JP6045747B2 - 重複ニューラルネットワークに基づいたスケーラブルなリアルタイム位置検出 - Google Patents

重複ニューラルネットワークに基づいたスケーラブルなリアルタイム位置検出 Download PDF

Info

Publication number
JP6045747B2
JP6045747B2 JP2016502618A JP2016502618A JP6045747B2 JP 6045747 B2 JP6045747 B2 JP 6045747B2 JP 2016502618 A JP2016502618 A JP 2016502618A JP 2016502618 A JP2016502618 A JP 2016502618A JP 6045747 B2 JP6045747 B2 JP 6045747B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
network
sub
data
training
networks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016502618A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016519288A (ja
Inventor
デュガン・ロバート・ジェイ.
ヴィダシック・ドラガン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Consortium P Inc
Original Assignee
Consortium P Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Consortium P Inc filed Critical Consortium P Inc
Publication of JP2016519288A publication Critical patent/JP2016519288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6045747B2 publication Critical patent/JP6045747B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • H04W4/029Location-based management or tracking services
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S5/00Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
    • G01S5/02Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations using radio waves
    • G01S5/0284Relative positioning
    • G01S5/0289Relative positioning of multiple transceivers, e.g. in ad hoc networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/80Services using short range communication, e.g. near-field communication [NFC], radio-frequency identification [RFID] or low energy communication

