JP6040095B2 - 行動判定装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、センサデータをもとに人間の行動を判定する行動判定装置、方法及びプログラムに関する。
人の行動を表すデータを収集して蓄積し、当該蓄積データから人の行動を推定して、その推定結果をもとに当該人に適した情報を提示する技術が種々提案されている。人の行動を表すデータの収集手法としては、人にセンサデバイスを直接装着してその計測データを収集する手法や、室内にカメラを設置してその画像データを収集する手法、カップや歯ブラシ等の実際に人が使用する物体にセンサを取付け、これらのセンサにより検出された物体の動きを表すデータを収集する手法がある(例えば特許文献1を参照)。
特開2009−187268号公報
ところが、人にセンサデバイスを装着する手法や室内にカメラを設置する手法は、人に身体的拘束又は心理的障壁を与えるため、許容されない場合がある。一方、人が実際に使用する物体にセンサを取付ける手法は、身体的拘束や心理的障壁は軽減されるが、センサの数が多くなりコストが高くなる傾向がある。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、人に対する身体的拘束又は心理的障壁を与えることなくかつ安価な設備により、人の行動に関連するデータを収集し行動パターンを判定できるようにした行動判定装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するためにこの発明の第1の観点は、人の生活空間において日没から日の出までの時間帯、又は当該時間帯以外の時間帯を表す時間帯情報を予め記憶しておき、上記生活空間に配置され当該生活空間の照度を計測してその計測データを出力する照度センサを備える環境計測手段から送信される上記計測データを受信すると、上記記憶された時間帯情報に基づいて、上記受信された計測データから上記日没から日の出までの時間帯に得られた照度の計測データを抽出し蓄積する。そして、この蓄積された照度の計測データのうち、判定対象のに得られた計測データとそれ以外のに得られた計測データとを比較して、人の行動パターンとしての照明点灯パターンの類似度合いを判定するようにしたものである。
上記目的を達成するためにこの発明の第2の観点は、調理の時間帯、又は当該時間帯以外の時間帯を表す時間帯情報を予め記憶しておき、上記生活空間に配置され当該生活空間の二酸化炭素濃度を計測してその計測データを出力する二酸化炭素センサを備える環境計測手段から送信される上記計測データを受信すると、上記記憶された時間帯情報に基づいて、上記受信された二酸化炭素濃度の計測データから上記調理の時間帯に得られた二酸化炭素濃度の計測データを抽出し蓄積する。そして、この蓄積された二酸化炭素濃度の計測データのうち、判定対象の時間帯に得られた計測データとそれ以外の時間帯に得られた計測データとを比較して、人の行動パターンとしての調理行動パターンの類似度合いを判定するようにしたものである。
また、この発明の第2の観点は以下のような態様を備えることも特徴とする。すなわち、環境計測手段が生活空間の湿度を計測してその計測データを出力する湿度センサをさらに備える場合に、予め記憶された調理の時間帯、又は当該時間帯以外の時間帯を表す時間帯情報に基づいて、上記受信された湿度の計測データから上記調理の時間帯に得られた湿度の計測データを抽出し蓄積する。そして、上記蓄積された湿度の計測データのうち、判定対象の時間帯に得られた湿度の計測データとそれ以外の時間帯に得られた湿度の計測データとを比較して、調理内容の類似度合いを判定するようにしたものである。
この発明の第1の観点によれば、計測手段により得られた人の生活空間の環境計測データから、環境ノイズの発生が予測される時間帯以外の時間帯に得られた計測データが抽出され、この抽出された計測データをもとに人の行動パターンの類似度が判定される。このため、生活空間における人の行動パターンの類似度を判定環境ノイズの影響を受けることなく正確に判定することが可能となる。
また第1の観点によれば、照度センサにより得られた照度の計測データから、日没から日の出までの時間帯に得られたデータのみが抽出され、この抽出された照度の計測データをもとに、判定対象の日とそれ以外の日との間の照明点灯パターンの類似度が判定される。このため、季節または天候による日照の変化の影響を排除して、照明点灯パターンの類似度を正確に判定することが可能となる。
この発明の第2の観点によれば、例えばキッチンにおいて二酸化炭素センサにより得られた二酸化炭素濃度の計測データから、予め設定された予想される調理の時間帯に得られた計測データのみが抽出され、この予想調理時間帯に抽出された二酸化炭素濃度の計測データをもとに、調理行動パターンの類似度が判定される。このため、例えば今日の調理行動パターンと過去の複数の日における調理行動パターンとの間の類似度を、朝食、昼食、間食及び夕食のそれぞれにおいて混同することなく正確に判定することが可能となる。
またこの発明の第2の観点の態様によれば、例えばキッチンにおいて湿度センサにより得られた湿度の計測データから、予め設定された予想される調理時間帯に得られた計測データのみが抽出され、この予想調理時間中に抽出された湿度の計測データをもとに、調理内容の類似度が判定される。このため、今日の調理内容と過去の複数の日における調理内容との間の類似度、例えば焼き物か或いは煮物かといったことまで、朝食、昼食、間食及び夕食のそれぞれにおいて混同することなく正確に判定することが可能となる。
すなわち、この発明の第1の観点によれば、人に対する身体的拘束又は心理的障壁を与えることなくかつ安価な設備により、人の行動に関連するデータを収集し行動パターンを判定できるようにした行動判定装置、方法及びプログラムを提供することができる
この発明に係る行動判定装置及びデータ抽出装置を備えたシステムの第1の実施形態を示す概略構成図。 この発明に係る行動判定装置の第1の実施形態であるサーバユニットと、その周辺装置であるセンシングユニットの構成を示すブロック図。 図2に示したサーバユニットによる照度ID付与処理の手順と処理内容を示すフローチャート。 図2に示したサーバユニットによる比較解析処理の手順と処理内容を示すフローチャート。 図2に示したサーバユニットの類似度判定対象となる照明装置の動作例を示す図。 図2に示したサーバユニットにより判定される照明点灯パターンの一例を示す図。 この発明に係る行動判定装置の第2の実施形態であるサーバユニットと、その周辺装置であるセンシングユニットの構成を示すブロック図。 図7に示したサーバユニットによる二酸化炭素濃度の変化率算出処理手順と処理内容を示すフローチャート。 図7に示したサーバユニットによる比較解析処理手順と処理内容を示すフローチャート。 図7に示したサーバユニットの類似度判定対象となる調理器具の動作例を示す図。 図7に示したサーバユニットにより判定される二酸化炭素濃度の変化パターンの一例を示す図。 この発明に係る行動判定装置の第3の実施形態であるサーバユニットと、その周辺装置であるセンシングユニットの構成を示すブロック図。 図12に示したサーバユニットによる二酸化炭素濃度及び湿度の変化率算出処理手順と処理内容を示すフローチャート。 図12に示したサーバユニットによる比較解析処理手順と処理内容を示すフローチャート。 図12に示したサーバユニットの類似度判定対象となる調理器具の動作例を示す図。 図12に示したサーバユニットにより判定される二酸化炭素濃度及び湿度の変化パターンの一例を示す図。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
(構成)
図1は、この発明に係る行動判定装置及びデータ抽出装置を備えたシステムの第1の実施形態を示す概略構成図であり、図中VU1は行動判定装置としてのサーバユニット、MUはデータ抽出装置としてのデータベースサーバ、SU1はセンシングユニット、DUはユーザ端末を示す。
センシングユニットSU1は、ユーザの生活空間の照度を計測するもので、照明機器の近傍に設置される。サーバユニットVU1は、例えばサービス事業者が運用するサーバコンピュータからなり、上記センシングユニットSU1から送信された照度データを図示しない通信ネットワークを介して受信する機能を有している。
サーバユニットVU1及びセンシングユニットSU1は次のように構成される。図2はその機能構成を示すブロック図である。
センシングユニットSU1は、照度センサ111と、センシング通信部112を備えている。照度センサ111は、ユーザの生活空間である部屋の照度を予め設定された一定のサンプル周期Nで計測し、照度の計測値に計測タイミングを表すタイムスタンプを付与した計測データをセンシング通信部112へ出力する。センシング通信部112は、上記照度センサ111から出力された計測データを蓄積し、予め設定された一定時間分が蓄積されるごとに無線LAN(Local Area Network)などの通信ネットワークを介してサーバユニットVU1へ送信する。なお、計測データは自律的に送信するのではなく、サーバユニットVU1から送信要求を受信したときに送信するようにしてもよい。また、照度センサ111から出力された計測データをリアルタイムに送信するようにしてもよい。
