JP6028183B2 - 馬場クッション材組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、馬場クッション材と、馬場クッション材に粘着性等を付与するためのバインダとを含み、競馬場等で使用される馬場クッション材組成物に関する。
現在、競馬場で主に使用されている馬場の種類にはダートと芝がある。しかし、ダートは乾くと砂塵が発生するので、レース中に視界が悪くなり人馬に危険を及ぼす可能性があることや、競馬場や練習場の周辺地域への影響などが懸念されている。一方、芝は使用中に表面が荒れるため、競走馬の故障の原因となることや、荒れた表面を修復するために多くの手間と費用がかかることなどが懸念されている。
このような、ダートと芝の問題を解決するために、近年導入が増加している馬場として人工馬場がある。人工馬場は、表面をならすのが容易で、クッション性も高く、砂塵の発生が少ないなどの特徴を有する。
人工馬場は、馬場クッション材にバインダを添加したものであり、馬場クッション材としては、砂、ゴム、樹脂などが使用され、バインダとしては、オイル成分、水不溶性合成樹脂、ゴムアスファルト、樹脂アスファルト、ワックスなどが使用される。馬場クッション材は、主にクッション性を与え、バインダは馬場クッション材のクッション性をより向上させ、クッション材に対し粘着性を付与し、さらに、砂塵抑制、凍結防止などの役割を果たす。
このような人工馬場としては、例えば、特許文献1には、シリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂およびナイロン系樹脂から選ばれる水不溶性合成樹脂とオイル成分とを砂に被覆または接着させた馬場クッション材組成物が開示されており、バインダとして使用される水不溶性合成樹脂は馬場クッション材の粘着性を向上させ、オイル成分は寒冷期の凍結防止と砂塵の発生を抑制させる。
また、特許文献2には、ゴムチップが集積しているゴムチップ層の上層部にゴムアスファルトまたは樹脂アスファルトを付着させた馬場用路盤が開示されており、バインダとして使用されるゴムアスファルトや樹脂アスファルトは、馬場クッション材どうしの粘着性を向上させる。
さらに、特許文献3には、砂、ゴム繊維、ポリエステル繊維、樹脂成分、ワックスからなる馬場クッション材組成物が開示されており、バインダとして使用されるワックス成分は、天候の変化に対する耐久性を向上させ、馬場クッション材どうしの凝集を防止する。
しかし、上述の馬場クッション材組成物や馬場用路盤は、砂塵発生を抑制し、適度な硬度や良好なクッション性を有するものの、透水性が不十分であり、大量の降雨時や繰り返しの降雨後などにおいて、雨水を十分に排水できるものではなかった。また、馬場クッション材組成物では、硬度やクッション性と透水性とが密接な関係にあり、両機能をバランス良く備える馬場クッション材組成物はこれまで着目されていなかった。
特開平6−15065号公報 特開平9−279506号公報 国際公開第2008/024523号
本発明の目的は、上記課題を解決することであり、詳しくは、適度な硬度と優れたクッション性を有するとともに、優れた透水性を有する馬場クッション材組成物を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、特定の粒径分布を有する骨材と特定のバインダとを含む馬場クッション材組成物が、適度な硬度と優れたクッション性を有するとともに、優れた透水性を有することを見出した。
すなわち本発明は、骨材80〜94質量%、およびバインダ2〜10質量%を少なくとも含む馬場クッション材組成物であって、
前記骨材は、1.18mmふるい目の通過質量百分率が骨材全体の50〜90質量%、0.60mmふるい目の通過質量百分率が骨材全体の25〜65質量%、及び0.15mmふるい目の通過質量百分率が骨材全体の2〜15質量%であり、
前記バインダは、下記(A)および(B)を含有し、(A)および(B)の質量比[(A)/(B)]が95/5〜50/50である馬場クッション材組成物である。
(A)流動点が40℃以下、100℃における動粘度が500〜10, 000mm/sであるポリオレフィン誘導体
