JP6024165B2 - 分離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、分離装置に関する。
液相及び固相の混濁液あるいは液体中に固体粒子が分散した分散液から、所望の固相又は固体粒子を分離するためのフィルターを有する分離装置が知られている。フィルターを有する分離装置は、使用によってフィルターの目詰まりが生じるため、フィルターの目詰まりを抑制して分離効率を高めた分離装置が求められている。
フィルターの目詰まりを低減するための技術として、特許文献1には、シャフトを介して多孔質スクリーン(フィルター)を振動させる機械式の加振機構を有する構成が記載されている。また、特許文献2には、超音波装置を用いて液体に超音波を照射することによってフィルターを振動させる超音波式の加振機構を有する構成が記載されている。
特開平6−269274号公報 特開2001−15465号公報
上述の加振機構を有する分離装置においてもフィルターの目詰りをある程度抑制できるが、フィルターの目詰りをさらに抑制するためには、さらなる工夫が必要であった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様によれば、フィルターの目詰まりを抑制して分離効率を高めた分離装置を提供することができる。
(1)本形態に係る分離装置は、開口と底面とを備えた収容容器と、第1開口と、該第1開口と対向する第2開口と、該第2開口を塞ぐフィルターと、を含む筒状の回収容器と、前記収容容器に振動を加える加振機構と、を含み、前記回収容器の少なくとも一部は、前記収容容器の底面と前記フィルターとが対向しつつ前記収容容器に収まっている。
回収容器の少なくとも一部が、収容容器の底面とフィルターとが対向しつつ収容容器に収まっているので、固形成分を含む被分離液が収容容器の開口から注入されると、フィルターを通過したろ液は、フィルターに対して重力が作用する方向を基準とした上方となる回収容器内に移動し、フィルターを通過しなかった残渣は、フィルターに対して重力が作用する方向を基準とした下方となる収容容器内に残る。すなわち、フィルターを基準とした流れの向きと重力が作用する向きとが逆向きとなる。また、加振機構によって収容容器に振動を加えると、収容容器及び被分離液を介してフィルターも振動する。本形態によれば、フィルターを基準とした流れの向きと重力が作用する向きとが逆向きとなり、さらに加振機構によって収容容器及びフィルターが振動させられることによって、被分離液に含まれる固形成分が、時間的に連続してフィルター孔に集中することを抑制できる。したがって、フィルターの詰まりを抑制して分離効率の高い分離装置を実現できる。また、被分離液に含まれる固形成分が必要以上にフィルターを抜けてしまう現象を抑制して、分離精度の高い分離装置を実現できる。さらに、被分離液に含まれる固形成分であって、被分離液に含まれる液体よりも比重の大きい固形成分をろ液側に分離する場合には、加振機構によって被分離液が攪拌されることによって、被分離液に含まれる固形成分とフィルターとが接触する確率が高くなるので、分離効率の高い分離装置を実現できる。
(2)上述の分離装置において、前記収容容器と前記回収容器とは、互いに固定されていなくてもよい。
収容容器と回収容器とが互いに固定されていないので、加振機構によって収容容器に振動が加えられると、収容容器の底面とフィルターとの距離が時間的に容易に変化する。すなわち、収容容器の底面とフィルターとに挟まれる領域の体積が時間的に容易に変化する。これによって、被分離液を攪拌する効果が高まり、被分離液に含まれる固形成分とフィルターとが接触する確率が高くなるので、分離効率の高い分離装置を実現できる。
(3)上述の分離装置において、前記収容容器の底面の面積は、前記収容容器の開口の面積よりも小さくてもよい。
これによって、収容容器の開口とフィルターとの面積の差に比べて収容容器の底面とフィルターとの面積の差が小さくなるので、収容容器の底面近傍の被分離液がフィルターと接触する確率が高まる。したがって、分離効率の高い分離装置を実現できる。また、収容容器の内形が柱状である場合に比べて、収容容器に対する回収容器の位置が変化した場合における被分離液の液面高さ(被分離液と大気との界面の高さ)の変化が小さくなる。これによって、被分離液が回収容器の位置の変化を妨げることを抑制できる。したがって、被分離液を攪拌する効果が高まり、固形成分とフィルターとが接触する確率が高くなるので、分離効率の高い分離装置を実現できる。
