JP6015262B2 - 移動局装置及び通信方法 - Google Patents

移動局装置及び通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6015262B2
JP6015262B2 JP2012199514A JP2012199514A JP6015262B2 JP 6015262 B2 JP6015262 B2 JP 6015262B2 JP 2012199514 A JP2012199514 A JP 2012199514A JP 2012199514 A JP2012199514 A JP 2012199514A JP 6015262 B2 JP6015262 B2 JP 6015262B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile station
time
station device
communication
service
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012199514A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014057146A (ja
Inventor
武司 児玉
武司 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2012199514A priority Critical patent/JP6015262B2/ja
Priority to EP13182823.8A priority patent/EP2706796A3/en
Priority to US14/023,210 priority patent/US9345051B2/en
Publication of JP2014057146A publication Critical patent/JP2014057146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6015262B2 publication Critical patent/JP6015262B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W74/00Wireless channel access, e.g. scheduled or random access
    • H04W74/08Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access]
    • H04W74/0833Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access] using a random access procedure
    • H04W74/0841Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access] using a random access procedure with collision treatment
    • H04W74/0858Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access] using a random access procedure with collision treatment collision detection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W74/00Wireless channel access, e.g. scheduled or random access
    • H04W74/08Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access]
    • H04W74/0833Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access] using a random access procedure
    • H04W74/0841Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access] using a random access procedure with collision treatment
    • H04W74/085Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access] using a random access procedure with collision treatment collision avoidance
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/18Management of setup rejection or failure

Description

本明細書で論じられる実施態様は、移動体通信に使用される移動局装置及び通信方法に関する。
無線通信システムにおいて、基地局装置が提供するエリア内にいる移動局装置が通信を開始する場合、移動局装置は他の移動局装置と共有のチャネルを用いて任意のタイミングで基地局装置に接続要求を送信する。複数の移動局装置による接続要求の送信タイミングが重なると、基地局装置が接続要求を破棄することがある。以下の説明において、複数の移動局装置が信号を送信するタイミングが重なることを、信号が「衝突」すると表記することがある。
接続要求の衝突の繰り返しを避けるために、衝突が発生してからバックオフ時間が経過した後に移動局装置が接続要求を再送することが知られている。バックオフ時間は各移動局装置で発生させた乱数に基づいて算出される。移動局装置によって再送のタイミングが異なるため、衝突が繰り返し発生する確率を下げることができる。ランダムなタイミングで信号を再送する手法はランダムバックオフまたはランダムアクセスと呼ばれる。
関連する技術として、ハンドオーバ先セルが電波障害エリアに該当することを検出したとき、移動端末に対する所定の再接続時間を変更することが知られている。電波障害エリアが、セルを実装していない圏外エリアであるとき、所定の再接続時間が短縮される。電波障害エリアが一時的な電波障害エリアであるとき、所定の再接続時間が延長される。電波障害エリアが輻輳エリアであるとき、所定の再接続時間が短縮される。
特開2008−79079号公報
しかし、バックオフ時間の取り得る範囲の制約や接続要求の送信に用いる無線リソースの制約のため、ランダムバックオフを用いても接続要求の衝突が繰り返す恐れがある。本明細書に開示される装置又は方法は、接続要求の衝突の繰り返しを低減することを目的とする。
装置の一観点による移動局装置は、移動局装置が圏外に変わる時に移動局装置が通信中であったか否かを判定する通信状態判定部と、基地局装置に対する接続要求の再送の際に、移動局装置が圏外に変わる時に移動局装置が通信中であったか否かに応じて異なるバックオフ時間を算出するバックオフ時間算出部と、を備える。
本明細書に開示される装置又は方法によれば、接続要求の衝突の繰り返しが低減される。
