JP6026442B2 - バンドパスフィルターを介して通信するデバイスの送信インターフェースを構成するための方法 - Google Patents

バンドパスフィルターを介して通信するデバイスの送信インターフェースを構成するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、包括的には光ネットワークに関し、より詳細には、第1のデバイスから第2のデバイスまでの経路上に光バンドパスフィルターが存在するが、そのフィルターの公称波長が第1のデバイス及び第2のデバイスによって予め知られていないときに、第2のデバイスと通信するために第1のデバイスによって用いられることになる搬送波波長を構成することに関する。
光ネットワーク、より詳細には、受動光ネットワークは、住宅若しくはオフィスゲートウェイへのネットワークアクセスを与えるために、又は、例えば、モバイルバックホーリングを確保するために、使用される機会が増えている。
ネットワークへのアクセス装置によってサービス提供されるユーザの数を増やそうとして、波長分割多重化技術又は周波数分割多重化技術が開発された。これらの技術は、単一の光ファイバー上で異なる搬送波波長又は周波数を用いて幾つかの光信号を多重化することを利用する。
幾つかのユーザ端末が同じ搬送波波長又は周波数を共用できる場合であっても、同時光送信の数を増やすために、通常、波長スプリッター又は周波数スプリッターを用いて、異なる波長又は周波数を分離する。
波長スプリッター又は周波数スプリッターは通常、ユーザ端末と、残りのネットワークへのアクセスを提供する端末との間に配置される。例えば、この後者の端末はコアネットワークへのアクセスを提供する。
種々の技法を用いて、波長スプリッティング又は周波数スプリッティングを達成することができる。AWG(アレイ波長グレーティング)及びFBG(ファイバーブラッググレーティング)として、薄膜に基づくシステム、干渉キャビティを挙げることができる。
その際、波長スプリッター又は周波数スプリッターは、通信方向ごとに幾つかの光バンドパスフィルターを備える。光バンドパスフィルターは、ユーザ端末によって送出され、コアネットワークへのアクセスを与える端末に向かう光信号をフィルタリングして合成するために用いられる。他方の方向では、光バンドパスフィルターは、コアネットワークへのアクセスを与える端末によって送出された光信号をフィルタリングしてスペクトル分離するために用いられる。
そのような構成において難しいのは、端末の送信インターフェースを構成することである。実際には、これらの送信インターフェースは、実効的に用いられる搬送波波長又は周波数が、それらの搬送波波長又は周波数が関連付けられるそれぞれの光バンドパスフィルターの公称波長又は周波数に実質的に等しいように構成されることになる。
そのような波長スプリッター又は周波数スプリッターは、温度制御された環境内で用いられることが知られている。これにより、光バンドパスフィルターの公称波長又は周波数の安定性を保証できるようになる。温度制御された環境内で用いられない場合には、光バンドパスフィルターの公称波長又は周波数は、温度の関数として変動することになる。
しかしながら、この既知の技法は、波長スプリッター又は周波数スプリッターが、温度が制御された環境(例えば、空調管理された場所)内で若しくは不透熱性(非熱性とも呼ばれる)パッケージ内で駆動されるか、又はそのような環境若しくはパッケージ内に配置されることを必要とする。ネットワーク展開の自由度、コスト及び保守管理を考えると、この制約を取り除くことが望ましい。
さらに、端末も、そのような温度制御された環境内にないときに、その送信構成が温度の関数として同様の変動を受けることに留意することができる。
さらに、端末は、それぞれの送信インターフェースの所与の構成に対して実効的に用いられる搬送波波長を知らない場合もあることに留意することができる。実際には、各端末は1組の構成パラメーターを用いるが、そのパラメーターは、実効的に用いられる搬送波波長を示さない場合がある。この1組の構成パラメーターを変更することは、搬送波波長を構成することを伴うが、搬送波波長の実効値は示されない。
光ネットワークにおいて生じる上記の問題を克服することが望ましい。詳細には、公称波長又は周波数が予めわかっていない光バンドパスフィルターを介して通信するデバイスの光送信インターフェースを構成できるようにする解決策を提供することが望ましい。また、公称波長又は周波数が温度依存性である光バンドパスフィルターを介して通信するデバイスの光送信インターフェースを構成できるようにする解決策を提供することも望ましい。
光バンドパスフィルターを介して通信する、光送信インターフェースを構成するときに用いられる実効的な搬送波波長がわかっていないデバイスの当該送信インターフェースを構成できるようにする解決策を提供することも望ましい。また、光バンドパスフィルターを介して通信する、所与の構成要素ごとの実効的な搬送波波長が温度依存性であるデバイスの光送信インターフェースを構成できるようにする解決策を提供することも望ましい。
これらの光送信インターフェースを効率的に構成できるようにする解決策を提供することが更に望ましい。
これらの光送信インターフェースを容易に構成できるようにする解決策を提供することが更に望ましい。
これらの光送信インターフェースを迅速に構成できるようにする解決策を提供することが更に望ましい。
上記の問題に対する、費用効果が高い解決策を提供することが更に望ましい。
そのために、本発明は、第2のデバイスへの少なくとも1つのそれぞれの経路上で、該経路(複数の場合もある)上に存在する第1の光バンドパスフィルターの公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために少なくとも1つの第1のデバイスの光送信インターフェースを構成するための方法に関する。
各第1のデバイスは、前記第2のデバイスから光信号を受信できるように構成される光受信インターフェースを有し、
前記第2のデバイスは、前記第1の光バンドパスフィルターによって出力されるとともに、前記公称波長に実質的に等しい搬送波波長において任意の第1のデバイスによって送信される光信号を受信できるように構成される光受信インターフェースを有し、
各第1のデバイスの前記光送信インターフェースは、第1の搬送波波長において光信号を送信するために最初に構成される。
本方法は、
前記第2のデバイスが、
前記第1のデバイス(複数の場合もある)にシグネチャーメッセージを送信するステップと、
前記送信されたシグネチャーメッセージに応答して受信される各応答メッセージに対する肯定応答を送信するステップと、
を実行し、
各第1のデバイスが、
前記第2のデバイスから少なくとも1つのシグネチャーメッセージを受信するステップと、
受信された各シグネチャーメッセージに対する応答メッセージを前記第2のデバイスに送信するステップと、
シグネチャーメッセージの2つの受信間で前記第1のデバイスが前記第2のデバイスから肯定応答を受信しないとき、別の搬送波波長において光信号を送信するために前記光送信インターフェースを再構成するステップと、
を実行するようになっている。
したがって、各第1のデバイスは、第2のデバイスから肯定応答を受信するまで、各第1のデバイスの光送信インターフェースを再構成する。そのような肯定応答が第1のデバイスによって受信されるとき、それは、第1のデバイスによって送信された応答メッセージを第2のデバイスが受信したことを意味する。それゆえ、それは、その応答メッセージが、第1のデバイスから第2のデバイスへの経路上にある第1の光バンドパスフィルターの公称波長に実質的に等しい搬送波波長において送信されたこと、及び第1のデバイスの光送信インターフェースの適切な構成が見いだされたことを意味する。
したがって、第1の光バンドパスフィルターの公称波長は予めわからなくても、第1のデバイス(複数の場合もある)の信頼性のある構成を容易かつ効率的に得ることができ、そのような状況は、この公称波長が温度の関数として変動するときに特に当てはまる。
さらに、その送信構成が温度とともに変動し得る場合であっても、第1のデバイス(複数の場合もある)の信頼性のある構成を容易かつ効率的に得ることができる。言い換えると、その光送信インターフェースを構成するときに実効的に用いられる搬送波波長がわからなくても、そのような第1のデバイスの信頼性のある構成を容易かつ効率的に得ることができ、そのような状況は、光送信インターフェースの所与の構成の場合に、この実効的な搬送波波長が温度の関数として変動するときに特に当てはまる。
それゆえ、提案される解決策は、デバイス及びフィルターの又はその環境の絶対温度の制御を不要にするとともに、駆動されていないフィルターを使用できるようにするので、費用効果が高い。また、提案される解決策は、フィルターの公称波長の、及び/又は第1のデバイスによって用いられる実効的な搬送波波長の機械的制御又は電気機械的制御の複雑さを緩和するので、費用効果が高い。
特定の特徴によれば、前記第2のデバイスが応答メッセージの衝突を検出するとき、該第2のデバイスが該衝突のインジケーションを送信するステップを実行し、
シグネチャーメッセージの2つの受信間で肯定応答を受信しなかった各第1のデバイスが、前記光送信インターフェースを再構成することなく、次の応答メッセージを送信するステップを実行する。
したがって、衝突が検出されるとき、シグネチャーメッセージの2つの受信間で肯定応答を受信しなかった第1のデバイスは、その応答メッセージが、検出された衝突に関与したか否かを知らない。その応答メッセージが、検出された衝突に関与する場合には、それは、第1のデバイスから第2のデバイスへの経路上にある第1の光バンドパスフィルターの公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するためにその光送信インターフェースが構成されていることを意味する。したがって、関与する第1のデバイスの光送信インターフェースの構成を変更することなく、応答メッセージの別の送信を実行することによって、信頼性のある構成をより迅速に見いだすことができる。
特定の特徴によれば、前記第2のデバイスは、各応答メッセージに対する複数の肯定応答を単一の肯定応答メッセージにおいて送信する。
