JP6037152B2 - ブラシシールアセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は、ブラシシールアセンブリに関するもので、より詳細には、タービンの固定体と回転体との間の間隙をシーリングするために用いられるブラシシールアセンブリに関するものである。
一般に、タービン(turbine)は、ガスやスチーム(steam)などの流体の熱エネルギーを機械エネルギーの回転力に変換する動力発生装置で、流体によって軸回転するように複数の回転翼(bucket)を含むロータ(rotor)と、ロータの周りを取り囲むように設けられ、複数の固定翼(diaphram)が備えられたケーシング(casing)とを含む。
ここで、ガスタービンは、圧縮機と燃焼器およびタービンを含めて構成され、前記圧縮機の回転によって外部空気が吸入、圧縮された後、燃焼器に送られ、燃焼器で圧縮空気と燃料の混合によって燃焼が行われ、前記燃焼器で発生した高温・高圧のガスは、タービンを通過しながらタービンのロータを回転させて発電機を駆動させる。
ガスタービンとスチームタービンは、固定体(例えば、固定翼)に対して回転体(例えば、ロータ)が相対的に回転する構造であるので、固定体と回転体との間の間隙で高温・高圧の流体漏れが発生し、このような流体漏れは、動力の損失によるエネルギー効率低下の一因となっており、前記回転体と固定体との間の間隙で発生する流体漏れを低減させるための努力が持続的に行われている。
流体漏れを最小化するためには、優先的に固定体と回転体との間の間隙を最小化しなければならないが、間隙を狭めるのにも種々の制約による限界がある。
例えば、間隙が狭すぎる場合には、回転体の軸回転時、回転体と固定体とが互いに干渉を起こしてラビング(rubbing)による振動が発生し、これはタービンに重大な損傷をもたらす。
一方、スチームタービンは、ボイラから流入する高温のスチームが回転体と固定体とに熱を加えるため、運転および起動停止時、位置によって数mm〜数十mmまで膨張または収縮する。この時、回転体と固定体は、素材の特性が異なって差等膨張するだけでなく、タービンの構造によって膨張する方向も異なるため、回転体と固定体とが運転中に干渉を起こしてラビングが発生したりする。
従来は、通常、ラビリンスシール(labyrinth seal)を適用してシーリング(sealing)していたが、最近は、ラビリンスシールにブラシ(brush)を結合したブラシシール(brush seal)を適用して固定体と回転体との間の間隙を無くし、柔軟に互いに接触する形態でシーリングする技術が開発されている。
US6,790,001B2(2004年9月14日登録)
本発明の各実施例は、ブラシシールアセンブリを互いに異なる位置と方向から安定的に固定させて前記ブラシシールアセンブリが設けられたタービンの効率を向上し、常に一定量の流体をブラシシールを通して移動させようとする。
本発明の各実施例は、ブラシシールに加えられる圧力変動にかかわらず流体の移動量を一定に維持させようとする。
本発明の第1実施例に係るブラシシールアセンブリは、回転体と固定体との間に位置し円周方向内側に形成された挿入溝と、前記挿入溝に向かって互いに異なる位置及び方向で開口された挿入ホールを含むパッキングボディー;前記挿入溝に挿入された状態で回転体に向かって延在するブラシと、前記ブラシを支持する支持部材を含むブラシシール部;前記支持部材の側面に密着しパッキングボディーの円周方向に熱膨張(thermal expansion)する熱膨張部材;及び前記パッキングボディーの外側から前記挿入ホールに夫々挿入されて、パッキングボディーの半径方向と円周方向でブラシシール部の固定状態を維持するための固定部材を含む。
前記挿入ホールは、前記パッキングボディーの半径方向に前記挿入溝に向かって開口された第1挿入ホール;前記パッキングボディーの外側面で前記挿入溝に向かって開口された第2挿入ホールと、を含む。
前記第2挿入ホールは、一定間隔で離れた第1挿入ホールの間に位置する。
前記固定部材は、前記第1挿入ホールに挿入される第1固定部材;前記第2挿入ホールに挿入される第2固定部材と、を含む。
前記第1固定部材は、前記ブラシシール部の上面と面接触するボディー;前記ボディーの上面に形成されたヘッドとを含み、前記ヘッドは第1挿入ホールの内側に完全に挿入された形態で結合する。
前記ボディーは、下端の一部区間にネジ山が形成されず、熱膨張する材質からなり、パッキングボディーの半径方向に熱膨張する。
前記支持部材は、前記ブラシを基準に一側に密着してブラシと向き合う内側で流体の流れをブラシの下側にガイドするように案内溝が形成された第1支持プレート;前記第1支持プレートと向き合う状態でブラシと密着して熱膨張部材と向き合う位置に形成された第2支持プレートを含む。
前記熱膨張部材は、前記挿入ホールを基準に独立的に向き合って配置される。
本発明の第2実施例に係るブラシシールアセンブリは、回転体と固定体との間に位置し円周方向内側に形成された挿入溝と、外周面に、半径方向に挿入溝に向かって開口された第1挿入ホールと、前記第1挿入ホールと互いに異なる位置に位置して挿入溝に向かって開口された第2挿入ホールを含むパッキングボディー;前記挿入溝に挿入された状態で回転体に向かって延在するブラシと、前記ブラシを支持する支持部材を含むブラシシール部;前記支持部材の側面に密着しパッキングボディーの円周方向に熱膨張(thermal expansion)する熱膨張部材;及び前記パッキングボディーの外側から第1、2挿入ホールに夫々挿入され、パッキングボディーの半径方向と円周方向でブラシシール部の固定状態を維持するための固定部材を含む。
前記第2挿入ホールは、前記熱膨張部材に向かって開口されて一定間隔で離れた第1挿入ホールの間に位置する。
前記固定部材は、前記第1挿入ホールに挿入される第1固定部材;前記第2挿入ホールに挿入される第2固定部材を含み、前記第1固定部材は下端がブラシシール部の上面と密着した状態でパッキングボディーの半径方向を基準に、内部(inward)に向かって加圧され、前記第2固定部材は熱膨張部材の中央に位置してパッキングボディーの円周方向の移動を防止する。
前記第1固定部材は、前記ブラシシール部の上面と面接触するボディー;
前記ボディーの上面に形成されたヘッドとを含み、前記ヘッドは第1挿入ホールの内側に完全挿入された形態で結合し、前記ボディーは下端の一部区間にネジ山が形成されずに熱膨張する材質からなり、パッキングボディーの半径方向に熱膨張する。
本発明の第3実施例に係るブラシシールアセンブリは、回転体と固定体との間に位置し円周方向内側に形成された挿入溝と、外周面に、半径方向に挿入溝に向かって開口された挿入ホールを含むパッキングボディー;前記回転体に向かって延在するブラシが装着されて挿入溝に挿入されたブラシシールボディーと、前記挿入ホールを望んで長さ方向に沿って傾斜した傾斜面を含むブラシシール部;及び前記挿入ホールに夫々挿入されて前記傾斜面と密着した状態で前記パッキングボディーの半径方向と円周方向でブラシシール部の固定状態を維持するための固定部材を含む。
前記固定部材は、前記ブラシシール部と面接触して傾斜面と同一傾斜角で傾斜したヘッド;前記ヘッドの上部に延長されたボディーを含む。
前記ヘッドは、ボディーとは異種の材質からなり、回転体から伝えられた高温により傾斜面に向かって長さ方向で熱膨張する。
本発明の第4実施例に係るブラシシールアセンブリは、回転体と固定体との間に位置し円周方向内側に形成された挿入溝と、外周面に、半径方向に挿入溝に向かって開口された挿入ホールを含むパッキングボディー;前記挿入溝に一端が挿入された状態で回転体に向かって延在するブラシと、前記ブラシを支持する支持部材を含むブラシシール部;前記支持部材の側面に密着しパッキングボディーの円周方向に熱膨張(thermal expansion)する熱膨張部材;及び前記挿入ホールに挿入されてブラシシール部の側面と円周方向で固定するために、一方向に突出した突出部が形成された固定部材を含む。
前記突出部は、前記パッキングボディーに互いに向き合って配置される。
前記固定部材は、熱膨張部材と面接触した状態が維持されるヘッド;前記ヘッドの外側に延長されたボディーを含み、前記ヘッドは高温の熱の伝導により熱膨張部材に向かって熱膨張する。
前記熱膨張部材は、前記固定部材に向かって長さ方向の両端部が傾斜した傾斜面を含み、前記ヘッドは傾斜面と密着した状態で面接触するヘッド傾斜面を含むものの、高温の熱が熱膨張部材とヘッドとに伝導される場合、互いに密着した状態で熱膨張によって互いに加圧が行われる。
前記熱膨張部材は、長さ方向の両端部に、一定区間にだけ熱膨張する材質で形成されて熱膨張する。
本発明の各実施例は、ブラシシールアセンブリを互いに異なる位置と方向で固定させることによって、ブラシシール部に対する固定性能が向上し、回転体と間隙が常に維持されることによってブラシでの熱と摩耗の発生が最小化し、静粛な作動が維持される。
