JP6017238B2 - 受信装置、ブランチ分類方法及び雑音成分抑圧プログラム - Google Patents

受信装置、ブランチ分類方法及び雑音成分抑圧プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、受信した複数の信号をダイバーシチ合成する受信装置と、この受信装置で用いられるブランチ分類方法及び雑音成分抑圧プログラムに関する。
複数のアレーアンテナを備える受信装置では、各アレーアンテナで受信される信号を復調・復号する場合、アレーアンテナ間の雑音レベルは均一であると仮定されることが一般的である。
しかしながら、アンテナ特性、LNA(Low Noise Amplifier)特性、伝送路特性及び分散通信ネットワークによるゲインの不均一等により、アレーアンテナ間の雑音レベルが不均一となる場合がある。このように、雑音レベルがアレーアンテナ間で不均一となる場合、複数のアレーアンテナで信号を受信したにも拘わらず、単一のアンテナで信号を受信するよりも受信性能が劣化する場合がある。
特開平6−237196号公報
以上のように、従来の受信装置では、アレーアンテナ間の雑音レベルが均一であると仮定しているため、アレーアンテナ間で雑音レベルが不均一となると受信性能が劣化する恐れがある。
そこで、目的は、アンテナ間の雑音レベルが不均一となる場合であっても、受信性能の劣化を抑えることが可能な受信装置と、この受信装置で用いられるブランチ分類方法及び雑音成分抑圧プログラムとを提供することにある。
実施形態によれば、受信装置は、アンテナ、周波数変換部、アナログ−デジタル変換部、ブランチ分類部、第1のダイバーシチ合成部、復号部及び第2のダイバーシチ合成部を具備する。アンテナは、雑音成分を含む複数の電波を受信する。周波数変換部は、前記複数の電波を予め設定された周波数帯へ変換する。アナログ−デジタル変換部は、前記周波数変換された複数の信号をデジタル信号へ変換する。ブランチ分類部は、前記複数のデジタル信号それぞれから雑音成分を抽出し、前記複数のデジタル信号を、前記抽出した雑音成分の性質が近いデジタル信号毎に分類する。第1のダイバーシチ合成部は、前記分類されたグループ毎に、前記グループに属するデジタル信号をプレダイバーシチ合成し、第1の合成信号を作成する。復号部は、前記第1の合成信号に対して復号処理を施す。第2のダイバーシチ合成部は、前記復号処理が施された第1の合成信号をポストダイバーシチ合成する。
本実施形態に係る受信装置の機能構成を示すブロック図である。 図1に示すブランチ分類部の機能構成を示すブロック図である。 図2に示す雑音識別部の機能構成を示すブロック図である。 図1に示すブランチ分類部が受信信号をグループ化する際のフローチャートを示す図である。 図1に示すブランチ分類部による分類処理の例を示す図である。 図5に示す分類処理による信号をグループ化した図である。 図1に示す受信装置がMIMOリレーを経て信号を受信する際の受信環境の例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る受信装置の機能構成を示すブロック図である。図1に示す受信装置は、アンテナ10−1〜10−n(nは、1以上の自然数)、周波数変換部20−1〜20−n、アナログ−デジタル(A/D)変換部30−1〜30−n、信号処理部40を具備する。
アンテナ10−1〜10−nは、外部から到来する電波を受信する。電波には雑音が含まれる。本実施形態では、電波に含まれる雑音のレベルは、アンテナ10−1〜10−n間において不均一であるとする。
周波数変換部20−1〜20−nは、アンテナ10−1〜10−nで受信された電波を、周波数がIF(Intermediate Frequency)帯のIF信号に変換する。なお、周波数変換部20−1〜20−nは、アンテナ10−1〜10−nで受信された電波を、ベースバンド帯のBB信号へ変換しても構わない。
アナログ−デジタル変換部30−1〜30−nは、周波数変換部20−1〜20−nから供給されるIF信号を、デジタル形式のデジタル信号へ変換する。アナログ−デジタル変換部30−1〜30−nは、デジタル信号を信号処理部40へ出力する。