通信システムの構成例を示す図である。 移動局装置の第1実施例の構成図である。 移動局装置の動作の第1例の説明図(その1)である。 移動局装置の動作の第1例の説明図(その2)である。 移動局装置の第2実施例の構成図である。 コネクション情報の第1例を示す図である。 コネクション情報の第2例を示す図である。 (A)及び(B)は、通信状態記憶部の記憶内容の例を示す図である。 周波数情報記憶部の記憶内容の例を示す図である。 初期レンジングコードの送信に使用されるチャネルの説明図である。 移動局装置の動作の第2例の説明図(その1)である。 移動局装置の動作の第2例の説明図(その2)である。 移動局装置の第3実施例の構成図である。 間欠受信動作情報記憶部の記憶内容の例を示す図である。 移動局装置の動作の第3例の説明図(その1)である。 移動局装置の動作の第3例の説明図(その2)である。 移動局装置の動作の第4例の説明図(その1)である。 移動局装置の動作の第4例の説明図(その2)である。 移動局装置の第4実施例の構成図である。 移動局装置の動作の第5例の説明図(その1)である。 移動局装置の動作の第5例の説明図(その2)である。 移動局装置の第5実施例の構成図である。 移動局装置の動作の第6例の説明図(その1)である。 移動局装置の動作の第6例の説明図(その2)である。 移動局装置のハードウエア構成の一例の説明図である。
<1.第1実施例>
<1.1.通信システムの構成>
以下、添付する図面を参照して好ましい実施例について説明する。図1は、通信システムの構成例を示す図である。通信システム1は、基地局装置2a及び2bと移動局装置3を備える。以下の説明及び添付する図面において、基地局装置及び移動局装置をそれぞれ「基地局」及び「移動局」と表記することがある。基地局2a及び2bを総称する場合には、単に「基地局2」と表記することがある。なお、通信システム1が備える基地局2の数は2個に限定されない。通信システム1は3個以上の基地局2を備えていてよい。同様に、通信システム1は複数の移動局3を備えていてよい。
参照符号4a及び4bは、それぞれ基地局2a及び2bの通信エリアを示す。いま、基地局2a及び2bが無線通信に使用する周波数がそれぞれ2.50GHz、2.51GHzであると想定する。また、通信エリア4a及び4bは重なっておらず、移動局2は通信エリア4aから4bへの移動により一時的に通信エリアから外れて圏外に変わる場合を想定する。
<1.2.移動局の構成>
続いて、移動局3の構成を説明する。図2は、移動局3の第1実施例の構成図である。移動局3は、受信部10と、圏外判定部11と、通信状態判定部12と、通信状態記憶部13と、セルサーチ処理部14と、接続要求送信部15と、衝突判定部16と、バックオフ時間算出部17と、バックオフ処理部18を備える。
受信部10は、基地局2からの無線信号を受信する。受信部10は、受信した無線信号を復調及び復号化し元のメッセージに変換する。圏外判定部11は、移動局3が基地局2からの電波を受信しなくなったか否かに基づいて、移動局3が基地局2の通信エリア外に移動したか否か、すなわち移動局3が圏外にあるか否かを判定する。
圏外判定部11により移動局3が圏外にあると判定された場合に、通信状態判定部12は、移動局3が圏外に変わる直前の移動局3の通信状態が通信中であったか、それともデータの送受信を行っていない待受中であったかを判断する。通信状態記憶部13には、通信状態判定部12の判断結果が格納される。
圏外判定部11により移動局3が圏外にあると判定された後に、セルサーチ処理部14は、セルサーチ処理を行うことにより移動局3の周囲の基地局2を検索する。接続要求送信部15は、セルサーチ処理部14により検出された基地局2に対して接続要求を送信する。衝突判定部16は、基地局2へ送信された接続要求が他の移動局の接続要求と衝突したか否かを判定する。
バックオフ時間算出部17は、接続要求の衝突が発生したと衝突判定部16が判定した場合に、移動局3が圏外に変わる直前の通信状態に応じて異なるバックオフ時間を算出する。以下、移動局3が圏外に変わる直前の通信状態が通信中であった場合のためのバックオフ時間を「バックオフ時間α」と表記する。また、移動局3が圏外に変わる直前の通信状態が待受中であった場合のためのバックオフ時間を「バックオフ時間β」と表記する。
バックオフ時間算出部17は、バックオフ時間αよりバックオフ時間βが長くなるようにバックオフ時間α及びβを算出する。例えば、バックオフ時間算出部17は、移動局3毎に発生させた乱数に基づいてバックオフ時間αを算出してよい。このとき、バックオフ時間算出部17は、バックオフ時間αが取り得る範囲よりも大きないずれかの値を選択する決定方法に基づいてバックオフ時間βを算出してよい。
バックオフ処理部18は、バックオフ時間算出部17によって算出されたバックオフ時間が経過するまで、接続要求送信部15による接続要求の再送を遅らせる。
<1.3.移動局の動作>
続いて、移動局3の動作を説明する。図3及び図4は、移動局3の動作の第1例の説明図である。オペレーションAAにおいて圏外判定部11は、基地局2からの電波を監視する。オペレーションABにおいて圏外判定部11は、基地局2からの電波が受信されなくなったか否かを判断する。
基地局2からの電波が受信されない場合(オペレーションAB:Y)に動作はオペレーションACへ進む。基地局2からの電波が受信できる場合(オペレーションAB:N)に動作はオペレーションAAへ戻る。
オペレーションACにおいて通信状態判定部12は、圏外に変わる直前の移動局3の通信状態が通信中であったか否かを判断する。通信状態が通信中であった場合(オペレーションAC:Y)に動作はオペレーションADへ進む。通信状態が通信中でない場合(オペレーションAC:N)に動作はオペレーションAEへ進む。
オペレーションADにおいて、移動局3が圏外に変わる直前の移動局3の通信状態が「通信中」であったことが通信状態記憶部13に格納される。その後に動作はオペレーションAFへ進む。オペレーションAEにおいて、移動局3が圏外に変わる直前の移動局3の通信状態が「待受中」であったことが通信状態記憶部13に格納される。その後に動作はオペレーションAFへ進む。
オペレーションAFにおいてセルサーチ処理部14は、セルサーチ処理を行う。オペレーションAGにおいてセルサーチ処理部14は、移動局3の周囲の基地局2が発見されたか否かを判断する。基地局2が発見された場合(オペレーションAG:Y)に動作はオペレーションAHへ進む。基地局2が発見されない場合(オペレーションAG:N)に動作はオペレーションAFへ戻る。
オペレーションAHにおいて接続要求送信部15は、セルサーチで見つかった基地局2に対して接続要求を送信する。オペレーションAIにおいて衝突判定部16は、基地局2へ送信された接続要求が他の移動局の接続要求と衝突したか否かを判定する。接続要求の衝突が発生しない場合(オペレーションAI:N)には接続処理が継続される。接続要求の衝突が発生した場合(オペレーションAI:Y)に動作はオペレーションAJへ進む。
オペレーションAJにおいてバックオフ時間算出部17は、移動局3が圏外に変わる直前の通信状態が「通信中」であったか否かを判断する。通信状態が「通信中」であった場合(オペレーションAJ:Y)に動作はオペレーションAKへ進む。通信状態が「通信中」でなかった場合(オペレーションAJ:N)に動作はオペレーションALへ進む。
オペレーションAKにおいてバックオフ時間算出部17は、乱数に基づくバックオフ時間αを算出する。その後に動作はオペレーションAMへ進む。オペレーションALにおいてバックオフ時間算出部17は、バックオフ時間αが取り得る範囲よりも大きくなるようにバックオフ時間βを算出する。その後に動作はオペレーションAMへ進む。
オペレーションAMにおいてバックオフ処理部18は、オペレーションAK及びALのいずれか一方で算出されたバックオフ時間が経過するのを待つ。その後に動作はオペレーションAHへ戻る。
<1.4.効果>
本実施例によれば、移動局3が圏外に変わる直前の通信状態が通信中であったか否かによって、使用されるバックオフ時間の範囲を異ならせることができる。このため、圏外に変わる直前の通信状態が通信中であった移動局3による接続要求と、それ以外の移動局による接続要求との再衝突を回避することができる。この結果、接続要求の衝突の繰り返しが低減される。
例えば、通信システム1において以下のような制限を設けている場合に、多数の移動局3が同時に通信を開始すると接続要求の衝突が生じやすい。
(1)過大なバックオフ時間により通信遅延が大きくならないようにバックオフ時間がとり得る時間の範囲が狭く制限される。
(2)リソースの節約のために接続要求の送信に用いる共有チャネルの割り当て数が制限される。
