JP6030223B2 - アクティブ通信モードを使用してピア通信を改善するための方法および装置 - Google Patents

アクティブ通信モードを使用してピア通信を改善するための方法および装置 Download PDF

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Description

米国特許法第119条に規定の優先権の主張
[0001]この特許出願は、2012年4月10日に出願され、本出願の譲受人に譲渡され、ここでの参照によって本明細書に明示的に組み込まれる「アクティブ通信モードを使用してピア通信を改善するための方法および装置(METHODS AND APPARATUS FOR IMPROVING PEER COMMUNICATIONS USING AN ACTIVE COMMUNICATION MODE)」という名称の仮出願第61/622,292号に対する優先権を主張する。
[0002]開示される態様は、概して、デバイス間および/またはデバイス内の通信に関し、具体的には、ターゲット近距離通信(NFC)デバイス(target near field communication device)からイニシエータNFCデバイス(initiator NFC device)へと、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへとで、異なるビットレートの使用を可能にすることによって、ピア通信を改善するための方法およびシステムに関する。
[0003]技術の進歩によって、より小型かつより強力なパーソナルコンピュータデバイスがもたらされている。いずれも小型かつ軽量であってユーザによって容易に持ち運ばれうる、例えば、ポータブル無線電話機、携帯情報端末(PDA)、およびページングデバイスなどの無線コンピュータデバイスを含む種々のポータブルパーソナルコンピュータデバイスが、現時点において存在している。より具体的には、例えばポータブル無線電話機は、無線ネットワークを介して音声およびデータパケットを通信するセルラー電話機をさらに含む。多くのそのようなセルラー電話機は、ますます強力な演算能力を備えて製造されるようになり、それ自身が小型のパーソナルコンピュータおよびハンドヘルド(hand-held)携帯情報端末と同等になりつつある。さらに、そのようなデバイスは、セルラー通信、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)通信、NFC、など、さまざまな周波数および適用可能なカバレージエリアを使用する通信を可能にしている。
[0004]NFC対応のデバイスは、ポーリングモード(polling mode)および/またはリスニングモードで動作することができる。ピアモード通信に関するデバイス・アクティベーション・アクティビティ・プロセス(device activation activity process)の一部として、イニシエータNFCデバイスが、ビットレートを指定することができる。NFCフォーラムアクティビティの仕様書のバージョン1.0は、ピアモードにおいて使用されるべきビットレートを構成することについて、単一のパラメータしか含んでいない。したがって、現時点において、デバイスを各々の方向について異なるビットレートを使用するように構成する手段は、存在しない。
[0005]したがって、ピア通信に関して各々の方向に異なるビットレートを指定することを可能にするメカニズムを提供するための改善された装置および方法が、所望されうる。
[0006]以下に、1つ以上の態様の基本的な理解をもたらすために、そのような態様の概要を示す。この概要は、考えられるすべての態様を詳しく見渡すものではなく、すべての態様の主要または重要な構成要素を識別しようとするものでも、いずれかの態様またはすべての態様の範囲を示そうとするものでもない。その目的は、後に提示されるさらに詳細な説明の前置きとして、1つ以上の態様の形態のいくつかの概念を提示することにある。
[0007]種々の態様が、ピア通信の各方向に異なるビットレートを指定できるようにすることに関連して説明される。一例においては、ターゲットNFCデバイスが、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値および逆方向(other direction)において使用されるべき第2のビットレート値を含むパラメータ選択要求を受信するように構成されうる。さらに、ターゲットNFCデバイスは、第1のビットレート値に基づいて第1または第2のターゲットサブ状態(target sub-state)のいずれかで機能する(function)ように構成されうる。別の例では、イニシエータNFCデバイスが、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値および逆方向において使用されるべき第2のビットレート値を判断するように構成されうる。さらに、イニシエータNFCデバイスは、第1のビットレート値および第2のビットレート値をパラメータ選択要求メッセージにてターゲットNFCデバイスに送信するように構成されうる。
[0008]関連の態様によれば、ピア通信の各方向に異なるビットレートを指定できるようにするための方法が説明される。この方法は、ターゲットNFCデバイスによって、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、ターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを含むパラメータ選択要求を受信することを含むことができる。この方法はまた、第1のビットレート値に基づいて、第1のターゲットサブ状態または第2のターゲットサブ状態のいずれかで機能することを含むことができる。
[0009]別の態様は、通信装置に関する。この通信装置は、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値およびターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値を含むパラメータ選択要求をターゲットNFCデバイスによって受信するための手段を含むことができる。この通信装置は、第1のビットレート値に基づいて第1のターゲットサブ状態または第2のターゲットサブ状態のいずれかで機能するための手段をさらに含むことができる。
[0010]別の態様は、通信装置に関する。この装置は、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値およびターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値を含むパラメータ選択要求を受信するように構成されたNFCピアモード通信モジュールを含むことができる。NFCピアモード通信モジュールは、第1のビットレート値に基づいて第1のターゲットサブ状態または第2のターゲットサブ状態のいずれかで機能するようにさらに構成されうる。
[0011]別の態様は、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値とターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを含むパラメータ選択要求をターゲットNFCデバイスによって受信するためのコードを備えているコンピュータ読取可能な媒体を有することができるコンピュータプログラム製品に関する。コンピュータ読取可能な媒体は、第1のビットレート値に基づいて第1のターゲットサブ状態または第2のターゲットサブ状態のいずれかで機能するためのコードをさらに含むことができる。
[0012]関連の態様によれば、ピア通信の各方向に異なるビットレートを指定できるようにするための別の方法が説明される。この方法は、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値およびターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値をイニシエータNFCデバイスによって判断することを含むことができる。この方法は、第1のビットレート値および第2のビットレート値をパラメータ選択要求メッセージにてターゲットNFCデバイスに送信することをさらに含むことができる。
[0013]別の態様は、通信装置に関する。この通信装置は、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値およびターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値をイニシエータNFCデバイスによって判断するための手段を含むことができる。この通信装置は、第1のビットレート値および第2のビットレート値をパラメータ選択要求メッセージにてターゲットNFCデバイスに送信するための手段をさらに含むことができる。
[0014]別の態様は、通信装置に関する。この装置は、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値およびターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値を判断するように構成されたNFCピアモード通信モジュールを含むことができる。NFCピアモード通信モジュールは、第1のビットレート値および第2のビットレート値をパラメータ選択要求メッセージにてターゲットNFCデバイスに送信するようにさらに構成されうる。
[0015]別の態様は、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値とターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とをイニシエータNFCデバイスによって判断するためのコードを備えているコンピュータ読取可能な媒体を有することができるコンピュータプログラム製品に関する。コンピュータ読取可能な媒体は、第1のビットレート値および第2のビットレート値をパラメータ選択要求メッセージにてターゲットNFCデバイスに送信するためのコードをさらに含むことができる。
[0016]上述の目的および関連の目的を達成するために、1つ以上の態様は、以下で充分に説明され、特許請求の範囲において詳しく指摘される特徴を備える。以下の説明および添付の図面は、1つ以上の態様の特定の例示の特徴を詳しく説明する。しかしながら、これらの特徴は、種々の態様の原理が採用されうる種々の方法のうちのほんの数例を示すにすぎず、この説明は、そのような態様およびそれらの均等物のすべてを含むように意図される。
[0017]開示される態様が、以下で、開示される態様を説明するために用意され、開示される態様を限定するものではない添付の図面に関連して説明され、ここにおいて、同様の称号(designations)は同様の構成要素を指している。
[0018]図1は、一態様による無線通信システムのブロック図である。 [0019]図2は、一態様による無線通信システムの概略図である。 [0020]図3は、一態様によるNFC環境のブロック図である。 [0021]図4は、一態様による、NFCピアモード通信に関して各方向に異なるビットレートを使用する一例を説明する呼のフロー図である。 [0022]図5は、一態様による、NFCピアモード通信に関して各方向に異なるビットレートを使用する一例を説明するフロー図である。 [0023]図6は、一態様による、NFCピアモード通信に関して各方向に異なるビットレートを使用する別の例を説明するフロー図である。 [0024]図7は、一態様による通信デバイスの例示的なアーキテクチャの機能ブロック図である。 [0025]図8は、一態様による、NFCピアモード通信に関して各方向に異なるビットレートを使用するための例示的な通信システムのブロック図である。 [0026]図9は、一態様による、NFCピアモード通信に関して各方向に異なるビットレートを使用するための例示的な通信システムのブロック図である。
[0027]次に、種々の態様を、図面を参照して説明する。以下の説明においては、説明の目的のために、多数の具体的詳細が、1つ以上の態様の充分な理解をもたらすために説明される。しかしながら、(1つまたは複数の)そのような態様が、これらの具体的詳細を備えなくても実施されうることを、理解されよう。
[0028]一般に、デバイスは、NFCターゲットデバイスおよび/またはタグを、NFCデバイスおよび/またはタグのカバレージエリアの範囲内にあるときに認識することができる。その後に、デバイスは、通信の確立を可能にするための充分な情報を得ることができる。確立されうる通信の一形態は、ピアツーピア通信リンクである。本明細書に記載されるとおり、イニシエータNFCデバイスが、NFCピアモード通信に関して各々の方向に異なるビットレートが使用されうることをターゲットNFCデバイスに示すように構成されうる。
[0029]図1が、本発明の種々の例示的な実施形態による無線通信システム100を示している。入力電力102が、エネルギーの伝送(transfer)を提供する放射界(radiated field)106を生成するために送信機104に供給される。受信機108が、放射界106に結合し、出力電力110に接続されたデバイス(図示されていない)による記憶または消費のために出力電力110を生成する。送信機104および受信機108の両者は、距離112によって隔てられている。例示的な実施形態においては、送信機104および受信機108が、相互の共振の関係に従って構成され、受信機108の共振周波数と送信機104の共振周波数とがきわめて近いとき、送信機104と受信機108との間の送信ロス(transmission losses)は、受信機108が放射界106の「近接場(near-field)」に位置する場合に最小限である。
[0030]送信機104は、エネルギーの送信のための手段を提供するための送信アンテナ114をさらに含んでいる。受信機108は、エネルギーの受信のための手段としての受信アンテナ118を含んでいる。送信および受信アンテナは、アンテナに関する用途およびデバイスに応じて寸法付けられている。上述のように、効率的なエネルギーの伝送が、エネルギーのほとんどを電磁波にて遠距離場(far field)に伝播させるのではなく、送信アンテナの近接場のエネルギーの大部分を受信アンテナに結合させることによって生じる。この近接場にあるとき、結合モード(coupling mode)が、送信アンテナ114と受信アンテナ118との間に生成され(be developed)うる。この近接場の結合が生じうるアンテナ114および118の周囲の領域が、本明細書において結合モード領域と称される。