信号処理部40は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが処理を実行するためのアプリケーション・プログラムやデータを格納するROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等とを備える。信号処理部40は、CPUにアプリケーション・プログラムを実行させることで、以下の機能を有する。すなわち、信号処理部40は、ブランチ分類部41、プレダイバーシチ部42−1〜42−m(mは、1以上かつn以下の自然数。)、復調・復号部43−1〜43−m及びポストダイバーシチ部44を備える。
図2は、図1に示すブランチ分類部41の機能構成を示すブロック図である。図2に示すブランチ分類部41は、雑音識別部411、ブランチ選択部412及びグループ化部413を備える。
図3は、図2に示す雑音識別部411の機能構成を示すブロック図である。図3に示す雑音識別部411は、帯域分割部4111、第1の計算部4112、記憶部4113、第2の計算部4114及び判定部4115を備える。
帯域分割部4111は、アナログ−デジタル変換部30−1〜30−nからそれぞれ供給されるデジタル信号を、予め設定された帯域幅毎に周波数方向に分割する。帯域分割部4111の分割により、アナログ−デジタル変換部30−1〜30−nから供給される1つのデジタル信号当たり、p(pは1以上の自然数)個のビンが作成される。デジタル信号をそれぞれp個のビンに分割することにより、雑音成分を含むビン内に、雑音成分以外の信号成分が含まれる確率が低減されることになる。
第1の計算部4112は、帯域分割部4111で分割されたビン毎に電力の確率密度関数を計算する。このとき、第1の計算部4112は、該当するビンにおいて時間の経過に応じて取得されるq(qは1以上の自然数)個のサンプルを用いて、ビン毎の確率密度関数を計算する。なお、q個のサンプルは、時間の経過に応じて新たなサンプルが対象となる。第1の計算部4112は、アナログ−デジタル変換部30−1〜30−nから供給されるデジタル信号毎に、p個の確率密度関数を算出する。
記憶部4113は、雑音成分として電波に含まれると想定される複数種類の雑音の電力の確率密度関数を予め記憶している。予め記憶される確率密度関数としては、例えば、指数分布及びBi−Kappa分布による確率密度関数がある。
第2の計算部4114は、第1の計算部4112で算出された確率密度関数と、記憶部4113に記憶される確率密度関数との距離を計算する。このとき、第2の計算部4114は、第1の計算部4112で算出された全ての確率密度関数と、記憶部4113に記憶される全ての確率密度関数との距離を計算する。
一般的に、確率論又は情報理論における確率密度関数間の距離を評価する尺度としてクルバック・ライブラ情報量(KL情報量:Kullback - Leibler divergence)が知られている。本実施形態では、確率密度関数間の距離を評価する尺度としてこのKL情報量を用いるが、これに限定される訳ではない。なお、KL情報量DKLは、ギブスの不等式としてDKL≧0の関係を満たすことが知られている。つまり、確率密度関数が一致する場合、KL情報量は零となる。
例えば、アンテナ10−nのビン番号pにおいて算出される確率密度関数をPn,p(x)とし、記憶部4113に記憶される種類tの確率密度関数をP(x)とする。ただし、xは、電力に関する確率変数である。このとき、KL情報量DKLは、
Figure 0006017238
と定義される。
判定部4115は、第2の計算部4114で算出されたKL情報量と、KL情報量について設定される閾値とを比較し、ビンに含まれる信号が雑音成分であるか否かを判断する。すなわち、算出されたKL情報量が閾値以下である場合、判定部4115は、ビンに含まれる信号が雑音であると判定する。雑音であると判定した場合、判定部4115は、そのビンについてのKL情報量、確率密度関数の種類、アンテナ番号及びビン番号をブランチ選択部412へ通知する。
ブランチ選択部412は、判定部4115から通知されるKL情報量、確率密度関数の種類、アンテナ番号及びビン番号を参照し、受信系統毎に適した確率密度関数の種類を選択する。
グループ化部413は、ブランチ選択部412で選択された確率密度関数の種類が同一、かつ、雑音と判定された電力値又は振幅が近い受信系統を1つの群とする。ここで、電力値又は振幅が近いとは、例えば、測定された電力値又は振幅が予め設定された値から所定の範囲内にあることをいう。グループ化部413は、アナログ−デジタル変換部30−1〜30−nから供給されるデジタル信号を、属する群毎にプレダイバーシチ部42−1〜42−mへ出力する。