図1(A)は、実施形態に係る分離装置1の斜視図、図1(B)は、実施形態に係る分離装置1の要部平面図及び要部平面図のA−A線における要部断面図。 図2(A)は、実施形態に係る分離装置1の第1使用例を説明するための要部断面図、図2(B)は、比較例を説明するための要部断面図。 第1使用例及び比較例における測定結果を示す表。 第2使用例における測定結果を示すグラフ。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.本実施形態に係る分離装置の構成
図1(A)は、本実施形態に係る分離装置1の斜視図、図1(B)は、本実施形態に係る分離装置1の要部平面図及び要部平面図のA−A線における要部断面図である。
本実施形態に係る分離装置1は、開口11と底面12とを備えた収容容器10と、第1開口21と、第1開口21と対向する第2開口22と、第2開口22を塞ぐフィルター23と、を含む筒状の回収容器20と、収容容器10に振動を加える加振機構30と、を含み、回収容器20の少なくとも一部は、収容容器10の底面12とフィルター23とが対向しつつ収容容器10に収まっている。
収容容器10は、開口11を有している。開口11の機能の1つは、被分離液の入口となることである。開口11は、回収容器20の少なくとも一部が収容容器10に収容されるために十分な大きさ及び形状であればよい。図1(A)及び図1(B)に示される例では、開口11の形状は円形である。
収容容器10は、底面12を有している。底面12は、回収容器20が収容容器10に収容された場合に、フィルター23と対向配置されるために十分な大きさ及び形状であればよい。また、底面12は、平面に限られず、一部に凹凸を有する面であってもよい。図1(A)及び図1(B)に示される例では、底面12の形状は、円形の平面である。
回収容器20は、第1開口21を有する。第1開口21の機能の1つは、フィルター23を介したろ液の出口となることである。第1開口21は、フィルター23を通過したろ液の取り出しに十分な大きさ及び形状であればよい。図1(A)及び図1(B)に示される例では、第1開口21の形状は円形である。
回収容器20は、第2開口22を有する。第2開口22は、フィルター23が設けられるために十分な大きさ及び形状であればよい。図1(A)及び図1(B)に示される例では、第2開口22の形状は円形である。
回収容器20は、フィルター23を有する。フィルター23は、第2開口22を塞ぐように設けられている。図1(A)及び図1(B)に示される例では、第2開口22の形状は円形であるので、フィルター23の平面形状も円形に構成されている。また、図1(A)及び図1(B)に示される例では、フィルター23は平面状に構成されているが、これに限らず、曲面状に構成されていてもよい。フィルター23の材料としては、被分離液の組成などを考慮して、例えば、金属、樹脂など、種々の公知の材料から選択して用いることができる。また例えば、被分離液が水系の液体である場合には、必要に応じて、フィルター23の材料として親水性の材料を用いたり、フィルター23の表面を親水処理したりしてもよい。フィルター23は、貫通孔を有している。貫通孔の孔径は、被分離液に含まれている所望の固形物が通過しにくい大きさである。
回収容器20は、筒状の胴部24を有する。胴部24とフィルター23とは、一体的に形成されていてもよいし、独立に形成されていてもよい。
回収容器20の少なくとも一部は、収容容器10の底面12とフィルター23とが対向しつつ収容容器10に収まっている。すなわち、収容容器10の底面12が開口11よりも重力の作用する方向を基準とした下方にある場合には、回収容器20の第2開口22及びフィルター23は第1開口21よりも重力の作用する方向を基準とした下方となるように、回収容器20の少なくとも一部が収容容器10に収まっている。図1(A)及び図1(B)に示される例では、第1開口21及びその近傍は収容容器10には収まっていないが、これに限らず、第1開口21、第2開口22及びフィルター23のいずれもが収容容器10に収まっていてもよいし、回収容器20の全てが収容容器10に収まっていてもよい。
加振機構30は、収容容器10に振動を加える。本実施形態においては、加振機構30は突起32を有している。図1(A)に示される例では、突起32が上下に(図1(A)における矢印方向)振動し、突起32が収容容器10の底(底面12の裏面)に当接することによって、収容容器10に振動が加えられる。なお、突起32が振動する方向は任意の方向とすることができる。また、突起32が当接する収容容器10の位置は任意の位置とすることができる。加振機構30としては、ソレノイドモーター、圧電素子など、種々の公知の加振機構を採用できる。本実施形態においては、加振機構30としてソレノイドモーターを用いている。加振機構30が加える振動の周波数としては、例えば、フィルター23が振動しやすい周波数を実験的に決定してもよい。
