JP6039952B2 - 粉体計量器、粉ミルク用計量器及び粉ミルク製品 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、一の容器に収容された嵩高い粉体を計り取って、他の容器に移し替えるための計量器に関し、特に、粉ミルクを計量するのに好適な粉ミルク用計量器及びこれをセットにした粉ミルク製品に関する。
粉ミルクは、母乳の補助品又は代替品として大きな役割を担っている。粉ミルクの計量は、缶などの容器内に入っている粉ミルクを付属の計量スプーンで計り取ることが一般的である。計量スプーンは、すりきり1杯で一定量の粉ミルクを計り取ることができる。例えば、出来上がりのミルク量が80mlならスプーン4杯分、100mlならスプーン5杯分、160mlならスプーン8杯分、200mlならスプーン10杯分の粉ミルクを、繰り返し容器から計り取って哺乳瓶に移し入れていた。
特開2001−91329号公報
しかし、従来の計量スプーンは、1杯で一定量の粉ミルクを計り取ることしかできなかったため、1杯分を計量するごとに、容器内の粉ミルクを掬う手間、すりきる手間、哺乳瓶に移し入れる手間が掛かる。このため、粉ミルクの計量に時間が掛かり、計量の途中で計り取った回数を忘れてしまい、また、哺乳瓶に移し入れる際に粉ミルクをこぼしてしまうという問題があった。特に、生後3ヶ月までの乳児は、昼夜を問わず3〜4時間ごとに授乳をしなければならず、睡眠不足や疲労傾向にある母親にとって、従来の計量スプーンによる粉ミルクの計り取りは煩わしく、正確な計量が難しかった。
<特許文献1>
このような従来の計量スプーンの手間を解消すべく、特開2001−91329号公報(特許文献1)には、筒の空洞内に段階的に位置の変わる底面を設けた構成の粉ミルク用計量器が提案されている。
この粉ミルク用計量器は、特許文献1の図1に示されているように、底面(2)を計量したい分量の位置に移動し、取っ手(3)を持って、筒(1)の開口部を粉ミルクの缶の中に突き刺して使用する。これにより、粉ミルクが底面(2)の部分に突き当たり、欲しい分量の粉ミルクを一度で計り取ることができる、と特許文献1には記載されている(特許文献1の段落[0007]を参照)。
しかし、本発明者が、特許文献1の粉ミルク用計量器を自作し、実際に使用してみたところ、筒(1)の直径をかなり小さくしなければ、粉ミルクを筒(1)内に留めることができないことが判明した。このため、特許文献1の粉ミルク用計量器で、必要な量の粉ミルクを計量するためには、筒(1)の直径を小さくしなければならない。しかし、粉ミルクを留めることが可能な程度に筒(1)の直径小さくすると、筒(1)内に粉ミルクを取り入れるときの摩擦抵抗が過大になり、容器内の粉ミルクに筒(1)をほとんど挿し込むことができず、特許文献1に記載されているように、計量器の底面まで粉ミルクを収容することはできなかった。結局、特許文献1の粉ミルク用計量器は、発明として完成しておらず、上述した従来の計量スプーンの問題点を何ら解決するものではない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な挿抜操作によって、所望する量の粉体を容易かつ正確に計り取ることができるとともに、計り取った粉体を一度に移し入れることが可能な粉体計量器、粉ミルク用計量器及び粉ミルク製品の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の粉体計量器は、緩容積と密容積との差が、緩容積の10%以上の嵩高い粉体を計り取るための粉体計量器であって、前記粉体を収容する筒状の収容部と、前記収容部の一端に設けられた前記粉体の取入口とを備え、前記収容部の側壁は、少なくとも一部が内部に取り入れた前記粉体を視認するための透明又は半透明の素材からなり、粉体を計量するための目盛を有する構成としてある。
上記構成からなる本発明の粉体計量器は、例えば、缶などの容器に収容された嵩高い粉体に、本粉体計量器の一端側を挿し込むことにより計量を行う。すなわち、本粉体計量器を容器内の粉体に挿し込むと、一端の取入口から筒状の収容部内に所定量の粉体が取り入れられる。
