JP6018485B2 - 頭部伝達関数選択装置、音響再生装置 - Google Patents

頭部伝達関数選択装置、音響再生装置 Download PDF

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この発明は、頭部伝達関数選択装置及び当該装置を含む音響再生装置に関し、特に、1チャンネル以上の音響信号からなる立体音響に頭部伝達関数を畳み込んでヘッドホンで再生する場合において、本人の頭部伝達関数を持ち合わせていない場合に頭部伝達関数のデータベースから立体音響を再生するために好適な頭部伝達関数を選択するための技術に関する。
5.1chサラウンド方式やスーパーハイビジョン用の22.2マルチチャンネル方式といったマルチチャンネル音響方式は、音源を3次元空間内の様々な方向に定位させることができるという特徴を持っている(例えば非特許文献1参照)。ここで、事前に測定された頭部伝達関数(HRTF:Head-Related Transfer Function)を用いて、3次元音響信号の音響空間を疑似的にヘッドホンで再生することができる。この場合、測定されたHRTFの時間表現であるインパルス応答が、方向フィルタとして音源に畳まれることになる。
安藤彰男「高臨場感音響技術とその理論」電子情報通信学会 Fundamental Review Vol.3 No.4 pp.33-46 2010年4月
HRTFは、音源から鼓膜までの頭部の回り込み、耳介による反射、外耳道による影響が含まれた伝達関数であり、人により頭部や耳介形状が異なるため、HRTFは個人性を有する。特に、左右方向だけではなく前後や上下方向からの音を再現する立体音響をヘッドホンにより再生する技術である頭部伝達関数を用いたバイノーラル再生技術では、HRTFの個人性の影響を考慮する必要があり、高品位で立体的な定位を得るためには、受聴者本人のHRTFを取得することが好ましい。しかし、HRTFデータの取得には相応の設備及び時間が必要となり、一般のサラウンドヘッドホンでは平均化されたHRTFデータを用いた再生が行われている。このため、本人ものとは異なるHRTFを用いて再生することになり、先述した個人性を考慮することなく音響信号が再生されている。
ここで、HRTFのデータベースを公開している研究機関も存在しており、今後は、HRTFのデータベースの構築が進んでいくことが期待される。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、受聴者本人のHRTFを持ち合わせていない場合でも、HRTFデータベースから受聴者にあったHRTFを選択することが可能な、頭部伝達関数選択装置及び当該装置を含む音響再生装置を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、本発明に係る頭部伝達関数選択装置は、頭部伝達関数の時間表現であるインパルス応答を左右各耳のペアで複数人分記憶する記憶部と、前記インパルス応答を表現するケプストラムのケプストラム係数に基づく特徴量であって、0次以外の前記ケプストラム係数に基づく第1特徴量と、0次の前記ケプストラム係数及び左右各耳の前記インパルス応答の時間差に基づく第2特徴量と、を計算する特徴量計算部と、前記特徴量に基づき、前記頭部伝達関数をクラスタに分類するクラスタ判別部と、前記クラスタに基づき利用者に前記頭部伝達関数を選択させる選択部と、を備える。
また、前記クラスタ判別部は、前記第2特徴量に基づき前記頭部伝達関数をクラスタに分類し、さらに、前記第2特徴量に基づき分類した各クラスタに含まれる前記頭部伝達関数を前記第1特徴量に基づきクラスタに分類することが好ましい。
また、前記クラスタ判別部は、前記各クラスタの重心に近い頭部伝達関数を代表頭部伝達関数として前記選択部による選択処理に利用させる、ことが好ましい。
また、前記特徴量計算部は、前記特徴量の主成分分析を行い、前記クラスタ判別部は、前記主成分分析に基づき前記頭部伝達関数をクラスタに分類することが好ましい。
さらに、上述した諸課題を解決する本発明は、上記記載の頭部伝達関数選択装置を備える音響再生装置として実現されるものである。
本発明に係る頭部伝達関数選択装置及び当該装置を含む音響再生装置によれば、受聴者本人のHRTFを持ち合わせていない場合でも、HRTFデータベースから受聴者にあったHRTFを選択することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る頭部伝達関数選択装置の構成を示す図である。 特徴量計算のフローチャートである。 クラスタ判別のフローチャートである。 頭部伝達関数の選択の概要を示す図である。
