関連して説明されている特徴は、特徴に互換性がない場合を除いて、全ての実施形態に適用可能である。
本発明の実施形態を、ここで添付図面を参照して、一例としてのみ説明する。
本発明の実施形態に係るアクティブ型ノイズ制御システムを備える車輌の側面図。 図1の実施形態に係る車輌の下側の前方部の下方からの平面図。 図1の車輌の下側の後方部の一部の下方からの平面図。 慣性アクチュエータの概略図。 図2に対応する、本発明の実施形態に係る図4の慣性アクチュエータの配置を示す図である。 本実施形態に係るアクティブ型ノイズ制御システムを備えるダブルウィッシュボーンサスペンションシステムである、前輪サスペンションシステムの説明図であり、図4の慣性アクチュエータの配置を示す図。 本発明の別の実施形態に係る、マクファーソンストラットサスペンションシステムである、代替的なサスペンションシステムを示す図。 図3に対応する、図4の慣性アクチュエータの配置を示す図。 図1の車輌の後輪のサスペンションシステムを示す図。 単一方向に動作する慣性アクチュエータの概略図。 2つの直交する方向に動作する1組の慣性アクチュエータの概略図。 直交方向に動作する3つの慣性アクチュエータの概略図。
アクティブ型ロードノイズ制御システム及び方法に関する特定の実施形態の詳細な説明がここで開示されている。開示されている実施形態は、単に本発明の特定の態様を実施できる方法の例であり、本発明が体現され得る全ての方法についての網羅的なリストを表すものではないことが理解されるであろう。実際、ここで記載されているアクティブ型ロードノイズ制御システム及び方法は、様々な及び代替的な形態で体現できることが理解されるであろう。図面は必ずしも縮尺通りではなく、一部の特徴は、特定の構成要素の詳細を示すために誇張又は縮小されていることがある。周知の構成要素、材料又は方法は、本開示を不明瞭にすることを避けるために必ずしも詳細に記載されているわけではない。ここで開示されているいかなる特定の構造及び機能の詳細も限定として解釈されるべきではなく、単に特許請求の範囲の基礎として及び様々に本発明を採用するために当業者に教示するための代表的な基礎として解釈されるべきである。
図1を参照して、本発明の実施形態に係るアクティブ型ロードノイズ制御システムを備える車輌10が示されている。図2は、車輌10の下側の前方部の平面図を示している。
車輌10は、1組の前輪12及び1組の後輪19と、車室11と、車体8とを備える。前輪12及び後輪19は、車輌シャーシにより車体8に連結されている。
ここで使用される車輌シャーシは、前及び/又は後輪12,19を車体8に連結するいずれかの部品に関連し、関節運動又は車体8に対して相対的に可動する。
車輌シャーシは、制御アーム、ウィッシュボーン(wishbone)、サブフレーム、ダンパ、ばね、ストラット(strut)、ホイールハブ、ナックル(knuckle)、耐回転バーや耐揺動バー、及び/又はステアリングラックのようなステアリング部品を含んでもよいが、排他的にこれらに限定されない。
各前輪12a,12b(図2参照)は、ホイールハブに取り付けられている(分かりやすくするために図示せず)。各ホイールハブは、第1の下部制御アーム14a,14b及び第2の下部制御アーム16a,16bによってサブフレーム18に連結されている。任意的には、第1および第2の制御アーム14a,14b,16a,16bは、球状接合部(図示せず)によりホイールハブに接続されている。
第1の下部制御アーム14a,14bはまた、枢動可能にサブフレーム18に連結され、任意のブッシュを備えていてもよい。
第2の下部制御アーム16a,16bはまた、枢動可能にサブフレーム18に連結され、任意のブッシュを備えていてもよい。
車輌10はまた、図6に示すように、ダブルウィッシュボーンサスペンション構造を形成するための1つ又はそれ以上の上部制御アーム17aを備える。上部制御アーム17aは枢動可能にサブフレーム18に連結され、任意のブッシュを備えていてもよい。
(図6に示されている)コイルばねとダンパを含むダンパ13aを覆っているコイルは、その底部では下部制御アーム14a/16a,14b/16b又はホイールハブに、その頂部では車体8に連結されている。
図7に示すように代替的に示された実施形態では、上部制御アームは、コイルばね及びダンパを含むコイルオーバーダンパで形成されたマクファーソンストラット(Macpherson strut)113aとして構成されている。なお、他の実施形態では、車輌10が別のサスペンション設計を備えてもよいことが想定される。
ステアリング機構即ちラック20は、リンクアーム22a,22bによって前輪12a,12bのそれぞれの間で連結されており、ブッシュ又は支持部24a,24bによってサブフレーム18に取り付けられている。