サーバユニットVU1は、例えば家庭やオフィスなどに設置されるホームサーバ又はオフィスサーバからなり、第1の実施形態を実施する上で必要な機能として、サーバ通信部211と、照度データ格納部212と、日照時間格納部213と、照度ID付与部214と、比較解析部215と、閾値格納部216と、解析データ格納部217を備えている。
このうち、照度データ格納部212、日照時間格納部213、閾値格納部216及び解析データ格納部217の各データ記憶機能は、HDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)等を用いた記憶ユニットに設けられる。日照時間格納部213には、判定対象となるユーザの生活空間の位置座標に対応する日没から日の出までの時間帯を表す日照時間情報が予め格納されている。
一方、サーバ通信部211、照度データ格納部212、照度ID付与部214及び比較解析部215の各制御機能は、図示しないプログラムメモリに格納されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)に実行させることにより実現される。サーバ通信部211は、センシングユニットSU1から送信された照度計測データを受信する機能と、解析データ格納部217に記憶された解析データをデータベースサーバMUへ送信する機能を備える。
照度データ格納部212は、記憶部とその制御部を備え、上記サーバ通信部211により計測データが受信された場合に、この受信された計測データに含まれるタイムスタンプを日照時間格納部213に記憶された日照時間情報と比較し、タイムスタンプが日照時間帯に含まれる場合に、当該受信された計測データを日付を表す情報と共に記憶部に格納する。
照度ID付与部214は、以下の処理機能を有する。
(1) 上記照度データ格納部212に予め定めたTa時間分(例えば24時間分)の新たな照度計測データが蓄積されるごとに、当該新たな照度計測データを読み出して同一の照度値LuがNサンプル以上連続するか否かを判定する処理。
(2) 上記判定の結果、Nサンプル以上連続する同一の照度値Luが検出された場合に、このときの照度値Luに固有の照度IDを付与して閾値格納部216に格納する。またそれと共に、当該照度値Lu、タイムスタンプ及び照度IDを、新規解析データセットとして解析データ格納部217に格納する処理。
(3) 上記検出された照度値Luと同一の照度値が既に閾値格納部216に格納されている場合には、当該検出された照度値Luは閾値格納部216に格納せず、上記格納済の照度値に付与されている照度IDを上記検出された照度値Luに付与したデータセットを解析データ格納部217に格納する処理。
比較解析部215は、以下の処理機能を有する。
(1) 上記解析データ格納部217に1日分の新規解析データセットが格納されるごとに、当該新規解析データセットを過去の日の解析データセットと同一時刻のもの同士で比較し、解析データの照度値が一致する場合には1、一致しない場合には0を、引数sに返す。そして、1日分の全解析区間に含まれる各データセットに対して上記比較処理をそれぞれ行い、引数sの総和Sを算出する処理。
(2) (1) の処理を、解析データ格納部217に格納されている過去のすべての解析データセットに対して行う処理。以上のように算出された引数sの総和Sは、宅内の照明点灯パターンの類似の度合いを表す情報として使用される。
データベースサーバMUは例えばWebサーバからなり、データベースを備える。データベースには、ユーザの行動パターンと関連する情報が予め記憶されている。このユーザの行動パターンと関連する情報は、例えばユーザの過去の行動履歴を表す電子的記録情報であり、具体的にはテレビ番組の視聴履歴やWebサイトへのアクセス履歴、ソーシャルネットワークへの投稿テキスト、調理した食事やレシピを表す写真や動画等からなる。
またデータベースサーバMUは、上記サーバユニットVU1から照明点灯パターンの類似の度合いを表す情報を図示しない通信ネットワークを介して受信した場合に、この受信した照明点灯パターンの類似度を表す情報に基づいて、照明点灯パターンが類似する過去の日の行動履歴を表す電子的記録情報を上記データベースから選択的に読み出し、この読み出された電子的記録情報を図示しない通信ネットワークを介して該当するユーザ端末DUへ送信する機能を有する。
ユーザ端末DUは、例えば携帯電話機やスマートフォン、タブレット型端末等の携帯端末からなる。ユーザ端末DUはブラウザを備える。ブラウザは、データベースサーバMUに開設されたWebページのURL(Uniform Resource Locator)に対しアクセスして電子的記録情報を受信し、この受信された情報をディスプレイに表示させるために使用される。なお、ユーザ端末DUは、携帯端末以外にユーザ宅等に固定設置されたパーソナル・コンピュータであってもよく、また電子的記録情報の取得手段についてもブラウザ以外に携帯端末のOS(Operating System)上で実行されるアプリケーションプログラムであってもよい。
(動作)
次に、以上のように構成されたシステムの動作を、サーバユニットVU1の動作を中心に説明する。
(1)生活空間の照度計測とその計測データの蓄積
センシングユニットSU1では、照度センサ111によりユーザの主たる生活空間となる部屋の照度が一定のサンプリング周期Nで計測され、その計測データはセンシング通信部112に蓄積される。そして、予め設定した一定時間分(例えば1時間)の照度計測データが蓄積されると、この蓄積された一定時間分の照度計測データはセンシング通信部112からサーバユニットVU1へ送信される。
例えば、ユーザが任意の時刻t−Δtから時刻tまでの期間に、部屋の照明器具を図5(a)から(b)に示すように消灯したとすると、照度値Luは例えば図6に示すように変化する。この場合、センシングユニットSU1からサーバユニットVU1へは、時刻t−Δtにおける照度値Lu(t−Δt)を表す照度計測データと、時刻tにおける照度値Lu(t)を表す照度計測データが送信されるので、サーバユニットVU1ではこれらの照度値Lu(t−Δt)を表す照度計測データと、時刻tにおける照度値Lu(t)を表す照度計測データとから、上記照明器具の消灯タイミングを判定可能となる。
サーバユニットVU1では、センシングユニットSU1から上記一定時間分の照度計測データが送られると、先ずサーバ通信部211により上記一定時間分の照度計測データが受信される。続いて照度データ格納部212により、上記受信された照度計測データごとにタイムスタンプが抽出され、このタイムスタンプが日照時間格納部213に記憶された日照時間情報と比較される。そして、タイムスタンプが日照時間情報により定義された日没から日の出までの時間帯に含まれる場合には、当該受信された照度計測データが日付を表す情報と共に記憶部に格納される。この結果、照度データ格納部212の記憶部には、センシングユニットSU1から送られた照度計測データ群のうち、上記日没から日の出までの時間帯、例えば16:30〜6:30の時間帯に得られた照度計測データのみが記憶されることになる。
(2)照度ID付与処理
上記照度データ格納部212に、予め定めたTa時間分(例えば24時間分)の新たな照度計測データが蓄積されると、照度ID付与部214では以下のような処理が実行される。図3はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
先ずステップS11により、照度データ格納部212から新たな照度計測データが1サンプルずつ読み出される。そして、ステップS12により、上記読み出された照度計測データの照度値Luが同一値のままNサンプル以上連続したか否かが判定される。この判定の結果、Nサンプル以上連続する同一の照度値Luが検出されると、この検出された照度値Luと同一の照度値が既に閾値格納部216に格納されているか否かがステップS13により判定される。そして、まだ格納されていなければ、ステップS14において、当該照度値Luに固有の照度IDが付与されて閾値格納部216に格納される。またそれと共に、ステップS15において、当該照度値Lu、タイムスタンプ及び照度IDが、新規解析データセットとして解析データ格納部217に格納される。
これに対し、上記検出された照度値Luと同一の照度値が既に閾値格納部216に格納されている場合には、ステップS14による閾値格納部216への照度値Luの新規格納処理は省略され、ステップS15において上記新規解析データセットが解析データ格納部217に格納される。
最後にステップS16において、照度データ格納部212に記憶された新たな照度計測データの全サンプルの読み出しが終了したか否かが判定される。そして、まだ読み出されていないサンプルが残っている場合には、ステップS11に戻って上記したステップS11〜S16による処理が繰り返される。これに対し全サンプルの読み出しが終了すると、照度IDの付与処理は終了となる。
(3)照度計測データの比較解析
次にサーバユニットVU1では、比較解析部215において、上記本日付けの新規解析データセットを、過去の複数の日付の解析データセットとそれぞれ比較して、その類似度を算出する処理が実行される。図4はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
