JP6022378B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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本発明は、光軸上の撮影位置(挿入位置)と光軸外の退避位置との間を移動する退避レンズ群を有するレンズ鏡筒に関する。
収納時の小型化を図るため、撮影状態では光軸上の撮影位置に位置させるレンズ群を収納状態では光軸外の退避位置に回動移動させるレンズ鏡筒が知られている。この退避レンズ群を有するレンズ鏡筒では、退避レンズ群を支持して光軸方向に直進移動する退避レンズ群支持環(退避群支持環)と、この退避群支持環に対して光軸方向に接近移動する直進移動環が備えられる。直進移動環には、退避レンズ群とは別の光学要素(例えば前方レンズ群)が支持されており、収納時には退避群支持環(退避レンズ群)に接近する。このとき、退避レンズ群の退避動作が完了する前に直進移動環が退避群支持環に接近しすぎると、直進移動環に支持された光学要素と退避レンズ群が干渉(衝突)して、損傷するおそれがある。
特開2006-39153号公報
特許文献1は、この問題を解決するため、退避レンズ群が退避動作を終了する迄、退避群支持環に対する直進の後退動作を制限するストッパを設ける機構を提案している。しかし、特許文献1では、退避レンズ群の退避動作でストッパを直進移動環との干渉位置から非干渉位置に移動させている。つまり、退避レンズ群は撮影位置から退避位置に回動移動した後、さらにストッパを上記干渉位置から非干渉位置に移動させるために回動しなければならないため、退避レンズ群の回動動作(回動角度)が大きくなり、退避レンズ群の回動を許容する広い空間が必要になり、小型化(小径化)の妨げとなっている。
本発明は、以上の問題意識に基づき、光軸上の撮影位置と光軸外の退避位置との間を回動移動する退避レンズ群を有するレンズ鏡筒において、退避レンズ群が退避動作を完了する迄直進移動環の後退動作を制限するストッパ機構を備えながら、より小径(小型)にできるレンズ鏡筒を得ることを目的とする。
本発明は、光軸方向に進退可能な直進移動環;上記直進移動環に対して光軸方向に相対移動が可能で、撮影状態から収納状態に移行する際、該直進移動環に対して接近移動する退避群支持環;上記退避群支持環に、光軸上の撮影位置と光軸外の退避位置との間を回動可能に支持された退避光学要素;上記退避群支持環に、光軸と平行な軸を介して回動可能に支持された離脱駆動レバー;上記退避群支持環に、上記離脱駆動レバーと同軸に回動可能に支持され、常時はそのストッパ部が上記直進移動環のストッパ部と係合するストップ位置に保持されて、該退避群支持環の上記直進移動環に対する接近移動を制限するストッパレバー;上記直進移動環及び退避群支持環が光軸方向前方の撮影位置から後方の収納位置に移動するとき、上記離脱駆動レバーと係合して該離脱駆動レバーを回動させ、該離脱駆動レバーを介して上記退避光学要素を上記撮影位置から退避位置に移動させる第一の固定カム部材;及び上記退避光学要素が上記撮影位置から退避位置に回動した後、上記ストッパレバーを上記ストップ位置から上記ストッパ部が直進移動環のストッパ部と係合するストップ位置から退避するストップ解除位置に回動させる第二の固定カム部材;を有することを特徴としている。
第一の固定カム部材と第二の固定カム部材は、同一の単一固定カム部材により形成できる。
単一固定カム部材は、上記離脱駆動レバーを回動させて上記退避光学要素を上記撮影位置から退避位置に移動させる回動領域と、上記離脱駆動レバーを回動後の回動位置に保持する保持領域とを有し、上記回動領域は、上記離脱駆動レバーが上記保持領域に達した後、上記ストッパレバーを上記ストップ位置から上記ストップ解除位置に回動させることが実際的である。
単一固定カム部材の回動領域は、光軸に対して傾斜する退避カム面であり、上記保持領域は光軸と平行な位置規制面である。
ストッパレバーは、付勢手段によって上記ストップ位置に移動付勢する。
付勢手段は、上記ストッパレバーと上記退避群支持環との間に介在させた、上記ストッパレバーをストップ位置方向に回動付勢するトーションばねにより形成できる。
直進移動環は、撮影位置に位置するときにストップ位置方向に回動付勢されたストッパレバーのストッパ部が係脱可能なストッパ穴を有する。
本発明のレンズ鏡筒は、離脱駆動レバーと、該離脱駆動レバーと同軸のストッパレバーによって退避レンズ群の退避機構が実現されるので、離脱駆動レバーの回動角度を大きくとる必要がなく、小径化小型化が可能である。