図3は、サブフレーム19に連結された1組の後輪19a,19bを示し、そしてサブフレーム19は車体8に連結されている。後輪19a,19bは、ホイールハブに連結され、そしてホイールハブは、下部制御アーム16c,16d及び上部制御アーム17c,17dによってサブフレーム19に連結されている。ダンパ109cとばね113cもまた、(図9に示すように)設けられており、コイルオーバーダンパ109c/113cを構成している。ばね113cはコイルばねであり、ダンパ109cはばね113c内に配置されている。ばね113cは(図9に示すように)サブフレーム19に連結されている。他の実施形態では、ばね113cは車体8に連結されていてもよい。図9に示された実施形態では、ダンパ109cもまた、車体8に連結されている。代替的な実施形態では、ばね113c及び/又はダンパ109cは、サブフレーム19に連結されていてもよいことが想定される。
サブフレーム19は、4つの取付ブッシュ21により車体8に連結されている。
代替実施形態では、コイルオーバーダンパ13a,109c/113cは、上部制御アーム17c,17dとサブフレーム19との間で連結されてもよい。
図4は、当該技術分野で公知の慣性アクチュエータ30を示している。例えば、エリオット(Elliot)らの国際公開WO2005/059397号公報に開示されているように、その内容は参照により本明細書に組み込まれている。
慣性アクチュエータ30は、質量体34がばね36によって支持されているアクチュエータシャーシ32を備える。この質量体34は、外力発生器38によって駆動される。外力発生器38は、コイルのような電磁回路を含んでもよい。ダンパ40は、ばね36と平行に設けられているか、又は減衰性能はばねサスペンションシステム36に内在されていてもよい。外力発生器38は、ばね36及びダンパ40の向きに対して平行な方向に質量体34を駆動するように配置されている。
外力発生器38は、質量体34に力(fa)を与えるトランスデューサを備える。コントローラ39は、トランスデューサの励起を制御するために設けられている。フィードバック手段43,44は、アクチュエータシャーシ32に対する質量体34の加速度の測定に応答するように設けられている。
コントローラ39は、フィードバック手段43,44からのフィードバック信号に応答してトランスデューサの励起を変更するように動作できる。
慣性アクチュエータ30は、アクチュエータシャーシ32が取り付けられた車輌10の構成部品の表面32s(図9参照)に力(ft)を伝達できる。
慣性アクチュエータ30は、アクチュエータシャーシ32の上にその加速度を測定する加速度計又は他の適したセンサを有し、これらが取り付けられた車輌の構成部品が振動した際に受けたアクチュエータシャーシ32の加速度を測定するものである。質量体34の加速度に対するアクチュエータシャーシ32の相対加速度を測定した結果を用いて、質量体34を駆動する外力発生器38の制御により相殺することが好ましい振動信号を形成することにより、慣性アクチュエータ30が取り付けられた車輌の構成部品の振動を排除する。
外部の動的外乱Vcがアクチュエータシャーシ32の取り付けられている表面32sに加えられると、これにより相対加速度として測定できるそのばね36上の質量体34に対して相対的にアクチュエータシャーシ32が変位する。センサ44は、質量体34の測定加速度に比例した電気信号を与え、別のセンサ43は底部32の測定加速度に比例した電気信号を与える。
質量体34と底部32との間の相対加速度は、相殺力を加える量と、その力の位相遅れを決定するために、コントローラ39に与えられる。
これに応じて、コントローラ39は、アクチュエータシャーシ32に反力を与えるように、慣性質量体34を駆動する慣性アクチュエータ要素38に電気的なフィードバック信号を供給し、これにより、元の外部の動的外乱Vcを低減し、振動を低減し、従って車内に伝達されるノイズを低減する。
慣性アクチュエータ30は、車輌10のシャーシのシャーシ部品の面上にあるシャーシ部品取付位置に隣接して取り付けられてもよい。これに加えて又はこれに代えて、慣性アクチュエータ30は、振動を制御するのに好ましいようにサブフレーム18,19に取り付けられてもよい。外力発生器38は、慣性アクチュエータシャーシ32の底板に向かって又はこれから離れて、上記底板に少なくとも実質的に垂直な方向で質量体34を駆動できる。
伝達された力(ft)は、慣性アクチュエータ30が取り付けられた部品の振動を抑制又は低減することで振動を制御するために利用できる。