[0031]図2が、例示的な近接場無線通信システムの概略図である。送信機204が、発振器222と、電力増幅器224と、フィルタおよび整合回路226とを含んでいる。発振器は、調節信号223に応答して調節されうる所望の周波数で信号を生成するように構成される。発振器の信号は、電力増幅器224によって制御信号225に応じた増幅量にて増幅されうる。フィルタおよび整合回路226は、高調波(harmonics)または他の望ましくない周波数を取り除く(filter out)とともに、送信機204のインピーダンスを送信アンテナ214に整合させるために含まれうる。
[0032]受信機208は、図2に示されるようにバッテリー236を充電し、あるいは受信機に結合されたデバイス(図示されていない)に電力を供給すべく、DC電力の出力を生成するために、整合回路232と、整流器(rectifier)およびスイッチング回路234とを含むことができる。整合回路232は、受信機208のインピーダンスを受信アンテナ218に整合させるために含まれうる。受信機208および送信機204は、別途の通信チャネル219(例えば、Bluetooth(登録商標)、zigbee、セルラー、など)において通信することができる。
[0033]受信機208は、図2に示されるようにバッテリー236を充電し、あるいは受信機に結合されたデバイス(図示されていない)を動作させるべく、DC電力の出力を生成するために、整合回路232と、整流器およびスイッチング回路234とを含むことができる。整合回路232は、受信機208のインピーダンスを受信アンテナ218に整合させるために含まれうる。受信機208および送信機204は、別途の通信チャネル119(例えば、Bluetooth、zigbee、セルラー、など)において通信することができる。
[0034]図3を参照すると、一態様による通信ネットワーク300のブロック図が示されている。通信ネットワーク300は、アンテナ324を介して1つ以上のNFC技術326(例えば、NFC−A、NFC−B、NFC−F、など)を使用してリモートNFCデバイス330と通信することができる通信デバイス310を含むことができる。一態様においては、リモートNFCデバイス330および/または通信デバイス310が、1つ以上のRFプロトコル336を使用して1つ以上のRFインターフェイス334を介してNFCピアモード通信モジュール332によって通信するように動作可能であってよい。さらに、NFCピアモード通信モジュール332は、通信デバイス310からの通信および通信デバイス310への通信に使用するためのビットレートを判断するように動作することができるビットレートモジュール338を含むことができる。一態様においては、ビットレートモジュール338に、NFCピアモード通信に関して各々の方向に使用するための異なるビットレート値が提供されうる。別の態様においては、通信デバイス310が、アクセスネットワークおよび/またはコアネットワーク(例えば、CDMAネットワーク、GPRSネットワーク、UMTSネットワーク、ならびに他の種類の有線および無線の通信ネットワーク)に接続されるように動作可能であってよい。一態様においては、リモートNFCデバイス330が、これらに限られるわけではないが、リモートNFCタグ、リーダー/ライターデバイス(reader/writer device)、ピアイニシエータデバイス、リモートピアターゲットデバイス、などを含むことができる。
[0035]通信デバイス310は、NCI320を含むことができる。一態様において、NCI320は、NFC対応のアンテナ(NFC enabled antenna)とNFCコントローラ312との間の通信を可能にするように動作することができる。NCI320は、リスニングモードおよび/またはポーリングモードで機能するように動作可能であってよい。パッシブ通信モードの通信の間、通信デバイス310がピア通信を始めるモードがどのモードであっても、ピア通信の継続時間(duration)の間、通信デバイス310がそのモードにとどまりうる。アクティブ通信モードの通信の間、通信デバイス310が、ピア通信リンクの間に、リスニングモードおよびポーリングモードの担当を切り換えることができる。
[0036]通信デバイス310は、NFCコントローラ(NFCC)312を含むことができる。一態様においては、NFCC312が、RFディスカバリモジュール314を含むことができる。RFディスカバリモジュール314は、ピアモード通信を可能にするためのディスカバリプロセスの一部としてRFディスカバリループを使用してRFディスカバリを実行するように動作可能であってよい。DH340が、RFディスカバリに関する種々の機能を実行するようにNFCC312に促すためのコマンドを生成するように動作可能であってよい。
[0037]通信デバイス310は、NFCピア通信モジュール350を含むことができる。NFCピア通信モジュール350は、ピア通信のための種々のモードおよび/または構成を可能にするように動作可能であってよい。一態様においては、NFCピア通信モジュール350が、異なるビットレートが各々の方向に使用されうるピアモード通信を構成するように動作可能であってよいビットレート構成モジュール352を含むことができる。一態様においては、ビットレート構成モジュール352が、イニシエータからターゲットへのビットレート354およびターゲットからイニシエータへのビットレート356を構成することができる。一態様において、イニシエータからターゲットへのビットレート354は、ターゲットからイニシエータへのビットレート356と同じになりうる。別の態様においては、ビットレート構成モジュール352が、カレント(current)(例えば、デフォルトのビットレート)を維持するように通信デバイス(例えば、310、330)を促す値でターゲットへのビットレート354およびターゲットからイニシエータへのビットレート356を構成することができる。例えば、通信デバイスがNFC−FのRFテクノロジーに基づく通信をサポートするための準備完了状態にある場合、424キロビット/秒(kbps)というデフォルト値が使用されうる。別の態様においては、ビットレート構成モジュール352が、1つまたは複数のビットレートのオプションを使用するように通信デバイス(例えば、310、330)を促す値でターゲットへのビットレート354およびターゲットからイニシエータへのビットレート356を構成することができる。例えば、異なるビットレートのオプションは、これらに限られるわけではないが、106kbps、212kbps、424kbps、などを含むことができる。表1が、デバイスアクティベーション(device activation)の間使用される例示的な構成パラメータを提供する。
Figure 0006030223
Figure 0006030223
[0038]表1に見られるように、通信の各方向に異なるビットレートが構成されうる。イニシエータからターゲットへのビットレート354が、CON_BITR_NFC_DEP_I2Tパラメータを使用して示されうる。ターゲットからイニシエータへのビットレート346が、CON_BITR_NFC_DEP_T2Iパラメータを使用して示されうる。
[0039]NFCピア通信モジュール350が、イニシエータからターゲットへのビットレート354およびターゲットからイニシエータへのビットレート356の値を、パラメータ選択要求メッセージにおいてパラメータとして使用することができる。例えば、パラメータ選択要求(例えば、PSL_REQ)メッセージにおいて、イニシエータからターゲットへのビットレート354が、イニシエータ送信データレート(DSI)値(data rate send by initiator value)として使用され、ターゲットからイニシエータへのビットレート356が、イニシエータ受信データレート(DRI)値(data rate received by initiator value)として使用されうる。
[0040]通信デバイス(例えば、310、330)が前にNFC−AのRFテクノロジーを使用するように動作可能であった一態様においては、DSIおよびDRIが、イニシエータからターゲットへのビットレート354およびターゲットからイニシエータへのビットレート356のパラメータから以下のように計算されうる。イニシエータからターゲットへのビットレート354(例えば、CON_BITR_NFC_DEP_I2T)が、0または1のいずれかに等しい場合、NFCピア通信モジュール350は、DSIを000bに等しく設定する。さらに、イニシエータからターゲットへのビットレート354(例えば、CON_BITR_NFC_DEP_I2T)が、2に等しい場合、NFCピア通信モジュール350は、DSIを001bに等しく設定する。さらに、イニシエータからターゲットへのビットレート354(例えば、CON_BITR_NFC_DEP_I2T)が、3以上である場合、NFCピア通信モジュール350は、DSIを010bに等しく設定する。同様に、ターゲットからイニシエータへのビットレート356(例えば、CON_BITR_NFC_DEP_T2I)が、0または1のいずれかに等しい場合、NFCピア通信モジュール350は、DRIを000bに等しく設定する。ターゲットからイニシエータへのビットレート356(例えば、CON_BITR_NFC_DEP_T2I)が、2に等しい場合、NFCピア通信モジュール350は、DRIを001bに等しく設定する。ターゲットからイニシエータへのビットレート356(例えば、CON_BITR_NFC_DEP_T2I)が、3以上である場合、NFCピア通信モジュール350は、DRIを010bに等しく設定する。
[0041]通信デバイス(例えば、310、330)が前にNFC−FのRFテクノロジーを使用するように動作可能であった一態様においては、DSIおよびDRIが、イニシエータからターゲットへのビットレート354およびターゲットからイニシエータへのビットレート356のパラメータから以下のように計算されうる。イニシエータからターゲットへのビットレート354(例えば、CON_BITR_NFC_DEP_I2T)が、0に等しい場合、NFCピア通信モジュール350は、DSIを現在のビットレートに等しく設定する。イニシエータからターゲットへのビットレート354(例えば、CON_BITR_NFC_DEP_I2T)が、1に等しい場合、NFCピア通信モジュール350は、DSIを000bに等しく設定する。イニシエータからターゲットへのビットレート354(例えば、CON_BITR_NFC_DEP_I2T)が、2に等しい場合、NFCピア通信モジュール350は、DSIを001bに等しく設定する。イニシエータからターゲットへのビットレート354(例えば、CON_BITR_NFC_DEP_I2T)が、3以上である場合、NFCピア通信モジュール350は、DSIを010bに等しく設定する。ターゲットからイニシエータへのビットレート356(例えば、CON_BITR_NFC_DEP_T2I)が、0に等しい場合、NFCピア通信モジュール350は、DRIを現在のビットレートに等しく設定する。ターゲットからイニシエータへのビットレート356(例えば、CON_BITR_NFC_DEP_T2I)が、1に等しい場合、NFCピア通信モジュール350は、DRIを000bに等しく設定する。ターゲットからイニシエータへのビットレート356(例えば、CON_BITR_NFC_DEP_T2I)が、2に等しい場合、NFCピア通信モジュール350は、DRIを001bに等しく設定する。ターゲットからイニシエータへのビットレート356(例えば、CON_BITR_NFC_DEP_T2I)が、3以上である場合、NFCピア通信モジュール350は、DRIを010bに等しく設定する。
[0042]一態様において、ビットレート構成モジュール352は、NFC関連の動作(action)に関する種々の態様について種々のプロフィル構成を使用するようにさらに構成されうる。例えば、表2が、ピアツーピア(P2P)ポーリングに使用されうる構成パラメータを説明している。そのような態様において、テクノロジー検出プロセスが、両方向のNFC−Fについて424kbit/sの速度を使用することができる。プロファイル構成パラメータの別の例では、表3が、NFCデータ交換フォーマット(NDEF)ポーリングの間に使用されうる構成パラメータを提供する。プロファイル構成パラメータの別の例では、表4が、P2PNDEFポーリングの間使用されうる構成パラメータを提供する。
Figure 0006030223
Figure 0006030223
Figure 0006030223
[0043]別の態様においては、NFCピア通信モジュール350が、1つ以上の他の通信確立プロセス(例えば、リソリューションプロセス(resolution process))において使用されるターゲットへのビットレート354およびターゲットからイニシエータへのビットレート356の値を提供するように動作可能であってよいビットレート出力モジュール358をさらに含むことができる。表5が、デバイスアクティベーションの間に生成される例示的な出力パラメータの値を提供する。
Figure 0006030223
[0044]表5に見られるように、イニシエータからターゲットへのビットレート354は、INT_DX_BIT_RATE_I2Tパラメータを使用して示され、ターゲットからイニシエータへのビットレート346は、INT_DX_BIT_RATE_T2Iパラメータを使用して示されうる。一態様においては、ビットレート出力モジュール358が、PSL_REQ応答を処理することができる。そのような態様において、有効なPSL_RES応答が受信されたとき、ビットレート出力モジュール358は、PSL_REQのDSIパラメータによって指定されたビットレートに従ってINT_DX_BIT_RATE_I2Tを設定し、PSL_REQのDRIパラメータによって指定されたビットレートに従ってINT_DX_BIT_RATE_T2Iを設定する。
