JP6046797B2 - 通信パケット変換 - Google Patents

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Description

本発明は、通信パケット変換に関する。
関連出願の相互参照
本出願は、参照により本明細書に組み込まれている、2012年3月23日に出願した「Communication Packet Conversion」と題する欧州特許出願公開第12161054.7号明細書の優先権を主張するものである。
多様な異なるデバイス(たとえば、ノード)を接続するために、ワイヤレスメッシュネットワークなどの通信ネットワークが使用されている。これらの通信ネットワークは、複数の異なる世代の、異なる特性および能力を有するノードを包含することが多い。たとえばノードは、異なるデータレートおよび/または変調技法を利用し、データをネットワークを介して送信および/または受信することがある。さらにこれらの通信ネットワークは、異なる干渉および/またはネットワークスループット特性を受けることがある。このために、断片化したおよび/もしくは異なるサイズのデータパケットが生じること、ならびに/またはネットワークに輻輳を生じることになることが多い。各通信に関連付けられたオーバーヘッドが比較的固定の量であるため、これら断片化したまたは異なるサイズのデータパケットは、このデータパケットがネットワークを通して転送される際にかなりの通信時間を必要とすることがある。この通信時間は、データパケットが送信先に到達するために複数のノードを横断する場合に延長されることがある。
添付の図面を参照しながら詳細な説明を示すことにする。この図面において、参照番号の最も左の桁(複数のこともある)は、この参照番号が最初に登場する図面を示している。異なる図面内における同じ参照番号の使用は、同じまたは同一の項目または特徴であることを示している。
通信パケット内部のデータがネットワークの1または複数のノードを横断する際に通信パケットを変換するための例示のアーキテクチャを示した図である。 図1のアーキテクチャの例示のノードに関する追加の詳細を示した図である。 通信パケット内部のデータがネットワークの1または複数のノードを横断する際に通信パケットを変換する例示のプロセスを示した図である。 ネットワークを介してペイロードデータを通信するために使用し得る例示の通信フレームを示した図である。 通信パケットからペイロードデータを抽出するため、抽出したペイロードデータを連結すべきかどうかを判定するため、抽出したペイロードデータを連結するため、および連結されたペイロードデータを通信パケットの形で送信するための例示のプロセスを示した図である。 通信パケットからペイロードデータを抽出するため、抽出したペイロードデータを連結すべきかどうかを判定するため、抽出したペイロードデータを連結するため、および連結されたペイロードデータを通信パケットの形で送信するための例示のプロセスを示した図である。
上で検討したように、データを送信するための既存の技法はワイヤレスメッシュネットワーク内でデータを送信する有効な方法を提供していない。たとえば既存の送信技法は、その内部でノードが異なる能力を有するような異種ワイヤレスメッシュネットワークでのデータの送信に十分に適していない。さらに既存の送信技法は、異なる干渉および/またはネットワークスループット特性(たとえば、輻輳)を受けるワイヤレスメッシュネットワークにおいて十分に適していない。
本開示は、ノードからなるネットワークで効率のよい方式でデータを送信する技法について記載している。具体的には技法は、通信パケット内部のデータがネットワークのノードを横断する際に通信パケットを変換することを目的としたものである。
幾つかの実装形態では、特定のノードがネットワーク上のワイヤレス接続を介して通信パケットを受信することがある。この通信パケットは、この特定のノードから所定の距離の域内に配置されたノードなど1または複数の近隣のノードから受信されることがある。通信パケットは、制御データとペイロードデータとを含むことがある。本明細書で使用される場合に、「ペイロードデータ」という用語は一般に、送信および/または受信されるように意図されたデータのことを指すことがある。一方、「制御データ」という用語は一般に、ペイロードデータのルート設定、送出(たとえば、送信)、受信、および/または保存を目的としたヘッダ、フッタ、プリアンブル、その他などのペイロードデータに関連付けられたデータのことを指すことがある。
通信パケットを受信したこの特定のノードは、通信パケットの各々からペイロードデータを抽出することがある。この特定のノードは、この抽出されたペイロードデータを連結すべきかどうかを判定することがある。すなわちこの特定のノードは、第1の通信パケットから抽出されたペイロードデータを第2の通信パケットから抽出されたペイロードデータと組合せるべきかどうかを判定することがある。
たとえばこの特定のノードは、抽出されたペイロードが同じノードまたは特定の地理的領域内のノードに送られることになったときに、抽出されたペイロードを連結するように判定することがある。あるいはまたはさらには、この特定のノードは、この特定のノードおよびそのペイロードデータが送られる先の近隣のノードによってサポートされたデータレートがこの特定のノードおよび通信パケットのうちの1つを送ったノードによってサポートされたデータレートより大きいときに、抽出されたペイロードを連結するように判定することがある。さらに幾つかの例ではこの特定のノードは、そのペイロードがペイロードデータを作成したアプリケーション(たとえば、メータ消費データを報告するためのアプリケーション)など、同じもしくは同様のアプリケーションまたはアプリケーションタイプに関連付けられるときに、抽出されたペイロードを連結するように判定することがある。
この特定のノードがこの抽出されたペイロードデータを連結すべきと判定したとき、この特定のノードはこの抽出されたペイロードデータを連結するとともに、この連結されたペイロードデータを別のノードに対して送出(たとえば、送信)することがある。この連結されたペイロードデータは通信パケットの形で送られることがある。幾つかの例ではこの連結されたペイロードデータは、この特定のノードと比べて送信先ノードのより近くにあるノードに送られることがある。幾つかの例ではその連結されたペイロードデータは、この特定のノードで通信パケットの少なくとも1つが受信されたときのデータレートと比べてより高いデータレートで送られることがある。
幾つかの例では、連結されたペイロードデータがノードにおいて、別のノードに送られる前にセグメント化される。この連結されたペイロードデータは、そのペイロードデータを送ろうとするノードおよび/またはそのペイロードデータを受信しようとするノードによってサポートされたデータレートおよび/または変調技法に基づいてセグメント化されることがある。たとえば、送信ノードおよび受信ノードによってサポートされたデータレートが所定のデータレートより大きいもしくはこれに等しいときに、連結されたデータはその各々が所定の数を超えるビットおよび/またはバイト数を有するセグメントになるようにセグメント化されることがある。これらのセグメントは、受信ノードに対して通信パケットの形で個別に送られることがある。
幾つかの例では本明細書に記載した技法は、暗号化されたデータ(たとえば、ペイロードデータ)について活用されることがある。たとえば、暗号化されたデータがノードのネットワークを横断する必要があるとき、未暗号化の制御データと暗号化されたペイロードデータとを備えた通信パケットが使用されることがある。ここでこのノードは、この未暗号化の制御データを使用して、暗号化されたペイロードデータを潜在的に組合せるとともに、組合せられたペイロードデータを続いて別のノードに転送することがある。たとえばそのノードは、制御データ内に含まれたルート設定情報(たとえば、発信元アドレスおよび/または送信先アドレス)を使用して、暗号化されたペイロードデータが他のペイロードデータと同じノードに宛てられたものかどうかを判定することがある。したがって暗号化されたペイロードデータが使用される幾つかの例では、そのノードがペイロードデータを復号化し元にあるデータを取り出すことが不可能であるまたは取り出すことを希望しない場合であっても、暗号化されたペイロードデータが組合せられ、かつ別のノードまで転送されることがある。
この変換技法について本明細書には、複数のノードを含むユーティリティメッシュネットワークのコンテキストで記載される。本技法がユーティリティメッシュネットワークのコンテキストで記載されるが、本技法はさらに、またはあるいは、他のネットワークおよび/または他のアプリケーションに適用可能とし得る。したがってこのノードは、通信ネットワークに結合されておりかつデータを送信および/または受信することが可能な任意のデバイスを含むことがある。