共振周波数未満の低周波数の下では、アクチュエータシャーシ32の変位は、アクチュエータシャーシ32を実質的に追随する質量体34の変位となる。共振周波数を超える高周波数では、その慣性によってアクチュエータシャーシ32の変位に応答できないため、質量体34は、実際上静止又は停止される。この状態では、質量体34は、アクチュエータシャーシに力を付加するために使用できる。外力発生器38は、例えばアクチュエータ30の共振周波数より高い周波数のコイルに電流を印加することにより、質量体34に力を付加する。底部での反力は、相殺力を形成するために実際上「停止」した質量体34を押圧する。
任意的には、アクチュエータ30は、約30Hzの共振周波数を有する(共振周波数は質量体34の大きさ又は重量、及びばね36の剛性に依存する。)。このため、アクチュエータ30は、約50−500Hzの範囲で使用可能である。
相対的な偏差(x)に対するフィードバック信号42の性質は、前述の国際公開WO2005/059397号公報に詳述されており、慣性アクチュエータ30の沈下を克服するために変位の積分値に比例したセルフレベリング信号(自己平準化信号)fc、及び、共振時の挙動を制御するために変位の微分値に比例した信号を含んでいる。
(磁性を有すると想定される)慣性質量体34は、ばねに支持されている。しかしながら、このことは、慣性質量体34が重力によってばね36上で沈下することを意味し、これにより運動が制限され、従って装置の有効性が限定される。外力発生器38に対して十分な直流電流を印加することで、中立位置に戻るまで慣性質量体34は持ち上がる。ノイズ/振動を解消するのに必要な解消信号である交流電流上記直流電流に追加して供給して外力発生器38によって慣性質量体34に印加される全信号を形成する。
図5及び図6は、車輌10の前輪(12a,12b)のシャーシ部品上の慣性アクチュエータ(30,30a,30b,30c,30d,30e,30f,30g,30h,30i,30j,30k,30l,30o,30p,30α,30β,30γ,及び30δ)の配置を示している。
慣性アクチュエータ30aは、第1の下部制御アーム14aとサブフレーム18との間の枢動可能な連結部に隣接して、任意的には第1の下部制御アーム14aに配置されている。制御アーム14aとサブフレーム18との間の連結接合部は、ゴム、ポリウレタン、又は他の適切な材料から形成されるブッシュのような振動伝達を低減するための公知の受動装置を含んでいてもよい。
第2の慣性アクチュエータ30bは、サブフレーム18と第1の下部制御アーム14aとの間の枢動可能な連結部に隣接して、及び近接してサブフレーム18に配置されてもよい。
第3の任意の慣性アクチュエータ30hは、第2の下部制御アーム16aに配置されてもよく、任意的には慣性アクチュエータ30hは、サブフレーム18への第2の下部制御アーム16cの枢動可能な接続部に、又はこれに隣接して配置されている。
任意の第4の慣性アクチュエータ30gは、第2の下部制御アーム16aとサブフレーム18との間の枢動可能な接続部に近接してサブフレーム18に配置されてもよい。
車輌10のステアリングホイールを参照して(典型的には前輪12a,12b)、ステアリングアーム22a,22bを備えるステアリング機構20が設けられており、図示の実施形態においてはステアリングラック20が設けられているが、これに代わるステアリング機構の本発明への適用は想定される。
ステアリング機構20は、図3に示すように、1つ又はそれ以上の連結接合部24a,24bによってサブフレームに連結されてもよい。
第5の慣性アクチュエータ30iは、任意的にはステアリング機構20に配置されており、任意的には慣性アクチュエータ30iは、連結接合部24aに隣接してステアリング機構20に配置されている。
任意の第6の慣性アクチュエータ30kは、連結接合部24aに隣接して及び近接してサブフレーム18に配置されていてもよい。
図示の実施形態では、慣性アクチュエータ30i,30kは、サブフレーム18及びステアリング機構20の上面に配置されている。しかしながら他の実施形態では、慣性アクチュエータ30i,30kは、図5に破線で概形を示すように、下面に配置されていてもよい。
1つ又はそれ以上の慣性アクチュエータ30a,30b,30g,30hは、第1又は第2制御アーム14a,16a及び/又はサブフレーム18のそれぞれの上面に配置されていてもよいことが、また想定される。図示された位置は、慣性アクチュエータの随意的な位置のみを表し、他の構成も想定される。