プレダイバーシチ部42−1〜42−mは、デジタル信号が分類される群のうち、いずれかの群に分類されたデジタル信号を受信する。プレダイバーシチ部42−1〜42−mは、ブランチ分類部41から供給されるデジタル信号群に対してダイバーシチ合成処理を施す。ここでのダイバーシチ合成処理は、公知のダイバーシチ技術を適用してもかまわない。
一例として、最大比合成について説明する。例えば、ブランチ分類部41から供給されるデジタル信号を、
X=[x…x
とする。ただし、Tは転置を表す。ここで、このデジタル信号の部分集合X
X=[X…X
とする。このような部分集合に対して部分相関行列を
Figure 0006017238
とする。ただし、<・>はアンサンブル平均を表す。この部分相関行列Rxx の最大固有値に属する固有ベクトルをEとすると、プレダイバーシチ部42−1〜42−mから出力される合成信号yは、
=E
と表される。
復調・復号部43−1〜43−mは、プレダイバーシチ部42−1〜42−mからそれぞれ供給される合成信号に対して復号処理を施す。例えば、合成信号がQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式により変調されている場合、復調・復号部43−1〜43−mは、受信した合成信号の符号を、QPSKのコンスタレーションにおいて最も近い値へ変換して後段へ出力する。復調・復号部43−1〜43−mは、合成信号を復号した復号信号をポストダイバーシチ部44へ出力する。なお、復調・復号部43−1〜43−mの復号方式は上記の方式に限定されるわけではなく、様々な方式をとることが可能である。例えば、上記のような硬判定による復号方式の他に、軟判定による復号方式を用いても構わない。
ポストダイバーシチ部44は、復調・復号部43−1〜43−mからビット系列で供給される復号信号に対して、ビットレベルでダイバーシチ合成処理を施す。ビットレベルのダイバーシチ合成処理は、公知の技術として多様な方式が提案されている。
例えば、ポストダイバーシチ部44は、復調・復号部43−1〜43−mから供給される復号信号のシンボルから、1つの復号信号のシンボルを排他的論理により選択する。つまり、ポストダイバーシチ部44は、多数決判定によるダイバーシチ合成処理を行う。
プレダイバーシチ部42−1〜42−mの出力yに対応する復号後の符号のシンボルを
S=[s…s
とした場合、このシンボル系列Sの最頻値が多数決判定したシンボルとなる。ポストダイバーシチ部44は、多数決判定により選択されたシンボルを後段へ出力する。
なお、ここでは、ポストダイバーシチ部44が、ビット系列で供給される復号信号に対してビットレベルでダイバーシチ合成処理を施す例を示したが、これに限定される訳ではない。例えば、ポストダイバーシチ部44は、以下のようにダイバーシチ合成するようにしても構わない。すなわち、復調・復号部43−1〜43−mは、復号信号毎に尤度を算出する。ポストダイバーシチ部44は、復号信号の尤度に基づいて合成尤度を作成し、作成した合成尤度に対して軟判定復号処理を施す。
次に、以上のように構成された受信装置によるブランチ分類動作を、ブランチ分類部41の処理手順に従い説明する。図4は、ブランチ分類部41が受信信号をグループ化する際のフローチャートを示す。図4では、記憶部4113にk個の確率密度関数が予め記憶されている場合を例に説明する。
まず、判定部4115は、KL情報量の閾値を設定する(ステップS41)。雑音識別部411は、アンテナ10−1で受信された受信信号を処理の対象として設定する(ステップS42)。
帯域分割部4111は、アナログ−デジタル変換部30−1から供給されるデジタル信号1を、p個のビンに分割する(ステップS43)。雑音識別部411は、記憶部4113に記憶される確率密度関数Pを処理の対象として設定する(ステップS44)。また、雑音識別部411は、ビン番号1を処理の対象として設定する(ステップS45)。
第1の計算部4112は、デジタル信号1におけるビン番号1の確率密度関数を算出する(ステップS46)。第2の計算部4114は、算出した確率密度関数と、設定した確率密度関数PとからKL情報量を計算する(ステップS47)。
