JP6049636B2 - 粒子モニター装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、粒子をモニターする装置であって、特に独立請求項1の導入部分に記載された装置に関するものである。さらに、本発明は、粒子センサのイオン・トラップ機構であって、より詳細には、独立請求項18の導入部分に記載されたイオン・トラップ機構に関するものである。また、本発明は、粒子センサをモニターする方法であって、より詳細には、独立請求項27の導入部分に記載された方法に関するものである。さらに、本発明は、請求項30に記載された使用にも関するものである。
多くの工業プロセス及び燃焼プロセスでは1〜1000nmの直径の微粒子が形成され、様々な理由によって、こうした微粒子の測定が行われる。微粒子の測定は、健康に影響を与える可能性があるために、また燃焼機関、特にディーゼル機関の動作などの、工業プロセス及び燃焼プロセスの動作をモニターするために実施されることがある。微粒子をモニターする他の理由は、工業プロセスにおけるナノサイズ粒子の使用及び生産が増加していることである。上記理由により、信頼性のある微粒子測定の設備及び方法が求められている。
微粒子測定の1つの従来技術の方法及び装置が、国際公開第2009/109688号に記載されている。この従来方法では、清浄な本質的に粒子を含まないガスが装置に供給され、入口チャンバから、装置内部に設けられたエゼクタに、主流として方向付けられる。さらに、清浄なガスは、入口チャンバに供給される前及び供給されている間にイオン化される。イオン化された清浄なガスは、音速又は音速に近い速度でエゼクタへ送られることが好ましい。清浄なガスのイオン化は、例えばコロナ帯電器を用いて行うことができる。入口チャンバは、微粒子を有するエアロゾルを含む経路又は空間と流体連通するように配置されたサンプル入口をさらに備える。清浄なガスの流れ及びエゼクタにより、サンプル入口で吸引が生じ、それにより、サンプルのエアロゾルの流れがダクト又は空間から入口チャンバまで形成される。したがって、サンプルのエアロゾルの流れは、エゼクタへの側流として形成される。イオン化された清浄なガスは、粒子の少なくとも一部を帯電させる。帯電した粒子はさらに、エアロゾルを含むダクト又は空間に戻るように導かれることができる。したがって、エアロゾルのサンプルの微粒子は、荷電粒子によって運ばれる電荷モニターによってモニターされる。さらに、自由イオンは、エゼクタの下流に配置されたイオン・トラップを用いて除去される。しかしながら、国際公開第2009109688号は、エアロゾルの流れに関連するイオン・トラップの有利な実施例について記載していない。
2006年7月19日公開のMatter・Engineering・AGの欧州特許出願公開第1681551号は、余分なイオンがイオン・トラップによって除去される、エアロゾルのモニター装置を記載している。イオン・トラップは、イオンを堆積させるのに十分な高い電圧をかけられたロッドとできる。荷電粒子は、移動性が低いために堆積されない。この文献は、ロッド状のイオン・トラップについて記載しているが、イオン・トラップ内のエアロゾルの流れを、イオン・トラップ内のエアロゾルの流れの方向が変わるように案内することの利点は記載していない。
微粒子モニター装置に対する1つの重要な要求は、メンテナンスが不要で、長期間動作させることのできる信頼性のある動作である。燃焼機関の微粒子のモニターなど多くの用途では、微粒子の測定をリアルタイムで実施するために、モニター装置を絶えず動作させることが可能であることも好ましい。さらに、多くの場合において、微粒子モニター装置は、粒子測定装置のために限られた空間しかない既存のシステムに取り付けなければならない。通常、産業システム、燃焼システム又は他のエアロゾルを含むシステムは、できるだけコンパクトに設計される。したがって、微粒子測定装置も小型にしなければならない。
国際公開第2009/109688号 欧州特許出願公開第1681551号明細書
本発明の目的は、従来技術の欠点を克服する装置及び機構を提供することである。
本発明の目的は、請求項1の特徴部分に記載された装置によって達成される。この装置は、エゼクタから出たエゼクタ流の方向を変えるために、エゼクタの本質的に下流に流れガイド機構を備える。さらに、本発明の目的は、請求項18の特徴部分に記載されたイオン・トラップ機構によって達成される。このイオン・トラップ機構は、エゼクタ流の方向を変えるように配置される。本発明の目的は、請求項27の特徴部分に記載された方法によっても達成される。この方法は、エゼクタから出たエゼクタ流の方向を変えることを含む。
本発明の好ましい具体例は、従属請求項に開示される。
本発明は、エゼクタから出たエゼクタ流を、エゼクタ内での流れの方向に対して横断する方向に案内するという考えに基づいている。換言すれば、エゼクタ流は、エゼクタの下流で少なくとも部分的に折り曲げられた流路へ向けられる。これは、エゼクタ流の流れの方向を、エゼクタの軸線方向に対して少なくとも部分的に半径方向に向けることが可能であることを意味する。本発明の装置は、エゼクタから出たエゼクタ流の方向を変えるために、流れガイド機構を備える。流れガイド機構は、エゼクタ下流のエゼクタ流を案内するように配置された、1つ又は複数の流れガイドを備えることができる。好ましい具体例では、粒子に付着されない自由イオンをエゼクタ流から除去するために、流れガイドの少なくとも1つがイオン・トラップとして設けられる。流れガイド機構の少なくとも一部を形成するイオン・トラップは、閉じた底部、底部から延びる1つ又は複数の側壁、及び開いた前壁を備えるカップ状の流れガイドの形の1つ又は複数の流れガイドを含むことができる。カップ状の流れガイドは、エゼクタ流の方向を変えるために、エゼクタ流を開いた前壁を介して受け入れるように配置することができる。