収容部には一又は複数の目盛が付してあり、収容部内に取り入れた粉体の表面をいずれかの目盛に到達させることで、所望する量の粉体を計り取ることができる。1回の挿し込みで、所望する量の粉体を収容部内に取り入れることができる場合は、所望する目盛のところまで、本粉体計量器を容器内の粉体に挿し込み、その後、本粉体計量器を容器内の粉体から抜き取ればよい。1回の挿抜で所望する量の粉体を計り取ることができる。
一方、1回の挿し込みで、所望する量の粉体を収容部内に取り入れることができない場合は、本粉体計量器の挿し込み及び抜き取りを繰り返せばよい。本粉体計量器を容器内の粉体に挿抜する度に、粉体が収容部内に取り入れられるので、このような挿抜操作の繰り返しによって、所望する量の粉体を簡単かつ迅速に計り取ることができる。また、本粉体計量器の挿し込み量を調整することで、収容部内に取り入れた粉体の表面を所望する目盛に容易に一致させることができる。これにより、所望する量の粉体を容易かつ正確に計り取ることができる。
このような本発明の粉体計量器によれば、1回又は複数回の挿抜操作により、所望する量の粉体が収容部内に計り取ることができ、いずれの場合でも計り取った粉体を一度に他の容器などに移し入れることが可能である。したがって、上述した従来の計量スプーンの問題点は、本発明の粉体計量器によって全て解決することができる。
好ましくは、前記収容部の一端に、前記収容部の側壁よりも内側に向かって傾斜する側壁からなるガイド部を設け、前記ガイド部の先端の開口を、前記粉体の取入口とした構成にするとよい。
上記構成によれば、収容部内に取り入れた粉体をガイド部により保持することができ、取入口からの粉体の抜け出しや溢れを効果的に防止し、より正確かつ迅速な計量が可能となる。特に、ガイド部を設けることにより、より少ない量の粉体を収容部内に保持することができるようになり、容器内の粉体の残量が少ない場合でも、本粉体計量器を用いた計量が可能となる。
好ましくは、前記収容部の他端に前記粉体の取出口を設けた構成にするとよい。このような構成によれば、筒状の収容部の一端の開口を粉体の取入口、他端の開口を粉体の取出口としているので、収容部の他端を下向きに傾けるだけで、計り取った粉体を筒に沿って取出口へ案内することができ、計り取った粉体を溢さずに他の容器などに移し入れることが可能である。
好ましくは、前記取出口の面積を前記取入口の面積よりも大きくし、前記収容部の側壁を、前記取入口から前記取出口に向かって末広がりに傾斜させた構成にするとよい。
上記構成によれば、取出口から取入口に向かって収容部の容積が小さくなるので、取入口を下向きにしたときに、収容部内の粉体が取入口から溢れにくくなり、粉体をより正確に計り取ることができる。一方、取入口から取出口に向かって収容部の容積が大きくなるので、取出口を下向きにしたときに、収容部内の粉体が取出口から出やすくなり、計り取った粉体をスムーズに取り出すことが可能となる。
好ましくは、前記粉体の取入口の面積を50〜1000mmとした構成にするとよい。
本発明者が鋭意検討した結果、粉体の取出口の面積を上記の数値範囲内とすることで、本発明が対象とする嵩高い粉体が、筒状の収容部内に留まりやすくなり、より正確な計量が可能となる(下記表1の実施例1〜13を参照)。なお、取入口の面積が50mm2より小さいと、容器内の粉体に挿し込むときの抵抗が増えてしまい、1回の挿し込みで収容部内に取り入れられる粉体の量が少なくなる。一方、取入口の面積が1000mm2を超えると、収容部内に粉ミルクを安定的に保持できなくなる。
ここで、収容部の一端にガイド部を設ける構成とした場合は、粉体の取入口の面積を100〜500mmの範囲内とすることが、より好ましい。取入口の面積を100〜500mmとすることで、より多くの粉体を収容部内に取り入れることができ、この粉体をガイド部によって安定的に保持することが可能である(下記表1の実施例10及び13を参照)。
好ましくは、前記粉体の取入口の面積を50〜250mmとした構成にするとよい。