したがって、2つのシグネチャーメッセージ間の期間を短縮することができ、第1のデバイス(複数の場合もある)の信頼性のある構成をより迅速に見いだすことができる。
特定の特徴によれば、シグネチャーメッセージの各送信はサイクルの開始点に対応し、各サイクルは複数のタイムスロットに分割され、前記シグネチャーメッセージに対する各応答メッセージは所定のタイムスロット中に送信される。
したがって、応答メッセージの衝突の確率を低減することができ、第1のデバイス(複数の場合もある)の信頼性のある構成をより迅速に見いだすことができる。
特定の特徴によれば、
前記第2のデバイスが、以下のステップのうちの少なくとも1つ、すなわち
受信された応答の数に従って少なくとも1つの後続のサイクルのタイムスロットの数を減らすステップ、及び
前記第2のデバイスが応答メッセージ間の衝突を検出するときに、少なくとも1つの後続のサイクルのタイムスロットの数を増やすステップ、
のうちの少なくとも1つ
を実行する。
したがって、第1の場合には、2つのシグネチャーメッセージ間の期間を短縮することができ、第1のデバイス(複数の場合もある)の信頼性のある構成を更により迅速に見いだすことができる。
したがって、第2の場合には、応答メッセージの衝突の確率を低減することができ、第1のデバイス(複数の場合もある)の信頼性のある構成を更により迅速に見いだすことができる。
特定の特徴によれば、
第1のデバイスが前記応答メッセージに対する肯定応答を受信すると、
前記第1のデバイスは、
前記第2のデバイスにメッセージを送信するステップと、
前記メッセージを受信するときに、前記第2のデバイスによって検出された光信号エネルギーレベルに関連する情報を受信するステップと、
前記受信された情報に基づいて、更に別の搬送波波長において光信号を送信するために前記光送信インターフェースを再構成するか否かを決定するステップと、
を実行する。
したがって、関与する第1のデバイスの光送信インターフェースが、第1の光バンドバスフィルターの公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために構成されるとき、第1のデバイス及び第2のデバイスは情報を交換することができる。これにより、関与する第1のデバイスの構成を改善できるようになる。したがって、関与する第1のデバイスのより信頼性のある構成を見いだすことができる。さらに、関与する第1のデバイスは、温度の変動後に、その構成を適応させることができる。
特定の特徴によれば、第2の光バンドパスフィルターが前記第2のデバイスから前記第1のデバイス(複数の場合もある)までの経路(複数の場合もある)上に存在し、前記第2のデバイスは、前記第2の光バンドパスフィルターの公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために構成される光送信インターフェースを有し、
前記第2のデバイスがスレーブデバイスから応答メッセージを受信すると、
前記第2のデバイスは、
前記第1のデバイスにメッセージを送信するステップと、
前記メッセージを受信するときに、前記第1のデバイスによって検出された光信号エネルギーレベルに関連する情報を受信するステップと、
前記受信された情報に基づいて、別の搬送波波長において光信号を送信するために前記光送信インターフェースを再構成するか否かを決定するステップと、
を実行する。
したがって、第2のデバイスの送信インターフェースが、第2の光バンドバスフィルターの公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために構成されるとき、及び少なくとも1つの第1のデバイスの送信インターフェースが第1の光バンドバスフィルターの公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために構成されるとき、第1のデバイス及び第2のデバイスは情報を交換することができる。これにより、第2のデバイスの構成を改善できるようになる。したがって、第2のデバイスのより信頼性のある構成を見いだすことができる。さらに、第2のデバイスは、温度の変動後に、その構成を適応させることができる。
特定の特徴によれば、前記情報は、1つのメッセージを受信したときに検出された前記光信号エネルギーレベルを1つの先行するメッセージを受信したときに検出された前記光信号エネルギーレベルと比較するときに、前記光信号エネルギーレベルが増加したか、減少したか、又は安定していたかを示すことからなる。
したがって、簡単で、費用効果の高い情報を送信することによって、第1のデバイス(複数の場合もある)及び複数の第2のデバイスが、それぞれの光送信インターフェースのより信頼性のある構成を見いだすことができるようになる。
特定の特徴によれば、第2の光バンドパスフィルターが前記第2のデバイスから前記第1のデバイス(複数の場合もある)までの経路(複数の場合もある)上に存在し、前記第2のデバイスは、第2の搬送波波長において光信号を送信するために最初に構成される光送信インターフェースを有し、
前記第2のデバイスは、
前記第1のデバイス(複数の場合もある)に送信されたシグネチャーメッセージが所定の数に達したか否かを調べるステップと、
前記調べるステップが肯定的な結果である場合に、
別の搬送波波長において光信号を送信するために前記光送信インターフェースを再構成し、該再構成された光送信インターフェースを介して少なくとも1つのシグネチャーメッセージを送信するステップと、
を実行する。
したがって、第2のデバイスは、少なくとも1つの第1のデバイスから応答メッセージを受信するまで、第2のデバイスの光送信インターフェースを再構成する。そのような応答メッセージが受信されるとき、それは、少なくとも1つの第1のデバイスが第2のデバイスによって送信されたシグネチャーメッセージを受信したことを意味する。それゆえ、それは、シグネチャーメッセージが、第2のデバイスから第1のデバイス(複数の場合もある)への経路(複数の場合もある)上にある第2の光バンドパスフィルターの公称波長に実質的に等しい搬送波波長において送信されたことを意味する。それは、第2のデバイスの光送信インターフェースの適切な構成が見いだされたことを意味する。
したがって、第2の光バンドパスフィルターの公称波長は予めわかっていなくても(このような状況は、この公称波長が温度の関数として変動するときに特に当てはまる)、第2のデバイスの信頼性のある構成を容易かつ効率的に得ることができる。
さらに、その送信構成も温度とともに変動し得る場合であっても、第2のデバイスの信頼性のある構成を容易かつ効率的に得ることができる。言い換えると、その光送信インターフェースを構成するときに実効的に用いられる搬送波波長がわからなくても(このような状況は、光送信インターフェースの所与の構成の場合に、この実効的な搬送波波長が温度の関数として変動するときに特に当てはまる)、そのような第2のデバイスの信頼性のある構成を容易かつ効率的に得ることができる。
特定の特徴によれば、第2の光バンドパスフィルターが前記第2のデバイスから前記第1のデバイス(複数の場合もある)までの経路(複数の場合もある)上に存在し、前記第2のデバイスは前記第1のデバイス(複数の場合もある)に光信号を送信するために構成される光送信インターフェースを有し、
前記第2のデバイスは、
前記第2のデバイスから第3のデバイスまでの経路上にある第3の光バンドパスフィルターの公称波長に実質的に等しい波長において光信号を送信するための構成を決定するステップと、
前記決定された構成、及び前記第2の光バンドパスフィルターの前記公称波長と前記第3の光バンドパスフィルターの前記公称波長との間の所定のスペクトル距離に基づいて、前記光送信インターフェースを構成するステップと、
を実行する。
したがって、第3の光バンドパスフィルターのために適した構成の知識から、第2のデバイスは、それゆえ第2の光バンドパスフィルターの公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために、その光送信インターフェースを容易に、効率的に、かつ迅速に構成することができる。
本発明はまた、第2のデバイスへの少なくとも1つのそれぞれの経路上で、該経路(複数の場合もある)上に存在する第1の光バンドパスフィルターの公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために少なくとも1つの第1のデバイスの光送信インターフェースを構成するためのシステムに関する。
各第1のデバイスは、前記第2のデバイスから光信号を受信できるように構成される光受信インターフェースを有し、
前記第2のデバイスは、前記第1の光バンドパスフィルターによって出力されるとともに、前記公称波長に実質的に等しい搬送波波長において任意の第1のデバイスによって送信される光信号を受信できるように構成される光受信インターフェースを有し、
各第1のデバイスの前記光送信インターフェースは、第1の搬送波波長で光信号を送信するために最初に構成され、
前記システムは前記第1のデバイス(複数の場合もある)及び前記第2のデバイスを備える。
本システムは、
前記第2のデバイスが、
前記第1のデバイス(複数の場合もある)にシグネチャーメッセージを送信する手段と、
前記送信されたシグネチャーメッセージに応答して受信された各応答メッセージに肯定応答を送信する手段と、
を備え、
各第1のデバイスが、
前記第2のデバイスから少なくとも1つのシグネチャーメッセージを受信する手段と、
受信された各シグネチャーメッセージに対する応答メッセージを前記第2のデバイスに送信する手段と、
シグネチャーメッセージの2つの受信間で前記第1のデバイスが前記第2のデバイスから肯定応答を受信していないとき、別の搬送波波長において光信号を送信するために前記光送信インターフェースを再構成する手段と、
を備えるようになっている。
本発明はまた、第2のデバイスへの経路上で、該経路上に存在する第1の光バンドパスフィルターの公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために第1のデバイスの光送信インターフェースを構成するための方法に関する。
前記第1のデバイスは前記第2のデバイスから光信号を受信できるように構成される光受信インターフェースを有し、前記第1のデバイスの前記光送信インターフェースは或る搬送波波長において光信号を送信するために最初に構成される。