本発明によるレンズ鏡筒ユニットの実施形態を示す要部の分解斜視図である。 同実施形態の直進ガイド筒と防振レンズユニットとシャッタユニットとAFユニットを組み付ける前の斜視図である。 同実施形態の直進案内環を除く各ユニットの組み付け状態の斜視図である。 同実施形態の各ユニットの組み付け状態の正面図である。 (A)、(B)同実施形態の離脱駆動レバー及びストッパレバーを分解して異なる角度から見た斜視図である。 同実施形態の直進案内環を除く各ユニットの組み付け状態における撮影状態の正面図である。 同実施形態の直進案内環を除く各ユニットの組み付け状態における収納状態の正面図である。 同実施形態の各ユニットの組み付け状態における撮影状態の正面図である。 同実施形態の各ユニットの組み付け状態における収納状態の正面図である。 同実施形態の各ユニットの組み付け状態における収納状態の側面図である。 同実施形態のレンズ鏡筒ユニットの撮影状態から収納状態に至る異なる段階における、離脱駆動レバー及びストッパレバーと挿脱レンズ群を支持した挿脱枠との様子を示す、(A1)乃至(A4)は正面図、(B1)乃至(B4)は背面図である。 同実施形態のレンズ鏡筒ユニットの撮影状態から収納状態に至る異なる段階における離脱駆動レバー及びストッパレバーと挿脱レンズ群を支持した挿脱枠との関係を示す、(A1)乃至(A4)は側面図、(B1)乃至(B4)は正面図である。
図1ないし図4は、本発明によるレンズ鏡筒の実施形態を示している。この実施形態は、防振AFシャッタブロック(レンズ鏡筒)10を有するレンズ鏡筒に本発明を適用したものである。本実施形態のレンズ鏡筒は、撮影光学系として、物体側から順に3群以上のレンズ群を備えているが、図1に物体側から2群目以降の防振挿脱レンズ群L1及びAFレンズ群L2のみを示した。防振挿脱レンズ群L1よりも物体側に位置する少なくとも一つのレンズ群は、直進移動環60内に保持されている。なお、防振AFシャッタブロック10が設けられるレンズ鏡筒の全体構造については図示を省略している。
防振AFシャッタブロック10は、レンズ鏡筒の撮影光学系の一部を構成する防振挿脱レンズ群L1及びAFレンズ群L2を支持するものであり、図1に示すように、退避群支持環(単一進退枠)14は、内部及び後端部に防振枠(防振ユニット)18、シャッタユニット16、及びAFモータユニット80などを備えている。退避群支持環14はその外周に、直進移動環60(その筒状部60a)が退避群支持環14に対して光軸方向相対移動自在に嵌合されている。直進移動環60は、筒状部60aの後端部にフランジ部60bを備え、筒状部60aに、退避群支持環14が直進移動環60に対して接近移動(光軸方向前方に移動)するのを制限するストッパ穴60cと、挿脱枠20が退避位置に回動移動したきにレンズ保持筒部20a及び防振挿脱レンズ群L1との干渉を防止する退避開口60dを備えている(図4)。以下、退避群支持環14の挿脱光学要素である防振挿脱レンズ群L1が直進移動環60に対して、直進移動環60に保持された光学要素に干渉する方向に移動することを接近移動といい、図示実施形態では退避群支持環14が直進移動環60に対して相対的に光軸方向前方に移動(前進)することを意味する。
退避群支持環14の後端部には、撮影光軸Oと平行な2本の直進移動環ガイド軸13の後端部が固定されている。直進移動環60は、筒状部60aが退避群支持環14の外周に嵌合され、内周面に形成された軸受部(図示せず)に直進移動環ガイド軸13が挿通され、退避群支持環14を撮影光軸方向に相対移動可能に支持している。直進移動環60は、内周面に設けられた支持部(図示せず)に先端部が固定され、後端部が退避群支持環14の挿通穴(図示せず)に挿通された付勢ばねガイド軸63と、このガイド軸に嵌合された圧縮コイルばねからなる直進移動環付勢ばね64により、後方(像面側)に移動付勢された状態で退避支持環14を保持し、撮影状態では、図示しないストッパ部材により、退避群支持環14を相対的に最も後方に移動した撮影位置に保持している。
以下の説明において、防振枠18、シャッタユニット16及びAFモータユニット80が搭載された退避群支持環14と、直進移動環60を収納位置と撮影位置とに移動させるl(レンズ繰出し収納機構)は、周知のカム機構などを適用することができる。
退避群支持環14は撮影光軸Oを囲む筒状部14aを有し、その内部に防振枠18、AFモータユニット80などを支持したシャッタユニット16が光軸方向に移動自在に装着されている。シャッタユニット16はシャッタハウジング16aの中央に光軸方向へ貫通する撮影開口16bを有し、内蔵した電磁駆動のシャッタアクチュエータ17でシャッタを駆動して撮影開口16bを開閉させる。シャッタハウジング16aの外周部には周方向に位置を異ならせて3つ(図1には1つのみ示している)のばね掛け突起16cが設けられ、シャッタハウジング16aの前面には3つのボール支持孔16eが形成されている。
シャッタユニット16の前部に防振枠18が支持される。防振枠18にはシャッタユニット16に対向する前面側にボール当接面(図示せず)が形成され、このボール当接面とボール支持孔16eの底面との間にガイドボール28を挟持している。ボール当接面は撮影光軸Oと略直交する平滑な平面である。ガイドボール28はボール支持孔16eに対して遊嵌されていて、ボール支持孔16e内で自由に回動する。