本発明は、エゼクタの下流にあるイオン・トラップ・チャンバでのエゼクタ流の流路を、少なくとも部分的に折り曲げられた流路として形成することができるという利点を有する。エゼクタの下流のイオン・トラップ・チャンバの折り曲げられたエゼクタ流の流路によって、エゼクタ流がイオン・トラップのイオン・トラップ電圧を受ける時間を短くすることなく、イオン・トラップ・チャンバを粒子モニター装置及びエゼクタの軸線方向に短縮することが可能になる。これは、エゼクタ流が少なくとも部分的にイオン・トラップのまわりを流れるように、エゼクタ流を少なくとも部分的に折り曲げられた流路に案内することによって行われる。換言すれば折り曲げられたエゼクタ流流路によって、エゼクタ流がイオン・トラップにかけられる時間を増やすことが可能になる。したがって、エゼクタ流がイオン・トラップにかけられる時間が増えることにより、イオン・トラップ・チャンバの寸法を短くすることが可能になる。
以下では、本発明を、添付図面を参照しながら好ましい実施例に関してさらに詳しく説明する。
粒子モニターの従来装置の概略図。 本発明による粒子モニター装置の一実施例の概略図。 本発明による粒子モニター装置の他の実施例の概略図。 本発明による粒子モニター装置のさらに他の実施例を示す図。 図4の装置の詳細図。 図4及び図5の装置の細部を示す図。 図4及び図5の装置の細部を示す図。 本発明による装置の代替的実施例を示す図。 本発明による装置の代替的実施例を示す図。 本発明による装置の代替的実施例を示す図。 本発明による装置の代替的実施例を示す図。 本発明による装置の代替的実施例を示す図。
図1は、粒子をモニターする従来技術の装置1の一実施例を示している。装置1は、粒子を含むエアロゾルが導かれる空間を形成する測定ハウジング17を備える。サンプルのエアロゾルの流れAは、エアロゾル内の粒子をモニター又は測定するために、経路、ダクト又はエアロゾルを含む空間から測定ハウジング17の内部に案内される。装置1は、内部にエアロゾルの流れFが存在するエアロゾル・ダクト11に接続される。したがって、装置1は、エアロゾルの流れFの中の微粒子又は粒子をモニターするように配置される。エアロゾル・ダクト11は、燃焼機関等の排気ダクトとすることができる。或いは、エアロゾル・ダクト11は、エアロゾルを含む任意の空間、又はエアロゾルの流れFを有する任意のダクト若しくは経路とすることができる。空間はエアロゾルの流れを含むことができるが、装置は、実質的に動かないエアロゾルの粒子、例えば屋内の空気の粒子をモニターするように配置することもできる。
装置1は、サンプルのエアロゾルの流れAを装置1内へ案内するためのサンプル入口2を備える。サンプル入口2は、エアロゾル・ダクト11及び装置1の測定ハウジング17の内部と流体連通する。装置1は、分析されたサンプルのエアロゾルの流れBが測定ハウジング17及び装置1から排出されるサンプル出口10も備えることが好ましい。図1の実施例では、分析されたサンプルのエアロゾルの流れBは、エアロゾル・ダクト11へ戻される。サンプル出口10は、分析されたサンプルのエアロゾルの流れBを、周囲の大気又はいくつかの他の場所、例えば容器へ直接導くように配置することもできる。したがって、装置1は、エアロゾル・ダクト11から受け入れられたサンプルのエアロゾルAを必ずしも収集又は蓄積しない。代替的実施例において、装置は、1つ又は複数のサンプル入口を含むサンプル入口機構2を備えることもできる。さらに装置は、1つ又は複数のサンプル出口を含むサンプル出口機構10を備えることもできる。
装置1は入口チャンバ4を備え、サンプル入口2は、エアロゾル・ダクト11と入口チャンバ4との間に流体連通を形成するように配置される。装置は、清浄な粒子を含まないガスCを入口チャンバ4に供給するためのガス供給部をさらに備える。ガス供給部はガス供給接続部18を備え、それを介して清浄なガスをガス源19から供給できる。加圧されたガスの粒子濃度が、サンプルのエアロゾルの流れAの粒子濃度よりも著しく低くなるように、ガスは、ガスから粒子を本質的に除去するためにフィルタなどで清浄化することができる。清浄なガスは、空気又はいくつかの他の適切なガスとすることができる。清浄なガスはさらに、入口チャンバ4に送り込む前に調整することもできる。調整は、ガスの冷却又は加熱、並びに流量調節器によるガスの流速及び体積の調節を含むことができる。次いで清浄なガスは、ガス供給接続部18を通して測定装置1へ送られる。
装置1は、清浄なガスを装置1の入口チャンバ4へ送る、清浄なガスの供給経路16をさらに備える。清浄なガスの供給経路16は、ガス供給経路18と流体連通し、入口チャンバ4に通じるノズル・ヘッド6を備える。装置は、清浄なガスをノズル・ヘッド6から入口チャンバ4に送る前又は送っている間に清浄なガスの少なくとも一部をイオン化するイオン化デバイス14をさらに備える。図1の実施例において、イオン化デバイス14は、清浄なガスの供給経路16に対して配置される。図1の実施例において、イオン化デバイスは、清浄なガスの供給経路16内を延びるコロナ針14である。イオン化デバイス14は、清浄なガスをイオン化するのに適した他の種類のデバイスでもよい。ノズル・ヘッド6及びコロナ針14は、コロナ針14が本質的にノズル・ヘッド6の近くに延びるように配置されることが有利である。このことは、コロナ針14を清浄な状態に保つことを助け、イオン生成を促進させる。コロナ針14を通る清浄なガスの流れは、コロナ針を清浄な状態に保つ。コロナ針14は、1つ又は複数の電気絶縁体35によって、清浄なガスの流れの経路の壁及び装置1の本体17から分離される。ガス供給経路16の壁は、コロナ針14と同じポテンシャルであることが好ましい。これまでの記載によれば、ガス供給経路16は、本質的に粒子を含まないイオン化されたガスの流れCを入口チャンバ4に供給するように配置される。
装置はエゼクタ24をさらに備える。エゼクタ24は、先細末広の(converging−diverging)流れの経路、すなわちエゼクタ24のスロート8を形成する先細末広のノズル24を含む。エゼクタ24は、主流の運動量を利用して側流の流れを吸引するポンプ状の装置である。主流の流れ及び側流の流れは、エゼクタ24内で少なくとも部分的に混合される。エゼクタ24のスロート8を通過した後、混合された流体が広がり、速度が低減し、それによって運動エネルギーを変換して圧力エネルギーに戻す。代替的実施例において、装置は、1つ又は複数の清浄なガスの供給経路16、コロナ針14及びエゼクタ24を備えることもできる。図1の実施例において、ノズル6から放出された本質的に粒子を含まないイオン化されたガスの流れCは、主流としてエゼクタ24のスロート8へ送られる。したがって、清浄なガスの供給経路16及びノズル・ヘッド6は、本質的に粒子を含まないガスの流れCを高速でスロート8に送るように配置される。本質的に粒子を含まないガスの流れCの速さは、音速又は音速に近いことが好ましい。エゼクタ24において、本質的に粒子を含まないガスの流れCは、サンプルのエアロゾルの流れAを入口チャンバ4に吸い込むことができるように、サンプル入口2からの吸引を生じさせる。サンプルのエアロゾルの流れAは、エゼクタ24の側流を形成する。サンプルのエアロゾルの流れAの流量は、本質的にエゼクタ24の形状、及び本質的に粒子を含まないイオン化されたガスの流れCの流量のみに依存する。好ましい実施例において、主流Cと側流Aの比は小さく、好ましくは1:1よりも小さく、より好ましくは1:3よりも小さい。これまでの記載によれば、サンプルのエアロゾルの流れAを装置1に積極的に送り込む必要はなく、清浄なガスの供給及びエゼクタ24によって吸引することができる。