本方法は、
前記第1のデバイスが、
前記第2のデバイスから少なくとも1つのシグネチャーメッセージを受信するステップと、
受信された各シグネチャーメッセージに対する応答メッセージを前記第2のデバイスに送信するステップと、
シグネチャーメッセージの2つの受信間で前記第1のデバイスが前記第2のデバイスから応答メッセージに対する肯定応答を受信しないとき、別の搬送波波長において光信号を送信するために前記光送信インターフェースを再構成するステップと、
を実行するようになっている。
本発明はまた、第1のデバイスと呼ばれ、第2のデバイスへの経路上で、該経路上に存在する光バンドパスフィルターの公称波長に実質的に等しい搬送波波長において信号を送信するために構成されることになる光送信インターフェースを有するデバイスに関する。
前記第1のデバイスは前記第2のデバイスから信号を受信できるように構成される光受信インターフェースを有し、前記第1のデバイスの前記光送信インターフェースは或る搬送波波長において光信号を送信するために最初に構成される。
前記第1のデバイスは、
前記第2のデバイスから少なくとも1つのシグネチャーメッセージを受信する手段と、
受信された各シグネチャーメッセージに対する応答メッセージを前記第2のデバイスに送信する手段と、
シグネチャーメッセージの2つの受信間で応答メッセージに対する肯定応答を前記第1のデバイスが前記第2のデバイスから受信しないとき、別の搬送波波長において光信号を送信するために前記光送信インターフェースを再構成する手段と、
を備えるようになっている。
本発明はまた、第2のデバイスへの少なくとも1つのそれぞれの経路上で、該経路(複数の場合もある)上に存在する光バンドパスフィルターの公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために少なくとも1つの第1のデバイスの光送信インターフェースを構成するための方法に関する。
前記第2のデバイスは、前記第1の光バンドパスフィルターによって出力されるとともに、前記公称波長に実質的に等しい搬送波波長において任意の第1のデバイスによって送信される光信号を受信できるように構成される光受信インターフェースを有する。
本方法は、
前記第2のデバイスが、
前記第1のデバイス(複数の場合もある)にシグネチャーメッセージを送信するステップと、
前記送信されたシグネチャーメッセージに応答して受信された各応答メッセージに対する肯定応答を送信するステップと、
を実行するようになっている。
本発明はまた、第2のデバイスと呼ばれ、該第2のデバイスへの少なくとも1つのそれぞれの経路上で、該経路(複数の場合もある)上に存在する光バンドパスフィルターの公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために少なくとも1つの第1のデバイスの光送信インターフェースを構成するためのデバイスに関する。
前記第2のデバイスは、前記光バンドパスフィルターによって出力されるとともに、前記公称波長に実質的に等しい搬送波波長において任意の第1のデバイスによって送信される光信号を受信できるように構成される光受信インターフェースを有する。
前記第2のデバイスは、
前記第1のデバイス(複数の場合もある)にシグネチャーメッセージを送信する手段と、
前記送信されたシグネチャーメッセージに応答して受信された各応答メッセージに対する肯定応答を送信する手段と、
を備えるようになっている。
本発明はまた、通信ネットワークからダウンロードすることができ、及び/又はコンピューターによって読み出し、プロセッサによって実行することができる媒体上に記憶することができるコンピュータープログラムに関する。このコンピュータープログラムは、そのプログラムがプロセッサによって実行されるときに、種々の実施形態のうちのいずれか1つにおいて上記の方法を実施するための命令を含む。
本発明はまた、記憶された情報がコンピューターによって読み出され、プロセッサによって実行されるときに、種々の実施形態のうちのいずれか1つにおいて上記の方法を実施するためにプロセッサによって実行することができる1組の命令を含むコンピュータープログラムを記憶する情報記憶手段に関する。
本発明の特性は、実施形態の一例の以下の説明を読むことから更に明らかになり、その説明は添付の図面を参照しながら行われる。
本発明を実施することができる受動光ネットワークのアーキテクチャーを表す概略図である。 光ネットワークのマスターデバイスのアーキテクチャーを表す概略図である。 マスターデバイスによって開始される主構成段階の1サイクルを表す概略図である。 光ネットワークのスレーブデバイスによって用いられることになるそれぞれの搬送波波長に対応する、当該スレーブデバイスの光送信インターフェースの構成を粗く決定するために、主構成段階中にマスターデバイスによって実行されるアルゴリズムを表す概略図である。 図4のアルゴリズムに対応してスレーブデバイスによって実行されるアルゴリズムを表す概略図である。 スレーブデバイスによって用いられることになるそれぞれの搬送波波長に対応する、当該スレーブデバイスの光送信インターフェースの構成を細かく決定するために、主構成段階中に上記スレーブデバイスによって実行されるアルゴリズムを表す概略図である。 図6のアルゴリズムに対応してマスターデバイスによって実行されるアルゴリズムを表す概略図である。 マスターデバイスによって用いられることになる搬送波波長に対応する、当該マスターデバイスの光送信インターフェースの構成を決定するために、予備構成段階中に上記マスターデバイスによって実行されるアルゴリズムを表す概略図である。
図1は、本発明を実施することができる受動光ネットワークのアーキテクチャーを概略的に表す。
波長及び周波数は直接的な反比例関係(direct inverse relationship)を通して互いに結び付けられ、これら2つの用語は同じ概念を指しているので、当業者によって区別することなく用いられることに留意されたい。
これ以降、受動光ネットワークとの関連で説明が詳述されるが、光ネットワークの更に一般的な状況においても同様に適用することができる。
受動光ネットワーク100は、マスターデバイス110と、複数のスレーブデバイス141、142、143と、スペクトルスプリッターデバイス120とを備える。スレーブデバイス141、142、143は、スペクトルスプリッターデバイス120を介してマスターデバイス110と相互接続される。
スレーブデバイスとスペクトルフィルターデバイス120との間に、後に説明されるようなパワースプリッターを配置することができる。これは、マスターデバイス110と相互接続することができるスレーブデバイスの数を増やすためである。
受動光ネットワーク100の全ての相互接続は光ファイバーを用いることによって実行される。
受動光ネットワーク100との関連で、スレーブデバイス141、142、143はONU(光回線ネットワーク装置)タイプである。ONUは通常、エンドユーザ世帯に置かれることを意図している。
受動光ネットワーク100との関連で、マスターデバイス110はOLT(光回線終端装置)タイプである。それにより、ONUがコアネットワーク(図示せず)にアクセスできるようになる。
スレーブデバイス141、142、143は、パワースプリッターデバイス132を介してスペクトルスプリッターデバイス120に接続することができる。
パワースプリッターデバイス132は、ダウンリンク方向において入力信号を複数の対応する信号に分離する受動スプリッターである。電力は、スレーブデバイス141、142、143に向かうリンクの数だけ分割される。
ダウンリンク方向における各リンク上に、パワースプリッターデバイス132によって出力される信号は、入力信号と同じ情報を含み、パワースプリッターデバイス132は信号の電力にのみ影響を及ぼす。
他のスレーブデバイスがパワースプリッターデバイス131、133を介してスペクトルスプリッターデバイス120に接続することができる。各パワースプリッターデバイス131、132、133及びそれに接続されるスレーブデバイスは、OLTとともにPON(受動光ネットワーク)タイプのネットワークを形成する。
PONは、スペクトルスプリッターデバイス120によってフィルタリングされるようなそれぞれの波長帯において動作する。これを果たすために、スペクトルスプリッターデバイス120は、それぞれの波長帯をフィルタリングすることを目的とし、それゆえ、スペクトルスプリッターデバイス120が波長分割多重化を実行できるようにする、PONごとの一対の光バンドパスフィルターを備える。
それゆえ、図1に示されるように、スペクトルスプリッターデバイス120は、パワースプリッターデバイス132及びその関連付けられるスレーブデバイス141、142、143からなるPONを介して送信するのに専用に割り当てられる光バンドパスフィルター121及び122を備える。
これ以降アップリンクフィルターと呼ばれる第1のフィルター122は、アップリンク方向、すなわち、スレーブデバイス141、142、143からマスターデバイス110への光信号をフィルタリングする役割を担う。
これ以降ダウンリンクフィルターと呼ばれる第2のフィルター121は、ダウンリンク方向、すなわち、マスターデバイス110からスレーブデバイス141、142、143への光信号をフィルタリングする役割を担う。
各フィルター121、122は、中心波長とも呼ばれる公称波長、及び帯域幅によって規定されるバンドパスフィルターである。
アップリンク方向又はダウンリンク方向について考える場合、スペクトルスプリッターデバイス120の全てのフィルターは、同じ帯域幅値を有することが好ましく、一定のスペクトル距離だけ離間されることが好ましい。
しかしながら、フィルターの公称波長は予めわからない。
スペクトルスプリッターデバイス120が好ましくは受動的であるとき、フィルターの公称波長は、スペクトルスプリッターデバイス120の温度の関数として変動する場合がある。通常、−40℃〜80℃の範囲の温度の場合、公称波長は±0.6nmだけ変動する場合があり、それは約200GHzの周波数帯にわたる周波数ドリフトに相当する。
同じ制約に基づいてバンドパスフィルターが設計されるとき、フィルターの帯域幅値及びフィルター間のスペクトル距離は温度変動と実質的に無関係であることに留意されたい。