[0045]動作時、通信デバイス310は、リモートNFCデバイス330にパラメータ選択要求メッセージを送信することができる。パラメータ選択要求メッセージに含まれるDSI値に少なくとも部分的に基づいて、リモートNFCデバイス330は、どのNFC RFテクノロジーがピア通信に使用されうるのかを判断することができる。例えば、リモートNFCデバイス330がNFC−Aに基づく通信の準備完了状態にあり、DSI値がゼロの値(例えば、000b)に設定されている一態様においては、リモートNFCデバイス330が、NFC−Aに基づくピア通信の準備完了状態を維持する。リモートNFCデバイス330がNFC−Aに基づく通信の準備完了状態にあり、DSI値が非ゼロの値(例えば、001b、010b)に設定されている別の例示的な態様においては、リモートNFCデバイス330が、NFC−Aの準備完了状態からNFC−Fの準備完了状態に切り換わることができる。リモートNFCデバイス330がNFC−Fに基づく通信の準備完了状態にあり、DSI値がゼロの値(例えば、000b)に設定されているさらに別の態様においては、リモートNFCデバイス330が、NFC−Fの準備完了状態からNFC−Aの準備完了状態に切り換わることができる。リモートNFCデバイス330がNFC−Fに基づく通信の準備完了状態にあり、DSI値が非ゼロの値(例えば、001b、010b)に設定されている別の例示的な態様においては、リモートNFCデバイス330が、NFC−Fに基づくピア通信の準備完了状態を維持する。
[0046]上記の動作の態様を続けると、リモートNFCデバイス330は、パラメータ選択要求メッセージの成功した受信を示す応答によってパラメータ選択要求メッセージに応答することができる。その後に、通信デバイス310のビットレート出力モジュール358が、デバイスアクティベーションプロセスに関する出力として、ターゲットへのビットレート354およびターゲットからイニシエータへのビットレート356の値を示すことができる。
[0047]したがって、通信デバイス310とリモートNFCデバイス330との間のピア通信、ここにおいて各方向において異なるビットレートが使用されうる、を提供するためのシステムおよび方法が開示される。
[0048]図4〜図6が、提示される主題の種々の態様による種々の方法を示している。説明を簡単にする目的で、方法が一連の動作または連続するステップとして図示および説明されるが、一部の動作がここに図示および説明される順序とは異なる順序で生じてもよく、さらには/あるいは他の動作と同時に生じてもよいがゆえに、請求項に記載される主題が、動作の順序によって限定されることがないことを、理解および認識すべきである。例えば、代替的に、方法が、状態図などにおいて、一連の相互に関係した状態または事象として表されうることを、当業者であれば理解および認識できるであろう。さらに、必ずしも説明されるすべての動作が請求項に記載の主題による方法の実施に必要とは限らない。さらに、下記および本明細書の全体において開示される方法を、そのような方法のコンピュータへの運搬および伝送を容易にするために製造物上に記憶できることも、認識すべきである。本明細書において使用されるとき、用語「製造物」は、コンピュータ読取可能な任意のデバイス、キャリア(carrier)、または媒体からアクセスすることができるコンピュータプログラムを包含するように意図される。
[0049]図4が、通信環境400におけるイニシエータNFCデバイス402とターゲットNFCデバイス404との間の一態様による通信を概念的に説明する呼のフロー図を示している。通信環境400が、イニシエータNFCデバイス402およびターゲットNFCデバイス404を含むことができる。
[0050]動作406において、イニシエータNFCデバイスが、ピアモード通信の確立に関する1つ以上のパラメータを構成することができる。一態様においては、イニシエータNFCデバイスが、異なるビットレートの値を、ピアモード通信の間に通信の各方向の検出に使用されるように構成することができる。上述のように、イニシエータからターゲットへのビットレートが、CON_BITR_NFC_DEP_I2Tパラメータを使用して示され、ターゲットからイニシエータへのビットレートが、CON_BITR_NFC_DEP_T2Iパラメータを使用して示されうる。さらなる構成パラメータは、上記の表1に提供される。
[0051]動作408において、イニシエータNFCデバイスが、ピア通信リンクの確立の一部としてターゲットNFCデバイスにパラメータ選択要求メッセージを送信することができる。一態様においては、パラメータ選択要求(例えば、PSL_REQ)メッセージにおいて、動作406において構成されたターゲットへのビットレートが、イニシエータ送信データレート(DSI)値として使用され、動作406において構成されたターゲットからイニシエータへのビットレートが、イニシエータ受信データレート(DRI)値として使用されうる。
[0052]動作410において、ターゲットNFCデバイスが、パラメータ選択要求メッセージを解釈することができる。一態様においては、ターゲットNFCデバイスが、受信したパラメータ選択要求メッセージ中の情報に基づいて1つ以上の構成を変更することができる。例えば、ターゲットNFCデバイス404がNFC−Aに基づく通信の準備完了状態にあり、DSI値がゼロの値(例えば、000b)に設定されている一態様においては、ターゲットNFCデバイス404が、NFC−Aに基づくピア通信の準備完了状態を維持することができる。ターゲットNFCデバイス404がNFC−Aに基づく通信の準備完了状態にあり、DSI値が非ゼロの値(例えば、001b、010b)に設定されている別の例示的な態様においては、ターゲットNFCデバイス404が、NFC−Aの準備完了状態からNFC−Fの準備完了状態に変化することができる。ターゲットNFCデバイス404がNFC−Aに基づく通信の準備完了状態にあり、DSI値がゼロの値(例えば、000)に設定されている別の例示的な態様においては、ターゲットNFCデバイス404が、通信のためのNFC−Aの準備完了状態を維持することができ、イニシエータからターゲットへの方向においてNFC−Aテクノロジーを使用する。ターゲットNFCデバイス404がNFC−Fに基づく通信の準備完了状態にあり、DSI値がゼロの値(例えば、000b)に設定されているさらに別の態様においては、ターゲットNFCデバイス404が、NFC−Fの準備完了状態からNFC−Aの準備完了状態に切り換わることができる。ターゲットNFCデバイス404がNFC−Fに基づく通信の準備完了状態にあり、DSI値が非ゼロの値(例えば、001b、010b)に設定されている別の例示的な態様においては、ターゲットNFCデバイス404が、NFC−Fに基づくピア通信の準備完了状態を維持することができる。
[0053]動作412において、ターゲットNFCデバイス404が、イニシエータNFCデバイス402にパラメータ選択応答メッセージを送信する。
[0054]動作414において、イニシエータNFCデバイス402は、パラメータ選択応答の受信後に1つ以上の出力値を生成することができる。出力パラメータの例は、上記の表2に提供される。
[0055]図5が、NFCピアモード通信の各方向に異なるビットレートが使用されうる例示的なプロセス500を説明するフロー図を示している。
[0056]ブロック502において、ターゲットNFCデバイスは、パラメータ選択要求メッセージを受信することができる。一態様においては、パラメータ選択要求メッセージが、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、ターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを含むことができる。一態様においては、第1のビットレート値および第2のビットレート値が、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、424kbpsを示す値、などでありうる。別の態様においては、パラメータ選択要求(PSL_REQ)メッセージにおいて、第1のビットレート値がイニシエータ送信データレート(DSI)値であり、第2のビットレート値がイニシエータ受信データレート(DRI)値でありうる。
[0057]ブロック504において、ターゲットNFCデバイスは、受信したメッセージに基づいて準備完了サブ状態を変更するか否かを判断することができる。ターゲットNFCデバイスがNFC−Aに基づく通信の準備完了状態にあり、DSI値がゼロの値(例えば、000b)に設定されている場合、ブロック506において、ターゲットNFCデバイスは、NFC−Aに基づくピア通信の準備完了状態を維持することができる。さらに、ターゲットNFCデバイスがNFC−Aに基づく通信の準備完了状態にあり、DSI値が非ゼロの値(例えば、001b、010b)に設定されている場合、ブロック508において、ターゲットNFCデバイスは、NFC−Aの準備完了状態からNFC−Fの準備完了状態に変化することができる。別の態様においては、ターゲットNFCデバイスがNFC−Fに基づく通信の準備完了状態にあり、DSI値がゼロの値(例えば、000b)に設定されている場合、ブロック508において、ターゲットNFCデバイスは、NFC−Fの準備完了状態からNFC−Aの準備完了状態に切り換わることができる。さらに、ターゲットNFCデバイスがNFC−Fに基づく通信の準備完了状態にあり、DSI値が非ゼロの値(例えば、001b、010b)に設定されている場合、ブロック506において、ターゲットNFCデバイスは、NFC−Fに基づくピア通信の準備完了状態を維持することができる。
[0058]ブロック510において、ターゲットNFCデバイスは、PSL_RQメッセージの成功した受信を示すパラメータ選択応答(例えば、PSL_RES)メッセージを送信することができる。
[0059]随意による態様においては、ブロック512において、PSL_REQメッセージにて受信された値に基づいて、ターゲットNFCデバイスおよびイニシエータNFCデバイスが、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信のための第1のビットレートおよびターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信のための第2のビットレートを使用して、ピアモード通信を実行することができる。
[0060]図6が、NFCピアモード通信の各方向に異なるビットレートが使用されうる別の例示的なプロセス600を説明するフロー図を示している。
[0061]ブロック602において、イニシエータNFCデバイスが、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値およびターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値を判断する。一態様においては、第1のビットレート値および第2のビットレート値が、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、424kbpsを示す値、などでありうる。
[0062]ブロック604において、イニシエータNFCデバイスが、パラメータ選択要求メッセージにおいてターゲットNFCデバイスに第1のビットレート値および第2のビットレート値を送信することができる。別の態様においては、パラメータ選択要求(PSL_REQ)コマンドにおいて、第1のビットレート値がイニシエータ送信データレート(DSI)値であり、第2のビットレート値がイニシエータ受信データレート(DRI)値でありうる。
[0063]随意による態様においては、ブロック606において、イニシエータNFCデバイスが、ターゲットNFCデバイスからパラメータ選択応答(例えば、PSL_RES)を受信することができる。
[0064]別の随意による態様においては、イニシエータNFCデバイスが、第1のビットレート値としてイニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第1の出力パラメータ、および第2のビットレート値としてターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第2の出力パラメータを生成することができる。
[0065]そのような随意による態様においては、ブロック610において、生成された出力パラメータが、ピアモード通信の確立に関係する1つ以上の他のプロセス(例えば、リソリューションプロセス)における使用のために提供されうる。
[0066]ここで、図3を参照しつつ、図7にも目を向けると、通信デバイス700の例示的なアーキテクチャが示されている。図7に示されるとおり、通信デバイス700は、例えば受信アンテナ(図示されていない)から信号を受信し、受信した信号について典型的な動作(例えば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、など)を実行し、サンプルを得るためにこの調整済みの(conditioned)信号をデジタル化する受信機702を備えている。受信機702は、受信したシンボルを復調し、チャネル推定のためにプロセッサ706にそれらを提供することができる復調器704を備えることができる。プロセッサ706は、受信機702によって受信された情報の解析および/または送信機720による送信のための情報の生成に専用のプロセッサ、通信デバイス700の1つ以上のコンポーネントを制御するプロセッサ、ならびに/あるいは受信機702によって受信された情報の解析、送信機720による送信のための情報の生成、および通信デバイス700の1つ以上のコンポーネントの制御の両方を行うプロセッサでありうる。さらに、信号が、プロセッサ706によって処理された信号を変調することができる変調器718を介して送信機720による送信のために作成され(be prepared)うる。
[0067]通信デバイス700は、これに限られるわけではないがプロセッサ706などの種々のコンポーネントに動作可能に結合され、送信されるべきデータ、受信されたデータ、利用可能なチャネルに関する情報、TCPフロー、分析された信号および/または干渉の強度に関するデータ、割り当てられたチャネル、電力、レート、などに関する情報、ならびにNFCピアモード接続の確立を補助するための任意の他の適切な情報を保存することができるメモリ708をさらに備えることができる。
[0068]さらに、プロセッサ706、デバイスホスト734、NFCC730、および/またはNFCピア通信モジュール760が、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値およびターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値を含むパラメータ選択要求を受信するための手段と、第1のビットレート値に基づいて第1のターゲットサブ状態または第2のターゲットサブ状態のいずれかで機能するための手段とを提供することができる。第1のターゲットサブ状態は、第1のNFC RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられうる。第2のターゲットサブ状態は、第2のNFC RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられうる。
[0069]またさらに、プロセッサ706、デバイスホスト734、NFCC730、および/またはNFCピア通信モジュール760は、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に用いられるべき第1のビットレート値およびターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信に用いられるべき第2のビットレート値を判断するための手段と、パラメータ選択要求メッセージにおいてターゲットNFCデバイスに第1のビットレート値および第2のビットレート値を送信するための手段とを提供することができる。
[0070]本明細書に記載のデータストア(data store)(例えば、メモリ708)が、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれかであり得、あるいは揮発性および不揮発性メモリの両方を含みうることを、理解できるであろう。例として、これらに限られるわけではないが、不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラム可能なROM(PROM)、電気的にプログラム可能なROM(EPROM)、電気的に消去可能なPROM(EEPROM)、またはフラッシュメモリを含むことができる。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして働くランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができる。例として、これらに限られるわけではないが、RAMは、シンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンスドSDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(synchlink DRAM)(SLDRAM)、およびダイレクトラムバスRAM(direct Rambus RAM)(DRRAM)などの多数の形態にて利用可能である。本件主題のシステムおよび方法のメモリ708は、これらに限られるわけではないが、これらのメモリおよび任意の他の適切な種類のメモリを備えることができる。
[0071]通信デバイス700は、NFCコントローラ730を含むことができる。一態様において、NFCC730は、RFディスカバリモジュール732を含むことができる。RFディスカバリモジュール732は、ピアモード通信を可能にするためのディスカバリプロセスの一部としてRFディスカバリループ(RF discovery loop)(例えば、710)を用いたRFディスカバリを実行するように動作可能でありうる。DH734は、これに限られるわけではないがRFディスカバリなどの種々のNFC動作を実行するようにNFCC730を促すためのコマンドを生成するように動作可能でありうる。
[0072]別の態様においては、通信デバイス700が、NCI750を含むことができる。一態様において、NCI750は、NFC対応のアンテナ(例えば、702、720)と、NFCコントローラ730と、DH734との間の通信を可能にするように動作可能でありうる。NCI750は、リスニングモードおよび/またはポーリングモードで機能するように動作可能でありうる。パッシブ通信モードの通信の間、通信デバイス700がピア通信を始めるモードがどのモードであっても、ピア通信の継続時間(duration)の間、通信デバイス700がそのモードにとどまりうる。アクティブ通信モードの通信の間、通信デバイス700が、ピア通信リンクの間に、リスニングモードおよびポーリングモードの担当を切り換えることができる。
[0073]別の態様においては、通信デバイス700が、NFCピア通信モジュール760を含むことができる。NFCピア通信モジュール760は、ピア通信のための種々のモードおよび/または構成を可能にするように動作可能でありうる。一態様においては、NFCピア通信モジュール760が、異なるビットレートが各方向において使用されうるピアモード通信を構成するように動作可能でありうるビットレート構成モジュール762を含むことができる。一態様においては、ビットレート構成モジュール762が、イニシエータからターゲットへのビットレート764およびターゲットからイニシエータへのビットレート766を構成することができる。一態様においては、イニシエータからターゲットへのビットレート764が、ターゲットからイニシエータへのビットレート766と同じでありうる。別の態様においては、ビットレート構成モジュール762が、カレント(current)(例えば、デフォルトのビットレート)を維持するように通信デバイス700を促す値のターゲットへのビットレート764およびターゲットからイニシエータへのビットレート766を構成することができる。例えば、通信デバイスがNFC−FのRFテクノロジーに基づく通信をサポートするための準備完了状態にある場合、424キロビット/秒(kbps)というデフォルト値が使用されうる。別の態様においては、ビットレート構成モジュール762が、1つまたは複数のビットレートのオプションを使用するように通信デバイス700を促す値のターゲットへのビットレート764およびターゲットからイニシエータへのビットレート766を構成することができる。例えば、異なるビットレートのオプションは、これらに限られるわけではないが、106kbps、212kbps、424kbps、などを含むことができる。
[0074]一態様においては、NFCピア通信モジュール760が、イニシエータNFCデバイスからの通信およびイニシエータNFCデバイスへの通信に使用するためのビットレートを決定するように動作可能でありうるビットレートモジュール770を含むことができる。一態様においては、ビットレートモジュール770に、NFCピアモード通信に関して各方向に使用される異なるビットレート値が提供されうる。
[0075]別の態様においては、NFCピア通信モジュール760が、図4〜図6に関して述べられた1つ以上のプロセスのいずれかを実行するように動作可能でありうる。
[0076]さらに、通信デバイス700は、ユーザインターフェイス740を含むことができる。ユーザインターフェイス740は、通信デバイス700への入力を生成するための入力メカニズム742、および通信デバイス700のユーザによる消費のための情報を生成するための出力メカニズム744を含むことができる。例えば、入力メカニズム742は、キーまたはキーボード、マウス、タッチスクリーンディスプレイ、マイクロホン、などのメカニズムを含むことができる。さらに、例えば、出力メカニズム744は、ディスプレイ、オーディオスピーカ、触覚フィードバックメカニズム、などを含むことができる。例示の態様においては、出力メカニズム744が、画像または映像のフォーマットであるメディアコンテンツを提示するように動作することができるディスプレイ、あるいはオーディオのフォーマットであるメディアコンテンツを提示するためのオーディオスピーカを含むことができる。
[0077]図8が、一態様に従ってNFCピア通信に関して各方向において異なるビットレートの指定を可能にするように動作することができる例示的な通信システム800のブロック図を示している。例えば、システム800は、少なくとも一部分が通信デバイス(例えば、通信デバイス700)に存在することができる。システム800が、プロセッサ、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実装される機能を表す機能ブロックでありうる機能ブロックを含むものとして表されていることを、理解されよう。システム800は、関連して動作することができる電気的なコンポーネントの論理的なグループ化802を含む。
[0078]例えば、論理的なグループ化802は、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値およびターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値を含むパラメータ選択要求を、ターゲットNFCデバイスが受信するための手段を提供することができる電気的なコンポーネント804を含むことができる。一態様においては、第1のビットレート値および第2のビットレート値の各々が、これらに限られるわけではないが、現在の設定のビットレート値の維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、424kbpsを示す値、などのビットレート値を含むことができる。別の態様においては、第1のビットレート値がDSI値であり、第2のビットレート値がDRI値でありうる。
[0079]さらに、論理的なグループ化802は、第1のビットレート値に基づいて第1のターゲットサブ状態または第2のターゲットサブ状態のいずれかで機能するための手段を提供することができる電気的なコンポーネント806を含むことができる。一態様においては、第1のターゲットサブ状態が、第1のNFC RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、第2のターゲットサブ状態が、第2のNFC RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられうる。別の態様においては、第1のターゲットサブ状態および第2のターゲットサブ状態は各々、これらに限られるわけではないがTARGET_Aサブ状態、TARGET_Fサブ状態、などのサブ状態でありうる。そのような態様において、TARGET_Aサブ状態は、NFC−A RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、TARGET_Fサブ状態は、NFC−F RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられうる。
[0080]さらに、随意による態様においては、論理的なグループ化802が、パラメータ選択応答(例えば、PSL_REQ)をイニシエータNFCデバイスに送信するための手段を提供できる電気的なコンポーネント808を含むことができる。一態様においては、パラメータ選択応答メッセージが、イニシエータNFCデバイスからのパラメータ選択要求(例えば、PSL_REQ)メッセージの受信に応答して送信されうる。
[0081]さらに、システム800は、電気的なコンポーネント804、806、および808に関する機能を実行するためのインストラクションを保持し、電気的なコンポーネント804、806、808、などによって使用されるかまたは得られるデータを記憶するメモリ810を含むことができる。メモリ810に対して外部にあるものとして示されているが、電気的なコンポーネント804、806、および808のうちの1つ以上が、メモリ810内に存在してもよいことを、理解されよう。一例においては、電気的なコンポーネント804、806、および808が、少なくとも1つのプロセッサを含むことができ、あるいは各々の電気的なコンポーネント804、806、および808が、少なくとも1つのプロセッサの対応するモジュールであってよい。さらに、さらなる例または代案の例においては、電気的なコンポーネント804、806、および808が、コンピュータ読取可能な媒体を含むコンピュータプログラム製品であってよく、各々の電気的なコンポーネント804、806、および808が、コードに対応しうる。
[0082]図9が、NFCピア通信に関して各方向に異なるビットレートを指定することを可能にするように動作することができる一態様による例示的な通信システム900のブロック図を示している。例えば、システム900は、少なくとも一部分が通信デバイス(例えば、通信デバイス700)内に存在することができる。システム900が、プロセッサ、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実装される機能を表す機能ブロックでありうる機能ブロックを含むものとして表されていることを、理解されよう。システム900は、関連して動作することができる電気的なコンポーネントの論理的なグループ化902を含む。
[0083]例えば、論理的なグループ化902は、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値およびターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値を、イニシエータNFCデバイスが判断するための手段を提供することができる電気的なコンポーネント904を含むことができる。一態様においては、第1のビットレート値および第2のビットレート値の各々が、これらに限られるわけではないが、現在の設定のビットレート値の維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、424kbpsを示す値、などのビットレート値を含むことができる。別の態様においては、第1のビットレート値がDSI値であり、第2のビットレート値がDRI値でありうる。
[0084]さらに、論理的なグループ化902は、第1のビットレート値および第2のビットレート値をパラメータ選択要求(例えば、PSL_REQ)メッセージにてターゲットNFCデバイスに送信するための手段を提供できる電気的なコンポーネント906を含むことができる。
[0085]さらに、随意による態様においては、論理的なグループ化902が、パラメータ選択要求メッセージの成功した受信を示すターゲットNFCデバイスからのパラメータ選択応答(例えば、PSL_REQ)を受信するための手段を提供することができる電気的なコンポーネント908を含むことができる。一態様においては、パラメータ選択応答メッセージが、イニシエータNFCデバイスから送信されたパラメータ選択要求(例えば、PSL_REQ)メッセージの受信に応答して送信されうる。
[0086]さらに、別の随意による態様においては、論理的なグループ化902が、第1のビットレート値としてイニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第1の出力パラメータと、第2のビットレート値としてターゲットNFCデバイスからイニシエータNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第2の出力パラメータとを生成するための手段を提供することができる電気的なコンポーネント910を含むことができる。そのような態様において、生成するための手段910は、リソリューションプロセスにおける使用のために第1および第2の出力パラメータを提供するための手段をさらに含むことができる。
[0087]さらに、システム900は、電気的なコンポーネント904、906、908、および910に関する機能を実行するためのインストラクションを保持し、電気的なコンポーネント904、906、908、910、などによって使用されるかまたは得られるデータを記憶するメモリ912を含むことができる。メモリ912に対して外部にあるものとして示されているが、電気的なコンポーネント904、906、908、および910のうちの1つ以上が、メモリ912内に存在してもよいことを、理解されよう。一例においては、電気的なコンポーネント904、906、908、および910が、少なくとも1つのプロセッサを含むことができ、あるいは各々の電気的なコンポーネント904、906、908、および910が、少なくとも1つのプロセッサの対応するモジュールであってよい。さらに、さらなる例または代案の例においては、電気的なコンポーネント904、906、908、および910が、コンピュータ読取可能な媒体を含むコンピュータプログラム製品であってよく、各々の電気的なコンポーネント904、906、908、および910が、コードに対応しうる。
[0088]本出願において使用されるとき、用語「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」、などは、これらに限られるわけではないがハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなどのコンピュータ関連のエンティティ(entity)を含むことが意図される。例えば、コンポーネントは、これらに限られるわけではないが、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル(executable)、実行のスレッド、プログラム、および/またはコンピュータであってよい。例として、コンピュータデバイス上で動作しているアプリケーションおよびコンピュータデバイスの両方が、コンポーネントでありうる。1つ以上のコンポーネントが、プロセスおよび/または実行のスレッド内に存在することができ、コンポーネントは、1つのコンピュータ上に局在させられ、さらには/あるいは2つ以上のコンピュータの間に分散させられうる。さらに、これらのコンポーネントは、種々のデータ構造が記憶された種々のコンピュータ読取可能な媒体から実行できる。コンポーネントは、信号によってローカルシステム中で、分散システム中で、および/または他のシステムとのインターネットなどのネットワーク経由で、別のコンポーネントと相互作用する1つのコンポーネントからのデータなど、1つ以上のデータパケットを有する信号によるなどのローカルおよび/またはリモートプロセスによって通信することができる。
[0089]さらに、種々の態様が、有線端末または無線端末であってよい端末に関連して本明細書において説明されている。端末は、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、モバイル局、モバイル、モバイルデバイス、リモート局、モバイル機器(ME)、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器(UE)とも呼ばれうる。無線端末は、携帯電話機、衛星電話機、コードレス電話機、セッション・イニシエーション・プロトコル(SIP)電話機、無線ローカルループ(WLL)ステーション、携帯情報端末(PDA)、無線接続能力を有するハンドヘルドデバイス、コンピュータデバイス、または無線モデムに接続された他の処理デバイスであってよい。さらに、種々の態様が、基地局に関連して本明細書において説明されている。基地局は、(1つまたは複数の)無線端末との通信に利用され得、アクセスポイント、ノードB、または何らかの他の用語でも呼ばれうる。
[0090]さらに、用語「または」は、排他的な「または」ではなく、包含的な「または」を意味することが意図される。すなわち、特に指定されず、あるいは文脈から明らかでない限り、「XがAまたはBを使用する」という表現は、自然の包含的な置換(permutations)のいずれかを意味することが意図される。すなわち、「XがAまたはBを使用する」という表現は、以下の事例、すなわち「XがAを使用する」、「XがBを使用する」、または「XがAおよびBの両方を使用する」のいずれかによって満足される。さらに、本出願および添付の特許請求の範囲において使用されるとき、冠詞「a」および「an」は、特に指定されず、あるいは単数形へと向けられることが文脈から明らかでない限り、通常は「1つ以上」を意味すると解釈されるべきである。
[0091]本明細書に記載の技術は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および他のシステムなどの種々の無線通信システムに使用されうる。用語「システム」および「ネットワーク」は、交換可能に使用されることが多い。CDMAシステムは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、cdma2000、などの無線技術を実装することができる。UTRAは、ワイドバンドCDMA(W−CDMA(登録商標))およびCDMAの他の変種を含む。さらに、cdma2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856の規格を包含する。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装することができる。OFDMAシステムは、Evolved UTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュOFDMA、などの無線技術を実装することができる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・エボリューション(LTE)は、ダウンリンク上でOFDMAを採用し、アップリンク上でSC−FDMAを採用するE−UTRAを使用するUMTSの一リリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と呼ばれる組織からの文書に記載されている。さらに、cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と呼ばれる組織からの文書に記載されている。さらに、そのような無線通信システムは、多くの場合に非ペアの無免許のスペクトル(unpaired unlicensed spectrums)を使用するピアツーピア(例えば、モバイルツーモバイル)アドホックネットワークシステム、802.xx無線LAN、ブルートゥース、近距離無線通信(NFC−A、NFC−B、NFC−F、など)、ならびに任意の他の短距離または長距離無線通信技術をさらに含むことができる。
[0092]種々の態様または特徴が、いくつかのデバイス、コンポーネント、モジュール、などを含むことができるシステムに関して提示される。種々のシステムが、さらなるデバイス、コンポーネント、モジュール、などを含むことができ、さらには/あるいは図面に関連して説明されるデバイス、コンポーネント、モジュール、などをすべては含まなくてもよいことを、理解および認識されよう。これらの手法の組み合わせも使用可能である。
[0093]本明細書の開示の態様に関連して説明される種々の例示の論理、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブルな論理デバイス、ディスクリートなゲート(discrete gate)またはトランジスタ論理、ディスクリートなハードウェアコンポーネント、あるいは本明細書に記載の機能を実行するように設計されたこれらの任意の組み合わせによって実装または実行されうる。汎用のプロセッサは、マイクロプロセッサでありうるが、代案においては、プロセッサが、任意の慣例のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械でありうる。プロセッサは、例えばDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併せた1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成など、コンピュータデバイスの組み合わせとしても実装されうる。さらに、少なくとも1つのプロセッサが、上述したステップおよび/または動作のうちの1つ以上を実行するように動作することができる1つ以上のモジュールを備えることができる。
[0094]さらに、本明細書に開示の態様に関連して説明される方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、または両者の組み合わせにて直接的に具現化されうる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野において公知の任意の他の形態の記憶媒体に存在しうる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体からの情報の読み出しおよび記憶媒体への情報の書き込みを行うことができるように、プロセッサに結合されうる。代案においては、記憶媒体がプロセッサに一体化されうる。さらに、いくつかの態様においては、プロセッサおよび記憶媒体がASICに存在しうる。さらに、ASICはユーザ端末に存在しうる。代案においては、プロセッサおよび記憶媒体が、ユーザ端末にディスクリートなコンポーネントとして存在しうる。さらに、いくつかの態様においては、方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作が、コンピュータプログラム製品に組み込まれうる機械で読取可能な媒体および/またはコンピュータ読取可能な媒体上のコードおよび/またはインストラクションの1つまたは任意の組み合わせまたはセットとして存在しうる。
[0095]1つ以上の態様においては、上述の機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせにおいて実装されうる。ソフトウェアにて実現される場合、これらの機能が、コンピュータ読取可能な媒体上の1つ以上のインストラクションまたはコードとして記憶または送信されうる。コンピュータ読取可能な媒体は、或る場所から他の場所へのコンピュータプログラムの伝送を促進する任意の媒体を含むコンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能な媒体でありうる。これらに限られるわけではないが、例として、このようなコンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは所望のプログラムコードをインストラクションまたはデータ構造の形態で搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされうる任意の他の媒体を備えることができる。また、何らかの接続も、コンピュータ読取可能な媒体と呼ばれうる。例えば、ソフトウェアがウェブサイト、サーバ、または他のリモートソース(remote source)から、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは赤外線、無線、およびマイクロ波などの無線技術を使用して送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは赤外線、無線、およびマイクロ波などの無線技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書において使用されるとき、ディスク(diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイ(登録商標)ディスクを含み、ここでディスク(disk)が、通常はデータを磁気的に再生する一方で、ディスク(disc)は、通常はデータをレーザで光学的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0096]以上の開示は、例示の態様および/または態様を説明しているが、上述した態様および/または添付の特許請求の範囲によって定められるとおりの態様の範囲から逸脱することなく、種々の変更および改良が可能であることに、留意されよう。さらに、上述の態様および/または態様の構成要素が、単数にて説明または請求項に記載されうるが、単数への限定が明示的に述べられない限り、複数も想定される。さらに、任意の態様および/または態様のすべてまたは一部は、特にそのようでないと述べられない限り、任意の他の態様および/または態様のすべてまたは一部と一緒に利用されうる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ターゲット近距離通信(NFC)デバイスによって、イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを含むパラメータ選択要求を受信することと、
前記第1のビットレート値に基づいて、第1のターゲットサブ状態または第2のターゲットサブ状態のいずれかで機能することと、ここにおいて前記第1のターゲットサブ状態は第1のNFC無線周波数(RF)テクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、前記第2のターゲットサブ状態は第2のNFC RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられる、を備える無線通信の方法。
[C2]
前記イニシエータNFCデバイスにパラメータ選択応答を送信することをさらに備えるC1に記載の方法。
[C3]
前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値の各々は、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、または424kbpsを示す値の中からのビットレート値を含むC1に記載の方法。
[C4]
前記第1のターゲットサブ状態および前記第2のターゲットサブ状態は各々、TARGET_Aサブ状態またはTARGET_Fサブ状態の中からのサブ状態であり、ここにおいて前記TARGET_Aサブ状態は、NFC−A RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、前記TARGET_Fサブ状態は、NFC−F RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられるC1に記載の方法。
[C5]
前記第1のビットレート値は、イニシエータ送信データレート(DSI)値であり、前記第2のビットレート値は、イニシエータ受信データレート(DRI)値であるC1に記載の方法。
[C6]
イニシエータNFCデバイスによって、前記イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを判断することと、
パラメータ選択要求メッセージにて前記ターゲットNFCデバイスに、前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値を送信することと、を備える無線通信の方法。
[C7]
前記パラメータ選択要求メッセージの成功した受信を示すパラメータ選択応答を前記ターゲットNFCデバイスから受信すること、をさらに備えるC6に記載の方法。
[C8]
前記第1のビットレート値として前記イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第1の出力パラメータを生成し、前記第2のビットレート値として前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第2の出力パラメータを生成することと、
リソリューションプロセスにおける使用のために前記第1および第2の出力パラメータを提供することと、をさらに備えるC6に記載の方法。
[C9]
前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値の各々は、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、または424kbpsを示す値の中からのビットレート値を含むC6に記載の方法。
[C10]
前記第1のビットレート値は、イニシエータ送信データレート(DSI)値であり、前記第2のビットレート値は、イニシエータ受信データレート(DRI)値であるC6に記載の方法。
[C11]
ターゲット近距離通信(NFC)デバイスによって、イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを含むパラメータ選択要求を受信することと、
前記第1のビットレート値に基づいて、第1のターゲットサブ状態または第2のターゲットサブ状態のいずれかで機能することと、ここにおいて前記第1のターゲットサブ状態は第1のNFC無線周波数(RF)テクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、前記第2のターゲットサブ状態は第2のNFC RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられる、
を行うためのコードを備えているコンピュータ読取可能な媒体を備えているコンピュータプログラム製品。
[C12]
前記イニシエータNFCデバイスにパラメータ選択応答を送信することをさらに備えるC11に記載のコンピュータプログラム製品。
[C13]
前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値の各々は、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、または424kbpsを示す値の中からのビットレート値を含むC11に記載のコンピュータプログラム製品。
[C14]
前記第1のターゲットサブ状態および前記第2のターゲットサブ状態は各々、TARGET_Aサブ状態またはTARGET_Fサブ状態の中からのサブ状態であり、ここにおいて前記TARGET_Aサブ状態は、NFC−A RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、前記TARGET_Fサブ状態は、NFC−F RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられるC11に記載のコンピュータプログラム製品。
[C15]
前記第1のビットレート値は、イニシエータ送信データレート(DSI)値であり、前記第2のビットレート値は、イニシエータ受信データレート(DRI)値であるC11に記載のコンピュータプログラム製品。
[C16]
イニシエータNFCデバイスによって、前記イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを判断することと、
パラメータ選択要求メッセージにて前記ターゲットNFCデバイスに、前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値を送信することと、
を行うためのコードを備えているコンピュータ読取可能な媒体を備えているコンピュータプログラム製品。
[C17]
前記パラメータ選択要求メッセージの成功した受信を示すパラメータ選択応答を前記ターゲットNFCデバイスから受信すること、をさらに備えるC16に記載のコンピュータプログラム製品。
[C18]
前記第1のビットレート値として前記イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第1の出力パラメータと、前記第2のビットレート値として前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第2の出力パラメータとを生成することと、
リソリューションプロセスにおける使用のために前記第1および第2の出力パラメータを提供することと、
を行うためのコードをさらに備えるC16に記載のコンピュータプログラム製品。
[C19]
前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値の各々は、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、または424kbpsを示す値の中からのビットレート値を含むC16に記載のコンピュータプログラム製品。
[C20]
前記第1のビットレート値は、イニシエータ送信データレート(DSI)値であり、前記第2のビットレート値は、イニシエータ受信データレート(DRI)値であるC16に記載のコンピュータプログラム製品。
[C21]
ターゲット近距離通信(NFC)デバイスによって、イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを含むパラメータ選択要求を受信するための手段と、
前記第1のビットレート値に基づいて、第1のターゲットサブ状態または第2のターゲットサブ状態のいずれかで機能するための手段と、ここにおいて前記第1のターゲットサブ状態は第1のNFC無線周波数(RF)テクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、前記第2のターゲットサブ状態は第2のNFC RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられる、を備える無線通信のための装置。
[C22]
前記イニシエータNFCデバイスにパラメータ選択応答を送信するための手段をさらに備えるC21に記載の装置。
[C23]
前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値の各々は、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、または424kbpsを示す値の中からのビットレート値を含むC21に記載の装置。
[C24]
前記第1のターゲットサブ状態および前記第2のターゲットサブ状態は各々、TARGET_Aサブ状態またはTARGET_Fサブ状態の中からのサブ状態であり、ここにおいて前記TARGET_Aサブ状態は、NFC−A RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、前記TARGET_Fサブ状態は、NFC−F RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられるC21に記載の装置。
[C25]
前記第1のビットレート値は、イニシエータ送信データレート(DSI)値であり、前記第2のビットレート値は、イニシエータ受信データレート(DRI)値であるC21に記載の装置。
[C26]
イニシエータNFCデバイスによって、前記イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを判断するための手段と、
パラメータ選択要求メッセージにて前記ターゲットNFCデバイスに、前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値を送信するための手段と、を備える無線通信のための装置。
[C27]
前記パラメータ選択要求メッセージの成功した受信を示すパラメータ選択応答を前記ターゲットNFCデバイスから受信するための手段、をさらに備えるC26に記載の装置。
[C28]
前記第1のビットレート値として前記イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第1の出力パラメータと、前記第2のビットレート値として前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第2の出力パラメータとを生成するための手段と、
リソリューションプロセスにおける使用のために前記第1および第2の出力パラメータを提供するための手段と、をさらに備えるC26に記載の装置。
[C29]
前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値の各々は、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、または424kbpsを示す値の中からのビットレート値を含むC26に記載の装置。
[C30]
前記第1のビットレート値は、イニシエータ送信データレート(DSI)値であり、前記第2のビットレート値は、イニシエータ受信データレート(DRI)値であるC26に記載の装置。
[C31]
メモリと、
前記メモリに接続されたプロセッサと、
イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを含むパラメータ選択要求を受信するように構成されたトランシーバと、
前記メモリまたは前記プロセッサの少なくとも一方に結合され、前記第1のビットレート値に基づいて、第1のターゲットサブ状態または第2のターゲットサブ状態のいずれかで機能するように構成され、ここにおいて前記第1のターゲットサブ状態は第1のNFC無線周波数(RF)テクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、前記第2のターゲットサブ状態は第2のNFC RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられる、NFCピアモード通信モジュールと、を備える、NFC通信のための装置。
[C32]
前記トランシーバが、前記イニシエータNFCデバイスにパラメータ選択応答を送信するようにさらに構成されているC31に記載のNFC通信のための装置。
[C33]
前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値の各々は、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、または424kbpsを示す値の中からのビットレート値を含むC31に記載のNFC通信のための装置。
[C34]
前記第1のターゲットサブ状態および前記第2のターゲットサブ状態は各々、TARGET_Aサブ状態またはTARGET_Fサブ状態の中からのサブ状態であり、ここにおいて前記TARGET_Aサブ状態は、NFC−A RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、前記TARGET_Fサブ状態は、NFC−F RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられるC31に記載のNFC通信のための装置。
[C35]
前記第1のビットレート値は、イニシエータ送信データレート(DSI)値であり、前記第2のビットレート値は、イニシエータ受信データレート(DRI)値であるC31に記載のNFC通信のための装置。
[C36]
トランシーバと、
メモリと、
前記メモリに結合されたプロセッサと、
前記メモリまたは前記プロセッサの少なくとも一方に結合され、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを判断するように構成された、NFCピアモード通信モジュールと、を備え、
ここにおいて前記トランシーバは、パラメータ選択要求メッセージにて前記ターゲットNFCデバイスに、前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値を送信するように構成されている、NFC通信のための装置。
[C37]
前記トランシーバが、前記パラメータ選択要求メッセージの成功した受信を示すパラメータ選択応答を前記ターゲットNFCデバイスから受信するように構成されているC36に記載のNFC通信のための装置。
[C38]
前記NFCピアモード通信モジュールが、
前記第1のビットレート値として前記イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第1の出力パラメータと、前記第2のビットレート値として前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第2の出力パラメータとを生成することと、
リソリューションプロセスにおける使用のために前記第1および第2の出力パラメータを提供することと、
を行うようにさらに構成されているC36に記載のNFC通信のための装置。
[C39]
前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値の各々は、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、または424kbpsを示す値の中からのビットレート値を含むC36に記載のNFC通信のための装置。
[C40]
前記第1のビットレート値は、イニシエータ送信データレート(DSI)値であり、前記第2のビットレート値は、イニシエータ受信データレート(DRI)値であるC36に記載のNFC通信のための装置。

Claims (40)

  1. ターゲット近距離通信(NFC)デバイスによって、イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを含むパラメータ選択要求を受信することと、前記第1のビットレート値は前記第2のビットレート値と異なり、ピア通信において各々の方向に異なるビットレートを使用することを可能にするために、前記第1のビットレート値はさらに、前記ターゲットNFCデバイスおよび前記イニシエータNFCデバイスの状態に基づいて、現在のビットレートの維持を促す値、または前記現在のビットレートとは異なるビットレートの使用を促す値、で構成され、前記第2のビットレート値はさらに、前記ターゲットNFCデバイスおよび前記イニシエータNFCデバイスの状態に基づいて、現在のビットレートの維持を促す値、または前記現在のビットレートとは異なるビットレートの使用を促す値、で構成され
    前記第1のビットレート値がターゲット状態の変化を示しているか否かを判断することに基づいて、第1のターゲット状態または第2のターゲット状態のうちの1つを選択することと、ここにおいて前記第1のターゲット状態は第1のNFC無線周波数(RF)テクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、前記第2のターゲット状態は第2のNFC RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられる、
    前記第1のターゲット状態または前記第2のターゲット状態のうちの前記選択された1つに関連付けられるNFC RFテクノロジーに基づく通信を可能にすることと、
    を備える無線通信の方法。
  2. 前記イニシエータNFCデバイスにパラメータ選択応答を送信することをさらに備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値の各々は、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、または424kbpsを示す値の中からのビットレート値を含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1のターゲット状態および前記第2のターゲット状態は各々、TARGET_A状態またはTARGET_F状態の中からの状態であり、ここにおいて前記TARGET_A状態は、NFC−A RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、前記TARGET_F状態は、NFC−F RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられる請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1のビットレート値は、イニシエータ送信データレート(DSI)値であり、前記第2のビットレート値は、イニシエータ受信データレート(DRI)値である請求項1に記載の方法。
  6. イニシエータNFCデバイスによって、前記イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを、前記イニシエータNFCデバイスの前に動作可能であったNFC無線周波数(RF)テクノロジーに少なくとも部分的に基づいて、判断することと、ピア通信において各々の方向に異なるビットレートを使用することを可能にするために、前記第1のビットレート値はさらに、前記ターゲットNFCデバイスおよび前記イニシエータNFCデバイスの状態に基づいて、現在のビットレートの維持を促す値、または前記現在のビットレートとは異なるビットレートの使用を促す値、で構成され、前記第2のビットレート値はさらに、前記ターゲットNFCデバイスおよび前記イニシエータNFCデバイスの状態に基づいて、現在のビットレートの維持を促す値、または前記現在のビットレートとは異なるビットレートの使用を促す値、で構成され
    ここにおいて、前記イニシエータNFCデバイスの前記前に動作可能であったNFC RFテクノロジーは、NFC−A RFテクノロジーおよびNFC−F RFテクノロジーのうちの1つである、
    パラメータ選択要求メッセージにて前記ターゲットNFCデバイスに、前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値を送信することと、
    前記ターゲットNFCデバイスによって選択された前記NFC−A RFテクノロジーおよび前記NFC−F RFテクノロジーのうちの1つに応じて、前記第1のビットレート値で、前記イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへ、通信することと、
    を備える無線通信の方法。
  7. 前記パラメータ選択要求メッセージの成功した受信を示すパラメータ選択応答を前記ターゲットNFCデバイスから受信すること、
    をさらに備える請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1のビットレート値として前記イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第1の出力パラメータを生成し、前記第2のビットレート値として前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第2の出力パラメータを生成することと、
    リソリューションプロセスにおける使用のために前記第1および第2の出力パラメータを提供することと、
    をさらに備える請求項6に記載の方法。
  9. 前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値の各々は、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、または424kbpsを示す値の中からのビットレート値を含む請求項6に記載の方法。
  10. 前記第1のビットレート値は、イニシエータ送信データレート(DSI)値であり、前記第2のビットレート値は、イニシエータ受信データレート(DRI)値である請求項6に記載の方法。
  11. コンピュータ実行可能なコードを記憶するコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能なコードが、コンピュータに、
    ターゲット近距離通信(NFC)デバイスによって、イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを含むパラメータ選択要求を受信することと、前記第1のビットレート値は前記第2のビットレート値と異なり、ピア通信において各々の方向に異なるビットレートを使用することを可能にするために、前記第1のビットレート値はさらに、前記ターゲットNFCデバイスおよび前記イニシエータNFCデバイスの状態に基づいて、現在のビットレートの維持を促す値、または前記現在のビットレートとは異なるビットレートの使用を促す値、で構成され、前記第2のビットレート値はさらに、前記ターゲットNFCデバイスおよび前記イニシエータNFCデバイスの状態に基づいて、現在のビットレートの維持を促す値、または前記現在のビットレートとは異なるビットレートの使用を促す値、で構成され
    前記第1のビットレート値がターゲット状態の変化を示しているか否かを判断することに基づいて、第1のターゲット状態または第2のターゲット状態のうちの1つを選択することと、ここにおいて前記第1のターゲット状態は第1のNFC無線周波数(RF)テクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、前記第2のターゲット状態は第2のNFC RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられる、
    前記第1のターゲット状態または前記第2のターゲット状態のうちの前記選択された1つに関連付けられるNFC RFテクノロジーに基づく通信を可能にすることと、
    を行わせるためのコードを備えている、コンピュータ読取可能な記憶媒体。
  12. 前記コンピュータ実行可能なコードが、前記コンピュータに、前記イニシエータNFCデバイスにパラメータ選択応答を送信させるためのコードをさらに備える請求項11に記載のコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  13. 前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値の各々は、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、または424kbpsを示す値の中からのビットレート値を含む請求項11に記載のコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  14. 前記第1のターゲット状態および前記第2のターゲット状態は各々、TARGET_A状態またはTARGET_F状態の中からの状態であり、ここにおいて前記TARGET_A状態は、NFC−A RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、前記TARGET_F状態は、NFC−F RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられる請求項11に記載のコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  15. 前記第1のビットレート値は、イニシエータ送信データレート(DSI)値であり、前記第2のビットレート値は、イニシエータ受信データレート(DRI)値である請求項11に記載のコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  16. イニシエータNFCデバイスによって、前記イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを、前記イニシエータNFCデバイスの前に動作可能であったNFC無線周波数(RF)テクノロジーに少なくとも部分的に基づいて、判断することと、ピア通信において各々の方向に異なるビットレートを使用することを可能にするために、前記第1のビットレート値はさらに、前記ターゲットNFCデバイスおよび前記イニシエータNFCデバイスの状態に基づいて、現在のビットレートの維持を促す値、または前記現在のビットレートとは異なるビットレートの使用を促す値、で構成され、前記第2のビットレート値はさらに、前記ターゲットNFCデバイスおよび前記イニシエータNFCデバイスの状態に基づいて、現在のビットレートの維持を促す値、または前記現在のビットレートとは異なるビットレートの使用を促す値、で構成され
    ここにおいて、前記前に動作可能であったNFC RFテクノロジーは、NFC−A RFテクノロジーおよびNFC−F RFテクノロジーのうちの1つである、
    パラメータ選択要求メッセージにて前記ターゲットNFCデバイスに、前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値を送信することと、
    前記ターゲットNFCデバイスによって選択された前記NFC−A RFテクノロジーおよび前記NFC−F RFテクノロジーのうちの1つに応じて、前記第1のビットレート値で、前記イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへ、通信することと、
    を行うためのコードを備えている
    コンピュータ実行可能なコードを記憶する非一時的なコンピュータ読取可能な媒体。
  17. 前記パラメータ選択要求メッセージの成功した受信を示すパラメータ選択応答を前記ターゲットNFCデバイスから受信するためのコードをさらに備える請求項16に記載の非一時的なコンピュータ読取可能な媒体。
  18. 前記第1のビットレート値として前記イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第1の出力パラメータと、前記第2のビットレート値として前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第2の出力パラメータとを生成することと、
    リソリューションプロセスにおける使用のために前記第1および第2の出力パラメータを提供することと、
    を行うためのコードをさらに備える請求項16に記載の非一時的なコンピュータ読取可能な媒体。
  19. 前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値の各々は、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、または424kbpsを示す値の中からのビットレート値を含む請求項16に記載の非一時的なコンピュータ読取可能な媒体。
  20. 前記第1のビットレート値は、イニシエータ送信データレート(DSI)値であり、前記第2のビットレート値は、イニシエータ受信データレート(DRI)値である請求項16に記載の非一時的なコンピュータ読取可能な媒体。
  21. ターゲット近距離通信(NFC)デバイスによって、イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを含むパラメータ選択要求を受信するための手段と、前記第1のビットレート値は前記第2のビットレート値と異なり、ピア通信において各々の方向に異なるビットレートを使用することを可能にするために、前記第1のビットレート値はさらに、前記ターゲットNFCデバイスおよび前記イニシエータNFCデバイスの状態に基づいて、現在のビットレートの維持を促す値、または前記現在のビットレートとは異なるビットレートの使用を促す値、で構成され、前記第2のビットレート値はさらに、前記ターゲットNFCデバイスおよび前記イニシエータNFCデバイスの状態に基づいて、現在のビットレートの維持を促す値、または前記現在のビットレートとは異なるビットレートの使用を促す値、で構成され
    前記第1のビットレート値がターゲット状態の変化を示しているか否かを判断することに基づいて、第1のターゲット状態または第2のターゲット状態のうちの1つを選択するための手段と、ここにおいて前記第1のターゲット状態は第1のNFC無線周波数(RF)テクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、前記第2のターゲット状態は第2のNFC RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられる、
    前記第1のターゲット状態または前記第2のターゲット状態のうちの前記選択された1つに関連付けられるNFC RFテクノロジーに基づく通信を可能にするための手段と、
    を備える無線通信のための装置。
  22. 前記イニシエータNFCデバイスにパラメータ選択応答を送信するための手段をさらに備える請求項21に記載の装置。
  23. 前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値の各々は、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、または424kbpsを示す値の中からのビットレート値を含む請求項21に記載の装置。
  24. 前記第1のターゲット状態および前記第2のターゲット状態は各々、TARGET_A状態またはTARGET_F状態の中からの状態であり、ここにおいて前記TARGET_A状態は、NFC−A RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、前記TARGET_F状態は、NFC−F RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられる請求項21に記載の装置。
  25. 前記第1のビットレート値は、イニシエータ送信データレート(DSI)値であり、前記第2のビットレート値は、イニシエータ受信データレート(DRI)値である請求項21に記載の装置。
  26. イニシエータNFCデバイスによって、前記イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを、前記イニシエータNFCデバイスの前に動作可能であったNFC無線周波数(RF)テクノロジーに少なくとも部分的に基づいて、判断するための手段と、ピア通信において各々の方向に異なるビットレートを使用することを可能にするために、前記第1のビットレート値はさらに、前記ターゲットNFCデバイスおよび前記イニシエータNFCデバイスの状態に基づいて、現在のビットレートの維持を促す値、または前記現在のビットレートとは異なるビットレートの使用を促す値、で構成され、前記第2のビットレート値はさらに、前記ターゲットNFCデバイスおよび前記イニシエータNFCデバイスの状態に基づいて、現在のビットレートの維持を促す値、または前記現在のビットレートとは異なるビットレートの使用を促す値、で構成され
    ここにおいて、前記前に動作可能であったNFC RFテクノロジーは、NFC−A RFテクノロジーおよびNFC−F RFテクノロジーのうちの1つである、
    パラメータ選択要求メッセージにて前記ターゲットNFCデバイスに、前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値を送信するための手段と、
    前記ターゲットNFCデバイスによって選択された前記NFC−A RFテクノロジーおよび前記NFC−F RFテクノロジーのうちの1つに応じて、前記第1のビットレート値で、前記イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへ、通信するための手段と、
    を備える無線通信のための装置。
  27. 前記パラメータ選択要求メッセージの成功した受信を示すパラメータ選択応答を前記ターゲットNFCデバイスから受信するための手段、
    をさらに備える請求項26に記載の装置。
  28. 前記第1のビットレート値として前記イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第1の出力パラメータと、前記第2のビットレート値として前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第2の出力パラメータとを生成するための手段と、
    リソリューションプロセスにおける使用のために前記第1および第2の出力パラメータを提供するための手段と、
    をさらに備える請求項26に記載の装置。
  29. 前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値の各々は、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、または424kbpsを示す値の中からのビットレート値を含む請求項26に記載の装置。
  30. 前記第1のビットレート値は、イニシエータ送信データレート(DSI)値であり、前記第2のビットレート値は、イニシエータ受信データレート(DRI)値である請求項26に記載の装置。
  31. メモリと、
    前記メモリに接続されたプロセッサと、
    イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを含むパラメータ選択要求を受信するように構成されたトランシーバと、前記第1のビットレート値は前記第2のビットレート値と異なり、ピア通信において各々の方向に異なるビットレートを使用することを可能にするために、前記第1のビットレート値はさらに、前記ターゲットNFCデバイスおよび前記イニシエータNFCデバイスの状態に基づいて、現在のビットレートの維持を促す値、または前記現在のビットレートとは異なるビットレートの使用を促す値、で構成され、前記第2のビットレート値はさらに、前記ターゲットNFCデバイスおよび前記イニシエータNFCデバイスの状態に基づいて、現在のビットレートの維持を促す値、または前記現在のビットレートとは異なるビットレートの使用を促す値、で構成され
    前記メモリまたは前記プロセッサの少なくとも一方に結合され、前記第1のビットレート値がターゲット状態の変化を示しているか否かを判断することに基づいて、第1のターゲット状態または第2のターゲット状態のうちの1つを選択することと、ここにおいて前記第1のターゲット状態は第1のNFC無線周波数(RF)テクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、前記第2のターゲット状態は第2のNFC RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられる、
    前記第1のターゲット状態または前記第2のターゲット状態のうちの前記選択された1つに関連付けられるNFC RFテクノロジーに基づく通信を可能にすることと、
    を行うように構成されるNFCピアモード通信モジュールと、
    を備える、NFC通信のための装置。
  32. 前記トランシーバが、前記イニシエータNFCデバイスにパラメータ選択応答を送信する
    ようにさらに構成されている請求項31に記載のNFC通信のための装置。
  33. 前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値の各々は、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、または424kbpsを示す値の中からのビットレート値を含む請求項31に記載のNFC通信のための装置。
  34. 前記第1のターゲット状態および前記第2のターゲット状態は各々、TARGET_A状態またはTARGET_F状態の中からの状態であり、ここにおいて前記TARGET_A状態は、NFC−A RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられ、前記TARGET_F状態は、NFC−F RFテクノロジーに基づくピア通信に関連付けられる請求項31に記載のNFC通信のための装置。
  35. 前記第1のビットレート値は、イニシエータ送信データレート(DSI)値であり、前記第2のビットレート値は、イニシエータ受信データレート(DRI)値である請求項31に記載のNFC通信のための装置。
  36. トランシーバと、
    メモリと、
    前記メモリに結合されたプロセッサと、
    前記メモリまたは前記プロセッサの少なくとも一方に結合され、イニシエータNFCデバイスからターゲットNFCデバイスへの送信に使用されるべき第1のビットレート値と、前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信に使用されるべき第2のビットレート値とを、前記イニシエータNFCデバイスの前に動作可能であったNFC無線周波数(RF)テクノロジーに少なくとも部分的に基づいて、判断するように構成され、ピア通信において各々の方向に異なるビットレートを使用することを可能にするために、前記第1のビットレート値はさらに、前記ターゲットNFCデバイスおよび前記イニシエータNFCデバイスの状態に基づいて、現在のビットレートの維持を促す値、または前記現在のビットレートとは異なるビットレートの使用を促す値、で構成され、前記第2のビットレート値はさらに、前記ターゲットNFCデバイスおよび前記イニシエータNFCデバイスの状態に基づいて、現在のビットレートの維持を促す値、または前記現在のビットレートとは異なるビットレートの使用を促す値、で構成され、ここにおいて、前記前に動作可能であったNFC RFテクノロジーは、NFC−A RFテクノロジーおよびNFC−F RFテクノロジーのうちの1つである、
    NFCピアモード通信モジュールと、
    を備え、
    ここにおいて前記トランシーバは、パラメータ選択要求メッセージにて前記ターゲットNFCデバイスに、前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値を送信するように構成され、
    前記ターゲットNFCデバイスによって選択された前記NFC−A RFテクノロジーおよび前記NFC−F RFテクノロジーのうちの1つに応じて、前記第1のビットレート値で、前記イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへ、通信する、NFC通信のための装置。
  37. 前記トランシーバが、前記パラメータ選択要求メッセージの成功した受信を示すパラメータ選択応答を前記ターゲットNFCデバイスから受信するように構成されている請求項36に記載のNFC通信のための装置。
  38. 前記NFCピアモード通信モジュールが、
    前記第1のビットレート値として前記イニシエータNFCデバイスから前記ターゲットNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第1の出力パラメータと、前記第2のビットレート値として前記ターゲットNFCデバイスから前記イニシエータNFCデバイスへの送信のための現在のビットレートを示す第2の出力パラメータとを生成することと、
    リソリューションプロセスにおける使用のために前記第1および第2の出力パラメータを提供することと、
    を行うようにさらに構成されている請求項36に記載のNFC通信のための装置。
  39. 前記第1のビットレート値および前記第2のビットレート値の各々は、現在の設定のビットレートの維持を示す値、106kbpsを示す値、212kbpsを示す値、または424kbpsを示す値の中からのビットレート値を含む請求項36に記載のNFC通信のための装置。
  40. 前記第1のビットレート値は、イニシエータ送信データレート(DSI)値であり、前記第2のビットレート値は、イニシエータ受信データレート(DRI)値である請求項36に記載のNFC通信のための装置。
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