回収容器20の少なくとも一部が、収容容器10の底面12とフィルター23とが対向しつつ収容容器10に収まっているので、固形成分を含む被分離液が収容容器10の開口11から注入されると、フィルター23を通過したろ液は、フィルター23に対して重力が作用する方向を基準とした上方となる回収容器20内に移動し、フィルター23を通過しなかった残渣は、フィルター23に対して重力が作用する方向を基準とした下方となる収容容器10内に残る。すなわち、フィルター23を基準とした流れの向きと重力が作用する向きとが逆向きとなる。また、加振機構30によって収容容器10に振動を加えると、収容容器10及び被分離液を介してフィルター23も振動する。
本実施形態によれば、フィルター23を基準とした流れの向きと重力が作用する向きとが逆向きとなり、さらに加振機構30によって収容容器10及びフィルター23が振動させられることによって、被分離液に含まれる固形成分が、時間的に連続してフィルター孔に集中することを抑制できる。したがって、フィルター23の詰まりを抑制して分離効率の高い分離装置1を実現できる。また、被分離液に含まれる固形成分が必要以上にフィルター23を抜けてしまう現象を抑制して、分離精度の高い分離装置1を実現できる。さらに、被分離液に含まれる固形成分であって、被分離液に含まれる液体よりも比重の大きい固形成分をろ液側に分離する場合には、加振機構30によって被分離液が攪拌されることによって、被分離液に含まれる固形成分とフィルター23とが接触する確率が高くなるので、分離効率の高い分離装置1を実現できる。
収容容器10と回収容器20とは、互いに固定されていなくてもよい。図1(A)及び図1(B)に示される例では、収容容器10と回収容器20とは、接着されたり嵌合されたりせず、互いに固定されていない。
本実施形態によれば、収容容器10と回収容器20とが互いに固定されていないので、加振機構30によって収容容器10に振動が加えられると、収容容器10の底面12とフィルター23との距離が時間的に容易に変化する。すなわち、収容容器10の底面12とフィルター23とに挟まれる領域の体積が時間的に容易に変化する。これによって、被分離液を攪拌する効果が高まり、被分離液に含まれる固形成分とフィルター23とが接触する確率が高くなるので、分離効率の高い分離装置1を実現できる。
収容容器10の底面12の面積は、収容容器10の開口11の面積よりも小さくてもよい。図1(A)及び図1(B)に示される例では、収容容器10の内形は、底面12の面積が開口11の面積よりも小さい錐台状に構成されている。すなわち、図1(A)及び図1(B)に示される例では、収容容器10の内径の水平断面積は、底面12に近づくほど小さくなっている。
本実施形態によれば、収容容器10の開口11とフィルター23との面積の差に比べて収容容器10の底面12とフィルター23との面積の差が小さくなるので、収容容器10の底面12近傍の被分離液がフィルター23と接触する確率が高まる。したがって、分離効率の高い分離装置1を実現できる。また、収容容器10の内形が柱状である場合に比べて、収容容器10に対する回収容器20の位置が変化した場合における被分離液の液面高さ(被分離液と大気との界面の高さ)の変化が小さくなる。これによって、被分離液が回収容器20の位置の変化を妨げることを抑制できる。したがって、被分離液を攪拌する効果が高まり、被分離液に含まれる固形成分とフィルター23とが接触する確率が高くなるので、分離効率の高い分離装置1を実現できる。
2.本実施形態に係る分離装置の使用例
2−1.第1使用例
図2(A)は、本実施形態に係る分離装置1の第1使用例を説明するための要部断面図、図2(B)は、比較例を説明するための要部断面図である。白抜き矢印は液体の流れを表し、黒矢印は加振機構30による振動方向を表す。なお、図1(A)及び図1(B)に示される構成と同一の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図2(A)に示される第1使用例においては、分離装置1を用いて、収容容器10の開口11を入口として被分離液41を収容容器10に注入し、フィルター23を介したろ液42を回収容器20の第1開口21から回収した。図2(B)に示される比較例においては、回収容器20の第1開口21を入口として被分離液41を回収容器20に注入し、フィルター23を介したろ液42を、フィルター23に対して重力が作用する方向を基準とした下方で回収した。