収容部の一端にガイド部を設けず、かつ収容部の側壁を末広がりに傾斜させない構成とした場合でも、粉体の取入口の面積を50〜250mmの範囲内とすることで、収容部内に粉体を保持することができるようになる(下記表1の実施例1及び2を参照)。また、収容部の一端にガイド部を設けた構成、及び/又は、収容部の側壁を末広がりに傾斜させた構成とした場合でも、粉体の取入口の面積を50〜250mmの範囲内とすることで、収容部内に粉体をより良好に保持することができるようになる(下記表1の実施例3、4、8及び9を参照)。
上記目的を達成するために、本発明の粉ミルク用計量器は、上述した嵩高い粉体が粉ミルクであり、上述したいずれかの本発明に係る粉体計量器を前記粉ミルクの計量に用いる構成としてある。また、本発明の粉ミルク製品は、前記粉ミルク用粉体計量器と、容器入りの前記粉ミルクとをセットにした構成としてある。
上述したように、本発明の粉体計量器は、1回又は複数回の挿抜操作により、所望する量の粉体が収容部内に計り取ることができ、いずれの場合でも計り取った粉体を一度に他の容器などに移し入れることが可能である。
したがって、従来の粉ミルク製品に付属されていた計量スプーンに替えて、本発明の粉体計量器を粉ミルクの計量に用いれば、従来の計量スプーンにおける、1杯分を計量するごとに、容器内の粉ミルクを掬う手間、すりきる手間、哺乳瓶に移し入れる手間を全てなくすことができ、粉ミルクを計量するときの煩雑さを大幅に解消することが可能となる。
以上のように、本発明の粉体計量器によれば、簡単な挿抜操作によって、所望する量の粉体を容易かつ正確に計り取ることができるとともに、計り取った粉体を一度に移し入れることが可能となる。したがって、本発明の粉体計量器を粉ミルク用計量器として用いれば、従来の計量スプーンの煩雑な手間が全て解消され、出産後の育児に貢献することができる。
本発明の実施形態に係る粉ミルク用計量器を示すものであり、同図(a)は取出口を水平にした粉ミルク用計量器の正面図、同図(b)は取出口を傾斜させた変更例を示す概略図である。 粉ミルク用計量器の取入口付近の部分断面図である。 粉ミルク用計量器を容器内の粉ミルクに挿し込んだ状態を示す斜視図である。 同図(a)〜(d)は、粉ミルク用計量器を用いた粉ミルクの計量方法の一連の工程を示す説明図である。 同図(a)〜(c)は、図4(a)〜(d)に続く粉ミルクの計量方法の一連の工程を示す説明図である。 粉ミルク用計量器で計量した粉ミルクの取出工程を示す斜視図である。 粉ミルクを計量する際の微調整方法を示す説明図である。 同じく粉ミルクを計量する際の微調整方法を示す説明図である。 同じく粉ミルクを計量する際の微調整方法を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態に係る粉体計量器について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施形態では、本発明の粉体計量器を粉ミルクの計量器に用いた場合について説明するが、本発明の粉体計量器は、粉ミルク用に限らず、工業、食品、医薬、医療等の分野で取り扱われている、嵩高い粉体の計量に広く適用することが可能である。本発明の適用対象となる粉体については、後に詳述する。
<全体構成>
図1(a)において、粉ミルク用計量器10は、両端が開口した筒状の収容部1を備えている。本実施形態の収容部1は、直径が図中下方から上方にわたって大きくなり、側壁11が中心軸に対して傾斜する円筒状の外形を有する。収容部1の先端(図中の下方)には、境界線であるエッジ9を境にして、収容部1の側壁11よりも内側に向かって傾斜する側壁15からなるガイド部5が連成してある。
本実施形態では、収容部1及びガイド部5を、プラスチックやガラスなどの透明又は半透明の素材により均一の肉厚で一体成形している。ガイド部5の先端の小径開口は、粉ミルクの取入口2となっている。一方、収容部1の後端(図中の上方)の大径開口は、粉ミルクの取出口3となっている。
なお、本実施形態では、収容部1とガイド部5とを一体成形で連成しているが、これに限定されるものではなく、収容部1の先端に、別部材のガイド部を接着、係合、嵌合、圧入等により結合させる構成としてもよい。