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

関連出願
本願は、2013年5月2日出願の米国仮出願第61/818,565号の利益を主張する。
本発明は、無線物体位置追跡に関し、特に、相互に関連する重複ニューラルネットワークを用いた物体位置検出のためのシステムおよび方法に関する。
リアルタイム位置情報システム(RTLS:Real Time Location System)は、通例、関連付けられたタグによって物体を追跡する。個人に対しては、医療施設、倉庫、および、位置が重要となるその他の場所などの環境で追跡を行うために、バッジが用いられる。社員バッジおよび資産タグが、高周波識別(RFID)(パッシブまたはアクティブ)を含み、固定または携帯型のリーダと通信しうる。
周知のタグおよび通信規格(WiFi(802.11)など)が、フルスケール展開される(リアルタイムで多くの物体を追跡する)可能性があるが、実際には不十分である。例えば、追跡環境のマルチパス効果を克服できないことにより、精度が損なわれる。現実的な数の物体が追跡される場合に、処理のボトルネックから時間遅延が生じる。これは、古くて不正確な物体位置示唆、そして、さらには追跡不能にまでつながる。
用途の要件に対応しつつリアルタイムで人物および物品の位置を監視するためのシステムが求められている。
本発明の実施形態は、無線トランスミッタのリアルタイム位置検出のためのシステムおよび方法を含む。実施形態は、送信機能を備えたRFIDタグまたはその他の通信デバイスを含む。実施形態は屋内のリアルタイム追跡に関連するが、システム展開は、これに限定されず、屋外または屋内外にシステムを展開することもできる。実施形態は、別のシナリオにも適用される。
一実施形態では、相互に関連するニューラルネットワークのサブネットワークによって少なくとも1つの物体のリアルタイム位置決定を行うためのスケーラブルなシステムが提供されており、そのシステムは:少なくとも1つの物体の各々に関連付けられた少なくとも1つの送信タグと;位置分類子レシーバを含む複数の先験的に定義された相互に関連する位置分類子サブネットワークと、を備え;位置分類子レシーバは、少なくとも1つの送信タグから少なくとも1つの送信を受信するように構成され;システムは、複数のサブネットワークの内の1サブネットワークのみを、少なくとも1つの物体の位置の出力に関与させるように構成され;システムのスケーリングは、複数のサブネットワークの内の1サブネットワークのみを、少なくとも1つの物体の各々の位置の出力に関与させることによって達成される。別の実施形態において、相互に関連するニューラルネットワークのサブネットワークは、空間的に重複している。続く実施形態では、少なくとも1つの送信タグは、少なくとも1つのルータ/基地局/アクセスポイントから少なくとも1つの物理測定値を受信して、少なくとも1つの物理測定値をシステムの中央サーバ処理/命令ステーションに送信するように構成されている。次の実施形態において、システムは、少なくとも1つの送信を少なくとも1つの送信タグから受信している位置分類子レシーバの数が最大であるサブネットワークを選択するように構成されており、少なくとも1つの送信タグは、少なくとも1つの信号を少なくとも1つのルータ/基地局/アクセスポイントから受信するように構成されている。さらなる実施形態では、システムは、展開のためにトレーニングデータおよびテストデータを収集し、トレーニングデータおよびテストデータをシステムのトレーニングおよびテストに利用し、適応的な誤差の監視および追跡を実行するように構成されている。実施形態において、適応的な誤差の監視および追跡のための構成は、既知の位置にある基準トランスミッタからの読み取り値に基づいてネットワーク出力を補正することにより、周期的な適応サイクルを通して追従誤差を監視することを含む。上記の実施形態において、システムは、特定の空間座標位置からサンプリングパケットを受信していないルータの識別情報を記録することを含め、サンプリングされたデータを収集するように構成されている。さらに別の実施形態において、サブネットワークは、直接データを含むトレーニングのために構成されており、そのデータは、フィルタリングされていない、または、平滑化されていない、または、フィルタリングも平滑化もされていない。続く実施形態において、サブネットワークは、空間的に重複していない。
さらなる実施形態では、相互に関連するニューラルネットワークのサブネットワークによって少なくとも1つの物体のスケーラブルなリアルタイム位置決定を行うための方法が開示されており、その方法は:相互に関連するニューラルネットワークのサブネットワークを先験的に規定する工程と;相互に関連するニューラルネットワークのサブネットワークをトレーニングデータでトレーニングする工程と;相互に関連するニューラルネットワークのサブネットワークをトレーニングデータでテストする工程と;相互に関連するニューラルネットワークのサブネットワークを動作させて、複数のサブネットワークの内の1サブネットワークのみを、少なくとも1つの物体の位置の出力に関与させる工程と;誤差を適応的に監視および追跡する工程と、を備える。続く実施形態では、サンプリング工程は、特定の時間間隔でサンプリングを繰り返して、RF信号伝搬に関連する環境の時間変動を取得する工程を含む。次の実施形態において、サブネットワークをトレーニングする工程は、スケーリング共役勾配法に従って実行され、バックプロパゲーションを用いて、サブネットワークの結合重みおよびバイアスベクトルに関するパフォーマンスの導関数が得られる。実施形態において、ネットワーク応答が:最初の中間結果を計算する工程と;ベクトルarg1を関数arg2に通す工程と;後続の中間結果を計算する工程と;最終結果を再スケーリングする工程と、を含む。上記に含まれる実施形態は、受信信号強度(RSSI)の読み取り欠損および極端な変動を重心k平均法フィルタで処理する工程を備える。別の実施形態は、受信信号強度(RSSI)の極端な変動をメジアンフィルタで処理する工程を備える。さらなる実施形態は、受信信号強度(RSSI)の極端な変動を埋め戻しで処理する工程を備える。次の実施形態において、サブネットワークの出力の各々の計算は:入力データを中心化および正規化する工程と;ネットワーク応答を計算する工程と;サブネットワーク出力タグ位置をネットワーク出力ベクトルから計算する工程と、を含む。さらに別の実施形態において、サブネットワーク変換式が、l=nn(rssi)を含む。次の実施形態において、ニューラル層応答が、s=f(Wi−1,ii−1+b)を含む。
さらに別の実施形態では、ニューラルネットワークの重複サブネットワークによって少なくとも1つの物体のリアルタイム位置決定を行うためのスケーラブルなシステムが提供されており、そのシステムは:少なくとも1つの物体の各々に関連付けられた少なくとも1つの送信タグを備え;重複サブネットワークは、柔軟なトポロジを有し、先験的に規定され、相互に関連し、レシーバを備えた複数のサブネットワーク位置分類子を備え;システムは、少なくとも1つの送信を少なくとも1つの送信タグからレシーバの少なくとも1つで受信し;ニューラルネットワークの重複サブネットワークにおける少なくとも1つの受信された送信を少なくとも1つの中央処理/命令ステーションで処理し;サブネットワークの内の1サブネットワークのみが、少なくとも1つの物体の位置の出力に関与し;スケーリングが、複数のサブネットワークの内の1サブネットワークのみを、少なくとも1つの物体の各々の位置の出力に関与させることによって達成される。
本明細書に記載された特徴および利点はすべてを包含しているわけではなく、特に、図面、明細書、および、特許請求の範囲を鑑みれば、多くのさらなる特徴および利点が当業者にとって明らかになる。さらに、本明細書で用いられている言語は、主に読みやすさと教示を目的として選択されたものであり、本発明の主題の範囲を限定しない。
本発明の一実施形態に従って構成されたシステムアーキテクチャを示す図。
本発明の一実施形態に従って構成された重複マルチサブネットワークモデルの柔軟に一様なトポロジを示す図。
本発明の一実施形態に従って構成された重複サブネットワークのトポロジを通して移動する携帯デバイス/タグを示す図。
本発明の一実施形態に従って各サブネットワークのフィードフォワード型ニューラルネットワークアーキテクチャの構成を示す図。
本発明の一実施形態に従って構成されたシステム展開の段階を示すフローチャート。
本発明の一実施形態に従って構成された電磁場強度サンプリングを示すフローチャート。
本発明の一実施形態に従って構成された全体的な動作工程を示すフローチャート。
本発明の一実施形態に従って構成されたネットワーク出力計算工程を示すフローチャート。
本発明の一実施形態に従って構成された図8の工程810のネットワーク応答のための工程を示すフローチャート。
本発明の一実施形態に従って構成されたサンプリング工程を示すフローチャート。