特に、全ての慣性アクチュエータ(30,30a,30b,30c,30d,30e,30f,30g,30h,30i,30j,30k,30l,30o,30p,30α,30β,30γ,及び30δ)は、例えば全て下面又は全て上面の同一面に配置されることが想定される。これには、慣性アクチュエータのメンテナンスがより容易であること、及び慣性アクチュエータのより良い保護などの1つ又はそれ以上の利点がある。慣性アクチュエータ(30,30a,30b,30c,30d,30e,30f,30g,30h,30i,30j,30k,30l,30o,30p,30α,30β,30γ,及び30δ)は、例えば上面と下面の両方の2つ又はそれ以上の面に配置されてもよい。
第2の前輪12bを見ると、図5に示すように、慣性アクチュエータ30c,30d,30e,30f,30l,30jは、ロードノイズを低減又は抑制するために第1の前輪12aに関して先に記載したものと同様に、シャーシ及びサブフレーム18に配置されている。また、図示された配置は、任意的な構成を示し、これに限定されない。
図6は、第1のホイール12aのサスペンション構造の斜視図を示している。サスペンションシステムは、ダブルウィッシュボーン構造である。
第7の慣性アクチュエータ30oは、コイルばね上方の第3の制御アーム13aの上面に設けられ、及び取り付けられている。任意的には、慣性アクチュエータ30oは、コイルばね下方に配置されてもよい。
第8の慣性アクチュエータ30pは、サブフレーム18と上部制御アーム13aとの間の連結部に隣接して、サブフレーム18又は車体8の(図示されていない)サスペンションタレット又はストラットタワーの一部に配置されている。
第9及び第10の慣性アクチュエータ30β,30γは、上部制御アーム17aの各端に配置されており(図6参照)、制御アームは図6のダブルウィッシュボーンサスペンションの上部ウィッシュボーンを形成している。
第11及び第12の任意の慣性アクチュエータ30α,30δは、任意的には第9及び第10の慣性アクチュエータ30β,30γのそれぞれに隣接して、サスペンションタレット又はストラットタワーにおいて、車体8に配置されている。
ここで図7を参照して、図1から図6の実施形態に代替する実施形態が示されている。代替実施形態では、それらの特徴が代替実施形態に属することを示すために、同一数字は、可能な場合には接頭部「100」などが付加されていたとしても、同一部品を示すために使用されている。代替実施形態は、多くの共通の特徴を前述の実施形態と共有しており、従って図1から図6に示された実施形態との差異のみがより詳細に記載されている。
図7は、代替的なサスペンションシステムを示している。図面から明らかなように、マクファーソンストラット113aは、上部制御アーム113aを形成し、サスペンションタレット又はストラットタワーにおいて車体8又はサブフレーム118に連結されている。
図7の実施形態では、コイルばね及びダンパを備えるストラット113aは、後方上部制御アームを形成している。図7の実施形態では、ストラット113aの頂部に配置された慣性アクチュエータ130o、及び、ストラット113aに隣接した(破線で部分的に示されている)サブフレーム118に配置された他の慣性アクチュエータ130pを備える。
代替実施形態では、2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータは、図示及び記載されている単一の慣性アクチュエータ30のそれぞれの位置において使用されてもよいことが想定される。例えば、複数の慣性アクチュエータは、上部制御アーム13aとサブフレーム18との間のインターフェースを囲むサブフレーム18,118又は車体8に配置されていてもよいことが想定される。
図7に示すように、サスペンション構造はまた、1つ又はそれ以上の耐回転又は耐揺動バー115を備える。耐回転バー115は、第2の下部サスペンションアーム116a及びサブフレーム118に連結されている。耐回転バー115は、ロードノイズとして車室11内に聞こえる振動をサブフレーム118内に伝達することがある。任意的には、耐回転バー115及び/又はサブフレーム118に配置された1つ又はそれ以上の慣性アクチュエータ130m,130nが設けられてもよい。任意的には、慣性アクチュエータ130m,130nは、耐回転バー115がサブフレーム118に連結されている位置に隣接して又は近接して配置されてもよい。
図8及び図9は、後輪19a,19bをサブフレーム19に連結している後方サスペンションシステム又はシャーシ上の慣性アクチュエータ(30s,30t,30u,30v,30w,30x,30y,30z,30q,30r)の他の随意的な配置を示している。4つの慣性アクチュエータ30s,30u,30x,30yは、取付ブッシュ21に隣接してサブフレーム19に配置されている。
4つの慣性アクチュエータ30t,30v,30w,及び30zは、同様に、取付ブッシュ21に隣接してサブフレーム18に配置されている。
