JP6039952B2 - 粉体計量器、粉ミルク用計量器及び粉ミルク製品 - Google Patents
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Description
このような従来の計量スプーンの手間を解消すべく、特開2001−91329号公報(特許文献1)には、筒の空洞内に段階的に位置の変わる底面を設けた構成の粉ミルク用計量器が提案されている。
この粉ミルク用計量器は、特許文献1の図1に示されているように、底面(2)を計量したい分量の位置に移動し、取っ手(3)を持って、筒(1)の開口部を粉ミルクの缶の中に突き刺して使用する。これにより、粉ミルクが底面(2)の部分に突き当たり、欲しい分量の粉ミルクを一度で計り取ることができる、と特許文献1には記載されている(特許文献1の段落[0007]を参照)。
図1(a)において、粉ミルク用計量器10は、両端が開口した筒状の収容部1を備えている。本実施形態の収容部1は、直径が図中下方から上方にわたって大きくなり、側壁11が中心軸に対して傾斜する円筒状の外形を有する。収容部1の先端(図中の下方)には、境界線であるエッジ9を境にして、収容部1の側壁11よりも内側に向かって傾斜する側壁15からなるガイド部5が連成してある。
図1(a)に示すように、収容部1の側壁11は、中心軸に対して傾斜しており、側壁11の内部に形成された空洞は、図中のXY平面から見て断面略台形状となっている。収容部1の側壁11には、「100ml」、「150ml」及び「200ml」の表示に対応する3つの目盛7、7、7が付してある。これら「100ml」、「150ml」及び「200ml」の表示は、乳児が1回に飲むミルクの量を示すものであり、各目盛7、7、7は、それぞれ「100ml」、「150ml」及び「200ml」のミルクを作るために必要な粉ミルクの量を示している。
ガイド部5の側壁15は、中心軸を基準にして、収容部1の側壁11よりも内側に向かって傾斜しており、側壁15の内部に形成された空洞は、図中のXY平面から見て断面略台形状となっている。上述のように、ガイド部5の先端には小径の取入口2が開口しており、収容部1との境界線であるエッジ9に近づくほどガイド部5の直径は大きくなる。
収容部1の後端には、取入口2よりも大径の取出口3が開口している。粉ミルク用計量器10内に取り入れた粉ミルクは、この取出口3から哺乳瓶30(図6を参照)等に移し替えられる。
上記構成からなる本実施形態の粉ミルク用計量器10は、収容部1及びガイド部5の構成に特徴があり、収容部1及びガイド部5の側壁11、15を傾斜させることで、粉ミルクの取り入れ及び取り出しを良好にしている。以下、収容部1及びガイド部15の好ましい傾斜角度及び寸法について、図2を参照しつつ説明する。
図1(a)に示す粉ミルク用計量器10の取出口3は、収容部1の中心軸に直交する水平な略円形であるが、これに限定されるものではない。例えば、図1(b)に示すように、収容部1の中心軸に直交する平面を基準にして、斜めに開口する略楕円形の取出口3としてもよい。このような構成とした場合は、楕円形断面の突出する先端部3aを哺乳瓶30の口に挿入し、収容部1に取入れた粉ミルクを哺乳瓶30の中に導くことができ、比較的口径の小さい哺乳瓶30に粉ミルクを溢さずに移し入れることができる。
粉ミルク用計量器10により計量される育児用の粉ミルクは、嵩高い粉体である。本実施形態における嵩高い粉体とは、緩容積と密容積の差が緩容積の10%以上の粉体をいう(例えば、粉ミルクは20〜30%)。
次に、上述した本実施形態の粉ミルク用計量器10を用いた粉ミルクの計量方法について、図3〜図5を参照しつつ説明する。
粉ミルク用計量器10内に取入れた粉ミルクを、より正確に計量するための微調整方法について、図5〜図7を参照しつつ、具体例を挙げて説明する。
形状、寸法の異なる様々な粉ミルク用計量器を作成し、粉ミルクの計量試験を行った。計量試験の条件、結果及び評価を下記表1に示す。なお、この計量試験で用いた粉ミルクは、出願人である和光堂株式会社の製品名「はいはい」(育児用調製粉乳)である。
実施例1、2には、収容部傾斜角度β=0°の粉ミルク用計量器を使用した。これら粉ミルク用計量器には、ガイド部を設けていない。すなわち、実施例1及び2の粉ミルク用計量器は、取入口と取出口との直径が等しい単純な円筒状である。実施例1では取入口の直径を15mm、実施例2では取入口の直径を18mmに設定した。
実施例3〜7には、収容部傾斜角度βが8°、13°、20°の粉ミルク用計量器を使用した。これら粉ミルク用計量器には、ガイド部を設けていない。実施例3では取入口の直径を15mm、実施例4では取入口の直径を18mm、実施例5では取入口の直径を22mm、実施例6では取入口の直径を26mm、実施例7では取入口の直径を30mmに設定した。
実施例8〜12には、収容部傾斜角度β=0°でガイド部を設けた粉ミルク用計量器を使用した。すなわち、実施例8〜12の粉ミルク用計量器は、直径が均一の単純な円筒状の収容部の一端に、取入口の直径、ガイド長さA、ガイド傾斜角度αが異なるガイド部を設けた構成となっている。
実施例13には、収容部傾斜角度β=8°でガイド部を設けた粉ミルク用計量器を使用した。実施例13のガイド部は、その取入口の直径を19mm、ガイド長さAを3mm、ガイド傾斜角度αを36°に設定した。
被験者10人に、それぞれ計量スプーンによる粉ミルクの計量と、実施例11の粉ミルク用計量器を用いた粉ミルクの計量とを行わせ、各計量に要した時間(秒)と、計量した粉ミルクの重量(g)とを測定した。被験者10人が計量する粉ミルクの重量は26gに設定した。この26gは、200mlのミルクを作るのに必要な粉ミルクの量であり、本実施例で用いる計量スプーンの10杯分に相当する。第2実施例の計量試験の結果を、下記表2に示す。なお、この計量試験で用いた粉ミルクは、出願人である和光堂株式会社の製品名「はいはい」(育児用調製粉乳)である。
2 取入口
3 取出口
5 ガイド部
7 目盛
9 エッジ
10 粉ミルク用計量器
11 収容部の側壁
15 ガイド部の側壁
20 容器
30 哺乳瓶
Claims (4)
- 粉体を収容する筒状の収容部と、前記収容部の一端に設けられた粉体の取入口と、前記収容部の他端に設けられた開口部と、を備え、
前記開口部の面積を前記取入口の面積よりも大きくし、前記収容部の側壁を、前記取入口から前記開口部に向かって末広がりに傾斜させ、
前記収容部の側壁は、少なくとも一部が内部に取り入れた前記粉体を視認するための透明又は半透明の素材からなり、粉体を計量するための目盛を有することを特徴とする粉体計量器。 - 前記収容部の一端に、前記収容部の側壁よりも内側に向かって傾斜する側壁からなるガイド部を設け、前記ガイド部の先端の開口を、前記取入口とした請求項1に記載の粉体計量器。
- 前記粉体が粉ミルクであり、請求項1又は2のいずれか1項に記載の粉体計量器を前記粉ミルクの計量に用いることを特徴とする粉ミルク用計量器。
- 請求項3に記載の粉ミルク用計量器と、容器入りの前記粉ミルクとをセットにした特徴とする粉ミルク製品。
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