以下、粉ミルク用計量器10を構成する収容部1及びガイド部5について、図1(a)、(b)及び図2を参照しつつ詳述する。説明の便宜上、収容部1の中心軸と平行な方向をY軸、このY軸に直交する方向をそれぞれX軸及びZ軸と定義し、これらX、Y、Z軸を図1(a)及び図2中に示す。
<収容部>
図1(a)に示すように、収容部1の側壁11は、中心軸に対して傾斜しており、側壁11の内部に形成された空洞は、図中のXY平面から見て断面略台形状となっている。収容部1の側壁11には、「100ml」、「150ml」及び「200ml」の表示に対応する3つの目盛7、7、7が付してある。これら「100ml」、「150ml」及び「200ml」の表示は、乳児が1回に飲むミルクの量を示すものであり、各目盛7、7、7は、それぞれ「100ml」、「150ml」及び「200ml」のミルクを作るために必要な粉ミルクの量を示している。
なお、本実施形態では、50ml間隔で3つの目盛7、7、7を設けたが、例えば、定規のように1mm、1cm等の細かい間隔で、収容部1の一端から他端にわたって目盛7、7、7…を付してもよい。このような構成にした場合には、本発明の粉体計量器によって任意の量の粉体を計量することが可能となる。
上述したように、収容部1をプラスチックやガラスなどの透明又は半透明の素材で形成してあるので、収容部1内に取り入れた粉ミルクの量を、透明又は半透明の側壁11を通じて視認することができる。そして、いずれかの目盛7まで粉ミルクを取り入れることで、必要な量の粉ミルクを計量することが可能となっている。なお、収容部1の全部が透明又は半透明でなくても、収容部1の一部だけを透明又は半透明にして、収容部1内に取り入れた粉ミルクを視認可能としてもよい。
ここで、本発明者が市場調査を行ったところ、各社の粉ミルク製品ごとに、1回分のミルクを作るのに必要な粉ミルクの量が若干異なることが分かった。例えば、200mlのミルクを作るのに必要な粉ミルクの量は、各社の粉ミルク製品の間で約25〜27gの幅があった。また、各社の粉ミルク製品ごとに、粉ミルクの嵩高さが若干異なっていた。このように、各社の粉ミルク製品ごとに1回分のミルクを作るのに必要な粉ミルクの量、及び粉ミルクの嵩高さが若干異なるので、計量の精度をより向上させるためには、計量の対象となる粉ミルクの種類に応じて、目盛7の位置が異なる粉ミルク用計量器10を使用することが好ましい。
また、収容部1は、内部に取り入れた粉ミルクを視認するための構成が少なくとも一部にあれば、全体の素材は特に限定されず、透光性の有無も問わない。例えば、プラスチックは軽くて割れにくく、本粉ミルク用計量器10の持ち運びや携帯に便利である。一方、ガラスは傷つきにくく、本粉ミルク用計量器10を清潔に保ちやすいという利点がある。収容部1をプラスチック製とする場合は、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、AS樹脂、ABS樹脂、フェノール樹脂、ポリアミドを用いることができる。
<ガイド部>
ガイド部5の側壁15は、中心軸を基準にして、収容部1の側壁11よりも内側に向かって傾斜しており、側壁15の内部に形成された空洞は、図中のXY平面から見て断面略台形状となっている。上述のように、ガイド部5の先端には小径の取入口2が開口しており、収容部1との境界線であるエッジ9に近づくほどガイド部5の直径は大きくなる。
このようなガイド部5は、内側に向かって傾斜する爪の役割を果たし、側壁15の内側に粉ミルクを保持する機能を有する。ガイド部5によって粉ミルクが保持されるので、収容部1内に取り入れた粉ミルクが取入口2から溢れにくくなり、計量した粉ミルクを収容部1内に留めることができる。
なお、本実施形態では、取入口2の断面形状を円形としたが、これは特に限定されるものではなく、楕円や多角形等の断面形状にした場合でも、内側に向かって傾斜するガイド部5により粉ミルクを保持することが可能である。
<取出口>
収容部1の後端には、取入口2よりも大径の取出口3が開口している。粉ミルク用計量器10内に取り入れた粉ミルクは、この取出口3から哺乳瓶30(図6を参照)等に移し替えられる。