本発明の各実施例は、回転体とブラシシールとの間の間隙を通して一定量の流体が通過されるのでタービンの効率が向上し、発電量が増加され得、ブラシシールアセンブリに対する耐久性が向上して故障によるタービンの作動中止が予防され、取替え及び修理によるコストが低減できる。
本発明の各実施例は、ブラシシールアセンブリに対する半径方向と円周方向に対する両方向固定が固定部材を通して同時に行われるので、高圧の流体及び回転体を通して加えられる圧力変動によるブラシシール部の移動が防止され、これによって一定量の流体が常にブラシシールを通過して移動するのでシーリング状態を一定に維持できる。
本発明の各実施例は、ブラシシール部がパッキングボディーに固定された状態が一定に維持されるので、長期間の使用時にも摩耗及び変形発生が抑制されて耐久性向上と修理及び取替えにともなう費用が低減される。
本発明の第1実施例に係るブラシシールアセンブリが回転体と固定体との間に位置した状態を示した断面図。 本発明の第1実施例に係るブラシシールアセンブリの分解斜視図。 本発明の第1実施例に係るブラシシールアセンブリの結合断面図。 本発明の第1実施例に係るブラシシールアセンブリの結合断面図。 本発明の第1実施例に係るブラシシール部に固定部材が結合する状態を示した斜視図。 本発明の第1実施例に係るブラシシール部に固定部材が固定された状態の平面図。 本発明の第1実施例に係るブラシシールアセンブリの縦断面図。 本発明の第2実施例に係るブラシシールアセンブリの縦断面図。 本発明の第2実施例に係るブラシシールアセンブリの分解斜視図。 本発明の第2実施例に係るブラシシールアセンブリに固定部材が位置した状態を示した斜視図。 本発明の第2実施例に係るブラシシール部に固定部材が固定された状態の平面図。 本発明の第2実施例に係るブラシシールアセンブリの縦断面図。 本発明の第2実施例に係る固定部材がブラシシール部に設けられた縦断面図。 本発明の他の実施例に係るブラシシールアセンブリの縦断面図。 本発明の第3実施例に係るブラシシールアセンブリの分解斜視図。 本発明の第3実施例に係るパッキングボディーに固定部材が挿入される状態を示した断面図。 本発明の第3実施例に係るブラシシールアセンブリの結合斜視図。 本発明の第3実施例に係るブラシシールアセンブリの固定部材により、ブラシシール部が半径方向と円周方向に加圧固定される状態を示した斜視図。 本発明の第4実施例に係るブラシシールアセンブリの分解斜視図。 本発明の第4実施例に係るブラシシールアセンブリに固定部材が結合した状態を示した斜視図。 本発明の第4実施例に係るブラシシールアセンブリで熱膨張部材と固定部材の配置状態を略して示した図面。 本発明の他の実施例に係るブラシシールアセンブリの正面図。 本発明の第1〜第2実施例に係るブラシシールアセンブリの作動状態図。 本発明の第1〜第2実施例に係るブラシシールアセンブリの作動状態図。 本発明の第3実施例に係るブラシシールアセンブリの作動状態図。 本発明の第4実施例に係るブラシシールアセンブリの作動状態図。
本発明の第1実施例に係るブラシシールアセンブリの構成に対して図面を参照して説明する。図1は、スチームタービンの固定体と回転体との間の間隙にブラシシールアセンブリ(1)とラビリンスシール(10)が適用された一例を示したものである。
添付された図1〜図3を参照すれば、固定体はケーシング(3)と固定翼(4)とを含み、回転体はローター(5)と回転翼(6)を含む。固定翼(4)はケーシング(3)に結合して回転翼(6)に隣接した位置に配置され、回転翼(6)は固定翼(4)に隣接した状態でローター(5)と一体に軸回転する。なお、以下の説明において、固定翼(4)の側を上側、ローター(5)の側を下側として説明する。
固定翼(4)と回転翼(6)との間の間隙及び固定翼(4)とローター(5)との間の間隙には、気密のためのシーリングが必要となり、このためにブラシシールアセンブリ(1)が用いられる。
ブラシシールアセンブリ(1)は、パッキングボディー(100)と、ブラシシール部(200)と、熱膨張部材(300)及び固定部材(400)を含めて構成され、所定の速度で回転する回転体と固定体との間でブラシシール部(200)を通じた安定した気密が維持される。
この時、ローター(5)を通してブラシシール部(200)へ伝達される熱伝導(heat conduction)によってブラシシール部(200)の全体がパッキングボディー(100)の半径方向と円周方向で固定された状態が維持され、半径方向に内部または外部に向かって固定部材(400)により固定されることによって気密が安定的に維持される。
このために本発明は、ローター(5)と固定体との間に位置し挿入溝(110)が形成されたパッキングボディー(100)がローター(5)と向き合って位置するが、パッキングボディー(100)は、複数の個別の単位体からなり、ローター(5)の外側円周方向にリング状にアセンブリーされる。すなわち、図2ではパッキングボディー(100)だけを図示したが、アセンブリーされる場合、全体の形状がリング状に構成され、このために前記パッキングボディー(100)は、一方向にラウンド状に形成されて複数のパッキングボディー(100)が互いに密着した状態で、前記ローター(5)の外側に設けられる。
パッキングボディー(100)は、外周面に、半径方向に挿入溝(110)に向かって異なる位置及び方向で開口された挿入ホール(120)を含む。挿入ホール(120)はパッキングボディー(100)の半径方向に開口された第1挿入ホール(122)と、外周面議側面で挿入溝(110)に向かって開口された第2挿入ホール(124)を含む。
第1挿入ホール(122)と第2挿入ホール(124)は、夫々位置と方向が異なる状態で開口されるが、第1挿入ホール(122)はブラシシール部(200)を基準に上面に一定間隔で開口されて位置し、方向はパッキングボディー(100)の半径方向に向かって開口される。第2挿入ホール(124)は、ブラシシール部(200)を基準に側面に開口されて位置し、方向は第1挿入ホール(122)と直交した状態で形成されてブラシシール部(200)の円周方向に向かって開口される。
挿入溝(110)は、後述するブラシシール部(200)が挿入され、第1、2挿入ホール(122、124)には固定部材(400)が挿入されてブラシシール部(200)を固定させる。
またブラシシール部(200)は、熱膨張部材(300)によりパッキングボディー(100)の半径方向と円周方向で固定部材(400)により加圧された状態が維持されるので、ブラシ(210)を通して移動する高圧の流体を常に一定量だけ通過させて不要な漏れを防止し、ブラシシールアセンブリ(1)が設置された対象物の効率を安定化させる。
このため、長期に亘るブラシシール部(200)とローター(5)との直間接的な摩擦が発生する場合にも、摩耗及び変形によるシーリング損失が最小化し、ブラシ(210)とローター(5)との間の一定の間隙が維持される。
特にローター(5)とブラシ(210)との間の離れた間隙が過度に離れる場合、高圧の流体漏れが発生し得るのでローター(5)の全体的な動力損失が発生され得る。
さらに、ローター(5)とブラシ(210)との間が過度に密着した場合、ローター(5)と固定体と間に干渉が発生するので、ローター(5)とブラシ(210)との間の間隙が一定に維持されることは重要と言える。
ブラシシール部(200)は、挿入溝(110)に挿入された状態でローター(5)に向かって延長されたブラシ(210)と、前記ブラシ(210)を支持する支持部材(220)を含み、前記支持部材(220)の側面に密着しパッキングボディーの円周方向に熱膨張(thermal expansion)する熱膨張部材(300)がブラシシール部(200)の側面に位置する。
また固定部材(400)は、パッキングボディー(100)の外側で第1、2挿入ホール(122、124)に夫々挿入され、パッキングボディー(100)の半径方向と円周方向でブラシシール部(200)の固定状態を維持させる。
第1挿入ホール(122)は、ブラシシール部(200)の上面の中央に開口され、一定間隔で離隔するが、パッキングボディー(100)と直交した状態で開口されているので固定部材(400)が挿入される場合、パッキングボディー(100)の外周面に密着した状態が維持されて、位置にかかわらず固定部材(400)により加えられる固定力が安定的に維持される。
第1挿入ホール(122)は、内周面にネジ山が形成され、後述する固定部材(400)が螺合してパッキングボディー(100)を経由してブラシシール部(200)に対する固定を安定的に維持させる。
第2挿入ホール(124)は、パッキングボディー(100)の外周面を基準に、上部ではない側面の位置でパッキングボディー(100)の内側に向かって開口され、例えば、一定間隔で離れた第1挿入ホール(122)の間に位置するか、離れた第1挿入ホール(122)の間の中間位置に形成される。
