JP6040402B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、種々の電池特性を有する蓄電池の充電・放電を行うよう構成された蓄電装置に関する。
商用交流電源が使用できない場所、停電時等においては、ポータブル電源を用い、蓄電池の直流から商用電源の交流に変換し、電源を構成している。このポータブル電源は、必要に応じて、複数の蓄電池を並列接続して用いられる。
例えば、特許文献1においては、電子機器と、電子機器に電力を供給可能な、互いに異なる電池特性を有する複数の二次電池とを備える電子機器システムについて記載されている。電子機器は、複数の二次電池の電池特性を検出する電池検出部と、電子機器の使用状態を検出する使用状態検出部と、複数の二次電池の中から、使用状態検出部による使用状態に適した電力供給を可能とする二次電池を選択する選択部とを有している。これにより、異なる電池特性を有する複数の二次電池を電源として使用する際に、各二次電池の電池特性を活かした電力供給を実現している。
また、特許文献2においては、施設内に配置された複数の電池モジュールと、各電池モジュールの充電モードと放電モードとの切換・選択を行う制御手段と、直流電力と交流電力との変換を行う交直変換手段と、すべての電池モジュールの充電・放電を行う電圧を調整するための電圧調整手段とを備えた蓄電システムについて記載されている。電圧調整手段は、交直変換手段から各電池モジュールまでの配線長さの違いによって異なる電圧降下量を補って、各電池モジュールへの充電電圧及び各電池モジュールからの放電電圧が均等になるようにしている。
特開2008−182810号公報 特開2007−209092号公報
しかしながら、特許文献1,2においては、蓄電装置から複数の蓄電池に対して充電及び放電を行う配線が共通化されている。そのため、複数の蓄電池において、充電と放電とを同時に行うことができない。
また、蓄電装置に、種々の電池特性の蓄電池を接続して用いる場合に、各蓄電池の劣化度等に伴い、電池特性の一つである電池電圧の値が異なる。この場合、各蓄電池へ充電するときの充電器の充電電圧を何ら調整しないときには、充電に伴う損失が大きくなってしまう。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、いずれかの蓄電池において充電を行うと同時に、他のいずれかの蓄電池において放電を行うことができ、充電に伴う損失を小さくすることができる蓄電装置を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、蓄電池と、該蓄電池の電池電圧を計測・管理するとともに該蓄電池の劣化度を計測するよう構成された電池管理部と、上記蓄電池への充電を許可する充電用スイッチと、上記蓄電池からの放電を許可する放電用スイッチと、上記電池管理部から上記電池電圧のデータを受信するとともに上記充電用スイッチ及び上記放電用スイッチを操作する電池制御部と、を備える電池ボックスを、制御ボックスに電気接続して、該制御ボックスの制御本体部によって上記蓄電池の充電・放電を行うよう構成された蓄電装置であって、
上記制御ボックスには、入力電源から供給される直流電圧を、上記蓄電池の電池電圧に対応する充電電圧に調整する充電電圧調整部と、蓄電池の放電電圧を、出力電源へ供給する直流電圧に調整する放電電圧調整部とが設けられており、
上記充電電圧調整部は、複数の上記電池ボックスにおける上記充電用スイッチと充電配線によって電気接続されており、
上記放電電圧調整部は、複数の上記電池ボックスにおける上記放電用スイッチと放電配線によって電気接続されており、
上記制御本体部は、複数の上記電池ボックスの上記電池制御部と信号配線によって電気接続されており、
上記制御本体部は、上記信号配線を介して複数の上記電池ボックスの上記電池制御部とのデータ通信を行って、充電を行う上記蓄電池を選択し、該蓄電池が配置された上記電池ボックスにおいて、上記電池制御部によって上記充電用スイッチを操作して、該蓄電池へ上記入力電源から上記充電電圧調整部及び上記充電配線を介して充電を行い、かつ該充電を行うと同時に、放電を行う他の上記蓄電池を選択し、該蓄電池が配置された上記電池ボックスにおいて、上記電池制御部によって上記放電用スイッチを操作して、該蓄電池から上記出力電源へ上記放電配線及び上記放電電圧調整部を介して放電を行うよう構成されており、
上記充電電圧調整部は、上記充電を行う上記蓄電池の電池電圧、及び上記充電を行う上記蓄電池の、上記電池管理部によって計測された劣化度に応じて、上記充電を行う上記蓄電池への充電電圧を調整するよう構成されており、
上記放電電圧調整部は、上記放電を行う上記蓄電池の電池電圧、及び上記放電を行う上記蓄電池の、上記電池管理部によって計測された劣化度に応じて、上記放電を行う上記蓄電池への放電電圧を調整するよう構成されていることを特徴とする蓄電装置にある(請求項1)。
本発明の他の態様は、蓄電池と、該蓄電池の電池電圧を計測・管理するとともに該蓄電池の劣化度を計測するよう構成された電池管理部と、上記蓄電池への充電を許可する充電用スイッチと、上記蓄電池からの放電を許可する放電用スイッチと、上記電池管理部から上記電池電圧のデータを受信するとともに上記充電用スイッチ及び上記放電用スイッチを操作する電池制御部と、を備える電池ボックスを、制御ボックスに電気接続して、該制御ボックスの制御本体部によって上記蓄電池の充電・放電を行うよう構成された蓄電装置であって、
