JP6036224B2 - 順序制御システム、順序制御方法、順序制御プログラム、及び、メッセージ管理システム - Google Patents

順序制御システム、順序制御方法、順序制御プログラム、及び、メッセージ管理システム Download PDF

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Description

本発明は、例えば、イベントに関する状況を表すメッセージをフィルタリングする順序を制御するシステム等に関する。
コンピュータシステムにおいて発生するイベントに関する状況を表すメッセージ(message)の量、あるいは、メッセージの種類は、管理する対象であるコンピュータシステム(以下、「管理対象システム」と表す)が大規模になるにつれ、増大する。管理サーバは、膨大なメッセージをフィルタリング(filtering)することにより、管理対象システムを監視する。管理者は、フィルタリングされたメッセージを参照することにより、コンピュータシステムを業務、あるいは、目的別に分類して一元的に管理する。
管理者は、管理サーバが有する処理能力に応じて、管理サーバを構築する。管理者は、管理サーバを構築するのに際して、管理対象システムに応じてメッセージのフォーマットが異なるため、各フォーマットに適合した該メッセージを絞り込むフィルタを定義(以降、本願において「フィルタ定義」と表す)する。すなわち、フィルタ定義は、メッセージに応じた固有の処理を表す。管理サーバは、フィルタ定義を、予め設定された順序に従い、メッセージに対して適用する。管理サーバにおける処理量は、フィルタ定義を適用する順序に応じて変化する。
それゆえ、管理者がフィルタ定義の適用順序を調整することにより、管理サーバにおける処理負荷を低減することができる。管理者は、すべてのフィルタ定義が有効になるように、適用順序を調整する。
特許文献1、あるいは、特許文献2における装置は、メッセージが適合するフィルタ定義における実績値(メッセージと適合する回数、計算コスト等)を評価する。該装置は、その実績値に応じて、フィルタ定義の適用順序を更新する。
しかしながら、該装置は、フィルタ定義に関する制約条件を参照することなく、適用順序を変更する。そのため、該装置は、制約条件の存在するフィルタ定義に対して、制約条件を無視した適用順序を算出する。
特許文献3、あるいは、特許文献4が開示する装置は、管理対象システムにおいて発生するメッセージに合致するフィルタ定義が存在しない状況において、一定の条件を満たすメッセージから自動的にフィルタ定義を生成する。
管理者は、自動的に生成されるフィルタ定義、あるいは、管理者が手動で作成するフィルタ定義を、既存のフィルタ定義に追加する場合、フィルタ定義の制約条件に従って、適用順序を決定する。
適用順序がフィルタ定義の制約条件に矛盾する場合、追加するフィルタ定義、あるいは、既存のフィルタ定義が無効になる可能性がある。
特許4506520号公報 特許4464655号公報 特開2009−064098号公報 特開2012−003560号公報
管理者は、経験に基づいて、フィルタ定義の適用順序を調整する。適切な適用順序は、フィルタ定義における固有の処理や管理対象システムの状態に依存する。管理者は、必ずしも、管理対象システム全体の状態を把握していないため、適切な適用順序を定義できるとは限らない。
また、管理者は、新規にフィルタ定義を追加する際にも、フィルタ定義の適用順序を調整する。追加するフィルタ定義は、管理者が適用順序を適切に設定することにより、有効に機能する。管理者は、同様に、必ずしも全てのフィルタ定義を認識しているとは限らない状況において、フィルタ定義の適用順序を調整する。その結果、管理者は、時として誤った適用順序を設定する。
そこで、本発明の主たる目的は、フィルタ定義を適用する制約条件を満たしつつ、フィルタリングに要する負荷を軽減する順序制御システム等を提供することである。
前述の目的を達成するために、本発明に係る順序制御システムは、以下の構成を備えることを特徴とする。
即ち、本発明に係る順序制御システムは、
複数のノードの順位に関する情報を記憶する記憶部と、
メッセージを絞り込むフィルタを適用する順序における制約に関して、先に適用する前記フィルタを子ノードに関連付け、後に適用する前記フィルタを親ノードに関連付けることにより、前記各ノードを木構造へ変換する変換部と、
前記木構造を深さ優先探索する際に、前記フィルタの適用順序を算出する順序部とを備え、
前記木構造における第1ノードから第2ノードへの検索に際して、
(a)前記第1ノードは子ノードであり、前記第2ノードは親ノードであり、前記第1ノードが前記フィルタと関連付けされている場合に、前記順序部は、
(a−1)前記第1ノードが子ノードを持つ場合には、前記記憶部において、前記第1ノードの前記子ノードより後順にある1つ以上の第3ノードを前記順位に従って探索し、前記第3ノードに関連付けされる値が前記第1ノードに関連付けされる値よりも小さな特定ノードの前に前記第1ノードを挿入し、前記特定ノードがない場合には前記第1ノードを前記第3ノードの後に挿入する一方で、
(a−2)前記木構造において前記第1ノードが子ノードを持たない場合に、前記記憶部における前記第3ノードを順に探索し、前記第3ノードに関連付けされる値が前記第1ノードに関連付けされる値よりも小さな特定ノードの前に前記第1ノードを挿入し、前記特定ノードがない場合には前記第1ノードを前記第3ノードの後に挿入し、
前記順序部は、(b)前記木構造において第1ノードが親ノードであり前記第2ノードは子ノードである場合と、前記第1ノードが前記フィルタ定義と関連付けされていない場合とには、前記第1ノードを挿入する処理を行わない、