本質的に粒子を含まないイオン化されたガスの流れCとサンプルのエアロゾルの流れとは、入口チャンバ4及びエゼクタ24で混合され、サンプルのエアロゾルの流れAの粒子がイオン化された清浄なガスの流れCによって混合の間に帯電される。本質的に粒子を含まないイオン化されたガスの流れCとサンプルのエアロゾルの流れAとは共に、エゼクタ24から、特にエゼクタ24のスロート8から放出されるエゼクタ流Jを形成する。装置1は、測定ハウジング17内にイオン・トラップ・チャンバ22をさらに備える。イオン・トラップ・チャンバ22は、サンプルのエアロゾルの流れAの粒子に付着されないイオンを除去するためにイオン・トラップ12を備える。イオン・トラップ12は、言及した自由イオンを除去するための回収電圧を有することができる。自由イオンをトラップするために用いられる電圧は、装置1の設計パラメータに依存するが、通常、イオン・トラップ12の電圧は10v〜30kVである。イオン・トラップ12の電圧は、凝縮核モードの粒子又は凝集モードの最小粒子をも除去するように調節することも可能である。代替的実施例において、イオン・トラップ12は、粒子に付着されないイオンを、電場、磁場、拡散又はそれらの組み合わせによってエゼクタ流Jから除去するように配置される。
混合されたサンプルのエアロゾル及び本質的に清浄なガス、すなわちエゼクタ流Jは、サンプルのエアロゾルのイオン化された粒子と一緒に、出口10を通って装置1から放出される。出口10は、放出流Bを装置1から排出するために、イオン・トラップ・チャンバ22と流体連通するように設けられる。出口10は放出流Bを、エアロゾル・ダクト11に戻すか、又は周囲大気若しくはいくつかの他の場所に供給するように配置することができる。
エアロゾル・ダクト11内のエアロゾルFの粒子は、サンプルのエアロゾルの流れAの荷電粒子によって運ばれる電荷を測定することによりモニターされる。好ましい実施例において、エアロゾルFの粒子は、出口10を通過するエゼクタ流Jを用いて、荷電粒子と共に装置1から流出する電荷を測定することによってモニターされる。荷電粒子によって運ばれる電荷の測定は、多くの代替的な方法によって測定することができる。一実施例において、荷電粒子によって運ばれる電荷は、サンプル出口10から流出する正味電流を測定することによって測定される。通常はpAレベルの小さい電流の測定を可能にするために、装置1全体が周囲のシステムから分離される。図1において、装置1は、装置1をダクト11から絶縁するための取り付け式の絶縁体13を備える。分離された装置1(すなわち、測定ハウジング17の壁の中の点)と周囲のシステムの接地点との間に、電位計34を設けることができる。こうした種類の構成によって、電位計34は、分離された装置1からイオン化された粒子と共に流出する電荷を測定することが可能になる。換言すれば、こうした種類の構成は、流出する電流を測定する。
図1は、装置1から流出する電流を測定することによって粒子をモニターする一実施例を示している。流出する電流は、電気的機構30を用いて測定される。電気的機構30は、高い電圧をイオン化デバイス14に供給するためにイオン化デバイス14に接続された高電圧源36を備える。高電圧源36は、絶縁変圧器38及び電気絶縁体35によって他のシステムから電気的に分離される。イオン化デバイス14は、ガス経路16の壁と同じ電気ポテンシャルである。電気的機構30は、イオン化デバイス14と、測定ハウジング17の壁とガルバニック接触を有する点との間に組み立てられた電位計34をさらに備える。高電圧源36の第1の接点はイオン化デバイス14に接続され、第2の接点は電位計34の第1の入力部に接続される。電位計34の第2の入力部は、測定ハウジング17の壁及びイオン・トラップ12に接続される。こうした種類の電気的機構30によって、電位計34は、イオン化された粒子と共にイオン・トラップ・チャンバ22及び装置1から流出する電荷を測定し、例えば流出する電流を測定する。
イオン・トラップ12は、装置1から流出する自由イオンを妨げる。イオン・トラップ12は、イオン・トラップ導体(図1には示さず)を介して回収電圧の供給源36に接続される。従来技術では、イオン・トラップ12は、網状の電極又はプレート状の電極として設けられる。図1は、自由イオンをエゼクタ流Jから除去するためにイオン・トラップ12がエゼクタ24の下流に配置されたプレート型機構である従来技術の一実施例を示している。イオン・トラップ12は、回収電圧の供給源36に接続される。代替的実施例において、イオン・トラップは、粒子に付着されないイオンを、電場、磁場、拡散又はそれらの組み合わせによってエゼクタ流Jから除去するように配置することができる。
図1に示すように、エゼクタ流Jは、エゼクタ24から、エゼクタ又はエゼクタ24のスロート8の軸線方向に放出される。エゼクタ24の軸線方向とは、エゼクタ24の平均の軸線方向である。この文脈において、エゼクタ24から放出されるエゼクタ流Jの方向が、エゼクタ24の軸線方向である。実際には、エゼクタ流は、エゼクタ24から放出されるときに広がるが、エゼクタ流Jの平均の方向は、エゼクタ24の軸線方向と本質的に平行である。図1は、イオン・トラップ・チャンバ22の従来技術の機構を示している。エゼクタ流Jは、矢印Dによって示すように、イオン・トラップ・チャンバ22の中でエゼクタ24の軸線方向の方向に流れ続ける。イオン・トラップ12は、自由イオンをエゼクタ流Jから効率的に除去するために、実質的にエゼクタ12の軸線方向に延びるように配置される。換言すれば、イオン・トラップ12は、エゼクタ流Jとイオン・トラップ12との間に十分な接触時間を与え、自由イオンをエゼクタ流Jから効率的に除去できるようにするために、エゼクタ24から放出されたエゼクタ流Jの流れの方向に広がるように配置される。この従来技術のイオン・トラップ機構の欠点は、長いイオン・トラップ・チャンバ22を必要とし、装置の外形寸法が大きくなることである。