本明細書に記載した様々な実施形態では、データが効率のよい方式で送信されることがある。たとえば、複数の通信パケットからのペイロードデータを組合せる(たとえば、連結する)ことによって、ペイロードを通信パケットの形で個別に送信する場合と比較して、ネットワークを介してより小さいオーバーヘッド(たとえば、制御データ)でデータが送られることがある。これによれば、ネットワークを介してデータを送信するための通信時間が低減されるとともに、ネットワークの通信能力が増大することがある。
さらに幾つかの例では、ネットワークのノードによってサポートされた変調技法および/またはデータレートに基づいてペイロードデータを組合せる、および/またはセグメント化することによって、1または複数の所望の特性を達成するようにそのノードの能力を活用し得る。たとえばノードの能力は、特定のデータレートで、および/または、推論の回避、長距離もしくは短距離にわたるデータの転送および/またはネットワークスループットの増大に最適な特定の変調技法を用いてペイロードデータを送信するように活用されることがある。一例ではノードは組合せられたペイロードデータを、そのノードが個々のペイロードデータのうちの一部または全部を受信した際のデータレートと比べてより大きいまたはより小さいデータレートで送信することがある。別の例ではノードは、セグメント化されたペイロードデータを送信し、長い接続距離、強力な干渉、その他など特定の特性に関連付けられたノードに対するデータの転送を保証することがある。
以下のセクションは、読者の利便のために提供した例であるとともに、本特許請求の範囲を、また上記のセクションをも限定することを意図したものではない。さらに、以下に詳細に記載される技法は、多くの方式および多くのコンテキストで実装されることがある。1つの例示の実装およびコンテキストが、以下でより詳細に記載するように以下の図面を参照しながら提供されている。さらに、以下の実装およびコンテキストは可能な他の実装を意味するように意図されたものである。
例示のアーキテクチャ
図1は、本明細書に記載した技法をその中に実装し得るワイヤレスメッシュネットワークの例示のアーキテクチャ100の概要図である。アーキテクチャ100は、直接の通信経路(たとえば、ワイヤレス接続)を介して互いに通信可能に結合された複数のノード102A、102B、102C、...102N(一体として、ノード102と呼ばれる)を含む。この例では、Nはワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、近隣エリアネットワーク(NAN)、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、その他などの自律ルート設定エリア(ARA)内におけるノードの数を意味している。
各直接通信経路は、ノードがそれを介してデータを送信および/または受信することが可能な複数のチャンネルを意味することがある。この複数のチャンネルの各々は、この複数のチャンネルの他のチャンネルの周波数レンジと同じとすることも異ならせることもあり得る周波数レンジによって定義されることがある。幾つかの例ではその複数のチャンネルは無線周波数(RF)チャンネルを備える。この複数のチャンネルは、1つの制御チャンネルと複数のデータチャンネルとを備えることがある。幾つかの例ではその制御チャンネルは、ノード間で1または複数のメッセージを通信し、データチャンネルのうちデータを転送するために利用されるチャンネルを指定するために利用されている。一般に、制御チャンネルにおける送信はデータチャンネルにおける送信と比較してより短い。
ノード102の各々は、たとえばスマートユーティリティメータ(たとえば、電気、ガスおよび/または水メータ)、制御デバイス、センサ(たとえば、温度センサ、気象ステーション、周波数センサ、その他)、変圧器、ルータ、サーバ、中継器(たとえば、セルラー中継器)、切替器、弁、前述したものの組合せ、または通信ネットワークに結合可能でありかつデータを送信および/または受信することが可能な任意のデバイスなど、多種多様な従来のコンピューティングデバイスのいずれとして実装されることもある。幾つかのケースではそのノード102は、異なるタイプのノード(たとえば、スマートメータ、セルラー中継器、センサ、その他)、異なる世代もしくはモデルのノード、および/または別に異なるチャンネル上でかつ異なる変調技法、データレート、プロトコル、信号強度および/または電力レベルを用いて送信することが可能であるようなノードを含むことがある。これらのケースではそのアーキテクチャ100はノードからなる異種ネットワークを意味することがある。
図1の例ではノード102はまたインターネットなどのバックホール(backhaul)ネットワーク(複数のこともある)106に対するARAの接続点の役割をするエッジデバイス(たとえば、セルラー中継器、セルラールータ、エッジルータ、DODAGルート(root)、その他)を介して中央オフィス104と通信するように構成されている。図示した例ではノード102Aは、ARAのこれ以外のノード102B〜102Nからの通信、ならびに中央オフィス104へのおよび中央オフィス104からの通信をネットワーク(複数のこともある)106を介して中継するためのセルラー中継器の役割をする。
ノード102Bは例100におけるノード102の各々を意味しており、また無線機108と処理ユニット110とを含む。無線機108は、複数のチャンネル/周波数のうちの1または複数を介してRF信号を送信および/または受信するように構成されRF送受信器を備える。幾つかの実装形態ではノード102の各々は、制御チャンネルや各通信経路の複数のデータチャンネルなどの複数の異なるチャンネル上でデータを送信および受信するように構成された単一の無線機108を含む。無線機108はまた、複数の異なる変調技法、データレート、プロトコル、信号強度および/または電力レベルを用いて通信するように構成されることもある。
処理ユニット110は、メモリ114に通信可能に結合された1または複数のプロセッサ112を含むことがある。メモリ114は、様々な機能を実装するためにプロセッサ(複数のこともある)112上で実行可能な1または複数のソフトウェアおよび/またはファームウェアモジュールを保存するように構成されることがある。本明細書ではこれらのモジュールがプロセッサ上で実行可能なソフトウェアおよび/またはファームウェアであるように記載されているが、他の実施形態では、その全体または一部を記載された機能を実行するハードウェアによって(たとえば、ASIC、特殊な処理ユニット、その他として)モジュールのうちのいずれかまたはすべてが実装されることがある。
図1の実施形態ではメモリ114は、抽出モジュール116と連結モジュール118とを含む。抽出モジュール116は、ノード102Bにおいて受信された通信パケットからデータを抽出するように構成されている。たとえば抽出モジュール116は、ノード102Cから受信された通信パケット1〜M120からペイロードデータを抽出すること、および/またはノード102Nから受信された通信パケット1〜P122からペイロードデータを抽出することがある。
通信パケットとは一般に、ノード102同士の間で送信されたパケットを示すことがある。通信パケットは、特定のノードに対して送信されること、または複数のノードに対して送信されること(放送の場合など)がある。本明細書ではその技法をパケットのコンテキストで記載しているが、これらの技法はビット、フレーム、セグメント、その他などの他のタイプのプロトコルデータユニット(PDU)にも同様に適用することができる。
上で指摘したように通信パケットは、ペイロードデータと制御データとを含むことがある。ペイロードデータは一般に、送出(たとえば、送信)、受信および/または保存されることを目的としたデータを示すことがある。このデータは、送信の「ペイロード」内に含まれる。幾つかの例では、ペイロードデータはノードで作成されたデータ、ならびに/またはノードにおいて送信および/または受信されるデータを含む。さらに幾つかの例では、「ペイロード」という用語はIEEE802.11標準またはIEEE802.15標準などの標準によって定義される。
制御データは、ペイロードデータに対するルート設定、送出(たとえば、送信)、受信、および/または保存を目的としたペイロードデータに関連付けられたデータを示すことがある。幾つかの例では制御データは、非ペイロードデータ(たとえば、ペイロードデータでないデータ)を示している。制御データはたとえば、ヘッダ、フッタ、プリアンブルおよび/またはメタデータを含むことがある。幾つかの例では制御データは、変調およびデータレート情報、誤り検出および訂正情報、暗号化情報、等々を含む。さらに幾つかの例では制御データは、通信パケットが送られてきた発信元ノードのアドレス、ペイロードデータが送られる先の送信先ノードのアドレス、ネットワークのPANコーディネータのアドレス、その他などのアドレス情報を含む。幾つかの例では制御データは、IEEE802.11標準またはIEEE802.15標準などの標準を通じて定義されている。たとえば制御データは、IEEE802.15標準で定義されたヘッダを示すことがある。