さらに、スレーブデバイス141、142、143又はマスターデバイス110の光送信インターフェースの所与の構成に対応する実効的な搬送波波長はわからない場合がある。
それゆえ、スレーブデバイス141、142、143は、アップリンクフィルター122の公称周波数に実質的に等しい搬送波波長において、アップリンク方向において光信号を送信するために構成される必要がある。
さらに、マスターデバイス110は、ダウンリンクフィルター121の公称周波数に実質的に等しい搬送波波長において、ダウンリンク方向において光信号を送信するために構成される必要がある。
所与のフィルターの通過帯域内の波長は、その所与のフィルターの公称周波数に実質的に等しいと見なされることに留意することができる。
フィルター121、122の公称波長は同一とすることができることに留意することができる。それは、ダウンリンク方向及びアップリンク方向において、同じ搬送波波長を用いることも、異なる搬送波波長を用いることもできることを意味する。
これを果たすために、図4及び図5に関して後に詳述されるように、主構成段階を実行することが提案される。
この主構成段階は、アップリンク方向において、アップリンクフィルター122の公称周波数に実質的に等しい搬送波波長で光信号を送信するためにスレーブデバイス141、142、143の構成を決定することを目的とする。
主構成段階に先行して、予備構成段階を行うことができる。この予備構成段階は、図8に関して後に詳述されるように、ダウンリンク方向において、ダウンリンクフィルター121の公称周波数に実質的に等しい搬送波波長で光信号を送信するためにマスターデバイス110の構成を決定することを目的とする
主構成段階は通常、少なくとも1つのONUが初期化されるとともにPONに加わるときに実施される。一方で、予備構成段階は通常、OLTが初期化されるときに実施される。実際のところ、ONUは頻繁に電源の入切りが行われる場合がある一方で、OLTは保守管理作業が必要とされない限り、通常、いつでも電源が入れられている。
図2は、マスターデバイス110のアーキテクチャーを概略的に表す。
図示されるアーキテクチャーによれば、マスターデバイス110は、通信バス210によって相互接続される以下の構成要素、すなわち、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラー又はCPU(中央処理ユニット)200;RAM(ランダムアクセスメモリ)201;ROM(リードオンリーメモリ)202;記憶手段に記憶される情報を読み出すように構成されるデバイス203;光信号を送受信するためにスペクトルスプリッターデバイス120に接続されることを目的とする第1の通信インターフェース204;及びコアネットワークに接続されることを目的とする第2の通信インターフェース205を備える。
CPU200は、ROM202から、又は任意の他の記憶手段からRAM201の中にロードされる命令を実行することができる。マスターデバイス110が起動された後に、CPU200は、RAM201から命令を読み出し、これらの命令を実行することができる。それらの命令は、図4、図7及び図8に関して後に記述されるアルゴリズムのステップのうちの幾つか又は全てをCPU200に実行させる1つのコンピュータープログラムを形成する。
スレーブデバイス141、142、143も、図2に概略的に示されるアーキテクチャーに基づいて実現できることに留意することができる。
図4〜図8に関して後に説明されるアルゴリズムのありとあらゆるステップは、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)若しくはマイクロコントローラーのようなプログラム可能な計算機によって1組の命令若しくはプログラムを実行することによってソフトウェアにおいて実施することができるか、又はFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)若しくはASIC(特定用途向け集積回路)のような、機械若しくは専用構成要素によってハードウェアにおいて実現することができる。
図3は、マスターデバイス110によって開始される主構成段階の1サイクルを概略的に表す。図3において、水平線は時間tを表す。
サイクル300は持続時間Pを有する。サイクル300はタイムスロット301、302、303、304、305、306に分割される。タイムスロット301、302、303、304、305、306は、同じ持続時間Ptsを有することが好ましい。持続時間Ptsは、ラウンドトリップ時間値RTTに等しいことが好ましい。ラウンドトリップ時間値RTTは、マスターデバイス110とスレーブデバイスとの間の光ファイバーがどのような長さでも、マスターデバイス110による要求の送信と、スレーブデバイスからのこの要求に対する応答の受信との間の最長期間に対応する。例えば、受動光ネットワーク100の仕様は、OLTと任意のONUとの間の光ファイバーの最大長を示す。
サイクル300において、第1のタイムスロット301は、スレーブデバイス141、142、143にシグネチャーメッセージを送信するためにマスターデバイス110に専用に割り当てられる。
サイクル300の残りのタイムスロットは、第1のタイムスロット中に送信されたシグネチャーメッセージへの応答を送信するためにスレーブデバイス141、142、143に専用に割り当てられる。
スレーブデバイスがマスターデバイス110に応答を送信する必要があるときに、このスレーブデバイスは、任意の他のスレーブデバイスも同じタイムスロット中に応答を送信するか否かを知らないので、衝突が生じる場合がある。そのような衝突が生じる確率は、スレーブデバイス141、142、143をマスターデバイス110にそれぞれ接続する光ファイバーの長さが光信号の伝搬速度を考慮して十分に異なるときに、低減され得る。
サイクル300内のタイムスロットの数は一定にすることができるか、又はマスターデバイス110によって動的に決定されることができる。
一実施形態では、持続時間Pは、サイクルごとに変化することができる。
特定の実施形態では、図4に関して後に説明されるように、タイムスロットの数はサイクル300ごとに異なることができる。
サイクル300の他の構成も実施することができる。例えば、サイクル300の最後のタイムスロットは、スレーブデバイス141、142、143に肯定応答メッセージを送信するためにマスターデバイス110に専用に割り当てることができる。この場合、持続時間PtsはRTT値の半分と規定することができる。
サイクル300は、スレーブデバイスがマスターデバイス110からのシグネチャーメッセージを受信した後に、スレーブデバイスごとに開始することができ、スレーブデバイス141、142、143は、タイムスロット302、303、304、305、306のみを考慮に入れることに留意することができる。この場合、スレーブデバイス141、142、143は、サイクル300の異なる表現を有する場合がある。それゆえ、タイムスロット規定の理解は、スレーブデバイスごとに異なる場合がある。これにより、マスターデバイス110とスレーブデバイス141、142、143との間の時間同期に関する制約を緩和できるようになる。
図4は、アップリンク送信のためにスレーブデバイス141、142、143によって用いられることになる送信構成を粗く決定するために、主構成段階中にマスターデバイス110によって実行されるアルゴリズムを概略的に表す。
そのアルゴリズムはステップS401において開始する。
次のステップS402において、マスターデバイス110は、その第1の通信インターフェース204を設定する。それゆえ、第1の通信インターフェース204は、ダウンリンクフィルター121の公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために構成される。マスターデバイス110は、図8に関して後に詳述されるアルゴリズムを実施することによって適切な構成を決定することができる。
主構成段階中にマスターデバイス110によってスレーブデバイス141、142、143に送信される全てのメッセージは、第1の通信インターフェース204のこの構成を用いて送信される。
マスターデバイス110は、スレーブデバイス141、142、143によって送信される場合があるような光信号を受信できるように第1の通信インターフェース204を更に構成する。
次のステップS403において、マスターデバイス110は、主構成段階のサイクルを開始する。そのサイクルは、図3に関して上記で言及されたように規定される。
次のステップS404において、マスターデバイス110は、スレーブデバイス141、142、143にシグネチャーメッセージを送信する。
シグネチャーメッセージは、主構成段階が進行中であることを示す専用のタイプ識別子を有するメッセージである。
このメッセージを受信すると、スレーブデバイス141、142、143は、図5に関して後に説明されるように動作する。
次のステップS405において、マスターデバイス110は、サイクル300の残りの持続時間に対応するタイムアウト値を用いてタイマーを設定する。
次のステップS406において、マスターデバイス110は、任意のスレーブデバイス141、142、143から、ステップS404において送信されたシグネチャーメッセージに対する応答メッセージを受信したか否かを調べる。
マスターデバイス110がそのような応答メッセージを受信した場合には、ステップS408が実行される。そうでない場合には、ステップS407が実行される。
ステップS407において、マスターデバイス110は、ステップS405において設定されたタイマーのタイムアウトが満了したか否かを調べる。タイムアウトが満了した場合には、ステップS403が繰り返され、主構成段階の新たなサイクル300が開始される。そうでない場合には、ステップS406が繰り返される。
ステップS408において、マスターデバイス110は、スレーブデバイス141、142、143から少なくとも2つの重なり合う応答メッセージを受信することから生じる衝突が検出されたか否かを調べる。この場合、光信号が受信されるが、マスターデバイス110は受信された光信号を復号することができない。
衝突が検出された場合には、ステップS409が実行される。そうでない場合には、ステップS410が実行される。