複数の相互に関連するニューラルネットワークが、現実世界の用途に向けて多数の物体を正確に追跡するためにスケーリングするリアルタイム位置データを提供する。システム動作は、トレーニング、稼働、および、適応的誤差修正を含む。実施形態では、2つのタイプのデータを用いて、ネットワークをトレーニングする。一方のデータタイプは、屋内電磁場伝播の数理モデルから生成されたデータである。他方のデータタイプは、施設内でサンプリングした実際のデータに由来する。実施形態は、一方のデータタイプまたは他方のデータタイプのいずれかを利用する。また、両方のタイプがマージされて、トレーニングのために同時に利用されてもよい。このトレーニングは、基本的に、代表的な伝達関数を生成するために、ニューラルネットワークにそのための複数の異なるパターンを与えるものである。各パターンは、何らかの物理的に測定可能な特性(例えば、電磁信号強度、振動、磁場配向、大気圧、加速度、回転速度、到達時間、または、飛行時間)を、三次元空間内の位置と関連付ける。発明の説明における項目は、システムアーキテクチャ、位置検出モデル、位置モデル展開構成、ならびに、データ収集システムトレーニングおよびネットワーク生成、を含む4つのセクションに編成されている。リアルタイム位置検出のためのシステムは、3つのグループの構成要素からなる。I.追跡される携帯デバイスが、所定の高周波(RF)帯域でデータを送信そして任意選択的に受信できる無線トランシーバを備える。II.携帯ユニットと通信するために1または複数の所定のRF帯域でデータを送受信できる無線トランシーバを備えたルータ/基地局/アクセスポイントデバイス。ルータは、特定のルータグループに統合され、各グループは、空間的なサブネットワークを形成する。実施形態は、例えば、物体のタイプごとに、非空間的なサブネットワークを備える。III.実施形態において、システムの中央処理/命令ステーションが、携帯ユニット位置を決定する計算モデルのデータ処理および実装を実行する。実施形態について、システム展開は、3つの段階からなる:A.トレーニングデータおよびテストデータの収集を含む段階;B.ニューラルネットワークのトレーニングおよびテストを含む段階;C.稼働およびネットワーク適応保守を含む最後の段階。
実施形態は、ルータ上での受信信号強度(RSSI:received signal strength indicator)測定値を用いる;別の実施形態は、携帯ユニット上で測定されたRSSIも用いる。上述のように、電磁信号強度に加えて、振動、磁場配向、大気圧、加速度、回転速度、到達時間、および、飛行時間が、利用されるその他の物理特性の例であるが、これらに限定されない。
実施形態において、モジュラリティ/スケーリングが、先験的(a priori)に規定されたサブネットワークを重複させることによって実施される。先験的とは、サブネットワークのレイアウトが、システム動作の始まる前に規定されることを意味する。空間的に重複する組織構造は、任意の組み合わせの入力が適切な位置決定につながることを保証する。実施形態では、1つのルータが、2以上のサブネット内に存在しうる。特定のタグに関与するサブネットワークの選択は、ルータ/アクセスポイントとRFトランシーバとの通信リンクのカウントに基づく。実施形態では、かかる通信リンクの最大カウントを有するサブネットワークが選択される。実施形態において、同順位の場合は、交互に選択することによって解決される。この方法の利点は、特定の領域をカバーするために必要な分類子(すなわち、ニューラルネットワーク)の数が少ないことを含む。利点の別の例として、この方法は、メモリ要件を驚くほど低減する。「可視性マトリクスモジュール(visibility matrix module)」選択ロジックは必要ない。
通常の実行時間中、いくつかの位置からの読み取り欠損、および、RSSI値の極端な変動が、データの埋め戻し(data backfilling)、重心法(k平均法)、および/または、メジアン型フィルタを実施することによって同時に対処される。重心とは、幾何学的形状を等しいモーメントの2つの部分に分割するn次元空間内のすべての超平面の交点を意味する。k平均法の実施形態は、計算の難しさ(NP困難)および入力クラスタ数kに対する感受性に関する問題を考慮すると、予想外によい結果を提供する。NP困難とは、計算複雑性理論における非決定性多項式時間困難のことである。実施形態において、読み取り欠損とは、ゼロRSSI値を意味する。実施形態において、極端な変動とは、最小/最大に近い読み取り値を意味しており、すなわち、読み取り値の値が互いに同等である場合、例えば、その同等の値の2倍ないし3倍である。
実施形態において、フィルタリング動作も平滑化動作も、トレーニングデータセットには実施されない。そのアプローチは、各特定の位置について、典型的なシナリオが大量のデータを含むことであり、分類子は、欠損データの極端なシナリオケースに対して可能な限り耐性を示すことが好ましい。さらに、トレーニング段階中、極端に小さいRSSI値を取り除くために、欠損データフィルタを実装することがない。最後に、ニューラルモデルのターゲットおよび出力が、連続的な座標または離散的な位置のいずれかでありうる。
システムアーキテクチャ
上述のように、リアルタイム位置検出のためのシステムの実施形態は、3つの主なグループの構成要素からなる。I.追跡される携帯デバイス。これらは、所定の高周波(RF)帯域で、データを送信でき、そして、いくつかの実施形態ではデータを受信できる無線トランスミッタ/トランシーバを備える。
II.ルータ/基地局アクセスポイントデバイス。実施形態において、これらは、携帯ユニットと通信するために所定の高周波(RF)帯域でデータを送受信できる無線トランシーバを備える。これらのデバイスの実施形態は、さらに、携帯ユニットから受信したデータを他のシステムモジュールに有線または無線リンクを介して中継できる。
III.システム中央処理/命令ステーション。実施形態は、システム中央処理/命令ステーションにおいて、携帯ユニット位置を決定する計算モデルのデータ処理および実装を行う。これらのステーション(通例は、サーバタイプのデバイス)の実施形態は、さらに、システム内のすべての他のユニットに特定のメッセージを送信できる。
図1は、システムアーキテクチャ100の一実施形態を示す図である。構成要素は、ルータ/基地局アクセスポイント105、携帯デバイス110、および、中央処理/命令ステーション115を含む。中央処理/命令115および携帯ユニット110の間のデータ転送は、ルータステーション105で中継される。ルータステーションおよび中央処理/コマンドユニットの間の情報のやり取りは、有線または無線リンク120を介して行うことができる。システムネットワークの空間トポロジ(すなわち、ルータの位置)は、固定されておらず、実施形態では、ルータの再配置後に再トレーニングを必要とし、特定の配置選択ルールには全く従う必要がない。実施形態において、ルータの配置は、実際の現場での要件および制限に左右される。システム内の各デバイスは、一意的な識別子またはアドレスを有する。実施形態では、様々な無線システムデバイスの間の通信が、非同期動作(疑似ランダム伝送)および同期動作(TDMA様の動作)の両方を仮定して、1または複数の特定の通信プロトコルを用いて達成される。
位置検出モデル
位置検出のための方法の実施形態は、通信パケットを携帯ユニットとの間でやり取りするルータ/基地局アクセスポイントおよび携帯トランシーバから転送された受信信号強度(RSSI)読み取り値に基づく。位置決定方法の実施形態で用いられる他の物理特性の例は、振動、磁場配向、大気圧、加速度、回転速度、到達時間、および、飛行時間を含むが、これらに限定されない。実施形態において、システムルータは、特定のルータグループに統合され、各グループは、システムのための空間的なサブネットワークを形成する。位置決定方法の中心的な態様は、ニューラルネットワークを利用したパターン認識ソリューションに基づく。
用語体系では、特定の三次元スキームにおける屋内環境にわたって配置されたN個のルータユニットを有するシステムが定義される。ルータの分布は、厳密に一様である必要はなく、特定のグリッド構造には全く従う必要がない。実施形態では、1つのサブネットワークが、すべてのN個のルータを含むように規定されてもよい。
図2は、より容易に三次元システムトポロジを視覚化するために提供された一様タイプのルータ分布200の一例である。重複した複数ネットワークのモデルのトポロジを図示するに当たって、個々のサブネットワーク構成要素は、ルータドット205で区別されている。
図2に示したシステムの特定の例は、3つのサブネットワーク210、215、および、220を含むネットワークを提示している。サブネットワークは重複しうる。図2の例は、共通のルータを有する3つのサブネットワークを含むモデルを示す。いくつかの実施形態では、1つのルータが、2以上のサブネット内に存在しうる。実施形態において、重複は、空間的であってよい、および/または、任意の測定または定義されたパラメータによるものであってよい。サブネットワーク215のルータが、破線の囲いの中に図示されている。各サブネットワークは、任意の数のルータを含んでよく、また、任意の他のサブネットワークと実際に重複することなしに、システムの残り部分から隔離されうる。システムがM個のサブネットワークを有すると仮定する。サブネットワークiに属するルータの数は、Niである。携帯デバイス位置決定方法の実施形態では、各システムサブネットワークが、以下に示す変換に関連すると仮定する。
l=nn(rssi) (2.1)
ここで、l(小文字のエル)は、位置ベクトル、nn()は、特定のシステムサブネットワークのニューラルネットワーク変換関数、(rssi)は、サブネットワークiに属するルータ/携帯トランシーバからのすべてのNi個のRSSI読み取り値を含むベクトルである。ベクトルlは、次元3×1を有しており、その成分は、特定の携帯トランスミッタの検出された座標と相関する。ニューラルネットワーク伝達関数は、通例、行列およびベクトルの乗算と中間結果のさらなるマッピングとを通して表現できる非線形変換(実施形態は線形モデルを含む)である。正確なニューラルマッピングの形態は、各サブネットワークに関連するニューラルネットワークの選択されたパラメータに依存する。用語に関しては、個別のルータサブネットワークに割り当てられた特定のニューラルネットワークと、ルータサブネットワーク自体との間の区別は、必ずしも明確ではない。
図3は、重複サブネットワーク300のトポロジを通して移動する携帯デバイス/タグを示している。トポロジは、図2からのものである。最初のタグ位置305は、サブネットワーク1(太い短破線)310内にある。次のタグ位置320は、サブネットワーク2(太い長破線)315内にある。3番目のタグ位置330は、サブネットワーク3(太い二点鎖線)325である。各場合において、この実施形態では、タグの信号を受信するルータの数が最大であるサブネットワークが、タグの位置検出決定の実行に関与している。
