JP6045643B2 - 照明用光源の口金 - Google Patents
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Description
電球類とは、白熱電球、放電ランプなどを意味し、発光ダイオードランプ(LEDランプ)、有機ELランプも含む。
従ってある種の電球類においては、簡便着脱かつ電球類の固定双方の観点から判断するとP21口金が総合的に満足できる形となっている。
当然空間距離が短くなれば、給電の端子間の絶縁性能が低下してしまう。これは端に絶縁破壊だけでなく、特に寿命が長いLED等を用いた電球類においては、電球類とソケット間に長期使用により埃等が溜まりがちで、トラッキング等を起こし危険な状態になる場合がある。これは当然距離が短い方がそのリスクが高まる事は言うまでもない。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、P21口金同等の回転角度が約90°以内装着・固定可能な着脱の簡便さを有し、かつこのピンにより装着・固定の機能も損なわず、更にはP21口金以上の絶縁性能を有する口金を得る事を目的とする。
照明用光源の端面に植設される2本のピン植設部と、
前記2本のピン植設部のそれぞれの先端部に設けられた2つのピン先端部と
を備え、
前記2本のピン植設部は、前記先端部における間隔が前記端面における間隔以上となるように形成され、
前記2つのピン先端部の間隔は、前記2本のピン植設部の間隔以上であり、
前記2つのピン先端部は、前記先端部の直近における前記端面に沿った断面積が前記ピン植設部の前記先端部の直近における前記端面に沿った断面積以上であるとともに、前記端面から離れるほど間隔が大きくなるように形成されたことを特徴とする。
図1は、実施の形態1のグローランプの口金20を示す図である。グローランプ21は、円筒形をしており、グローランプ21の端面25(あるいは、口金20の端面25)に1対のピン24が有る。ピン24は、ピン植設部22とピン先端部23とからなる。
ピン植設部22の間隔A>ピン先端部23の間隔B
であるが、実施の形態1のグローランプの口金20は、
ピン植設部22の間隔A=ピン先端部23の間隔B
であることが特徴である。
なぜならば、ピン植設部22の間隔A>ピン先端部23の間隔Bの口金を単純に相似にて縮小・小形化しても、給電端子間の距離(間隔A)が十分広ければそもそも絶縁性能が低下という課題は存在しない。本実施の形態1に係る口金20は、給電端子間つまり2本のピンの最小空間距離(間隔A)が15.1mm以下のものを対象にしている。
図2は、口金20のピン植設部22の断面が円であり、ピン先端部23の断面が楕円の場合を示している。電球類の端面25のピン植設間隔最小距離をAとしたとき、ピン先端部23のいかなる部分においてもピン間最小間隔がAより短い部分が存在しない。
その他は、実施の形態1に係る口金20と同じである。
図3は、口金20のピン植設部22の断面が円であり、ピン先端部23の断面が矩形の場合を示している。矩形は正方形や長方形でもかまわない。あるいは、断面が、台形や6角形等の多角形でもよい。
その他は、実施の形態1に係る口金20と同じである。
図4は、口金20のピン植設部22の断面が矩形であり、ピン先端部23の断面が矩形の場合を示している。矩形は正方形や長方形でもかまわない。あるいは、断面が、台形や6角形等の多角形でもよい。図4の場合、断面が矩形のL字形ピン2本が、先端部が互いに背を向け合う様に電球類端面25に植設されている。
その他は、実施の形態1に係る口金20と同じである。
図5は、口金20のピン植設部22の断面が釣鐘形あるいは弾丸型であり、ピン先端部23の断面が釣鐘形あるいは弾丸型の場合を示している。
その他は、実施の形態1に係る口金20と同じである。