<収容部及びガイド部の傾斜角度及び寸法>
上記構成からなる本実施形態の粉ミルク用計量器10は、収容部1及びガイド部5の構成に特徴があり、収容部1及びガイド部5の側壁11、15を傾斜させることで、粉ミルクの取り入れ及び取り出しを良好にしている。以下、収容部1及びガイド部15の好ましい傾斜角度及び寸法について、図2を参照しつつ説明する。
図2において、中心軸に対するガイド部5の側壁15の傾き角をガイド傾斜角度α、同じく中心軸に対する収容部1の側壁11の傾き角を収容部傾斜角度βとする。また、ガイド部5の側壁15の長さをガイド長さAとする。
これらガイド傾斜角度α、収容部傾斜角度β、ガイド長さAは、粉ミルクの取り入れ及び取り出しに影響を与えるものであり、好適な値に設定することで粉ミルクの計量が良好となる。具体的には、ガイド傾斜角度αを15°〜60°、収容部傾斜角度βを1°〜30°、ガイド長さAを1〜10mmの範囲にすることが好ましい。
ガイド傾斜角度αを15°〜60°の範囲内とすることで、収容部1内に取り入れた粉ミルクの保持が良好になるとともに、収容部1内から粉ミルクが取り出しやすくなる。但し、ガイド傾斜角度αが60°を超えると、容器20内の粉ミルク(図3を参照)に挿し込むときの抵抗が増えてしまう。
また、取入口2の面積が小さいほど、少量の粉ミルクを収容部1内に保持することができ、好ましくは50〜1000mm2の範囲内、より好ましくは100〜500mmの範囲内にするとよい。取入口2の面積が50mm2より小さいと、容器20内の粉ミルクに挿し込むときの抵抗が増えてしまい、1回の挿し込みで収容部1内に取り入れられる粉ミルクの量が少なくなってしまう。一方、取入口2の面積が1000mm2を超えると、収容部1内に粉ミルクを安定的に保持できなくなる。
<取出口の変更例>
図1(a)に示す粉ミルク用計量器10の取出口3は、収容部1の中心軸に直交する水平な略円形であるが、これに限定されるものではない。例えば、図1(b)に示すように、収容部1の中心軸に直交する平面を基準にして、斜めに開口する略楕円形の取出口3としてもよい。このような構成とした場合は、楕円形断面の突出する先端部3aを哺乳瓶30の口に挿入し、収容部1に取入れた粉ミルクを哺乳瓶30の中に導くことができ、比較的口径の小さい哺乳瓶30に粉ミルクを溢さずに移し入れることができる。
<計量の対象となる粉体>
粉ミルク用計量器10により計量される育児用の粉ミルクは、嵩高い粉体である。本実施形態における嵩高い粉体とは、緩容積と密容積の差が緩容積の10%以上の粉体をいう(例えば、粉ミルクは20〜30%)。
ここで、緩容積とは、メスシリンダーなどの容器内に入れた粉体を、衝撃を与えない状態で測定した一定重量当たりの容積をいう。また、密容積とは、粉体を入れたメスシリンダーなど容器を鼓打(タップ)した後に測定した一定重量当たりの容積をいう。
なお、本発明に係る粉体計量器は、育児用調製粉乳、フォローアップミルク、その他の特殊乳(例えば、大豆乳、タンパク分解乳等)などの粉ミルクの計量に広く用いることができる。さらに、本発明に係る粉体計量器により計量可能な粉体は、本実施形態で例示した粉ミルクに限定されるものではない。少なくとも上記の定義に該当するような、嵩高い粉体であれば、粉ミルク以外の食品用粉体、医薬又は医療用粉体、工業用粉体などに適用することもできる。粉ミルク以外の食品用粉体として、例えば、小麦粉、粉砂糖、ココア、コーヒー、紅茶、粉末ジュース、粉末スープ等を計量することが可能である。
<粉ミルクの計量方法>
次に、上述した本実施形態の粉ミルク用計量器10を用いた粉ミルクの計量方法について、図3〜図5を参照しつつ説明する。
図3及び図4(a)において、缶などの容器20に収容された粉ミルクを計量する場合は、粉ミルク用計量器10の取入口2を容器20内の粉ミルクの中に挿し込む。すると、粉ミルク用計量器10の挿し込んだ分量の粉ミルクが、収容部1(ガイド部5を含む)内に取り入れられる。
収容部1には、「100ml」、「150ml」及び「200mlの目盛7、7、7が付してあるので、収容部1内に取り入れた粉ミルクの表面を、いずれかの目盛7に到達させることで、所望する量の粉ミルクを計り取ることができる。