なお、例えば移動局3をそれぞれ所持する多数のユーザを載せた車両がトンネルを出た時に、多数の移動局3が同時に通信を開始する状態が生じることがある。本実施例によれば、圏外に変わる直前の通信状態が通信中であった移動局3とそれ以外の移動局との間で接続要求の再送タイミングが異なるので、再送タイミングが分散され、衝突の繰り返しが低減される。
また、本実施例によれば、圏外に変わる直前の通信状態が通信中であった移動局3のバックオフ時間αを、圏外に変わる直前の通信状態が待受中であった移動局3のバックオフ時間βよりも短くすることができる。
ここで、ユーザの観点からみると移動局3が基地局2と通信を開始するまでの時間については以下の要件(1)及び(2)があると考えられる。
(1)移動局3が通信を行っている途中に移動局3が圏外に変わった場合には、短時間で通信を再開することが望ましい。
(2)移動局3が通信を行っていない待受状態で移動局3が圏外に変わった場合には、通信を再開までにある程度時間が経過してもよい。
本実施例によれば、圏外に変わる直前の通信状態が通信中であった移動局3のバックオフ時間αが、待受中であった移動局3のバックオフ時間βよりも短くすることで通信再開までの期間を短くなる。この結果、上記のユーザの要件(1)及び(2)が満たされる。
<2.第2実施例>
続いて、通信システム1の他の実施例について説明する。以下の第2実施例〜第6実施例の説明では、通信システム1がモバイルWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)に準拠するシステムである場合の例示を使用する。なお、通信システム1は、接続要求の衝突の確率を低減する方法としてランダムバックオフを使用するシステムであればWiMAX以外の他の規格に準拠するシステムであってよい。例えば通信システム1は、携帯電話に使用されているW-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やLTE(Long Term Evolution)に準拠するシステムであってよい。
<2.1.移動局の構成>
図5は、移動局3の第2実施例の構成図である。図2に示す構成要素と同様の構成要素には図2で使用した参照符号と同じ参照符号を付し同一の機能については説明を省略する。移動局3は、コネクション情報処理部19と、コネクション情報記憶部20と、周波数情報記憶部21を備える。
圏外判定部11は、移動局3が基地局2の通信エリア外に移動したか否か、すなわち移動局3が圏外にあるか否かを判定する。例えば、圏外判定部11は、ダウンリンクの無線リソース割当情報であるDL-MAP(Downlink Map)メッセージを受信部10から取得できない状態が一定時間続いた場合に移動局3が圏外にあると判定してよい。圏外判定部11は、DL-MAPメッセージが取得できる場合は、移動局3が圏内にあると判定する。
圏外判定部11により移動局3が圏外にあると判定された場合に、通信状態判定部12は、移動局3が圏外に変わる直前の移動局3の通信状態が通信中であったか否かを判定する。例えば通信状態判定部12は、コネクション情報記憶部20にコネクション情報が1つでも格納されている場合には通信状態が「通信中」であると判定する。コネクション情報記憶部20にコネクション情報が1つも格納されていない場合には、通信状態判定部12は通信状態が「待受中」であると判定する。
コネクション情報記憶部20に格納されるコネクション情報は、End-to-Endのコネクションに関する情報であってもよいし、基地局との間で確立するリンクレベルのコネクションの情報であってもよいし、その両方であってもよい。図6は、前者のコネクション情報の例を示す図である。コネクション情報は、プロトコル種別や通信先のIPアドレス、通信先のポート番号などの情報を含んでいてよい。
図7は、後者のコネクション情報の例を示す図である。コネクション情報は、例えばコネクション識別子や、上りリンク及び下りリンクを識別する通信方向、ToS(Type of Service)種別、トラフィック優先度などを含んでいてよい。
コネクション情報処理部19は、コネクション作成および削除の際のプロトコルを監視することにより、コネクション情報記憶部20へのコネクション情報の格納と、コネクション情報記憶部20からのコネクション情報の削除を行う。例えばEnd-to-Endのコネクション情報の場合、コネクション情報処理部19はTCP(Transmission Control Protocol)における3Way-HandShakeのやりとりを契機としてコネクション情報の格納を行ってよい。
リンクレベルのコネクション情報の場合、コネクション情報処理部19はDSA-REQメッセージ及びDSA-RSPメッセージのやりとりを契機としてコネクション情報の格納を行ってよい。ここでDSA-REQメッセージとは、サービスフロー作成要求(DSA-REQ: Dynamic Service Addition Request)メッセージであり、DSA-RSPメッセージとは、サービスフロー応答メッセージ(DSA-RSP: DSA Response)メッセージである。
そのほか、通信中でない移動局3が例えばアイドル・モードのような電力消費を抑える状態に遷移する通信システムの実施例において、通信状態判定部12は、移動局3の状態によって通信中か否かを判断してもよい。
通信状態記憶部13には、通信状態判定部12の判断結果が格納される。図8の(A)及び図8の(B)は、通信状態記憶部13の記憶内容の例を示す図である。移動局3が圏外に変わる直前の移動局3の通信状態が通信中であった場合に、図8の(A)に示すように状態「通信中」を示す情報が通信状態記憶部13に記憶される。移動局3が圏外に変わる直前の移動局3の通信状態が待受中であった場合に、図8の(B)に示すように状態「待受中」を示す情報が通信状態記憶部13に記憶される。
圏外判定部11により移動局3が圏外にあると判定された後に、セルサーチ処理部14は、移動局3の周囲の基地局2を検索する。例えばセルサーチ処理部14は、周波数情報記憶部21に格納された基地局2が使用する無線信号の周波数情報を読み取る。周波数情報記憶部21には、予め通信事業者に割り当てられた基地局2の使用周波数が格納される。図9は、周波数情報記憶部21の記憶内容の例を示す図である。本例では、基地局2の使用周波数2.50GHz、2.51GHz及び2.52GHzを示す周波数情報が、周波数情報記憶部21に格納されている。
これらの周波数情報は、例えば工場出荷時に周波数情報記憶部21に書き込まれていてもよい。セルサーチ処理部14は、移動局3が通信に用いる周波数をこれらの周波数の間で切り替えながら、基地局2からの無線信号の捕捉を試みる。この動作は受信部10が無線信号からDL-MAPメッセージを復号化でき、圏外判定部11にて圏内であると判定されるまで周波数を変えながら繰り返される。
圏外判定部11により移動局3が圏内にあると判定されると、接続要求送信部15は、基地局2に対して接続要求を送信する。例えば接続要求送信部15は、接続要求として初期レンジングコードを送信する。初期レンジングコードの取り得る範囲は、UCD(Uplink Channel Descriptor: 上りリンクチャネル記述子)メッセージに含まれるInitial Ranging Codes TLVで指定される。下記の表1はUCDメッセージのフォーマットである。
Figure 0006015262
Initial Ranging Codes TLVは、TLV Encoded Informatio (TLV符号化情報)の一種としてUCDメッセージに格納される。接続要求送信部15は、Initial Ranging Codes TLVで指定される範囲内のいずれか任意の値を初期レンジングコードとして選択する。
初期レンジングコードの送信に使用されるチャネルは、UL-MAP(Uplink Map)メッセージに格納されるUL-MAP IE(情報要素: Information Element)により指定される。下記の表2はUL-MAP IEのフォーマットの一例である。