図4は、各サブネットワークのフィードフォワード型ニューラルネットワークアーキテクチャ400の一実施形態を示す。構成要素は、データ前処理420への入力405、410、および、415;層1 425;層p−1 430;層p 435;データ後処理440;ならびに、出力445、450、および455を含む。図4のネットワークアーキテクチャは、フィードフォワード型アーキテクチャのニューラルネットワークを示しているが、別のタイプのニューラルモデルを用いることを妨げうる前提も制限もない。各サブネットワークは、Ni個の入力、p個の層(p−層ネットワークは、一般に、1つの出力および(p−1)個の隠れ層を備えたネットワークと見なされる)、および、最大3個の出力を有する。別の実施形態は、第4の次元として時間を含む。実施形態は、ゆっくりとした環境変動を補償するためだけではなく、予測するためにも時間を利用する。一例として、システムの実施形態は、ナースステーションと診察室との間で繰り返し移動する看護師など、決まり切ったルーチンを観察することによって位置精度を改善するが、これに限定されない。各ニューラル層は、特定の数のニューロン(処理ユニット)を有しており、それらの数は、異なるネットワーク層では異なってよい。ネットワークのシナプス荷重(伝達関数f())がバイアスベクトルと共に、前層から受信した入力または後層からフィードバックされた入力に対する各ニューラル層の応答を決定する。この応答は、以下のように行列形式で記述できる:
Figure 0006045747
ここで、行列Wi−1,iは、層i−1および層iのネットワーク結合行列を表し、sは、層iから出力された信号であり(si−1は、層i−1からの信号)、bは、以下の形態のバイアスベクトルである:
Figure 0006045747
層i内のニューロンの数は、nn_iと示される。伝達関数f()は、いくつかの標準形の内の1つを有しうる。一例は、タンジェントシグモイド伝達関数である。
Figure 0006045747
実施形態において、2つのブロック(信号前処理420および信号後処理440)は、ニューラルネットワーク処理に適した範囲にデータを正規化するために用いられる。正規化パラメータが、ネットワークトレーニング中に決定され、ネットワーク入力におけるトレーニングデータベクトルおよびネットワーク出力におけるターゲットベクトルに依存する。本明細書で扱うモデルの実施形態の場合、これらのパラメータは、トレーニング段階中にサブネットワークルータで受信される有効RSSI範囲の影響を受ける。
図5のフローチャート500は、3つのシステム展開段階を示す。上述のように、システム展開の実施形態は、3つの段階からなる。すなわち、A.トレーニングデータおよびテストデータの収集を含む段階505;B.ネットワーク/システムのトレーニングおよびテストを含む段階510;ならびに、C.稼働およびネットワーク適応保守を含む最後の段階515、である。すべてのルータユニットが、特定の環境内に設置された後、トレーニングデータが、物理測定値サンプリング、数理モデリング、または、両者の組み合わせによって収集される。サンプリング手順は、対象空間内のx、y、および、z座標によって決定された既知の位置からRF信号特性を捕捉することからなる。実施形態では、サンプリングは、所与の位置からのパケットのバーストの送信を通して実施される。バーストは、所与の位置の信号強度を適切に特徴付けるのに適当な数の送信(例えば、10〜30)を含む。サンプリング処理は、RF信号伝搬に関連する環境の時間変動を得るために、特定の時間間隔(時間、日、月・・・)にわたって、潜在的に繰り返し可能である。各サンプリングパケットは、システムがパケット構造を認識および解釈することを可能にする一意的な識別子を有する。サンプリングパケットを受信するすべてのルータが、情報内容を抽出し、サンプリングされたデータを格納する中央サーバにその情報内容を中継する。対象となる情報は、実施形態において、各ルータ/携帯トランシーバで受信されたRSSIと、現在の携帯トランシーバ位置とを含む。また、特定の(x,y,z)位置からサンプリングパケットを受信していないルータ(すなわち、タイムアウトしたルータ)に関する情報が記録される。
図6は、一実施形態のサンプリングの概略工程を示すフローチャート600である。工程605で開始したサンプリング処理中、携帯トランシーバデバイス(実施形態では、RFIDタグ)が、対象空間にわたって物理的に漸次移動される(工程610)。各サンプリングデータバーストが捕捉される前に、サンプリングユニットの位置に関する情報が、中央サーバに送信される(工程615)。並行して、電磁場伝播の数理モデルが、対象空間について生成され(工程620)、モデル空間がサンプリングされる(工程625)。中央サーバは、トランシーバのx,y,z位置と、携帯トランシーバ/システムルータまたは両方の組み合わせからモデル化されたデータまたは捕捉されたデータからのRSSI読み取り値の対応するセットと、を含むネットワークトレーニングデータベースを作成し(工程630)、シーケンスを終了する(工程635)。このデータセットの一実施形態の構造を表1に示す。
Figure 0006045747
実施形態において、トレーニングデータ収集の空間的な位置は、ランダムであるか、または、規則的なグリッド様パターンとして構築される。いくつかの実施形態では、サンプリングは、約3フィートごとに行われる。別の実施形態では、選択された単一のx,y,z位置を持つ一群の携帯トランシーバを用いる。
各システムサブネットワークは、以下のように定義された境界を持つ独自の空間領域を有する:
MIN<x<xMAX (2.5)
MIN<y<yMAX
MIN<z<zMAX
各サブネットワークのトレーニングは、(サブ)ネットワークの領域に属するトレーニングデータを用いて実行される。ネットワークへの入力は、特定のネットワークに属するリーダからのRSSI(および/またはその他のパラメータ)の値を含む特徴ベクトルである。ターゲット出力は、入力ベクトルに関連するタグのx、y、および、z座標である。トレーニングの実施形態の実装は、MATLAB Neural Toolbox(登録商標)によって達成される。MATLAB(登録商標)およびMATLAB Neural Toolbox(登録商標)は、カリフォルニア州のMathWorks社の登録商標である。ネットワークのトレーニングが、スケーリング共役勾配法(scaled conjugate gradient method)に従って実行され、バックプロパゲーションを用いて、ネットワークの結合重みおよびバイアスベクトルに関するパフォーマンスの導関数が得られる。MATLAB Neural Toolbox(登録商標)によるニューラルネットワークトレーニングの実装は、データの前処理および後処理のためのモデルを含む。ネットワークのトレーニングが終了すると、数セットの行列/係数が生成される。それらは、データの前処理および後処理のパラメータ、ネットワーク結合重み、および、ネットワークバイアスベクトルを表す。
図7のフローチャート700は、開始705と、電磁場強度サンプルトレーニングデータを取得する工程710と、ランダム位置からデータを取得する工程715と、トレーニング工程720と、稼働させて、適応サイクルを通して追従誤差を監視する工程725と、を含む全体的な動作工程を示す。以下で詳述する。
トレーニングデータが取得される(工程710)と、トレーニングデータと同じフォーマットを有するさらなるセットのデータが、ランダムな空間位置から取得される(工程715)。このデータセットは、ネットワークパフォーマンスをテストするために用いられる。
ネットワークが展開された後、追従誤差が、既知の位置に配置されたトランスミッタからの読み取り値に基づいてネットワーク出力を補正することによって、周期的な適応サイクルを通して監視される(工程725)。これらのトランスミッタは、基準ユニットと呼ばれ、実行時トレーニングおよび適応データを提供する。
位置モデル展開構成
このセクションでは、1セットの受信されたRSSI読み取り値に基づいてタグ位置を決定するために、ニューラルネットワーク出力のシミュレーションを行う方法の一実施形態を記載する。各システムサブネットワークについて、処理アプリケーションは、典型的に以下のような名称のテキストファイルの内容をロードする:B1、B2、B3、B4、IN、LW12、LW23、M、max_X、max_Y、max_Z、OUT、subnetConfig、targetMag、V、xMax1、xMax2、xMin1、xMin2、yMax1、yMax2、yMin1、yMin2 (z)。実施形態において、上述のファイルはすべて、システムトレーニング中に生成される。3つの隠れ層を備えるシステムについて、それらのファイルは、以下の解釈を有する:
B1、B2、B3、B4は、ネットワークバイアスベクトルを含む;
INは、入力された結合重み行列である;
LW12およびLW23は、それぞれ、層1−2間および層2−3間の結合行列である;
OUTは、層3と出力層との間の結合行列である;
MおよびVは、実施形態において、入力されたRSSIデータのための平均および分散の正規化パラメータである;
max_X、max_Y、および、max_Zは、ネットワークのx、y、および、z方向の最大座標スパンである;
subnetConfigは、以下の表2に示すネットワーク構成パラメータを含む;
targetMagは、ニューラルネットワークの最大出力である;
xMax1、xMax2、xMin1、xMin2、yMax1、yMax2、yMin1、yMin2(任意選択的にz)は、例えば、MATLAB Neural Toolbox(登録商標)で用いられるデータ正規化パラメータである。これらのパラメータは、最大および最小のトレーニングデータ値ならびに入力層の出力および出力層の入力での所望のデータ範囲に基づいて取得される。サブネット構成テキストファイルの一実施形態の構造を表2に示す。
Figure 0006045747
図8のフローチャート800は、ネットワークの出力の各々を計算するための工程を示す。実施形態では、これは、以下の工程を実施することによって達成される:A.中心化および正規化を含む工程805;B.ネットワーク応答手順を行う工程810;ならびに、C.ネットワーク出力815(4層ネットワークを仮定する)。詳細は以下の通りである。