図6は、口金20のピン植設部22の断面が円弧状であり、ピン先端部23の断面が円弧状の場合を示している。ピン植設部22の断面の内側円弧28は、端面25の中央を中心27とする半径R1の円の一部である。ピン植設部22の断面の外側円弧29は、端面25の中央を中心27とする半径R2(R1<R2)の円の一部である。したがって、中心27を軸として口金20を回転させる場合に、内側円弧28のいずれの部分でも半径R1を保ったまま回転するので内輪差が生じない。同様に、外側円弧29のいずれの部分でも半径R2を保ったまま回転するので内輪差が生じない。したがって、ソケットとのピン通し穴の幅LをL=R2−R1(又は、L≒R2−R1)にすることができ、ピン通し穴とピンとの隙間(遊び)が少なくでき確実な固定ができる。
その他は、実施の形態1に係る口金20と同じである。
図7は、図1の口金20に対して、ピン先端部23の角に丸みを持たせた場合を示している。前記2本のピン24のピン先端部23の対向する部分Pは、ピン間隔Aよりも長くなるように、先端に向かって丸みを持たせた形状にする。
半径r=間隔A÷2
円弧の中心角の角度=90度
9.3mm÷2〜10.1mm÷2=4.65mm〜5.05mm
となる。したがって、半径r=5mm(又は、半径r≒5mm)の丸みを用いることが望ましい。
9.7mm÷2=4.85mm
となる。したがって、半径r=4.85mmの丸みを用いることが望ましい。
高さS=間隔A×(4.3÷2)=間隔A×2.15
9.3mm×2.15〜10.1mm×2.15=19.995mm〜21.715mmとなる。したがって、高さS=20mm(又は、高さS≒20mm)のピン24を用いることが望ましい。
実施の形態7の口金20は、通電時電気力線の集中を防げ、更なる絶縁耐力が得られる。
その他は、実施の形態1に係る口金20と同じである。
丸みを持たせた形状にするのは、他の実施の形態の口金20にも適用することができる。
図9は、ピン植設部22の根元からピン先端部23まで次第に間隔が大きくなるように傾斜したピン24を示している。
図9は、実施の形態1〜5のピン24を端面垂線に対して角度θだけ傾いた斜めの平面Hでカットしたものである。
ピン植設部22の根元間の間隔は最小間隔Aであり、ピン24が端面から離れるほど2本のピン24の間隔が大きくなるので、絶縁耐力を改善できる効果がある。
なお、前述した実施の形態のピン24を、端面に斜めに植設して、ピン24が端面から離れるほど2本のピン24の間隔が大きくなるもよい。
その他は、実施の形態1に係る口金20と同じである。
図10は、ピン植設部22の根元からピン植設部22の先端まで次第に間隔が大きくなるように傾斜したピン24を示している。
図10は、実施の形態7のピン24を端面垂線に対して角度θだけ傾いた斜めの平面Hでカットしたものである。
ピン先端部23の形状は、実施の形態7に示した丸みを持たせたものを使用している。
その他は、実施の形態1に係る口金20と同じである。
図11は、ピン先端部23の形状が、半球又はドーム形状の場合を示している。実施の形態7の口金20は、全方向からの電気力線の集中を防げ、更なる絶縁耐力が得られる。
ピン先端部23の形状は、間隔Aよりも狭くならないような形状でありかつ電気力線の集中を防げるカーブのある形状であることが望ましく、かまぼこ型、釣鐘型、ボール形などでもよい。
その他は、実施の形態1に係る口金20と同じである。
実施の形態1〜10では、グローランプ21の口金20を説明したが、その他の電球類の口金でもよい。
実施の形態1〜10では、口金20が片側に有る場合を示したが、両側に有る場合でもよい。すなわち、片口金の場合でもよいし、直管形ランプの一方の口金でもよいし、又は、直管形ランプの両方の口金でもよい。
実施の形態1〜10で示したピン植設部22とピン先端部23とを組み合わせてもよい。
口金20のピン植設部22の断面は、C字状、U字状、コ字状、D字状、O字状でもよい。
口金20のピン先端部23の断面も、間隔Aよりも狭くならないような形状で有ればよく、C字状、U字状、コ字状、D字状、O字状でもよい。
片口金形、もしくは直管形円筒状ランプの最大管径がφ34mm以下に適用される電球類の口金であって、
電球類の端面の中央から対称な位置に配置され、電球類の端面に垂直に植設されたピン植設部と、ピン植設部の先端に設けられたピン先端部とを有する2本のピンを備え、
前記2本のピンによって電球類に給電するものであり、
前記2本のピン間の中心を軸として90度以内の回転により電球類を装着固定するものであり、