複数の上記電池ボックスの上記蓄電池には、入力電源から供給される直流電圧を、上記蓄電池の電池電圧に対応する充電電圧に調整するとともに、蓄電池の放電電圧を、出力電源へ供給する直流電圧に調整する電圧調整部とが設けられており、
該電圧調整部は、上記充電用スイッチ及び上記放電用スイッチと電気接続されており、
上記入力電源は、複数の上記電池ボックスにおける上記充電用スイッチと充電配線によって電気接続されており、
上記出力電源は、複数の上記電池ボックスにおける上記放電用スイッチと放電配線によって電気接続されており、
上記制御本体部は、複数の上記電池ボックスの上記電池制御部と信号配線によって電気接続されており、
上記制御本体部は、上記信号配線を介して複数の上記電池ボックスの上記電池制御部とのデータ通信を行って、充電を行う上記蓄電池を選択し、該蓄電池が配置された上記電池ボックスにおいて、上記電池制御部によって上記充電用スイッチを操作して、該蓄電池へ上記入力電源から上記充電配線及び上記電圧調整部を介して充電を行い、かつ該充電を行うと同時に、放電を行う他の上記蓄電池を選択し、該蓄電池が配置された上記電池ボックスにおいて、上記電池制御部によって上記放電用スイッチを操作して、該蓄電池から上記出力電源へ上記電圧調整部及び上記放電配線を介して放電を行うよう構成されており、
上記電圧調整部は、上記充電を行う上記蓄電池の電池電圧、及び上記充電を行う上記蓄電池の、上記電池管理部によって計測された劣化度に応じて、上記充電を行う上記蓄電池への充電電圧を調整するとともに、上記放電を行う上記蓄電池の電池電圧、及び上記放電を行う上記蓄電池の、上記電池管理部によって計測された劣化度に応じて、上記放電を行う上記蓄電池への放電電圧を調整するよう構成されていることを特徴とする蓄電装置にある(請求項2)。
上記一態様の蓄電装置は、種々の電池電圧を有する蓄電池を収容する複数の電池ボックスを制御ボックスに電気接続して、複数の蓄電池の充電・放電を並行して行うよう構成されている。
蓄電装置においては、制御ボックスと複数の電池ボックスとは、充電と放電とを別々の配線で行うよう、充電配線と放電配線とによって電気接続されている。また、制御ボックスの制御本体部は、複数の電池ボックスの電池制御部とデータ通信を行うよう構成されている。
そして、制御本体部は、複数の電池制御部とのデータ通信を行い、充電を行う蓄電池を選択し、この蓄電池に対して充電配線を介して充電を行う。このとき、この蓄電池が配置された電池ボックスにおいては、電池制御部によって充電用スイッチが操作され、蓄電池が充電配線に接続される。そして、入力電源の直流電圧が、充電電圧調整部によって蓄電池の電池電圧に対応する充電電圧に調整される。
この充電電圧調整部によって、種々の電池電圧を有する各蓄電池への充電電圧を、充電に適した所定の電圧に変換することができる。この所定の電圧は、例えば、蓄電池の電池電圧とほぼ同じ電圧、あるいは蓄電池の電池電圧よりも高い電圧として設定することができる。
また、制御本体部は、複数の電池制御部とのデータ通信を行い、放電を行う蓄電池を選択し、この蓄電池から放電配線を介して放電を行う。このとき、この蓄電池が配置された電池ボックスにおいては、電池制御部によって放電用スイッチが操作され、蓄電池が放電配線に接続される。そして、蓄電池の電池電圧が、放電電圧調整部によって出力電源へ供給する直流電圧に調整される。
上記一態様の蓄電装置においては、上記充電配線及び放電配線を有する構造により、いずれかの蓄電池において充電を行うと同時に、他のいずれかの蓄電池において放電を行うことができる。また、充電電圧調整部を用いることにより、各蓄電池の電池電圧に対応して充電電圧を設定することができ、充電に伴う損失を小さくすることができる。
また、上記他の態様の蓄電装置においても、上記充電配線及び放電配線を有する構造により、いずれかの蓄電池において充電を行うと同時に、他のいずれかの蓄電池において放電を行うことができる。また、電圧調整部を用いることにより、各蓄電池の電池電圧に対応して充電電圧を設定することができ、充電に伴う損失を小さくすることができる。
実施例1にかかる、蓄電装置の回路構成を示す説明図。 実施例1にかかる、制御ボックスの回路構成を拡大して示す説明図。 実施例1にかかる、制御本体部のメインの制御を行う方法を示すフローチャート。 実施例1にかかる、各蓄電池の充放電の制御を行う方法を示すフローチャート。 実施例2にかかる、蓄電装置の回路構成を示す説明図。
上述した蓄電装置における好ましい実施の形態につき説明する。
上記蓄電装置において、上記入力電源には、商用交流電源が設けられており、該商用交流電源には、交流電圧を直流電圧に変換する交流/直流変換部が設けられていてもよい(請求項3)。
この場合には、上記充電電圧調整部によって、交流/直流変換部において交流電圧から変換された直流電圧を、種々の電池電圧を有する各蓄電池の充電に適した所定の充電電圧に調整することができる。
また、上記入力電源には、太陽光発電による太陽光電源及び風力発電による風力電源の少なくとも一方が設けられていてもよい(請求項4)。
この場合には、太陽光電源又は風力電源から送られる直流電圧を、上記充電電圧調整部によって、種々の電池電圧を有する各蓄電池の充電に適した所定の充電電圧に調整することができる。
また、上記出力電源は、商用交流電源であり、該商用交流電源には、直流電圧を交流電圧に変換する直流/交流変換部が設けられていてもよい(請求項5)。