A.中心化および正規化
ニューラルネットワークによって処理される前に、ベクトルinRssi[Nix1]によって表された全RSSIデータが、中心化および正規化される。この処理の実施形態は、以下を含む:
a.正規化パラメータM[Nix1]およびV[Nix1]のロード;
b.中心化・正規化されたベクトルの計算:in=(inRssi−M)./V
ここで、「−」は、標準的な行列の減算であり、「./」は、要素ごとのベクトル除算である。実施形態では、平均Mおよび分散Vの正規化ベクトルは省かれてもよい(すなわち、Mは零ベクトルであり、Vは単位ベクトルである);MATLAB Neural Toolbox(登録商標)は、入力データの正規化を実施できる。
B.ネットワーク応答
入力パラメータを読み込んだ後、以下の手順により、実施形態のネットワーク応答を生み出す。
図9のフローチャート900は、図8のネットワーク応答手順(工程810)に含まれる工程を要約した図である。ネットワーク応答の工程は、以下を含む:入力データを再スケーリングする工程905;(最初の)中間結果を計算する工程910;ベクトルarg1を関数arg2に通す工程915;次の(後続の)中間結果の計算を進める工程920;ならびに、最終結果を再スケーリングする工程925。ネットワーク応答の工程の詳細は、以下の通りである。
1.以下の式に従って、入力データを再スケーリングする:
out1=(yMax1−yMin1)*(in−xMin1)./(xMax1−xMin1)+yMin1
ここで:「./」は、要素ごとの行列除算を表し、「−」は、要素ごとの行列減算を表し、「*」は、行列のスカラー倍の演算を表し、「+」は、行列の各要素に定数項を加算することを表す。
2.以下の式に従って、(最初の)中間結果を計算する:
arg1=(IN*out1)+B1
ここでは、すべての演算が標準的な行列演算子である;
3.ベクトルarg1を以下の関数に通す:
arg2=2/(1+exp(−2*arg1))−1
ここで、arg1の各要素について変換が計算される;
4.次の(後続の)中間結果の計算を進める:
arg3=(LW12*arg2)+B2;
arg4=tansig(arg3);ここで、tansig(x)=2/(1+exp(−2*x))−1
arg5=(LW23*arg4)+B3;
arg6=tansig(arg5);
arg7=(OUT*arg6)+B4;
arg8=tansig(arg7);
5.以下の式に従って、最終結果を再スケーリングする:
outFinal=(xMax2−xMin2).*(arg8−yMin2)./(yMax2−yMin2)+xMin2
ここで、最初の「−」は、2つのベクトルの減算であり、「.*」は2つの行列の要素ごとの乗算であり、「arg8−yMin2」は、各ベクトル成分からの定数の減算であり、「./」は、要素ごとの除算であり、最後の「+」は、標準的なベクトル+ベクトルの演算である。
C.ネットワーク出力
ネットワークの出力は、2成分または3成分ベクトルであり、すべての成分が範囲[−1,1]内にある。(x,y)タグ位置の計算は、以下の手順を用いて達成される:
xFeet=(outFinal(1)/(2*targetMag)+0.5)*max_X+xMin;
yFeet=(outFinal(2)/(2*targetMag)+0.5)*max_Y+yMin;
zFeet=(outFinal(2)/(2*targetMag)+0.5)*max_Z+zMin;
ここで、xMin、yMin、および、zMinは、ローカル(サブ)ネットワークによってカバーされる最小のx、y、および、z座標を表す。パラメータmax_X、max_Y、および、max_Zは、(サブ)ネットワークパラメータファイルにすでに提供されており;以下の通りである:
max_X=xMax−xMin;
max_Y=yMax−yMin;
max_Z=zMax−zMin;
ここで、xMax、yMax、および、zMaxは、ローカルネットワークによってカバーされる最大のxおよびy座標を表す。
パラメータmax_Zが0の場合、ネットワークは、2つの有効出力のみを有し、1つのフロアのみ(すなわち、二次元のみ)をカバーすることに注意されたい。この場合、出力zFeetは、以下のように設定できる:
zFeet=zMin;
有効化する特定のサブネットワークを(すべての可能なサブネットワークから)選択する処理は、特定のトランスミッタからパケットを受信したルータの数が最多(非NaNまたは−99読み取り値が最多)であるサブネットワークを選択する工程からなる。
データ収集、システムトレーニング、および、ネットワーク生成
システムニューラルネットワークの生成は、例えば、MATLAB(登録商標)に基づいた以下のようなスクリプトを用いて実行される:
−train Overlap
−test Overlap
−create Golden Vector
−exclude Data Points
−merge Chip 12 (*)
サンプリング手順が、実際のネットワークトレーニングの前にある。この処理については、「位置検出モデル」のセクションで最初に説明した。サンプリング手順は、システムが設置された領域において注意深く座標を検証することを伴う。実施形態において、サンプリングは、規則的なグリッドに沿って分配され、隣接するサンプリングの間の距離は3フィートである。別の実施形態では、規則的なグリッド間隔は利用されない。実施形態では、別個のアプリケーション(MapReader)が、施設の地図を読み取り、現在の座標を表示する。それは、サンプリング位置(すなわち、x、y、および、z座標)を検証するために利用できる。サンプリング処理中、方向付けを容易にするために、施設の各部屋で基準座標ラベルを用いることも可能である。実施形態において、各サンプリングバースト中に処理/受信するパケットの最小数は、20である(これは様々でありうる)。2つのグループのデータが、実施形態で収集される:1.設置空間全体にわたって3フィートごとにサンプリングされた比較的多いサンプルトレーニングデータのセット;2.ネットワークトレーニング結果を検証するためのテストデータとして機能するランダムポイント(100〜200)のセット。以下は、サンプリング手順前および手順中に対応する実施形態の詳細を表す。
サンプリング
図10のフローチャート1000は、サンプリング方法のより詳細な工程を示す。十分な数のサンプリングタグを提供する;タグがすべてのルータで同様のRSSI読み取り値を生み出すことを検証するために、サンプリングタグをテスト/較正する(工程1005)。システムがインストールされる施設の1または複数の地図を準備する(工程1010)。実施形態において、地図は、例えば、MapReaderアプリケーションが地図の精度を検証するために用いられる場合、pngフォーマットにエクスポートされる。起点が地図上で選択された後、領域内でいくつかの点(可能であれば、部屋の角または長い廊下に沿った角の点)を選択し、それらの点の間の距離を測定しつつ、それらの読み取り値を地図データと比較することにより、地図のスケールが確認される。サンプリングは、例えば、WiFi接続とポケットPCデバイスまたはラップトップコンピュータとを用いて実行される(工程1015)。施設のWiFiアクセス利用可能性が確認され、サンプリングサーバアプリケーションが、サンプリング手順中に用いられるすべてのPDAおよびラップトップとシームレスに通信することが保証される。サンプリングデータが有効であることを確かめるために、リーダの作動状態が確認され、常に利用可能であることが好ましい(工程1020)。サンプリングゾーンは明確に分離されていることが好ましく(例えば、部屋、廊下ごとに、または、単に座標の値によって)、各ゾーンは、別個のサンプリングチームに割り当てられることが好ましい(工程1025)。サンプリング手順が完了した後、ネットワーク生成が実行されてよい(工程1030)。実施形態では、設定ファイルが、システムトレーニングソフトウェアのためのネット構成フォルダ内に置かれる。実施形態の例は:
−主要構成テキストファイル
−テスト構成テキストファイル
−ルータ構成csvファイル
主要構成テキストファイルの構造の一実施形態を表3に示す。
Figure 0006045747
Figure 0006045747
表3は、重複をトレーニングするためのスクリプトの構成用の主要構成テキストファイルの一実施形態の構造を提示する。
実施形態において、ルータ構成のためのカンマ区切り値(csv)ファイルは、システム内に配備された全ルータ/リーダのリストを含んでおり、このファイルの構造は、表4に示されている(ファイル内のフィールドがカンマで区切られている)。
Figure 0006045747
実施形態において、ネットワークトレーニングが先験的に実行される前に、システムが展開された領域は、N個の潜在的に重複するネットワークに分割される。各サブネットワークに対して、「位置モデル展開構成」に関する上記のセクションの表2に示した構造の構成ファイルが作成される。実施形態において、これらのサブネットワークファイルは、主要構成テキストファイル内のネットワーク構成ベース名パラメータによって与えられた名称に従って命名される。例えば、ネットワーク構成ベース名パラメータが値”network_Alpha_”を有し、パラメータ”num networks”が値”3”を有する場合、3つの構成ファイルが以下の名称で作成される:network_Alpha_1、network_Alpha_2、および、network_Alpha_3。