(B)炭素数10〜24の脂肪酸が2種以上混合されてなり、曇り点が15〜55℃、流動点が−25〜50℃である脂肪酸混合物
本発明の馬場クッション材組成物は、適度な硬度と優れたクッション性を有するので、人馬の故障などを軽減することができる。また、クッション性とバランス良く良好な粘着性をも有するので、優れた砂塵抑制効果が得られ、レース中の事故や周辺地域への砂塵被害を軽減することができ、好適に使用できる。さらに、優れた透水性を有するので、大量の降雨時や繰り返しの降雨後などにおいて、雨水を十分に排水することができ、馬場の使用が早期に可能となる。
透水性の試験に用いられた透水試験機を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。本発明の馬場クッション材組成物は、馬場クッション材としての骨材と、馬場クッション材用のバインダとを含む。以下、これらの構成部材を順次説明する。
〔骨材〕
本発明に用いられる骨材としては、砂や土を用いることができる。砂としては、川砂、山砂、海砂等の天然砂、砕砂等の人工砂、硅砂等の砂が挙げられ、これらの砂を篩などにかけ、粒径を均一にした極粗粒砂、粗粒砂、中粒砂、細粒砂、極細粒砂などを使用することができる。砂は、バインダによる砂粒子の被覆を確実に行うために、水分を除去した乾燥砂を用いることが好ましい。土としては、黒土、赤土、庭土、腐葉土、ピートモス、ココナッツピート、パーライト、バーミキュライトなどが挙げられる。
本発明に用いられる骨材は、1.18mmふるい目の通過質量百分率が骨材全体の50〜90質量%、好ましくは55〜90質量%である。また、0.60mmふるい目の通過質量百分率が骨材全体の25〜65質量%、好ましくは30〜65質量%である。さらに、0.15mmふるい目の通過質量百分率が骨材全体の2〜15質量%、が好ましくは5〜15質量%である。
このうち、1.18mmふるい目については、通過質量百分率が50質量%未満であると、クッション性が低下するおそれがあり、90質量%を超えると、適度な透水性が得られなくなるおそれがある。
本発明に用いられる骨材は、9.50mmふるい目の通過質量百分率が骨材全体の100質量%であることが好ましい。
また、4.75mmふるい目の通過質量百分率が骨材全体の90〜100質量%であることが好ましく、95〜100質量%であることがさらに好ましい。
さらに、2.36mmふるい目の通過質量百分率が骨材全体の80〜100質量%であることが好ましく、85〜100質量%であることがさらに好ましい。
また、0.30mmふるい目の通過質量百分率が骨材全体の8〜35質量%であることが好ましく、10〜35質量%であることがさらに好ましく、13〜35質量%であることが特に好ましい。
なお、骨材のふるい分けは、日本工業規格(JIS) A 1102「骨材のふるい分け試験」に準じて行うことができる。
本発明の馬場クッション材組成物中における骨材の含有量は、80〜94質量%であり、好ましくは82〜92質量%、より好ましくは84〜90質量%である。骨材の含有量が80質量%未満であると、クッション性が低下するおそれがあり、94質量%を超えると、砂塵抑制効果が得られなくなるおそれがある。
本発明の馬場クッション材組成物は、クッション性をさらに向上させる目的として、必要に応じ弾性体をさらに含んでいてもよい。
弾性体としては、特に限定は無いが、例えば、布、不織布、繊維屑、ゴムチップ、合成樹脂、木の樹皮、ウッドチップ、タイヤ屑などを用いることができる。
上述の布としては、木綿、麻、アセテート、キュプラ、レーヨン、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン、フィストップなどが挙げられる。
不織布としては、アラミド繊維、ガラス繊維、セルロース繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、レーヨン繊維などが挙げられる。また、繊維屑としては、カーペット屑やタイヤコードの繊維屑が挙げられる。