Figure 0006015262
UIUCフィールドの値として「12」が指定された場合に、UL-MAP IEは、パラメータ「OFDMA symbol offset」、「Subchannel Offset」、「No.OFDMA Symbols」及び「No.Subchannels」を含む。図10は、UL-MAP IEにより指定される初期レンジングコードの送信に使用されるチャネルの説明図である。
初期レンジングコードの送信に使用されるチャネルのシンボル方向のオフセット、及びサブチャネル方向のオフセットは、それぞれ「OFDMA symbol offset」及び「Subchannel Offset」によって指定される。初期レンジングコードの送信に使用されるチャネルのOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)シンボル数及びOFDMAサブチャネル数は、それぞれ「No.OFDMA Symbols」及び「No.Subchannels」によって指定される。
衝突判定部16は、基地局2へ送信された接続要求が他の移動局の接続要求と衝突したか否かを判定する。例えば衝突判定部16は、初期レンジングコードの送信後の一定時間内に、受信部10からレンジング応答(RNG-RSP)メッセージを受信しない場合に、衝突が発生したと判断する。RNG-RSP(Ranging Response)メッセージは、初期レンジングコードに対する基地局2からの応答メッセージである。
他の実施例では、移動局3は、RNG-RSPメッセージの宛先が移動局3であるか他の移動局であるかに関わらず、基地局2からのRNG-RSPメッセージを全て受信してもよい。衝突判定部16は、移動局3が初期レンジングコードの送信に使用したチャネルに対して、他の移動局装置宛のRNG-RSPを受信した場合に、上記の一定時間経過する前に衝突が発生したと判定してもよい。RNG-RSPメッセージの宛先の判定方法について、後述の第6実施例の説明にて述べる。
バックオフ時間算出部17は、初期レンジングコードの衝突が発生したと衝突判定部16が判定した場合に、初期レンジングコードを再送するまでのバックオフ時間を算出する。バックオフ時間算出部17は、移動局3が圏外に変わる直前の移動局3の通信状態を通信状態記憶部13から読み出し、通信状態に応じて異なるバックオフ時間α及びβを算出する。
移動局3が圏外に変わる直前の移動局3の通信状態が「通信中」である場合、バックオフ時間算出部17は、乱数を用いてバックオフ時間αを算出する。例えば、バックオフ時間算出部17は、次式(1)に従ってバックオフ時間αを算出する。
α(ミリ秒)=1から99までのランダムに発生させた整数×10 (1)
移動局3が圏外に変わる直前の移動局3の通信状態が「待受中」である場合、バックオフ時間算出部17は、バックオフ時間αが取り得る範囲よりも大きないずれかの値を算出する算出式に従ってバックオフ時間βを算出する。例えば、バックオフ時間算出部17は、次式(2)に従ってバックオフ時間βを算出する。
β(ミリ秒)=(1から99までのランダムに発生させた整数+100)×10 (2)
バックオフ処理部18は、移動局3が圏外に変わる直前の移動局3の通信状態が「通信中」及び「待受中」のいずれであるかに応じて、バックオフ時間α及びβのいずれかが経過するまで、接続要求送信部15による接続要求の再送を遅らせる。
<2.2.移動局の動作>
図11及び図12は、移動局3の動作の第2例の説明図である。オペレーションBA〜BGの動作は、図3のオペレーションAA〜AGの動作と同様である。オペレーションBHにおいて、接続要求送信部15は、セルサーチで見つかった基地局2に対して初期レンジングコードを送信する。
オペレーションBIにおいて、衝突判定部16は、基地局2へ送信された初期レンジングコードが他の移動局の初期レンジングコードと衝突したか否かを判定する。初期レンジングコードの衝突が発生しない場合(オペレーションBI:N)には接続処理が継続される。初期レンジングコードの衝突が発生した場合(オペレーションBI:Y)に動作はオペレーションBJへ進む。
オペレーションBJにおいてバックオフ時間算出部17は、移動局3が圏外に変わる直前の通信状態が「通信中」であったか否かを判断する。通信状態が「通信中」であった場合(オペレーションBJ:Y)に動作はオペレーションBKへ進む。通信状態が「通信中」でなかった場合(オペレーションBJ:N)に動作はオペレーションBLへ進む。
オペレーションBKにおいてバックオフ時間算出部17は、上式(1)に従ってバックオフ時間αを算出する。その後に動作はオペレーションAMへ進む。オペレーションBLにおいてバックオフ時間算出部17は、上式(2)に従ってバックオフ時間βを算出する。その後に動作はオペレーションAMへ進む。オペレーションBMにおいてバックオフ処理部18は、オペレーションBK及びBLのいずれか一方で算出されたバックオフ時間が経過するのを待つ。その後に動作はオペレーションBHへ戻る。
<2.3.効果>
本実施例では、移動局3が圏外に変わったとき、圏外に変わる直前の通信状態を記憶する。その後、移動局3がどこかの基地局2の通信エリアに移動して初期レンジングコードを送信し、初期レンジングコードの衝突が発生した場合に記憶した通信状態を参照する。通信状態が「通信中」だった場合の初期レンジングコード再送までのバックオフ時間αよりも通信状態が「待受中」だった場合のバックオフ時間βが長くなるようにする。この結果、圏外に変わる直前に待受中だった移動局3よりも優先的に、圏外に変わる直前に通信中だった移動局3の通信を再開することができる。さらに、再送タイミングを分散させることにより再送時の衝突の確率を減らして短時間で通信を再開させることができる。
<3.第3実施例>
続いて、移動局3の他の実施例について説明する。本実施例では、移動局が待受中に行う間欠受信動作の周期に基づいて、移動局3が圏外に変わる直前の通信状態が待受中であった場合のためのバックオフ時間βを算出する。
移動局3は基地局2と通信を行わない場合には電力の消費を抑えるために、間欠受信と呼ばれる動作を行う。間欠受信は基地局2が移動局3の呼び出しを行う信号を周期的に送信する期間に合わせて移動局3は電源ONの状態になり該信号を受信する。それ以外の期間では移動局3は電源OFFの状態になる。移動局3が基地局2から間欠的に前記信号を受信する期間は、間欠受信期間と呼ばれる。
図13は、移動局装置の第3実施例の構成図である。図5に示す構成要素と同様の構成要素には図5で使用した参照符号と同じ参照符号を付し同一の機能については説明を省略する。移動局3は、間欠受信動作情報記憶部22を備える。
移動局3は圏外に変わる前に基地局2からネットワーク登録解除(DREG-CMD: Deregistration command)メッセージを受信して間欠動作を開始する。受信部10は基地局2からの通信信号をデコードしてDREG-CMDメッセージを取得し、間欠受信を制御するためのパラメータを取得して間欠受信動作情報記憶部22に格納する。
図14は、間欠受信動作情報記憶部22の記憶内容の例を示す図である。「周期」は、間欠受信期間が周期的に繰り返される期間に相当するフレーム数を示す。「オフセット」は、フレーム番号「0」のフレームから間欠受信期間の最初のフレームまでの期間に相当するフレーム数を示す。「間欠受信期間」は、間欠受信期間に相当するフレーム数を示す。本例の場合、フレーム番号が「64」、「1064」、「2064」…から間欠受信期間が始まり、そこから5フレームが間欠受信期間として指定される。
バックオフ時間算出部17は、移動局3が圏外に変わる直前の通信状態を通信状態記憶部13から読み出す。通信状態が「待受中」だった場合に、バックオフ時間算出部17は、間欠受信のパラメータを用いてバックオフ時間βを算出する。例えば、バックオフ時間算出部17は、次式(3)に従ってバックオフ時間βを算出してもよい。
β(ミリ秒)=(1〜99の範囲でランダムに発生させた整数値)×10+現在から間欠受信期間が始まるまでの長さ (3)
