JP6048226B2 - ガス絶縁開閉器 - Google Patents

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本発明は、絶縁ガス流によってアークの消弧性能を高めたガス絶縁開閉器に関する。
変電所等に設けられるガス絶縁開閉装置として、SF6や乾燥空気などの高絶縁、高消弧能力を有する絶縁媒体を使用したガス絶縁開閉装置が広く使用されている。
ガス絶縁開閉装置に収納される断路器や接地開閉器には、小電流開閉能力が求められる場合がある。例えば、線路用として使用される接地開閉器には、接地「切」動作の際の電磁誘導電流を遮断する性能や、接地「入」動作の際のケーブル残留電荷を放電する性能が要求される。
一般的に、電磁誘導電流を遮断する(接地「切」動作)場合は、絶縁ガスを吸い込むことでガス流を発生させ、このガス流によりアークを制御し、消弧させる吸い込みパッファ方式が用いられている(例えば、特許文献1,2)。この場合、アークにより発生した分解生成物も吸い込むことができるため、分解生成物を拡散させない利点もある。
一方、ケーブル残留電荷放電(接地「入」動作)の場合は、動作途中で可動コンタクトが固定側コンタクトに近づくと、ケーブル残留電荷の放電が始まり、可動コンタクト先端と固定側アーキングとの間でアークが発生する。
特開平8−222096号公報 特開平7−122165号公報
しかし、従来の吸い込みパッファ方式では、接地「切」動作とは反対に、接地「入」動作時に絶縁ガスを吹き付けてしまうため、ガス流によりアークが拡散し、アークの制御ができず、シールドや固定側コンタクトにアークが点弧してダメージを与えてしまうおそれがある。
また、接地「切」動作時に吸い込んだ分解生成物も同時に吹き付けてしまうため、分解生成物が固定側コンタクトに付着し、接触抵抗を増大させる要因となるおそれもあった。
上記事情に鑑み、本発明は、開閉動作時のアークの拡散を抑制することに貢献するガス絶縁開閉器を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のガス絶縁開閉器は、シリンダ内に摺動可能に設けられ、このシリンダ内を2室に仕切るとともに、当該2室を連通する連通孔が形成されたピストンと、一端が前記ピストンに固定され、前記連通孔と連通する通気孔を有する筒状の可動接触部と、前記可動接触部の他端と対向して設けられ、この可動接触部の他端部が離接する固定接触部と、を有し、前記シリンダと前記固定接触部との間の空間に絶縁ガスを充填したガス絶縁開閉器であって、前記ピストンの移動に応じて、前記固定接触部側のシリンダ室と前記連通孔を開閉する第1閉塞部材と、前記ピストンの移動に応じて、他方のシリンダ室と前記連通孔を開閉する第2閉塞部材と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、ガス絶縁開閉器の開閉動作時におけるアークの拡散抑制に貢献することができる。
本発明の実施形態に係るガス絶縁開閉器の要部断面図である。 (a)本発明の実施形態に係るガス絶縁開閉器のピストン部の拡大断面図、(b)本発明の実施形態に係るガス絶縁開閉器のピストン部を軸方向から見た図である。 本発明の実施形態に係るガス絶縁開閉器の「切」動作時を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係るガス絶縁開閉器の「入」動作時を説明する説明図である。
本発明の実施形態に係るガス絶縁開閉器について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るガス絶縁開閉器1の概略を示す図である。図1に示すように、ガス絶縁開閉器1は、絶縁ガスが充填された空間内に可動コンタクト2と固定接触部3とを設けて構成される。
可動コンタクト2は、中空の円筒状部材である。つまり、可動コンタクト2には、先端が開口した通気孔2aが可動コンタクト2の軸に沿って形成されている。可動コンタクト2は、先端が固定接触部3と対向するように設けられ、基端部にシリンダ4内を移動可能なピストン5が固定される。