ゴムチップとしては、天然ゴム、アクリルゴム、ニトリルゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、エピクロルヒドリンゴム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴム、ブチルゴムなどが挙げられ、これらを細かく刻んだものが使用できる。
合成樹脂としては、例えば電線被覆材を再利用したものが用いられ、樹脂材料としては、塩化ビニル樹脂やスチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、ウレタン系樹脂などが挙げられる。
木の樹皮としては、スギの樹皮やヒノキの樹皮などが挙げられる。
ウッドチップとしては、通常、競馬場やその練習場などで使用されている木材を切断したのち、チップスクリーンを通して製造されたものなどが挙げられる。
タイヤ屑としては、使用済みのタイヤを粉砕したものなどが挙げられる。
上述の弾性体は単独で使用しても、2種以上を併用しても良い。さらに、コストの点から、弾性体として廃材を利用することもできる。廃材としては、例えば、電線ケーブルや通信ケーブルから金属部を抜き取って皮膜を粉砕したもの、金属部の入っていないゴムタイヤを粉砕したもの、タイヤ製造工程で発生するタイヤゴムのスピューなどが、好適に使用できる。なお、透水性の点から、上述の弾性体や廃材の大きさは概ね揃っているのが好ましい。
本発明の馬場クッション材組成物中における弾性体の含有量は、0〜20質量%であり、好ましくは4〜18質量%、より好ましくは5〜16質量%、さらに好ましくは7〜14質量%である。含有量が4質量%未満であると、砂塵抑制効果が得られなくなるおそれがあり、18質量%を超えると、耐久性が低下するおそれがある。
〔バインダ〕
本発明に用いられるバインダは、ポリオレフィン誘導体(A)および脂肪酸混合物(B)を含有する。ポリオレフィン誘導体(A)は、馬場クッション材に対し、クッション性と粘着性を付与し、さらに砂塵抑制効果を付与する効果がある。一方、脂肪酸混合物(B)は、馬場クッション材に対し、クッション性と粘着性のバランスを調整するとともに、透水性を付与し、大量の降雨時や繰り返しの降雨後などにおいて、雨水を十分に排水させ、さらに低温での凝固を防ぐ効果がある。以下、これらの成分を順次説明する。
(A)ポリオレフィン誘導体
ポリオレフィン誘導体(A)は、オレフィンを重合することにより得られる重合体である。オレフィンとしては、αオレフィン等のモノオレフィン、ジオレフィン、イソオレフィンなどが挙げられ、炭素数2〜16のオレフィンが好ましい。好ましいオレフィンとしては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、イソブテン、ブタジエン、イソプレンなどが挙げられる。より好ましくは、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、イソブテン、ブタジエン、イソプレンであり、さらに好ましくは、エチレン、プロピレン、イソブテン、ブタジエン、イソプレンである。
ポリオレフィン誘導体(A)としては、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、イソプレン重合体およびその水素添加物、ブタジエン重合体およびその水素添加物、炭素数4〜16のαオレフィンを重合して得られた重合体、ポリブテンなどが挙げられ、好ましくは、エチレン・プロピレン重合体、ポリブテンであり、さらに好ましくはポリブテンである。
ポリオレフィン誘導体(A)は、流動点が40℃以下であり、言い換えれば、40℃で液状である。なお、本発明において40℃で液状とは、40℃において流動性を有することである。
本発明において流動点は、JIS K 2269に準じて、1℃刻みで測定した温度にて評価される。流動点が40℃を超える場合、馬場クッション材組成物の粘着性が不足し、スリップや砂塵発生のおそれがあり、さらに適度なクッション性が得られないおそれがある。好ましい流動点は、30℃以下であり、さらに好ましくは、20℃以下である。なお、流動点の下限は、−80℃以上が好ましく、−60℃以上がさらに好ましい。