図15及び図16は、移動局3の動作の第3例の説明図である。オペレーションCA〜CEの動作は、図11のオペレーションBA〜BEの動作と同様である。オペレーションCFにおいて受信部10は、間欠受信を制御するためのパラメータを間欠受信動作情報記憶部22に格納する。オペレーションCG〜CLの動作は、図11及び図12のオペレーションBF〜BKの動作と同様である。
オペレーションCMにおいてバックオフ時間算出部17は、上式(3)に従ってバックオフ時間βを算出する。その後に動作はオペレーションCNへ進む。オペレーションCNにおいてバックオフ処理部18は、オペレーションCL及びCMのいずれか一方で算出されたバックオフ時間が経過するのを待つ。その後に動作はオペレーションCIへ戻る。
間欠受信において、基地局2は負荷を分散するために間欠受信周期のオフセットを移動局3によって異ならせることがある。移動局3が圏外に変わる直前の通信状態が「待受中」だった場合に間欠受信周期に基づいてバックオフ時間を算出することで、「待受中」だった移動局が初期レンジングコードを再送する際に衝突が発生する確率をさらに低減することができる。
<4.第4実施例>
続いて、移動局3の他の実施例について説明する。上式(3)では、ランダムに発生させた整数や間欠受信期間の開始時期によって、バックオフ時間βが取り得る範囲とバックオフ時間αがとり得る範囲とが重なることがある。このため「通信中」だった移動局3を優先して通信を再開できないことがある。
本実施例のバックオフ時間算出部17は、上式(3)に従って算出したバックオフ時間βが、バックオフ時間αのための算出式で算出される値の範囲内であるかどうかチェックする。バックオフ時間βが、バックオフ時間αのための算出式で算出される値の範囲内である場合には、範囲外になるようにバックオフ時間βを再計算する。
例えばバックオフ時間算出部17は、再計算する場合に次式(4)のように間欠受信周期を加算する。
β(ミリ秒)=β+間欠受信周期(ミリ秒換算) (4)
図17及び図18は、移動局3の動作の第4例の説明図である。オペレーションDA〜DMの動作は、図15及び図16のオペレーションCA〜CMの動作と同様である。オペレーションDNにおいてバックオフ時間算出部17は、算出されたバックオフ時間βが、バックオフ時間αが取り得る範囲に含まれるか否かを判断する。バックオフ時間αが取り得る範囲にバックオフ時間βが含まれる場合(オペレーションDN:Y)に動作はオペレーションDOへ進む。バックオフ時間αが取り得る範囲にバックオフ時間βが含まれない場合(オペレーションDN:N)に動作はオペレーションDPへ進む。
オペレーションDOにおいてバックオフ時間算出部17は、バックオフ時間βに間欠受信周期を加算する。その後動作はオペレーションDNへ戻る。オペレーションDPにおいてバックオフ処理部18は、オペレーションDLで算出されたバックオフ時間α、又はオペレーションDM〜DOにより算出されたバックオフ時間βのいずれか一方が経過するのを待つ。その後に動作はオペレーションDIへ戻る。
本実施例によれば、圏外に変わる直前の通信状態が待受中だった移動局3の間の再送時の衝突の確率を軽減しつつ、通信中だった移動局3と待受中だった移動局3の再送タイミングを異ならせて、再送タイミングを分散させることができる。
<5.第5実施例>
続いて、移動局3の他の実施例について説明する。待受中だった移動局3が圏外に変わってから基地局2に初期レンジングコードを再送するまでの間に、移動局3で動作しているアプリケーションプログラムがデータを送信しようすることがある。本実施例ではこのような場合に、移動局3が圏外に変わる直前の通信状態が通信中であった場合のためのバックオフ時間αと同様にバックオフ時間を算出する。
図19は、移動局装置の第4実施例の構成図である。図5に示す構成要素と同様の構成要素には図5で使用した参照符号と同じ参照符号を付し同一の機能については説明を省略する。移動局3は、データ送信検出部23を備える。
データ送信検出部23は、移動局3が圏外に変わったと圏外判定部11が判定した後、OS(Operating System)を介してアプリケーションプログラムからのデータを受け取ることによりデータの送信を検出する。
移動局3が圏外に変わる直前の通信状態が待受中であり、アプリケーションプログラムからのデータ送信が検出された場合、バックオフ時間算出部17は、圏外に変わる直前に通信中であった移動局3のためのバックオフ時間αと同様にバックオフ時間を算出する。
図20及び図21は、移動局3の動作の第5例の説明図である。オペレーションEA及びEBは、図11のオペレーションBA及びBBと同様である。基地局2からの電波が受信されなくなったと圏外判定部11が判定した場合(オペレーションEB:Y)に、オペレーションECにおいてデータ送信検出部23は、アプリケーションプログラムからのデータ送信の有無の監視を開始する。オペレーションED〜ELは、図11及び図12のオペレーションBC〜BKと同様である。
移動局3が圏外に変わる直前の通信状態が待受中である場合(オペレーションEK:N)に、オペレーションEMにおいてデータ送信検出部23は、アプリケーションプログラムからのデータ送信の監視開始語に、データ送信が検出されたか否かを判断する。データ送信が検出された場合(オペレーションEM:Y)に動作はオペレーションELに進む。データ送信が検出された場合(オペレーションEM:N)に動作はオペレーションENに進む。
オペレーションELにおいてバックオフ時間算出部17は、移動局3が圏外に変わる直前の通信状態が通信中であった場合(オペレーションEK:Y)のためのバックオフ時間αと同様にバックオフ時間を算出する。その後に動作はオペレーションEOへ進む。オペレーションENにおいてバックオフ時間算出部17は、バックオフ時間αが取り得る範囲よりも大きくなるようにバックオフ時間βを算出する。その後に動作はオペレーションEOへ進む。
オペレーションEOにおいてバックオフ処理部18は、オペレーションEL及びENのいずれか一方で算出されたバックオフ時間が経過するのを待つ。その後に動作はオペレーションEIへ戻る。
本実施例によれば、待受中に圏外に変わった移動局3が圏外で通信を開始しようとした場合に、通信中に圏外に変わった移動局3と同様にバックオフ時間を算出する。この結果、まだ待受中の他の移動局よりも優先的に、圏外で通信を開始しようとする移動局3の通信を開始することができる。上記及び下記の他の実施例でも、アプリケーションプログラムからのデータ送信が検出された場合に、移動局3が圏外に変わる直前の通信状態が待受中だったときのバックオフ時間を、圏外に変わる直前に通信中だった移動局3のための算出式で算出してもよい。
<6.第6実施例>
続いて、移動局3の他の実施例について説明する。本実施例の移動局3は、セルサーチで発見した基地局2に対して1回目の初期レンジングコードを送信後、衝突発生により初期レンジングコードを再送するまでの間、基地局2から他の移動局へ送信されたRNG-RSPメッセージの受信回数を監視する。移動局3は、RNG-RSPメッセージの受信回数に応じてバックオフ時間を算出する。
図22は、移動局装置の第5実施例の構成図である。図5に示す構成要素と同様の構成要素には図5で使用した参照符号と同じ参照符号を付し同一の機能については説明を省略する。移動局3は、接続応答監視部24を備える。
接続要求送信部15が第1回目の初期レンジングコードを送信した後、受信部10は基地局2からの通信信号を復号化してRNG-RSPメッセージを取得する。接続応答監視部24は受信部10からRNG-RSPメッセージを受けると、メッセージの宛先が移動局3であるか、他の移動局であるかを判定する。接続応答監視部24は、他の移動局宛のメッセージの受信回数をカウントする。下記の表3はRNG-RSPメッセージのフォーマットである。
Figure 0006015262
RNG-RSPメッセージには、TLV Encoded Informatio (TLV符号化情報)の一種として、Ranging Code Attributes TLVが含まれる。Ranging Code Attributes TLVには下記の情報が含まれる。