実施形態において、ネットワークトレーニングは、train Overlapスクリプトを実行することによって行われる。トレーニング中、プログラムは、各システムサブネットワークに適切なデータセットを選択し、各ネットワークをトレーニングし、「保存済み」と名付けられたフォルダにネットワーク係数および構成ファイルを保存する。各サブネットワークは、その特定のサブネットワークの名称に対応する名称を有する別個のサブフォルダに保存される。これらのファイルは、最終的なシステム展開中に追跡層サービスに提供される。実施形態において、主要構成テキストファイル内の”test network”フィールドがtrueに設定されている場合、トレーニングされたネットワークは、指定されたテストデータセットを用いてテストされる。実施形態では、結果として得られた平均絶対誤差が、MATLAB(登録商標)のプロンプトに表示される。また、絶対誤差ヒストグラムが、実施形態において別個の図に示される。大きいデータセット(40,000のトレーニングサンプル)に対して、ネットワークトレーニングは、約30分掛かりうる(3GHzクアッドコアIntel Xeonプロセッサw/4GBシステムRAM)。ネットワークトレーニングが集束していなければ、トレーニング処理が繰り返される。実施形態では、平均絶対誤差が比較的大きいこと(>12フィート)により、非収束が特定される。ネットワーク係数に加えて、トレーニングプログラムの実施形態は、ネットワーク構成ベース名パラメータの後に_Xおよびトレーニング日時を付けた名称を有するログファイルを作成する。実施形態では、このファイルは、MATLAB(登録商標)ワークスペースに直接ロードできるMATLAB(登録商標)変数の形態で、ルータ構成、ネットワーク係数、および、ネットワーク構成セットアップなどのデータを含む。
実施形態において、別個のスクリプト”test Overlap”が、任意の以前にトレーニングされたネットワークをテストするために用いられる。このスクリプトの構成ファイルは、テスト構成テキストファイルである。このファイルの実施形態の構造を表5に示す。
Figure 0006045747
Figure 0006045747
Figure 0006045747
test Overlapスクリプトファイルを実行すると、実施形態では、テスト構成テキストファイルからのパラメータ”show sampling only”がtrueに設定された場合を除いて、平均絶対誤差、間違ったフロア決定の数、および、絶対誤差ヒストグラムが表示される。
以上、例示および説明のために、本発明の実施形態を記載した。包括的であることも、開示された正確な形態に本発明を限定することも意図されていない。本開示に照らして、多くの変形例および変更例が可能である。本発明の範囲は、この詳細な説明ではなく、本明細書に添付された特許請求の範囲によって限定される。
なお、本願発明は、以下の適用例としても実現可能である。
[適用例1]
相互に関連するニューラルネットワークのサブネットワークによって少なくとも1つの物体のリアルタイム位置決定を行うためのスケーラブルなシステムであって、
前記少なくとも1つの物体の各々に関連付けられた少なくとも1つの送信タグ(110)と、
位置分類子レシーバ(205)を含む複数の先験的に定義された相互に関連する位置分類子サブネットワーク(210、215、220)と、
を備え、
前記位置分類子レシーバは、前記少なくとも1つの送信タグから少なくとも1つの送信を受信するように構成され、
前記システムは、前記複数のサブネットワークの内の1サブネットワーク(310)のみを、前記少なくとも1つの物体の位置の出力に関与させるように構成され、
前記システムのスケーリングは、前記複数のサブネットワークの内の1サブネットワークのみを、前記少なくとも1つの物体の各々の前記位置の出力に関与させることによって達成される、システム。
[適用例2]
適用例1に記載のシステムであって、相互に関連するニューラルネットワークの前記サブネットワークは、空間的に重複する(図3)、システム。
[適用例3]
適用例1または2に記載のシステムであって、前記少なくとも1つの送信タグ(110)は、少なくとも1つのルータ/基地局/アクセスポイント(105)から少なくとも1つの物理測定値を受信して、前記少なくとも1つの物理測定値をシステムの中央サーバ処理/命令ステーション(115)に送信するように構成されている、システム。
[適用例4]
適用例1ないし3のいずれか一項に記載のシステムであって、前記システムは、前記少なくとも1つの送信タグから少なくとも1つの送信を受信している前記位置分類子レシーバの数が最大であるサブネットワークを選択するように構成されており、
前記少なくとも1つの送信タグは、少なくとも1つのルータ/基地局/アクセスポイント(105)から少なくとも1つの信号を受信するように構成されている、システム。
[適用例5]
適用例1ないし4のいずれかに記載のシステムであって、前記システムは、展開のためにトレーニングデータおよびテストデータを収集し、前記トレーニングデータおよびテストデータをシステムのトレーニングおよびテストに利用し、適応的な誤差の監視および追跡を実行するように構成されている、システム。
[適用例6]
適用例5に記載のシステムであって、適応的な誤差の監視および追跡のための前記構成は、既知の位置にある基準トランスミッタからの読み取り値に基づいてネットワーク出力を補正することにより、周期的な適応サイクルを通して追従誤差を監視することを含む、システム。
[適用例7]
適用例1ないし6のいずれか一項に記載のシステムであって、前記システムは、特定の空間座標位置からサンプリングパケットを受信していないルータの識別情報を記録することを含め、サンプリングされたデータを収集するように構成されている、システム。
[適用例8]
適用例1ないし7のいずれか一項に記載のシステムであって、前記サブネットワーク(210、215、220)は、直接データを含むトレーニングのために構成されており、前記データは、フィルタリングされていない、または、平滑化されていない、または、フィルタリングも平滑化もされていない、システム。
[適用例9]
適用例1ないし8のいずれかに記載のシステムであって、前記サブネットワークは、空間的に重複しない、システム。
[適用例10]
相互に関連するニューラルネットワークのサブネットワークによって少なくとも1つの物体のスケーラブルなリアルタイム位置決定を行うための方法であって、
相互に関連するニューラルネットワークの前記サブネットワークを先験的に規定する工程と、
サンプリングによってトレーニングデータを収集する工程(505A)と、
相互に関連するニューラルネットワークの前記サブネットワークを前記トレーニングデータでトレーニングする工程(510)と、
相互に関連するニューラルネットワークの前記サブネットワークを前記トレーニングデータでテストする工程(510)と、
相互に関連するニューラルネットワークの前記サブネットワークを動作させて、前記複数のサブネットワークの内の1サブネットワークのみを、前記少なくとも1つの物体の位置の出力に関与させる工程(515C)と、
誤差を適応的に監視および追跡する工程(515C)と、
を備える、方法。
[適用例11]
適用例10に記載の方法であって、前記サンプリング工程は、
特定の時間間隔で前記サンプリングを繰り返して、RF信号伝搬に関連する環境の時間変動を取得する工程を含む、方法。
[適用例12]
適用例10に記載の方法であって、前記サブネットワークをトレーニングする工程は、スケーリング共役勾配法に従って実行され、バックプロパゲーションを用いて、前記サブネットワークの結合重みおよびバイアスベクトルに関するパフォーマンスの導関数が得られる、方法。
[適用例13]
適用例10ないし12のいずれか一項に記載の方法であって、ネットワーク応答が、
入力データを再スケーリングする工程(905)と、
最初の中間結果を計算する工程(910)と、
ベクトルarg1を関数arg2に通す工程(915)と、
後続の中間結果を計算する工程(920)と、
最終結果を再スケーリングする工程(925)と、
を含む、方法。
[適用例14]
適用例10ないし13のいずれか一項に記載の方法であって、受信信号強度(RSSI)の読み取り欠損および極端な変動を重心k平均法フィルタで処理する工程を備える、方法。
[適用例15]
適用例10ないし14のいずれか一項に記載の方法であって、受信信号強度(RSSI)の極端な変動をメジアンフィルタで処理する工程を備える、方法。
[適用例16]
適用例10ないし15のいずれか一項に記載の方法であって、受信信号強度(RSSI)の極端な変動を埋め戻しで処理する工程を備える、方法。
[適用例17]
適用例10ないし16のいずれか一項に記載の方法であって、前記サブネットワークの出力の各々の計算は、
入力データを中心化および正規化する工程(805A)と、
ネットワーク応答を計算する工程(801B)と、
サブネットワーク出力タグ位置をネットワーク出力ベクトルから計算する工程(815C)と、
を含む、方法。
[適用例18]
適用例10ないし17のいずれか一項に記載の方法であって、サブネットワーク変換式が、
l=nn (rssi )を含む、方法。
[適用例19]
適用例10ないし18のいずれかに記載の方法であって、ニューラル層応答が、
=f(W i−1,i i−1 +b )を含む、方法。
[適用例20]
ニューラルネットワークの重複サブネットワークによって少なくとも1つの物体のリアルタイム位置決定を行うためのスケーラブルなシステムであって、
前記少なくとも1つの物体の各々に関連付けられた少なくとも1つの送信タグ(110)を備え、
前記重複サブネットワークは、柔軟なトポロジを有し、先験的に規定され、相互に関連し、レシーバ(205)を備えた複数のサブネットワーク位置分類子を備え、
前記システムは、
前記少なくとも1つの送信タグから少なくとも1つの送信を前記レシーバの少なくとも1つで受信し、
ニューラルネットワークの前記重複サブネットワークにおける前記少なくとも1つの受信された送信を少なくとも1つの中央処理/命令ステーション(115)で処理し、
前記サブネットワークの内の1サブネットワーク(310)のみが、前記少なくとも1つの物体の位置の出力に関与し、
前記スケーリングが、前記複数のサブネットワークの内の1サブネットワークのみを、前記少なくとも1つの物体の各々の前記位置の出力に関与させることによって達成される、システム。