被分離液41としては、ヒト単球系細胞株THP−1を10個/mlの懸濁液に調整した液体を用いた。フィルター23としては、外径1cm、厚さ10μm、孔径8μmのフィルターを用いた。加振機構30による振動条件としては、周期400msec、振幅0.25mmとした。
図3は、第1使用例及び比較例における測定結果を示す表である。図3に示される表では、第1使用例及び比較例におけるろ液及び残渣に含まれる固形物の平均粒径を測定した結果、並びに、ろ液に含まれる固形物の平均粒径と残渣に含まれる固形物の平均粒径との差が示されている。図3に示される例では、ろ液と残渣に含まれる固形物の平均粒径を島津製作所製のレーザ回折式粒度分布測定装置(Laser Diffraction Particle Size Analyzer)SALD−300Vを用いて測定した。
細胞のように変形しやすい固形物は、必要以上にフィルター23を抜けてしまう現象が起こりやすい。しかし、図3に示されるように、フィルター23として同一のフィルターを用いたにもかかわらず、分離装置1を用いた第1使用例においては、比較例と比べて、ろ液に含まれる固形物の平均粒径と残渣に含まれる固形物の平均粒径との差が大きくなっている。この結果は、分離装置1を用いた第1使用例では、固形物が必要以上にフィルター23を抜けてしまう現象の発生を抑制できていることを示している。
2−2.第2使用例
分離装置1の第2使用例について説明する。まず、ヒト血液をリン酸緩衝生理食塩水(PBS;Phosphate buffered saline)で2倍に希釈し、Ficollを用いた密度勾配遠心法(回転速度1400rpmで30分間)によって各血液成分を分離した。次に、バフィーコートを採取してPBSで希釈した被分離液と、被分離液を分離装置1で分離した後の残渣に含まれる各血液成分の個数を、シスメックス製の多項目自動血球分析装置XE−2100を用いて測定した。
図4は、第2使用例における測定結果を示すグラフである。図4に示されるグラフには、左から順に、バフィーコートを採取してPBSで希釈した被分離液に含まれる各血液成分の個数、分離装置1のフィルター23として、左から順に孔径4.6μm、孔径5.0μm、孔径5.6μmのフィルターを用いた場合の残渣に含まれる各血液成分の個数が示されている。
図4に示されるように、バフィーコートを採取してPBSで希釈した被分離液には、血小板及びリンパ球が多数残っている。一方、分離装置1を用いた後には、血小板及びリンパ球の個数は大幅に減少している。この結果は、分離装置1を用いた第2使用例では、密度勾配遠心法によっては分離できなかった血小板及びリンパ球を分離できることを示しているので、分離装置1の分離効率が高いことを示している。
また、図4に示されるグラフには、血小板はフィルター23の孔径を4.6μmとした場合でも十分に分離できているが、同程度までリンパ球を分離するためには、フィルター23の孔径を5.6μmとする必要があることが示されている。この結果は、フィルター23の孔径を制御することによって、所望の成分を分離できることを示している。
なお、上述した実施形態及び変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば各実施形態及び各変形例は、複数を適宜組み合わせることが可能である。
本発明は、上述した実施形態及び使用例に限定されるものではなく、さらに種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…分離装置、10…収容容器、11…開口、12…底面、20…回収容器、21…第1開口、22…第2開口、23…フィルター、24…胴部、30…加振機構、32…突起、41…被分離液、42…ろ液

Claims (3)

  1. リンパ球を分離するための分離装置であって、
    開口と底面とを備えた収容容器と、
    第1開口と、該第1開口と対向する第2開口と、該第2開口を塞ぐフィルターと、を含む筒状の回収容器と、
    前記収容容器に振動を加える加振機構と、
    を含み、
    前記回収容器の少なくとも一部は、前記収容容器の底面と前記フィルターとが対向しつつ前記収容容器に収まっており、
    前記フィルターを基準とした流れの向きと重力が作用する向きとが逆向きとなり、
    前記フィルターは、貫通孔を有し、
    前記貫通孔の孔径は、5.6μmである、分離装置。
  2. 請求項1に記載の分離装置において、
    前記収容容器と前記回収容器とは、互いに固定されていない、分離装置。
  3. 請求項1又は2に記載の分離装置において、
    前記収容容器の底面の面積は、前記収容容器の開口の面積よりも小さい、分離装置。
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