第22〜32ビット:初期レンジングコードを送信したときに使用したOFDMAシンボル数
第16〜21ビット:初期レンジングコードを送信したときに使用したOFDMAサブチャネル数
第15〜8ビット:移動端末が送信した初期レンジングコード
第0〜7ビット:移動端末が初期レンジングコードを送信したときのフレーム番号の下位8ビット
接続応答監視部24は、Ranging Code Attributes TLVの値が、初期レンジングコードを送信したときの条件と一致する場合に宛先が移動局3であると判定し、一致しない場合には宛先が他の移動局であると判定する。なお、RNG-RSPメッセージは移動局3と他の移動局とが共用するチャネルで送信される。このため、移動局3は他の移動局宛のRNG-RSPメッセージも受信することができる。
バックオフ時間算出部17は、接続応答監視部24がカウントした他の移動局宛のRNG-RSPメッセージの受信回数に基づいて、移動局3が圏外に変わる直前の通信状態が通信中であった場合のためのバックオフ時間αを算出する。例えばバックオフ時間算出部17は、乱数がとり得る上限値をRNG-RSPメッセージの受信回数に応じて定めてもよい。例えばバックオフ時間算出部17は、次式(5)に従ってバックオフ時間αを算出してよい。
α(ミリ秒)=(1〜[他の移動局宛のRNG-RSPの受信回数]の範囲でランダムに発生させた整数値)×10 (5)
また、バックオフ時間算出部17は、バックオフ時間αが取り得る範囲よりも大きないずれかの値を算出する算出式に基づいてバックオフ時間βを算出する。例えばバックオフ時間算出部17は、次式(6)に従ってバックオフ時間βを算出してよい。
β(ミリ秒)=((1〜[他の移動局宛のRNG-RSPの受信回数]の範囲でランダムに発生させた整数値)+100)×10 (6)
図23及び図24は、移動局3の動作の第6例の説明図である。オペレーションFA〜FHの動作は、図11及び図12のオペレーションBA〜BHの動作と同様である。オペレーションFIにおいて接続応答監視部24は、他の移動局宛のRNG-RSPメッセージの受信回数の監視を開始する。
オペレーションFJ及びFKの動作は、図12のオペレーションBI及びBJの動作と同様である。移動局3が圏外に変わる直前の通信状態が「通信中」であった場合(オペレーションFK:Y)に動作はオペレーションFLへ進む。通信状態が「通信中」でなかった場合(オペレーションFK:N)に動作はオペレーションFMへ進む。
オペレーションFLにおいてバックオフ時間算出部17は、他の移動局宛のRNG-RSPメッセージの受信回数に基づいてバックオフ時間αを算出する。その後に動作はオペレーションFNへ進む。オペレーションFMにおいてバックオフ時間算出部17は、バックオフ時間αが取り得る範囲よりも大きくなるようにバックオフ時間βを算出する。その後に動作はオペレーションFNへ進む。オペレーションFNにおいてバックオフ処理部18は、オペレーションFL及びFMのいずれか一方で算出されたバックオフ時間が経過するのを待つ。その後に動作はオペレーションFHへ戻る。
他の移動局宛のRNG-RSPメッセージの受信回数は、他の移動局数が多くなるにつれて大きくなる。本実施例によれば、他の移動局数が多くなるにつれてバックオフ時間の取り得る範囲を大きくすることができる。この結果、再送タイミングが分散されることにより再送時の衝突の確率が小さくなり、短時間に通信の再開が可能になる。上記の他の実施例でも、RNG-RSPメッセージの受信回数に応じてバックオフ時間を算出してもよい。
<7.ハードウエア構成>
次に、移動局3のハードウエア構成を説明する。図25は、移動局3のハードウエア構成の一例の説明図である。移動局3は、プロセッサ50と、記憶装置51と、LSI(Large Scale Integration)52と、無線周波数回路53を備える。移動局3は、マイクロフォン54と、操作部55と、スピーカ56と、表示部57を備える。なお、添付図面及び以下の説明において無線周波数を「RF」と表記することがある。
プロセッサ50は、記憶装置51に格納されるコンピュータプログラムを実行することで、移動局3のユーザにより使用されるアプリケーションソフトウエアの情報処理と、基地局2との無線通信のための通信プロトコル処理を実行する。記憶装置51には、プロセッサ50により実行されるコンピュータプログラム及びその実行に使用されるデータが記憶される。記憶装置51は、プログラムやデータを記憶するための不揮発性記憶装置や、一時的データを記憶するためのランダムアクセスメモリ(RAM: Random Access Memory)を含んでいてよい。
LSI52は、RF回路53によって送受信される基地局2との無線信号のベースバンド信号処理を実行する。LSI52は、例えばFPGA(Field-Programming Gate Array)や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)などを含んでよい。RF回路53は、移動局3と基地局2との間の信号のアナログデジタル変換、デジタルアナログ変換、周波数変換及び増幅を行う。
図2に示す受信部10及び接続要求送信部15の上記動作は、プロセッサ50、LSI52及びRF回路53の協働によって実現される。圏外判定部11と、通信状態判定部12と、通信状態記憶部13と、セルサーチ処理部14と、衝突判定部16と、バックオフ時間算出部17と、バックオフ処理部18の上記動作は、プロセッサ50によって実現される。
図5に示すコネクション情報処理部19の上記動作は、プロセッサ50によって実現される。コネクション情報記憶部20及び周波数情報記憶部21として使用される記憶領域は、記憶装置51に用意される。図13に示す間欠受信動作情報記憶部22として使用される記憶領域は、記憶装置51に用意される。図19に示すデータ送信検出部23及び図22に示す接続応答監視部24の上記動作は、プロセッサ50によって実現される。
なお、図25に示すハードウエア構成は実施例の説明のための例示にすぎない。上述の動作を実行するものであれば、本明細書に記載される移動局3は他のどのようなハードウエア構成を採用してもよい。
また、図2、図5、図13、図19及び図22の機能構成図は、本明細書において説明される移動局3の機能に関係する構成を中心に示している。移動局3は、図示の構成要素以外の他の構成要素を含んでいてよい。
図3、図4、図11、図12、図15〜図18、図20、図21、図23及び図24を参照して説明する一連の動作は複数の手順を含む方法と解釈してもよい。この場合に「オペレーション」を「ステップ」と読み替えてもよい。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
移動局装置であって、
前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であったか否かを判定する通信状態判定部と、
基地局装置に対する接続要求の再送の際に、前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であったか否かに応じて異なるバックオフ時間を算出するバックオフ時間算出部と、
を備えることを特徴とする移動局装置。
(付記2)
前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であった場合の第1のバックオフ時間よりも、前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中でなかった場合の第2のバックオフ時間の方が長いことを特徴とする付記1に記載の移動局装置。
(付記3)
前記バックオフ時間算出部は、第1のバックオフ時間が取り得る範囲よりも大きな値を算出する算出式に基づいて、第2のバックオフ時間を算出することを特徴とする付記2に記載の移動局装置。
(付記4)
