JP6044813B2 - 通信システム - Google Patents
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Description
本発明は、セルラー電気通信ネットワーク又は無線電気通信ネットワークにおける無線アクセスネットワークに関し、限定するものではないが特に、複数の事業者間で無線アクセスネットワークを共有することに関する。本発明は、限定するものではないが特に、ロングタームエボリューション(LTE)標準規格に従って実装される無線電気通信ネットワークに関する。
無線アクセスネットワーク(RAN)共有展開シナリオは既知であり、これらのシナリオの実施を容易にする方法及び機能が第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)標準規格にリリース5から導入されている。
RAN共有は、ネットワーク事業者(サービスプロバイダー)が無線通信ネットワークをセットアップするときに設備投資要件を低減し及び/又はセルラー通信サービスによってカバーされるエリアを拡大する方法を提供する。各事業者がネットワークのセルごとに自身の基地局及び関連機器を提供しなくてはならないのではなく、別の事業者のRANを共有している事業者が、そのロケーションにおいて自身の基地局に投資する必要なく、その別の事業者によってサービス提供されているエリア内に自身のサービスを提供することができる。
さらに、提供し運用しなくてはならない基地局数を低減することによって、共有事業者の継続的に発生する運用コストを低減することができる。実際に、各基地局は運用中に大量の電気を必要とする場合があり、したがって、運用基地局数を低減することにより電力要件を大幅に低減することができ、したがって環境に優しいと考えることもできる。
通常、事業者によるRANの共有は、各事業者が他方の事業者のRANへの何らかのアクセスを得る対称的な構成をとってきた。極端には、そのような構成によって、2つの事業者が、共有しない場合に必要とされる基地局の数の半数の基地局で(したがって大幅に低減されたコストで)同じエリアにサービスを提供することが可能になる。
RAN共有は、事業者が十分に利用されていないセル容量を有するエリアにおいて特に有利である。なぜならこの場合、この空き容量を、元の事業者の継続中のサービス提供に影響を与えることなく共有することができるためである。さらに、RAN共有は、各事業者が、高価な容量を十分に利用されない可能性が高い遠隔エリアに設置する必要なく、幾つかの国ではライセンス条件によって規定される場合がある、事業者によって提供されるサービスを或る特定のパーセンテージの人口に届けることができることを確実にするために有効に利用できる。
現在のところ、RAN共有に関する標準規格は2つのシナリオに限定される。第1のシナリオでは、RAN基地局自体のみが異なる事業者によって共有される。第2のシナリオでは、RAN基地局のみでなくコアネットワークの一部分、例えばLTEにおける発展型パケットコア(EPC)を共有することができ、ネットワークをセットアップする際の設備投資コストを更に減少させる。それぞれの場合に、RANの共有は分割周波数を用いるように構成することができ、ここでRANを共有する各事業者は(異なる)周波数範囲を配分されるか、又は共通周波数を用いることができ、後者では周波数の全範囲がいずれの事業者による使用にも応じることができる。
RANを共有するためのメカニズムは、事業者の会社の合併の場合にも有用とすることができ、2つの事業者がサービス提供にいかなる大きな中断も伴うことなく自身のネットワークサービスを合併することが可能になる。
近年の経済状況により、ネットワーク事業者がコストを削減する動きが更に加速しており、したがって他の事業者とネットワークを共有する傾向が増大している。一方、この傾向がモバイルデータサービスの取り込みと組み合わさることにより、結果として全体システム負荷が大幅に増大したが、それに応じて容量は増加していない。
したがって、本発明の目的は、RAN共有をサポートする通信ネットワークの性能を改善することである。
1つの態様では、本発明は、複数のネットワーク事業者の間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局であって、当該基地局は(a)前記通信帯域幅の前記リソースの第1の仮想的なリソースプールを表す第1の割合と、(b)前記通信帯域幅の前記リソースの第2の仮想的なリソースプールを表す第2の割合と、(c)前記第1の仮想的なリソースプールに対して、各ネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分されるべき、前記第1の仮想的なリソースプールにおける前記リソースの予約済み割合を表す各第1のプール割合と、(d)前記第2の仮想的なリソースプールに対して、各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分されるべき、前記第2の仮想的なリソースプールにおける前記リソースの予約済み割合を表す各第2のプール割合と、を規定する手段を備えている。前記基地局は、各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットに対するリソースの配分を、前記仮想的なリソースプールのうちの少なくとも1つにおけるそのネットワーク事業者の前記プール割合に基づく解析に応じて優先順位付けする手段を備えている。前記基地局は、また、現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記通信ベアラに、前記優先順位付けする手段によってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じて、リソースを配分する手段を有している。
前記優先順位付けする手段は、前記現在のスケジューリングラウンドにおいて、前記解析に応じて、少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットをリソース配分から除外するように動作可能とすることができる。この場合、前記優先順位付けする手段は、前記少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットを、スケジューリングの間に前記配分する手段にその少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットを無視させることによって、リソース配分から除外するように動作可能とすることができる。
前記優先順位付けする手段は、前記少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットを、その少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットを通信ベアラのセットの優先順位付きリストから省略することによってリソース配分から除外するように動作可能とすることができる。
前記優先順位付けする手段は、前記少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットを、その少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットに最小(又は「0」)の優先順位を与えることによってリソース配分から除外するように動作可能とすることができる。
前記優先順位付けする手段は、前記少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットを、前記解析が、その1つ又は複数の通信ベアラのセットによるリソース使用量の測定量が全ての仮想的なリソースプールにわたるそのネットワーク事業者用の全てのプール割合の合計を越えていることを示しているときに、リソース配分から除外するように動作可能とすることができる。
前記優先順位付けする手段は、前記少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットを、以下の不等式によって表される条件が満たされるときにリソース配分から除外するように動作可能とすることができ、
ここで、
は、「j」で示すサブフレームについて測定された、「g」で示すネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットによる前記リソース使用量の測定量であり、Mは、仮想的なリソースプールの数であり、
は、「g」で示すネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットの事業者割合が「j」で示すサブフレームで「m」で示す仮想的なリソースプールにおいて取得することができるリソースの前記割合である。
特定のネットワーク事業者が取得することができる前記リソースの前記割合
は、以下の式によって表すことができ、
ここで、
は、「m」で示すリソースプールにおける「g」で示すネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットについての0〜1の範囲にあるプール割合のサイズであり、fgは、「g」で示すネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの仮想的なリソースプールについて、そのネットワーク事業者がその特定のプールの使用を認められている場合には1に設定されるとともに、「g」で示すネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの仮想的なリソースプールについて、そのネットワーク事業者がその特定のプールの使用を認められていない場合には0に設定されるブール演算子であり、Qは、その特定のリソースプールの使用を認められている全てのネットワーク事業者の通信ベアラの中のその特定のリソースプールにおいて分配することができる残りのリソースの量であり、各仮想的なリソースプールを解析するとき、Qは、その特定のリソースプールのサイズに初期設定される。
前記リソース使用量の測定量は、所定の数のサブフレームにわたるリソース使用量を表すことができる。前記リソース使用量の測定量は、全てのリソースプールにわたる1つ又は複数の通信ベアラのそのセットによるリソース使用量を表すことができる。
前記優先順位付けする手段は、各仮想的なリソースプールを解析するとき、第1のネットワーク事業者及び第2のネットワーク事業者のそれぞれの前記1つ又は複数の通信ベアラのセットのリソース使用量のそれぞれの測定量の比較に基づいて所定の条件が満たされるとき、前記第1のネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットに、前記第2のネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットよりも高いスケジューリング優先順位を与えるように動作可能とすることができる。この場合、前記条件は、解析されている前記仮想的なリソースプールにおける前記第1のネットワーク事業者の前記プール割合が、前記第1のネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記リソース使用量の測定量よりも少なく、解析されている前記仮想的なリソースプールにおける前記第2のネットワーク事業者の前記プール割合が、前記第2のネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記リソース使用量の測定量よりも少ないときに満たすことができる。例えば、前記条件は、
のときに満たすことができ、ここで、
は、「g」で示すネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの1つ又は複数の通信ベアラのセットが、「j」で示すサブフレームで解析されている「m」で示す前記仮想的なリソースプールにおいて取得することができる前記リソース量であり、
は、0〜1の範囲にある、「g」で示すネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記リソース使用量の測定量である。
複数のネットワーク事業者のそれぞれの前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットが前記条件を満たすとき、前記優先順位付けする手段は、前記条件を満たす前記複数のネットワーク事業者のそれぞれの前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットに、そのネットワーク事業者の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記リソース使用量の測定量に対する、解析されている前記仮想的なリソースプールにおけるそのネットワーク事業者の前記それぞれのプール割合の比の降順でスケジューリング優先順位を与えるように動作可能とすることができる。
複数のネットワーク事業者のそれぞれの前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットが前記条件を満たすとき、前記優先順位付けする手段は、前記条件を満たす前記複数のネットワーク事業者のそれぞれの前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットに、以下の比の降順で、スケジューリング優先順位を与えるように動作可能とすることができ、
ここで、
は、「j」で示すサブフレームで解析されている「m」で示す前記仮想的なリソースプールにおける「g」で示すネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットの、0〜1の範囲にあるプール割合のサイズであり、
は、0〜1の範囲にある、「g」で示す前記ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記リソース使用量の測定量である。
前記第1のネットワーク事業者及び前記第2のネットワーク事業者のそれぞれの前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記リソース使用量のそれぞれの測定量は、所定の数のサブフレームにわたる使用量を表すことができる。
前記第1のネットワーク事業者及び前記第2のネットワーク事業者のそれぞれの前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記リソース使用量のそれぞれの測定量は、全てのリソースプールにわたるその1つ又は複数の通信ベアラのセットによる使用量を表すことができる。
特定のネットワーク事業者の前記通信ベアラによる前記リソース使用量の測定量は、現在のサブフレームにおいてそのネットワーク事業者の通信ベアラに割り当てられた前記リソースに基づくことができる。特定のネットワーク事業者の前記通信ベアラによる前記リソース使用量の測定量も、少なくとも1つの以前のサブフレームにおいてそのネットワーク事業者の通信ベアラに割り当てられた前記リソースに基づくことができる。
前記リソースを配分する手段は、前記現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットにそれぞれの事業者固有の所定のリソース量を、前記優先順位付けする手段がその特定のネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットをリソース配分から除外したか否かにかかわらず配分するように動作可能とすることができる。
この場合、各それぞれの事業者固有の所定の最小リソース量は、前記通信帯域幅における前記リソースのフラクションであって、その特定のネットワーク事業者の全てのプール割合の前記合計以下のフラクションとして規定することができる。
例えば、各それぞれの事業者固有の所定の最小リソース量は、前記優先順位付けする手段が、その特定のネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットをリソース配分から除外していた場合に、遅延センシティブ通信ベアラ用に予約することができる。
前記優先順位付けする手段は、前記解析を実行するための前記少なくとも1つの仮想的なリソースプールを選択するように動作可能とすることができる。例えば、前記優先順位付けする手段は、前記解析を実行するための各前記仮想的なリソースプールをラウンドロビン形式で順に選択するように動作可能とすることができる。
前記優先順位付けする手段は、前記現在のスケジューリングラウンドにおける他の各仮想的なリソースプールについて求められたそれぞれのプール重みと比較した、前記現在のスケジューリングラウンドにおける前記プールについて求められたプール重みに基づいて、前記解析を実行するための前記少なくとも1つの仮想的なリソースプールを選択するように動作可能とすることができる。
各プールの前記プール重みは、その仮想的なリソースプールにおける通信ベアラの全てのセットの測定されたリソース使用量に対する、その仮想的なリソースプールを表す前記通信帯域幅の前記リソースの前記割合の比によって与えられ得る。この場合、各仮想的なリソースプールの前記それぞれのプール重みは、以下の式によって表すことができ、
ここで、ωm,jは、「j」で示すサブフレームにおける「m」で示す仮想的なリソースプールの通信ベアラの前記プール重みであり、Pmは、「m」で示す前記仮想的なリソースプールを表す前記通信帯域幅の前記リソースの前記割合であり、