限定ではなく一例として、ノードがユーティリティメータ(たとえば、電気、ガス、水、その他)に関連付けられているようなユーティリティメッシュネットワークにおいて、発信元ノードの位置で水量読み取り値などのメータ消費データが作成されることがある。この例ではそのメータ消費データは、ネットワークのノードを横断させることによって中央オフィスに報告されることがある。すなわちそのメータ消費データは、中央オフィスに到達させるために、あるノードからその隣りのノードまで送られることがある。ネットワークを横断する間において、メータ消費データと一緒に他のデータが送信されることがある。たとえば発信元ノードは、中央オフィスのアドレスによりメータ消費データを送信することがある。ここでメータ消費データはペイロードデータを意味しており、また中央オフィスのアドレスは制御データを意味している。
一方、連結モジュール118は、抽出モジュール116によって抽出されたデータを連結する(たとえば、組合せる)べきかどうかを判定するように構成される。連結すべきかどうかの判定は、抽出されたペイロードデータが送られる先の送信先、連結されたペイロードデータが送られようとしている先のノード102Bおよび/または近隣のノードによってサポートされたデータレート、および/または抽出されたペイロードデータに関連付けられたアプリケーションまたはアプリケーションタイプなど、様々な要因に基づくことがある。抽出されたペイロードデータを連結すべきと判定されたとき、連結モジュール118はこの抽出されたペイロードデータを連結することがある。
たとえば連結モジュール118は、通信パケット1〜P122のうちの1つから抽出された第1のペイロードデータが通信パケット1〜M120のうちの1つから抽出された第2のペイロードデータと同じノードに送られるべきであると判定することがある。この判定に基づいて連結モジュール118は、第1のペイロードデータを第2のペイロードデータと連結することがある。この連結されたペイロードデータはノード102Bから近隣のノードまで通信パケット124の形で送信されることがある。
抽出モジュール116および連結モジュール118がその内部に保存されているメモリ114はコンピュータ読み取り可能な媒体を備えることがあり、またランダムアクセスメモリ(RAM)などの揮発性メモリおよび/または読み取り専用メモリ(ROM)やフラッシュRAMなどの不揮発性メモリの形態をとることがある。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、コンピューティングデバイスの1または複数のプロセッサにより実行するためのその他のデータなどの情報を保存するために任意の方法または技法で実装された、揮発性や不揮発性で取外し可能や取外し不可能な媒体を含む。コンピュータ読み取り可能な媒体の例には、相変化メモリ(PRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、他のタイプのランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリまたは他のメモリテクノロジー、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)、デジタル多目的ディスク(DVD)または他の光学式記憶、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶または他の磁気式記憶デバイス、あるいはコンピューティングデバイスによるアクセスのための情報の保存に使用可能な他の任意の非伝送媒体(ただし、これらに限らない)を含む。本明細書の定義では、コンピュータ読み取り可能な媒体は変調されたデータ信号および搬送波などの通信媒体を含まない。
ネットワーク(複数のこともある)106は、ワイヤレスもしくは有線式のネットワークまたはこれらの組合せをそれ自身が備え得るバックホールネットワークを意味することがある。ネットワーク(複数のこともある)106は、互いに相互接続されるとともに単一の大きなネットワーク(たとえば、インターネットやイントラネット)として機能するような個々のネットワークの集合体とすることがある。さらにこの個々のネットワークは、ワイヤレスもしくは有線式のネットワークまたはこれらの組合せとすることがある。
中央オフィス104は、サーバ、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、その他などの1または複数のコンピューティングデバイスによって実装されることがある。この1または複数のコンピューティングデバイスには、メモリと通信可能に結合された1または複数のプロセッサ(複数のこともある)が装備されることがある。幾つかの例ではその中央オフィス104は、ノード102のうちの1または複数から受信したデータに対する処理、解析、保存および/または管理を実行する集中式メータデータ管理システムを含む。たとえば中央オフィス104は、スマートユーティリティメータ、センサ、制御デバイス、ルータ、レギュレータ、サーバ、中継器、切替器、弁および/またはその他のノードから取得したデータを処理する、解析する、保存するかつ/または管理することがある。図1の例では単一の箇所にある中央オフィス104を例証しているが、幾つかの例ではその中央オフィス104は、複数の箇所に分散されることがあり、かつ/または全体が排除されること(たとえば、高度に非集中式とした分散コンピューティングプラットフォームの場合)がある。
例示のノード
図2は、図1の例示のノード102Bの追加の詳細を示している概要図である。この例では無線機108は、RFフロントエンド202およびベースバンドプロセッサ204に結合されたアンテナ200を含む。RFフロントエンド202は、送信機能および/または受信機能を提供することがある。RFフロントエンド202は、アンテナから提供された信号や1または複数のノード102から取得された信号をチューニングするおよび/または減衰するなどの機能を提供する高周波アナログ構成要素および/またはハードウェア構成要素を含むことがある。RFフロントエンド202は、ベースバンドプロセッサ204に信号を提供することがある。
一例では、ベースバンドプロセッサ204の全部または一部がソフトウェア(SW)定義された無線機として構成されることがある。一例ではそのベースバンドプロセッサ204は、無線機108に対して周波数および/またはチャンネル選択機能を提供する。たとえばSW定義された無線機は、プロセッサまたは特定用途向け集積回路(ASIC)や別の埋め込まれたコンピューティングデバイス(複数のこともある)によって実行されるソフトウェア内に実装された混合器、フィルタ、増幅器、変調器および/または復調器、検出器、その他を含むことがある。SW定義された無線機は、プロセッサ(複数のこともある)112と、メモリ114内に定義されかつ/または保存されたソフトウェアと、を利用することがある。あるいはその無線機108は少なくともその一部でアナログ構成要素を用いて実装されることがある。
幾つかの実装形態ではその無線機108は、上で定義した標準に関連付けられた変調技法および/またはデータレートを利用する。この変調技法および/またはデータレートは、電気電子技術者協会(IEEE)によって定義された、IEEE802.11標準、IEEE802.15標準(たとえば、802.15.4)、その他などの標準に関連付けられることがある。一例ではその変調技法および/またはデータレートは、次の非網羅的リストから選択されている。
・ 50もしくは150kbpsのデータレートでの周波数シフトキーイング(FSK)変調、200もしくは400kHzのチャンネル間隔、および/または902.2もしくは902.4MHzで開始される第1のチャンネル。FSK変調はコンボリューションコード前方誤り訂正(FEC)を利用することがある。
・ 2進位相シフトキーイング(BPSK)、直交位相シフトキーイング(QPSK)および/または直角振幅変調(QAM)(たとえば、16−QAM)、50、100、200、300、400、600もしくは800kbpsのデータレート、および/または400もしくは800kHzのチャンネル間隔の物理的変調による直交周波数分割多重(OFDM)。OFDMは、1/2コーディングレートあるいは3/4コーディングレートのコンボリューションFECを利用することがある。
・ オフセット直交位相シフトキーイング(O−QPSK)、31.25、125、250もしくは500kbpsのデータレート、および/または上に定義された802.15.4標準などの標準に基づいたチャンネル設計の物理的変調によるダイレクトシーケンススペクトル拡散(DSSS)変調。DSSSはコンボリューションFECを利用することがある。
さらに別の例ではその無線機108は、カスタマイズされた変調技法を利用することがある。このカスタマイズされた変調技法は、6もしくは10kbpsのデータレートに関連付けられることがある。
一方、メモリ114は、通信経路(たとえば、ワイヤレス接続)を介してデータが受信および/または送信(たとえば、送信)されるように構成された通信モジュール206を含むことがある。たとえば通信モジュール206は、通信パケットがノード102Bにおいて受信されるようにおよび/またはノード102Bから送られるようにさせることがある。幾つかの例では通信モジュール206は無線機108に対して、特定のチャンネルに関連付けられた周波数から別のチャンネルに関連付けられた別の周波数までチューニングさせることがある。
メモリ114はまた、データをセグメント化するように構成されたセグメント化モジュール208を含むことがある。たとえばセグメント化モジュール208は、連結モジュール118によって連結されたペイロードデータをセグメント化することがある。幾つかの例では、データはセグメント化モジュール208によって、ノード102の1または複数に関連付けられた変調技法および/またはデータレートに少なくとも一部で基づいてセグメント化されている。たとえばノード102Bが連結されたペイロードデータをノード102Aに送ることを希望することがある。ここで、ノード102Aおよびノード102Bによってサポートされたデータレートが所定のデータレートより大きいときは、連結されたペイロードデータが、その各々が所定のビット数および/またはバイト数より大きいペイロードになるようにセグメント化されることがある。
幾つかの例ではメモリ114はまた、1または複数のリソース(たとえば、電気、水、天然ガス、その他)の消費データを収集するように構成された計量モジュール210を含む。この消費データは、たとえば電気消費データ、水消費データおよび/または天然ガス消費データを含むことがある。この消費データは、ノード102B、別のノード(たとえば、ノード102Cおよび/または102N)、またはこれらの組合せにおいて作成されたデータを含むことがある。この収集された消費データは、最後に中央オフィス104または別の送信先に伝播させるために1または複数の他のノード102に送信されることがある。
さらに幾つかの例ではメモリ114は、データを暗号化および/または復号化するように構成された暗号化/復号化モジュール212を含む。たとえば暗号化/復号化モジュール212は、1または複数の通信パケットからのペイロードデータを暗号化および/または復号化することがある。幾つかの例では、第1のペイロードデータおよび/または第2のペイロードデータは、復号化されること、組合せられること、再暗号化されること、および別のノードに送られることがある。暗号化/復号化モジュール212は、暗号化/復号化キーを利用および/または作成することがある。
例示の通信パケット変換
図3は、通信パケット内部のデータがネットワークの1または複数のノードを横断する際に通信パケットを変換する例示のプロセス300を示している。ここで、ノード302〜308はワイヤレスネットワークで通信するように構成されており、また図1のノード102と同様とすることがある。ノード302〜308は、ノード302〜308のうちの少なくとも幾つかが通信し得るように互いに所定の距離の域内に配置させることがある。
図示したようにノード306は、ノード302および/またはノード304から通信パケット310を受信することがある。通信パケット310は、時間期間にわたって1または複数のワイヤレス接続を介して受信されることがある。幾つかの例ではその通信パケット310は、ノード302およびノード304のうちの一方から受信される一方、他の例ではノード302およびノード304の各々から少なくとも1つの通信パケットが受信されている。
通信パケット310は、サイズ(たとえば、ビット数)が多様であること、および/または断片化したデータを含むこと(たとえば、ペイロードデータがそのデータの一部分を含むこと)があり得る。このことは、たとえばネットワークのノードによってサポートされた異なる変調技法および/またはデータレート、ノード同士の間の異なる距離、通信パケット110内に含まれるペイロードデータに関する異なる用法、等々を含む様々な理由のために生じることがある。
幾つかの例では通信パケットのペイロードデータは、通信パケットの制御データと比較して比較的少ないデータ量を含むことがある。すなわちペイロードデータが制御データと比べてより少ないビットおよび/またはバイトを含むことがある。これは、周期的に送信される比較的少ない量の情報(たとえば、制御情報と比較して小さいこと)に由来することがある。たとえばメータ消費データは、特定のノードから一定間隔で作成されて送信されることがある。
ノード306において、通信パケット310の各々のペイロードデータが抽出されることがある。これには、通信パケット310の各々からの制御データの除去を含むことがある。抽出されたペイロードデータ312はノード306のメモリ内に保存されることがある。幾つかの例ではノード306は、通信パケット310の各々が受信されるのに従ってペイロードデータを抽出および保存する。
幾つかの実装形態ではその抽出されたペイロードデータ312は、時間期間にわたって保存される。幾つかの例ではこの時間期間は事前に判定される一方、他の例ではこの時間期間は事前に判定されていない(たとえば、この時間期間はネットワークトラフィックなどの条件に基づいてオンザフライで判定されることがある)。この時間期間は、たとえば1つのコンテンションウィンドウ、複数のコンテンションウィンドウ、または1もしくは複数のコンテンションウィンドウの一部分を備えることがある。幾つかの例ではそのコンテンションウィンドウがノード306に関連付けられる一方、他の例ではそのコンテンションウィンドウがノード302、304および/または308に関連付けられており、また一方他の例ではノード302、304、306および/または308に関連付けられたコンテンションウィンドウの全部または一部はペイロードデータが保存される間である時間期間を定義するために単独でまたは組合せて使用されることがある。
本明細書で使用される場合に「コンテンションウィンドウ」とは、送信前に特定のチャンネル上にRF信号を留めてノードが送信を待っている間の時間期間のことを示している。幾つかの例では、異なるノードは異なる長さのコンテンションウィンドウを有する。このコンテンションウィンドウは、あるノードが他のノードより前にRF送信の開始を許可され、これによってそれ以外のノードを強制的に送信待ちとさせ、そのコンテンションウィンドウのタイムアウト計算を中断させることになるような「千鳥型スタート(staggered start)」を提供する。したがって、コンテンションウィンドウはワイヤレスネットワークにおける衝突回避システムの一部である。
あるいはまたはさらには、この時間期間はネットワークによる通信のために確保された時間期間(たとえば、所定の通信時間期間)を備えることがある。たとえばこの時間期間は、ノード302とノード306との間かつ/またはノード304とノード306との間の通信(たとえば、通信パケットの送信)のために確保された特定の時間期間を備えることがある。ここでこの確保された時間期間は、ノード302および/またはノード304が通信する(たとえば、通信パケットを送信する)前に近隣のノード(たとえば、通信レンジ域内のノード)に通信されることがある。さらに幾つかの例ではその時間期間は、ネットワーク管理システムおよび/またはそのネットワークに関連付けられたユーザによって指定されている。
幾つかの例ではノードは、通信パケット内の情報に基づいて抽出されたペイロードデータを時間期間(たとえば、所定の時間期間)にわたって保存することがある。たとえば特定のノードは、そのペイロードデータが別のノードに配置されたセグメント化されたデータの一部分を含むことを示す第1の通信パケットを受信することがある。ここで、第1の通信パケットはまた、第2の通信パケットがセグメント化された残りのデータを伴ってその他のノードから送信されることを示すことがある。この情報は、第1の通信パケットの制御データおよび/またはペイロードデータ内に示されることがある。セグメント化されたデータの全体が受信し終わっていないことが分かると、この特定のノードは第1の通信パケットのペイロードデータを、この特定のノードとその他のノードの間との通信のために確保された期間などの時間期間にわたって保存することがある。この時間期間の間にこの特定のノードは、セグメント化された残りのデータを含んだ第2の通信パケットを受信することがある。以下でさらに詳細に検討することにするが、これによってこのノードは、そのデータの全体が受信され終わるまでデータの送信を待つことが可能となる。
一方他の例ではノードは、抽出されたペイロードデータを時間期間(たとえば、所定の時間期間)にわたって保存するように事前に構成済みとなっていることがある。たとえばそのノードのネットワークに関連付けられたユーザは、このノードが抽出されたペイロードデータを特定の時間期間にわたって自動的に保存するように構成することがある。