前記2本のピンの最小空間距離が15.1mm以下のものであり、
前記2本のピンは、ピン先端部に、ピン植設部の断面積以上の拡大部を設けたものであり、
前記2本のピンは、ピンの電球類の端面からの露出部分のいかなる部分においても、前記ピン植設部の最小間隔Aより短い部分が存在しないことを特徴とする。
Claims (10)
- 照明用光源の端面に植設される2本のピン植設部と、
前記2本のピン植設部のそれぞれの先端部に設けられた2つのピン先端部と
を備え、
前記2本のピン植設部は、前記先端部における間隔が前記端面における間隔以上となるように形成され、
前記2つのピン先端部の間隔は、前記2本のピン植設部の間隔以上であり、
前記2つのピン先端部は、前記先端部の直近における前記端面に沿った断面積が前記ピン植設部の前記先端部の直近における前記端面に沿った断面積以上であるとともに、前記端面から離れるほど間隔が大きくなるように形成されたことを特徴とする照明用光源の口金。 - 照明用光源の端面に植設される2本のピン植設部と、
前記2本のピン植設部のそれぞれの先端部に設けられた2つのピン先端部と
を備え、
前記2本のピン植設部は、前記先端部における間隔が前記端面における間隔以上となるように形成され、
前記2つのピン先端部の間隔は、前記2本のピン植設部の間隔以上であり、
前記2つのピン先端部は、前記先端部から外側に張り出した庇状の拡大部を有しているとともに、前記端面から離れるほど間隔が大きくなるように形成されたことを特徴とする照明用光源の口金。 - 照明用光源の端面に植設される2本のピン植設部と、
前記2本のピン植設部のそれぞれの先端部に設けられた2つのピン先端部と
を備え、
前記2本のピン植設部は、前記先端部における間隔が前記端面における間隔以上となるように形成され、
前記2つのピン先端部の間隔は、前記2本のピン植設部の間隔以上であり、
前記2つのピン先端部は、前記端面から離れるほど間隔が大きくなるように先端に向かって丸みを持たせた形状を有することを特徴とする照明用光源の口金。 - 前記2本のピン植設部は、前記端面から前記先端部に向かうほど間隔が大きくなるように形成されたことを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の照明用光源の口金。
- 前記2本のピン植設部は、前記端面に沿った断面形状が円形であることを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載の照明用光源の口金。
- 前記2本のピン植設部は、前記端面に沿った断面形状が矩形であることを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載の照明用光源の口金。
- 前記2本のピン植設部は、最小空間距離が15.1mm以下であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の照明用光源の口金。
- 照明用光源の端面にピン間隔Aで垂直に立設される2本のピンを備え、
前記2本のピンのピン先端の対向する部分Pは、前記端面から離れるほどピン間隔Aよりも間隔が長くなるように形成され、かつ、前記対向する部分P全てにおいてピン間隔Aよりも間隔が長くなるように形成され、
前記2本のピンのピン先端は、外側に張り出した庇状の拡大部を有していることを特徴とする照明用光源の口金。 - 照明用光源の端面にピン間隔Aで垂直に立設される2本のピンを備え、
前記2本のピンのピン先端の対向する部分Pは、ピン間隔Aよりも長くなるように、先端に向かって丸みを持たせた形状を有し、かつ、前記対向する部分P全てにおいてピン間隔Aよりも間隔が長くなるように形成され、
前記2本のピンのピン先端は、外側に張り出した庇状の拡大部を有していることを特徴とする照明用光源の口金。 - 照明用光源の端面に配置される2本のピンを備え、
前記2本のピンは、前記端面から離れるほど間隔が大きくなっており、
前記2本のピンのピン先端は、外側に張り出した庇状の拡大部を有していることを特徴とする照明用光源の口金。
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