ステップS409において、マスターデバイス110は、衝突が検出されたことを通知する通知メッセージをスレーブデバイス141、142、143に送信する。この通知は、肯定応答メッセージに含まれる場合もある。その後、ステップS406が繰り返される。
ステップS410において、マスターデバイス110は、受信された応答メッセージからスレーブデバイスの識別子を抽出することによって、ステップS406において検出された応答メッセージを送信したスレーブデバイスを識別する。その後、マスターデバイス110は、抽出された識別子を含む肯定応答メッセージを送信する。マスターデバイスが複数の応答メッセージに肯定応答するとき、その肯定応答メッセージは、そのような識別子のリストを含む場合がある。
次のステップS411において、マスターデバイス110は、全てのスレーブデバイス141、142、143からの応答メッセージが受信されたか否かを調べる。全てのスレーブデバイスが識別された場合には、主構成段階はステップS412において終了する。
そうでない場合には、ステップS406が繰り返される。ステップS406は、直ちに繰り返されなくてもよいことに留意されたい。ステップS406は、所定の期間が経過した後に繰り返すことができる。さらに、ステップS406は、所定の回数のみ、又は所定の期間だけ繰り返すことができる。例えば、実効的なスレーブデバイス数がマスターデバイス110によって予め知られていない場合には、所定のサイクル数にわたってそれ以上の応答メッセージが受信されなかった場合を除いて、ステップS406を繰り返すことができる。
本発明の範囲から逸脱することなく、シグネチャーメッセージ再送に関して、マスターデバイス110の数多くの他の構成を実施することができる。
1つのスレーブデバイスから1つの応答メッセージが受信されるとき、マスターデバイス110は、構成段階の少なくとも次回のサイクルの間、タイムスロットの数を削減することに決めることができる。次回のシグネチャーメッセージ(複数の場合もある)に応答してメッセージを送信するスレーブデバイスが少なくなる傾向にあるとき、衝突が生じる確率を著しく高めることなく、応答メッセージの送信に割り当てられる期間を削減することができる。
特定の実施形態では、応答メッセージの送信に割り当てられるタイムスロットの数は、マスターデバイス110がまだ応答メッセージを受信していないスレーブデバイスの数に等しくしておくことができる。
衝突が検出されるとき、マスターデバイス110は、別の衝突が生じる確率を低減するために、構成段階の少なくとも次回のサイクル300の間、タイムスロットの数を増やすことに決めることができる。
別の特定の実施形態では、サイクル300は、応答メッセージを送信するためにスレーブデバイス141、142、143に専用に割り当てられた1つのタイムスロットが設けられるように、デフォルトによって規定される。スレーブデバイス141、142、143をマスターデバイス110にそれぞれ接続する光ファイバーの長さが光信号の伝搬速度を考慮して十分に異なる場合には、衝突が生じる確率は極めて低い。それゆえ、そのような構成によれば、主構成段階の全期間を短縮できるようになる。さらに、衝突が検出される場合には、サイクル数を増やすことができる。
サイクル300当たりのタイムスロットの数が時間の経過とともに変化する傾向があるとき、現在のサイクルにおける実効的なタイムスロットの数は、シグネチャーメッセージにおいてマスターデバイス110によって示される場合がある。
一変形形態では、マスターデバイス110は、シグネチャーメッセージにおいて、所定の値に対するタイムスロット数の変化のみを示し、所定の値は、受動光ネットワーク100の関与する各デバイスによって知られているデフォルト値とすることができるか、又は先行するサイクル300内のタイムスロット数とすることができる。
別の実施形態では、サイクル300当たりのタイムスロットの数が時間の経過とともに変化する傾向があるとき、スレーブデバイス141、142、143は、受信された肯定応答及び/又は衝突インジケーションの解析によって、現在のサイクルにおける実効的なタイムスロット数を決定する。
図5は、図4のアルゴリズムに対応して各スレーブデバイス141、142、143によって実行されるアルゴリズムを概略的に表す。
そのアルゴリズムはステップS501において開始する。そのアルゴリズムはスレーブデバイス141によって実行されると考えることにする。
次のステップS502において、スレーブデバイス141は、初期搬送波波長において光信号を送信するために第1の通信インターフェース204を構成する。
この初期搬送波波長は、例えば、スレーブデバイス141によって記憶されるデフォルトの1組の送信パラメーター、又は先行するアップリンク通信の場合に用いられた1組の送信パラメーターに対応する。例えば、1組の送信パラメーターは、電源を切られる前にアップリンク通信のためにスレーブデバイス141によって用いられた最後の搬送波波長に対応する1組の送信パラメーターとすることができる。
図5のアルゴリズムは、図4のアルゴリズムとともに、アップリンクフィルター122の公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために第1の通信インターフェース204を構成することを目的とする。
次のステップS503において、スレーブデバイス141は、マスターデバイス110からシグネチャーメッセージを受信するのを待つ。シグネチャーメッセージが受信されると、スレーブデバイス141は、マスターデバイス110に応答メッセージを送信するために、ステップS504において、サイクル300のタイムスロットを選択する。このタイムスロットは、例えば、一様分布確率に従ってランダムに選択することができる。
次のステップS505において、スレーブデバイス141は、シグネチャーメッセージが受信されたことを示す応答メッセージをマスターデバイス110に送信する。応答メッセージは、スレーブデバイス141を識別する識別子を含む。第1の通信インターフェース204は、アップリンクフィルター122の通過帯域内の搬送波波長において光信号を送信するためにまだ構成されていない場合があることに留意されたい。それゆえ、応答メッセージがアップリンクフィルター122によって出力されない場合があるので、マスターデバイス110は応答メッセージを受信しない場合がある。
次のステップS506において、スレーブデバイス141は、タイムスロットの残りの持続時間に対応するタイムアウト値を用いてタイマーを設定する。タイムスロットの持続時間はラウンドトリップ時間値RTTに等しく規定されることが好ましいので、マスターデバイス110が応答メッセージを受信する場合には、スレーブデバイス141は、タイムスロットの終了前に肯定応答メッセージを受信するはずである。
次のステップS507において、スレーブデバイス141は、ステップS505において送信された応答メッセージに対して、結果として、マスターデバイス110から肯定応答を受信したか否かを調べる。
スレーブデバイス141がそのような肯定応答を受信した場合には、ステップS509が実行される。そうでない場合には、ステップS508が実行される。
そのような肯定応答は、ステップS410においてマスターデバイス110によって送信されるような肯定応答メッセージ、又はステップS409においてマスターデバイス110によって送信されるような、衝突が検出されたことを通知する通知メッセージとすることができる。
実際には、いずれのタイプのメッセージとも、衝突の場合に光信号を復号できない場合であっても、マスターデバイス110が少なくとも1つの応答メッセージを受信したことを示す肯定応答に関連する。
ステップS508において、スレーブデバイス141は、ステップS506において設定されたタイマーのタイムアウトが満了したか否かを調べる。タイムアウトが満了した場合には、ステップS511が実行される。そうでない場合には、ステップS507が繰り返される。
ステップS509において、スレーブデバイス141は、受信された肯定応答が、自らの識別子を含む肯定応答メッセージであるか否かを調べる。言い換えると、スレーブデバイス141は、その肯定応答メッセージが自らの応答メッセージに肯定応答するか否かを調べる。
その肯定応答メッセージがスレーブデバイス141の識別子を含む場合には、それは、スレーブデバイス141の第1の通信インターフェース204が、実質的にアップリンクフィルター122の公称波長において光信号を送信するために構成されていることを意味する。
その後、ステップS512が実行される。そうでない場合には、ステップS510が実行される。
図4に関して既に言及されたように、マスターデバイスは、例えば、サイクル300の終了時に、複数の肯定応答を単一のメッセージ内で送信することができる。この場合、スレーブデバイス141は、そのメッセージが自らの識別子を含むか否かを調べるために、そのメッセージの内容を構文解析(parse)する。
ステップS510において、スレーブデバイス141は、マスターデバイス110によって衝突が検出されたことを通知する通知メッセージを受信したか否かを調べる。
そのメッセージが衝突検出を示す場合には、スレーブデバイス141は、その第1の通信インターフェース204が、実質的にアップリンクフィルター122の公称波長において光信号を送信するために現在構成されているか否かを判断することができない。それゆえ、その第1の通信インターフェース204の構成に関して何も変更することなく、ステップS503が繰り返される。
そうでない場合には、ステップS511が実行される。
ステップS511において、スレーブデバイス141は、その第1の通信インターフェース204の構成を変更する。言い換えると、スレーブデバイス141は、新たな搬送波波長において光信号を送信するために、スレーブデバイス141の第1の通信インターフェース204を構成する。
先行する構成の搬送波波長と新たな搬送波波長との間の差は、アップリンクフィルター122の帯域幅に基づいて規定することができる。その差は、この帯域幅よりも小さく、例えば、その値の半分に相当することが好ましい。
このステップの目的は、アップリンクフィルター122の通過帯域に一致する構成を見いだすまで、スレーブデバイス141に構成を試験させることである。