防振枠18の外周部には周方向に位置を異ならせて3つ(図1には2つのみ図示している)のばね掛け突起18bが設けられ、各ばね掛け突起18bとシャッタユニット16に3つ設けたばね掛け突起16cとの間に引張ばね36が張設されている。防振枠18は、3つの引張ばね36の付勢力によってシャッタユニット16に接近する方向(後方)に付勢され、ボール当接面をガイドボール28に当接させることで前後方向への移動が規制されている。この状態で防振枠18は、3箇所のボール当接面が3つのガイドボール28に対してそれぞれ点接触しており、ガイドボール28を転動させながら撮影光軸Oと直交する方向へ自在に移動可能になっている。
防振枠18は、防振駆動アクチュエータとしての第1、第2のボイスコイルモータによって駆動される(図1)。第1、第2のボイスコイルモータは、シャッタユニット16に支持される2つのコイル32、33と、防振枠18に支持される2つの永久磁石34、35を有する。永久磁石34と35はそれぞれ、防振枠18に設けた磁石保持凹部内に固定されている。永久磁石34と35の形状及び大きさは略同一であり、それぞれ細長矩形の薄板状をなしていて、その前後面が撮影光軸Oと直交する面と平行になるように固定されている。永久磁石34と35は、短手方向の略中央を通り長手方向に向く磁極境界線で分割される半割領域の一方がN極で他方がS極となっている。
コイル32、33は、略平行な一対の長辺部と該長辺部を接続する一対の湾曲部を有する空芯コイルであり、その形状及び大きさは略同一である。シャッタハウジング16aの前方側の面には位置決め突起16f、16gが一対突設され(図1)、コイル32、33はその空芯部に一対の位置決め突起16f、16gを係合させる態様でシャッタユニット16に支持されている。コイル32、33は、レンズ鏡筒が正位置に置かれたこの支持状態で長軸方向が撮影光軸Oと直交する平面内において互いに略直交する方向(鉛直、水平方向)に向けられ、かつ撮影光軸Oから等距離に配置されている。コイル32、33は、シャッタユニット16に接続されたフレキシブル基板90を介してカメラの制御基板上の制御回路(図示せず)に接続されており、この制御回路による通電指示信号または通電解除指示信号によって通電制御される。
以上の構成の第1のボイスコイルモータでは、コイル32と永久磁石34が光軸方向に対向しており、コイル32に通電すると、コイル32と永久磁石34との間に、撮影光軸Oと直交する平面内で永久磁石34の磁極境界線(コイル32の長軸方向線)と略直交する方向(水平方向)の駆動力が発生する。同様に第2のボイスコイルモータは、コイル33と永久磁石35が光軸方向に対向しており、コイル33に通電すると、コイル33と永久磁石35との間に、撮影光軸Oと直交する平面内で永久磁石35の磁極境界線(コイル33の長軸方向線)と略直交する方向(鉛直方向)の駆動力が発生する。これら駆動力の光軸直交面内での駆動方向は、いずれも水平、鉛直方向とほぼ平行となり、互いに90°異なっていて、各コイル32、33への通電制御によって、撮影光軸Oと直交する平面内で防振枠18を任意の方向に、任意の速度で移動させることができる。
シャッタユニット16には、防振枠18の前方に位置させてセンサホルダ21とセンサカバー22が順に固定されている。センサホルダ21は永久磁石34、35を覆う形状をなし、永久磁石34、35の前面から前方に離間した状態で位置検出センサ38と40を保持している。位置検出センサ38と40によって、光軸直交面内における防振枠18の位置を検出することができる。位置検出センサ38と40は、センサカバー22に接続されたフレキシブル基板23を介してカメラの制御基板上の制御回路(図示せず)に接続されており、検出した防振枠18の位置検出信号を制御回路に出力する。センサカバー22は、センサホルダ21の前方を覆って、位置検出センサ38と40を保護している。
AFレンズ群L2は、AFレンズ枠71のレンズ保持筒部71aに支持(固定)されており、AFレンズ枠71には、筒状部72が一体に形成されている。レンズ保持筒部71aと筒状部72は、連結部71bを介して連結されている。筒状部72は、撮影光軸Oと平行な方向に向けて固定されるレンズガイド軸73に摺動自在に嵌合するもので、レンズガイド軸73の一端部は、シャッタハウジング16aに形成した軸支持孔(図示せず)に固定(支持)され、他端部はシャッタハウジング16aの後端部にねじ止めされた軸カバー75に固定されている(図1)。具体的には、レンズガイド軸73にAFレンズ枠71の筒状部72が嵌められた状態で、該レンズガイド軸73の両端がシャッタハウジング16aの軸支持孔と軸カバー75の軸支持孔75aに嵌合され、シャッタハウジング16aと軸カバー75が固定されて、レンズガイド軸73がシャッタハウジング16aと軸カバー75の間に固定されている。
シャッタユニット16のシャッタハウジング16aには、AFモータユニット80(AFモータ85)が固定される。AFモータユニット80は、シャッタハウジング16aに直接固定されるフレーム部材81を有している。フレーム部材81は、金属板材を曲折加工(プレス加工)して形成したもので、互いに平行な第一支持板部82と第二支持板部83、及びこの第一支持板部82と第二支持板部83を接続する接続板部84を有して大略コ字状をなしている。