また、ポリオレフィン誘導体(A)は、粘度が高いことも必要であり、100℃における動粘度が500〜10, 000mm/sのものを使用する。100℃における動粘度が500mm/s未満の場合、粘度が低いので、クッション性や粘着性を保つことができず、走行中のスリップ発生や砂塵を抑える効果が低下するおそれがある。また、100℃における動粘度が10, 000mm/sを超える場合、バインダそのものの粘度が高くなりすぎて、取扱いが難しくなることや、馬の蹄に馬場クッション材組成物が付着し易くなり、走行に影響を及ぼすおそれがある。ポリオレフィン誘導体(A)の好ましい動粘度は、100℃における動粘度が1, 000〜8, 000mm/s、より好ましくは3, 000〜6, 000mm/sである。なお、ポリオレフィン誘導体の粘度は、JIS K 2283により測定することかできる。
さらに、ポリオレフィン誘導体(A)は、水に不溶であることが好ましい。水に可溶のものを使用すると、降雨時などにバインダが水と共に流れ出してしまうので、馬場クッション材組成物の機能を持続することが困難となり、透水性が低下するおそれがある。なお、本発明において、水に不溶とは、水に対する溶解度が1質量%未満であることをいい、水に可溶とは、水に対する溶解度が1質量%以上であることをいう。
水に不溶なポリオレフィン誘導体としては、重合体であるポリオレフィン誘導体中に占めるポリオレフィン部位の割合が50質量%以上の重合体が挙げられる。なお、ポリオレフィン誘導体中に占めるポリオレフィン部位の割合は、H−NMR およびC13−NMR により測定することかできる。
本発明において、水に不溶のポリオレフィン誘導体としては好ましく使用できるのは、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン含量が50質量%以上のエチレン・酢酸ビニル共重合体、イソプレン重合体およびその水素添加物、ブタジエン重合体およびその水素添加物、炭素数4〜16のαオレフィンを重合して得られた重合体、ポリブテンであって、これらのうち、数平均分子量(Mn)が500以上の重合体であり、より好ましくは数平均分子量が1000以上の重合体である。なお、ポリオレフィン誘導体の数平均分子量(Mn)は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法を用いて測定し、ポリスチレン換算することで算出することができる。
(B)脂肪酸混合物
脂肪酸混合物(B)は、炭素数10〜24の脂肪酸が2種以上混合されてなるものであり、炭素数10〜24の単体の脂肪酸を2種以上混合したものに限らず、2種以上の脂肪酸を含有する天然物由来の脂肪酸混合物が用いられる。なお、脂肪酸は、水に対して不溶であり、分子内に極性基であるカルボキシル基を有するので、表面が極性であるクッション材に対しても吸着し易く、様々なクッション材に対して効果を発揮できる。
脂肪酸としては、炭素数が10〜24の直鎖または分岐の飽和脂肪酸、炭素数が10〜24の不飽和脂肪酸である。好ましくは、炭素数が14〜22の直鎖または分岐の飽和脂肪酸、炭素数が14〜22の不飽和脂肪酸である。より好ましくは、炭素数が16〜20の直鎖または分岐の飽和脂肪酸、炭素数が16〜20の不飽和脂肪酸である。炭素数が10未満の脂肪酸を使用した場合、水に対する溶解度が高くなり、降雨時に流れ出るおそれがあり、馬場の周辺に設置されている金属材料を腐食するおそれがある。本発明においては、20〜30℃にて、固体脂肪酸と液体脂肪酸とが共存した状態となるものを用いることが好ましいので、直鎖飽和脂肪酸と分岐飽和脂肪酸との組み合わせ、または直鎖飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸との組み合わせが好ましい。