言い換えると、スレーブデバイス141は、マスターデバイス110から自らの識別子を含むいかなる肯定応答も、シグネチャーメッセージの2つの受信間の衝突通知も受信しないときに、別の搬送波波長において光信号を送信するためにスレーブデバイス141の送信インターフェース204を再構成し、応答メッセージを再び送信する。
ステップS512において、スレーブデバイス141は、アップリンクフィルター122の公称波長に更に近づくために、スレーブデバイス141の第1の通信インターフェース204の構成を改善するためのプロセスに入ることができる。このプロセスは、図6及び図7に関して後に詳述される。その後、そのアルゴリズムはステップS513において終了する。
それゆえ、図4のアルゴリズムとともに、図5のアルゴリズムによって、実効的な公称波長が温度依存性であるときに特に、アップリンクフィルター122のこの公称波長がどのような値であっても、アップリンク通信を実行するためにスレーブデバイス141の構成を決定できるようになる。
それゆえ、図4のアルゴリズムとともに、図5のアルゴリズムによって、実効的な搬送波波長が温度依存性であるときに特に、スレーブデバイス141によって用いられるこの搬送波波長がわからない場合でもまた、アップリンク通信を実行するためにスレーブデバイス141の構成を決定できるようになる。
図6は、アップリンク通信の場合に用いられることになる送信構成を細かく決定するために、主構成段階中に、各スレーブデバイス141、142、143によって実行されるアルゴリズムを概略的に表す。実際には、図5のアルゴリズムによって、アップリンク通信のためにスレーブデバイス141、142、143によって用いられることになる適切な構成を粗く決定できるようになる。
しかしながら、アップリンクフィルター122の僅かなスペクトル離調から生じる信号減衰を制限するために、スレーブデバイス141、142、143の構成を改善することができる。
さらに、そのアルゴリズムによれば、スレーブデバイス141は、アップリンクフィルター122の、すなわち、スペクトルスプリッターデバイス120の温度の変動に起因する、アップリンクフィルター122の公称波長の経時変化を追跡できるようになる。
さらに、そのアルゴリズムによれば、スレーブデバイス141は、所与の送信構成の場合に、温度の変動に起因して対応する搬送波波長が変化するときに、その送信構成を適応させることができるようになる。
そのアルゴリズムはスレーブデバイス141によって実行されると考えることにする。
ステップS601において、スレーブデバイス141は、マスターデバイスにメッセージを送信する。このメッセージは、スレーブデバイス141とマスターデバイス110との間の通常のやりとりの一部とすることができる。
次のステップS602において、スレーブデバイス141は、ステップS601において送信されたメッセージの受信中に検出された光信号のエネルギーレベルについての、マスターデバイス110からのインジケーションを受信したか否かを調べる。
実際には、図7に関して後に説明されるように、スレーブデバイスからメッセージを受信するとき、マスターデバイス110は、メッセージの受信中に検出された光信号のエネルギーレベルについてのインジケーションをスレーブデバイスに返送する。
そのようなインジケーションは、例えば専用のメッセージヘッダーフィールドにおいて、マスターデバイス110とスレーブデバイスとの間で通常交換されるメッセージの一部とすることができる。
次のステップS603において、スレーブデバイス141は、マスターデバイス110から受信されたインジケーションが、先行するメッセージと比べて光信号のエネルギーレベルが安定していることを示すか否かを調べる。
先行するメッセージは、ステップS601の前回の実行を指している。
好ましい実施形態では、先行するメッセージは、図6のアルゴリズムの直前の実行中にスレーブデバイス141によって送信されたメッセージを指している。
これが、図6のアルゴリズムの最初の実行である場合には、それは、先行するメッセージが存在しないことを意味しており、そのインジケーションに情報はなく、スレーブデバイス141は、光信号のエネルギーレベルが安定していないと考える。
2つの連続するメッセージのエネルギーレベル間の差が所定の値未満である場合には、光信号のエネルギーレベルは安定していると見なされる。言い換えると、スレーブデバイス141は、マスターデバイス110から受信された情報、すなわち、インジケーションに基づいて、更に別の搬送波波長において光信号を送信するためにその送信インターフェース204を再構成するか否かを決定する。
光信号のエネルギーレベルが安定している場合には、ステップS604が実行される。そうでない場合には、ステップS605が実行される。
ステップS604において、スレーブデバイス141は、その第1の通信インターフェース204の構成を維持し、ステップS601が繰り返される。
ステップS605において、スレーブデバイス141は、以下のように、その第1の通信インターフェース204の構成を変更する。
そのインジケーションが、情報がないことを示す場合には、これが図6のアルゴリズムの最初の実行であることを意味する。その際、スレーブデバイス141は、アップリンク方向において用いられる搬送波波長を長くするか、短くするかを任意に決定する。
そのインジケーションがエネルギーレベルの増加を示すとともに、図6のアルゴリズムの前回の発生時に、スレーブデバイス141がアップリンク方向において用いられる搬送波波長を短くした場合には、スレーブデバイス141は、搬送波波長を短くし続ける。
そのインジケーションがエネルギーレベルの増加を示すとともに、図6のアルゴリズムの前回の発生時に、スレーブデバイス141がアップリンク方向において用いられる搬送波波長を長くした場合には、スレーブデバイス141は、搬送波波長を長くし続ける。
そのインジケーションがエネルギーレベルの減少を示すとともに、図6のアルゴリズムの前回の発生時に、スレーブデバイス141がアップリンク方向において用いられる搬送波波長を短くした場合には、スレーブデバイス141は、ここで搬送波波長を長くする。
そのインジケーションがエネルギーレベルの減少を示すとともに、図6のアルゴリズムの前回の発生時に、スレーブデバイス141がアップリンク方向において用いられる搬送波波長を長くした場合には、スレーブデバイス141は、ここで搬送波波長を短くする。
そのインジケーションがエネルギーレベルの減少を示すとともに、図6のアルゴリズムの前回の発生時に、スレーブデバイス141がアップリンク方向において用いられる搬送波波長を変更しなかった場合には、スレーブデバイス141は、ここで搬送波波長を短くするか、長くするかを決定する。
この決定は任意に行うことができるか、又は所定の判定基準を用いて、例えば、先行する経時変化に基づいて行うことができる。
この状況は、アップリンクフィルター122の、又はスレーブデバイス141の温度が変化するときに生じる。それゆえ、スレーブデバイス141の第1の通信インターフェース204の構成は、アップリンクフィルター122の公称波長ともはや一致しない。それゆえ、アップリンク方向においてスレーブデバイス141によって用いられる搬送波波長の改善が実行される必要がある。
別の実施形態では、エネルギーレベルの安定性についてのインジケーションを受信する代わりに、スレーブデバイス141は、実際のエネルギーレベルを示す情報、又はそのようなエネルギーレベルを表す情報を受信する。
この場合、スレーブデバイス141は、この情報と、図6のアルゴリズムの前回の実行中に受信された情報とを比較し、それゆえ、エネルギーレベルが安定しているか否か、エネルギーレベルが増加したか、減少したかを判断することになる。
図7は、図6のアルゴリズムに対応してマスターデバイス110によって実行されるアルゴリズムを概略的に表す。
ステップS701において、マスターデバイス110は、スレーブデバイス141のようなスレーブデバイスからメッセージを受信する。このメッセージは、図6のアルゴリズムのステップS601中に送信されたメッセージに対応する。
次のステップS702において、マスターデバイス110は、メッセージの受信中に測定されるような、エネルギーレベルの値を得る。
次のステップS703において、マスターデバイス110は、そのメッセージがこのスレーブデバイスから受信された最初のメッセージであるか否かを調べる。これが最初のメッセージである場合には、ステップS705が実行される。そうでない場合には、ステップS704が実行される。
ステップS704において、マスターデバイス110は、ステップS702において得られたようなエネルギーレベルの値を、図7のアルゴリズムの前回の実行中にステップ705において記憶された値と比較する。
ステップS705において、マスターデバイス110は、ステップS702において得られたようなエネルギーレベルの値を記憶し、次のステップS706において、マスターデバイス110は、スレーブデバイスに比較に関連するインジケーションを送信する。
ステップS701において受信されたメッセージがこのスレーブデバイスから受信された最初のメッセージである場合には、比較は実行されず、送信されたインジケーションは、情報がないことを示す。そうでない場合には、そのインジケーションは、そのメッセージのエネルギーレベルの値が前回記憶された値に比べて、大きいか、小さいか、又は安定しているかを示す。言い換えると、マスターデバイス110は、そのメッセージのエネルギーレベルが先行するメッセージのエネルギーレベルに比べて、大きいか、小さいか、又は安定しているかを示す。
図6及び図7のアルゴリズムを実行する際に、マスターデバイス110の役割及びスレーブデバイス141の役割が入れ替わる場合があることに留意することができる。この場合、マスターデバイス110は、ダウンリンクフィルター121から生じる信号減衰を制限するために、その第1の通信インターフェース204の構成を改善することができる。
実際には、図8に関して後に説明されるようなアルゴリズムによれば、マスターデバイスは、ダウンリンク送信のために用いられることになる送信構成を粗く規定できるようになる。
搬送波波長を細かく規定することが必要な場合がある。
さらに、そのアルゴリズムによれば、マスターデバイス110は、ダウンリンクフィルター121の、すなわち、スペクトルスプリッターデバイス120の温度の変動に起因する、ダウンリンクフィルター121の公称波長の経時変化を追跡できるようになる。
さらに、そのアルゴリズムによれば、マスターデバイス110は、所与の送信構成の場合に、例えば、温度の変動に起因して対応する搬送波波長が変化するときに、その送信構成を適応させることができるようになる。
図8は、ダウンリンク方向において用いられることになる送信構成を決定するために、予備構成段階中にマスターデバイス110によって実行されるアルゴリズムを概略的に表す。
そのアルゴリズムはステップS801において開始する。
次のステップS802において、マスターデバイス110は、その第1の通信インターフェース204を設定する。それゆえ、第1の通信インターフェース204は、初期搬送波波長において光信号を送信するために構成され、それは第1の通信インターフェース204のデフォルト構成とすることができるか、又はスレーブデバイス141、142、143とのダウンリンク通信のために前回用いられた第1の通信インターフェース204の構成とすることができる。
マスターデバイス110は、スレーブデバイス141、142、143によって送信される場合があるような光信号を受信できるように、第1の通信インターフェース204を更に構成する。
次のステップS803において、マスターデバイス110はサイクルカウンターを初期化する。このサイクルカウンターは、予備構成段階のサイクル数をカウントすることを目的とする。それゆえ、サイクルカウンターは新たなサイクルごとにインクリメントされる。
マスターデバイス110は、1つのスレーブデバイスのみと予備構成段階を実行することができるので、予備構成段階におけるサイクル当たりのタイムスロットの数は、主構成段階におけるサイクル当たりのタイムスロットの数に比べて少なくすることができる。例えば、各サイクルは2つのタイムスロットを含むことができ、1つのタイムスロットはシグネチャーメッセージを送信するためのものであり、1つは応答メッセージ及び肯定応答メッセージを送信するためのものである。
次のステップS804において、マスターデバイス110は、予備構成段階の1サイクルを開始する。
次のステップS805において、マスターデバイス110は、スレーブデバイス141、142、143にシグネチャーメッセージを送信する。
シグネチャーメッセージは、予備構成段階が進行中であることを示す専用のタイプ識別子を有するメッセージである。このタイプ識別子は、主構成段階の場合に用いられたタイプ識別子と同じとすることができる。
このメッセージを受信すると、スレーブデバイス141、142、143は、図5に関して既に説明されたような応答メッセージを送信する。
第1の通信インターフェース204は、ダウンリンクフィルター121の通過帯域内の搬送波波長において光信号を送信するためにまだ構成されていない場合があることに留意されたい。それゆえ、シグネチャーメッセージはダウンリンクフィルター121によって出力されない場合があるので、スレーブデバイス141、142、143はシグネチャーメッセージを受信しない場合がある。
次のステップS806において、マスターデバイス110は、サイクルの残りの持続時間に対応するタイムアウト値を用いてタイマーを設定する。
次のステップS807において、マスターデバイス110は、ステップS805において送信されたシグネチャーメッセージに対する応答メッセージを任意のスレーブデバイス141、142、143から受信したか否かを調べる。
マスターデバイス110がそのような応答メッセージを受信した場合には、それは、マスターデバイス110の第1の通信インターフェース204が、実質的にダウンリンクフィルター121の公称波長において光信号を送信するために構成されていることを意味する。
その後、ステップS809が実行される。そうでない場合には、ステップS808が実行される。
ステップS809において、マスターデバイス110は、マスターデバイス110の第1の通信インターフェース204の構成を維持する。実際には、アルゴリズムがこのステップに達するとき、それは、スレーブデバイス141、142、143がマスターデバイス110からメッセージを受信できることを意味する。マスターデバイス110は、図7に関して既に言及されたように、第1の通信インターフェース204の構成を改善することができる。その後、そのアルゴリズムはステップS810において終了する。
ステップS808において、マスターデバイス110は、ステップS806において設定されたタイマーのタイムアウトが満了したか否かを調べる。タイムアウトが満了した場合には、ステップS811が実行される。そうでない場合には、ステップS807が繰り返される。
ステップS811において、マスターデバイス110は、サイクルカウンターが所定のしきい値に達したか否かを調べる。言い換えると、マスターデバイス110は、送信されたシグネチャーメッセージが所定の数、すなわち、しきい値に達したか否かを調べる。
このしきい値は、スレーブデバイスが自らの第1の通信インターフェース204の適切な構成を見いだすのに必要な最大サイクル数に対応する。
実際には、スレーブデバイスがシグネチャーメッセージを受信する場合には、スレーブデバイスは、アップリンク通信のために適した構成を見いだす必要がある。これを果たすために、スレーブデバイスは、図5に関して既に説明されたアルゴリズムを適用する。それゆえ、マスターデバイス110は、スレーブデバイスがアップリンク通信のために適した送信構成を見いだすのに必要な数だけシグネチャーメッセージを送信することになる。
しきい値に達した場合には、ステップS812が実行される。そうでない場合には、ステップS804が繰り返され、新たなサイクルが開始される。
ステップS812において、マスターデバイス110は、第1の通信インターフェース204の構成を変更する。言い換えると、マスターデバイス110は、新たな搬送波波長において光信号を送信するために第1の通信インターフェース204を構成する。
先行する送信構成と新たな送信構成との間の差は、ダウンリンクフィルター121の帯域幅に基づいて規定することができる。その差は、この帯域幅よりも小さく、例えば、その値の半分に相当することが好ましい。
このステップの目的は、ダウンリンクフィルター121の通過帯域に一致する構成を見いだすまで、マスターデバイス110に構成を試験させることである。
マスターデバイス110がダウンリンクフィルター121に適した構成を見いだすと、スペクトルスプリッターデバイス120の他のダウンリンクフィルターの適切な構成を決定することができる。
実際には、既に言及されたように、アップリンク方向又はダウンリンク方向について考える場合、スペクトルスプリッターデバイス120の全てのフィルターが同じ帯域幅値を有することが好ましく、温度の変動とは無関係に、所定のスペクトル距離だけ離間されることが好ましい。
それゆえ、マスターデバイス110は、この帯域幅値及び空間値を用いることによって、他のダウンリンクフィルターの適切な構成を決定することができる。
フィルターの帯域幅は一定にすることができ、フィルター間のスペクトル距離も一定にすることができる。一変形形態では、フィルターごとの実効的な帯域幅及びフィルター間のスペクトル距離は、マスターデバイス110によって学習される場合がある。この場合、マスターデバイス110は、ダウンリンクフィルターごとに図4に関して上記で詳述されたアルゴリズムのステップを実行し、得られた構成から、実効的な帯域幅及びスペクトル距離を決定する。これらの特性は温度による変化を受けないので、マスターデバイス110はそれらの特性を用いて、将来における全てのフィルターのための予備構成段階を短縮することができる。

Claims (12)

  1. 第2のデバイス(110)への少なくとも1つのそれぞれの経路上で、1又は複数の路上に存在する第1の光バンドパスフィルター(122)の公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために少なくとも1つの第1のデバイス(141、142、143)の光送信インターフェースを構成するための方法であって、
    各第1のデバイスは、前記第2のデバイスから光信号を受信できるように構成される光受信インターフェースを有し、
    前記第2のデバイスは、前記第1の光バンドパスフィルターによって出力されるとともに、前記公称波長に実質的に等しい搬送波波長において任意の第1のデバイスによって送信される光信号を受信できるように構成される光受信インターフェースを有し、
    各第1のデバイスの前記光送信インターフェースは、第1の搬送波波長において光信号を送信するために最初に構成され、
    前記第2のデバイスが、
    1又は複数の前記第1のデバイスにシグネチャーメッセージを送信するステップ(S404)と、
    前記送信されたシグネチャーメッセージに応答して受信される各応答メッセージに対する肯定応答を送信するステップ(S410)と、
    を実行することを特徴とし、
    各第1のデバイスが、
    前記第2のデバイスから少なくとも1つのシグネチャーメッセージを受信するステップ(S503)と、
    受信された各シグネチャーメッセージに対する応答メッセージを前記第2のデバイスに送信するステップ(S505)と、
    シグネチャーメッセージの2つの受信間で前記第1のデバイスが前記第2のデバイスから肯定応答を受信しないとき、別の搬送波波長において光信号を送信するために前記光送信インターフェースを再構成するステップ(S511)と、
    を実行することを特徴とする、方法。
  2. 前記第2のデバイスが応答メッセージの衝突を検出するとき(S408)、該第2のデバイスが該衝突のインジケーションを送信するステップ(S409)を実行することを特徴とし、
    シグネチャーメッセージの2つの受信間で肯定応答を受信しなかった各第1のデバイスが、前記光送信インターフェースを再構成することなく、次の応答メッセージを送信するステップを実行することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2のデバイスは、各応答メッセージに対する複数の肯定応答を単一の肯定応答メッセージにおいて送信することを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. シグネチャーメッセージの各送信はサイクル(300)の開始点に対応することを特徴とし、