フレーム部材81の第一支持板部82には、駆動軸を直接リードスクリュー85aとしたAFモータ85のケーシングが固定されており、リードスクリュー85aは、第一支持板部82に形成した緩通穴を通って第二支持板部83側に延びている。リードスクリュー85aの先端は、第二支持板部83に固定した軸受部材86に回転自在に支持されている。
ナット部材88は、リードスクリュー85aに螺合される雌ねじ部(螺合部)88aと径方向突起88bを有する合成樹脂材料の成形品からなるもので、フレーム部材81に固定する前のAFモータ85のリードスクリュー85aに雌ねじ部88aが螺合される。AFモータ85は、リードスクリュー85aにナット部材88を螺合させた状態において、リードスクリュー85aの先端部を第二支持板部83の軸受部材86に回転自在に支持させて、第一支持板部82に固定される(図2)。ナット部材88は、退避群支持環14内に光軸方向に形成された直線溝に径方向突起88bが摺動自在に係合して、回転規制される。
AFモータ85の入力端子とカメラの制御基板上の制御回路とはフレキシブル基板90によって接続される。またフレキシブル基板90には、AFレンズ枠71の原点検出用突起71dと共働してAFレンズ枠71が光軸方向の特定位置(原点)に位置することを検出する原点センサ(フォトインタラプタ)91が設けられている。制御回路は、AF駆動信号をフレキシブル基板90を介して出力してAFモータ85を駆動制御する。原点センサ91は、AFレンズ枠71(原点検出用突起71d)が原点に位置することを検出したときに検出信号をフレキシブル基板90を介して制御回路に出力する。
AFモータ85をフレーム部材81に固定し、フレキシブル基板90をAFモータ85に固定したAFモータユニット80と、予めAFレンズ枠71の筒状部72を挿通したレンズガイド軸73と軸カバー75とが組み付けられ(図2)、これらがシャッタハウジング16aに組み付けられている。ここでナット部材88は、AFレンズ枠71の連動突起71cに光軸方向後方から係合している。
軸カバー75とAFレンズ枠71との間には、AFレンズ枠71を後方に付勢する引張りばね77が張設されている。この状態において、AFレンズ枠71(AFレンズ群L2)には、光軸方向後方への付勢力が及ぼされている。このAFレンズ枠71の支持状態において、シャッタハウジング16aの固定平面部に第一支持板部82が当て付けられて、フレーム部材81がシャッタハウジング16aに固定(ねじ止め)されている。ここでナット部材88は、AFレンズ枠71の連動突起71cに光軸方向後方から係合している(図2)。前述のように、AFレンズ枠71は光軸方向後方に移動付勢されているため、連動突起71cとナット部材88は常に接触し、ナット部材88の動きにAFレンズ枠71(AFレンズ群L2)が追従する。
防振枠18上には、撮影光軸Oと平行な回動軸42を回動中心として回動(揺動)可能に挿脱枠20が支持されている。回動軸42の両端部は、防振枠18に設けた軸支持孔(図示せず)と、防振枠18に固定された抜止部材44に固定されている。挿脱枠20は、防振挿脱レンズ群L1を保持するレンズ保持筒部20aと、回動軸42を挿通させる軸孔を有する軸孔部20bと、レンズ保持筒部20aと軸孔部20bを接続するアーム部20cを備えている。挿脱枠20は、図6、図8に示す挿入位置(撮影位置)と、図7、図9、図10に示す離脱位置の間で揺動可能であり、防振枠18に設けたストッパ18gにレンズ保持筒部20aに設けたストッパ当接部20dを当接させることで挿入位置が決まる(図1)。挿脱枠20が挿入位置にあるとき、防振挿脱レンズ群L1が撮影光路内に位置し、防振動作しない初期位置では防振挿脱レンズ群L1の光軸が撮影光軸Oと一致する。挿脱枠20は、一端部と他端部を防振枠18と挿脱枠20に係止させたトーションコイルばねからなる挿脱枠付勢ばね46によって離脱位置から挿入位置方向へ回動付勢されている。
退避群支持環14(筒状部14a)の前端部には、撮影光軸Oと平行な回動支持軸50を中心として回動(揺動)可能に離脱駆動レバー24及びストッパレバー26が支持されている。回動支持軸50は、回動軸42の近傍に位置させて退避群支持環14と一体に形成されており、離脱駆動レバー24の軸孔部24aに形成した軸孔及びストッパレバー26の軸孔部26aに形成した軸穴に挿通されている。退避群支持環14の前端部には抜止板52が固定されて離脱駆動レバー24及びストッパレバー26の前方移動を規制(抜け止め)している。