図8及び図9に示された実施形態では、慣性アクチュエータ30は、上部又は下部制御アーム16c,16d,17c,17dのいずれにも配置されていない。代替実施形態では、これに代えて又はこれに加えて、サブフレーム19上に配置された慣性アクチュエータに対して、これらの部品上の追加的な慣性アクチュエータの配置が想定される。さらに、ホイール19a,19bをサブフレーム19に連結するために追加的なサスペンション部品が設けられた場合、これらの構成部品上の慣性アクチュエータ30の配置は、他の実施形態も想定される。
図9は、制御アーム113c/109cの上部の慣性アクチュエータ30qの配置、及び、典型的には車体8の特徴として形成されるが、ストラットタワー上の慣性アクチュエータ30rの配置を示しているが、ストラットタワーは、これに代えて制御アーム113c/109cに近接して、サブフレーム18を延長することで設けられてもよい。
図10は、車輌表面40に固定された慣性アクチュエータ31xを示している。アクチュエータシャーシ32の底板は、車輌表面40に直接取り付けられている。慣性アクチュエータ31xは車輌表面40に力を付加できる。
慣性アクチュエータ31xのアクチュエータシャーシ32は、ボルトのような機械的な固定装置によって、及び/又は粘着材のような接着剤によって、及び/又は溶接によって、及び/又は他の適切な手段によって、車輌表面40に固定されてもよいことが想定される。
ここで図11及び図12を参照して、図10の実施形態に代替する実施形態が示されている。代替実施形態では、それらの特徴が代替実施形態に属することを示すために、同一数字は、可能である場合には、接頭部「200」又は「300」などが付加されていたとしても、同一部品を示すために使用されている。代替実施形態は、多くの共通の特徴を前述の実施形態と共有しており、従って図10に示された実施形態との差異のみがより詳細に記載されている。
図11は、支持部252を介して車輌表面240に固定されている、1組の直交配置された慣性アクチュエータ231x,231yを示している。支持部252は、少なくとも1組の直交面を備え、第1の慣性アクチュエータ231xは第1の面に固定されており、第2の慣性アクチュエータ231yは第2の面に固定されている。支持部252は適切な固定手段によって車輌表面240に固定されている。代替実施形態では、慣性アクチュエータ231x及び231yが固定されている車輌部品は1組の直交面を備え、慣性アクチュエータ231x,231yは車輌部品の直交面のそれぞれに直接固定されていてもよい。
図12は、互いに直交して配置された3つの慣性アクチュエータ331x,331y,331zを示している。慣性アクチュエータ331x,331y,331zは、支持部352の直交面に取り付けられている。支持部352は車輌表面340に取り付けられている。
代替実施形態では、慣性アクチュエータ231x,231y;331x,331y,331zは、互いに異なる角度関係で配置されていてもよく、互いに直交して個々に力を付加するように配置される必要はない。
互いに対してある角度で2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータを取り付けることで、ノイズ低減システムは、それらが取り付けられている部品面に対して直交しない角度で力を付加することが可能である。これは、付加された力のそれぞれの合力が直交しないように、2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータを同時に作動させることで達成できる。このような手法は、収容空間が限られているか、又は振動を制御するために必要な力が単一の慣性アクチュエータの能力を越える場合に使用されてもよい。代替実施形態では、これは、部品表面に対して非垂直な角度で配置された単一の慣性アクチュエータを作動させることによって達成できる。
前述の実施形態は、振動が車輌構造を介して車室11に伝達される前に車輌10の部品、特に車輌シャーシの振動を低減又は抑制することで車室11内に聞こえるロードノイズを低減又は抑制するための装置及び方法を記載している。アクティブ型ノイズ低減システムは、1つ又はそれ以上のシャーシ部品を介して振動力が伝達され、反力をそれぞれの1つ又はそれ以上のシャーシ部品に付加することを発見している。システムがそれぞれの1つ又はそれ以上のシャーシ部品に、振動力に対して大きさが等しく方向が反対である反力を付加すると、反力は少なくとも部分的に振動力を相殺するように振動力を低減する。即ち、反力と振動力の合力は、0に向かうか、又はゼロになる。このようにして、車輌シャーシを介してサブフレーム18及び/又は車室に伝達されるロードノイズは、低減又は抑制できる。