この場合には、上記放電電圧調整部によって、種々の電池電圧を有する各蓄電池からの放電電圧を、直流/交流変換部における交流電圧への変換に適した所定の直流電圧に調整することができる。
この所定の直流電圧は、例えば、商用交流電源の交流電圧とほぼ同じ電圧、あるいは商用交流電源の交流電圧よりも高い電圧として設定することができる。これにより、各蓄電池の電池電圧に対応して、直流/交流変換部に入力される放電電圧を設定することができ、放電に伴う損失を小さくすることができる。
また、上記一態様及び他の態様の蓄電装置において、上記制御本体部は、上記電池制御部及び上記充電用スイッチによって、充電を行う上記蓄電池を順次切り換えるとともに、該切換を行うときには、上記電池制御部及び上記放電用スイッチによって、放電を行う上記蓄電池を既に充電が行われた上記蓄電池に切り換えるよう構成されていてもよい(請求項6)。
この場合には、充電を行う蓄電池と放電を行う蓄電池とを効率的に切り換えることができる。
また、上記制御本体部は、予め特定の複数種類の上記蓄電池についての制御パラメータを保有しており、再利用する上記蓄電池及び上記電池管理部が配置された上記電池ボックスが上記制御ボックスに接続されたときに、上記再利用する蓄電池が、上記制御本体部に保有する上記特定の複数種類の蓄電池のいずれかに該当する場合には、上記制御パラメータを用いて、上記蓄電池に対する充電及び放電の制御を行うよう構成されていてもよい(請求項7)。
この場合には、制御本体部に保有される制御パラメータを用いて充電及び放電の制御ができ、この充電及び放電の制御を安全かつ容易に行うことができる。
また、上記電池管理部は、上記蓄電池の劣化度を計測するよう構成されており、上記電池ボックスは、再利用する上記蓄電池及び上記電池管理部を接続可能に構成されており、上記制御本体部は、上記再利用する蓄電池の上記電池管理部に上記劣化度のデータが蓄積されていない場合には、上記再利用する蓄電池には定格充電電圧よりも低い充電電圧で充電を行い、上記電池管理部は、上記再利用する蓄電池について、実際に使用した後に再度劣化度を計測するよう構成されていてもよい(請求項8)。
蓄電装置の電池ボックスに再利用する蓄電池を用いる場合には、上記制御により、この蓄電池の劣化度を確認し、劣化度が分からないときには、無理なく蓄電池を充電・放電させることができる。また、この蓄電池は、蓄電装置において実際に使用した後で劣化度を計測し、適切な充電電圧で再利用することができる。
上記蓄電池の劣化度は、使用年数、充電可能容量の低下、充電電圧の低下等に基づいて決定することができる。
また、上記各電池ボックスにおける上記電池制御部は、上記電池管理部から上記蓄電池における充電状態のデータを受信して、上記制御本体部へ送信するよう構成されており、上記制御本体部は、複数の上記蓄電池のうち放電を行う蓄電池を、上記充電状態が満充電に近い上記蓄電池から順に逐次選択するよう構成されていてもよい(請求項9)。
この場合には、各蓄電池の放電を効率的に行うことができる。
以下に、上記蓄電装置にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
(実施例1)
本例の蓄電装置1は、図1に示すごとく、電池ボックス3を制御ボックス2に電気接続し、制御ボックス2の制御本体部21によって、電池ボックス3に配置された蓄電池32の充電・放電を行うものである。
電池ボックス3は、蓄電池32と、蓄電池32の電池電圧を計測・管理する電池管理部33と、蓄電池32への充電を許可する充電用スイッチ34と、蓄電池32からの放電を許可する放電用スイッチ35と、電池管理部33から電池電圧のデータを受信するとともに充電用スイッチ34及び放電用スイッチ35を操作する電池制御部31とを備えている。
図1、図2に示すごとく、制御ボックス2には、入力電源22から供給される直流電圧を、蓄電池32の電池電圧に対応する充電電圧に調整する充電電圧調整部23と、蓄電池32の放電電圧を、出力電源25へ供給する直流電圧に調整する放電電圧調整部26とが設けられている。
充電電圧調整部23は、複数の電池ボックス3における充電用スイッチ34と充電配線41によって電気接続されている。放電電圧調整部26は、複数の電池ボックス3における放電用スイッチ35と放電配線42によって電気接続されている。制御本体部21は、複数の電池ボックス3の電池制御部31と信号配線43によって電気接続されている。
制御本体部21は、信号配線43を介して複数の電池ボックス3の電池制御部31とのデータ通信を行って、充電を行う蓄電池32を選択し、この蓄電池32が配置された電池ボックス3において、電池制御部31によって充電用スイッチ34を操作して、この蓄電池32へ入力電源22から充電電圧調整部23及び充電配線41を介して充電を行うよう構成されている。また、制御本体部21は、上記充電を行うと同時に、放電を行う他の蓄電池32を選択し、この蓄電池32が配置された電池ボックス3において、電池制御部31によって放電用スイッチ35を操作して、この蓄電池32から出力電源25へ放電配線42及び放電電圧調整部26を介して放電を行うよう構成されている。
以下に、本例の蓄電装置1につき、図1、図2を参照して詳説する。