以降、諸図面を参照しながら、本発明の実施態様を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る頭部伝達関数選択装置の構成を示す図である。頭部伝達関数選択装置1は、HRTFデータベース10(記憶部)と、特徴量計算部20と、クラスタ判別部30と、HRTF選択部40(選択部)と、を備える。
HRTFデータベースは、外耳道入り口で測定された頭部伝達関数の時間表現であるインパルス応答(HRIR:Head-Related Impulse Response)を、左右各耳のペアで複数人分3次元空間方向毎に記憶している。例えば、各インパルス応答は、デジタル信号として例えば標本化周波数48KHz、24bit量子化のリニアPCMで保持されているとする。また、インパルス応答のフィルタ長(インパルス応答長)は時間方向に512サンプルで構成される。HRIRは以下の式(1)により表される。ここで、iは被測定者、earは左右の耳(L/R)、θは方位角、φは仰角、nはサンプル番号をそれぞれ示す。
Figure 0006018485
特徴量計算部20は、インパルス応答を表現するケプストラムのケプストラム係数に基づく特徴量であって、0次以外のケプストラム係数に基づく特徴量1(第1特徴量)と、0次のケプストラム係数及び左右各耳のインパルス応答の時間差に基づく特徴量2(第2特徴量)とを計算する。特徴量1及び特徴量2の詳細については後述する。
図2は、特徴量計算部20による特徴量計算のフローチャートである。まず特徴量計算部20は、HRTFデータベース10より各HRTFの両耳のインパルス応答を読み出す(ステップS21)。なお、特徴量計算部20は、HRTFデータベース10が保持する全てのHRTFについて特徴量を算出する。
特徴量計算部20は、片耳のインパルス応答ずつ式(2)によりFFTケプストラムを計算する(ステップS22)。ここで、Cepは左耳のケプストラム係数、hは左耳のHRIR、Re(X[n])は各項(各次数)の複素数の実数部をとる関数、FFT()は離散フーリエ変換、IFFT()は離散フーリエ逆変換、log()は自然対数、abs()は絶対値をとる関数をそれぞれ表す。ここで、HRIRのサンプル数は512であるのでFFTケプストラムCepの係数も512となる。なお、式(2)は左耳のケプストラム係数を例示しているが、右耳のFFTケプストラム(Cep)も同様に計算できることは言うまでもない。また、以下の式では、説明を簡単にするため、ある被測定者の左耳のHRIRの方位角と仰角を固定したものを例として示している。
Figure 0006018485
特徴量計算部20は、式(2)により最小位相化された左右各耳のHRIRのFFTケプストラムのうち、0次以外のケプストラム係数により特徴量1を計算する(ステップS23)。例えば、特徴量計算部20は、式(2)で算出されたFFTケプストラムについて、式(3)の通り、左右各耳の1次から31次までのケプストラム係数用いて特徴量1(FV1)を計算する。このとき、特徴量計算部20は、エネルギーを保存するため、特徴量1に用いる係数(例えば1次〜31次)について、係数を2倍にする処理を行う。なお、特徴量1に用いる係数は1次〜31次に限定されず、HRIRの周波数振幅特性の特徴を有している次数を適宜設定し得るものである。
Figure 0006018485
次に、特徴量計算部20は、特徴量2を計算するために、ペアとなるHRIRの左右時間差(オールパス成分)を計算する(ステップS24)。特徴量計算部20は、式(2)の各次数のケプストラム係数を式(4)により変換し、式(5)によりオールパス成分を求める。ここで、hallはHRIRのオールパス成分、hはHRIR、HはHRTF、HminはHRTFの最小位相成分、exp()はエクスポネンシャル関数をそれぞれ表す。
Figure 0006018485
Figure 0006018485
特徴量計算部20は、式(5)により求めた左右のHRIRのオールパス成分から相関関数を求め、その相互相関関数のピークの遅れ時間(左右時間差)tを求める。
特徴量計算部20は、左右各耳のHRIRの0次のケプストラム係数の和Sum(式6)及び差Diff(式7)と、HRIRの左右時間差(オールパス成分)tから、特徴量2(FV2)を式(8)のように計算する。
Figure 0006018485
Figure 0006018485
Figure 0006018485
クラスタ判別部30は、特徴量計算部20が求めた特徴量に基づき、頭部伝達関数をクラスタに分類する。より詳細には、クラスタ判別部30は、特徴量2に基づきHRTFをクラスタに分類し、さらに、特徴量2に基づき分類した各クラスタに含まれるHRTFを特徴量1に基づきクラスタに分類する。図3は、クラスタ判別のフローチャートである。本実施形態では、クラスタ判別部30によるクラスタリングの前処理として、特徴量計算部20が主成分分析により特徴量の次元圧縮を行う。