前記バックオフ時間算出部は、前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中でなかった場合のバックオフ時間を、予め指定された間欠受信期間の時期に応じて算出することを特徴とする付記1〜3のいずれか一項に記載の移動局装置。
(付記5)
前記バックオフ時間算出部は、前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であった場合の第1のバックオフ時間が取り得る範囲内に、前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中でなかった場合のバックオフ時間として算出した第2のバックオフ時間が含まれるか否かを判定し、第2のバックオフ時間が第1のバックオフ時間が取り得る範囲内に含まれる場合に第2のバックオフ時間を再計算することを特徴とする付記4に記載の移動局装置。
(付記6)
前記移動局装置からの送信データの発生を検出するデータ送信検出部をさらに備え、
前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中でなく且つ圏外の間に前記送信データの発生が検出された場合に、前記バックオフ時間算出部は、前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であった場合のバックオフ時間と同様の算出方法でバックオフ時間を算出することを特徴とする付記1〜5のいずれか一項に記載の移動局装置。
(付記7)
前記バックオフ時間算出部は、他の移動局装置から送信された接続要求に応答して基地局が送信する応答信号の受信回数に応じて、バックオフ時間を変更することを特徴とする付記1〜6のいずれか一項に記載の移動局装置。
(付記8)
移動局装置の通信方法であって、
前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であったか否かを判定し、
基地局装置に対する接続要求の再送の際に、前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であったか否かに応じて異なるバックオフ時間を算出する、
ことを特徴とする通信方法。
1 通信システム
2、2a、2b 基地局
3 移動局
11 圏外判定部
12 通信状態判定部
14 セルサーチ処理部
15 接続要求送信部
16 衝突判定部
17 バックオフ時間算出部
18 バックオフ処理部

Claims (5)

  1. 移動局装置であって、
    前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であったか否かを判定する通信状態判定部と、
    基地局装置に対する接続要求の再送の際に、前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であったか否かに応じて異なるバックオフ時間を算出するバックオフ時間算出部と、を備え、
    前記バックオフ時間算出部は、前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であったときに乱数に基づき算出される第1のバックオフ時間と前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であったときに予め指定された間欠受信期間の時期に応じて算出される第2のバックオフ時間とをチェックし、前記第2のバックオフ時間が前記第1のバックオフ時間よりも小であるとき、前記第2のバックオフ時間を前記第1のバックオフ時間よりも大となるように設定することを特徴とする移動局装置。
  2. 前記バックオフ時間算出部は、前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であった場合の第1のバックオフ時間が取り得る範囲内に、前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中でなかった場合のバックオフ時間として算出した第2のバックオフ時間が含まれるか否かを判定し、第2のバックオフ時間が第1のバックオフ時間が取り得る範囲内に含まれる場合に第2のバックオフ時間を再計算することを特徴とする請求項に記載の移動局装置。
  3. 前記移動局装置からの送信データの発生を検出するデータ送信検出部をさらに備え、
    前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中でなく且つ圏外の間に前記送信データの発生が検出された場合に、前記バックオフ時間算出部は、前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であった場合のバックオフ時間と同様の算出方法でバックオフ時間を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の移動局装置。
  4. 前記バックオフ時間算出部は、他の移動局装置から送信された接続要求に応答して基地局が送信する応答信号の受信回数に応じて、バックオフ時間を変更することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の移動局装置。
  5. 移動局装置の通信方法であって、
    前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であったか否かを判定し、
    基地局装置に対する接続要求の再送の際に、前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であったか否かに応じて異なるバックオフ時間を算出
    前記バックオフ時間の算出において、前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であったときに乱数に基づき算出される第1のバックオフ時間と前記移動局装置が圏外に変わる時に前記移動局装置が通信中であったときに予め指定された間欠受信期間の時期に応じて算出される第2のバックオフ時間とをチェックし、前記第2のバックオフ時間が前記第1のバックオフ時間よりも小であるとき、前記第2のバックオフ時間を前記第1のバックオフ時間よりも大となるように設定する、
    ことを特徴とする通信方法。
JP2012199514A 2012-09-11 2012-09-11 移動局装置及び通信方法 Expired - Fee Related JP6015262B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012199514A JP6015262B2 (ja) 2012-09-11 2012-09-11 移動局装置及び通信方法
EP13182823.8A EP2706796A3 (en) 2012-09-11 2013-09-03 Terminal, communication circuit and communication method with transmission of a random access signal in case of loss of synchronization.
US14/023,210 US9345051B2 (en) 2012-09-11 2013-09-10 Terminal, communication circuit and communication method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012199514A JP6015262B2 (ja) 2012-09-11 2012-09-11 移動局装置及び通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014057146A JP2014057146A (ja) 2014-03-27
JP6015262B2 true JP6015262B2 (ja) 2016-10-26

Family