システムは、典型的に20−500Hzである構造起因のロードノイズの範囲で動作するように構成されるか、又は最適化されていてもよい。これは、典型的には20Hzから20KHzである人間の可聴周波数域の低周波部分である。
慣性アクチュエータをシャーシ部品に取り付けることで、サブフレーム18及び/又は車室11内にその他の方法で伝達されてその内部に聞こえるロードノイズを引き起こす(車室と車体8は共振空洞として動作し、ロードノイズを増幅する。)振動は、車体/車室で増幅される前に、低減又は除去できる。ここで開示されているシステムは、一旦車室内に到達したノイズを解消するために内部にスピーカ及びマイクロフォンを使用する従来のノイズ解消システムと比較して、非常に単純で、よりモジュール化されており、即ち部品はシステムに追加又は省略されてもよく、ノイズ解消を改善するために特別な車輌設計に依存している。本発明の別の利点は、源でのノイズ(振動)解消がより有効であることであり、さらにまた、車室内のいずれの場所のノイズレベルをも低減するために、ときにグローバルリダクションリミットと呼ばれる上限周波数の障害(典型的に250Hz)を取り払うことである。
振動が車体8に向かって及びこれを介して伝播すると、振動はより複雑になる。例えば、サブフレーム18の単一の軸振動は、車体8の複数の軸振動に変化する。これは、サブフレーム18と車体8との間の複雑な接続のために起こる。同様の理由から、振動方向は比較的予測可能であり、慣性アクチュエータは、予想される方向の振動を最も低減するように取り付けることができる。これらが、源でノイズ(振動)を解消することがより有効であることの2つの理由である。
一部の例では、停止(ground)により生じる全ての構造起因のノイズを減衰することが好ましいわけではなく、むしろそのノイズ内の特定域又は周波数にのみ集中することが好ましい。このように、車室内で聞こえるロードノイズは、知覚される質を改善するように調整できる。
例えば、種々の変更が本発明の範囲内でなされ得ることが理解できる。
慣性アクチュエータはまた、ホイールが取り付けられているホイールハブのような車輌シャーシの部品上に配置され得ることが想定される。
さらに、慣性アクチュエータ30、特に質量体34とトランスデューサのサイズは、慣性アクチュエータが取り付けられる各部品の振動を解消又は低減するための十分な力を付加するように調節されてもよい。
なお、ここで使用されているものとして、例えば「頂」、「底」、「前」、「後」、「端」、「側」、「内」、「外」、「上」、及び「下」などの方向性に関する言及は、その方向にそれぞれの特徴を限定せず、互いからこれらの特徴を区別するのに単に役立つものであることが認識されるであろう。
8 車体
10 車輌
11 車室
12,12a,12b,112a 前輪(ホイール)
12b 第2の前輪
13a,109c,113c ダンパ、上部制御アーム
14a,14b,16a,16b,16c,16d 下部制御アーム
17a,17c,17d 上部制御アーム
18,19,118 サブフレーム
19a,19b 後輪(ホイール)
20,120 ステアリング機構、ステアリングラック
21 ブッシュ
22a,22b リンクアーム
24a,24b 支持部(連結接合部)
30,30a,30b,30c,30d,30e,30f,30g,30h,30i,30j,30k,30l,30o,30p,30q,30r,30s,30t,30u,30v,30w,30x,30y,30z,30α,30β,30γ,30δ,31x,130g,130h,130m,130n,130o,130p,231x,231y,331x,331y,331z 慣性アクチュエータ
32 シャーシ
32s 部品表面
34 質量体
36 ばね(サスペンションシステム)
38 外力発生器
39 コントローラ
40,240,340 車輌表面
42 フィードバック信号
43,44 フィードバック手段,センサ
113a ストラット
115 耐回転バー
116a サスペンションアーム
252,352 支持部

Claims (10)

  1. 車室及び路面と回転接触する1つ又はそれ以上のホイールを有する車体を備える車輌であって、前記1つ又はそれ以上のホイールは、シャーシによって前記車体に連結されており、少なくとも2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータが、前記車室内に伝達される前に前記回転接触により生じる前記シャーシの振動又はノイズを抑制又は解消するために、前記シャーシまたは前記車体に固定された1つの支持部に取り付けられており、