ピストン5は、シリンダ4内を第1シリンダ室4aと第2シリンダ室4bに仕切るように設けられる。ピストン5の可動コンタクト2が設けられる面と反対側の面にはピストン5の軸6が設けられ、この軸6を軸方向に移動させることで、シリンダ4内をピストン5が摺動する。
図2(a)に示すように、ピストン5には、第1シリンダ室4aと第2シリンダ室4bとを連通する連通孔5aが形成されており、この連通孔5aはそれぞれ可動コンタクト2に形成された通気孔2aと連通している。図2(b)にピストン5に形成される連通孔5aの一例を示す。図2(b)に示すように、ピストン5の軸を中心とした円周上に、ピストン5を貫通する連通孔5aが複数形成される。なお、連通孔5aは、第1シリンダ室4aと第2シリンダ室4bとを連通するものであればよいので、配置形態や形成される数は実施形態に限定されるものではない。
図2(a)に示すように、ピストン5の連通孔5aが形成された面であって、第1シリンダ室4a側及び第2シリンダ室4b側のピストン5面に、第1閉塞部材7及び第2閉塞部材8がそれぞれ設けられる。
第1閉塞部材7及び第2閉塞部材8は、例えば、中心に可動コンタクト2または軸6が挿通される穴が形成された円形板状の部材であり、ピストン5の連通孔5aが形成された面に当接して連通孔5aを閉塞する。
第1閉塞部材7が当接するピストン5面から、ピストン5の摺動方向であって、第1閉塞部材7の厚さよりも離れた位置に第1閉塞部材7の移動を抑制する係止部7aが設けられる。同様に、第2閉塞部材8が当接するピストン5面から、ピストン5の摺動方向であって、第2閉塞部材8の厚さよりも離れた位置に第2閉塞部材8の移動を抑制する係止部8aが設けられる。係止部7a,8aにより、第1閉塞部材7及び第2閉塞部材8がそれぞれピストン5の摺動方向に移動可能に保持される。
固定接触部3は、図1に示すように、可動コンタクト2の通気孔2aに挿通される固定側アーキング9と、可動コンタクト2の外側面と接触する固定側コンタクト10を有する。固定側コンタクト10と可動コンタクト2の先端との間にはシールド11が設けられ、可動コンタクト2から固定側コンタクト10へのアークの発生が抑制される。
次に、図3,4を参照して、本発明の実施形態に係るガス絶縁開閉器1の動作について詳細に説明する。
図3に示すように、可動コンタクト2と固定側コンタクト10とが接触している状態から可動コンタクト2を引き離す場合、可動コンタクト2と固定側コンタクト10の間が通電している状態で引き離すため、可動コンタクト2と固定側アーキング9との間にアークが発生する。
このとき、ピストン5及び可動コンタクト2が固定接触部3から遠ざかる方向(図3の左方向)に移動するが、第1閉塞部材7は慣性の法則にしたがってその場に止まろうとする。その結果、第1閉塞部材7が係止部7aと当接した状態となり、ピストン5と第1閉塞部材7との間に隙間が生じることとなる。さらに、ピストン5の移動により第1シリンダ室4aが広くなるので、第1シリンダ室4a内の圧力が通気孔2a内の圧力より低くなり、固定接触部3と可動コンタクト2の間の絶縁ガスが通気孔2aを通って第1シリンダ室4a内に吸い込まれる。つまり、可動コンタクト2と固定接触部3との間に、可動コンタクト2の通気孔2aに吸い込まれる向きのガス流が発生する(ガスの流れを図中矢印で示す)。
なお、第2閉塞部材8は慣性の法則にしたがってその場に止まろうとするので、ピストン5の移動によって第2閉塞部材8がピストン5に押し付けられるようにして当接することとなる。さらに、ピストン5の移動に伴って第2シリンダ室4bが狭くなるので、第2シリンダ室4bの圧力が通気孔2a内の圧力よりも高くなる。その結果、第2シリンダ室4bと通気孔2aとの間は、第2閉塞部材8により閉じられることとなる。そして、固定側コンタクト10から可動コンタクト2が引き離された後、時間の経過にしたがって第2シリンダ室4bから通気孔2a及び第1シリンダ室4aに絶縁ガスが漏出し、第2シリンダ室4bと通気孔2a及び第1シリンダ室4aの圧力が等しくなる。
図4に示すように、可動コンタクト2と固定側コンタクト10とが離れている状態から可動コンタクト2を固定側コンタクト10に接触させる場合、ケーブル残留電荷の放電が始まり、可動コンタクト2先端と固定側アーキング9間でアークが発生する。