離脱駆動レバー24は、軸孔部24aから外径方向に延出されるアーム部24bの先端付近に離脱押圧部24cを有していて、この離脱押圧部24cが挿脱枠20のアーム部20cに設けた被押圧ピン20eに当接可能である。離脱駆動レバー24は、挿入位置から離脱位置方向に回動するとき(図6、図8、図11(A1)、図12(B1)の反時計方向)、離脱押圧部24cが挿脱枠20のアーム部20cの被押圧ピン20eに当接し、挿脱枠20を挿入位置から離脱位置方向に回動させる。ストッパレバー26は、離脱駆動レバー24が挿入位置から離脱位置方向に回動するとき離脱駆動レバー24と係合して同方向に連動回動し、離脱駆動レバー24が逆方向回動するとき離脱駆動レバー24から離脱可能な連動突起26bを有している(図5、図11(A1)乃至(A4)、図12(B1)乃至(B4))。ストッパレバー26は、軸孔部26aから連動突起26bとは反対方向に延びたストッパ部26dを備えている。ストッパレバー26は、直進移動環60に対して退避群支持環14が接近移動(前方に移動)するのを、ストッパ部26dが退避群支持環14の輪郭から突出し、ストッパ穴60cに係合したストップ位置に回動移動したとき阻止し(図4、図11(A1)、(B1))、ストッパ部26dが退避群支持環14の輪郭内に引込まれ、ストッパ穴60cから離脱したストップ解除位置に回動移動したとき許容する(図11(A4)、(B4))ストッパ部材として作用する。
ストッパレバー26は、ストッパレバー付勢ばね54によって、ストップ解除位置からストップ位置方向(離脱駆動レバー24を離脱位置から挿入位置方向に回動する方向、図5において時計方向)に回動付勢されている。ストッパレバー付勢ばね54はトーションコイルばねからなり、コイル部が離脱駆動レバー24の軸孔部24aの外周に嵌合され、コイル部から延びた一端部54aが退避群支持環14の係合部(図示せず)に係合され、他端部54bがストッパレバー26の連動突起26bに係合されて、ストッパレバー26をストップ解除位置からストップ位置方向に回動付勢している。
前述した挿脱枠付勢ばね46(図1)は、挿脱枠20を離脱位置から挿入位置方向(図6乃至図8、図9、図11の(A1)乃至(A4)及び図12の(B1)乃至(B4)の時計方向)へ回動付勢しており、ストッパレバー付勢ばね54は、ストッパレバー26を介して、離脱駆動レバー24が挿脱枠20を離脱位置から挿入位置方向へ回動するのを許容する方向へ回動付勢している。退避群支持環14内には、ストッパレバー付勢ばね54による回動付勢方向への離脱駆動レバー24の回動端(挿入端)を決めるストッパ(図示せず)が設けられている。一方、挿脱枠付勢ばね46による付勢方向(挿入位置方向)への挿脱枠20の回動は、ストッパ当接部20dとストッパ18gの当接によって規制される。図2、図3、図6、図8及び図11(A1)、図12(B1)は、ストッパ当接部20dがストッパ18gに当接して挿脱枠20が挿入位置に保持されている状態を示している。この状態において被押圧ピン20eと離脱押圧部24cは離反可能であり(図11(A1)、図12(B1))、離脱駆動レバー24及びストッパレバー26は、ストッパレバー付勢ばね54の付勢力によりさらに離脱位置、ストップ位置方向に回動付勢された状態に保持されている(図2、図3、図6、及び図8)。
以上のように防振枠18(防振ユニット)及びAFモータユニット80が組み付けられたシャッタユニット16が、退避群支持環14内に挿入されている。シャッタユニット16、防振枠18及びAFモータユニット80が退避群支持環14に挿入された状態で、3つの引張ばね93の両端部が、退避群支持環14の後端部に設けられた3つのばね掛け突起(図示せず)と、シャッタハウジング16aに設けられた3つのばね掛け突起(図示せず)に係合されている。シャッタユニット16は、これらの引張ばね93により退避群支持環14に対して後方に移動付勢されている。さらに、離脱駆動レバー24及びストッパレバー26が、これらの間にストッパレバー付勢ばね54を位置させた状態で、軸孔部24a、軸孔部26aが回動支持軸50に挿入され、抜止板52が退避群支持環14の前部に固定されている。
直進移動環60は、直進移動環付勢ばね64の付勢力により退避群支持環14を相対的に光軸方向後方(離反方向)に移動した撮影位置において、ストッパ穴60cがストッパレバー26のストッパ部26dに係合して退避群支持環14の相対的な前方移動(接近移動)を規制し、一緒に光軸方向に移動する。直進移動環60及び退避群支持環14は、図示しない公知のレンズ繰出し収納機構により、収納位置と撮影位置とに移動される。
離脱駆動レバー24は、軸孔部24aから径方向に延びてその先端部が光軸方向後方に延びた被押圧部24dを備えている(図1、図5)。被押圧部24dは、撮影光軸Oと略平行な位置規制面として離脱位置保持部24d1と、撮影光軸Oに対して傾斜する離脱押圧部24d2を有している。ストッパレバー26は、軸孔部26aから径方向に延びて光軸方向後方に屈曲した被押圧部26cを備えている。図示しないハウジングには、離脱駆動レバー24及びストッパレバー26の後方に位置させてカムバー65が設けられている(図12(A1)乃至(A4)。カムバー65は、撮影光軸Oに対して傾斜する退避カム面としての離脱押圧カム部65aと、撮影光軸Oと略平行な位置規制面としての離脱状態保持部65bを有している。カムバー65は、レンズ鏡筒が撮影状態から収納状態に移行するレンズ収納動作において、退避群支持環14の後退により、先ず離脱押圧カム部65aが離脱駆動レバー24の離脱押圧部24d2に当接し摺動して、離脱駆動レバー24及びストッパレバー26を挿入位置(ストップ位置)から離脱位置(ストップ解除位置)方向へ回動させるとともに挿脱枠20を離脱位置に回動させる(図12(A1)乃至(A4)、(B1)乃至(B4))。その後、離脱状態保持部65bが離脱駆動レバー24の離脱位置保持部24d1に係合して離脱駆動レバー24を離脱位置に保持するとともに、離脱押圧カム部65aがストッパレバー26の被押圧部26cに当接し摺動してストッパレバー26のみをさらに離脱位置方向へ、ストッパ部26dが直進移動環60のストッパ穴60cから離脱するストップ解除位置まで回動させる。これにより退避群支持環14は、直進移動環60に対して相対的に光軸方向前方に移動可能となり、レンズ繰出し収納機構により最も光軸方向後方の収納位置まで移動され、退避群支持環14は直進移動環60に対して相対的に最も光軸方向前方に位置する。以上の離脱駆動レバー24、ストッパレバー26及びカムバ―65は、退避群支持環14が撮影位置の直進移動環60に対して接近(相対的に光軸方向前方に移動)するのを規制するストッパ機構を構成している。離脱駆動レバー24は、離脱押圧カム部65aが離脱駆動レバー24を回動させて挿脱枠20(退避光学要素)を撮影位置から退避位置に移動させる回動領域における動作を担い、離脱状態保持部65bが離脱駆動レバー24を離脱位置に保持する保持領域における動作を担っている。
レンズ鏡筒のレンズ収納動作について、図11及び図12を参照してさらに詳細に説明する。図11及び図12の(A1)乃至(A4)、(B1)乃至(B4)はそれぞれレンズ鏡筒が撮影状態から収納状態に移行する異なる段階を示していて、図11の(A1)乃至(A4)は離脱駆動レバー24、ストッパレバー26及び挿脱枠20を示す正面図、図11の(B1)乃至(B4)はストッパレバー26を示す背面図、図12の(A1)乃至(A4)はカムバー65と離脱駆動レバー24及びストッパレバー26の関係を示す側面図、図12の(B1)乃至(B4)は離脱駆動レバー24、ストッパレバー26及び挿脱枠20の回転関係を示す正面図である。図12において、カムバー65の後端面と挿脱枠20(レンズ保持筒部20a)の後端面との撮影光軸方向の間隔をd1乃至d4、挿脱枠20の回動中心(回動軸42の中心)及び挿脱レンズ群L1の光軸O1を通る撮影光軸Oと直交する面内の直線と、撮影光軸Oと直交する水平方向線とがなす角(挿脱枠20の回転角)をα1乃至α4、離脱駆動レバー24とストッパレバー26(の各長辺)とが成す角を相対回転角β1乃至β4とする。
撮影状態(図11の(A1)、(B1)、図12の(A1)、(B1))において、挿脱枠20は、挿脱枠付勢ばね46(図1)の回動付勢力により挿入位置に保持され、ストッパレバー26は、ストッパレバー付勢ばね54(図1、図5)の回動付勢力により、ストッパ部26dが直進移動環60のストッパ穴60cに係合したストップ位置に保持されている。退避群支持環14は直進移動環付勢ばね64の付勢力により直進移動環60に対して後方に移動付勢されているので、撮影状態ではストッパ部26dがストッパ穴60cの後端面に当接した状態に保持されている(図10)。
退避群支持環14が撮影状態から収納位置方向に後退すると、離脱押圧カム部65aが離脱押圧部24d2に当接し、光軸方向後方への退避群支持環14の移動力から離脱駆動レバー24をストッパレバー付勢ばね54の付勢力に抗して回動させる方向(挿脱枠20を離脱位置に回動させる方向)の分力が生じる(図12(A2)、(B2))。その結果、離脱駆動レバー24は、アーム部20cがストッパレバー26の連動突起26bに係合してストッパレバー26を伴って離脱位置(ストップ解除位置)方向に回動するとともに、離脱押圧部24cが挿脱枠20の被押圧ピン20eに係合する(図12(A2)、(B2))。すると、離脱押圧部24cと被押圧ピン20eを介して離脱位置方向への押圧力が挿脱枠20に伝達され、挿脱枠付勢ばね46とストッパレバー付勢ばね54の両方の付勢力に抗して離脱駆動レバー24が挿脱枠20を離脱位置方向へ押圧回動させ、やがて挿脱枠20が離脱位置に達する(図12(A2)、(B2))。挿脱枠20が離脱位置に回動移動した後、退避群支持環14がさらに光軸方向後方に移動して、離脱押圧カム部65aが離脱押圧部24d2から外れ、続いて離脱状態保持部65bが離脱位置保持部24d1に係合して、挿脱枠20が離脱位置に保持された状態となる(図11、図12の(A2)、(B2))。ここで、間隔d1>d2、挿脱枠20の回転角α1<α2、相対回転角β1>β2である。回転角α2は挿脱枠20が撮影位置から離脱位置まで回動したときの角度である。相対回転角β2は、ストッパレバー26の連動突起26bが離脱駆動レバー24のアーム部24bに係合したときの角度である。
退避群支持環14がさらに光軸方向後方に移動すると、挿脱枠20及び離脱駆動レバー24は離脱状態保持部65bが離脱位置保持部24d1に係合した離脱位置を保持され、離脱押圧カム部65aがストッパレバー26の被押圧部26cと当接し、摺動してストッパレバー26のみがストッパレバー付勢ばね54の付勢力に抗してストップ解除位置方向に回動し、ストッパ部26dが直進移動環60のストッパ穴60cから離脱を開始する(図11、図12の(A3)、(B3))。ここで、間隔d2>d3、挿脱枠20の回転角α2=α3、相対回転角β2<β3である。退避群支持環14は光軸方向後方に移動し、挿脱枠20は回転せずに離脱位置に保持され、ストッパレバー26のみが回動している。
退避群支持環14がさらに光軸方向後方に移動すると、挿脱枠20及び離脱駆動レバー24は離脱位置に保持された状態で、ストッパレバー26のみがストッパレバー付勢ばね54の付勢力に抗してストップ位置(挿入位置)からストップ解除位置(離脱位置)方向の回動に回動する(図11、図12の(A4)、(B4))。すると、ストッパレバー26のストッパ部26dがストッパ穴60cから抜けてストップ解除位置まで移動し、退避群支持環14が直進移動環60に対して光軸方向に相対移動(前進)可能になる。直進移動環60は、レンズ繰出し収納機構のさらなるレンズ収納動作により光軸方向後方への移動力を受けて直進移動環付勢ばね64の付勢力に抗して収納位置まで移動し、退避群支持環14は直進移動環60に対して最も光軸方向前方の収納位置まで相対移動し、収納位置に保持される(図示せず)。
以上の収納動作において、レンズ鏡筒が撮影位置から収納位置まで移行する間における、カムバー65と挿脱枠20の撮影光軸O方向の間隔d1乃至d4は、間隔d1>d2>d3>d4であり、挿脱枠20の回転角α1乃至α4は、回転角α1<α2=α3=α4であり、離脱駆動レバー24とストッパレバー26(離脱駆動レバー24、ストッパレバー26の長辺)が成す相対回転角β1乃至β4は、相対回転角β1>β2<β3<β4である。
本発明のレンズ鏡筒は、撮影状態から収納状態に移行する際に、挿脱枠20が挿入位置から離脱位置に回動するまで、ストッパレバー26のストッパ部26dが直進移動環60のストッパ穴60cに係合して退避群支持環14が直進移動環60に対して接近(前方に移動)するのを阻止しているので、直進移動環60のレンズ群と防振挿脱レンズ群L1とが干渉することがない。
レンズ鏡筒が収納位置から撮影位置に移行するときは、以上のレンズ鏡筒収納動作と逆の動作になる。図11、12の(A4)、(B4)の収納状態からレンズ繰出し収納機構がレンズ繰出し動作すると、直進移動環60を収納位置に保持する力が解放され、直進移動環60は直進移動環付勢ばね64の付勢力により退避群支持環14に対して相対的に光軸方向前方に、撮影位置まで移動する。以後直進移動環60は、退避群支持環14と共に光軸方向に移動する。挿脱枠20は離脱状態保持部65bが離脱駆動レバー24の離脱位置保持部24d1と係合しているので離脱位置に保持され、ストッパレバー26はストッパレバー付勢ばね54の回動付勢力により被押圧部26cが離脱押圧カム部65aと摺動しながらストップ位置方向に回動し、連動突起26bが離脱駆動レバー24(アーム部24b)に係合する(図11、12の(A3)、(B3)、図5)。
続いて離脱駆動レバー24は、離脱位置保持部24d1が離脱状態保持部65bから外れ、離脱押圧部24d2が離脱押圧カム部65aに当接し、摺動して挿入方向回動を開始する。挿脱枠20は、離脱駆動レバー24の挿入方向回動に追従して挿入方向回動を開始する。ストッパレバー26はストッパレバー付勢ばね54の付勢力により離脱駆動レバー24を挿入位置方向に押しながらストップ位置方向に回動し、ストッパ部26dがストッパ穴60cに係合して、退避群支持環14と直進移動環60が連結される(図11、12の(A2)、(B2))。
レンズ駆動機構がさらに繰出し動作すると、直進移動環60が退避群支持環14を伴って光軸方向前方に移動し、離脱駆動レバー24及びストッパレバー26は、被押圧部26c及び離脱押圧部24d2が離脱押圧カム部65aから外れた挿入位置(ストップ位置)に保持される(図11、12の(A1)、(B1))。
本実施形態は、レンズ鏡筒が収納位置から撮影位置に移動する際に、退避群支持環14が直進移動環60に対して相対的に光軸方向後方に移動して撮影位置に至るまで挿脱枠20が離脱位置に保持されているので、直進移動環60のレンズ群と防振挿脱レンズ群L1とが干渉することがない。
直進移動環60のストップ機能は、離脱駆動レバー24とは別の該離脱駆動レバー24と同軸のストッパレバー26によって実現されるので、離脱駆動レバー24の回動角度を大きくとる必要がなく、小径化小型化に寄与する。
本実施形態のストップ機能は、ストッパレバー26のストッパ部26dと直進移動環60のストッパ穴60cの係合により実現していたが、直進移動環60にはストッパ穴60cに代えてストッパ突起を形成してもよい。この実施形態は、撮影状態においてストッパレバー26のストッパ部26dが直進移動環60のストッパ突起の移動軌跡上に突出するストップ位置に保持されて、該退避群支持環14の直進移動環60に対する相対的な前進を制限する。
離脱駆動レバー24とストッパレバー26は同一のカムバー65で駆動したが、それぞれ別個に設けたカムバーにより駆動してもよい。
図示実施形態の光学要素退避機構は挿脱枠20が挿入位置(撮影位置)と退避位置とに回動移動する構成であったが、本発明は、挿脱枠20を挿入位置と退避位置とに直進移動する光学要素退避機構を備えたレンズ鏡筒にも適用できる。
10 防振AFシャッタブロック
13 直進移動環ガイド軸
14 退避群支持環
14a 筒状部
16 シャッタユニット
16a シャッタハウジング
16b 撮影開口
16c ばね掛け突起
16e ボール支持孔
16f 位置決め突起
16g 位置決め突起
16h 軸支持孔
17 シャッタアクチュエータ
18 防振枠
18b ばね掛け突起
18g ストッパ
20 挿脱枠(退避光学要素)
20a レンズ保持筒部
20b 軸孔部
20c アーム部
20d ストッパ当接部
20e 被押圧ピン
21 センサホルダ
22 センサカバー
23 フレキシブル基板
24 離脱駆動レバー(駆動レバー)
24a 軸孔部
24b アーム
24c 離脱押圧部
24d 被押圧部
24d1 離脱位置保持部
24d2 離脱押圧部
26 ストッパレバー
26a 軸孔部
26b 連動突起
26c 被押圧部
28 ガイドボール
32 33 コイル(ボイスコイル)
34 35 永久磁石(磁石)
36 引張ばね
38 40 位置検出センサ
42 回動軸
44 抜止部材
46 挿脱枠付勢ばね
50 回動支持軸
52 抜止板
54 ストッパレバー付勢ばね(付勢手段)
60 直進移動環
60a 筒状部
60b フランジ部
60c ストッパ穴
63 付勢ばねガイド軸
64 直進移動環付勢ばね
65 カムバー(第一、第二の固定カム部材)
65a 離脱押圧カム部(第一、第二の固定カム部材、回動領域、退避カム面)
65b 離脱状態保持部(保持領域、位置規制面)
71 AFレンズ枠
71a レンズ保持筒部
71b 連結部
71c 連動突起
71d 原点検出用突起
72 筒状部
73 レンズガイド軸
75 軸カバー
75a 軸支持孔
80 AFモータユニット
81 フレーム部材
82 第一支持板部
83 第二支持板部
84 接続板部
85 AFモータ
85a リードスクリュー
86 軸受部材
88 ナット部材
88a 雌ねじ部
88b 径方向突起
88e 連動突起
90 フレキシブル基板
91 原点センサ
93 引張ばね
L1 防振挿脱レンズ群(退避光学要素)
L2 AFレンズ群
O 撮影光軸

Claims (7)

  1. 光軸方向に進退可能な直進移動環;
    上記直進移動環に対して光軸方向に相対移動が可能で、撮影状態から収納状態に移行する際、該直進移動環に対して接近移動する退避群支持環;
    上記退避群支持環に、光軸上の撮影位置と光軸外の退避位置との間を回動可能に支持された退避光学要素;
    上記退避群支持環に、光軸と平行な軸を介して回動可能に支持された離脱駆動レバー;
    上記退避群支持環に、上記離脱駆動レバーと同軸に回動可能に支持され、常時はそのストッパ部が上記直進移動環のストッパ部と係合するストップ位置に保持されて、該退避群支持環の上記直進移動環に対する接近移動を制限するストッパレバー;
    上記直進移動環及び退避群支持環が光軸方向前方の撮影位置から後方の収納位置に移動するとき、上記離脱駆動レバーと係合して該離脱駆動レバーを回動させ、該離脱駆動レバーを介して上記退避光学要素を上記撮影位置から退避位置に移動させる第一の固定カム部材;及び
    上記退避光学要素が上記撮影位置から退避位置に回動した後、上記ストッパレバーを上記ストップ位置から上記ストッパ部が直進移動環のストッパ部と係合するストップ位置から退避するストップ解除位置に回動させる第二の固定カム部材;
    を有することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1記載のレンズ鏡筒において、上記第一の固定カム部材と第二の固定カム部材は、同一の単一固定カム部材であるレンズ鏡筒。
  3. 請求項2記載のレンズ鏡筒において、上記単一固定カム部材は、上記離脱駆動レバーを回動させて上記退避光学要素を上記撮影位置から退避位置に移動させる回動領域と、上記離脱駆動レバーを回動後の回動位置に保持する保持領域とを有し、上記回動領域は、上記離脱駆動レバーが上記保持領域に達した後、上記ストッパレバーを上記ストップ位置から上記ストップ解除位置に回動させるレンズ鏡筒。
  4. 請求項3記載のレンズ鏡筒において、上記単一固定カム部材の回動領域は、光軸に対して傾斜する退避カム面であり、上記保持領域は光軸と平行な位置規制面であるレンズ鏡筒。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載のレンズ鏡筒において、上記ストッパレバーは、付勢手段によって上記ストップ位置に移動付勢されているレンズ鏡筒。
  6. 請求項5記載のレンズ鏡筒において、上記付勢手段は、上記ストッパレバーと上記退避群支持環との間に介在させた、上記ストッパレバーをストップ位置方向に回動付勢するトーションばねであるレンズ鏡筒。
  7. 請求項6記載のレンズ鏡筒において、上記直進移動環は、上記撮影位置に位置するときに上記ストップ位置方向に回動付勢されたストッパレバーのストッパ部が係脱可能なストッパ穴を有するレンズ鏡筒。
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