ID=49161967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012199514A Expired - Fee Related JP6015262B2 (ja) 2012-09-11 2012-09-11 移動局装置及び通信方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9345051B2 (ja)
EP (1) EP2706796A3 (ja)
JP (1) JP6015262B2 (ja)

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6594240B1 (en) 1998-05-22 2003-07-15 Lucent Technologies Inc. Methods and apparatus for random backoff based access priority in a communications system
JP4053541B2 (ja) * 2002-11-04 2008-02-27 リサーチ イン モーション リミテッド 無線データ接続を維持するための方法およびシステム
KR100570830B1 (ko) * 2003-07-29 2006-04-12 삼성전자주식회사 씨에스엠에이/씨에이에 기반한 무선 랜에서의 매체 접근제어 방법 및 그 장치
AU2007270362B2 (en) * 2006-07-06 2010-06-03 Sharp Kabushiki Kaisha Wireless communication system, mobile station device, and random access method
JP5312734B2 (ja) 2006-09-20 2013-10-09 富士通株式会社 移動通信端末
JP2008079079A (ja) 2006-09-22 2008-04-03 Fujitsu Ltd 移動端末再接続制御方法及び装置
WO2008038367A1 (en) * 2006-09-28 2008-04-03 Fujitsu Limited Wireless communication apparatus
JP2008278050A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Kyocera Corp 無線通信端末装置
JP5118549B2 (ja) * 2008-05-08 2013-01-16 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動機、再接続処理方法
US7965631B2 (en) 2008-12-18 2011-06-21 Qualcomm Incorporated Methods and systems for load-adaptive backoff for WiMAX ranging
RU2557767C2 (ru) * 2009-10-21 2015-07-27 Эл Джи Электроникс Инк. Способ процедуры эффективного выбора диапазона, учитывая цель выбора диапазона, в широкополосной системе беспроводного доступа
EP2391173B1 (en) * 2010-05-31 2013-06-05 Research In Motion Limited Method and apparatus for back-off algorithm having different retry time classes
US9232543B2 (en) * 2010-07-07 2016-01-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and system for communication in multi-user multiple-input-multiple-output wireless networks
JP5471961B2 (ja) * 2010-08-12 2014-04-16 富士通株式会社 無線端末および無線通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2706796A2 (en) 2014-03-12
US20140071893A1 (en) 2014-03-13
EP2706796A3 (en) 2016-11-16
JP2014057146A (ja) 2014-03-27
US9345051B2 (en) 2016-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3170352B1 (en) Medium access control in lte-u
US9185737B2 (en) Method for controlling multiple communication systems to implement communication and user equipment
KR101605293B1 (ko) 업링크 데이터를 송신하기 위한 채널 사용 시간을 통지하기 위한 방법, 업링크 데이터 송신 방법 및 디바이스
US11129052B2 (en) Radio network node, wireless device and methods performed therein
US10779234B2 (en) Transmission mode switching method and apparatus
US20160234713A1 (en) Information Transmission Method, Apparatus, and System
CN111865536B (zh) 搜索空间的监测、配置方法及装置
US11044734B2 (en) Beam indication method, network device, and terminal
CN110999438B (zh) 新无线电未许可带中的基于设备能力且独立的寻呼
US11464000B2 (en) Information indication method, terminal device, and network device
US20220353813A1 (en) Scheduling method, access point, and station
US9560674B2 (en) Virtual busy-tone for full-duplex wireless networks
US9839031B2 (en) Multimode user equipment accessing wireless sensor network
US20230345511A1 (en) Communication method and apparatus
EP4138475A1 (en) Method, apparatus and system for determining resource
JP6015262B2 (ja) 移動局装置及び通信方法
CN111726852B (zh) 通信方法和设备
WO2023284840A1 (zh) 资源位置确定方法与装置、终端和网络设备
US20240031092A1 (en) Terminal device and network device
WO2023020482A1 (zh) 通信方法与装置、终端和网络设备
CN117546556A (zh) 寻呼指示方法、装置、设备及存储介质
CN115835345A (zh) Harq进程的分配方法、装置、基站及存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6015262

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees