JP6045307B2 - 同軸コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、通信機器や電気機器や電子機器に使用される同軸コネクタに関するもので、特に、相手物として同軸ケーブルやアンテナ等が接続された同軸コネクタと相手コネクタとが嵌合した後で、振動やコジリ等により嵌合が弛むことがない回転(回動)可能な構造に関するものである。
一般的に、同軸コネクタは、少なくとも、相手コネクタと接触する接触部と同軸ケーブルやアンテナ等と接続する接続部を有する中心導体と、前記中心導体が保持される絶縁体と、前記絶縁体を覆い、かつ、前記相手コネクタと接触する接触部を有する外部導体と、前記外部導体に回動可能に装着されるとともに前記相手コネクタとの嵌合手段を有するカップリングとを備えている。
下記に、本出願人が既に提案した同軸ケーブルが接続された同軸コネクタの文献として、特許文献1(特開2012−94464)を挙げます。該特許文献1は、前記中心導体と前記絶縁体の代わりに、前記同軸ケーブルの内導体と絶縁体等を用いている。
特開2012−94464の要約によると、簡単な構造で、部品点数が少なく、小型省スペース化でき、低コストで、外部からの負荷に強く、高周波数帯における伝送特性が良好である電気コネクタを提供することを目的とし、少なくとも相手コネクタと接触する内部導体72と内部導体72を保持する絶縁体74と絶縁体74を覆う外部導体76とを有する同軸ケーブル70と、同軸ケーブル70が入るスペース30,32を有するボディ22と、ボディ22に回動可能に装着されると共に相手コネクタとの係合手段を有するカップリング24とを備える電気コネクタ10において、ボディ22には、相手コネクタの嵌合方向と直角方向に、スペース32と連接し同軸ケーブル70が入るケーブル口38を設け、同軸ケーブル70には、略直角に折曲げられた屈曲部82を設け、外部導体76は屈曲部82の形状を保持可能な材質で形成されていることを特徴とする電気コネクタ10が開示されている。
近年、通信機器や電気機器や電子機器等の小型化も進み、コネクタの小型化も進む中、同軸ケーブルやアンテナ等が接続された同軸コネクタと機器やパネル等に取り付けられた相手コネクタの2つのコネクタを嵌合させた後に、振動やコジリ等によって嵌合が弛む懸念があった。弛みが大きくなると、嵌合が外れてしまい、接続不良に繋がってしまうといった問題や弛むことで特性が低下するといった問題が発生していた。
特許文献1の構造では、相手コネクタとの嵌合手段を有するカップリングと中心導体や絶縁体や外部導体とが一体に装着しているため、振動やコジリ等によって前記カップリングが弛んでしまうことがある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構造で、同軸ケーブルやアンテナ等が接続された同軸コネクタと相手コネクタとが嵌合した後で、容易に中心導体と絶縁体と外部導体とが回転できる構造により、嵌合が弛むことがない同軸コネクタを提供するものである。
本目的は、請求項1記載のように、相手コネクタと接触する接触部と相手物と接続する接続部を有する中心導体と、該中心導体が保持される絶縁体と、該絶縁体が保持されるとともに相手コネクタと接触する接触部を有する外部導体と、相手コネクタとの嵌合手段を有するカップリングと、を備える同軸コネクタにおいて、
前記外部導体が入る装着孔を有する抑え蓋をさらに配置し、
前記カップリングに前記抑え蓋が入る窪み部を設け、
前記外部導体と前記カップリングと前記抑え蓋とで凹部を形成し、
前記凹部内に、該凹部内を滑ることができる程度の低い摩擦力の絶縁部材と弾性力を有する弾性部材とを配置し、前記絶縁部材により前記外部導体と前記カップリングと前記抑え蓋と非接触状態に保持し、
前記凹部内を滑ることができる程度の低い摩擦力の前記絶縁部材が前記凹部内を滑ることで前記中心導体と前記絶縁体と前記外部導体とが回転することを特徴とする同軸コネクタにより達成できる。
請求項2記載の同軸コネクタは、前記弾性部材を前記絶縁部材の内側に挿入した状態で前記凹部内に保持することを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタにある。
また、請求項3記載の同軸コネクタは、略U字形状に形成された前記絶縁部材の内側に前記弾性部材を挿入した状態で前記凹部内に保持することを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタにある。
さらに、請求項4記載の同軸コネクタは、前記弾性部材を前記絶縁部材の内側に挟み込んだ状態で前記凹部内に保持することを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタにある。
請求項5記載の同軸コネクタは、前記絶縁部材として、前記凹部内を滑ることができる程度の低い摩擦力の4フッ化エチレン樹脂、ポリエチレン、ポリアミドやポリ塩化ビニールの中から適宜選択することを特徴とする請求項1〜4項のうちいずれか1項記載の同軸コネクタにある。
また、請求項6記載の同軸コネクタは、前記弾性部材として、シリコンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、フッ素ゴムやウレタンゴムの中から適宜選択することを特徴とする請求項1〜5項のうちいずれか1項記載の同軸コネクタにある。
以上の説明から明らかなように、本発明の同軸コネクタによると、次のような優れた効果が得られる。本同軸コネクタでは、簡単な構造で、相手物として同軸ケーブルやアンテナ等が接続された同軸コネクタと相手コネクタとが嵌合した後で、容易に中心導体と絶縁体と外部導体とが回転できる構造により、振動やコジリ等により嵌合が弛むことがなく、特性の低下もない。
(1)請求項1記載のように、相手コネクタと接触する接触部と相手物と接続する接続部を有する中心導体と、該中心導体が保持される絶縁体と、該絶縁体が保持されるとともに相手コネクタと接触する接触部を有する外部導体と、相手コネクタとの嵌合手段を有するカップリングと、を備える同軸コネクタにおいて、前記外部導体が入る装着孔を有する抑え蓋をさらに配置し、前記カップリングに前記抑え蓋が入る窪み部を設け、前記外部導体と前記カップリングと前記抑え蓋とで凹部を形成し、前記凹部内に、該凹部内を滑ることができる程度の低い摩擦力の絶縁部材と弾性力を有する弾性部材とを配置し、前記絶縁部材により前記外部導体と前記カップリングと前記抑え蓋と非接触状態に保持し、前記凹部内を滑ることができる程度の低い摩擦力の前記絶縁部材が前記凹部内を滑ることで前記中心導体と前記絶縁体と前記外部導体とが回転することを特徴とする同軸コネクタにしているので、簡単な構造で、相手物として同軸ケーブルやアンテナ等が接続された同軸コネクタと相手コネクタとが嵌合した後で、容易に中心導体と絶縁体と外部導体とが回転できる構造により、振動やコジリ等により嵌合が弛むことがなく、特性の低下もない。
(2)請求項2記載のように、前記弾性部材を前記絶縁部材の内側に挿入した状態で前記凹部内に保持することを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタにしているので、簡単な構造で、相手物として同軸ケーブルやアンテナ等が接続された同軸コネクタと相手コネクタとが嵌合した後で、容易に中心導体と絶縁体と外部導体とが回転できる構造により、振動やコジリ等により嵌合が弛むことがなく、特性の低下もない。
(3)請求項3記載のように、略U字形状に形成された前記絶縁部材の内側に前記弾性部材を挿入した状態で前記凹部内に保持することを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタにしているので、簡単な構造で、相手物として同軸ケーブルやアンテナ等が接続された同軸コネクタと相手コネクタとが嵌合した後で、容易に中心導体と絶縁体と外部導体とが回転できる構造により、振動やコジリ等により嵌合が弛むことがなく、特性の低下もない。
(4)請求項4記載のように、前記弾性部材を前記絶縁部材の内側に挟み込んだ状態で前記凹部内に保持することを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタにしているので、簡単な構造で、相手物として同軸ケーブルやアンテナ等が接続された同軸コネクタと相手コネクタとが嵌合した後で、容易に中心導体と絶縁体と外部導体とが回転できる構造により、振動やコジリ等により嵌合が弛むことがなく、特性の低下もない。