通信パケット310のうちの少なくとも幾つかを受信した後にノード306は、抽出されたペイロードデータを連結すべきか(たとえば、組合せるべきか)どうかを判定することがある。この判定は、抽出されたペイロードデータの送信先、1または複数のノードによってサポートされた変調技法および/もしくはデータレート、ならびに/または抽出されたペイロードデータに関連付けられたアプリケーションもしくはアプリケーションタイプに基づくことがある。
たとえばノード306は、第1の抽出されたペイロードデータおよび第2の抽出されたペイロードデータが同じ地理的地域に送られようとするときに、この第1の抽出されたペイロードデータと第2の抽出されたペイロードデータを連結すべきであると判定することがある。たとえば、第1の抽出されたペイロードデータに関連付けられた送信先アドレスと第2の抽出されたペイロードデータに関連付けられた送信先アドレスとが同じノードまたは互いから所定の距離域内にあるノードを特定したときに、ノード306は第1の抽出されたペイロードデータおよび第2の抽出されたペイロードデータが同じ地理的地域に送られるべきであると判定することがあり、かつ第1の抽出されたペイロードデータと第2の抽出されたペイロードデータとを連結すべきであると判定することがある。ここで、第1の抽出されたペイロードデータと第2の抽出されたペイロードデータとは、同じノードまたは異なるノードから送信された通信パケットから抽出されたものであることがある。ノード306は、制御データ内のアドレス情報など通信パケット内のアドレス情報に基づいて、ペイロードデータの送信先アドレスを判定することがある。
さらに幾つかの例ではそのノード306は、ノード306および/またはノード308が特定の変調技法および/またはデータレートをサポートしているときに第1の抽出されたペイロードデータを第2の抽出されたペイロードデータと連結すべきであると判定することがある。たとえば、連結されたペイロードデータを送信しようとするノード(たとえば、ノード306)および/または連結されたペイロードデータを受信しようとするノード(たとえば、ノード308)が、通信パケットが受信された箇所のデータレートより大きいまたはこれに等しいデータレートをサポートしているときに、第1の抽出されたペイロードデータと第2の抽出されたペイロードデータとが連結されるべきであると判定されることがある。幾つかの例ではより高いデータレートは、より低いデータレートと比較してより大きな通信パケットの送信を可能とさせることがある。
あるいはまたはさらには、ノード306は、第1の抽出されたペイロードデータと第2の抽出されたペイロードデータが同じもしくは同様のアプリケーションもしくはアプリケーションタイプに関連付けられているときに、第1の抽出されたペイロードデータを第2の抽出されたペイロードデータと連結すべきであると判定することがある。たとえば第1の抽出されたペイロードデータおよび第2の抽出されたペイロードデータは特定のタイプの情報を作成するように構成されたアプリケーションに関連付けられることがある。
図示のために、ノード302のメータ消費データ(たとえば、メータ読み取り値)を取り出し、このメータ消費データを中央オフィスに報告するように計量アプリケーションがノード302上に構成されることがある。中央オフィスに対する報告の際にこのメータ消費データは、ノード306に対して通信パケット内のペイロードデータとして送信されることがある。一方、ノード304上の同じ計量アプリケーションは、ノード304のメータ消費データをノード306に対して通信パケット内のペイロードデータとして送信することがある。ノード306は、そのペイロードデータが同じアプリケーション(たとえば、計量アプリケーション)を発生元とする場合に、ノード302から受信したペイロードデータとノード304から受信したペイロードデータとを連結すべきであると判定することがある。これによれば、同様のタイプのデータおよび/または同様の箇所(たとえば、中央オフィス)に対して送られようとするデータを組合せて送信することを可能とし得る。
抽出されたペイロードデータを連結すべきであると判定されたときにノード306は、抽出されたペイロードデータを連結する(たとえば、組合せる)ことがある。図3ではノード306は、これらの抽出されたペイロードデータ312を連結し、連結されたペイロードデータ314を形成するように判定している。ペイロードデータを連結することによってそのペイロードデータは、ペイロードデータがネットワークのノードを横断する際に変換されることがある。
幾つかの実施形態ではその連結されたペイロードデータ314は、セグメント化をせずにノード308に送信される。連結されたペイロードデータ314は通信パケット316の形で送信されることがある。たとえば、連結されたペイロードデータ314のサイズがビットおよび/またはバイトの特定のレンジ域内に収まっているときに、連結されたペイロードデータ314がノード308に送信されることがある。ビットおよび/またはバイトのこの特定のレンジは、ノード306およびノード308によってサポートされた変調技法および/またはデータレートに基づくことがある。幾つかの例では特定の変調技法および/またはデータレートは別の変調技法および/またはデータレートと比較して特定の通信パケットサイズに関して(たとえば、信号対雑音比、その他に基づいて)より適当となり得る。
幾つかの例ではその通信パケット316は、ノード306において通信パケット310の少なくとも1つが受信された際のデータレートより大きいまたはこれに等しいデータレートで送信されている。通信パケット316の送信に関連付けられるデータレートは、ノード306およびノード308によってサポートされたデータレートとすることがある。このようにすることによって、ペイロードデータを送信するための通信時間が短縮されることがある。
一方、他の実施形態ではその連結されたペイロードデータ314は、連結されたペイロードデータ314がセグメント化された(たとえば、分けられた)後にノード308に送信される。このセグメント化は、連結されたペイロードデータを送ろうとする特定のノード(たとえば、ノード306)および/または連結されたペイロードデータを受信しようとするノード(たとえば、ノード308)によってサポートされた変調技法および/またはデータレートに基づくことがある。図3では、セグメント化され連結されたペイロードデータ318はノード306によってセグメント化され終えた連結済みのペイロードデータ314を意味している。
図示のために、ノード306および308によってサポートされたデータレートが所定のデータレートより大きいまたはこれに等しいと判定されたときに、連結されたペイロードデータ314は、その各々が所定のビット数および/またはバイト数より大きいまたはこれに等しいビット数および/またはバイト数を有するようなペイロードにセグメント化されることがある。あるいは、ノード306およびノード308によってサポートされたデータレートが所定のデータレートより小さいと判定されたときに連結されたペイロードデータ314は、その各々が所定のビット数および/またはバイト数より小さいビット数および/またはバイト数を有するようなペイロードにセグメント化されることがある。このようにすることによって、連結されたペイロードデータはペイロードデータがネットワークのノードを横断する際にさらに変換を受けることがある。
連結されたペイロードデータがセグメント化される実施形態では、これらのセグメントが1または複数のノードに対して個別に送信されることがある。ここで各セグメントは制御データを含んだ通信パケットの形で送信される。図3では、セグメント化され連結されたペイロードデータ318は、セグメント化され連結されたペイロードデータ320を備えた通信パケットで示したようにノード308に対して個々の通信パケットの形で送信される。個々の各通信パケットは、ノード306およびノード308によってサポートされかつ/または連結されたペイロードデータのセグメント化の基準であった変調技法および/またはデータレートに基づいて送信されることがある。幾つかの例では、セグメント化されたペイロードデータを備えた通信パケットを送信することによってノードは、そのノードがペイロードデータのうちの少なくとも幾つかを受信した際のデータレートと比べてより低いデータレートで送信をすることがある。より低いデータレートとすると、ノードは干渉を回避することおよび/または通信パケットをより長い距離で送信することを可能とし得る。
ノード306は通信パケット316または通信パケット320を、時間期間が満了した後で(たとえば、所定の時間期間後に)送る(たとえば、送信する)ことがある。たとえばこの通信パケット316または通信パケット320は、通信パケット310のうちの1つが受信されて以降に時間期間が満了した後に、ノード302および/またはノード304とノード306との間の通信のために確保された時間期間が満了した後に、および/または抽出されたペイロードデータを保存するために利用される時間期間が満了した後に送られることがある。時間期間が満了した後に通信パケットを送ることによってノードは、組合せて送信され得るさらなるデータがそのノードに対して送信されることになるかどうかを確認するために待機することがある。