このとき、ピストン5及び可動コンタクト2が固定接触部3に近づく方向(図4の右方向)に移動するが、第2閉塞部材8は慣性の法則にしたがってその場に止まろうとする。その結果、第2閉塞部材8が係止部8aと当接した状態となり、ピストン5と第2閉塞部材8との間に隙間が生じることとなる。さらに、ピストン5の移動により第2シリンダ室4bが広くなるので、第2シリンダ室4b内の圧力が通気孔2a内の圧力より低くなり、固定接触部3と可動コンタクト2の間の絶縁ガスが通気孔2aを通って第2シリンダ室4b内に吸い込まれる。つまり、可動コンタクト2と固定接触部3との間に、可動コンタクト2の通気孔2aに吸い込まれる向きのガス流が発生する(ガスの流れを図中矢印で示す)。
なお、第1閉塞部材7は慣性の法則にしたがってその場に止まろうとするので、ピストン5の移動によって第1閉塞部材7がピストン5に押し付けられるようにして当接することとなる。さらに、ピストン5の移動に伴って第1シリンダ室4aが狭くなるので、第1シリンダ室4aの圧力が通気孔2a内の圧力よりも高くなる。その結果、第1シリンダ室4aと通気孔2aとの間は、第1閉塞部材7により閉じられることとなる。そして、可動コンタクト2が固定側コンタクト10と接触した後、時間の経過にしたがって第1シリンダ室4aから通気孔2a及び第2シリンダ室4bに絶縁ガスが漏出し、第1シリンダ室4aと通気孔2a及び第2シリンダ室4bの圧力が等しくなる。
以上、具体的な実施形態を示して説明したように、本発明のガス絶縁開閉器によれば、開閉器を「入」とする場合も、「切」とする場合も、絶縁ガスをシリンダ内に吸い込むことができる。その結果、発生するアークが絶縁ガスの流れに沿うように発生することとなり、アークを制御した優れた小電流開閉性能を得ることができる。つまり、ピストンに弁を追加するといった簡単な構成で、優れた小電流開閉性能を有するガス絶縁開閉器を提供することができる。
また、開閉器を「入」とする場合も、「切」とする場合も、アークによる分解生成物を吸い込むことで、分解生成物のコンタクトへの付着や拡散を防止することができる。
また、アークの拡散を防止することで、シールドや固定側コンタクトに耐弧メタルを付加するなどの対策が不要となり、ガス絶縁開閉器のコストを削減することができる。
なお、本発明のガス絶縁開閉器は、上記実施形態に限定されるものではなく、その作用・効果を損なわない範囲で適宜設計変形が可能であり、そのように変更された形態も本発明のガス絶縁開閉器の技術的範囲に属する。例えば、実施形態において、ピストンに形成された連通孔と各シリンダ室とを開閉する閉塞部材を1つずつ設けた形態を挙げて説明したが、連通孔にそれぞれ閉塞部材(開閉弁)を設ける形態としてもよい。
1…ガス絶縁開閉器
2…可動コンタクト(可動接触部)
2a…通気孔
3…固定接触部
4…シリンダ
4a…第1シリンダ室
4b…第2シリンダ室
5…ピストン
5a…連通孔
6…軸
7…第1閉塞部材
7a,8a…係止部
8…第2閉塞部材
9…固定側アーキング
10…固定側コンタクト
11…シールド

Claims (1)

  1. シリンダ内に摺動可能に設けられ、このシリンダ内を2室に仕切るとともに、当該2室を連通する連通孔が形成されたピストンと、
    一端が前記ピストンに固定され、前記連通孔と連通する通気孔を有する筒状の可動接触部と、
    前記可動接触部の他端と対向して設けられ、この可動接触部の他端部が離接する固定接触部と、
    を有し、前記シリンダと前記固定接触部との間の空間に絶縁ガスを充填したガス絶縁開閉器であって、
    前記ピストンの移動に応じて、前記固定接触部側のシリンダ室と前記連通孔を開閉する第1閉塞部材と、
    前記ピストンの移動に応じて、他方のシリンダ室と前記連通孔を開閉する第2閉塞部材と、を備え、
    前記連通孔、前記ピストンの摺動方向に前記ピストンを貫通して形成され
    前記第1閉塞部材、前記ピストンの連通孔が形成された一方の面に当接可能であって、前記ピストンの摺動方向に移動可能に設けられ
    前記第2閉塞部材、前記ピストンの連通孔が形成された他方の面に当接可能であって、前記ピストンの摺動方向に移動可能に設けられた
    ことを特徴とするガス絶縁開閉器。
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