Claims (20)

  1. 相互に関連するニューラルネットワークが割り当てられた空間的なサブネットワークによって少なくとも1つの物体のリアルタイム位置決定を行うためのスケーラブルなシステムであって、
    前記少なくとも1つの物体の各々に関連付けられた少なくとも1つの送信タグ(110)と、
    ルータ/基地局/アクセスポイント(105、205)による、先験的に定義された、相互に関連する複数の空間的なサブネットワーク(210、215、220、310、315、325)と、
    を備え、
    前記ルータ/基地局/アクセスポイント(105、205)は、前記少なくとも1つの送信タグ(110)から少なくとも1つの送信を受信するように構成され、
    前記システムは、前記相互に関連するニューラルネットワークの前記複数のニューラルネットワークの内の1つのみを、前記少なくとも1つの物体の位置の出力に関与させるように構成され、
    前記システムのスケーリングは、前記相互に関連するニューラルネットワークの1つのニューラルネットワークのみを、前記少なくとも1つの物体の各々の前記位置の出力に関与させることによって達成され、
    前記システムは、前記少なくとも1つの送信タグから少なくとも1つの送信を受信している前記ルータ/基地局/アクセスポイント(105、205)の数が最大である空間的なサブネットワーク(210、215、220、310、315、325)を選択するように構成されており、
    前記少なくとも1つの送信タグは、少なくとも1つのルータ/基地局/アクセスポイント(105、205)から少なくとも1つの信号を受信するように構成されている、システム。
  2. 請求項1に記載のシステムであって、前記空間的なサブネットワーク(210、215、220、310、315、325)は、空間的に重複する、システム。
  3. 請求項1に記載のシステムであって、前記少なくとも1つの送信タグ(110)は、少なくとも1つのルータ/基地局/アクセスポイント(105、205)から少なくとも1つの物理測定値を受信して、前記少なくとも1つの物理測定値をシステムの中央サーバ処理/命令ステーション(115)に送信するように構成されている、システム。
  4. 請求項2に記載のシステムであって、前記少なくとも1つの送信タグ(110)は、少なくとも1つのルータ/基地局/アクセスポイント(105、205)から少なくとも1つの物理測定値を受信して、前記少なくとも1つの物理測定値をシステムの中央サーバ処理/命令ステーション(115)に送信するように構成されている、システム。
  5. 請求項1に記載のシステムであって、前記システムは、展開のためにトレーニングデータおよびテストデータを収集し、前記トレーニングデータおよびテストデータをシステムのトレーニングおよびテストに利用し、適応的な誤差の監視および追跡を実行するように構成されている、システム。
  6. 請求項5に記載のシステムであって、適応的な誤差の監視および追跡のための前記構成は、既知の位置にある基準トランスミッタからの読み取り値に基づいてネットワーク出力を補正することにより、周期的な適応サイクルを通して追従誤差を監視することを含む、システム。
  7. 請求項1に記載のシステムであって、前記システムは、特定の空間座標位置からサンプリングパケットを受信していないルータの識別情報を記録することを含め、サンプリングされたデータを収集するように構成されている、システム。
  8. 請求項1に記載のシステムであって、前記空間的なサブネットワーク(210、215、220、310、315、325)は、フィルタリングされていないデータ、または、平滑化されていないデータ、または、フィルタリングも平滑化もされていないデータを含むトレーニングのために構成されている、システム。
  9. 請求項1に記載のシステムであって、前記空間的なサブネットワーク(210、215、220、310、315、325)は、空間的に重複しない、システム。
  10. 相互に関連するニューラルネットワークの複数のサブネットワークによって少なくとも1つの物体のスケーラブルなリアルタイム位置決定を行うための方法であって、
    相互に関連するニューラルネットワークの前記サブネットワークを先験的に規定する工程と、
    サンプリングによってトレーニングデータを収集する工程(505A)と、
    相互に関連するニューラルネットワークの前記サブネットワークを前記トレーニングデータでトレーニングする工程(510)と、
    相互に関連するニューラルネットワークの前記サブネットワークを前記トレーニングデータでテストする工程(510)と、
    相互に関連するニューラルネットワークの前記サブネットワークを動作させて、前記複数のサブネットワークの内の1サブネットワークのみを、前記少なくとも1つの物体の位置の出力に関与させる工程(515C)と、
    誤差を適応的に監視および追跡する工程(515C)と、
    を備え、
    前記サブネットワークの出力の各々の計算は、
    入力データを中心化および正規化する工程(805A)と、
    ネットワーク応答を計算する工程(801B)と、
    サブネットワーク出力タグ位置をネットワーク出力ベクトルから計算する工程(815C)と、
    を含む、方法。
  11. 請求項10に記載の方法であって、前記サンプリング工程は、
    特定の時間間隔で前記サンプリングを繰り返して、RF信号伝搬に関連する環境の時間変動を取得する工程を含む、方法。
  12. 請求項10に記載の方法であって、前記サブネットワークをトレーニングする工程は、スケーリング共役勾配法を含み、バックプロパゲーションを用いて、前記サブネットワークの結合重みおよびバイアスベクトルに関するパフォーマンスの導関数が得られる、方法。
  13. 請求項10に記載の方法であって、ネットワーク応答が、
    入力データを再スケーリングする工程(905)と、
    最初の中間結果を計算する工程(910)と、
    ベクトルarg1を関数arg2に通す工程(915)と、
    後続の中間結果を計算する工程(920)と、
    最終結果を再スケーリングする工程(925)と、
    を含む、方法。
  14. 請求項10に記載の方法であって、受信信号強度(RSSI)の変動を重心k平均法フィルタで処理する工程を備える、方法。
  15. 請求項10に記載の方法であって、受信信号強度(RSSI)の変動をメジアンフィルタで処理する工程を備える、方法。
  16. 請求項10に記載の方法であって、受信信号強度(RSSI)の変動を埋め戻しで処理する工程を備える、方法。
  17. 請求項11に記載の方法であって、ネットワーク応答が、
    入力データを再スケーリングする工程と、
    最初の中間結果を計算する工程と、
    ベクトルarg1を関数arg2に通す工程と、
    後続の中間結果を計算する工程と、
    最終結果を再スケーリングする工程と、
    を含む、方法。
  18. 請求項10に記載の方法であって、前記サブネットワークの出力の各々の前記計算は、サブネットワーク変換を含み、前記サブネットワーク変換は、
    システムサブネットワークiのニューラルネットワーク変換関数nn()に等しい位置ベクトルlを含み、
    前記ニューラルネットワーク変換関数は、前記サブネットワークiに属するすべてのルータ/携帯トランシーバからのすべての受信信号強度(RSSI)読み取り値を含むベクトル(rssi)の関数である、方法。
  19. 請求項10に記載の方法であって、前記サブネットワークの出力の各々の前記計算は、ニューラル層応答を含み、前記ニューラル層応答は、
    層iからの信号出力s(層i−1のsi−1)を含むネットワーク結合行列Wi−1,iと、
    バイアスベクトルbと、
    を含む、方法。
  20. ニューラルネットワークが割り当てられた、重複する空間的なサブネットワークによって少なくとも1つの物体のリアルタイム位置決定を行うためのスケーラブルなシステムであって、
    前記少なくとも1つの物体の各々に関連付けられた少なくとも1つの送信タグ(110)を備え、
    前記重複する空間的なサブネットワークは、柔軟なトポロジを有し、先験的に規定され、相互に関連し、ルータ/基地局/アクセスポイント(105、205)を備えた複数の空間的なサブネットワーク(210、215、220、310、315、325)を備え、
    前記システムは、
    前記少なくとも1つの送信タグ(110)から少なくとも1つの送信を前記ルータ/基地局/アクセスポイント(105、205)の少なくとも1つで受信し、
    前記重複する空間的なサブネットワークにおける前記少なくとも1つの受信された送信を少なくとも1つの中央処理/命令ステーション(115)で処理し、
    前記空間的なサブネットワーク(210、215、220、310、315、325)の内の1つのみが、前記少なくとも1つの物体の位置の出力に関与し、
    前記スケーリングが、前記複数の空間的なサブネットワーク(210、215、220、310、315、325)のうちの1つの空間的なサブネットワークのみを、前記少なくとも1つの物体の各々の前記位置の出力に関与させることによって達成され、
    前記システムは、展開のためにトレーニングデータおよびテストデータを収集し、前記トレーニングデータおよびテストデータをシステムのトレーニングおよびテストに利用し、適応的な誤差の監視および追跡を実行するように構成されている、システム。
JP2016502618A 2013-05-02 2014-05-01 重複ニューラルネットワークに基づいたスケーラブルなリアルタイム位置検出 Active JP6045747B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361818565P 2013-05-02 2013-05-02
US61/818,565 2013-05-02
PCT/US2014/036305 WO2014179529A1 (en) 2013-05-02 2014-05-01 Scalable real-time location detection based on overlapping neural networks

