JP6047847B1 - 動脈可視化装置 - Google Patents

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Abstract

手首の背側の皮膚に近赤外光を照射して手首の近赤外線画像を形成する動脈可視化装置1が、手首を載せる載置台20、近赤外光を発する光源2を含む照射部3、手首の背側の皮膚から入射し、表側の皮膚から出射した光を受光し、手首の近赤外線画像を形成する撮像部10、光学フィルタ12、及びモニター14を備える。動脈可視化装置1は、載置台20の手首載置面21aから突出した凸部4を有し、該凸部4は手首の背側から載置台20に載せた手首の背側の皮膚を圧迫すると共に、光源2が発した近赤外光を背側の皮膚に出射する。載置台20は、中央載置部21と手背当接部23を有し、手首載置面21aに対して手背当接面23aが斜交し、手背当接部23の中央載置部側の端部23pに対して、それと反対側の手背当接部の端部23qが下方にある。この動脈可視化装置1によれば、簡便な構成で皮膚を適切な圧力で圧迫し、鮮明な動脈画像を得ることができる。

Description

本発明は、手首にある動脈の可視化装置に関する。
カテーテルを用いた検査あるいは治療、例えば、心臓カテーテル検査においては、動脈を穿刺し、ガイドワイヤーの挿入、カテーテルの挿入が行われる。穿刺する部位は、橈骨動脈、上腕動脈、あるいは大腿動脈などである。これら動脈のうち橈骨動脈が、検査後の止血安静が確保しやすく、かつ、患者の行動拘束を必要としないことから、穿刺部位として適している。
一方、橈骨動脈の穿刺には、高い技術が求められる。橈骨動脈の穿刺は、一般的に、触診によって橈骨動脈の走行を推定して行われる。穿刺が困難な場合に、超音波診断装置を用いながら穿刺を行うこともあるが、プローブを走査しながらの手技は煩雑であり、また超音波診断装置は比較的高コストである。このような臨床的背景から、簡単かつ比較的低コストで、種々の動脈を可視化する技術、特に、橈骨動脈を可視化する技術が待望されている。
これに応える技術として、近赤外光は、皮膚・脂肪・筋肉などの人体組織に対する透過性が高いが、血液中のへモグロビンは近赤外線を吸収するという性質を利用した動脈可視化装置が提案されている(特許文献1)。この動脈可視化装置では、手首の背側の皮膚に導光部から近赤外光を照射し、手首を透過した近赤外光を手首の表側で受光して手首の動脈の近赤外線画像を形成する。その場合、毛細血管網で近赤外光が吸収されて動脈の画像が不鮮明にならないように、手首の背側の皮膚を導光部で適度な圧力圧迫し、手首の背側の皮膚の毛細血管網を虚脱させる。そのため、動脈可視化装置には、導光部による圧迫が適正な圧力で行われるように圧力センサーが設けられ、必要に応じてバルーン等からなる圧力調整部も設けられる。
特許第5626943号公報
しかしながら、動脈を穿刺するときに、導光部が皮膚を圧迫する圧力を圧力センサーで測定しながら、さらには、導光部が皮膚を圧迫する圧力を圧力調整部で調整しながら、手首の近赤外線画像を観察することは煩雑である。
そこで、本発明は、手首の背側の皮膚に近赤外光を照射し、手首を透過した近赤外光を手首の表側で受光して手首の近赤外線画像を形成するにあたり、簡便な構成で皮膚が適切な圧力で圧迫されるようにする新たな技術を提供することを課題とする。
本発明者は、手首を載せる載置台を特定形状に形成すると共に、その載置台の載置面から手首の背側の皮膚を圧迫する凸部を突出させ、その凸部から近赤外光を手首の背側の皮膚に入射させると、載置台の載置面に手背を沿わせて手を載せるだけで手首の背側の皮膚が前記凸部によって適度に圧迫され、その部分の皮膚の毛細血管網が虚脱し、動脈の鮮明な画像を得られることを見出し、本発明を想到した。
即ち、本発明は、手首を載せる載置台、
近赤外光を発する光源を含む照射部、
手首の背側の皮膚から入射し、表側の皮膚から出射した光を受光し、手首の近赤外線画像を形成する撮像部、及び
撮像部の撮像素子の受光面の前方に設けられた、近赤外光を透過し可視光を遮断する光学フィルタ
を備えた動脈撮像装置であって、