図1に示すごとく、電池ボックス3に配置される蓄電池32は、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池等とすることができる。各電池ボックス3においては、異なる種類の蓄電池32を収容し、この異なる種類の蓄電池32が収容された複数種類の電池ボックス3を制御ボックス2に電気接続することができる。本例の蓄電池32には、電気自動車、施設、住宅等で所定期間使用されて劣化したものを、再利用(リユース又はリサイクル)することができる。特に、電気自動車用の蓄電池32として、目標とする走行距離を達成できなくなったものの再利用が可能である。
本例の蓄電装置1は、施設、住宅等に設置して、100V又は200Vの商用交流電源(入力電源22及び出力電源25)に接続して用いる。
電池管理部33は、電池電圧を計測・管理する以外にも、充電電流、放電電流、電池温度、断線情報、過充電、過放電等を計測・管理する。
制御本体部21は、蓄電池32の電池管理部33が記憶するデータを分析することにより、各蓄電池32の安全性能、充電特性、放電特性、温度特性等を認知し、各蓄電池32の総合的性能を判断するよう構成されている。
電池ボックス3に収容される蓄電池32としては、例えば、直流の電池電圧が24V〜380Vのものを用いることができる。
蓄電装置1は、施設、住宅等の特定の場所に固定して用いる定置型の装置とすることができ、特定の場所に固定されない移動型の装置とすることもできる。
本例の入力電源22は、100Vの商用交流電源22A、200Vの商用交流電源22B、太陽光発電による太陽光電源(太陽光発電パネル)22C及び風力発電による風力電源(風力発電装置)22Cのうち、蓄電装置1が設置される環境に応じて適宜複数の種類の電源を選択することができる。
図2に示すごとく、100Vの商用交流電源22Aと200Vの商用交流電源22Bとの各交流電圧は、交流/直流変換部231によって、充電電圧調整部23へ送られる直流電圧に変換される。この直流電圧は、充電電圧調整部23において昇圧又は降圧されて、充電配線41を通っていずれかの電池ボックス3における蓄電池32に充電される。
また、太陽光電源22C又は風力電源22Cから出力される直流電圧は、充電電圧調整部23に直接入力され、充電電圧調整部23において昇圧又は降圧されて、充電配線41を通っていずれかの電池ボックス3における蓄電池32に充電される。
図1に示すごとく、各入力電源22に繋がる充電電圧調整部23は、スイッチング素子24によるスイッチ動作を受けて充電配線41に接続されるよう構成されている。各スイッチング素子24は、制御本体部21からの指令によってスイッチ動作を行い、充電配線41に接続する入力電源22が選択される。
充電配線41は、各入力電源22を並列に接続する電源側配線部分411と、電源側配線部分411が1つにまとまる収束配線部分412と、収束配線部分412から各電池ボックス3へ並列に分岐して接続される分岐配線部分413とを有している。収束配線部分412には、電流計414が設けられており、制御本体部21は、電流計414を監視して、各電池ボックス3の蓄電池32への充電の入切等を行う。
本例の出力電源25は、100Vの商用交流電源25である。商用交流電源25と放電電圧調整部26との間には、直流電圧を交流電圧に変換する直流/交流変換部261が設けられている。いずれかの電池ボックス3の蓄電池32から放電される直流電圧は、放電配線42を通って放電電圧調整部26に送られ、放電電圧調整部26において昇圧又は降圧されて、直流/交流変換部261を介して出力電源25へ出力される。
放電配線42は、放電電圧調整部26に接続された収束配線部分421と、収束配線部分421から各電池ボックス3へ並列に分岐して接続される分岐配線部分422とを有している。収束配線部分421には、電流計423が設けられており、制御本体部21は、電流計423を監視して、各電池ボックス3の蓄電池32からの放電の入切等を行う。
図1に示すごとく、各電池ボックス3において、充電配線41は、スイッチング素子から構成された充電用スイッチ34に繋がり、充電用スイッチ34には、直列に逆流防止用のダイオード341が直列に接続されている。また、放電配線42は、スイッチング素子から構成された放電用スイッチ35に繋がり、放電用スイッチ35には、直列に逆流防止用のダイオード351が直列に接続されている。
充電用スイッチ34及び放電用スイッチ35は、それぞれ蓄電池32に並列に接続されている。蓄電池32における電圧監視線には、電池管理部33が接続されており、電池管理部33は電池制御部31に接続されている。各電池ボックス3には、その登録番号(ID)を決定するためのDIPスイッチ等の登録番号スイッチ36が設けられている。
また、各電池ボックス3の蓄電池32には、温度センサを設けて、電池管理部33によって、この温度センサによる温度を監視することができる。
各電池ボックス3について登録番号(ID)が付与され、この各電池ボックス3の登録番号は、制御本体部21と通信を行って、制御本体部21内に設定される。また、各電池ボックス3についての登録番号の取得は、制御ボックス2に各電池ボックス3を接続する部位に専用のプラグ又はケーブルを用い、この専用のプラグ又はケーブル接続できることによって、自動的に取得することもできる。また、各電池ボックス3についての登録番号の取得は、その他の種々の方法によって行うことができる。
また、制御本体部21は、予め特定の複数種類の蓄電池32についての制御パラメータを保有している。再利用する蓄電池32が配置された電池ボックス3が制御ボックス2に接続されたときに、再利用する蓄電池32が、制御本体部21に保有する特定の複数種類の蓄電池32のいずれかに該当する場合には、制御本体部21に保有する制御パラメータを用いて、蓄電池32に対する充電及び放電の制御を行うよう構成されている。