幾つかの例では、データ(たとえば、ペイロードデータ)は1または複数の通信パケットの変換の間に暗号化されるかつ/または復号化される。たとえば、通信パケットの1もしくは複数または通信パケット内部のデータが、特定のノードの位置で暗号化されたフォーマットで受信される場合、この特定のノードは暗号化されたデータ(たとえば、暗号化されたペイロードデータ)を復号化することがある。この特定のノードは次いで、このデータを連結するおよび/またはセグメント化することがある。幾つかの例では、連結されかつ/またはセグメント化されたデータが暗号化されるとともに別のノードに送られる一方、他の例では連結されかつ/またはセグメント化されたデータは暗号化されることなく送られている。
さらに幾つかの例ではデータ(たとえば、ペイロードデータ)は、1または複数の通信パケットの変換の間に暗号化されたフォーマットに維持されることがある。たとえば暗号化されたデータをノードのネットワークを通して送ろうとするとき、未暗号化の制御データおよび暗号化されたペイロードデータを備えた通信パケットが利用されることがある。この制御データは暗号化されていないため、ノードはこの制御データを利用して、そのペイロードデータ(たとえば、暗号化されたデータ)を他のペイロードデータと組合せるべきかどうかを判定するとともに、組合せられたペイロードデータを別のノードに転送することがある。たとえばそのノードは、制御データ内に含まれたアドレス情報を利用し、暗号化されたデータの送信先を判定することがある。したがって、幾つかの例では本明細書に記載した技法は、暗号化されたデータの復号化を用いずに活用されることがあり、これによってデータがネットワークを横断する際のデータのセキュリティが維持される。
上で指摘したように本明細書に記載した変換技法によれば、データを効率のよい方式で送信させることが可能となり得る。たとえば同じ箇所または同様の箇所に送られようとするペイロードデータを組合せ、この組合せたペイロードデータを送信することによって、ペイロードを個別に送信するのと比較してより小さいオーバーヘッドデータ(たとえば、制御データ)を利用してそのデータが送信されることになり得る。これによれば通信時間が短縮されかつネットワークの通信容量が増大することがある。
さらに、ペイロードデータの組合せおよび/またはセグメント化のためにネットワークのノードによってサポートされた変調技法および/またはデータレートを利用することによって、そのネットワークはそのノードの能力を活用し得る。これによって潜在的に、これに拠らない場合にデータが送信されたであろうデータレートより高いデータレートでのデータ(たとえば、ペイロードデータ)の送信を可能とし得る。たとえば、ペイロードデータに対してノードからの転送に利用される通信経路(たとえば、ワイヤレス接続)のデータレートが、そのノードの位置でのペイロードデータの受信に利用される通信経路のデータレートより大きいとき、そのペイロードデータは他のペイロードデータと組合せられてこのノードからより高いデータレートで送信されることがある。
さらに幾つかの例では本明細書に記載した変換技法は暗号化されたデータについて活用されることがある。幾つかの例では、暗号化されたフォーマットで受信されたペイロードデータが暗号化されたフォーマットに維持され得る一方、他のペイロードデータは暗号化されたペイロードデータと組合せられるとともに、この組合せられたペイロードデータはセグメント化され、かつ/または別のノードに送られる。これによってデータがネットワークのノードを横断する際の暗号化されたペイロードデータのセキュリティが維持されることがある。あるいはまたはさらには、暗号化されたフォーマットで受信されたペイロードデータは復号化されること、組合せられること、セグメント化されること、かつ/またはノードに送られることがある。これによって、ペイロードデータにさらなるセキュリティを提供することがある。
例示のプロトコルデータユニット(PDU)
図4は、ペイロードデータを送信するために利用され得る例示のプロトコルデータユニットを示している。本明細書においてPDUという用語は、図1に示したものなど通信ネットワーク内における任意の通信、メッセージまたは送信を一般に示すために使用されている。PDUという用語は少なくともその概念上、開放型システム間相互接続(OSI)モデルに基づいており、またたとえばビット、フレーム、パケット、セグメント、その他を備えることがある。幾つかの例では、OSIモデルの1または複数の層は、ノード同士の間で1または複数のPDUを転送するために利用されることがある。たとえば、OSIモデルのデータリンク層がアーキテクチャ100内のノード102のうちの2つ以上の間でPDUを転送するために利用されることがある。具体的な実装形態では、データリンク層のメディアアクセス制御(MAC)下位層がノード102のうちの2つ以上の間でPDUを転送するために利用されることがある。
図4は、ペイロードデータを1または複数のノードに送信するために使用し得る例示の通信フレーム400を示している。この例では通信フレーム構造が、少なくともその一部がIEEE802.15.4標準によって定義されている。しかし他の例では、ペイロードデータを送信するために他のPDU構造が使用されることがある。図4に示したように通信フレーム400は、フレーム制御、シーケンス番号、送信先パーソナルエリアネットワーク(PAN)識別子、送信先アドレス、発信元PAN識別子、発信元アドレス、補助セキュリティヘッダ、ペイロード、およびフレームチェックシーケンス(FCS)というフィールドを含むことがある。通信フレームの上記のフィールドの詳細については当業者によく知られており、本明細書では詳細に説明していない。
この例示の通信フレーム400では、フレーム制御、シーケンス番号、送信先PAN識別子、送信先アドレス、発信元PAN識別子、発信元アドレス、補助セキュリティヘッダおよびフレームチェックシーケンス(FCS)は制御データを含む。幾つかの例ではこのフレーム制御、シーケンス番号、送信先PAN識別子、送信先アドレス、発信元PAN識別子、発信元アドレス、補助セキュリティヘッダはヘッダを意味しており、一方フレームチェックシーケンスはフッタを意味している。一方このペイロードは、通信フレーム400内に含めようとするデータのサイズに基づいてそのサイズを可変とし得るペイロードデータを含む。
例示のプロセス
図5A〜5Bは、通信パケットからペイロードデータを抽出すること、この抽出されたペイロードデータを連結するかどうかを判定すること、抽出されたペイロードデータを連結すること、およびこの連結されたペイロードデータを送ること、を行うための例示のプロセス500を示している。例証を容易にするために、プロセス500が図1のアーキテクチャ100内で実行されるとして説明している。たとえばプロセス500の個々の操作の1または複数は、ノード102Bなどアーキテクチャ100内のノード102のうちのいずれかによって実行されることがある。しかしプロセス500は、他のシステム内で実行されることおよび/または他の構成要素を用いて実行されることがある。
プロセス500(ならびに、本明細書に記載した各プロセス)は論理フローグラフとして図示しており、その各操作はハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組合せの形で実装可能な操作からなるシーケンスを意味している。ソフトウェアのコンテキストでは、これらの操作は1または複数のプロセッサによって実行されたときに記載の操作を実行する、1または複数のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体上に保存されたコンピュータで実行可能な命令を意味している。一般にコンピュータで実行可能な命令は、特定の機能を実行するまたは特定の抽象的データタイプを実装するようなルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造、その他を含む。これらの操作を記載している順序は限定と解釈されるように意図したものではなく、また記載した操作のうちの任意の数の操作を任意の順序におよび/または並列に組合せてこのプロセスを実装することが可能である。
図5Aでは操作502においてノードが1または複数の近隣のノード(たとえば、このノードまでの通信レンジ域内にあるノード)から通信パケットを受信する。各通信パケットは、制御データとペイロードデータとを含むことがある。操作504においてこのノードは、受信された通信パケットの各々からペイロードデータを抽出する。
操作506においてこのノードは、抽出されたペイロードデータをそのノードのメモリ内に時間期間(たとえば、所定の時間期間)にわたって保存する。この時間期間は、コンテンションウィンドウ、ネットワーク等々の上で通信するためにノードによって確保された時間期間を備え得る。幾つかの例ではこの時間期間は、そのネットワークに関連付けられたネットワーク管理システムおよび/またはユーザによって指定される。