という処理を、前記木構造を表す全てのノードについて行うことにより、前記各ノードと関連付けされた前記フィルタの適用順序を算出することを特徴とする。
また、本発明の他の見地として、本発明に係る順序制御方法は、
複数のノードの順位に関する情報を記憶する記憶部を有するシステムにおいて、
メッセージを絞り込むフィルタを適用する順序における制約に関し、先に適用する前記フィルタを子ノードに関連付け、後に適用する前記フィルタを親ノードに関連付けることにより、前記各ノードを木構造へ変換し、
前記木構造を深さ優先探索する処理において、
前記木構造における第1ノードから第2ノードへの検索に際して、
(a)前記第1ノードは子ノードであり、前記第2ノードは親ノードであり、前記第1ノードが前記フィルタと関連付けされている場合において、
(a−1)前記第1ノードが子ノードを持つ場合には、前記記憶部において、前記第1ノードの前記子ノードより後順にある1つ以上の第3ノードを前記順位に従って探索し、前記第3ノードに関連付けされる値が前記第1ノードに関連付けされる値よりも小さな特定ノードの前に前記第1ノードを挿入し、前記特定ノードがない場合には前記第1ノードを前記第3ノードの後に挿入する一方で、
(a−2)前記木構造において前記第1ノードが子ノードを持たない場合に、前記記憶部における前記第3ノードを順に探索し、前記第3ノードに関連付けされる値が前記第1ノードに関連付けされる値よりも小さな特定ノードの前に前記第1ノードを挿入し、前記特定ノードがない場合には前記第1ノードを前記第3ノードの後に挿入し、
(b)前記木構造において第1ノードが親ノードであり前記第2ノードは子ノードである場合と、前記第1ノードが前記フィルタ定義と関連付けされていない場合とには、前記第1ノードを挿入する処理を行わない、
という処理を、前記木構造を表す全てのノードについて行うことにより、前記各ノードと関連付けされた前記フィルタの適用順序を算出することを特徴とする。
さらに、同目的は、係る順序制御プログラム、および、そのプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体によっても実現される。
本発明に係る順序制御システム等によれば、フィルタ定義を適用する制約条件を満たしつつ、フィルタリングに要する負荷を軽減することできる。
本発明の第1の実施形態に係る順序制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る順序制御システムにおける変換部の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る順序制御システムにおける順序部の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るフィルタ定義を適用する順序に関する制約条件の一例を概念的に表す図である。 本発明の第1の実施形態に係る木構造の一例を概念的に表す図である。 本発明の第1の実施形態に係る木構造の一例を概念的に表す図である。 本発明の第1の実施形態に係る木構造を深さ優先探索する一例を概念的に表す図である。 本発明の第1の実施形態に係るフィルタ定義と関連付けされたメッセージの一例を表す図である。 本発明の第1の実施形態に係るパトリシア木の一例を表す図である。 本発明の第1の実施形態に係るパトリシア木のノードにフィルタ定義を関連付けした木構造の一例を概念的に表す図である。 本発明の第1の実施形態に係るメッセージの出現頻度の一例を表す図である。 本発明の第2の実施形態に係る順序制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る順序制御システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る順序制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る順序制御システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る新規フィルタ定義の一例を表す図である。 本発明の第3の実施形態に係る更新後の木構造の一例を概念的に表す図である。 本発明の第3の実施形態に係る更新により、フィルタ定義の適用順序の変化を概念的に表す図である。 本発明の第4の実施形態に係るメッセージ管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の各実施形態に係る制御システムを実現可能な計算処理装置のハードウェア構成を、概略的に示すブロック図である。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係る順序制御システム1が有する構成と、順序制御システム1が行う処理とについて、図1乃至図3を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る順序制御システム1の構成を示すブロック図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係る順序制御システム1における変換部2の処理の流れを示すフローチャートである。図3は、本発明の第1の実施形態に係る順序制御システム1における順序部3の処理の流れを示すフローチャートである。以下の説明において、木構造(グラフ)におけるノード(節点)を、単に「ノード」と表す。
図1を参照すると、第1の実施形態に係る順序制御システム1は、変換部2と、順序部3と、記憶部4とを有する。