(5)請求項5記載のように、前記絶縁部材として、前記凹部内を滑ることができる程度の低い摩擦力の4フッ化エチレン樹脂、ポリエチレン、ポリアミドやポリ塩化ビニールの中から適宜選択することを特徴とする請求項1〜4項のうちいずれか1項記載の同軸コネクタにしているので、簡単な構造で、相手物として同軸ケーブルやアンテナ等が接続された同軸コネクタと相手コネクタとが嵌合した後で、容易に中心導体と絶縁体と外部導体とが回転できる構造により、確実に回転できるため振動やコジリ等により嵌合が弛むことがなく、特性の低下もない。
(6)請求項6記載のように、前記弾性部材として、シリコンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、フッ素ゴムやウレタンゴムの中から適宜選択することを特徴とする請求項1〜5項のうちいずれか1項記載の同軸コネクタにしているので、簡単な構造で、相手物として同軸ケーブルやアンテナ等が接続された同軸コネクタと相手コネクタとが嵌合した後で、容易に中心導体と絶縁体と外部導体とが回転できる構造により、振動やコジリ等により嵌合が弛むことがなく、特性の低下もなく、確実に絶縁部材を中心導体と絶縁体と外部導体に押し付けることができる。
(A) 同軸コネクタを嵌合方向より見た斜視図である。(B) (A)の同軸コネクタを中心で断面した断面図である。 (A) 図1に使用する絶縁部材の斜視図である。(B) (A)の絶縁部材を中心で断面した断面図である。(C) 図1に使用する弾性部材の斜視図である。(D) (C)の弾性部材を中心で断面した断面図である。 (A) 嵌合方向より見た中心導体の斜視図である。(B) 中心導体を中心で断面した断面図である。 (A) 嵌合方向より見た絶縁体の斜視図である。(B) 絶縁体を中心で断面した断面図である。 (A) 嵌合方向より見た外部導体の斜視図である。(B) 外部導体を中心で断面した断面図である。 (A) 嵌合方向より見たカップリングの斜視図である。(B) カップリングを中心で断面した断面図である。 (A) 嵌合方向より見た抑え蓋の斜視図である。(B) 抑え蓋を中心で断面した断面図である。 (A) 図1とは別の同軸コネクタを嵌合方向より見た斜視図である。(B) (A)の同軸コネクタを中心で断面した断面図である。 (A) 図8に使用する絶縁部材の斜視図である。(B) (A)の絶縁部材を中心で断面した断面図である。(C) 図8に使用する弾性部材の斜視図である。(D) (C)の弾性部材を中心で断面した断面図である。 (A) 図1及び図8とは更に別の同軸コネクタを嵌合方向より見た斜視図である。(B) (A)の同軸コネクタを中心で断面した断面図である。 (A) 図10に使用する絶縁部材の斜視図である。(B) (A)の絶縁部材を中心で断面した断面図である。(C) 図10に使用する弾性部材の斜視図である。(D) (C)の弾性部材を中心で断面した断面図である。
本発明の特徴は、相手コネクタと接触する接触部と相手物と接続する接続部123を有する中心導体12と、該中心導体12が保持される絶縁体14と、該絶縁体14が保持されるとともに相手コネクタと接触する接触部を有する外部導体16と、相手コネクタとの嵌合手段を有するカップリング18と、を備える同軸コネクタ10において、前記外部導体16が入る装着孔241を有する抑え蓋24をさらに配置し、前記カップリング18に前記抑え蓋24が入る窪み部185を設け、前記外部導体16と前記カップリング18と前記抑え蓋24とで凹部65を形成し、前記凹部65内に、低摩擦力の絶縁部材20と弾性力を有する弾性部材22とを、前記弾性部材22が前記外部導体16と前記カップリング18と前記抑え蓋24と非接触状態に保持し、前記絶縁部材20が前記凹部65内を滑ることで前記中心導体12と前記絶縁体14と前記外部導体16とが回転することを特徴とする同軸コネクタ10である。
つまり、前記外部導体16と前記カップリング18と前記抑え蓋24とで形成された凹部65内に、前記絶縁部材20と前記弾性部材22を装着し、前記弾性部材22が前記外部導体16と前記カップリング18と前記抑え蓋24と非接触状態に保持し、前記凹部65内を前記絶縁部材20が滑ることで前記中心導体12と前記絶縁体14と前記外部導体16とが回転するようにしたものである。