蓄電池32の種類は、専用のプラグ又はケーブルを接続したとき、あるいは蓄電池32の電池管理部33が有する電池情報が制御本体部21内に保有される電池情報と一致するときに、認証することができる。制御パラメータとしては、充電電圧、充電電流、充電時間、電流容量等の充電条件、過充電・過放電、過電流、温度異常等の異常が現在発生していないことを示すデータもしくはフラグ等がある。また、充電及び放電の制御を行う際の制御パラメータには、電池残量、総電圧、SOC(充電率)、DOD(放電深度)等もある。
電池ボックス3内の蓄電池32が、制御本体部21に保有する特定の複数種類の蓄電池32のいずれかに該当しなかった場合には、タッチパネル等の入力手段を介して、マニュアルで当該蓄電池32の制御パラメータを制御本体部21に入力することができる。
制御本体部21は、各電池ボックス3についての登録番号(ID)が、制御本体部21内に記憶する登録番号と合致するかを確認した後、各電池ボックス3内の蓄電池32に対して充電及び放電の制御を行う。制御本体部21は、各蓄電池32に対する充電及び放電の制御を開始した後には、各蓄電池32についての電流値、電圧値、温度等を測定し、各蓄電池32に対する充電及び放電のフィードバック制御を行うことができる。
制御本体部21は、信号配線43を通じて各電池制御部31と通信を行い、充電を行う蓄電池32と放電を行う蓄電池32とを選択するよう構成されている。各電池ボックス3における電池制御部31は、電池管理部33から蓄電池32における充電状態のデータを受信して、制御本体部21へ送信するよう構成されている。制御本体部21は、複数の蓄電池32のうち放電を行う蓄電池32を、充電状態が満充電に近い蓄電池32あるいは過充電に近い蓄電池32から順に逐次選択するよう構成されている。
制御本体部21は、信号配線43を通じて各電池制御部31と通信を行い、複数の蓄電池32のうち充電を行う蓄電池32を、充電容量の大きい蓄電池32から順に逐次選択するよう構成されている。
なお、放電を行う蓄電池32は、複数の蓄電池32をできるだけ均等に使用するために、時系列に並べられる充電終了の履歴の古いものから順に選択することもできる。
また、充電を行う蓄電池32は、SOC(%)が低いもの(充電残量が空に近いもの)、あるいは充電残量の絶対値が低いものから順に選択することもできる。また、充電を行う蓄電池32は、各電池ボックス3の蓄電池32に割り振られたID番号の順に選択することもできる。
また、本例の蓄電装置1においては、同じ電池ボックス3の蓄電池32に対して、充電と放電とを同時に行わない。また、同時に充電を行う蓄電池32は、1つだけとし、複数の蓄電池32に対して同時に充電は行わない。また、放電に際しては、1つの電池ボックス3の蓄電池32から放電することができ、複数の電池ボックス3の蓄電池32から同時に放電することもできる。
制御本体部21は、充電を行う蓄電池32を決定したときには、この蓄電池32が接続された電池制御部31と通信を行い、この電池制御部31によってこの蓄電池32が接続された充電用スイッチ34をスイッチ動作させて、この蓄電池32を充電配線41に導通させる。また、制御本体部21は、充電を行う蓄電池32を決定したときには、放電を行う他の蓄電池32も決定し、この他の蓄電池32が接続された電池制御部31と通信を行い、この電池制御部31によってこの他の蓄電池32が接続された放電用スイッチ35をスイッチ動作させて、この他の蓄電池32を放電配線42に導通させる。
そして、制御本体部21は、電池制御部31及び充電用スイッチ34によって、充電を行う蓄電池32を順次切り換えるとともに、この切換を行うときには、電池制御部31及び放電用スイッチ35によって、放電を行う蓄電池32を既に充電が行われた蓄電池32に切り換えるよう構成されている。
本例の各電池ボックス3における電池管理部33は、蓄電池32の劣化度を計測するよう構成されている。電池ボックス3は、再利用する蓄電池32及び電池管理部33を接続可能に構成されている。蓄電池32及び電池管理部33は、専用のアダプタ及びコードを用いて、電池ボックス3に差し込むよう構成されている。そして、再利用する蓄電池32及び電池管理部33が電池ボックス3に差し込まれたときには、電池制御部31がその電池管理部33に蓄積されたデータを取得する。そして、制御本体部21は、この電池管理部33に蓄積されたデータに基づき、各蓄電池32の劣化度に応じて制御パラメータを設定し、各蓄電池32の充電・放電の制御を行う。
また、制御本体部21は、再利用する蓄電池32の電池管理部33に劣化度のデータが蓄積されていない場合には、再利用する蓄電池32には定格充電電圧よりも低い充電電圧で充電を行うよう構成されている。そして、この蓄電池32に接続された電池管理部33は、再利用する蓄電池32について、実際に充電・放電を行った後に再度劣化度を計測する。
これにより、蓄電装置1の電池ボックス3に再利用する蓄電池32を用いる場合には、上記制御により、この蓄電池32の劣化度を確認し、劣化度が分からないときには、無理なく蓄電池32を充電・放電させることができる。また、この蓄電池32は、蓄電装置1において実際に充電・放電した後で劣化度を計測し、適切な充電電圧で再利用することができる。
また、蓄電装置1は、制御ボックス2に対して1台だけ電池ボックス3を接続して使用することも可能である。この場合には、充電配線41と放電配線42とをスイッチによって接続し、1台の電池ボックス3における蓄電池32に対して充電と放電とを同時に行うことができる。