添付された図4を参照すれば、ブラシシールアセンブリ(1)は、第1固定部材(410)の下端が部分挿入されるように、ブラシシール部(200)の上面に形成された第3挿入ホール(202)を含む。このように第1固定部材(410)が第3挿入ホール(202)に螺合される場合、ブラシシール部(200)は第1固定部材(410)により固定された状態が安定的に維持され、ローター(5)とブラシ(210)との間の間隙が常に一定に維持され、挿入溝(110)に密着した状態が一定に維持されて流体漏れが防止される。また第1固定部材(410)によりブラシシール部(200)の上側が固定されるので、ブラシシール部(200)の下側から上側へ加圧力が加えられる場合にも固定された状態が安定的に維持される。
支持部材(220)はブラシ(210)を基準に、一側に密着した第1支持プレート(222)と、他側に密着した第2支持プレート(224)とを含む。第1支持プレート(222)は、ブラシ(210)と向き合う内側で流体の流れをブラシ(210)の下側にガイドするように案内溝(222a)が形成され、高圧の流体の流れをローター(5)とブラシ(210)の下端との間の間隙へ誘導することによって安定した移送を可能にする。これによって高圧の流体が第1支持プレート(222)を経由してブラシ(210)へ移動する場合、不要な渦流現象が最小化しブラシ(210)の下端に流体の流れを誘導できる。
因みに、ブラシ(210)を基準に右側の圧力が左側より相対的に高圧(PH)で、左側は低圧(PL)に該当し、流体の流れは点線の矢印で示した通り、右側から左側へ移動し、高圧領域の流体が低圧領域に漏れることをブラシ(210)が防止する。
第2支持プレート(224)は、第1支持プレート(222)と対応する厚さとなるが、これに限定されるものではなく変動できることを明らかにしておく。第2支持プレート(224)は、ブラシ(210)の一面と密着した状態で位置し、ブラシ(210)に加えられる高圧の流体による圧力を安定的に支持する。また熱膨張部材(300)と向き合う位置にスロット溝(図示せず)が形成されて熱膨張部材(300)の安定した設置と膨脹を可能にする。
ブラシ(210)は複数の剛毛(Bristle)からなり、ブラシ(210)を基準に第1支持プレート(222)と第2支持プレート(224)が密着した状態で構成され、前面視において、上部に向かって上向き傾斜した形態で構成される。
このように構成される理由は、ブラシ(210)の場合、ローター(5)と直間接的な摩擦が発生し、これによって、ブラシ(210)に応力が持続的に加えられるので、ブラシ(210)の下端をローター(5)と垂直状態でパッキングボディー(100)に位置させずに45度傾斜した状態で挿入溝(110)に位置させてローター(5)に加えられる応力を最小化しようとする。
添付された図5を参照すれば、第2挿入ホール(124)は第1挿入ホール(122)の間の距離をLとした場合、1/2*L位置に開口されてブラシシール部(200)に対する固定を可能にする。
第2挿入ホール(124)は、パッキングボディー(100)の前面を基準に左側または右側の中のいずれか一方または両方に開口でき、本実施例では、パッキングボディー(100)の左側に開口されたものに限定して説明するが位置は変動可能であることを明らかにしておく。
第1、2挿入ホール(122、124)は内側の円周方向にネジ山が形成されるか、第1挿入ホール(122)にだけネジ山が形成され、第2挿入ホール(124)はネジ山が形成されない形態で構成され得る。
熱膨張部材(300)は、第2支持プレート(224)の長さ方向に沿って密着した状態で延長されが、高温の流体からの熱の伝導によりパッキングボディー(100)の円周方向に熱膨張する。
添付された図5〜図7を参照すれば、固定部材(400)は、ブラシシール部(200)に対する固定と共にローター(5)を通して伝達される高温の熱(heat)と振動及びブラシシール部(200)へ供給される高圧の流体によるブラシシール部(200)の安定した位置固定のために、第1挿入ホール(122)に挿入される第1固定部材(410)と、第2挿入ホール(124)に挿入される第2固定部材(420)を含む。
特に本実施例では、第1固定部材(410)が挿入される第1挿入ホール(122)と第2固定部材(420)が挿入される第2挿入ホール(124)の位置と方向が互いに異なって開口されているので、ブラシシール部(200)に対する固定が互いに異なる位置と方向で夫々固定され、高圧の流体を通してブラシシール部(200)へ加えられる圧力変動による移動を最小化し、ブラシシール部(200)を通して移動する流体量を一定に維持させることができる。
さらに、ブラシシール部(200)が高圧の流体により、半径方向または円周方向を含む両方向から固定された状態が安定的に維持される。
固定部材(400)はボルトまたはピンのなかのいずれか一つを選択的に使用できるが、ボルトまたはピンはともにパッキングボディー(100)に結合した後にパッキングボディー(100)の外側で溶接を通して安定的に固定される。
例えば、第1固定部材(410)はボルトが使用され、第2固定部材(420)はフィンが使用されるか、第1、2固定部材(410、420)の両方にボルトが使用され得、特に特定形態に限定せず多様に変更でき、選択的に使用でき得る。
第1固定部材(410)と第2固定部材(420)は、熱膨張しないスチール材質を使用でき、この場合、第1、2固定部材(410、420)はブラシシール部(200)に対する固定だけを実施する。
一例として、第1固定部材(410)はブラシシール部(200)の上面と面接触するボディー(412)と、前記ボディー(412)の上面に形成されたヘッド(414)を含み、前記ヘッド(414)は第1挿入ホール(122)の内側に完全挿入された形態で結合され得る。
ボディー(412)は、下端の一部区間にネジ山が形成されずに熱膨張する材質からなり、パッキングボディー(100)の半径方向に熱膨張するように構成することができ、この場合、ボディー(412)の一部は第1挿入ホール(122)に螺合した状態で組立てられて、下端の一部区間でだけパッキングボディー(100)の半径方向に向かって熱膨張しながらブラシシール部(200)の全体を加圧させることができる。これによって、ブラシシール部(200)に高圧の流体による圧力が加えられる場合にも、ローター(5)とブラシ(210)との間の間隙が離れることなく一定の間隙が安定的に維持される。
ボディー(412)に対する材質は安定した熱膨張を考慮して実験を通して特定材質が選択的に使われる。
第2固定部材(420)は、パッキングボディー(100)の側面で第2挿入ホール(124)に挿入され、ブラシシール部(200)の全体をパッキングボディー(100)の円周方向で固定する機能と、ブラシシール部(200)が挿入溝(110)に沿って円周方向で移動することを防止して、ローター(5)の外周面とブラシ(210)との間の間隙を常に一定に維持させてブラシシール部(200)を通した流体の移動を均一に維持させる。
第2固定部材(420)は、離れた第1挿入ホール(122)の間を基準に中央位置に挿入されるので、いずれか一つのブラシシール部(200)の中央に固定力が加えられる。ブラシシール部(200)は第1固定部材(410)の加圧力と第2固定部材(420)により加えられる加圧力とが互いに平衡状態で維持されてブラシシール部(200)が安定的に固定された状態が維持される。
これに対して、より詳細に説明すると、第1固定部材(410)によりブラシシール部(200)に加えられる加圧力はブラシシール部(200)の半径方向に加えられ、第2固定部材(420)に加えられる加圧力はブラシシール部(200)の円周方向で加えられる。
この時、第2固定部材(420)は、離れた第1固定部材(410)間の距離をLとした時、1/2*L位置でブラシシール部(200)に対する固定がなされるので、ブラシシール部(200)の先端部または後端部で第1固定部材(410)により加えられる加圧力が一定に維持された状態で挿入溝(110)に固定される。
したがって、ブラシシール部(200)に対する固定力が相対的に向上して高圧の流体による振動の発生を最小化できる。
第2固定部材(420)は、ブラシシール部(200)の側面の長さ方向に沿って配置された熱膨張部材(300)の中央に位置するが、この場合、熱膨張部材(300)が長さ方向に熱膨張する場合に、ブラシシール部(200)の全体が左側または右側方向の中の特定方向へ移動することを防止して正位置に位置した状態を安定的に維持させることができる。
固定部材(400)は、上面に工具が挿入されるために形成された工具挿入溝(402)を含み、工具挿入溝(402)の形状と対応する工具を挿入して固定部材(400)に対する設置及び解除を簡便に実施できる。これによって作業者の作業性が向上して設置及び分解にともなう時間が短縮され、複数の固定部材(400)の組立または解体に要される時間が短縮される。
添付された図7〜図8を参照すれば、熱膨張部材(300)は第2支持プレート(224)の上面の長さ方向に沿って密着した状態で延長するが、高温の流体からの熱の伝導によりパッキングボディー(100)の円周方向に熱膨張する。