は、「j」で示す前記サブフレームについて測定された「m」で示す前記仮想的なリソースプールを表す前記通信帯域幅の前記リソースの前記割合による前記リソース使用量の測定量である。
「j」で示す前記サブフレームについて測定された「m」で示す前記仮想的なリソースプールを表す前記通信帯域幅の前記リソースの前記割合による前記リソース使用量の測定量は、
i)「j」で示す前記サブフレームの直前のサブフレームにおいて前記優先順位付けする手段によって選択された「m」で示す仮想的なリソースプールについては、以下の式によって表すことができ、
ii)「j」で示す前記サブフレームの直前の前記サブフレームにおいて前記優先順位付けする手段によって選択されなかった「m」で示す仮想的なリソースプールについては、以下の式によって表すことができ、
ここで、
は、「j」で示すサブフレームについて測定された「m」で示す前記仮想的なリソースプールを表す前記通信帯域幅の前記リソースの前記割合による前記リソース使用量の測定量であり、βは、範囲0〜1にある忘却因子パラメーターである。
i)「j」で示す前記サブフレームの直前のサブフレームにおいて前記優先順位付けする手段によって選択された「m」で示す仮想的なリソースプールについては、以下の式によって表すことができ、
前記優先順位付けする手段は、前記選択された少なくとも1つの仮想的なリソースプールの使用を認められている各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、そのネットワーク事業者用のその1つ又は複数の通信ベアラのセットについて求められたスライス重みに基づいて優先順位付けするように動作可能とすることができる。
前記選択された少なくとも1つの仮想的なリソースプールの使用を認められている各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットの前記スライス重みは、そのネットワーク事業者のその仮想的なリソースプールにおける前記それぞれのプール割合と、そのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットのその仮想的なリソースプールにおける前記リソース使用量の測定量との比によって与えられ得る。この場合、前記選択された少なくとも1つの仮想的なリソースプールの使用を認められている各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットの前記スライス重みは、以下の式によって表すことができ、
ここで、wm,g,jは、「m」で示す前記仮想的なリソースプールの使用を認められている「g」で示すネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットを用いた通信用の「j」で示すサブフレームにおいて計算された前記重みであり、
は、「m」で示す前記仮想的なプールの前記リソースの予約済み割合を表す「g」で示すネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの、0〜1の範囲にある前記それぞれのプール割合であり、
は、「m」で示す前記リソースプールにおける「j」で示す前記サブフレームについて測定された「g」で示す前記ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記リソース使用量の測定量である。
「j」で示すサブフレームについて測定された「g」で示すネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットによる前記リソース使用量の測定量は、
i)「j」で示す前記サブフレームの直前のサブフレームにおいて前記優先順位付けする手段によって選択された「m」で示す仮想的なリソースプールにおいては、以下の式によって表すことができ、
ii)「j」で示す前記サブフレームの直前の前記サブフレームにおいて前記優先順位付けする手段によって選択されなかった「m」で示す仮想的なリソースプールにおいては、以下の式によって表すことができ、
ここで、
は、「m」で示す前記リソースプールにおける「j」で示す前記サブフレームについて測定された「g」で示す前記ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記リソース使用量の測定量であり、Ng,j−1は、「j」で示すサブフレームの直前のサブフレームにおいて割り当てられたリソースの総数であり、Kは、前記通信帯域幅におけるリソースの数であり、βは、範囲0〜1にある忘却因子パラメーターである。
i)「j」で示す前記サブフレームの直前のサブフレームにおいて前記優先順位付けする手段によって選択された「m」で示す仮想的なリソースプールにおいては、以下の式によって表すことができ、
全ての仮想的なリソースプールにおいて規定された全てのプール割合の合計は、前記基地局を介して共有された全リソースに等しくすることができ、以下の式によって表すことができ、
ここで、Pmは、範囲0〜1にある、「m」で示す前記仮想的なリソースプールを表す前記通信帯域幅の前記リソースの前記割合であり、Mは、仮想的なリソースプールの数である。
別の態様では、本発明は、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局であって、前記通信帯域幅が輻輳状態にある場合、ネットワーク事業者ごとに、そのネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分されるそれぞれのリソース割当分を規定する手段と、各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、そのネットワーク事業者用の前記規定されたそれぞれのリソース割当分に応じて優先順位付けする手段と、現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記通信ベアラに、前記優先順位付けする手段によってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じてリソースを配分する手段とを備える、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局を提供する。
前記基地局は、スケジューリングが前記優先順位付けのみに基づいている場合に未使用のままであるリソース量の測定量を前記スケジューリングの前に求めるとともに、少なくとも1つの他のネットワーク事業者の前記通信ベアラへの前記未使用のままであるリソース量の分配を、そのネットワーク事業者用の前記それぞれのリソース割当分に応じて規定する手段を更に備えることができる。
前記優先順位付けする手段は、前記現在のスケジューリングラウンドにおいて、少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットを、そのネットワーク事業者用の前記それぞれのリソース割当分に応じてリソース配分から除外するように動作可能とすることができる。
前記優先順位付けする手段は、前記現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットについて求められたそれぞれの重みに応じて、前記リソースの配分を優先順位付けするように動作可能とすることができる。例えば、特定のネットワーク事業者の1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記重みは、その通信ベアラのセットについて、測定されたリソース使用量に対する前記それぞれのリソース割当分の比によって与えられ得る。この場合、1つ又は複数の通信ベアラの各セットの前記それぞれの重みは、以下の式によって表すことができ、
ここで、wgは、「g」で示すネットワーク事業者の1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記重みであり、
は、「g」で示す前記ネットワーク事業者の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記リソース割当分であり、
は、「g」で示す前記ネットワーク事業者の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットによる前記リソース使用量の測定量である。
前記通信帯域幅が輻輳状態にある場合、各ネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記それぞれのリソース割当分は、i)そのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記通信帯域幅の前記リソースのそれぞれの予約済み割合と、ii)そのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記通信帯域幅の前記リソースの使用量の測定量とに依存する。
また別の態様では、本発明は、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局であって、ネットワーク事業者ごとに、そのネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記通信帯域幅の前記リソースの予約済み割合を表すそれぞれの割合を規定する手段と、各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、そのネットワーク事業者の前記割合に基づく解析に応じて優先順位付けする手段であって、現在のスケジューリングラウンドにおいて、前記解析に応じて、少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットをリソース配分から除外するように動作可能である、優先順位付けする手段と、現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記通信ベアラにリソースを、前記優先順位付けする手段によってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じて配分する手段とを備える、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局を提供する。
本発明は、また、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局であって、(a)第1のネットワーク事業者用の第1の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記リソースの予約済み割合を表す第1の事業者割合と、(b)第2のネットワーク事業者用の第2の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記リソースの予約済み割合を表す第2の事業者割合と、を規定する手段と、各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、そのネットワーク事業者の前記事業者割合に基づく解析に応じて優先順位付けする手段と、現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記それぞれの通信ベアラに、前記優先順位付けする手段によってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じて、リソースを配分する手段と、を備え、前記配分する手段は、通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラにそれぞれの所定のリソース量を、前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラが属する前記ネットワーク事業者に与えられた前記スケジューリング優先順位に基づく優先順位の順序で配分し、次いで、通信ベアラの第2のグループの各通信ベアラに、前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラへの前記配分の後に残っているリソースを、前記通信ベアラの第2のグループの各通信ベアラが属する前記ネットワーク事業者に与えられた前記スケジューリング優先順位に基づく優先順位の順序で配分する、ように動作可能である、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局を提供する。
この場合、前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラは、遅延センシティブ通信ベアラ(例えば、リアルタイム(RT)サービス用、ボイスオーバーIP(VoIP)サービス用、保証ビットレート(GBR)サービス用、最小サービス品質(QoS)サービス用等)として特徴付けることができる。前記通信ベアラの第2のグループは、少なくとも1つの遅延耐性通信ベアラ(例えば、非リアルタイム(NRT)用、ファイル転送プロトコル(FTP)用等)を含むことができる。
前記配分する手段が前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラに配分するように動作可能である前記それぞれの所定のリソース量は、その通信ベアラが属する前記ネットワーク事業者の前記事業者割合に依存し得る。
前記配分する手段が前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラに配分するように動作可能である前記それぞれの所定のリソース量は、前記通信帯域幅における前記リソースのフラクションとして規定することができ、その通信ベアラが属する前記ネットワーク事業者の前記事業者割合を越えない。
前記配分する手段が前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラに配分するように動作可能である前記それぞれの所定のリソース量は、以下の式によって表すことができ、
ここで、
は、「j」で示すサブフレームにおいて「g」で示すネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットから前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラに配分される所定のリソース量であり、
は、各サブフレームにおける「g」で示す前記ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの瞬時リソース保証の、0〜1の範囲にある比であり、Kは、前記通信帯域幅におけるリソースの数である。
前記配分する手段が前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラに配分するように動作可能である前記それぞれの所定のリソース量は、以下の式によって表すことができ、
ここで、
は、「j」で示すサブフレームにおいて「g」で示すネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットから前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラに配分される所定のリソース量であり、
は、各サブフレームにおける「g」で示す前記ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの瞬時リソース保証の、0〜1の範囲にある比であり、Kは、前記通信帯域幅におけるリソースの数であり、
は、フロア関数である。
この場合、前記第1のグループの特定の通信ベアラについて、前記フロア関数の使用から生じる、
と、
よりも大きくない最大整数との間の差が存在し、前記配分する手段は、該配分する手段がその後のスケジューリングラウンドにおいて前記第1のグループのその通信ベアラに配分するように動作可能である前記それぞれの所定のリソース量への追加に備えて、前記差によって表される前記リソース量を蓄積するように動作可能とすることができる。
本発明は、また、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局であって、(a)前記通信帯域幅の前記リソースの第1の仮想的なリソースプールを表す第1の割合と、(b)前記通信帯域幅の前記リソースの第2の仮想的なリソースプールを表す第2の割合と、(c)前記第1の仮想的なリソースプールに対して、各ネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記第1の仮想的なリソースプールの前記リソースの予約済み割合を表す各第1のプール割合と、(d)前記第2の仮想的なリソースプールに対して、各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記第2の仮想的なリソースプールの前記リソースの予約済み割合を表す各第2のプール割合とを規定することを行うように構成されたプロセッサを備える、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局を提供する。前記プロセッサは、各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、前記仮想的なリソースプールのうちの少なくとも1つにおけるそのネットワーク事業者の前記プール割合に基づく解析に応じて優先順位付けすることと、現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記通信ベアラに、前記優先順位付けすることによってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じて、リソースを配分することとを行うように構成される。