次に、制御本体部21のメインの制御を行う方法につき、図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、充電用スイッチ34及び放電用スイッチ35のすべてをOFFとする(図3のステップS1)。そして、制御本体部21が各電池制御部31との通信も行って、蓄電装置1全体の状態をチェックし(S2)、異常がないかを確認する(S3)。異常がある場合には、その旨を制御ボックス2に表示して(S4)、異常が回復されるまで待機する。
次いで、制御本体部21は、各電池ボックス3の接続状態を確認し(S5)、各電池ボックス3が接続されているときには、その旨を制御ボックス2に表示する(S6)。また、電池ボックス3が接続されていないときには、接続されるまで待機する(S7)。
次いで、制御本体部21は、各電池ボックス3における蓄電池32の仕様を取得し(S8)、次いで、各電池ボックス3における蓄電池32の状態を取得する(S9)。そして、各電池ボックスにおける蓄電池32の仕様及び状態を、制御ボックス2に表示する(S10)。
次いで、制御本体部21は、各電池ボックス3における蓄電池32の仕様を正常に取得できたか(S11)、及び各電池ボックス3における蓄電池32の状態を正常に取得できたかを確認する(S12)。いずれかに異常がある場合には、制御ボックス2に異常表示をする(S4)とともに蓄電装置1全体の状態のチェックに戻り(S2)、再びこのチェックを行う。
そして、各電池ボックス3における蓄電池32の仕様・状態に異常がない場合には、制御本体部21は、各蓄電池32の充放電の制御を開始する(S13)。その後、各電池ボックス3における蓄電池32の仕様・状態の表示及び確認を繰り返す(S9〜S13)。
次に、各蓄電池32の充放電の制御を行う方法につき、図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、制御本体部21は、各電池ボックス3において、充電中の蓄電池32がないかを確認する(図4のステップS101)。充電中の蓄電池32がある場合には、充電終了条件が成立するか否かを判定し(S102)、充電終了条件が成立したときには、正常に充電を終了する(S103)。また、充電終了条件が成立しないときには、充電異常停止条件が成立するか否かを判定し(S104)、充電異常停止条件が成立したときには、異常があるとして充電を停止する(S105)。また、充電終了条件及び充電異常停止条件が成立しないときには、充電制御を継続する。
また、充電中の蓄電池32がない場合には、過充電になっていない蓄電池32のうちで充電可能な蓄電池32がないかを確認する(S106)。そして、充電可能な蓄電池32がある場合には、最も充電残量の少ない蓄電池32の放電を停止するとともにこの蓄電池32に充電を開始する(S107)。
次いで、制御本体部21は、各電池ボックス3において、放電中の蓄電池32がないかを確認する(S108)。放電中の蓄電池32がある場合には、放電終了条件が成立するか否かを判定し(S109)、放電終了条件が成立したときには、正常に放電を終了する(S110)。また、放電終了条件が成立しないときには、放電異常停止条件が成立するか否かを判定し(S111)、放電異常停止条件が成立したときには、異常があるとして放電を停止する(S112)。また、放電終了条件及び放電異常停止条件が成立しないときには、放電制御を継続する。
また、放電中の蓄電池32がない場合には、過放電になっていない蓄電池32であって、充電中でない蓄電池32がないかを確認する(S113)。そして、放電可能な蓄電池32がある場合には、この蓄電池32の放電を開始する(S114)。
このようにして、各電池ボックス3の蓄電池32について充電と放電とを繰り返し行うことができる。
本例の蓄電装置1は、種々の電池電圧を有する蓄電池32を収容する複数の電池ボックス3を制御ボックス2に電気接続して、複数の蓄電池32の充電・放電を並行して行うよう構成されている。
蓄電装置1においては、制御ボックス2と複数の電池ボックス3とは、充電と放電とを別々の配線で行うよう、充電配線41と放電配線42とによって電気接続されている。また、制御ボックス2の制御本体部21は、複数の電池ボックス3の電池制御部31とデータ通信を行うよう構成されている。
そして、制御本体部21は、複数の電池制御部31とのデータ通信を行い、充電を行う蓄電池32を選択し、この蓄電池32に対して充電配線41を介して充電を行う。このとき、この蓄電池32が配置された電池ボックス3においては、電池制御部31によって充電用スイッチ34が操作され、蓄電池32が充電配線41に接続される。そして、入力電源22(又は交流/直流変換部231)の直流電圧が、充電電圧調整部23によって蓄電池32の電池電圧に対応する充電電圧に調整される。
この充電電圧調整部23によって、種々の電池電圧を有する各蓄電池32への充電電圧を、充電に適した所定の電圧に変換することができる。この所定の電圧は、例えば、蓄電池32の電池電圧とほぼ同じ電圧、あるいは蓄電池32の電池電圧よりも高い電圧として設定することができる。
また、制御本体部21は、複数の電池制御部31とのデータ通信を行い、放電を行う蓄電池32を選択し、この蓄電池32から放電配線42を介して放電を行う。このとき、この蓄電池32が配置された電池ボックス3においては、電池制御部31によって放電用スイッチ35が操作され、蓄電池32が放電配線42に接続される。そして、蓄電池32の電池電圧が、放電電圧調整部26によって直流/交流変換部261へ供給する直流電圧に調整され、直流/交流変換部261から交流電圧の出力電源25へと出力される。