載置台が、中央載置部と、手背が当接する手背当接部を有し、
動脈撮像装置は、載置台の手首の載置面から突出した凸部を有し、該凸部は、手首の背側から載置台に載せた手首の背側の皮膚を圧迫すると共に、光源が発した近赤外光を背側の皮膚に出射し、
該凸部を通り載置台を長手方向に切る鉛直方向の断面において、中央載置部の手首載置面に対して手背当接部の手背当接面が斜交し、手背当接部の中央載置部側の端部に対して、それと反対側の手背当接部の端部が下方にある動脈撮像装置を提供する。
また、本発明は、上述の動脈撮像装置、及び該動脈撮像装置で形成された動脈の近赤外線画像を表示するモニターを備えた動脈可視化装置を提供する。
本発明の動脈撮像装置は、近赤外線を出射する凸部が手首の載置面から突出するように手首の載置台が設けられているので、該凸部上に手首を安定して載せることができる。
しかも、載置台は、前記凸部が突出する中央載置部と、手背が当接する手背当接部を有し、中央載置部の手首載置面と手背当接部の手背当接面は、中央載置部に手首を載せた場合に指先側が下がるように斜交しているので、手背を下向きにして手首付近を平板に載せた場合のように手首が平板から浮き上がることがない。
さらに、中央載置部に手首を載せ、手背を手背当接部に当接させようとすると、自ずと手首の背側が中央載置部を押圧するようになり、前記凸部で手首の背側の皮膚が適度に圧迫され、その部分の毛細血管網が虚脱される。これにより、圧力センサーを使用しなくても、動脈の拍動を観察できる鮮明な動脈画像を得て、穿刺を安全に行うことが可能となる。
また、本発明の動脈可視化装置によれば、本発明の動脈撮像装置が形成した手首の動脈の近赤外線画像をモニターで観察することが可能となる。
図1は、実施例の動脈可視化装置の斜視図である。 図2は、実施例の動脈可視化装置の側面図である。 図3Aは、実施例の動脈可視化装置の手首プレートの斜視図である。 図3Bは、実施例の動脈可視化装置の手首プレートの斜視図である。 図4Aは、照射部の凸部に装着した手首プレートのA−A断面図である。 図4Bは、照射部の凸部に装着した手首プレートのB−B断面図である。 図5は、手首プレートの変形態様の断面図である。 図6Aは、手首プレートに載せた手首に圧迫部材を装着した状態の斜視図である。 図6Bは、手首プレートに載せた手首に圧迫部材を装着した状態の断面図である。 図7は、実施例の動脈可視化装置の使用方法の説明図である。 図8は、圧迫部材を備えた実施例の動脈可視化装置の使用方法の説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は、同一又は同等の構成要素を表している。
図1は、本発明の一実施例の動脈可視化装置1の斜視図であり、図2はその側面図である。
この動脈可視化装置1は、概略、手首を載せる載置台20、近赤外光を発する光源2を含む照射部3、及び手首の近赤外線画像を形成する撮像部10を備えた動脈撮像装置と、モニター14を有する。
本実施例において、照射部3は、載置台20の手首の載置面から突出した凸部4を有する。この凸部4は、手首の背側(手の甲側)から載置台20に載せた手首の背側の皮膚を圧迫すると共に、背側の皮膚に、光源2が発した近赤外光を出射する。
撮像部10は、手首の背側の皮膚から入射し、手首の表側(掌側)の皮膚から出射した光を受光し、手首の近赤外線画像を形成する。より具体的には、撮像部10は、撮像素子11、その受光面の前方(光源側)に設けられた、近赤外光を透過し可視光を遮断する光学フィルタ12、及び近赤外線対応の単焦点レンズ13を有する。載置台20と撮像部10の間には、載置台20に載せた手首の動脈に対して穿刺を行うことを可能とする作業空間15があけられている。
ここで、照射部3の光源2、撮像部10、及びモニター14は、特許第5626943号公報(特許文献1)に記載の動脈可視化装置と同様に構成することができる。
例えば、光源2としては、波長840nm〜950nmの近赤外光を発するLED等を使用することができる。