判定部4115は、算出したKL情報量がステップS41で設定した閾値以下となるか否かを判定する(ステップS48)。閾値以下となる場合(ステップS48のYes)、判定部4115は、KL情報量、確率密度関数P、アンテナ番号1及びビン番号1を記憶部4113へ記憶し(ステップS49)、処理をステップS45へ移行し(ステップS410)、ビン番号2を処理の対象として設定する。
閾値を超える場合(ステップS48のNo)、雑音識別部411は、処理をステップS45へ移行し(ステップS410)、ビン番号2を処理の対象として設定する。雑音識別部411は、ステップS47〜49の処理を、ビン番号pまで実行した後、ステップS411の処理へ移行する。
雑音識別部411は、処理をステップS44へ移行し(ステップS411)、確率密度関数Pを処理の対象として設定する。雑音識別部411は、ステップS45〜410の処理を、確率密度関数Pまで実行した後、ステップS412の処理へ移行する。
雑音識別部411は、処理をステップS42へ移行し(ステップS412)、アンテナ10−2で受信された受信信号を処理の対象として設定する。雑音識別部411は、ステップS42〜411の処理を、アンテナ10−nで受信された受信信号まで実行した後、ステップS413の処理へ移行する。
続いて、ブランチ選択部412は、アンテナ10−1で受信された受信信号を処理の対象として設定する(ステップS413)。ブランチ選択部412は、記憶部4113に記憶される確率密度関数Pを処理の対象として設定する(ステップS414)。
ブランチ選択部412は、記憶部4113から、アンテナ番号1及び確率密度関数Pに関するKL情報量及びビン番号を読み出す。ブランチ選択部412は、読み出したビン毎のKL情報量から最小のKL情報量を選択する(ステップS415)。
ブランチ選択部412は、処理をステップS414へ移行し(ステップS416)、確率密度関数Pを処理の対象として設定する。ブランチ選択部412は、ステップS415の処理を、確率密度関数Pまで実行した後、ステップS417の処理へ移行する。
ブランチ選択部412は、処理をステップS413へ移行し(ステップS417)、アンテナ10−2で受信された受信信号を処理の対象として設定する。ブランチ選択部412は、ステップS414〜416の処理を、アンテナ10−nで受信された受信信号まで実行した後、ステップS418の処理へ移行する。
ブランチ選択部412は、ステップS415で選択された複数の確率密度関数のうち、KL情報量が最小の確率密度関数をアンテナ毎に選択する(ステップS418)。
グループ化部413は、アンテナ10−1で受信された受信信号を処理の対象として設定する(ステップS419)。グループ化部413は、アナログ−デジタル変換部30−1から供給されるデジタル信号1を、ステップS418で選択された確率密度関数と、この確率密度関数が設定されたビンの電力値とに応じて、グループ1に割り当てる(ステップS420)。グループ化部413は、処理をステップS419へ移行し(ステップS421)、アンテナ10−2で受信された受信信号を処理の対象として設定する。グループ化部413は、ステップS420の処理を、アンテナ10−nで受信された受信信号まで実行した後、処理を終了させる。
ブランチ分類部41の処理により、アンテナ10−1〜10−nで受信された信号は、例えば、図5のように確率密度関数が選択され、電力値が計測される。これにより、アンテナ10−1〜10−nで受信された信号は、図6に示すようにグループ化される。
以上のように、本実施形態に係る受信装置では、雑音識別部411は、アナログ−デジタル変換部30−1〜30−nから供給されるデジタル信号に含まれる雑音成分を抽出する。ブランチ選択部412は、受信系統毎の雑音成分の性質を特定する。グループ化部413は、雑音成分の性質と、雑音成分の電力値とを参照し、アナログ−デジタル変換部30−1〜30−nから供給されるデジタル信号をグループ化するようにしている。これにより、特性が類似した雑音成分を含むデジタル信号毎に、プレダイバーシチ処理及び復調・復号処理を実施することが可能となる。つまり、本実施形態に係る受信装置は、各アンテナで受信される受信信号に含まれる雑音の電力が異なる場合であっても、ダイバーシチ処理を効果的に実施することが可能となる。