    記2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータのそれぞれが出力する振動が互いに対して90度を除いた角度関係で出力されるように前記2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータは配置されていることを特徴とする、車輌。
  2. 少なくとも1つの慣性アクチュエータは、500Hzの周波数未満の振動又はノイズを低減又は抑制するために配置されている、請求項1に記載の車輌。
  3. 少なくとも1つの慣性アクチュエータは、20Hzの周波数を越える振動又はノイズを低減又は抑制するために配置されている、請求項1に記載の車輌。
  4. 前記2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータは、前記シャーシと前記車体またはその制御アームとの間の連結部又は接合部に隣接して配置されている、請求項1に記載の車輌。
  5. 前記シャーシは、前記ホイールを前記車体に連結するための1つ又はそれ以上の部品を備え、前記慣性アクチュエータが、前記車体に直接連結された1つ又はそれ以上又は全ての部品に配置されている、請求項4に記載の車輌。
  6. 前記車輌は、自動車、バン、又はトラックなどの陸上型車輌である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車輌。
  7. 構造に起因して車室内に聞こえるロードノイズを低減する方法であって、
    シャーシによって車体に連結された1つ又はそれ以上のホイールを有する車輌を準備し、前記シャーシは前記車体に1つまたはそれ以上の連結部によって連結され、
    質量体およびトランスデューサそれぞれ備える2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータを、前記シャーシ及び/又は前記少なくとも1つの連結部に隣接した前記車体の一部に固定された1つの支持部に取り付け
    前記トランスデューサを作動させ、これにより前記シャーシ及び/又は車体に力を付加し、これにより前記シャーシ及び/又は車体の振動を低減又は抑制し、
    記2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータのそれぞれが出力する振動が互いに対して90度を除いた角度関係で出力されるように前記2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータは配置されていることを特徴とする
    ことを含む方法。
  8. 車室及び路面と回転接触する1つ又はそれ以上のホイールを有する車体を備える車輌であって、前記1つ又はそれ以上のホイールは、1つ又はそれ以上の連結部または接合部によって前記車体に連結されており、2つまたはそれ以上の慣性アクチュエータが、前記車体内に伝達される1つまたはそれ以上の前記連結部または接合部の振動を抑制又は解消するために前記1つ又はそれ以上の連結部または接合部の少なくとも1つにおいて1つの支持部に取り付けられており、これにより前記車室内に聞こえるロードノイズを低減し、
    前記2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータは互いに対して90度を除いた角度関係をもって配置されている、車輌。
  9. 前記2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータは、リンクアームと前記車体との間の連結部に隣接して前記車体に配置されている、請求項に記載の車輌。
  10. 車室及び路面と回転接触する1つ又はそれ以上のホイールを有する車体を備える車輌のためのアクティブ型ロードノイズ低減システムであって、前記1つ又はそれ以上のホイールは、シャーシによって前記車体に連結されており、少なくとも2つの慣性アクチュエータが、前記車室内に伝達される前に、前記回転接触により生じる前記シャーシの振動又はノイズを抑制又は解消するために、前記シャーシまたは前記車体に固定された1つの支持部に取り付けられ、
    記2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータのそれぞれが出力する振動が互いに対して90度を除いた角度関係で出力されるように前記2つ又はそれ以上の慣性アクチュエータは配置されていることを特徴とする、ロードノイズ低減システム。
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