図2は、本発明による装置1の一実施例を示している。装置は、動作原理の点において、図1の装置と同じにすることができる。分かりやすくするために、電気的機構は図2及び図3から省いてある。経路11の中の粒子をモニターするための図2の装置1は、エゼクタ24と、本質的に粒子を含まないガスの流れCをエゼクタ24へ送るように配置されたガス供給部6、16、18と、サンプルのエアロゾルの流れAを、ガス供給部6、16、18及びエゼクタ24による吸引によって、経路11からエゼクタ24に供給するように配置されたサンプル入口機構2とを備える。装置1は、エゼクタ24から放出されたエゼクタ流Jの方向を変えるために、エゼクタ24の本質的に下流に流れガイド機構をさらに備える。図2の実施例において、流れガイド機構は、エゼクタ24の下流のイオン・トラップ・チャンバ22に配置された流れガイド50を備える。流れガイド50は、エゼクタ流Jの流れの方向を変えるように配置されたガイド・プレート又はいくつかの他の機械的部品とすることができる。流れガイド機構は、2つ以上の別個の流れガイド50を備えることもできる。
図2に示すように、流れガイド50は、エゼクタ流Jを、矢印Eの方向にイオン・トラップ・チャンバ22の側壁15の方へ向ける。次いで、エゼクタ流Jは、イオン・トラップ・チャンバ22の側壁15と流れガイド50との間を流れる。イオン・トラップ・チャンバ22は、イオン・トラップ・チャンバ22の側壁15から延びるイオン・トラップ12をさらに備える。イオン・トラップ12は、エゼクタ流Jをイオン・トラップ・チャンバ22内に案内するための第2の流れガイドを形成するように配置される。流れガイド50及びイオン・トラップ12は、エゼクタ流Jを、矢印Fの方向に側壁15の反対側の部分の方へ向けるように配置される。イオン・トラップ12はさらに、エゼクタ流Jを、矢印Gの方向にイオン・トラップ12とイオン・トラップ・チャンバ22の側壁15との間に、さらにイオン・トラップ12とイオン・トラップ・チャンバ22の端壁21との間の出口10へ向けるように配置される。これまでの記載及び図2によれば、流れガイド機構は流れガイド50を備え、イオン・トラップ12は、エゼクタ流Jに少なくとも部分的に折り曲げられた流路を形成するように配置される。折り曲げられた流路とは、イオン・トラップ・チャンバ22内のエゼクタ22と出口10との間のエゼクタ流Jの流路が、エゼクタ24の軸線方向から曲げられること、ジグザグになること又は往復することを意味する。流れガイド機構は、エゼクタ流Jにとって、エゼクタ24の軸線方向に対して少なくとも部分的に横断する流路、及び/又はエゼクタ24の軸線方向に対して少なくとも部分に半径方向に延びる流路を形成するように配置できる。図2のイオン・トラップ12は、イオン・トラップ・チャンバ22の側壁15から電気的に絶縁することができ、イオンをトラップする電圧は、イオン・トラップ12に直接かけられる。
図3は、本発明の他の実施例を示している。図3において、流れガイド機構は、エゼクタ24の下流に配置されたカップ状の流れガイド51を備える。カップ状の流れガイド51は、閉じた底部、底部から延びる1つ又は複数の側壁、及び開いた前壁を備える。図3に示すように、カップ状の流れガイド51の底部は、エゼクタ24に向かって次第に細くなるように形成される。カップ状の流れガイド51は、エゼクタ流Jの方向を変えるために、エゼクタ流Jを開いた前壁を介して受け入れるように配置することができる。カップ状の流れガイド51も、エゼクタ24のすぐ下流に配置することが好ましい。カップ状の流れガイド51は、エゼクタ24からのエゼクタ流Jをカップ状の流れガイド51の底部に受け入れる。カップ状の流れガイド51の底部は、エゼクタ流Jを、矢印Iによって示すように少なくとも部分的にエゼクタ24の方へ戻し、さらにエゼクタ24の下流で矢印Hの方向に、カップ状の流れガイド51とイオン・トラップ・チャンバ22の側壁15との間に向ける。イオン・トラップ・チャンバ22は、カップ状の流れガイド51の下流に配置され、イオン・トラップ・チャンバ22の側壁から延び、中央に開口部を有するイオン・トラップ12をさらに備える。イオン・トラップ12は、流れガイド機構の流れガイドの1つを形成し、エゼクタ流を矢印Kの方向に案内する。流れガイド機構は、イオン・トラップ12の下流に配置された第2のカップ状の流れガイド51をさらに備える。イオン・トラップ12は、エゼクタ流Jを第2のカップ状の流れガイド51に方向付ける。第2のカップ状の流れガイド51は、エゼクタ流Jを受け入れ、エゼクタ流Jを、矢印Lによって示すように少なくとも部分的にエゼクタ24の方へ戻し、さらにエゼクタ24の下流で、カップ状の流れガイド51とイオン・トラップ・チャンバ22の側壁15との間、及び矢印Mの方向に、第2のカップ状の流れガイドとイオン・トラップ・チャンバ22の端壁21との間の出口10へ向ける。図2のイオン・トラップ12は、イオン・トラップ・チャンバ22の側壁15から電気的に絶縁でき、イオンをトラップする電圧は、イオン・トラップ12に直接もたらされる。
図3の流れガイド機構も、イオン・トラップ・チャンバ22内で、折り曲げられたエゼクタ流の流路を形成する。図3の流れガイド機構も、エゼクタ流Jを、少なくとも局所的にエゼクタ24内の流れの方向に対して実質的に反対の方向に向けるように配置される。上記のいずれの実施例においても、流れガイド機構は、プレート、平坦なプレート又は湾曲したプレートの形の1つ又は複数の流れガイド50、51を含むことができる。流れガイド機構は、閉じた底部、底部から延びる1つ又は複数の側壁、及び開いた前壁を備えるカップ状の流れガイド51の形の1つ又は複数の流れガイドを含むこともできる。