ところで、通常、アンテナ10−1〜10−n、周波数変換部20−1〜20−n及びアナログ−デジタル変換部30−1〜30−nでは、利得等に偏差が生じることが起こりえる。このために、キャリブレーションを通して、利得等の偏差の調整を施すようにしている。しかしながら、常に最適なキャリブレーションが施されるとは限らないばかりか、キャリブレーション時には受信機の使用の制限が加わることになる。本実施形態に係るブランチ分類部41によれば、アナログ信号処理により生じる偏差について規定する確率密度関数を予め記憶することで、このような偏差を含む信号をグループ化することが可能となる。これにより、受信装置は、アナログ信号処理により生じる偏差を含む信号をまとめて処理することが可能となるため、キャリブレーションを行わなくても、アナログ信号処理により生じる偏差の影響を抑えることが可能となる。
また、受信装置が図7に示すMIMOリレーを経て到来する電波を受信する場合、到来する電波に含まれる雑音成分は、電波が伝搬される経路によってそれぞれ異なることになる。本実施形態に係るブランチ分類部41によれば、雑音成分の電力値を参照することで、同様の電力値の雑音成分を含む受信信号をグループ化することが可能となる。これにより、受信装置は、同様の電力値の雑音成分を含む受信信号をまとめて処理することが可能となるため、含まれる雑音成分の大きさが伝搬経路に応じて異なる場合であっても、雑音成分の影響を抑えることが可能となる。
したがって、本実施形態に係る受信装置によれば、アンテナ間の雑音レベルが不均一となる場合であっても、受信性能の劣化を抑えることができる。また、本実施形態に係る受信装置は、周波数配置及びガードバンドが不特定である環境下にも対応でき、また、電波の変調方式等の変調緒元に係らず雑音を抑圧することができる。
なお、本実施形態では、ブランチ分類部41は、確率密度関数の種類が同一であり、かつ、雑音成分の電力値又は振幅が同程度である信号を同一のグループに分類するようにしたが、これに限定される訳ではない。例えば、雑音の性質が既知の場合には、雑音成分の電力値又は振幅が同程度の信号を同一のグループに分類するようにしても構わない。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10−1〜10−n…アンテナ、20−1〜20−n…周波数変換部、30−1〜30−n…A/D変換部、40…信号処理部、41…ブランチ分類部、411…雑音識別部、4111…帯域分割部、4112…第1の計算部、4113…記憶部、4114…第2の計算部、415…判定部、412…ブランチ選択部、413…グループ化部、42−1〜42−m…プレダイバーシチ部、43−1〜43−m…復調・復号部、44…ポストダイバーシチ部

Claims (12)

  1. 雑音成分を含む複数の電波を受信するアンテナと、
    前記複数の電波を予め設定された周波数帯へ変換する周波数変換部と、
    前記周波数変換された複数の信号をデジタル信号へ変換するアナログ−デジタル変換部と、
    前記複数のデジタル信号それぞれから雑音成分を抽出し、前記複数のデジタル信号を、前記抽出した雑音成分の性質が近いデジタル信号毎のグループに分類するブランチ分類部と、
    前記分類されたグループ毎に、前記グループに属するデジタル信号をプレダイバーシチ合成し、第1の合成信号を作成する第1のダイバーシチ合成部と、
    前記第1の合成信号に対して復号処理を施す復号部と、
    前記復号処理が施された第1の合成信号をポストダイバーシチ合成する第2のダイバーシチ合成部と
    を具備する受信装置。
  2. 前記ブランチ分類部は、前記複数のデジタル信号を、前記抽出した雑音成分の電力値又は振幅が近いデジタル信号毎に分類する請求項1記載の受信装置。
  3. 前記ブランチ分類部は、前記抽出した雑音成分についての確率密度関数と、予め記憶された確率密度関数との距離に基づき、前記抽出した雑音成分の種類を特定し、前記複数のデジタル信号を、前記抽出した雑音成分の種類が同一であり、かつ、前記抽出した雑音成分の電力値又は振幅が近いデジタル信号毎に分類する請求項1記載の受信装置。
  4. 前記ブランチ分類部は、
    前記複数のデジタル信号を複数の帯域の分割信号に分割し、前記分割信号が前記雑音成分であるか否かを識別し、前記雑音成分であると識別した分割信号を前記雑音成分として抽出する雑音識別部と、
    前記複数のデジタル信号を、前記抽出した雑音成分の電力値又は振幅が近いデジタル信号毎に分類するグループ化部と
    を備える請求項1記載の受信装置。
  5. 前記ブランチ分類部は、