幾つかの例では操作502〜506は各通信パケットが受信された際に実行される。すなわちノードは、特定の通信パケットを受信し、この通信パケットからペイロードデータを抽出し、かつこの抽出されたペイロードデータを時間期間(たとえば、所定の時間期間)にわたってメモリに保存し得る。他の例では操作502〜506は複数の通信パケットに対して実行されることがある。
操作508においてノードは、抽出されたペイロードデータを連結すべきか(たとえば、組合せるべきか)どうかを判定することがある。たとえばそのノードが、操作504で抽出し終えたペイロードデータを組合せるべきかどうかを判定することがある。操作508は、抽出されたペイロードデータを連結すべきかどうかを判定するために1または複数の操作を実行することを含むことがある。これらの操作は図5Bに示されており、またこれは以下でさらに詳細に検討される。
操作508がペイロードデータを連結しないと判定したとき、操作510が実行されることがある。操作510においてノードはこのペイロードデータを別のノードに送ることがある。幾つかの例ではこのペイロードデータは、そのノードにおいて受信したのと同じ形式で送られる。すなわち、単一の通信パケットの形で受信されたペイロードデータは、そのペイロードデータを他のペイロードデータと組合せるおよび/またはセグメント化することなく単一の通信パケットの形で送られることになる。操作508がペイロードデータを連結すべきと判定したとき、操作512が実行されることがある。操作512においてノードは、抽出されたペイロードデータを連結する(たとえば、組合せる)ことがある。たとえばそのノードは、操作508における2つ以上の抽出されたペイロードを連結すべきとの判定に基づいて2つ以上の抽出されたペイロードを連結することがある。これら連結されたペイロードは連続データを形成することがある。
幾つかの例ではプロセス500は操作514を含む。操作514においてノードは、連結されたペイロードデータをセグメント化する。すなわち連結されたペイロードデータは複数のセグメントになるように分割されることがある。操作514は、そのセグメントを送ることになるノード、および/またはそのセグメントを受信することになるノードによってサポートされた変調技法および/またはデータレートに基づいて実行されることがある。
操作516においてノードは、1または複数の近隣のノードに連結されたペイロードデータを送出(たとえば、送信)することがある。幾つかの例では、操作514のセグメント化され連結されたペイロードデータが複数の通信パケットとして送られる一方、他の例では操作512の連結されたペイロードデータが単一の通信パケットの形で送られている。さらに幾つかの例では、連結されたペイロードデータは時間期間(たとえば、所定の時間期間)が満了した後に送られる。この時間期間は、操作506において抽出されたペイロードデータが保存されている間の時間期間に対応することがある。
図5Bは、操作508においてペイロードデータを連結すべきかどうかを判定するために実行されることがある例示の操作518〜522を示している。操作508において、これらの操作518〜522のいずれか1つまたはこれらの組合せが任意の順序で実行されることがある。操作518においてこのノードは、抽出されたペイロードデータの送信先を判定することがある。この判定は、抽出されたペイロードデータに関連付けられた制御データ内に含まれた送信先アドレスに基づくことがある。たとえば、第1の抽出されたペイロードと第2の抽出されたペイロードデータが同じノードまたは互いから所定の距離域内にあるノード(たとえば、同じ地理的地域)に送られようとするとき、操作508は第1の抽出されたペイロードデータと第2の抽出されたペイロードデータを連結すべきであると判定することがある。
操作520においてこのノードは、その通信パケットを受信したノードおよび連結され抽出されたペイロードデータが送られる先のノードによってサポートされた変調技法および/またはデータレートを判定することがある。この変調技法および/またはデータレートは、特定の変調技法および/またはデータレート(たとえば、通信パケットを受信したデータレートより大きいデータレート)であるときに、操作508は抽出されたペイロードデータを連結すべきであると判定することがある。
操作522においてこのノードは、抽出されたペイロードデータに関連付けられたアプリケーションまたはアプリケーションタイプを判定することがある。アプリケーションまたはアプリケーションタイプが抽出されたペイロードに関して同じまたは同様であるときに、操作508は抽出されたペイロードを連結すべきであると判定することがある。
結語
実施形態について構造的特徴および/または方法論的動作に特異的な言語で記載してきたが、本開示は必ずしも記載したこの具体的な特徴や動作に限定されないことを理解すべきである。むしろ本明細書においてこの具体的な特徴や動作はこれらの実施形態を実装する例示的形式として開示したものである。

Claims (17)

  1. 1または複数のデバイスであって、前記デバイスは処理ユニットを備え、前記処理ユニットは、
    1または複数の第1のノードから複数の通信パケットを受信するステップであって、前記複数の通信パケットのうちの少なくとも1つは、第1のデータレートで受信され、前記複数の通信パケットの各通信パケットは、制御データおよびペイロードデータを含み、前記制御データは、前記ペイロードデータの送信および受のうちの少なくとも1つを制御するためのものであり、前記ペイロードデータは、電気消費データ、水消費データ、および天然ガス消費データのうちの少なくとも1つを含み、前記複数の通信パケットを受信する前記ステップは、前記ノードから、1または複数の無線接続を介して前記複数の通信パケットを受信するステップを含む、ステップと、
    前記複数の通信パケットの各通信パケットから前記ペイロードデータを抽出するステップと、
    ある期間に対する前記複数の通信パケットの各抽出されたペイロードデータを記憶するステップと、
    前記1または複数のデバイスおよび1または複数の第2のノードによってサポートされた第2のデータレートが前記第1のデータレートより大きいまたは等しいことを判定するステップと、
    前記第2のデータレートが前記第1のデータレートより大きいまたは等しいという定に応答して、前記複数の通信パケットの各抽出されたペイロードデータを連結するステップと、
    単一の通信パケットで、前記第1のデータレートより大きいまたは等しい前記第2のデータレートで前記連結されたペイロードデータを前記1または複数の第2のノードに
    送るステップと、
    を含む動作を実行するように構成されたことを特徴とする1または複数のデバイス。
  2. 前記期間は、前記1または複数の第1のノードから前記複数の通信パケットの少なくとも一部を受信するために確保された期間、および前記1または複数のデバイスが通信のために待機する間の期間を定義しているコンテンションウィンドウのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の1または複数のデバイス。
  3. 前記送るステップは、前記複数の通信パケットのうちの少なくとも1つが前記1または複数の第1のノードから受信されて以降、予め定義された期間が満了した後に前記連結されたペイロードデータを送るステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の1または複数のデバイス。
  4. 前記動作は、前記1または複数のデバイスおよび前記1または複数の第2のノードによってサポートされる変調技法およびデータレートのうちの少なくとも1つに基づいて、前記連結されたペイロードデータをセグメント化されたペイロードにセグメント化するステップをさらに含み、
    前記送るステップは、前記セグメント化されたペイロードを個別に前記1または複数の第2のノードに送るステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の1または複数のデバイス。
  5. 第1のノードにおける方法であって、
    第1の通信パケットおよび第2の通信パケットを受信するステップであって、前記第1の通信パケットまたは前記第2の通信パケットのうちの少なくとも1つは、第1のデータレートで受信され、前記第1の通信パケットおよび前記第2の通信パケットは、それぞれが制御データおよびペイロードデータを含み、前記制御データは、前記ペイロードデータの送信および受のうちの少なくとも1つを制御するためのものであり、前記第1の通信パケットの前記ペイロードデータおよび前記第2の通信パケットの前記ペイロードデータは、それぞれが電気消費データ、水消費データ、および天然ガス消費データのうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