変換部2は、フィルタ定義を適用する適用順序に関する制約条件に関する情報を参照する。次に、変換部2は、先に適用するフィルタ定義を親ノード(parent_node)、後に適用するフィルタ定義を子ノード(child_node)として関連付けする。変換部2は、必ずしも、1つのノードに1つのフィルタ定義を関連付けする必要はなく、1つのノードにフィルタ定義を関連付けしなくてもよい。変換部2は、すべての制約条件を処理することにより、木構造を作成する(ステップS1)。
木構造(tree_structure)は、ノード(node、節点、頂点)とノード間を結ぶエッジ(edge、枝、辺)とから構成される。木構造において、各ノードは、0個以上の子ノードと関連付けされている。子ノードを持つノードは、子ノードに対して親ノードと呼ばれる。リーフノード(leaf_node、葉ノード)は、子ノードを持たないノードである。ルートノード(root_node、根ノード)は、親ノードを持たないノードである。木構造を表現するデータ構造として、ポインタを使って表現する方法等が既に知られているため、ここでは、データ構造に関する説明を省略する。
図4乃至図6を参照しながら、上述した処理について説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係るフィルタ定義を適用する適用順序に関する制約条件の一例を概念的に表す図である。図5、及び、図6は、本発明の第1の実施形態に係る木構造の一例を概念的に表す図である。
図4に例示する制約条件は、フィルタ定義の名称を表す「フィルタ名」と、そのフィルタ定義を適用する適用順序に関する制約条件(図4における「適用順序制約」)と関連付けの有無を表す。例えば、フィルタ定義「F_I_01」が制約条件と関連付けされていないため、順序制御システム1は、フィルタ定義「F_I_01」を、任意の順位にすることができる。フィルタ定義「F_W_03」が、フィルタ定義「F_W_01」とフィルタ定義「F_W_02」との下位という制約条件と関連付けされているため、順序制御システム1は、フィルタ定義「F_W_03」を、フィルタ定義「F_W_01」とフィルタ定義「F_W_02」との後の順位にする。
変換部2は、例えば、図4のような制約条件から、図5、あるいは、図6のような木構造を作成する。変換部2は、フィルタ定義「F_W_03」が、フィルタ定義「F_W_01」とフィルタ定義「F_W_02」との下位(すなわち、「F_W_03」は、「F_W_01」、及び、「F_W_02」の後順)であるという制約条件と関連付けされているため、「F_W_03」と親ノードとを関連付け、「F_W_01」と「F_W_02」とをその親ノードの子ノードと関連付けする。変換部2は、同様に、フィルタ定義「F_W_05」等をノードに関連付けすることにより、図5が表す木構造を作成する。
変換部2は、図6に示すような木構造を作成しても良い。変換部2は、親ノードを特定のフィルタ定義と関連付けすることなく、「F_I_01」と、「F_I_02」と、「F_I_03」とをその親ノードに対する子ノードと関連付けする。変換部2は、上述したように処理する場合においても、フィルタ定義における制約条件を表現することができる。変換部2が作成する木構造は、制約条件と一貫性を有していれば良い。即ち、変換部2が作成する木構造は、上述した例には限定されない。
次に、順序部3は、変換部2が作成する木構造を受け取り、図7に示すように、該木構造を深さ優先探索(depth_first_search)する。図7は、本発明の第1の実施形態に係る木構造を深さ優先探索する一例を概念的に表す図である。
例えば、順序部3は、図5が表す木構造に、図7に示すような深さ優先探索する場合において、「ルートノード」、「F_I_01」、「ルートノード」、「F_I_02」、「ルートノード」、「F_I_03」、「ルートノード」、「F_W_05」、「F_W_03」、「F_W_01」、「F_W_03」、「F_W_02」、「F_W_03」、「F_W_05」、「F_W_04」、「F_W_05」、「ルートノード」、「F_E_02」、「F_E_01」、「F_E_02」、「ルートノード」という順に探索する。
順序部3は、深さ優先探索において帰りがけ順(post−order_traversal)に各ノードを探索する過程において、図3に示す処理を行う。即ち、順序部3は、第1ノードから第2ノードへの探索(ステップS2)において、第1ノードが子ノード、第2ノードが親ノードと関連付けされ(ステップS3にてYESと判断)、第1ノードがフィルタ定義と関連付けされており(ステップS4にてYESと判断)、第1ノードが子ノードを有すると判断する場合(ステップS5にてYESと判断)、記憶部4において、第1ノードの子ノードより後順にある複数の第3ノードを順に探索し、第3ノードに関連付けされる値がフィルタ定義と関連付けされる値よりも小さい値と関連付けされた第4ノードの前に第1ノードを挿入する(ステップS6)。順序部3は、第4ノードがないと判断する場合、第3ノードの後に第1ノードを追加する。
また、順序部3は、第1ノードから第2ノードへの探索(ステップS2)において、第1ノードが子ノード、第2ノードが親ノードと関連付けされ(ステップS3にてYESと判断)、第1ノードがフィルタ定義と関連付けされており(ステップS4にてYESと判断)、第1ノードが子ノードを有さないと判断する場合(ステップS5にてNOと判断)、記憶部4において、第3ノード順に探索し、第3ノードに関連付けされる値が、フィルタ定義と関連付けされる値よりも小さい値と関連付けされた第4ノードの前に第1ノードを挿入する(ステップS7)。順序部3は、第4ノードがないと判断する場合、第3ノードの後に第1ノードを追加する。