図4は本発明の他の実施例を示しており、ガス供給部6、16、18が、サンプルのエアロゾルの流れAの粒子の少なくとも一部を帯電させるために、本質的に粒子を含まないイオン化されたガスの流れCをエゼクタ24へ送り込むように配置されており、この装置は、粒子に付着されないイオンをエゼクタ流Jから除去するためのイオン・トラップ12をさらに備える。図4では、流れガイド機構はただ1つの流れガイドを備える。この実施例では、イオン・トラップ12は流れガイドとして設けられる。したがって、図4の装置は、エゼクタ流Jの方向を変えるように配置されたイオン・トラップ機構を備える。図4において、イオン・トラップ機構は、イオン・トラップ・チャンバ22内で、部分的に折り曲げられたエゼクタ流Jの流路を形成するように配置される。イオン・トラップ機構は、閉じた底部、閉じた底部から延びる側壁、及び壁からの開口部を有するカップ状のイオン・トラップ12を備えるが、他の実施例では、イオン・トラップ機構が、1つ又は複数の平坦な若しくは湾曲したイオン・トラップ・プレート12、又は複数のカップ状のイオン・トラップ12を備えることもできる。カップ状のイオン・トラップ12に加えて、この装置は、カップ状のイオン・トラップ12と共にエゼクタ流Jを案内するために、イオン・トラップ・チャンバ内に配置された1つ又は複数の別個の流れガイドを備えることもできる。
図4において、カップ状のイオン・トラップ12は、エゼクタ24からエゼクタ流Jを受け入れるために、エゼクタ24のすぐ下流に配置される。カップ状のイオン・トラップ12の底部は、エゼクタ流Jを、矢印Nによって示すように少なくとも部分的にエゼクタ24の方へ戻し、さらにエゼクタ24の下流で矢印Oの方向に、カップ状のイオン・トラップ12とイオン・トラップ・チャンバ22の側壁15との間、及びイオン・トラップ12とイオン・トラップ・チャンバ22の端壁21との間の出口10へ向ける。したがって、カップ状のイオン・トラップ12は、エゼクタ24からエゼクタ流Jを受け入れ、エゼクタ流Jをイオン・トラップ・チャンバ22の内壁15とカップ状のイオン・トラップ12との間、さらにエゼクタ24の下流へ案内するように配置することができる。
図5は、図4の装置の好ましい実施例を示している。この実施例では、エゼクタ24は、エゼクタ24からのエゼクタ流Jを案内するために、エゼクタ24から、及びエゼクタ24のスロート8から下流に延びるリップ48を備える。図5に示すように、リップ48は、エゼクタ流Jをカップ状のイオン・トラップ12若しくは流れガイド内に案内するように配置すること、及び/又はカップ状のイオン・トラップ12若しくは流れガイド内に延びるように配置することができる。リップ48は、流れガイド機構の一部とすることができ、好ましくは測定ハウジング17と同じ電気ポテンシャルで配置される。カップ状のイオン・トラップ12の底部は、エゼクタ24に向かって延びるノーズ42を備えることができる。ノーズ42は、少なくとも部分的にエゼクタ24のスロート8内に延びるように配置できる。ノーズ42は、エゼクタ24に向かって次第に細くなるように形成することができる。図5において、イオン・トラップ12は、やはり図4と同じ方法で流れガイドを形成する。
イオン・トラップ機構はイオン・トラップ12を備えることができ、イオン・トラップ12は、イオン・トラップ12に回収電圧を供給して粒子に付着されないイオンをエゼクタ流Jから除去するために、トラップ導体25によって回収電圧の供給源36に接続される。図4及び図5に示すように、トラップ導体25は、イオン・トラップ12に回収電圧を供給するために、測定ハウジング17の内部、特に入口チャンバ4からイオン・トラップ・チャンバ22までの測定ハウジング17内で延びるように、又は入口チャンバ4を通ってイオン・トラップ・チャンバ22まで延びるように配置される。図4及び図5に示すように、測定ハウジング17は、トラップ導体25を、サンプルのエアロゾルの流れA、本質的に粒子を含まないイオン化されたガスの流れC及びエゼクタ流Jから分離するために、トラップ導体25を測定ハウジング17内に通すためのトラップ導体の経路28を備えることができる。トラップ導体の経路28は、測定ハウジング17内でトラップ導体25用の電気絶縁体を形成することができる。図4及び図5に示すように、イオン・トラップ12は、イオン・トラップ・チャンバ22内に機械的なトラップ・ホルダ26によって支持できる。
トラップ導体の経路28は汚染された状態になる可能性がある。なぜなら、サンプルのエアロゾルの微粒子などの汚染物質が、イオン・トラップ12又はイオン・トラップ・ホルダ26がイオン・トラップ・チャンバ22内へ延びるための開口部を介してトラップ導体の経路28に入ることがあるためである。イオン・トラップ・ホルダ26は、イオン・トラップ12を支持し、イオン・トラップ導体25からイオン・トラップ12へ回収電圧を伝えるように配置された任意の機械的な伝導性部品とすることができる。イオン・トラップ・ホルダ26は、別個の部品とすること、又はイオン・トラップ導体25若しくはイオン・トラップ12若しくはその両方の一体部品とすることができる。トラップ導体の経路28は、汚損を防止するために、シース・ガス流Pを流すことができる。図4及び図5において、この装置は、シース・ガスが、トラップ導体の経路28の内壁とトラップ導体25又はイオン・トラップ・ホルダ26との間のシース流の出口41から、イオン・トラップ・チャンバ22に流入できるように、すべてのイオン・トラップの経路28又はイオン・トラップ・ホルダの経路28に接続されたシース・ガスの流れの経路46をさらに備える。
シース・ガスの流れPは、任意の適切なガス源からの任意の適切なガスを含むことができる。好ましい実施例では、シース・ガスの流れPは、本質的に粒子を含まないガスの流れを入口チャンバ4に供給するガス源から提供される。トラップ導体の経路28及びイオン・トラップ導体25は、トラップ導体の経路28とイオン・トラップ導体25との間にシース流Pが流れる間隙を形成するために、異なる断面形状を有することが好ましい。図6Bは、トラップ導体の経路28が実質的に円形の断面を有し、イオン・トラップ導体25が実質的に長方形の断面を有する一実施例を示している。この実施例では、図4に示すように、トラップ導体の経路28は、イオン・トラップ導体の経路28の長さに沿ったシース・ガスの流れを含む。代替的実施例において、装置はさらに、図5に示すように、測定ハウジング17内に延びる別個のシース・ガスの流れの経路46とすることができる。この装置は、トラップ・コネクタの経路28に接続された周方向のシース流の分配経路40をさらに備える。シース流の分配経路40は、イオン・トラップ・ホルダ26のすべてと流体接続することが好ましい。これにより、すべてのトラップ・ホルダ26が、トラップ導体の経路28を通るシース流を含むことが可能になる。