    前記複数のデジタル信号を複数の帯域の分割信号に分割し、前記分割信号が前記雑音成分であるか否かを識別し、前記雑音成分であると識別した分割信号を前記雑音成分として抽出する雑音識別部と、
    前記抽出した雑音成分についての確率密度関数と、予め記憶された確率密度関数との距離に基づき、前記複数のデジタル信号が含む雑音成分の種類を特定するブランチ選択部と、
    前記複数のデジタル信号を、前記決定した雑音成分の種類が同一、かつ、前記抽出した雑音成分の電力値又は振幅が近いデジタル信号毎に分類するグループ化部と
    を備える請求項1記載の受信装置。
  6. 雑音成分を含む複数のデジタル信号を複数の帯域の分割信号に分割し、
    前記分割信号が前記雑音成分であるか否かを識別し、
    前記雑音成分であると識別した分割信号を前記雑音成分として抽出し、
    前記複数のデジタル信号を、前記抽出した雑音成分の電力値又は振幅が近いデジタル信号毎に分類するブランチ分類方法。
  7. 雑音成分を含む複数のデジタル信号を複数の帯域の分割信号に分割し、
    前記分割信号が前記雑音成分であるか否かを識別し、
    前記雑音成分であると識別した分割信号を前記雑音成分として抽出し、
    前記抽出した雑音成分についての確率密度関数と、予め記憶された確率密度関数との距離に基づき、前記複数のデジタル信号が含む雑音成分の種類を特定し、
    前記複数のデジタル信号を、前記決定した雑音成分の種類が同一、かつ、前記抽出した雑音成分の電力値又は振幅が近いデジタル信号毎に分類するブランチ分類方法。
  8. 雑音成分を含む複数の電波を受信するアンテナと、
    前記複数の電波を予め設定された周波数帯へ変換する周波数変換部と、
    前記周波数変換された複数の信号をデジタル信号へ変換するアナログ−デジタル変換部と、
    前記複数のデジタル信号に基づき、前記雑音成分を抑圧する信号処理装置と
    を具備する受信装置で用いられる雑音成分抑圧プログラムであって、
    前記複数のデジタル信号それぞれから雑音成分を抽出し、前記複数のデジタル信号を、前記抽出した雑音成分の性質が近いデジタル信号毎のグループに分類する処理と、
    前記分類されたグループ毎に、前記グループに属するデジタル信号をプレダイバーシチ合成し、第1の合成信号を作成する処理と、
    前記第1の合成信号を復号する処理と、
    前記復号された第1の合成信号をポストダイバーシチ合成する処理と
    を前記信号処理装置のコンピュータに実行させる雑音成分抑圧プログラム。
  9. 前記抽出した雑音成分の電力値又は振幅が近い場合、前記抽出した雑音成分の性質が近いとする請求項記載の雑音成分抑圧プログラム。
  10. 前記抽出した雑音成分についての確率密度関数と、予め記憶された確率密度関数との距離に基づき、前記抽出した雑音成分の種類を特定し、前記抽出した雑音成分の種類が同一であり、かつ、前記抽出した雑音成分の電力値又は振幅が近い場合、前記抽出した雑音成分の性質が近いとする請求項記載の雑音成分抑圧プログラム。
  11. 前記複数のデジタル信号を分類する処理は、
    前記複数のデジタル信号を複数の帯域の分割信号に分割する処理と、
    前記分割信号が前記雑音成分であるか否かを識別し、前記雑音成分であると識別した分割信号を前記雑音成分として抽出する処理と、
    前記複数のデジタル信号を、前記抽出した雑音成分の電力値又は振幅が近いデジタル信号毎に分類する処理と
    を含む請求項記載の雑音成分抑圧プログラム。
  12. 前記複数のデジタル信号を分類する処理は、
    前記複数のデジタル信号を複数の帯域の分割信号に分割する処理と、
    前記分割信号が前記雑音成分であるか否かを識別し、前記雑音成分であると識別した分割信号を前記雑音成分として抽出する処理と、
    前記抽出した雑音成分についての確率密度関数と、予め記憶された確率密度関数との距離に基づき、前記複数のデジタル信号が含む雑音成分の種類を特定する処理と、
    前記複数のデジタル信号を、前記決定した雑音成分の種類が同一、かつ、前記抽出した雑音成分の電力値又は振幅が近いデジタル信号毎に分類する処理と
    を含む請求項記載の雑音成分抑圧プログラム。
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