熱膨張部材(300)は、第2挿入ホール(124)を基準に独立的に向き合って配置されて熱膨張部材(300)の全体が長さ方向に熱膨張するか、先端部と後端部だけ選択的に熱膨張するように構成され得る(図8参照)。
熱膨張部材(300)と第2固定部材(420)との間の離隔距離は特に限定しないが、熱膨張部材(300)が熱膨張する時に固定部材(400)により加圧された状態が維持されるように、近接した位置に位置するのが好ましい。
本発明の第2実施例に係るブラシシールアセンブリに対して図面を参照して説明する。因みに、本実施例は、前述した実施例とは異なってパッキングボディーの側面では固定状態は維持されず、前記パッキングボディーの外周面を基準に互いに異なる位置で固定がなされることを特徴とする。
添付された図9〜図12を参照すれば、ブラシシールアセンブリ(1a)はローター(5)と固定体との間に位置し円周方向内側に形成された挿入溝(110)と、外周面に、半径方向に挿入溝(110)に向かって開口された第1挿入ホール(120)と、前記第1挿入ホール(120)と互いに異なる位置に位置されて挿入溝(110)に向かって開口された第2挿入ホール(130)を含むパッキングボディー(100)が備えられる。
そして挿入溝(110)に挿入された状態でローター(5)(図1参照)に向かって延長されたブラシ(210)と、前記ブラシ(210)を支持する支持部材(220)を含むブラシシール部(200)と、前記支持部材(220)の側面に密着しパッキングボディー(100)の円周方向に熱膨張(thermal expansion)する熱膨張部材(300);及び前記パッキングボディー(100)の外側で第1、2挿入ホール(120、130)に夫々挿入され、パッキングボディー(100)の半径方向と円周方向でブラシシール部(200)の固定状態を維持するための固定部材(400)を含む。
本実施例は、前述した第1挿入ホール(120)と第2挿入ホール(130)が全てブラシシール部(200)の上面に開口されるが、第1挿入ホール(120)と第2挿入ホール(130)の開口された位置はお互い異なり、第1挿入ホール(120)は互いに向き合う状態で離隔され、第2挿入ホール(130)は離れた第1挿入ホール(122)の間の中間位置に位置する。
第1挿入ホール(120)は、図示したような個数で開口されるか、変動でき、第1挿入ホール(120)に挿入される固定部材(400)によるパッキングボディー(100)とブラシシール部(200)の安定した固定のために個数は変動でき得る。
第1挿入ホール(120)は、ブラシシール部(200)の上面の中央に開口されて、一定間隔で離隔されるが、パッキングボディー(100)と直交した状態で開口されて固定部材(400)が挿入される場合、パッキングボディー(100)の外周面に密着した状態が維持されて位置にかかわらず固定部材(400)により加えられる固定力が安定的に維持される。
第1挿入ホール(120)は内周面にネジ山が形成され、後述する固定部材(400)が螺合してパッキングボディー(100)を経由してブラシシール部(200)に対する固定を安定的に維持させる。
第2挿入ホール(130)は、パッキングボディー(100)の外周面を基準に上部ではない側面の位置でパッキングボディー(100)の内側に向かって開口され、一例として、一定間隔で離れた第1挿入ホール(120)間に位置するか、離れた第1挿入ホール(120)間の中間位置に形成される。
第2挿入ホール(130)は第1挿入ホール(120)間の距離をLとした場合、1/2*L位置に開口されてブラシシール部(200)に対する固定を可能にする。
第2挿入ホール(130)は、パッキングボディー(100)の前面を基準に左側または右側の中のいずれか一方または両方に開口でき、本実施例では、パッキングボディー(100)の左側に開口されたものに限定して説明するが位置は変動可能であることを明らかにしておく。
第1、2挿入ホール(120、130)は内側の円周方向にネジ山が形成されるか、第1挿入ホール(120)にだけネジ山が形成され、第2挿入ホール(130)はネジ山が形成されない形態で構成され得る。
第2挿入ホール(130)は、熱膨張部材(300)に向かって開口されるが、第2固定部材(420)が熱膨張部材(300)と直接的に接触しないで挿入される。
熱膨張部材(300)は、第2挿入ホール(130)を基準に独立的に向き合って配置され、熱膨張部材(300)は支持部材(220)の円周方向で同一長さに夫々設けられる。
熱膨張部材(300)は高温の流体からの熱の伝導によりパッキングボディー(100)の円周方向に熱膨張するが、第2挿入ホール(130)を基準に独立的に向き合って配置されて熱膨張部材(300)の全体が長さ方向に熱膨張するか、先端部と後端部だけ選択的に熱膨張するように構成され得る。
熱膨張部材(300)と第2固定部材(420)との間の離隔距離は特に限定しないが、熱膨張部材(300)が熱膨張する時に固定部材(400)により加圧された状態が維持されるように、近接した位置に位置するのが好ましい。
固定部材(400)は、ブラシシール部(200)に対する固定と共にローター(5)を通して伝達される高温の熱(heat)と振動及びブラシシール部(200)へ供給される高圧の流体によるブラシシール部(200)の安定した位置固定のために、第1挿入ホール(120)に挿入される第1固定部材(410)と、第2挿入ホール(130)に挿入される第2固定部材(420)を含む。
特に本実施例では、第1固定部材(410)が挿入される第1挿入ホール(120)と第2固定部材(420)が挿入される第2挿入ホール(130)の位置が互いに異なって開口されているので、ブラシシール部(200)に対する固定が互いに異なる位置で夫々固定され、高圧の流体を通してブラシシール部(200)へ加えられる圧力変動による移動を最小化し、ブラシシール部(200)を通して移動する流体量を一定に維持させることができる。
さらに、ブラシシール部(200)が高圧の流体により、半径方向または円周方向を含む両方向から固定された状態が安定的に維持される。
固定部材(400)はボルトまたはピンのなかのいずれか一つを選択的に使用できるが、ボルトまたはピンはともにパッキングボディー(100)に結合した後にパッキングボディー(100)の外側で溶接を通して安定的に固定される。
例えば、第1固定部材(410)はボルトが使用され、第2固定部材(420)はフィンが使用されるか、第1、2固定部材(400)の両方にボルトが使用され得、特に特定形態に限定せず多様に変更でき、選択的に使用でき得る。
添付された図12〜図14を参照すれば、第1固定部材(410)と第2固定部材(420)は、熱膨張しないスチール材質を使用でき、この場合、第1、2固定部材(410、420)はブラシシール部(200)に対する固定だけを実施する。
一例として、第1固定部材(410)はブラシシール部(200)の上面と面接触するボディー(412)と、前記ボディー(412)の上面に形成されたヘッド(414)を含み、前記ヘッド(414)は第1挿入ホール(122)の内側に完全挿入された形態で結合され得る(図14参照)。
ボディー(412)は、下端の一部区間にネジ山が形成されずに熱膨張する材質からなり、パッキングボディー(100)の半径方向に熱膨張するように構成することができ、この場合、ボディー(412)の一部は第1挿入ホール(122)に螺合した状態で組立てられて、下端の一部区間でだけパッキングボディー(100)の半径方向に向かって熱膨張しながらブラシシール部(200)の全体を加圧させることができる。
これによって、ブラシシール部(200)に高圧の流体による圧力が加えられる場合にも、ローター(5)とブラシ(210)との間の間隙が離れることなく一定の間隙が安定的に維持される。ボディー(412)に対する材質は安定した熱膨張を考慮して実験を通して特定材質が選択的に使われる。
第2固定部材(420)は第2挿入ホール(130)に挿入され、ブラシシール部(200)の全体をパッキングボディー(100)の円周方向で固定する機能と、ブラシシール部(200)が挿入溝(110)に沿って円周方向で移動することを防止して、ローター(5)の外周面とブラシ(210)との間の間隙を常に一定に維持させてブラシシール部(200)を通した流体の移動を均一に維持させる。
第2固定部材(420)は、離れた第1挿入ホール(120)間を基準に中央位置に挿入されるのでブラシシール部(200)に加えられる第1固定部材(410)の加圧力と第2固定部材(420)により加えられる加圧力とが互いに平衡状態で維持されてブラシシール部(200)が安定的に固定された状態が維持される。
これに対して、より詳細に説明すると、第1固定部材(410)によりブラシシール部(200)に加えられる加圧力はブラシシール部(200)の半径方向に加えられ、第2固定部材(420)に加えられる加圧力もまたブラシシール部(200)の円周方向で加えられる。
この時、第2固定部材(420)は、離れた第1固定部材(410)間の距離をLとした時、1/2*L位置でブラシシール部(200)に対する固定がなされるので、ブラシシール部(200)の先端部または後端部で第1固定部材(410)により加えられる加圧力が一定に維持された状態で挿入溝(110)に固定される。