順序部3は、ステップS3にてNOと判断する場合、あるいは、ステップS4にてNOと判断する場合においては、上述した処理を行わない。
ノードに関連付けされる値の例として、メッセージが出現する頻度(出現頻度)、単位時間当たりの出現頻度、あるいは、フィルタ定義を処理する計算コスト等を挙げることができる。ノードに関連付けされる値は、上述した例には限定されない。
順序部3は、上述したような処理を行いつつ、木構造を深さ優先探索することにより、ノードの順位に応じて、該ノードと関連付けされたフィルタ定義の適用順序を算出する。
上述した説明において、木構造におけるノードは、フィルタ定義と関連付けされるとしたが、例えば、変換部2は、パトリシア木(基数木、Radix_tree、Patricia_tree)等の木構造を作成することもできる。パトリシア木は、文字列集合を記録する、あるいは、文字列をキーとして値を格納する連想配列を実装する手段の一例である。変換部2は、図9に例示するフィルタ定義と関連付けされた文字列により文字列集合を定義する場合、図10に示すパトリシア木を生成する。フィルタ定義と関連付けされた文字列において、共通の接頭辞と関連付けされたノードは、その接頭辞と関連付けされたノードを介してルートと連結する。
図8は、本発明の第1の実施形態に係るフィルタ定義と関連付けされたメッセージの一例を表す図である。図9は、本発明の第1の実施形態に係るパトリシア木の一例を表す図である。例えば、フィルタ定義「F_I_01」は、メッセージ「INFO:A」と関連付けされている。
メッセージが共通の接頭辞を持つようにフィルタを定義する場合、フィルタ定義には、適用順序に制約条件が存在する。変換部2は、例えば、図9に示すパトリシア木のノードに対して、メッセージと関連付けされたフィルタ定義を関連付けする。それにより、変換部2は、図10に示す木構造を作成する。図10は、本発明の第1の実施形態に係るパトリシア木のノードにフィルタ定義を関連付けした木構造の一例を概念的に表す図である。
ノードに関連付けされた値が、メッセージの出現頻度である場合について、図11の例を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る順序制御システム1の効果について説明する。図11は、本発明の第1の実施形態に係るメッセージの出現頻度の一例を表す図である。図11を参照すると、例えば、「F_I_01」は、0と関連付けされているため、0回出現する。同様に、「F_I_02」は、100と関連付けされているため、100回出現する。
本発明の第1の実施形態に係る順序制御システム1は、順序部3が行う処理の結果、出現頻度がより大きなフィルタ定義、即ち、合致するメッセージがより多いフィルタ定義を適用順序の上位に配置する。すなわち、順序制御システム1は、合致するメッセージがより多いフィルタを前順に配置する。その結果、適用順序が上位のフィルタ定義におけるメッセージと共通するメッセージが発生する場合に、より少ない回数で比較処理を行うことができる。
フィルタ定義の使用回数は、フィルタ定義に合致するメッセージ数と、該フィルタ定義よりも適用順序が下位であるフィルタ定義の使用回数との合計値である。
以下の計算式において、フィルタ定義Aに合致するメッセージ数(図11における「カウント数」)は、「フィルタ定義A」と表す。即ち、「F_E_02」は、フィルタ定義「F_E_02」のカウント数を表す。図11の例において、フィルタ定義の使用回数は、例えば、以下のように算出される。
・(F_E_02の使用回数)=「F_E_02」=30、
・(F_E_01の使用回数)=「F_E_01」+「F_E_02」=10+30=40、
・(F_W_05の使用回数)=「F_W_05」+「F_E_01」+「F_E_02」=90+10+30=130、
・(F_W_04の使用回数)=「F_W_04」+「F_W_05」+「F_E_01」+「F_E_02」=500+90+10+30=630、
・(F_W_03の使用回数)=「F_W_03」+「F_W_04」+「F_W_05」+「F_E_01」+「F_E_02」=200+500+90+10+30=830、
・(F_W_02の使用回数)=「F_W_02」+「F_W_03」+「F_W_04」+「F_W_05」+「F_E_01」+「F_E_02」=150+200+500+90+10+30=980、
・(F_W_01の使用回数)=「F_W_01」+「F_W_02」+「F_W_03」+「F_W_04」+「F_W_05」+「F_E_01」+「F_E_02」=80+150+200+500+90+10+30=1060、
・(F_I_03の使用回数)=「F_I_03」+「F_W_01」+「F_W_02」+「F_W_03」+「F_W_04」+「F_W_05」+「F_E_01」+「F_E_02」=30+80+150+200+500+90+10+30=1090、
・(F_I_02の使用回数)=「F_I_02」+「F_I_03」+「F_W_01」+「F_W_02」+「F_W_03」+「F_W_04」+「F_W_05」+「F_E_01」+「F_E_02」=100+30+80+150+200+500+90+10+30=1190、
・(F_I_01の使用回数)=「F_I_01」+「F_I_02」+「F_I_03」+「F_W_01」+「F_W_02」+「F_W_03」+「F_W_04」+「F_W_05」+「F_E_01」+「F_E_02」=0+100+30+80+150+200+500+90+10+30=1190、