先ずステップS21において日付mが今日の日付に設定される。この状態で、ステップS22により解析データ格納部217から、m番目つまり本日付けの新規解析データセットと、m−1番目つまり1日前の解析データセットが読み出され、この読み出された各解析データセット間で同一時刻のサンプル同士で照度IDが比較される(ステップS23)。この比較の結果、照度IDが一致した場合、つまり照度値が同一だった場合には、ステップS24により引数s=1に設定される。これに対し照度IDが不一致だった場合には、引数s=0に設定される。そして、ステップS26において上記引数sの総和Sが計算され、この総和Sの計算結果が類似度情報として解析データ格納部217に格納される。
次に、解析対象区間(日没から日の出までの時間帯)におけるすべての時刻の解析データセットについて比較処理が終了したか否かが判定され、まだ比較処理がなされていない時刻の解析データセットが残っている場合には、ステップS23に戻ってステップS23〜S27による照度IDの比較判定と一致数の総和Sを計算する処理が行われる。
そして、解析対象区間(日没から日の出までの時間帯)におけるすべての時刻の解析データセットについて比較解析処理が終了すると、ステップS28に移行してここでmの値が解析対象として予め設定した過去の最も古い日付Mに達したか否かが判定される。この判定の結果、mがMに達していなければ、ステップS29でmの値がデクリメント(m=m−1)されたのちステップS22に戻り、m−2番目つまり2日前の解析データセットが読み出される。そして、今度は本日付けの新規解析データセットと上記m−2番目の日付の解析データセットとの間で、先に述べたようにステップS23〜S27により、解析対象区間(日没から日の出までの時間帯)におけるすべての時刻について、照度IDの比較判定とその一致数Sの計算処理が実行される。最後に、mが予め設定した過去の最も古い日付Mに達すると比較解析処理は終了となる。
以上の比較解析処理の結果、解析データ格納部217には、本日付けの新規解析データセットと過去の複数の日付の解析データセットとの間における照度の一致数の総和Sが、照明点灯パターンの類似度を表す情報としてそれぞれ記憶される。
(4)ユーザ端末DUにおいて過去の振り返り操作が行われた場合
ユーザ端末DUにおいて、ユーザがデータベースサーバMUのWebページの閲覧中に「今日と似ている日を振り返る」というボタンを操作したとする。そうすると、データベースサーバMUからサーバユニットVU1に対し、類似度情報の参照要求が送られる。この参照要求には、「今日」の日付を表す情報が含まれる。
サーバユニットVU1では、上記参照要求を受信するとサーバ通信部211が、解析データ格納部217に該当する日付の類似度情報が既に格納されているか否かを判定する。そして、まだ格納されていなければ照度ID付与部214及び比較解析部215に対しそれぞれ照度IDの付与処理及び類似解析処理の実行を指示する。
上記実行指示を受けると照度ID付与部214では、照度データ格納部212に格納されている、今日の現時刻までに得られている解析対象期間(日没から日の出までの期間)に含まれる照度計測データに対し、照度IDを付与する処理が実行される。この照度IDの付与処理は、先に(2)で述べたように図3に示す処理手順に従い実行される。また、比較解析部215では、上記照度IDの付与処理が終了した、今日の現時刻までに得られた照度計測データを含む解析データセットと、過去の予め設定された振り返り対象期間に含まれる複数の日の解析データセットとの間の照度パターンの類似度を算出する処理が実行される。この類似度の算出処理は、先に(3)で述べたように図4に示す処理手順に従い実行される。
上記類似度の算出処理が終了すると、サーバユニットVU1はサーバ通信部211の制御の下、解析データ格納部217に記憶された、今日の現時刻までの照度計測データと過去の振り返り対象期間に含まれる複数の日の照度計測データとの間の照度変化パターンの類似度情報をそれぞれ読み出し、この読み出した照度変化パターンの類似度情報をデータベースサーバMUへ返送する。
データベースサーバMUは、上記サーバユニットVU1から照度変化パターンの類似度情報が返送されると、この類似度情報、つまり一致数の総和Sを予め設定し閾値Tsと比較し、総和Sが閾値Ts以上の日を選択する。そして、この選択した日に対応する解析データセットをサーバユニットVU1から取得し、この取得した解析データセットを総和Sの大きい順に並べる。さらに、これらの解析データセットに含まれるタイムスタンプをもとに、当該タイムスタンプに紐付けられた電子的記録物をデータベースから検索し、この電子的記録物をユーザ端末DUへ送信する。
ユーザ端末DUは、上記データベースサーバMUから送られた電子的記録物を受信しディスプレイに表示する。したがって、ユーザ端末DUには、今日の照明点灯パターンと類似する過去の日の当該時刻に格納した電子的記録物が表示されることになり、ユーザはこの表示された電子的記録物により、今日と同様の生活パターンを過ごした過去の日の出来事などを振り返ることが可能となる。
なお、データベースサーバMUが行った、類似度情報と閾値Tsとを比較して類似度が閾値Ts以上の日を選択する処理、及びこの選択した日を類似度の高い順に並べる処理は、サーバユニットVU1において行うようにしてもよい。また、参照要求で指定する日付は、必ずしも「今日」の日付でなくてもよく、「昨日」や「一昨日」等の抽象表現で指定したり、「2013年5月1日」等のように具体的な日付を指定するようにしても良い。
(効果)
以上詳述したように第1の実施形態では、ユーザの生活空間に照度センサ111を備えたセンシングユニットSU1を設置し、これにより生活空間の照度を一定の周期で計測してその照度計測データをサーバユニットVU1へ送信する。サーバユニットVU1は、上記センシングユニットSU1から送られた照度計測データの中から、予め日照時間格納部213に記憶された日照時間情報をもとに日没から日の出までの時間帯に含まれる日照計測データを抽出して記憶する。そして、参照要求された日の照度計測データと過去の振り返り期間に含まれる複数の日の照度計測データとを同一の時刻同士で比較して、その比較結果をもとに参照要求された日の照明点灯パターンと過去の複数の日の照明点灯パターンとの間の類似度をそれぞれ判定するようにしている。
したがって、センシングユニットSU1により得られた照度計測データから、日没から日の出までの時間帯に得られたデータのみが抽出され、この抽出された照度計測データをもとに、参照要求された日と過去の複数の日との間の照明点灯パターンの類似度が判定される。このため、季節による日照の変化やその日の天候による日照の変化の影響を排除して、照明点灯パターンの類似度を正確に判定することが可能となる。
また、ユーザ端末DUからの振り返り要求に応じて、データベースサーバMUが該当する日の照明点灯パターンの類似度情報をサーバユニットVU1から取得し、この取得した類似度情報をもとに、参照要求された日と照明点灯パターンが閾値以上類似する過去の日を抽出して、この抽出した過去の日に対応付けて予め記憶された電子的記録情報をデータベースから読み出して、ユーザ端末DUへ返送するようにしている。したがって、ユーザは生活空間において自身が参照要求された日と同様のパターンで行動した過去の日に記録された情報、例えばテレビ番組の視聴履歴やWebの閲覧履歴、ソーシャルネットワークへの投稿テキストなどを確認することが可能となる。
さらに、サーバ通信部211により受信された照度計測データのうち、日没から日の出までの時間帯に含まれる照度計測データのみを抽出したのち照度データ格納部212に格納するようにしている。このため、受信したすべての照度計測データを一旦記憶したのち日没から日の出までの時間帯に含まれる照度計測データを抽出する場合に比べ、照度データ格納部212の記憶容量を削減することができる。
[第2の実施形態]
(構成)
図7は、この発明の第2の実施形態に係るシステムの機能構成を示すブロック図であり、図中SU2は環境計測手段としてのセンシングユニット、VU2は行動判定装置としてのサーバユニット、MUは外部記憶装置としてのデータベースサーバ、DUは表示装置としてのユーザ端末をそれぞれ示している。
センシングユニットSU2は、二酸化炭素(CO2)センサ121と、センシング通信部122を備えている。CO2センサ121は、例えばキッチンの二酸化炭素濃度を予め設定された一定のサンプル周期Nで計測し、CO2の計測値に計測タイミングを表すタイムスタンプを付与したCO2計測データをセンシング通信部122へ出力する。センシング通信部122は、上記CO2センサ121から出力されたCO2計測データを蓄積し、予め設定された一定時間分が蓄積されるごとに無線LANなどの通信ネットワークを介してサーバユニットVU2へ送信する。なお、CO2計測データは自律的に送信するのではなく、サーバユニットVU2から送信要求を受信したときに送信するようにしてもよい。また、CO2センサ121から出力された計測データをリアルタイムに送信するようにしてもよい。