図1(A)は同軸コネクタを嵌合方向より見た斜視図であり、(B)は(A)の同軸コネクタを中心で断面した断面図である。図2(A)は図1に使用する絶縁部材の斜視図であり、(B)は(A)の絶縁部材を中心で断面した断面図であり、(C)は図1に使用する弾性部材の斜視図であり、(D)は(C)の弾性部材を中心で断面した断面図である。図3(A)は嵌合方向より見た中心導体の斜視図であり、(B)は中心導体を中心で断面した断面図である。図4(A)は嵌合方向より見た絶縁体の斜視図であり、(B)は絶縁体を中心で断面した断面図である。図5(A)は嵌合方向より見た外部導体の斜視図であり、(B)は外部導体を中心で断面した断面図である。図6(A)は嵌合方向より見たカップリングの斜視図であり、(B)はカップリングを中心で断面した断面図である。図7(A)は嵌合方向より見た抑え蓋の斜視図であり、(B)は抑え蓋を中心で断面した断面図である。図8(A)は図1とは別の同軸コネクタを嵌合方向より見た斜視図であり、(B)は(A)の同軸コネクタを中心で断面した断面図である。図9(A)は図8に使用する絶縁部材の斜視図であり、(B)は(A)の絶縁部材を中心で断面した断面図であり、(C)は図8に使用する弾性部材の斜視図であり、(D)は(C)の弾性部材を中心で断面した断面図である。図10(A)は図1及び図8とは更に別の同軸コネクタを嵌合方向より見た斜視図であり、(B)は(A)の同軸コネクタを中心で断面した断面図である。図11(A)は図10に使用する絶縁部材の斜視図であり、(B)は(A)の絶縁部材を中心で断面した断面図であり、(C)は図10に使用する弾性部材の斜視図であり、(D)は(C)の弾性部材を中心で断面した断面図である。
本実施例の同軸コネクタ10は、少なくとも、中心導体12と絶縁体14と外部導体16とカップリング18と絶縁部材20と弾性部材22と抑え蓋24とを備えている。
本発明の同軸コネクタ10について説明する前に、同軸ケーブルについて説明する。前記同軸ケーブルは、中心に1つの内導体と該内導体を覆う絶縁体である絶縁物と該絶縁物を覆う外導体である編組と該編組を覆う絶縁体である外皮とから構成されている。
また、本発明の同軸コネクタ10について説明する前に、嵌合相手である相手コネクタについて簡単に説明する。前記相手コネクタは、少なくとも、前記中心導体と接触する中心コンタクトと該中心コンタクトを保持するインシュレータと該インシュレータを覆うとともに前記外部導体と接触する外部シェルとを備えている。一般的に、前記相手コネクタは基板やパネルに取り付けられている。
図1から図7に基づいて、本発明の同軸コネクタ10について説明する。前記同軸コネクタ10には、図1のように、前記相手コネクタが挿入される嵌合口70が設けられている。前記嵌合口70の形状・大きさは、前記相手コネクタと嵌合出来れば良いが、その形状・大きさの沿い、嵌合保持力や加工性や強度等を考慮して適宜設計している。また、前記同軸コネクタ10には、前記外部導体16と前記カップリング18と前記抑え蓋24とで凹部65が形成されている。該凹部65には、後述する絶縁部材20と弾性部材22が装着される。前記凹部65の形状・大きさは、絶縁部材20と弾性部材22が装着できれば良いが、前記弾性部材22が前記外部導体16と前記カップリング18と前記抑え蓋24と非接触状態に保持でき、かつ、前記絶縁部材20が滑ることで前記中心導体12と前記絶縁体14と前記外部導体16とが回転できることや加工性や強度等を考慮して適宜設計している。
まず、前記同軸コネクタ10のポイント部分である絶縁部材20と弾性部材22について説明する。最初に、図2(A)、(B)に基づいて、前記絶縁部材20について説明する。前記絶縁部材20は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、低摩擦力の4フッ化エチレン樹脂、ポリエチレン、ポリアミドやポリ塩化ビニールの中から適宜選択している。前記絶縁材料20は前記外部導体16と前記カップリング18と前記抑え蓋24とを滑ることで、前記中心導体12と前記絶縁体14と前記外部導体16とが回転するものである。本実施例では前記絶縁部材20は図2(B)のように空洞になっており、空間201が内部に設けられている。前記空間201内に、前記弾性部材22が装着されている。前記空間201の大きさは前記弾性部材22が入ればよく、加工性や強度や役割や回転性等を考慮して適宜設計している。
次に、図2(C)、(D)に基づいて、前記弾性部材22について説明する。前記弾性部材22は電気絶縁性の材料であり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、前記弾性部材22としてはシリコンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、フッ素ゴムやウレタンゴムの中から適宜選択している。前記弾性部材22は前記絶縁部材20を前記外部導体16と前記カップリング18と前記抑え蓋24の方向に押圧するためのものである。前記弾性部材の形状・大きさは前記空間201に入ればよく、この役割や加工性等を考慮して適宜設計している。
次に、図3に基づいて、前記中心導体12について説明する。この中心導体12は金属製であり、公知技術のプレス加工や切削加工によって製作されている。前記中心導体12の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、ベリリウム銅やリン青銅や黄銅等を挙げることができる。
前記中心導体12は、少なくとも前記相手コネクタの中心コンタクトと接触する接触部121と同軸ケーブルやアンテナ等に接続する接続部123とを有している。前記中心導体12は、本実施例では圧入により前記絶縁体14に保持されている。前記中心導体12の前記絶縁体14への保持方法としては、保持できれば如何なる方法でもよく、圧入や溶着や引っ掛けや一体成形等であってもよい。保持方法は、保持力や弾性や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記中心導体12の接触部121は、前記相手コネクタの中心コンタクトと接触する部分であり、前記中心コンタクトの形状に沿うように円筒形に形成されている。
前記接続部123は前記同軸ケーブルやアンテナ等と接続する部分であり、本実施例では止め孔形状にし、前記同軸ケーブルの内導体を挿入し、半田付けによって接続させている。本実施例では半田付けにより前記同軸ケーブルの接続を行ったが、前記接続部141に前記同軸ケーブルやアンテナ等を結線できればいかなる方法でもよく、半田付けや圧接等を挙げることができる。前記接続部242の形状・大きさは、結線方法や保持強度や接続安定性や加工性等によって適宜設計する。
次に、図4に基づいて、絶縁体14について説明する。この絶縁体14は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポリテトラフルオロエチレン(PTFE)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記絶縁体14は略円筒形をしており、前記中心導体12が圧入により取り付けられている。
前記絶縁体14には、前記中心導体12が挿入される挿入孔141が貫通して設けられている。前記挿入孔141の形状・大きさは、前記中心導体12が入り、保持できればよく、保持力や加工性やコネクタの小型化や強度等を考慮して適宜設計している。
次に、図5に基づいて、外部導体16について説明する。この外部導体16は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記外部導体16の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、ベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記外部導体46は、大別すると複数の段部162、164、165と鍔部163とを有している。
前記外部導体16には、前記絶縁体14が入る貫通した挿入穴161が設けられている。前記挿入穴161の形状・大きさは、前記絶縁体14が入ればよく、前記絶縁体14の形状・大きさに沿い、保持強度や加工性や強度等を考慮して適宜設計している。
前記外部導体16の外周には、第1段部162と鍔部163と第2段部164と第3段部165が相手コネクタの嵌合方向から順に設けられている。前記外部導体16の第1段部162が前記嵌入孔183に嵌入され、前記外部導体16の鍔部163が前記カップリング18の窪み部185に挿入される。前記第1段部162と前記鍔部163の形状・大きさは、嵌入や挿入される部位の形状・大きさに沿い、加工性や強度等を考慮して適宜設計している。
前記第2段部164は、前記抑え蓋24の装着孔241に挿入される。前記第2段部164の形状・大きさは前記装着孔241に入ればよく、前記装着孔241の形状・大きさに沿い、加工性や強度等を考慮して適宜設計している。
前記第3段部165は、同軸ケーブルやアンテナ等の相手物と接続する部分であり、さらに面取り部166が設けられている。前記第3段部165と前記面取り部166の形状・大きさは、相手物の形状・大きさに沿い、保持力(強度)や加工性や強度等を考慮して適宜設計している。
前記外部導体16の鍔部163の一部が前記カップリング18の窪み部185の奥側の面に接し、前記カップリング18の前記凹186に前記抑え蓋24の鍔242が係合すると、前記外部導体16の鍔部163と第2段部164と前記抑え蓋24の先端部分と前記カップリング18の窪み部185の内周面とで、前記凹部65が形成される。
次に、図6に基づいて、カップリング18について説明する。このカップリング18は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記カップリング18の材質としては、保持力や嵌合性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記カップリング18は、大別すると円筒部181と六角部182からなっている。前記六角部182は、相手コネクタとの嵌合時に六角レンチ等で回す部分である。前記カップリング18は、前記外部導体16及び前記抑え蓋24に回転(回動)可能に装着されている。
前記カップリング18には、貫通した嵌入孔183が設けられ、一方側には相手コネクタが入る嵌合口70と相手コネクタと嵌合する嵌合手段184が設けられている。他方側には前記抑え蓋24の鍔242と係合する凹186と前記抑え蓋24と前記外部導体16の鍔部163が入る窪み部185が設けられている。前記嵌合手段184として、本実施例では雌ねじを用いている。雌ねじを相手コネクタのネジ部と螺着することで、嵌合している。
前記窪み部185の奥側の面に、前記外部導体16の鍔部163の一部が接し、前記凹186に前記抑え蓋24の鍔242が係合すると、前記外部導体16の鍔部163と第2段部164と前記抑え蓋24の先端部分と前記カップリング18の窪み部185の内周面とで、前記凹部65が形成される。
つまり、前記外部導体16の第1段部162が前記嵌入孔183に嵌入され、前記外部導体16の鍔部163と前記抑え蓋24が前記窪み部185に挿入され、前記抑え蓋24の鍔242が前記凹186に係合する。
前記嵌入孔183と前記窪み部185と前記凹186の形状・大きさは、嵌入や挿入や係合される部位の形状・大きさに沿い、加工性や強度等を考慮して適宜設計している。
次に、図7に基づいて、抑え蓋24について説明する。この抑え蓋24は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記抑え蓋24は、前記カップリング18に圧入により取り付けられている。前記抑え蓋24はプラスチックでなく、金属であってもよい。
前記抑え蓋24は、略円筒形をしており、前記外部導体16が入る装着孔241が設けられており、また、前記カップリング18の凹186と係合する鍔242が設けられている。前記装着孔241の形状・大きさは、前記外部導体16の第2段部164が入ればよく、前記第2段部164の形状・大きさに沿い、保持力や加工性や強度等を考慮して適宜設計している。また、前記鍔242の形状・大きさも同様に、前記カップリング18の凹186と係合できればよく、前記凹186の形状・大きさに沿い、加工性や強度等を考慮して適宜設計している。前記抑え蓋24の先端部分は、前記凹部65を形成する部分でもあり、前記絶縁部材20と接する部分でもある。
図8及び図9に基づいて、本発明の別の同軸コネクタ30について説明する。ここでは図1の同軸コネクタ10と相違する絶縁部材40と弾性部材42の相違点について説明する。相違点としては、前記絶縁部材40への前記弾性部材42の保持の仕方である。この実施例では前記絶縁部材40に窪み401を設けて、該窪み401に前記弾性部材42を挿入している。前記弾性部材42の大きさは前記窪み401に入り、かつ、前記弾性部材42が前記カップリング18に接触しないようにしている。
図10及び図11に基づいて、本発明の更に別の同軸コネクタ50について説明する。ここでは図1の同軸コネクタ10と相違する絶縁部材60と弾性部材62の相違点について説明する。相違点としては、前記絶縁部材40への前記弾性部材42の保持の仕方である。この実施例では、前記弾性部材62を2つの前記絶縁部材60で挟み込んで保持している。前記弾性部材62の大きさは、前記カップリング18と前記外部導体16に接触しないようにしている。
本発明は、通信機器や電気機器や電子機器に使用される同軸コネクタに活用され、特に、相手物として同軸ケーブルやアンテナ等が接続された同軸コネクタと相手コネクタとが嵌合した後で、振動やコジリ等により嵌合が弛むことがない回転(回動)可能な構造に関するものである。
10、30、50 同軸コネクタ
12 中心導体
121 接触部
123 接続部
14 絶縁体
141 挿入孔
16 外部導体
161 挿入穴
162 第1段部
163 鍔部
164 第2段部
165 第3段部
166 第4段部
167 面取り部
18 カップリング
181 円筒部
182 六角部
183 嵌入孔
184 嵌合手段(雌ねじ)
185 窪み部
186 凹
20、40、60 絶縁部材
201 空間
401 窪み
22、42、62 弾性部材
24 抑え蓋
241 装着孔
242 鍔
65 凹部
70 嵌合口

Claims (6)

  1. 相手コネクタと接触する接触部と相手物と接続する接続部を有する中心導体と、該中心導体が保持される絶縁体と、該絶縁体が保持されるとともに相手コネクタと接触する接触部を有する外部導体と、相手コネクタとの嵌合手段を有するカップリングと、を備える同軸コネクタにおいて、
    前記外部導体が入る装着孔を有する抑え蓋をさらに配置し、
    前記カップリングに前記抑え蓋が入る窪み部を設け、
    前記外部導体と前記カップリングと前記抑え蓋とで凹部を形成し、
    前記凹部内に、該凹部内を滑ることができる程度の低い摩擦力の絶縁部材と弾性力を有する弾性部材とを配置し、前記絶縁部材により前記外部導体と前記カップリングと前記抑え蓋と非接触状態に保持し、
    前記凹部内を滑ることができる程度の低い摩擦力の前記絶縁部材が前記凹部内を滑ることで前記中心導体と前記絶縁体と前記外部導体とが回転することを特徴とする同軸コネクタ。
  2. 前記弾性部材を前記絶縁部材の内側に挿入した状態で前記凹部内に保持することを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタ。
  3. 略U字形状に形成された前記絶縁部材の内側に前記弾性部材を挿入した状態で前記凹部内に保持することを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタ。
  4. 前記弾性部材を前記絶縁部材の内側に挟み込んだ状態で前記凹部内に保持することを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタ。
  5. 前記絶縁部材として、前記凹部内を滑ることができる程度の低い摩擦力の4フッ化エチレン樹脂、ポリエチレン、ポリアミドやポリ塩化ビニールの中から適宜選択することを特徴とする請求項1〜4項のうちいずれか1項記載の同軸コネクタ。
  6. 前記弾性部材として、シリコンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、フッ素ゴムやウレタンゴムの中から適宜選択することを特徴とする請求項1〜5項のうちいずれか1項記載の同軸コネクタ。
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