したがって、ブラシシール部(200)に対する固定力が相対的に向上して高圧の流体による振動の発生を最小化できる。
前記第1固定部材(410)は、下端がブラシシール部(200)の上面と密着した状態でパッキングボディーの半径方向を基準に内部(inward)に向かって加圧され、前記第2固定部材(420)は熱膨張部材(300)の中央に位置してパッキングボディー(100)が円周方向へ移動することを防止する。
第2固定部材(420)は、ブラシシール部(200)に設置された熱膨張部材(300)の中央に位置するが、この場合、熱膨張部材(300)が長さ方向に熱膨張する場合に、ブラシシール部(200)の全体が左側または右側方向の中の特定方向へ移動することを防止して正位置に位置した状態を安定的に維持させることができる。
固定部材(400)は、上面に工具が挿入されるために形成された工具挿入溝(402)を含み、工具挿入溝(402)の形状と対応する工具を挿入して固定部材(400)に対する設置及び解除を簡便に実施できる。これによって作業者の作業性が向上して設置及び分解にともなう時間が短縮され、複数の固定部材(400)の組立または解体に要される時間が短縮される。
支持部材(220)は、ブラシ(210)を基準に一側に密着した第1支持プレート(222)と、他側に密着した第2支持プレート(224)を含む。第1支持プレート(222)はブラシ(210)と向き合う内側で流体の流れをブラシ(210)の下側にガイドするように案内溝(222a)が形成され、高圧の流体の流れをローター(5)とブラシ(210)の下端との間の間隙へ誘導することによって安定した移送を可能にする。
これによって、高圧の流体が第1支持プレート(222)を経由してブラシ(210)へ移動する場合、不要な渦流現象が最小化しブラシ(210)の下端に流体の流れを誘導できる。
因みに、ブラシ(210)を基準に右側の圧力が左側より相対的に高圧(PH)で、左側は低圧(PL)に該当し、流体の流れは点線の矢印で示した通り、右側から左側へ移動し、高圧領域の流体が低圧領域に漏れることをブラシ(210)が防止する。
第2支持プレート(224)は第1支持プレート(222)と対応する厚さとなるが、これに限定されるものではなく変動できることを明らかにしておく。第2支持プレート(224)は、ブラシ(210)の一面と密着した状態で位置し、ブラシ(210)に加えられる高圧の流体による圧力を安定的に支持する。また熱膨張部材(300)と向き合う位置にスロット溝が形成されて熱膨張部材(300)の安定した設置と膨脹を可能にする。
ブラシ(210)は複数の剛毛(Bristle)からなり、ブラシ(210)を基準に第1支持プレート(222)と第2支持プレート(224)が密着した状態で構成され、前面視において、上部に向かって上向き傾斜した形態で構成される。
このように構成される理由は、ブラシ(210)の場合、ローター(5)と直間接的な摩擦が発生し、これによって、ブラシ(210)に応力が持続的に加えられるので、ブラシ(210)の下端をローター(5)と垂直状態でパッキングボディー(100)に位置させずに45度傾斜した状態で挿入溝(110)に位置させてローター(5)に加えられる応力を最小化しようとする。
本発明の第3実施例に係るブラシシールアセンブリに対して図面を参照して説明する。
添付された図1または図15〜図16を参照すれば、固定体はケーシング(3)と固定翼(4)を含み、回転体はローター(5)と回転翼(6)を含む。固定翼(4)はケーシング(3)に結合して回転翼(6)に隣接した位置に配置され、回転翼(6)は固定翼(4)に隣接した状態でローター(5)と一体に軸回転する。
固定翼(4)と回転翼(6)との間の間隙及び固定翼(4)とローター(5)との間の間隙には気密のためのシーリングが必要となり、このためにブラシシールアセンブリ(1)が使われる。
ブラシシールアセンブリ(1)はパッキングボディー(100)と、ブラシシール部(200)及び固定部材(300a)を含めて構成され、所定の速度で回転するローター(5)と固定体間でブラシシール部(200)を通じた安定した気密が維持される。
この時、ローター(5)を通してブラシシール部(200)へ伝達される熱伝導(heat conduction)に関係なくパッキングボディー(100)の半径方向と円周方向で夫々ブラシシール部(200)の固定状態を維持させて一定の圧力でパッキングボディー(100)を半径方向と円周方向に加圧固定させてブラシシール部(200)の気密を安定的に実施しようとする。
このために本発明は、ローター(5)と固定体との間に位置し挿入溝(110)が形成されたパッキングボディー(100)がローター(5)と向き合って位置するが、パッキングボディー(100)は複数の個別の単位体からなり、ローター(5)の外側円周方向にリング状にアセンブリーされる。
パッキングボディー(100)は、挿入溝(110)にブラシシール部(200)が全て挿入されて組立てられる場合、全体の形状がリング状になり、外周面に、半径方向に挿入溝(110)に向かって挿入ホール(120)が開口される。挿入ホール(120)は、パッキングボディー(100)の外周面に同一間隔で複数個が離隔して一側に向かって開口されるが、挿入ホール(120)の数は図示した数に限定されず変更でき得る。
一例として、挿入ホール(120)は、パッキングボディー(100)と直交した状態で開口されるが、このように開口される理由は、挿入ホール(120)に固定部材(300a)が挿入された後にブラシシール部(200)の全体を円周方向と半径方向から所定の圧力で加圧された状態を維持させて高温の熱がローター(5)からブラシシール部(200)へ伝えられる場合にも、挿入溝(110)にブラシシール部(200)が固定された状態を安定的に維持させるためである。
挿入ホール(120)は、後述する固定部材(300a)と対応する形状に形成されて固定部材(300a)が挿入ホール(120)に挿入される場合、密着した状態が安定的に維持され得、ブラシシール部(200)の熱膨張による位置変動を最小化させて不要な流体の漏れ及びこれによる振動の発生を防止できる。
例えば、長期に亘るブラシシール部(200)とローター(5)との直間接的な摩擦が発生する場合にもブラシシール部(200)の摩耗及び変形によるシーリング損失が最小化し、ブラシ(210)とローター(5)との間に一定の間隙が維持できる。
このため、高圧の流体がブラシ(210)を経由して一定量だけ移動できるようにすることによって不要な流体の漏れ量が減少する。
特に、ローター(5)とブラシ(210)との間の間隙は相互の間隙が過度に離れる場合、高圧の流体漏れが発生し得るのでローター(5)の全体的な動力損失を誘発し得る。
さらに、ローター(5)とブラシ(210)との間が過度に密着した場合、ローター(5)と固定体とが干渉し合うことが発生し得るため、ローター(5)とブラシ(210)との間の間隙が一定に維持されることは重要だとする。
ブラシシール部(200)は、ブラシ(210)を基準に右側の圧力が左側より相対的に高圧(PH)で、左側は低圧(PL)に該当し、流体の流れは点線の矢印で示した通り、右側から左側へ移動し、高圧領域の流体が低圧領域に漏れることをブラシ(210)が防止する。
ブラシシール部(200)はブラシ(210)が装着されて挿入溝(110)に挿入されたブラシシールボディー(202)を含み、正面から見たとき、挿入ホール(120)を望んで長さ方向に沿って傾斜した傾斜面(204)と、傾斜面(204)の上部でブラシ(210)を取り囲み、一側方向に延長されて端部が段差のある第1段部(206)と、傾斜面(204)の下部でブラシ(210)に向かって延長されて一方向に端部が段差のある第2段部(208)を含む。
添付された図17〜図18を参照すれば、傾斜面(204)は固定部材(300a)のヘッド(310)と直接的に面接触するが、傾斜面(204)がヘッド(310)と直接的に面接触した状態が維持される場合、固定部材(300a)により加えられる加圧力はパッキングボディー(100)の半径方向(r)と円周方向(c)の傾斜面を夫々加圧させる加圧力が加えられる。
この場合、固定部材(300a)だけを通してもブラシシール部(200)の全体を両方向から加圧された状態を維持できてブラシシール部(200)に対する固定力が向上し、高圧の流体がブラシシール部(200)に加えられる場合にもパッキングボディー(100)に固定された状態を安定的に維持できる。
傾斜面(204)は挿入ホール(120)の下端で上向き傾斜した形態で延長されるが、このように形成される場合、固定部材(300a)のヘッド(310)により挿入溝(110)に密着した状態で加圧されることによってシーリング状態が安定的に維持され得る。
パッキングボディー(100)は、半径方向に加えられる加圧力によりローター(5)と一定の間隙が維持されるので、高圧の流体がブラシ(210)へ供給される場合にもブラシ(210)を基準に圧力差による不要な流体の漏れが防止され、ブラシシール部(200)が装着された対象物の効率が一定に維持される。
