JP6033600B2 - 消音機能を有する噴射ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、火災発生時に、建物の消火対象区画内に消火ガスを放出するために天井や壁等に設置されるガス系消火設備用の消音機能を有する噴射ヘッドに関する。
各種の建物に、二酸化炭素ガスや窒素ガス等の消火ガスを消火対象区画内に放出して消火対象区画内の酸素濃度を低下させることによって消火を行うガス系消火設備が装備され、消火ガスを供給する配管に接続された噴射ヘッドが消火対象区画内の天井や壁等に設置されており、火災発生時に消火ガスを消火対象区画内に放出するようにしている。
前記噴射ヘッドから放出される消火ガスは、高圧で大量に放出されるため、噴射ヘッドから放出される消火ガス流により大音響が発生する。この音響を減衰させるため、従来から、噴射ヘッド本体に消音装置を備えた消音機能を有する噴射ヘッドがあり、消音装置として内部に、グラスウール、ロックウール、スチールウールの様な細かい繊維を集積したものからなる吸音材を充填したものがある(例えば、特許文献1)。
特開2011−125673号公報
上記の構造を有する消音機能を有する噴射ヘッドは、噴射ヘッドから大量に放出される高圧の消火ガス流により消音装置の内部に充填されているグラスウール、ロックウール、スチールウールの様な細かい繊維を集積した吸音材が解れ、消火ガスとともに吸音材の解れた細かい繊維が放出され消火対象区画内に飛散するといった問題があった。
本発明の目的は、噴射ヘッドから消火ガスを放出した際に、消音装置の内部に充填されている吸音材の飛散を防止できるようにした消音機能を有する噴射ヘッドを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、高圧の消火ガスを噴射するノズル部に、内部に線材を編み込んで作成したメッシュ材からなる吸音材を充填した消音部を備えた消音機能を有する噴射ヘッドにおいて、前記消音部に充填された吸音材となるメッシュ材は、一本或いは複数本の線材で、少なくとも縦糸となる線材或いは横糸となる線材のいずれかを一本の線材で編み込んで作成されたものであることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記メッシュ材は一本の線材をメリヤス織りに編み込んで作成されたものであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の、前記ノズル部は有底円筒状体に形成され、前記有底円筒状体の筒壁には前記消音部内で開口する噴射孔が形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の、前記有底円筒状体に形成された前記ノズル部は、その底側から前記消音部内に挿入されて固定されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1に記載の、前記ノズル部の内周に吸音材が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の消音機能を有する噴射ヘッドによれば、前記消音部に充填された吸音材となるメッシュ材は、一本或いは複数本の線材で、少なくとも縦糸となる線材或いは横糸となる線材のいずれかを一本の線材で編み込んで作成されたものであるので、吸音材がノズル部から大量に噴射される高圧の消火ガス流を受けても、吸音材となるメッシュ材を構成する一本の線材からなる縦糸となる線材或いは横糸となる線材が編み込みの解れを抑えるので、噴射ヘッドから消火ガスを放出した際に、消音部の内部に充填されている吸音材となるメッシュ材を構成する線材が消火ガスとともに放出され消火対象区画内に飛散するといったことを防止することができる。
請求項2に記載の消音機能を有する噴射ヘッドによれば、請求項1に記載の、前記メッシュ材は一本の線材をメリヤス織りに編み込んで作成されたものであるので、前記メッシュ材の端部に至るまで解れ難く、噴射ヘッドから消火ガスを放出した際に、消音部の内部に充填されている吸音材となるメッシュ材を構成する線材が消火ガスとともに放出され消火対象区画内に飛散するといったことをより効果的に防止することができる。
本発明に係る消音機能を有する噴射ヘッドの実施の形態の一例を示す断面図である。 図1の左側面図である。 本発明で使用される吸音材の一例を示す概略構成説明図である。 本発明で使用される吸音材の他例を示す概略構成説明図である。
以下、本発明に係る消音機能を有する噴射ヘッドの実施の形態を、図面に示す実施例を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る消音機能を有する噴射ヘッドの実施の形態の一例を示す断面図、図2は図1の左側面図、図3は本発明で使用される吸音材の一例を示す概略構成説明図、図4は本発明で使用される吸音材の他例を示す概略構成説明図である。
本例の消音機能を有する噴射ヘッド1は、消火ガスを供給する配管2に接続され、高圧の消火ガスを噴射するノズル部3と、内部に線材4を編み込んで作成したメッシュ材5からなる吸音材6を充填した消音部7を備えている。
ノズル部3は、有底円筒状体に形成され、筒壁には高圧の消火ガスを噴射する噴射孔8が形成されている。このように構成されたノズル部3は、その開口部が配管2の端部開口部と連通するように、口金9で配管2の端部に気密的に接続している。口金9は内周にねじ部が形成されており、ノズル部3の開口部側外周および配管2の端部開口部側外周に形成されたねじ部に螺合することによりノズル部3と配管2を接続する構成となっている。