本発明は、また、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局であって、前記通信帯域幅が混雑した状態にある場合、ネットワーク事業者ごとに、そのネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分されるそれぞれのリソース割当分を規定することと、各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、そのネットワーク事業者用の前記規定されたそれぞれのリソース割当分に応じて優先順位付けすることと、現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記通信ベアラに、前記優先順位付けすることによってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じてリソースを配分することと、を行うように構成されたプロセッサを備え、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局を提供する。
本発明は、また、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局であって、ネットワーク事業者ごとに、そのネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記通信帯域幅の前記リソースの予約済み割合を表すそれぞれの割合を規定することと、各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、そのネットワーク事業者の前記割合に基づく解析に応じて優先順位付けすることであって、現在のスケジューリングラウンドにおいて、前記解析に応じて、少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットをリソース配分から除外するように動作可能である、優先順位付けすることと、現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記通信ベアラに、前記優先順位付けすることによってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じてリソースを配分することと、を行うように構成されたプロセッサを備える、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局を提供する。
本発明は、また、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局であって、(a)第1のネットワーク事業者用の第1の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記リソースの予約済み割合を表す第1の事業者割合と、(b)第2のネットワーク事業者用の第2の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記リソースの予約済み割合を表す第2の事業者割合と、を規定することを行うように構成されたプロセッサを備え、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局を提供する。前記プロセッサは、各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、そのネットワーク事業者の前記事業者割合に基づく解析に応じて優先順位付けすることと、現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記それぞれの通信ベアラに、前記優先順位付けすることによってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じて、リソースを配分することとを行うように構成される。前記プロセッサは、通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラにそれぞれの所定のリソース量を、前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラが属する前記ネットワーク事業者に与えられた前記スケジューリング優先順位に基づく優先順位の順序で配分し、次いで、通信ベアラの第2のグループの各通信ベアラに、前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラへの前記配分の後に残っているリソースを、前記通信ベアラの第2のグループの各通信ベアラが属する前記ネットワーク事業者に与えられた前記スケジューリング優先順位に基づく優先順位の順序で配分する、ように動作可能である。
本発明は、また、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法であって、(a)前記通信帯域幅の前記リソースの第1の仮想的なリソースプールを表す第1の割合と、(b)前記通信帯域幅の前記リソースの第2の仮想的なリソースプールを表す第2の割合と、(c)前記第1の仮想的なリソースプールに対して、各ネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記第1の仮想的なリソースプールの前記リソースの予約済み割合を表す各第1のプール割合と、(d)前記第2の仮想的なリソースプールに対して、各ネットワーク事業者用のの前記1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記第2の仮想的なプールの前記リソースの予約済み割合を表す各第2のプール割合と、を規定することを含む、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法を提供する。本方法は、また、各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、前記仮想的なリソースプールのうちの少なくとも1つにおけるそのネットワーク事業者の前記プール割合に基づく解析に応じて優先順位付けすることと、現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記通信ベアラに、前記優先順位付けすることによってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じて、リソースを配分することとを含む。
本発明は、また、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法であって、前記通信帯域幅が混雑した状態にある場合、ネットワーク事業者ごとに、そのネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分されるそれぞれのリソース割当分を規定することと、各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、そのネットワーク事業者用の前記規定されたそれぞれのリソース割当分に応じて優先順位付けすることと、
現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記通信ベアラに、前記優先順位付けすることによってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じてリソースを配分することと、を含む、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法を提供する。
現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記通信ベアラに、前記優先順位付けすることによってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じてリソースを配分することと、を含む、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法を提供する。
本発明は、また、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法であって、ネットワーク事業者ごとに、そのネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記通信帯域幅の前記リソースの予約済み割合を表すそれぞれの割合を規定することと、各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、そのネットワーク事業者の前記割合に基づく解析に応じて優先順位付けすることであって、現在のスケジューリングラウンドにおいて、前記解析に応じて、少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットをリソース配分から除外する、優先順位付けすることと、現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記通信ベアラに、前記優先順位付けすることによってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じてリソースを配分することと、を含む、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法を提供する。
本発明は、また、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法であって、(a)第1のネットワーク事業者用の第1の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記リソースの予約済み割合を表す第1の事業者割合と、(b)第2のネットワーク事業者用の第2の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記リソースの予約済み割合を表す第2の事業者割合と、を規定することを含む、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法を提供する。本方法は、また、各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、そのネットワーク事業者の前記事業者割合に基づく解析に応じて優先順位付けすることと、現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記それぞれの通信ベアラに、前記優先順位付けすることによってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じて、リソースを配分することと、を含み、前記配分することは、通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラにそれぞれの所定のリソース量を、前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラが属する前記ネットワーク事業者に与えられた前記スケジューリング優先順位に基づく優先順位の順序で配分し、次いで、通信ベアラの第2のグループの各通信ベアラに、前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラへの前記配分の後に残っているリソースを、前記通信ベアラの第2のグループの各通信ベアラが属する前記ネットワーク事業者に与えられた前記スケジューリング優先順位に基づく優先順位の順序で配分する。
本発明は、開示される全ての方法の場合に、対応する装置において実行するための対応するコンピュータープログラム又はコンピュータープログラム製品、機器自体(ユーザー機器、ノード又はその構成要素)及び機器を更新する方法を提供する。
ここで、本発明の例示的な実施形態を、例として、添付の図面を参照しながら説明する。
概説
図1は、3つのネットワーク事業者(事業者A、B、及びCで示す)が移動無線通信サービスを提供することができる移動(セルラー)電気通信システム1を概略的に示している。事業者Aはコアネットワーク2−Aを有し、事業者Bはコアネットワーク2−Bを有し、事業者Cはコアネットワーク2−Cを有する。各事業者は、無線アクセスネットワーク(RAN)の一部として1つ又は複数の基地局、すなわちeNB4−A、4−B及び4−Cも提供し、1つ又は複数の移動電話、すなわち他のそのようなユーザー機器3−A、3−B及び3−Cがそれらのネットワークに接続してサービスを受けることを可能にすることができる。当業者であれば理解するように、各基地局4は、その基地局4と移動電話3との間で通信を行うことができる1つ又は複数の基地局セルを運用する。事業者Aと関連付けられたeNB4−A等の、事業者と関連付けられたeNB4の場合、通常、関連事業者と関連付けられた移動電話3−AのみがそのeNB4−Aを介して無線通信システムと接続しインタラクトすることができる。このため、サービスプロバイダーAを介してサービスにアクセスするように構成された移動電話3−Aのみが、自身のホームネットワークから離れて「ローミング」することなく事業者AのeNB4−Aを介してネットワークに接続することができる。
図1は、3つのネットワーク事業者(事業者A、B、及びCで示す)が移動無線通信サービスを提供することができる移動(セルラー)電気通信システム1を概略的に示している。事業者Aはコアネットワーク2−Aを有し、事業者Bはコアネットワーク2−Bを有し、事業者Cはコアネットワーク2−Cを有する。各事業者は、無線アクセスネットワーク(RAN)の一部として1つ又は複数の基地局、すなわちeNB4−A、4−B及び4−Cも提供し、1つ又は複数の移動電話、すなわち他のそのようなユーザー機器3−A、3−B及び3−Cがそれらのネットワークに接続してサービスを受けることを可能にすることができる。当業者であれば理解するように、各基地局4は、その基地局4と移動電話3との間で通信を行うことができる1つ又は複数の基地局セルを運用する。事業者Aと関連付けられたeNB4−A等の、事業者と関連付けられたeNB4の場合、通常、関連事業者と関連付けられた移動電話3−AのみがそのeNB4−Aを介して無線通信システムと接続しインタラクトすることができる。このため、サービスプロバイダーAを介してサービスにアクセスするように構成された移動電話3−Aのみが、自身のホームネットワークから離れて「ローミング」することなく事業者AのeNB4−Aを介してネットワークに接続することができる。
電気通信システム1は、共有基地局5(共有eNB5で示す)を更に備える。共有基地局5は、事業者A、B、及びCのうちのいずれか又は第三者(例えば、更なるネットワーク事業者)によって所有及び運用される場合がある。代替的に、共有基地局5は、2つ以上の事業者によって共同で所有及び運用される場合もある。いずれの場合も、事業者A、B、及びCは、事業者Aと関連付けられた移動電話3−A、事業者Bと関連付けられた移動電話3−B、及び事業者Cと関連付けられた移動電話3−Cのいずれもが、自身のそれぞれのネットワーク事業者によって提供された機器を通じて接続しているかのように共有eNB5を介してネットワークに接続することができるように共有eNB5の容量を共有することに合意する。このため、移動電話3−Aは、共有eNB5が事業者Aと関連付けられたeNBであるかのように共有eNB5に接続又はハンドオーバーすることができる一方、移動電話3−Bは、共有eNB5が事業者Bと関連付けられたeNBであるかのように共有eNB5に接続することができ、移動電話3−Cは、共有eNB5が事業者Cと関連付けられたeNBであるかのように共有eNB5に接続することができる。
このため、共有基地局5は、その基地局5がそれぞれのネットワーク事業者に属する基地局であるかのように、その基地局5を共有するネットワーク事業者A、B、又はCのいずれかと関連付けられた移動電話3によって接続されることができる。
そのような構成は、特に、例えば、低人口密度のエリア、又はより一般的には低い帯域幅要件を有するエリアにおいて、いかなるネットワーク事業者もそのエリアに自身のRANを設置することを要求することなく、それぞれのネットワーク事業者がそのエリアに自身のサービスを提供することを可能にするために有用とすることができる。対照的に、より高い容量要件を有するエリアでは、ネットワーク事業者は、容量を共有するのではなく自身のRANを設置することを選ぶ場合がある。
電気通信システム1において用いられるRAN共有は、第1のネットワーク事業者と関連付けられた移動電話が、異なるサービスプロバイダーのネットワークを介して接続を形成する「ローミング」メカニズムと大きく異なることに留意されたい。
具体的に、ローミングの状況において、移動電話との接続は訪問先のネットワークによって監視及び制御され、次にこのネットワークは後に移動電話のホームネットワークに(通常、エンドユーザーに対して大幅に増大したコストで)課金する。対照的に、本実施形態でのように、無線アクセスネットワークの共有はネットワークのユーザーにトランスペアレントであり、接続の監視及び制御は、移動電話がネットワーク事業者自身のRANを介して接続されているかのように標準規格メカニズムを用いて行われる。