特徴量計算部20は、各HRTFの特徴量1を主成分分析し、クラスタリングに用いる係数の次元圧縮を行う(ステップS31)。特徴量計算部20は、主成分分析を行う前に特徴量1の零平均を式(9)で求める。ここで、「M=全測定者数×全方位角数×全仰角数」である。
Figure 0006018485
次に、特徴量計算部20は、零平均化した特徴量1に対する共分散行列を形成する。これにより、主成分の導出は固有値問題に帰着される。導出した主成分を列に持つ主成分行列C1を用いて、元の特徴量FV1i,θ,ψは、式(10)で再合成できる。ここで、ここでω1i,θ,ψは各主成分に対する重み係数ベクトルを表し、固有値の大きい順に対応して並んでいるものとする。なお、ここでは、重み係数ベクトルは62係数で構成されるが、次元圧縮の観点から寄与率や固有値などを参考に適切な係数で打ち切って以降の処理を行う。これ以降、式(11)の通り、特徴量1による重み係数ベクトルを20係数に圧縮したものとして説明をする。
Figure 0006018485
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クラスタ判別部30は、特徴量2についても同様に処理を行い、主成分行列C2と重み係数ベクトルω2i,θ,ψを求める(ステップS32)。特徴量2は3係数で構成されているため重み係数ベクトルも同様に3係数で構成されるが、これについても特徴量1と同様、寄与率や固有値などから適切な係数に圧縮する。これ以降、特徴量2による重み係数ベクトルを2係数に圧縮したものとして説明をする。
クラスタ判別部30は、各特徴量の主成分分析に基づき、主成分行列の転置行列との行列積から重み係数ベクトルを計算する。まず、クラスタ判別部30は、特徴量2に対応する全ての重み係数ベクトルについてクラスタリングを行う(ステップS33)。クラスタリングの手法は、k-meansに代表される非階層的クラスタリングやデンドログラムを用いた階層的クラスタリングなど、任意の既存の手法を用いることができる。特徴量2を分類した結果をK2,・・・,K2d2と表す。ここでd2は特徴量2で分類されたクラスタ数を表す。
次に、クラスタ判別部30は、特徴量2で分類した各クラスタK2(1≦j≦d2)に含まれるHRTFを、さらに特徴量1に基づきクラスタリングする(ステップS34)。特徴量1により分類した結果を式(12)で表す。ここでd1は特徴量1で分類されたクラスタ数を表す。
Figure 0006018485
クラスタ判別部30は、全てのHRTFを以上の手順でクラスタに分類し、HRTF選択部40における選択処理のため、各クラスタ
Figure 0006018485
(1≦i≦d1、1≦j≦d2)の重心に近いHRTFを大カテゴリの代表HRTFとし、クラスタ
Figure 0006018485
内の各HRTFを詳細カテゴリのHRFTとして設定する。
HRTF選択部40は、クラスタ判別部30によるクラスタに基づき利用者にインパルス応答を選択させる。図4は、HRTF選択部40による頭部伝達関数の選択の概要を示す図である。HRTF選択部40は、ディスプレイDIS上にHRTF選択インタフェースを表示し、利用者にHRTFを選択させるものである。
HRTF選択部40は、音響信号の定位方向を図示するとともに、各定位方向に対応する大カテゴリと詳細カテゴリを表示する。ここで、定位方向に対応するクラスタは、特徴量2によるクラスタに対応し、各定位方向に含まれる大カテゴリと詳細カテゴリは、特徴量2で分類した各クラスタに含まれるHRTFをさらに特徴量1に基づき分類したクラスタに対応する。HRTF40は、さらに、ディスプレイDISに利用者が試聴用テスト音源を操作(再生、停止、頭出しなど)するための操作パネルを表示する。
HRTF選択部40は、所定の定位方向(例えば前方左側)に対応する大カテゴリと詳細カテゴリを表示する。利用者が大カテゴリを選択すると、HRTF選択部40は、当該大カテゴリの代表HRTF(重心に近いHRTF)を試聴用のテスト音源に畳み込み、ヘッドホンHPにより利用者に視聴させる。聴取者は大まかに分類された大カテゴリのHRTFを試聴しながら切り替え、好適な大カテゴリを選択することができる。
利用者が大カテゴリ(例えばD)を選択すると、HRTF選択部40は、ディスプレイDISに選択された大カテゴリに関する詳細カテゴリ(例えばD1〜D4)を表示する。利用者が詳細カテゴリを選択すると、当該詳細カテゴリのHRTFを試聴用のテスト音源に畳み込み、ヘッドホンHPにより利用者に視聴させる。聴取者は詳細なHRTFを試聴しながら切り替え、好適なHRTFを選択することができる。
HRTF選択部40が以上のような操作を各定位方向に対して行うことで、1チャンネル以上の音響信号からなる立体音響をヘッドホンで再現する際に、好適な頭部伝達関数を利用者に選択させることが可能になる。