・(フィルタ定義の使用回数)=「F_I_01の使用回数」+「F_I_02の使用回数」+「F_I_03の使用回数」+「F_W_01の使用回数」+「F_W_02の使用回数」+「F_W_03の使用回数」+「F_W_04の使用回数」+「F_W_05の使用回数」+「F_E_01の使用回数」+「F_E_02の使用回数」=1190+1190+1090+1060+980+830+630+130+40+30=7170。
同様に、順序更新後(図18左表)に、図11の時と同じメッセージが到達した場合におけるフィルタ定義の使用回数は、例えば、以下のように算出される。
・(F_I_01の使用回数)=「F_I_01」=0、
・(F_E_02の使用回数)=「F_E_02」+「F_I_01」=30+0=30、
・(F_E_01の使用回数)=「F_E_01」+「F_E_02」+「F_I_01」=10+30+0=40、
・(F_I_03の使用回数)=「F_E_03」+「F_E_01」+「F_E_02」+「F_I_01」=30+10+30+0=70、
・(F_W_05の使用回数)=「F_W_05」+「F_E_03」+「F_E_01」+「F_E_02」+「F_I_01」=90+30+10+30+0=160、
・(F_W_03の使用回数)=「F_W_03」+「F_W_05」+「F_E_03」+「F_E_01」+「F_E_02」+「F_I_01」=200+90+30+10+30+0=360、
・(F_W_01の使用回数)=「F_W_01」+「F_W_03」+「F_W_05」+「F_E_03」+「F_E_01」+「F_E_02」+「F_I_01」=80+200+90+30+10+30+0=440、
・(F_I_02の使用回数)=「F_I_02」+「F_W_01」+「F_W_03」+「F_W_05」+「F_E_03」+「F_E_01」+「F_E_02」+「F_I_01」=100+80+200+90+30+10+30+0=540、
・(F_W_02の使用回数)=「F_W_02」+「F_I_02」+「F_W_01」+「F_W_03」+「F_W_05」+「F_E_03」+「F_E_01」+「F_E_02」+「F_I_01」=150+100+80+200+90+30+10+30+0=690、
・(F_W_04の使用回数)=「F_W_04」+「F_W_02」+「F_I_02」+「F_W_01」+「F_W_03」+「F_W_05」+「F_E_03」+「F_E_01」+「F_E_02」+「F_I_01」=500+150+100+80+200+90+30+10+30+0=1190、
・(フィルタ定義の使用回数)=「F_W_04の使用回数」+「F_W_02の使用回数」+「F_I_02の使用回数」+「F_W_01の使用回数」+「F_W_03の使用回数」+「F_W_05の使用回数」+「F_I_03の使用回数」+「F_E_01の使用回数」+「F_E_02の使用回数」+「F_I_01の使用回数」=1190+690+540+440+360+160+70+40+30+0=3520。
即ち、フィルタ定義の使用回数は、7170回である。一方、本発明の第1の実施形態に係る順序制御システム1によれば、フィルタ定義の使用回数は、適用順序更新後において、3520回である。本実施形態によれば、適用順序が上位のフィルタ定義におけるメッセージと共通するメッセージが発生する場合に、より少ない回数で比較処理を行うことができる。
ノードに関連付けされた値がメッセージの出現頻度である場合、フィルタ定義の適用順序は、実際に発生するメッセージの出現頻度に基づく。そのため、本発明の第1の実施形態に係る順序制御システム1によれば、管理対象システムの振る舞いが変化した場合においても、適切な適用順序を決定することにより、管理サーバにおける負荷を低減する。
特許文献1、あるいは、特許文献2が開示する装置は、フィルタ定義の適用順序に関する制約条件を考慮することなく、出現頻度のみで適用順序を設定する。そのため、該装置は、順序を変更することにより管理サーバにおける負荷を低減するものの、適用順序に関する制約条件に矛盾する順序を設定する可能性がある。そのため、該装置によれば、フィルタ定義が有効に機能しなくなってしまう問題がある。
一方、本発明の第1の実施形態に係る順序制御システム1は、適用順序に関する制約条件に基づき、適用順序を決める。そのため、本発明の第1の実施形態に係る順序制御システム1によれば、管理サーバの負荷を低減させることに加え、フィルタ定義が有効に機能する。
即ち、本発明における第1の実施形態に係る順序制御システムによれば、フィルタ定義を適用する制約条件を満たしつつ、フィルタリングに要する負荷を軽減することできる。
<第2の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする第2の実施形態について説明する。
以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図12と図13とを参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る順序制御システム7が有する構成と、順序制御システム7が行う処理とについて説明する。図12は、本発明の第2の実施形態に係る順序制御システム7の構成を示すブロック図である。図13は、本発明の第2の実施形態に係る順序制御システム7における処理の流れを示すフローチャートである。
図12を参照すると、順序制御システム7は、変換部2と、順序部5と、頻度部6と、記憶部4とを有する。
頻度部6は、メッセージを受信し(ステップS8)、受信したメッセージに合致するフィルタ定義の出現頻度を算出する(ステップS9)。順序部5は、頻度部6が算出する出現頻度に応じて、本発明における第1の実施形態に係る順序制御システムと同様に、フィルタ定義の順位を算出する。