1回の挿し込みで、所望する量の粉ミルクを収容部1内に取り入れることができる場合は、粉ミルク用計量器10を容器20内の粉ミルクから抜き取り、収容部1の取出口3側を下向きに傾けるだけで、計り取った粉ミルクを取出口3から哺乳瓶30の中へ簡単に移し入れることができる(図5(c)及び図6を参照)。
一方、1回の挿し込みで、所望する量の粉ミルクを収容部1内に取り入れることができない場合は、図4(a)〜(d)に示すように、粉ミルク用計量器10の挿し込み及び抜き取り(挿抜)を繰り返せばよい。これら図面に示すように、粉ミルク用計量器10を容器20内の粉ミルクに挿抜する度に、所定量の粉ミルクが収容部1内に取り入れられるので、このような挿抜操作の繰り返しにより、図5(a)及び(b)に示すように、所望する量の粉ミルクを簡単かつ迅速に計り取ることができる。
その後、図5(c)及び図6に示すように、収容部1の取出口3側を下向きに傾けるだけで、計り取った粉ミルクを取出口3から哺乳瓶30の中へ簡単に移し入れることができる。すなわち、本実施形態では、収容部1の側壁11を、取入口2から取出口3に向かって末広がりに傾斜させた構成としてあるので、収容部1の取出口3側を下向きに傾けると、計り取った粉ミルクが容積の大きい取出口3側へ移動し、計り取った粉ミルクに作用していた保持力(容積の小さい取入口2側との摩擦力や圧力など)を簡単に解除することができる。したがって、本実施形態の粉ミルク用計量器10によれば、容積の小さい取入口2側で計り取った粉ミルクに保持力を及ぼすことができるとともに、容積の大きい取出口3側を下向きに傾けるだけで、計り取った粉ミルクをスムーズに取り出すことができる。
<粉ミルクを計量する際の微調整方法>
粉ミルク用計量器10内に取入れた粉ミルクを、より正確に計量するための微調整方法について、図5〜図7を参照しつつ、具体例を挙げて説明する。
例えば、収容部1内に取り入れた粉ミルクの表面を所望する目盛7に合わせるとき、粉ミルクの表面が斜めになってしまい、目盛7に合わせづらい場合がある。このような場合は、図7に示すように、粉ミルク用計量器10の取入口2を、容器20内の粉ミルクに接触させて塞ぎ、取入口2側を支点にして、粉ミルク用計量器10の取出口3側を左右に振ればよい。これにより、収容部1内の粉ミルクの表面が目盛7と平行になり、粉ミルクをより正確に計量することができる。
例えば、収容部1内に取り入れた粉ミルクの量が僅かに少なく、所望する目盛7に達しない場合がある。このような場合は、図8に示すように、粉ミルク用計量器10の取入口2を、容器20内の粉ミルクに軽く押し付けながら、粉ミルク用計量器10を左右に回せばよい。これにより、収容部1内に僅かな量の粉ミルクを取り入れることができ、粉ミルクをより正確に計量することが可能となる。
上記とは逆に、例えば、収容部1内に取り入れた粉ミルクの量が僅かに多く、所望する目盛7を超えてしまう場合がある。このような場合は、図9に示すように、粉ミルク用計量器10の取入口2を、容器20内の粉ミルクから離し、取出口3側を支点にして、粉ミルク用計量器10の取入口2側を左右に振ればよい。これにより、取入口2から僅かな量の粉ミルクを落下させることができ、収容部1内の粉ミルクの表面を所望する目盛7に合わせることが可能となる。このとき、粉ミルク用計量器10内の粉ミルクの表面が、所望する目盛7よりも下がってしまった場合には、上述した図8の微調整方法を実施して、僅かな量の粉ミルクを収容部1内に取り入れればよい。
<第1実施例>
形状、寸法の異なる様々な粉ミルク用計量器を作成し、粉ミルクの計量試験を行った。計量試験の条件、結果及び評価を下記表1に示す。なお、この計量試験で用いた粉ミルクは、出願人である和光堂株式会社の製品名「はいはい」(育児用調製粉乳)である。
第1実施例では、取入口、収容部、ガイド部の条件が異なる実施例1〜13の粉ミルク用計量器を作成して、収容部内に保持することができた粉ミルクの高さ(mm)を測定した。より少ない量の粉ミルクを保持することができたものから順に「◎(優)」、「○(良)」、「△(可)」と評価した。すなわち、収容部内に取り入れた粉ミルクは、収容部の側壁内面との摩擦力によって保持されるので、より小さい接触面積で粉ミルクを保持できたもの(すなわち、収容部内に保持できた粉ミルクの高さがより低いもの)を、高く評価することにした。