このように、本実施形態によれば、特徴量計算部20は、0次以外のケプストラム係数に基づく特徴量1と、0次のケプストラム係数及び左右各耳のインパルス応答の時間差に基づく特徴量2と、を計算し、クラスタ判別部30は、当該特徴量に基づき頭部伝達関数をクラスタに分類し、HRTF選択部40は、当該クラスタに基づき利用者に頭部伝達関数を選択させる。これにより、受聴者本人のHRTFを持ち合わせていない場合でも、HRTFデータベースから受聴者にあったHRTFを選択することが可能となる。
また、クラスタ判別部30は、特徴量2に基づき頭部伝達関数をクラスタに分類し、さらに、特徴量2に基づき分類した各クラスタに含まれる頭部伝達関数を特徴量1に基づきクラスタに分類する。ここで、特徴量2は、インパルス応答の全体的なエネルギー傾向を示す0次のケプストラム係数と、左右各耳のインパルス応答の時間差に基づくものであって、頭部伝達関数の定位方向の特徴を表すものであり、又、特徴量1は、0次以外のケプストラム係数によって、HRIRの周波数振幅特性の特徴を表すものである。すなわち、特徴量2、特徴量1の順でクラスタリングを行うことにより、利用者は定位方向毎に詳細な頭部伝達関数を選択することが可能になる。
また、クラスタ判別部30は、各クラスタの重心に近い頭部伝達関数をカテゴリの代表頭部伝達関数としてHRTF選択部40による選択処理に利用させる。これにより、聴取者は大まかに分類された大カテゴリのHRTFを試聴しながら切り替え、好適な大カテゴリを選択することができる。
また、特徴量計算部20は、特徴量の主成分分析を行い、クラスタ判別部30は、主成分分析に基づき頭部伝達関数をクラスタに分類することができる。これにより、クラスタリングに係る計算負荷を低減させることができ、例えば携帯端末など、より処理能力の低い端末において本発明を実装することが可能となる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、上記実施形態では、クラスタ判別部30によるクラスタ判別の前段階として、特徴量計算部20が主成分分析により特徴量の次元圧縮を行ったが、クラスタ判別部30が特徴量計算部20の求めた特徴量をそのまま用いてクラスタリングを行っても良い。また、特徴量計算部20が特徴量1又は特徴量2の一方にのみ主成分分析を行う構成としても良い。
また、上記実施形態では、クラスタ判別部30は、特徴量2、特徴量1の順でクラスタリングを行ったが、特徴量1、特徴量2の順でクラスタリングを行っても良い。また、クラスタ判別部30は、特徴量1、特徴量2のいずれか一方でクラスタリングを行っても良い。
また、本発明の範囲は、頭部伝達関数選択装置に限られず、当該頭部伝達関数選択装置及びヘッドホン等の音響装置を備える音響再生装置も含まれるものである。
本発明によれば、1チャンネル以上の音響信号からなる立体音響に頭部伝達関数を畳み込んでヘッドホンで再生する場合において、本人の頭部伝達関数を持ち合わせていない場合に頭部伝達関数のデータベースから立体音響を再生するために好適な頭部伝達関数を選択することができるという有用性がある。
1 頭部伝達関数選択装置
10 HRTFデータベース(記憶部)
20 特徴量計算部
30 クラスタ判別部
40 HRTF選択部(選択部)
DIS ディスプレイ
HP ヘッドホン

Claims (5)

  1. 頭部伝達関数の時間表現であるインパルス応答を左右各耳のペアで複数人分記憶する記憶部と、
    前記インパルス応答を表現するケプストラムのケプストラム係数に基づく特徴量であって、0次以外の前記ケプストラム係数に基づく第1特徴量と、0次の前記ケプストラム係数及び左右各耳の前記インパルス応答の時間差に基づく第2特徴量と、を計算する特徴量計算部と、
    前記特徴量に基づき、前記頭部伝達関数をクラスタに分類するクラスタ判別部と、
    前記クラスタに基づき利用者に前記頭部伝達関数を選択させる選択部と、を備える頭部伝達関数選択装置。
  2. 前記クラスタ判別部は、前記第2特徴量に基づき前記頭部伝達関数をクラスタに分類し、さらに、前記第2特徴量に基づき分類した各クラスタに含まれる前記頭部伝達関数を前記第1特徴量に基づきクラスタに分類する、請求項1に記載の頭部伝達関数選択装置。
  3. 前記クラスタ判別部は、前記各クラスタの重心に近い頭部伝達関数を代表頭部伝達関数として前記選択部による選択処理に利用させる、請求項1又は2に記載の頭部伝達関数選択装置。
  4. 前記特徴量計算部は、前記特徴量の主成分分析を行い、
    前記クラスタ判別部は、前記主成分分析に基づき前記頭部伝達関数をクラスタに分類する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の頭部伝達関数選択装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の頭部伝達関数選択装置を備える音響再生装置。
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