図6Aは、エゼクタ24の軸線方向から見た図4及び図5のイオン・トラップ機構を示している。カップ状のイオン・トラップ12は、3つのイオン・トラップ・ホルダ26によって支持され、その1つがイオン・トラップ導体25に接続され、トラップ導体の流路(図示せず)を備える。シース・ガスは、図5のシース・ガスの分配経路40を通してすべてのトラップ・ホルダ26に供給され得る。
図7は、イオン・トラップ・チャンバ22の端壁21がイオン・トラップ12及び/又は流れガイドを形成するように設計された、本発明の一実施例を示している。図7に示すように、イオン・トラップ・チャンバ22の端壁21は、エゼクタ24のスロート8に向かって形成される。この端壁21は、エゼクタ流Jをイオン・トラップ・チャンバ22に、又は少なくとも部分的に若しくは局所的に若しくは部分的にエゼクタ24のスロート8内に案内するために、少なくとも部分的に若しくは局所的にイオン・トラップ・チャンバ22に延びるように形成することもできる。この実施例において、トラップ導体は端壁21に接続され、端壁21はさらに、イオン・トラップ・チャンバ22の側壁15及びハウジング17の残りの部分から電気的に絶縁される。端壁21を代替方法で形成することも可能であることに留意すべきである。したがって、図7において、イオン・トラップ・チャンバ22の端壁21は、装置のイオン・トラップ12を形成する。端壁212も、エゼクタ流Jの流れの方向を矢印Qの方向に変える。代替的実施例において、イオン・トラップ・チャンバ22の側壁15は、装置のイオン・トラップを形成するように配置することができる。こうした種類の実施例において、トラップ導体は、(1つ又は複数の)側壁15に接続され、(1つ又は複数の)側壁はさらに、端壁21及び測定ハウジング17の残りの部分から電気的に絶縁される。
図7の実施例は、図1〜図5のように、装置が別個のイオン・トラップを備えるように変更することも可能であるが、イオン・トラップ・チャンバ22の端壁21及び/又は側壁は、エゼクタ24から放出されるエゼクタ流の方向を変えるために、流れガイドを設けるように形成される。したがって、側壁15は、イオン・トラップ・チャンバ22に延びる突起部を備えることができる。他の代替的実施例では、測定の端壁21又は(1つ又は複数の)側壁15の少なくとも一部が、流れガイドとイオン・トラップ12の両方を形成する。
図8〜図11は、エゼクタ24が、エゼクタ24からのエゼクタ流Jを案内するために、エゼクタ24及びエゼクタ24のスロート8から下流に延びるリップ48を備える代替的実施例を示している。リップ48は、図5と同じ方法で設けることができる。図8〜図11の実施例では、リップ48は、ステンレス鋼又はその他の金属などの導電性材料により形成され、トラップ導体25は、リップ48がイオン・トラップ12を形成するようにリップ48に電気的に接続される。図8〜図10の実施例において、リップ48は、リップ48並びに端壁21及び側壁15のエゼクタ流が、共にイオン・トラップ・チャンバ22内のエゼクタ流Jの流れの方向を変えるような流れガイドを形成する。図8〜図11において、同じ符号は図1〜図7と同じ部分を指している。
図8は、リップ48がイオン・トラップ12を形成し、エゼクタ流の流れの方向を、矢印Rに従って出口10を通して装置から出るように変えるための流れガイドを形成するように、イオン・トラップ・チャンバ22に延びる一実施例を示している。この実施例において、リップ48は、測定ハウジング17、側壁17及び端壁21から電気的に絶縁される。
図9は、イオン・トラップ・チャンバ22の端壁21が、リップ48内、又はエゼクタ24のスロート8内に延びるように形成された代替的実施例を示している。したがって図9に示すように、端壁21は、リップ48内又はスロート8内に延びる突起部23を形成する。突起部23は、リップ48と共にエゼクタ流Jの方向を矢印Sに従って変える流れガイドを形成する。したがって、リップ48も流れガイドを形成する。リップ48は、ラップ導体25がリップ48に電気的に接続されるため、イオン・トラップ12を形成する。この実施例において、リップ48は、測定ハウジング17、側壁17及び端壁21から電気的に絶縁される。
図10は、トラップ導体25がリップ48に電気的に接続され、リップがイオン・トラップ12を形成し、イオン・トラップ・チャンバ22内に延び、エゼクタ流Jの流れの方向を変えるための流れガイドを形成する他の代替的実施例を示している。この実施例において、リップ48は、測定ハウジング17、側壁17及び端壁21から電気的に絶縁される。イオン・トラップ・チャンバ22の端壁21は、リップ48内に延び、イオン・トラップ12の対電極を形成する針状の突起部23を備える。イオン・トラップ・チャンバ22の端壁21又は側壁15は、エゼクタ流をイオン・トラップ・チャンバ22内にさらに案内するための流れガイド50をさらに備える。リップ48は、イオン・トラップ・チャンバ22内に延びるイオン・トラップの分岐27も備える。イオン・トラップの分岐27はリップ48に電気的に接続され、流れガイドも形成する。この実施例において、エゼクタ流Jは、まずリップと流れガイド50の間で矢印Tの方向に、次いで流れガイド50とイオン・トラップの分岐27との間で矢印Uの方向に、さらに側壁15とイオン・トラップの分岐27との間で矢印Vの方向に出口10を介して装置の外へ出るように方向付けられる。
図11は、端壁21に対して針状の突起部23が設けられ、それがスロート8の内部に延びる、他の実施例を示している。この実施例では、リップ48はイオン・トラップ・チャンバ22内に延びず、スロート8に対する導電面を形成するだけである。トラップ導体25は、エゼクタ24のスロート8の表面がイオン・トラップ12を形成するように、リップ48に電気的に接続される。針状の突起部23が、イオン・トラップ12に対する対電極を形成する。