<<実施例1、2>>
実施例1、2には、収容部傾斜角度β=0°の粉ミルク用計量器を使用した。これら粉ミルク用計量器には、ガイド部を設けていない。すなわち、実施例1及び2の粉ミルク用計量器は、取入口と取出口との直径が等しい単純な円筒状である。実施例1では取入口の直径を15mm、実施例2では取入口の直径を18mmに設定した。
粉ミルクの計量試験の結果、実施例1の粉ミルク用計量器は、高さ82mm以上(○)の粉ミルクを収容部内に保持することができた。一方、実施例2の粉ミルク用計量器は、高さ120mm以上(△)の粉ミルクを収容部内に保持することができた。実施例1、2の結果、取入口及び収容部の直径が小さいほど、粉ミルクの保持が良好となり、より少ない量の粉ミルクを保持できることが分かる。
<<実施例3〜7>>
実施例3〜7には、収容部傾斜角度βが8°、13°、20°の粉ミルク用計量器を使用した。これら粉ミルク用計量器には、ガイド部を設けていない。実施例3では取入口の直径を15mm、実施例4では取入口の直径を18mm、実施例5では取入口の直径を22mm、実施例6では取入口の直径を26mm、実施例7では取入口の直径を30mmに設定した。
粉ミルクの計量試験の結果、実施例3が高さ46mm以上(◎)、実施例4が高さ53mm以上(○)、実施例5が高さ60mm以上(○)、実施例6が高さ72mm以上(○)、実施例7が高さ95mm以上(○)の粉ミルクを収容部内に保持することができた。
取入口の直径が等しい実施例1と実施例3(15mm)、実施例2と実施例4(18mm)の結果を比較すると、収容部傾斜角度βをつけることで、粉ミルクの保持が良好となり、より少ない量の粉ミルクを保持できることが分かる。
但し、取入口の直径及び収容部傾斜角度βが異なる実施例3〜7を比較すると、取入口及び収容部の直径が大きくなるほど、保持可能な粉ミルクの量が多くなってしまう。一度により多くの粉ミルクを収容部内に取り入れることができる点では、収容部の容積が大きい実施例7、6、5が有利であるが、より少ない量の粉ミルクを保持できる点では、実施例3、4が有利である。
<<実施例8〜12>>
実施例8〜12には、収容部傾斜角度β=0°でガイド部を設けた粉ミルク用計量器を使用した。すなわち、実施例8〜12の粉ミルク用計量器は、直径が均一の単純な円筒状の収容部の一端に、取入口の直径、ガイド長さA、ガイド傾斜角度αが異なるガイド部を設けた構成となっている。
なお、実施例1〜7との比較するための便宜上、表1の「取入口」の欄には、実施例8〜12の収容部の直径「15mm」、「18mm」、「22mm」、「26mm」、「30mm」が記載してある。これら実施例8〜12のガイド部の取入口は、収容部の直径よりも小さい寸法である。実際には、実施例8のガイド部の取入口を約12mm、実施例9のガイド部の取入口を約15mm、実施例10のガイド部の取入口を約19mm、実施例11のガイド部の取入口を約23mm、実施例12のガイド部の取入口を約26mmに設定した。
そして、実施例8及び9では、ガイド長さAを2mm、ガイド傾斜角度αを28°に設定した。実施例10では、ガイド長さAを3mm、ガイド傾斜角度αを42°に設定した。実施例11では、ガイド長さAを3mm、ガイド傾斜角度αを36°に設定した。実施例12では、ガイド長さAを4mm、ガイド傾斜角度αを42°に設定した。
粉ミルクの計量試験の結果、実施例8が高さ20mm以上(◎)、実施例9が高さ23mm以上(◎)、実施例10が高さ28mm以上(◎)、実施例11が高さ36mm以上(◎)、実施例12が高さ43mm以上(◎)の粉ミルクを収容部内に保持することができ、いずれも良好であった。実施例8〜12の結果、より少量の粉ミルクを収容部内に保持するためには、収容部の先端にガイド部を設けることが有効であることが分かる。
<<実施例13>>