本例の蓄電装置1においては、充電配線41及び放電配線42を有する構造により、いずれかの蓄電池32において充電を行うと同時に、他のいずれかの蓄電池32において放電を行うことができる。また、充電電圧調整部23を用いることにより、各蓄電池32の電池電圧に対応して充電電圧を設定することができ、充電に伴う損失を小さくすることができる。
また、各電池ボックス3の蓄電池32の全体を偏りなく使用することができ、各蓄電池32の寿命を延ばすことができる。また、複数の電池ボックス3の蓄電池32から同時に放電をすることにより、出力電源25から外部へ供給する電力を安定化させることができる。
(実施例2)
本例の蓄電装置1は、図5に示すごとく、図1に示した充電電圧調整部23と放電電圧調整部26とを制御ボックス2に設ける代わりに、各電池ボックス3にそれぞれ電圧調整部37を設けた例である。
本例においては、各電池ボックス3における電圧調整部37は、入力電源22(又は交流/直流変換部231)から供給される直流電圧を、蓄電池32の電池電圧に対応する充電電圧に調整するとともに、蓄電池32の放電電圧を、直流/交流変換部261へ供給する直流電圧に調整する。電圧調整部37は、充電用スイッチ34及び放電用スイッチ35と蓄電池32との間に電気接続されている。
入力電源22(又は交流/直流変換部231)は、複数の電池ボックス3における充電用スイッチ34と充電配線41によって電気接続されている。出力電源25に接続された直流/交流変換部261は、複数の電池ボックス3における放電用スイッチ35と放電配線42によって電気接続されている。
本例の制御本体部21は、信号配線43を介して複数の電池ボックス3の電池制御部31とのデータ通信を行って、充電を行う上記蓄電池32を選択し、この蓄電池32が配置された電池ボックス3において、電池制御部31によって充電用スイッチ34を操作して、この蓄電池32へ入力電源22から充電配線41及び電圧調整部37を介して充電を行う。また、制御本体部21は、この充電を行うと同時に、放電を行う他の蓄電池32を選択し、この蓄電池32が配置された電池ボックス3において、電池制御部31によって放電用スイッチ35を操作して、この蓄電池32から出力電源25へ電圧調整部37及び放電配線42を介して放電を行う。
本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
1 蓄電装置
2 制御ボックス
21 制御本体部
22 入力電源
23 充電電圧調整部
231 交流/直流変換部
25 出力電源
26 放電電圧調整部
261 直流/交流変換部
3 電池ボックス
31 電池制御部
32 蓄電池
33 電池管理部
34 充電用スイッチ
35 放電用スイッチ
41 充電配線
42 放電配線
43 信号配線

Claims (9)

  1. 蓄電池と、該蓄電池の電池電圧を計測・管理するとともに該蓄電池の劣化度を計測するよう構成された電池管理部と、上記蓄電池への充電を許可する充電用スイッチと、上記蓄電池からの放電を許可する放電用スイッチと、上記電池管理部から上記電池電圧のデータを受信するとともに上記充電用スイッチ及び上記放電用スイッチを操作する電池制御部と、を備える電池ボックスを、制御ボックスに電気接続して、該制御ボックスの制御本体部によって上記蓄電池の充電・放電を行うよう構成された蓄電装置であって、
    上記制御ボックスには、入力電源から供給される直流電圧を、上記蓄電池の電池電圧に対応する充電電圧に調整する充電電圧調整部と、蓄電池の放電電圧を、出力電源へ供給する直流電圧に調整する放電電圧調整部とが設けられており、
    上記充電電圧調整部は、複数の上記電池ボックスにおける上記充電用スイッチと充電配線によって電気接続されており、
    上記放電電圧調整部は、複数の上記電池ボックスにおける上記放電用スイッチと放電配線によって電気接続されており、
    上記制御本体部は、複数の上記電池ボックスの上記電池制御部と信号配線によって電気接続されており、
    上記制御本体部は、上記信号配線を介して複数の上記電池ボックスの上記電池制御部とのデータ通信を行って、充電を行う上記蓄電池を選択し、該蓄電池が配置された上記電池ボックスにおいて、上記電池制御部によって上記充電用スイッチを操作して、該蓄電池へ上記入力電源から上記充電電圧調整部及び上記充電配線を介して充電を行い、かつ該充電を行うと同時に、放電を行う他の上記蓄電池を選択し、該蓄電池が配置された上記電池ボックスにおいて、上記電池制御部によって上記放電用スイッチを操作して、該蓄電池から上記出力電源へ上記放電配線及び上記放電電圧調整部を介して放電を行うよう構成されており、
    上記充電電圧調整部は、上記充電を行う上記蓄電池の電池電圧、及び上記充電を行う上記蓄電池の、上記電池管理部によって計測された劣化度に応じて、上記充電を行う上記蓄電池への充電電圧を調整するよう構成されており、
    上記放電電圧調整部は、上記放電を行う上記蓄電池の電池電圧、及び上記放電を行う上記蓄電池の、上記電池管理部によって計測された劣化度に応じて、上記放電を行う上記蓄電池への放電電圧を調整するよう構成されていることを特徴とする蓄電装置。