消音部7は、ノズル部3より大径で、吸音材6の充填に必要な容積を有する有底円筒状の収容体10と、収容体10内に充填された吸音材6とで構成されている。収容体10の底壁10aの中央には、ノズル部3を挿入する挿入口11が形成され、この挿入口11にノズル部3が挿入され、収容体10とノズル部3が気密的に相互に固定されている。
本例では、ノズル部3はその外径が、底側の外周が大径の大径筒部3a、開口部側の外周が小径の小径筒部3bとなっており、大径筒部3aに噴射孔8が形成されており、また、小径筒部3bの外周に前記口金9と螺合するねじ部が形成されている。そして、収容体10の底壁10aの中央に形成された挿入口11にあっては、小径筒部3bより大径で大径筒部3aより小径に形成され、挿入口11にノズル部3の小径筒部3bを挿入した収容体10の底壁10aを、ノズル部3の大径筒部3aと小径筒部3bとの間に形成される段部と小径筒部3bに螺合した口金9の端部で挟持することにより収容体10とノズル部3を固定している。
消音部7の収容体10内に充填される、線材4を編み込んで作成したメッシュ材5からなる吸音材6は、一本或いは複数本の線材4で、少なくとも縦糸Aとなる線材4或いは横糸Bなる線材4のいずれかを一本の線材4で編み込んで作成されている。
本例では、図3に示すように、メッシュ材5は一本の線材をメリヤス織りに編み込んで作成されたものであるが、図4に示すように、横糸Bとなる線材4が一本の線材4で編み込んで作成されてもよく、また、縦糸Aとなる線材4が一本の線材4で編み込んで作成されてもよい。
前記メッシュ材5からなる吸音材6は、消音部7の収容体10内に挿入されたノズル部3の外周に巻き付けるようにして収容体10内に充填されている。内部に吸音材6を充填した消音部7の収容体10の開口部には、消火ガスを放出する放出孔12を形成した蓋体13が設けられている。本例では、蓋体13はパンチングメタル14とパンチングメタル14を支持する枠部15とで構成され、枠部15を収容体10の開口部に形成されたフランジ部16にボルト17で固定している。
また、本例ではノズル部3の内周に吸音材18が設けられている。この吸音材18としては、前記消音部7の収容体10内に充填される吸音材6と同様のメッシュ材5が使用されている。
このように構成された本例の消音機能を有する噴射ヘッド1によれば、消火ガスの放出に際し、消火ガスを供給する配管2からノズル部3へ流入した高圧の消火ガスは、ノズル部3の大径筒部3aに形成した噴射孔8から消音部7の収容体10内に噴射し、消音部7の収容体10内に充填されている吸音材6を通過して収容体10の開口部を覆っている蓋体13に形成された放出孔12から外部へ放出される。
このとき、消音部7の収容体10内に充填されている吸音材6は、ノズル部3の噴射孔8から大量に噴射される高圧の消火ガス流を受けるが、吸音材6となるメッシュ材5は、一本或いは複数本の線材4で、少なくとも縦糸Aとなる線材4或いは横糸Bとなる線材4のいずれかを一本の線材4で編み込んで作成されたものであるので、吸音材6がノズル部3から大量に放出される高圧の消火ガス流を受けても、吸音材6となるメッシュ材6を構成する一本の線材4からなる縦糸Aとなる線材4或いは横糸Bとなる線材4が編み込みの解れを抑えるので、噴射ヘッド1から消火ガスを放出した際に、消音部7の収容体10内部に充填されている吸音材6となるメッシュ材5を構成する線材4が消火ガスとともに放出され消火対象区画内に飛散するといったことが防止される。
本例では、吸音材6となるメッシュ材5は一本の線材4をメリヤス織りに編み込んで作成されたものであるので、メッシュ材5の端部に至るまで解れ難く、噴射ヘッド1から消火ガスを放出した際に、消音部7の内部に充填されている吸音材6となるメッシュ材5を構成する線材4が消火ガスとともに放出され消火対象区画内に飛散するといったことをより効果的に防止することができる。
1 噴射ヘッド
2 配管
3 ノズル部
3a 大径筒部
3b 小径筒部
4 線材
5 メッシュ材
6 吸音材
7 消音部
8 噴射孔
9 口金
10 収容体
10a 底壁
11 挿入口
12 放出孔
13 蓋体
14 パンチングメタル
15 枠部
16 フランジ部
17 ボルト
18 吸音材

Claims (5)

  1. 高圧の消火ガスを噴射するノズル部に、内部に線材を編み込んで作成したメッシュ材からなる吸音材を充填した消音部を備えた消音機能を有する噴射ヘッドにおいて、
    前記消音部に充填された吸音材となるメッシュ材は、一本或いは複数本の線材で、少なくとも縦糸となる線材或いは横糸となる線材のいずれかを一本の線材で編み込んで作成されたものであることを特徴とする消音機能を有する噴射ヘッド。
  2. 前記メッシュ材は一本の線材をメリヤス織りに編み込んで作成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の消音機能を有する噴射ヘッド。
  3. 前記ノズル部は有底円筒状体に形成され、前記有底円筒状体の筒壁には前記消音部内で開口する噴射孔が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の消音機能を有する噴射ヘッド。
  4. 前記有底円筒状体に形成された前記ノズル部は、その底側から前記消音部内に挿入されて固定されていることを特徴とする請求項3に記載の消音機能を有する噴射ヘッド。
  5. 前記ノズル部の内周に吸音材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の消音機能を有する噴射ヘッド。
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