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016519288A JP2016519288A (ja) 2016-06-30
JP6045747B2 true JP6045747B2 (ja) 2016-12-14

Family

ID=51841675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016502618A Active JP6045747B2 (ja) 2013-05-02 2014-05-01 重複ニューラルネットワークに基づいたスケーラブルなリアルタイム位置検出

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9282429B2 (ja)
EP (2) EP2992355B1 (ja)
JP (1) JP6045747B2 (ja)
CA (1) CA2907723C (ja)
WO (1) WO2014179529A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190053470A (ko) * 2017-11-10 2019-05-20 주식회사 셀리지온 딥러닝 기반 측위 시스템 및 이의 구축 방법

Families Citing this family (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016109540A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 株式会社デンソー 無線測位システム、無線測位端末、及び地点情報送信装置
CN115267648A (zh) 2015-03-07 2022-11-01 维里蒂股份公司 分布式定位系统和方法以及自定位设备
US10111044B2 (en) 2015-05-29 2018-10-23 Verity Studios Ag Methods and systems for scheduling the transmission of localization signals and operating self-localizing apparatus
US10795935B2 (en) 2016-02-05 2020-10-06 Sas Institute Inc. Automated generation of job flow definitions
US10650045B2 (en) 2016-02-05 2020-05-12 Sas Institute Inc. Staged training of neural networks for improved time series prediction performance
US10095552B2 (en) * 2016-02-05 2018-10-09 Sas Institute Inc. Automated transfer of objects among federated areas
US10650046B2 (en) 2016-02-05 2020-05-12 Sas Institute Inc. Many task computing with distributed file system
US10642896B2 (en) 2016-02-05 2020-05-05 Sas Institute Inc. Handling of data sets during execution of task routines of multiple languages
US11190944B2 (en) * 2017-05-05 2021-11-30 Ball Aerospace & Technologies Corp. Spectral sensing and allocation using deep machine learning
US10051423B1 (en) * 2017-06-02 2018-08-14 Apple Inc. Time of flight estimation using a convolutional neural network
US10264405B1 (en) * 2017-12-06 2019-04-16 Cognitive Systems Corp. Motion detection in mesh networks
US10852411B2 (en) 2017-12-06 2020-12-01 Cognitive Systems Corp. Motion detection and localization based on bi-directional channel sounding
WO2019172299A1 (ja) 2018-03-07 2019-09-12 日本電気株式会社 発信源位置推定システム、発信源位置推定方法及び発信源位置推定プログラム
US11579703B2 (en) 2018-06-18 2023-02-14 Cognitive Systems Corp. Recognizing gestures based on wireless signals
CN108924910B (zh) * 2018-07-25 2021-03-09 Oppo广东移动通信有限公司 Ai模型的更新方法及相关产品
US11182672B1 (en) 2018-10-09 2021-11-23 Ball Aerospace & Technologies Corp. Optimized focal-plane electronics using vector-enhanced deep learning
US10879946B1 (en) 2018-10-30 2020-12-29 Ball Aerospace & Technologies Corp. Weak signal processing systems and methods
US10506384B1 (en) 2018-12-03 2019-12-10 Cognitive Systems Corp. Determining a location of motion detected from wireless signals based on prior probability
US10761182B2 (en) 2018-12-03 2020-09-01 Ball Aerospace & Technologies Corp. Star tracker for multiple-mode detection and tracking of dim targets
US11403543B2 (en) 2018-12-03 2022-08-02 Cognitive Systems Corp. Determining a location of motion detected from wireless signals
US11851217B1 (en) 2019-01-23 2023-12-26 Ball Aerospace & Technologies Corp. Star tracker using vector-based deep learning for enhanced performance
US11412124B1 (en) 2019-03-01 2022-08-09 Ball Aerospace & Technologies Corp. Microsequencer for reconfigurable focal plane control
US11537896B2 (en) * 2019-03-15 2022-12-27 Intel Corporation Machine learning techniques for precise position determination
US10565860B1 (en) 2019-03-21 2020-02-18 Cognitive Systems Corp. Offline tuning system for detecting new motion zones in a motion detection system
US10567914B1 (en) 2019-04-30 2020-02-18 Cognitive Systems Corp. Initializing probability vectors for determining a location of motion detected from wireless signals
US10459074B1 (en) 2019-04-30 2019-10-29 Cognitive Systems Corp. Determining a location of motion detected from wireless signals based on wireless link counting
US10600314B1 (en) 2019-04-30 2020-03-24 Cognitive Systems Corp. Modifying sensitivity settings in a motion detection system
US10798529B1 (en) 2019-04-30 2020-10-06 Cognitive Systems Corp. Controlling wireless connections in wireless sensing systems
US10460581B1 (en) 2019-05-15 2019-10-29 Cognitive Systems Corp. Determining a confidence for a motion zone identified as a location of motion for motion detected by wireless signals
US10404387B1 (en) 2019-05-15 2019-09-03 Cognitive Systems Corp. Determining motion zones in a space traversed by wireless signals
US10743143B1 (en) 2019-05-15 2020-08-11 Cognitive Systems Corp. Determining a motion zone for a location of motion detected by wireless signals
CN111953448B (zh) * 2019-05-17 2024-04-30 株式会社Ntt都科摩 无线通信系统中的终端和基站
US11488024B1 (en) 2019-05-29 2022-11-01 Ball Aerospace & Technologies Corp. Methods and systems for implementing deep reinforcement module networks for autonomous systems control
US11303348B1 (en) 2019-05-29 2022-04-12 Ball Aerospace & Technologies Corp. Systems and methods for enhancing communication network performance using vector based deep learning
EP3772662A1 (en) 2019-08-09 2021-02-10 Nokia Technologies OY Secure radio frequency -based imaging
US11828598B1 (en) 2019-08-28 2023-11-28 Ball Aerospace & Technologies Corp. Systems and methods for the efficient detection and tracking of objects from a moving platform
US10924889B1 (en) 2019-09-30 2021-02-16 Cognitive Systems Corp. Detecting a location of motion using wireless signals and differences between topologies of wireless connectivity
CN114599991A (zh) 2019-10-31 2022-06-07 认知系统公司 引发来自无线通信装置的mimo传输
CA3152905A1 (en) 2019-10-31 2021-05-06 Christopher Beg Using mimo training fields for motion detection
US11570712B2 (en) 2019-10-31 2023-01-31 Cognitive Systems Corp. Varying a rate of eliciting MIMO transmissions from wireless communication devices
US10928503B1 (en) 2020-03-03 2021-02-23 Cognitive Systems Corp. Using over-the-air signals for passive motion detection
CN111523667B (zh) * 2020-04-30 2023-06-27 天津大学 一种基于神经网络的rfid定位方法
WO2022040817A1 (en) 2020-08-31 2022-03-03 Cognitive Systems Corp. Controlling motion topology in a standardized wireless communication network
US11070399B1 (en) 2020-11-30 2021-07-20 Cognitive Systems Corp. Filtering channel responses for motion detection

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06203005A (ja) * 1992-10-27 1994-07-22 Eastman Kodak Co 高速区分化ニューラルネットワーク及びその構築方法
US8965898B2 (en) * 1998-11-20 2015-02-24 Intheplay, Inc. Optimizations for live event, real-time, 3D object tracking
CA2397501A1 (fr) * 2002-08-19 2004-02-19 Emerson Nerat Systeme intelligent sans fil de poursuite de bagages
US6839027B2 (en) * 2002-11-15 2005-01-04 Microsoft Corporation Location measurement process for radio-frequency badges employing path constraints
US6806827B2 (en) 2002-11-18 2004-10-19 Rf Micro Devices, Inc. Using FFT engines to process decorrelated GPS signals to establish frequencies of received signals
US6998987B2 (en) * 2003-02-26 2006-02-14 Activseye, Inc. Integrated RFID and video tracking system
US20040185845A1 (en) * 2003-02-28 2004-09-23 Microsoft Corporation Access point to access point range extension
US7312752B2 (en) * 2003-10-22 2007-12-25 Awarepoint Corporation Wireless position location and tracking system
US7274940B2 (en) 2003-12-29 2007-09-25 Motorola, Inc. Method and system for determining a location of a plurality of units using sub-divided unit groupings
WO2007028010A1 (en) * 2005-09-01 2007-03-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Client assisted location data acquisition scheme
US20070139199A1 (en) * 2005-11-29 2007-06-21 Pango Networks, Inc. Method and apparatus for an active radio frequency identification tag
US7936697B2 (en) * 2007-08-30 2011-05-03 Bae Systems Information And Electronic Systems Integration Inc. Topology aware MANET for mobile networks
US8219558B1 (en) 2008-04-25 2012-07-10 David Scott Trandal Methods and systems for inventory management
US8023965B2 (en) * 2008-05-09 2011-09-20 Mitel Networks Corporation Method, system and apparatus for locating a mobile communications device
KR100975087B1 (ko) * 2008-10-07 2010-08-11 성균관대학교산학협력단 전파 방사패턴의 재구축을 통한 센서 네트워크의 위치인식 방법
US8428550B2 (en) * 2009-07-30 2013-04-23 Extenet Systems Inc. Real-time location determination for in-building distributed antenna systems
US8559975B2 (en) * 2011-07-22 2013-10-15 Microsoft Corporation Location determination based on weighted received signal strengths

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190053470A (ko) * 2017-11-10 2019-05-20 주식회사 셀리지온 딥러닝 기반 측위 시스템 및 이의 구축 방법
KR102116824B1 (ko) 2017-11-10 2020-06-01 (주)셀리지온 딥러닝 기반 측위 시스템 및 이의 구축 방법

Also Published As

Publication number Publication date
US20140329540A1 (en) 2014-11-06
EP2992355B1 (en) 2018-07-11
CA2907723C (en) 2016-09-20
US9282429B2 (en) 2016-03-08
EP2992355A4 (en) 2017-04-26
EP3299840A1 (en) 2018-03-28
JP2016519288A (ja) 2016-06-30
CA2907723A1 (en) 2014-11-06
EP3299840B1 (en) 2018-11-14
EP2992355A1 (en) 2016-03-09
WO2014179529A1 (en) 2014-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6045747B2 (ja) 重複ニューラルネットワークに基づいたスケーラブルなリアルタイム位置検出
Zou et al. An RFID indoor positioning system by using weighted path loss and extreme learning machine
Razavi et al. Using reference RFID tags for calibrating the estimated locations of construction materials
CN105069423A (zh) 一种人体姿态检测方法及装置
Soltani et al. Enhancing Cluster-based RFID Tag Localization using artificial neural networks and virtual reference tags
Geng et al. Indoor tracking with RFID systems
CN110427893A (zh) 一种基于卷积神经网络的辐射源个体识别方法、装置及计算机存储介质
CN107529222A (zh) 一种基于深度学习的WiFi室内定位系统
CN109212476A (zh) 一种基于ddpg的rfid室内定位算法
CN110471376A (zh) 一种工业现场故障检测方法及设备
CN112218330A (zh) 定位方法及通信装置
Zou et al. An integrative weighted path loss and extreme learning machine approach to RFID based indoor positioning
CN109598320A (zh) 一种基于蝗虫算法和极限学习机的rfid室内定位方法
Węglarski et al. Factors affecting the synthesis of autonomous sensors with RFID interface
CN111586605A (zh) 基于邻近加权自适应k值的KNN的室内目标定位方法
Zhong et al. RF-OSFBLS: An RFID reader-fault-adaptive localization system based on online sequential fuzzy broad learning system
CN113645565B (zh) 一种基于六方最密堆积结构的室内定位方法
Sakr et al. Efficient Wi-Fi signal strength maps using sparse Gaussian process models
CN110658488A (zh) 基于射频信号的室内复杂环境下多目标定位及姿态识别方法
Zhao et al. Non-cooperative personnel tracking with cross modality learning in 5g-enabled warehouse application
Song et al. Gaussian process model enabled particle filter for device-free localization
Jachimczyk et al. Performance improvement of NN based RTLS by customization of NN structure-heuristic approach
Chen et al. A new indoor positioning technique based on neural network
Yu et al. Realization on indoor positioning in basis of reference tag
Noble et al. Wireless Sensor Network for Data Mining in Engineering Projects

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6045747

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250