サーバユニットVU2は、例えば家庭やオフィスなどに設置されるホームサーバ又はオフィスサーバからなり、第2の実施形態を実施する上で必要な機能として、サーバ通信部221と、CO2データ格納部222と、CO2変化率算出部223と、比較解析部224と、閾値格納部225と、解析データ格納部226と、調理時間格納部227を備えている。
このうち、CO2データ格納部222、閾値格納部225、解析データ格納部226及び調理時間格納部227は、HDD又はSSD等を用いた記憶ユニットに設けられる。調理時間格納部227には、一般的な朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00及び15:00〜16:00)及び夕食時間帯(16:00〜24:00)を表す調理時間情報が予め格納されている。閾値格納部225には、CO2計測データからその変化率を計算するために使用する閾値Tcが格納されている。
サーバ通信部221、CO2変化率算出部223及び比較解析部224の各制御機能は、図示しないプログラムメモリに格納されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)に実行させることにより実現される。サーバ通信部221は、センシングユニットSU2から送信されたCO2計測データを受信する機能と、解析データ格納部226に記憶された解析データをデータベースサーバMUへ送信する機能を備える。
CO2変化率算出部223は、以下の処理機能を有する。
(1) 上記CO2データ格納部222に記憶されたCO2計測データからCO2濃度の変化率を算出し、この算出されたCO2濃度の変化率が上記閾値格納部225に格納されている閾値Tc以上となったか否かを判定する処理。
(2) 上記CO2濃度の変化率が最初に閾値Tc以上となったときの時刻と、その後最初にピークが現れる時刻と、それぞれの時刻におけるCO2濃度を上記CO2計測データより抽出し、この抽出した各時刻及び各CO2 濃度を新規解析データセットとして解析データ格納部226に格納する処理。
比較解析部224は、以下の処理機能を有する。
(1) 上記調理時間格納部227に記憶された調理時間情報に基づいて、上記解析データ格納部226から、朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)及び夕食時間帯(16:00〜24:00)に含まれる新規解析データセットと、過去の複数の日の解析データセットをそれぞれ読み出す処理。
(2) 上記読み出された新規解析データセットと過去の解析データセットとの間で、各解析データセットに含まれるピークが現れる時刻間のユークリッド距離dcを算出する処理。このユークリッド距離dcは調理開始時刻の類似度を表すもので、比較解析部224はこの計算されたユークリッド距離dcを比較相手とした過去の解析データセットの日付情報と関連付けて解析データ格納部226に格納する。ユークリッド距離dcは、その値が小さいほど調理開始時刻の類似度が高いことを表す。
なお、データベースサーバMU及びユーザ端末DUの構成については、前記第1の実施形態により述べたものと同一なので、再度の説明は省略する。
(動作)
次に、以上のように構成されたシステムの動作を、サーバユニットVU2の動作を中心に説明する。
(1)キッチンのCO2 計測とその計測データの蓄積
センシングユニットSU2では、CO2センサ121によりキッチンのCO2 濃度が一定のサンプリング周期Nで計測され、その計測値と計測時刻を表すタイムスタンプが計測データとしてセンシング通信部122に蓄積される。そして、予め設定した一定時間分(例えば1時間)のCO2計測データが蓄積されると、この蓄積された一定時間分のCO2 計測データはセンシング通信部122からサーバユニットVU2へ送信される。
例えば、ユーザが調理台において、図10(a)に示すように無点火の状態から図10(b)に示すように点火して鍋を火にかけ、調理終了後に図10(c)に示すように消化する調理行動を行ったとする。この場合、CO2 濃度は図11に示すように変化する。このCO2 濃度の変化は、CO2 計測データとしてサーバユニットVU2へ送られる。
サーバユニットVU2では、サーバ通信部221により上記一定時間分のCO2計測データが受信され、この受信されたCO2計測データはCO2データ格納部222に格納される。
(2)CO2 変化率の算出
上記CO2データ格納部222に、予め定めたTa時間分(例えば24時間分)の新たなCO2計測データが蓄積されると、CO2変化率算出部223では以下のような処理が実行される。図8はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
先ずステップS31により、CO2データ格納部222から新たなCO2計測データが1サンプルずつ読み出される。そして、ステップS32において、隣り合う2つのサンプルのCO2濃度を比較することによりCO2濃度の変化率が計算される。続いて、この算出されたCO2濃度の変化率が閾値格納部225に格納されている閾値Tcと比較され、閾値Tc以上となったか否かが判定される。この判定の結果、CO2濃度の変化率が閾値Tc以上であれば、ステップS33において、このCO2濃度変化率が閾値Tc以上となったときの時刻と、その後最初にCO2濃度のピークが現れた時刻と、それぞれの時刻におけるCO2濃度とを含む新規解析データセットが生成され、この生成された新規解析データセットが解析データ格納部226に格納される。なお、CO2濃度変化率が閾値Tc未満であれば、ステップS33を処理せずにステップS34に移行する。
ステップS34では、CO2データ格納部222に記憶された新たなCO2計測データの全サンプルの読み出しが終了したか否かが判定される。そして、まだ読み出されていないサンプルが残っている場合には、ステップS31に戻って上記したステップS31〜S34による処理が繰り返し実行される。そして、全サンプルの読み出しが終了すると、CO2濃度変化率の算出処理は終了する。
(3)CO2 計測データの比較解析
次にサーバユニットVU2では、比較解析部224において、上記本日付けの新規解析データセットを、過去の複数の日付の解析データセットとそれぞれ比較して、その類似度を算出する処理が実行される。図9はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
先ずステップS41において日付mが今日の日付に設定される。この状態で、ステップS42において、解析データ格納部226から、m番目つまり本日付けの新規解析データセットと、m−1番目つまり1日前の解析データセットが読み出される。このとき、読み出されるデータセットは、調理時間格納部227に記憶された調理時間情報に基づいて、朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)及び夕食時間帯(16:00〜24:00)に含まれるデータセットのみに限定される。
次にステップS43において、先ず上記読み出された朝食時間帯(5:00〜10:00)における新規解析データセットと1日前の解析データセットとの間で、それぞれのデータセットに含まれるピークが現れた時刻間のユークリッド距離dcが算出される。このユークリッド距離dcは調理開始時刻の類似度を表すもので、この計算されたユークリッド距離dcは1日前の解析データセットの日付情報と関連付けられて解析データ格納部226に格納される。
続いて、ステップS44により全解析区間の比較処理が終了したか否かが判定される。ここでは、まだ朝食時間帯における解析データセットの比較処理しかなされていないので、ステップS43に戻る。そして、昼食時間帯(11:00〜15:00)における新規解析データセットと過去の解析データセットとの間で、各解析データセットに含まれるCO2 濃度のピークが現れる時刻間のユークリッド距離dcが算出され、この算出されたユークリッド距離dcが1日前の解析データセットの日付情報と関連付けられて解析データ格納部226に格納される。
以下同様に、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)及び夕食時間帯(16:00〜24:00)における解析データセットから、それぞれCO2 濃度のピークが現れる時刻間のユークリッド距離dcを算出する処理が順次実行される。
そうして、全解析区間の比較処理が終了すると、ステップS45に移行してここでmの値が解析対象として予め設定した過去の最も古い日付Mに達したか否かが判定される。この判定の結果、mがMに達していなければ、ステップS46でmの値がデクリメント(m=m−1)されたのちステップS42に戻り、m−2番目つまり2日前の解析データセットが読み出される。なお、このとき読み出される解析データセットが、解析区間、つまり朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)及び夕食時間帯(16:00〜24:00)に含まれるデータセットのみに限定される点は、先に述べた1日前の解析データセットを読み出す場合と同様である。
