JP6028369B2 - 生体情報管理装置、認証装置、生体情報管理方法及び生体情報管理プログラム - Google Patents

生体情報管理装置、認証装置、生体情報管理方法及び生体情報管理プログラム Download PDF

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Description

開示の技術は生体情報管理装置、認証装置、生体情報管理方法及び生体情報管理プログラムに関する。
生体認証として、手のひらや指のひらの静脈のパターンを照合して本人確認を行う静脈認証が知られている。静脈認証では、サーバ装置などに事前に個人毎の静脈のパターンを示す画像が登録されており、端末装置が利用者(認証対象者)の静脈のパターンを表す画像を撮影装置によって撮影することにより取得する。そして、サーバ装置は端末装置からの要求に応じて、端末装置で取得された撮影画像を、登録されている画像と各々照合し、対応する画像が登録されていれば本人と判定する。しかし、この方式では、登録画像数の増加に伴って静脈認証に要する時間が長くなる。
そのため、手や指などの認証対象の静脈を含む部位(認証対象部位)を含む被写体を撮影する際の撮影装置への認証対象部位の翳し方(翳す動作のパターン)毎に画像を事前に分類しておくことで、照合対象の画像数を絞り込む方法が提案されている。この場合、サーバ装置は、認証対象部位の撮影画像として動画像を端末装置から受信し、受信した撮影画像から撮影装置への認証対象部位の翳し方を特定する。そして、特定した翳し方と対応付けられた画像群と撮影画像との照合を行う。
特表2008−505383号公報 特開2010−90582号公報 特開2007−58540号公報 特開2004−302881号公報
しかしながら、撮影装置の設置場所が前回の撮影時の場所と異なれば撮影画像も異なることになるので、利用者が、事前に登録されている翳し方を行ったとしても撮影画像から撮影装置に対する認証対象部位の翳し方を特定できない場合がある。また、利用者(認証対象者)が事前に登録しておいた翳し方を忘れてしまった場合、認証対象部位を翳す動作が、事前に登録された適正な翳し方で行われないことがある。サーバ装置は、認証対象部位を翳す動作が、事前に登録された適正な翳し方で行われないと、撮影画像を、登録されている全ての画像と照合する必要があるので、静脈認証に要する時間が長くなる、という課題があった。なお、上記の課題は静脈認証に代えて指紋認証を行った場合についても同様に生ずる。
開示の技術は、認証対象者により複数種の翳し方で認証対象部位を翳す動作が行われる場合にも、認証に要する時間の短縮を可能とすることが目的である。
開示の技術は、記憶部により、個人毎に異なる所定の生体情報が表出している認証対象部位を複数の利用者について各々撮影することで得られた複数の画像を記憶する。また、開示の技術は、抽出部により、認証対象者の前記認証対象部位を含む被写体を撮影装置によって撮影することで得られた動画像から、前記撮影装置に対する前記認証対象部位の翳し方を特定する物理量として前記認証対象部位の移動軌跡を特定する物理量及び前記認証対象部位の認証対象画像を抽出する。そして、開示の技術は、付与部により、所定条件を満足した場合、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に、前記認証対象画像が抽出された前記動画像から抽出された前記物理量によって特定される前記翳し方を表す翳し方情報を付与する。なお、ここで言う「所定条件を満足した場合」とは、前記抽出部によって抽出された前記認証対象画像が前記記憶部に記憶されている前記複数の画像の何れかに対応している場合のことである。
開示の技術は、認証対象者により複数種の翳し方で認証対象部位を翳す動作が行われる場合にも、認証に要する時間の短縮を可能とする、という効果を有する。
実施形態に係る認証システムの要部構成の一例を示す概略構成図である。 実施形態に係る認証システムで使用される静脈センサが搭載されたマウスの一例を示す外観図である。 実施形態に係る認証システムに含まれるサーバ装置のコンピュータの電気系の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る画像DBの構成の一例を示す模式図である。 実施形態に係る履歴DBの構成の一例を示す模式図である。 実施形態に係る認証システムで使用される撮影装置で撮影された静脈認証対象部位の態様の一例を示す態様図である。 実施形態に係る認証システムで使用される撮影装置に対して静脈認証対象部位を翳している態様の一例を示す態様図である。 実施形態に係る認証システムで使用される動作パターン情報に割り当てられる物理量の説明に供する図である。 実施形態に係る静脈認証処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る動作パターン付与処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る認証システムで使用される動作パターン情報に属する物理量を分類した場合の一例を示すイメージ図である。
以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下の説明では、開示の技術に係る認証装置として、複数の端末装置及び静脈認証サーバ装置(以下、「サーバ装置」という)を含む静脈認証システム(以下、「認証システム」という)を例示するが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、開示の技術に係る認証装置は、携帯型若しくは据置型のパーソナル・コンピュータ(PC)やセキュリティゲートなどの各単体毎にも適用可能である。また、以下の説明では、静脈のパターンを照合する静脈認証を例に挙げて説明するが、開示の技術はこれに限定されるものではなく、指紋のパターンを照合する指紋認証にも適用可能である。
図1には、本実施形態に係る認証システム10の要部構成の一例が概略的に示されている。認証システム10は、複数の端末装置12及びサーバ装置14を含んで構成されている。複数の端末装置12としては、PC、セキュリティ機能付きのドア及びセキュリティゲートが例示できる。端末装置12には、静脈センサ16が接続されている。静脈センサ16は撮影装置18を備えている。撮影装置18としては近赤外光を射出する光源と近赤外域に感度を有するカメラが例示できる。図2には静脈センサ16の一例が示されている。図2に示す例では、静脈センサ16がマウスに搭載されている態様が示されている。静脈センサ16は、一例として図2に示すように、撮影装置18に対し、手のひらや指のひらのように認証対象とされる静脈のパターンを含む部位(以下、「静脈認証対象部位」という)が翳されると、撮影装置18により静脈認証対象部位を含む被写体を撮影する。そして、撮影して得られた動画像を端末装置12に出力する。なお、ここで言う「静脈認証対象部位を含む被写体」とは、例えば手のひらや指のひらを指す。
複数の端末装置12とサーバ装置14とは通信網16(例えばインターネットやLAN(Local Area Network))を介して接続されている。複数の端末装置12の各々は、静脈センサ16の撮影装置18によって撮影された静脈認証対象部位を被写体とする動画像を、サーバ装置14に送信することで、サーバ装置14に対して静脈認証の実行を要求する。サーバ装置14は、端末装置12の要求に応じて、静脈認証を実行し、実行した静脈認証の結果を、静脈認証の実行を要求した端末装置12に送信する。端末装置12には、提示デバイス(例えばディスプレイやブザー:図示省略)が接続されており、端末装置12は、サーバ装置14から提供された利用者に静脈認証の結果を、提示デバイスを介して利用者に提示する。
サーバ装置14は、記憶部20、抽出部22、付与部24、削除部26及び出力部28を備えている。記憶部20には画像DB(データベース)28及び履歴DB30(後述)が記憶されている。画像DB28には、個人毎に異なる所定の生体情報が表出している認証対象部位の一例である静脈認証対象部位を複数の利用者について各々撮影することで得られた複数の画像が登録されている。
抽出部22は、認証対象者の静脈認証対象部位を含む被写体を撮影装置18によって撮影することで得られた動画像から、撮影装置18に対する静脈認証対象部位の翳し方を特定する物理量及び静脈認証対象部位の静止画像(認証対象画像)を抽出する。なお、以下では、説明の便宜上、「撮影装置18に対する静脈認証対象部位の翳し方」を単に「翳し方」と称する。また、ここで言う「認証対象画像」は、画像そのものという概念の他に、画像の特徴を表わす特徴量という概念も含まれる。しかし、以下では、説明の便宜上、画像として取り扱うこととする。
付与部24は、抽出部22によって抽出された認証対象画像が画像DB28に登録されている何れかの画像に対応している場合、画像DB28における認証対象画像に対応する画像に翳し方情報を付与する。ここで言う「翳し方情報」とは、抽出部22によって認証対象画像が抽出された画像から抽出部22によって抽出された物理量に対応する物理量によって規定される翳し方を特定する情報のことである。
また、付与部24は、第1条件及び第2条件を各々満足した場合、画像DB28に登録されている認証対象画像に対応する画像に、抽出部22によって抽出された最新の物理量に対応する翳し方情報を付与する。第1条件としては、例えば抽出部22によって抽出された最新の物理量に対応する翳し方情報が付与されている画像が履歴DB30に登録されているものの、その画像が抽出部22によって抽出された最新の認証対象画像に対応していない、という条件が挙げられる。また、第2条件としては、例えば画像DB28に登録されている画像のうち認証対象画像に対応する画像に、抽出部22によって抽出された最新の物理量に対応する翳し方情報が付与されていない、という条件が挙げられる。
また、付与部24は、第3条件を各々満足した場合には、画像DB28に登録されている認証対象画像に対応する画像に、抽出部22によって抽出された最新の物理量に対応する翳し方情報を生成して付与する。第3条件としては、例えば抽出部22によって抽出された最新の物理量に対応する翳し方情報が付与されている画像が画像DB28に登録されていないものの、履歴DB30に登録されている画像の何れかが認証対象画像に対応している、という条件が挙げられる。
また、付与部24は、第4〜第6条件を各々満足した状態で、画像DB28に記憶されている認証対象画像に対応する画像に翳し方情報を付与する場合、同一の翳し方情報が付与されている一部の画像群を複数の画像群に分割する。そして、分割した複数の画像群に対し、今まで付与されていた翳し方情報に代えて、類似物理量毎に新たな翳し方情報を付与する。第4条件としては、例えば記憶部20に記憶されている翳し方情報の総数が所定数に達している、という条件が挙げられる。第5条件としては、例えば画像DB28に登録されている画像のうち翳し方情報の何れかが付与されている画像の数が規定上限数(例えば1万)に達している、という条件が挙げられる。第6条件としては、例えば画像DB28に登録されている画像のうち最後に静脈認証に用いられた時期(最後認証時期)が最も古い画像が、最後認証時期から所定期間(例えば90日)以内に静脈認証に用いられた、という条件が挙げられる。
削除部26は、第7〜第9条件を各々満足した状態で、付与部24によって、認証対象画像に対応する画像に翳し方情報が付与される場合、所定期間を経過している画像に付与されている翳し方情報を削除する。なお、第7条件としては、例えば記憶部20に記憶されている翳し方情報の総数が所定数に達している、という条件(第5条件と同条件)が挙げられる。また、第8条件としては、例えば画像DB28に登録されている画像のうち翳し方情報の何れかが付与されている画像の数が規定上限数に達しているとの条件(第6条件と同条件)が例示できる。また、第9条件としては、例えば画像DB28に登録されている画像のうち最後認証時期が最も古い画像が最後認証時期から所定期間以内に静脈認証に用いられていない、という条件が挙げられる。
出力部28は、抽出部22によって抽出された物理量に対応する翳し方情報が付与されている画像の何れかと、抽出部22によって抽出された認証対象画像とが一致した場合に認証成功情報を出力する。また、出力部28は、抽出部22によって抽出された物理量に対応する翳し方情報が付与されている画像の何れかと、抽出部22によって抽出された認証対象画像とが一致しなかった場合に認証失敗情報を出力する。ここで言う「一致」とは、完全一致の他に、所定誤差内の一致も含む。また、「認証成功情報」とは、静脈認証が成功したことを示す情報であり、「認証失敗情報」とは、静脈認証が失敗したことを示す情報である。なお、ここで言う「失敗」とは、画像DB28に認証対象画像に対応する画像が登録されていなかったことの他に、何らかの事情で静脈認証が正しく実行されかったことも含む。
図3には、サーバ装置14の電気系の要部構成の一例が示されている。図3に示すように、サーバ装置14は、コンピュータ48を備えている。コンピュータ48は、CPU50、メモリ52及び不揮発性の記憶部54を備え、これらはアドレスバスやシステムバス等を含んで構成されたバス56を介して互いに接続されている。なお、記憶部54は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどによって実現できる。記憶媒体としての記憶部54には、画像DB28、履歴DB30及び静脈認証処理プログラム58が記憶されている。
CPU50は、記憶部54から静脈認証処理プログラム58を読み出してメモリ52に展開し、静脈認証処理プログラム58が有するプロセスを順次実行する。静脈認証処理プログラム58は、抽出プロセス60、付与プロセス62、削除プロセス64及び出力プロセス66を有する。CPU50は、抽出プロセス60を実行することで、図3に示す抽出部22として動作する。
図1に示す付与部24、削除部26及び出力部28がコンピュータ48で実現される場合、画像DB28及び履歴DB30を記憶する記憶部54は図1に示す記憶部20として用いられる。これにより静脈認証処理プログラム58に含まれる付与プロセス62を実行したコンピュータ48が、付与部24として機能することとなる。また、静脈認証処理プログラム58に含まれる削除プロセス64を実行したコンピュータ48が、削除部26として機能することとなる。また、静脈認証処理プログラム58に含まれる出力プロセス66を実行したコンピュータ48が、出力部28として機能することとなる。
なお、ここでは静脈認証処理プログラム58を記憶部54から読み出す場合を例示したが、必ずしも最初から記憶部54に記憶させておく必要はない。例えば、コンピュータ48に接続されて使用されるフレキシブルディスク(いわゆるFD)CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの任意の「可搬型の記録媒体」に先ずは静脈認証処理プログラム58を記憶させておいてもよい。そして、コンピュータ48がこれらの可搬型の記録媒体から静脈認証処理プログラム58を取得して実行するようにしてもよい。また、インターネットやLANなどを介してコンピュータ48に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに静脈認証処理プログラム58を記憶させておいてもよい。この場合、コンピュータ48がこれらから静脈認証処理プログラム58を取得して実行するようにすればよい。
図4には、画像DB28の構成の一例が模式的に示されている。図4に示すように画像DB28は、開示の技術における個人特定情報の一例である利用者ID(Identification)と画像情報とが1対1で対応付けられて構成されている。また、画像DB28には、利用者ID毎に、現在付与されている開示の技術における翳し方情報の一例である動作パターン情報(後述)が登録されている。つまり、画像情報毎に動作パターン情報が対応付けられている。動作パターン情報は1つの画像情報に対して複数種類付与することもできる。また、逆に、画像情報に対して動作パターン情報が付与されないこともある。なお、ここで言う「利用者ID」とは、例えば認証システム10の利用者として予め定められている利用者の個々を一意に特定するIDを指す。また、本実施形態に係る画像DB28には例えば1万人分の利用者IDが登録されており、利用者IDは“0”から“9999”まで存在する。
画像DB28に含まれる画像情報は、利用者IDの各々により特定される利用者の静脈のパターンを示す画像情報である。これらの画像情報により示される画像は、例えば利用者の静脈認証対象部位を事前に撮影して得た画像である。なお、本実施形態では、説明の便宜上、画像DB28に画像情報が含まれる例を挙げて説明したが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、画像情報に代えて、この画像情報により示される画像の特徴を表す特徴量であってもよい。
図5には、履歴DB30の一例が模式的に示されている。図5に示すように履歴DB30には、動作パターン情報(図5に示す例では“動作パターンA”及び“動作パターンB”など)が登録されている。動作パターン情報とは、例えば利用者がサーバ装置14に対して静脈認証の実行を要求する際の利用者による撮影装置18に対する静脈認証対象部位の翳し方のパターン(動作パターン)を一意に特定する情報のことである。動作パターンは、一例として図6に示すように撮影装置18によって撮影が可能とされる範囲(撮影可能範囲)に入り込んだ静脈認証対象部位の移動軌跡や向きなどによって定められる。また、撮影可能範囲内に静脈認証対象部位が入り込んでから所定時間経過した時点での撮影可能範囲内の静脈認証対象部位の位置及び向きなどであってもよい。
動作パターンは一例として図7に示すように多種多様である。撮影装置18の設置場所(図7に示す例では、L1,L2、L3,R1,R2,R3)を変えると、仮に設置場所毎に撮影装置18に対して同じ動作で認証対象領域を翳したとしても、静脈認証対象部位を翳す移動軌跡が各々異なる。そのため、動作パターンも異なることとなる。逆に、撮影装置18の設置位置を固定したとしても、撮影装置18に対して異なる動作(図7に示す例では、机に肘をついて撮影装置18に翳す動作及び机に肘をつかずに撮影装置18に翳す動作)を行うと、静脈認証対象部位を翳す移動軌跡が各々異なる。そのため、動作パターンも異なることとなる。
また、履歴DB30には個々の動作パターン毎に、その動作パターンを行った利用者の利用者IDが割り当てられている。従って、CPU50は、サーバ装置14に対して静脈認証が要求された際に動作パターン情報により特定される動作パターンを行った利用者を特定することができる。
また、履歴DB30には、利用者ID毎に、対応する利用者IDにより特定される利用者が認証システム10を利用した日時も登録されている。従って、CPU50は、動作パターン情報により特定される動作パターンを行った利用者の個々が認証システム10を利用した日時(利用日時)を特定することができる。
また、履歴DB30には、利用者ID毎に、対応する利用者IDにより特定される利用者が行った動作パターンを規定する物理量が登録されている。ここで言う物理量としては、例えば図8に示すように、図6に示す撮影可能範囲に入り込んだ静脈認証対象部位の所定時間毎の位置を表すX軸、Y軸及びZ軸からなる三次元座標を網羅した情報が挙げられる。また、三次元座標に加えて、静脈認証対象部位が図6に示す撮影可能範囲に入り込んでから所定時間内の静脈認証対象部位の平均移動速度や平均移動加速度なども用いてもよい。
更に、履歴DB30には、動作パターン毎に代表物理量が登録されている。代表物理量としては、対応する動作パターン情報に割り当てられている全ての物理量の平均値、メジアン又はモードなどが例示できる。なお、本実施形態では、代表物理量として、図6に示す撮影可能範囲に静脈認証対象部位が入り込んでからの所定時間毎の物理量の平均値を用いている。例えば、履歴DB30の利用者IDが割り当てられている物理量が三次元座標であれば、利用者ID毎に割り当てられている三次元座標の平均値が代表物理量として採用される。履歴DB30の利用者IDが割り当てられている物理量が平均移動速度であれば、利用者ID毎に割り当てられている平均移動速度の平均値が代表物理量として採用される。履歴DB30の利用者IDが割り当てられている物理量が平均移動加速度であれば、利用者ID毎に割り当てられている平均移動加速度の平均値が代表物理量として採用される。また、履歴DB30の利用者IDに割り当てられている物理量が複数であれば、各物理量毎の平均値が各々代表物理量として採用される。
次に本実施形態の作用として、CPU50が静脈認証処理プログラム58を実行することで、サーバ装置14によって行われる静脈認証処理について、図9を参照して説明する。図9に示す静脈認証処理では、先ず、ステップ100において、抽出部22により、端末装置12から送信された動画像が受信されたか否かが判定される。本ステップ100において、動画像が受信されていない場合は判定が否定されて本ステップ100の判定が再び行われる。本ステップ100において、動画像が受信された場合は判定が肯定されてステップ102へ移行する。ステップ102では、抽出部22により、上記のステップ100で受信された動画像から静脈認証対象部位の翳し方を特定する物理量及び認証対象画像が抽出される。次のステップ104では、付与部24により、履歴DB30に、上記のステップ102で抽出された物理量に近似する代表物理量を有する動作パターン情報(以下、「類似動作パターン」という)が登録されているか否かが判定される。例えば、上記のステップ102で抽出された物理量に±αの誤差内で一致する代表物理量を有する動作パターン情報が登録されているか否かが判定される。本ステップ104において、類似動作パターンが登録されている場合はステップ106へ移行する。
ステップ106では、付与部24及び出力部28により、画像DB28に登録されている画像のうちの類似動作パターンに対応する動作パターン情報が付与されている画像であって、後述のステップ108の判定を行っていない画像が1つ取得される。次のステップ108では、出力部28により、上記のステップ106で取得された画像と上記のステップ102で抽出された認証対象画像とが所定誤差内で一致しているか否かが判定される。本ステップ108において、上記のステップ106で取得された画像と上記のステップ102で抽出された認証対象画像とが所定誤差内で一致していない場合はステップ109へ移行する。ステップ109では、画像DB28に登録されている画像のうちの類似動作パターンに属する全画像を対象にしてステップ108の判定が行われたか否かが判定される。本ステップ109において、画像DB28に登録されている画像のうちの類似動作パターンに属する全画像を対象にしてステップ108の判定が行われていない場合は判定が否定されてステップ106へ移行する。
一方、ステップ108において、上記のステップ106で取得された画像と上記のステップ102で抽出された認証対象画像とが所定誤差内で一致している場合は判定が肯定されてステップ110へ移行する。ステップ110では、出力部28により、認証成功情報が上記のステップ100で受信された画像の送信元である端末装置12に送信された後、本静脈認証処理を終了する。
一方、ステップ104において、類似動作パターンが登録されていない場合はステップ112へ移行する。ステップ112では、付与部24により、上記のステップ102で抽出された物理量を代表物理量とすることで規定される新たな動作パターン特定情報が作成され、作成された新たな動作パターン情報がメモリ52の所定記憶領域に記憶される。次のステップ114では、付与部24により、画像DB28に登録されている画像のうち後述のステップ116の判定を行っていない画像が1つ取得される。
次のステップ116では、付与部24により、上記のステップ114で取得された画像と上記のステップ102で抽出された認証対象画像とが所定誤差内で一致しているか否かが判定される。本ステップ116において、上記のステップ114で取得された画像と上記のステップ102で抽出された認証対象画像とが所定誤差内で一致している場合はステップ130へ移行する。本ステップ116において、上記のステップ114で取得された画像と上記のステップ102で抽出された認証対象画像とが所定誤差内で一致していない場合はステップ118へ移行する。ステップ118では、付与部24及び出力部28により、画像DB28に記憶されている全ての画像を対象にして上記のステップ116の判定が行われた否かが判定される。本ステップ118において、画像DB28に記憶されている全ての画像を対象にして上記のステップ116の判定が行われていない場合はステップ114へ移行する。本ステップ118において、画像DB28に記憶されている全ての画像を対象にして上記のステップ116の判定が行われた場合はステップ126へ移行する。
一方、ステップ109において、画像DB28に登録されている画像のうちの類似動作パターンに属する全画像を対象にしてステップ108の判定が行われた場合は判定が肯定されてステップ120へ移行する。ステップ120では、異なる動作パターン情報のうちステップ122の処理に供されていない1つの動作パターン情報を対象にして(注目して)、利用者IDに対応する画像であってステップ122の判定に供されていない1つの画像が画像DB28から取得される。なお、ここで言う「異なる動作パターン情報」とは、上記の類似動作パターンとは異なる動作パターン情報を指し、現時点で注目すべき1つの動作パターン情報を指す。
ステップ122では、付与部24により、上記のステップ120で取得された画像と上記のステップ102で抽出された認証対象画像とが所定誤差内で一致しているか否かが判定される。なお、ここで言う「所定誤差」は、上記ステップ108で用いた誤差よりも更に範囲を狭めた(条件を厳しくした)ものとしてもよい。なぜならば、上記ステップ108の場合と比較して、本人でない者が認証を要求している可能性が高いからである。
上記ステップ108の本ステップ122において、上記のステップ120で取得された画像と上記のステップ102で抽出された認証対象画像とが所定誤差内で一致していない場合はステップ124へ移行する。ステップ124では、付与部24により、画像DB28に記憶されている全ての画像を対象にして上記のステップ122の判定が行われたか否かが判定される。本ステップ124において、画像DB28に記憶されている全ての画像を対象にして上記のステップ122の判定が行われていない場合は判定が否定されてステップ120へ移行する。本ステップ124において、画像DB28に記憶されている全ての画像を対象にして上記のステップ122の判定が行われた場合は判定が肯定されてステップ126へ移行する。ステップ126では、出力部28により、認証失敗情報が上記のステップ100で受信された画像の送信元である端末装置12に送信された後、本静脈認証処理を終了する。
一方、ステップ122において、上記のステップ120で取得された画像と上記のステップ102で抽出された認証対象画像とが所定誤差内で一致している場合はステップ128へ移行する。なお、ここで言う「所定誤差」は、上記ステップ108で用いた誤差よりも更に範囲を狭めた(条件を厳しくした)ものとしてもよい。なぜならば、上記ステップ208の場合と比較して、本人でない者が認証を要求している可能性が高いからである。ステップ128では、付与部24により、上記のステップ102で抽出された認証対象画像と所定誤差内で一致した画像に付与されている動作パターン情報がメモリ52の所定記憶領域に記憶される。すなわち、ここでは、付与部24が、上記のステップ120で画像を取得する際に使用(参照)した動作パターン情報をメモリ52の所定記憶領域に記憶している。
次のステップ130では、付与部24により、動作パターン付与処理が行われ、その後、ステップ110へ移行する。図10には動作パターン付与処理の流れの一例が示されている。ステップ150では、付与部24により、履歴DB30に登録されている動作パターン情報の数が所定数(例えば500)以上であるか否かが判定される。本ステップ150において、動作パターン情報の数が所定数以上でない場合は判定が否定されてステップ164へ移行する。本ステップ150において、動作パターン情報の数が所定数以上の場合は判定が肯定されてステップ152へ移行する。
ステップ152では、付与部24により、画像DB28に登録されている利用者IDの数が規定上限数以下であるか否かが判定される。本ステップ152において、画像DB28に登録されている利用者IDの数が規定上限数以下である場合は判定が肯定されてステップ164へ移行する。本ステップ152において、画像DB28に登録されている利用者IDの数が規定上限数以下でない場合は判定が否定されてステップ154へ移行する。
ステップ154では、付与部24により、画像DB28に登録されている画像のうち、最後に利用された時期が最も古い画像であって、所定期間(例えば現時点から90日)以内に利用実績のない画像が存在しているか否かが判定される。本ステップ154において、利用実績のない画像が存在している場合は判定が肯定されてステップ156へ移行する。
ステップ156では、削除部26により、画像DB28において上記の利用実績のない画像に対応する利用者IDから動作パターン情報が削除される。また、履歴DB30における対応する動作パターン情報に割り当てられている利用者IDのうち、動作パターン情報が削除された利用者IDが廃棄される。次のステップ164では、上記ステップ102で抽出された認証画像情報に対応する画像(ステップ114又は120で取得された画像)に対して、メモリ52の所定記憶領域に記憶されている動作パターン情報が付与された後、本動作パターン付与処理を終了する。本ステップ164にて、認証画像情報に対応する画像に動作パターン情報が付与されると、その画像に対応する利用者ID及び利用日時(現在日時)が、履歴DB30の対応する動作パターン情報に属するように登録される。
一方、ステップ154において、利用実績のない画像が存在していない場合は判定が否定されてステップ158へ移行する。ステップ158では、付与部24により、履歴DB30に登録されている物理量に基づいて、動作パターン情報単位で、画像DB28における特定の動作パターン情報が付与されている画像群を、物理量が類似する複数の画像群に分割する。図11には、図5に示す履歴DB30の動作パターンAを規定している物理量(動作パターンAに属する全物理量)を、各画像群に属する画像数が略均等となるように複数の画像群(動作パターンA1,A2)に振り分けた態様が模式的に示されている。図11に示す2つの画像群の各々に対応する物理量は、互いに所定の度合い以上で類似している物理量である。なお、図11に示すα軸及びβ軸は動作パターン情報を規定する異なる物理量であり、ここでは、α軸の一例として三次元座標のうちのX座標を、β軸の一例として上記のステップ100で受信された動画像を構成している1枚毎の画像の撮影時間を採用している。ここでは、α軸としてX座標を用いているが、これに代えてY座標若しくはZ座標でもよい。また、図11には2次元の座標空間上で画像群の分割を行う態様が示されているが、より多次元の座標空間上で画像群の分割を行ってもよい。この場合、例えば三次元座標の全ての座標軸と上記の撮影時間とを組み合わせた座標空間が例示できる。
次のステップ160では、付与部24により、上記のステップ158で分類された画像に対して、今迄で付与されていた動作パターン情報に代えて、分割した個々の画像群単位で新たな動作パターン情報が付与された後、ステップ164へ移行する。例えば、図11に示すように、動作パターンAに属する物理量が付与されていた画像に対して、新たなに動作パターンA1及び動作パターンA2の少なくとも1つが付与される。「動作パターンA1及び動作パターンA2の少なくとも1つ」という理由は、動作パターンAにおいて同一の利用者IDにつき複数の物理量が対応付けられている場合に、上記ステップ158で複数の物理量が異なる画像群に分類されることが起こり得るからである。
このように本実施形態に係る認証システム10では、画像DB28に登録されている画像のうち抽出部22で抽出された認証対象画像に対応する画像に、認証対象画像が抽出された画像から抽出された最新の物理量に対応する動作パターン情報が付与される。そのため、仮に利用者が事前に記憶部20に記憶させておいた動作パターンがどのようなものだったのか忘れたとしても、今回使用した翳し方を用いれば次回に静脈認証の実行を要求する際には静脈認証に供する画像の迅速な検索に寄与することができる。
また、本実施形態では、画像DB28に登録されている画像に対して、これまでに利用者が行ってきた翳し方に対応する複数の動作パターン情報が付与される。従って、次回に静脈認証の実行を要求する際に、過去の何れの静脈認証時に使用した翳し方で撮影を行ったとしても、対応する動作パターンが画像DB28に登録されている限り静脈認証に供する画像の迅速な検索に寄与することができる。
また、本実施形態では、画像情報に対して新たな動作パターン情報を付与するにあたり、既存の動作パターンの総数が所定数以上の場合には、条件に応じて動作パターン情報を画像情報から削除している。そのため、動作パターン数の増大に起因して画像の検索に要する時間が長くなること抑制することができる。
また、本実施形態では、画像情報に対して新たな動作パターン情報を付与するにあたり、既存の動作パターンの総数が所定数以上の場合には、条件に応じて動作パターン情報を分割して画像情報に対して付与し直している。そのため、特定の動作パターン情報に画像が集中することに起因して画像の検索に要する時間が長くなることを抑制することができる。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
個人毎に異なる所定の生体情報が表出している認証対象部位であって認証対象者の前記認証対象部位を含む被写体を撮影装置によって撮影することで得られた動画像から、前記撮影装置に対する前記認証対象部位の翳し方を特定する物理量及び前記認証対象部位の認証対象画像を抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップによって抽出された前記認証対象画像が、前記認証対象部位を複数の利用者について各々撮影することで得られた複数の画像を記憶する記憶部に記憶されている前記複数の画像の何れかに対応している場合、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に、前記認証対象画像が抽出された前記動画像から抽出された前記物理量によって特定される前記翳し方を表す翳し方情報を付与する付与ステップと、を含む生体情報管理方法。
10 認証システム
18 撮影装置
20 記憶部
22 抽出部
24 付与部
26 削除部
28 出力部

Claims (9)

  1. 個人毎に異なる所定の生体情報が表出している認証対象部位を複数の利用者について各々撮影することで得られた複数の画像を記憶する記憶部と、
    認証対象者の前記認証対象部位を含む被写体を撮影装置によって撮影することで得られた動画像から、前記撮影装置に対する前記認証対象部位の翳し方を特定する物理量及び前記認証対象部位の認証対象画像を抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出された前記認証対象画像が前記記憶部に記憶されている前記複数の画像の何れかに対応している場合、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に、前記認証対象画像が抽出された前記動画像から抽出された前記物理量によって特定される前記翳し方を表す翳し方情報を付与する付与部と、を含み、
    前記付与部は、前記抽出部によって抽出された最新の前記物理量に対応する前記翳し方情報が付与されている画像が前記記憶部に記憶されているものの、該画像が前記抽出部によって抽出された最新の前記認証対象画像に対応せず、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に、前記最新の物理量に対応する前記翳し方情報以外の前記翳し方情報が付与されている場合、前記認証対象画像に対応する画像に、前記最新の物理量に対応する前記翳し方情報を付与する生体情報管理装置。
  2. 個人毎に異なる所定の生体情報が表出している認証対象部位を複数の利用者について各々撮影することで得られた複数の画像を記憶する記憶部と、
    認証対象者の前記認証対象部位を含む被写体を撮影装置によって撮影することで得られた動画像から、前記撮影装置に対する前記認証対象部位の翳し方を特定する物理量として前記認証対象部位の移動軌跡を特定する物理量及び前記認証対象部位の認証対象画像を抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出された前記認証対象画像が前記記憶部に記憶されている前記複数の画像の何れかに対応している場合、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に、前記認証対象画像が抽出された前記動画像から抽出された前記物理量によって特定される前記翳し方を表す翳し方情報を付与する付与部と、を含み、
    前記付与部は、前記抽出部によって抽出された最新の物理量に対応する前記翳し方情報が付与されている画像が前記記憶部に記憶されていないものの、前記複数の画像の何れかが前記抽出部によって抽出された前記認証対象画像に対応している場合、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に、前記最新の物理量に対応する前記翳し方情報を生成して付与する生体情報管理装置。
  3. 個人毎に異なる所定の生体情報が表出している認証対象部位を複数の利用者について各々撮影することで得られた複数の画像を記憶する記憶部と、
    認証対象者の前記認証対象部位を含む被写体を撮影装置によって撮影することで得られた動画像から、前記撮影装置に対する前記認証対象部位の翳し方を特定する物理量として前記認証対象部位の移動軌跡を特定する物理量及び前記認証対象部位の認証対象画像を抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出された前記認証対象画像が前記記憶部に記憶されている前記複数の画像の何れかに対応している場合、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に、前記認証対象画像が抽出された前記動画像から抽出された前記物理量によって特定される前記翳し方を表す翳し方情報を付与する付与部と、
    前記複数の画像に付与されている前記翳し方情報の総数が所定数に達しており、前記複数の画像のうち前記翳し方情報の何れかが付与されている画像の数が規定上限数に達しており、かつ、前記複数の画像のうち最後に認証に用いられた時期が最も古い画像が該時期から所定期間以内に認証に用いられていない状態で、前記付与部によって、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に前記翳し方情報が付与される場合、前記所定期間を経過している画像に付与されている前記翳し方情報を削除する削除部と、
    を含む生体情報管理装置。
  4. 個人毎に異なる所定の生体情報が表出している認証対象部位を複数の利用者について各々撮影することで得られた複数の画像を記憶する記憶部と、
    認証対象者の前記認証対象部位を含む被写体を撮影装置によって撮影することで得られた動画像から、前記撮影装置に対する前記認証対象部位の翳し方を特定する物理量として前記認証対象部位の移動軌跡を特定する物理量及び前記認証対象部位の認証対象画像を抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出された前記認証対象画像が前記記憶部に記憶されている前記複数の画像の何れかに対応している場合、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に、前記認証対象画像が抽出された前記動画像から抽出された前記物理量によって特定される前記翳し方を表す翳し方情報を付与する付与部と、を含み、
    前記付与部は、前記複数の画像に付与されている前記翳し方情報の総数が所定数に達しており、前記複数の画像のうち前記翳し方情報の何れかが付与されている画像の数が規定上限数に達しており、かつ、前記複数の画像のうちの最後に認証に用いられた時期が最も古い画像が該時期から所定期間以内に認証に用いられている状態で、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に前記翳し方情報を付与する場合、前記翳し方情報単位で、同一の前記翳し方情報が付与された画像群を、前記物理量が類似する画像からなる複数の画像群に分割し、分割した個々の画像群に、互いに異なる新たな前記翳し方情報を付与する生体情報管理装置。
  5. 前記認証対象部位は手のひらであり、該手のひらに表出している生体情報は静脈のパターンである請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の生体情報管理装置。
  6. 前記認証対象部位は指のひらであり、該指のひらに表出している生体情報は静脈のパターン又は指紋である請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の生体情報管理装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の生体情報管理装置と、
    前記抽出部によって抽出された前記認証対象画像が前記記憶部に記憶されている複数の画像の何れかと対応した場合に認証成功情報を出力し、前記抽出部によって抽出された前記認証対象画像が前記記憶部に記憶されている複数の画像の何れかと対応しなかった場合に認証失敗情報を出力する出力部と、
    を含む認証装置。
  8. 個人毎に異なる所定の生体情報が表出している認証対象部位であって認証対象者の前記認証対象部位を含む被写体を撮影装置によって撮影することで得られた動画像から、前記撮影装置に対する前記認証対象部位の翳し方を特定する物理量として前記認証対象部位の移動軌跡を特定する物理量及び前記認証対象部位の認証対象画像を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップによって抽出された前記認証対象画像が、前記認証対象部位を複数の利用者について各々撮影することで得られた複数の画像を記憶する記憶部に記憶されている前記複数の画像の何れかに対応している場合、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に、前記認証対象画像が抽出された前記動画像から抽出された前記物理量によって特定される前記翳し方を表す翳し方情報を付与する付与ステップと、を含む生体情報管理方法であって、
    前記付与ステップは、前記抽出ステップによって抽出された最新の前記物理量に対応する前記翳し方情報が付与されている画像が前記記憶部に記憶されているものの、該画像が前記抽出ステップによって抽出された最新の前記認証対象画像に対応せず、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に、前記最新の物理量に対応する前記翳し方情報以外の前記翳し方情報が付与されている場合、前記認証対象画像に対応する画像に、前記最新の物理量に対応する前記翳し方情報を付与すること、
    前記抽出ステップによって抽出された最新の物理量に対応する前記翳し方情報が付与されている画像が前記記憶部に記憶されていないものの、前記複数の画像の何れかが前記抽出ステップによって抽出された前記認証対象画像に対応している場合、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に、前記最新の物理量に対応する前記翳し方情報を生成して付与すること、
    及び、前記複数の画像に付与されている前記翳し方情報の総数が所定数に達しており、前記複数の画像のうち前記翳し方情報の何れかが付与されている画像の数が規定上限数に達しており、かつ、前記複数の画像のうちの最後に認証に用いられた時期が最も古い画像が該時期から所定期間以内に認証に用いられている状態で、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に前記翳し方情報を付与する場合、前記翳し方情報単位で、同一の前記翳し方情報が付与された画像群を、前記物理量が類似する画像からなる複数の画像群に分割し、分割した個々の画像群に、互いに異なる新たな前記翳し方情報を付与することの少なくとも1つを行うことを含む生体情報管理方法
  9. コンピュータに、
    個人毎に異なる所定の生体情報が表出している認証対象部位であって認証対象者の前記認証対象部位を含む被写体を撮影装置によって撮影することで得られた動画像から、前記撮影装置に対する前記認証対象部位の翳し方を特定する物理量として前記認証対象部位の移動軌跡を特定する物理量及び前記認証対象部位の認証対象画像を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップによって抽出された前記認証対象画像が、前記認証対象部位を複数の利用者について各々撮影することで得られた複数の画像を記憶する記憶部に記憶されている前記複数の画像の何れかに対応している場合、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に、前記認証対象画像が抽出された前記動画像から抽出された前記物理量によって特定される前記翳し方を表す翳し方情報を付与する付与ステップと、を含む処理を実行させるための生体情報管理プログラムであって、
    前記付与ステップは、前記抽出ステップによって抽出された最新の前記物理量に対応する前記翳し方情報が付与されている画像が前記記憶部に記憶されているものの、該画像が前記抽出ステップによって抽出された最新の前記認証対象画像に対応せず、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に、前記最新の物理量に対応する前記翳し方情報以外の前記翳し方情報が付与されている場合、前記認証対象画像に対応する画像に、前記最新の物理量に対応する前記翳し方情報を付与すること、
    前記抽出ステップによって抽出された最新の物理量に対応する前記翳し方情報が付与されている画像が前記記憶部に記憶されていないものの、前記複数の画像の何れかが前記抽出ステップによって抽出された前記認証対象画像に対応している場合、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に、前記最新の物理量に対応する前記翳し方情報を生成して付与すること、
    及び、前記複数の画像に付与されている前記翳し方情報の総数が所定数に達しており、前記複数の画像のうち前記翳し方情報の何れかが付与されている画像の数が規定上限数に達しており、かつ、前記複数の画像のうちの最後に認証に用いられた時期が最も古い画像が該時期から所定期間以内に認証に用いられている状態で、前記複数の画像のうちの前記認証対象画像に対応する画像に前記翳し方情報を付与する場合、前記翳し方情報単位で、同一の前記翳し方情報が付与された画像群を、前記物理量が類似する画像からなる複数の画像群に分割し、分割した個々の画像群に、互いに異なる新たな前記翳し方情報を付与することの少なくとも1つを行うことを含む生体情報管理プログラム
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