また、パッキングボディー(100)は、円周方向に加えられる加圧力により、最初にブラシシールアセンブリを設計した際に設定された位置から不安定な状態で移動が発生せずに安定的に位置が維持されることによって、円周方向への不要な流体漏れが最小化し、ブラシシール部(200)が装着された対象物の効率が一定に維持される。
第1段部(206)は、図面を基準に、傾斜面(204)の上部で左側に向かって一定の長さで水平に延長され端部が下向き傾斜する。挿入溝(110)も第1段部(206)と対応する形状からなり、ブラシシール部(200)が挿入される場合、密着した状態がより安定的に維持されて高圧の流体がブラシシール部(200)に加えられる場合にも、流体の漏れを安定的に防止し、ブラシシール部(200)の変形発生を防止することができて長期間の使用時にも耐久性が向上する。
第2段部(208)は、傾斜面(204)の下端で左側に向かって所定の長さで延長された後に、下側に向かって端部が段差のある形態となるが、このように形成される場合、高圧の流体による圧力がブラシシール(210)に加えられる場合、挿入溝(110)に挿入されたブラシシール部(200)の安定した支持を可能にして、不要な流体の漏れを防止し、耐久性も向上させることができる。
したがって、ブラシシール部(200)は挿入溝(110)に挿入された状態で高圧の流体がブラシ(210)に向かって長期間移動する環境でも半径方向と円周方向での流体漏れが最小化する。
固定部材(300a)は、パッキングボディー(100)の外側から半径方向へ挿入ホール(120)に夫々挿入されるが、挿入ホール(120)の形状と対応する形態で形成されることによって固定部材(300a)が挿入ホール(120)に挿入される場合、傾斜面(204)に対する加圧と挿入ホール(120)での安定した固定を同時に実施できる。
固定部材(300a)は傾斜面(204)と直接的に面接触するヘッド(310)と、ヘッド(310)の上部に延長されたボディー(320)を含み、一例として、ヘッド(310)は円錐(cone)状に形成され、ボディー(320)は円柱状に延長される。
ヘッド(310)が円錐状に形成される理由は、傾斜面(204)との密着した状態を安定的に維持させるために一例として提示したものであって、他の形態に変更でき得る。
ヘッド(310)は、傾斜面(204)と同一の傾斜角で傾斜するものの、前記傾斜面(204)と密着した状態が維持されるので、常に傾斜面(204)に向かって加圧された状態が維持されることによってブラシシール部(200)を挿入溝(110)の内側に密着した状態で維持させることができる。
ボディー(320)は、ヘッド(310)の上側に延長された外周面が一定直径からなることによって、挿入溝(110)に対する挿入と分解が容易にできる。
固定部材(300a)は、パッキングボディー(100)の長さ方向に沿って一定間隔で配置されて、中央に位置した固定部材を基準に左、右の両側に位置した他の固定部材は挿入ホール(120)と同一角度で傾斜するように挿入ホール(120)に挿入されて、ブラシシール部(200)に対する半径方向と円周方向に対する固定がなされる。
固定部材(300a)は、ボディー(320)上面に工具が挿入されるために形成された工具挿入溝(322)を含むが、工具挿入溝(322)は複数の固定部材(300a)をパッキングボディー(100)に設置するか、修理のために固定部材をパッキングボディー(100)の外側に引き出そうとする場合、工具を利用して簡便に引き出すことができる。工具挿入溝(322)は多角形状に形成されるが、他の形態に変更できる。
ヘッド(310)はボディー(320)と異種の材質からなり、ローター(5)で伝えられた高温により傾斜面(204)に向かって長さ方向で熱膨張するが、ヘッド(310)は半径方向に向かって熱膨張するので傾斜面(204)を半径方向に加圧して高圧の流体によるブラシ(210)とローター(5)との間の間隙を一定に維持させる。
パッキングボディー(100)は、傾斜面(204)が固定部材(300a)により半径方向に加圧される場合、一部の加圧力が傾斜面(204)に沿って、円周方向に沿って加えられるので半径方向と共に円周方向に対する固定も同時に維持される。
ヘッド(310)は熱膨張材質からなるので、高温の熱が伝えられる場合、傾斜面(204)と面接触した状態で下側の半径方向に膨脹して傾斜面(204)を加圧し、これによって、ブラシシール部(200)に直接的に加えられる流体の圧力及びローター(5)から伝達される振動によるブラシシール部(200)の流動が安定的に防止される。
本発明の第4実施例に係るブラシシールアセンブリに対して図面を参照して説明する。
添付された図1または図19を参照すれば、ブラシシールアセンブリ(1a)はパッキングボディー(100)と、ブラシシール部(200)と、熱膨張部材(400a)及び固定部材(300a)を含む。
本発明はローター(5)と固定体との間に位置し円周方向内側に形成された挿入溝(110)と、外周面に、半径方向に挿入溝(110)に向かって開口された挿入ホール(120)を含むパッキングボディー(100)と、前記挿入溝(110)に一端が挿入された状態でローター(5)に向かって延長されたブラシ(210)と、前記ブラシ(210)を支持する支持部材(220)を含むブラシシール部(200)と、前記支持部材(220)の側面に密着しパッキングボディー(100)の円周方向に熱膨張(thermal expansion)する熱膨張部材(400a);及び前記挿入ホール(120)に挿入されてブラシシール部(200)の側面と円周方向で固定するための固定部材(300a)を含む。
本実施例では、前述した実施例とは異なって固定部材(300a)がパッキングボディー(100)の先端部と後端部に夫々挿入され、前記位置に位置する理由はパッキングボディー(100)に高圧の流体による外力が加えられる場合、円周方向にブラシシール部(200)の位置変動が発生することを防止するためである。
より詳細には、挿入ホール(120)がパッキングボディー(100)の先端部と後端部に夫々位置されて後述する固定部材(300a)と対応する形態で開口される。
本実施例では、図面を基準に挿入ホール(120)がパッキングボディー(100)の外側で挿入溝(110)に向かって開口され、前記挿入ホール(120)に固定部材(300a)が挿入されてブラシシール部(200)が固定される。
挿入ホール(120)は,ブラシシール部(200)を基準に左側に位置したものと示したが、左、右の両側に形成されることも可能であり、前述した固定部材(300a)によりブラシシール部(200)の側面が固定された状態が維持される。
固定部材(300a)は、挿入ホール(120)と対応する形状に形成されて一方向に突出した突出部(301)を含むが、前記突出部(301)は固定部材(300a)が挿入ホール(120)に挿入された後に外側に離脱することを防止するために形成される。
好ましくは多角形状に形成されるが、円形または他の形状に多様に変更でき、固定部材(300a)の離脱が防止されるための他の形状に変更可能であること明らかにしておく。
突出部(301)は、パッキングボディー(100)に固定部材(300a)が全て挿入される場合、互いに向き合って配置され、このように配置される理由はパッキングボディー(100)の円周方向で均一な支持力を維持させるためであり、挿入溝(110)でブラシシール部(200)の移動が発生する場合にも固定部材(300a)により安定的に初期位置に対する位置セッティングがなされる。
固定部材(300a)は、上面に工具が挿入される工具挿入溝(322)が形成され、前記工具挿入溝(322)は複数の固定部材(300a)をパッキングボディー(100)に設置するか、修理のために固定部材をパッキングボディー(100)の外側に引き出そうとする場合、工具を利用して簡便に引き出すために形成される。工具挿入溝(322)は多角形状に形成されるか、他の形態に変更できる。
添付された図20〜図21を参照すれば、ヘッド(310)は熱膨張部材(400a)と面接触した状態が維持されて、熱膨張する場合、ヘッド(310)と熱膨張部材(400a)が互いに熱膨張してパッキングボディー(100)の半径方向で加圧が行われる。
熱膨張部材(400a)は、固定部材(300a)に向かって長さ方向の両端部が傾斜した傾斜面(410)を含み、ヘッド(310)は傾斜面(410)と密着した状態で面接触するヘッド傾斜面(304)を含む。このように傾斜面(410)とヘッド傾斜面(304)とが夫々形成される場合、高温の熱が熱膨張部材(400a)とヘッド(310)に伝導される条件において、互いに密着した状態で熱膨張しながら互いに加圧が行われる。
このように熱膨張部材(400a)とヘッド傾斜面(304)が同時に熱膨張する場合、パッキングボディー(100)の半径方向と円周方向でブラシシール部(200)の位置固定が同時に行われるので、高圧の流体による位置変動が最小化する。