好適に使用できる脂肪酸としては、単体脂肪酸の場合、エルカ酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、パルミトオレイン酸、ベヘニン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、カプリン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、ネオデカン酸などが挙げられ、これらのうち2種以上を混合して使用することが望ましい。好ましくは、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、パルミトオレイン酸、ベヘニン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸から選ばれる脂肪酸を2種以上混合したものであり、より好ましくは、オレイン酸、リノール酸、ステアリン酸、パルミチン酸から選ばれる脂肪酸を2種以上混合したものである。
また、好適に使用できる天然由来の脂肪酸混合物としては、牛脂脂肪酸、豚脂脂肪酸、ナタネ油脂肪酸、トール油脂肪酸、パーム油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、コメヌカ油脂肪酸、ヒマワリ油脂肪酸、大豆油脂肪酸、サフラワー油脂肪酸、ヒマシ油脂肪酸、魚油脂肪酸、および上記脂肪酸の部分または完全硬化油脂肪酸が挙げられ、これらのうち2種以上を混合して使用することが望ましい。好ましくは、牛脂脂肪酸、豚脂脂肪酸、ナタネ油脂肪酸、トール油脂肪酸、パーム油脂肪酸、大豆油脂肪酸、および上記脂肪酸の部分または完全硬化油脂肪酸から選ばれる天然脂肪酸を2種以上混合したものであり、より好ましくは、牛脂脂肪酸、ナタネ油脂肪酸、トール油脂肪酸、パーム油脂肪酸、大豆油脂肪酸および上記脂肪酸の部分または完全硬化油脂肪酸から選ばれる天然脂肪酸を2種以上混合したものである。
脂肪酸混合物(B)は、ポリオレフィン誘導体(A)と混合して、バインダとした際に、20〜30℃において、固体の脂肪酸と液体の脂肪酸が共存した状態となるものを用いることが好ましい。なお、20〜30℃の規定は、夏季の降雨後の馬場クッション材組成物の表面温度を想定した温度である。
バインダ中、20〜30℃において、脂肪酸混合物(B)が固体脂肪酸のみから構成される場合は、ポリオレフィン誘導体(A)の機能が十分に引き出せず、適度な粘着性を付与することが困難となるので、良好なクッション性を得ることができないことがある。一方、バインダ中、20〜30℃において、脂肪酸混合物(B)が液体脂肪酸のみから構成される場合は、繰り返しの降雨時にバインダが徐々に流れ出ることがあり、馬場クッション材組成物が透水性に劣る場合があり、冬季の低温時に凝固するおそれもある。したがって、脂肪酸混合物(B)は、バインダ中、20〜30℃において、固体脂肪酸と液体脂肪酸が共存した状態であることが好ましい。
そこで、本発明で用いられる脂肪酸混合物(B)は、曇り点および流動点がそれぞれ所定範囲に特定される。曇り点は、バインダ中における脂肪酸混合物(B)が固体脂肪酸/液体脂肪酸の共存状態になる温度の目安となり、流動点は、バインダ中における脂肪酸混合物(B)が固体脂肪酸/液体脂肪酸の共存状態を維持できる温度の目安となる。
脂肪酸混合物(B)の曇り点は15〜55℃であり、好ましくは20〜50℃、より好ましくは25〜45℃である。
脂肪酸混合物(B)の曇り点が15℃未満の場合は、バインダ中、20〜30℃において、液体脂肪酸のみが存在した状態となるおそれがあり、雨と共にバインダが流れ出て、透水性に劣る場合がある。また脂肪酸混合物(B)の曇り点が55℃を超える場合、バインダ中において、固体脂肪酸のみが存在した状態となるおそれがあり、バインダの粘着性が劣り、スリップなどの原因となるおそれがある。なお、曇り点は、JIS K 2269に従い測定した値である。
また、脂肪酸混合物(B)の流動点は−25〜50℃であり、好ましくは−10〜45℃、より好ましくは−5〜40℃である。
流動点は、脂肪酸混合物(B)の流動性を失う温度であるので、その温度において脂肪酸混合物(B)を構成する脂肪酸全てが固体なった温度を示しているわけではないが、固体脂肪酸と液体脂肪酸の共存状態を維持できる温度の目安になる。流動点が−25℃未満の場合は、バインダ中において、液体脂肪酸のみが存在した状態となるおそれがあり、雨と共にバインダが流れ出て、透水性に劣る場合がある。また脂肪酸混合物(B)の流動点が50℃を超える場合は、バインダ中において、固体脂肪酸のみが存在した状態となるおそれがあり、バインダの粘着性が劣り、スリップなどの原因となるおそれがある。なお、流動点は、JIS K 2269に準じて、1℃刻みで測定した値である。