本発明の第2の実施形態は、本発明の第1の実施形態と同様の構成を有するため、本発明の第2の実施形態は、本発明の第1の実施形態と同様の効果を享受することができる。
即ち、本発明における第2の実施形態に係る順序制御システムによれば、フィルタ定義を適用する制約条件を満たしつつ、フィルタリングに要する負荷を軽減することできる。
<第3の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする第3の実施形態について説明する。
以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図14と図15とを参照しながら、本発明の第3の実施形態に係る順序制御システム10が有する構成と、順序制御システム10が行う処理とについて説明する。図14は、本発明の第3の実施形態に係る順序制御システム10の構成を示すブロック図である。図15は、本発明の第3の実施形態に係る順序制御システム10における処理の流れを示すフローチャートである。
図14を参照すると、順序制御システム10は、変換部9と、順序部3と、追加部8と、記憶部4とを有する。
例えば、管理者が図16に示す新規フィルタ定義を追加する場合について、本発明の第3の実施形態に係る順序制御システム10における処理について説明する。図16は、本発明の第3の実施形態に係る新規フィルタ定義の一例を表す図である。フィルタ「F_NEW」は、「Warning:File Already Exist:」というメッセージと関連付けされている。
追加部8は、新規フィルタ定義を受信し(ステップS10)、該新規フィルタ定義を、例えば、メッセージの出現頻度に応じて順序を算出する場合には、0という値と関連付けし、その後、変換部9に送信する。次に、変換部9は、該新規フィルタ定義を受信し、受信した該新規フィルタ定義に応じて、木構造を更新する(ステップS11)。
図16に示す新規フィルタ定義を図10の木構造へ追加する場合の例において、変換部9が行う更新処理について説明する。
変換部9は、新規フィルタ定義と関連付けされたメッセージを解析することにより、図10の木構造に新規フィルタ定義に関連付けされたノードを追加する。その結果、変換部9は、図10における木構造を図17における木構造に更新する。図17は、本発明の第3の実施形態に係る更新後の木構造の一例を概念的に表す図である。新規フィルタ定義を追加する前後において生成する木構造(図10と図17)を比較すると、変換部9は、フィルタ定義「F_W_03」の親ノードにおいて、新規フィルタ定義に関連付けされたノードをその親ノードの子ノードとして追加する。
追加部8が、本発明の第1の実施形態に示したような処理を実施することにより、フィルタ定義群の適用順序は、図18のように変化する。図18は、本発明の第3の実施形態に係る更新により、フィルタ定義の適用順序の変化を概念的に表す図である。図18において更新前のフィルタ定義群と更新後のフィルタ定義を比較すると、変換部9と順序部3とが、単純に新規フィルタ定義を挿入するだけでなく、既存のフィルタ定義との間に存在する制約規則を考慮して適用順序を変更することがわかる。
本発明の第3の実施形態に係る順序制御システム10によれば、利用者が新規フィルタ定義を作成する際に、フィルタ定義を適用する制約条件を満たしつつ、フィルタリング処理を軽減する適用順序を設定することができる。
本発明の第3の実施形態は、本発明の第1の実施形態と同様の構成を有するため、本発明の第3の実施形態は、本発明の第1の実施形態と同様の効果を享受することができる。
尚、上述した説明においては、第1の実施形態を例として第3の実施形態を説明したが、第3の実施形態は第2の実施形態を基本とすることもできる。その場合、本発明の第3の実施形態は、本発明の第2の実施形態と同様の効果を享受することができる。
即ち、本発明における第3の実施形態に係る順序制御システムによれば、フィルタ定義を適用する制約条件を満たしつつ、フィルタリングに要する負荷を軽減することできる。
<第4の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする第4の実施形態について説明する。
以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図19を参照しながら、本発明の第1乃至第3の実施形態に係る順序制御システムを有するメッセージ管理システム12が有する構成について説明する。図19は、本発明の第4の実施形態に係るメッセージ管理システム12の構成を示すブロック図である。
図19を参照すると、メッセージ管理システム12は、順序制御システム1と、実施部11とを有する。実施部11は、メッセージ管理システム12が算出する適用順序に応じて、管理対象システムからのメッセージを処理する。
本発明の第4の実施形態に係るメッセージ管理システム12は、本発明の第1の実施形態に係る順序制御システム1を有するため、本発明の第4の実施形態は、本発明の第1の実施形態と同様の効果を享受することができる。
尚、上述した説明においては、第1の実施形態を例として第4の実施形態を説明したが、第4の実施形態は第2の実施形態、あるいは、第3の実施形態を基本とすることもできる。その場合、本発明の第4の実施形態は、本発明の第2の実施形態、あるいは、第3の実施形態と同様の効果を享受することができる。
即ち、本発明における第4の実施形態に係るメッセージ管理システムによれば、フィルタ定義を適用する制約条件を満たしつつ、フィルタリング処理を軽減することできる。