    前記第1の通信パケットから前記ペイロードデータを、および前記第2の通信パケットから前記ペイロードデータを抽出するステップと、
    前記第1の通信パケットの前記抽出されたペイロードデータおよび前記第2の通信パケットの前記抽出されたペイロードデータが送信されることになる第2のデータレートは、前記第1の通信パケットまたは前記第2の通信パケットのうちの少なくとものうちの少なくとも1つが受信された前記第1のデータレートより大きいまたは等しいことを判定するステップと、
    前記第2のデータレートは前記第1のデータレートより大きいまたは等しいという定に応答して、前記第1の通信パケットの前記抽出されたペイロードデータを前記第2の通信パケットの前記抽出されたペイロードデータと連結し、連結されたペイロードデータを形成するステップと、
    前記連結されたペイロードデータを第2のデータレートで送信するステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  6. 前記第1の通信パケットの前記制御データは、前記第1の通信パケットの前記ペイロードデータが送られることになるノードの第1の送信先アドレスを識別し、および前記第2の通信パケットの前記制御データは、前記第2の通信パケットの前記ペイロードデータが送られることになるノードの第2の送信先アドレスを識別し、
    ならびに前記方法は、前記第1の送信先アドレスおよび第2の送信先アドレスのうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1の通信パケットの前記抽出されたペイロードデータおよび前記第2の通信パケットの前記抽出されたペイロードデータが、同一ノード、またはお互いの予め定義された距離内のノードに送られることになることを判定するステップをさらに含み、
    前記連結することは、前記第1の通信パケットの前記抽出されたペイロードデータおよび前記第2の通信パケットの前記抽出されたペイロードデータが、同一ノード、またはお互いの予め定義された距離内のノードに送られることになるという判定に応答する
    ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1の通信パケットの前記ペイロードデータに関連付けられたアプリケーションは、前記第2の通信パケットの前記ペイロードデータに関連付けられたアプリケーションと同タイプのものであることを判定するステップをさらに含み、
    前記連結することは、前記第1の通信パケットの前記ペイロードデータに関連付けられた前記アプリケーションは、前記第2の通信パケットの前記ペイロードデータに関連付けられた前記アプリケーションと同タイプのものであるという判定に応答することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. 前記第2のデータレートが予め定義されたデータレートより小さいことを判定するステップと、
    前記第2のデータレートが前記予め定義されたデータレートより小さいという判定に応答して、前記連結されたペイロードデータをセグメント化されたペイロードにセグメント化するステップであって、前記セグメント化されたペイロードの各々は、予め定義された数より小さいビット数およびバイト数のうちの少なくとも1つを有する、ステップと、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  9. 前記受信するステップは、
    第2のノードから前記第1の通信パケットを受信するステップであって、前記第1の通信パケットは、前記第2の通信パケットが前記第2のノードから送られることになることを示し、前記第1の通信パケットの前記ペイロードデータは、前記第2のノードに記憶されたデータの第1の部分を含む、ステップと、
    予め定義された期間に対する前記第1の通信パケットを記憶するステップであって、前記予め定義された期間は、前記第1のノードと前記第2のノードとの間の通信に対して確保された期間を含む、ステップと、
    前記予め定義された期間の間に前記第2のノードから前記第2の通信パケットを受信するステップであって、前記第2の通信パケットの前記ペイロードデータは、前記第2のノードに記憶された前記データの第2の部分を含む、ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  10. 前記送信するステップは、前記第1の通信パケットおよび前記第2の通信パケットのうちの少なくとも1つが前記第1のノードで受信されて以降、予め定義された期間が満了した後に前記連結されたペイロードデータを送信するステップを含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  11. 1または複数のプロセッサによって実行されると、前記1または複数のプロセッサに請求項5の前記方法を行なわせる実行可能命令を記憶することを特徴とする1または複数の永続性コンピュータ可読記憶媒体。
  12. 第1のノードにおける方法であって、
    1または複数の第2のノードから第1の通信パケットおよび第2の通信パケットを受信するステップであって、前記第1の通信パケットまたは前記第2の通信パケットのうちの少なくとも1つは、第1のデータレートで受信され、前記第1の通信パケットおよび前記第2の通信パケットは、それぞれが制御データおよびペイロードデータを含み、前記制御データは、前記ペイロードデータの送信および受のうちの少なくとも1つを制御するためのものである、ステップと、
    前記第1の通信パケットから前記ペイロードデータを、および前記第2の通信パケットから前記ペイロードデータを抽出するステップと、
    ある期間に対して前記抽出されたペイロードデータを記憶するステップと、
    前記第1の通信パケットの前記抽出されたペイロードデータおよび前記第2の通信パケットの前記抽出されたペイロードデータが送信されることになる第2のデータレートは、前記第1の通信パケットまたは前記第2の通信パケットのうちの少なくとものうちの少なくとも1つが受信された前記第1のデータレートより大きいまたは等しいことを判定するステップと、
    前記第2のデータレートは前記第1のデータレートより大きいまたは等しいという定に応答して、前記第1の通信パケットの前記抽出されたペイロードデータを前記第2の通信パケットの前記抽出されたペイロードデータと組合せて、組合せられたペイロードデータを形成するステップと、
    前記組合せられたペイロードデータを前記第2のデータレートで1または複数の第3のノードに送信するステップと、
    を備えたことを特徴とする方法。
  13. 前記期間は、前記1または複数の第2のノードから前記通信パケットの少なくとも一部を受信するために確保された期間、および前記第1のノードが送信を待機している間の期間を定義しているコンテンションウィンドウのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記送信するステップは、前記第1の通信パケットおよび前記第2の通信パケットのうちの少なくとも1つが前記1または複数の第2のノードから受信されて以降、予め定義された期間が満了した後に前記組合せられたペイロードデータを送信するステップを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  15. 前記第1のノードおよび前記1または複数の第3のノードによってサポートされた変調技法およびデータレートのうちの少なくとも1つに基づいて、前記組合せられたペイロードデータをセグメント化されたペイロードにセグメント化するステップをさらに備え、
    前記送信するステップは、前記第1のノードおよび前記1または複数の第3のノードによってサポートされた前記変調技法および前記データレートのうちの少なくとも1つを用いて、前記セグメント化されたペイロードを、前記1または複数の第3のノードに個別に送信するステップを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  16. 1または複数のプロセッサによって実行されると、前記1または複数のプロセッサに請求項12の前記方法を行なわせる実行可能命令を記憶することを特徴とする1または複数の永続性コンピュータ可読記憶媒体。
  17. 前記第1の通信パケットの前記抽出されたペイロードデータまたは前記第2の通信パケットの前記抽出されたペイロードデータのうちの少なくとも1つは、電気消費データ、水消費データ、および天然ガス消費データのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
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