したがって、ブラシシール部(200)を経由して移動する流体が常に一定量だけブラシ(210)を経由して移動するので不要な流体の漏れが防止され、ブラシシールアセンブリが設けられた対象物の効率が向上し、ローター(5)とブラシシール部(200)との間で振動の発生が最小化し安定した作動が可能になる。
傾斜面(410)とヘッド傾斜面(304)は、ブラシシール部(200)をパッキングボディー(100)を基準に内側(inward)または外側(outward)のいずれか一方向に加圧するために傾斜方向が多様に変更でき得る。例えば、傾斜面(410)が上向き傾斜する場合、ヘッド傾斜面(304)は反対の形態である下向き傾斜することによって、互いに密着した状態が安定的に維持できる。
また傾斜面(410)が下向き傾斜する場合、ヘッド傾斜面(304)は反対方向である上向き傾斜することによって互いに密着した状態が安定的に維持できる。
傾斜面(410)とヘッド傾斜面(304)は、面接触した形態が前述した形態以外の他の形態に多様に変更でき、互いに相対接触した状態で熱膨張してパッキングボディー(100)の半径方向に向かってブラシシール部(200)を加圧し、固定された状態を維持できる他の形態に多様に変更されて使用可能であることを明らかにしておく。
熱膨張部材(400a)は長さ方向の両端部に、一定区間にだけ熱膨張する材質で形成されて熱膨張でき、この場合、熱膨張材質を最小限に使用できて経済性が向上し、特定位置でだけ熱膨張することによって応答性が向上し、ブラシシール部(200)に対する位置固定が安定化する。
ブラシシール部(200)は、ブラシ(210)と支持部材(220)を含むが、前記ブラシ(210)は複数の剛毛(Bristle)からなり、特に材質は限定しない。
支持部材(220)は、第1ブラシ(210)を基準に一側に密着した第1支持プレート(222)と、他側に密着した第2支持プレート(224)を含む。第1支持プレート(222)はブラシ(210)と向き合う内側で流体の流れをブラシ(210)の下側にガイドするように案内溝(222a)が形成され、高圧の流体の流れをローター(5)とブラシ(210)の下端との間の間隙へ誘導することによって安定した移送を可能にする。
これによって高圧の流体が第1支持プレート(222)を経由してブラシ(210)へ移動する場合、不要な渦流現象が最小化しブラシ(210)の下端に流体の流れを誘導できる。
因みに、ブラシ(210)を基準に左側の圧力が右側より相対的に高圧(PH)で、右側は低圧(PL)に該当し、流体の流れは点線の矢印で示した通り、左側から右側へ移動して高圧領域の流体が低圧領域に漏れることをブラシ(210)が防止する。
案内溝(222a)は第1支持プレート(222)の全長をLとした時、下部から2/3L以上の高さまで開口された状態で溝が形成され、案内溝(222a)の長さが第1支持プレート(222)の長さLの半分以下の長さに形成される場合、高圧の流体を安定的にガイドすることは難しく、2/3L以上の長さに延長される場合、第1支持プレート(222)の剛性を弱化させ得るので前述した長さに形成するのが好ましい。
案内溝(222a)は図示した形状の他にもラウンド状に変更でき、高圧流体の移動によるシミュレーションを通して最適の形状が設定できる。
添付された図22を参照すれば、本発明の他の実施例に係るブラシシールアセンブリ(1b)は、固定部材(300a)に突出部(301)が形成されていて挿入ホール(120)に挿入され、前述したラウンド状ではなく角張った形態に変更できる。
このように構成された本発明の第1実施例に係るブラシシールアセンブリの使用状態に対して図面を参照して説明する。
添付された図2または図23を参照すれば、ブラシシール部(200)は第1固定部材(410)と第2固定部材(420)によりパッキングボディー(100)の半径方向と円周方向で固定された状態が維持される。
高圧の流体は、ブラシシール部(200)を経由して移動する過程でブラシシール部(200)に直接的に圧力が加えられ、ローター(5)を通してZ軸の上方に向かって加圧力が加えられる。
この場合、第1固定部材(410)は支持部材(220)とブラシ(210)の上面を矢印で示した通り、円周方向に加圧してブラシシール部(200)の半径方向全体で安定した固定状態を維持させ、第2固定部材(420)はブラシシール部(200)の側面中央で固定された加圧力を維持させる。
第2固定部材(420)は、ブラシシール部(200)が円周方向を基準に前端または後端へ移動する力(force)が加えられる場合にも、第2固定部材(420)の端部が第2支持部材(220)の側面に対する固定状態を維持させてブラシシール部(200)の全体を円周方向で安定的に固定させる。
したがって、高圧の流体によるブラシシール部(200)の移動を防止してブラシ(210)を通したガスの流れを一定に維持し、ブラシシールアセンブリ(1)が設置された対象物の効率を向上させ、流体漏れによる問題点を予防する。
本発明の第2実施例に係るブラシシールアセンブリの使用状態で対して図面を参照して説明する。
添付された図9または図24を参照すれば、ブラシシール部(200)は第1固定部材(410)と第2固定部材(420)によりパッキングボディー(100)の半径方向と円周方向で固定された状態が維持される。
高圧の流体は、ブラシシール部(200)を経由して移動する過程でブラシシール部(200)に直接的に圧力が加えられ、ローター(5)を通してZ軸の上部方向に向かって加圧力が加えられる。
この場合、第1固定部材(410)は支持部材(220)とブラシ(210)の上面を矢印で示した通り、円周方向に加圧してブラシシール部(200)の半径方向全体で安定した固定状態を維持させ、第2固定部材(420)は第1固定部材(410)と異なる位置でブラシシール部(200)の上面に対する加圧を通して前記ブラシシール部(200)の全体の半径方向に対する固定状態が維持される。
第1、2固定部材(400)は、ブラシシール部(200)の半径方向に対する固定と円周方向に対する固定が部分的に維持されるので、高圧の流体によってブラシシール部(200)が半径方向または円周方向へ移動する力が加えられる場合にも、安定的に固定された状態が維持される。
したがって、高圧の流体によるブラシシール部(200)の移動を防止してブラシ(210)を通したガスの流れを一定に維持し、ブラシシールアセンブリ(1a)が設置された対象物の効率を向上させ、流体漏れによる問題点を予防する。
このように構成された本発明の第3実施例に係るブラシシールアセンブリの作動状態で対して図面を参照して説明する。
添付された図15または図25を参照すれば、作業者はパッキングボディー(100)にブラシシール部(200)を挿入した後に固定部材(300a)を利用して既挿入されたブラシシール部(200)を円周方向で固定させる。
固定部材(300a)は拡大図に示した通り、傾斜面(204)がヘッド(310)によりパッキングボディー(100)の半径方向であるr方向と円周方向であるC方向にブラシシールボディー(202)を加圧してパッキングボディー(100)にブラシシール部(200)を安定的に固定された状態が維持される。
このような状態で、高圧の流体がブラシシール部(200)に移動すれば、流体による加圧力とローター(5)からブラシ(210)に向かって伝達される加圧力及び振動が同時にブラシシール部(200)に伝達される。
本実施例では、固定部材(300a)のヘッド(310)が傾斜面(204)を矢印方向である半径方向内側に加圧しているので、ローター(5)から伝達された加圧力でブラシシール部(200)が挿入溝(110)から離脱したり位置変動が発生したりすることなく、安定的に挿入された状態が維持される。
ブラシシール部(200)は、半径方向で固定部材(300a)により安定的に固定された状態が維持され、円周方向ではヘッド(310)により傾斜面(204)の長さ方向に加圧力が分散され、挿入溝(110)から一側方向へブラシシール部(200)が移動せず初期の設置位置に安定的に維持される。
このため、ブラシ(210)とローター(5)との間の間隙が常に一定に維持され、流体が常に一定にブラシ(210)を経由して移動することによってブラシシールアセンブリ(1)が設置された対象物の効率が一定に維持される。
前述したヘッド(310)は、熱膨張材質で構成され得、この場合、ローター(5)から伝えられた高温の熱気により傾斜面(204)を半径方向に向かってより速かに加圧させてブラシシール部(200)を挿入溝(110)で安定的に固定させる。
このように使用中にブラシ(210)対する取替えまたは点検を実施しようとする場合、工具挿入溝(322)に工具を挿入して一方向に回転させると挿入ホールから固定部材(300a)が簡便に分離され、異常の有無を点検した後に容易に再組立てしたり取替えが必要な構成品を取替えればよい。
本発明の第4実施例に係るブラシシールアセンブリの作動状態で対して図面を参照して説明する。
添付された図18または図26を参照すれば、作業者はパッキングボディー(100)にブラシシール部(200)を挿入した後に固定部材(300a)を挿入ホール(120)に挿入する。