脂肪酸混合物(B)の調製方法としては、曇り点が15〜55℃、流動点が−25〜50℃の範囲内となるように調整して、単体脂肪酸、天然脂肪酸またはその硬化物を適宜混合するのが好ましい。
馬場クッション材用のバインダにおいては、粘着性向上とクッション性向上は密接な関係にある。粘着性を向上させるとクッション性も向上するが、粘着性が高くなりすぎると、馬の蹄に馬場クッション材組成物が付着し、競走馬に負担がかかるおそれがある。逆に、粘着性が低いと、クッション性も得られ難くなるおそれがある。上述のように、クッション性を低下させることなく、適度な粘着性に制御することが重要であり、本発明においては、脂肪酸混合物(B)が上記クッション性と粘着性のバランスを制御する役割を果たす。
本発明に用いられるバインダは、ポリオレフィン誘導体(A)と脂肪酸混合物(B)とを含有し、ポリオレフィン誘導体(A)と脂肪酸混合物(B)との質量比[(A)/(B)]が95/5〜50/50である。ポリオレフィン誘導体(A)の配合比率が高く、脂肪酸混合物(B)の配合比率が低い場合、粘着性が増加し、クッション性も向上するが、粘着性が高くなりすぎ、競走馬に負担が掛かるおそれもある。逆に、ポリオレフィン誘導体(A)の配合比率が低く、脂肪酸混合物(B)の配合比率が高い場合は、粘着性が足らず良好なクッション性が得られないおそれがある。ポリオレフィン誘導体(A)と脂肪酸混合物(B)の好ましい配合割合は、質量比[(A)/(B)]が、90/10〜55/45であり、より好ましくは85/15〜60/40である。本発明の馬場クッション材用バインダ組成物は、ポリオレフィン誘導体(A)と脂肪酸混合物(B)とを、必要に応じて加熱しながら、混合することにより調製することができる。
本発明に用いられるバインダは、ポリオレフィン誘導体(A)と脂肪酸混合物(B)とを混合して調製したものであり、使用時の温度領域において、十分なクッション性、粘着性、砂塵抑制効果、透水性を馬場クッション材に付与する必要がある。このため、混合後のバインダは、曇り点が5〜50℃であることが好ましく、10〜45℃であることがより好ましく、15〜40℃であることが特に好ましい。曇り点が5℃未満であると、降雨時にバインダが流れ出し、透水性が劣るおそれがある。また曇り点が50℃を超えると、走行中にスリップのおそれがあり、適度なクッション性を与えることが困難になるおそれがある。なお、曇り点は、JIS K 2269に従い測定した値である。
また、混合後のバインダは、流動点が−30〜55℃であることが好ましく、−20〜50℃であることがより好ましく、−10〜45℃であることが特に好ましい。流動点が−30℃未満であると、繰り返しの降雨にてバインダが流れ出るおそれがあり、透水性に劣る場合がある。また、流動点が55℃を超える場合、バインダが馬場クッション材に対して、適度な粘着性を与えることが困難になるおそれがある。なお、流動点は、JIS K 2269に準じて、1℃刻みで測定した値である。
本発明の馬場クッション材組成物中におけるバインダの含有量は、2〜10質量%であり、好ましくは3〜9質量%、より好ましくは4〜8質量%である。バインダの含有量が2質量%未満であると、骨材同士の接着が不十分になり材料分離を起こすおそれがあり、また、10質量%を超えると、空隙を失い十分な透水性が得られなくなるおそれがある。
本発明に用いられるバインダには、所望により、添加剤として酸化防止剤、着色防止剤、増粘剤、撥水剤などの各種添加剤等を適宜含有させることができる。
〔馬場クッション材組成物〕
本発明の馬場クッション材組成物は、馬場クッション材とバインダとを混合し、必要に応じて加熱を行い、混練機などで十分に混ぜ合わせて調製することができる。
なお、馬場クッション材組成物を繰り返し使用して、そのクッション性、粘着性、砂塵抑制効果、透水性が薄れてきた場合、本発明に用いられるバインダを再び馬場クッション材組成物に散布するなどして馬場クッション材と混合し使用することで、馬場クッション材組成物の機能を復活させることもできる。
次に、実施例および比較例によって、本発明をさらに詳細に説明する。なお、以下の表中に記載の数平均分子量(Mn)、流動点、100℃動粘度,曇り点は、それぞれ上述の方法に従って測定した値であり、表1中の質量平均分子量(Mw)は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法を用いて測定し、ポリスチレン換算することで算出した値である。
<バインダの調製>
ポリオレフィン誘導体〔日油(株)製、ポリブテン200N(Mn=2650)、流動点:15℃、100℃動粘度:4, 500mm/s〕と、脂肪酸混合物(ミリスチン酸2質量%、パルミチン酸9質量%、パルミトオレイン酸7質量%、ステアリン酸7質量%、オレイン酸64質量%、リノール酸10質量%、イソステアリン酸0質量%、アラキジン酸1質量%含有。曇り点:18℃、流動点:17℃)とを質量比60/40で80℃に加熱し、混合してバインダを調製した。調製したバインダの曇り点は17℃、流動点は14℃であった。
<骨材>
表1に示す粗砂、混合ケイ砂、5号ケイ砂を用いた。なお、骨材のふるい分けは、日本工業規格(JIS) A 1102「骨材のふるい分け試験」に準じて行った。
Figure 0006028183
<弾性体>
弾性体として、ポリエステル繊維製3×3mm程度の破砕品(弾性体1)、タイヤコード屑(弾性体2)およびカーペット屑(弾性体3)を用いた。
上記の骨材、弾性体、およびバインダを表2に記載の配合割合にて混合して、馬場クッション材組成物を調製した。
Figure 0006028183
<馬場クッション材組成物の評価>
調製した馬場クッション材組成物1〜5について以下の評価を実施した。評価結果を表3に示す。
(密度の測定)
馬場クッション材組成物1〜5について、日本工業規格(JIS) A 1210「突固め試験方法」に従い試験を行った。カラー、底板を付けた内径10cmモールドに3層に分けて土を突き固め、突固め後の全厚が13cmになるようにする。突固めは、2.5kgランマを用いて各突固め面より30cmの高さから25回自由落下させて均等に突固めて行なう。突固め後、カラーを取り外してモールド上部の余分な土を削り取り、モールド及び底板の外部に付いた土をよくふきとり、全体の質量を計る。この全体の質量からモールド及び底板の質量を減じ、モールド容積1000cmで除することで突き固めた土の密度(g/cm)を求めた。
(硬度の測定)
馬場クッション材組成物1〜5について、財団法人 日本体育施設協会 屋外体育施設部会発行の「屋外体育施設の建設指針」に定める試験方法に従い試験を行った。直径10cm、高さ12. 7cmのモールド容器を用いて、2. 5kgのランマで各25回、厚さが均一になるように、サンプルを三層に突き固めた供試体を作成し、プロクターニードル貫入器を供試体に貫入させた。
貫入器の貫入針は直径6.5mmを使用し、地面に垂直に立て、毎秒1/2インチの速度で、1 インチまで押し込む。その時の荷重(抵抗値)をポンドで表す。本試験の値が小さいほど柔らかく、13ポンド(Lb)以下が好ましい。
(クッション性の評価(SB反発試験))
馬場クッション材組成物1〜5について、財団法人 日本体育施設協会 屋外体育施設部会発行の「屋外体育施設の建設指針」に定める試験方法に従い試験を行った。本試験は直径1インチの鋼球を1mの高さから落下させたときのバウンドの高さを以下のように表した値である。
SB反発係数=(バウンドの高さ(m)/1(m))×100
SB反発係数はクッション性を表す指標となり、本試験の値が小さいほど、反発力が低く、衝撃を吸収し易いので、馬場として優れたクッション性である。SB反発係数が3.0未満のものは、馬場クッション材組成物として非常に良好であるといえる。
(クッション性の評価(GB反発試験))
馬場クッション材組成物1〜5について、財団法人 日本体育施設協会 屋外体育施設部会発行の「屋外体育施設の建設指針」に定める試験方法に従い試験を行った。本試験はゴルフボールを1mの高さから落下させたときのバウンド高さを以下のように表した値である。
GB反発係数=(バウンドの高さ(m)/1(m))×100
GB反発係数はクッション性を表す指標となり、本試験の値が小さいほど、反発力が低く、衝撃を吸収し易いので、馬場として優れたクッション性である。GB反発係数が3.0未満のものは、馬場クッション材組成物として非常に良好であるといえる。
(透水性試験)
馬場クッション材組成物1〜5について、社団法人 日本道路協会発行の「舗装調査・試験法便覧」に記載の試験方法に従い、透水試験を行った。
供試体を図1に示す透水試験機に設置する。水位差(h)を1mm単位まで測る。透水円筒カラーの上端から静かに注水し、透水円筒カラーの越流口から越流させ定常的に一定の水量が流れ出る状態に水量を調整する。一定時間内に排出される水量をメスシリンダで計る。
測定時の温度T℃における透水係数Kは以下のように算出される。
=(L/h)×Q/{A(t−t)}
L:供試体の厚さ(cm)
A:供試体の断面積(cm
h:水位差(cm)
:測定開始時間(s)
:測定終了時間(s)
Q:t1からt2で越流した水量(cm
温度15℃における透水係数K15は、水の粘性係数による補正係数μ/μ15を用いて、以下のように算出される。
15=K×μ/μ15 (T=15のとき、μ/μ15=1)
透水係数は透水性を表す指標となり、本試験で得られた透水係数の値が大きいほど、透水性が高く、大量の降雨時や繰り返しの降雨後などにおいて、雨水を十分に排水できるので、馬場クッション材組成物として優れていると言える。
<総合評価>
総合評価は以下に示す基準で行った。
総合評価:◎
以下の(1)〜(4)を全て満たす馬場クッション材組成物
(1)プロクターニードル試験値が10(Lb)以下
(2)GB反発係数2.0以下
(3)SB反発係数2.0以下
(4)透水係数1.00×10−3以上
総合評価:〇
総合評価◎以外で、以下の(1)〜(4)を全て満たす馬場クッション材組成物
(1)プロクターニードル試験値が15(Lb)以下
(2)GB反発係数3.0以下
(3)SB反発係数3.0以下
(4)透水係数1.00×10−4以上
総合評価:△
総合評価◎および〇以外で、以下の(1)〜(4)を全て満たす馬場クッション材組成物
(1)プロクターニードル試験値が20(Lb)以下
(2)GB反発係数3.0以下
(3)SB反発係数3.0以下
(4)透水係数1.00×10−5以上
総合評価:×
以下の(1)〜(4)のいずれかを満たす馬場クッション材組成物
(1)プロクターニードル試験値が20(Lb)超
(2)GB反発係数3.0超
(3)SB反発係数3.0超
(4)透水係数1.00×10−5未満
Figure 0006028183
実施例1の馬場クッション材組成物1は、硬度が低く、クッション性および排水性がいずれも優れている。
実施例2の馬場クッション材組成物2は、硬度が若干高いものの、クッション性が良好で、排水性が顕著に優れている。
実施例3の馬場クッション材組成物3は、硬度が低く、クッション性および排水性がいずれも優れている。
比較例1の馬場クッション材組成物4は、排水性が良好なものの、硬度が顕著に高く、クッション性も好ましくない。
比較例2の馬場クッション材組成物5は、硬度やクッション性が良好なものの、透水性試験おいて不透水であるので、馬場クッション材組成物として不適切である。
L:供試体の厚さ(cm)
h:水位差(cm)

Claims (1)

  1. 骨材80〜94質量%、およびバインダ2〜10質量%を少なくとも含む馬場クッション材組成物であって、
    前記骨材は、1.18mmふるい目の通過質量百分率が骨材全体の50〜90質量%、0.60mmふるい目の通過質量百分率が骨材全体の25〜65質量%、及び0.15mmふるい目の通過質量百分率が骨材全体の2〜15質量%であり、
    前記バインダは、下記(A)および(B)を含有し、(A)および(B)の質量比[(A)/(B)]が95/5〜50/50である馬場クッション材組成物。
    (A)流動点が40℃以下、100℃における動粘度が500〜10, 000mm/sであるポリオレフィン誘導体
    (B)炭素数10〜24の脂肪酸が2種以上混合されてなり、曇り点が15〜55℃、流動点が−25〜50℃である脂肪酸混合物
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