本実施例において、光源2が拡散光を発するとき、照射部3に設けられている凸部4は、近赤外光を透過するガラス製又は樹脂製の凸レンズから形成することができる。これにより、LEDを用いた光源2から発せられた近赤外光の拡散光を平行光にして、載置台20に載せられた手首に入射させることができるので、近赤外線画像を鮮明にすることができる。
照射部3の凸部4を凸レンズから形成する場合に、凸レンズと光源2のとの間には必要に応じて充填剤を充填することができる。
撮像部10は、撮像素子11として近赤外線用のCCDやCMOSを用いたCCDカメラやCMOSカメラから構成することができる。撮像部10で取り込んだデータは、ノイズ処理、エッジ処理、コントラスト強調などの画像処理および画像解析が施され、モニター14に表示する画像用データに変換される。
なお、動脈可視化装置1の本体ハウジングには、電源スイッチ5、DCジャック6、映像信号の出力端子7が設けられており、出力端子7から映像信号を取り出し、外部モニターで画像を観察したり、通信回線で画像信号を送信することが可能となっている。
この動脈可視化装置1は、載置台20が特定形状を有し、さらに該載置台20が前記凸部4を突出させるように形成されている点が特徴的な構成となっている。即ち、載置台20の中央載置部21は中央部に開口22を有し、載置台20を照射部3に装着した場合に、照射部3の凸部4を突出させる。また、載置台20の中央載置部21に、手首の背側を下向きにして手首を載せた場合に、手背が当接する手背当接部23を有している。
図4Aに示すように、照射部3の凸部4の中央部を通り、載置台20を長手方向に切る載置台20の鉛直方向の断面において、中央載置部21の手首載置面21aに対して手背当接部23の手背当接面23aが斜交し、手背当接部23の中央載置部側の端部23pに対して、それと反対側の手背当接部の端部23qが下方にある。
一般に、手背を下向きにして前腕から手に至る部位を平板に載せた場合、手関節を伸展位に固定しようとすると、手関節より近位の前腕が平板の板面から浮き上がり易い。従って、これらの状態で手首の背側に照射部3の凸部4から近赤外光を入射させても、照射部3の凸部4で背側の皮膚を効果的に圧迫することはできず、この部分の毛細血管網を虚脱させることができない。これに対し、図4Aに示すように、中央載置部21に対して手背当接部23を傾けると、被験者は手首を中央載置部21に載せ、かつ手背を手背当接部23に当接させようとするので、手首が中央載置部21の載置面21aから浮き上がらず、中央載置部21から突出している照射部3の凸部4に手首の背が自重で押し付けられる。これにより、圧力センサーで照射部3の凸部4の接触圧を計測しなくても、自ずと適度な接触圧である20〜40mmHgを得ることができる。よって、手首の背側の皮膚の毛細血管網が虚脱し、動脈の近赤外線の吸収画像を明瞭に得ることができ、橈骨動脈や尺骨動脈の拍動を観察することが可能となる。
ここで、手背当接部23の手背当接面23aと中央載置部21の手首載置面21aとのなす角度θ1は30°〜75°が好ましく、30°〜40°がより好ましい。角度θ1が小さすぎる場合や大きすぎる場合、特に90°に近い場合には、被験者は手首を中央載置部21に載せても手背を手背当接部23に当接させない傾向があり、凸部4で手首の背側の皮膚を確実に圧迫することが難しくなる。
また、照射部3の凸部4上で手首を安定に載置できるように、中央載置部21の手首載置面21aは図4Bに示すように、断面U字型の樋状に湾曲させることが好ましい。
動脈の近赤外線画像をより明瞭にするため、中央載置部21から突出した凸部4の近傍において、該凸部4の手首載置面21aからの突出高さL1は5mm〜10mmとすることが好ましく、凸部4の径L2は5mm〜15mmとすることが好ましい。また、中央載置部21における凸部4の位置は、中央載置部21の幅方向の中央部とすることができるが、中央載置部21に右手又は左手のいずれの手首を載せた場合でも、その橈骨動脈の真下に凸部4が位置するように、凸部4を中央載置部21の幅方向に延びた形状に形成してもよい。