(ハードウェア構成例)
上述した本発明の各実施形態における順序制御システムを、1つの計算処理装置(情報処理装置、コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。但し、係る順序制御システムは、物理的または機能的に少なくとも2つの計算処理装置を用いて実現してもよい。また、係る順序制御システムは、専用の装置として実現してもよい。
図20は、本発明の第1乃至第3の実施形態に係る順序制御システムを実現可能な計算処理装置のハードウェア構成を概略的に示す図である。計算処理装置20は、中央処理演算装置(Central Processing Unit、以降「CPU」と表す)21、メモリ22、ディスク23、不揮発性記録媒体24、入力装置25、および、出力装置26を有する
不揮発性記録媒体24は、コンピュータが読み取り可能な、例えば、コンパクトディスク(Compact Disc)、デジタルバーサタイルディスク(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク(Blu−ray Disc)、ユニバーサルシリアルバスメモリ(USBメモリ)などを指しており、電源を供給しなくても係るプログラムを保持し、持ち運びを可能にする。不揮発性記録媒体24は、上述した媒体に限定されない。また、不揮発性記録媒体24の代わりに、通信ネットワークを介して係るプログラムを持ち運びしても良い。
即ち、CPU21は、ディスク23が記憶するソフトウェア・プログラム(コンピュータ・プログラム:以下、単に「プログラム」と称する)を、実行する際にメモリ22にコピーし、演算処理を実行する。CPU21は、プログラム実行に必要なデータをメモリ22から読み込む。表示が必要な場合には、CPU21は、出力装置26に出力結果を表示する。外部からプログラムを入力する場合、CPU21は、入力装置25からプログラムを読み取る。CPU21は、上述した図1、図12、図14に示した各部が表す機能(処理)に対応するところの、メモリ22に格納されている順序制御プログラム(図2、図3、図13、図15)を解釈し実行する。CPU21は、上述した本発明の各実施形態において説明した処理を順次行う。
即ち、このような場合、本発明は、係る順序制御プログラムによっても成し得ると捉えることができる。更に、係る順序制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体によっても、本発明は成し得ると捉えることができる。
1 順序制御システム
2 変換部
3 順序部
4 記憶部
5 順序部
6 頻度部
7 順序制御システム
8 追加部
9 変換部
10 順序制御システム
11 実施部
12 メッセージ管理システム
20 計算処理装置
21 CPU
22 メモリ
23 ディスク
24 不揮発性記録媒体
25 入力装置
26 出力装置

Claims (10)

  1. 複数のノードの順位に関する情報を記憶する記憶部と、
    メッセージを絞り込むフィルタを適用する順序における制約に関して、先に適用する前記フィルタを子ノードに関連付け、後に適用する前記フィルタを親ノードに関連付けることにより、前記各ノードを木構造へ変換する変換部と、
    前記木構造を深さ優先探索する際に、前記フィルタの適用順序を算出する順序部とを備え、
    前記木構造における第1ノードから第2ノードへの検索に際して、
    (a)前記第1ノードは子ノードであり、前記第2ノードは親ノードであり、前記第1ノードが前記フィルタと関連付けされている場合に、前記順序部は、
    (a−1)前記第1ノードが子ノードを持つ場合には、前記記憶部において、前記第1ノードの前記子ノードより後順にある1つ以上の第3ノードを前記順位に従って探索し、前記第3ノードに関連付けされる値が前記第1ノードに関連付けされる値よりも小さな特定ノードの前に前記第1ノードに関する前記フィルタが適用されるよう適用順序を決定し、前記特定ノードがない場合には前記第3ノードの後に前記第1ノードに関する前記フィルタが適用されるよう適用順序を決定する一方で、
    (a−2)前記木構造において前記第1ノードが子ノードを持たない場合に、前記記憶部における前記第3ノードを順に探索し、前記第3ノードに関連付けされる値が前記第1ノードに関連付けされる値よりも小さな特定ノードの前に前記第1ノードに関する前記フィルタが適用されるよう適用順序を決定し、前記特定ノードがない場合には前記第3ノードの後に前記第1ノードに関する前記フィルタが適用されるよう適用順序を決定し
    前記順序部は、(b)前記木構造において第1ノードが親ノードであり前記第2ノードは子ノードである場合と、前記第1ノードが前記フィルタを定義しているフィルタ定義関連付けされていない場合とには、前記第1ノードに関する前記フィルタの適用順序を決定する処理を行わない、
    という処理を、前記木構造を表す全てのノードについて行うことにより、前記各ノードと関連付けされた前記フィルタの適用順序を算出する
    順序制御システム。
  2. 前記フィルタが適用可能な頻度を算出する頻度部を更に備え、
    前記順序部は、前記ノードに関連付けされる値として前記頻度を参照する
    請求項1に記載の順序制御システム。
  3. 前記フィルタとして新たなフィルタを追加する追加部を更に備え、
    前記変換部は、前記新たなフィルタと関連付けされた情報に応じて、前記新たなフィルタと新たなノードとを関連付けし、前記制約に応じて該新たなノードを前記木構造に追加する