そして、先に述べたようにステップS43,S44により、上記解析区間ごとに本日付けの新規解析データセットと上記m−2番目の日付の解析データセットとの間で、CO2 濃度のピークが現れる時刻間のユークリッド距離dcが算出される。そして、この算出されたユークリッド距離dcが2日前の解析データセットの日付情報と関連付けられて解析データ格納部226に格納される。
以後同様に、ステップS45によりmの値が解析対象として予め設定した過去の最も古い日付Mに達するまで、m番目の日のそれぞれについてステップS42〜S44によりCO2 濃度のピークが現れる時刻間のユークリッド距離dcの算出処理が繰り返し行われる。
したがって解析データ格納部226には、解析区間別に、つまり朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)及び夕食時間帯(16:00〜24:00)のそれぞれについて算出された、本日付けの新規解析データセットと過去の複数の日付の解析データセットとの間におけるCO2 濃度のピークが現れた時刻間のユークリッド距離dcが、各解析区間における調理開始時刻の類似度を表す情報としてそれぞれ記憶される。
(4)ユーザ端末DUにおいて過去の振り返り操作が行われた場合
ユーザ端末DUにおいて、ユーザがデータベースサーバMUのWebページの閲覧中に「今日と似ている日を振り返る」というボタンを操作したとする。そうすると、データベースサーバMUからサーバユニットVU2に対し、類似度情報の参照要求が送られる。この参照要求には、「今日」の日付を表す情報が含まれる。
サーバユニットVU2では、上記参照要求を受信するとサーバ通信部221が、解析データ格納部226に該当する日付の類似度情報が既に格納されているか否かを判定する。そして、まだ格納されていなければ、CO2 変化率算出部223及び比較解析部224に対しそれぞれCO2 変化率の算出処理及び類似解析処理の実行を指示する。
上記実行指示を受けるとCO2 変化率算出部223では、CO2 データ格納部222に格納されている、今日の現時刻までに得られているCO2計測データについて、CO2濃度変化率を算出しCO2濃度のピークを抽出する処理が実行される。このCO2濃度変化率の算出処理は、先に(2)で述べたように図8に示す処理手順に従い実行される。
また比較解析部224では、上記CO2濃度変化率の算出処理が終了した、今日の現時刻までに得られた解析区間のCO2濃度変化率の解析データセットと、過去の予め設定された振り返り対象期間に含まれる複数の日におけるCO2濃度変化率の解析データセットとの間で、CO2濃度のピーク検出時刻間のユークリッド距離dcを算出する処理が実行される。このユークリッド距離dcの算出処理は、先に(3)で述べたように図9に示す処理手順に従い実行される。
上記ユークリッド距離dcの算出処理が終了すると、サーバユニットVU2はサーバ通信部221の制御の下、解析データ格納部226に記憶されたユークリッド距離dcの算出結果を表す情報をそれぞれ読み出し、この読み出したユークリッド距離dcの算出結果を表す情報をデータベースサーバMUへ返送する。
データベースサーバMUは、上記サーバユニットVU2からユークリッド距離dcの算出結果を表す情報が返送されると、このユークリッド距離dcを予め設定した閾値Tdと比較する。そして、ユークリッド距離dcが閾値Td以下となる日を抽出する。続いて、当該抽出された日に対応する解析データセットをサーバユニットVU2から取得し、この取得した解析データセットをユークリッド距離dcが小さい順に、つまり調理開始時刻の類似度が高い順に並べる。そして、これらの解析データセットに含まれるタイムスタンプをもとに、当該タイムスタンプに紐付けられた電子的記録物をデータベースから検索し、この電子的記録物をユーザ端末DUへ送信する。
ユーザ端末DUは、上記データベースサーバMUから送られた電子的記録物を受信しディスプレイに表示する。したがってユーザ端末DUでは、今日の朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)或いは夕食時間帯(16:00〜24:00)における調理開始時刻と、調理開始時刻が類似する過去の日の当該調理開始時刻に格納された電子的記録物が表示されることになる。このため、ユーザはこの表示された電子的記録物により、今日と同様の時刻に調理行動を行った過去の日の出来事や調理メニューとそのレシピなどを振り返ることが可能となる。
なお、データベースサーバMUが行った、ユークリッド距離dcと閾値Tdとを比較してユークリッド距離dcが閾値Td以下の日を抽出する処理、及びこの抽出された日をユークリッド距離dcの小さい順に並べる処理は、サーバユニットVU2において行うようにしてもよい。また、参照要求で指定する日付は、必ずしも「今日」の日付でなくてもよく、「昨日」や「一昨日」等の抽象表現で指定したり、「2013年5月1日」等のように具体的な日付を指定するようにしても良い。
(効果)
以上詳述したように第2の実施形態では、キッチンにCO2センサ121を備えたセンシングユニットSU2を設置し、これによりキッチンにおけるCO2濃度を一定の周期で計測してその計測データをサーバユニットVU2へ送信する。サーバユニットVU2は、上記センシングユニットSU2から送られたCO2計測データをもとにCO2濃度変化率を算出して解析データセットを生成する。またそれと共に、参照要求された日の解析データセットと過去の日の解析データセットとの間で、解析区間別、つまり朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)及び夕食時間帯(16:00〜24:00)の各々において、CO2濃度のピーク検出時刻間のユークリッド距離dcを算出し、この算出されたユークリッド距離dcを上記各解析区間における調理開始時刻間の類似度を表す情報として記憶するようにしている。
したがって、キッチンにおいてCO2 センサにより得られたCO2 濃度の計測データをもとに、参照要求された日と過去の日との間で、朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)及び夕食時間帯(16:00〜24:00)別に、調理開始時刻の類似度を求めることが可能となる。このため、例えば参照要求された日の調理行動パターンと過去の複数の日における調理行動パターンとの間の類似度を、朝食、昼食、間食及び夕食のそれぞれにおいて混同することなく正確に判定することが可能となる。
また、ユーザ端末DUからの振り返り要求に応じて、データベースサーバMUが該当する日の調理開始時刻の類似度情報をサーバユニットVU2から取得し、この取得した類似度情報をもとに、参照要求された日と調理開始時刻が閾値Td以上類似する過去の日を抽出して、この抽出した過去の日の上記調理開始時刻に対応付けて予め記憶された電子的記録情報をデータベースから読み出して、ユーザ端末DUへ返送し表示させるようにしている。したがって、ユーザは朝食、昼食、間食及び夕食の各時間帯別に、自身が参照要求された日と同様の調理行動をした過去の日の同一時間帯に記録された情報、例えば調理メニューやレシピを記録した写真や動画などを確認することが可能となる。また、これらの写真や動画をソーシャルネットワーク上の投稿サイトに投稿している場合には、これに対する書込みや反響などを再確認することが可能となる。
[第3の実施形態]
(構成)
図12は、この発明の第3の実施形態に係るシステムの機能構成を示すブロック図であり、図中SU3は環境計測手段としてのセンシングユニット、VU3は行動判定装置としてのサーバユニット、MUは外部記憶装置としてのデータベースサーバ、DUは表示装置としてのユーザ端末をそれぞれ示している。なお、図12において前記図7と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
センシングユニットSU3は、センサとして、二酸化炭素(CO2)センサ121に加え、湿度センサ131をさらに備えている。湿度センサ131は、キッチンの湿度を予め設定された一定のサンプル周期Nで計測し、湿度の計測値に計測タイミングを表すタイムスタンプを付与した湿度計測データを出力する。
センシング通信部132は、CO2センサ121から出力されたCO2計測データと、上記湿度センサ131から出力された湿度計測データをそれぞれ蓄積し、予め設定された一定時間分が蓄積されるごとに無線LANなどの通信ネットワークを介してサーバユニットVU2へ送信する。なお、CO2計測データ及び湿度計測データは自律的に送信するのではなく、サーバユニットVU3から送信要求を受信したときに送信するようにしてもよい。また、CO2センサ121及び湿度センサ131から出力された各計測データをリアルタイムに送信することも可能である。
サーバユニットVU3は、例えば家庭やオフィスなどに設置されるホームサーバ又はオフィスサーバからなり、第3の実施形態を実施する上で必要な機能として、サーバ通信部231と、CO2・湿度データ格納部232と、CO2・湿度変化率算出部233と、比較解析部234と、閾値格納部235と、解析データ格納部236と、調理時間格納部227を備えている。