固定部材(300a)は突出部(301)が形成されていて挿入ホール(120)に挿入される場合、外側に離脱しなくパッキングボディー(100)の先端部と後端部の位置でブラシシール部(200)を円周方向と半径方向で固定させる。
特に固定部材(300a)は、高圧の流体による圧力がブラシシール部(200)に加えられる場合、第1支持プレート(222)とともにブラシシール部(200)の全体をより安定的に支持する。
特に、高温の熱気がローター(5)または流体を通して熱膨張部材(400a)に加えられる場合、熱膨張部材(400a)の膨脹により傾斜面(204)と密着したヘッド傾斜面(204)が同時に熱膨張され、半径方向を基準に内部または外部の中のいずれか一方向に加圧された状態が維持される。したがって、ブラシ(210)を経由して移動する高圧の流体が常に一定にブラシ(210)を経由して移動するので、不要な流体の漏れが最小化し、一定量の流体が移動してブラシシールアセンブリ(1a)が設置された対象物の効率が向上し、振動の発生も最小化された状態が維持される。
1、1a:ブラシシールアセンブリ
3:固定体
5:ローター
100:パッキングボディー
110:挿入溝
120:挿入ホール
122:第1挿入ホール
124:第2挿入ホール
200:ブラシシール部
210:ブラシ
220:支持部材
222:第1支持プレート
224:第2支持プレート
222a:案内溝
300:熱膨張部材
300a:固定部材
322:工具挿入溝
400:固定部材
400a:熱膨張部材
402:工具挿入溝
410:第1固定部材
420:第2固定部材
412:ボディー
414:ヘッド

Claims (20)

  1. 回転体と固定体との間に位置し円周方向内側に形成された挿入溝と、前記挿入溝に向かって互いに異なる位置及び方向で開口された挿入ホールを含むパッキングボディー;
    前記挿入溝に挿入された状態で回転体に向かって延在するブラシと、前記ブラシを支持する支持部材を含むブラシシール部;
    前記支持部材の側面に密着し前記パッキングボディーの円周方向に熱膨張(thermal expansion)する熱膨張部材;及び
    前記パッキングボディーの外側から前記挿入ホールに夫々挿入され、前記パッキングボディーの半径方向と円周方向で前記ブラシシール部の固定状態を維持するための固定部材を含むブラシシールアセンブリ。
  2. 前記挿入ホールは、
    前記パッキングボディーの半径方向に前記挿入溝に向かって開口された第1挿入ホール;
    前記パッキングボディーの外側面で前記挿入溝に向かって開口された第2挿入ホールを含む請求項1に記載のブラシシールアセンブリ。
  3. 前記第2挿入ホールは、
    一定間隔で離れた前記第1挿入ホールの間に位置する請求項2に記載のブラシシールアセンブリ。
  4. 前記固定部材は、
    前記第1挿入ホールに挿入される第1固定部材;
    前記第2挿入ホールに挿入される第2固定部材を含む請求項2または請求項3に記載のブラシシールアセンブリ。
  5. 前記第1固定部材は、
    前記ブラシシール部の上面と面接触するボディー;
    前記ボディーの上面に形成されたヘッドを含み、前記ヘッドは前記第1挿入ホールの内側に完全挿入された形態で結合する請求項4に記載のブラシシールアセンブリ。
  6. 前記ボディーは、
    下端の一部区間にネジ山が形成されずに熱膨張する材質からなり、前記パッキングボディーの半径方向に熱膨張する請求項5に記載のブラシシールアセンブリ。
  7. 前記支持部材は、
    前記ブラシを基準に一側に密着して前記ブラシと向き合う内側で流体の流れを前記ブラシの下側にガイドするように案内溝が形成された第1支持プレート;
    前記第1支持プレートと向き合う状態で前記ブラシと密着して前記熱膨張部材と向き合う位置に形成された第2支持プレートを含む請求項1に記載のブラシシールアセンブリ。
  8. 前記熱膨張部材は、
    前記挿入ホールを基準に独立的に向き合って配置された請求項1に記載のブラシシールアセンブリ。
  9. 回転体と固定体との間に位置し円周方向内側に形成された挿入溝と、外周面に、半径方向に前記挿入溝に向かって開口された第1挿入ホールと、前記第1挿入ホールと互いに異なる位置に位置して前記挿入溝に向かって開口された第2挿入ホールを含むパッキングボディー;
    前記挿入溝に挿入された状態で前記回転体に向かって延在するブラシと、前記ブラシを支持する支持部材を含むブラシシール部;
    前記支持部材の側面に密着し前記パッキングボディーの円周方向に熱膨張(thermal expansion)する熱膨張部材;及び
    前記パッキングボディーの外側から前記第1挿入ホールおよび前記第2挿入ホールに夫々挿入され、前記パッキングボディーの半径方向と円周方向で前記ブラシシール部の固定状態を維持するための固定部材を含む、ブラシシールアセンブリ。
  10. 前記第2挿入ホールは、
    前記熱膨張部材に向かって開口されて一定間隔で離れた前記第1挿入ホールの間に位置した請求項9に記載のブラシシールアセンブリ。
  11. 前記固定部材は、
    前記第1挿入ホールに挿入される第1固定部材;
    前記第2挿入ホールに挿入される第2固定部材を含み、
    前記第1固定部材は下端が前記ブラシシール部の上面と密着した状態で前記パッキングボディーの半径方向を基準に、内部(inward)に向かって加圧されて、
    前記第2固定部材は前記熱膨張部材の中央に位置して前記パッキングボディーの円周方向の移動を防止する請求項9に記載のブラシシールアセンブリ。
  12. 前記第1固定部材は、
    前記ブラシシール部の上面と面接触するボディー;
    前記ボディーの上面に形成されたヘッドを含み、前記ヘッドは前記第1挿入ホールの内側に完全挿入された形態で結合して、
    前記ボディーは、
    下端の一部区間にネジ山が形成されずに熱膨張する材質からなり、前記パッキングボディーの半径方向に熱膨張する請求項11に記載のブラシシールアセンブリ。
  13. 回転体と固定体との間に位置し円周方向内側に形成された挿入溝と、外周面に、半径方向に前記挿入溝に向かって開口された挿入ホールを含むパッキングボディー;
    前記回転体に向かって延在するブラシが装着されて前記挿入溝に挿入されたブラシシールボディーと、前記挿入ホールを臨んで長さ方向に沿って傾斜した傾斜面を含むブラシシール部;及び
    前記挿入ホールに夫々挿入されて前記傾斜面と密着した状態で前記パッキングボディーの半径方向と円周方向で前記ブラシシール部の固定状態を維持するための固定部材を含む、ブラシシールアセンブリ。
  14. 前記固定部材は、
    前記ブラシシール部と面接触して傾斜面と同一傾斜角で傾斜したヘッド;
    前記ヘッドの上部に延長されたボディーを含む請求項13に記載のブラシシールアセンブリ。
  15. 前記ヘッドは、
    前記ボディーとは異種の材質からなり、回転体から伝えられた高温により傾斜面に向かって長さ方向で熱膨張する請求項14に記載のブラシシールアセンブリ。
  16. 回転体と固定体との間に位置し円周方向内側に形成された挿入溝と、
    外周面に、半径方向に前記挿入溝に向かって開口された挿入ホールを含むパッキングボディー;
    前記挿入溝に一端が挿入された状態で前記回転体に向かって延在するブラシと、前記ブラシを支持する支持部材を含むブラシシール部;
    前記支持部材の側面に密着し前記パッキングボディーの円周方向に熱膨張(thermal expansion)する熱膨張部材;及び
    前記挿入ホールに挿入されて前記ブラシシール部の側面と円周方向で固定するために、一方向に突出した突出部が形成された固定部材を含む、ブラシシールアセンブリ。
  17. 少なくとも一対の前記突出部は、
    互いに向き合って前記パッキングボディーに配置される請求項16に記載のブラシシールアセンブリ。
  18. 前記固定部材は、
    前記熱膨張部材と面接触した状態が維持されるヘッド;
    前記ヘッドの外側に延長されたボディーを含み、
    前記ヘッドは、
    高温の熱の伝導により前記熱膨張部材に向かって熱膨張する請求項16に記載のブラシシールアセンブリ。
  19. 前記熱膨張部材は、
    前記固定部材に向かって長さ方向の両端部が傾斜した傾斜面を含み、
    前記ヘッドは前記傾斜面と密着した状態で面接触するヘッド傾斜面を含むものの、
    高温の熱が前記熱膨張部材と前記ヘッドとに伝導される場合、互いに密着した状態で熱膨張によって互いに加圧が行われる請求項18に記載のブラシシールアセンブリ。
  20. 前記熱膨張部材は、
    長さ方向の両端部に、一定区間にだけ熱膨張する材質で形成されて熱膨張する請求項16に記載のブラシシールアセンブリ。
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