図8〜図11のすべての実施例では、イオン・トラップ・チャンバ22の端壁21又は側壁を、リップ48ではなくイオン・トラップ導体25に接続することができる。したがって、イオン・トラップ・チャンバ22の端壁21又は側壁15が、図7の実施例と同じ方法でイオン・トラップを形成することが可能である。そうした種類の実施例において、図10の流れガイド50はイオン・トラップも形成し、イオン・トラップの分岐27が流れガイドを形成する。他の代替的実施例では、針状の突起部23を端壁21から電気的に絶縁し、イオン・トラップ導体25に接続して、針状の突起部がイオン・トラップ12を形成するようにする。
測定ハウジング17並びに側壁15及び端壁21も、ポリマー材料又は粉末金属により、例えば射出成形によって製造することができる。或いは、ハウジング17、並びに側壁15及び端壁21も、薄板鋼などの薄い金属薄板から形成することができる。薄板は、例えば図9の突起部23のように、所望の形を形成するように深絞り加工によって形成することができる。
本発明は、エアロゾルを含む経路11又は空間の粒子をモニターする方法をも提供する。この方法は、エゼクタ24への本質的に粒子を含まないガスの流れC、サンプルのエアロゾルの流れAを経路11又は空間から、本質的に粒子を含まないガスの流れC及びエゼクタ24によって吸引すること、並びにエゼクタ24から放出されるエゼクタ流Jの方向を変えることを含む。この方法は、本質的に粒子を含まないガスの流れCをエゼクタ24へ送ること、エアロゾルの粒子の少なくとも一部を帯電させ、エゼクタ流Jを形成するために、サンプルのエアロゾルの流れAの少なくとも一部を、本質的に粒子を含まないイオン化されたガスの流れCと混合すること、及び粒子に付着されないイオンを、イオン・トラップ機構によってエゼクタ流Jから除去することをさらに含むことができる。この方法では、エゼクタ流Jの方向をイオン・トラップ機構24によって変えることは、エゼクタ流Jが少なくとも部分的に折り曲げられた流路に方向付けられるように行われる。本発明の一実施例において、イオン・トラップ又はイオン・トラップ機構12は、上記のように、エゼクタ流Jを粒子モニター装置又は粒子センサに案内するために用いられる。
一実施例において、流れガイド機構は、エゼクタの末広のディフューザ、又はエゼクタのスロートに少なくとも部分的に延びるように配置される。流れガイドがエゼクタ内に延びるとき、イオン・トラップは、エゼクタの構造体及び内部体積部を利用する。結果として、測定装置の全体的な大きさ及びサンプルガスのセンサ内での滞留時間を減少させることができる。滞留時間が低減されることによって、測定装置の時間応答をより速くすることが可能になる。
図12は、イオン・トラップ・チャンバ22が、振動によってイオン・トラップ空間22の間隙の幅dが本質的に変化しないように設計された、本発明の他の実施例を示している。イオン・トラップ・チャンバ22は、エゼクタ24のすぐ隣の拡張部であり、一実施例において、イオン・トラップ・チャンバの壁15は、少なくとも部分的にエゼクタ24の末広の壁とすることができる。図12のイオン・トラップ12は、本質的に球形のキャップ(平面によって球から切り離されたキャップ)であり、平面Yとキャップの中心軸線Xとの交点から機械的に支持される。そうした単一の点支持により、支持点に対するイオン・トラップの振動が、イオン・トラップ空間22の間隙の幅dの本質的な変化を引き起こすことがない。他の形状の球形セグメントが、イオン・トラップ・チャンバ22の間隙の幅dに対する振動の影響を除くための基準を満たし得ることが、当業者には明らかである。必要とされるトラップ電圧は、電気絶縁体35を通過する電気導体101を介してトラップ12へ送られる。
発展させた技術として、本発明の基本概念を様々な方法で実施することが可能であることが、当業者には明らかである。したがって、本発明及びその実施例は上記の実例に限定されず、特許請求の範囲の範囲内で変更することが可能である。

Claims (22)

  1. エアロゾルを含む、経路(11)又は空間内の粒子をモニターする粒子センサ(1)であって、
    入口チャンバ(4)と、
    イオン・トラップ・チャンバ(22)と、
    前記入口チャンバ(4)と前記イオン・トラップ・チャンバ(22)との間に配置されたエゼクタ(24)であって、該エゼクタ(24)のスロート(8)を形成する先細末広のノズルを有する、前記エゼクタ(24)と、
    サンプルのエアロゾルの流れ(A)の粒子の少なくとも一部を帯電させるために、本質的に粒子を含まないイオン化されたガスの流れ(C)を前記エゼクタ(24)へ送るように配置されたガス供給部(6、16、18、19)と、
    サンプルのエアロゾルの流れ(A)を、前記ガス供給部(6、16、18、19)及び前記エゼクタ(24)による吸引によって、前記経路(11)又は前記空間から前記入口チャンバ(4)に、および前記エゼクタ(24)に供給するように配置されたサンプル入口機構(2)と、
    前記粒子に付着されないイオンをエゼクタ流(J)から除去するためのイオン・トラップ(12)であって、該イオン・トラップ(12)は前記イオン・トラップ・チャンバ(22)に配置され、前記イオン・トラップ(12)は、前記イオン・トラップ(12)に回収電圧を供給して前記粒子に付着されないイオンを前記エゼクタ流(J)から除去するために、回収電圧の供給源(36)に接続される、前記イオン・トラップ(12)と
    を備える粒子センサにおいて、
    前記イオン・トラップ(12)が、前記エゼクタ(24)から出たエゼクタ流(J)の方向を変えるための、前記エゼクタ(24)の本質的に下流の流れガイド機構(12、50、51)として設けられることを特徴とする粒子センサ
  2. 前記流れガイド機構が、少なくとも部分的に折り曲げられた前記エゼクタ流(J)の流路を形成するように配置されることを特徴とする請求項1に記載された粒子センサ
  3. 前記流れガイド機構が、前記エゼクタ(24)の軸線方向に、少なくとも部分的に折り曲げられた前記エゼクタ流(J)の流路を形成するように配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された粒子センサ