  2. 蓄電池と、該蓄電池の電池電圧を計測・管理するとともに該蓄電池の劣化度を計測するよう構成された電池管理部と、上記蓄電池への充電を許可する充電用スイッチと、上記蓄電池からの放電を許可する放電用スイッチと、上記電池管理部から上記電池電圧のデータを受信するとともに上記充電用スイッチ及び上記放電用スイッチを操作する電池制御部と、を備える電池ボックスを、制御ボックスに電気接続して、該制御ボックスの制御本体部によって上記蓄電池の充電・放電を行うよう構成された蓄電装置であって、
    複数の上記電池ボックスの上記蓄電池には、入力電源から供給される直流電圧を、上記蓄電池の電池電圧に対応する充電電圧に調整するとともに、蓄電池の放電電圧を、出力電源へ供給する直流電圧に調整する電圧調整部とが設けられており、
    該電圧調整部は、上記充電用スイッチ及び上記放電用スイッチと電気接続されており、
    上記入力電源は、複数の上記電池ボックスにおける上記充電用スイッチと充電配線によって電気接続されており、
    上記出力電源は、複数の上記電池ボックスにおける上記放電用スイッチと放電配線によって電気接続されており、
    上記制御本体部は、複数の上記電池ボックスの上記電池制御部と信号配線によって電気接続されており、
    上記制御本体部は、上記信号配線を介して複数の上記電池ボックスの上記電池制御部とのデータ通信を行って、充電を行う上記蓄電池を選択し、該蓄電池が配置された上記電池ボックスにおいて、上記電池制御部によって上記充電用スイッチを操作して、該蓄電池へ上記入力電源から上記充電配線及び上記電圧調整部を介して充電を行い、かつ該充電を行うと同時に、放電を行う他の上記蓄電池を選択し、該蓄電池が配置された上記電池ボックスにおいて、上記電池制御部によって上記放電用スイッチを操作して、該蓄電池から上記出力電源へ上記電圧調整部及び上記放電配線を介して放電を行うよう構成されており、
    上記電圧調整部は、上記充電を行う上記蓄電池の電池電圧、及び上記充電を行う上記蓄電池の、上記電池管理部によって計測された劣化度に応じて、上記充電を行う上記蓄電池への充電電圧を調整するとともに、上記放電を行う上記蓄電池の電池電圧、及び上記放電を行う上記蓄電池の、上記電池管理部によって計測された劣化度に応じて、上記放電を行う上記蓄電池への放電電圧を調整するよう構成されていることを特徴とする蓄電装置。
  3. 請求項1又は2に記載の蓄電装置において、上記入力電源には、商用交流電源が設けられており、該商用交流電源には、交流電圧を直流電圧に変換する交流/直流変換部が設けられていることを特徴とする蓄電装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄電装置において、上記入力電源には、太陽光発電による太陽光電源及び風力発電による風力電源の少なくとも一方が設けられていることを特徴とする蓄電装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の蓄電装置において、上記出力電源は、商用交流電源であり、該商用交流電源には、直流電圧を交流電圧に変換する直流/交流変換部が設けられていることを特徴とする蓄電装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の蓄電装置において、上記制御本体部は、上記電池制御部及び上記充電用スイッチによって、充電を行う上記蓄電池を順次切り換えるとともに、該切換を行うときには、上記電池制御部及び上記放電用スイッチによって、放電を行う上記蓄電池を既に充電が行われた上記蓄電池に切り換えるよう構成されていることを特徴とする蓄電装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の蓄電装置において、上記制御本体部は、予め特定の複数種類の上記蓄電池についての制御パラメータを保有しており、
    再利用する上記蓄電池及び上記電池管理部が配置された上記電池ボックスが上記制御ボックスに接続されたときに、上記再利用する蓄電池が、上記制御本体部に保有する上記特定の複数種類の蓄電池のいずれかに該当する場合には、上記制御パラメータを用いて、上記蓄電池に対する充電及び放電の制御を行うよう構成されていることを特徴とする蓄電装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の蓄電装置において、上記電池ボックスは、再利用する上記蓄電池及び上記電池管理部を接続可能に構成されており、
    上記制御本体部は、上記再利用する蓄電池の上記電池管理部に上記劣化度のデータが蓄積されていない場合には、上記再利用する蓄電池には定格充電電圧よりも低い充電電圧で充電を行い、上記電池管理部は、上記再利用する蓄電池について、実際に使用した後に再度劣化度を計測するよう構成されていることを特徴とする蓄電装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の蓄電装置において、上記各電池ボックスにおける上記電池制御部は、上記電池管理部から上記蓄電池における充電状態のデータを受信して、上記制御本体部へ送信するよう構成されており、
    上記制御本体部は、複数の上記蓄電池のうち放電を行う蓄電池を、上記充電状態が満充電に近い上記蓄電池から順に逐次選択するよう構成されていることを特徴とする蓄電装置。
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