動脈の近赤外線画像をさらに明瞭にするため、載置台20には、手首と肘の間を載置する前腕載置部24も設け、図4Aに示す前述の断面において、中央載置部21の手首載置面21aに対して前腕載置部24の前腕載置面24aを斜交させ、前腕載置部24の中央載置部側端部24pに対して、それと反対側の前腕載置部の端部24qを下方に位置させることが好ましい。手首を中央載置部21に載せるときに、手背当接面23aに手背を沿わせると共に、前腕を前腕載置面24aに沿わせると、手首の背側が凸部4によってより強く押圧されるので好ましい。
ここで、前腕載置部24の前腕載置面24aと中央載置部21の手首載置面21aとのなす角度θ2は5°〜30°が好ましい。
中央載置部21の手首載置面21aは、被験者に対向する施術者による穿刺を容易にする点から水平であることが好ましい。
なお、手背当接部23も前腕載置部24も手背や前腕を載せる位置が安定するように、断面U字型の樋状にすることが好ましい。
載置台20を構成する中央載置部21、手背当接部23及び前腕載置部24は取り扱いの便宜上、図3Aに示すように一体成形した手首プレートとして形成し、図1及び図2に示すように、照射部3の凸部4に着脱自在に取り付けられるようにすることが好ましい。
これにより、載置台20の洗浄や消毒が容易となり、載置台20を清潔に維持することができる。
また、手首プレート20を照射部3に着脱自在に取り付け可能とすると共に、手首を固定するためのベルトを手首プレート20に設けることが好ましい。例えば、図3Bに示すように、載置台20の長手方向に延びたスリット25に、面ファスナーを用いたベルト26を取り付ける。このベルト26で手首を手首プレートに固定し、手首の動脈に留置針を留置した後、手首プレート20を手首が固定されたままの状態で照射部3から取り外すと、手首プレート20を添え木として使用することが可能となる。
なお、複数の被験者が手首プレートを添え木として使用できるように、一台の動脈撮像装置が複数個の手首プレートを備えることが好ましい。
また、手首プレート20を照射部3に着脱自在に固定する方法としては、例えば、照射部3の台座8と、該台座8に被さる手首プレート20の台座27にロック機構を設けることができる。より具体的には、照射部3の台座8の側面にプレスフィットプランジャ9を設け、プレスフィットプランジャ9が嵌まる穴28を手首プレート20の台座27に設ける。
本発明は、種々の態様をとることができる。
例えば、載置台20を光源2上に固設してもよく、図5に示すように、中央載置部21の手首載置面21aを突出させることにより凸部4を中央載置部21に作り込んでもよく、かかる凸部4を有する中央載置部21と手背当接部23と前腕載置部24を一体成形により手首プレートとし、その手首プレートが着脱自在に照射部3の光源2上に取り付けられるようにしてもよい。
照射部3を構成する光源2として、平行光を発するLED光源を使用し、凸部4を頂部が平坦な柱状に形成してもよい。
図6Aに示すように、動脈撮像装置は、載置台30に背側から載せた手首の掌側を圧迫する圧迫部材30を備えても良い。この圧迫部材30は、近赤外線を透過させるプラスチック、ガラス等で形成する。圧迫部材30には、皮膚の穿刺部位を露出できるように切り欠き31を設けておくことが好ましい。圧迫部材30は、載置台20と着脱自在に構成し、ベルト32で手首上に固定できるようにしても良く、図8に示すように、圧迫部材30と載置台20をヒンジ33で接合し、圧迫部材30による手首の圧迫状態を留め具34で固定できるようにしても良い。
図6Bに示すように、載置台20に載せた手首40を圧迫部材30によって掌側からも圧迫することにより、凸部4と橈骨41の間の皮膚の毛細血管網が虚脱するだけでなく、橈骨41と圧迫部材30の間の皮膚の毛細血管網も虚脱するので、動脈画像をより鮮明に形成することができる。したがって、動脈画像において橈骨動脈42とそれに近接した橈骨静脈43を区別することが容易になる。なお、図6Bにおいて、符号44は尺骨、符号45は尺骨動脈、符号46は腱と腱鞘を表している。
本発明の上述したいずれの態様においても、動脈撮像装置とモニターを独立的に形成し、動脈撮像装置の映像信号の出力端子に外部機器としてモニターを接続したり、映像信号の出力端子から通信手段で動脈の近赤外線画像を送信してもよい。