    請求項1または請求項2に記載の順序制御システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の前記順序制御システムと、
    前記適用順序に応じて、前記フィルタを適用する実施部とを
    備えるメッセージ管理システム。
  5. 複数のノードの順位に関する情報を記憶する記憶部を有するシステムにおいて、
    メッセージを絞り込むフィルタを適用する順序における制約に関し、先に適用する前記フィルタを子ノードに関連付け、後に適用する前記フィルタを親ノードに関連付けることにより、前記各ノードを木構造へ変換し、
    前記木構造を深さ優先探索する処理において、
    前記木構造における第1ノードから第2ノードへの検索に際して、
    (a)前記第1ノードは子ノードであり、前記第2ノードは親ノードであり、前記第1ノードが前記フィルタと関連付けされている場合において、
    (a−1)前記第1ノードが子ノードを持つ場合には、前記記憶部において、前記第1ノードの前記子ノードより後順にある1つ以上の第3ノードを前記順位に従って探索し、前記第3ノードに関連付けされる値が前記第1ノードに関連付けされる値よりも小さな特定ノードの前に前記第1ノードに関する前記フィルタが適用されるよう適用順序を決定し、前記特定ノードがない場合には前記第3ノードの後に前記第1ノードに関する前記フィルタが適用されるよう適用順序を決定する一方で、
    (a−2)前記木構造において前記第1ノードが子ノードを持たない場合に、前記記憶部における前記第3ノードを順に探索し、前記第3ノードに関連付けされる値が前記第1ノードに関連付けされる値よりも小さな特定ノードの前に前記第1ノードに関する前記フィルタが適用されるよう適用順序を決定し、前記特定ノードがない場合には前記第3ノードの後に前記第1ノードに関する前記フィルタが適用されるよう適用順序を決定し
    (b)前記木構造において第1ノードが親ノードであり前記第2ノードは子ノードである場合と、前記第1ノードが前記フィルタを定義しているフィルタ定義関連付けされていない場合とには、前記第1ノードに関する前記フィルタの適用順序を決定する処理を行わない、
    という処理を、前記木構造を表す全てのノードについて行うことにより、前記各ノードと関連付けされた前記フィルタの適用順序を算出する順序制御方法。
  6. 前記フィルタが適用可能な頻度を算出することにより、前記ノードに関連付けされる値として前記頻度を参照する
    請求項5に記載の順序制御方法。
  7. 前記フィルタとして新たなフィルタを追加するのに応じて、
    前記新たなフィルタと新たなノードとを関連付けし、前記制約に応じて該新たなノードを前記木構造に追加する
    請求項5または請求項6に記載の順序制御方法。
  8. 複数のノードの順位に関する情報を記憶する記憶部を有するシステムにおいて、
    メッセージを絞り込むフィルタを適用する順序における制約に関し、先に適用する前記フィルタを子ノードに関連付け、後に適用する前記フィルタを親ノードに関連付けることにより、前記各ノードを木構造へ変換する変換機能と、
    前記木構造を深さ優先探索する処理において、
    前記木構造における第1ノードから第2ノードへの検索に際して、
    (a)前記第1ノードは子ノードであり、前記第2ノードは親ノードであり、前記第1ノードが前記フィルタと関連付けされている場合において
    (a−1)前記第1ノードが子ノードを持つ場合には、前記記憶部において、前記第1ノードの前記子ノードより後順にある1つ以上の第3ノードを前記順位に従って探索し、前記第3ノードに関連付けされる値が前記第1ノードに関連付けされる値よりも小さな特定ノードの前に前記第1ノードに関する前記フィルタが適用されるよう適用順序を決定し、前記特定ノードがない場合には前記第3ノードの後に前記第1ノードに関する前記フィルタが適用されるよう適用順序を決定する一方で、
    (a−2)前記木構造において前記第1ノードが子ノードを持たない場合に、前記記憶部における前記第3ノードを順に探索し、前記第3ノードに関連付けされる値が前記第1ノードに関連付けされる値よりも小さな特定ノードの前に前記第1ノードに関する前記フィルタが適用されるよう適用順序を決定し、前記特定ノードがない場合には前記第3ノードの後に前記第1ノードに関する前記フィルタが適用されるよう適用順序を決定し
    (b)前記木構造において第1ノードが親ノードであり前記第2ノードは子ノードである場合と、前記第1ノードが前記フィルタを定義しているフィルタ定義関連付けされていない場合とには、前記第1ノードに関する前記フィルタの適用順序を決定する処理を行わない、
    という処理を、前記木構造を表す全てのノードについて行うことにより、前記各ノードと関連付けされた前記フィルタの適用順序を算出する順序機能とを
    コンピュータに実現させる順序制御プログラム。
  9. 前記フィルタが適用可能な頻度を算出する頻度機能を更に備え、
    前記順序機能は、前記ノードに関連付けされる値として前記頻度を参照する
    請求項8に記載の順序制御プログラム。
  10. 前記フィルタとして新たなフィルタを追加する追加機能を更に備え、
    前記変換機能は、前記新たなフィルタと関連付けされた情報に応じて、前記新たなフィルタと新たなノードとを関連付けし、前記制約に応じて該新たなノードを前記木構造に追加する
    請求項8または請求項9に記載の順序制御プログラム。
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