このうち、CO2・湿度データ格納部232、閾値格納部235、解析データ格納部236及び調理時間格納部227は、HDD又はSSD等を用いた記憶ユニットに設けられる。調理時間格納部227には、第2の実施形態で述べたように一般的な朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00及び15:00〜16:00)及び夕食時間帯(16:00〜24:00)を表す調理時間情報が予め格納されている。閾値格納部225には、CO2計測データからその変化率を計算するために使用する閾値Tcが格納されている。
サーバ通信部231、CO2・湿度変化率算出部233及び比較解析部234の各制御機能は、図示しないプログラムメモリに格納されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)に実行させることにより実現される。サーバ通信部231は、センシングユニットSU3から送信されたCO2計測データ及び湿度計測データを受信する機能と、解析データ格納部236に記憶された解析データをデータベースサーバMUへ送信する機能を備える。
CO2・湿度変化率算出部233は、以下の処理機能を有する。
(1) 上記CO2・湿度データ格納部232に記憶されたCO2計測データからCO2濃度の変化率を算出し、この算出されたCO2濃度の変化率が上記閾値格納部235に格納されている閾値Tc以上となったか否かを判定する処理。
(2) 上記CO2・湿度データ格納部232に記憶された湿度計測データから湿度の変化率を算出する処理。
(3) CO2濃度の変化率が最初に閾値Tc以上となったときの時刻と、その後最初にピークが現れる時刻と、それぞれの時刻におけるCO2濃度を上記CO2計測データより抽出する。そして、この抽出した各時刻及び各CO2 濃度と、上記最初にピークが現れた時刻付近における湿度変化率を、新規解析データセットとして解析データ格納部236に格納する処理。
比較解析部234は、以下の処理機能を有する。
(1) 上記調理時間格納部227に記憶された調理時間情報に基づいて、上記解析データ格納部236から、朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)及び夕食時間帯(16:00〜24:00)に含まれる新規解析データセットと、過去の複数の日の解析データセットをそれぞれ読み出す処理。
(2) 上記読み出された新規解析データセットと過去の解析データセットとの間で、各解析データセットに含まれるピークが現れる時刻間のユークリッド距離dcを算出する。このユークリッド距離dcは調理開始時刻の類似度を表すもので、比較解析部234はこの計算されたユークリッド距離dcを過去の解析データセットの日付情報と関連付けて解析データ格納部236に格納する処理。
(3) 上記読み出された新規解析データセットと過去の解析データセットとの間で、各解析データセットに含まれる湿度変化率を比較し、ユークリッド距離dhを算出する処理。このユークリッド距離dhは、調理の際に発生する湿度変化の類似度を示すもので、比較解析部234はこの計算されたユークリッド距離dhを比較相手とした過去の解析データセットの日付情報と関連付けて解析データ格納部236に格納する。ユークリッド距離dhは、その値が小さいほど調理内容の類似度が高いことを表す。
なお、データベースサーバMU及びユーザ端末DUの構成については、前記第1の実施形態により述べたものと同一なので、再度の説明は省略する。
(動作)
次に、以上のように構成されたシステムの動作を、サーバユニットVU3の動作を中心に説明する。
(1)キッチンのCO2 濃度及び湿度の計測とその計測データの蓄積
センシングユニットSU3では、CO2センサ121によりキッチンのCO2 濃度が一定のサンプリング周期Nで計測され、その計測値と計測時刻を表すタイムスタンプがCO2計測データとしてセンシング通信部132に蓄積される。またそれと共に、湿度センサ131によりキッチンの湿度が一定のサンプリング周期Nで計測され、その計測値と計測時刻を表すタイムスタンプが湿度計測データとしてセンシング通信部132に蓄積される。そして、予め設定した一定時間分(例えば1時間)のCO2及び湿度の計測データが蓄積されると、この蓄積された一定時間分のCO2 計測データ及び湿度計測データはセンシング通信部132からサーバユニットVU3へ送信される。
例えば、ユーザが調理台において、図15(a)に示すように無点火の状態から図15(b)に示すように点火して鍋を火にかけ、調理終了後に図15(c)に示すように消化する調理行動を行ったとする。この場合、CO2 濃度は図16に示すように変化する。また、調理の内容が例えば煮物だったり麺茹の場合には、図16に示すように調理期間中に湿度が上昇する。これらのCO2 濃度の変化及び湿度の変化はCO2 計測データ及び湿度計測データとしてサーバユニットVU3へ送られる。
サーバユニットVU3では、サーバ通信部231により上記一定時間分のCO2計測データ及び湿度計測データが受信され、この受信されたCO2計測データ及び湿度計測データはCO2・湿度データ格納部232に格納される。
(2)CO2 変化率及び湿度変化率の算出
上記CO2・湿度データ格納部232に、予め定めたTa時間分(例えば24時間分)の新たなCO2計測データ及び湿度計測データが蓄積されると、CO2・湿度変化率算出部233では以下のような処理が実行される。図13はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
先ずステップS51により、CO2・湿度データ格納部232から新たなCO2計測データが1サンプルずつ読み出される。そして、ステップS52において、隣り合う2つのサンプルのCO2濃度を比較することによりCO2濃度の変化率が計算される。続いて、この算出されたCO2濃度の変化率が閾値格納部235に格納されている閾値Tcと比較され、閾値Tc以上となったか否かが判定される。
この判定の結果、CO2濃度の変化率が閾値Tc以上であれば、続いてステップS53において上記隣り合う2つのサンプルの湿度を比較することにより湿度の変化率が計算される。そして、ステップS54において、上記CO2濃度変化率が閾値Tc以上となったときの時刻と、その後最初にCO2濃度のピークが現れた時刻と、それぞれの時刻におけるCO2濃度と、上記最初にCO2濃度のピークが現れた時刻付近の湿度変化率(湿度上昇率)とを含む新規解析データセットが生成され、この生成された新規解析データセットが解析データ格納部236に格納される。なお、CO2濃度変化率が閾値Tc未満であれば、ステップS53,S54を処理せずにステップS55に移行する。
ステップS55では、CO2・湿度データ格納部232に記憶された新たなCO2計測データの全サンプルの読み出しが終了したか否かが判定される。そして、まだ読み出されていないサンプルが残っている場合には、ステップS51に戻って上記したステップS51〜S55による処理が繰り返し実行される。そして、全サンプルの読み出しが終了すると、CO2濃度変化率及び湿度変化率の算出処理は終了する。
(3)CO2 計測データ及び湿度計測データの比較解析
次にサーバユニットVU3では、比較解析部234において、上記本日付けの新規解析データセットを、過去の複数の日付の解析データセットとそれぞれ比較して、その類似度を算出する処理が実行される。図14はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
先ずステップS61において日付mが今日の日付に設定される。この状態で、ステップS62において、解析データ格納部236から、m番目つまり本日付けの新規解析データセットと、m−1番目つまり1日前の解析データセットが読み出される。このとき、読み出されるデータセットは、調理時間格納部227に記憶された調理時間情報に基づいて、朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)及び夕食時間帯(16:00〜24:00)に含まれるデータセットのみに限定される。
次にステップS63において、先ず上記読み出された朝食時間帯(5:00〜10:00)における新規解析データセットと1日前の解析データセットとの間で、各々のデータセットに含まれるピークが現れた時刻間のユークリッド距離dcが算出される。このユークリッド距離dcは調理開始時刻の類似度を表すもので、この計算されたユークリッド距離dcは1日前の解析データセットの日付情報と関連付けられて解析データ格納部226に格納される。
次にステップS64において、上記読み出された朝食時間帯(5:00〜10:00)における新規解析データセットと1日前の解析データセットとの間で、各々のデータセットに含まれる湿度変化率(湿度上昇率)間のユークリッド距離dhが算出される。このユークリッド距離dhは調理内容の類似度を表すもので、この計算されたユークリッド距離dhは1日前の解析データセットの日付情報と関連付けられて解析データ格納部236に格納される。