  4. 前記流れガイド機構が、前記エゼクタ(24)の前記軸線方向に対して少なくとも部分的に横断する前記エゼクタ流(J)の流路を形成するように配置されるか、又は前記流れガイド機構が、前記エゼクタ(24)の前記軸線方向に対して少なくとも部分的に半径方向に延びる前記エゼクタ流(J)の流路を形成するように配置されることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載された粒子センサ
  5. 前記流れガイド機構が、前記エゼクタ流(J)を、少なくとも局所的に前記エゼクタ(24)内の流れの方向に対して実質的に反対の方向に向けるように配置されることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載された粒子センサ
  6. 前記流れガイド機構が、プレートの形の1つ又は複数の流れガイドを含むことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載された粒子センサ
  7. 前記流れガイド機構が、閉じた底部、前記底部から延びる1つ又は複数の側壁、及び開いた前壁を備えるカップ状の流れガイドの形の1つ又は複数の流れガイドを含むことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載された粒子センサ
  8. 前記カップ状の流れガイドが、前記エゼクタ流(J)の方向を変えるために、前記エゼクタ流(J)を前記開いた前壁を介して受け入れるように配置されることを特徴とする請求項7に記載された粒子センサ
  9. 前記流れガイド機構が、前記エゼクタの末広の出口ディフューザに延びることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれかに記載された粒子センサ
  10. 前記流れガイド機構が、前記エゼクタ(24)のスロート(8)に延びることを特徴とする請求項9に記載された粒子センサ
  11. 前記エゼクタ(24)が、前記エゼクタ(24)からの前記エゼクタ流(J)を案内するために、前記エゼクタ(24)から下流に延びるリップ(48)を備えることを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載された粒子センサ
  12. 前記エゼクタ(24)が、前記エゼクタ(24)からの前記エゼクタ流(J)を案内するために、前記エゼクタ(24)から下流に延びるリップ(48)を備え、前記リップ(48)が、エゼクタ流(J)を前記カップ状の流れガイド内に案内するように配置されることを特徴とする請求項7または請求項8に記載された粒子センサ
  13. 前記リップ(48)が、前記カップ状の流れガイド内に延びるように配置されることを特徴とする請求項12に記載された粒子センサ
  14. 少なくとも1つの流れガイド(50)を設けるように形成された測定ハウジング(17)を備えることを特徴とする請求項1から請求項13までのいずれか一項に記載された粒子センサ
  15. 少なくとも1つのイオン・トラップ(12)を設けるように形成された測定ハウジング(17)を備えることを特徴とする請求項1から請求項14までのいずれか一項に記載された粒子センサ
  16. 粒子センサ内のイオンを除去するためのイオン・トラップ機構であって、前記粒子センサが、
    エゼクタ(24)と、
    前記エゼクタ(24)の上流の入口チャンバ(4)であって、本質的に粒子を含まないイオン化されたガスの流れ(C)を前記エゼクタ(24)へ送るように配置されたガス供給部(6、16、18、19)を備え、サンプルのエアロゾルの流れ(A)の粒子の少なくとも一部を帯電させるために、前記サンプルのエアロゾルの流れ(A)を、前記ガス供給部(6、16、18、19)及び前記エゼクタ(24)による吸引によって、エアロゾルを含む経路(11)又は空間からサンプル入口機構(2)を通して前記エゼクタ(24)に供給する前記入口チャンバ(4)と、
    前記エゼクタ(24)の下流のイオン・トラップ・チャンバ(22)とを備え、
    前記イオン・トラップ機構が、前記イオン・トラップ・チャンバ(22)に設けられたイオン・トラップ(12)を含み
    記イオン・トラップ・チャンバ(22)に、部分的に折り曲げられた前記エゼクタ流(J)の流路を形成するために、前記イオン・トラップ(12)が、閉じた底部、前記閉じた底部から延びる側壁、及び壁からの開口部を有するカップ状のイオン・トラップ(12)を備えることを特徴とするイオン・トラップ機構。
  17. 前記イオン・トラップ(12)が、1つ又は複数の平坦な又は湾曲したトラップ・プレート(12)を備えることを特徴とする請求項16に記載されたイオン・トラップ機構。
  18. 前記カップ状のイオン・トラップ(12)が、前記エゼクタ(24)からの前記エゼクタ流(J)を受け入れるために、前記エゼクタ(24)のすぐ下流に配置されることを特徴とする請求項16に記載されたイオン・トラップ機構。
  19. 前記エゼクタ(24)が、前記エゼクタ(24)から下流に延びるリップ(48)を備えることを特徴とする請求項16から請求項18までのいずれか一項に記載されたイオン・トラップ機構。
  20. 前記リップ(48)が、前記カップ状のイオン・トラップ(12)内に延びることを特徴とする請求項19に記載されたイオン・トラップ機構。
  21. 前記カップ状のイオン・トラップ(12)が、前記エゼクタ(24)から前記エゼクタ流(J)を受け入れ、前記エゼクタ流(J)を、前記イオン・トラップ・チャンバ(22)の内壁と前記カップ状のイオン・トラップ(12)との間、さらに前記エゼクタ(24)の下流へ案内するように配置されることを特徴とする請求項16から請求項20までのいずれか一項に記載されたイオン・トラップ機構。
  22. 前記粒子センサが、前記エゼクタ流(J)の方向を変える前記イオン・トラップ(12)を設けるように形成された測定ハウジング(17)を備えること、又は
    前記イオン・トラップ・チャンバ(22)の少なくとも1つの側壁(15)が、前記エゼクタ流(J)の方向を変える前記イオン・トラップ(12)を設けるように形成されること
    を特徴とする請求項16から請求項21までのいずれか一項に記載されたイオン・トラップ機構。
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