    各サイクルは複数のタイムスロット(301、302、303、304、305、306)に分割されることを特徴とし、
    前記シグネチャーメッセージに対する各応答メッセージは所定のタイムスロット中に送信される
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第2のデバイスが、以下のステップのうちの少なくとも1つ、すなわち
    受信された応答の数に従って少なくとも1つの後続のサイクルのタイムスロットの数を減らすステップ、及び
    前記第2のデバイスが応答メッセージ間の衝突を検出するときに、少なくとも1つの後続のサイクルのタイムスロットの数を増やすステップ、
    のうちの少なくとも1つ
    を実行することを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 少なくとも1つの第1のデバイスが前記応答メッセージに対する肯定応答を受信すると、
    前記第1のデバイスは、
    前記第2のデバイスにメッセージを送信するステップ(S601)と、
    前記メッセージを受信するときに、前記第2のデバイスによって検出された光信号エネルギーレベルに関連する情報を受信するステップ(S602)と、
    前記受信された情報に基づいて、更に別の搬送波波長を用いて前記光送信インターフェースを再構成するか否かを決定するステップ(S603)と、
    を実行し、
    前記情報は、1つのメッセージを受信したときに検出された前記光信号エネルギーレベルを1つの先行するメッセージを受信したときに検出された前記光信号エネルギーレベルと比較するときに、前記光信号エネルギーレベルが増加したか、減少したか、又は安定していたかを指示することからなり、
    前記光信号エネルギーレベルが安定していた場合、前記第1のデバイスはその光送信インターフェースを再構成せず、そうでない場合、前記第1のデバイスはその光送信インターフェースを再構成する
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 第2の光バンドパスフィルター(121)が前記第2のデバイスから1又は複数の前記第1のデバイスまでの1又は複数の経路上に存在し、前記第2のデバイスは、前記第2の光バンドパスフィルターの公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために構成される光送信インターフェースを有し、
    前記第2のデバイスが1又は複数の前記第1のデバイスから応答メッセージを受信すると、
    前記第2のデバイスは、
    前記第1のデバイスにメッセージを送信するステップ(S601)と、
    前記メッセージを受信するときに、前記第1のデバイスによって検出された光信号エネルギーレベルに関連する情報を受信するステップ(S602)と、
    前記受信された情報に基づいて、別の搬送波波長を用いて前記光送信インターフェースを再構成するか否かを決定するステップ(S603)と、
    を実行し、
    前記情報は、1つのメッセージを受信したときに検出された前記光信号エネルギーレベルを1つの先行するメッセージを受信したときに検出された前記光信号エネルギーレベルと比較するときに、前記光信号エネルギーレベルが増加したか、減少したか、又は安定していたかを指示することからなり、
    前記光信号エネルギーレベルが安定していた場合、前記第2のデバイスはその光送信インターフェースを再構成せず、そうでない場合、前記第2のデバイスはその光送信インターフェースを再構成する
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 第2の光バンドパスフィルター(121)が前記第2のデバイスから1又は複数の前記第1のデバイスまでの1又は複数の路上に存在し、前記第2のデバイスは、第2の搬送波波長において光信号を送信するために構成される光送信インターフェースを有し、
    前記第2のデバイスは、
    1又は複数の前記第1のデバイスに送信されたシグネチャーメッセージが所定の数に達したか否かを調べるステップ(S811)と、
    前記調べるステップが肯定的な結果である場合に、
    別の搬送波波長において光信号を送信するために前記光送信インターフェースを再構成し(S812)、該再構成された光送信インターフェースを介して少なくとも1つのシグネチャーメッセージを送信するステップ(S805)と、
    を実行することを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  9. 第2の光バンドパスフィルター(121)が前記第2のデバイスから1又は複数の前記第1のデバイスまでの1又は複数の路上に存在し、前記第2のデバイスは1又は複数の前記第1のデバイスに光信号を送信するために構成される光送信インターフェースを有し、
    前記第2のデバイスは、
    前記第2のデバイスから第3のデバイスまでの経路上にある第3の光バンドパスフィルターの公称波長に実質的に等しい波長において光信号を送信するための構成を決定するステップと、
    前記決定された構成、及び前記第2の光バンドパスフィルターの前記公称波長と前記第3の光バンドパスフィルターの前記公称波長との間の所定のスペクトル距離とに基づいて、前記光送信インターフェースを構成するステップと、
    を実行することを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  10. 第2のデバイス(110)への少なくとも1つのそれぞれの経路上で、1又は複数の経路上に存在する第1の光バンドパスフィルター(122)の公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために少なくとも1つの第1のデバイス(141、142、143)の光送信インターフェースを構成するためのシステムであって、
    各第1のデバイスは、前記第2のデバイスから光信号を受信できるように構成される光受信インターフェースを有し、
    前記第2のデバイスは、前記第1の光バンドパスフィルターによって出力され、前記公称波長に実質的に等しい搬送波波長において任意の第1のデバイスによって送信される光信号を受信できるように構成される光受信インターフェースを有し、
    各第1のデバイスの前記光送信インターフェースは、或る搬送波波長において光信号を送信するために最初に構成され、
    前記システムは1又は複数の前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスを備え、
    前記第2のデバイスが、
    1又は複数の前記第1のデバイスにシグネチャーメッセージを送信する(S404)手段と、
    前記シグネチャーメッセージに応答して受信された各応答メッセージに対する肯定応答を送信する(S410)手段と、
    を備えることを特徴とし、
    各第1のデバイスが、
    前記第2のデバイスから少なくとも1つのシグネチャーメッセージを受信する(S503)手段と、
    受信された各シグネチャーメッセージに対する応答メッセージを前記第2のデバイスに送信する(S505)手段と、
    シグネチャーメッセージの2つの受信間で前記第1のデバイスが前記第2のデバイスから肯定応答を受信していないとき、別の搬送波波長において光信号を送信するために前記光送信インターフェースを再構成する(S511)手段と、
    を備えることを特徴とする、システム。
  11. 第2のデバイス(110)への経路上で、該経路上に存在する第1の光バンドパスフィルター(122)の公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために第1のデバイス(141)の光送信インターフェースを構成するための方法であって、
    前記第1のデバイスは前記第2のデバイスから光信号を受信できるように構成される光受信インターフェースを有し、前記第1のデバイスの前記光送信インターフェースは或る搬送波波長において光信号を送信するために最初に構成され、
    前記第1のデバイスが、
    前記第2のデバイスから少なくとも1つのシグネチャーメッセージを受信するステップ(S503)と、
    受信された各シグネチャーメッセージに対する応答メッセージを前記第2のデバイスに送信するステップ(S505)と、
    シグネチャーメッセージの2つの受信間で前記第1のデバイスが前記第2のデバイスから応答メッセージに対する肯定応答を受信しないとき、別の搬送波波長において光信号を送信するために前記光送信インターフェースを再構成するステップ(S511)と、
    を実行することを特徴とする、方法。
  12. 第1のデバイスと呼ばれ、第2のデバイス(110)への経路上で、該経路上に存在する光バンドパスフィルター(122)の公称波長に実質的に等しい搬送波波長において光信号を送信するために構成されることになる光送信インターフェースを有するデバイス(141)であって、
    該第1のデバイスは前記第2のデバイスから光信号を受信できるように構成される光受信インターフェースを有し、前記第1のデバイスの前記光送信インターフェースは或る搬送波波長において光信号を送信するために最初に構成され、
    前記第1のデバイスは、
    前記第2のデバイスから少なくとも1つのシグネチャーメッセージを受信する(S503)手段と、
    受信された各シグネチャーメッセージに対する応答メッセージを前記第2のデバイスに送信する(S505)手段と、
    シグネチャーメッセージの2つの受信間で応答メッセージに対する肯定応答を前記第1のデバイスが前記第2のデバイスから受信しないとき、別の搬送波波長において光信号を送信するために前記光送信インターフェースを再構成する(S511)手段と、
    を備えることを特徴とする、デバイス。
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