続いて、ステップS65により全解析区間の比較処理が終了したか否かが判定される。ここでは、まだ朝食時間帯における解析データセットの比較処理しかなされていないので、ステップS63に戻る。そして、今度は昼食時間帯(11:00〜15:00)における新規解析データセットと過去の解析データセットとの間で、CO2 濃度のピークが現れる時刻間のユークリッド距離dcが算出され、解析データ格納部236に格納される。またステップS64において、昼食時間帯(11:00〜15:00)における新規解析データセットと過去の解析データセットとの間で、湿度変化率間のユークリッド距離dhが算出され、解析データ格納部236に格納される。
以下同様に、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)及び夕食時間帯(16:00〜24:00)の解析データセットから、それぞれCO2 濃度のピークが現れる時刻間のユークリッド距離dc及び湿度変化率間のユークリッド距離dhを算出する処理が、順次実行される。
そうして、全解析区間の比較処理が終了すると、ステップS66に移行してここでmの値が解析対象として予め設定した過去の最も古い日付Mに達したか否かが判定される。この判定の結果、mがMに達していなければ、ステップS67でmの値がデクリメント(m=m−1)されたのちステップS62に戻り、m−2番目つまり2日前の解析データセットが読み出される。なお、このとき読み出される解析データセットが、朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)及び夕食時間帯(16:00〜24:00)に含まれるデータセットのみに限定される点は、先に述べた1日前の解析データセットを読み出す場合と同様である。
そして、先に述べたようにステップS63,S64により、上記解析区間ごとに本日付けの新規解析データセットと上記m−2番目の日付の解析データセットとの間で、CO2 濃度のピークが現れる時刻間のユークリッド距離dcと、湿度変化率(湿度上昇率)間のユークリッド距離dhがそれぞれ算出される。そして、この算出されたユークリッド距離dc,dhが2日前の解析データセットの日付情報と関連付けられて解析データ格納部236に格納される。
以後同様に、ステップS66によりmの値が解析対象として予め設定した過去の最も古い日付Mに達するまで、m番目の日のそれぞれについてステップS62〜S65によりCO2 濃度のピークが現れた時刻間のユークリッド距離dcの算出処理と、湿度変化率間のユークリッド距離dhの算出処理が繰り返し行われる。
したがって解析データ格納部236には、解析区間別に、つまり朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)及び夕食時間帯(16:00〜24:00)のそれぞれについて算出された、本日付けの新規解析データセットと過去の複数の日付の解析データセットとの間におけるCO2 濃度のピークが現れた時刻間のユークリッド距離dcと、湿度変化率間のユークリッド距離dhが、各解析区間における調理開始時刻の類似度を表す情報、及び調理内容の類似度を表す情報としてそれぞれ記憶される。
(4)ユーザ端末DUにおいて過去の振り返り操作が行われた場合
ユーザ端末DUにおいて、ユーザがデータベースサーバMUのWebページの閲覧中に「今日と似ている日を振り返る」というボタンを操作したとする。そうすると、データベースサーバMUからサーバユニットVU3に対し、類似度情報の参照要求が送られる。この参照要求には、「今日」の日付を表す情報が含まれる。
サーバユニットVU3では、上記参照要求を受信するとサーバ通信部231が、解析データ格納部236に該当する日付の類似度情報が既に格納されているか否かを判定する。そして、まだ格納されていなければ、CO2 ・湿度変化率算出部233及び比較解析部234に対しそれぞれCO2 ・湿度変化率の算出処理及び類似解析処理の実行を指示する。
上記実行指示を受けるとCO2 ・湿度変化率算出部233では、CO2 ・湿度データ格納部232に格納されている、今日の現時刻までに得られているCO2計測データについて、CO2濃度変化率を算出してCO2濃度のピークを抽出する処理が実行される。またそれと共に、CO2濃度のピークが現れた時刻付近における湿度変化率を算出する処理が実行される。これらの処理は、先に(2)で述べたように図13に示す処理手順に従い実行される。
また比較解析部234では、上記CO2濃度変化率及び湿度変化率の算出処理が終了した、今日の現時刻までに得られた解析区間のCO2濃度変化率及び湿度変化率を含む解析データセットと、過去の予め設定された振り返り対象期間に含まれる複数の日におけるCO2濃度変化率及び湿度変化率を含む解析データセットとの間で、CO2濃度のピーク検出時刻間のユークリッド距離dcと、湿度変化率間のユークリッド距離dhをそれぞれ算出する処理が実行される。これらのユークリッド距離dc,dhの算出処理は、先に(3)で述べたように図14に示す処理手順に従い実行される。
上記ユークリッド距離dc,dhの算出処理が終了すると、サーバユニットVU3はサーバ通信部231の制御の下、解析データ格納部236に記憶された各ユークリッド距離dc,dhを表す情報をそれぞれ読み出し、この読み出した各ユークリッド距離dc,dhを表す情報をデータベースサーバMUへ返送する。
データベースサーバMUは、上記ユークリッド距離dc,dhを表す情報を受信すると以下のように表示処理を実行する。すなわち、先ずユークリッド距離dcを予め設定した閾値Tdと比較する。そして、ユークリッド距離dcが閾値Td以下となる日を抽出する。続いて、当該抽出された日に対応する解析データセットをサーバユニットVU3から取得し、この取得した解析データセットをユークリッド距離dcが小さい順に、つまり調理開始時刻の類似度が高い順に並べる。そして、これらの解析データセットに含まれるタイムスタンプをもとに、当該タイムスタンプに紐付けられた電子的記録物をデータベースから検索し、この電子的記録物をユーザ端末DUへ送信する。
ユーザ端末DUは、上記データベースサーバMUから送られた電子的記録物を受信しディスプレイに表示する。したがってユーザ端末DUでは、今日の朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)或いは夕食時間帯(16:00〜24:00)における調理開始時刻と、調理開始時刻が類似する過去の日の当該調理開始時刻に格納された電子的記録物が表示されることになる。このため、ユーザはこの表示された電子的記録物により、今日と同様の時刻に調理行動を行った過去の日の出来事等を振り返ることが可能となる。
なお、データベースサーバMUが行った、ユークリッド距離dcと閾値Tdとを比較してユークリッド距離dcが閾値Td以下の日を抽出する処理、及びこの抽出された日をユークリッド距離dcの小さい順に並べる処理は、サーバユニットVU2において行うようにしてもよい。
さらに、ユーザ端末UTにおいてユーザが「料理が似ている日を振り返る」というボタンを押下したとする。この場合データベースサーバMUは、サーバユニットVU3から先に受信したユークリッド距離dhを予め設定した閾値Thと比較する。そして、ユークリッド距離dhが閾値Th以下となる日を抽出する。続いて、当該抽出された日に対応する解析データセットをサーバユニットVU3から取得し、この取得した解析データセットをユークリッド距離dhが小さい順に、つまり調理開始時刻の類似度が高い順に並べる。そして、これらの解析データセットに含まれるタイムスタンプをもとに、当該タイムスタンプに紐付けられた電子的記録物をデータベースから検索し、この電子的記録物をユーザ端末DUへ送信する。
ユーザ端末DUは、上記データベースサーバMUから送られた電子的記録物を受信しディスプレイに表示する。したがってユーザ端末DUでは、今日の朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)或いは夕食時間帯(16:00〜24:00)において調理したメニューと内容が類似する過去の日に格納された電子的記録物が表示されることになる。このため、ユーザはこの表示された電子的記録物により、今日と同様の内容の調理を行った過去の日の出来事や料理のメニューやレシピ等を振り返ることが可能となる。
なお、データベースサーバMUが行った、ユークリッド距離dhと閾値Thとを比較してユークリッド距離dhが閾値Th以下の日を抽出する処理、及びこの抽出された日をユークリッド距離dhの小さい順に並べる処理は、サーバユニットVU3において行うようにしてもよい。また、参照要求で指定する日付は、必ずしも「今日」の日付でなくてもよく、「昨日」や「一昨日」等の抽象表現で指定したり、「2013年5月1日」等のように具体的な日付を指定するようにしても良い。
(効果)