実施例13には、収容部傾斜角度β=8°でガイド部を設けた粉ミルク用計量器を使用した。実施例13のガイド部は、その取入口の直径を19mm、ガイド長さAを3mm、ガイド傾斜角度αを36°に設定した。
粉ミルクの計量試験の結果、実施例13の粉ミルク用計量器は、高さ22mm以上(◎)の粉ミルクを収容部内に保持することができ、良好な結果が得られた。収容部の直径及びガイド長さAが等しい実施例10と比較すると、実施例13の方が、高さ6mmほど少ない粉ミルクを保持することができる。
また、最も良好な結果が得られた実施例8と比較しても、実施例13は、保持可能な粉ミルクの高さが2mmほど多いだけである。さらに、実施例8は、その取入口の直径が15mmと比較的小さく、その収容部傾斜角度βが0°であり、より多くの粉ミルクを計量したい場合には、その全長を長くする必要がある。これに対し、実施例13は、取入口の直径が22mmと比較的大きく、その収容部傾斜角度βが8°であり、その全長を長くしなくても、比較的多くの粉ミルクを計量することができる。このように、実施例13によれば、収容部傾斜角度βとガイド部とを組み合わせることで、少ない量から多い量まで様々な量の粉ミルクを保持できるようになることが分かる。
以上の第1実施例の結果をまとめると、より少ない量の粉ミルクを保持する観点では、粉ミルク用計量器にガイド部を設けることが最も有効であり、ガイド部の取入口を適度な大きさに設定するとともに、適度な収容部傾斜角度βをつけることで、さらに少ない量の粉ミルクの保持が可能となる。
<第2実施例>
被験者10人に、それぞれ計量スプーンによる粉ミルクの計量と、実施例11の粉ミルク用計量器を用いた粉ミルクの計量とを行わせ、各計量に要した時間(秒)と、計量した粉ミルクの重量(g)とを測定した。被験者10人が計量する粉ミルクの重量は26gに設定した。この26gは、200mlのミルクを作るのに必要な粉ミルクの量であり、本実施例で用いる計量スプーンの10杯分に相当する。第2実施例の計量試験の結果を、下記表2に示す。なお、この計量試験で用いた粉ミルクは、出願人である和光堂株式会社の製品名「はいはい」(育児用調製粉乳)である。
上記表2に示すとおり、計量スプーンによる計量時間は平均約38秒であった。これに対して、実施例11の粉ミルク用計量器による計量時間は平均約20秒であった。したがって、実施例11の粉ミルク用計量器を用いた場合は、計量スプーンと比較して、粉ミルクの計量時間が約半分に短縮された。また、計量スプーンによる計量重量は平均約26.3gであった。これに対して、粉ミルク用計量器10による計量時間は平均約25.9gであり、粉ミルクの計量精度は計量スプーンとほぼ変わらない。このような第2実施例の計量試験の結果、実施例11の粉ミルク用計量器を用いれば、計量スプーンと変わらない計量精度で、計量時間を約半分に短縮することができる。
1 収容部
2 取入口
3 取出口
5 ガイド部
7 目盛
9 エッジ
10 粉ミルク用計量器
11 収容部の側壁
15 ガイド部の側壁
20 容器
30 哺乳瓶

Claims (4)

  1. 粉体を収容する筒状の収容部と、前記収容部の一端に設けられた粉体の取入口と、前記収容部の他端に設けられた開口部と、を備え、
    前記開口部の面積を前記取入口の面積よりも大きくし、前記収容部の側壁を、前記取入口から前記開口部に向かって末広がりに傾斜させ、
    前記収容部の側壁は、少なくとも一部が内部に取り入れた前記粉体を視認するための透明又は半透明の素材からなり、粉体を計量するための目盛を有することを特徴とする粉体計量器。
  2. 前記収容部の一端に、前記収容部の側壁よりも内側に向かって傾斜する側壁からなるガイド部を設け、前記ガイド部の先端の開口を、前記取入口とした請求項1に記載の粉体計量器。
  3. 前記粉体が粉ミルクであり、請求項1又は2のいずれか1項に記載の粉体計量器を前記粉ミルクの計量に用いることを特徴とする粉ミルク用計量器
  4. 請求項に記載の粉ミルク用計量器と、容器入りの前記粉ミルクとをセットにした特徴とする粉ミルク製品。
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