この動脈可視化装置1の使用方法としては、図7に示すように、被験者が手首を載置台20に載せ、手背を手背当接面23aに当接させる。あるいはさらに、図8に示すように、載置台20に載せた手首の掌側を圧迫部材30で圧迫する。照射部3の凸部4から被験者の手首の背側に近赤外光を入射させることにより、拍動する動脈の近赤外線画像がモニター14に映し出されるので、施術者はこの近赤外線画像から動脈の位置を確認する。こうして、簡便な方法で、安全かつ確実に動脈の穿刺を行うことが可能となる。
1 動脈可視化装置
2 光源
3 照射部
4 凸部
5 電源スイッチ
6 DCジャック
7 映像信号の出力端子
8 台座
9 プレスフィットプランジャ
10 撮像部
11 撮像素子
12 光学フィルタ
13 レンズ
14 モニター
15 作業空間
20 載置台、手首プレート
21 中央載置部
21a 手首載置面
22 開口
23 手背当接部
23a 手背当接面
23p 手背当接部の中央載置部側端部
23q 手背当接部の端部
24 前腕載置部
24a 前腕載置面
24p 前腕載置部の中央載置部側端部
24q 前腕載置部の端部
25 スリット
26 ベルト
27 台座
28 穴
30 圧迫部材
31 切り欠き
32 ベルト
33 ヒンジ
34 留め具
40 手首
41 橈骨
42 橈骨動脈
43 橈骨静脈
44 尺骨
45 尺骨動脈
46 腱、腱鞘
L1 凸部の突出高さ
L2 凸部の径
θ1 手背当接面と手首戴置面とのなす角度
θ2 前腕戴置面と手首戴置面とのなす角度

Claims (10)

  1. 手首を載せる載置台、
    近赤外光を発する光源を含む照射部、
    手首の背側の皮膚から入射し、表側の皮膚から出射した光を受光し、手首の近赤外線画像を形成する撮像部、及び
    撮像部の撮像素子の受光面の前方に設けられた、近赤外光を透過し可視光を遮断する光学フィルタ
    を備えた動脈撮像装置であって、
    載置台が、中央載置部と、手背が当接する手背当接部を有し、
    動脈撮像装置は、載置台の手首の載置面から突出した凸部を有し、該凸部は、手首の背側から載置台に載せた手首の背側の皮膚を圧迫すると共に、光源が発した近赤外光を背側の皮膚に出射し、
    該凸部を通り載置台を長手方向に切る鉛直方向の断面において、中央載置部の手首載置面に対して手背当接部の手背当接面が斜交し、手背当接部の中央載置部側の端部に対して、それと反対側の手背当接部の端部が下方にある動脈撮像装置。
  2. 載置台の中央載置部が開口を有し、該開口から前記凸部が突出する請求項1記載の動脈撮像装置。
  3. 載置台の中央載置部の手首載置面が突出し、前記凸部が形成されている請求項1記載の動脈撮像装置。
  4. 近赤外光を透過する材料で形成されている、手首の背側から載置台に載せた手首の掌側を圧迫する圧迫部材を有する請求項1〜3のいずれかに記載の動脈撮像装置。
  5. 中央載置部の手首載置面が、断面U字型の樋状に湾曲している請求項1〜4のいずれかに記載の動脈撮像装置。
  6. 載置台が、手首と肘の間を載置する前腕載置部を有し、前記凸部を通り載置台を長手方向に切る鉛直方向の断面において、中央載置部の手首載置面に対して前腕載置部の前腕載置面が斜交し、前腕載置部の中央載置部側端部に対して、それと反対側の前腕載置部の端部が下方にある請求項1〜5のいずれかに記載の動脈撮像装置。
  7. 前記凸部を通り載置台を長手方向に切る鉛直方向の断面において、中央載置部の手首載置面が水平である請求項1〜6のいずれかに記載の動脈撮像装置。
  8. 中央載置部、手背当接部及び前腕載置部が、一体成形された手首プレートにより形成されている請求項6又は7記載の動脈撮像装置。
  9. 手首プレートが着脱自在である請求項8記載の動脈撮像装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の動脈撮像装置、及び該動脈撮像装置で形成された動脈の近赤外線画像を表示するモニターを備えた動脈可視化装置。
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