以上詳述したように第3の実施形態では、キッチンにCO2センサ121と湿度センサ131を備えたセンシングユニットSU3を設置し、これによりキッチンにおけるCO2濃度及び湿度を一定の周期で計測してその計測データをサーバユニットVU3へ送信する。サーバユニットVU3は、上記センシングユニットSU3から送られたCO2計測データをもとにCO2濃度変化率を算出すると共に最初のピークを検出し、さらにこの最初のピークが検出された時刻付近における湿度変化率を算出して、これらの情報とその時刻を含む解析データセットを生成する。またそれと共に、参照要求された日の解析データセットと過去の日の解析データセットとの間で、解析区間別、つまり朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)及び夕食時間帯(16:00〜24:00)の各々において、CO2濃度のピーク検出時刻間のユークリッド距離dcと、湿度変化率間のユークリッド距離dhをそれぞれ算出し、この算出されたユークリッド距離dcを上記各解析区間における調理開始時刻間の類似度を表す情報として、またユークリッド距離dhを調理内容の類似度を表す情報として記憶するようにしている。
したがって、キッチンにおいてCO2 センサにより得られたCO2 濃度の計測データをもとに、参照要求された日と過去の日との間で、朝食時間帯(5:00〜10:00)、昼食時間帯(11:00〜15:00)、間食時間帯(10:00〜11:00、15:00〜16:00)及び夕食時間帯(16:00〜24:00)別に、調理開始時刻の類似度を求めることが可能となる。このため、例えば参照要求された日の調理行動パターンと過去の複数の日における調理行動パターンとの間の類似度を、朝食、昼食、間食及び夕食のそれぞれにおいて混同することなく正確に判定することが可能となる。
それに加え、湿度計測データをもとに、調理内容の類似度が判定される。このため、参照要求された日の調理内容と過去の複数の日における調理内容との間の類似度、例えば焼き物か或いは煮物かといったことまで、朝食、昼食、間食及び夕食のそれぞれにおいて混同することなく正確に判定することが可能となる。
また、ユーザ端末DUからの振り返り要求に応じて、データベースサーバMUが該当する日の調理開始時刻の類似度情報と、調理内容の類似度情報をサーバユニットVU3から取得する。そして、この取得した調理開始時刻の類似度情報をもとに、参照要求された日と調理開始時刻が閾値Td以上類似する過去の日を抽出して、この抽出した過去の日の上記調理開始時刻に対応付けて予め記憶された電子的記録情報をデータベースから読み出し、ユーザ端末DUへ返送し表示させるようにしている。さらに、調理内容の類似度情報をもとに、参照要求された日と調理内容が類似する過去の日を抽出して、この抽出した過去の日に対応付けて予め記憶された電子的記録情報をデータベースから読み出し、ユーザ端末DUへ返送し表示させるようにしている。
したがって、ユーザは朝食、昼食、間食及び夕食の各時間帯別に、自身が参照要求された日と同様の調理行動をした過去の日の同一時間帯に記録された情報をもとに、過去を振り返ることが可能となる。さらに、参照要求された日と調理内容が類似する過去の日の記録情報、例えば調理メニューやレシピを記録した写真や動画などにより過去を振り返ることも可能となる。
[その他の実施形態]
前記各実施形態では、センシングユニットとサーバユニットとを別の装置として構成したが、センシングユニットにサーバユニットの機能を設けてもよい。また、サーバユニットとデータベースサーバの格納を同一装置内に設けるようにしてもよい。
その他、環境計測手段として用いるセンサの種類や、類似度判定対象となる人の行動パターンの種類、行動判定装置の構成とその処理手順・内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
VU1,VU2,VU3…サーバユニット、SU1,SU2,SU3…センシングユニット、MU…データベースサーバ、DU…ユーザ端末、111…照度センサ、121…二酸化炭素(CO2)センサ、131…湿度センサ、112,122,132…センシング通信部、211,221,231…サーバ通信部、212…照度データ格納部、213…日照時間格納部、214…照度ID付与部、215,224,234…比較解析部、216,225,235…閾値格納部、217,226,236…解析データ格納部、222…CO2データ格納部、223…CO2変化率算出部、227…調理時間格納部、232…CO2・湿度データ格納部。

Claims (7)

  1. 人の生活空間に配置され当該生活空間の照度を計測してその計測データを出力する照度センサを備える環境計測手段から送信される前記計測データを受信する受信手段と、
    前記生活空間において日没から日の出までの時間帯、又は当該時間帯以外の時間帯を表す時間帯情報を記憶する手段と、
    前記記憶された時間帯情報に基づいて、前記受信された計測データから、前記日没から日の出までの時間帯に得られた照度の計測データを抽出して蓄積する抽出手段と、
    前記蓄積された照度の計測データのうち判定対象の日に得られた計測データとそれ以外の日に得られた計測データとを比較して、人の行動パターンとしての照明点灯パターンの類似度合いを判定する類似度判定手段と
    を具備することを特徴とする行動判定装置。
  2. 人の生活空間に配置され当該生活空間の二酸化炭素濃度を計測してその計測データを出力する二酸化炭素センサを備える環境計測手段から送信される前記計測データを受信する受信手段と、
    調理の時間帯、又は当該時間帯以外の時間帯を表す時間帯情報を記憶する手段と、
    前記記憶された時間帯情報に基づいて、前記受信された計測データから、前記調理の時間帯に得られた二酸化炭素濃度の計測データを抽出し蓄積する抽出手段と、
    前記蓄積された二酸化炭素濃度の計測データのうち、判定対象の時間帯に得られた計測データとそれ以外の時間帯に得られた計測データとを比較して、人の行動パターンとしての調理行動パターンの類似度合いを判定する類似度判定手段
    を具備することを特徴とする行動判定装置。
  3. 前記環境計測手段が、前記生活空間の湿度を計測してその計測データを出力する湿度センサを、さらに備える場合に、
    前記抽出手段は、前記記憶された調理の時間帯、又は当該時間帯以外の時間帯を表す時間帯情報に基づいて、前記受信された湿度の計測データから前記調理の時間帯に得られた湿度の計測データを抽出し蓄積する手段を、さらに備え、
    前記類似度判定手段は、前記蓄積された湿度の計測データのうち、判定対象の時間帯に得られた湿度の計測データとそれ以外の時間帯に得られた湿度の計測データとを比較して、調理内容の類似度合いを判定する手段を、さらに備える
    ことを特徴とする請求項記載の行動判定装置。
  4. プロセッサ及びメモリを有する行動判定装置が実行する行動判定方法であって、
    前記行動判定装置が、人の生活空間に配置され当該生活空間の照度を計測してその計測データを出力する照度センサを備える環境計測手段から送信される前記計測データを受信する過程と、
    前記行動判定装置が、前記生活空間において日没から日の出までの時間帯、又は当該時間帯以外の時間帯を表す時間帯情報を前記メモリから読み出し、この読み出された時間帯情報に基づいて、前記受信された計測データから、前記日没から日の出までの時間帯に得られた照度の計測データを抽出し、前記メモリに蓄積する過程と、
    前記行動判定装置が、前記蓄積された照度の計測データのうち、判定対象のに得られた計測データとそれ以外のに得られた計測データとを比較して、人の行動パターンとしての照明点灯パターンの類似度合いを判定する過程と
    を具備することを特徴とする行動判定方法。
  5. プロセッサ及びメモリを有する行動判定装置が実行する行動判定方法であって、
    前記行動判定装置が、人の生活空間に配置され当該生活空間の二酸化炭素濃度を計測してその計測データを出力する二酸化炭素センサを備える環境計測手段から送信される計測データを受信する受信過程と、
    前記行動判定装置が、前記生活空間において調理の時間帯、又は当該時間帯以外の時間帯を表す時間帯情報を前記メモリから読み出し、この読み出された時間帯情報に基づいて、前記受信された計測データから、前記調理の時間帯に得られた二酸化炭素濃度の計測データを抽出し、前記メモリに蓄積する抽出過程と、
    前記行動判定装置が、前記メモリに蓄積された二酸化炭素濃度の計測データのうち、判定対象の時間帯に得られた計測データとそれ以外の時間帯に得られた計測データとを比較して、人の行動パターンとしての調理の行動パターンの類似度合いを判定する判定過程と
    を具備することを特徴とする行動判定方法。
  6. 前記環境計測手段が、前記生活空間の湿度を計測してその計測データを出力する湿度センサを、さらに備える場合に、
    前記抽出過程は、前記記憶された調理の時間帯、又は当該時間帯以外の時間帯を表す時間帯情報に基づいて、前記受信された湿度の計測データから前記調理の時間帯に得られた湿度の計測データを抽出し蓄積する過程を、さらに備え、
    前記判定過程は、前記蓄積された湿度の計測データのうち、判定対象の時間帯に得られた湿度の計測データとそれ以外の時間帯に得られた湿度の計測データとを比較して、調理内容の類似度合いを判定する過程を、さらに備える
    ことを特徴とする請求項5記載の行動判定方法。
  7. 請求項1乃至3のいずれかに記載の行動判定装置が具備する各手段の処理を、当該行動判定装置が備えるコンピュータに実行させる行動判定プログラム。
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