複数の(通常10個の)サブフレームを含む無線フレーム(LTEでは通常10msの持続時間)を用いて、基地局4、5とユーザー機器との間でデータが通信される。各サブフレームは1対の「スロット」を含む。周波数領域において、各スロットは、それぞれ複数の(LTEでは通常12個の)サブキャリアを含む周波数リソースブロックに分割される。したがって、各スロット内で、リソースは、物理リソースブロック(PRB)と呼ばれる周波数単位を用いてユーザー機器に配分することができる。物理リソースブロック(PRB)はそれぞれ、エアインターフェースを介してデータを送受信する任意のユーザー機器3に配分することができる最小リソース単位を表す。特定のユーザー機器3について特定の通信インスタンスが最初に開始されると、ユーザー機器3から、ネットワークを通じて通信されるデータを誘導するための通信ベアラがセットアップされる。通信の成功を可能にするために、基地局4、5によって十分なリソース(例えば、PRB)が通信ベアラに配分される。
図1の電気通信システム1では、通常、ネットワーク事業者は、共有基地局5において利用可能なリソースの或る特定の割合(予約済み割合)を提供されるように契約する。特定の事業者と関連付けられた利用可能なリソースの予約済み割合を用いることを認可された通信ベアラの群は、その事業者の「スライス」と呼ばれる。
この実施形態では、共有基地局5を介して利用可能な通信リソースは、複数の仮想的な「リソースプール」に分散されたように扱われる。これらのリソースプールのそれぞれは、1つ又は複数のネットワーク事業者への配分に利用可能な仮想的なリソースのセットを含む。リソースプールへのリソースのこの仮想的な分割によって、その共有基地局5を共有するネットワーク事業者へのリソースの配分及び/又はスケジューリングにおいてより高い柔軟性が可能になる。例えば、リソースプールへの仮想的な分割によって、或るリソースプールにおける事業者ごとの相対的なリソース量(最小/最大/平均のリソース量等)を、別のリソースプールにおいて適用される構成とは基本的に無関係に構成するより高い柔軟性が可能になる。この柔軟性によって、例えば、異なるリソースプールにおいて異なるスケジューリング方法を適用すること;特定のリソースプールを特定の事業者の単独使用に予約する一方、別のプールを2つ以上の事業者によって共有すること;異なるリソースプールにおいて異なる共有優先順位を配分すること;異なるリソースプールのリソースの異なる割合を同じ事業者に分配すること等が可能になる。
リソースプールは、必ずしも特定の物理リソースに対応するとは限らず、むしろ各スケジューリングラウンドにおいて変化し得る仮想的なリソースブロックに対応することができることが理解されるであろう。したがって、リソースプールは、各事業者スライスが共有基地局5のリソースのどれだけの量の使用を認められるのかを統制する改良されたルールのセットを実施することができる「仮想的」な構成体とみなすことができる。
各リソースプールは、全てのリソースプールにおいて共有基地局5を介して利用可能な全共有リソースのフラクション(fraction:小部分)として表される所定の「サイズ」を有する。したがって、全てのリソースプールのサイズの合計は、(利用可能なリソースのうちの幾つかが他の或る「非リソースプール」の使用に予約されていない限り)1に等しい。
各スケジューリングラウンドにおいて、共有基地局5は、各事業者スライスがその予約済み割合よりも少ないリソースを現在用いているのか又は多くのリソースを現在用いているのかを算出する。それを行うために、共有基地局5は、各リソースプールを所定の順序(例えば、それぞれのリソースプールと関連付けられたリソースプールインデックス(又は「番号」)に従った昇順)で処理し、各リソースプールにおいて各事業者スライスによって用いられているリソースの量を調べる。共有基地局5は、いずれかの事業者スライスであって、その事業者スライスのベアラが、その事業者用のそれぞれの予約済み割合よりも多くのリソース(全てのリソースプールにわたる)を用いている、事業者スライスを見つけた場合、その事業者スライスが、現在のスケジューリングラウンド(又は「サブフレーム」)においてリソース配分を受け取ることをブロックする。
次に、特定のスケジューリングラウンド(又は「サブフレーム」)について、共有基地局5は、各事業者スライスのそれぞれのスケジューリング優先順位の降順で事業者スライスの優先順位付きリストを構成する。共有基地局5は、このリストに、対応するネットワーク事業者用のそれぞれの予約済み割合よりも多くのリソース(全てのリソースプールにわたる)を用いていない事業者スライスのみを含める(すなわち、優先順位付きリストは、現在のスケジューリングラウンドにおいてリソース配分を受け取ることをブロックされていない事業者スライスのみを含む)。このリスト内の各事業者スライスには、その事業者スライスが使用を認められている各リソースプールにおいて利用可能なリソースのそれぞれの割合(予約済みプール割合)が割り当てられる。
全ての事業者スライスが処理された後、共有基地局5は、優先順位付きリストに含まれる事業者スライスに属する通信ベアラの送信のスケジューリングを、最も高い優先順位を有する事業者スライスから開始して実行し、その後、優先順位の降順で残りの事業者スライスについて続けていく。適用可能な共有ルールに従っていないリソース使用量(全てのリソースプールにわたる)を有する(すなわち、対応する事業者割合よりも多くのリソースを用いる)いずれの事業者スライスも、現在のスケジューリングラウンドにおいてリソース配分をブロックされるので、それらの平均リソース使用量は、効果的に削減される。共有基地局5は、スケジューリングラウンドごとに選択的なブロックプロセス及び優先順位付けプロセスを実行するので、以前ブロックされた事業者スライスの平均リソース使用量が、その後のスケジューリングラウンドにおいてその事業者の対応する予約済み割合に(又はそれ未満に)削減されていた場合、共有基地局5は、そのようないずれの事業者スライスも、そのスケジューリングラウンドにおいて(そのスケジューリングラウンド用に確立された優先順位付けに従って)リソース配分について再び考慮する。
各スライスのスケジューリング優先順位は、現在の使用量の測定量に基づいて、特定のリソースプールのそれぞれの予約済みプール割合を、そのスライスの残りのリソースのニーズ(その特定のスライスが使用を認められている全てのリソースプールにわたる)と比較することによって決定することができる。例えば、利用可能な全リソースのうち、或るスライスが必要とする割当分が、(現在の使用量の測定量に基づいて)処理中のリソースプールのそのスライスの予約済み割合によって提供することができるものよりも少ない場合、そのスライスは、利用可能な全リソースのうちの割当分を、リソースプールのそのスライスの予約済み割合によって提供することができるものよりも多く必要とする別のスライスよりも高い優先順位で優先順位付きリストに追加される。利用可能な全リソースのうちの2つ以上のスライスが必要とする割当分が、現在の使用量の測定量に基づいて、それぞれ、そのスライスの予約済みプール割合によって提供することができるものよりも少ない場合、それらのスライスは、そのスライスが必要とする利用可能な全リソースのうちの割当分に対する、そのスライス用に処理中のリソースプールの予約済みプール割合の比の降順で優先順位付けされる。
共有基地局5は、スケジューリング優先順位のリストを確立すると、それらのスケジューリング優先順位に基づいて各スライスにリソースをスケジューリングすることができる。
共有基地局5は、そのため、リソースを共有する様々なネットワーク事業者間での配分の公平性を効果的に確保することができる。共有基地局5は、各ネットワーク事業者が、共有基地局5のリソースのそれらのそれぞれの予約済み割合に従って、送信する機会を平均して有することも確保することができる。しかしながら、各事業者は、一時的に、他の事業者(例えば、現在のスケジューリングラウンドにおいて比較的低いスケジューリング優先順位でしか送信することができない事業者)に利用可能なリソース量に関して妥協することなく、その予約済み割合よりも多くを用いることができる。この手法は、リソース共有の公平性を達成することに有利であるだけでなく、共有基地局5のリソースの使用量も最大し、平均すると、より多くの移動電話3が、他のスケジューリング方法を用いた他の共有基地局を用いるよりも多くのデータを、共有基地局5を介して送信することができるようになる。
基地局5を共有する事業者ごとに、共有eNB5は、それぞれの保証されたリソース最小量(例えば、サブフレーム当たりのPRB数)を平均して効果的に提供できる。特定の事業者のこの最小保証リソース量は、事実上、その事業者の通信が他の事業者の通信に優先する利用可能な全リソースの予約済み割合(「予約済み部分」とも呼ばれる)とみなすことができる。
この結果、ネットワーク事業者がいずれも、通常必要となるよりも多くの共有基地局5の容量を用意することなく(したがって支払いを行う必要なく)、これらのネットワーク事業者のユーザーに対し、改善されたサービス継続性をもたらす点で有効である。加えて、共有基地局5の別々のリソースプールを用いると、ネットワーク事業者は、それらのネットワーク事業者の現在のニーズに従ってそれらの共有構成を変更する際により高い柔軟性及び利便性から利益を得ることができる。
共有基地局(eNB)
図2は、図1に示す共有基地局5の主要構成要素を示すブロック図である。示すように、共有基地局5は送受信機回路51を備え、送受信機回路51は、1つ又は複数のアンテナ53を介して移動電話3との間で信号を送受信するように動作可能であり、ネットワークインターフェース55を介してコアネットワーク2及び/又は他の基地局4に対し信号を送受信するように動作可能である。ネットワークインターフェースは通常、コアネットワーク2と通信するためのS1インターフェースと、他の基地局と通信するためのX2インターフェースとを備える。コントローラー57は、メモリ59内に記憶されるソフトウェアに従って送受信機回路51の動作を制御する。ソフトウェアは、中でも、オペレーティングシステム61と、通信制御モジュール63と、事業者割当分構成モジュール64と、プールプロセッサモジュール65と、スライススケジューラモジュール66とを備える。
図2は、図1に示す共有基地局5の主要構成要素を示すブロック図である。示すように、共有基地局5は送受信機回路51を備え、送受信機回路51は、1つ又は複数のアンテナ53を介して移動電話3との間で信号を送受信するように動作可能であり、ネットワークインターフェース55を介してコアネットワーク2及び/又は他の基地局4に対し信号を送受信するように動作可能である。ネットワークインターフェースは通常、コアネットワーク2と通信するためのS1インターフェースと、他の基地局と通信するためのX2インターフェースとを備える。コントローラー57は、メモリ59内に記憶されるソフトウェアに従って送受信機回路51の動作を制御する。ソフトウェアは、中でも、オペレーティングシステム61と、通信制御モジュール63と、事業者割当分構成モジュール64と、プールプロセッサモジュール65と、スライススケジューラモジュール66とを備える。
通信制御モジュール63は、共有基地局5と、移動電話3、及び基地局5に接続された他のネットワークエンティティとの間の通信を制御するように動作可能である。また、通信制御モジュール63は、アップリンクユーザートラフィック及びダウンリンクユーザートラフィックと、例えば移動電話3の動作を管理するための制御データを含む、共有基地局5によってサービス提供される通信デバイスに送信される制御データとの別個のフローを制御する。
事業者割当分構成モジュール64は、各リソースプールにおいて利用可能なリソースの、各それぞれのネットワーク事業者の予約済みリソース割合を規定する構成データを記憶及び管理するように動作可能である。この構成データは、必要に応じて、共有基地局5の他のモジュールにも提供される。例えば、プールプロセッサモジュール65は、以前処理されたリソースプールにおいて特定のネットワーク事業者に既に配分されているリソースが、その特定のネットワーク事業者に予約済みのリソースの割合に達したか/割合を超えたか否かと判断するときに、事業者割当分構成モジュール64によって提供される構成データに依拠することができる。
プールプロセッサモジュール65は、ダウンリンク方向及びアップリンク方向の双方について、各リソースプールを動的に処理することを担当する。プールプロセッサモジュール65は、各スケジューリングラウンドにおいて、リソースプールごとに、それらのそれぞれのスケジューリング優先順位の降順でスライスのリストを維持するように動作可能である。
スライススケジューラモジュール66(プールプロセッサモジュール65の一部分であり及び/又はプールプロセッサモジュール65とともに機能する)は、各事業者スライスに属する通信ベアラ用のPRBを、所与のリソースプールにおけるその事業者用の利用可能な周波数リソースのそれぞれの予約済み割合に基づいて配分するように動作可能である。スライススケジューラモジュール66は、プールプロセッサモジュール65によって維持されるリソース優先順位のリストに従って事業者スライス用のPRBを配分するように動作可能である。
移動電話
図3は、図1に示す移動電話3の主要構成要素を示すブロック図である。図示されていねように、移動電話3は、1つ又は複数のアンテナ33を介して基地局4、5との間で信号を送受信するように動作可能な送受信機回路31を有する。図3には全て示されてはいないが、移動電話3は当然ながら、従来の移動電話3の全ての通常の機能(ユーザーインターフェース35等)を有することができ、これを適宜、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアのうちの任意の1つ又はそれらの任意の組み合わせによって提供することができる。移動電話3は、移動電話3の動作を制御するコントローラー37を有する。コントローラー37は、メモリ39と関連付けられ、送受信機回路31に結合される。ソフトウェアは、メモリ39内に予めインストールすることができ、及び/又は、例えば電気通信ネットワークを介して若しくは取り外し可能なデータ記憶デバイス(RMD)からダウンロードすることができる。
図3は、図1に示す移動電話3の主要構成要素を示すブロック図である。図示されていねように、移動電話3は、1つ又は複数のアンテナ33を介して基地局4、5との間で信号を送受信するように動作可能な送受信機回路31を有する。図3には全て示されてはいないが、移動電話3は当然ながら、従来の移動電話3の全ての通常の機能(ユーザーインターフェース35等)を有することができ、これを適宜、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアのうちの任意の1つ又はそれらの任意の組み合わせによって提供することができる。移動電話3は、移動電話3の動作を制御するコントローラー37を有する。コントローラー37は、メモリ39と関連付けられ、送受信機回路31に結合される。ソフトウェアは、メモリ39内に予めインストールすることができ、及び/又は、例えば電気通信ネットワークを介して若しくは取り外し可能なデータ記憶デバイス(RMD)からダウンロードすることができる。
コントローラー37は、この例では、メモリ39内に記憶されたプログラム命令又はソフトウェア命令によって移動電話3の全体動作を制御するように構成される。図示されているように、これらのソフトウェア命令は、中でも、オペレーティングシステム41と、通信制御モジュール43と、スケジュール遵守モジュール45とを備える。
通信制御モジュール43は、移動電話3と基地局4、5との間の通信を制御するように動作可能である。また、通信制御モジュール43は、アップリンクデータと、基地局5に送信される制御データとの別個のフローを制御する。通信制御モジュール43は、スケジュール遵守(コンプライアンス)モジュール45を更に備える。
スケジュール遵守モジュール45は、基地局の対応するスケジューラモジュール(共有基地局5のプール/スライススケジューラモジュール又は従来の基地局4のMACスケジューラモジュール等)から、この移動電話3のための(アップリンク/ダウンリンク)通信のスケジューリングに関する情報を受信するように動作可能である。スケジュール遵守モジュール45は、この情報を用いて、この移動電話3のアクティブな通信ベアラに関連する任意のアップリンク/ダウンリンク通信のために用いられるリソースを制御する。
上記の説明において、共有基地局5及び移動電話3は、理解を容易にするために、複数の別個のモジュール(通信制御モジュール、プールプロセッサモジュール、及びスライススケジューラ等)を有するものとして説明されている。これらのモジュールは、或る特定の応用形態の場合、例えば、本発明を実施するために既存のシステムが変更された場合には、このようにして設けることができるが、他の応用形態、例えば、最初から本発明の特徴を念頭に置いて設計されるシステムでは、これらのモジュールはオペレーティングシステム又はコード全体の中に組み込むことができるので、これらのモジュールは別個の実体として区別可能でない場合もある。これらのモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらの組み合わせにおいて実施することもできる。
動作−複数のリソースプール
ここで、共有基地局5が、2つ以上のネットワーク事業者に属する移動電話3に/からデータを送信するための共有基地局5のリソースを最適化する、上記で検討したシナリオのより詳細な説明を与える。
ここで、共有基地局5が、2つ以上のネットワーク事業者に属する移動電話3に/からデータを送信するための共有基地局5のリソースを最適化する、上記で検討したシナリオのより詳細な説明を与える。
スライススケジューラ66(時に「ネットワーク仮想化基板」スライススケジューラ又は「NVS」スライススケジューラと呼ばれることがある)は、共有基地局5のプールプロセッサ65によって指示された優先順位に基づいてスライスをスケジューリングする。各「スライス」は、関連付けられたリソースの少なくとも或る割合を用いることを認可された通信ベアラのセットとみなすことができる。
この例示的な方法において、各事業者スライスは1つの事業者のみに対応し、すなわち、スライスは1つの事業者に属する全ての通信ベアラを含むが、他の事業者に属するベアラは一切含まない。
各事業者スライスにスライス重みを付与することができる。スライス重みは以下のように計算される。
ここで、gは事業者スライスインデックスであり、
はシステム帯域幅の総リソースの一部として表される、事業者gのための予約済みの割り当てのサイズであり、jは、リソースが配分されることになる現在のサブフレームのサブフレーム番号であり、
は、サブフレームjにおいて割り振られるリソースを含める前の事業者スライスgのリソース使用量の測定量であり、例えば、前のサブフレーム(複数の場合もある)からのリソース使用量の測定量(複数の場合もある)を用いて計算される。
NVSスライススケジューラ等のスケジューリングアルゴリズムは、各スライスの現在の測定されたリソース使用量を調べ、所定の共有ルールに基づいて各スライスのスケジューリング優先順位を設定する。
しかしながら、上記に概括したように、この実施形態では、システムリソースは、任意の数の仮想的な「プール」に分割される。
リソースプールは、有利には、プールの数がMであり、第mのプールのサイズがPm(利用可能な全リソースのうちの割合又は「フラクション」として表される)である場合、全てのプールのサイズの合計が1(
)となるように規定される。
共有基地局5の所有者(複数の場合もある)は、各事業者がどのプールの使用を認められているのかを指定することができ、各プールにおいて事業者ごとに異なる予約済みプール割合を設定することができる。リソースプール及び/又は予約済みプール割合に変更がある度に、事業者割当分構成モジュール64は、それに応じてリソースプール構成を更新する。これらの構成は、一般に、共有基地局5の所有者(複数の場合もある)及び/又は各ネットワーク事業者の間の適用可能な契約に従うことができる。しかしながら、これらの構成は、現在のネットワーク負荷及び/又は共有基地局5の他の動作条件に応じて変更することもできる。
可能なリソースプール構成の簡単な例を以下の表1に示す。この例には、共有基地局5によって提供される3つの別々のリソースプールが存在し、この共有基地局5を共有する3つのネットワーク事業者が存在する。例えば、ネットワーク事業者は、表1の「スライス0」、「スライス1」、及び「スライス2」にそれぞれ対応する図1に示す「事業者A」、「事業者B」、及び「事業者C」とすることができる。符号「X」は、対応する事業者スライスが対応するリソースプールの使用を認められていないことを示し、
は、「m」で示されたリソースプールにおける「g」で示された事業者スライス用の予約済みプール割合を示す。
図4は、表1に設定されたリソースプール構成に基づくリソース配分シナリオを示している。このシナリオでは、全ての事業者スライスは、現在、比較的高いトラフィックレベルに達しており(例えば、その結果、共有基地局5の負荷は100%に近いか又は100%に達していることさえある)、したがって、それらに利用可能な全てのリソースを用いる。図4は、リソースがこの場合にどのように配分されるのかを示している。特に、このシナリオでは、表1に示すように、「スライス0」は、「プール0」における0.25(すなわち25%)の予約済みプール割合と、「プール1」における0.3(すなわち30%)の予約済みプール割合とを有する。「スライス0」には、リソースプール0の最大で0.25(すなわち25%)の割当分と、リソースプール1の最大で0.3(すなわち30%)の割当分とが配分される。リソースプール0は、全リソースの0.4(すなわち40%)の割当分に対応するサイズを有し、リソースプール1は、全リソースの0.5(すなわち50%)の割当分に対応するサイズを有する。したがって、スライス0は、プール0における全リソースの0.1(0.4×0.25)の割当分と、プール1における全リソースの0.15(0.5×0.3)の割当分とを受け取り、全リソースのうちの全体で0.25(すなわち25%)の割当分を与えられる。
「スライス1」には、リソースプール0の最大で0.75(すなわち75%)の割当分と、リソースプール1の最大で0.2(すなわち20%)の割当分とが配分される。したがって、スライス1は、プール0における全リソースの0.3(0.4×0.75)の割当分と、プール1における全リソースの0.1(0.5×0.2)の割当分とを受け取り、全リソースのうちの全体で0.4(すなわち40%)の割当分を与えられる。
「スライス2」には、リソースプール1の最大で0.5(又は50%)の割当分と、その使用が認められた唯一のスライスとして、リソースプール2の最大(100%)の割当分とが配分される。したがって、スライス2は、プール1における全リソースの0.25(0.5×0.5)の割当分と、プール2における全リソースの0.1(0.1×1)の割当分とを受け取り、全リソースのうちの全体で0.35(すなわち35%)の割当分を与えられる。
図5は、表1に設定されたリソースプール構成に基づく別のリソース配分シナリオを示している。このシナリオでは、「スライス0」及び「スライス1」のみが、比較的高いトラフィックレベルに遭遇している一方、「スライス2」は、(ほぼ)0のトラフィックレベルを有する。したがって、このシナリオでは、スライス2は、プール1又はプール2におけるどのリソースの使用も必要とすることなくそのリソース要件を満たすことができる。
この場合、他の状況ではスライス2によって用いられるであろうプール1のリソースは、プール1の使用を認められている残りの事業者間で共有される。一方、プール0からのリソースの配分は影響を受けない。なぜならば、スライス2は、それらのリソースの使用を認められていないからである。プール2からのリソースの配分も影響を受けない。なぜならば、スライス0及び1は、それらのリソースの使用を認められていないからである。
したがって、スライス0には、リソースプール0のその最大で0.25(すなわち25%)の割当分と、スライス0及びスライス1の予約済みプール割合の相対的なサイズ並びにプール1の未使用部分(この例では、プール1の全て)のサイズによって規定されるリソースプール1の割当分とが配分される。具体的には、プール1のスライス0の割当分は、スライス1のその予約済みプール割合のサイズに、スライス0の予約済みプール割合及びスライス1の予約済みプール割合の組み合わされたサイズに対するプール1の未使用部分のサイズの比を乗算した分が与えられる。したがって、スライス0は、プール0における全リソースの0.1(0.4×0.25)の割当分と、プール1における全リソースの0.3(0.5×0.3/(0.2+0.3))の割当分とを受け取り、それによって、全リソースのうちの全体で0.4(すなわち40%)の割当分を与えられる。
同様に、スライス1は、プール0における全リソースの0.3(0.4×0.75)の割当分と、プール1における全リソースの0.2(0.5×0.2/(0.2+0.3))の割当分とを受け取り、それによって、全リソースのうちの全体で0.5(すなわち50%)の割当分を与えられる。
動作−選択的なブロックを有する一般化されたスライススケジューラ
次に、共有基地局5のリソース共有方式を実現して、2つ以上のネットワーク事業者に属する移動電話3へ/移動電話3からデータを送信する共有基地局5のリソースを最適化するのに用いることができるスライススケジューラアルゴリズムのより詳細な説明を与える。
次に、共有基地局5のリソース共有方式を実現して、2つ以上のネットワーク事業者に属する移動電話3へ/移動電話3からデータを送信する共有基地局5のリソースを最適化するのに用いることができるスライススケジューラアルゴリズムのより詳細な説明を与える。
本質的に、提案したスライススケジューラアルゴリズムは、以下の一般的な手順を適用する。
1.「j」で示すサブフレームの開始時に各事業者スライスの測定されたリソース使用量
が与えられると、スライススケジューラ66は、共有ルールのセットを適用して、各スライスが現在、その割当分よりも少ないリソースを用いているのか又は多くのリソースを用いているのかを算出する。これに関連して、対応するネットワーク事業者の予約済み割合に加えて、ネットワーク事業者の「割当分」は、現在のサブフレームにおいて、適用される共有ルールに基づいて、その事業者に「割り当て可能」な別の任意のネットワーク事業者の予約済み割合の任意の一部分も含む場合がある(例えば、その一部分がその別のネットワーク事業者によって用いられていないとの理由による)。換言すれば、スライススケジューラは、このステップにおいて、各スライスの通信ベアラには、(他のネットワーク事業者から割り当てられた任意の割合を含めて)対応するネットワーク事業者の予約済み割合よりも少ないPRBが配分されているのか又は多くのPRBが配分されているのかを判断する。
2.スライスが現在、その割当分(すなわち、共有ルールの下で使用を認められている最大量)よりも多くのリソースを用いている場合、スライススケジューラ66は、サブフレーム「j」においてそのスライスをブロックする。ブロックされたスライスは、スケジューリングから除外され、そのため、それらのスライスには、現在のスケジューリングラウンドにおいてどのリソースも割り当てることができない。
3.スライススケジューラ66は、次の原理に基づいて、「j」で示すサブフレームにおける各スライスのスケジューリング優先順位を設定する。すなわち、スライスが用いている量がその割当分よりも少ない場合、そのスライスには、その未使用リソースを借用している他のどのスライスよりも高い優先順位が与えられなければならない。(もちろん、ステップ2によってブロックされたスライスは、いずれにしてもスケジューリングすることができないので、それらのスライスのスケジューリング優先順位は任意である)。
4.最後に、スライススケジューラ66は、ステップ1〜3の結果に基づいてスケジューリングを実行し、各スライスの測定されたリソース使用量を更新する。
1.「j」で示すサブフレームの開始時に各事業者スライスの測定されたリソース使用量
2.スライスが現在、その割当分(すなわち、共有ルールの下で使用を認められている最大量)よりも多くのリソースを用いている場合、スライススケジューラ66は、サブフレーム「j」においてそのスライスをブロックする。ブロックされたスライスは、スケジューリングから除外され、そのため、それらのスライスには、現在のスケジューリングラウンドにおいてどのリソースも割り当てることができない。
3.スライススケジューラ66は、次の原理に基づいて、「j」で示すサブフレームにおける各スライスのスケジューリング優先順位を設定する。すなわち、スライスが用いている量がその割当分よりも少ない場合、そのスライスには、その未使用リソースを借用している他のどのスライスよりも高い優先順位が与えられなければならない。(もちろん、ステップ2によってブロックされたスライスは、いずれにしてもスケジューリングすることができないので、それらのスライスのスケジューリング優先順位は任意である)。
4.最後に、スライススケジューラ66は、ステップ1〜3の結果に基づいてスケジューリングを実行し、各スライスの測定されたリソース使用量を更新する。
スライスの「割当分」は、共有ルールによれば、他のスライスのリソース使用量に依存する場合があるので、必ずしも固定された量でないことが理解されるであろう。例えば、図4に示すシナリオでは、「スライス0」の割当分は0.25であるの対して、図5に示すシナリオでは、「スライス0」の割当分は0.4である。
ステップ(1)は、暗黙の仮定を行っている。この暗黙の仮定は、スライスがその割当分よりも少ない量を用いている場合に、この理由が、このスライスがその割当分の全てを用いるだけの十分なトラフィックを有していないに違いないというものである。この仮定は、ステップ(3)において与えられる優先順位設定の原理に従う場合には、常に有効である。これによって、スライスは、自らが必要としていなかった間に他のスライスが借りていた場合がある未使用リソースを効果的に「回収」することができることが確保される。
任意のスライスが用いことができるリソースに対して最大限度がない場合(なぜならば、例えば、NVSスライススケジューラを用いると、どのスライスも、他のスライスがリソースを用いていない場合にセル内の全てのリソースを用いることができるからである)、ステップ(2)は、冗長となる場合がある。しかしながら、ステップ(2)は、複数プールの場合に、スライスが、アクセスすべきでないプールを用いることを防止するために用いられる。
複数のリソースプールの場合には、各スライスは、その利用可能なリソースをプール番号の昇順で満たすものと仮定する。換言すれば、所与のスライスは、プール0〜m−1においてこのスライスに利用可能な全てのリソースを既に用いている場合にのみ、任意のプールmにおけるリソースを用いる。
上記ステップ(1)を実施するために、プールプロセッサ65(スライススケジューラ66を備える)は、各スライスが各プールにおいて幾つのリソースを用いる必要があるのか又は幾つのリソースの使用を認められているのか(いずれか少ない方)を算出する。
手順A:
a)初期化:
m=0
全てのgについて、
b)設定:
スライス「g」がプール「m」の使用を認められている場合、フラグfgは1に設定される(スライス「g」がプール「m」の使用を認められていることを示す);
そうでない場合、fg=0(スライス「g」がプール「m」の使用を認可されていないことを示す);
全てのgについて
Q=Pm(「m」で示すリソースプールへのアクセスを認められているスライス間で分配することができる初期の残りのリソースQが、第mのプールのサイズと等しくなるように設定される)
c)全てのgについて(すなわち、全てのスライスについて)、リソースプール「m」を用いる権利を有する全てのスライス間で、それらのそれぞれの
d)Q=0を設定する(すなわち、ステップc)におけるリソース分配に従って、スライス間で分配することができる残りのリソースが0に設定される)
e)条件fg=1及び
f)Q>0及び
(ステップe)において解放された超過リソースがあり、無視されていないスライスがある場合、解放された超過リソースが、c)においてそれらのスライスに再分配される)
g)設定:
h)m<Mである場合、ステップ(b)に進み(すなわち、次のリソースプールを処理する)、そうでない場合、停止する(それ以上リソースプールが残っていない場合)。
上記から分かるように、プールプロセッサ65は、各プールを順に処理する。所与のプール「m」について、プールプロセッサは、(ステップc)において)
に基づいて、プール「m」にアクセスする各スライスにプール「m」のその保証された最小リソース割当分を与えることによって開始する。いずれかのスライスがこのリソースの全てを必要とするとは限らない場合(すなわち、
である場合)、そのスライスは、満たされているとみなされ、fg=0を設定することによって更なる考慮の対象から除かれる。この場合、超過した量
は、プールに戻され、残りのスライス間で再分配される。このプロセスは、全てのスライスが満たされるまで、又はを再分配するリソースがもはや存在しなくなるまで続く。次に、ステップh)において、プールプロセッサ65は次のプールに進む。
上記の一般的な手順のステップ(2)の選択的なブロックを実現するには、スライスの測定された全リソース使用量(上記リソースプール処理に基づく)が、そのスライスが全てのプールにおいて取得することを認められている総量を越えている場合に、そのスライスがサブフレーム「j」でブロックされることが必要である。すなわち、スライス「g」は、以下の条件が満たされる場合に限ってサブフレーム「j」でリソース配分を受け取ることをブロックされる。
上記一般的な手順のステップ(3)は、プールプロセッサ65がスライスのリストをスケジューリング優先順位の降順で構成することを必要とする。このリストは、実際には、ステップ(1)の間に次のように構成することができる。プールプロセッサ65は、優先順位リストを空のリストに初期化することによって開始する。上記ステップ(e)において、プールプロセッサ65は、条件fg=1及び
を満たすスライスを見つけた場合、そのスライスを優先順位リストに追加する。2つ以上のスライスがこの条件を同時に満たす場合、プールプロセッサ65は、それらのスライスを優先順位リストに、量
(これは、オリジナルのNVSアルゴリズムにおけるNVS重みに類似している)の降順で追加する。最後のプールの処理が完了すると、プールプロセッサ65は、残っているスライスがあれば、それらのスライスを優先順位リストに任意の順序で追加する。
図6は、上記一例のスライススケジューリング方法が適用されるときの更に別のリソース配分シナリオを示している。図6のリソース配分シナリオは、表1に示す構成に基づいている。
この例では、特定のサブフレーム「j」で観測される、測定されたリソース使用量
は、「スライス0」、「スライス1」、及び「スライス2」についてそれぞれ0.4、0.2、及び0.4であると仮定する。「スライス1」は、(表1のとおりに)「プール0」において最低限の0.3を得る権利を有するが、その現在の使用量に基づくと、0.2を用いるだけでよい。これによって、他のスライスに再分配することができる0.1の超過した量が残る。「スライス0」及び「スライス1」のみが、「プール0」の使用を認められているので、「スライス0」は、したがって、それ自体の0.1の最小割当分に加えて、この超過した量の全てを受け取ることができ、事実上、「スライス0」は、「プール0」から全てのリソースのうちの全体で0.2の割合を与えられる。「スライス1」の要件は、「プール0」の仮想的なリソースによって事実上、既に満たされているので、「プール1」の仮想的なリソースの全てを、「スライス0」と「スライス2」との間で「プール1」におけるそれらの予約済みプール割合に比例して(すなわち、0.3:0.5の比で)事実上に分配することができる。このため、「スライス0」及び「スライス2」は、「プール1」においてそれぞれ0.1875及び0.3125を受け取る。「スライス2」は、「プール2」の全ての仮想的なリソースを用いる権利を有するが、その現在の使用量を満たすには0.0875しか必要としない。したがって、この手順の終わりに、プールプロセッサ65は、適用可能な共有ルールに基づくと、「スライス0」の測定されたリソース使用量のみを、全てのリソースプールにわたってこのスライスに予約されたリソースが満たすことができないことを確認する。事実上、これは、「スライス0」が、用いる権利を有するリソースよりも多くのリソースを用いており、したがって、サブフレーム「j」におけるスケジューリングをブロックされることを意味する。したがって、この場合、スライス優先順位は、「スライス1」>「スライス2」>「スライス0」であると決定される。したがって、「スライス1」は、「スライス0」が(「プール0」及び「プール1」において)借用している未使用リソースと、「スライス2」が(「プール1」において)借用している未使用リソースとを有すると判断されたので、最も高い優先順位を有する。この一例のシナリオでは、「スライス0」は、いずれにしてもスケジューリングをブロックされるので、「スライス2」及び「スライス0」の相対的な優先順位は重要ではない。
図6のリソース配分シナリオの場合のリソース配分計算を以下の表2に要約する。
上記ステップ(a)〜(h)において与えられた手順Aは、複数プール共有方式を実施する一般化されたスライススケジューラの可能な実現形態を記述している。しかしながら、この手順の以下の変更が任意の共有ルールのセット(複数プール方式だけではない)に適用可能であることが理解されるであろう。この変更された手順(手順Bと呼ぶ)は、i)現在のサブフレームにおけるスライスのスケジューリング優先順位の順序、及びii)現在のサブフレームにおいてどのスライス(存在する場合)をスケジューリングからブロックすべきか、を決定するために、各サブフレームの開始時に、すなわち、従来のMACスケジューリングが行われる前に実行される。簡単にするために、サブフレームインデックス「j」は、以下の説明からは省略されている。
入力:
・共有方式の全ての固定されたパラメーター(例えば、スライスの数、それらのそれぞれのを共有比等)
・各スライス「g」の現在の測定されたリソース使用量
(上記で説明したように計算される)
出力:
・各スライス(「g」)のリソース割当分
・MACスケジューラ優先順位の降順でのスライスのリスト
手順B:
1.各スライス(すなわち、「g」の各値)のリソース割当分
を、(仮定的な)十分に混雑した場合においてそのスライスに保証されたリソース(すなわち、あらゆるスライスが最大トラフィック負荷を有する場合にスライスgが受け取るリソース)に初期化する。空の優先順位リストを(上記で説明したように)初期化する。
2.各スライスgについて、対応するスライス重み、すなわち、
を計算する
3.全てのgについてwg≦1である場合、ステップ(9)に進み、そうでない場合、ステップ(4)に進む
4.wgの最も高い値(最も高い重み)を有するスライスi、すなわち、
を見つける
5.スライスiを優先順位リストにアペンドする。この時、全てのスライスが、優先順位リストに追加された場合、ステップ(7)に進む。
6.スライスiの未使用リソース、すなわち、
を計算し、この未使用リソースを、まだ優先順位リストに追加されていない他のスライス間に再分配し、それに応じて、これらの他のスライスの
値(すなわち、特定の残りのスライス「g」が使用を認められている最大量)を増加させる。各スライスが受け取る再分配されたリソースの量は、用いられる特定の共有ルールに依存する。
7.スライスiの最終的なリソース使用量をその実際のリソース使用量に設定する。すなわち、
である。この割り当ての結果、wiは、次にステップ2において計算されるとき1になる。
8.ステップ(2)に進む
9.任意の残りのスライスをwgの値の降順で優先順位リストに追加し、停止する。
入力:
・共有方式の全ての固定されたパラメーター(例えば、スライスの数、それらのそれぞれのを共有比等)
・各スライス「g」の現在の測定されたリソース使用量
出力:
・各スライス(「g」)のリソース割当分
手順B:
1.各スライス(すなわち、「g」の各値)のリソース割当分
2.各スライスgについて、対応するスライス重み、すなわち、
3.全てのgについてwg≦1である場合、ステップ(9)に進み、そうでない場合、ステップ(4)に進む
4.wgの最も高い値(最も高い重み)を有するスライスi、すなわち、
5.スライスiを優先順位リストにアペンドする。この時、全てのスライスが、優先順位リストに追加された場合、ステップ(7)に進む。
6.スライスiの未使用リソース、すなわち、
7.スライスiの最終的なリソース使用量をその実際のリソース使用量に設定する。すなわち、
8.ステップ(2)に進む
9.任意の残りのスライスをwgの値の降順で優先順位リストに追加し、停止する。
この手順は、あらゆるスライスgについて
(すなわち、wg≦1)を保証する。その計算されたそれぞれの割当分よりも多くのリソースを用いるいずれのスライス(すなわち、そのスライスについては、wg<1)も、適用された共有ルールの下ではその最大リソース量よりも多くを用いており、したがって、そのスライスは、現在のサブフレームにおいてスケジューリングをブロックされるものと判断することもできる。
オリジナルのNVSアルゴリズムの共有ルールが、この手順のステップ(6)において適用される場合、この手順によって返される優先順位の順序は、NVS重みの降順となり、この手順は、全てのスライスについて
で終了する(そのため、どのスライスもブロックされない)ことを示すことができる。このため、この手順は、特殊な場合としてオリジナルのNVSアルゴリズムを含む。
実際に、この手順は、各スライスのトラフィック負荷を所与として各スライスの割当分を計算するのに用いることもできる。この場合、単純に、
を用いて手順を呼び出す。ここで、
は、スライスgの「要求された」リソース、すなわち、スライスgがその現在のトラフィック負荷を受け持つために必要とするリソース量(これは、スライスgが最大トラフィック負荷を有する場合には全セルリソースに等しい)を表す。返された値
は、この場合、各スライスが共有ルールに従ってどれだけのリソース(常に、要求された量以下である)を実際に受け取るのかを表す。
この変更された手順は、前に示した例を作り直すことによって以下に示すように、複数プールの場合にも適用することができる。特定のサブフレームにおいて観測されたそれぞれのリソース使用量
は、「スライス0」、「スライス1」、及び「スライス2」についてそれぞれ0.4、0.2、及び0.4と仮定する。変更された手順の最初のステップを以下の表3に示す。
「スライス1」は、最も高い重みwgを有し、そのため、最初に優先順位リストに追加される。「スライス1」の未使用リソースは、0.4−0.2=0.2である。上記と同様に、プールがプール番号の昇順で満たされるものと仮定する。「スライス1」は、「プール0」において0.3の予約を有し、そのため、0.2の未使用リソースは、「プール0」に残りの0.1を含み、「プール1」に更に別の0.1を含む。「プール0」の0.1は、「スライス0」の
に追加され、スライス0は、そのリソースプールの使用も認められる。「プール1」の0.1は、そのプールの使用を認められている事業者スライス、すなわち「スライス0」及び「スライス2」の間で比0.3:0.5で分割される。(未使用リソースをどのように再分配するのかを算出するために、各スライスが各プールにおいてどれだけの量を用いているのかの経過を依然として追跡する必要があり、そのため、ステップ(a)〜(h)において上記で提示した計算と同様の計算が依然として必要とされる)。
表4は、「スライス1」の未使用リソースを再分配した後の変更された手順を示している。
ここで、「スライス2」は、最も高い重みwgを有し、そのため、次に優先順位リストに追加される。「スライス2」の未使用リソースは、0.4125−0.4=0.0125である。しかしながら、この未使用リソースは、全て「プール2」にあり、プール2は、他のどのスライスとも共有されず、そのため、共有ルールによれば、この未使用リソースは、他のどのスライスにも再分配することができない。この変更された手順の次のステップを表5に示す。
ここで、全てのスライスについて、wg≦1であり、そのため、唯一の残りのスライス(すなわち「スライス0」)が、優先順位リストに追加され、この手順は終了する。しかしながら、「スライス0」は、条件wg≦1を満たすので、このサブフレームにおいてスケジューリングをブロックされる。
動作−階層的スライススケジューラ
上記手法に対する一変形形態によれば、プールプロセッサ65は、以下のように、リソースプールごとにスライススケジューラ66の別々のインスタンスを適用する。
上記手法に対する一変形形態によれば、プールプロセッサ65は、以下のように、リソースプールごとにスライススケジューラ66の別々のインスタンスを適用する。
上記例と同様に、
は、サブフレーム「j」の開始時における(全てのリソースプールではなく)リソースプール「m」のスライス「g」の推定されたリソース測定値であり、wm、g、jは、以下のように定義されるスライス「g」と関連付けられた重みの対応する値である。
各サブフレームにおいて、プールプロセッサ65は、1つのプールを選択する。(そのサブフレームにおいて利用可能な全てのリソースの)スケジューリング用のスライス優先順位は、選択されたプールにおいてスライス重みwm、g、jに基づいて設定される。加えて、選択されたプールの使用を認められていないどのスライスも、スケジューリングから完全に除外される。
どのプールが各サブフレームにおいて選択されるのかを決定するために、プールプロセッサ65は、スライススケジューラの追加のインスタンス(したがって、用語「階層的スライススケジューラ」)を用いる。この「最上位レベル」スライススケジューラでは、各リソースプール「m」には、サブフレーム「j」におけるプール重みωm,jを与えることができる。この重みは、以下のように計算される。
ここで、Pmは、リソースプール「m」のサイズであり、測定値
は、サブフレームごとに以下のように更新される。
階層的スライススケジューリング方法のステップを、図7を参照してより詳細に説明する。図7は、図1の電気通信ネットワークにおける使用に適した共有基地局によって実行されるスライススケジューリング方法を示す一例示のフローチャートである。
この方法は、ステップs700から開始する。ステップs700において、共有基地局5のプールプロセッサ65は、各リソースプール「m」に、現在のサブフレーム「j」におけるスケジューリング優先順位を決定するプール重みを与える。その後、ステップS701に示すように、プールプロセッサ65は、最も高い重みを有するリソースプールを選択する。選択されたリソースプールは、所与のサブフレーム「j」において適用されるスケジューリングルールを決定する。
ステップS703において、プールプロセッサ65は、選択されたリソースプールに適用可能なスケジューリングルールに従って、例えば、各事業者スライスに重みを与え、それらのそれぞれの重みに従って各スライスに属する通信にPRBを配分することによって、スケジューリング動作を(例えば、そのスライススケジューラモジュール66を用いることによって)実行する。したがって、ステップS701において、「プール0」が最も高い重みを有することが判明した場合、サブフレーム「j」全体のスケジューリングは、「プール0」で示すリソースプールについて規定されたルールに基づいて(すなわち、ステップs703−0に示すように)実行され、これは、たとえ、そのリソースプールがネットワーク事業者のうちの一部にしかアクセス可能でない場合であっても実行される。同様に、プールプロセッサ65は、「プール1」が所与のサブフレーム「j」において最も高い重みを有することを見つけた場合、そのリソースプールによって規定されたルールに従って(すなわち、ステップs703−1に示すように)スケジューリングを実行する。
しかしながら、平均すると、リソースプールのそれぞれには、他のリソースプールのサイズと比較してそのリソースプールのサイズに対応する機会が与えられ、それによって、平均して、事業者スライスの割当分のそれぞれの割合にも従うスケジューリング方法が得られる。
要約すれば、階層的スライススケジューリング手法は、有利には、各リソースプールが平均してサブフレームのフラクションPmを受け取ることを保証する。しかしながら、リソースプール間のサブフレームの共有は、他の手段、例えば、ラウンドロビンアルゴリズムを用いて各サブフレームにおいてスケジューリングするリソースプールを選択することによって代替的に達成することができる。
動作−レイテンシー低減のための2段階スケジューラ
上記で説明したスケジューラアルゴリズムは、各スライスが、(リソース使用量測定に用いられる指数平均化のメモリ周期にわたって)正しいリソース割当分を平均して受け取ることを保証するが、幾つかの場合には、特に、スライスが共有基地局5の全リソースの小さな割合を有する場合には、少数のサブフレームのみの比較的短い周期にわたって、事業者のスライスは、リソースを与えられる前に幾つかのサブフレームを待たなければならない場合がある。遅延センシティブサービスの場合、そのような遅延を低減又は除去することが有利である。そのような遅延センシティブサービスは、通常、「リアルタイム」サービス(時に、保証ビットレート(GBR)サービスと呼ばれる)、例えば、音声通話、マルチメディア電話通信、移動TV、リアルタイムビデオ(ライブ又はバッファリングされたビデオストリーム)、リアルタイムゲーム等を含む。
上記で説明したスケジューラアルゴリズムは、各スライスが、(リソース使用量測定に用いられる指数平均化のメモリ周期にわたって)正しいリソース割当分を平均して受け取ることを保証するが、幾つかの場合には、特に、スライスが共有基地局5の全リソースの小さな割合を有する場合には、少数のサブフレームのみの比較的短い周期にわたって、事業者のスライスは、リソースを与えられる前に幾つかのサブフレームを待たなければならない場合がある。遅延センシティブサービスの場合、そのような遅延を低減又は除去することが有利である。そのような遅延センシティブサービスは、通常、「リアルタイム」サービス(時に、保証ビットレート(GBR)サービスと呼ばれる)、例えば、音声通話、マルチメディア電話通信、移動TV、リアルタイムビデオ(ライブ又はバッファリングされたビデオストリーム)、リアルタイムゲーム等を含む。
以下では、図8及び図9を参照して、別のスライススケジューラアルゴリズムを説明する。このアルゴリズムを用いると、共有基地局5は、各スライスがあらゆるサブフレームにおいて所定の最小リソース量を受け取ることを保証することができる。この手法は、各スライスが、低レイテンシーで少なくとも或る特定の量の遅延センシティブトラフィックを受け持つことができることを保証する。
上記目的は、以下のように、2段階で各サブフレームにおいてスケジューリングを実行することによって達成することができる。
1.段階1(図8のステップs803〜s811)において、スライススケジューラ66は、(呼び出されるあらゆる選択的なブロック及び/又はプール重みに応じたプール選択を無視する)通常のスライススケジューリングアルゴリズムに従って進む。すなわち、
スライス優先順位の降順(上記で説明したように重みwg,jの降順等)でスライスを検討し、図9に示すプロセスに従ってステップ807においてスライスごとにベアラスケジューリングを実行することによって進む。一方、スライスに合計で
個のリソースが配分されるとすぐに(ステップs807及び図9の例示のフローチャート)、このスライスは、段階1において更なるリソースを受け取ることを防止され、スケジューラは、次の最も高い優先順位のスライスに進む(ステップs811)。段階1は、全てのスライスがそれらのそれぞれの
個のリソースを受け取るまで又は残っている候補のベアラがなくなる(ステップs809:「NO」)まで続く。
2.段階2(ステップs815、及びその後、ステップs805において最も高い優先順位のスライスから再び開始)において、段階1の後に残っているあらゆるリソースが、通常のスライススケジューラアルゴリズムを用いて割り当てられる(ステップs807〜s811)。一方、段階2では、呼び出されるあらゆる選択的なブロック及び/又はプール重みに応じたプール選択も、共有基地局がそのような特徴をサポートしている場合には、考慮することができる。
1.段階1(図8のステップs803〜s811)において、スライススケジューラ66は、(呼び出されるあらゆる選択的なブロック及び/又はプール重みに応じたプール選択を無視する)通常のスライススケジューリングアルゴリズムに従って進む。すなわち、
スライス優先順位の降順(上記で説明したように重みwg,jの降順等)でスライスを検討し、図9に示すプロセスに従ってステップ807においてスライスごとにベアラスケジューリングを実行することによって進む。一方、スライスに合計で
2.段階2(ステップs815、及びその後、ステップs805において最も高い優先順位のスライスから再び開始)において、段階1の後に残っているあらゆるリソースが、通常のスライススケジューラアルゴリズムを用いて割り当てられる(ステップs807〜s811)。一方、段階2では、呼び出されるあらゆる選択的なブロック及び/又はプール重みに応じたプール選択も、共有基地局がそのような特徴をサポートしている場合には、考慮することができる。
ステップs817において、段階1及び段階2の双方において割り当てられた全てのリソースは、スライススケジューラ65が(ステップs819において)現在のサブフレーム「j」の処理を終了する前に、各事業者スライス「g」のリソース使用量測定値
の更新に含められる。
であるので、スライスは、段階1において、その最小保証リソース割当分よりも多くを得ることができず、そのため、スライススケジューラの基本的な共有する挙動は影響を受けないことが理解されるであろう。これは、最小保証リソース割当分が、本質的には、段階1において配分することができる最大リソース量であることも意味する。
図9を参照すると、各スライスのベアラスケジューリングは、段階1の処理が必要とされるのか又は段階2の処理が必要とされるのかに依存する。具体的には、図9において、段階1の間に(S901:YES)、サブフレーム「j」においてスライス「g」に配分されるリソースブロックの数(Ng,j)が、そのサブフレームにおけるそのスライス用の最大の段階1配分(例えば、所定の数のリソースブロックとして定義することができる)(
)よりも少ないとき(S903:YES)、スケジューラは、通信するデータを有する全てのスライス「g」遅延センシティブベアラをリソース配分用の候補となるように選択する(S905)。
は、事業者スライス「g」がサブフレーム「j」において受け取ることができる最大の段階1リソース配分であるが、事業者スライス「g」が各サブフレームにおいて受け取ることを保証された最小瞬時リソース配分と同等であることが理解されるであろう。この特徴の目的は、遅延センシティブサービスのレイテンシーを改善することであるので、通常は遅延センシティブサービスに属するベアラのみが、段階1においてリソースの配分を受けることを認められる。これとは対照的に、段階2の間(S901:NO)、スケジューラは、通信するデータを有する全てのスライス「g」ベアラ(遅延感度を問わない)をリソース配分の候補となるように選択する(S919)。
ステップS907において、S905又はS919からの候補のベアラは、処理されているスライスのスケジューラパラメーターを用いて通常のスケジューリングメトリックに基づいて選択される。そのようなスケジューリングメトリックは、通常、いわゆる比例的公平(PF)メトリックを含むことができ、場合によっては、例えば、ベアラの品質クラスインジケーター(QCI)に基づいてトラフィックを優先順位付けする他の項が含まれる。これらの追加の項に用いられる重みは、スライス固有とすることができる。比例的公平メトリックは、公平性パラメーターを含み、このパラメーターも、スライス固有とすることができる。
段階1の処理について、選択された候補のベアラをスケジューリングすることによって、サブフレーム「j」においてスライス「g」に配分されるリソースブロックの数(Ng,j)が、そのサブフレームにおいてそのスライスの最大の段階1配分(最小保証配分)(
)を越えることになる場合(S909:YES)、そのベアラに割り当てられたリソースブロックの数は、S911において、
に削減される。そうでない場合(S909:NO)、そのベアラは、スケジューリングされ、候補のベアラリストから除去され、そのベアラに割り当てられたリソースブロックの数を記録するパラメーターNg,jは更新される。
次に、段階1の処理について、サブフレーム「j」においてスライス「g」に配分されるリソースブロックの数(Ng,j)が、そのサブフレームにおけるそのスライスの最小の段階1配分(
)に等しい場合(S915:YES)、スケジューリングプロセスは終了し、この手順は、図8の手順(S809)に戻る。そうでない場合(S915:NO)、このプロセスは、配分可能な物理リソースブロックが残っている限り、更なるベアラごとにS907から繰り返される(S917:YES)。ベアラ又は配分可能な物理リソースブロックが残っていない場合(S917:NO)、スケジューリングプロセスは終了し、この手順は、図8の手順(S809)に戻る。
段階1においてスライス優先順位を考慮することの利点は、それによって、カスタマイズされたスケジューラアルゴリズム(又はスケジューラアルゴリズムパラメーター)をスライスごとに用いることが可能になるということである。これが必要とされない場合、オプションとして、スライス優先順位を段階1で無視することができ、スライス優先順位を考慮せずにベアラを選択することができ、各スライスは、
個のリソースを受け取るとすぐに更なるスケジューリングから除去される。
一方、幾つかの場合には、段階1において
個のリソースをスライス「g」に正確に配分することが可能でない場合がある。なぜならば、そのスライス「g」の
が、整数個のPRBに対応しない場合があるからである。したがって、スライススケジューラ65は、例えば、図9の例示のフローチャートに示すステップを実行しながら、以下の方法を適用することができる。
スライススケジューラ65は、
、すなわち、サブフレーム「j」において事業者スライス「g」用に段階1で保証されたリソースを設定する必要がある。ここで、Kは、システム帯域幅において利用可能なPRBの総数を表し、
は、共有基地局5が各サブフレームにおいてスライス「g」に提供する必要がある「瞬時」リソース保証を表す。しかしながら、
が整数値でない可能性がある。この場合、1つの簡単なオプションは、
、すなわち、
よりも大きくない最大整数に設定することであるが、これは、所与のスライスが、幾つかのサブフレームでは、サブフレーム当たりの予想(保証)リソース量よりも少ないフラクションを受け取る場合があることを意味する。したがって、少なくとも
のリソース量を割り当てるが、時に、それよりも多くのリソースを割り当て、事業者スライスが、平均すると正確に
を受け取るようにすることを提案する。スライススケジューラ66は、段階1で、任意のサブフレームにおいて、事業者スライスに割り当てられたPRB数が、全ての「瞬時」サブフレーム当たりのリソース保証(全てのスライスについて)の合計
を越えないことも確保する。ここで、
である。これは、以下の方法によって達成することができる。
各サブフレームの開始時に、スライススケジューラ65は、以下に示す手順を用いて
を計算する。ここで、dg,jは、事業者スライス「g」の実数値(場合によっては負)の「クレジット」値である。dg,jは、j=0において0に初期化される。
1.全てのスライスについて、
及び
を初期化する。
2.各スライス「g」について、以下を行う:
3.g’を、dg,jの最も高い(すなわち、最も大きな正の)値を有するスライスのインデックスに設定する。
4.K’>0及びdg’,j>0である場合、以下を行い、そうでない場合、停止する:
5.g’を、dg,jの次に最も高い値を有するスライスのインデックスに設定し、ステップ4に進む。
1.全てのスライスについて、
2.各スライス「g」について、以下を行う:
このアルゴリズムは、以下の特性を有する。
・
が整数値である場合、あらゆるサブフレームにおいて正確に
である。
・
が整数値でない場合、
又は
のいずれかであり、多くのサブフレームにわたる
の平均は、
である。
・1つのサブフレームにおけるRBの総数は、
よりも決して多くなく、すなわち、
である。
・
・
・1つのサブフレームにおけるRBの総数は、
変更形態及び代替形態
上記で、幾つかの詳細な実施形態が説明されてきた。当業者であれば理解するように、上記の実施形態において具現される発明から依然として利益を享受しながら、上記の実施形態に対して複数の変更形態及び代替形態を実施できる。例示としてのみ、ここで、これらの変更形態及び代替形態のうちの幾つかを説明する。
上記で、幾つかの詳細な実施形態が説明されてきた。当業者であれば理解するように、上記の実施形態において具現される発明から依然として利益を享受しながら、上記の実施形態に対して複数の変更形態及び代替形態を実施できる。例示としてのみ、ここで、これらの変更形態及び代替形態のうちの幾つかを説明する。
上記で説明した実施形態は、基地局又はコアネットワークにおいて容量を共有する3つのネットワーク事業者に限定されているが、2つ、4つ、5つ、又は更に多くのネットワーク事業者がネットワークの一部を共有することができること、及び説明された実施形態は、2つ以上の事業者によって共有されるネットワークに一般的に適用可能であることが理解されよう。
上記実施形態では、リソースプールは、それぞれのリソースプールを共有するネットワーク事業者に配分することができる仮想的なリソースのセットを含むものとして説明されている。しかしながら、リソースプールは、物理リソース、例えば、基地局セル、周波数帯域等にも対応することができることが理解されるであろう。
複数プール方式は、提案した手順の利益を示す一例として用いられているにすぎない。一方、提案した手順は、複数プール方式に限定されるものではなく、単一のリソースプールを提供する共有基地局によっても同様に実施することができる。さらに、手順Bは、共有ルールのどの任意のセットをも実施するのに用いることができる。手順Bを適用する唯一の要件は、(i)各スライスが十分に混雑した場合にどれだけの量を得るのか、及び(ii)1つのスライスに属する未使用リソースを残りのスライス間でどのように共有するべきかを計算することが可能でなければならないということである。このため、(例えば、共有基地局が最初に展開されたときに)1つのリソースプールしか有しない共有基地局のプールプロセッサを、第2の(又は更なる)リソースプールを後の使用の際にサポートするために更新する必要はない。代替的に、複数のリソースプールを提供する共有基地局を、好都合なことには、その基地局を共有するネットワーク事業者に1つのリソースプールのみを提供するように再構成することができる(例えば、特定のネットワーク事業者がこの共有基地局のリソースをもはや用いないとき、残りの共有ネットワーク事業者に単一のリソースプールを提供することがより適切な場合がある)。
例示のアルゴリズムのステップ(a)〜(h)の上記説明では、各スライスは、その利用可能なリソースをプール番号の昇順で満たすことを仮定している。しかしながら、このアルゴリズムは、代替の仮定、例えば、
・各スライスは、そのリソースを全てのプールにわたって「均等」に(すなわち、それぞれのプールサイズPmに比例して)分配するように試みること、又は
・各スライスは、全てのスライスの全体的リソース利用を最大にする方法でそのリソースを全ての利用可能なプールにわたって分配すること、
を取り扱うように適合することができることが理解されるであろう。
・各スライスは、そのリソースを全てのプールにわたって「均等」に(すなわち、それぞれのプールサイズPmに比例して)分配するように試みること、又は
・各スライスは、全てのスライスの全体的リソース利用を最大にする方法でそのリソースを全ての利用可能なプールにわたって分配すること、
を取り扱うように適合することができることが理解されるであろう。
一方、m≠mj−1である場合には、
を設定することが可能であり、これは、僅かにより正確なリソース配分をもたらすことができることが理解されるであろう。この場合、
は、全セルリソースのフラクションではなくプールリソースのフラクションを表すが、それでも、必要に応じて、Pmを乗算することによってセルリソースのフラクションに変換することができる。
図8及び図9に示す方法は、以下のように変更することができることが理解されるであろう。すなわち、段階1においてスライスに配分することができるリソース量には制限は課されないが、スライススケジューラは、段階1において遅延センシティブサービスをスケジューリングすることしか可能にせず(s905)、以下の条件が満たされる場合に、段階1においてスライスにリソースを与えることしか可能にしない。
ここで、
は、スライス「g」に属する全ての遅延センシティブベアラに割り当てられたリソースの測定値であり、
に類似の方法で生成することができる。
ここで、βは、事実上、範囲0〜1にある忘却因子パラメーターであり(ここで、1の値は、以前のサブフレームにおけるリソース使用量が無視されることを意味する)、
は、スライスgに属する全ての遅延センシティブベアラに、サブフレーム「j」の直前のサブフレームにおいて割り当てられたシステム帯域幅におけるリソース(例えば、PRB)の総数である。
であることは明らかなはずである。段階1においてスライス「g」をスケジューリングすることを可能にすることによって、条件
が満たされる場合にのみ、スライススケジューラは、スライス「g」が、段階1においてその最小予約よりも多くを取得することができないことを保証し、そのため、NVSの共有する挙動は、依然として維持されている。本方法のこの変形形態は、リソースがあらゆるサブフレームにおいて利用可能であることの保証を提供するものではないことに留意されたい。しかしながら、この変形形態は、複雑度がより低く、それでも、遅延センシティブサービスの性能を改善することができる。
上記実施形態では、LTE標準規格に従って動作する電気通信システムを説明した。しかしながら、当業者であれば理解するように、本出願において説明した技法は、他の標準規格に従って動作する通信システム、特に、マイクロ波アクセスの世界的相互運用性(WiMAX)標準規格等の任意の直交周波数分割多重化(OFDM)ベースのシステムにおいても用いることができる。
上記の実施形態では、移動電話に基づく電気通信システムが説明された。当業者であれば認識するように、本出願において説明される技法は任意の通信システムにおいて用いることができる。一般的な例では、基地局及び移動電話は、互いに通信する通信ノード又はデバイスとみなすことができる。他の通信ノード又はデバイスは、アクセスポイント、及び、例えば携帯情報端末、ラップトップコンピューター、ウェブブラウザー等のユーザーデバイスを含むことができる。
上記の実施形態では、複数のソフトウェアモジュールが説明された。当業者であれば理解するように、それらのソフトウェアモジュールは、コンパイル済みの形式又は未コンパイルの形式において提供することができ、コンピューターネットワークを介して信号として、又は記録媒体において基地局に供給することができる。さらに、このソフトウェアの一部又は全部によって実行される機能は、1つ又は複数の専用のハードウェア回路を用いて実行することもできる。しかしながら、ソフトウェアモジュールを使用することによって、その機能を更新するために基地局を更新することが容易になるので、ソフトウェアモジュールを使用することが好ましい。同様に、上記の実施形態は送受信機回路部を利用したが、送受信機回路部の機能のうちの少なくとも幾つかはソフトウェアによって実行することができる。
種々の他の変更は当業者には明らかであり、ここでは、これ以上詳しくは説明しない。
本出願は、2013年4月10日に出願された英国特許出願第1306539.6号を基礎としており、この英国特許出願の優先権の利益を主張する。この英国特許出願の開示は、引用することによりその全体が本明細書の一部をなす。
Claims (26)
- 複数のネットワーク事業者の間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局であって、
(a)前記通信帯域幅の前記リソースの第1の仮想的なリソースプールを表す第1の割合と、
(b)前記通信帯域幅の前記リソースの第2の仮想的なリソースプールを表す第2の割合と、
(c)前記第1の仮想的なリソースプールに対して、
各ネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分されるべき、前記第1の仮想的なリソースプールにおける前記リソースの予約済み割合を表す各第1のプール割合と、
(d)前記第2の仮想的なリソースプールに対して、
各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分されるべき、前記第2の仮想的なリソースプールにおける前記リソースの予約済み割合を表す各第2のプール割合と、を規定する手段と、
各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットに対するリソースの配分を、前記仮想的なリソースプールのうちの少なくとも1つにおけるそのネットワーク事業者の前記プール割合に基づく解析に応じて優先順位付けする手段と、
現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記通信ベアラに、前記優先順位付けする手段によってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じて、リソースを配分する手段と、
を備える、複数のネットワーク事業者の間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局。 - 前記優先順位付けする手段は、前記現在のスケジューリングラウンドにおいて、前記解析に応じて、少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットをリソース配分から除外するように動作可能である、請求項1に記載の基地局。
- 前記優先順位付けする手段は、前記少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットを、スケジューリングの間に前記配分する手段にその少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットを無視させることによって、リソース配分から除外するように動作可能である、請求項2に記載の基地局。
- 前記優先順位付けする手段は、前記少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットを、その少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットを通信ベアラのセットの優先順位付きリストから省略することによってリソース配分から除外するように動作可能である、請求項2又は3に記載の基地局。
- 前記優先順位付けする手段は、前記少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットを、その少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットに最小(又は「0」)の優先順位を与えることによってリソース配分から除外するように動作可能である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の基地局。
- 前記優先順位付けする手段は、前記少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットを、前記解析が、その1つ又は複数の通信ベアラのセットによるリソース使用量の測定量が全ての仮想的なリソースプールにわたるそのネットワーク事業者用の全てのプール割合の合計を越えていることを示しているときに、リソース配分から除外するように動作可能である、請求項2〜5のいずれか1項に記載の基地局。
- 前記優先順位付けする手段は、前記少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットを、以下の不等式によって表される条件が満たされるときにリソース配分から除外するように動作可能であり、
- 特定のネットワーク事業者が取得することができる前記リソースの前記割合
- 前記リソース使用量の測定量は、所定の数のサブフレームにわたるリソース使用量を表す、請求項6〜8のいずれか1項に記載の基地局。
- 前記リソース使用量の測定量は、全てのリソースプールにわたる1つ又は複数の通信ベアラのそのセットによるリソース使用量を表す、請求項6〜9のいずれか1項に記載の基地局。
- 複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局であって、
前記通信帯域幅が輻輳状態にある場合、ネットワーク事業者ごとに、そのネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分されるそれぞれのリソース割当分を規定する手段と、
各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、そのネットワーク事業者用の前記規定されたそれぞれのリソース割当分に応じて優先順位付けする手段と、
現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記通信ベアラに、前記優先順位付けする手段によってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じてリソースを配分する手段と、
を備える、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局。 - スケジューリングが前記優先順位付けのみに基づいている場合に未使用のままであるリソース量の測定量を前記スケジューリングの前に求めるとともに、少なくとも1つの他のネットワーク事業者の前記通信ベアラへの前記未使用のままであるリソース量の分配を、そのネットワーク事業者用の前記それぞれのリソース割当分に応じて規定する手段を更に備える、請求項11に記載の基地局。
- 前記優先順位付けする手段は、前記現在のスケジューリングラウンドにおいて、少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットを、そのネットワーク事業者用の前記それぞれのリソース割当分に応じてリソース配分から除外するように動作可能である、請求項11又は12に記載の基地局。
- 前記優先順位付けする手段は、前記現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットについて求められたそれぞれの重みに応じて、前記リソースの配分を優先順位付けするように動作可能である、請求項11〜13のいずれか1項に記載の基地局。
- 特定のネットワーク事業者の1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記重みは、その通信ベアラのセットについて、測定されたリソース使用量に対する前記それぞれのリソース割当分の比によって与えられる、請求項14に記載の基地局。
- 前記通信帯域幅が輻輳状態にある場合、各ネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記それぞれのリソース割当分は、i)そのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記通信帯域幅の前記リソースのそれぞれの予約済み割合と、ii)そのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットの前記通信帯域幅の前記リソースの使用量の測定量とに依存する、請求項11〜16のいずれか1項に記載の基地局。
- 複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局であって、
ネットワーク事業者ごとに、そのネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記通信帯域幅の前記リソースの予約済み割合を表すそれぞれの割合を規定する手段と、
各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットに対するリソースの配分を、そのネットワーク事業者の前記割合に基づく解析に応じて優先順位付けし、現在のスケジューリングラウンドにおいて、前記解析に応じて、少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットをリソース配分から除外するように動作可能である優先順位付け手段と、
現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記通信ベアラにリソースを、前記優先順位付け手段によってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じて配分する手段と、
を備える、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局。 - 複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局であって、
(a)第1のネットワーク事業者用の第1の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記リソースの予約済み割合を表す第1の事業者割合と、
(b)第2のネットワーク事業者用の第2の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記リソースの予約済み割合を表す第2の事業者割合と、
を規定する手段と、
各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、そのネットワーク事業者の前記事業者割合に基づく解析に応じて優先順位付けする手段と、
現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記それぞれの通信ベアラに、前記優先順位付けする手段によってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じて、リソースを配分する手段と、
を備え、
前記配分する手段は、
通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラにそれぞれの所定のリソース量を、前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラが属する前記ネットワーク事業者に与えられた前記スケジューリング優先順位に基づく優先順位の順序で配分し、次いで、
通信ベアラの第2のグループの各通信ベアラに、前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラへの前記配分の後に残っているリソースを、前記通信ベアラの第2のグループの各通信ベアラが属する前記ネットワーク事業者に与えられた前記スケジューリング優先順位に基づく優先順位の順序で配分する、
ように動作可能である、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局。 - 前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラは、遅延センシティブ通信ベアラ(例えば、リアルタイム(RT)サービス用、ボイスオーバーIP(VoIP)サービス用、保証ビットレート(GBR)サービス用、最小サービス品質(QoS)サービス用等)として特徴付けられる、請求項19に記載の基地局。
- 前記通信ベアラの第2のグループは、少なくとも1つの遅延耐性通信ベアラ(例えば、非リアルタイム(NRT)用、ファイル転送プロトコル(FTP)用等)を含む、請求項19又は20に記載の基地局。
- 複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法であって、
(a)前記通信帯域幅の第1の仮想的なリソースプールを表す第1の割合と、
(b)前記通信帯域幅の前記リソースの第2の仮想的なリソースプールを表す第2の割合と、
(c)前記第1の仮想的なリソースプールに対して、
各ネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分されるべき、前記第1の仮想的なプールの前記リソースの予約済み割合を表す各第1のプール割合と、
(d)前記第2の仮想的なリソースプールに対して、
各ネットワーク事業者用のの前記1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分されるべき、前記第2の仮想的なプールの前記リソースの予約済み割合を表す各第2のプール割合と、
を規定することと、
各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、前記仮想的なリソースプールのうちの少なくとも1つにおけるそのネットワーク事業者の前記プール割合に基づく解析に応じて優先順位付けすることと、
現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記通信ベアラに、前記優先順位付けすることによってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じて、リソースを配分することと、
を含む、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法。 - 複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法であって、
前記通信帯域幅が混雑した状態にある場合、ネットワーク事業者ごとに、そのネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分されるそれぞれのリソース割当分を規定することと、
各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、そのネットワーク事業者用の前記規定されたそれぞれのリソース割当分に応じて優先順位付けすることと、
現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記通信ベアラに、前記優先順位付けすることによってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じてリソースを配分することと、
を含む、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法。 - 複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法であって、
ネットワーク事業者ごとに、そのネットワーク事業者用の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記通信帯域幅の前記リソースの予約済み割合を表すそれぞれの割合を規定することと、
各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、そのネットワーク事業者の前記割合に基づく解析に応じて優先順位付けする際、現在のスケジューリングラウンドにおいて、前記解析に応じて、少なくとも1つのネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのセットをリソース配分から除外する、優先順位付けすることと、
現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記通信ベアラに、前記優先順位付けすることによってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じてリソースを配分することと、
を含む、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法。 - 複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法であって、
(a)第1のネットワーク事業者用の第1の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記リソースの予約済み割合を表す第1の事業者割合と、
(b)第2のネットワーク事業者用の第2の1つ又は複数の通信ベアラのセットに配分される前記リソースの予約済み割合を表す第2の事業者割合と、
を規定することと、
各ネットワーク事業者用の前記1つ又は複数の通信ベアラのそれぞれのセットへのリソースの配分を、そのネットワーク事業者の前記事業者割合に基づく解析に応じて優先順位付けすることと、
現在のスケジューリングラウンドにおいて、各ネットワーク事業者の前記それぞれの通信ベアラに、前記優先順位付けすることによってそのネットワーク事業者の前記通信ベアラに与えられたスケジューリング優先順位に応じて、リソースを配分することと、
を含み、
前記配分する際、
通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラにそれぞれの所定のリソース量を、前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラが属する前記ネットワーク事業者に与えられた前記スケジューリング優先順位に基づく優先順位の順序で配分し、次いで、
通信ベアラの第2のグループの各通信ベアラに、前記通信ベアラの第1のグループの各通信ベアラへの前記配分の後に残っているリソースを、前記通信ベアラの第2のグループの各通信ベアラが属する前記ネットワーク事業者に与えられた前記スケジューリング優先順位に基づく優先順位の順序で配分する、複数のネットワーク事業者間で通信帯域幅のリソースを共有する基地局によって実行される方法。 - コンピューターに、請求項22〜25のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピューターで実施可能な命令を含む、コンピュータープログラム。
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